JP7035805B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベーター装置に関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、戸を開けることが可能な範囲にかごが存在することを検出するために複数のセンサを備える。例えば、2つのセンサから検出信号が出力されると、上記範囲にかごが存在することが検出される。
特開平10-139295号公報
特許文献1に記載されたエレベーター装置では、例えば2つのセンサのうちの一方が故障すると、上記範囲にかごが存在することが検出できなくなってしまう。かかる場合、かごが上記範囲に実際に存在していても、戸開動作は行われない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、複数のセンサの一部が故障しても、戸を開けることが可能な範囲にかごが存在することを検出できるエレベーター装置を提供することである。
この発明に係るエレベーター装置は、戸を有するかごと、かごの移動量を検出する第1検出手段と、かごに設けられ、乗場の停止位置に合わせて配置された被検出体を検出すると信号を出力する第1センサと、かごに設けられ、第1センサの下方に配置され、被検出体を検出すると信号を出力する第2センサと、第1センサからの信号及び第2センサからの信号に基づいて、戸を開けることが可能な戸開可能範囲にかごが存在することを検出する第2検出手段と、第1センサ又は第2センサの一方が正常で、他方が異常である一部異常を検出する第3検出手段と、第3検出手段によって一部異常が検出されると、かごを乗場に向けて移動させる動作制御手段と、を備える。第2検出手段は、第3検出手段によって一部異常が検出されると、正常である一方のセンサからの信号と第1検出手段によって検出された移動量とに基づいて、かごが戸開可能範囲に存在することを検出する。
この発明に係るエレベーター装置は、戸を有するかごと、かごの移動量を検出する第1検出手段と、かごが第1位置から第2位置の間に配置されると信号を出力する第1センサと、かごが第3位置から第4位置の間に配置されると信号を出力する第2センサと、第1センサからの信号及び第2センサからの信号に基づいて、戸を開けることが可能な戸開可能範囲にかごが存在することを検出する第2検出手段と、第1センサ又は第2センサの一方が正常で、他方が異常である一部異常を検出する第3検出手段と、第3検出手段によって一部異常が検出されると、かごを乗場に向けて移動させる動作制御手段と、を備える。第2位置は、第1位置より高い。第3位置は、第1位置より高く且つ第2位置より低い。第4位置は、第2位置より高い。かごが乗場の停止位置に停止すると、かごは第3位置と第2位置との間に配置される。第2検出手段は、第3検出手段によって一部異常が検出されると、正常である一方のセンサからの信号と第1検出手段によって検出された移動量とに基づいて、かごが戸開可能範囲に存在することを検出する。
この発明に係るエレベーター装置は、例えばかご、第1検出手段、第1センサ、第2センサ、第2検出手段、第3検出手段、及び動作制御手段を備える。第1検出手段は、かごの移動量を検出する。第3検出手段は、第1センサ又は第2センサの一方が正常で、他方が異常である一部異常を検出する。第2検出手段は、第3検出手段によって一部異常が検出されると、正常である上記一方のセンサからの信号と第1検出手段によって検出された移動量とに基づいて、かごが戸開可能範囲に存在することを検出する。この発明に係るエレベーター装置であれば、複数のセンサの一部が故障しても、戸を開けることが可能な範囲にかごが存在することを検出できる。
実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。 着床検出装置の例を示す図である。 着床検出装置の機能を説明するための図である。 着床検出装置の機能を説明するための図である。 着床検出装置の機能を説明するための図である。 着床検出装置の機能を説明するための図である。 着床検出装置の機能を説明するための図である。 制御装置の例を示す図である。 実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるエレベーター装置の他の動作例を示すフローチャートである。 ドアゾーン検出部の検出機能を説明するための図である。 実施の形態1におけるエレベーター装置の他の動作例を示すフローチャートである。 ドアゾーン検出部の検出機能を説明するための図である。 実施の形態1におけるエレベーター装置の他の動作例を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。エレベーター装置は、例えばかご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。巻上機5は、制御装置7によって制御される。例えば、制御装置7は、駆動綱車6の回転及び停止を制御する。かご1は、駆動綱車6の回転に応じて移動する。
