JP7034521B1 - がんワクチン及びがんワクチンの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類のがんを予防できるがんワクチンおよびその製造方法を提供する。【解決手段】がんに罹患した患者の唾液からゲノムDNAを抽出し、該ゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液を混合し、該混合物をヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製する製造方法およびこの方法により得られる調製物。【選択図】図2

Description

本発明はがんを予防する効果を有するがんワクチン及びその製造方法に関するものである。
がんを予防するためのワクチンとして実用化されているもののひとつに子宮頸がんを予防するためのHPVワクチンがある。HPVワクチンをヒトに接種するとヒト体内でヒトパピローマウィルスに対する抗体が産生し、接種を受けたヒトはヒトパピローマウィルスに感染するリスクが低下する。子宮頸がんはヒトパピローマウィルスの感染により引き起こされるので、HPVワクチン接種は結果的に子宮頸がんを予防することとなり、子宮頸がんワクチンとも呼ばれている。
また、肝がん予防ワクチンとしてB型肝炎ワクチンがあり、WHOはこれを全ての新生児に接種することを推奨している。B型肝炎ウィルスが感染すると肝硬変が引き起こされ、肝硬変はやがて肝がんとなる。B型肝炎ワクチンをヒトに接種するとヒト体内でB型肝炎ウィルスに対する抗体が産生し、接種を受けたヒトはB型肝炎ウィルスに感染するリスクが低下する。B型肝炎ワクチン接種は結果的に肝がんを予防することとなる。
これらは、感染すると特定のがんを引き起こす特定のウィルスに対する抗体の産生を誘導するワクチンである。
脳がんを予防するワクチンとしてインターロイキン-13受容体α2ペプチド脳がんワクチン(特許文献1)が提案されている。これはペプチドを抗原成分とするワクチンである。
特許文献2では結腸直腸がんに対するワクチンが提案されている。このワクチンの態様として多くの例を提示しているが、その一態様は結腸直腸がんに関連する細胞によって発現される第1の抗原の第1のエピトープおよび結腸直腸がんに関連する細胞によって発現される第2の抗原の第2のエピトープを含む組成物を包含するものである。
これらはいずれも特定のがんを予防するワクチンである。一方がんの種類は数多く、健常なヒトが将来どの種類のがんに罹るかは予測し難い。あらゆる種類のがんを予防できるワクチンが望ましいがそのようなワクチンは未だ実用には至っていない。
特開2021-181464 特開2021-038261
本願発明が解決しようとする課題は、複数の種類のがんを予防できるワクチン及びその製造方法を提供することである。
本願発明者は鋭意検討を重ねた結果、特定のがんに罹患した患者の唾液からゲノムDNAを抽出し、該ゲノムDNAの溶液とRSウィルス(Respiratory syncytial virus、ヒトオルトニューモウイルス)に感染したヒトの血液を混合し、該混合物をヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製した調製物が、該特定のがんのワクチンとして有効であることを見出した。
さらに、複数の種類のがんの患者、例えば胃がんの患者と小細胞肺がん患者と大腸がん患者のそれぞれの唾液からゲノムDNAを抽出し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液をそれぞれ混合し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液の混合物のそれぞれの全てを一人のヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製した調製物が、該複数の種類のがん、本例では胃がんと小細胞肺がんと大腸がんの3種類のがんに対するワクチンとして有効であることを見出した。
さらに、上記の患者が罹患したがんの種類が胃がん、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん、副腎皮質がんのいずれか1種類である場合にも、上記のように調製した調製物はこれらのがんのワクチンとして有効であり、この35種類のがん患者の唾液からゲノムDNAを抽出し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液をそれぞれ混合し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液の混合物のそれぞれの全てを一人のヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製した調製物が、上記の35種類のがんに対するワクチンとして有効であることを見出した。
さらに、上記の歯周病菌としてはアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス(Aggregatibacter actinomycetemcomitans)が適していることを見出した。
