JP7038323B2 - レーザ発振器及びそれを用いたレーザ加工装置、レーザ発振器の点検方法 - Google Patents

レーザ発振器及びそれを用いたレーザ加工装置、レーザ発振器の点検方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ発振器及びそれを用いたレーザ加工装置、レーザ発振器の点検方法に関する。
近年、高出力のレーザ発振器を有するレーザ加工装置を用いてワークの加工を行う、いわゆるレーザ加工が各種部材の加工に用いられている。また、レーザ光源として、複数のレーザバーから出射されるレーザ光を合成して高いビーム品質のレーザ光を得るダイレクトダイオードレーザ(DDL)発振器を用いることで、レーザ発振器を小型化でき、例えば、工場内でレーザ発振器を簡便に移動させることができる(例えば、特許文献1参照)。また、このようなレーザ加工装置において、所定の加工を行うために、レーザ光の光軸を所定の位置に合わせる必要がある。
一方、従来、レーザ光の光軸ずれをモニターする技術が種々提案されている。例えば、特許文献2には、レーザ光をワークに向けて反射するハーフミラーにおいて、レーザ光の光軸がずれた場合にハーフミラーを透過するレーザ光を直接受光するように、センサがレーザ光照射面の裏側に設けられた構成が開示されている。
特許第5981855号明細書 特開2015-182104号公報
ところで、特許文献1に開示されるDDL発振器等を用いてレーザ発振器を構成する場合、工場内での移動及び設置作業時にレーザ発振器に振動が加わると、内部の光学系を構成する複数の光学部品間で位置ずれが起こることがある。このような位置ずれは、レーザ発振器から出射されるレーザ光の光軸ずれを引き起こす。例えば、レーザ発振器から出射されたレーザ光を、伝送ファイバを介してレーザ光出射ヘッドに導光する構成のレーザ加工装置において、このような光軸ずれが起こり、そのずれ量が大きいと、伝送ファイバのコアからはみ出してクラッドに入射する光量が大きくなり、伝送ファイバが焼損したり、レーザ発振器内部の光学部品が損傷したりするおそれがあった。
また、ずれ量が小さくても、レーザ光のビーム品質は低下するため、レーザ加工に求められる加工精度や加工速度によっては、所望の加工品質を満たさない場合があった。このように、レーザ光の光軸ずれは、種々のトラブルを起こすおそれがあるため、光軸ずれの有無については正確に検出できる必要があった。
しかし、特許文献2に開示されたセンサは、レーザ光を吸収することで発生した熱を検知する熱電対やサーモスタット等の熱検知センサであり、温度上昇までの応答遅れがあるとともに、連続発振中には、センサ近傍の発熱も検知してしまうため、レーザ光の光軸ずれの有無を正確に検出できなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的は、簡便な構成でレーザ光の光軸ずれの有無を検出し、また、光軸ずれの発生箇所を特定できるレーザ発振器及びそれを用いたレーザ加工装置、レーザ発振器の点検方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るレーザ発振器は、レーザ光をそれぞれ出射する複数のレーザモジュールと、該複数のレーザモジュールから出射された複数のレーザ光を結合して結合レーザ光として出射するビーム結合器と、該ビーム結合器から出射された前記結合レーザ光を所定の倍率で縮小して集光する集光ユニットと、を備えたレーザ発振器であって、前記複数のレーザモジュールは、前記レーザ光と波長の異なる一方、偏光方向が同じである参照レーザ光を出射する第1参照レーザ光源が設けられた第1レーザモジュールと、前記参照レーザ光を受光する第1光検出器が設けられた第3レーザモジュールと、を含み、前記ビーム結合器は、前記第1及び第3レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光を光軸が同じになるように偏波結合する偏光ビームスプリッタと、前記レーザ光を透過する一方、前記参照レーザ光を反射する波長選択ミラーを有するレーザ光出射部と、前記偏光ビームスプリッタと前記レーザ光出射部との間に配置された1/4波長板と、を有し、前記第1レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記偏光ビームスプリッタを透過した前記参照レーザ光は、前記波長選択ミラーで反射されて前記第3レーザモジュール内の前記第1光検出器に入射され、前記第1光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量に基づいて前記第1及び第3レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光の光軸ずれを検出するように構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、偏波結合される2つのレーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光に関し、少なくともいずれか一方で光軸がずれているか否かを簡便かつ高精度に検出することができる。また、出力の大きいレーザ光を出射させること無く、それらの光軸ずれの有無を検出できるため、レーザ発振器の点検作業を安全に行うことができる。
また、本発明に係るレーザ加工装置は、上記のレーザ発振器と、前記レーザ発振器に接続され、前記レーザ発振器から出射された前記結合レーザ光を導光する伝送ファイバと、該伝送ファイバの出射端に取付けられたレーザ光出射ヘッドと、を少なくとも備えたことを特徴とする。
この構成によれば、例えば、工場内でレーザ発振器を移動させた場合にも、結合レーザ光のビーム品質が低下するのを簡便に防止でき、加工品質の維持・向上が図れる。
また、本発明に係るレーザ発振器の点検方法は、上記のレーザ発振器の点検方法であって、前記第1参照レーザ光源から前記参照レーザ光を出射させるステップと、前記第1参照レーザ光源から出射され、前記第1レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記波長選択ミラーで反射された前記参照レーザ光を前記第1光検出器で受光するステップと、前記第1光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量に基づいて前記第1及び第3レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光の光軸ずれの有無を検出するステップと、を備えたことを特徴とする。
