JP7038029B2 - 除塵機 - Google Patents

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Description

本発明は、水路を流れる流水中の塵芥をバースクリーンで捕捉し、当該バースクリーンで捕捉した塵芥をレーキによって自動的に水路外に排出する除塵機に関するものである。
従来、下水処理場、ポンプ場、揚排水機場等に設置される除塵機として、特許文献1,2に記載されたものが知られている。除塵機は、一般に、水路内に配設したバースクリーンにより水路を流れる塵芥を捕捉するように構成されている。捕捉された塵芥は、スクリーン前面に沿って上昇するレーキにより掻き揚げられ、レーキの上昇端付近の下方に設けたシュート内に落下されて水路内から除去される。
除塵機におけるレーキの駆動方式としては、ピンラック式やダブルチェーン式が広く知られている。除塵機は、バースクリーン、水路内フレーム、水上部ベースおよび水上部フレーム等の本体部材や、レーキ、チェーンおよびスプロケット等の付属部材を備えている。
実開昭56-68021号公報 特開2018-80493号公報
一般に、除塵機の施工は、土木構造物に基礎ボルトを施工した上で、水路の両側壁に水路内フレーム等の本体部材を固定し、付属部材を本体部材に取り付けるという現地で行う組立方式で行っていた。このため、現地での施工に手数を要していた。特に、規模の小さい中継ポンプ場等における除塵機の施工では、水路数が少ないことから水路を止水しない状況で施工する場合があり、施工費用が高くなるおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる除塵機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の除塵機は、水路内の塵芥を捕捉するバースクリーンおよび前記水路内に配置される水路内フレームを一体に構成してなる水路内構造部と、前記水路内構造部と分割して設けられ、前記水路の上方に配置されるベース部および水路外フレームとを一体に構成してなる水路外構造部と、前記バースクリーンに捕捉された塵芥を回収するレーキ、ピンラックに噛み合うスプロケット、およびガイドに案内されるガイドローラ、を備えるレーキユニットと、を備え、前記水路内構造部と前記水路外構造部とは、前記水路内フレームと前記水路外フレームとを係合する係合部を介して連結されており、前記スプロケットに噛み合う前記ピンラックは、前記水路内フレームに設けられる第1ピンラックと、前記水路外フレームに設けられて前記第1ピンラックに連なる第2ピンラックと、によって構成されており、前記ガイドローラを案内する前記ガイドは、前記水路内フレームに設けられる第1ガイドと、前記水路外フレームに設けられて前記第1ガイドに連なる第2ガイドと、によって構成されている。
本発明によれば、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる除塵機が得られる。
本発明の一実施形態に係る除塵機の内部の概略構造を一部透視した側面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機の正面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機に備わるレーキユニットを示す拡大平面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機の水路内構造部と水路外構造部とを分割させた状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機の水路内構造部の下部を示す拡大側面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機の係合部を構成する突部と凹部との位置関係を示す拡大側面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機の係合部を構成する突部と凹部とを係合させて水路内構造部と水路外構造部とを連結した状態を示す拡大側面図である。 本発明の一実施形態に係る除塵機の係合部の変形例を示した模式斜視図である。
以下、本発明に係る除塵機の実施形態について図面を参照して説明する。説明において、除塵機の前後上下を言うときは、図1に示す方向を基準とし、左右を言うときは、図2に示す方向を基準とする。以下では、下水処理場等の沈砂池設備に設置される除塵機について説明するが、設置される設備を限定するものではない。
除塵機1は、図1,図2に示すように、沈砂池設備に設けられる水路10に設置されるものである。水路10は、左右両側壁10a,10a(図1では右側壁10aを表示)および底壁10bで囲われた断面凹形状を呈している。
除塵機1は、略全体が水路10内に配置される水路内構造部20と、水路内構造部20と分割して設けられ全体が水路10外(沈砂池設備の建屋内)に配置される水路外構造部30とを備えて構成されている。
