JP7031131B2 - Efem及びefemのガス置換方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体工場内において、搬送容器内から処理室へウエハを搬送するEFEM及びEFEMのガス置換方法に関する。
半導体の製造工程では、フープ(FOUP)やフォスビ(FOSB)等と呼ばれるウエハ搬送容器を用いて、各処理装置の間のウエハの搬送が行われる。また、このようなウエハ搬送容器から処理室へウエハを搬送する際に、EFEM(Equipment Front End Module)が用いられる。EFEMは、ミニエンバイロメント等と呼ばれる、工場内の環境より清浄な空間を形成し、この空間を介して、ウエハ搬送容器と処理室との間でウエハを搬送する。したがって、ウエハが露出する環境は、ウエハ搬送容器から処理室までの搬送中においても清浄に維持され、酸化等からウエハを保護することができる(特許文献1等参照)。
特開2000-82731号公報
近年では、EFEMの内部の清浄度を更に向上させるため、EFEMに窒素等の不活性ガスを導入するものが提案されている。このようなEFEMでは、ミニエンバイロメント内が窒素等の不活性ガス雰囲気となるため、酸化等からウエハを効果的に保護することができる。
しかしながら、窒素を導入するEFEMは、メンテナンス等で内部を大気環境にする必要が生じた場合、再度内部を窒素ガスで置換する必要がある。このようなEFEMでは、EFEMの内部を窒素に置換するための時間を要するが、半導体工場における装置の休止時間を短縮し、生産効率を向上させるために、ガス置換に要する時間を短縮することが求められている。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、内部の環境を、ガスで満たされた環境に効率的に置換できるEFEM及びEFEMのガス置換方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るEFEMは、
置換ガスを導入するガス導入部と、
前記ガス導入部から前記置換ガスが流入する流入口を備える第1室と、
前記第1室の下方に接続しており、ウエハを搬送する搬送ロボットが設けられる第2室と、
前記第1室から前記第2室へ向かう下降気流を形成する気流形成部と、
前記第2室から前記第2室の気体を排出するガス排出部と、
前記第1室の圧力が前記第2室の圧力より高くなるように、前記第1室と前記第2室との間に所定の圧力差を形成する差圧形成機構と、
を有する。
本発明に係るEFEMでは、差圧形成機構が第1室と第2室との間に圧力差を発生させ、第1室の圧力を第2室の圧力より高くする。このようなEFEMでは、従来のEFEMに比べて、短時間で第2室を置換ガスに置換することができる。
また、例えば、前記差圧形成機構は、前記第1室と前記第2室とを接続する接続位置に設けられており第1の通気抵抗を有する第1通気抵抗部材を有してもよい。
第1通気抵抗部材を有する差圧形成機構は、置換ガスが第1通気抵抗部材を通過する際の通気抵抗により、第1室と第2室との間に所定の圧力差を形成することができる。
また、例えば、前記気流形成部と前記第1通気抵抗部材は、前記接続位置に上下に並んで設けられていてもよく、
前記置換ガスは、前記気流形成部および前記第1通気抵抗部材を通過して、前記第1室から前記第2室へ流入してもよい。
気流形成部と第1通気抵抗部材とが上下に並んで接続位置に配置されたEFEMは、気流形成部や第1抵抗部材の着脱が行い易く、メンテナンス性が良好である。また、第1通気抵抗部材と気流形成部とを併設する構造を採用することにより、第1通気抵抗部材を設けることでEFEMの構造が複雑になる問題を防止できる。
また、例えば、前記ガス排出部は、前記第1の通気抵抗より小さい第2の通気抵抗を有する第2通気抵抗部材を有してもよく、前記第2室の前記気体は前記第2通気抵抗部材を通過して排出されてもよい。
ガス排出部の第2通気抵抗部材の通気抵抗(第2の通気抵抗)を、接続位置に設けられる第1通気抵抗部材の通気抵抗(第1の通気抵抗)より小さくすることにより、第1室と第2室との間に所定の圧力差を形成することができる。
また、例えば、前記差圧形成機構は、前記第2室から前記第2室の気体を強制的に排出する強制ガス排出機構を有してもよい。
強制ガス排出機構を有する差圧形成機構は、強制ガス排出機構により第2室から気体を強制的に排出することにより、第1室と第2室との間に所定の圧力差を形成することができる。
