JP7037949B2 - 脆性柱状体用トレー及びその製造方法、並びに梱包体 - Google Patents
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Description
前記基部に形成された、脆性柱状体の端面側の少なくとも一部を収容するための1つ以上のポケット部と
を備え、
前記ポケット部は、底面に1つ以上のリブを有し、且つ前記リブは前記底面と接する部分にR部が形成されており、
前記リブは上面及び側面を有し、前記上面と前記側面とが接する部分にR部が形成されており、
前記脆性柱状体が、第1端面から第2端面まで貫通して流体の流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁を有する柱状ハニカム構造体である脆性柱状体用トレーである。
前記基部側が凹部となる凹状金型を用いて樹脂シートを真空成形する、脆性柱状体用トレーの製造方法である。
2つの前記脆性柱状体用トレーの間に挟まれる前記脆性柱状体を収容する箱と
を備える梱包体である。
本実施形態に係る脆性柱状体用トレー1は、プレート状(「板状」ともいう)の基部2と、基部2に形成された、脆性柱状体10の端面側の少なくとも一部を収容するためのポケット部3とを備えている。
なお、図1では、2つのポケット部3を基部2に形成した例を示しているが、ポケット部3の数は、1つ以上であれば特に限定されない。また、ポケット部3の開口面の形状も特に限定されず、脆性柱状体10の軸方向に直交する断面形状に対応させればよい。例えば、ポケット部3の開口面の形状は、円形状、楕円形、四角形などにすることができる。
ここで、本明細書において「リブ5」とは、ポケット部3において、底面4から隆起した部分(凸部)のことを意味する。
ここで、ポケット部3の底面4に設けられるリブ5の形状の具体例を図4に示す。図4は、ポケット部3の平面部(上面図)である。
なお、リブ5の幅及び長さなどは、リブ5の形状に応じて適宜調整する必要があり、一義的に定義することは難しい。
また、別の好ましい実施形態において、脆性柱状体用トレー1の材質は、発泡性樹脂であってもよい。発泡性樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。発泡性樹脂によって脆性柱状体用トレー1を形成することにより、衝撃が吸収され易くなるため、脆性柱状体10の破損を抑制する効果が高くなる。
好ましい実施形態において、脆性柱状体用トレー1は、第1端面から第2端面まで貫通して流体の流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁を有する柱状ハニカム構造体を収容するために用いることができる。
好ましい実施形態では、脆性柱状体用トレー1は、基部2側が凹部となる凹状金型を用いて樹脂シートを真空成形することによって製造される。ポケット部3側が凸部となる凸状金型を用いて真空成形を行った場合、ポケット部3内の脆性柱状体用トレー1の厚みが薄くなり易くなるため、リブ5の強度が低下する傾向にある。これに対して、基部2側が凹部となる凹状金型を用いて真空成形を行うことにより、ポケット部3内の脆性柱状体用トレー1の厚み(特に、リブ5の厚み)を維持し易いため、リブ5の強度が向上する。
(実施例1)
厚みが0.35mmのPPシートを、基部2側が凹部となる凹状金型を用いて真空成形することにより、図4(a)に示すリブ形状(リブ5が底面4と接する部分にR部6を有する)を有するポケット部3を備えた脆性柱状体用トレー1を作製した。ここで、ポケット部3の開口部は直径120mmの円形、R部6の曲率半径は2mm、リブ5の高さは2.5mmにそれぞれ設定した。
凹状金型を変更したこと以外は実施例1と同様にして、図4(a)に示すリブ形状(ただし、リブ5が底面4と接する部分にR部6を有さない)を有するポケット部3を備えた脆性柱状体用トレー1を作製した。
凹状金型を変更したこと、及びポケット部3の開口部の直径を78mmに変更したこと以外は実施例1と同様の条件にて、図4(b)に示すリブ形状(リブ5が底面4と接する部分にR部6を有する)を有するポケット部3を備えた脆性柱状体用トレー1を作製した。
凹状金型を変更したこと以外は実施例2と同様にして、図4(b)に示すリブ形状(ただし、リブ5が底面4と接する部分にR部6を有さない)を有するポケット部3を備えた脆性柱状体用トレー1を作製した。
したがって、本発明によれば、ポケット部3の底面4に設けたリブ5の強度が高く、脆性柱状体10の端面外周部をポケット部3の底面4に接触し難くすることにより、保管時又は輸送時に脆性柱状体10を破損させることなく収容することが可能な脆性柱状体用トレー1及びその製造方法、並びに梱包体を提供することができる。
2 基部
3 ポケット部
4 底面
5 リブ
6 R部
7 底部外周
10 脆性柱状体
11 箱
Claims (4)
- プレート状の基部と、
前記基部に形成された、脆性柱状体の端面側の少なくとも一部を収容するための1つ以上のポケット部と
を備え、
前記ポケット部は底面に1つ以上のリブを有し、且つ前記リブは前記底面と接する部分にR部が形成されており、
前記リブは上面及び側面を有し、前記上面と前記側面とが接する部分にR部が形成されており、
前記脆性柱状体が、第1端面から第2端面まで貫通して流体の流路を形成する複数のセルを区画形成する隔壁を有する柱状ハニカム構造体である脆性柱状体用トレー。 - 前記ポケット部は底部外周に前記底面を有する、請求項1に記載の脆性柱状体用トレー。
- 請求項1又は2に記載の脆性柱状体用トレーの製造方法であって、
前記基部側が凹部となる凹状金型を用いて樹脂シートを真空成形する、脆性柱状体用トレーの製造方法。 - 請求項1又は2に記載の2つの脆性柱状体用トレーと、
2つの前記脆性柱状体用トレーの間に挟まれる前記脆性柱状体を収容する箱と
を備える梱包体。
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JP2018017648A JP7037949B2 (ja) | 2018-02-02 | 2018-02-02 | 脆性柱状体用トレー及びその製造方法、並びに梱包体 |
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JP2019131279A (ja) | 2019-08-08 |
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