JP7028034B2 - 分散型電源の系統連系装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分散型電源の系統連系装置に関する。
分散型電源の系統連系装置の一形式として、特許文献1に示されているものが知られている。特許文献1の図2に示されているように、系統連系装置は、DC/DCコンバータ30やインバータ50の制御に本来必要なDC電圧測定部40による直流測定電圧を利用し、系統連系スイッチ70の各相のリレースイッチ71,72を独立して制御することで、リレースイッチ71,72の故障を診断する。これによれば、簡単な構成で系統連系スイッチ70の故障を確実に検出することができる。
しかし、この系統連系装置においては、商用電源系統110からの系統電圧が印加されていることが前提となっており、商用電源系統110が停電状態である場合には、系統連系スイッチ70の故障が検出することができない。
これを解決するため、他の一形式として、特許文献2に示されているものが知られている。特許文献2の図1に示されているように、系統連系インバータ装置1aは、インバータ部2と、連系開閉器3と、制御部6aと、第1の電圧検出部7と、第2の電圧検出部20と、電圧バイアス回路22Aと、を備え、制御部6aは、インバータ部2の運転前に連系開閉器3を開路させた状態で、第1の電圧検出部7で検出された電圧と、第2の電圧検出部20で検出された電圧とを用いて、連系開閉器3に異常が生じているか否かを判定する。これによれば、連系開閉器の異常の有無が検出可能である。
国際公開公報WO2013/001820号 特開2016-086586号公報
上述した特許文献2に記載されている分散型電源の系統連系装置においては、停電時に連系開閉器の異常の有無が検出可能であるものの、2つの連系開閉器が同時に溶着していなければ検出することができない。また、分散型電源の系統連系装置は、連系開閉器の異常の有無を判定するために、第1の電圧検出部7と、第2の電圧検出部20と、電圧バイアス回路22Aとを備えており、コストアップとなるという問題があった。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたもので、分散型電源の系統連系装置において、停電時において比較的低コストにて、系統連系用継電器の溶着判定を行なうことを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る分散型電源の系統連系装置の発明は、第1出力側端子と第2出力側端子とを有する発電機と、交流の系統電源の複数相のうち第1相に対応する第1相電線と、第1出力側端子および第2出力側端子のうち一方とを接続する第1電線と、系統電源の複数相のうち第2相に対応する第2相電線と、第1出力側端子および第2出力側端子のうち他方とを接続する第2電線と、第1電線と第2電線とを接続する第1接続電線に設けられたコンデンサと、発電機と第1接続電線との間の第1電線に設けられて第1電線を開閉する発電機側第1開閉器と、発電機と第1接続電線との間の第2電線に設けられて第2電線を開閉する発電機側第2開閉器と、第1接続電線と系統電源との間の第1電線に設けられて第1電線を開閉する系統電源側第1開閉器と、第1接続電線と系統電源との間の第2電線に設けられて第2電線を開閉する系統電源側第2開閉器と、発電機側第1および第2開閉器、ならびに系統電源側第1および第2開閉器を制御する制御装置と、を備え、系統電源側第1開閉器は、発電機側第1開閉器に接続された1つの第1開閉器入力端子と、第1相電線を介して系統電源に接続された第1開閉器第1出力端子と、系統電源側第2開閉器と発電機側第2開閉器との間の第2電線に一端が接続された第2接続電線の他端が接続された第1開閉器第2出力端子と、を有し、かつ、第1開閉器入力端子と第1開閉器第1出力端子とを接続することにより発電機と系統電源とを連系する第1接続状態と、第1開閉器入力端子と第1開閉器第2出力端子とを接続することにより発電機と系統電源とを解列するとともに第1電線を第2接続電線を介して第2電線に接続する第2接続状態と、を切り替え、系統電源側第2開閉器は、発電機側第2開閉器に接続された1つの第2開閉器入力端子と、第2相電線を介して系統電源に接続された第2開閉器第1出力端子と、系統電源側第1開閉器と発電機側第1開閉器との間の第1電線に一端が接続された第3接続電線の他端が接続された第2開閉器第2出力端子と、を有し、かつ、第2開閉器入力端子と第2開閉器第1出力端子とを接続することにより発電機と系統電源とを連系する第1接続状態と、第2開閉器入力端子と第2開閉器第2出力端子とを接続することにより発電機と系統電源とを解列するとともに第2電線を第3接続電線を介して第1電線に接続する第2接続状態と、を切り替え、第2接続電線は、コンデンサに充電された電気エネルギを消費するための第1エネルギ消費部品が設けられ、および/または、第3接続電線は、コンデンサに充電された電気エネルギを消費するための第2エネルギ消費部品が設けられ、制御装置は、発電機側第1開閉器および発電機側第2開閉器を閉状態にすることで発電機からの電流によってコンデンサを充電した後に、発電機側第1開閉器および発電機側第2開閉器を開状態にした場合に検出されたコンデンサの検出電流状態または検出電圧状態が、系統電源側第1開閉器および系統電源側第2開閉器が第2接続状態である場合のコンデンサの検出電流状態または検出電圧状態と異なる場合には、系統電源側第1開閉器および/または系統電源側第2開閉器は溶着していると判定する溶着判定部を備えている。
これによれば、系統電源側第1開閉器が溶着していない場合、系統電源側第1開閉器が第2接続状態に切り替えられると、発電機と系統電源とを解列するとともに、第1電線が、第1エネルギ消費部品が設けられた第2接続電線を介して第2電線に接続される。また、系統電源側第2開閉器が溶着していない場合、系統電源側第2開閉器が第2接続状態に切り替えられると、発電機と系統電源とを解列するとともに、第2電線が、第2エネルギ消費部品が設けられた第3接続電線を介して第1電線に接続される。
さらに、溶着判定部が、発電機側第1開閉器および発電機側第2開閉器を閉状態にすることで発電機からの電流によってコンデンサを充電した後に、発電機側第1開閉器および発電機側第2開閉器を開状態にする。この場合、系統電源側第1開閉器および系統電源側第2開閉器が第2接続状態である場合、コンデンサからの放電電流はコンデンサに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品を流れる。また、系統電源側第1開閉器が第1接続状態にて溶着するものの系統電源側第2開閉器が第2接続状態である場合、コンデンサからの放電電流は、コンデンサに接続されていない第1エネルギ消費部品を流れず、コンデンサに接続された第2エネルギ消費部品を流れる。さらに、系統電源側第2開閉器が第1接続状態にて溶着するものの系統電源側第1開閉器が第2接続状態である場合、コンデンサからの放電電流は、コンデンサに接続されていない第2エネルギ消費部品を流れず、コンデンサに接続された第1エネルギ消費部品を流れる。
したがって、充電されたコンデンサを放電する際、検出されたコンデンサの検出電流状態または検出電圧状態は、系統電源側第1開閉器および系統電源側第2開閉器の接続状態の組み合わせ毎に異なることとなる。
