JP7035382B2 - 静電容量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電容量検出装置に関する。
特許文献1には、車両用ドアの開錠操作の検出に用いられる静電容量検出装置が記載されている。特許文献1の静電容量検出装置は、複数のコンデンサ及び複数のスイッチを有する制御回路を備えている。特許文献1の静電容量検出装置における制御回路は、高電位側電源及び低電位側電源の間に基準コンデンサ及び測定コンデンサが直列に接続されている。基準コンデンサは、測定コンデンサよりも高電位側に接続されている。また、この基準コンデンサの両端子間には、第1スイッチが接続されている。さらに、基準コンデンサと測定コンデンサとの間には、第2スイッチが接続されている。また、測定コンデンサの両端子間には、第3スイッチが接続されている。
特許文献1の静電容量検出装置は、各スイッチを開状態や閉状態に制御する制御部を備えている。特許文献1の静電容量検出装置における制御部は、第1スイッチを閉状態にする第1スイッチング処理を行っている。これにより、基準コンデンサが放電されて、基準コンデンサと測定コンデンサとの間の中間電位が高電位側電源と同じ電位になる。その後、特許文献1の静電容量検出装置における制御部は、第1スイッチを開状態にしつつ第2スイッチ及び第3スイッチを相補的に開状態及び閉状態に切り替える第2スイッチング処理を繰り返し行っている。これにより、基準コンデンサと測定コンデンサとの間の中間電位は段階的に低くなる。
特許文献1の静電容量検出装置は、第2スイッチング処理の度に、基準コンデンサと測定コンデンサとの間の中間電位が予め設定された参照電位よりも低くなったか否かを判定する比較処理を行う比較部を備えている。また、特許文献1の静電容量検出装置は、比較部の比較処理の結果に基づいて、測定コンデンサの静電容量値を検出する容量値検出処理を行う演算部を備えている。特許文献1の静電容量検出装置における演算部は、中間電位が予め設定された参照電位よりも低くなったと判定されたときの第2スイッチング処理の繰り返し回数に基づいて、測定コンデンサの静電容量値を検出している。
特開2005‐106665号公報
特許文献1の静電容量検出装置においては、基準コンデンサと測定コンデンサとの間の中間電位がノイズによって変化することがある。この場合、特許文献1の静電容量検出装置では、ノイズがない理想的な中間電位が参照電位よりも低くなっていないにも拘らず中間電位が参照電位よりも低くなったと判定されたり、ノイズがない理想的な中間電位が参照電位よりも低くなっているにも拘らず中間電位が参照電位よりも低くなっていないと判定されたりすることがある。その結果、特許文献1の静電容量検出装置では、中間電位が参照電位よりも低くなったと判定されたときの第2スイッチング処理の繰り返し回数がばらつき、測定コンデンサの静電容量値の検出精度が悪くなるおそれがある。
上記課題を解決するための静電容量検出装置は、高電位側電源及び低電位側電源の間に直列に接続されている基準コンデンサ及び測定コンデンサと、前記基準コンデンサの両端子間に接続されている第1スイッチと、前記基準コンデンサと前記測定コンデンサとの間に接続されている第2スイッチと、前記測定コンデンサの両端子間に接続されている第3スイッチと、前記第1スイッチを閉状態にするとともに前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを開状態にする第1スイッチング処理を行った後、前記第1スイッチを開状態にしつつ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを相補的に開状態及び閉状態に切り替える第2スイッチング処理を繰り返し行う制御部と、前記第2スイッチング処理の度に、前記基準コンデンサと前記測定コンデンサとの間の中間電位が予め設定された参照電位を越えたか否かを判定する比較処理を行う比較部と、を備え、前記第2スイッチング処理において、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを相補的に開状態及び閉状態に切り替えるとは、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチが共に閉状態になることは含まず、前記第2スイッチング処理の期間内において、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチが共に開状態になること、及び前記第2スイッチが閉状態であるときに前記第3スイッチが開状態になること、及び前記第3スイッチが閉状態であるときに前記第2スイッチが開状態になることが含まれる、静電容量検出装置であって、一定期間内の前記比較部における各比較処理で前記中間電位が前記参照電位を越えたと判定された回数が予め設定された複数回数である基準回数以上となったときの前記第2スイッチング処理の繰り返し回数を検出回数として検出し、前記検出回数の変化に基づいて、前記測定コンデンサの静電容量値の変化を判定する容量値検出処理を行う演算部を備えた。
上記構成では、複数の比較処理に基づいて容量値検出処理を行っているため、例えば一回の比較処理に基づいて容量値検出処理を行う場合に比べて、ノイズによる比較処理の結果のばらつきを平準化できる。その結果、測定コンデンサの静電容量値の検出結果がばらつくことを抑制でき、静電容量値の検出精度の向上に寄与できる。