第1の発明に係るがんワクチンはがんに罹患した患者の唾液からゲノムDNAを抽出し、該ゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液を混合し、該混合物をヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製することを特徴とするものである。
第2の発明に係るがんワクチンは、複数の種類のがんの患者のそれぞれの唾液からゲノムDNAを抽出し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液をそれぞれ混合し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液の混合物のそれぞれの全てを一人のヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製することを特徴とするものである。
第3の発明に係るがんワクチンは第1の発明あるいは第2の発明に係るがんワクチンであって、上記の患者が罹患したがんの種類が、胃がん、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん、副腎皮質がんのいずれか1種類であることを特徴とするものである。
第4の発明に係るがんワクチンは第2の発明に係るがんワクチンであって、上記の複数の種類のがんの患者が、胃がん患者、小細胞肺がん患者、乳がん患者、大腸がん患者、肝臓がん患者、食道がん患者、口腔がん患者、脳腫瘍患者、悪性リンパ腫患者、子宮がん患者、すい臓がん患者、胆道がん患者、多発性骨髄腫患者、卵巣がん患者、頭頚部のがん患者、白血病患者、前立腺がん患者、甲状腺がん患者、中皮腫患者、小腸がん患者、消化管間質腫瘍患者、腎臓がん患者、腎盂・尿管がん患者、膀胱がん患者、メラノーマ患者、皮膚がん患者、原発不明がん患者、肉腫患者、グリオーマ患者、目腫瘍患者、小児がん患者、舌がん患者、肛門がん患者、肝細胞がん患者及び副腎皮質がん患者であることを特徴とするものである。
第5の発明に係るがんワクチンは第1ないし第4の発明のいずれか1の発明に係るがんワクチンであって上記の歯周病菌がアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスであることを特徴とするものである。
第6の発明はがんワクチンの製造方法であって、がんに罹患した患者の唾液からゲノムDNAを抽出し、該ゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液を混合し、該混合物をヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製することを特徴とするがんワクチンの製造方法である。
第7の発明はがんワクチンの製造方法であって、複数の種類のがんの患者のそれぞれの唾液からゲノムDNAを抽出し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液をそれぞれ混合し、該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液の混合物のそれぞれの全てを一人のヒトに吸入させ、該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、さらに生理食塩水を加えることによって調製することを特徴とするがんワクチンの製造方法である。
第8の発明は第6または第7の発明に係るがんワクチンの製造方法であって、上記の患者が罹患したがんの種類が、胃がん、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん、副腎皮質がんのいずれか1種類であることを特徴とするがんワクチンの製造方法である。
第9の発明は第7の発明に係るがんワクチンの製造方法であって、上記の複数の種類のがんの患者が、胃がん患者、小細胞肺がん患者、乳がん患者、大腸がん患者、肝臓がん患者、食道がん患者、口腔がん患者、脳腫瘍患者、悪性リンパ腫患者、子宮がん患者、すい臓がん患者、胆道がん患者、多発性骨髄腫患者、卵巣がん患者、頭頚部のがん患者、白血病患者、前立腺がん患者、甲状腺がん患者、中皮腫患者、小腸がん患者、消化管間質腫瘍患者、腎臓がん患者、腎盂・尿管がん患者、膀胱がん患者、メラノーマ患者、皮膚がん患者、原発不明がん患者、肉腫患者、グリオーマ患者、目腫瘍患者、小児がん患者、舌がん患者、肛門がん患者、肝細胞がん患者及び副腎皮質がん患者であることを特徴とするがんワクチンの製造方法である。
第10の発明は第6ないし第9の発明のいずれか1の発明に係るがんワクチンの製造方法であって、上記の歯周病菌がアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスであることを特徴とするがんワクチンの製造方法である。
本願発明に係るがんワクチンは。がんに罹患することを予防するワクチンであって、特に上記の35種類のがん患者の唾液から抽出したゲノムDNA全てを材料として調製したがんワクチンはこれを接種することにより上記の35種類のがんの全てに対して予防効果を発揮する。
本願の実施例1に係るがんワクチンの効果を示す図である。 本願の実施例3に係るがんワクチンの効果を示す図である。
