JP4753911B2 - 除塵機 - Google Patents

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Description

この発明は、水力発電所の沈砂池、水槽等のスクリーンに堆積する塵芥の自動除塵作業に適用可能なレーキ循環式の除塵機に関する。詳しくは、塵芥の掻上経路を移動する第1及び第2のレーキ桁と、当該レーキ桁に塵芥を従動させる第1及び第2のレーキ爪部とを備え、第1のレーキ爪部を第1のレーキ桁の所定部位に、第2のレーキ爪部を、第2のレーキ桁の、第1のレーキ爪部の取付部位と異なる部位に、それぞれ間欠的に取り付けるようにして、水面を叩く部分を分割(分散)できるようにするとともに、1回の掻上動作による水位の変動幅を小さくできるようにしたものである。
従来水力発電所は、ダム後段の比較的高い土地に沈砂池、水槽等の上水槽を配置し、上水槽から水圧管を介して下方の発電施設の水車に所定の水力を与えるように構成されている。これらの水力発電所における発電力は、以下の式1で算出される。
P=9.8ηQH[kW] ・・・ 式(1)
ここで、P[kW]は発電力、ηは発電効率、Q[m3/s]は流量、H[m]は有効落差である。有効落差とは、上水槽の水面と水車等への放水面との間の高さの差である。
一方、上水槽の水圧管付近には、格子状に開口されたスクリーンと呼ばれる建造物が配置され、落葉や流木等の塵芥が発電施設内に入り込まないようにせき止めている。これらのスクリーンの表面を放置すると、せき止められた塵芥が徐々に堆積し、水圧管の水量を変動させ、式1で算出される発電力に影響を与えるようになる。また、上述の上水槽用のスクリーンの幅は比較的小さく、大体10m以内であることが多い。
従って、これらのスクリーンの上部には、スクリーンの除塵を行う為の固定設置形のレーキ循環式除塵機が設置されることが多い。レーキ循環式除塵機は、スクリーンに沿うように、スクリーンの両端部に設置された循環式の2つのチェーンコンベアに、レーキと呼ばれる櫛形上の掻上装置が連結されて構成されるものである。
チェーンコンベアに連結されてスクリーン上を移動するレーキは、レーキ桁にレーキ爪を取り付けられて構成されるものであり、スクリーンの表面上を上方へと移動して、水面付近に堆積する塵芥を掻き上げるとともに、通常スクリーン上部に設置される集積場所に搬送するように動作する。また、これらのレーキは、1回の掻上動作でスクリーン全体の塵芥を掻き上げられるように、スクリーンの幅に合わせて形成されることが多い。
これに関連して特許文献1に示すようなレーキ循環式除塵機のレーキ構造が開示されている。この除塵機のレーキ構造によれば、レーキ循環式除塵機において、レーキの循環移動方向に等間隔で横設される複数のレーキ桁に取り付けられるレーキ爪の間隔を、前後のレーキ桁で相互に部分的に変えるようにしたものである。このように構成することにより、前段のレーキで掻き上げられなかった塵芥を、次段のレーキで掻き上げられるとともに、一部のレーキに大きな掻き上げ荷重が集中して作用するのを回避できるというものである。
特開平11−107248号公報(第7頁、図2)
しかし、従来例に係るスクリーン全体の塵芥を掻き上げるタイプの除塵機によれば、多くの塵芥がスクリーンに堆積している場合に、レーキに必要以上に大きな加重が集中して、チェーンコンベアを駆動する電動機に過大な負荷がかかり、故障や停止の原因になるという問題がある。また、多くの塵芥を掻き上げることにより、1回の掻上動作による水位の変動幅が大きくなり、発電力に大きな変動を与えてしまう問題もある。例えば、式1において、有効落差Hの変動幅ΔHが大きくなると、発電力Pの変動幅ΔPも大きくなってしまう。
一方、特許文献1に示す除塵機によれば、駆動手段を例えば4等分した位置にレーキを4本配置し、頻繁に掻き上げ動作を行うようにした構造であり、1回の掻上動作による水位変動幅は小さくなるものの、水位変動が頻繁に起こり、出力電力が安定しないという問題がある。