本発明によれば、測定コンデンサの静電容量値の検出結果がばらつくことを抑制でき、静電容量値の検出精度の向上に寄与できる。
本実施形態にかかる静電容量検出装置の概略図。 本実施形態にかかる静電容量検出装置の動作説明図。 本実施形態にかかる中間電位の変化を示す説明図。 本実施形態において中間電位が参照電位を越える確率を示す説明図。 本実施形態にかかる繰り返し回数の算出態様を示す説明図。 本実施形態にかかる繰り返し回数の算出態様を示す説明図。 比較例において算出される繰り返し回数を示す説明図。 本実施形態において算出される繰り返し回数を示す説明図。
以下、静電容量検出装置を、図1~図8にしたがって説明する。静電容量検出装置は、例えば、車両用ドアの取手に搭載されるタッチセンサとして用いることができる。静電容量検出装置によって、車両用ドアの取手の付近に物が配置されたことを検出し、それに基づいて車両用ドアの施錠開錠の許可等を行う。
図1に示すように、静電容量検出装置は、複数のコンデンサ及び複数のスイッチを有する制御回路10を備えている。制御回路10は、高電位側電源11及び低電位側電源12の間に接続されている基準コンデンサ13及び測定コンデンサ14を備えている。基準コンデンサ13の一端は、高電位側電源11に接続されている。基準コンデンサ13の他端は、第2スイッチ22の一端に接続されている。第2スイッチ22の他端は、測定コンデンサ14の一端に接続されている。測定コンデンサ14の他端は、低電位側電源12に接続されている。すなわち、測定コンデンサ14は、基準コンデンサ13に対して直列に接続されている。測定コンデンサ14は、車両用ドアの取手の付近に物が配置されることにより静電容量値が変化する。すなわち、測定コンデンサ14は、車両用ドアの取手の付近に物が配置されているか否かによって容量値が変化する可変容量として機能する。なお、本実施形態では、低電位側電源12の電位V2は接地電位(グランド)である。また、高電位側電源11の電位V1は低電位側電源12よりも高い電位であり、例えば、高電位側電源11は、車両の12ボルト電源や24ボルト電源で動作するDC/DCコンバータにより変換された安定化した5ボルト電源である。
基準コンデンサ13の一端には、第1スイッチ21の一端が接続されている。基準コンデンサ13の他端には、第1スイッチ21の他端が接続されている。すなわち、基準コンデンサ13の両端子間には、基準コンデンサ13に対して並列に第1スイッチ21が接続されている。測定コンデンサ14の一端には、第3スイッチ23の一端が接続されている。第3スイッチ23の他端は、低電位側電源12に接続されている。すなわち、測定コンデンサ14の両端子間には、測定コンデンサ14に対して並列に第3スイッチ23が接続されている。第1スイッチ21、第2スイッチ22、及び第3スイッチ23は、いずれもHighレベル(以下、Hレベルという。)の信号が入力されることにより閉状態になり、Lowレベル(以下、Lレベルという。)の信号が入力されることにより開状態になるMOSトランジスタである。
図1に示すように、静電容量検出装置は、制御回路10に接続されている制御装置30を備えている。制御装置30は、各スイッチを開状態や閉状態に制御する制御部31と、測定コンデンサ14の静電容量値を検出する容量値検出処理を行う検出部32とを備えている。
制御部31は、制御回路10における第1スイッチ21を開閉するための第1信号S1を出力する。制御部31は、第1スイッチ21に対してHレベル又はLレベルの第1信号S1を出力する。制御部31は、制御回路10における第2スイッチ22を開閉するための第2信号S2を出力する。制御部31は、第2スイッチ22に対してHレベル又はLレベルの第2信号S2を出力する。制御部31は、制御回路10における第3スイッチ23を開閉するための第3信号S3を出力する。制御部31は、第3スイッチ23に対してHレベル又はLレベルの第3信号S3を出力する。また、制御部31は、制御回路10の制御状況に応じた制御信号を検出部32に出力する。
検出部32は、基準コンデンサ13と測定コンデンサ14との間の中間電位Vmを取得するコンパレータ33と、コンパレータ33から出力される信号や制御部31から出力される各スイッチの制御信号(第1信号S1~第3信号S3)が入力される演算部34とを備えている。
コンパレータ33の反転入力端子は、基準コンデンサ13と第2スイッチ22との間の第1接続ノードN1に接続されている。コンパレータ33の非反転入力端子は、参照電源41に接続されている。参照電源41の参照電位Vrefは、低電位側電源12の電位V2よりも高く、高電位側電源11の電位V1よりも低い電位に予め設定されている。
コンパレータ33の出力端子は、演算部34に接続されている。コンパレータ33は、中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を示す出力信号Voutを演算部34に出力する。演算部34は、コンパレータ33が出力した出力信号Voutや各スイッチに対する第1信号S1、第2信号S2、第3信号S3に基づいて、測定コンデンサ14の静電容量値を検出する。
次に、図2を参照して、制御部31が実行するスイッチング処理について説明する。制御部31は、静電容量検出装置に電力が供給されている間において各スイッチング処理を繰り返し実行する。なお、スイッチング処理の開始前の時点において、第1スイッチ21、第2スイッチ22、及び第3スイッチ23は、それぞれ開状態となっている。