この方法によれば、偏波結合される2つのレーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光に関し、少なくともいずれか一方で光軸がずれているか否かを簡便かつ高精度に検出することができる。
本発明によれば、偏波結合される2つのレーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光に関し、少なくともいずれか一方で光軸がずれているか否かを簡便かつ高精度に検出することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザ加工装置の構成を示す模式図である。 ビーム結合器の内部構成を示す模式図である。 参照レーザ光源が設けられたレーザモジュールの内部構成を示す模式図である。 光検出器が設けられたレーザモジュールの内部構成を示す模式図である。 ビーム結合器内での参照レーザ光の光路を示す模式図である。 図5に示す参照レーザ光の光路上の各種部品の配置関係を示す模式図である。 図6に示すミラーM1,M3における参照レーザ光のスポット形状を示す模式図である。 レーザ発振器の光軸ずれを点検する手順を示すフローチャートである。 レーザ発振器の光軸ずれの判定結果の一例を示す図である。 光軸調整機構の一例を示す模式図である。 光軸調整機構の別の一例を示す模式図である。 変形例に係るレーザモジュールの内部構成を示す模式図である。 変形例に係る別のレーザモジュールの内部構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
(実施形態)
[レーザ加工装置の構成]
図1は、本実施形態に係るレーザ加工装置の構成の模式図を示し、レーザ加工装置100は、レーザ発振器10と伝送ファイバ40とレーザ光出射ヘッド50と制御部60と電源70と表示部80とを備えている。レーザ発振器10と伝送ファイバ40のレーザ光が入射される端部(以下、単に入射端という。また、伝送ファイバ40のレーザ光が出射される端部を、以下、単に出射端という。)とは筐体11内に収容されている。
レーザ発振器10は、複数のレーザモジュールLM1~LM4とビーム結合器20と集光ユニット30と、を有している。
レーザモジュールLM1~LM4は、互いに異なる波長のレーザ光を発する複数のレーザバーLDBと、複数のレーザバーLDBからそれぞれ出射されたレーザ光を光軸が同じになるように結合する(以下、波長合成すると言うことがある)回折格子DFPと、回折格子DFPで波長合成されたレーザ光を所定の方向、この場合は後述するレーザ光出射部に向かわせるミラーWSMとをそれぞれ有している(図3,4参照)。後述するように、ミラーWSMは波長選択ミラーである。レーザモジュールLM1~LM4の構成の詳細及び各部の詳細については後で述べる。なお、レーザモジュールLM1~LM4は、それぞれ回折格子DFPとミラーWSM以外の光学部品を有していてもよい。例えば、回折格子DFPで波長合成されたレーザ光を整形するコリメートレンズを別途有していてもよい。
ビーム結合器20は、複数のレーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4(図2参照)を一つの結合レーザ光LB(以下、単にレーザ光LBと呼ぶことがある。)に結合して集光ユニット30に出射する。具体的には、レーザ光LB1~LB4の各々の光軸を近接又は一致させるとともに、互いの光軸が平行になるように結合する。ビーム結合器20の構成の詳細及び各部の詳細については後で述べる。
集光ユニット30は、内部に配設された集光レンズ(図示せず)によって、入射されたレーザ光LBのビーム径を所定の倍率で縮小し、レーザ光伝送ファイバ40に入射する。また、集光ユニット30は図示しないコネクタを有し、コネクタには伝送ファイバ40の入射端が接続されている。
レーザ発振器10をこのような構成とすることで、レーザ光出力が数kWを超える高出力のレーザ加工装置100を得ることができる。また、レーザ発振器10は、電源70から電力が供給されてレーザ発振を行い、発生したレーザ光LBが伝送ファイバ40の出射端から出射される。
伝送ファイバ40は、集光ユニット30の集光レンズに光学的に結合され、集光レンズを介してレーザ発振器10から受け取ったレーザ光LBをレーザ光出射ヘッド50に導光する。また、図示しないが、伝送ファイバ40は、軸心にレーザ光LBを導光するためのコアと、コアの外周面に接して、コアの屈折率よりも低い屈折率を有するクラッドとで構成されており、クラッドはレーザ光LBをコア内に閉じ込める機能を有している。また、クラッドの外周面は、外光の遮蔽と機械的なダメージ保護のために図示しない皮膜で覆われている。
レーザ光出射ヘッド50は、伝送ファイバ40で導光されたレーザ光LBを外部に向けて照射する。例えば、図1に示すレーザ加工装置では、所定の位置に配置された加工対象物であるワーク(図示せず)に向けてレーザ光LBを出射する。このようにすることで、ワークがレーザ加工される。
制御部60は、レーザ発振器10のレーザ発振を制御する。具体的には、レーザ発振器10に接続された電源70に対して出力電圧やオン時間等の制御信号を供給することにより、レーザモジュールLM1~LM4の各々のレーザ発振制御を行う。レーザモジュールLM1~LM4の各々に対して個別にレーザ発振制御を行うことも可能である。例えば、レーザモジュールLM1~LM4毎にレーザ発振出力やオン時間等を異ならせるようにしてもよい。また、制御部60は、レーザモジュールLM3及び/またはレーザモジュールLM4内に配置されたフォトダイオードPD1(第1光検出器)及び/またはフォトダイオードPD2(第2光検出器)(図4参照)からの出力信号を受け取って、この出力信号に基づいて、レーザ発振器10の光軸ずれを検出する光軸ずれ判定部としても機能する。また、制御部60は、レーザ光出射ヘッド50が取り付けられたマニピュレータ(図示せず)の動作を制御してもよい。
電源70は、上述したように、レーザ発振を行うための電力をレーザ発振器10、具体的には、複数のレーザモジュールLM1~LM4のそれぞれに対して供給する。制御部からの指令により、レーザモジュールLM1~LM4の各々に供給される電力を異ならせるようにしてもよい。また、電源70は、レーザ加工装置100の可動部、例えば、上記のマニピュレータに対して電力を供給するようにしてもよいし、レーザ加工装置100の可動部向けには別の電源(図示せず)から電力を供給するようにしてもよい。
表示部80は、制御部60で判定されたレーザ発振器10の光軸ずれの有無を表示するように構成されている。また、光軸ずれが起こっているレーザモジュールについても表示するように構成されている。なお、表示部80には、上記以外のデータを表示させてもよい。例えば、レーザ光LBの出力を表示させるようにしてもよい。レーザ加工時の加工パラメータと実測値とを同時に表示させるようにしてもよい。表示部80は、通常、ブラウン管や液晶ディスプレイ等の表示デバイスを含んでいる。