そこで本発明は、上述の問題に鑑み創作されたものであり、1回の掻上動作による水位の変動幅を小さくできるようにするとともに、水位変動の頻度を最小限に抑えられるようにした除塵機を提供することを目的とする。
この発明に係る除塵機は、水面に浮遊する塵芥を、堆積場所から集積場所まで掻き上げるレーキ循環式の除塵機において、堆積場所から集積場所に至る掻上経路を構築する無終端状の駆動手段と、駆動手段の所定の位置に連結され、掻上経路を移動する第1のレーキ桁と、駆動手段の、第1のレーキ桁の連結位置から所定の距離を有する位置に連結され、掻上経路を移動する第2のレーキ桁と、第1のレーキ桁の所定の部位に、間欠的に分割して取り付けられ、塵芥を掻き上げて従動させる第1のレーキ爪部と、第2のレーキ桁の、第1のレーキ爪部の取付部位と異なる部位に、間欠的に分割して取り付けられ、塵芥を掻き上げて従動させる第2のレーキ爪部とを備え、第1及び第2のレーキ桁は、掻上経路を移動する方向に略垂直に一端から他端に渡って横設される蟻溝と、一端から他端に渡って所定のピッチで開口されるネジ穴とを有し、第1及び第2のレーキ爪部は、所定数の爪ブロックを有し、爪ブロックは、一方の面に、所定数のレーキ爪を横設されるとともに、他方の面に、蟻溝と嵌合されるを設けられ、蟻溝の一方の端部から蟻を係合させ、レーキ桁上で爪ブロックをスライドして位置決めし、ボルトによりレーキ桁に爪ブロックを固定することで、爪ブロックの取付位置を選択/変更可能とすることを特徴とするものである。
この発明に係る除塵機によれば、無終端状の駆動手段に、互いに所定の距離を有するようにして、第1及び第2のレーキ桁を連結させ、第1のレーキ桁の所定部位に、所定数の爪ブロックからなる第1のレーキ爪部を間欠的に取り付け、第2のレーキ桁の、第1のレーキ爪部の取付部位と異なる部位に、所定数の爪ブロックからなる第2のレーキ爪部を間欠的に取り付けるものである。
従って、レーキ爪部が叩く水面の部分を2回に分割できるとともに、1回で叩く水の部分を間欠的に分散できるので、1回の掻上動作による水位の変動幅を小さくすることができる。また、従来方式の4本のレーキ桁を備える方式に比べて、水面を叩く回数を少なくできるので、水位の変動頻度を最低限に抑えることができる。更に、第1及び第2のレーキ爪部の取付位置を容易に変更できるとともに、レーキ爪部の破損時に、破損した爪ブロックだけを容易に交換できる。
この発明に係る除塵機によれば、第1のレーキ桁の所定部位に間欠的に取り付けられた第1のレーキ爪部と、第2のレーキ桁の、第1のレーキ爪部の取付部位と異なる部位に、間欠的に取り付けられた第2のレーキ爪部とを備え、当該レーキ爪部が、レーキ桁と嵌合可能な所定数の爪ブロックから構成されるものである。
この構成により、レーキ爪部が叩く水面の部分を、2回に分割できるとともに、1回分で叩く水の部分を間欠的に分散できるので、1回の掻上動作による水位の変動幅を小さくすることができる。また、従来方式の4本のレーキ桁を備える方式に比べて、水面を叩く回数を少なくできるので、水位の変動頻度を最低限に抑えることができる。これらにより、出力電力の変動が小さい安定した発電ができるとともに、駆動モータへの負担を低減できる。更に、第1及び第2のレーキ爪部の取付位置を容易に変更できるとともに、レーキ爪部の破損時に、破損した爪ブロックだけを容易に交換できる。従って、メンテナンス時の効率を向上できる。
続いて、この発明に係る実施の形態としての除塵機について、図面を参照しながら説明をする。図1は、本発明に係る実施の形態としての固定設置形のレーキ循環式除塵機100の構成例を示す斜視図である。図1に示すレーキ循環式除塵機100は、水面に浮遊する塵芥を、堆積場所から集積場所まで掻き上げるものである。