また、本発明に係るEFEMのガス置換方法は、
ガス導入部から流入口を介して第1室に置換ガスを導入するステップと、
前記第1室の下方に接続しており、ウエハを搬送する搬送ロボットが設けられる第2室に、前記置換ガスを導入するガス導入ステップと、
ガス排出部を介して前記第2室から前記第2室の気体を排出するステップと、
を有するEFEMのガス置換方法であって、
前記ガス導入ステップでは、前記第1室の圧力が、前記第2室の圧力より高くなることを特徴とする。
このようなEFEMのガス置換方法によれば、従来のEFEMに比べて、短時間で第2室を置換ガスに置換することができる。
また、例えば、前記ガス導入ステップでは、
前記第1室と前記第2室とを接続する接続位置に設けられており第1の通気抵抗を有する第1通気抵抗部材を前記置換ガスが通過し、前記第1室から前記第2室へ流入することにより、
前記第1室の圧力を前記第2室の圧力より高くしてもよい。
また、例えば、前記ガス導入ステップでは、
前記第2室から前記第2室の前記気体を強制的に排出する強制ガス排出機構を駆動し、
前記第1室の圧力を前記第2室の圧力より高くしてもよい。
また、例えば、前記ガス導入ステップは、前記第1室の圧力をP1、前記第2室の圧力をP2、EFEMの設置環境の圧力をP3とした場合、P1>P2>P3となった状態から開始されてもよい。
このようなガス導入ステップを有するEFEMのガス置換方法では、従来のEFEMに比べて、短時間で第2室を置換ガスに置換することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るEFEMの概略図である。 図2は、図1に示すEFEMにおける気流形成状態を表す概念図である。 図3は、第2実施形態に係るEFEMにおける気流形成状態を表す概念図である。 図4は、EFEMのガス置換方法の一例を表すフローチャートである。 図5は、実施例1、2および参考例から得られた、第1室と第2室との間に形成された差圧と、置換時間との関係を表すグラフである。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るEFEM50の概略図である。EFEM50(イーフェム、Equipment Front End Module)は、半導体工場において、ウエハ12を搬送するウエハ搬送容器であるフープ20と、ウエハ12に対して処理を行う処理室(不図示)との間で、ウエハ12を搬送するために用いられる装置である。図1に示すように、EFEM50は、ミニエンバイロメントと呼ばれる清浄空間を内部に形成する第2室64を有しており、フープ20に収納されたウエハ12は、第2室64を通って処理室に搬送される。
本実施形態に係るEFEM50では、第2室64の上方(第2室64を1階部分とすれば2階部分)に設けられた第1室54を介して、第2室64に置換ガスとしての窒素ガスが導入される。フープ20と処理室との間のウエハ12の搬送は、第2室64を窒素ガスで置換した状態で行われる。なお、EFEM50における窒素ガスの置換については、後ほど詳述する。
EFEM50は、第1室54及び第2室64の他に、ガス導入部42、気流形成部60、ガス排出部68、差圧形成機構72、ロードポート装置80、搬送ロボット90等を有する。
ロードポート装置80は、第2室64の壁部に設けられている。ロードポート装置80は、フープ20の内部とEFEM50の第2室64とを接続するための装置であり、フープ20を載置する載置台84や、第2室64の壁部に形成された開口を開閉するドア86等を有している。
ロードポート装置80の載置台84には、工場内に備えられるOHT(Overhead Hoist Transfer)等を介して、内部にウエハ12を収納したフープ20が運ばれる。ロードポート装置80は、フープ20の主開口20aを、第2室64に形成された開口に接続し、フープ20の主開口20aを塞ぐ蓋24とドア86とを連結した後、蓋24とドア86とを第2室64内に移動させる。このようにして、ロードポート装置80は、フープ20の主開口20aを開放し、フープ20と第2室64とを連通させることができる。
EFEM50のガス導入部52は、第1室54の天井部に設けられている。図2に示すように、ガス導入部52は、置換ガスである窒素ガスを、第1室54に導入する。ガス導入部52には、導入流路51を介して不図示の窒素ガスタンク等から、窒素ガスが供給される。なお、置換ガスは窒素ガス以外の他の不活性ガスであってもよい。また、図2では、図1に示すロードポート装置80や搬送ロボット90については、図示を省略している。
