JP7036410B2 - 果菜自動選別装置 - Google Patents

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Description

本発明はミニトマトやカボス、栗のような各種果菜をサイズ別、形状別といった規格別(等階級別)に自動的に選別する果菜自動選別装置の搬送チェーンに取り付けて使用する果菜載せ体に関するものである。
果菜自動選別装置の一種としてPK(ピアノ鍵盤)式と呼ばれる果菜載せ体を用いたもの(PK式選果機)がある(特許文献1及び2)。PK式選果機は、縦回転式の搬送チェーンに多数のPK式の果菜載せ体が取り付けられ、当該果菜載せ体での搬送中に、果菜の等階級等を計測して選別するものである。PK式の果菜載せ体は、前記搬送チェーンに取り付ける基部と、当該基部に軸支されて一端側が上下に可動する可動体(載置体)、当該載置体を保持する操作具を備えている。果菜は当該載置体の上面側に載せられて搬送される。
従来の果菜載せ体は複数本の載置体を備えているが、それら複数本の載置体の上面の高さが一定であるため、搬送中の振動によって果菜が転がって果菜載せ体から落下するとか、果菜載せ体上で転動して正確な計測ができないといった問題が生じることがあった。
特開2008-018354号公報 特開2008-018355号公報
本発明は果菜載せ体上の果菜の落下や転動による前記不都合を解決することのできる果菜載せ体を提供することにある。
本発明の果菜載せ体は、果菜自動選別装置の搬送チェーンに取り付けて使用する果菜載せ体において、搬送チェーンに取り付ける基部と、当該基部に設けられた複数本の載置体を備え、前記複数本の載置体の一又は二本以上が他の載置体よりも低くなるように構成されたものである。
複数本の載置体は、交互に異なる高さとなるように構成することもできる。他の載置体よりも一段低く配置された載置体の上面には、載置体の長手方向に細長の突条を一又は二本以上設けることができる。載置体は先端部端側の間に当該端部及び側よりも低い谷部を備えた側面視V字状(略V字状を含む。本願において同じ)とすることができる。
本発明の果菜載せ体は、複数本の載置体の一部を他の部分よりも低くなるようにしてあるため、果菜が転動し難く、果菜の転動による前記不都合を解消することができる。
果菜自動選別装置の排出受け部から整列部の途中までを示す斜視図。 果菜自動選別装置の分散引き上げ体の途中から果菜搬送体の終端までを示す斜視図。 図1の側面図。 図2の側面図。 図1の平面図。 図2の平面図。 果菜載せ体の一例を示すものであって、(a)は真ん中の載置体を両外側の載置体よりも一段低くした場合の斜視図、(b)は両外側の載置体を真ん中の載置体よりも一段低くした場合の斜視図。 押し下げ具によって載置体を回転させて果菜を果菜載せ体上から排出する場合の説明図であって、(a)は載置体が操作具で保持(ロック)された状態を示すもの、(b)は押し下げ具で操作部を押し下げて果菜を果菜載せ体上から排出した状態を示すもの。 果菜載せ体の動作説明図であって、(a)は図7(a)に示す果菜載せ体と図7(b)に示す果菜載せ体を横並びに設置した状態を示すもの、(b)は(a)の果菜載せ体の手前側二本の載置体を回転させた状態を示すもの。 果菜をエア噴射機で果菜載せ体上から排出する場合の説明図であって、(a)はエア噴射前の状態を示すもの、(b)はエア噴射によって果菜を果菜載せ体上から排出した状態を示すもの。 復帰ガイドの説明図であって、(a)は首振りした載置体を元の状態に復帰させる場合の説明図、(b)は首振りした載置体が元の状態に復帰する動作の説明図。
(果菜載せ体の実施形態)
果菜載せ体1の一例を、図面を参照して説明する。果菜載せ体1は、図1~6に示す果菜自動選別装置の果菜搬送体19の搬送チェーン33に固定して使用するものである。一例として図7(a)に示す果菜載せ体1は、いわゆるPK式(ピアノ鍵盤式)と呼ばれる方式のものであり、搬送チェーン33に取り付ける基部2と、当該基部2に軸支された載置体3及び操作具4を備えている。載置体3と操作具4は一対一の関係にあり、図7(a)の例では三組設けられている。