レーキ循環式除塵機100が設置される上水槽は、その出水側に所定形状を有した堰堤部を備え、堰堤部の上部は平面上の基礎スラブ50を成す。基礎スラブ50の下部には、出水用の水圧管の開口部があり、基礎スラブ50の上水槽側には、水圧管の開口部を覆うようにスクリーン51が設置されている。スクリーン51は、上水槽の底面から基礎スラブ50平面に架けて傾斜されて設置されている(図4参照)。
レーキ循環式除塵機100は、チェーンコンベア1、レーキ10、レーキ20(図4参照)、操作室52、エプロン54、ホッパ55(図4参照)及びシュート53を備え、チェーンコンベア1をスクリーン51の傾斜に沿わせるようにして、基礎スラブ50上に設置される。
スクリーン51の水面付近に堆積した落葉や流木からなる塵芥60は、レーキ10及びレーキ20によって掻き上げられ、取り除かれるようになる。ここでレーキ10は、第1のレーキ桁の一例を構成するレーキ桁11と、第1のレーキ爪部の一例を構成するレーキ爪部12とを備えるものである。同様にレーキ20は、第2のレーキ桁の一例を構成するレーキ桁21と、第2のレーキ爪部の一例を構成するレーキ爪部22とを備えるものである。レーキ10及びレーキ20は、無終端状の駆動手段の一例を構成するチェーンコンベア1に連結されて循環移動する。
チェーンコンベア1は、電動機2、スプロケット3、レーキチェーン4を備え、水中及び水面の塵芥60の堆積場所から、上方の集積場所である搬送コンテナ56(図4参照)に至る、掻上経路を構築する。電動機2は、例えば操作室52内に配置され、チェーンコンベア1を循環させる為の回転動力を出力する。電動機2には、駆動チェーン5を介してスプロケット3が連結され、電動機2の回転動力により回転するようになされる(図4参照)。スプロケット3には、レーキチェーン4が係合され、スプロケット3の回転に従動して、スクリーン51の掻上経路を含む無終端状の循環経路を循環移動するようになる。また、スプロケット3及びレーキチェーン4は、スクリーン51の両端部に一対をなすように2つずつ設置されるものであり、一対のレーキチェーン4は、同期して循環移動するように構成される。
チェーンコンベア1の駆動力により、塵芥60を掻き上げたレーキ10及びレーキ20は、スクリーン51上方に設置されるエプロン54表面を、更に上方へ移動するようになる。エプロン54は、例えば鉄板により、スクリーン51とほぼ同一の傾斜を有して設置される。レーキ10及びレーキ20は、エプロン54表面を移動し、掻き上げた塵芥60を、集積場所の一例を構成する搬送コンテナ56へと搬送する。
エプロン54の上面の反対側にはホッパ55が所定の傾斜を有して連結されており、塵芥60を搬送コンテナ56へと導く。ホッパ55と対面する位置には、シュート53が所定の傾斜を有して設置され、ホッパ55と同様に、塵芥60を搬送コンテナ56へ導く。つまり、ホッパ55とシュート53は、底面を開口された逆V字形状になるように配置される。このようにして、レーキ循環式除塵機100が構成される。以下で、レーキ10及びレーキ20の構成例について詳しく説明をする。
図2A及びBは、レーキ10及びレーキ20の構成例を示す上面図である。図2Aに示すレーキ10のレーキ桁11は、スクリーン51表面の掻上経路を、水中から水面及び水上へ向けて移動するものである。レーキ桁11は、例えば鋼鉄製の角形の棒状に構成され、一対のレーキチェーン4の所定の位置に両端部を連結されて、短手方向を進行方向に平行に循環移動するようになされる。レーキ桁11は、スクリーン51の幅とほぼ同じ、長さLを有するように構成される。レーキ桁11には、掻上経路を移動する方向と略垂直な長手方向の一端から他端に渡って、嵌合機構の一例を構成する凹部11d(図3参照)が横設される。レーキ桁11には、レーキ爪部12が間欠的に分割して取り付けられる。