水路内構造部20と水路外構造部30とは、上下に係合する係合部40によって位置決めされて連結され、上下一体に構成されている。除塵機1は、水路内構造部20および水路外構造部30内に亘って移動可能に設けられたモノレーキとして機能するレーキユニット50を備えている。
なお、除塵機1は、コンクリート等で形成される水路10の水路幅および深さに合わせて各部の寸法が設定される。除塵機1の各部材は水中および多湿環境での使用となるため、耐食性、耐摩耗性に優れた材質、例えば、ステンレス鋼、合成樹脂等を使用して形成される。特に、ステンレス鋼については、耐食性を考慮し、必要に応じて、塗装または樹脂コーティング等を実施することで、さらに腐食に対して耐久性を向上させている。
初めに水路内構造部20について説明する。図1に示すように、水路内構造部20は、左右一対の水路内フレーム21,21(図2参照)と、バースクリーン22とを備えている。水路内フレーム21は、板状を呈しており、水路10の側壁10aに沿って、上部21aが下部21bよりも後方斜め上方に位置するように延在している。水路内フレーム21の上端部は、スラブSに形成された開口部S1を貫通しており、スラブSの上面側となる水路10外(建屋内)に露出している。水路内フレーム21の上端部には、図4に示すように、連結フレーム23が取り付けられている。
また、水路内フレーム21,21の内面には、図3に示すように、支持部材21c,21cを介して一対のピンラック(第1ピンラック)25,25が取り付けられている。ピンラック25,25は、水路内フレーム21,21の延在方向に沿って左右方向に対向配置されており、レーキユニット50を駆動するための駆動装置を構成している。なお、図示はしないが、ピンラック15,15の周りには、レーキユニット50に備わる一対のスプロケット54,54をガイドするガイド部材が設けられている。
また、水路内フレーム21,21の内面には、断面略凹形状のガイド部(第1ガイド)25g1が設けられている。ガイド部25g1は、図1に示すように、ピンラック25に対応して後方斜め上方に延在している。
水路内フレーム21,21の上部前後には、図6Aに示すように、側面視略三角形状のリブ(補強)材20aが取り付けられている。前側のリブ(補強)材20aは、スラブSの開口部S1の前側内面に対向し、前側内面との間に形成されるスペーサとして機能する。後側のリブ(補強)材20aは、開口部S1の後側内面に対向し、後側内面との間に形成されるスペーサとして機能する。このようなリブ(補強)材20a,20aを備えることで設置性が向上している。このことは施工期間の短縮に寄与する。
バースクリーン22は、水路10内を流れてきた塵芥を捕捉するものである。バースクリーン22は、図1に示すように、水路内フレーム21,21の後端間を塞ぐように配置され、水流方向に対して所定角度に傾斜した状態または垂直の状態で(水路内フレーム21の傾斜に対応した状態で)各水路内フレーム21に一体に固定されている。バースクリーン22の後部は、図3に示すように、左右方向に架け亘された複数の後部フレーム24で補強されている。後部フレーム24は、上下方向に所定の間隔を空けて1個以上配置される場合や条件によっては設置されない場合もある。
各水路内フレーム21の前端部は、図3に示すように、断面略L字形状の仕舞部材27を介して各側壁10aに固定されている。仕舞部材27は、各水路内フレーム21の前端部にボルト27aで固定されている。また、水路内フレーム21の前端部には、ボルト27aで前部フレーム26が固定されている。前部フレーム26は、図1,図2に示すように、上下方向に所定の間隔を空けて配置されている。水路内フレーム21,21の前部側は、図2に示すように、水路10を流れる水を受け入れ可能に開口している。
各水路内フレーム21の前端下部には、吊具21tが取り付けられている。吊具21tには、水路内構造部20の組み付けや搬入等の際に、クレーンのフックを引っ掛けることができる。
各水路内フレーム21の後端部は、図3に示すように、楔状部材28および押付ボルト29を介して各側壁10aに固定されている。楔状部材28は、水路内フレーム21の後端部と側壁10aとの間に介在されている。押付ボルト29は、ナット29aに螺合されて水路内フレーム21の後端部に取り付けられており、先端部が楔状部材28を固定している。
水路内フレーム21,21の下端部間には、図5に示すように、底フレーム21eが取り付けられている。底フレーム21eの所定の位置には、調節装置60が設けられている。調節装置60は、水路10の底面に当接して当該底面に対する水路内フレーム21,21の設置高さを調節するものである。調節装置60は、底フレーム21eに固定されたナット部材61と、ナット部材61に螺合する調節ロッド62とを備えている。調節ロッド62は、底フレーム21eに対する下方への突出量を調節可能である。
なお、水路10の底面には、調節ロッド62の突出位置に対応するように、敷板63を配置することが好ましい。
水路内フレーム21,21の下端部の前部には、カバー部材65が取り付けられている。カバー部材65は、調節装置60によって水路10の底面と水路内フレーム21の下端部(底フレーム21eの下面)との間に形成された隙間を塞ぐ役割をなす。