前記基部2は搬送チェーン33への取付け部5と、前記載置体3及び操作具4を保持する保持片6を備えている。保持片6は二枚一組で構成され、基部2の上面に上向きに立設されている。この実施形態では、保持片6が三組横並びに設けられている。保持片6は載置体3の数に合わせて設ければよく、例えば、載置体3が二本の場合には二組、四本の場合には四組というようにすることができる。それぞれの保持片6(二枚一組の保持片)の間には載置体3の連結部3aが配置され、第1の支持軸7aで回転可能に軸支されている。それぞれの載置体3には図示しない付勢バネ(載置体用付勢具)が配置され、載置体3の先端側の端部(説明の便宜上、本願では「先端部」という)3dが下方に回転する方向に付勢されている。
前記操作具4は、それぞれの保持片6の後端側(取付け部側)に、第2の支持軸7bで回転可能に支持されている。一例として図7(a)に示す操作具4は側面視V字状であり、前記載置体3の係止溝3bに係止する係止部4aと係止部4aの係止を解除する操作部4bを備えている。係止部4aを載置体3bに係止することで載置体3がロックされ、係止部4aによる係止を解除することで載置体3が回転する(載置体3の先端側が下がる。本願においてこの動きを「首振り」という)。操作具4には図示しない付勢バネ(操作具用付勢具)が取り付けられ、操作具4の係止部4aが載置体3の係止溝3bに係止する方向に力が付勢されている。この実施形態では、係止部4a及び係止溝3bが特許請求の範囲における係止手段に相当する。
図7(a)に示す載置体3は、軸支側の端部(説明の便宜上、本願では「後端部」という)3cと先端部3dとの間に両端部3c、3dよりも低い谷部3eを備えた側面視V字状であり、真ん中の載置体3が両外側の載置体3よりも一段低くなるようにしてある。両外側の載置体の上面側は、載置体3の断面形状が略半球状(蒲鉾型)となるようにしてある。真ん中の載置体3は、両外側の載置体3よりもなだらかなV字状としてある。真ん中の載置体3の表面には、長手方向に長い二本の縦突条8aが間隔をあけて設けられている。二本の縦突条8aの間には二本の横突条8bが、二本の縦突条8aの先方と後方側の二カ所に設けられている。両外側の載置体3の表面には、横突条8cが多数本間隔をあけて設けられている。なお、この実施形態の載置体3は、プラスチック製の芯材の外側にゴム製のカバーを被せたものである。
果菜載せ体1は、図7(b)に示すように、真ん中の載置体3を高く、その両側方の載置体3が真ん中の載置体3よりも一段低くなるようにすることもできる。両外側の載置体3の表面には、図7(a)の真ん中の載置体3と同様の縦突条8aと横突条8bが設けられ、真ん中の載置体3には、図7(a)の両外側の載置体3と同様の横突条8cが設けられている。
図7(a)(b)に示す載置体3は側面視ゆるやかなV字状となるようにしてあるが、載置体3はV字状ではなく平坦にすることもできる。この場合、V字状とする場合に比べて載置体3上の果菜(例えばミニトマト)が転がりやすくなるため、載置体3の中心部分に果菜の転がりを防止するための突起等(図示しない)を設けることもできる。ただし、突起は果菜のプールコンベアへの送り出しに支障をきたすことのないものとする。
(果菜自動選別方法及び果菜自動選別装置の実施形態)