この例でレーキ爪部12は、スクリーン51に堆積する塵芥60のほぼ半分を間欠的に掻き上げて従動させるものである。レーキ爪部12は、この例では、5つの爪ブロック12aにより構成される。爪ブロック12aは、この例では、鋼鉄により、一方の面にレーキ爪を例えば4本突出させるとともに、他方の面にレーキ桁11に嵌合される被嵌合機構の一例を構成する凸部12d(図3参照)を設けられ、組み合わせ変更可能な部材として形成されている。爪ブロック12aは、一方の面から突出するレーキ爪をスクリーン51の格子にかみ合わせて、水中及び水面の塵芥60を掻き上げられるように取り付けられる。爪ブロック12aは、ここでは横幅L1を有し、互いに間隔L2を開けて、レーキ桁11に配置されている。
図2Bに示すレーキ20のレーキ桁21は、レーキ桁11と同様に、スクリーン51表面の掻上経路を、水中から水面及び水上へ向けて移動するものである。レーキ桁21は、レーキ桁11と同様に長さLの角形の棒状に構成され、レーキチェーン4の、レーキ桁11の連結位置から所定の距離を有する位置に連結される。レーキ桁21にも、長手方向の一端から他端に渡って、凹部11dと同形状の凹部が横設され、当該凹部に、レーキ爪部22が間欠的に分割して取り付けられるようになる。
レーキ爪部22は、レーキ爪部12の取付部位と異なる部位に取り付けられる。レーキ爪部22は、スクリーン51に堆積する塵芥60のうち、レーキ爪部12が掻き上げられなかった残りのほぼ半分を掻き上げて従動させるものである。レーキ爪部22は、この例では、4つの爪ブロック22aにより構成される。爪ブロック22aは、この例では、爪ブロック12aと同形状に横幅L1を有して構成され、間隔L2を開けてレーキ桁21に配置されている。
ここで、横幅L1と間隔L2との関係は、L1>L2となることが好ましい。このようにすると、長さLw=(L1−L2)/2に渡って、レーキ爪部12と、レーキ爪部22とがオーバーラップするようになるので、塵芥60をもれなく掻き上げることができる。
なお、これに限ることはなく、横幅L1と間隔L2を同じ長さ(L1=L2)としてもよい。その場合は、オーバーラップする部分は無くなる(Lw=0)が、塵芥60を隙間無く掻き上げることができる。
またこの例では、レーキ桁に爪ブロックを等間隔に間欠的に配置するようにしたが、それに限られることはなく、不等間隔に間欠的に配置してもよい。また、例えば2つの爪ブロックを間隔無く配置し、所定の間隔を空けて3つの爪ブロックを連続して配置する等、爪ブロックを連続にしたり、間隔を空ける等して配置してもよい。ただしその際においても、爪ブロックの取付位置は左右対称とする方が好ましい。そうすることにより左右のレーキチェーン4にかかる負荷を対称にできる。
また、この例では、レーキ桁11に5つの爪ブロック12aを配置するとともに、レーキ桁21に4つの爪ブロック22aを配置するようにしたが、勿論それに限られることはなく、レーキ桁の長さLに応じて、爪ブロックを例えば3〜10程度配置するようにしてもよい。同様に、1つの爪ブロックが有するレーキ爪の数も、メンテナンスに係るコストや爪ブロックの取付/取替作業工数に応じた好適な数、例えば2〜10程度に形成してもよい。以上のようにして、レーキ10及びレーキ20が構成される。以下で、レーキ桁11と爪ブロック12aとの取付方法について説明をする。
図3は、レーキ桁11及び爪ブロック12aの取付例を示す斜視図である。図3に示すレーキ桁11には、ここでは、凹部11dが一端から他端まで切削形成されている。一方、爪ブロック12aのレーキ爪が横設されていない他方の面には、凸部12dが突出形成されている。レーキ桁11に爪ブロック12aを取り付ける場合は、凹部11dの一方の端部から、凸部12dを係合させ、レーキ桁11上で爪ブロック12aをスライドして位置を決め、例えばボルト12fにより固定するようにするとよい。
この固定の為、爪ブロック12aにはエプロン12bが突出形成されて、エプロン12bにネジ孔12eが貫通されている。更に、レーキ桁11にも、一端から他端までに渡って、ネジ穴11eが所定のピッチで開口されている。