図2に示すように、第1室54は、第2室64の上部に接続しており、第1室54は、第2室64の直上に配置されている。第1室54は、ガス導入部52から窒素ガスが流入する流入口56を備えており、第1室54には、ガス導入部52から窒素ガスが導入される。
第1室54の広さは、特に限定されないが、たとえば、第1室54の高さ方向の長さは、下方にある第2室64より短く、第1室54の上方からの投影面積は、下方にある第2室64と同じである。第1室54の空間を第2室64の空間より狭くすることで、効率的に第1室54の圧力を上昇させることができるとともに、EFEM50のサイズが大きくなることを防止できる。
第1室54は、第1室54の圧力を測定する第1圧力計55を備える。第1圧力計55の測定値は、図示しない制御部に伝えられる。
図2に示すように、第2室64は、第1室54の下方に接続している。図1に示すように、第2室64には、ウエハ12を搬送する搬送ロボット90が設けられている。搬送ロボット90は、ウエハ12を搬送する可動アームを有している。搬送ロボット90は、可動アームを用いて、第2室64と連通したフープ20の主開口20aからウエハ12を取り出し、処理室へ搬送する。また、搬送ロボット90は、可動アームを用いて、処理の完了したウエハ12を、処理室からフープ20へ搬送する。
第2室64は、第2室64の圧力を測定する第2圧力計65と、第2室64の酸素濃度を測定する酸素濃度計66とを備える。また、第2室64の外壁には、EFEM50の設置環境の圧力P3を測定するための第3圧力計78が設けられている。第2圧力計65、酸素濃度計66及び第3圧力計78の測定値は、図示しない制御部に伝えられる。
図2に示すように、ガス排出部68は、第2室64の床下に設けられている。ガス排出部68は、第2室64から、第2室64の気体を排出する。ガス排出部68から排出される第2室64内の気体には、置換ガスである窒素ガスと、空気との両方が含まれる。本実施形態に係るガス排出部68は、ファンのような送風手段を有しない自然排気機構であるが、ガス排出部68としては、送風手段を有する強制排出機構であってもよい。
ガス排出部68は、第2の通気抵抗を有する第2通気抵抗部材69を有している。本実施形態では、第2通気抵抗部材69は、第2室64とガス排出部68とを接続する接続面と同等の面積を有するフィルタ状の部材であり、第2室64の気体は、第2通気抵抗部材69を通過して排出される。ガス排出部68における第2通気抵抗部材69としては、例えば、繊維質素材フィルタのような繊維質の部材や、焼結体フィルタ、スポンジのような多孔質の部材等が挙げられるが、通気抵抗を生じる他の部材、構造であってもよい。
ガス排出部68は、気体を排出するための排気流路71に接続している。排気流路71内の圧力は、例えば大気圧と同等程度とすることができるが、第2室64より低圧であればよく、負圧であってもよい。
図2に示すように、気流形成部60は、第1室54と第2室64とを接続する接続位置58に設けられている。気流形成部60は、送風ファン61を有しており、第1室54から第2室64へ向かう下降気流を形成する。図2の矢印は、ガス導入部52から導入され、第1室54、接続位置58及び第2室64を通り、ガス排出部68から排出される置換ガスの流れを表したものである。図2の矢印が示すように、送風ファン61は、第2室64内に窒素ガスの下降気流を形成することができる。
気流形成部60は、送風ファン61単独であってもよく、送風ファン61と他のフィルタとが一体となったファンフィルタユニット(FFU)であってもよい。送風ファン61としては、回転方向に対して傾斜したはねおよびはねを回転するモータを有するものが挙げられるが、特に限定されない。また、送風ファン61とともにファンフィルタユニットを構成するフィルタとしては、たとえばパーティクル除去フィルタとケミカルフィルタとを組み合わせたものが挙げられるが、特に限定されない。
なお、実施形態に係るEFEM50において、気流形成部60は、第1室54と第2室64の間の接続位置58に配置されているが、気流形成部60の配置はこれのみに限定されず、たとえば第1室54の天井等に配置されていてもよい。