次に、果菜自動選別方法及び果菜自動選別装置の一例を、図面を参照して説明する。ここでは果菜がミニトマトの場合を一例として説明する。一例として図1~6に示す果菜自動選別装置は、コンテナ10から排出されるミニトマトを受ける排出受け部11と、排出受け部11の先方に設けられた傾斜板12と、傾斜板12の先方に設けられた引き上げ体13と、引き上げ体13の先方に設けられた送り搬送体14と、送り搬送体14の先方に設けられた分散傾斜体15と、分散傾斜体15の先方に設けられた振動体16と、振動体16の先方に設けられた分散引き上げ体(果菜引継ぎ体)17と、分散引き上げ体17の先方に設けられた整列部18と、整列部18の先方に設けられた果菜搬送体19を備えている。この実施形態では、整列部18と果菜搬送体19が四条ずつ設けられ、それぞれの果菜搬送体19の始端側(整列部寄り)に設けられた計測手段20で、果菜載せ体1上のミニトマトを計測できるようにしてある。本願では、先方側の装置に果菜を供給するものを果菜供給部という。また、本願では、振動体16及び分散引き上げ体17を備える装置或いは振動体16及び分散引き上げ体17に分散傾斜体15を加えた装置を果菜分散供給装置という。
四条の果菜搬送体19の下方には、果菜搬送体19の搬送方向と交差する(直交する)方向にプールコンベア21が多数本設けられ、選別後のミニトマトをプールできるようにしてある。図示した例では二本であるが、実際は各等階級につき一又は二本以上設けられる。また、プールコンベア21の配列方向先方には、いずれのプールコンベア21にも排出されなかったミニトマトを排出するための不選別コンベア22がプールコンベア21と平行に(果菜搬送体19の搬送方向と交差する(直交する)向きに)設けられている。不選別コンベア22の終端側には戻り搬送体23が設けられ、選別されなかったミニトマトを振動体16に戻せるようにしてある。それぞれの果菜搬送体19には、果菜載せ体1の載置体3を首振りさせる押し下げ具24と、果菜載せ体1上のミニトマトをエアでプールコンベアへ排出するエア噴射機25が設けられている。
[排出受け部]
前記排出受け部11はコンテナ10等から排出されたミニトマトを受ける部分である。排出受け部11には、ベルトコンベア等を用いることができる。排出受け部11には、ミニトマトが落下しないように、側方に落下防止壁(図示しない)を設けることができる。図示する例は一例であり、排出受け部11はこれ以外のものであってもよい。排出受け部11として、ベルトコンベアのようにミニトマトを先方へ送る手段を備えていないものを用いることもできるが、この場合は、ミニトマトを手作業で先方へ送ればよい。排出受け部11は省略することもできる。この場合、ミニトマトをコンテナ10等から傾斜板12に直接供給することができる。
[傾斜板]
前記傾斜板12は、排出受け部11から供給されたミニトマトを引き上げ体13の下端側(始端側)へ送るものである。この実施形態では、側方に落下防止壁26を備えた平板を用いている。傾斜板12を排出受け部11と兼用にして、コンテナ10等から排出されたミニトマトを傾斜板12で受け、引き上げ体13の下端側へ送れるようにすることもできる。図示する例は一例であり、傾斜板12はこれ以外のものであってもよい。傾斜板12は省略することもできる。この場合、ミニトマトをコンテナ10等から引き上げ体13に直接供給することができる。
[引き上げ体]
前記引き上げ体13は、傾斜板12から送られたミニトマトを複数個ずつ引き上げて、先方の送り搬送体14へ供給するものである。一例として図1、3及び5に示す引き上げ体13はベルトコンベアの平ベルトの外周に複数の受け材27が突設されたものである。受け材27の突出幅はミニトマトが一つ収まる程度或いは若干はみ出す程度の幅としてある。隣接する受け材27の間隔はミニトマトが一つ収まる程度の間隔、換言すれば、両受け材27の間にミニトマトが上下に二個以上載らない間隔としてある。したがって、一つの受け材27に載る複数のミニトマトは受け材27上で重なることなく一列に整列することとなる。図示する例は一例であり、引き上げ体13はこれ以外のものであってもよい。引き上げ体13は省略することもできる。この場合、ミニトマトをコンテナ10等から送り搬送体14に直接供給することができる。
[送り搬送体]
前記送り搬送体14は、引き上げ体13で引き上げられたミニトマトを先方の分散傾斜体15に供給するものである。この実施形態では、送り搬送体14として既存のベルトコンベアを用いているが、ローラコンベア等、ベルトコンベア以外のものを用いることもできる。図1、3及び5に示すように、送り搬送体14の側方には複数の作業員を配置できるようにしてある。作業員は、送り搬送体14上を移動するミニトマトを一つ一つ確認し、傷が付いているものや虫に食われているものなどを適宜取り除くことで一次選別を行う。