かご1は、戸8及び駆動装置9を備える。戸8は、駆動装置9によって駆動される。駆動装置9は、制御装置7によって制御される。乗場10に、戸11が設けられる。乗場10に、戸11を駆動するための装置は設けられていない。乗場10の戸11は、かご1の戸8を介して駆動装置9によって駆動される。以下においては、乗場10の床とかご1の床とが同じ高さになる位置をその乗場10の停止位置という。なお、かご1は、昇降路3を上下に移動する。このため、本実施の形態において、「位置」とは「高さ」と同義である。
エレベーター装置は、着床検出装置12を備える。図2は、着床検出装置12の例を示す図である。着床検出装置12は、例えばプレート13とセンサ14及びセンサ15とを備える。プレート13は、昇降路3の固定体に設けられる。センサ14は、かご1に設けられる。センサ15は、かご1に設けられる。センサ14とセンサ15とは、縦に並べて配置される。例えば、センサ15は、センサ14の直下に配置される。センサ14は、プレート13を検出すると信号を出力する。センサ15は、プレート13を検出すると信号を出力する。プレート13は、センサ14及びセンサ15によって検出される被検出体の一例である。プレート13は、各乗場10の停止位置に合わせて配置される。プレート13は、かご1の床が乗場10の床と同じ高さになるようにかご1が乗場10に停止すると、センサ14及びセンサ15の双方に検出されるように配置される。
図3から図7は、着床検出装置12の機能を説明するための図である。図3から図7は、プレート13とセンサ14及びセンサ15との位置関係を示す。図3から図7では、位置関係を理解し易くするため、プレート13とセンサ14及びセンサ15と離して示している。
図3から図7において、一点鎖線14aは、センサ14がプレート13を検出する位置を示す。即ち、センサ14は、検出位置14aにプレート13が存在すればプレート13を検出する。同様に、一点鎖線15aは、センサ15がプレート13を検出する位置を示す。センサ15は、検出位置15aにプレート13が存在すればプレート13を検出する。例えば、図3は、かご1の床が乗場10の床と同じ高さに配置された例を示す。図3に示す例では、センサ14は、プレート13を検出する。センサ15は、プレート13を検出する。
次に、一例として、かご1が下方から乗場10に接近する例について説明する。図4は、かご1が特定の第1位置に配置された例を示す。例えば、かご1が第1位置に配置されると、センサ14の検出位置14aがプレート13の下端と同じ高さに配置される。図4に示す例では、センサ14は、プレート13を検出する。なお、センサ14は、かご1が第1位置に配置される直前までプレート13を検出しない。センサ15は、プレート13を検出しない。
図5は、かご1が図4に示す状態から上方に移動し、かご1が特定の第3位置に配置された例を示す。第3位置は、第1位置より高い位置である。例えば、かご1が第3位置に配置されると、センサ15の検出位置15aがプレート13の下端と同じ高さに配置される。図5に示す例では、センサ14は、プレート13を検出する。センサ15は、プレート13を検出する。なお、センサ15は、かご1が第3位置に配置される直前までプレート13を検出しない。
図6は、かご1が乗場10の停止位置を通過してしまい、かご1が特定の第2位置に配置された例を示す。なお、かご1が乗場10の停止位置に停止すると、かご1は、第3位置と第2位置との間に配置される。第2位置は、第3位置より高い位置である。即ち、第2位置は、第1位置より高い。第3位置は、第2位置より低い。例えば、かご1が第2位置に配置されると、センサ14の検出位置14aがプレート13の上端と同じ高さに配置される。図6に示す例では、センサ14は、プレート13を検出する。そして、かご1が上昇を続ければ、センサ14は、かご1が第2位置に配置された直後にプレート13を検出しなくなる。即ち、センサ14は、かごが第1位置から第2位置の間に配置されていれば、信号を出力する。図6に示す例では、センサ15は、プレート13を検出する。
