JP7030536B2 - 撮像光学系および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像光学系および撮像装置に関する。
従来、撮像光学系において、良好なボケ(焦点外れ像)を取得するためにアポダイゼーションフィルタと呼ばれる光学素子が用いられる。アポダイゼーションフィルタは、光軸から径方向に離れるにつれて透過率が低下する透過率分布を有するフィルタである。
特許文献1および特許文献2には、光軸からに離れるにつれて透過率が低下する透過率分布を有するフィルタが開示されている。特許文献1に開示されたフィルタは、第1の透明基材、第2の透明基材、および、第1の透明基材と第2の透明基材との間に設けられた透過率特性変化部材を有する。特許文献2に開示されたフィルタの透過率分布は、遮光性を有するドット領域の密度が光軸から離れるにつれて低下するガウス分布となっている。
特許文献3には、露光装置の投影レンズに用いられる透過率分布を有するフィルタが開示されている。特許文献3に開示されたフィルタは、投影レンズの開口絞りの位置に配置され、原図基板を照明する2次光源の形状に対応させた瞳フィルタである。
特開2015-79128号公報 特開2014-56280号公報 特開平6-177006号公報
しかしながら、特許文献1乃至特許文献3に開示されたフィルタでは、良好な焦点外れ像を取得することは可能であるが、軸上光束(焦点像)の光量が低下してしまう。
そこで本発明は、焦点像の光量の低下を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得可能な撮像光学系および撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像光学系は、光軸と垂直な径方向において透過率が変化する光学素子と、前記光学素子の物体側および前記光学素子の像側に配置されたレンズを含む複数のレンズとを有し、前記光学素子の透過率は、前記光学素子の光軸位置から径方向に、前記光学素子の有効半径であるrdよりも小さな距離離れた第1位置において最小となり、前記第1位置における透過率は、前記光軸位置における透過率および前記光軸位置からrd離れた第2位置における透過率よりも小さく、前記光学素子は、焦点外れ像の点像強度分布を補正するフィルタであることを特徴とするカメラ用の撮像光学系である