図2に示すように、制御部31は、第1スイッチ21を閉状態にする第1スイッチング処理を行う。具体的には、時刻t1において、制御部31は、第1スイッチ21に対してHレベルの第1信号S1を出力する。これにより、第1スイッチ21は閉状態になる。第1スイッチ21が閉状態になることで基準コンデンサ13が放電され、第1接続ノードN1の中間電位Vmは高電位側電源11と同じ電位V1となる。すなわち、一連のスイッチング処理における第1接続ノードN1の中間電位Vmが、初期電位としての電位V1になる。そして、時刻t2において、制御部31は、第1スイッチ21に対してLレベルの第1信号S1を出力する。これにより、第1スイッチ21が開状態になる。
その後、制御部31は、第2スイッチ22及び第3スイッチ23を相補的に開状態及び閉状態に切り替える第2スイッチング処理を行う。なお、制御部31は、第2スイッチング処理中には、第1スイッチ21に対してLレベルの第1信号S1を出力し続ける。これにより、第2スイッチング処理中は、第1スイッチ21は開状態のままである。
第2スイッチング処理が開始される時刻t3において、制御部31は、第2スイッチ22に対してHレベルの第2信号S2を出力し、第3スイッチ23に対してLレベルの第3信号S3を出力する。これにより、第2スイッチ22は閉状態になり、第3スイッチ23は開状態になる。その結果、基準コンデンサ13及び測定コンデンサ14が充電され、第1接続ノードN1の中間電位Vmは低くなる。そして、時刻t4において、制御部31は、第2スイッチ22に対してLレベルの第2信号S2を出力し、第3スイッチ23に対してLレベルの第3信号S3を出力する。これにより、第2スイッチ22及び第3スイッチ23は共に開状態になる。
さらに、時刻t5において、制御部31は、第2スイッチ22に対してLレベルの第2信号S2を出力し、第3スイッチ23に対してHレベルの第3信号S3を出力する。これにより、第2スイッチ22は開状態になり、第3スイッチ23は閉状態になる。その結果、測定コンデンサ14は放電されて、測定コンデンサ14の両端子の電圧は低電位側電源12と同じ電位V2となる。そして、時刻t6において、制御部31は、第2スイッチ22に対してLレベルの第2信号S2を出力し、第3スイッチ23に対してLレベルの第3信号S3を出力する。これにより、第2スイッチ22及び第3スイッチ23は共に開状態になる。
そして、時刻t7において、制御部31は、次の第2スイッチング処理を行う。すなわち、これ以後は、時刻t3~時刻t7までの一連の第2スイッチング処理を繰り返し行う。これにより、第2スイッチング処理の度に、第1接続ノードN1の中間電位Vmは段階的に低くなる。なお、第2スイッチング処理において、第2スイッチ22及び第3スイッチ23は共に開状態となるが、第2スイッチ22が閉状態であるときに第3スイッチ23が開状態であり、第3スイッチ23が閉状態であるときに第2スイッチ22が開状態であるため、第2スイッチ22及び第3スイッチ23は相補的に開状態及び閉状態に切り替わるといえる。
次に、検出部32が実行する測定コンデンサ14の静電容量値を検出する容量値検出処理について説明する。検出部32は、静電容量検出装置に電力が供給されている間において容量値検出処理を繰り返し実行する。
検出部32におけるコンパレータ33は、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたか否かを判定する比較処理を行う。具体的には、コンパレータ33は、中間電位Vmが参照電位Vrefよりも高い場合にLレベルの信号を演算部34に出力する。また、コンパレータ33は、中間電位Vmが参照電位Vrefよりも低い場合にHレベルの信号を演算部34に出力する。すなわち、本実施形態では、コンパレータ33が比較処理を行う比較部である。本実施形態では、中間電位Vmの初期電位が参照電位Vrefよりも高いため、中間電位Vmが参照電位Vrefよりも低くなった場合に中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される。
検出部32における演算部34は、第1スイッチング処理の後から、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定されたときまでの第2スイッチング処理の繰り返し回数を検出する。そして、当該第2スイッチング処理の繰り返し回数と比較のための比較回数とを比較して容量値検出処理を行う。比較回数は、車両用ドアの取手の付近に物が配置されていない状態での第2スイッチング処理の繰り返し回数である。なお、比較回数は、予め実験等によって定めたり、容量値検出処理において過去に測定コンデンサ14の静電容量値が検出された際の第2スイッチング処理の繰り返し回数を用いたりできる。
車両用ドアの取手の付近に物が配置されることによって測定コンデンサ14の静電容量値が変化すると、1回の第2スイッチング処理によって低下する中間電位Vmの大きさが変化する。これに伴い、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定されたときの第2スイッチング処理の繰り返し回数が変化する。そのため、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定されたときの第2スイッチング処理の繰り返し回数と比較回数とを比較することで、車両用ドアの取手の付近に物が配置されているか否かを判定できる。なお、演算部34は、第1スイッチング処理の度に、第2スイッチング処理の繰り返し回数をリセットする。