図7は、かご1が図6に示す状態から更に上方に移動し、かご1が特定の第4位置に配置された状態を示す。第4位置は、第2位置より高い位置である。例えば、かご1が第4位置に配置されると、センサ15の検出位置15aがプレート13の上端と同じ高さに配置される。図7に示す例では、センサ14は、プレート13を検出しない。センサ15は、プレート13を検出する。そして、かご1が上昇を続ければ、センサ15は、かご1が第4位置に配置された直後にプレート13を検出しなくなる。即ち、センサ15は、かごが第2位置から第4位置の間に配置されていれば、信号を出力する。
図8は、制御装置7の例を示す図である。制御装置7は、例えば記憶部20、移動量検出部21、ドアゾーン検出部22、異常検出部23、及び動作制御部24を備える。
移動量検出部21は、かご1の移動量を検出する。例えば、巻上機5はエンコーダを備える。エンコーダは、駆動綱車6が回転すると、回転方向及び回転角度を示す回転信号を出力する。移動量検出部21は、例えばこのエンコーダから出力された回転信号に基づいて、かご1の移動量を検出する。
以下に、図9から図13も参照し、エレベーター装置の動作について詳しく説明する。図9は、実施の形態1におけるエレベーター装置の動作例を示すフローチャートである。図9は、かご1がある乗場10、例えば2階の乗場10に停止する際の動作を示す。
制御装置7では、かご1が2階の乗場10に到着したか否かが判定される(S101)。例えば、動作制御部24は、移動量検出部21が検出する移動量に基づいて、かご1を乗場10に停止させる。かご1が乗場10に到着すると(S101のYes)、ドアゾーン検出部22は、戸開可能範囲にかご1が存在するか否かを判定する(S102)。戸開可能範囲は、戸8を開けることが可能な特定の範囲である。ドアゾーン検出部22は、センサ14からの信号とセンサ15とからの信号に基づいて、S102の判定を行う。
センサ14及びセンサ15の双方が正常であれば、例えば図3に示す位置にかご1が配置されると、センサ14及びセンサ15の双方から信号が出力される。ドアゾーン検出部22は、センサ14からの信号とセンサ15からの信号との双方を同時に受信すると、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出する(S102のYes)。S102でYesと判定されると、動作制御部24は、駆動装置9を制御し、戸開動作を行う(S103)。
ドアゾーン検出部22は、センサ14からの信号とセンサ15からの信号との双方を同時に受信していなければ、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出しない(S102のNo)。S102でNoと判定されると、動作制御部24は、センサ故障を検出するための診断動作を行う(S104)。S104では、動作制御部24は、巻上機5を制御し、例えばかご1に2階の乗場10を通過させる。
異常検出部23は、センサ14又はセンサ15の一方が正常で、他方が異常である一部異常を検出する。異常検出部23は、例えばS104で診断動作が行われた時にセンサ14から出力された信号とセンサ15から出力された信号とに基づいて、一部異常を検出する。例えば、センサ14が正常であれば、S104でかご1が乗場10を通過した際にセンサ14はプレート13を検出する。センサ15が正常であれば、S104でかご1が乗場10を通過した際にセンサ15はプレート13を検出する。
例えば、異常検出部23は、S104で診断動作が行われると、上側のセンサ14のみがプレート13を検出したか否かを判定する(S105)。異常検出部23は、診断動作時にセンサ14のみがプレート13を検出していれば(S105のYes)、一部異常を検出する(S107)。異常検出部23は、S105でNoと判定すると、下側のセンサ15のみがプレート13を検出したか否かを判定する(S106)。異常検出部23は、診断動作時にセンサ15のみがプレート13を検出していれば(S106のYes)、一部異常を検出する(S107)。S107で一部異常が検出されると、動作制御部24は、戸開可能範囲にかご1が存在することを再検出するための再検出動作を行う(S108)。S108では、動作制御部24は、巻上機5を制御し、例えばかご1を2階の乗場10に向けて移動させる。