本発明の他の側面としての撮像装置は、前記撮像光学系と、前記撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換する撮像素子とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、焦点像の光量の低下を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得可能な撮像光学系および撮像装置を提供することができる。
各実施例における光学素子の断面図である。 実施例s1における光学素子の透過率分布である。 実施例1における無限遠での光学系の断面図である。 実施例1における無限遠での光学系の収差図である。 実施例1における焦点外れ像の軸上の点像強度分布である。 実施例1における焦点外れ像の7割像高の点像強度分布である。 実施例1における像の軸上の点像強度分布である。 実施例1における像の7割像高の点像強度分布である。 実施例1における焦点外れ像の軸上の点像強度分布である。 実施例1における焦点外れ像の7割像高の点像強度分布である。 実施例s2における光学素子の透過率分布である。 実施例s3における光学素子の透過率分布である。 実施例2における無限遠での光学系の断面図である。 実施例2における無限遠での光学系の収差図である。 実施例3における無限遠での光学系の断面図である。 実施例3における無限遠での光学系の収差図である。 実施例4における無限遠での光学系の断面図である。 実施例4における無限遠での光学系の収差図である。 実施例5における無限遠での光学系の断面図である。 実施例5における無限遠での光学系の収差図である。 実施例s4における光学素子の透過率分布である。 実施例s5における光学素子の透過率分布である。 実施例s6における光学素子の透過率分布である。 実施例s7における光学素子の透過率分布である。 実施例s8における光学素子の透過率分布である。 実施例s9における光学素子の透過率分布である。 実施例s10における光学素子の透過率分布である。 本実施形態における撮像装置の構成図である。 比較例としての光学素子の透過率分布である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の光学系は、立体被写体の撮影に用いられる。ここで「立体被写体」とは、光学系の光軸方向の距離が異なる複数の部分(領域)からなる被写体であり、特に、撮影時に光学系の焦点面から被写界深度以上離れた点を有する被写体である。このとき、結像面には焦点外れ像が形成され、焦点外れ像の直径が光学系のイメージサークル半径に対して約1~2%より大きくなると、焦点外れ像として認識することが可能となる。ここで「イメージサークル」とは、レンズの有効径(光束が通過する最大径)内を通った光線が結像する円である。本実施形態の光学系をデジタルスチルカメラやビデオカメラなどの光学系として使用する場合、結像面はCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子(光電変換素子)の撮像面となる。一方、本実施形態の光学系を銀塩カメラ用の光学系として使用する場合、結像面はフィルム面となる。なお、前述のイメージサークル半径は、撮像装置においては撮像面およびフィルム面の最大像高としてもよい。
本実施形態の光学系は、各画角の光束に対して透過率分布を与え、焦点外れ像の光量分布を変化させる透過率分布素子を有する。すなわち本実施形態の透過率分布素子は、光軸と垂直な径方向において透過率が変化する透過率分布を有する。外周部で光量が大きい焦点外れ像は輪郭が強くなるため、焦点外れ像の周辺部の光束に相当する透過率のみを光軸中心に対して低く設定してもよい。本実施形態では、透過率分布素子が有する透過率分布は中心対称であり、中央部よりも周辺部で透過率が小さい場合について説明する。
本実施形態の光学系は、複数のレンズ、光量を調節する絞り(開口絞り)、および、透過率分布素子を有する。透過率分布素子は、不均一な透過率分布を有する光学素子である。透明ガラス平板やレンズ面に所定の透過率分布を有するように吸収物質や反射物質を蒸着し、感光材料を塗布して所定の濃度となるように露光することで得られる。また、光吸収を有する物質(NDガラス)で作製された凹レンズを使用することもできる。また、エレクトロクロミック材料などを利用して透過率分布を可変としてもよい。好ましくは、光学素子は、光学系の収差(例えば球面収差)を補正する瞳フィルタである。また好ましくは、光学素子は、焦点外れ像の点像強度分布を補正するフィルタである。また好ましくは、光学素子は、光学系の入射瞳に配置されている。ここで、入射瞳に配置されているとは、厳密な入射瞳の位置だけに限定されるものではなく、実質的に入射瞳の位置と評価できる位置(入射瞳近傍の位置)を含む意味である。
次に、図2および図29を参照して、実施例s1における光学素子10および比較例としての光学素子のそれぞれの透過率分布について説明する。図2は、実施例s1における光学素子10の透過率分布である。図29は、比較例としての光学素子の透過率分布である。比較例としての光学素子は、ガウス分布型の透過率分布を有する。図2および図29のそれぞれにおいて、横軸は、光学系の光軸から径方向における距離r(有効径rdを1.0としている)を示している。径方向は、光軸に垂直な平面において光軸から離れる方向である。縦軸は、T(r)/T(rc)すなわち透過率を示している。T(r)は距離rの位置における透過率、T(rc)は有効径内での光軸(光軸中心)における透過率(有効径内での軸上透過率(最大透過率))をそれぞれ表す。有効径は、光束が通過する光学素子の口径(最大径)である。図2において、rmは、光学素子10の透過率が有効径内での最小透過率となる位置までの光軸から径方向の距離を表す。
図29に示されるように、比較例としての光学素子を絞りの近傍に配置した光学系は、焦点外れ像の強度ムラを引き起こす原因となる部分に相当する光束を減少させることができる。このため、焦点外れ像を良好に取得することが可能である。しかしながら、このようなガウス分布型の透過率分布では、焦点外れ像の強度ムラとは関係のない有効径付近を通過する光線の透過率をも低減し、焦点外れ像の光量の低下とそれに伴う焦点外れ像の大きさの減少が避けられない。
そこで本実施形態は、図2に示されるような光学素子10を用いる。本実施形態(実施例s1)の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.55程度まで一定の1.0を示し、r=0.55程度から距離rm=0.712に至るまで線形に減少する。また透過率は、rm=0.712からr=0.78程度まで一定の略0.16を示す。また透過率は、r=0.78程度からr=0.93程度に至るまで線形に増加する。また透過率は、r=0.93程度から離れると、一定の1.0を示す。これにより、軸上光束の光量低下を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得することができる。
次に、図1を参照して、本実施形態における光学素子10の構成について説明する。図1は、光学素子10の概略図である。図1に示されるように、光学素子10には複数のドット状の遮光領域で構成された遮光部20が光軸Oの位置(光軸位置)を囲むように同心円状に形成されている。遮光部20を光学素子10の上に光軸Oを中心として同心円状に配置して、光の回折効果を利用することにより、ランダムに光を発散することが可能となる。これにより、効果的に焦点外れ像の強度ムラを引き起こす原因となる部分に相当する光束を減少させることができ、その結果、焦点外れ像を良好に取得することが可能となる。なお、本明細書において遮光部20は、光学素子10に入射した光のうち像面に向かう光束の一部を低減させる機能を有していればよく、遮光部20に入射した光を完全に遮蔽する機能を有するものでなくてもよい。