また、上述のような凹部及び凸部により嵌合方法に換え、固定金具をレーキ桁の横方向から抜き差しできる棒状のものに形成するとともに、レーキ桁及びレーキ爪部の係合部に、横方向に貫通する孔部を開口し、例えば基礎スラブ50上の、足場が安定した所定の位置で、当該棒状の固定金具を抜き差しして、取付及び取替等の作業ができるようにしてもよい。このように構成することにより、レーキ爪部の取付/取替作業時の安全性が確保できるとともに、ネジのような金具を複数使用する場合に比べて、金具の管理及びレーキ爪部の取付/取替作業が容易になる。以上のようにして、レーキ桁11へ爪ブロック12aを取り付けることができる。
また、ここでは、レーキ桁11と爪ブロック12aとの取付方法について説明をしたが、レーキ桁21と爪ブロック22aも全く同様の凹部及び凸部を備え、同様に取り付けられるようにするとよい。このようにすることにより、レーキ桁11及びレーキ桁21(以下、両者を併せて単にレーキ桁とも呼ぶ)に取り付けられる、レーキ爪部12及びレーキ爪部22(以下、両者を併せて単にレーキ爪部とも呼ぶ)を構成する爪ブロック12a及び爪ブロック22a(以下、両者を併せて単に爪ブロックとも呼ぶ)を互いに入れ替えることが可能となり、メンテナンス時の作業性を一層向上できる。
次に、レーキ循環式除塵機100の除塵運転時の動作例について簡単に説明をする。図4〜6は、レーキ循環式除塵機100の動作例(その1〜3)を示す断面図である。図4〜6に示すレーキ循環式除塵機100による除塵運転は、チェーンコンベア1の循環移動に伴い、レーキ10とレーキ20が交互に掻上動作をするようになされる。
またここで、レーキ10とレーキ20は、チェーンコンベア1の1周分の循環経路を、180°に2分割する位置にそれぞれ連結されているものとする。以下で、まずレーキ10による掻上動作について説明をする。
図4に示すレーキ循環式除塵機100では、レーキ10が水中に、レーキ20が水上にある状態である。レーキ10は、チェーンコンベア1の循環移動により、スクリーン51に沿うように、水中を上方に向けて移動するようになされる。一方、レーキ20は、レーキ10に対向する位置を下方に向けて移動するようになされる。
上方へと移動したレーキ10は、水面を通過し、図5に示すようにスクリーン51の塵芥60をレーキ爪部12の上面に載せるようにして掻き上げる。この時、スクリーン51に位置する塵芥60の略半分は掻き上げられずに水面に残存する。一方、レーキ20は、更に下方へと移動するようになる。
塵芥60を掻き上げたレーキ10は、エプロン54の表面を移動して搬送コンテナ56の上方まで引き上げられる。引き上げられたレーキ10は、図6に示すように、角度を変えられて傾けられる。傾けられたレーキ10上の塵芥60は、下方に配置される搬送コンテナ56へと自然落下する。この時、ホッパ55及びシュート53により、塵芥60が搬送コンテナ56に確実に落下するように導かれる。この時、レーキ20は下方に向けて水中を移動している。
チェーンコンベア1がこれより更に循環移動することにより、レーキ20は、水中のスプロケット3を経過することにより方向を変えられ、スクリーン51を上方に向けて移動するようになる。こうして、レーキ10と同様に掻上作業を行うレーキ20により、スクリーン51に残存していた塵芥60が掻き上げられるようになる。以上のようにして、レーキ循環式除塵機100による除塵運転が行われる。
以下で、本発明に係るレーキ循環式除塵機100と、第1の比較例としてのレーキ循環式除塵機101の機能について簡単に比較説明をする。図7A及びBは、レーキ循環式除塵機100及び101の比較例を示す断面図である。
図7Aに示すレーキ循環式除塵機101は、レーキ桁71全面にレーキ爪部72を取り付けられたレーキ70を有するものである。レーキ70は、上述のレーキ10と同様に、水中から水面を通過して上方に移動するようになされる(掻上動作:矢印線A2)。レーキ70により塵芥60を掻き上げた場合、図7Aに示すように、スクリーン51の幅全域に渡って、レーキ爪部72が水面を通過し、水面に堆積する塵芥60が全て掻き上げられるようになる。一方、図7Bに示す本発明のレーキ循環式除塵機100では、スクリーン51の略半分だけをレーキ爪部12が通過し、塵芥60の略半分を掻き上げるようになる。