なお、診断動作時にセンサ14及びセンサ15の双方がプレート13を検出していれば、S106でNoと判定される。かかる場合、動作制御部24は、リレベル制御を実施しても良い。診断動作時にセンサ14及びセンサ15の双方がプレート13を検出しなければ、S106でNoと判定される。かかる場合、動作制御部24は、外部への発報を行っても良い。
図10は、実施の形態1におけるエレベーター装置の他の動作例を示すフローチャートである。図10は、図9のS108で、かご1が2階の乗場10に向けて出発した後の動作例を示す。図10は、異常が検出されたセンサ側からかご1が乗場10に接近する時の動作例を示す。
例えば、S101においてかご1が下方から2階の乗場10に接近し、S107で一部異常が検出された場合を考える。かかる場合、かご1はS104で2階の乗場10を上向きに通過する。このため、かご1は、S108で上方から2階の乗場10に接近する。上側のセンサ14が正常で、下側のセンサ15が異常であれば、かご1は、異常が検出されたセンサ側から乗場10に接近する。一方、上側のセンサ14が異常で、下側のセンサ15が正常であれば、かご1は、正常であるセンサ側から乗場10に接近する。
他の例として、S101においてかご1が上方から2階の乗場10に接近し、S107で一部異常が検出された場合を考える。かかる場合、かご1はS104で2階の乗場10を下向きに通過する。このため、かご1は、S108で下方から2階の乗場10に接近する。上側のセンサ14が異常で、下側のセンサ15が正常であれば、かご1は、異常が検出されたセンサ側から乗場10に接近する。一方、上側のセンサ14が正常で、下側のセンサ15が異常であれば、かご1は、正常であるセンサ側から乗場10に接近する。
以下においては、センサ14に異常が検出され、かご1がS108で下方から2階の乗場10に接近する例について、図10に示す動作を詳しく説明する。S108で再検出動作が開始されると、制御装置7では、正常なセンサがプレート13を検出したか否かが判定される(S201)。例えば、S201では、正常なセンサ15がプレート13を検出したか否かが判定される。センサ15がプレート13を検出していなければ、ドアゾーン検出部22は、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出しない。このため、S201でNoと判定されると、戸開動作は許可されない(S204)。例えば、図4に示すようにセンサ14の検出位置14aがプレート13の下端と同じ高さに配置されても、戸開動作は許可されない。
図4に示す状態からかご1が上方に移動し、図5に示すようにセンサ15の検出位置15aがプレート13の下端と同じ高さに配置されると、センサ15がプレート13を検出する(S201のYes)。S201でYesと判定されると、ドアゾーン検出部22は、移動量Sが閾値TH以上であるか否かを判定する(S202)。移動量Sは、正常なセンサがプレート13を検出してからかご1が移動した距離である。移動量Sは、移動量検出部21によって検出される。閾値THは、例えば次式から算出される。
閾値TH=(プレート13の長さL1)-(センサ間の距離L2)
距離L2は、検出位置14aと検出位置15aとの距離である。長さL1は、記憶部20に予め記憶される。距離L2は、記憶部20に予め記憶される。
図11は、ドアゾーン検出部22の検出機能を説明するための図である。かご1が下方から乗場10に接近する場合、図6に示すようにセンサ14の検出位置14aがプレート13の上端と同じ高さに配置されると、移動量Sが閾値THに一致する。このため、図11に示すように、検出位置14aがプレート13の上端より下方にあれば、S202においてNoと判定される。S202でNoと判定されると、ドアゾーン検出部22は、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出する。このため、S202でNoと判定されると、戸開動作が許可される(S203)。一方、S202でYesと判定されると、戸開動作は許可されない(S204)。図10に示す動作は、例えば一定の周期で行われる。
図12は、実施の形態1におけるエレベーター装置の他の動作例を示すフローチャートである。図12は、図9のS108で、かご1が2階の乗場10に向けて出発した後の他の動作例を示す。図12は、正常なセンサ側からかご1が乗場10に接近する時の動作例を示す。