[ビーム結合器及びレーザモジュールの内部構成]
図2は、ビーム結合器の内部構成の模式図を示し、図3は、参照レーザ光源が設けられたレーザモジュールの内部構成の模式図を、図4は、光検出器が設けられたレーザモジュールの内部構成の模式図をそれぞれ示す。また、図5は、ビーム結合器内での参照レーザ光の光路を示し、図6は、図5に示す参照レーザ光の光路上の各種部品の配置関係を示し、図7は、図6に示すミラーM1,M3における参照レーザ光のスポット形状の模式図を示す。
なお、以降の説明において、図1におけるレーザ発振器10からビーム結合器20へ入射されるレーザ光の進行方向をX方向、レーザモジュールLM1~LM4の配列方向をY方向、X方向とY方向とに直交する方向をZ方向とそれぞれ呼ぶことがある。また、説明の便宜上、図6において、各種部品を直線上に配置しているが、図2~4から明らかなように、実際の配置関係とは異なっている。
図2に示すように、ビーム結合器20は、ミラーM1~M4と偏光ビームスプリッタPBSと1/2波長板HWPと1/4波長板QWPと光学調整機構22とを有している。また、ビーム結合器20は、4つのレーザ光入射部LI1~LI4と1つのレーザ光出射部LOとを有している。
4つのレーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4は、4つのレーザ光入射部LI1~LI4からそれぞれビーム結合器20内に入射される。また、レーザ光LB1~LB4は、それぞれ同じ方向に偏光している。
このうち、レーザ光LB1は、ミラーM1,M2でそれぞれ反射されて偏光ビームスプリッタPBSに入射され、レーザ光LB2はミラーM2の近傍を通過して偏光ビームスプリッタPBSに入射される。レーザ光LB3は、ミラーM3で反射された後、1/2波長板HWPを透過して偏光ビームスプリッタPBSに入射され、レーザ光LB4はミラーM3の近傍を通過した後、1/2波長板HWPを透過して偏光ビームスプリッタPBSに入射される。
ここで、1/2波長板HWPを透過することで、レーザ光LB3,LB4はそれぞれ偏光方向が90°回転する。また、偏光ビームスプリッタPBSは、元の偏光状態であるレーザ光LB1,LB2をそれぞれ透過するが、偏光方向が90°回転したレーザ光LB3,LB4は反射するように構成されている。また、1/2波長板HWPを透過して偏光ビームスプリッタPBSに入射されるまでのレーザ光LB3,LB4のそれぞれの光軸に対して、偏光ビームスプリッタPBSは45°の角度θをなすように配置されている。
このため、図2に示すように、偏光ビームスプリッタPBSを透過したレーザ光LB1,LB2と偏光ビームスプリッタPBSで反射されたレーザ光LB3,LB4とは、互いの光軸が平行になってレーザ光出射部LOに向かう。また、偏光ビームスプリッタPBSのレーザ光出射部LO側の面に入射されるレーザ光LB3は、レーザ光LB1と重なるように、ビーム結合器20の各部が配置されているため、偏光ビームスプリッタPBSからレーザ光出射部LOに向かうレーザ光LB1,LB3は、互いに光軸が同じになるように結合される。言いかえると、偏光ビームスプリッタPBSによって、互いに偏光方向が異なるレーザ光LB1とレーザ光LB3とは偏波結合される。同様に、偏光ビームスプリッタPBSによって、互いに偏光方向が異なるレーザ光LB2とレーザ光LB4とは偏波結合される。また、レーザ光LB1の光軸とレーザ光LB2の光軸とが互いに近接するようにビーム結合器20の各部が配置されている。このように、レーザ光LB1~LB4は、偏光ビームスプリッタPBSによって結合され、1/4波長板QWPを透過して、レーザ光出射部LOからレーザ光LBとして出射される。また、レーザ光LB1とレーザ光LB3とが、また、レーザ光LB2とレーザ光LB4とがそれぞれ偏波結合されるため、レーザ光LBは、空間的な拡がりの少ない高ビーム品質のレーザ光として出射される。
なお、レーザ光出射部LOには、ウインドウ23が設けられている。ウインドウ23は、レーザ光LB1~LB4を透過する、つまり、レーザ光LBを透過する一方、レーザ光LBと波長の異なる光を反射する波長選択ミラーとして構成されている。このことにより、後述する参照レーザ光RLB1,RLB2は、ウインドウ23でそれぞれ反射されてビーム結合器20内に戻る。
出射されるレーザ光が互いに偏波結合されるレーザモジュールLM1,LM3の組のうち、図3に示すように、レーザモジュールLM1には、第1参照レーザ光源RLD1が設けられており、図4に示すように、レーザモジュールLM3には、第1光検出器であるフォトダイオードPD1が設けられている。同様に、レーザモジュールLM2,LM4の組のうち、レーザモジュールLM2には、第2参照レーザ光源RLD2が設けられており、レーザモジュールLM3には、第2光検出器であるフォトダイオードPD2が設けられている。
第1及び第2参照レーザ光源RLD1,RLD2は、それぞれ同じ波長の参照レーザ光RLB1,RLB2を出射する。参照レーザ光RLB1と参照レーザ光RLB2とは同じ方向に偏光しており、この偏光方向は、レーザ光LB1~LB4の偏光方向と同じである。一方、参照レーザ光RLB1,RLB2の波長は、レーザ光LB1~LB4の波長とは異なる。また、レーザモジュールLM1~LM4にそれぞれ設けられたミラーWSMは、レーザ光LB1~LB4をそれぞれ反射する一方、参照レーザ光RLB1,RLB2をそれぞれ透過する波長選択ミラーとして構成されている。
また、参照レーザ光RLB1の光軸とレーザ光LB1の光軸が互いに同じとなるように、第1参照レーザ光源RLD1は、レーザモジュールLM1内に配置されている。同様に、参照レーザ光RLB2の光軸とレーザ光LB2の光軸が互いに同じとなるように、第2参照レーザ光源RLD2は、レーザモジュールLM2内に配置されている。なお、参照レーザ光RLB1,RLB2の光強度は、レーザ光LB1~LB4の光強度に比べて十分に小さくなるように、例えば、1/10000以下になるように設定されている。
このように構成されたレーザ発振器10において、レーザモジュールLM1~LM4からレーザ光LB1~LB4をそれぞれ出射させる。また、レーザモジュールLM1の第1参照レーザ光源RLD1及びレーザモジュールLM2の第2参照レーザ光源RLD2から参照レーザ光RLB1,RLB2を順次出射させると、レーザ光LB1~LB4はビーム結合器20内でレーザ光LBに結合されて集光ユニット30に出射される。