次に水路外構造部30について説明する。水路外構造部30は、図1に示すようにベース部31と、ベース部31に一体に立設された左右一対の水路外フレーム32,32(図2参照)とを備えている。ベース部31は、スラブSの開口部S1の縁部に配置される四角枠状を呈しており、開口部S1の縁部に対向するように前後左右にフランジ状に張り出して形成されている。ベース部31は、複数のアンカーボルト30a(固定手段)によって開口部S1の縁部に固定されている。
水路外フレーム32は、板状を呈しており、図1に示すように、水路内フレーム21の上端部に連続して後方斜め上方に延在している。水路外フレーム32,32の前部間には前部カバー33が取り付けられ、上部間には上部カバー34が取り付けられ、また、後部間には後部カバー35が取り付けられている。これにより、水路外構造部30は、内側にレーキユニット50等の収容空間を有する箱状を呈している。
前部カバー33には、ヒンジを介して前部扉33aが開閉可能に設けられている。一方、後部カバー35には、後方に張り出す収容部36が形成されている。収容部36内には、塵芥を収容するためのコンテナ37が配置されている。また、収容部36内の上部スペースには、ワイパー38が設置されている。ワイパー38は、後記するようにレーキユニット50によって回収された塵芥をコンテナ37に向けて払い出すものである。収容部36の後面には開閉扉36aが形成されている。
各水路外フレーム32の内面には、一対のピンラック(第2ピンラック)25a,25aが取り付けられている。各ピンラック25aは、下側の水路内構造部20のピンラック25に連続して配置されるものであり、水路内フレーム21の延在方向に沿って左右方向に対向配置されている。各ピンラック25aは、水路内構造部20と水路外構造部30とを連結する際に、図示しない連結具等によって各ピンラック25に一体に連結される。なお、図示はしないが、各ピンラック25の周りにも、レーキユニット50に備わる一対のスプロケット54,34をガイドするためのガイド部材が設けられている。このガイド部材も水路内構造部20と水路外構造部30とを連結する際に、図示しない連結具等によって水路内構造部20のガイド部材に一体に連結される。
また、水路外フレーム32,32の内面には、下側の水路内構造部20のガイド部25g1に連続して、断面略凹形状のガイド部(第2ガイド)25g2が設けられている。ガイド部25g2は、ピンラック25に対応して後方斜め上方に延在している。
次にレーキユニット50について説明する。レーキユニット50は、上下のピンラック25a,25およびガイド部材に沿って周回し、水路内構造部20内および水路外構造部30内を移動するように構成されている。図1において、ピンラック25a,25に沿って表した一点鎖線は、レーキユニット50の回動軌跡を示している。レーキユニット50は、図3に示すように、駆動モータ51と、変速機52と、出力軸53と、一対のスプロケット54,54と、レーキ55とを備えている。レーキユニット50は、水路の水位の上昇を想定して、水中駆動可能に構成されている。駆動モータ51は、給電線59を介して供給される電力によって駆動される。
一対のスプロケット54,54は、出力軸53の左右両端部に取り付けられており、ピンラック25,25aに噛み合っている。駆動モータ51が駆動されると、その駆動力が変速機52、出力軸53を介して各スプロケット54に伝達され、レーキユニット50が上下のピンラック25a,25およびガイド部材に沿って周回するようになっている。
レーキ55は、支持部56を中心として回動可能に支持された腕部56aの下端部に取り付けられている。レーキ55の幅L1は、スプロケット54,54の間隔L2よりも大きくなっており、レーキ55の左右両端部が水路内フレーム21,21の内面に近接配置されている。
腕部56aの上端部には、左右方向に延在する支持ロッド57が取り付けられている。支持ロッド57の両端部には、ガイドローラ58,58が取り付けられている。各ガイドローラ58は、水路内フレーム21および水路外フレーム32に亘って設けられたガイド部25g1,25g2(図3ではガイド部25g1のみ図示)に内に配置されている。
各ガイドローラ58がガイド部25g1,25g2に案内されることで、レーキ55は、バースクリーン22に捕捉された塵芥を掻き上げ可能な位置と、バースクリーン22から離れる位置とに移動可能である。
具体的に、レーキ55は、レーキユニット50がピンラック25,25に沿って下降する際に、バースクリーン22の前方に離れた位置にあり、上昇する際に、バースクリーン22に捕捉された塵芥を掻き上げ可能な位置に移動し、レーキユニット50の上昇に伴ってバースクリーン22に捕捉された塵芥を掻き上げる。
次に係合部40について説明する。図6A,図6Bは、設置場所(現地)となる沈砂池設備の水路10において、分割して搬入した水路内構造部20と水路外構造部30とを連結する際の様子を示したものである。係合部40は、図6Aに示すように、水路内構造部20の連結フレーム23に設けられた凹部としての係合溝42と、水路外構造部30の水路外フレーム32,32の下端部に設けられ、係合溝42に係合可能な突部としての係合ピン41とを備えている。係合溝42と係合ピン41とは、上下方向に対向しており、上下方向に係合可能である。
