JP7031400B2 - 電動車両の損失制御方法、および損失制御装置 - Google Patents

電動車両の損失制御方法、および損失制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、電動車両の損失制御方法、および損失制御装置に関する。
特許文献1には、駆動源としてのモータと、インバータ回路とを備えたハイブリッド車両の制御方法が開示されている。このハイブリッド車両の制御方法では、バッテリの充電量が予め定めた所定値以上で、かつ駆動機構に制動力を付与する必要がある場合には、所望の回生トルクを得るために、モータやインバータ回路で発生するエネルギー損失(電力損失)を大きくしている。
特開2017-77808号公報
しかしながら、特許文献1に開示された制御方法では、電流量の大きい動作点で電流指令を行うことで損失を増大させているので、当該動作点がモータの減磁領域に入る場合があり問題となる。
本発明は、駆動源としての多相モータを備える電動車両の制御において、減磁領域の動作点を用いずに損失量を制御して、所望の回生トルクを得ることができる技術を提供することを目的とする。
本発明による電動車両の損失制御方法によれば、複数の中性点を有する多相モータと、インバータを介して多相モータと電気的に接続されるバッテリとを備える電動車両の損失制御方法であって、モータに供給される電流のd軸成分とq軸成分からなるdq軸座標において、モータ3の目標動作点が減磁領域以外であって且つ要求トルクを発生させる動作点となるように、中性点に対応する各巻線に対してそれぞれ異なる動作点を配分する損失制御を実行し、動作点に応じた電流を各巻線に供給する。
本発明によれば、減磁領域の動作点を用いずに損失量を制御しながら、所望の回生トルクを発生させることができる。
図1は、一実施形態の電動車両の制御方法を実現するモータ制御システムを示すブロック図である。 図2は、従来制御の問題点を説明するための図である。 図3は、従来制御を3相2重モータに適用させた場合の問題点を説明するための図である。 図4は、一実施形態の損失制御処理を説明するフローチャートである。 図5は、一実施形態の損失制御処理において設定された動作点βを示す図である。 図6は、一実施形態の第1巻線と第2巻線の定電流円を示す図である。 図7は、第1巻線および第2巻線の各動作点を決定する方法を説明する図である。 図8は、第1巻線および第2巻線の各動作点を決定する方法を説明する図である。 図9は、変形例1の損失制御処理を説明するフローチャートである。 図10は、変形例2の損失制御処理を説明するフローチャートである。
[一実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る電動車両の損失制御方法が適用されるモータ制御システム100の構成例を示すブロック図である。
一実施形態にかかるモータ制御システム100は、バッテリ1と、インバータ2と、3相2重モータ3と、バッテリ電流センサ4と、バッテリコントローラ5と、車両制御コントローラ6と、モータコントローラ7と、を含んで構成される。なお、本実施形態の電動車両の損失制御方法は、前記3相2重モータ3を制御対象とし、少なくともモータコントローラ7を用いて実行される。
車両制御コントローラ6は、車両システムを統括的に制御するコントローラとして機能する。車両制御コントローラ6は、ドライバのアクセル操作量に応じた要求トルクを算出して、3相2重モータ3への要求トルク値としてモータコントローラ7に出力する。具体例としては、車両制御コントローラ6は、ドライバのアクセル操作に基づくアクセル開度θ等の車両情報に応じて、予め記憶したアクセル開度-トルクテーブル等を参照することにより要求トルク値としての目標トルク指令値を算出して、モータコントローラ7に出力する。なお、要求トルクには、車両の進行方向に対して正方向(駆動側)に作用する駆動トルクと、進行方向に対して負の方向(制動側)に作用する回生トルクとが含まれる。
モータコントローラ7は、3相2重モータ3を制御するコントローラとして機能する。モータコントローラ7は、車両制御コントローラ6から出力される要求トルク値、および、3相2重モータ3の回転子位相αや三相交流電流等の3相2重モータ3の状態を示す信号等がデジタル信号として入力される。モータコントローラ7は、入力された信号に基づいて、3相2重モータ3の駆動力と回生制動力とを制御するための電流指令値を演算する。そして、モータコントローラ7は、演算した電流指令値に基づいてインバータ2のスイッチング素子を開閉制御することにより3相2重モータ3に所望のトルク(要求トルク)を発生させる電流を供給する。