本実施形態では、容量値検出処理において第2スイッチング処理の繰り返し回数を以下の2つの態様により算出する。
第1態様では、演算部34は、第2スイッチング処理を行う度に、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理における中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を参照する。ここで、図5に示すように、第2スイッチング処理の繰り返し回数が多くなるほど、32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数は多くなる。そして、演算部34は、32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数が、予め設定された基準回数となったか否かを判断する。そして、演算部34は、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数が基準回数となったときの第2スイッチング処理の繰り返し回数を、比較用算出回数XAとして検出する。本実施形態では、基準回数は、演算部34が比較結果を参照する32回の第2スイッチング処理の半分の値として16回が設定されている。さらに、演算部34は、比較用算出回数XAから32回中の半分である16回分を減算する。すなわち、第1態様において最終的に算出する第2スイッチング処理の繰り返し回数である最終第1回数YAは、比較用算出回数XA-(32/2)回となる。
第2態様では、第1態様と同様に、演算部34は、第2スイッチング処理を行う度に、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理における中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を参照する。ここで、図6に示すように、第2スイッチング処理の繰り返し回数が多くなるほど、32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数は多くなる。まずは、演算部34は、32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数が、第1規定回数となったか否かを判断する。そして、演算部34は、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数が第1規定回数となったときの第2スイッチング処理の繰り返し回数を、第1算出回数XBとして検出する。本実施形態では、第1規定回数は、第1態様の基準回数よりも小さい値の10回が設定されている。
また、演算部34は、32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数が、第2規定回数となったか否かを判断する。そして、演算部34は、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定された回数が第2規定回数となったときの第2スイッチング処理の繰り返し回数を、第2算出回数XCとして検出する。本実施形態では、第2規定回数は、第1態様の基準回数と第1規定回数との差分だけ、第1態様の基準回数よりも大きい値の22回が設定されている。
そして、演算部34は、第1算出回数XBと第2算出回数XCとの平均値である演算回数を求め、当該演算回数から32回中の半分である16回分を減算する。すなわち、第2態様において最終的に算出する第2スイッチング処理の繰り返し回数である最終第2回数YBは、(第1算出回数XB+第2算出回数XC)/2-(32/2)回となる。
次に、演算部34は、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が予め設定された所定回数Z(例えば、5回)以内であるか否かを判定する。所定回数Zは、予め実験等によって定められている。最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Z以内である場合には、最終第1回数YA及び最終第2回数YBの算出が正常であるとして正常判定を行う。そして、演算部34は、最終第2回数YBを用いて容量値検出処理を行う。すなわち、本実施形態では、第2態様における演算回数が容量値検出処理に用いる検出回数である。
一方、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きい場合には、最終第1回数YA及び最終第2回数YBの算出が異常であるとして異常判定を行う。そして、演算部34は、今回算出した最終第1回数YA及び最終第2回数YB用いて容量値検出処理を行わない。すなわち、本実施形態では、第1態様の比較用算出回数XAに基づく最終第1回数YAと第2態様の演算回数に基づく最終第2回数YBとの差と、所定回数Zとを比較する。