これを利用すれば、溶着判定部は、充電されたコンデンサを放電する際、検出されたコンデンサの検出電流状態または検出電圧状態が、系統電源側第1開閉器および系統電源側第2開閉器が第2接続状態である場合のコンデンサの検出電流状態または検出電圧状態と異なる場合には、系統電源側第1開閉器および/または系統電源側第2開閉器は溶着していると判定することができる。すなわち、分散型電源の系統連系装置は、系統電源の停電時であっても、自身の発電機を発電させることで、比較的低コストにて、系統連系用継電器である系統電源側第1および第2開閉器の溶着判定を行うことができる。
本発明による分散型電源の系統連系装置の第1実施形態の概要を示す概要図である。 図1に示す制御装置を示すブロック図である。 図1に示す解列リレーの溶着している状態に対応した放電電流状態を示す図である。 本発明による分散型電源の系統連系装置の第1実施形態の変形例を示す概要図である。 図4に示す解列リレーの溶着している状態に対応したコンデンサ端子間電圧状態を示す図である。 本発明による分散型電源の系統連系装置の第2実施形態の概要を示す概要図である。 本発明による分散型電源の系統連系装置の第3実施形態の概要を示す概要図である。
<第1実施形態>
以下、本発明による分散型電源の系統連系装置の第1実施形態について説明する。図1に示すように、系統連系装置10は、発電機である燃料電池11と交流の系統電源20とを連系したり解列したりする装置である。系統連系装置10は、発電機である燃料電池11、コンバータ12、インバータ13、平滑回路14、解列リレー15および制御装置16を備えている。
燃料電池11は、直流電力を発電する発電機である。燃料電池11は、第1出力側端子11a(例えば正極側端子)と第2出力側端子11b(例えば負極側端子)とを有する。なお、第1出力側端子11aを負極側端子とし、第2出力側端子11bを正極側端子とする場合もある。発電機は、燃料電池11以外の直流電力を発電する発電機(例えば、太陽光電池、ガスエンジンなど)でもよい。また、発電機は、直流電力を発電するものだけでなく、交流電力を発電するものでもよい。
コンバータ12は、燃料電池11からの直流電力を昇圧してインバータ13に出力する。コンバータ12は、図示しないリアクトル、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のようなスイッチング素子、ダイオード、コンデンサなどにより構成されている。コンバータ12の入力側端子12aは、電線11cを介して燃料電池11の第1出力側端子11aに接続されている。コンバータ12の入力側端子12bは、電線11dを介して燃料電池11の第2出力側端子11bに接続されている。
コンバータ12の出力側端子12cは、電線17を介してインバータ13の入力側端子13aに接続されている。コンバータ12の出力側端子12dは、電線18を介してインバータ13の入力側端子13bに接続されている。電線17と電線18との間には、コンバータ12の出力電圧(直流電圧)を測定する電圧センサ31が設けられている。電圧センサ31の検出信号が制御装置16に入力されており、制御装置16は、演算処理を行って決定したデューティ比のパルス信号をスイッチング素子のゲートに与えることにより、コンバータ12の出力電圧が所定の電圧になるフィードバック制御を行っている。
電線17と電線18との間には、コンデンサ19が設けられている。
インバータ13は、コンバータ12すなわち燃料電池11からの直流電力を交流電力に変換して、系統電源20側に出力する。インバータ13は、入力側端子13a,13bおよび出力側端子13c,13dを備えている。インバータ13の出力側端子13cは、系統電源20(例えば、U相)が接続された電線21に接続されている。インバータ13の出力側端子13dは、系統電源20(例えば、V相)が接続された電線22に接続されている。各出力側端子13c,13dは、系統電源20の複数相に対応する複数の電線21,22がそれぞれ接続されている。
インバータ13は、IGBTのような第1~第4スイッチング素子13e~13hをフルブリッジ接続して構成される。第1および第2スイッチング素子13e,13fは、入力側端子13aと入力側端子13bとの間に直列に接続されている。入力側端子13aと入力側端子13bとは、電線13iを介して接続されている。第1および第2スイッチング素子13e,13fは、電線13iに設けられている。第1スイッチング素子13eと第2スイッチング素子13fとの間に設けられた接続点13jは、電線13kを介して出力側端子13cに接続されている。
第3および第4スイッチング素子13g,13hは、入力側端子13aと入力側端子13bとの間に直列に接続されている。第3および第4スイッチング素子13g,13hは、第1および第2スイッチング素子13e,13fに対して並列に接続されている。入力側端子13aと入力側端子13bとは、電線13lを介して接続されている。第3および第4スイッチング素子13g,13hは、電線13lに設けられている。
第3スイッチング素子13gと第4スイッチング素子13hとの接続点13mは、電線13nを介して出力側端子13dに接続されている。
インバータ13は、制御装置16によってその動作が制御されている。具体的には、インバータ13は、制御装置16からのPWM制御にしたがって各第1~第4スイッチング素子13e~13hをスイッチングして、コンバータ12からの直流電力を交流電力に変換するものである。このように、インバータ13は、変換した交流電力を電線21,22に出力する。
本実施形態においては、第1スイッチング素子13eが、発電機11と第1接続電線23との間の第1電線L1に設けられて第1電線L1を開閉する発電機側第1開閉器である。
第1電線L1は、系統電源20の複数相のうち第1相(例えばU相)に対応する第1相電線20aと、第1出力側端子11aおよび第2出力側端子11bのうち一方とを接続する。具体的には、第1電線L1は、第1出力側端子11aに接続されている。第1電線L1は、電線21、電線13k、電線13i、電線17および電線11cから構成されている。
さらに、第4スイッチング素子13hが、発電機11と第1接続電線23との間の第2電線L2に設けられて第2電線L2を開閉する発電機側第2開閉器である。
第2電線L2は、系統電源20の複数相のうち第2相(例えばV相)に対応する第2相電線20bと、第1出力側端子11aおよび第2出力側端子11bのうち他方とを接続する。具体的には、第2電線L2は、第2出力側端子11bに接続されている。第2電線L2は、電線22、電線13n、電線13l、電線18および電線11dから構成されている。
なお、発電機側第1開閉器は第2スイッチング素子13fであり、発電機側第2開閉器は第3スイッチング素子13gであってもよい。この場合、第1電線L1は、第2出力側端子11bに接続される。第1電線L1は、電線21、電線13k、電線13i、電線18および電線11dから構成されている。また、第2電線L2は、電線22、電線13n、電線13l、電線17および電線11cから構成されている。
平滑回路14は、リアクトル14a,14bとコンデンサ14cとによって構成されている。リアクトル14a,14bは、電線21,22にそれぞれ設けられている。なお、リアクトル14a,14bは、電線21,22のどちらか一方のみに設けるようにしてもよい。コンデンサ14cは、リアクトル14a,14bと系統電源20との間にて第1電線L1である電線21と第2電線L2である電線22とを接続する第1接続電線23に設けられている。平滑回路14は、インバータ13から出力された交流電力の高周波成分を取り除いて、インバータ13の出力電流を正弦波状の波形にし、系統電源20に出力する。