3相2重モータ3は、本実施形態において制御対象とするモータである。3相2重モータ3は、U、V、W相にそれぞれ対応する三相巻線U1、V1、W1からなるコイル結線31と、三相巻線U2、V2、W2からなるコイル結線32とを含んで構成される。コイル結線31は、各相の巻線の一端同士を中性点31nで接続することにより構成される。コイル結線32は、各相の巻線の一端同士を中性点32nで接続することにより構成される。すなわち、3相2重モータ3は、中性点が異なる三相のコイル結線を二つ備えるモータである。
3相2重モータ3(以下、単に「モータ3」と称する)は、インバータ2から供給される電流(三相交流電流)により駆動力を発生し、不図示の減速機およびドライブシャフトを介して、左右の駆動輪に駆動力を伝達する。また、モータ3は、車両の走行時に駆動輪に連れ回されて回転するときに、回生制動力を発生させることで、車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。この場合、インバータ2は、モータ3の回生運転時に発生する交流電流を直流電流に変換して、バッテリ1に供給する。
バッテリ1は、充放電可能な蓄電池であって、例えばリチウムイオンバッテリである。バッテリ1は、主に、モータ3に対する駆動電力の放電、および、モータ3による回生電力の充電を行う。
インバータ2は、バッテリ1とモータ3との間に接続され、バッテリ1の直流電力を所望の交流電力に変換して、モータ3に供給する。また、モータ3による回生電力(交流電力)を直流電力に変換して、バッテリ1に供給する。インバータ2は、モータ3が備える複数の三相コイル結線、すなわち、コイル結線31およびコイル結線32にそれぞれ独立した電力変換器として接続される第1巻線駆動回路41と、第2巻線駆動回路42とを含んで構成される。第1巻線駆動回路41、および第2巻線駆動回路42は、対応する相ごとに備えられたスイッチング素子(例えば、IGBTやMOS-FET等のパワー半導体素子)をオン/オフすることにより、バッテリ1から供給される直流の電流を交流に変換して、モータ3に供給する。
また、第1巻線駆動回路41、および第2巻線駆動回路42は、対応する相ごとに備えられたスイッチング素子(例えば、IGBTやMOS-FET等のパワー半導体素子)をオン/オフすることにより、モータ3から供給される交流の電流を直流に変換して、バッテリ1に供給する。ただし、バッテリ1が満充電の時等、モータ3の回生電力をバッテリ1に充電することができない場合がある。このような場合であっても所望の回生トルクを得るためには、モータ3の回生運転時に発生する電力をバッテリ1へ供給することなく消費する必要がある。そこで、本実施形態では、モータ3乃至インバータ2で発生する損失量(電力損失量)を制御して、上記の回生電力を相殺することにより所望の回生トルクを得るための損失制御処理が実行される。損失制御処理の詳細については後述する。
バッテリ電流センサ4は、バッテリ1へ入出力される電流値を検出可能なセンサである。バッテリ電流センサ4は、バッテリ1とインバータ2との間の直流電源ラインに設けられ、インバータ2からバッテリ1に供給される電流(充電電流)、および、バッテリ1からインバータ2に供給される電流(放電電流)を検出して、検出した電流値をバッテリコントローラ5に送信する。
バッテリコントローラ5は、バッテリ1の充電電流値、および放電電流値をバッテリ電流センサ4から取得するとともに、それらの電流値に基づいてバッテリ1のSOC(state of charge)を演算する。また、バッテリコントローラ5は、車両制御コントローラ6およびモータコントローラ7と相互通信可能に接続されており(例えばCAN通信)、バッテリ1の充電電流値、放電電流値、およびSOCに関する情報を車両制御コントローラ6およびモータコントローラ7と共有する。なお、本明細書におけるSOCは充電容量[%]と同様の意味で用いている。
なお、バッテリコントローラ5、車両制御コントローラ6、およびモータコントローラ7は、それぞれ、例えば、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、および、入出力インタフェース(I/Oインタフェース)から構成される。ただし、バッテリコントローラ5、車両制御コントローラ6、およびモータコントローラ7は、本実施形態のモータ制御システム100において実行される制御をそれぞれ別個に或いは強調して実行する必要は必ずしもなく、例えば一つのコントローラが各コントローラの機能を統合して実行するように構成されてもよい。
以上が本実施形態のモータ制御システム100の基本構成である。以下では、モータコントローラ7が主として実行する損失制御方法の詳細について説明する。
ここで、図2、図3を参照して、従来制御の問題点について述べる。