つぎに、本発明の実施形態を説明するが、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において様々な変更や修正が可能であることは言うまでもない。
胃がん患者の唾液からISOGENOME(株式会社ニッポンジーン)を用いてゲノムDNAを抽出した。抽出したゲノムDNAを生理食塩水に 100μg/mlとなるように溶解した。
RSウィルス(respiratory syncytial virus、ヒトオルトニューモウイルス)に感染したヒトから採血した血液を生理食塩水に0.1mg/mlとなるように溶解した。
上記のがん患者から抽出したゲノムDNAの溶液1mlと上記の血液溶液21mlを混合し5秒間振り混ぜ混合物を得た。
上記の混合物をヒトに吸入器(コンプレッサー式ネブライザNE-C28、オムロン株式会社)を用いて吸入させた。24時間後に該吸入させたヒトの唾液からISOGENOME(株式会社ニッポンジーン)を用いてゲノムDNAを抽出した。
アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスに感染した歯周病患者の口内の歯周ポケット内に、ペーパーポイント(プロエンドペーパーポイント 5801 388461、株式会社ヨシダ)を底部まで挿入し10秒間静置した。その後このペーパーポイントを10mlの生理食塩水に浸漬し掻き混ぜることによりアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の懸濁液を調製した。菌の濃度は約10CFU/mlであった。
上記の吸入させたヒトの唾液から抽出したゲノムDNAの生理食塩水溶液(DNA濃度は100μg/ml)10mlと上記のアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の懸濁液2mlを試験管に入れて5秒間上下に振り5分間静置した。その後次亜塩素酸6%水溶液(ピューラックスS、株式会社オーヤラックス、登録商標)を10ml加え試験管を10秒間振とうした後30分間静置した。
上記試験管に10倍量の生理食塩水を加え10秒間振とうした。この溶液が胃がんに対するがんワクチンである。
同様にして、小細胞肺がん患者、乳がん患者、大腸がん患者、肝臓がん患者、食道がん患者、口腔がん患者、脳腫瘍患者、悪性リンパ腫患者、子宮がん患者、すい臓がん患者、胆道がん患者、多発性骨髄腫患者、卵巣がん患者、頭頚部のがん患者、白血病患者、前立腺がん患者、甲状腺がん患者、中皮腫患者、小腸がん患者、消化管間質腫瘍患者、腎臓がん患者、腎盂・尿管がん患者、膀胱がん患者、メラノーマ患者、皮膚がん患者、原発不明がん患者、肉腫患者、グリオーマ患者、目腫瘍患者、小児がん患者、舌がん患者、肛門がん患者、肝細胞がん患者及び副腎皮質がん患者のそれぞれから抽出したゲノムDNAを用いて、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん及び副腎皮質がんに対するがんワクチンを得た。
実施例1で得たがんワクチンの効果を確認するため実験動物としてがんに罹りやすい近交系マウス(A/JJmsSlc、日本エスエルシー株式会社)を用い、このマウスに実施例1で得たがんワクチンを投与した後、約3週間経過後にがん細胞を注入し、さらに1カ月後にがん発生率を調査し、その後の生存日数を調査した。対照としてがんワクチンに替え疑似薬として生理食塩水を注射した。なお、A/JJmsSlcマウスは東京大学医科学研究所により1980年に育成された肺腫瘍の発生率が高いインブレッドマウスである。詳細は次のとおりである。
A/JJmsSlcマウスに上記の35種類のがんワクチンのいずれかを2ml注射した。がんワクチン注射の5日ないし14日後に、ヒトの胃がん、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん及び副腎皮質がんの内の、投与したがんワクチンの種類に対応する種類のがん細胞をこのマウスに注入した。すなわち、例えば胃がんに対するワクチンを注射したマウスには胃がん細胞を注入した。1種類のがんにつき3頭のマウスにがん細胞を注入した。がん細胞の注入は、マウスの右腋窩皮下にがん細胞懸濁液(10細胞/ml)0.5mlを注射器で注入することにより行った。
がん細胞を注入した後1ヶ月目にがんの発生率を調査した。またがんワクチンを注入後のマウス各個体の生存日数を調査した。対照実験として、がんワクチン溶液に替えて疑似薬として生理食塩水2mlをA/JJmsSlcマウスに投与し同様に上記35種類のがんのいずれか1種類のがん細胞を注入しがん発生率及び生存日を調査した。対照実験においても1種類のがんにつき3頭のマウスにがん細胞を注入した。図1にその結果を示す。
がんワクチン投与の後に投与したがんワクチンに対応するがんのがん細胞を注入したA/JJmsSlcマウスではがんの発生は全くなく全てのマウスが250日以上生存した。これに対してがんワクチンに替えて疑似薬を注射後にがん細胞を注入したA/JJmsSlcマウスは全てがんが発生し、生存日数は50日以下であった。
胃がん患者、小細胞肺がん患者及び肝臓がん患者のそれぞれの唾液からISOGENOME(株式会社ニッポンジーン)を用いてゲノムDNAを抽出した。抽出したゲノムDNAを生理食塩水に 100μg/mlとなるように溶解した。