図6Bに示すように、係合溝42に係合ピン41が係合すると、水路内構造部20と水路外構造部30との位置決めがなされる。そして、この位置決めと同時に、上下のピンラック25,25aが延在方向に連続した1本のピンラックとして連結可能なように、位置決めがなされる。
また、加えて、上下のガイド部25g1およびガイド部25g2が延在方向に連続した1本のガイドとして連結可能なように、位置決めされる。
水路外構造部30は、このような係合部40による水路内構造部20との位置決めを行った後に、アンカーボルト30aによって開口部S1の縁部に固定される。
以上説明した本実施形態の除塵機1によれば、水路内構造部20と水路外構造部30とを、上下方向に係合する係合部40を介して連結することで、上下のピンラック25,25aを延在方向に連続した1本のピンラックとして容易に構成でき、水路内基礎工事が不要となる。つまり、施工時に、上下のピンラック25,25aの煩雑な位置合わせを行う必要もない。したがって、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる。
また、係合部40を介して連結することで、上下のピンラック25,25aに加えてガイド部25g1,25g2も延在方向に連続した1本のガイドとして容易に構成できる。したがって、ピンラック25,25aやガイド部25g1,25g2の精度を容易に得ることができ、モノレーキとして機能するレーキユニット50が備わる除塵機1に本発明を適用することが好適である。
また、レーキ55の幅L1は、一対のスプロケット54,54の間隔L2よりも大きいので、バースクリーン22の幅全体に亘って塵芥を効率的に掻き取ることができ、バースクリーン22に捕捉された塵芥の回収性が高い。
また、各水路内フレーム21は、楔状部材28および押付ボルト29によって水路10の各側壁10aに対して固定されるので、固定が簡単である。また、楔状部材28および押付ボルト29による固定構造であるので、側壁10aに凹凸がある場合でもこれを好適に吸収しつつ各水路内フレーム21を各側壁10aに容易に固定することができる。したがって、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる。
また、水路外構造部30は、コンテナ37を内蔵しているので、ベルトコンベア等の設備を別途設けるものに比べて、据付性に優れる。コンテナ37を内蔵することによって除塵機1としての機能を完結できるので、コストを低減することができる。
また、水路外構造部30は、コンテナ37が配置される部分を境にして水路内構造部20と分割しているので、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる。
また、水路内フレーム21には、吊具21tが設けられているので、搬入性、据付性に優れる。したがって、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる。
なお、水路外フレーム32に対して吊具を設けてもよい。
また、水路内フレーム21の下端部には、調節装置60が設けられているので、水路10の底壁10bに凹凸がある場合でも好適に吸収しつつ水路内構造部20を容易に設置することができる。したがって、施工が行い易く、施工期間の短縮を図ることができる。
また、底壁10bにアンカー等を用いて固定する必要がなく、水中部における基礎施工期間を実質的に無くすことができる。また、水路10を止水しない状況でも容易に施工できる。
また、カバー部材65によって、除塵機1の下端下方の隙間が閉じられるので、砂塵等の細かい塵芥が後段の設備に流れるのを好適に防止できる。
また、水路外構造部30は、全体が箱型形状を呈して内部空間を覆う構造となっているので、外部への動作音の漏れを抑えることができ、環境性に優れている。
なお、図示しない照明装置やカメラ等の内部確認装置を設けてもよい。
以上、本発明の除塵機1について説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
例えば、係合部40は、前記した係合溝42と係合ピン41との係合によるものに限られることはなく、図7に示すような係合構造によるもとしてもよい。
図7に示す係合部40は、水路内構造部20の左右上端部および後上端部に、係合壁43a,43a,44aを設け、これに対する水路外構造部30の左右下端部および後下端部に、係合壁43,43,44をそれぞれ設けたものである。水路内構造部20の係合壁43a,43a,44aは、上方へ向けてそれぞれテーパ状に開いている。水路外構造部30の係合壁43,43,44は、下方へ向けてテーパ状に閉じている。これらの水路内構造部20の係合壁43a,43a,44aと水路外構造部30の係合壁43,43,44とは、上下方向に係合可能である。
また、係合部40は、上下方向に係合する係合溝42と係合ピン41とによるものを示したがこれに限られることはなく、上下方向以外の方向に係合する係合構造であってもよい。
