JP7029124B2 - 永久磁石回転子および回転電気機械 - Google Patents

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Description

本発明は、永久磁石回転子および回転電気機械に関し、さらに詳しくは、ロータコアに永久磁石が埋め込まれた永久磁石回転子、および、そのような永久磁石回転子を有する回転電気機械に関するものである。
永久磁石埋め込み(IPM)モータ等、永久磁石回転子を用いた回転電気機械においては、永久磁石回転子に埋設される永久磁石の形状や配置が、回転電気機械のトルク特性に大きな影響を及ぼす。この種の回転電気機械においては、出力トルクを向上させるために、リラクタンストルクを向上させることが重要である。
リラクタンストルクを向上させることができる永久磁石の形状および配置として、平板状の永久磁石を、永久磁石回転子の外周側から内周側に向かって、多層に配置する構成が提案されている。そのような多層平板配置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2007-274798号公報
平板型の永久磁石を多層に配列した多層平板配置をとる永久磁石回転子90の例を、図3に示す。ここでは、3層の平板状永久磁石96,97,98を配列した形態を示している。従来一般の多層平板配置においては、各層の永久磁石が、略平行に配置されているが、ここでは、各層に配置された永久磁石96,97,98は、長手方向が平行に揃っておらず、ロータコア91の外周側から1層目96、2層目97、3層目98の順に、回転子d軸(図中d’で表示)に近づく方向でロータコア91の回転中心側に向かう傾斜角が、大きくなった形態を示している。これにより、1層目の永久磁石96と2層目の永久磁石97の間の距離L1’、および2層目の永久磁石97と3層目の永久磁石98の間の距離L2’が、各永久磁石96,97,98の長手方向に沿って、ロータコア91の外周側の位置ほど小さく、ロータコア91の外周から離れるに従って、大きくなっている。このように、永久磁石96,97,98の間の距離L1’,L2’に、永久磁石96,97,98の長手方向に沿って、変化をつけることで、大きなリラクタンストルクを得ることができる。
しかし、図3のような多層平板配置においては、隣接する永久磁石96,97,98の層間の距離L1’,L2’が、永久磁石96,97,98の長手方向に沿って、急激に変化する。すると、図中の領域A’のように、永久磁石96,97,98の間の距離が小さくなっている位置において、ロータコア91上で、局所磁束集中が起こりやすくなる。そして、局所磁束集中が起こった近傍の位置において、永久磁石96,97,98の動作点磁束密度が低下することになる。その結果、永久磁石96,97,98において、不可逆減磁が起こり、永久磁石96,97,98の性能が劣化する可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、永久磁石の不可逆減磁を回避しながら、大きなリラクタンストルクを得ることができる永久磁石回転子、および、そのような永久磁石回転子を有する回転電気機械を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる永久磁石回転子は、ロータコアと、前記ロータコアに埋設され、磁極を構成する複数の永久磁石とを有する永久磁石回転子において、前記複数の永久磁石は、それぞれ前記ロータコアの内周側に向かって凸の弧形状を有し、前記ロータコアの外周側から内周側に向かって、2層以上の層状に配列されており、層状に相互に隣接する2つの前記永久磁石の間の距離が、前記永久磁石の長手方向に沿って、前記ロータコアの外周側の位置で小さく、前記ロータコアの外周から離れた位置で大きくなっている。
ここで、前記ロータコアの外周側の層に配置された前記永久磁石の弧形状を円弧に近似した際の中心が、前記ロータコアの外周から離れた層に配置された前記永久磁石の弧形状を円弧に近似した際の中心よりも、前記ロータコアの径方向外側に配置されているとよい。