解列リレー(系統連系用リレー)15は、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bによって構成されている。解列リレー15は、電線21,22にそれぞれ設けられる開閉器であって、第1接続電線23との接続点と系統電源20との間に配設されている常開型の開閉器である。第1解列リレー15aは、第1接続電線23と系統電源20との間の第1電線L1である電線21に設けられて第1電線L1を開閉する系統電源側第1開閉器である。第2解列リレー15bは、第1接続電線23と系統電源20との間の第2電線L2である電線22に設けられて第2電線L2を開閉する系統電源側第2開閉器である。
第1解列リレー15aは、系統電源側第1開閉器である。第1解列リレー15aは、第1開閉器入力端子15a1、第1開閉器第1出力端子15a2および第1開閉器第2出力端子15a3を有している。第1開閉器入力端子15a1は、第1スイッチング素子13e(発電機側第1開閉器)に接続されている。第1開閉器入力端子15a1は、電線21、電線13kおよび電線13iを介して第1スイッチング素子13eに接続されている。
なお、発電機側第1開閉器が第2スイッチング素子13fである場合もある。この場合には、第1開閉器入力端子15a1は、電線21、電線13kおよび電線13iを介して第2スイッチング素子13fに接続されている。
第1開閉器第1出力端子15a2は、電線21および第1相電線20aを介して系統電源20に接続されている。
第1開閉器第2出力端子15a3は、第2解列リレー15b(系統電源側第2開閉器)と第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13g(発電機側第2開閉器)との間の第2電線L2である電線22に一端が接続された第2接続電線24の他端が接続されている。なお、第2接続電線24の一端は、第1接続電線23の接続点より発電機11側の電線22に接続されてもよく、第1接続電線23の接続点より系統電源20側の電線22に接続されてもよい。
第1解列リレー15aは、制御装置16からの制御指令に基づいて第1接続状態と第2接続状態(図1に示す状態)とを切り替える切替器である。第1接続状態は、第1開閉器入力端子15a1と第1開閉器第1出力端子15a2とを接続することにより発電機11と系統電源20とを連系する接続状態である。第2接続状態は、第1開閉器入力端子15a1と第1開閉器第2出力端子15a3とを接続することにより発電機11と系統電源20とを解列するとともに第1電線L1である電線21を第2接続電線24を介して第2電線L2である電線22に接続する接続状態である。
第2解列リレー15bは、系統電源側第2開閉器である。第2解列リレー15bは、第2開閉器入力端子15b1、第2開閉器第1出力端子15b2および第2開閉器第2出力端子15b3を有している。第2開閉器入力端子15b1は、第4スイッチング素子13h(発電機側第2開閉器)に接続されている。第2開閉器入力端子15b1は、電線22、電線13nおよび電線13lを介して第4スイッチング素子13hに接続されている。
なお、発電機側第2開閉器が第3スイッチング素子13gである場合もある。この場合には、第2開閉器入力端子15b1は、電線22、電線13nおよび電線13lを介して第3スイッチング素子13gに接続されている。
第2開閉器第1出力端子15b2は、電線22および第2相電線20bを介して系統電源20に接続されている。
第2開閉器第2出力端子15b3は、第1解列リレー15a(系統電源側第1開閉器)と第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13f(発電機側第1開閉器)との間の第1電線L1である電線21に一端が接続された第3接続電線25の他端が接続されている。なお、第3接続電線25の一端は、第1接続電線23の接続点より発電機11側の電線21に接続されてもよく、第1接続電線23の接続点より系統電源20側の電線21に接続されてもよい。
第2解列リレー15bは、制御装置16からの制御指令に基づいて第1接続状態と第2接続状態(図1に示す状態)とを切り替える切替器である。第1接続状態は、第2開閉器入力端子15b1と第2開閉器第1出力端子15b2とを接続することにより発電機11と系統電源20とを連系する接続状態である。第2接続状態は、第2開閉器入力端子15b1と第2開閉器第2出力端子15b3とを接続することにより発電機11と系統電源20とを解列するとともに第2電線L2である電線22を第3接続電線25を介して第1電線L1である電線21に接続する接続状態である。
第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bは、接触形式がc接点である継電器であることが好ましい。接触形式がc接点である継電器は、非通電時に開状態であり通電時に閉状態となるa接点と、非通電時に閉状態であり通電時に開状態となるb接点を同時にもった構造である。
第2接続電線24は、コンデンサ14cに充電された電気エネルギを消費するための第1エネルギ消費部品24aが設けられている。本実施形態では、第1エネルギ消費部品24aは抵抗器である。第1エネルギ消費部品24aはコイルでもよい。
第3接続電線25は、コンデンサ14cに充電された電気エネルギを消費するための第2エネルギ消費部品25aが設けられている。本実施形態では、第2エネルギ消費部品25aは抵抗器である。第2エネルギ消費部品25aはコイルでもよい。
なお、本実施形態の系統連系装置10では、第1エネルギ消費部品24aおよび第2エネルギ消費部品25aの両方が設けられたが、第1エネルギ消費部品24aおよび第2エネルギ消費部品25aのうちいずれか一方を設けるようにしてもよい。
系統連系装置10は、コンデンサ14cから流れる電流を検出する電流検出装置32を備えている。電流検出装置32は、例えば、電線22に設けられている。電流検出装置32は、電線21に設けるようにしてもよい。電流検出装置32は、例えば、カレントトランス式、シャント式である。電流検出装置32の検出信号が制御装置16に出力されている。
系統連系装置10は、自立用出力端子26を備えている。自立用出力端子26は、電線27を介して電線21に接続されるとともに、電線28を介して電線22に接続されている。電線27には、制御装置16の指示に基づいて開閉制御される自立用開閉器27aが設けられている。電線28には、制御装置16の指示に基づいて開閉制御される自立用開閉器28aが設けられている。
自立用出力端子26は、系統電源20からの電力供給が停止(停電)された場合に発電機11を発電させて発電機11からの電力のみを電気負荷29に供給する発電運転中のみに使用されるものである。系統電源20からの送電が停止された場合に、発電機11を発電させてその電力のみを電気負荷29に供給する発電運転を自立発電運転という。電気負荷29は、自立用出力端子26に着脱可能に接続されるものである。電気負荷29は、家電製品などの電気器具であるが、停電の場合における自立発電運転中のみに、使用者が使用したい電気器具について、自立用出力端子26に接続して使用されるものである。
制御装置16は、解列リレー15の開閉(切替)を少なくとも制御する。制御装置16は、マイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、各種プログラムを実行して、電圧センサ31、電流検出装置32の検出結果を取得したり、コンバータ12、インバータ13を制御したり、解列リレー15を開閉(切替)制御したりする。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