図2は、従来制御の問題点を説明するための図である。図2は、三相のモータ3に供給される電流(三相電流)のd軸成分とq軸成分とから構成されるdq軸座標系であって、横軸はd軸電流Id、縦軸はq軸電流Iqを表している。図中の曲線は等トルク線を表している。図中に示された円内は、減磁領域を示している。
例えば特許文献1においても、駆動源として三相交流モータを備える車両において、所望の回生トルクを得るために当該モータやインバータにおける損失を増大させる制御が行われる。この制御が行われる際の動作点(界磁電流)として、従来では、通常制御時に使用する電流量の少ない動作点ではなく(図中の原点から伸びる点線矢印参照)、より電流量の大きい動作点が選択される。電流がより大きい方が、より大きい損失を確保できるからである。なお、原点から動作点までの軌跡を表す図中の点線矢印及び実線矢印の長さIaは電流の大きさに比例する。
従来制御においてこのような制御を行う結果、少なくとも以下2点の問題がある。第1に、電流がより大きい動作点を用いた結果、減磁領域内の動作点を用いてしまう場合がある(図中の原点から伸びる実線矢印参照)。この場合は、モータ制御時に意図しない減磁を発生させてしまうため問題となる。第2に、電流がより大きい動作点を用いた結果、q軸電流Iqに対するトルク感度の大きい領域の動作点(等トルク線の間隔が相対的に狭い領域の動作点)を用いてしまう場合がある。この場合は、モータ制御時におけるトルク精度が悪化してしまうため問題となる。
このような従来制御を本発明の制御対象である3相2重モータに適用させた場合も、従来と同様の問題が生じる。
図3は、従来制御を3相2重モータに適用させた場合の問題点を説明するための図である。横軸はd軸電流Id、縦軸はq軸電流Iqを表している。図中の曲線は等トルク線を表している。また、図中の定電流円31cは、3相2重モータが備える第1巻線の定電流円を表し、点電流円32cは、3相2重モータが備える第2巻線の定電流円を表している。なお、d軸電流Idを示す横軸を基準として、上方は駆動側、下方は回生側(制動側)の等トルク線を表している。
ここで、バッテリが充電できない状況下において、従来制御を3相2重モータにそのまま適用させた場合を想定する。この場合でも、モータコントローラは、従来制御と同様に、要求トルク値に基づいて必要な損失量を発生可能な動作点(目標動作点)を決定する。そして、該目標動作点に対応する電流指令値をそのまま3相2重モータに適用すると、3相2重モータが備える第1巻線及び第2巻線への電流配分は原則1:1となる。また、第1巻線及び第2巻線にはそれぞれ同じ動作点、すなわち、同じ電流指令値が設定される。その結果、目標動作点は、第1巻線の電流ベクトルaと第2巻線の電流ベクトルbとの合成ベクトルcによって達成される。この目標動作点は、減磁領域に位置している。すなわち、従来制御を3相2重モータに単に適用させるだけでは従来制御と同様の問題が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、第1巻線および第2巻線への電流配分を工夫することにより、上記問題点を解決する損失制御方法(損失制御処理)を提供する。
具体的には、本実施形態では、減磁領域、或いは、q軸電流Iqに対するトルク感度が高い領域を用いずに、必要な損失を発生させるとともに、モータ3に所望の要求トルクを出力させる動作点を選択する。そして、当該動作点を用いてのモータ制御を、第1巻線に電流を供給する第1巻線駆動回路41、および第2巻線に電流を供給する第2巻線駆動回路42に対してそれぞれ異なる電流指令値を適用させることにより実現する。
図4は、本実施形態の損失制御処理を説明するフローチャートである。以下に説明する処理は、車両システムが起動している間、一定の間隔で常時実行するようにモータコントローラ7にプログラムされている。
ステップS100では、モータコントローラ7は、車両制御コントローラ6から回生トルクを出力させる目標トルク指令値(回生トルク指令値)を受信する。
ステップS101では、モータコントローラ7は、バッテリ1の充電可否を判定する。具体的には、モータコントローラ7は、バッテリ1のSOCが所定値[%]以上か否かを判定する。ここでの所定値は、バッテリ1の充電可否を判定可能な値であって、例えば、バッテリ1の過充電保護の観点から定められる。一例として、過充電に起因してバッテリ1の内部においてリチウムイオンが析出することを防止できる値が設定される。バッテリ1のSOCが所定値以上であれば、ステップS103以降において本実施形態の損失制御処理が実行される。SOCが所定値以上でなければ、ステップS102の処理が実行される。