一方、図5に示すように、参照レーザ光RLB1は、レーザモジュールLM1のミラーWSMを透過した後(図3参照)、レーザ光LB1と同じ光路を通って偏光ビームスプリッタPBSに入射される。参照レーザ光RLB1はレーザ光LB1と同じ方向に偏向しているため、偏光ビームスプリッタPBS及び1/4波長板QWPを透過して、ウインドウ23に到達する。しかし、参照レーザ光RLB1はレーザ光LB1と波長が異なるため、ウインドウ23で反射されて、1/4波長板QWPを透過して偏光ビームスプリッタPBSに入射される。このように、参照レーザ光RLB1は、偏光ビームスプリッタPBSに2回入射されるが、途中の光路で、1/4波長板QWPを2回透過しているため、その偏光方向は90°回転している。従って、ウインドウ23で反射された参照レーザ光RLB1は、偏光ビームスプリッタPBSで反射されてミラーM3に向かう。
ここで、図6,7に示すように、参照レーザ光RLB1の大部分、例えば80%は、ミラーM3の端部に入射されて、レーザ光入射部LI3からレーザモジュールLM3内に入射される。ミラーM3の近傍を通過した参照レーザ光RLB1の残部、例えば20%は、ミラーM4でさらに反射されてレーザ光入射部LI4からレーザモジュールLM4内に入射される。なお、偏光ビームスプリッタPBSで反射されてレーザモジュールLM3内に入射される参照レーザ光RLB1の光路は、レーザ光LB3の光路と同じであり、偏光ビームスプリッタPBSで反射されてレーザモジュールLM4内に入射される参照レーザ光RLB1の光路は、レーザ光LB4の光路と同じである。なお、参照レーザ光RLB1を上記の比率で分配させるために、参照レーザ光RLB1は、所定の発散角、この場合は、0.8mradの発散角を有している。ただし、発散角は特にこれに限定されず、レーザモジュールLM3,LM4にそれぞれ入射される参照レーザ光RLB1の光量比に応じて適宜変更されうる。
また、図示しないが、上記と同様に、参照レーザ光RLB2は、ミラーWSMを透過した後、レーザ光LB2と同じ光路を通って偏光ビームスプリッタPBSに入射された後、ウインドウ23及び偏光ビームスプリッタPBSで反射される。
ここで、参照レーザ光RLB2の20%は、ミラーM3の端部に入射されて、一部がレーザ光入射部LI3からレーザモジュールLM3内に入射される。ミラーM3の近傍を通過した参照レーザ光RLB2の残り80%は、ミラーM4でさらに反射されてレーザ光入射部LI4からレーザモジュールLM4内に入射される。なお、偏光ビームスプリッタPBSで反射されてレーザモジュールLM3内に入射される参照レーザ光RLB2の光路は、レーザ光LB3の光路と同じであり、偏光ビームスプリッタPBSで反射されてレーザモジュールLM4内に入射される参照レーザ光RLB2の光路は、レーザ光LB4の光路と同じである。なお、参照レーザ光RLB2を上記の比率で分配させるために、参照レーザ光RLB2は、所定の発散角を有しており、この値は、レーザモジュールLM3,LM4にそれぞれ入射される参照レーザ光RLB2の光量比に応じて適宜変更されうる。
図4に示すように、フォトダイオードPD1は、レーザ光入射部LI3からレーザモジュールLM3内に入射された参照レーザ光RLB1,RLB2の反射戻り光を受光可能な位置に配置されている。同様に、フォトダイオードPD2は、レーザ光入射部LI4からレーザモジュールLM4内に入射された参照レーザ光RLB1,RLB2の反射戻り光を受光可能な位置に配置されている。なお、フォトダイオードPD1,PD2はともに同じ受光性能を有している。例えば、同じ半導体材料からなる同じサイズのフォトダイオードである。
従って、レーザモジュールLM1の第1参照レーザ光源RLD1から参照レーザ光RLB1が出射されると、ビーム結合器20のウインドウ23に反射された参照レーザ光RLB1の反射戻り光が、レーザモジュールLM3内のフォトダイオードPD1とレーザモジュールLM4内のフォトダイオードPD2にそれぞれ所定の第1比率、この場合は80:20で受光され、フォトダイオードPD1,PD2からそれぞれ出力信号が出力されて制御部60に送られる。
同様に、レーザモジュールLM2の第2参照レーザ光源RLD2から参照レーザ光RLB2が出射されると、ビーム結合器20のウインドウ23に反射された参照レーザ光RLB2の反射戻り光が、レーザモジュールLM3内のフォトダイオードPD1とレーザモジュールLM4内のフォトダイオードPD2にそれぞれ所定の第2比率、この場合は20:80で受光され、フォトダイオードPD1,PD2からそれぞれ出力信号が出力されて制御部60に送られる。
制御部60では、レーザ発振器10の光軸ずれが無い場合の、参照レーザ光RLB1に基づくフォトダイオードPD1,PD2の出力信号と、参照レーザ光RLB2に基づくフォトダイオードPD1,PD2の出力信号をそれぞれ記憶しており、実際に測定されたフォトダイオードPD1,PD2の出力信号が記憶された値から所定値を越えて外れていると、いずれかの箇所でレーザ発振器10の光軸ずれが発生していると判定される。これについては、後で詳述する。
なお、本実施形態では、ビーム結合器20における、ウインドウ23及び偏光ブームスプリッタPBSで反射された参照レーザ光RLB1のうち、80%がミラーM3で反射され、20%がミラーM3の近傍を通過してミラーM4で反射されるようにしたが、特にこれに限定されず、この光量比は適宜変更しうる。同様に、ウインドウ23及び偏光ブームスプリッタPBSで反射された参照レーザ光RLB2のうち、20%がミラーM3で反射され、80%がミラーM3の近傍を通過してミラーM4で反射されるようにしたが、特にこれに限定されず、これらの光量比は適宜変更しうる。
[レーザ発振器の点検手順]
図8は、レーザ発振器の光軸ずれを点検する手順のフローチャートを示し、図9は、レーザ発振器の光軸ずれの判定結果の一例を示す。
まず、レーザモジュールLM1の第1参照レーザ光源RLD1を駆動して参照レーザ光RLB1を出射させる(ステップS1)。前述したように、参照レーザ光RLB1のうち、ビーム結合器20における、ウインドウ23及び偏光ブームスプリッタPBSで反射された戻り光の一部がミラーM3で反射されてレーザモジュールLM3のフォトダイオードPD1で検出され、戻り光の残部がミラーM4で反射されてレーザモジュールLM4のフォトダイオードPD2で検出される(ステップS2)。このときのフォトダイオードPD1,PD2の出力信号はそれぞれ制御部60に送られる。
次に、レーザモジュールLM2の第2参照レーザ光源RLD2を駆動して参照レーザ光RLB2を出射させる(ステップS3)。前述したように、参照レーザ光RLB2のうち、ビーム結合器20における、ウインドウ23及び偏光ブームスプリッタPBSで反射された戻り光の一部がミラーM3で反射されてレーザモジュールLM3のフォトダイオードPD1で検出され、戻り光の残部がミラーM4で反射されてレーザモジュールLM4のフォトダイオードPD2で検出される(ステップS4)。このときのフォトダイオードPD1,PD2の出力信号はそれぞれ制御部60に送られる。