このような構成とすることによっても、水路内構造部20と水路外構造部30とを容易に位置決めして連結することができ、実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、テーパは、水路内構造部20と水路外構造部30とで逆向きに設けてもよい。
また、前記実施形態では、ピンラック25,25aとスプロケット54,54とを備えた駆動方式の除塵機1について説明したが、これに限られることはなく、チェーンを用いた駆動方式の除塵機においても係合部40を容易に適用できる。
また、前記実施形態では、沈砂池設備等に分割搬入して据え付ける除塵機1について適用した例を説明したが、これに限られることはなく、工場等において、予め一体に組み付けてから現場に搬入する場合の組み付けにおいて同様に適用できる。つまり、工場等における組み付けが行い易い。
また、除塵機1は、搬送、搬入および据付を容易に行うことができることにより、現地据付期間の大幅な短縮を実現でき、耐食性も兼ね備えている。このため、除塵機1は、下水処理および上水処理の除塵設備の用途に好適に用いることができるほか、例えば、河川用の除塵設備、農業用水路の除塵設備、産業・食品関連の除塵設備の用途にも用いることができる。
1 除塵機
10 水路
10a 側壁(壁)
20 水路内構造部
21 水路内フレーム
21t 吊具
22 バースクリーン
25 ピンラック
25a ピンラック
28 楔状部材
29 押付ボルト
30 水路外構造部
30a アンカーボルト(固定手段)
31 ベース部
32 水路外フレーム
37 コンテナ
40 係合部
54 スプロケット
55 レーキ
60 調節装置
65 カバー部材
L1 レーキの幅
L2 スプロケットの間隔
S スラブ

Claims (9)

  1. 水路内の塵芥を捕捉するバースクリーンおよび前記水路内に配置される水路内フレームを一体に構成してなる水路内構造部と、
    前記水路内構造部と分割して設けられ、前記水路の上方に配置されるベース部および水路外フレームとを一体に構成してなる水路外構造部と、
    前記バースクリーンに捕捉された塵芥を回収するレーキ、ピンラックに噛み合うスプロケット、およびガイドに案内されるガイドローラ、を備えるレーキユニットと、
    を備え、
    前記水路内構造部と前記水路外構造部とは、前記水路内フレームと前記水路外フレームとを係合する係合部を介して連結されており、
    前記スプロケットに噛み合う前記ピンラックは、前記水路内フレームに設けられる第1ピンラックと、前記水路外フレームに設けられて前記第1ピンラックに連なる第2ピンラックと、によって構成されており、
    前記ガイドローラを案内する前記ガイドは、前記水路内フレームに設けられる第1ガイドと、前記水路外フレームに設けられて前記第1ガイドに連なる第2ガイドと、によって構成されている、
    ことを特徴とする除塵機。
  2. 前記レーキは、前記バースクリーンに捕捉された塵芥を掻き取って回収するモノレーキであることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  3. 前記レーキユニットは、一対の前記スプロケットを備え、
    前記レーキの幅は、前記一対のスプロケットの間隔よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  4. 前記水路外構造部は、前記水路のスラブに対して固定手段によって固定されることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  5. 前記水路内フレームは、楔状部材および前記楔状部材を水路の壁に対して押し付ける押付ボルトによって前記水路の壁に対して固定されることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  6. 前記水路外構造部は、コンテナを内蔵しており、
    前記コンテナが配置される部分を境にして前記水路内構造部と分割していることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  7. 前記水路内フレームおよび前記水路外フレームの少なくとも一方には、吊具が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  8. 前記水路内フレームの下端部には、前記水路の底面に当接して当該底面に対する前記水路内フレームの設置高さを調節可能な調節装置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  9. 前記水路内フレームの下端部の前部に取り付けられるカバー部材を備え、
    前記カバー部材は、前記調節装置によって前記水路の底面と前記水路内フレームの下端部との間に形成された隙間を塞ぐことを特徴とする請求項8に記載の除塵機。
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