その後、制御部31は、第1スイッチング処理及び第2スイッチング処理の各スイッチング処理を再び実行する。また、検出部32は、容量値検出処理を再び実行する。このように制御装置30は、各スイッチング処理及び容量値検出処理を繰り返し実行する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図3に示すように、第1接続ノードN1にノイズが重畳することにより中間電位Vmが変化することがある。この場合、例えば、図3に示す領域Bの範囲においては、ノイズがない理想的な中間電位Vmが参照電位Vrefよりも低くなっていないにも拘らず中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定され得る。また、図3に示す領域Bの範囲においては、ノイズがない理想的な中間電位Vmが参照電位Vrefよりも低くなっているにも拘らず中間電位Vmが参照電位Vrefを越えていないと判定され得る。そして、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tに対して、実際に算出する第2スイッチング処理の繰り返し回数がばらつく。具体的には、図3に示す領域Bの範囲の前半部分においては、ノイズがない理想的な中間電位Vmが参照電位Vrefを越えるタイミングよりも早い段階でノイズの影響を受けて中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定され得る。その結果、測定コンデンサ14の静電容量値の検出精度が悪くなるおそれがある。
ここで、図3に示すように、第1接続ノードN1に重畳されるノイズの大きさとその発生確率は正規分布となると考えられる。そのため、ノイズがない理想的な中間電位Vmと参照電位Vrefとが同じ値である場合、ノイズが重畳された中間電位Vmが参照電位Vrefを越える確率と、ノイズが重畳された中間電位Vmが参照電位Vrefを越えない確率とは同じになる。
また、図4に示すように、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tのときには、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される確率が50%となる。そして、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tよりも実際の第2スイッチング処理の繰り返し回数が多くなるほど、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される確率が高くなり、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えていないと誤判定される確率が低くなる。また、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tよりも実際の第2スイッチング処理の繰り返し回数が少なくなるほど、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される確率が低くなり、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと誤判定される確率が低くなる。
つまり、ノイズがない理想的な中間電位Vmが参照電位Vrefを越える前において、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと誤判定される回数と、ノイズがない理想的な中間電位Vmが参照電位Vrefを越えた後において、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えていないと誤判定される回数とは、統計上は同じ回数となる。
本実施形態における第1態様では、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理における中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を参照する。ここで、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数T付近における比較結果の参照について説明する。まず、ノイズがない理想的な中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を参照する場合、前半の16回では中間電位Vmが参照電位Vrefを越えていないと判定され、後半の16回では中間電位Vmが参照電位Vrefを越えていると判定される。
これに対して、ノイズが重畳された中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を参照する場合、例えば、前半の16回において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと5回誤判定されると、後半の16回において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えていないと5回誤判定される可能性が高い。そのため、複数回の第2スイッチング処理における中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較結果を参照すると、誤判定の影響を小さくできる。そして、上記の場合、32回中の最も新しい第2スイッチング処理の繰り返し回数と32回中の最も古い第2スイッチング処理の繰り返し回数との中央付近には、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tが位置している可能性が高い。