制御装置16は、図2に示すように、検出電流状態検出部16aおよび溶着判定部16bを備えている。
検出電流状態検出部16aは、電流検出装置32の検出結果に基づいて検出電流状態を検出(導出、算出)する。検出電流状態検出部16aは、電流検出装置32の検出結果の時間変化を検出電流状態として記憶部(図示しない)に記憶するようにしてもよい。
溶着判定部16bは、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を閉状態にすることで発電機11からの電流(電力)によってコンデンサ14cを充電した後に、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を開状態にした場合に検出されたコンデンサ14cの検出電流状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電流状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定する。
制御装置16から第2状態に切り替える指示が第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bに行われている場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着の有無に応じて、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態が異なる。なお、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着の有無に関係なく、コンデンサ14cはフル充電される。ただし、充電時間の長短はある。
詳細には、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着していない場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第2接続状態(開放状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流はコンデンサ14cに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品24a,25aをそれぞれ流れる。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電される。よって、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aの合成抵抗値R12とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t12により放電電流が低下する第1検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第1検出電流状態は、図3のIt12で示す。
第1解列リレー15aが溶着しておらず第2解列リレー15bが溶着している場合、第1解列リレー15aは第2接続状態(開放状態)にあるが、第2解列リレー15bが第1接続状態(接続状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流は第1エネルギ消費部品24aのみを流れ、第2エネルギ消費部品25aを流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1エネルギ消費部品24aを介してのみ放電される。よって、第1エネルギ消費部品24aの抵抗値R1とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t1により放電電流が低下する第2検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。時定数t1は時定数t12より大きい値である(t1>t12)。第2検出電流状態は、図3のIt1で示す。
第1解列リレー15aが溶着しているとともに第2解列リレー15bが溶着していない場合、第1解列リレー15aは第1接続状態(接続状態)にあるが、第2解列リレー15bが第2接続状態(開放状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流は第2エネルギ消費部品25aのみを流れ、第1エネルギ消費部品24aを流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第2エネルギ消費部品25aを介してのみ放電される。よって、第2エネルギ消費部品25aの抵抗値R2とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t2により放電電流が低下する第3検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。時定数t2は時定数t12より大きい値である(t2>t12)。ここで、抵抗値R2が抵抗値R1と異なる値(例えばR2>R1)に設定されると、時定数t1は時定数t2より大きい値となり(t1>t2)、第3検出電流状態は第2検出電流状態と異なる状態に設定することができる。第3検出電流状態は、図3のIt2で示す。
第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着している場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第1接続状態(接続状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流はコンデンサ14cに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品24a,25aをそれぞれ流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電されない。よって、放電電流がほとんど流れない第4検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第4検出電流状態は、図3のIt0で示す。
このように、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態は、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの接続状態(換言すると、溶着状態(有無))の組み合わせ毎に異なることとなる。
したがって、これを利用すれば、溶着判定部16bは、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電流状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定することができる。
また、上述した第1実施形態において、電流検出装置32に代えてまたは加えて電圧検出装置33を使用するようにしてもよい。具体的には、図4に示すように、系統連系装置110は、コンデンサ14cの両端間の電圧(コンデンサ両端間電圧)を検出する電圧検出装置33を備えている。他の構成は上述した系統連系装置10と同様であるので、同一符号を付してその説明を省略する。
また、電圧検出装置33は、コンデンサ両端間電圧を検出する電圧検出回路により構成されており、電線27,28に接続されている。すなわち、電圧検出装置33は、電線27を介して電線21に、電線28を介して電線22に接続されている。電圧検出装置33は、コンデンサ両端間電圧を検出することができる。電圧検出装置33の検出信号(コンデンサ両端間電圧)は、制御装置16に入力されている。