また、前記複数の永久磁石は、前記ロータコアの外周側から内周側に向かって、3層以上の層状に配列されており、前記ロータコアの外周側から1層目に配列された前記永久磁石と2層目に配列された前記永久磁石の間の距離、および前記ロータコアの外周側から2層目に配列された前記永久磁石と3層目に配列された前記永久磁石の間の距離が、それぞれの永久磁石の長手方向に沿って、前記ロータコアの外周側の位置で小さく、前記ロータコアの外周から離れた位置で大きくなっているとよい。
この場合、前記ロータコアの外周側から1層目から3層目までに配置された各永久磁石の弧形状を円弧に近似した際の中心が、前記ロータコアの外周側に配置された永久磁石から内周側に配置された永久磁石の順に、前記ロータコアの径方向外側から内側に向かって、相互に離れて配置されているとよい。
本発明にかかる回転電気機械は、上記の永久磁石回転子を有するものである。
上記発明にかかる永久磁石回転子においては、ロータコアに層状に配列された複数の永久磁石が、ロータコアの内周側に向かって凸の弧形状を有している。その弧形状の効果により、平板状の永久磁石を層状に配置する場合と比較して、層状に相互に隣接する2つの永久磁石の間の距離の長手方向に沿った変化が、緩やかになる。その結果、永久磁石の間の距離の急激な変化による局所磁束集中の発生、および局所磁束集中による永久磁石の不可逆減磁を、抑制することができる。このように、永久磁石の不可逆減磁を回避しながら、永久磁石回転子に生じるリラクタンストルクを向上させることが可能となる。
ここで、ロータコアの外周側の層に配置された永久磁石の弧形状を円弧に近似した際の中心が、ロータコアの外周から離れた層に配置された永久磁石の弧形状を円弧に近似した際の中心よりも、ロータコアの径方向外側に配置されている場合には、永久磁石の弧形状の中心がそのようにずれていることの効果により、層状に隣接する永久磁石の間の距離に、永久磁石の長手方向に沿って、ロータコアの外周側の位置で小さく、ロータコアの外周から離れた位置で大きくなった緩やかな分布を、形成しやすい。
また、複数の永久磁石が、ロータコアの外周側から内周側に向かって、3層以上の層状に配列されており、ロータコアの外周側から1層目に配列された永久磁石と2層目に配列された永久磁石の間の距離、およびロータコアの外周側から2層目に配列された永久磁石と3層目に配列された永久磁石の間の距離が、それぞれの永久磁石の長手方向に沿って、ロータコアの外周側の位置で小さく、ロータコアの外周から離れた位置で大きくなっている場合には、永久磁石を3層以上備えることにより、特にリラクタンストルクを向上させやすい。そして、ロータコアの外周側から1層目から3層目の各層の間の位置において、局所磁束集中を回避しやすくなっている。よって、局所磁束集中による永久磁石の不可逆減磁を、3層の永久磁石のそれぞれにおいて回避しながら、リラクタンストルクの向上を達成することができる。
この場合、ロータコアの外周側から1層目から3層目までに配置された各永久磁石の弧形状を円弧に近似した際の中心が、ロータコアの外周側に配置された永久磁石から内周側に配置された永久磁石の順に、ロータコアの径方向外側から内側に向かって、相互に離れて配置されている構成によれば、1層目と2層目の間、そして2層目と3層目の間のそれぞれにおいて、永久磁石の間の距離に、長手方向に沿って、ロータコアの外周側の位置で小さく、ロータコアの外周から離れた位置で大きくなった緩やかな分布を、形成しやすい。
本発明にかかる回転電気機械は、上記の永久磁石回転子を有するため、ロータコア内での局所磁束集中による不可逆減磁を回避しながら、大きなリラクタンストルクを得ることができる。
本発明の一実施形態にかかる三層円弧配置をとる永久磁石回転子および回転電気機械の構成を示す横断面図である。 図1の断面図の一部を抜き出した拡大図である。 三層平板配置をとる永久磁石回転子の構成を示す横断面図である。永久磁石の間の距離が長手方向に沿って変化した形態を示している。 磁束密度の分布を示す図であり、(a)が三層円弧配置、(b)が三層平板配置を示している。 減磁の制約を考慮した場合のトルク特性を示す図であり、(a)が三層円弧配置、(b)が三層平板配置を示している。 三層円弧配置と三層平板配置について、体積減磁率の比較を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる永久磁石回転子および回転電気機械について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[回転電気機械の構成]