ステップS102では、公知の通常制御が実行され、損失制御処理は実行されずに本フローに係る処理は終了する。損失制御処理は、バッテリ1への充電を避けたい場合に、通常時よりも損失を増大させることにより回生エネルギーを相殺して所望の回生トルクを確保するための処理である。そのため、常に実行されると効率の低下を招く。従って、バッテリ1への充電が許容される場合は、損失制御処理は実行されず、回生エネルギーを回生電力としてバッテリ1に充電する通常制御が実行される。
なお、損失制御処理が実行されるか否かの閾値となる上記所定値[%]は、ヒステリシスを有していることが好ましい。これにより、損失制御と通常制御との切換が頻繁に発生することを抑制することができる。
ステップS103では、損失制御処理が開始される。
ステップS104では、モータコントローラ7は、回生トルク指令値に基づいて、モータ3(第1巻線および第2巻線)へ供給する総電流量Itを算出する。ここで算出される総電流量Itは公知例に基づいて算出される。すなわち、モータコントローラ7は、中性点が一つのモータ(3相モータ)における電流量の算出と同様に、所望の回生トルクを得るのに必要な損失を発生させる電流量を総電流量Itとして算出する(図3の電流ベクトルc(合成ベクトルc)参照)。
ステップS105では、モータコントローラ7は、ステップS104で算出した総電流量Itを第1巻線と第2巻線とに配分する。本ステップで設定される第1巻線と第2巻線との電流配分の初期設定値は任意であるが、本実施形態では1:1とする。電流配分の初期設定値を1:1とすることにより、1:1にしない場合に生じる電流量の大きい方の動作点が、減磁領域およびトルク感度の大きい領域に入る虞を抑制することができる。結果として、減磁領域外における動作点の選択肢を増やすことができる。
ステップS106では、モータコントローラ7は、モータ3の目標動作点である動作点βを設定する。動作点βは、減磁領域、及び、トルク感度の高い領域以外の領域であって、所望の回生トルクを確保できる位置であればよい。
図5は、本実施形態のステップS106において設定された動作点βを示す。図5で示す動作点βは、原点から所望の回生トルクに対応する等トルク線までを最短距離で結ぶことができる動作点である(図2の点線矢印参照)。この動作点βは、従来の3相モータにおいて、要求トルクを最も小さい電流量によって達成する動作点を選択する際と同一の方法を用いて設定される。また、このように設定される動作点は、原則として減磁領域内には存在しない。すなわち、本実施形態の動作点βは、制御対象が3相2重モータでありながら、従来の3相モータにおいて用いられていた最適な動作点を選択する手法を使って決定される。これにより、3相2重モータを制御対象とすることによる追加の検討なしに減磁領域外の動作点を選択することができるので、動作点の設定に関連する演算負荷を増大させることを回避することができる。動作点βに対するモータ3の定電流円を図6に示す。
図6は、モータ3が備える第1巻線と第2巻線の定電流円を示す。第1巻線の定電流円はIdIq軸座標の原点を中心とする電流ベクトルの軌跡であり、第2巻線の定電流円は動作点βを中心とする電流ベクトルの軌跡である。上述したとおり、第1巻線に供給される電流量と第2巻線に供給される電流量の初期設定値は1:1であるため、各定電流円の半径(電流ベクトルの大きさ)は同じである。これらの定電流円に基づいて、続くステップS107の処理が実行される。
ステップS107では、モータコントローラ7は、第1巻線および第2巻線の各動作点を決定する。モータ3の目標動作点である動作点βは、第1巻線および第2巻線の各動作点に対応する電流ベクトルを合成することにより達成される。
図7および図8は、第1巻線および第2巻線の各動作点を決定する方法を説明する図である。第1巻線および第2巻線の各動作点は、第1巻線および第2巻線の各定電流円の二つの交点が設定される。
より具体的には、まず、第1巻線の動作点として任意の交点(本実施形態では第2象限に位置する交点)を選択する。すなわち、IdIq軸座標の原点から該交点までの電流ベクトル(実線矢印参照)が、第1巻線への電流指令値となる。そして、該交点から動作点βまでの電流ベクトルが第2巻線への電流指令値となる。実際の制御においては、IdIq軸座標の原点から電流を制御するので、IdIq軸座標の原点から、第4象限に位置する交点(すなわち第2巻線の動作点)までの電流ベクトルで表されるのが、第2巻線への電流指令値となる。なお、第2象限の交点から動作点βまでの電流ベクトルの長さ(電流量)は、原点から第2巻線の動作点までの電流ベクトルの長さ(電流量)と同等である(図8参照)。
このようにして決定された第1巻線の電流ベクトルと第2巻線の電流ベクトルとの合成ベクトルは、モータ3の動作点βと一致する。換言すると、第1巻線と第2巻線の合成ベクトルが、モータ3の出力となる。第1巻線および第2巻線の動作点、すなわち、第1巻線および第2巻線へ適用される電流指令値がそれぞれ決定されると、続くステップS108の処理が実行される。