図2に示すように、EFEM50の差圧形成機構72は、第1の通気抵抗を有する第1通気抵抗部材73を有する。第1通気抵抗部材73は、第1室54と第2室64とを接続する接続位置58に設けられており、気流形成部60と第1通気抵抗部材73は、接続位置58に上下に並んで設けられている。図2に示すように、本実施形態のEFEM50では、第1通気抵抗部材73は、気流形成部60の上に配置されているが、第1通気抵抗部材73は、気流形成部60の下に配置されていてもよい。
第1通気抵抗部材73の通気抵抗(第1の通気抵抗)は、ガス排出部68が有する第2通気抵抗部材69の通気抵抗(第2の通気抵抗)より大きく、第1通気抵抗部材73の方が第2通気抵抗部材69より窒素ガス及び空気を通過させにくい。すなわち、ガス排出部68が有する第2通気抵抗部材69の通気抵抗は、第1通気抵抗部材73の通気抵抗より小さい。
また、併設される気流形成部60がフィルタのような通気抵抗部材を有する場合は、第1通気抵抗部材73の通気抵抗は、気流形成部60が有する通気抵抗部材の通気抵抗より大きいことが好ましい。差圧形成機構72が有する第1通気抵抗部材73としては、例えば、繊維質素材フィルタのような繊維質の部材や、焼結体フィルタ、スポンジのような多孔質の部材等が挙げられるが、通気抵抗を生じる他の部材、構造であってもよい。
本実施形態では、第1通気抵抗部材73は、第1室54と第2室64とを接続する接続通路と同様の面積を有するフィルタ状の部材であり、気流形成部60の吸引口を覆うように設けられている。したがって、気流形成部60の送風ファン61が回転することにより、第1室54に導入された窒素ガスは、第1通気抵抗部材73および気流形成部60を通過して、第1室54から第2室64へ流入する。
このような第1通気抵抗部材73を有する差圧形成機構72は、第1通気抵抗部材73の通気抵抗により、第1室54と第2室64との間に所定の圧力差を形成する。また、図2に示すように、窒素ガスは第1室54へ導入され、第1室54から第2室64へと送られるため、第1室54の圧力が、第2室64の圧力より高くなる。このようなEFEM50は、従来のEFEMに比べて、短時間で第2室64の気体を、空気から窒素ガスへ、置換することができる。
図4は、図2に示すEFEM50のガス置換方法の一例を表すフローチャートである。EFEM50のガス置換は、例えばEFEM50のメンテナンスの終了後に行われる。図2に示すEFEM50のガス置換方法が始まる前、EFEM50の第1室54及び第2室64は、空気で満たされた状態である。
図4に示すステップS001では、図2に示す第1室54へガスの導入を開始し、EFEMを第1状態とする。第1状態では、ガス導入部52から流入口56を介して、第1室54に窒素ガスが導入される。第1状態では、第2室64に窒素ガスを導入するガス導入ステップは開始していない。EFEM50は、第1室54と第2室64との間に第1通気抵抗部材73を配置しているため、第1状態では、単位時間あたりに第1室54に導入される窒素ガスの量が、単位時間あたりに第1室54から第2室64へ移動する気体の量を上回り、第1室54の圧力が上昇する。
第1状態では、第1室54から第2室64への気体の移動に伴い、ガス排出部68を介して第2室64から気体を排出するステップが開始される。ただし、第1状態において第2室64から排出される気体の流量は、後述する第2状態より少ない。
図4に示すステップS002では、図2に示す第1室54に窒素ガスを導入するガス導入ステップを開始し、EFEM50を第2状態とする。EFEM50において第1状態を継続すると、第1室54の圧力が上昇し、第1室54と第2室64との間に所定の差圧が形成される。第1室54と第2室64との間の差圧が大きくなるのに伴い、第1室54から第2室64へ移動する気体の流量が増加し、EFEM50は第1状態から第2状態へ移行する。なお、ガス導入ステップは、第1圧力計55で検出される第1室54の圧力をP1、第2圧力計65で検出される第2室64の圧力をP2、第3圧力計78で検出されるEFEM50の設置環境の圧力をP3とした場合、P1>P2>P3となった状態から開始されることが好ましい。第2室64の圧力P2を、EFEM50の設置環境の圧力P3より高くすることにより、EFEM50周辺の空気が第2室64へ流入し、第2室64の酸素濃度が上昇する問題を防止できる。
第2状態において、ガス導入部52から第1室54へガスを導入するステップは、継続して実施される。第2状態では、単位時間あたりに第1室54に導入される窒素ガスの量が、単位時間あたりに第1室54から第2室64へ移動する気体の量と等しくなり、第1室54の圧力が略一定となる。