なお本実施形態において、遮光部20の各ドットは矩形(正方形)であるが、これに限定されるものではなく、長方形、円形、正五角形、正六角形、または、楕円形などの他の形状であってもよい。また本実施形態において、遮光部20は、光軸Oから径方向の距離が異なる3つのライン状に形成されているが、これに限定されるものではない。また本実施形態において、遮光部20として同心円状に形成される複数の遮光部が形成されているが、これに限定されるものではなく、同心円状にラインパターン(線状の遮光領域)を形成してもよい。同心円状のラインパターンとして、光軸Oから径方向の距離が異なる複数のラインパターンを形成してもよい。また本実施形態において、遮光部20のラインパターンはそれぞれ同心円状に形成されているが、これに限定されるものではない。また各ラインパターンの形状は、輪帯状に形成されていればよく、例えば楕円状に形成してもよい。
一般的な光学系では、軸外光束に口径食が見られる。「口径食」とは、光束の一部がケラレることを意味する。口径食のある光学系では、軸上光束と軸外光束とで絞りを通過する領域が一致しないため、透過率分布素子により得られる効果が画角に応じて異なる。一般的には、軸外光束は、軸上光束よりも絞りの狭い範囲を通過するため、軸上光束に合わせた透過率分布とした場合、軸外光束では透過率分布の効果を得られない。絞りから離れた位置に透過率分布素子を配置した場合、軸外光束の中心が光軸から離れるため、中心対称な透過率分布では軸外光束の透過率が非対称となる。
そこで本実施形態は、絞りよりも物体側へ離れた位置と絞りよりも像側へ離れた位置とでは軸外光束の形状が上下反転した関係になることに着目し、絞りの近傍に少なくとも1つの光学素子10を配置することが好ましい。これにより、軸外光束の透過率分布を等価的に中心対称に近づけることができる。軸外画角における焦点外れ像の改善効果を重視する場合、透過率分布を有する光学素子を絞りの近傍に配置することにより、軸外光束に対しても有効にアポダイゼーション効果を得ることができる。本実施形態の目的は、焦点像の光量の低下を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得することである。
ここで、光学素子10の有効半径(光束が通過する最大径)をrd、光軸Oから距離r(0≦r≦rd)の位置における光学素子10の透過率をT(r)、光学素子10の透過率が最小となる距離rをrmとする。このとき、光学素子10はT(r)>T(rm)(ただしr<rmまたはrm<r)を満足する。この条件を満足することにより、軸上の透過率の減少を抑制しつつ焦点外れ像を良好に補正することができる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(1)を満足する。
0.10<rm/rd<0.95 … (1)
条件式(1)は、光学素子10の透過率が最小となる光軸Oからの距離rmと光学素子10の有効半径rdとの比を適切に設定するための条件式である。光学素子10が大口径化すると、球面収差の影響により焦点外れ像を良好に取得することが難しい。このため、焦点外れ像を改善しつつ軸上の透過率の減少を抑制するには、これらの2つの要因をバランスよく設定することが重要である。条件式(1)の上限値を超えると、光学素子10の有効半径rdに対し透過率が最小となる光軸Oからの距離rmが長くなり過ぎ、良好な焦点外れ像を取得するために光学系の軸上透過率の減少を抑制することが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(2)を満足する。
0.10<ra/rm<0.98 … (2)
条件式(2)において、raは、T(rc)を光軸上の透過率とするとき、光学素子10の透過率が{T(rc)-T(rm)}/2=T(ra)となる光軸Oからの距離である。条件式(2)は、距離raと距離rmとの比を適切に設定するための条件式である。条件式(2)を満足することにより、軸上光束の透過率の減少を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得することが可能となる。条件式(2)の上限値を超えると、光学素子10の光軸上の透過率が急激に減少し過ぎ、焦点外れ像を改善することが困難となる。一方、条件式(2)の下限値を超えると、光学系の軸上透過率の減少を抑制することが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(3)を満足する。
1.04<rb/rm<4.5 … (3)
条件式(3)において、rbは、光学素子10の透過率が{T(rd)-T(rm)}/2となる光軸Oからの距離である。条件式(3)は、距離rbと距離rmとの比を適切に設定するための条件式である。条件式(3)を満足することにより、軸上光束の透過率の減少を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得することが可能となる。条件式(3)の上限値を超えると、光学素子10の光軸上の透過率が急激に増大し過ぎ、焦点外れ像を改善することが困難となる。一方、条件式(3)の下限値を超えると、光学系の軸上透過率の減少を抑制することが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(4)を満足する。
0.01<T(rm)/T(rd)<0.95 … (4)
条件式(4)は、光学素子10の最小透過率T(rm)と光学素子10の有効半径rdにおける透過率T(rd)との比を適切に設定するための条件式である。条件式(4)を満足することにより、軸上光束の透過率の減少を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得することが可能となる。条件式(4)の上限値を超えると、有効半径rdにおける光学素子10の透過率T(rd)が低くなり過ぎる。このため、光学系の軸上透過率の減少を抑制することが困難となる。一方、条件式(4)の下限値を超えると、有効半径rdにおける光学素子10の透過率T(rd)が急激に増大し過ぎ、焦点外れ像を良好に取得することが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(5)を満足する。
|SAmax|/f<0.01 … (5)
条件式(5)において、SAmaxはd線のマージナル光線における球面収差の最大値、fは光学系(レンズ全系)の焦点距離(mm)である。条件式(5)は、d線のマージナル光線における球面収差の最大値とレンズ全系の焦点距離との比を適切に設定するための条件式である。条件式(5)を満足することにより、光学系の球面収差の量を抑制するとともに、光学素子10の軸上透過率の減少を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得することが可能となる。条件式(5)の上限値を超えると、光学系の球面収差が増大し過ぎる。このため、光学系の解像力が低下するだけでなく、焦点外れ像を良好に取得しつつ軸上の透過率の減少を抑制することが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(6)を満足する。
2.0<f/Fno<500.0 … (6)
条件式(6)において、Fnoは開放Fナンバー(絞りのFナンバーの最小値)である。条件式(6)は、光学系(レンズ全系)の焦点距離f(mm)と開放FナンバーFnoとの比を適切に設定するための条件式である。条件式(6)は、光学系の入射瞳径に関する条件式となっている。条件式(6)の上限値を超えると、焦点外れ像の輪郭が目立ち過ぎ、良好な焦点外れ像を取得しつつ軸上の透過率の減少を抑制することが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(7)を満足する。
0.15<fa/f<10.0 … (7)
条件式(7)において、faは絞りよりも物体側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離である。条件式(7)は、焦点距離faと焦点距離fとの比を適切に設定するための条件式である。条件式(7)を満足する位置に絞りを配置することにより、焦点外れ像を効果的に改善することができる。これにより、軸外光束の透過率分布を等価的に中心対称に近づけることが可能となる。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(8)を満足する。
0.01<La/Ld<0.95 … (8)