RSウィルス(respiratory syncytial virus、ヒトオルトニューモウイルス)に感染したヒトから採血した血液を生理食塩水に0.1mg/mlとなるように溶解した。
上記のそれぞれのがん患者から抽出したゲノムDNAの溶液1mlと上記の血液溶液21mlを混合し5秒間振り混ぜた。
上記のそれぞれのがん患者から抽出したゲノムDNAの溶液1mlと上記の血液溶液21mlの混合物3種類を一人のヒトに吸入器(コンプレッサー式ネブライザNE-C28、オムロン株式会社)を用いて順次吸入させた。
上記の3種類の混合物全てを吸入させてから24時間後に吸入させたヒトの唾液からISOGENOME(株式会社ニッポンジーン)を用いてゲノムDNAを抽出した。
アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスに感染した歯周病患者の口内の歯周ポケット内に、ペーパーポイント(プロエンドペーパーポイント 5801 388461、株式会社ヨシダ)を底部まで挿入し10秒間静置した。その後このペーパーポイントを10mlの生理食塩水に浸漬し掻き混ぜることによりアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の懸濁液を調製する。菌の濃度は約10CFU/mlであった。
上記の3種類の混合物全てを吸入させてから24時間後に吸入させたヒトの唾液から抽出したゲノムDNAの生理食塩水溶液(DNA濃度は100μg/ml)10mlと上記のアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の懸濁液2mlを試験管に入れて5秒間上下に振り5分間静置した。その後次亜塩素酸6%水溶液(ピューラックスS、株式会社オーヤラックス、登録商標)を10ml加え試験管を10秒間振とうした後30分間静置した。
上記試験管に10倍量の生理食塩水を加え10秒間振とうした。この溶液が胃がん、小細胞肺がん及び肝臓がんの3種類のがんに対する予防効果のあるがんワクチンである。
胃がん患者、小細胞肺がん患者、乳がん患者、大腸がん患者、肝臓がん患者、食道がん患者、口腔がん患者、脳腫瘍患者、悪性リンパ腫患者、子宮がん患者、すい臓がん患者、胆道がん患者、多発性骨髄腫患者、卵巣がん患者、頭頚部のがん患者、白血病患者、前立腺がん患者、甲状腺がん患者、中皮腫患者、小腸がん患者、消化管間質腫瘍患者、腎臓がん患者、腎盂・尿管がん患者、膀胱がん患者、メラノーマ患者、皮膚がん患者、原発不明がん患者、肉腫患者、グリオーマ患者、目腫瘍患者、小児がん患者、舌がん患者、肛門がん患者、肝細胞がん患者、副腎皮質がん患者のそれぞれの唾液からISOGENOME(株式会社ニッポンジーン)を用いてゲノムDNAを抽出した。抽出したゲノムDNAを生理食塩水に 100μg/mlとなるように溶解した。
RSウィルス(respiratory syncytial virus、ヒトオルトニューモウイルス)に感染したヒトから採血した血液を生理食塩水に0.1mg/mlとなるように溶解した。
上記のそれぞれのがん患者から抽出したゲノムDNAの溶液1mlと上記の血液溶液21mlを混合し5秒間振り混ぜた。
上記のそれぞれのがん患者から抽出したゲノムDNAの溶液1mlと上記の血液溶液21mlの混合物35種類を一人のヒトに吸入器(コンプレッサー式ネブライザNE-C28、オムロン株式会社)を用いて順次吸入させた。
上記の35種類の混合物全てを吸入させてから24時間後に吸入させたヒトの唾液からISOGENOME(株式会社ニッポンジーン)を用いてゲノムDNAを抽出した。
アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスに感染した歯周病患者の口内の歯周ポケット内に、ペーパーポイント(プロエンドペーパーポイント 5801 388461、株式会社ヨシダ)を底部まで挿入し10秒間静置する。その後このペーパーポイントを10mlの生理食塩水に浸漬し掻き混ぜることによりアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の懸濁液を調製した。菌の濃度は約10CFU/mlであった。
上記の35種類の混合物全てを吸入させてから24時間後に吸入させたヒトの唾液から抽出したゲノムDNAの生理食塩水溶液(DNA濃度は100μg/ml)10mlと上記のアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス菌の懸濁液2mlを試験管に入れて5秒間上下に振り5分間静置した。その後次亜塩素酸6%水溶液(ピューラックスS、株式会社オーヤラックス、登録商標)を10ml加え試験管を10秒間振とうした後30分間静置した。
上記試験管に10倍量の生理食塩水を加え10秒間振とうした。この溶液が、上記の35種類のがんに対する予防効果のあるがんワクチンである。
実施例3で得たがんワクチンの効果を確認するためA/JJmsSlcマウスを用いこのマウスに実施例3で得たがんワクチンを投与した後、約3週間経過後にがん細胞を注入し、さらに1カ月後にがん発生率を調査し、その後の生存日数を調査した。対照としてがんワクチンに替え疑似薬として生理食塩水を注射した。詳細は次のとおりである。