また、この場合、制御装置16は、図2に示すように、電圧検出装置33の検出結果に基づいて検出電圧状態を検出する検出電圧状態検出部16cを備えている。
さらに、溶着判定部16bは、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を閉状態にすることで発電機11からの電流(電力)によってコンデンサ14cを充電した後に、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を開状態にした場合に検出されたコンデンサ14cの検出電圧状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電圧状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定する。
制御装置16から第2状態に切り替える指示が第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bに行われている場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着の有無に応じて、検出されたコンデンサ14cの検出電圧状態が異なる。
詳細には、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着していない場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第2接続状態(開放状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流はコンデンサ14cに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品24a,25aをそれぞれ流れる。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電される。よって、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aの合成抵抗値R12とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t12によりコンデンサ端子間電圧が低下する第1検出電圧状態が検出電圧状態検出部16cによって検出される。第1検出電圧状態は、図5のVt12で示す。
第1解列リレー15aが溶着しておらず第2解列リレー15bが溶着している場合、第1解列リレー15aは第2接続状態(開放状態)にあるが、第2解列リレー15bが第1接続状態(接続状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流は第1エネルギ消費部品24aのみを流れ、第2エネルギ消費部品25aを流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1エネルギ消費部品24aを介してのみ放電される。よって、第1エネルギ消費部品24aの抵抗値R1とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t1によりコンデンサ端子間電圧が低下する第2検出電圧状態が検出電圧状態検出部16cによって検出される。時定数t1は時定数t12より大きい値である(t1>t12)。第2検出電圧状態は、図5のVt1で示す。
第1解列リレー15aが溶着しているとともに第2解列リレー15bが溶着していない場合、第1解列リレー15aは第1接続状態(接続状態)にあるが、第2解列リレー15bが第2接続状態(開放状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流は第2エネルギ消費部品25aのみを流れ、第1エネルギ消費部品24aを流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第2エネルギ消費部品25aを介してのみ放電される。よって、第2エネルギ消費部品25aの抵抗値R2とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t2によりコンデンサ端子間電圧が低下する第3検出電圧状態が検出電圧状態検出部16cによって検出される。時定数t2は時定数t12より大きい値である(t2>t12)。ここで、抵抗値R2が抵抗値R1と異なる値(例えばR2>R1)に設定されると、時定数t1は時定数t2より大きい値となり(t1>t2)、第3検出電圧状態は第2検出電圧状態と異なる状態に設定することができる。第3検出電圧状態は、図5のVt2で示す。
第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着している場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第1接続状態(接続状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流はコンデンサ14cに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品24a,25aをそれぞれ流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電されない。よって、コンデンサ端子間電圧がほとんど低下しない第4検出電圧状態が検出電圧状態検出部16cによって検出(算出)される。第4検出電圧状態は、図5のVt0で示す。
このように、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電圧状態は、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの接続状態(換言すると、溶着状態(有無))の組み合わせ毎に異なることとなる。
したがって、これを利用すれば、溶着判定部16bは、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電圧状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電圧状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定することができる。
なお、上述した溶着判定は、連系発電(系統電源20側に電力を供給する発電モード)および自立発電(停電時に電気負荷29に電力を供給する自立発電モード)が行われる前に実施されるのが好ましい。制御装置16は、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定する場合、異常である旨をユーザーに知らせるとともに発電機11の発電を停止させる。