以下においては、センサ15に異常が検出され、かご1がS108で下方から2階の乗場10に接近する例について、図12に示す動作を詳しく説明する。S108で再検出動作が開始されると、制御装置7では、正常なセンサがプレート13を検出しているか否かが判定される(S301)。例えば、S301では、正常なセンサ14がプレート13を検出しているか否かが判定される。センサ14がプレート13を検出していなければ、ドアゾーン検出部22は、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出しない。このため、S301でNoと判定されると、戸開動作は許可されない(S304)。
図4に示すようにセンサ14の検出位置14aがプレート13の下端と同じ高さに配置されると、センサ14がプレート13を検出する(S301のYes)。S301でYesと判定されると、ドアゾーン検出部22は、移動量Sが距離L2以上であるか否かを判定する(S302)。移動量Sは、正常なセンサがプレート13を検出してからかご1が移動した距離である。移動量Sは、移動量検出部21によって検出される。
図13は、ドアゾーン検出部22の検出機能を説明するための図である。かご1が下方から乗場10に接近する場合、図5に示すようにセンサ15の検出位置15aがプレート13の下端と同じ高さに配置されると、移動量Sが距離L2に一致する。このため、図13に示すように、検出位置15aがプレート13の下端より上方にあれば、S302においてYesと判定される。S302でYesと判定されると、ドアゾーン検出部22は、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出する。このため、S302でYesと判定されると、戸開動作が許可される(S303)。一方、S302でNoと判定されると、戸開動作は許可されない(S304)。図12に示す動作は、例えば一定の周期で行われる。
実施の形態1に示す例では、異常検出部23によって一部異常が検出されると、再検出動作が行われる。そして、再検出動作において、ドアゾーン検出部22は、正常なセンサからの信号と移動量検出部21によって検出された移動量とに基づいて、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出する。このため、実施の形態1に示す例であれば、センサ14又はセンサ15の一方が故障しても、他方が故障していなければ、戸開可能範囲にかご1が存在することを検出できる。例えば、S203或いはS303で戸開動作が許可されると、動作制御部24によって戸開動作が行われる。これにより、例えば乗客がかご1に閉じ込められてしまうことを防止できる。
本実施の形態では、ドアゾーン検出部22が、距離L2にも基づいて戸開可能範囲にかご1が存在することを検出する例について説明した。ドアゾーン検出部22は、距離L2の代わりに、戸開可能範囲が狭くなるような他の値を用いて検出を行っても良い。また、着床検出装置12に備えられた全てのプレート13が同じ長さであれば、記憶部20に閾値THを予め記憶させておいても良い。
以下に、本エレベーター装置が採用可能な他の機能について説明する。
制御装置7は、距離算出部25を更に備えても良い。距離算出部25は、距離L2を算出する。例えば、記憶部20に、センサ14の取付け位置とセンサ15の取付け位置とが予め記憶される。距離算出部25は、記憶部20に記憶されたセンサ14の取付け位置とセンサ15の取付け位置とに基づいて、距離L2を算出する。
他の例として、制御装置7は、長さ算出部26及び異常判定部27を更に備えても良い。長さ算出部26は、プレート13の長さを算出する。異常判定部27は、移動量検出部21の検出機能が正常であるか否かを判定する。以下に、図14も参照し、長さ算出部26の機能及び異常判定部27の機能について説明する。図14は、実施の形態1におけるエレベーター装置の他の動作例を示すフローチャートである。
図14のS401からS407に示す動作は、図9のS101からS107に示す動作と同じである。S407で一部異常が検出されると、長さ算出部26は、プレート13の長さを算出する(S408)。長さ算出部26は、かご1が乗場10を通過した時に正常なセンサから出力された信号と移動量検出部21によって検出された移動量とに基づいて、プレート13の長さを算出する。例えば、S405でYesと判定されると、長さ算出部26は、センサ14が信号を出力していた間に移動量検出部21が検出した移動量をプレート13の長さとする。S406でYesと判定されると、長さ算出部26は、センサ15が信号を出力していた間に移動量検出部21が検出した移動量をプレート13の長さとする。