条件式(8)において、Laは絞りから像面(結像面)までの光軸上の長さ、Ldは第1レンズ面(最も物体側のレンズ面)から像面までの(ローパスフィルタ、保護ガラス等に相当する光学フィルタを含む)光軸上の長さである。条件式(8)は、長さLdと長さLaとの比を適切に設定するための条件式である。
本実施形態において、好ましくは、以下の条件式(9)を満足する。
0.1<fa/fb<10.0 … (9)
条件式(9)において、fbは絞りよりも像側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離である。条件式(9)は、絞りよりも物体側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離faと絞りよりも像側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離fbとの比を適切に設定するための条件式である。条件式(9)を満足することにより、絞りを適切に配置して絞り径を小型化しつつ、絞りを適切に設定して軸外光束の透過率分布を中心対称に近づけることが可能となる。条件式(9)の上限値を超えると、絞りよりも物体側に配置された部分光学系の焦点距離faが長くなり過ぎる。この場合、特にCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子を備えた撮像装置においては、シェーディングによる画質の劣化を抑制することが困難になる。一方、条件式(9)の下限値を超えると、焦点距離faが短くなり過ぎる。このため、広角端における絞りよりも像側の焦点距離が短くなり過ぎる。その結果、光学系(レンズ全系)におけるコマ収差や倍率色収差を抑制するため、軸外光束の透過率分布を中心対称に近づけることが困難となる。
本実施形態において、好ましくは、遮光部20の各ドットは正方形であり、以下の条件式(10)を満足する。
0.10<d<1.00 … (10)
条件式(10)において、d(mm)は光学素子10に形成された遮光部20の1ドット領域あたりの大きさ(各ドットの形状が正方向である場合における各ドットの一辺の長さ)である。条件式(10)は、光学素子10の最小透過率T(rm)を有する領域に配置される遮光部20の1ドット領域あたりの大きさを適切に設定するための条件式である。条件式(10)の上限値を超えると、1ドット領域あたりの大きさが大きくなり過ぎ、遮光部20が不均一になり、焦点外れ像の劣化を抑制することが困難になる。一方、条件式(10)の下限値を超えると、1ドット領域あたりの大きさが小さくなり過ぎ、曼荼羅のような回折パターンが発生して好ましくない。
本実施形態において、好ましくは、遮光部20の各ドットは矩形であり、以下の条件式(11)を満足する。
0.05<ad/bd<0.95 … (11)
条件式(11)において、adは遮光部20の1ドット領域の矩形の短辺方向の長さ、bdは1ドット領域の矩形の長辺方向の長さである。条件式(11)は、遮光部20の1ドット領域の短辺方向の長さadと長辺方向の長さbdとの比を適切に設定するための条件式である。条件式(11)の上限値を超えると、短辺方向の長さadが長くなり過ぎ、焦点外れ像の劣化を抑制することが困難になる。一方、条件式(11)の下限値を超えると、短辺方向の長さbdが小さくなり過ぎ、曼荼羅のような回折パターンが発生して好ましくない。
本実施形態において、より好ましくは、条件式(1)~(9)はそれぞれ以下の条件式(1a)~(9a)を満足するように設定される。
0.33<rm/rd<0.92 … (1a)
0.29<ra/rm<0.95 … (2a)
1.05<rb/rm<2.688 … (3a)
0.06<T(rm)/T(rd)<0.85 … (4a)
|SAmax|/f<0.003 … (5a)
8.46<f/Fno<128 … (6a)
0.36<fa/f<8.49 … (7a)
0.11<La/Ld<0.80 … (8a)
0.24<fa/fb<7.50 … (9a)
更に好ましくは、条件式(1a)~(9a)はそれぞれ以下の条件式(1b)~(9b)を満足するように設定される。
0.654<rm/rd<0.907 … (1b)
0.582<ra/rm<0.932 … (2b)
1.061<rb/rm<1.344 … (3b)
0.116<T(rm)/T(rd)<0.770 … (4b)
|SAmax|/f<0.00173 … (5b)
16.928<f/Fno<63.587 … (6b)
0.712<fa/f<4.244 … (7b)
0.211<La/Ld<0.704 … (8b)
0.436<fa/fb<5.436 … (9b)
本実施形態において、光学系は、諸収差のうち歪曲収差および倍率色収差の補正を電気的な画像処理により補正することができる。また、絞り径に基づいて透過率分布を変更することができる。また、焦点外れ像の点像強度分布に基づいて透過率分布を変更してもよい。
次に、実施例1~7(数値実施例1~7)における光学系LA、および、実施例s2~s10における光学素子10について説明する。
図3は、実施例1(数値実施例1)における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの断面図である。図4は、実施例1における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの収差図である。図5は、実施例1における像面IPに形成される軸上の焦点外れ像の点像強度分布である。図6は、実施例1における像面IPに形成される7割像高の焦点外れ像の点像強度分布である。図5および図6の焦点外れ像の点像強度分布は、光学系LAの焦点距離をfとするとき、像面IPから50fだけ離れた位置に合焦させた状態において像面IPから40fだけ離れた状態における点像強度分布である。図7は、実施例1における像面IPに形成される軸上の像の点像強度分布である。図8は、実施例1における像面IPに形成される7割像高の像の点像強度分布である。図7および図8の像の点像強度分布は、像面IPから50fだけ離れた位置に合焦させた状態における点像強度分布図である。図9は、実施例1における像面IPに形成される軸上の焦点外れ像の点像強度分布である。図10は、実施例1における像面IPに形成される7割像高の焦点外れ像の点像強度分布である。図9および図10の焦点外れ像は、像面IPから50fだけ離れた位置に合焦させた状態において像面IPから70fだけ離れた状態における焦点外れ像の点像強度分布である。図11は、実施例1の光学系LAに使用した実施例s2の光学素子の透過率分布である。図12は、実施例s3の光学素子の透過率分布である。図13は、実施例2(数値実施例2)における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの断面図である。図14は、実施例2における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの収差図である。
図11に示されるように、実施例s2の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.25程度まで一定の1.0を示し、r=0.25程度から距離rm=0.805に至るまで減少する。透過率は、rm=0.805において略0.07を示す。また透過率は、rm=0.805から離れるにつれて増加する。
図12に示されるように、実施例s3の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.35程度まで一定の1.0を示し、r=0.35程度から距離rm=0.907に至るまで減少する。透過率は、rm=0.907において略0.07を示す。また透過率は、rm=0.907から離れるにつれて増加する。
図3、図13に示されるように、実施例1~4(数値実施例1~4)の光学系LAは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有する前群FG、絞り(開口絞り)SP、および、正の屈折力を有するである後群RGを有する。前群FGは、物体側から像側へ順に配置された、物体側に凸面を向けた正レンズL1、像側に凹面を向けた正レンズL2、および、像側に凹面を向けた負レンズL3からなる。後群RGは、物体側から像側へ順に配置された、物体側に凹面を向けた負レンズL4と正レンズL5とを接合した負レンズである接合レンズL45、正レンズL6、および、正レンズL7からなる。
