JP7035331B2 - 床材 - Google Patents
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Description
たとえば、特許文献1は衝撃吸収性と遮音性に優れた床材について記載されている。特許文献1に記載の床材は人間が転倒時に床へと衝突する際、その衝撃を和らげる衝撃吸収性と、マンション等の集合住宅において求められる遮音性能を併せ持つことが記載されている。
本実施形態に係る基材層は、基材100重量部のうち30~90重量部がポリエチレン、エチレン-αオレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)のうち少なくとも一種を含む熱可塑性樹脂であって、熱可塑性樹脂と、充填材と、添加剤とを含む。
知の添加剤を用いることができる。
本実施形態に係る樹脂基材は、化粧層を設けてもよい。化粧層は、公知の材料を使用して適宜設けることができる。本発明の目的が達成できるのであれば、化粧層は設けなくともよい。化粧層は、インクジェット、グラビアコーティング等の印刷技術を用いて設けても良いし、市販の化粧フィルム等を接着剤を用いて貼り付けることで設けても良い。
本実施形態に係る緩衝層は、連続気泡構造体からなる層(以下、連続気泡層)と独立気泡構造体からなる層(以下、独立気泡層)とを含む。また、その厚みの合計は前記基材層よりも大きくなければならない。
本実施形態における緩衝層のうち独立気泡層は、後述する連続気泡層の厚みの1~1.43(10/7)倍の厚みを持つ。
本実施形態における緩衝層のうち連続気泡層は、独立気泡層の厚みの0.7~1倍の厚みを持つ。
(実施例1~2、比較例1)
基材層として表1に示す材料を200℃にて加熱溶融混合し、厚み12.0mm、幅150mmで短手両端に本実形状を持つ金型を押出機の先端に取り付けて発泡倍率1.6倍で押し出した。その後、冷却水を循環させた前記金型と同型の冷却金型に引き込み、冷却固化した後900mm長さに切断した。作成した板状基材を堆積し80℃のオーブンで12時間過熱した後に外気冷却を行い、樹脂基材層を作成した。
厚さ0.070mmのポリプロピレン系着色シート表面にコロナ放電処理を施した後、グラビア印刷機により2液型ウレタンインキを用いて絵柄模様層を印刷し、設けた印刷層上に90μmの透明ポリプロピレン樹脂層を押出ラミネートして表面保護層を設けた。さらに、表面保護層上に2μmのツヤ調整用コート層を設けて、化粧シートを得た。得られた化粧シートを湿気硬化型ウレタン樹脂系ホットメルトを用いて前記樹脂基材層と貼り合せ、化粧層を設けた。
ポリエチレン系樹脂を主成分とした厚さ9.0mmの独立気泡層に対しロールコーターによって2液硬化型ウレタン接着剤を50g/m2で塗布した後、厚さ5.0mmのウレタンフォームAからなる連続気泡層を貼り付けて圧締ロールによって圧締する。1週間にて養生した後、緩衝材を140mm×890mmのサイズに成形した。
化粧層を設けた樹脂基材の化粧面の反対側にコロナ処理を施し、エポキシ系2液硬化型接着剤を100g/m2で塗布する。塗布した接着剤上に成形した緩衝層を独立気泡層側から貼り付け、圧締機で圧締した後、積み重ねて1週間養生することで、実施例1~2、比較例1の床材を得た。
基材層の厚みを6.0mm、独立気泡層の厚みを4.0mm、ウレタンフォームBからなる連続気泡層の厚みを3.0mmとした以外は実施例1と同様にして実施例3の床材を得た。
緩衝層の貼りあわせを連続気泡層側から行った以外は実施例3と同様にして実施例4の床材を得た。
ウレタンフォームCからなる連続気泡層を用いた以外は実施例3と同様にして実施例5の床材を得た。
基材層として木質基材Aを用いた以外は実施例1と同様にして比較例2の床材を得た。
独立気泡層の厚みを5.0mm、ウレタンフォームAからなる連続気泡層の厚みを9.0mmとした以外は実施例1と同様にして比較例3の床材を得た。
基材層として木質基材Bを用いた以外は実施例1と同様にして比較例4の床材を得た。
ウレタンフォームAからなる連続気泡層の厚みを2.0mmとした以外は実施例1と同様にして比較例5の床材を得た。
独立気泡層の厚みを7.0mmとし、連続気泡層を設けない以外は実施例3と同様にして比較例6の床材を得た。
連続気泡層の厚みを7.0mmとし、独立気泡層を設けない以外は実施例3と同様にして比較例7の床材を得た。
プライムポリプロ E111G(株式会社プライムポリマー製、MFR=0.5)
プライムポリプロ E200GP(株式会社プライムポリマー製、MFR=2.0)
[ポリエチレン]
ハイゼックス 5000SR(株式会社プライムポリマー製、MFR=0.37)
ネオゼックス 2015M (株式会社プライムポリマー製、MFR=1.2)
[タルク]