A/JJmsSlcマウスに上記のがんワクチンを2ml注射した。がんワクチン注射の約3週間後に、ヒトの胃がん、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん、副腎皮質がんのいずれか1種類のがん細胞をこのマウスに注入した。がん細胞の注入は、マウスの右腋窩皮下にがん細胞懸濁液(10細胞/ml)0.5mlを注射器で注入することにより行った。1種類のがんにつき3頭のマウスにがん細胞を注入した。がん細胞を注入した後1ヶ月目にがんの発生率を調査した。またがんワクチンを注入後のマウス各個体の生存日数を調査した。対照実験として、がんワクチン溶液に替えて疑似薬として生理食塩水2mlをA/JJmsSlcマウスに投与し同様に上記35種類のがんのいずれか1種類のがん細胞を注入しがん発生率及び生存日数を調査した。対照実験においても1種類のがんにつき3頭のマウスにがん細胞を注入した。図2にその結果を示す。
実施例3で得たがんワクチンを投与した後に上記の35種類のがんのいずれかのがん細胞を注入したA/JJmsSlcマウスではがんの発生は全くなく全てのマウスが540日以上生存した。これに対してがんワクチンに替えて疑似薬を注射後にがん細胞を注入したA/JJmsSlcマウスでは全てがんが発生し、生存日数は50日以下であった。
本願発明は広範囲にわたるがんを予防できるワクチン及びその製造方法を提供する画期的なものである。また上記の35種類以外のがんについても、本願発明に係る製造方法を適用することによりこれを予防できるワクチンが製造できる。

Claims (5)

  1. がんワクチンであって、
    がんに罹患した患者の唾液からゲノムDNAを抽出し、
    該ゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液を混合し、
    該混合物をヒトに吸入させ、
    該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、
    該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、
    該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、
    さらに生理食塩水を加えることによって調製することを特徴とするがんワクチン。
  2. がんワクチンであって、
    複数の種類のがんの患者のそれぞれの唾液からゲノムDNAを抽出し、
    該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液をそれぞれ混合し、
    該それぞれの患者の唾液から抽出したゲノムDNAの溶液とRSウィルスに感染したヒトの血液の混合物のそれぞれの全てを一人のヒトに吸入させ、
    該混合物を吸入させたヒトの唾液よりゲノムDNAを抽出し、
    該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液を歯周病菌懸濁液と混合し、
    該混合物を吸入させたヒトの唾液より抽出したゲノムDNAの溶液と歯周病菌懸濁液との混合物に次亜塩素酸水溶液を加え混合し、
    さらに生理食塩水を加えることによって調製することを特徴とするがんワクチン。
  3. 上記の患者が罹患したがんの種類が、胃がん、小細胞肺がん、乳がん、大腸がん、肝臓がん、食道がん、口腔がん、脳腫瘍、悪性リンパ腫、子宮がん、すい臓がん、胆道がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、頭頚部のがん、白血病、前立腺がん、甲状腺がん、中皮腫、小腸がん、消化管間質腫瘍、腎臓がん、腎盂・尿管がん、膀胱がん、メラノーマ、皮膚がん、原発不明がん、肉腫、グリオーマ、目腫瘍、小児がん、舌がん、肛門がん、肝細胞がん、副腎皮質がんのいずれか1種類であることを特徴とする請求項1または2に記載のがんワクチン。
  4. 上記の複数の種類のがんの患者が、胃がん患者、小細胞肺がん患者、乳がん患者、大腸がん患者、肝臓がん患者、食道がん患者、口腔がん患者、脳腫瘍患者、悪性リンパ腫患者、子宮がん患者、すい臓がん患者、胆道がん患者、多発性骨髄腫患者、卵巣がん患者、頭頚部のがん患者、白血病患者、前立腺がん患者、甲状腺がん患者、中皮腫患者、小腸がん患者、消化管間質腫瘍患者、腎臓がん患者、腎盂・尿管がん患者、膀胱がん患者、メラノーマ患者、皮膚がん患者、原発不明がん患者、肉腫患者、グリオーマ患者、目腫瘍患者、小児がん患者、舌がん患者、肛門がん患者、肝細胞がん患者及び副腎皮質がん患者であることを特徴とする請求項2に記載のがんワクチン。
  5. 上記の歯周病菌がアグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンスであることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のがんワクチン。
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