本発明の一実施形態にかかる回転電気機械1の概略を、図1に示す。回転電気機械1は、本発明の一実施形態にかかる永久磁石回転子10を有している。本明細書においては、回転電気機械1がモータである場合を中心に説明するが、発電機である場合にも、同様の構成を適用することができる。
回転電気機械1は、永久磁石埋め込み(IPM)モータとして構成されている。モータ1は、中空筒状のステータ(固定子)30と、ステータ30の中空部内に、同軸状に、軸回転可能に支持されたロータ(永久磁石回転子)10と、を有している。
ステータ30は、ステータコア31と、コイル(不図示)とを有している。ステータコア31は、複数層の電磁鋼板を積層してなるものであり、円環形状のバックヨーク部31aと、バックヨーク部31aから円環形状の内側に向かって突出した複数のティース31bを、一体に備えている。そして、各ティース31bの外周に、コイルが巻き回されている。
ロータ10は、略円柱状の外形を有するロータコア11と、ロータコア11に埋設された複数の永久磁石16,17,18と、を有している。ロータコア11の中心には、駆動軸40を挿通可能な中空部12が貫通されている。ロータ10をステータ30の中空部12に同軸状に収容した状態で、ステータコア31のティース31bとロータコア11の外周面11aの間には、エアギャップ50が確保される。ロータ10の構成の詳細について、次に説明する。
[永久磁石回転子の構成の概略]
上記のように、ロータ(永久磁石回転子)10は、ロータコア11と、永久磁石16,17,18とを有している。ロータ10の構成を、図1,2に示す。図2は、ロータ10の磁極1つ分を示したものであり、永久磁石16,17,18の極性を磁極ごとに交互に変えながら、複数(ここでは8個)の磁極を回転対称に連続的に配置したものが、図1のようなロータ10の全体構造となる。なお、以下では、「周方向」「内周」「外周」「径方向」「外側」「内側」等、回転体における方向を示す語は、特記しないかぎり、ロータコア11についての方向を指すものとする。
ロータコア11は、複数の電磁鋼板を積層して構成されており、略円柱形状の外周面11aを有している。ロータコア11には、軸方向に貫通または陥没した空隙として、スロット13,14,15と、フラックスバリア20とが形成される。スロット13,14,15には、それぞれ、永久磁石16,17,18が埋設される。
スロット13,14,15は、ロータコア11の内周側(回転中心を有する中空部12側)に向かって凸の弧形状を有している。そして、各スロット13,14,15に埋め込まれる永久磁石16,17,18も、スロット13,14,15の形状に対応して、ロータコア11の内周側に向かって凸の弧形状を有している。スロット13,14,15および永久磁石16,17,18は、ロータ10の横断面において、ロータコア11の内周側に向かって凸な弧形状、つまりロータコア11の外周側から内周側に向かう凸部を1つのみ有するなだらかな曲線形状を有していれば、具体的な形状は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、スロット13,14,15および永久磁石16,17,18は、それぞれ、略円弧形状を有している。
スロット13,14,15および永久磁石16,17,18は、ロータコア11の外周側から内周側に向かって、2層以上の層状に配置されていれば、特に層数を限定されるものではないが、本実施形態においては、3層としている。つまり、ロータコア11の外周側から順に、スロットが、第一層13、第二層14、第三層15と配置され、それぞれに、永久磁石が、第一層16、第二層17、第三層18と埋設されている。1つの磁極を構成する永久磁石16,17,18は、同じ極性を有している。
第一層13、第二層14、第三層15の各層を構成するスロットは、ロータコア11の周方向に、それぞれ2つに分割されている。そして、それぞれ2つに分割された各スロット13,14,15に、各層あたり2つに分割された永久磁石16,17,18が埋設されている。第一層および第二層においては、それぞれ2つに分割されたスロット13,14が、ブリッジ21を介して、ロータコア11の周方向に隣接しており、第三層においては、2つに分割されたスロット15の間の位置に、フラックスバリア20が形成されている。本実施形態においては、各層のスロット13,14,15および永久磁石16,17,18や、フラックスバリア20をはじめ、ロータ10の各構成要素が、ロータコア11の径方向に沿った回転子d軸(図中d’で表示)に関して、対称に形成されている。