上述した第1実施形態から明らかなように、分散型電源の系統連系装置10(110)は、直流電力を発電するとともに第1出力側端子11aと第2出力側端子11bとを有する燃料電池11(発電機)と、交流の系統電源20の複数相のうち第1相に対応する第1相電線20aと、第1出力側端子11aおよび第2出力側端子11bのうち一方とを接続する第1電線L1と、系統電源20の複数相のうち第2相に対応する第2相電線20bと、第1出力側端子11aおよび第2出力側端子11bのうち他方とを接続する第2電線L2と、第1電線L1と第2電線L2とを接続する第1接続電線23に設けられたコンデンサ14cと、燃料電池11と第1接続電線23との間の第1電線L1に設けられて第1電線L1を開閉する第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13f(発電機側第1開閉器)と、燃料電池11と第1接続電線23との間の第2電線L2に設けられて第2電線L2を開閉する第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13g(発電機側第2開閉器)と、第1接続電線23と系統電源20との間の第1電線L1に設けられて第1電線L1を開閉する第1解列リレー15a(系統電源側第1開閉器)と、第1接続電線23と系統電源20との間の第2電線L2に設けられて第2電線L2を開閉する第2解列リレー15b(系統電源側第2開閉器)と、第1スイッチング素子13e~第4スイッチング素子13hならびに第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bを制御する制御装置16と、を備えている。
第1解列リレー15aは、第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13fに接続された1つの第1開閉器入力端子15a1と、第1相電線20aを介して系統電源20に接続された第1開閉器第1出力端子15a2と、第2解列リレー15bと第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13gとの間の第2電線L2に一端が接続された第2接続電線24の他端が接続された第1開閉器第2出力端子15a3と、を有し、かつ、第1開閉器入力端子15a1と第1開閉器第1出力端子15a2とを接続することにより燃料電池11と系統電源20とを連系する第1接続状態と、第1開閉器入力端子15a1と第1開閉器第2出力端子15a3とを接続することにより燃料電池11と系統電源20とを解列するとともに第1電線L1を第2接続電線24を介して第2電線L2に接続する第2接続状態と、を切り替える。
第2解列リレー15bは、第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13gに接続された1つの第2開閉器入力端子15b1と、第2相電線20bを介して系統電源20に接続された第2開閉器第1出力端子15b2と、第1解列リレー15aと第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13fとの間の第1電線L1に一端が接続された第3接続電線25の他端が接続された第2開閉器第2出力端子15b3と、を有し、かつ、第2開閉器入力端子15b1と第2開閉器第1出力端子15b2とを接続することにより燃料電池11と系統電源20とを連系する第1接続状態と、第2開閉器入力端子15b1と第2開閉器第2出力端子15b3とを接続することにより燃料電池11と系統電源20とを解列するとともに第2電線L2を第3接続電線25を介して第1電線L1に接続する第2接続状態と、を切り替える。
第2接続電線24は、コンデンサ14cに充電された電気エネルギを消費するための第1エネルギ消費部品24aが設けられ、および/または、第3接続電線25は、コンデンサ14cに充電された電気エネルギを消費するための第2エネルギ消費部品25aが設けられている。
制御装置16は、第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13fおよび第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13gを閉状態にすることで燃料電池11からの電流によってコンデンサ14cを充電した後に、第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13fおよび第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13gを開状態にした場合に検出されたコンデンサ14cの検出電流状態または検出電圧状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電流状態または検出電圧状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定する溶着判定部16bを備えている。
これによれば、第1解列リレー15aが溶着していない場合、第1解列リレー15aが第2接続状態に切り替えられると、燃料電池11と系統電源20とを解列するとともに、第1電線L1が、第1エネルギ消費部品24aが設けられた第2接続電線24を介して第2電線L2に接続される。また、第2解列リレー15bが溶着していない場合、第2解列リレー15bが第2接続状態に切り替えられると、燃料電池11と系統電源20とを解列するとともに、第2電線L2が、第2エネルギ消費部品25aが設けられた第3接続電線25を介して第1電線L1に接続される。
さらに、溶着判定部16bが、第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13fおよび第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13gを閉状態にすることで燃料電池11からの電流によってコンデンサ14cを充電した後に、第1スイッチング素子13eまたは第2スイッチング素子13fおよび第4スイッチング素子13hまたは第3スイッチング素子13gを開状態にする。この場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合、コンデンサ14cからの放電電流はコンデンサ14cに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを流れる。また、第1解列リレー15aが第1接続状態にて溶着するものの第2解列リレー15bが第2接続状態である場合、コンデンサ14cからの放電電流は、コンデンサ14cに接続されていない第1エネルギ消費部品24aを流れず、コンデンサ14cに接続された第2エネルギ消費部品25aを流れる。さらに、第2解列リレー15bが第1接続状態にて溶着するものの第1解列リレー15aが第2接続状態である場合、コンデンサ14cからの放電電流は、コンデンサ14cに接続されていない第2エネルギ消費部品25aを流れず、コンデンサ14cに接続された第1エネルギ消費部品24aを流れる。
したがって、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態または検出電圧状態は、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの接続状態の組み合わせ毎に異なることとなる。
これを利用すれば、溶着判定部16bは、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態または検出電圧状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電流状態または検出電圧状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定することができる。すなわち、分散型電源の系統連系装置10は、系統電源20の停電時であっても、自身の燃料電池11を発電させることで、比較的低コストにて、系統連系用継電器である第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着判定を行うことができる。