制御部60は、ステップS2,S4でそれぞれ検出されたレーザモジュールLM3のフォトダイオードPD1,レーザモジュールLM4のフォトダイオードPD2の出力信号とレーザ光の光軸ずれが無い場合の値とを比較して、レーザ発振器10に光軸ずれが生じているか否かを判定する(ステップS5)。フォトダイオードPD1,PD2の出力信号は、ステップS2では、レーザモジュールLM1の第1参照レーザ光源RLD1から出射され、フォトダイオードPD1,PD2でそれぞれ検出された参照レーザ光RLB1の光量に対応し、ステップS4では、レーザモジュールLM2の第2参照レーザ光源RLD2から出射され、フォトダイオードPD1,PD2でそれぞれ検出された参照レーザ光RLB2の光量に対応している。
ステップS5での判定結果が否定的、すなわち、レーザ発振器10の光軸ずれが無い場合は、点検作業を終了する。一方、ステップS5での判定結果が肯定的、すなわち、レーザ発振器10に光軸ずれが発生している場合は、制御部60で判定された結果に基づいて光軸ずれの発生箇所を特定するとともに、光軸調整機構22を用いて、対応箇所の光軸調整を行う(ステップS6)。ステップS6の終了後は、ステップS1に戻って、再度点検作業を行う。なお、ステップS6の終了後に点検作業を終了するようにしてもよい。
ここで、光軸ずれの発生箇所を特定する手順について、図9を用いて説明する。なお、光軸ずれが無い場合のフォトダイオードPD1,DP2の出力信号比は、前述した値である。つまり、参照レーザ光RLB1出射時はPD1:PD2=80:20で、参照レーザ光RLB2出射時はPD1:PD2=20:80である。なお、本実施形態では、フォトダイオードPD1,PD2の出力信号が予め記憶された値から±10%を越えている場合(以下、検出結果がNGと言うことがある。)に、レーザ発振器10に光軸ずれが発生していると判定しているが、そのしきい値は特にこの値に限定されない。光軸ずれに対する許容度に応じて適宜変更されうる。
ステップS2,S4でそれぞれ検出されたフォトダイオードPD1,PD2の出力信号がすべて、予め記憶された値に対し±10%以下の値であれば(以下、検出結果がOKと言うことがある。)、レーザ発振器に光軸ずれはないと判定される。
一方、図9に示すように、検出結果がNGの場合の発生パターンに応じて、光軸ずれの発生箇所を特定することができる。例えば、参照レーザ光RLB1出射時にフォトダイオードPD1,PD2の検出結果がNGで、参照レーザ光RLB2出射時にフォトダイオードPD1,PD2の検出結果がOKであれば、参照レーザ光RLB1と同軸に出射されるレーザ光LB1の光軸ずれがあると判定できる。また、参照レーザ光RLB1及び参照レーザ光RLB2の出射時にいずれもフォトダイオードPD1の検出結果がNGで、フォトダイオードPD2の検出結果がOKであれば、フォトダイオードPD1への入射光の光軸ずれ、つまり、当該入射光と同じ光軸で出射されるレーザ光LB3の光軸ずれがあると判定できる。
また、このように光軸ずれの発生箇所が特定された場合に調整を行う光軸調整機構22として、図10A,10Bに示すようなミラー22aや平行平板状の光学部材22bを用いることができる。なお、図2に示すように、光軸調整機構22は、ビーム結合器20内で、レーザ光入射部LI1~LI4の近傍にそれぞれ設けられている。
図10Aは、光軸調整機構の一例の模式図を、図10Bは、光軸調整機構の別の一例の模式図をそれぞれ示す。
図10Aに示すように、光軸調整機構22として、レーザ光LB1及び参照レーザ光RLB1の光路から所定の間隔をあけてミラー22aが対向して配置されており、レーザ光LB1及び参照レーザ光RLB1は、その光軸が所定の範囲から外れるとミラー22aに入射するように構成されている。また、ミラー22aはそれぞれ回転調整可能に構成されており、ミラー22aに入射した参照レーザ光RLB1の光軸が正常な方向を向くように、回転角度が調整される。また、図10Bに示すように、レーザ光LB1~LB4及び参照レーザ光RLB1.RLB2に対して透明な平行平板状の光学部材22bを、レーザ光LB1及び参照レーザ光RLB1の光路に対して挿入可能に設けるようにしてもよい。光学部材22bの屈折率や光路に対する光学部材22bの厚みを設定し、さらに光路上に配置する光学部材22bの個数等を調整することで参照レーザ光RLB1の光軸のシフト量を変更することができる。また、このシフト量に基づいて、レーザ光LB1の光軸のシフト量を決めることができる。なお、光軸調整機構22の構成は特にこれらに限られず、別の構成を用いてもよい。また、図10Aに示す構成と図10Bに示す構成とを組み合わせて用いるようにしてもよい。
なお、実際にレーザ加工に使用されるレーザ光LB1~LB4は出力が大きいため、レーザ光の出射を伴う光軸調整作業は、参照レーザ光RLB1,RLB2をそれぞれ出射して、フォトダイオードPD1,PD2で反射戻り光を検出し、その出力信号を見ながら行う。
なお、レーザモジュールLM1とレーザモジュールLM3とでレーザ発振器10が構成される場合には、上記に示す構成を用いて、レーザモジュールLM1の第1参照レーザ光源RLD1から参照レーザ光RLB1を出射させ、第1参照レーザ光源RLD1から出射され、レーザモジュールLM1から出射されたレーザ光LB1と同じ光路を通ってビーム結合器20のウインドウ23で反射された参照レーザ光RLB1をレーザモジュールLM3のフォトダイオードPD1で受光することで、フォトダイオードPD1で受光された参照レーザ光RLB1の光量に基づいて、レーザ光LB1及びLB3における光軸ずれの有無を検出することができる。また、この場合は、ビーム結合器20における、ウインドウ23で反射された参照レーザ光RLB1がミラーM3で100%反射されて、レーザモジュールLM3のフォトダイオードPD1に入射されるような構成を採ることもできる。
ただし、上記の場合には、レーザ光LB1で光軸ずれが起こっているのか、レーザ光LB3で光軸ずれが起こっているのかの区別がつかないため、集光ユニット30あるいは伝送ファイバ40の出射端近傍に光出力モニター(図示せず)を別途設け、レーザ光LB1やLB3の光量を見て光軸の補足調整を行ってもよい。
[効果等]
以上説明したように、本実施形態に係るレーザ発振器10は、レーザ光LB1~LB4をそれぞれ出射する複数のレーザモジュールLM1~LM4と、複数のレーザモジュールLM1~LM4から出射された複数のレーザ光LB1~LB4を結合して結合レーザ光LBとして出射するビーム結合器20と、ビーム結合器20から出射された結合レーザ光LBを所定の倍率で縮小して集光する集光ユニット30と、を備えている。