なお、各層を構成するスロット13,14,15および永久磁石16,17,18は、必ずしも2つに分割されていなくてもよく、層ごとに、スロット13,14,15および永久磁石16,17,18が、1つに連続していてもよい。その場合には、以下で、中心c1~c3の位置等、分割された永久磁石16,17,18に対して規定している各パラメータを、それぞれ1つに連続した永久磁石16,17,18の全体に対して、同様に規定すればよい。
永久磁石16,17,18の組成は、特に限定されるものではないが、本実施形態においては、永久磁石16,17,18は、金属磁石よりなっている。つまり、表面近傍を除き、実質的に、意図的に添加された金属酸化物や有機化合物を含まず、金属磁石材料の連続体よりなっている。
各スロット13,14,15の外縁には、スロット13,14,15の内側に突出した突起部(15a等)が設けられており、永久磁石16,17,18の端面に当接して、永久磁石16,17,18を、スロット13,14,15内に位置決めし、固定している。第二層および第三層においては、スロット14,15の回転子d軸側の端部に、永久磁石17,18に占められない空隙22が確保されている。これらの空隙22は、永久磁石17,18の漏れ磁束を低減する役割を果たす。
分割された第三層のスロット15の間に設けられたフラックスバリア20は、永久磁石を埋設されず、空隙のままで維持される。あるいは、非磁性体が充填される。フラックスバリア20は、ロータ10において、d軸磁束経路の磁気抵抗を増大させることにより、ロータ10に発生するリラクタンストルクを向上させる役割を果たす。なお、フラックスバリア20は必須に設けられるものではなく、また、設けられる場合にも、具体的な形状は限定されない。
また、ロータコア11においては、各スロット13,14,15および各フラックスバリア20の内周側の部位と外周側の部位との間をつなぐブリッジ21が、ロータコア11の各所に、ロータコア11と一体に形成されている。各ブリッジ21は、ロータ10を軸回転させた際に、遠心力の作用によって、ロータコア11の外周側の部位が内周側の部位から分離すること、またスロット13,14,15に埋設した永久磁石16,17,18が飛散することを防止する役割を果たす。
[永久磁石の配置]
本実施形態にかかるロータ10においては、各層を構成する永久磁石16,17,18の層間の距離L1,L2が、所定の分布を有することにより、永久磁石16,17,18の不可逆減磁を回避しながら、大きなリラクタンストルクを得ることができる。以下に、永久磁石16,17,18の配置の詳細について、主に図2を参照しながら説明する。
本実施形態にかかるロータ10においては、略円弧形状の永久磁石16,17,18が、ロータコア11の外周側から内周側に向かって、3層の層状に配置された三層円弧配置をとっている。そして、それら3層の永久磁石16,17,18の円弧形状の中心c1,c2,c3が、回転子d軸に沿って、相互に異なる位置に設けられている。具体的には、第一層の永久磁石16の中心c1、第二層の永久磁石17の中心c2、第三の永久磁石18の中心c3が、この順に、回転子d軸上で、ロータコア11の径方向外側から内側に向かって、相互に離れた位置に配置されている。
そのように、3層の永久磁石16,17,18の中心c1,c2,c3の位置が、ロータコア11の径方向外側から内側へと順にずれていることにより、相互に隣接した永久磁石16,17,18の層間の距離L1,L2が、永久磁石16,17,18の弧形状の長手方向に沿って、変化している。具体的には、第一層の永久磁石16と第二層の永久磁石17の間の距離L1、および第二層の永久磁石17と第三層の永久磁石18の間の距離L2が、いずれも、各永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側に相当する、回転子d軸に対し、電気角で90°隔てた軸(以降、q’軸と称する;図中q’で表示)に近い側で小さく、ロータコア11の外周から離れる位置に相当する回転子d軸(d’軸)に近い位置で大きくなる分布を有している。ここで、2つの永久磁石の間の距離とは、永久磁石の長手方向に交差する方向の間隔である。