本実施形態における第1態様では、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される回数が、32回中の半分である16回となったときの第2スイッチング処理の繰り返し回数として比較用算出回数XAを検出する。比較用算出回数XAを検出した際には、32回の第2スイッチング処理のうちの中央付近に、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tが位置している可能性が高い。そこで、本実施形態における第1態様では、検出した比較用算出回数XAから32回中の半分である16回分を減算し、第1態様おける第2スイッチング処理の繰り返し回数である最終第1回数YAを算出している。このように本実施形態における第1態様では、複数回の比較処理に基づいて比較処理を行っているため、例えば、中間電位Vmと参照電位Vrefとの比較処理を一回行う場合に比べて、比較処理の結果のばらつきを平準化できる。そして、第1態様において算出する最終第1回数YAのばらつきを平準化できる。
本実施形態における第2態様では、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される回数が、第1規定回数である10回となったときの第2スイッチング処理の繰り返し回数として第1算出回数XBを検出する。また、本実施形態における第2態様では、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理において中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定される回数が、第2規定回数である22回となったときの第2スイッチング処理の繰り返し回数として第2算出回数XCを検出する。そして、第1規定回数は32回の半分である16回よりも6回分小さい値の10回であり、第2規定回数は32回の半分である16回よりも6回分大きい値の22回である。上述したように実際の第2スイッチング処理の繰り返し回数はノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tに対して対称的にばらつくため、第1算出回数XBと第2算出回数XCとの平均値である演算回数は第1態様における比較用算出回数XAに相当する。そこで、本実施形態における第2態様では、第1算出回数XBと第2算出回数XCとの平均値である演算回数から32回中の半分である16回分を減算し、第2態様おける第2スイッチング処理の繰り返し回数である最終第2回数YBを算出している。これにより、本実施形態における第2態様では、上記の第1態様と同様に、比較処理の結果のばらつきを平準化でき、最終第2回数YBのばらつきを平準化できる。
ここで、測定コンデンサ14の静電容量値の検出精度を高める手段としては、一回当りの第2スイッチング処理による中間電位Vmの変化を小さくすることが考えられる。しかし、この場合には、中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定されるまでに行われる第2スイッチング処理の繰り返し回数が増加してしまう。
本実施形態における第2態様では、第1算出回数XB及び第2算出回数XCの2種類の回数に基づいているため、最終第2回数YBを、実際に行う第2スイッチング処理の繰り返し回数よりも細かい、0.5回単位で算出できる。そのため、一回当りの第2スイッチング処理による中間電位Vmの変化を小さくすることに伴って実際に行う第2スイッチング処理の繰り返し回数を増やすことなく、測定コンデンサ14の静電容量値の検出精度を高めることができる。
ところで、本実施形態における第2態様では、第1算出回数XB及び第2算出回数XCの2種類の回数に基づいて最終第2回数YBを算出しているため、第1態様よりも広い範囲の中間電位Vmに基づいて比較処理を行う。そのため、比較処理を行う中間電位Vmの中に正規分布に従わない突発的なノイズが含まれる可能性が高くなる。このような突発的なノイズが中間電位Vmに含まれると、第1算出回数XB及び第2算出回数XCの2種類の回数に基づいた演算回数から算出される最終第2回数YBが、ノイズがない理想的な中間電位によって算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tに対して乖離することがある。この場合、容量値検出処理において、例えば、測定コンデンサ14の静電容量値が変化していないにも拘らず、測定コンデンサ14の静電容量値が誤って検出されるおそれもある。
これに対して、本実施形態では、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きい場合には、突発的なノイズが含まれやすい第2態様において算出する最終第2回数YBを用いて容量値検出処理を行わない。そのため、容量値検出処理において、測定コンデンサ14の静電容量値が変化していないにも拘らず、測定コンデンサ14の静電容量値が誤って検出されることを抑制できる。
上記実施形態の効果をまとめると次のとおりである。
(1)図7に示すように、仮に、容量値検出処理において、一回の比較処理に基づいて第2スイッチング処理の繰り返し回数を検出すると、実際に検出される第2スイッチング処理の繰り返し回数は、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tよりも時間的に前側にばらつく可能性が高い。