図15は、実施例3(数値実施例3)における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの断面図である。図16は、実施例3における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの収差図である。図15に示されるように、実施例3の光学系LAは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有する前群FG、絞り(開口絞り)SP、および、正の屈折力を有する後群RGを有する。前群FGは物体側から像側へ順に配置された、負レンズL1、負レンズL2、正レンズL3、正レンズである接合レンズL45、正レンズである接合レンズL67、負レンズL8、正レンズL9からなる。接合レンズL45は、負レンズL4と正レンズL5とを接合して構成される。接合レンズL67は、正レンズL6と負レンズL7とを接合して構成される。後群RGは、物体側から像側へ順に配置された、正レンズL10と負レンズL11とを接合した負レンズである接合レンズL1011、正レンズL12、および、正レンズL13からなる。
図17は、実施例4(数値実施例4)における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの断面図である。図18は、実施例4における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの収差図である。図17に示されるように、実施例4の光学系LAは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有する前群FG、絞り(開口絞り)SP、および、正の屈折力を有する後群RGを有する。前群FGは、物体側から像側へ順に配置された、負レンズL1、負レンズL2、正レンズL3、正レンズL4、負レンズL5、および、負の屈折力を有する接合レンズL67からなる。接合レンズL67は、正レンズL6と負レンズL7とを接合して構成される。後群RGは、物体側から像側へ順に配置された、負レンズである接合レンズL89、正レンズL10、および、正レンズL11からなる。接合レンズL89は、負レンズL8と負レンズL9とを接合して構成される。
図19は、実施例5(数値実施例5)における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの断面図である。図20は、実施例5における無限遠のフォーカス状態での光学系LAの収差図である。実施例5の光学系LAは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力を有する前群FG、絞り(開口絞り)SP、および、正の屈折力を有する後群RGを有する。前群FGは、物体側から像側へ順に配置された、正レンズL1、正レンズL2、負レンズL3、正レンズL4、および、負レンズL5からなる。後群RGは、物体側から像側へ順に配置された、第6レンズL6、負レンズである接合レンズL78、負レンズである接合レンズL910、および、正レンズL11からなる。接合レンズL78は、正レンズL7と負レンズL8とを接合して構成される。接合レンズL910は、負レンズL9と正レンズL10とを接合して構成される。
図21、図22、図23、図24、図25、図26、図27はそれぞれ、実施例s4、s5、s6、s7、s8、s9、s10の光学素子の透過率分布である。
図21に示されるように、実施例s4の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.48程度まで一定の1.0を示し、r=0.48程度から距離rm=0.837に至るまで減少する。透過率は、rm=0.837において略0.16を示す。また透過率は、rm=0.837から離れるにつれて増加する。
図22に示されるように、実施例s5の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.68程度まで一定の1.0を示し、r=0.68程度から距離rm=0.829に至るまで減少する。透過率は、rm=0.829において略0.30を示す。また透過率は、rm=0.829から離れるにつれて増加する。
図23に示されるように、実施例s6の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.12程度まで一定の1.0を示し、r=0.12程度から距離rm=0.654に至るまで減少する。透過率は、rm=0.654において略0.07を示す。また透過率は、rm=0.654から離れるにつれて増加する。
図24に示されるように、実施例s7の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.45程度まで一定の1.0を示し、r=0.45程度から距離rm=0.852に至るまで減少する。透過率は、rm=0.852において略0.07を示す。また透過率は、rm=0.852から離れるにつれて増加する。
図25に示されるように、実施例s8の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.70程度まで一定の1.0を示し、r=0.70程度から距離rm=0.825に至るまで減少する。透過率は、rm=0.825において略0.15を示す。また透過率は、rm=0.825から離れるにつれて増加し、r=0.95程度を超えると一定の1.0となる。
図26に示されるように、実施例s9の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.50程度まで一定の1.0を示し、r=0.50程度から距離rm=0.708に至るまで減少する。透過率は、rm=0.708において略0.18を示す。また透過率は、rm=0.708から離れるにつれて増加する。
図27に示されるように、実施例s10の光学素子10において、透過率は、光軸からr=0.50程度まで一定の1.0を示し、r=0.50程度から距離rm=0.852に至るまで減少する。透過率は、rm=0.852において略0.60を示す。また透過率は、rm=0.852よりも離れた距離rにおいて、一定の1.0となる。
図4、図14、図16、図18、および、図20に示される収差図において、d、gはそれぞれd線およびg線、ΔM、ΔSはそれぞれメリジオナル像面およびサジタル像面を示している。FnoはFナンバー、ωは半画角である。球面収差においては、d線(実線)およびg線(破線)を示す。非点収差においては、d線に関するメリジオナル像面ΔMおよびサジタル像面ΔSを示す。歪曲収差においては、d線を示す。色収差(倍率色収差)においてはd線に対するg線の収差を示す。
各数値実施例の光学系LAにおいて、物体側から面番号を順に示し、rは曲率半径、dは間隔、nd、vdはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。また、各数値実施例において、最も像側の2面は光学ブロックGに相当する平面である。また、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10はそれぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を、面頂点を基準にしてxとするとき、変位xは以下のように表される。
x=(h/r)/[1+{1-(1+K)(h/r)1/2
+A4・h+A6・h+A8・h+A10・h10
ただし、rは近軸曲率半径である。また、例えば「e-Z」の表示は「10-」を意味する。
各数値実施例において、riは物体側からi番目の面の曲率半径、diは物体側からi番目の面とi+1番目の面との間の面間隔、niは第i番目のレンズのd線における屈折率、niは第i番目のレンズのd線におけるアッベ数を示すものとする。尚、非球面は各表中の面番号の右側に*印を付している。
表1~3は、数値実施例1~5(ex1~ex5)の光学系LA、および、実施例s1~s10の光学素子10に関する各条件式の数値を示す。