次に、異常判定部27は、長さ算出部26によって算出された長さに基づいて、移動量検出部21による検出機能が正常であるか否かを判定する(S409)。例えば、プレート13の長さL1は、記憶部20に予め記憶される。また、記憶部20に許容値が予め記憶される。異常判定部27は、例えば、記憶部20に記憶された長さL1と長さ算出部26によって算出された長さとの差が上記許容値以下であれば、移動量検出部21の検出機能が正常であると判定する(S409のYes)。異常判定部27は、上記差が許容値より大きければ、移動量検出部21の検出機能が正常ではないと判定する(S409のNo)。
動作制御部24は、S409でYesと判定されると、戸開可能範囲にかご1が存在することを再検出するための再検出動作を行う(S410)。S410では、動作制御部24は、例えばかご1を乗場10に向けて移動させる。一方、S409でNoと判定されると、再検出動作は行われない。S409でNoと判定されると、その後に、ドアゾーン検出部22は戸開可能範囲にかご1が存在することを検出しない。図14に示す例であれば、移動量検出部21の検出機能が正常であることを確認した上で、再検出動作を実施できる。かご1が乗場10に向けて移動を開始した後は、図10に示す動作或いは図12に示す動作が行われる。
本実施の形態では、エレベーター装置がセンサ14及びセンサ15を備える例について説明した。エレベーター装置は、3つ以上のセンサを備えても良い。かかる場合、一部のセンサが故障しても、正常なセンサが存在すれば、ドアゾーン検出部22は、正常なセンサからの信号と移動量検出部21によって検出された移動量とに基づいて戸開可能範囲にかご1が存在することを検出できる。
符号20~27に示す各部は、制御装置7が有する機能を示す。図15は、制御装置7のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置7は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ31とメモリ32とを含む処理回路30を備える。記憶部20の機能は、例えばメモリ32によって実現される。制御装置7は、メモリ32に記憶されたプログラムをプロセッサ31によって実行することにより、符号21~27に示す各部の機能を実現する。
プロセッサ31は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ32として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。
採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図16は、制御装置7のハードウェア資源の他の例を示す図である。図16に示す例では、制御装置7は、例えばプロセッサ31、メモリ32、及び専用ハードウェア33を含む処理回路30を備える。図16は、制御装置7が有する機能の一部を専用ハードウェア33によって実現する例を示す。制御装置7が有する機能の全部を専用ハードウェア33によって実現しても良い。専用ハードウェア33として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御装置、 8 戸、 9 駆動装置、 10 乗場、 11 戸、 12 着床検出装置、 13 プレート、 14 センサ、 15 センサ、 20 記憶部、 21 移動量検出部、 22 ドアゾーン検出部、 23 異常検出部、 24 動作制御部、 25 距離算出部、 26 長さ算出部、 27 異常判定部、 30 処理回路、 31 プロセッサ、 32 メモリ、 33 専用ハードウェア

Claims (8)

  1. 戸を有するかごと、
    前記かごの移動量を検出する第1検出手段と、
    前記かごに設けられ、乗場の停止位置に合わせて配置された被検出体を検出すると信号を出力する第1センサと、
    前記かごに設けられ、前記第1センサの下方に配置され、前記被検出体を検出すると信号を出力する第2センサと、
    前記第1センサからの信号及び前記第2センサからの信号に基づいて、前記戸を開けることが可能な戸開可能範囲に前記かごが存在することを検出する第2検出手段と、
    前記第1センサ又は前記第2センサの一方が正常で、他方が異常である一部異常を検出する第3検出手段と、