永久磁石16,17,18が、図3のような平板状でなく、略円弧状に配置されていることにより、ロータ11において、d軸磁束経路とq磁束経路の間で、磁気抵抗に差が生じやすくなり、ロータコア11に生じるリラクタンストルクを大きくすることができる。さらに、円弧配置をとる永久磁石16,17,18において、層間距離L1,L2が、永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側で小さく、外周から離れる位置で大きくなった分布を有することで、ロータコア11に生じるリラクタンストルクを向上させる効果が特に高くなる。その結果、モータ1の出力トルクを向上させることができる。
図3に示すように、平板状永久磁石96,97,98を層状に配置した三層平板配置においても、平板状永久磁石96,97,98の間の距離L1’,L2’に、ロータコア91の外周側で小さく、外周から離れる位置で大きくなった分布を形成する形態が想定される。この場合には、永久磁石96,97,98の長手方向に沿って、永久磁石96,97,98の間の距離L1’,L2’が、急激に変化しやすい。すると、領域A’のように、永久磁石96,97,98の長手方向に沿って、ロータコア91の外周側の位置に相当する、急激に永久磁石96,97,98の間の距離L1’,L2’が小さくなる位置において、永久磁石96,97,98からの磁束と、ステータ30に設けたコイルを流れる電流によって発生する磁束とによって、ロータコア91に局所磁束集中が発生しやすくなる。さらに、局所磁束集中が特に大きくなると、磁気飽和にもつながる。局所磁束集中が発生した際に、その近傍の領域において、永久磁石96,97,98の動作点磁束密度が低下することになる。磁束密度の低下が、磁化曲線(B-H曲線)上で、クニック点を超えて起こると、永久磁石96,97,98において、不可逆減磁が発生する。すると、永久磁石96,97,98において、性能の劣化が起こる。
これに対し、図2の本実施形態にかかるロータ10においては、3層の永久磁石16,17,18が、略円弧形状を有していることにより、永久磁石16,17,18の間の距離L1,L2に、ロータコア11の外周側で小さく、外周から離れる位置で大きくなった分布を形成した際に、永久磁石16,17,18の長手方向に沿った永久磁石16,17,18の間の距離L1,L2の変化が、上記図3の三層平板配置の場合よりも、緩やかになっている。特に、永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側の位置において、距離L1,L2の変化が緩やかになっている。
このように、永久磁石16,17,18の間の距離L1,L2が、略円弧形状の長手方向に沿って、緩やかに変化する場合には、永久磁石16,17,18の間の位置における磁束密度の変化が、q軸磁束経路に沿って、緩やかに起こることになる。その結果、領域Aのように、永久磁石16,17,18の間の距離L1,L2が小さくなる、ロータコア11の外周側の位置においても、ロータコア11上で、局所磁束集中が起こりにくくなっている。すると、その近傍の領域において、動作点磁束密度の低下による永久磁石16,17,18の不可逆減磁が起こりにくい。その結果、ロータ10において、不可逆減磁による永久磁石16,17,18の特性の劣化を回避しながら、複数の円弧形状の永久磁石16,17,18を層状に配置することによるリラクタンストルク向上の効果を享受することができる。
磁化曲線の温度依存性により、不可逆減磁は、特に高温で発生しやすい。しかし、上記のように、三層円弧配置において、永久磁石16,17,18の間の距離L1,L2を長手方向に沿って緩やかに変化させることで、不可逆減磁を回避しやすくすれば、高温環境下でも、長期にわたり、高い出力トルクを得られるモータ1とすることができる。例えば、ハイブリッド車に搭載されるモータは、エンジンに隣接して配置されることから、高温で使用されることになり、本実施形態にかかるロータ10を有するモータ1を、好適に適用することができる。