[分散傾斜体]
前記分散傾斜体15は、送り搬送体14から送られたミニトマトを分散して先方の振動体16へ供給するもの(供給台)である。この実施形態では、側方に落下防止壁28を備えた先広がりの平板(板状部)を用いている。平板の上面には分散ガイド29が設けられ、分散傾斜体15に供給されたミニトマトをある程度分散できるようにしてある。送り搬送体14で作業を行う作業員は、分散ガイド29を目印にして、ミニトマトを分散させることができる。
[振動体]
前記振動体16は、分散傾斜体15から供給されるミニトマトをさらに均等又は略均等にバランスよく分散させるもの(果菜分散手段)である。この振動体16は、載せられたミニトマトが横方向へ移動するように振動させてある。振動体16の振動によって横方向に分散されたミニトマトは、その分散状態を維持したまま分散引き上げ体17に供給される。
[分散引き上げ体]
前記分散引き上げ体17は、振動体16から供給されたミニトマトを引き上げて、先方の整列部18に供給するものである。この実施形態では、分散引き上げ体17として、ベルトコンベアの平ベルトの外周に複数の受け材30が突設されたものを用いている。受け材30の突設幅や隣接する受け材30の間隔等、分散引き上げ体17の基本的な構造は前記引き上げ体13と同じであるが、横幅を前記引き上げ体13よりも広くしてある。前記引き上げ体13と同様、分散引き上げ体17でも一つの受け材30に載る複数のミニトマトは受け材30上で重なることなく一列に整列することとなる。図示する例は一例であり、引き上げ体17はこれ以外のものであってもよい。なお、この実施形態では、四条の整列部18が間隔をあけず横並びに設けられており、これら四条の整列部18に均等又は略均等にバランスよくミニトマトが供給されるようにしてある。整列部18を間隔をあけずに設けているのは、その間隔からミニトマトが落下するのを防止するためである。
[整列部]
前記整列部18は、分散引き上げ体17から供給されるミニトマトを一列に整列させるものである。一列に整列させるのは、計測手段20を通過する際に、ミニトマトが重なって正確な計測が阻害されるのを防止するためである。一例として図2、4及び6に示すものは、振動によってミニトマトの重なりを解消しながら先方へ送るものである。この実施形態では、幅の異なるものを三本直列に並べているが、三本より多くすることも三本より少なくすることもできる。この実施形態では、幅の異なる三本の振動装置を幅の広いものが手前、幅の狭いものが先方となるように、すなわち、ミニトマトが移動する通路が先方に向かうにつれて狭くなるようにしてある。分散引き上げ体17から供給されるミニトマトは、幅の広い振動装置から幅の狭い振動装置へ導かれ、最終的に一列に整列することとなる。
[果菜搬送体]
前記果菜搬送体19は、縦回転式の搬送体に複数の果菜載せ体1が取り付けられたものである。この果菜搬送体19は、長尺のフレーム31の長手方向に間隔をあけて配置された複数のスプロケット32の外周に搬送チェーン33が周回された縦回転式のものである。搬送チェーン33は図示しないモータの回転によって走行するようにしてある。搬送チェーン33には多数の果菜載せ体1が連続して取り付けられ、搬送チェーン33の走行によってその走行方向に移動するようにしてある。搬送チェーン33には一列のローラチェーンや二列のローラチェーン等、既存のチェーンを用いることができる。この実施形態では、搬送チェーン33に、図7(a)に示す果菜載せ体1と図7(b)に示す果菜載せ体1が交互に取り付けられ、一段窪んだ部分が一つおきに現れるようにしてある。果菜載せ体1は搬送チェーン33に片持ち支持されている。なお、果菜載せ体1はこれ以外のものを用いることもできる。