(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 ∞ 1.50
2 60.900 5.50 1.77250 49.6
3 1633.314 2.65
4 ∞ -1.60
5 25.984 5.13 1.83481 42.7
6 38.849 1.89
7 84.521 1.86 1.64769 33.8
8 19.062 9.01
9(絞り) ∞ 6.63
10 -20.622 1.94 1.80518 25.4
11 163.308 6.34 1.75700 47.8
12 -36.595 0.16
13 -182.257 4.28 1.88300 40.8
14 -35.500 -0.80
15 ∞ 0.95
16 109.962 3.00 1.80400 46.6
17 -209.063 0.00
18 ∞ 0.00
19 ∞ 37.39
20 ∞ 1.31 1.55900 60.0
21 ∞ 0.42
像面 ∞

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 51.72
Fナンバー 1.47
画角 22.70
像高 21.64
レンズ全長 87.57
BF 38.65525

d21 0.42

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 51.72

(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 ∞ 1.50
2 68.946 5.50 1.77250 49.6
3 -1678.684 2.65
4 ∞ -1.60
5 27.112 5.13 1.83481 42.7
6 43.572 2.64
7 130.401 1.86 1.64769 33.8
8 19.820 9.01
9(絞り) ∞ 6.63
10 -22.312 1.94 1.80518 25.4
11 134.753 6.34 1.75700 47.8
12 -39.837 0.16
13 -255.971 4.28 1.88300 40.8
14 -36.505 -0.80
15 ∞ 0.95
16 83.766 3.00 1.80400 46.6
17 -623.756 0.00
18 ∞ 0.00
19 ∞ 37.39
20 ∞ 1.31 1.55900 60.0
21 ∞ 0.42
像面 ∞