また、上述した分散型電源の系統連系装置10において、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bは、接触形式がc接点である継電器である。
これによれば、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bは、構造が簡易であり信頼性の高い部品を使用することができ、分散型電源の系統連系装置10の信頼性を高くすることができる。
また、上述した分散型電源の系統連系装置10において、分散型電源の系統連系装置10は、コンデンサ14cから流れる電流を検出する電流検出装置32をさらに備え、制御装置16は、電流検出装置32の検出結果に基づいて検出電流状態を検出する検出電流状態検出部16aを備えている。
これによれば、検出電流状態検出部16aは、既存の電流検出装置32の検出結果を利用して、検出電流状態を検出することができるので、系統連系用継電器である第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着判定を比較的低コストにて行うことができる。
また、上述した分散型電源の系統連系装置10において、分散型電源の系統連系装置10は、コンデンサ14cの両端間の電圧を検出する電圧検出装置33をさらに備え、制御装置16は、電圧検出装置33の検出結果に基づいて検出電圧状態を検出する検出電圧状態検出部16cを備えている。
これによれば、検出電圧状態検出部16cは、既存の電圧検出装置33の検出結果を利用して、検出電圧状態を検出することができるので、系統連系用継電器である第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着判定を比較的低コストにて行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明による分散型電源の系統連系装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態の系統連系装置210は、図6に示すように、第1実施形態と比較して、第1ダイオード24bおよび第2ダイオード25bを設ける点で異なる。他の構成は同一であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
第2接続電線24は、第1エネルギ消費部品24aに直列に接続された第1ダイオード24bが設けられている。第3接続電線25は、第2エネルギ消費部品25aに直列に接続された第2ダイオード25bが設けられている。
本実施形態では、第1ダイオード24bのカソードは第1解列リレー15aの第1開閉器第2出力端子15a3に接続されるとともに第2ダイオード25bのカソードは第2解列リレー15bの第2開閉器第2出力端子15b3に接続されている。なお、第1ダイオード24bのアノードは第1解列リレー15aの第1開閉器第2出力端子15a3に接続されるとともに第2ダイオード25bのアノードは第2解列リレー15bの第2開閉器第2出力端子15b3に接続されるようにしてもよい。すなわち、コンデンサ14cからの放電電流が第2接続電線24および第3接続電線25を流れる際に、第1ダイオード24bおよび第2ダイオード25bは、一方の電線において放電電流を許可する向きに、他方の電線において放電電流を禁止する向きとなるように配置すればよい。
本第3実施形態において、溶着判定部16bは、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を閉状態にすることで発電機11からの電流(電力)によってコンデンサ14cを充電した後に、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を開状態にした場合に検出されたコンデンサ14cの検出電流状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電流状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定する。
制御装置16から第2状態に切り替える指示が第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bに行われている場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着の有無に応じて、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態が異なる。
詳細には、まず、第1スイッチング素子13eと第4スイッチング素子13hをオンする(第2スイッチング素子13fと第3スイッチング素子13gはオフである)ことでコンデンサ14cを充電する(正方向充電)。そして、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着していない場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第2接続状態(開放状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流は、第1ダイオード24bにより第1エネルギ消費部品24aを流れないものの、第2エネルギ消費部品25aを流れる。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第2エネルギ消費部品25aを介して放電される。よって、第2エネルギ消費部品25aの抵抗値R2とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t2により放電電流が低下する第3検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第3検出電流状態は、図3のIt2で示す。
一方、コンデンサ14cに対する充電時の印加方向を逆にした場合(逆方向充電)、第2スイッチング素子13fと第3スイッチング素子13gをオンする(第1スイッチング素子13eと第4スイッチング素子13hはオフである)ことでコンデンサ14cを充電する。そして、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着していない場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第2接続状態(開放状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流は、第2ダイオード25bにより第2エネルギ消費部品25aを流れないものの、第1エネルギ消費部品24aを流れる。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1エネルギ消費部品24aを介して放電される。よって、第1エネルギ消費部品24aの抵抗値R1とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t1により放電電流が低下する第2検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第2検出電流状態は、図3のIt1で示す。
