JP7033709B2 - 手洗い器 - Google Patents

手洗い器 Download PDF

Info

Publication number
JP7033709B2
JP7033709B2 JP2018082713A JP2018082713A JP7033709B2 JP 7033709 B2 JP7033709 B2 JP 7033709B2 JP 2018082713 A JP2018082713 A JP 2018082713A JP 2018082713 A JP2018082713 A JP 2018082713A JP 7033709 B2 JP7033709 B2 JP 7033709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
water
faucet
hand
washing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018082713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019187713A (ja
Inventor
喜弘 西崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018082713A priority Critical patent/JP7033709B2/ja
Publication of JP2019187713A publication Critical patent/JP2019187713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7033709B2 publication Critical patent/JP7033709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Description

本発明は、前方のボウルに吐水する水栓が背面壁部に設けられた手洗い器に関する。
従来のこの種の手洗い器として、特許文献1において、水栓本体に内装された吐水路が下り傾斜したものが提案されている。つまり、吐水口部(水栓本体)の吐水口は前方の斜め下方を向いており、そのため洗浄水を、吐水口からボウルの略中央に向けて吐水させることができる。
特開2008-237616号公報
しかしながら、上記文献のように筒状の吐水口部を傾斜して設けると、止水したときに、吐水路内の残留水が滴下したり、水栓本体の外面を伝い落ちたりすることがある。また、水栓本体の外面を伝い落ちた水がさらに背面壁部の前面に流れるおそれもある。特に、止水と通水とを電気的駆動弁で切り替える方式の水栓では、すぐに止水されるが、吐水口部と電気的駆動弁の間の距離が手動弁の場合よりも長くなるため、止水後に洗浄水が吐水路に残りやすく、その後の残留水の滴下や伝い落ちは発生しやすい。
したがって、上記のような手洗い器によれば、残留水の滴下により水撥ねが起きやすくなり、また残留水の伝い落ちにより水栓本体や背面壁部に水垢による汚れが付着しやすくなる。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、止水後の残留水の滴下と水栓本体への伝い落ちを抑制することができる手洗い器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の手洗い器は、ボウルに洗浄水を吐水する、該ボウルの後部より起立した背面壁部に取り付けられた水栓と、該水栓に洗浄水を供給する給水路に設けられ、止水と通水とを切り替え可能とした電気的駆動弁とを備えた手洗い器であって、前記水栓は、水栓本体と、該水栓本体の前面に、前方に突出するように配された筒状の吐水口部と、前記給水路より前記吐水口部の吐水口に連通する吐水路とを備えており、前記吐水路の軸は、前方に向けて下り傾斜しており、前記吐水口部の吐水口面と直交する面が、前記吐水路の軸よりもさらに下向きに傾斜していることを特徴とする。