図2、4及び6に示すように、前記フレーム31には、所定間隔をあけて押し下げ具24とエア噴射機25が設けられている。押し下げ具24とエア噴射機25は、プールコンベア21と不選別コンベア22の夫々に対応する位置に一つずつ設けられている。より具体的には、押し下げ具24は各プールコンベア21及び不選別コンベア22よりもフレームの長さ方向手前側に設けてあり、エア噴射機25は押し下げ具24よりもフレームの長さ方向先方側であって、各プールコンベア21及び不選別コンベア22の幅方向の中心付近に設けてある。果菜搬送体19の終端付近には、首振りした載置体3を元の位置に復帰させるための復帰ガイド34(図11(a)(b))が設けられている。
[計測手段]
前記計測手段20は、果菜載せ体1で搬送されるミニトマトの形状やサイズ、糖度等を計測するものであり、撮影用のカメラ、処理回路、糖度計等から構成される。計測手段20は果菜搬送体19の上方に配置して搬送中のミニトマトを上方から撮影して計測できるようにすることも、側方に配置して搬送中のミニトマトを側方から計測できるようにすることも、真下に配置して搬送中のミニトマトを下方から計測することもできる。その他の位置に配置して異なる方向から計測できるようにすることもできる。前記カメラ、処理回路、糖度計等には既存のものを使用することができ、計測手段20には画像式、光学式等の各形式の計測器を使用することができる。
[押し下げ具]
押し下げ具24は走行中の果菜載せ体1の操作具4を押し下げて、果菜載せ体1上のミニトマトをプールコンベア21や不選別コンベア22に排出するもの(排出装置)である。一例として図2、4、6及び8(a)(b)に示す押し下げ具24は、ロータリーソレノイド(図示しない)と、そのロータリーソレノイドの回転軸(図示しない)に固定された押し下げアーム24aと押し下げアーム24aの先端に設けられた押し盤24bを備えている。ロータリーソレノイドには等階級判別信号が送信され、その信号に従って押し下げアーム24aが回転するようにしてある。前記押し下げ具24は一例であり、これ以外のもので代用することもできる。
[エア噴射機]
前記エア噴射機25は、エアによって果菜載せ体1上のミニトマトをプールコンベア21に排出するもの(排出装置)である。エア噴射機25でミニトマト又はミニトマトの近傍にエアを噴射することで、ミニトマトを果菜載せ体1から排出することができる。エア噴射機25には既存のものを用いることができる。エア噴射機25の噴射力は、ミニトマトを排出できる強さであって、且つ、排出されるミニトマトが隣の果菜搬送体19に届かない程度の強さとするのが好ましい。排出されるミニトマトが隣の果菜搬送体19に到達するのを防止するため、各果菜搬送体19の間にカーテンのようなものを垂らしておき、排出されるミニトマトが隣の果菜搬送体19に載らないようにすることもできる。
この実施形態では、押し下げ具24とエア噴射機25の双方を備えた場合を一例としているが、この場合、押し下げ具24とエア噴射機25の双方を用いることも、いずれか一方のみを用いることもできる。また、任意の果菜搬送体19の一番目のプールコンベア21への排出にはエア噴射機25を、二番目のプールコンベア21への排出には押し下げ具24をというように、一条の果菜搬送体19の中で押し下げ具24とエア噴射機25を選択的に用いることもできる。なお、押し下げ具24とエア噴射機25の一方のみを用いる場合には、いずれか一方のみを設けることも、双方を設けて一方のみを用いるようにしてもよい。
[プールコンベア]
前記プールコンベア21は、果菜載せ体1から排出されるミニトマトを引き継ぐものである。一例として図2、4及び6に示すプールコンベア21は、間隔をあけて配置されたローラの外周に平ベルトが周回されたベルトコンベア式のものである。この実施形態では、プールコンベア21は四条の果菜搬送体19の下方に、これら果菜搬送体19と直交(交差)する向きに設けてあり、各果菜搬送体19の果菜載せ体1から排出されるミニトマトが引き継がれるようにしてある。プールコンベア21は図2及び6の矢印方向に連続回転或いは間欠回転するようにしてある。図示は省略しているが、プールコンベア21は各等階級につき一本又は二本以上、好ましくは三本以上ずつ設けることができる。なお、プールコンベア21の先方には、プールコンベア21に排出されたミニトマトの重量や個数を自動で計測してパック詰めするパック詰め装置を設けておくこともできる。