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 51.72
Fナンバー 1.45
画角 22.70
像高 21.64
レンズ全長 88.32
BF 0.42

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 51.72

(数値実施例3)

単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 61.880 2.99 1.83481 42.7
2 27.026 8.34
3 71.747 3.00 1.58313 59.4
4* 25.706 6.93
5 92.706 4.95 1.88300 40.8
6 -127.713 0.70
7 -97.467 2.50 1.49700 81.5
8 39.023 5.83 1.83481 42.7
9 -1070.546 3.79
10 46.333 5.98 1.83481 42.7
11 -47.248 1.90 1.54814 45.8
12 21.482 5.07
13 -53.687 1.40 1.65412 39.7
14 197.561 0.15
15 29.239 6.73 1.43387 95.1
16 -44.333 2.59
17(絞り) ∞ 7.21
18 -17.904 3.78 1.60311 60.6
19 -15.383 2.15 1.80518 25.4
20 -48.206 0.25
21 97.922 8.54 1.61800 63.3
22 -29.308 0.25
23* -162.434 5.28 1.80400 46.6
24 -36.488 38.80
像面 ∞

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.57660e-006 A 6=-9.40593e-009 A 8= 5.84881e-012 A10=-3.17028e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.09975e-005 A 6=-1.48146e-009 A 8=-9.36205e-012 A10=-5.31145e-015

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 24.55
Fナンバー 1.45
画角 41.39
像高 21.635
レンズ全長 129.11
BF 38.80

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 24.55

(数値実施例4)

単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 400.000 2.80 1.58313 59.4
2 40.544 6.91
3 606.181 2.30 1.58313 59.4
4 50.282 10.31
5 61.687 6.50 1.71300 53.9
6 -188.040 5.20
7 47.477 5.06 1.71300 53.9
8 -490.980 0.20
9 31.299 3.00 1.51633 64.1
10 25.382 9.27
11 -72.820 3.77 1.83481 42.7
12 -27.213 1.50 1.63980 34.5
13 -1242.161 3.70
14(絞り) ∞ 7.07
15 -18.961 1.60 1.80518 25.4
16 759.560 3.30 1.83481 42.7
17* -65.346 0.20
18 -172.700 5.94 1.77250 49.6
19 -30.321 0.20
20 -160.598 6.81 1.77250 49.6
21 -32.418 38.65
像面 ∞

非球面データ
第17面
K = 2.39046e+000 A 4= 1.36838e-005 A 6= 3.28097e-010 A 8=-1.14450e-011

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 34.29
Fナンバー 1.45
画角 32.25
像高 21.63
レンズ全長 124.29
BF 38.65

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 34.29


(数値実施例5)

単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1 131.189 10.84 1.48749 70.2
2 -264.579 0.90
3 53.910 9.80 1.49700 81.5
4 260.718 3.20
5 -623.694 3.80 1.83400 37.2
6 105.942 2.53
7 63.907 8.04 1.49700 81.5
8 -609.143 0.20
9 27.722 3.23 1.71736 29.5
10 23.809 12.30
11(絞り) ∞ 3.00
12 ∞ 0.70 1.48749 70.2
13 ∞ 0.50
14 -1002.290 5.00 1.84666 23.9
15 -65.695 1.78 1.72000 50.2
16 39.690 21.66
17 -34.937 2.72 1.74077 27.8
18 130.139 8.68 1.77250 49.6
19 -43.302 0.50
20 97.410 5.67 1.83400 37.2
21 -205.341 54.00
像面 ∞

各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 130.99
Fナンバー 2.06
画角 9.38
像高 21.63
レンズ全長 159.05
BF 54.00