これに対して、本実施形態では、複数回の比較処理に基づいて比較処理を行っているため、例えば、一回の比較処理に基づいて第2スイッチング処理の繰り返し回数を検出する場合に比べて、比較処理の結果のばらつきを平準化できる。すなわち、第1態様において算出する最終第1回数YAや第2態様において算出する最終第2回数YBのばらつきを平準化できる。その結果、図8に示すように、仮に中間電位Vmにノイズが含まれていても、ノイズがない理想的な中間電位Vmにおいて算出される第2スイッチング処理の繰り返し回数Tと同じ繰り返し回数を検出できる可能性が高い。また、検出された繰り返し回数がばらついたとしても、図7の例のように時間的に前側にばらつくのではなく、繰り返し回数Tに対して時間的に前後に均等にばらつく。したがって、理想的な条件下で検出される繰り返し回数Tに対して、検出される繰り返し回数が大きくずれてしまうことはない。その結果、測定コンデンサ14の静電容量値の検出精度の向上に寄与できる。
(2)本実施形態では、複数回の比較処理に基づいて比較処理を行っているため、例えば、一回の比較処理に基づいて第2スイッチング処理の繰り返し回数を検出する場合に比べれば、第2スイッチング処理の繰り返し回数を算出するための時間が長くなり、容量値検出処理の時間も長くなる。しかし、第2スイッチング処理の一回当りの時間は極めて短くできるため、本実施形態では、第2スイッチング処理の繰り返し回数を算出するための時間が長くなることの影響は小さい。その結果、本実施形態では、容量値検出処理の時間が長くなることを抑制しつつ、測定コンデンサ14の静電容量値の検出精度の向上に寄与できる。
(3)本実施形態では、第1算出回数XB及び第2算出回数XCの2種類の回数に基づいて、最終第2回数YBを細かい単位で算出できる。そのため、一回当りの第2スイッチング処理による中間電位Vmの変化を小さくすることに伴って実際に行う第2スイッチング処理の繰り返し回数を増やすことなく、測定コンデンサ14の静電容量値の検出精度を高めることができる。
(4)本実施形態では、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きい場合には、突発的なノイズが含まれやすい第2態様の演算回数に基づいて算出する最終第2回数YBを用いて容量値検出処理を行わない。そのため、突発的なノイズが含まれやすい演算回数に基づいて、測定コンデンサ14の静電容量値が誤って検出されることを抑制できる。
なお、上記の実施形態は、以下のように変更できる。
・上記実施形態では、中間電位Vmが参照電位Vrefよりも低くなったときに中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定されていたが、これに限らない。例えば、中間電位Vmの初期電位が参照電位Vrefよりも低く、第2スイッチング処理の度に中間電位Vmが段階的に高くなる場合には、中間電位Vmが参照電位Vrefよりも高くなったときに中間電位Vmが参照電位Vrefを越えたと判定されてもよい。
・上記実施形態における第1態様及び第2態様では、容量値検出処理において、最新を含む連続した32回の第2スイッチング処理における中間電位Vmを参照していたが、参照する第2スイッチング処理の回数は適宜変更できる。第1態様及び第2態様では、例えば、16回や64回の第2スイッチング処理における中間電位Vmを参照してもよい。
この場合、第1態様では、例えば、16回の第2スイッチング処理における中間電位Vmを参照する構成における基準回数は、16回の第2スイッチング処理の半分の値として8回を設定すればよい。そして、第1態様において最終的に算出する第2スイッチング処理の繰り返し回数である最終第1回数YAは、比較用算出回数XA-(16/2)回となる。
また、この場合、第2態様では、16回の第2スイッチング処理における中間電位Vmを参照する構成における第1規定回数は、第1態様の基準回数よりも小さい値の、例えば、5回が設定されていればよい。この場合、第2態様における第2規定回数は、第1態様の基準回数と第1規定回数との差分だけ、第1態様の基準回数よりも大きい値の、例えば、11回が設定されていればよい。そして、第2態様において最終的に算出する第2スイッチング処理の繰り返し回数である最終第2回数YBは、(第1算出回数XB+第2算出回数XC)/2-(16/2)回となる。
・上記実施形態では、比較部としてコンパレータ33を用いていたが、中間電位Vmと参照電位Vrefとの大小関係を検出できるのであれば、他の回路を採用してもよい。
・上記実施形態では、第1態様の比較用算出回数XAに基づく最終第1回数YAと第2態様の演算回数に基づく最終第2回数YBとの差が所定回数Z以内であるか否かを判定していたが、これに限らない。例えば、第1態様の比較用算出回数XAと第2態様の演算回数との差が所定回数以内であるか否かを判定してもよい。
・上記実施形態では、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きい場合には、今回算出した最終第1回数YA及び最終第2回数YBを用いて容量値検出処理を行わなかったが、これに限らない。例えば、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きい場合には、第2態様よりも突発的なノイズが含まれにくい第1態様における最終第1回数YA用いて容量値検出処理を行ってもよい。