ステップS108では、モータコントローラ7は、ステップS108で決定した各電流指令値に基づいてインバータ2の第1巻線駆動回路41と第2巻線駆動回路42とを制御して、第1巻線と第2巻線とにそれぞれ異なる電流(三相交流電流)を印加する。これにより、減磁領域内、或いは、q軸電流Iqに対するトルク感度が相対的に高い領域内の動作点を使わずに、必要な損失を発生させつつ、要求された回生トルクを発生させることができる。
続くステップS109では、モータコントローラ7は、バッテリ電流センサ4が検出する電流値が0[A]以上か否かを判定する。換言すれば、モータコントローラ7は、バッテリ1に入出力される電流値(バッテリ電流値)を監視して、バッテリ1が充電状態か放電状態かを判定する。バッテリ電流値が0A以上、すなわち、バッテリ1からインバータ2へ電流が供給される状態(放電状態)であれば、現在の損失量を維持するステップS111の処理を実行する。バッテリ電流値が0A未満(-)、すなわち、インバータ2からバッテリ1へ電流が供給される状態(充電状態)であれば、損失量を増大させるステップS110の処理が実行される。なお、本明細書においては、インバータ2からバッテリ1へ供給される電流(充電電流)をマイナス(-)[A]で表し、バッテリ1からインバータ2へ供給される電流(放電電流)をプラス(+)[A]で表すものとする。
ステップS110では、モータコントローラ7は、第1巻線および第2巻線の電流配分を変更する。具体的には、モータコントローラ7は、モータ3の目標動作点である動作点βおよびモータ3への総電流量Itは固定して、初期設定値を1:1としていた第1巻線および第2巻線の電流配分を変更する。より詳細には、モータコントローラ7は、第1巻線へ供給する電流量を所定値分増加させるとともに、第2巻線へ供給する電流量を該所定値分減少させることにより第1巻線および第2巻線の電流配分を変更する。その結果、電流量が増加した巻線の損失量が、電流量が減少した巻線の損失の減少量以上に増加するので、モータ3全体としての損失量を増大させることができる。なお、ここでの所定値[A]は適宜設定されてよく、特に限定されない。本実施形態では、モータ3の動作点βを固定して、各巻線の電流配分を変えるだけで損失を可変することができるので、損失制御にかかる演算負荷の増加を抑制し、結果として損失制御の高速化を実現することができる。
第1巻線および第2巻線の電流配分が変更されると、続くステップS106~ステップS109の処理が実行される。そして、ステップS109において、上記のとおりバッテリ1が充電状態か否かが判定される。ステップS110の処理によって損失を増大させたことでバッテリ1の充電状態が解消されると、続くステップS111の処理が実行される。バッテリ1の充電状態が解消されない場合は、充電状態が解消されるまで、ステップS110、およびステップS106~ステップS109の処理が繰り返し実行される。これにより、バッテリ1が過充電となる虞を抑制することができる。
そして、ステップS111においてステップS107で決定された第1巻線駆動回路41および第2巻線駆動回路42への各電流指令値が保持され、本フローに係る損失制御処理は終了する。
以上、第1実施形態の電動車両の損失制御方法は、複数の中性点(31n、32n)を有する多相モータ(モータ3)と、インバータ2を介してモータ3と電気的に接続されるバッテリ1とを備える電動車両の損失制御方法であって、モータ3に供給される電流のd軸成分とq軸成分からなるdq軸座標において、モータ3の目標動作点(動作点β)が減磁領域以外であって且つ要求トルクを発生させる動作点となるように、中性点31n、32nに対応する各巻線に対してそれぞれ異なる動作点を配分する損失制御を実行し、動作点に応じた電流を各巻線に供給する。これにより、減磁領域、あるいは、q軸電流Iqに対するトルク感度が高い領域の動作点を用いずに、損失量を制御して、所望の回生トルクを発生させることができる。
また、第1実施形態の電動車両の損失制御方法によれば、目標動作点βは、要求トルクの等トルク線上において、当該等トルク線とdq軸座標の原点とを最短距離で結ぶ位置に設定される。これにより、従来制御を3相2重モータ3に適用させるに際して、追加の検討なしに減磁領域外の動作点を選択することができるので、動作点の設定に関連する演算負荷を増大させることを回避することができる。
また、第1実施形態の電動車両の損失制御方法によれば、各巻線(第1巻線、第2巻線)に供給する電流量の初期設定値はそれぞれ同じ値に設定される。これにより、電流量の配分を1:1にしない場合に生じる電流量の大きい方の動作点が、減磁領域およびトルク感度の大きい領域に入る虞を抑制することができるので、減磁領域外における動作点の選択肢を増やすことができる。