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 130.99
Figure 0007030536000001
Figure 0007030536000002
Figure 0007030536000003
次に、図28を参照して、本実施形態における光学系(撮像光学系)100を備えた撮像装置200について説明する。レンズ鏡筒110は、光学系(光学系)100を有する。光学系100は、実施例1~5のいずれか1つの光学系LAに相当する。光学系100は、保持部材であるレンズ鏡筒110に保持されている。
カメラ本体220は、クイックリターンミラー203、焦点板204、ペンタダハプリズーム205、および、接眼レンズ206を有する。クイックリターンミラー203は、光学系100を介して形成された光束を上方に反射する。焦点板204は、光学系100の像形成位置に配置されている。ペンタダハプリズーム205は、焦点板204に形成された逆像を正立像に変換する。ユーザは、その正立像を、接眼レンズ206を介して観察することができる。感光面207には、像を受光するCCDセンサやCMOSセンサなどの光電変換素子(撮像素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時には、クイックリターンミラー203が光路から退避して、光学系100により感光面207上に像(光学像)が形成される。このように撮像素子は、光学系100により形成される光学像を光電変換して画像データを出力する。
本実施形態のレンズ鏡筒110を一眼レフカメラなどの撮像装置200に適用することにより、高い光学性能を有する光学機器を実現することができる。また、レンズ鏡筒110は、カメラ本体220と着脱可能に構成された交換レンズであるが、本実施形態はレンズ鏡筒110とカメラ本体220とが一体的に構成された撮像装置にも適用可能である。またレンズ鏡筒110は、クイックリターンミラーのないミラーレスの一眼レフカメラ(ミラーレスカメラ)にも適用することができる。
本実施形態によれば、焦点像の光量の低下を抑制しつつ焦点外れ像を良好に取得可能な撮像光学系および撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば本実施形態の光学系は、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ、放送用カメラ、交換レンズ、銀塩写真用カメラ等の撮像装置に適して用いられる光学系であるが、顕微鏡や投射型表示装置などの他の光学機器にも適用可能である。
10 光学素子
200 撮像装置
L1~L7 第1レンズ~第7レンズ(レンズ)
LA 光学系

Claims (17)

  1. 光軸と垂直な径方向において透過率が変化する光学素子と、
    前記光学素子の物体側および前記光学素子の像側に配置されたレンズを含む複数のレンズと、を有し、
    前記光学素子の透過率は、前記光学素子の光軸位置から径方向に、前記光学素子の有効半径であるrdよりも小さな距離離れた第1位置において最小となり、
    前記第1位置における透過率は、前記光軸位置における透過率および前記光軸位置からrd離れた第2位置における透過率よりも小さく、
    前記光学素子は、焦点外れ像の点像強度分布を補正するフィルタであることを特徴とするカメラ用の撮像光学系。
  2. 前記光軸位置から前記第1位置までの距離をrmとするとき、
    0.10<rm/rd<0.95
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
  3. 前記光学素子の前記光軸位置での透過率をT(rc)、前記光軸位置から前記第1位置までの距離をrm、前記第1の位置における前記光学素子の透過率をT(rm)とし、前記光学素子の透過率が{T(rc)-T(rm)}/2となる位置までの前記光軸位置からの距離をraとするとき、
    0.10<ra/rm<0.98
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像光学系。
  4. 前記第2位置における透過率をT(rd)、前記光軸位置から前記第1位置までの距離をrm、前記第1位置における透過率をT(rm)としたときに、前記光学素子の透過率が{T(rd)-T(rm)}/2となる位置までの前記光軸位置からの距離をrbとするとき、
    1.04<rb/rm<4.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  5. 前記第1位置における透過率をT(rm)、前記第2位置における透過率をT(rd)とするとき、
    0.01<T(rm)/T(rd)<0.95
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  6. d線のマージナル光線における球面収差の最大値をSAmax、前記撮像光学系の焦点距離をfとするとき、
    |SAmax|/f<0.01
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  7. 開口絞りを更に有し、
    前記撮像光学系の焦点距離をf、開放FナンバーをFnoとするとき、
    2.0<f/Fno<500.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  8. 前記開口絞りよりも物体側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離をfaとするとき、
    0.15<fa/f<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載の撮像光学系。
  9. 前記開口絞りから像面までの光軸上の長さをLa、前記撮像光学系の最も物体側のレンズ面から前記像面までの光軸上の長さをLdとするとき、
    0.01<La/Ld<0.95
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7または8に記載の撮像光学系。
  10. 前記開口絞りよりも物体側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離をfa、前記開口絞りよりも像側に配置されたレンズから成る部分光学系の焦点距離をfbとするとき、
    0.1<fa/fb<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  11. 前記光学素子は、前記透過率を変化させるための遮光部として、前記光軸位置を囲むように形成された線状の領域を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  12. 前記光学素子は、前記透過率を変化させるための遮光部として、前記光軸位置を囲むように形成された複数の遮光部を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  13. 前記複数の遮光部のそれぞれは正方形であり、
    前記正方形の一辺の長さd(mm)は、
    0.10<d<1.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項12に記載の撮像光学系。
  14. 前記複数の遮光部のそれぞれは矩形であり、
    前記矩形の短辺方向の長さをad、前記矩形の長辺方向の長さをbdとするとき、
    0.05<ad/bd<0.95
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項12に記載の撮像光学系。
  15. 前記遮光部は、輪帯状に形成されていることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  16. 前記光学素子は、前記撮像光学系の入射瞳に配置されていることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の撮像光学系。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の撮像光学系と、
    前記撮像光学系を介して形成される光学像を光電変換する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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