[不選別コンベア]
前記不選別コンベア22は、等階級が判別されずに最終のプールコンベア21を通過したミニトマトを排出するためのコンベアである。この実施形態では、間隔をあけて配置されたローラの外周に平ベルトが周回されたベルトコンベア式のものを、プールコンベア21と平行に一本設けてある。不選別コンベア22へのミニトマトの排出は押し下げ具24で行うことも、エア噴射機25で行うこともできる。押し下げ具24で行う場合、当該押し下げ具24を通過するすべての果菜載せ体1の操作部4bを押し下げることで、不選別のミニトマトを不選別コンベア22に排出することができる。エア噴射機25の場合、選別されることなく不選別コンベア22の位置まで到達したミニトマト一つ一つにエアを噴射して排出することができる。前者の方法では、不選別のミニトマトを確実に排出できるメリットがあり、後者の方法では、押し下げ具24で操作部4bを押し下げる際に生じる操作音がなく静かであるというメリットがある。
[戻り搬送体]
前記不選別コンベア22の先方には、不選別コンベア22に排出されたミニトマトを前記振動体16に戻すための戻り搬送体23(図2、4及び6)が設けられている。この実施形態では、戻り搬送体23は果菜搬送体19の外側に果菜搬送体19と平行に設けられており、当該戻り搬送体23のベルトが、果菜搬送体19での果菜搬送方向と反対方向(果菜載せ体19が始端側に戻る方向)に進行するようにしてある。戻り搬送体23と振動体16の間には滑り板23aが設けられ、戻り搬送体23で戻されたミニトマトを振動体16へ供給できるようにしてある。
[復帰ガイド]
前記復帰ガイド34は、首振りした載置体3を元の状態、すなわち、載置体3の係止溝3bに係止具4の係止部4aが係止される状態に復帰させるためのガイドである。この実施形態では、図11(a)(b)に示すような一本の湾曲した棒を用いている。この復帰ガイド34は、終端側に向けてなだらかに上昇したのち水平になる形状であり、果菜載せ体1がこの復帰ガイド34の上面側に接触しながら移動することで、元の位置に復帰できるようにしてある。復帰ガイド34の構造はこれ以外であってもよい。プールコンベア21及び不選別コンベア22へのミニトマトの排出をすべてエア噴射機25で行う場合には、復帰ガイド34は省略することができる。
(動作)
前記排出受け部11に排出されたミニトマトは、傾斜板12を転がり、引き上げ体13で上方へ引き上げられる。引き上げられたミニトマトは送り搬送体14に載り、不良なミニトマトはこの送り搬送体14を移動している間に作業員によって手作業で取り除かれる。送り搬送体14を通過したミニトマトは分散傾斜体15を転がり、振動体16へ到達する。振動体16に到達したミニトマトは振動体16の振動によって、横方向に均等又は略均等にバランスよく分散される。振動体16で分散されたミニトマトは、分散引き上げ体17で引き上げられ、先方に設けられた整列部18において重ならないように一列に整列される。整列したミニトマトは順次果菜搬送体19の果菜載せ体1上に載せられ、先方へ搬送される。この搬送中に果菜載せ体1のミニトマトが計測手段20で計測され、その結果に基づいて等階級が判別される。等階級の判別信号は、押し下げ具24又は/及びエア噴射機25に送信され、等階級が判別したミニトマトが所定のプールコンベア21の上方へ移動すると、果菜載せ体1の載置体3が首振りし、或いはエア噴射機25がエアを噴射して当該果菜載せ体1上のミニトマトがプールコンベア21へ排出される。プールコンベア21に排出されることなく全てのプールコンベア21を通過したミニトマトは、不選別コンベア22に排出され、戻り搬送体23によって振動体16へ戻される。振動体16に戻されたミニトマトは再び分散引き上げ体17に載り、前述した順に選別される。プールコンベア21や不選別コンベア22へミニトマトを排出するために首振りした載置体3は、不選別コンベア22の先方に配置された復帰ガイド34によって元の状態に復帰する。なお、この実施形態の果菜自動選別装置では、1秒あたり10~12個程度の処理が可能である。