    前記第3検出手段によって一部異常が検出されると、前記かごを前記乗場に向けて移動させる動作制御手段と、
    を備え、
    前記第2検出手段は、前記第3検出手段によって一部異常が検出されると、正常である前記一方のセンサからの信号と前記第1検出手段によって検出された移動量とに基づいて、前記かごが戸開可能範囲に存在することを検出するエレベーター装置。
  2. 前記動作制御手段は、前記第1検出手段によって検出された移動量に基づいて前記かごを前記乗場に停止させた際に前記かごが戸開可能範囲に存在することが前記第2検出手段によって検出されなければ、前記かごに前記乗場を通過させる診断動作を行い、
    前記第3検出手段は、前記診断動作が行われた時に前記第1センサから出力された信号と前記第2センサから出力された信号とに基づいて、一部異常を検出する請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. 前記第3検出手段によって一部異常が検出されると、前記かごが前記乗場を通過した時に前記一方のセンサから出力された信号と前記第1検出手段によって検出された移動量とに基づいて、前記被検出体の長さを算出する第1算出手段と、
    前記第1算出手段によって算出された長さに基づいて、前記第1検出手段による検出機能が正常であるか否かを判定する判定手段と、
    を更に備え、
    前記動作制御手段は、前記第1検出手段による検出機能が正常であると前記判定手段によって判定されると、前記かごを前記乗場に向けて移動させる請求項2に記載のエレベーター装置。
  4. 前記第2検出手段は、前記第1検出手段による検出機能が正常でないと前記判定手段によって判定されると、前記かごが戸開可能範囲に存在することを検出しない請求項3に記載のエレベーター装置。
  5. 前記第2検出手段は、前記第3検出手段によって一部異常が検出されると、前記第1センサの検出位置と前記第2センサの検出位置との距離にも基づいて、前記かごが戸開可能範囲に存在することを検出する請求項1から請求項4の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  6. 前記第1センサの取付け位置及び前記第2センサの取付け位置を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記第1センサの取付け位置及び前記第2センサの取付け位置に基づいて、前記距離を算出する第2算出手段と、
    を更に備えた請求項5に記載のエレベーター装置。
  7. 戸を有するかごと、
    前記かごの移動量を検出する第1検出手段と、
    前記かごが第1位置から第2位置の間に配置されると信号を出力する第1センサと、
    前記かごが第3位置から第4位置の間に配置されると信号を出力する第2センサと、
    前記第1センサからの信号及び前記第2センサからの信号に基づいて、前記戸を開けることが可能な戸開可能範囲に前記かごが存在することを検出する第2検出手段と、
    前記第1センサ又は前記第2センサの一方が正常で、他方が異常である一部異常を検出する第3検出手段と、
    前記第3検出手段によって一部異常が検出されると、前記かごを乗場に向けて移動させる動作制御手段と、
    を備え、
    前記第2位置は、前記第1位置より高く、
    前記第3位置は、前記第1位置より高く且つ前記第2位置より低く、
    前記第4位置は、前記第2位置より高く、
    前記かごが前記乗場の停止位置に停止すると、前記かごは前記第3位置と前記第2位置との間に配置され、
    前記第2検出手段は、前記第3検出手段によって一部異常が検出されると、正常である前記一方のセンサからの信号と前記第1検出手段によって検出された移動量とに基づいて、前記かごが戸開可能範囲に存在することを検出するエレベーター装置。
  8. 前記動作制御手段は、前記第1検出手段によって検出された移動量に基づいて前記かごを前記乗場に停止させた際に前記かごが戸開可能範囲に存在することが前記第2検出手段によって検出されなければ、前記かごに前記乗場を通過させる診断動作を行い、
    前記第3検出手段は、前記診断動作が行われた時に前記第1センサから出力された信号と前記第2センサから出力された信号とに基づいて、一部異常を検出する請求項7に記載のエレベーター装置。
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