第2状態において、ガス排出部68を介して第2室64から気体を排出するステップは、継続して実施される。第2状態では、第1室54から第2室64へ移動する気体流量が第1状態より多く、また、第1室54から第2室64へ移動する気体は、時間の経過とともに、ほぼ窒素ガスのみとなるため、第2室64の窒素ガスへの置換が進み、第2室64の酸素濃度が低下する。
また、ガス排出部68が有する第2通気抵抗部材69は、第1通気抵抗部材73より小さい通気抵抗を有しているため、EFEM50は、第2状態においても、第1状態と同様に、第1室54の圧力が第2室64の圧力より高い状態となる。また、第2状態では、第1室54の圧力は一定となり、第2室64の圧力も一定となることにより、第1室54と第2室64との間の差圧も一定となる。
図4に示すステップS003では、図2に示す酸素濃度計66を用いて、第2室64の酸素濃度を検出する。ステップS004では、ステップS003で検出した酸素濃度が所定の値y以下であるか否かを判断する。酸素濃度が所定の値yより大きい場合は、第2状態を継続し、酸素濃度が所定の値y以下である場合は、ステップS005へ進み置換を完了する。
第2室64の窒素ガス置換が完了すると、EFEM50は、図1に示すロードポート装置80を駆動し、第2室64を介してウエハ12を搬送することが可能となる。なお、図4に示すガス置換が終了した後も、EFEM50では、ガス導入部52、気流形成部60及びガス排出部68の動作を継続し、第2室64を窒素ガス雰囲気に維持する。
以上のように、EFEM50は、差圧形成機構72が第1室54と第2室64との間に圧力差を発生させることにより、従来のEFEMに比べて、短時間で第2室64を、空気から窒素ガスに置換することができる。また、EFEM50は、気流形成部60の上に第1通気抵抗部材73が配置されているため、第1通気抵抗部材73の着脱が行い易く、メンテナンス性が良好である。
第1実施形態に係るEFEM50の各部材や、EFEM50の駆動方法は、課題を解決可能な限りにおいて変更することが可能であり、本発明は、他の多くの実施形態や変形例を有することは言うまでもない。たとえば、図4に示す第1状態(ステップS001)から第2状態(ステップS002)への移行は、差圧の形成により自動的に行われても良いが、第1室54と第2室64との差圧を検出し、第1室54と第2室64との間に所定の差圧が検出されたタイミングで、EFEM50の制御を切り換えることにより行ってもよい。
たとえば、本発明の変形例に係るガス置換方法では、EFEM50は、気流形成部60の送風ファン61の回転数を、第1状態より高回転とすることにより、ガス導入ステップを開始する。この場合、第1状態では、気流形成部60の送風ファン61は、ガス導入ステップが開始された後の第2状態より、低い回転数で回転しているか、又は停止している。
あるいは、本発明の別の変形例に係るガス置換方法では、第1室54に窒素ガスを導入するガス導入ステップにおいて送風ファン61の回転を停止することが行われる。すなわち、この別の変形例によると、第2室64へ窒素ガスが導入される状態において送風ファンが停止していることとなる。変形例に係る窒素ガスの導入においては、ガス導入部52から流入口56を介して導入される導入圧力のみによる自然置換とすることにより送風ファンを用いた強制導入よりも短時間でガス置換を行うことが可能である。これは、送風ファンの回転による置換の場合、第2室64内部で乱流が発生し局所的に置換が達成できない領域が発生しうることに対し、自然置換による置換の場合は乱流が発生し難くなり、均質的な置換が行われるためと考えられる。
また、本発明の変形例に係るEFEMでは、第1室54と第2室64との間に、第1室54と第2室64との接続状態を、連通状態と非連通状態とに切り替えるシャッターが設けられていてもよい。このような変形例に係るEFEMでは、図4に示す第1状態ではシャッターが閉じられており、第1室54と第2室64とは非連通状態となる。さらに、第1室54と第2室64との間に所定の圧力差を形成したのちにシャッターを開くことにより、第1室54と第2室64とを連通状態とし、ガス導入ステップを開始する。
また、図2に示すように、EFEM50では、第1通気抵抗部材73は、気流形成部60の吸引口を覆うように設けられているが、第1通気抵抗部材73は、気流形成部60の放出口を覆うように、気流形成部60の下に配置されていてもよい。また、差圧形成機構72は、第1通気抵抗部材73を有するものに限定されず、図3に示す第2実施形態に係るEFEM150における差圧形成機構172のように、強制ガス排出機構174を有するものであっても構わない。