MS-K(日本タルク株式会社製、商品名)
[ウレタンフォーム]
ウレタンフォームA:エバーライト VO(ブリヂストン化成品株式会社製、商品名)
ウレタンフォームB:エバーライト CFZZ(ブリヂストン化成品株式会社製、商品名)
ウレタンフォームC:エバーライト VO(ブリヂストン化成品株式会社製、商品名)を熱プレス機で1/2に圧縮したもの。
湿気硬化型ホットメルト :タイフォース FH-315(DIC株式会社製、商品名)
ウレタン系接着剤 :ダイアボンド DW4006(ノガワケミカル株式会社製、商品名、主剤)
ダイアボンド HA5A(ノガワケミカル株式会社製、商品名、硬化剤)
エポキシ系接着剤 :SA-7446 A/B(サンユレック株式会社製、商品名、主剤/硬化剤)
[床材の評価]
作製した床材について、下記の方法に従い、耐水性と耐荷重性と衝撃吸収性能と水滴音軽減性能を評価した。結果を表4、表5に示す。
JAS(日本農林規格)規定のI類浸漬剥離試験を5サイクル行い、目視にて基材の状態を確認した。試験前と比較して膨潤の度合いが軽微であるものを○、それ以外を×とし手評価した。
ボルト締め付けによる凹み量と局部荷重を掛けた際の段差変化量について評価試験を行った。
150mm×50mmのサイズにカットした24mm構造用合板52上に同サイズの床材51を両面テープによって固定し、側面から厚みを測定した。図6のように直径10mmの穴を50mm間隔で3つ開け、図5のように合板側からφ10mmの六角ボルト62を通し、床材側からφ10mmのナット63を入れて締め付けた。ボルト53へのナット
54の締め付けにはトルクレンチを用い、締め付けトルクは40N・mとした。締め付け後、再度側面から厚みを測定し、厚み変化量の平均値を沈み込み量とした。
450mm×900mmサイズにカットした24mm構造用合板上に、図7の通りに上サネ71と下サネ72が当たり、上サネ73と下サネ74が当たる様に床材を施工し、局部Aを拡大した図8に示すような上サネ81と下サネ82が当たり、または上サネ83と下サネ84が当たる位置の段差86、段差87、段差88を測定した。図7に黒丸で示した位置にφ25mmのゴム脚からなる圧縮子75(図8では圧縮子85)を設置し、圧縮子1つに対して15kgfの荷重をかけ、3日間静置した。
JIS A 6519に準拠した方法で転倒衝撃時の床の固さ試験を行い、Gs値を測定した。
600mm×600mmのサイズにカットした24mm構造用合板上に床材を施工し、中央に容量18Lの円筒形の陶器の甕を設置した。甕に10Lの水を入れた後、構造用合板の4方を600mm×600mmの12mm合板で囲んで試験用箱体を作成した。600mm×600mmのサイズにカットした12mm合板の中央にφ28mmの穴を開けたものを準備し、前述の試験用箱体の天頂部に乗せ、天頂部の穴に底部を除いた500Lペットボトルを逆さに固定した。固定したペットボトルに500mLの水を流し込み、甕に落下する水の音を騒音計によって測定した。
12…基材層
13…独立気泡構造体からなる層
14…連続気泡構造体からなる層
21、22、31、32、41、42…矩形基材部
23、24、33、34、43、44…係合突起部
35…かみ合わせ部
51、61…床材
52…構造用合板
53、62…ボルト
54、63…ナット
71、73、81、83…上サネ
72、74、82、84…下サネ
75、85…圧縮子
86、87、88…段差
d1…空間幅
d2…突出幅
d3…開口幅
d4…首部幅
Claims (2)
- 化粧層と化粧層の裏面に設けられる基材層と、前記基材層裏面に設けられた緩衝層からなる床材であって、前記基材層を構成する材料100重量部のうち60重量部がポリエチレン又は、ポリプロピレンからなり、かつ27重量部の木粉、9重量部の充填剤及び3重量部の発泡剤を含んでいる熱可塑性樹脂であり、かつ前記基材層のアスカーC硬度が55~75であり、かつ基材裏面に設けられた緩衝層がポリエチレンからなる独立気泡層とポリエーテル系ポリウレタンフォームからなる連続気泡層の順に2層の積層体であり、かつ前記独立気泡層の厚みが前記連続気泡層の厚みの1~1.43倍であり、かつ前記緩衝層の全ての層の厚みの合計が前記基材層の厚みよりも大きいことを特徴とする床材。
- 請求項1に記載の床材が、化粧層、基材層、緩衝層の厚みの合計値が10.0~15.0mmであることを特徴とする床材。
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---|---|---|---|
JP2017067532A JP7035331B2 (ja) | 2017-03-30 | 2017-03-30 | 床材 |
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