また、第1実施形態の電動車両の損失制御方法によれば、充放電可能なバッテリ1をさらに備え、損失制御は、バッテリ1の充電容量が所定の閾値を超えた場合に実行される。これにより、損失制御が必要な状況下でのみ実行されるので、効率の悪化を最低限に抑えることができる。
また、第1実施形態の電動車両の損失制御方法によれば、バッテリ1の充電容量に関する上記の閾値はヒステリシスを有する。これにより、損失制御と通常制御との切換が頻繁に発生することを抑制することができる。
また、第1実施形態の電動車両の損失制御方法によれば、損失制御は、バッテリ1へ供給される電流(充電電流)が0Aになるまで継続される。これにより、バッテリ1が充電されない状態になるまで損失制御が実行されるので、バッテリ1の過充電を防止することができる。
また、第1実施形態の電動車両の損失制御方法によれば、損失制御は、バッテリ1の充電電流に基づいて各巻線に供給する電流量の配分を可変することにより実行される。これにより、損失制御にかかる演算負荷の増加を抑制することができるので、結果として損失制御の高速化を実現することができる。
以下では、本実施形態の電動車両の損失制御方法の変形例1、2について説明する。変形例1、2と上述の実施形態とは、図4を用いて説明した上述の損失制御処理において実行される損失量を増加させるための処理(ステップS110参照)が異なっている。
<変形例1>
図9は、変形例1の損失制御処理を説明するフローチャートである。図9を参照して、上述の実施形態との相違点であるステップS210について説明する。なお、図9に示すステップS100~S109、およびS110は、図4で示すフローに示す同じステップ番号が付された処理と同じなので説明を割愛する。
ステップS210では、モータコントローラ7は、モータ3へ供給する総電流量Itを所定量(nA)増加させる。本ステップでの処理は、上述の実施形態と同様に損失量を増やすことによりバッテリ1の充電状態を解消することを目的として実行される。
すなわち、本変形例では、モータコントローラ7は、モータ3の目標動作点である動作点βは固定して、モータ3への総電流量Itを増加させることにより、モータ3の損失量を増大させる。なお、ここでの所定量(nA)は適宜設定されてよく、特に限定されない。本ステップにおいてモータ3の損失量を増大させると、モータコントローラ7は、続いてステップS105の処理を実行する。
以上、変形例1の電動車両の損失制御方法によれば、損失制御は、バッテリ1の充電電流に基づいて各巻線に供給する電流量の総和を可変することにより実行される。これにより、モータ3へ供給する電流量を大きくするだけで損失を増加させることができるので、損失制御にかかる演算負荷の増加を抑制し、結果として損失制御を高速化を実現することができる。
<変形例2>
図10は、変形例2の損失制御処理を説明するフローチャートである。図10を参照して、上述の実施形態及び変形例1との相違点であるステップS310について説明する。なお、図10に示すステップS100~S109、およびS310は、図4で示すフローに係る処理と同じなので説明を割愛する。
ステップS210では、モータコントローラ7は、ステップS106で設定した動作点βを変更する。本ステップでの処理は、上述の実施形態及び変形例1と同様に損失量を増やすことによりバッテリ1の充電状態を解消することを目的として実行される。
すなわち、本変形例では、モータコントローラ7は、モータ3への総電流量It、および、第1巻線と第2巻線との電流配分は固定して、モータ3の目標動作点である動作点βを移動させることにより、モータ3の損失量を増大させる。なお、ここでの所定値[A]は適宜設定されてよく、特に限定されない。動作点βをどのように移動させるかは、図3を用いて説明した減磁領域、および、トルク感度が高い領域以外であれば適宜設定されてよく、特に限定されない。本変形例では、例えば、ステップS106で設定した動作点βの位置を等トルク線上を通って、より原点側(d軸電流Idがより小さい側)へ移動させる。動作点βをd軸電流Idがより小さい側へ移動させた方が、該動作点をq軸電流Iqに対するトルク感度がより低い領域へ移動させることができる。本ステップにおいてモータ3の損失量を増大させると、モータコントローラ7は、続いてステップS107の処理を実行する。
以上、変形例2の電動車両の損失制御方法によれば、損失制御は、バッテリ1の充電電流に基づいて目標動作点(動作点β)を可変することにより実行される。これによれば、動作点βを直接的に変化させるので、該動作点βが減磁領域やq軸電流Iqに対するトルク感度が大きい領域に入ることを調節的に回避することができる。