複数のレーザモジュールLM1~LM4は、レーザ光LB1~LB4と波長の異なる一方、偏光方向が同じである参照レーザ光RLB1を出射する第1参照レーザ光源RLD1が設けられたレーザモジュールLM1と、参照レーザ光RLB1を受光する第1光検出器であるフォトダイオードPD1が設けられたレーザモジュールLM3と、を含んでいる。
ビーム結合器20は、第1及び第3レーザモジュールLM1,LM3からそれぞれ出射されたレーザ光LB1,LB3を光軸が同じになるように偏波結合する偏光ビームスプリッタPBSと、レーザ光LB1~LB4を透過する一方、参照レーザ光RLB1を反射する波長選択ミラーであるウインドウ23を有するレーザ光出射部LOと、偏光ビームスプリッタPBSとレーザ光出射部LOとの間に配置された1/4波長板QWPと、を有している。
レーザモジュールLM1から出射されたレーザ光LB1と同じ光路を通って偏光ビームスプリッタPBSを透過した参照レーザ光RLB1は、ウインドウ23で反射されてレーザモジュールLM3内のフォトダイオードPD1で受光され、フォトダイオードPD1で受光された参照レーザ光RLB1の光量に基づいてレーザモジュールLM1,LM3からそれぞれ出射されたレーザ光LB1,LB3の光軸ずれを検出するように構成されている。
レーザ発振器10をこのように構成することで、レーザ光LB1と同じ光路を通る参照レーザ光RLB1がウインドウ23で反射された戻り光の光量に基づいて、2つのレーザモジュールLM1,LM3からそれぞれ出射されたレーザ光LB1,LB3に関し、少なくともいずれか一方で光軸がずれているか否かを簡便かつ高精度に検出することができる。また、出力の大きいレーザ光LB1,LB3を出射させること無く、それらの光軸ずれの有無を検出できるため、レーザ発振器10の点検作業を安全に行うことができる。また、レーザ光LB1,LB3を光軸が同じになるように偏波結合するため、結合レーザ光LBのビーム品質を向上させることができる。
また、複数のレーザモジュールLM1~LM4は、参照レーザ光RLB2を出射する第2参照レーザ光源RLD2が設けられたレーザモジュールLM2と、参照レーザ光RLB2を受光する第2光検出器であるフォトダイオードPD2が設けられたレーザモジュールLM4と、をさらに含んでいる。
偏光ビームスプリッタPBSは、レーザモジュールLM2,LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB2,LB4を光軸が同じになるように偏波結合する。第1参照レーザ光源RLD1から出射されて、レーザモジュールLM1から出射されたレーザ光LB1と同じ光路を通って偏光ビームスプリッタPBSを透過した参照レーザ光RLB1は、波長選択ミラーであるウインドウ23で反射されて、一部がレーザモジュールLM3内のフォトダイオードPD1に、残部がレーザモジュールLM4内のフォトダイオードPD2にそれぞれ入射される。第2参照レーザ光源RLD2から出射されて、レーザモジュールLM2から出射されたレーザ光LB2と同じ光路を通って偏光ビームスプリッタPBSを透過した参照レーザ光RLB2は、波長選択ミラーであるウインドウ23で反射されて、一部がレーザモジュールLM3内のフォトダイオードPD1に、残部がレーザモジュールLM4内のフォトダイオードPD2にそれぞれ入射される。
第1参照レーザ光源RLD1から出射されフォトダイオードPD1,PD2でそれぞれ受光された参照レーザ光RLB1の光量と、第2参照レーザ光源RLD2から出射されフォトダイオードPD1,PD2でそれぞれ受光された参照レーザ光RLB2の光量とに基づいて、レーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4の光軸ずれの有無を検出するように構成されている。
レーザ発振器10をこのように構成することで、レーザ光LB1と同じ光路を通る参照レーザ光RLB1がウインドウ23で反射された戻り光の光量及びレーザ光LB2と同じ光路を通る参照レーザ光RLB2がウインドウ23で反射された戻り光の光量に基づいて、4つのレーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4に関し、どのレーザ光で光軸ずれが発生しているのかを簡便かつ高精度に検出することができる。また、出力の大きいレーザ光LB1~LB4を出射させること無く、それらの光軸ずれの有無を検出できるため、レーザ発振器10の点検作業を安全に行うことができる。また、レーザ光LB1,LB3を光軸が同じになるように、かつレーザ光LB2,LB4を光軸が同じになるようにそれぞれ偏波結合するため、レーザ光LB1~LB4が結合された結合レーザ光LBのビーム品質を向上させることができる。
また、本実施形態のレーザ発振器10において、ビーム結合器20は、複数のレーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4が入射される複数のレーザ光入射部LI1~LI4を有している。レーザ光入射部LI1~LI4のそれぞれの近傍に、レーザ光LB1~LB4の光軸を調整するための光軸調整機構22が設けられている。
レーザ発振器10をこのようにすることで、レーザ光LB1~LB4のいずれかに光軸ずれが有る場合、その調整を簡便に行うことができる。
また、参照レーザ光RLB1,RLB2を用いて、レーザ光LB1~LB4の光軸調整を行うことで、出力の大きいレーザ光LB1~LB4を出射させること無く、光軸調整作業を安全に行うことができる。
複数のレーザモジュールLM1~LM4は、それぞれ、互いに波長の異なるレーザ光を発する複数のレーザバーLDBと、複数のレーザバーLDBからそれぞれ出射されたレーザ光を光軸が同じになるように結合する回折格子(波長結合光学系)DFPとを有していてもよい。
レーザモジュールLM1~LM4をこのようなDDL発振器として構成することで、レーザ発振器10を小型化でき、例えば、工場内でレーザ発振器10を簡便に移動させることができる。
また、本実施形態に係るレーザ加工装置100は、上記のレーザ発振器10と、レーザ発振器10に接続され、レーザ発振器10から出射された結合レーザ光LBを導光する伝送ファイバ40と、伝送ファイバ40の出射端に取付けられたレーザ光出射ヘッド50と、を少なくとも備えている。
レーザ加工装置100をこのように構成することで、結合レーザ光LBのビーム品質を維持でき、加工品質を向上させることができる。また、工場内でレーザ発振器10を移動させた場合にも、結合レーザ光LBのビーム品質が低下するのを簡便に防止でき、加工品質の維持・向上が図れる。