また、静電容量検出装置が故障した際にも、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きくなることもある。そこで、例えば、最終第1回数YAと最終第2回数YBとの差が所定回数Zよりも大きいとの判定が繰り返し行われた場合には、静電容量検出装置が故障していると判定し、車両の運転者等に異常を報知してもよい。なお、異常を報知する構成としては、車両の警告灯を点灯する等が考えられる。
・上記実施形態において、第1態様における最終第1回数YAと第2態様における最終第2回数YBとの比較に用いる所定回数Zは、適宜変更してもよい。ここで、算出される最終第1回数YA及び最終第2回数YBは重畳するノイズや回路構成等によって変わり得るため、算出される最終第1回数YA及び最終第2回数YBのばらつきに合わせて所定回数Zを定めるとよい。
・上記実施形態では、第1態様における最終第1回数YAと第2態様における最終第2回数YBとの差が所定回数Z以内であるか否かを判定していたが、これに限らない。例えば、第2態様における最終第2回数YBの算出に際して、正規分布に従わない突発的なノイズが中間電位Vmに含まれる可能性が低いのであれば、上記判定を省略してもよい。この場合には、第1態様における最終第1回数YAの算出を省略して、第2態様における最終第2回数YBのみを行ってもよい。
・上記実施形態では、最終第2回数YBを用いて容量値検出処理を行っていたが、これに限らない。例えば、上記実施形態では、第2態様において第1算出回数XB及び第2算出回数XCの2種類の回数に基づいて最終第2回数YBを細かい単位で算出し、最終第2回数YBを用いて容量値検出処理を行っていたが、それほど細かい単位で算出する必要がないのであれば、第1態様における最終第1回数YAを用いて容量値検出処理を行ってもよい。
・上記実施形態では、静電容量検出装置を、車両用ドアの取手に搭載されるタッチセンサとして適用していたが、例えば、車両室内に搭載される操作スイッチとして適用してもよい。
・上記実施形態において、高電位側電源11の電位V1、参照電源41の参照電位Vref、及び低電位側電源12の電位V2は、適宜変更できる。この場合においても、高電位側電源11の電位V1は参照電源41の参照電位Vrefよりも高い電位であり、参照電源41の参照電位Vrefは低電位側電源12の電位V2よりも高い電位であればよい。
N1…第1接続ノード、S1…第1信号、S2…第2信号、S3…第3信号、XA…比較用算出回数、XB…第1算出回数、XC…第2算出回数、YA…最終第1回数、YB…最終第2回数、V1…電位、V2…電位、Vm…中間電位、Vout…出力信号、Vref…参照電位、10…制御回路、11…高電位側電源、12…低電位側電源、13…基準コンデンサ、14…測定コンデンサ、21…第1スイッチ、22…第2スイッチ、23…第3スイッチ、30…制御装置、31…制御部、32…検出部、33…コンパレータ(比較部)、34…演算部、41…参照電源。

Claims (1)

  1. 高電位側電源及び低電位側電源の間に直列に接続されている基準コンデンサ及び測定コンデンサと、
    前記基準コンデンサの両端子間に接続されている第1スイッチと、
    前記基準コンデンサと前記測定コンデンサとの間に接続されている第2スイッチと、
    前記測定コンデンサの両端子間に接続されている第3スイッチと、
    前記第1スイッチを閉状態にするとともに前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを開状態にする第1スイッチング処理を行った後、前記第1スイッチを開状態にしつつ前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを相補的に開状態及び閉状態に切り替える第2スイッチング処理を繰り返し行う制御部と、
    前記第2スイッチング処理の度に、前記基準コンデンサと前記測定コンデンサとの間の中間電位が予め設定された参照電位を越えたか否かを判定する比較処理を行う比較部と、を備え、
    前記第2スイッチング処理において、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチを相補的に開状態及び閉状態に切り替えるとは、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチが共に閉状態になることは含まず、前記第2スイッチング処理の期間内において、前記第2スイッチ及び前記第3スイッチが共に開状態になること、及び前記第2スイッチが閉状態であるときに前記第3スイッチが開状態になること、及び前記第3スイッチが閉状態であるときに前記第2スイッチが開状態になることが含まれる、静電容量検出装置であって、
    一定期間内の前記比較部における各比較処理で前記中間電位が前記参照電位を越えたと判定された回数が予め設定された複数回数である基準回数以上となったときの前記第2スイッチング処理の繰り返し回数を検出回数として検出し、前記検出回数の変化に基づいて、前記測定コンデンサの静電容量値の変化を判定する容量値検出処理を行う演算部を備えた
    ことを特徴とする静電容量検出装置。
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