この掻上動作時のスクリーン51後段側の水面の変動幅を、レーキ循環式除塵機101(レーキ爪部72)によるものをΔH0とし、レーキ循環式除塵機100(レーキ爪部12)によるものをΔH1とすると、ΔH1は、ΔH0に比べて小さくなる。従って、レーキ循環式除塵機100は、レーキ循環式除塵機101に比べて、式1で示した有効落差Hの変動幅ΔHが小さくなるので、発電力Pの変動幅ΔPを小さくすることができる。
また、上方で塵芥を落下移動させたレーキが、チェーンコンベア1に従動して水面に帰還する場合(水中帰還動作:矢印線A1)についても比較をすると、レーキ爪部12が水面を叩く面積は、レーキ爪部72が水面を叩く面積のほぼ半分になる。従って、この水中帰還動作時の水面の変動幅ΔHも、レーキ循環式除塵機100によるものの方が、レーキ循環式除塵機101によるものに比べて小さくなる。
図8A及びBは、レーキ循環式除塵機100及び第2の比較例としてのレーキ循環式除塵機102の比較例を示す断面図である。図8Aに示すレーキ循環式除塵機102は、レーキ80をチェーンコンベア1に90°毎に4つ連結させたものである。またレーキ80は、レーキ10及びレーキ20のように、レーキ桁81のほぼ半分にレーキ爪部82を取り付けられたものである。
レーキ循環式除塵機102を、チェーンコンベア1の1循環分だけ除塵運転させた場合、レーキ80による掻上動作(矢印線A2)は4回行われ、レーキ80による水中帰還動作(矢印線A1)も4回行われる。つまり、レーキ循環式除塵機102による除塵運転が1循環すると、合計で8回の水面変動が起こるようになる。
図8Bに示す本発明のレーキ循環式除塵機100を、同様に1循環分除塵運転させた場合、レーキ10及びレーキ20による掻上動作(矢印線A2)は計2回行われ、水中帰還動作(矢印線A1)も計2回行われる。つまり、レーキ循環式除塵機100による除塵運転が1循環すると、合計で4回の水面変動が起こるようになる。従って、レーキ循環式除塵機100は、レーキ循環式除塵機102に比べて、式1の有効落差Hの変動の頻度が少なくなるので、変動頻度の少ない安定した発電力Pを維持できるようになる。
このように、本発明に係る実施の形態としてのレーキ循環式除塵機100によれば、無終端状のチェーンコンベア1に、互いに所定の距離を有するようにして、レーキ桁11とレーキ桁21とを連結させ、レーキ桁11の所定部位に、例えば5つの爪ブロック12aからなるレーキ爪部12を間欠的に取り付け、レーキ桁21の、レーキ爪部12の取付部位と異なる部位に、例えば4つの爪ブロック22aからなるレーキ爪部22を間欠的に取り付けるものである。
従って、レーキ爪部が叩く水面の部分を、2回に分割できるとともに、1回分で叩く水の部分を間欠的に分散できるので、1回の掻上動作による水位の変動幅を小さくすることができる。また、従来方式の4本のレーキ桁を備える方式に比べて、水面を叩く回数を少なくできるので、水位の変動頻度を最低限に抑えることができる。これらにより、出力電力の変動が小さい安定した発電ができる。
また、2本のレーキ桁11及び12は、チェーンコンベア1を180°に2分割する対向する位置に取り付けられるようになる。これにより、レーキ桁の一方が上方に移動する時に、他方が下方に移動するようになる。従って、電動機2にかかる負荷の変動を低減できるとともに、電動機2に必要とされる回転動力を最低限に抑えることができる。
また更に、レーキ爪部12及び22を、組み合わせ変更可能な爪ブロック12a及び22aにより構成することにより、塵芥60の堆積量や、気候、季節等に合わせて、レーキ爪部の個数及び取付部位を調節することができる。従って、効率的な除塵動作ができるようになる。また、レーキ爪部の破損時の取替コストも低減できる。しかも、各部材(爪ブロック)の縦横比が小さくなるので、レーキ爪部の硬性を強化できる。