本願の果菜載せ体、果菜分散供給方法、果菜分散供給装置、果菜自動選別方法、及び果菜自動選別装置は、ミニトマトのほか、カボスや栗といった比較的傷付き難い果菜を選別するのに特に好適に用いることができるが、これら以外の各種果菜の選別に用いることもできる。
1 果菜載せ体
2 基部
載置体
3a 連結部
3b 係止溝
3c 後端部
3d 先端部
3e 谷部
4 操作具
4a 係止部
4b 操作部
5 取付け部
6 保持片
7a 第1の支持軸
7b 第2の支持軸
8a 縦突条
8b 横突条
8c 横突条
10 コンテナ
11 排出受け部
12 傾斜板
13 引き上げ体
14 送り搬送体
15 分散傾斜体
16 振動体(果菜分散手段)
17 分散引き上げ体(果菜引継ぎ体)
18 整列部
19 果菜搬送体
20 計測手段
21 プールコンベア
22 不選別コンベア
23 戻り搬送体
23a 滑り板
24 押し下げ具
24a 押し下げアーム
24b 押し盤
25 エア噴射機
26 落下防止壁
27 受け材
28 落下防止壁
29 分散ガイド
30 受け材
31 フレーム
32 スプロケット
33 搬送チェーン
34 復帰ガイド

Claims (4)

  1. 果菜を果菜搬送体の果菜載せ体の上に載せて搬送し、搬送中の果菜を計測手段で計測して等階級を判別し、判別済み果菜を判別結果に基づいて等階級別にプールコンベアに排出する果菜自動選別装置において、
    果菜搬送体の側方に選別用のエア噴射機があり、選別用のエア噴射機は判別済み果菜を等階級別に排出できるように搬送体の側方に等階級別に二以上配置されており、
    プールコンベアは果菜搬送体の果菜搬送方向に等階級別に二以上配置されており、夫々のプールコンベアはエア噴射機から噴射されるエアにより果菜搬送体から等階級別に排出される果菜を二以上プールできるように連続回転又は間欠回転でき、
    前記果菜載せ体は搬送チェーンに取り付ける基部と、当該基部に設けられた複数本の載置体を備え、
    前記複数本の載置体の一又は二本以上が他の載置体よりも低く設けられ、
    複数本の載置体交互に異なる高さとなるように設けられ、
    他の載置体よりも一段低く配置された載置体の上面に、載置体の長手方向に細長の突条が一又は二本以上設けられた、
    ことを特徴とする果菜自動選別装置。
  2. 請求項1記載の果菜自動選別装置において、
    多数の果菜をランダムに搬送する送り搬送体と、多数の果菜を振動させて搬送方向横幅方向に拡散させる振動体と、果菜を搬送しながら一列に整列させる複数列の整列部を備え、
    前記複数列の整列部の先方に、複数列の整列部側から送り込まれる整列済み果菜を引き継いで一列に搬送できる果菜搬送体が複数列ある、
    ことを特徴とする果菜自動選別装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の果菜自動選別装置において、
    いずれのプールコンベアにも排出されない果菜を果菜載せ体の上から排出する不選別用のエア噴射機と、当該不選別用のエア噴射機から噴射される果菜を受ける不選別コンベアを備え、
    不選別用のエア噴射機は選別用のエア噴射機よりも果菜搬送体の果菜搬送方向先方に配置された、
    ことを特徴とする果菜自動選別装置。
  4. 請求項記載の果菜自動選別装置において、
    不選別コンベアから果菜を引き継いで振動体に戻す戻り搬送体を備えた、
    ことを特徴とする果菜自動選別装置。
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