図3は、本発明の第2実施形態に係るEFEM150を表す概略図である。EFEM150は、差圧形成機構172が強制ガス排出機構174を有している点を除き、第1実施形態に係るEFEM50と同様である。したがって、図3に示すEFEM150については、図2に示すEFEM50との相違点のみ説明を行い、共通点については説明を省略する。
図3に示すEFEM150の差圧形成機構172は、第1通気抵抗部材73に加えて、強制ガス排出機構174を有している。強制ガス排出機構174は、ガス排出部68と排気流路71との間に設けられる。強制ガス排出機構174は、第2室64から第2室64の気体を強制的に排気する排気用ファン175と、第2室64からの気体の排出量の調整や、排気流路71から第2室64への気体の逆流防止を行うダンパー176を有している。
EFEM150を用いたガス置換方法では、図4に示す第1状態において、排気用ファン175を駆動することにより、第1室54の圧力を第2室64の圧力より高くする。これにより、EFEM150は、第1室54と第2室64との間に差圧を形成し、従来のEFEMに比べて、短時間で第2室64を、空気から窒素ガスに置換することができる。なお、EFEM150を用いたガス置換方法では、ガス導入ステップ開始後の第2状態において、排気用ファン175により強制排出を継続してもよい。また、他の変形例に係るEFEMでは、強制ガス排出機構174を自然ガス排出機構であるガス排出部68とは別ルートで設けても良く、そのような変形例に係るEFEMでは、強制ガス排出機構174と自然ガス排出機構であるガス排出部68とを、切換え弁等により切り換えて使用することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明に係るEFEMをさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
実施例1では、図2に示すEFEM50を用いて、第1室54及び第2室64のガス置換を実施し、ガス置換が完了するまでの所要時間を調査した。第1実施例で用いたEFEM50の詳細条件は以下の通りである。
第1室54容積:60Litter
第2室64容積:750Litter
ガス導入部52流量:150l/min
気流形成部60:ファンフィルタユニット
第1通気抵抗部材73:抵抗フィルタ5mm×3層重ね(アイオン株式会社製 ベルイーターAシリーズ)
第2通気抵抗部材69:抵抗フィルタ5mm×1層重ね(アイオン株式会社製 ベルイーターAシリーズ)
実施例1では、図4に示す方法でガス置換を行い、第2状態であるガス導入ステップ開始後の第1室54の圧力ΔP1、第2室64の圧力ΔP2を測定し、さらに第1圧力室と第2圧力室との差圧ΔPx=ΔP1-ΔP2を算出した。第1室54の圧力ΔP1は、図2に示す第1圧力計55と第3圧力計78との差圧の測定結果であり、第2室64の圧力ΔP2は、図2に示す第2圧力計65と第3圧力計78との差圧の測定結果である。置換に要した置換時間Tは、大気で満たされている第1室54及び第2室64に対して、第1室54への窒素ガスの導入を開始して、第2室64の酸素濃度(酸素濃度計66の測定値)が100ppmに到達するまでの時間とした。結果を表1に示す。
実施例2
実施例2では、第1通気抵抗部材73として、実施例1で用いた抵抗フィルタと同様の抵抗フィルタを4枚重ねとしたものを採用したことを除き、実施例1と同様にしてガス置換を行った。結果を表1に示す。
参考例
参考例では、第1通気抵抗部材73を取り除いたことを除き、第1実施例と同様にしてガス置換を行った。結果を表1に示す。
Figure 0007031131000001
表1および表1の結果をグラフで表した図5に示すように、実施例1及び実施例2では、第1室54と第2室64との間に所定の差圧が形成されているのに対して、参考例では、第1室54と第2室64との間にはほとんど差圧が形成されていない。実施例1及び実施例2の置換時間は、参考例に比べて、25%程度の置換時間の短縮効果が見られた。第1室54と第2室64との間に形成される差圧ΔPxは、10Pa以上とすることが好ましいと考えられる。
12…ウエハ
20…フープ
24…蓋
20a…主開口
50、150…EFEM
51…導入流路
52…ガス導入部
54…第1室
55…第1圧力計
56…流入口
58…接続位置
60…気流形成部
61…送風ファン
64…第2室
65…第2圧力計