本発明の手洗い器は上述した構成としているため、水栓の止水後の残留水の滴下と、水栓本体への伝い落ちとを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る手洗い器の一例を示した斜視図である。 同手洗い器に用いられた水栓の、図1のA-A線に対応した模式的拡大縦断面図である。 同手洗い器の吐水口部の模式的説明図である。(a)(b)は吐出口部の断面図、(c)は(b)にB方向から見た吐水口部の正面図、(d)(e)は吐出口部の傾斜配設例を示した断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る手洗い器について、添付図面を参照しながら説明する。図1は手洗い器1の一例を示した斜視図、図2は同手洗い器1に用いられた水栓の模式的縦断面図、図3(a)~(e)は、同手洗い器1の吐水口部20の機構の模式的説明図である。なお図3は、水栓本体11に、前方に突出するように設けた吐水口部20の突出部分のみを切り取って図示したものである。
まず、本手洗い器1の概略構成について説明する。
本手洗い器1は、ボウル3に洗浄水を吐水する、ボウル3の後部より起立した背面壁部4に取り付けられた水栓10と、水栓10に洗浄水を供給する給水路5aに設けられ、止水と通水とを切り替え可能とした電気的駆動弁8とを備えている。
水栓10は、水栓本体11と、水栓本体11の前面に、前方に突出するように配された筒状の吐水口部20と、給水路5aより吐水口部20の吐水口21に連通する吐水路30とを備えている。この吐水路30の軸33は前方に向けて下り傾斜している。そして、吐水口部20の吐水口面22と直交する面23は、吐水路30の軸33よりもさらに下向きに傾斜している。なお、吐水口面22は平面とされる。
ついで、手洗い器1を構成する各部の詳細について説明する。
本手洗い器1は、図1に示すように、屋内の壁面等に取り付けられる、水栓10付きのボウル体とされる。ボウル体は、排水口3cを有した底部3aと四周の側部3bとを有してなるボウル3と、背面側の側部3bの上方に延びた背面壁部4とを備えている。ボウル3の排水口3cは排水管3dに通じている。
背面壁部4と下方の背面側の側部3bとの裏側において連続した面が、屋内の壁面等に対する取り付け面とされる。図1に示すように、背面壁部4の前面には水栓10が前方に突出するように設けてある。
水栓本体11は、天板部12と底板部13と前板部14と側板部15とよりなる外郭部を含んで構成されている。天板部12は、略平坦に形成され前方にやや下り傾斜しており、その中央には上記の電気的駆動弁8を動作させるための操作スイッチ18が組み込まれている。この操作スイッチ18は、上面を防水型の押下スイッチとし、内部側にはスイッチを構成する部材を内装してなる操作ブロックが配され、電気的駆動弁8に電気的に接続されている。このように、水栓本体11、特に本例のように天板部12に操作スイッチ18を設けることが、操作のしやすさからは望ましい。
また、前板部14の下部には、斜め前方に凹湾曲した面を向けた凹湾曲部14aが形成され、その凹湾曲部14aに上記の吐水口部20が突出するように形成されている。
この吐水口部20は、水栓本体11の内部側に形成された給水管接続部17に対し、吐水路30を通じて連成されている。この吐水路30の上流側には入水路31が形成され、下流側(吐水口21側)には入水路31よりも径大な出水路32が形成されている。その出水路32の出口開口が吐水口21とされる。給水管接続部17は、内部には吐水路30に連通する接続凹部17aを有している。
給水管接続部17の接続凹部17aには、水道管等の給水源(不図示)に接続された給水管5の接続部5bが内嵌め接続されている。給水管5は、内部に給水路5aを有し、その給水路5aは下流側の吐水路30に連通している。給水路5aの最上流側にはストレーナ7が配され、一方、下流側には電気的駆動弁8が配されている。給水管接続部17と給水管5とは、水栓本体11の内部で接続されている。
以上に示した構成により、操作スイッチ18の操作により、電気的駆動弁8が作用して、止水と通水との切り替えが可能とされ、通水操作がなされた際には洗浄水が吐水口21から吐水され、止水操作がなされた際にはその吐水が停止される。
なお、図2においては、給水管接続部17と給水管5との接続部分の詳細構造(例えば水密構造)、および、上記操作スイッチ18の操作ブロックを除く水栓本体11の内部構造については図示を省略した。
さらに、吐水口部20の詳細形状、構造について、図2および図3にもとづいて説明する。
吐水口部20の吐水口21は、斜め前方に向けた吐水口面22に開設されている。また、吐水路30の軸33は前方に向け下り傾斜している。この吐水路30の軸33と、吐水口面22とのなす角度θ1は、図2に示すように直角よりも小さい。換言すれば、吐水口部20の吐水口面22と直交する面23が、吐水路30の軸33よりもさらに下向きに傾斜している。