また、本実施形態のレーザ発振器10の点検方法は、第1参照レーザ光源RLD1から参照レーザ光RLB1を出射させるステップと、第1参照レーザ光源RLD1から出射され、レーザモジュールLM1から出射されたレーザ光LB1と同じ光路を通ってウインドウ23で反射された参照レーザ光RLB1をフォトダイオードPD1で受光するステップと、フォトダイオードPD1で受光された参照レーザ光RLB1の光量に基づいてレーザモジュールLM1,LM3からそれぞれ出射されたレーザ光LB1,LB3の光軸ずれを検出するステップと、を備えている。
この方法によれば、レーザ光LB1と同じ光路を通る参照レーザ光RLB1がウインドウ23で反射された戻り光の光量に基づいて、2つのレーザモジュールLM1,LM3からそれぞれ出射されたレーザ光LB1,LB3に関し、少なくともいずれか一方で光軸がずれているか否かを簡便かつ高精度に検出することができる。また、出力の大きいレーザ光LB1,LB3を出射させること無く、それらの光軸ずれの有無を検出できるため、レーザ発振器10の点検作業を安全に行うことができる。
また、本実施形態に係るレーザ発振器の別の点検方法は、第1参照レーザ光源RLD1から参照レーザ光RLB1を出射させるステップと、第1参照レーザ光源RLD1から出射され、レーザモジュールLM1から出射されたレーザ光LB1と同じ光路を通ってウインドウ23で反射された参照レーザ光RLB1をフォトダイオードPD1,PD2でそれぞれ受光するステップと、第2参照レーザ光源RLD2から参照レーザ光RLB2を出射させるステップと、第2参照レーザ光源RLD2から出射され、レーザモジュールLM2から出射されたレーザ光LB2と同じ光路を通ってウインドウ23で反射された参照レーザ光RLB2をフォトダイオードPD1,PD2でそれぞれ受光するステップと、第1参照レーザ光源RLD1から出射されフォトダイオードPD1,PD2で受光された参照レーザ光RLB1の光量と、第2参照レーザ光源RLD2から出射されフォトダイオードPD1,PD2で受光された参照レーザ光RLB2の光量とに基づいて、レーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4の光軸ずれの発生箇所を特定するステップと、を備えている。
この方法によれば、レーザ光LB1と同じ光路を通る参照レーザ光RLB1がウインドウ23で反射された戻り光の光量及びレーザ光LB2と同じ光路を通る参照レーザ光RLB2がウインドウ23で反射された戻り光の光量に基づいて、4つのレーザモジュールLM1~LM4からそれぞれ出射されたレーザ光LB1~LB4に関し、どのレーザ光で光軸ずれが発生しているのかを簡便かつ高精度に検出することができる。また、出力の大きいレーザ光LB1~LB4を出射させること無く、それらの光軸ずれの有無を検出できるため、レーザ発振器10の点検作業を安全に行うことができる。
<変形例>
図11は、本変形例に係るレーザモジュールの内部構成の模式図を示し、具体的には、参照レーザ光源RLD1が内部に設けられたレーザモジュールLM1の構成を示している。図12は、別のレーザモジュールの内部構成の模式図を示し、具体的には、フォトダイオードPD1が内部に設けられたレーザモジュールLM3の構成を示している。なお、説明の便宜上、図11,12において、レーザモジュールLM1,LM3の筐体の図示を省略している。
図11に示すように、参照レーザ光RLB1の光軸とレーザ光LB1との光軸を同じにするために、参照レーザ光RLB1を反射する一方、レーザ光LB1を透過する波長選択ミラーMYを用いるようにしてもよい。また、この構成であれば、レーザモジュールLM1内のレーザ光源が1つの場合にも簡便にレーザ光LB1と参照レーザ光RLB1の光軸を同じにすることができる。
図12に示すように、参照レーザ光RLB1の反射戻り光の光軸とレーザ光LB3との光軸を同じにするために、参照レーザ光RLB1を反射する一方、レーザ光LB3を透過する波長選択ミラーMYを用いるようにしてもよい。図11に示す構成と同様に、レーザモジュールLM3内のレーザ光源が1つの場合にも簡便にレーザ光LB3と参照レーザ光RLB1の光軸を同じにすることができ、また、フォトダイオードPD1で容易に戻り光を検出することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態において、4つのレーザモジュールLM1~LM4でレーザ発振器10を構成しているが、特にこれに限定されない。レーザモジュールの搭載個数は、レーザ発振器10やレーザ加工装置100に要求される出力仕様に応じて適宜変更されうる。また、その場合、光軸が同じになるように偏波結合されるレーザモジュールの組のうち一方に、レーザモジュールから出射されるレーザ光と同じ光路を通る参照レーザ光RLB1を出射する第1参照レーザ光源RLD1を設け、他方に、ウインドウで反射された参照レーザ光RLB1を受光する第1検出器であるフォトダイオードPD1を設けることで、これらのレーザモジュールの組における光軸ずれの有無を簡便かつ高精度に検出することができる。
本発明に係るレーザ発振器は、内部での光軸ずれの有無を簡便かつ高精度に検出できるため、レーザ加工装置に適用する上で有用である。
10 レーザ発振器
20 ビーム結合器
22 光軸調整機構
23 ウインドウ(波長選択ミラー)
30 ビーム結合器
40 伝送ファイバ
50 レーザ光出射ヘッド
60 制御部
70 電源
80 表示部
100 レーザ加工装置
LM1~LM4 レーザモジュール
LB1~LB4 レーザ光
LB 結合レーザ光
LDB レーザバー
DFP 回折格子(波長結合光学系)
WSM、MY ミラー(波長選択ミラー)
LI1~LI4 レーザ光入射部
LO レーザ光出射部
M1~M4 ミラー
HWP 1/2波長板
PBS 偏光ビームスプリッタ
QWP 1/4波長板
PD1 フォトダイオード(第1光検出器)
PD2 フォトダイオード(第2光検出器)
RLD1 第1参照レーザ光源
RLD2 第2参照レーザ光源
RLB1,RLB2 参照レーザ光

Claims (7)

  1. レーザ光をそれぞれ出射する複数のレーザモジュールと、該複数のレーザモジュールから出射された複数のレーザ光を結合して結合レーザ光として出射するビーム結合器と、該ビーム結合器から出射された前記結合レーザ光を所定の倍率で縮小して集光する集光ユニットと、を備えたレーザ発振器であって、
    前記複数のレーザモジュールは、前記レーザ光と波長の異なる一方、偏光方向が同じである参照レーザ光を出射する第1参照レーザ光源が設けられた第1レーザモジュールと、前記参照レーザ光を受光する第1光検出器が設けられた第3レーザモジュールと、を含み、