なお、爪ブロック12a及び22aを、複数本、例えば3〜10本のレーキ爪を有する組み合わせ変更可能な部材として形成したことにより、1本のレーキ爪による組み合わせ変更可能な部材として形成した場合に比べると、組み合わせ変更時及びメンテナンス時の作業効率を向上できる。
この発明は、水力発電所の沈砂池、水槽等のスクリーンに堆積する塵芥の自動除塵作業に適用して極めて好適である。
実施の形態としてのレーキ循環式除塵機100の構成例を示す斜視図である。 レーキ10及びレーキ20の構成例を示す上面図である。 レーキ桁11及び爪ブロック12aの取付例を示す斜視図である。 レーキ循環式除塵機100の動作例(その1)を示す断面図である。 レーキ循環式除塵機100の動作例(その2)を示す断面図である。 レーキ循環式除塵機100の動作例(その3)を示す断面図である。 レーキ循環式除塵機100及び101の比較例を示す断面図である。 レーキ循環式除塵機100及び102の比較例を示す断面図である。
符号の説明
1・・・チェーンコンベア、2・・・電動機、3・・・スプロケット、4・・・レーキチェーン、5・・・駆動チェーン、10、20、30、40・・・レーキ、11、21、31、41・・・レーキ桁、12、22、32、42・・・レーキ爪部、50・・・基礎スラブ、51・・・スクリーン、52・・・操作室、53・・・シュート、54・・・エプロン、55・・・ホッパ、56・・・搬送コンテナ、60・・・塵芥、100、101、102・・・レーキ循環式除塵機

Claims (4)

  1. 水面に浮遊する塵芥を、堆積場所から集積場所まで掻き上げるレーキ循環式の除塵機において、
    前記堆積場所から前記集積場所に至る掻上経路を構築する無終端状の駆動手段と、
    前記駆動手段の所定の位置に連結され、前記掻上経路を移動する第1のレーキ桁と、
    前記駆動手段の、前記第1のレーキ桁の連結位置から所定の距離を有する位置に連結され、前記掻上経路を移動する第2のレーキ桁と、
    前記第1のレーキ桁の所定の部位に、間欠的に分割して取り付けられ、前記塵芥を掻き上げて従動させる第1のレーキ爪部と、
    前記第2のレーキ桁の、前記第1のレーキ爪部の取付部位と異なる部位に、間欠的に分割して取り付けられ、前記塵芥を掻き上げて従動させる第2のレーキ爪部とを備え、
    前記第1及び第2のレーキ桁は、
    前記掻上経路を移動する方向に略垂直に一端から他端に渡って横設される蟻溝と、一端から他端に渡って所定のピッチで開口されるネジ穴とを有し、
    前記第1及び第2のレーキ爪部は、
    所定数の爪ブロックを有し、
    前記爪ブロックは、一方の面に、所定数のレーキ爪を横設されるとともに、他方の面に、前記蟻溝と嵌合されるを設けられ
    前記蟻溝の一方の端部から前記蟻を係合させ、前記レーキ桁上で前記爪ブロックをスライドして位置決めし、ボルトにより前記レーキ桁に爪ブロックを固定することで、爪ブロックの取付位置を選択/変更可能とすることを特徴とする除塵機。
  2. 前記第1及び第2のレーキ桁は、
    前記駆動手段の1周分の循環経路を略2分割する位置にそれぞれ連結されることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  3. 前記第1及び第2のレーキ爪部は、
    3乃至10個の爪ブロックを有することを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
  4. 前記爪ブロックは、
    前記一方の面に、2乃至10個のレーキ爪を横設されることを特徴とする請求項1に記載の除塵機。
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