なお、図例のものでは、給水管5の接続部5bが略水平に接続されており、その給水管5の軸6と、吐水路30の軸33とのなす角度θ2は約15度とされ、給水管5の軸6と、吐水口部20の吐水口面22と直交する面23とのなす角度θ3は約35度とされる。
本図例では、吐水口部20の吐水口面22と直交する面23が、吐水路30の軸33よりもさらに下向きに傾斜しているため、図3(a)に示すように上辺の寸法を小とした等脚台形の上辺側を斜めに切り取ったような形状とされる。つまり立体的には、吐水口部20は円錐台の上面側を切り取って傾斜面とした形状とされる。
図3(a)の吐水口部20を図3(b)に示すような傾斜角度に回転させ、その下辺側を前板部14の凹湾曲部14aに連結することで、図2に示した吐水口部20が構成される。この吐水口部20は、凹湾曲部14a(水栓本体11)に合成樹脂で一体に形成されていることが望ましい。なお、図2と図3(b)のものは、傾斜角度は同一とされ、吐水口部20の下部24(下端)は、略水平に位置する。
このような形状の吐水口部20であるため、吐水口部20の上部25と下部24のそれぞれの、吐水口部20の突出基部26からの突出寸法は、図2に示すように相互に差があり、上部25の突出寸法のほうが大きい。図例では、下部24における水栓本体11からの突出寸法Lは約3mmとされ、2~5mmとすることが望ましい。
また本図例では、吐水口21の直上流に位置する出水路32の断面は、図3(a)に示すように台形形状とされ、その傾斜脚辺の部位が吐水口21とされる。この吐水口部20を図3(b)のように傾けることで吐水口21は斜め下方を向く。吐水口21は、図3(b)のB方向からの正面視では、図3(c)に示すように楕円形状とされる。その楕円の長径は出水路32の径よりも大きい。
以上に示したように、本手洗い器1の吐水口部20は前方に突出し、つまり吐水口部20の吐水口面22の下端が水栓本体11の吐水口部20の下側の突出基部26より前方に位置している。そのため、水栓10を止水した際に、吐水されない残留水は水栓本体11の表面や背面壁部4にたどり着きにくくでき、かつ残留水の伝い落ちを抑制でき、それによる汚れの付着を少なくすることができる。
この残留水は水滴となって少しずつ、吐水口21の下方に落下する可能性がある。しかし、本実施形態のものによれば、図3(b)のように吐水口21の直上流に位置する出水路32の断面が、斜め状に切り取りされた形状であるため、出水路32の上側(天井面)が下側(底面)よりも長い、偏りのある形状となっている。そのため、残留水は出水路32の内部に保持されにくくなり、止水後の残留水は大きな塊となって、それ以前に吐水された洗浄水に続くように途切れなく落下する可能性が高くなる。こうして、残留水が水滴として少しずつ滴下することを抑制することができる。つまり、水切り効果が奏せられる。
本実施形態では、出水路32の径を上流側の入水路31の径よりも大きくしているため、出水路32内において表面張力が作用しにくく、そもそも吐水路30には水は保持されにくい構成となっている。したがって、この出水路32の構成と、上記斜め状の吐水口21とがあいまって水切り効果が高められる。
また、吐水口面22と直交する面23の傾斜角度θ3と、吐水路30の軸33の傾斜角度θ2との差は、約35度-約15度=約20度であるが、この差を10~30度とすることが望ましいことが、種々の試作品による試験により判明した。
なお、吐水口部20の突出寸法、傾斜角度等は図2の例のものには限られない。傾斜の程度としては、図3(d)のように吐水口21を、より下方に向くようにしてもよいし、図3(e)のように吐水口21を、より前方を向くようにしてもよい。
また、吐水口部20の下部24の突出寸法Lは、種々の試作品により2~5mmであることが滴下防止、伝い落ち防止の観点から望ましいことが、種々の試作品による試験により判明したが、もちろんこの寸法範囲には限られない。
さらに、吐水口部20と水栓本体11とが合成樹脂の一体成形により形成されていれば、残留水がかりに伝い落ちしても、残留水が水栓本体11の内部に入り込むおそれはなく、水密性は保たれる。また、吐水口部20と水栓本体11の表面の掃除もしやすい。
1 手洗い器
3 ボウル
4 背面壁部
5 給水管
5a 給水路
6 給水路の軸
8 電気的駆動弁
10 水栓
11 水栓本体
18 操作スイッチ
20 吐水口部
21 吐水口
22 吐水口面
23 吐水口面と直交する面
30 吐水路
31 入水路
32 出水路
33 吐水路の軸