66…酸素濃度計
68…ガス排出部
69…第2通気抵抗部材
71…排気流路
72、172…差圧形成機構
73…第1通気抵抗部材
174…強制ガス排出機構
175…排気用ファン
176…ダンパー
78…第3圧力計
80…ロードポート装置
84…載置台
86…ドア
90…搬送ロボット

Claims (6)

  1. EFEMであって、
    置換ガスを導入するガス導入部と、
    前記ガス導入部から前記置換ガスが流入する流入口を備える第1室と、
    前記第1室の下方に接続しており、ウエハを搬送する搬送ロボットが設けられる第2室と、
    送風ファンを有し、前記第1室から前記第2室へ向かう下降気流を形成する気流形成部と、
    前記第2室の気体を、前記第1室に循環させることなく、前記第2室から排出するガス排出部と、
    前記第1室の圧力が前記第2室の圧力より高くなるように、前記第1室と前記第2室との間に所定の圧力差を形成する差圧形成機構と、
    制御部と、を有し、
    前記差圧形成機構は、前記第1室と前記第2室とを接続する接続位置に設けられており、第1の通気抵抗を有する第1通気抵抗部材を有し、
    前記ガス排出部は、前記第1の通気抵抗より小さい第2の通気抵抗を有する第2通気抵抗部材を有しており、前記第2室の前記気体は、前記第2通気抵抗部材を通過して排出され、
    前記制御部は、
    前記第1室の圧力をP1、前記第2室の圧力P2、前記EFEMの設置環境の圧力をP3とした場合に、P1>P2>P3となった状態から、前記置換ガスを前記第1室から前記第2室に導入するガス導入ステップを開始し、
    前記第2室の酸素濃度が所定の値以下となった場合に、前記ガス導入ステップを終了する、
    ように前記EFEMのガス置換を制御する
    ことを特徴とするEFEM。
  2. 前記第2通気抵抗部材は、繊維質の部材で形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のEFEM。
  3. 前記気流形成部と前記第1通気抵抗部材は、前記接続位置に上下に並んで設けられており、
    前記置換ガスは、前記気流形成部および前記第1通気抵抗部材を通過して、前記第1室から前記第2室へ流入する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のEFEM。
  4. 前記差圧形成機構は、前記第2室から前記第2室の気体を強制的に排出する強制ガス排出機構を有する、ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のEFEM。
  5. EFEMのガス置換方法であって、
    ガス導入部から流入口を介して第1室に置換ガスを導入するステップと、
    前記第1室の下方に接続しており、ウエハを搬送する搬送ロボットが設けられる第2室に、送風ファンにより前記第1室から前記第2室へ向かう下降気流を形成することにより、前記置換ガスを導入するガス導入ステップと、
    ガス排出部を介して前記第2室の気体を、前記第1室に循環させることなく、前記第2室から排出するステップと、
    を有するEFEMのガス置換方法であって、
    前記第1室の圧力をP1、前記第2室の圧力P2、前記EFEMの設置環境の圧力をP3とした場合に、P1>P2>P3となった状態から、前記置換ガスを前記第1室から前記第2室に導入する前記ガス導入ステップを開始し
    前記ガス導入ステップでは、前記第1室と前記第2室とを接続する接続位置に設けられており第1の通気抵抗を有する第1通気抵抗部材を前記置換ガスが通過し、前記第1室から前記第2室へ流入するとともに、前記ガス排出部に設けられており前記第1の通気抵抗より小さい第2の通気抵抗を有する第2通気抵抗部材を前記第2室の前記気体が通過し、前記第2室から排出されることにより、前記第1室の圧力が、前記第2室の圧力より高くなり、
    前記第2室の酸素濃度が所定の値以下となった場合に、前記ガス導入ステップを終了することを特徴とする、EFEMのガス置換方法。
  6. 前記ガス導入ステップでは、
    前記第2室から前記第2室の前記気体を強制的に排出する強制ガス排出機構を駆動し、
    前記第1室の圧力を前記第2室の圧力より高くすることを特徴とする請求項5に記載のEFEMのガス置換方法。

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