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、上記実施形態及び変形例は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。また、上記実施形態、及びその変形例は、矛盾が生じない範囲で適宜組み合わせ可能である。
例えば、上述の一実施形態と変形例1とを組み合わせて、モータ3の目標動作点である動作点βは固定して、モータ3への総電流量It、および、第1巻線と第2巻線との電流配分を双方とも変更することにより、モータ3の損失量をより増大させてもよい。
また、本発明にかかる制御対象モータは3相2重モータに限られない。本発明にかかる制御対象モータは、中性点が互いに異なる複数のコイル結線を有していればよく、その相数および中性点の数は特に限定されない。
また、上述した第1巻線、第2巻線は、複数の巻線を互いに区別することを目的とした名称であって、その順序を限定する趣旨ではなく、適宜入れ替え可能である。
1…バッテリ
2…インバータ
3…3相2重モータ(多相モータ)
7…モータコントローラ(コントローラ)

Claims (10)

  1. 複数の中性点を有する多相モータと、インバータを介して前記多相モータと電気的に接続されるバッテリとを備える電動車両の損失制御方法であって、
    前記多相モータに供給される電流のd軸成分とq軸成分からなるdq軸座標において、前記多相モータの目標動作点が減磁領域以外であって且つ要求トルクを発生させる動作点となるように、前記中性点に対応する各巻線に対してそれぞれ異なる動作点を設定する損失制御を実行し、
    前記動作点に応じた電流を前記各巻線に供給する、
    電動車両の損失制御方法。
  2. 請求項1に記載の電動車両の制御方法において、
    前記目標動作点は、前記要求トルクの等トルク線上において、当該等トルク線と前記dq軸座標の原点とを最短距離で結ぶ位置に設定される、
    電動車両の損失制御方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記各巻線に供給する電流量の初期設定値はそれぞれ同じ値に設定される、
    電動車両の損失制御方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記損失制御は、前記バッテリの充電容量が所定の閾値を超えた場合に実行される、
    電動車両の損失制御方法。
  5. 請求項4に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記閾値はヒステリシスを有する、
    電動車両の損失制御方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記損失制御は、前記バッテリの充電電流が0Aになるまで継続される、
    電動車両の損失制御方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記損失制御は、前記バッテリの充電電流に基づいて前記各巻線に供給する電流量の配分を可変することにより実行される、
    電動車両の損失制御方法。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記損失制御は、前記バッテリの充電電流に基づいて前記各巻線に供給する電流量の総和を可変することにより実行される、
    電動車両の損失制御方法。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電動車両の損失制御方法において、
    前記損失制御は、前記バッテリの充電電流に基づいて前記目標動作点を可変することにより実行される、
    電動車両の損失制御方法。
  10. 複数の中性点を有する多相モータと、
    インバータを介して前記多相モータと電気的に接続されるバッテリと、
    前記多相モータを制御するコントローラと、を備える電動車両の損失制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記多相モータに供給される電流のd軸成分とq軸成分からなるdq軸座標において、前記多相モータの目標動作点が、減磁領域以外であって且つ要求トルクを発生させる動作点となるように、前記中性点に対応する各巻線に対してそれぞれ異なる動作点を配分し、
    前記インバータを介して前記動作点に応じた電流を前記各巻線に供給する、
    電動車両の損失制御装置。
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