ここで、三層円弧配置において、3層全ての略円弧状の永久磁石16,17,18の中心c1,c2,c3の位置を相互に一致させるとすれば、3層の永久磁石16,17,18が、同心状に配置されることになる。すると、永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、永久磁石16,17,18の間の距離L1,L2が長手方向に沿って一定となり、リラクタンストルクを向上させる効果が、本実施形態のように中心c1,c2,c3をずらす場合ほどは、大きくならない。また、永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、ロータコア11の内周側(回転子d軸側)の位置に、磁束が集中し、ロータコア11上で、局所磁束集中が起こりやすくなる。すると、その局所磁束集中が起こった近傍の領域において、永久磁石16,17,18の不可逆減磁が発生しやすくなる。これに対し、本実施形態のように、三層円弧配置の永久磁石16,17,18において、中心c1,c2,c3の位置を径方向にずらして、層間距離L1,L2を永久磁石16,17,18の長手方向に沿って変化させることで、磁束の集中を緩和することができ、永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側(q’軸側)の位置、および外周から離れた位置(回転子d軸側)のいずれにおいても、局所磁束集中による不可逆減磁を回避しやすくなる。
本実施形態においては、永久磁石16,17,18が3層に配置され、第一層16と第二層17の間の距離L1、および第二層17と第三層18の間の距離L2が、いずれも、各永久磁石16,17,18の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側の位置で小さく、ロータコア11の外周から離れた位置で大きくなる分布を有している。しかし、永久磁石は、2層以上の層状に配列されていれば、特に層数を限定されるものではない。層数によらず、層状に相互に隣接する2つの永久磁石の間の距離が、永久磁石の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側の位置で小さく、ロータコア11の外周から離れた位置で大きくなっていればよい。そのような距離の分布は、全ての永久磁石の層間の位置に形成されても、一部の永久磁石の層間の位置に形成されてもよいが、より多くの永久磁石の層間の位置に形成するほど、ロータ10全体として、不可逆減磁が発生する可能性を抑制することができる。
永久磁石の層数を、3層以上とすることで、2層とする場合よりも、リラクタンストルクを向上させる効果が大きくなる。4層以上とする場合にも、少なくとも、前記ロータコア11の外周側から1層目と2層目の間、および2層目と3層目の間において、永久磁石の間の距離が、長手方向に沿って、ロータコア11の外周側の位置で小さく、ロータコア11の外周から離れた位置で大きくなる分布を形成しておけば、モータ1のトルク特性に大きな影響を与える外側3層の永久磁石において、不可逆減磁を回避することが可能となる。ただし、4層目以降の永久磁石についても、層間の距離に、同様の分布を形成しておけば、ロータ10全体として、不可逆減磁を回避し、さらにトルク特性を高めやすくなる。
また、本実施形態においては、永久磁石16,17,18が略円弧形状を有することで、円弧形状以外の弧形状を有する場合に比べて、永久磁石16,17,18の間の距離が、q軸磁束経路に沿って緩やかに変化する状態を、特に形成しやすい。しかし、上記のように、永久磁石16,17,18は、ロータコア11の内周側に向かって凸の弧形状を有していれば、略円弧形状に限定されるものではない。例えば、内周側の長手方向端縁の曲率半径よりも、外周側の長手方向端縁の曲率半径の方が大きい、三日月形とすることができる。そのように、永久磁石が円弧形状以外の形状を有する場合にも、各永久磁石の層間の距離に、永久磁石の長手方向に沿って、ロータコア11の外周側の位置で小さく、ロータコア11の外周から離れた位置で大きくなる分布を設けておけば、そのような分布を設けない場合と比較して、局所磁束集中による不可逆減磁の発生を抑制する効果が得られる。
永久磁石が略円弧形状以外の形状を有する場合にも、永久磁石の層間の距離に上記のような分布を形成するための方法として、ロータコア11の外周側の層に配置された永久磁石から、内周側の層に配置された永久磁石の順に、永久磁石の形状を円弧形状に近似した際の中心の位置を、ロータコア11の径方向外側から内側に向かって、相互に離して配置すればよい。永久磁石の形状の円弧形状への近似は、例えば、弧形状の内周側の長手方向端縁と外周側の長手方向端縁の中間を通る位置において、行えばよい。