Claims (5)

  1. ボウルに洗浄水を吐水する、該ボウルの後部より起立した背面壁部に取り付けられた水栓と、該水栓に洗浄水を供給する給水路に設けられ、止水と通水とを切り替え可能とした電気的駆動弁とを備えた手洗い器であって、
    前記水栓は、水栓本体と、該水栓本体の前面に、前方に突出するように配された筒状の吐水口部と、前記給水路より前記吐水口部の吐水口に連通する吐水路とを備えており、
    前記吐水路の軸は、前方に向けて下り傾斜しており、
    前記吐水口部の吐水口面と直交する面が、前記吐水路の軸よりもさらに下向きに傾斜していることを特徴とする手洗い器。
  2. 請求項1において、
    前記吐水口面と直交する面の傾斜角度と、前記吐水路の軸の傾斜角度との差が10~30度であることを特徴とする手洗い器。
  3. 請求項1または2において、
    前記吐水口部の下部における前記水栓本体からの突出寸法が2~5mmであることを特徴とする手洗い器。
  4. 請求項1~3のいずれか1項において、
    前記吐水口部と前記水栓本体とが合成樹脂の一体成形により形成されていることを特徴とする手洗い器。
  5. 請求項1~4のいずれか1項において、
    前記水栓本体の外面には、前記電気的駆動弁を動作させるための操作スイッチが設けられていることを特徴とする手洗い器。

JP2018082713A 2018-04-24 2018-04-24 手洗い器 Active JP7033709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082713A JP7033709B2 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 手洗い器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082713A JP7033709B2 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 手洗い器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019187713A JP2019187713A (ja) 2019-10-31
JP7033709B2 true JP7033709B2 (ja) 2022-03-11

Family

ID=68388030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018082713A Active JP7033709B2 (ja) 2018-04-24 2018-04-24 手洗い器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7033709B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237616A (ja) 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 手洗装置
US20140116553A1 (en) 2012-10-31 2014-05-01 John Kevin Schoolcraft Modular sensor activated faucet
JP2018050795A (ja) 2016-09-27 2018-04-05 Toto株式会社 洗面化粧台

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3580466B2 (ja) * 1996-12-26 2004-10-20 東陶機器株式会社 水栓の吐水口

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237616A (ja) 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 手洗装置
US20140116553A1 (en) 2012-10-31 2014-05-01 John Kevin Schoolcraft Modular sensor activated faucet
JP2018050795A (ja) 2016-09-27 2018-04-05 Toto株式会社 洗面化粧台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019187713A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10294644B2 (en) Flush toilet
US10030376B2 (en) Flush toilet having a spout port on the bowl rim
CN114855960A (zh) 马桶形式的卫生设备
JP2015068126A (ja) 水洗大便器
JP7033709B2 (ja) 手洗い器
JP6341359B2 (ja) 水洗大便器
JP6789128B2 (ja) 水洗式便器
JP5787110B2 (ja) 水洗大便器
JP2022173376A (ja) 水洗大便器
US20180087256A1 (en) Flush toilet
JP6242649B2 (ja) 小便器用スプレッダー
JP7411926B2 (ja) 水洗便器及び便器装置
JP2009106361A (ja) 浴室の洗い場用カウンター
JPH09125504A (ja) 洋風便器
JP6713223B2 (ja) 水洗式便器
JP7432404B2 (ja) 便器装置
JP6789126B2 (ja) 水洗式便器
JP6789125B2 (ja) 水洗式便器
JP6863749B2 (ja) 水洗式便器
JP5685729B2 (ja) 手洗器
JP6789127B2 (ja) 水洗式便器
JP7109745B2 (ja) 水洗大便器
JP2006077562A (ja) 水洗便器
JP7457933B2 (ja) 水洗便器及び便器装置
CN111603120A (zh) 一种洗碗机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220208

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7033709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151