    前記ビーム結合器は、前記第1及び第3レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光を光軸が同じになるように偏波結合する偏光ビームスプリッタと、前記レーザ光を透過する一方、前記参照レーザ光を反射する波長選択ミラーを有するレーザ光出射部と、前記偏光ビームスプリッタと前記レーザ光出射部との間に配置された1/4波長板と、を有し、
    前記第1レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記偏光ビームスプリッタを透過した前記参照レーザ光は、前記波長選択ミラーで反射されて前記第3レーザモジュール内の前記第1光検出器に入射され、
    前記第1光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量に基づいて前記第1及び第3レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光の光軸ずれを検出するように構成されていることを特徴とするレーザ発振器。
  2. 請求項1に記載のレーザ発振器において、
    前記複数のレーザモジュールは、前記参照レーザ光を出射する第2参照レーザ光源が設けられた第2レーザモジュールと、前記参照レーザ光を受光する第2光検出器が設けられた第4レーザモジュールと、をさらに含み、
    前記偏光ビームスプリッタは、前記第2及び第4レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光を光軸が同じになるように偏波結合し、
    前記第1参照レーザ光源から出射されて、前記第1レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記偏光ビームスプリッタを透過した前記参照レーザ光は、前記波長選択ミラーで反射されて、一部が前記第3レーザモジュール内の前記第1光検出器に、残部が前記第4レーザモジュール内の前記第2光検出器にそれぞれ入射され、
    前記第2参照レーザ光源から出射されて、前記第2レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記偏光ビームスプリッタを透過した前記参照レーザ光は、前記波長選択ミラーで反射されて、一部が前記第3レーザモジュール内の前記第1光検出器に、残部が前記第4レーザモジュール内の前記第2光検出器にそれぞれ入射され、
    前記第1参照レーザ光源から出射され前記第1及び第2光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量と、前記第2参照レーザ光源から出射され前記第1及び第2光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量とに基づいて、前記第1~第4レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光の光軸ずれの有無を検出するように構成されていることを特徴とするレーザ発振器。
  3. 請求項1または2に記載のレーザ発振器において、
    前記ビーム結合器は、前記複数のレーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光が入射される複数のレーザ光入射部を有し、
    前記複数のレーザ光入射部のそれぞれの近傍に、前記レーザ光の光軸を調整するための光軸調整機構が設けられていることを特徴とするレーザ発振器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレーザ発振器において、
    前記複数のレーザモジュールは、それぞれ、互いに波長の異なるレーザ光を発する複数のレーザバーと、該複数のレーザバーからそれぞれ出射されたレーザ光を光軸が同じになるように結合する波長結合光学系とを有していることを特徴とするレーザ発振器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のレーザ発振器と、
    前記レーザ発振器に接続され、前記レーザ発振器から出射された前記結合レーザ光を導光する伝送ファイバと、
    該伝送ファイバの出射端に取付けられたレーザ光出射ヘッドと、を少なくとも備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
  6. 請求項1に記載のレーザ発振器の光軸ずれを点検するレーザ発振器の点検方法であって、
    前記第1参照レーザ光源から前記参照レーザ光を出射させるステップと、
    前記第1参照レーザ光源から出射され、前記第1レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記波長選択ミラーで反射された前記参照レーザ光を前記第1光検出器で受光するステップと、
    前記第1光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量に基づいて前記第1及び第3レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光の光軸ずれの有無を検出するステップと、を備えたことを特徴とするレーザ発振器の点検方法。
  7. 請求項2に記載のレーザ発振器の光軸ずれを点検するレーザ発振器の点検方法であって、
    前記第1参照レーザ光源から前記参照レーザ光を出射させるステップと、
    前記第1参照レーザ光源から出射され、前記第1レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記波長選択ミラーで反射された前記参照レーザ光を前記第1及び第2光検出器で受光するステップと、
    前記第2参照レーザ光源から前記参照レーザ光を出射させるステップと、
    前記第2参照レーザ光源から出射され、前記第2レーザモジュールから出射された前記レーザ光と同じ光路を通って前記波長選択ミラーで反射された前記参照レーザ光を前記第1及び第2光検出器で受光するステップと、
    前記第1参照レーザ光源から出射され前記第1及び第2光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量と、前記第2参照レーザ光源から出射され前記第1及び第2光検出器で受光された前記参照レーザ光の光量とに基づいて、前記第1~第4レーザモジュールからそれぞれ出射されたレーザ光の光軸ずれの発生箇所を特定するステップと、を備えたことを特徴とするレーザ発振器の点検方法。
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