3層の永久磁石16,17,18の具体的な寸法は、特に限定されるものではない。しかし、3層の永久磁石16,17,18の厚み(外周側端縁と内周側端縁の間の寸法)は、第一層の永久磁石16の厚みをT1、第二層の永久磁石17の厚みをT2、第三層の永久磁石18の厚みをT3とした場合に、T1≦T2≦T3の関係を満たすことが好ましい。T1≦T2<T3、また、T1<T2<T3の関係を満たすと、さらに好ましい。上記で説明したような、ロータコア11における局所磁束集中による永久磁石16,17,18の不可逆減磁は、ロータコア11の径方向内側の位置で特に起こりやすい。そこで、径方向内側の層の永久磁石の厚みを大きくしておくことで、不可逆減磁を起こりにくくすることができる。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。ここでは、永久磁石の配置の違いによる、磁束密度分布およびトルク特性への影響を検証した。
(解析方法)
ロータのモデルとして、以下の2種を準備した。1つ目モデルは、上記本発明の実施形態にかかるものであり、図2に示した、三層円弧配置で永久磁石が埋設されたロータとした。2つ目のモデルは、図3に示した、三層平板配置で永久磁石が埋設されたロータとした。いずれのモデルにおいても、各図に示したとおり、各永久磁石の層間の距離に、ロータコアの外周側の位置で小さく、ロータコアの外周から離れた位置で大きくなる分布を設けた。永久磁石の総量は、両モデルで同じにしている。
上記2つのモデルに対してシミュレーションを行い、磁束密度分布と、トルク特性を解析した。シミュレーションは、有限要素法(FEM)を用いた電磁界解析によって行った。また、シミュレーションにおいては、磁石温度150℃の環境下における永久磁石の不可逆減磁の制約を考慮した。
シミュレーションに用いたパラメータを、下の表1にまとめる。磁石温度は150℃とした。
Figure 0007029124000001
(結果)
図4に、シミュレーションで得られた磁束密度分布を示す。(a)が三層円弧配置の結果、(b)が三層平板配置の結果であり、最大トルク発生時(巻線電流170Arms、電流位相角50°)の磁束密度分布を示している。
図4(b)の三層平板配置においては、円で囲んで示したように、ロータコアの外周側の位置において、永久磁石の間のロータコア上で、局所的に磁束密度が高くなっている。一方、永久磁石上で、局所的に磁束密度が低くなっている。このことは、ロータコアにおける局所磁束集中によって、永久磁石の動作点磁束密度の低下が起こっていることを示している。
一方、図4(a)の三層円弧配置においては、永久磁石の間の領域において、ロータコアの外周側の位置で、ロータコア上の磁束密度が局所的に高くなるような分布は、形成されていない。また、永久磁石上の磁束密度についても、上記図4(b)の場合のように、ロータコアの外周側の位置で顕著に低くなるような挙動は、見られていない。このことは、永久磁石の層間の位置で、ロータコアに局所磁束集中が生じておらず、それに対応して、永久磁石の動作点磁束密度の低下も起こっていないことを示している。
以上のように、三層平板配置ではなく、三層円弧配置を採用することで、永久磁石の間の距離が小さくなったロータコアの外周側の位置において、局所磁束集中による永久磁石の動作点磁束密度の低下を抑制できる。その結果、永久磁石の不可逆減磁を回避することが可能となる。
さらに、図5に、シミュレーションで得られたトルク特性を、電流位相角(β)の関数として示す。(a)が三層円弧配置の結果、(b)が三層平板配置の結果を示している。さらに、下の表2に、両モデルのトルク特性についてまとめる。表2では、トルク特性における代表的な値を示すとともに、それらの値について、三層平板配置を基準とした三層円弧配置における増加割合を表示している。
Figure 0007029124000002
両モデルについて、図5のトルク特性を比較すると、マグネットトルク、リラクタンストルクのいずれも、(a)の三層円弧配置において、(b)の三層平板配置の場合よりも、大きくなっている。特に、リラクタンストルクについては、表2に示すように、最大値で10%大きくなっている。両モデルでのマグネットトルクの差は、三層平板配置においては、永久磁石に不可逆減磁が起こっている一方、三層円弧配置においては、局所磁束集中による不可逆減磁を回避できることに起因すると解釈できる。リラクタンストルクの差は、三層円弧配置の方で、永久磁石がq軸磁束経路に沿った形に近い、円弧形状の配置をとっていることに起因すると解釈される。
マグネットトルクとリラクタンストルクのいずれもが、(a)の三層円弧配置において大きくなっていることに対応し、マグネットトルクとリラクタンストルクの合計として得られるトータルトルクも、(a)の三層円弧配置において、(b)の三層平板配置よりも大きくなっている。特に、最大値付近において、両磁石配置のトータルトルクの差が顕著となっており、表2に示すように、三層円弧配置の方が、8%近くも最大トルクが大きくなっている。また、高速高出力域でモータを運転する際に、高電流位相角の領域でのトルクの大きさが重要となるが、電流位相角80°での出力トルクも、三層円弧配置において、20%近く大きくなっている。
最後に、図6に、永久磁石の体積減磁率を両モデルで比較した結果を示す。体積減磁率は、永久磁石の体積当たりの不可逆減磁率を示しており、ここでは、0.4Tのクニック点を想定し、永久磁石の温度を150℃として、ステータの巻線電流を変化させながら、体積減磁率を見積もっている。
図6によると、全巻線電流において、三層平板配置よりも、三層円弧配置において、体積減磁率が低くなっている。この種のIPMモータにおいては、体積減磁率を5%以下に抑えることが好ましい。三層平板配置では、巻線電流が大きい領域で、体積減磁率が5%を超えているのに対し、三層円弧配置では、全巻線電流で、体積減磁率が5%以下に抑えられている。つまり、三層円弧配置を採用することで、高温でも不可逆減磁を効果的に回避できることが示される。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 モータ(回転電気機械)
10 ロータ(永久磁石回転子)
11 ロータコア
12 中空部
13 第一層のスロット
14 第二層のスロット
15 第三層のスロット
16 第一層の永久磁石
17 第二層の永久磁石
18 第三層の永久磁石
20 フラックスバリア
21 ブリッジ
22 空隙
30 ステータ(固定子)
50 エアギャップ
c1 第一層の永久磁石の中心
c2 第二層の永久磁石の中心
c3 第三層の永久磁石の中心
d’ 回転子d軸
q’ 回転子d軸に対し、電気角で90°隔てた軸(q’軸)
L1,L2 層間の距離

Claims (4)

  1. ロータコアと、前記ロータコアに埋設され、磁極を構成する複数の永久磁石とを有する永久磁石回転子において、
    前記複数の永久磁石は、それぞれ前記ロータコアの内周側に向かって凸の円弧形状を有し、前記ロータコアの外周側から内周側に向かって、2層以上の層状に配列されており、
    層状に相互に隣接する2つの前記永久磁石の間の距離が、前記永久磁石の長手方向に沿って、前記ロータコアの外周側の位置で小さく、前記ロータコアの外周から離れた位置で大きくなっており、
    前記ロータコアの外周側の層に配置された前記永久磁石の円弧形状の中心が、前記ロータコアの外周から離れた層に配置された前記永久磁石の円弧形状の中心よりも、前記ロータコアの径方向外側に配置されている永久磁石回転子。
  2. 前記複数の永久磁石は、前記ロータコアの外周側から内周側に向かって、3層以上の層状に配列されており、
    前記ロータコアの外周側から1層目に配列された前記永久磁石と2層目に配列された前記永久磁石の間の距離、および前記ロータコアの外周側から2層目に配列された前記永久磁石と3層目に配列された前記永久磁石の間の距離が、それぞれの永久磁石の長手方向に沿って、前記ロータコアの外周側の位置で小さく、前記ロータコアの外周から離れた位置で大きくなっている請求項1に記載の永久磁石回転子。
  3. 前記ロータコアの外周側から1層目から3層目までに配置された各永久磁石の円弧形状の中心が、前記ロータコアの外周側に配置された永久磁石から内周側に配置された永久磁石の順に、前記ロータコアの径方向外側から内側に向かって、相互に離れて配置されている請求項に記載の永久磁石回転子。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の永久磁石回転子を有する回転電気機械。
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