このように、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着していない場合であって、正方向充電した場合に、時定数t2により放電電流が低下する第3検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。一方、逆方向充電した場合に、時定数t1により放電電流が低下する第2検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。
第1解列リレー15aが溶着しておらず第2解列リレー15bが溶着している場合、第1解列リレー15aは第2接続状態(開放状態)にあるが、第2解列リレー15bが第1接続状態(接続状態)にある。正方向充電した場合、コンデンサ14cからの放電電流は第1ダイオード24bにより第1エネルギ消費部品24aを流れず、第2エネルギ消費部品25aも流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電されない。よって、放電電流がほとんど流れない第4検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第4検出電流状態は、図3のIt0で示す。
一方、第1解列リレー15aが溶着しておらず第2解列リレー15bが溶着している場合、第1解列リレー15aは第2接続状態(開放状態)にあるが、第2解列リレー15bが第1接続状態(接続状態)にある場合に、逆方向充電したコンデンサ14cからの放電電流は、第2ダイオード25bにより第2エネルギ消費部品25aを流れないものの、第1エネルギ消費部品24aを流れる。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1エネルギ消費部品24aを介して放電される。よって、第1エネルギ消費部品24aの抵抗値R1とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t1により放電電流が低下する第2検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第2検出電流状態は、図3のIt1で示す。
このように、第1解列リレー15aが溶着しておらず第2解列リレー15bが溶着している場合であって、正方向充電した場合に、放電電流がほとんど流れない第4検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。一方、逆方向充電した場合に、時定数t1により放電電流が低下する第2検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。
第1解列リレー15aが溶着しているとともに第2解列リレー15bが溶着していない場合、第1解列リレー15aは第1接続状態(接続状態)にあるが、第2解列リレー15bが第2接続状態(開放状態)にある。正方向充電した場合、コンデンサ14cからの放電電流は第2エネルギ消費部品25aのみを流れ、第1エネルギ消費部品24aを流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第2エネルギ消費部品25aを介してのみ放電される。よって、第2エネルギ消費部品25aの抵抗値R2とコンデンサ14cの静電容量Cとによって決定される時定数t2により放電電流が低下する第3検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第3検出電流状態は、図3のIt2で示す。
一方、第1解列リレー15aが溶着しているとともに第2解列リレー15bが溶着していない場合、第1解列リレー15aは第1接続状態(接続状態)にあるが、第2解列リレー15bが第2接続状態(開放状態)にある場合に、逆方向充電したコンデンサ14cからの放電電流は、コンデンサ14cからの放電電流は第2ダイオード25bにより第2エネルギ消費部品25aを流れず、第1エネルギ消費部品24aも流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電されない。よって、放電電流がほとんど流れない第4検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第4検出電流状態は、図3のIt0で示す。
このように、第1解列リレー15aが溶着しているとともに第2解列リレー15bが溶着していない場合であって、正方向充電した場合に、時定数t2により放電電流が低下する第3検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。一方、逆方向充電した場合に、放電電流がほとんど流れない第4検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。
第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着している場合、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方は第1接続状態(接続状態)にある。この場合、コンデンサ14cからの放電電流はコンデンサ14cに並列接続された第1および第2エネルギ消費部品24a,25aをそれぞれ流れない。その結果、コンデンサ14cに蓄えられた電荷(電気エネルギ)は、第1および第2エネルギ消費部品24a,25aを介して放電されない。よって、放電電流がほとんど流れない第4検出電流状態が検出電流状態検出部16aによって検出(算出)される。第4検出電流状態は、図3のIt0で示す。
このように、充電されたコンデンサ14cを放電する際、コンデンサ14cの充電方向と関連付けた検出されたコンデンサ14cの検出電流状態は、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの接続状態(換言すると、溶着状態(有無))の組み合わせ毎に異なることとなる。
したがって、これを利用すれば、溶着判定部16bは、充電されたコンデンサ14cを放電する際、検出されたコンデンサ14cの検出電流状態が、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bが第2接続状態である場合のコンデンサ14cの検出電流状態と異なる場合には、第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定することができる。
なお、検出電圧状態を使用しても上述した第1実施形態と同様に第1解列リレー15aおよび/または第2解列リレー15bは溶着していると判定することができる。
第2実施形態に係る分散型電源の系統連系装置210において、第2接続電線24は、第1エネルギ消費部品24aに直列に接続された第1ダイオード24bが設けられ、第3接続電線25は、第2エネルギ消費部品25aに直列に接続された第2ダイオード25bが設けられ、第1ダイオード24bのアノードは第1解列リレー15aの第1開閉器第2出力端子15a3に接続されるとともに第2ダイオード25bのアノードは第2解列リレー15bの第2開閉器第2出力端子15b3に接続されているか、または、第1ダイオード24bのカソードは第1解列リレー15aの第1開閉器第2出力端子15a3に接続されるとともに第2ダイオード25bのカソードは第2解列リレー15bの第2開閉器第2出力端子15b3に接続されている。
これによれば、コンデンサ14cからの放電電流の方向を限定することができる。その結果、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着判定を特定することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明による分散型電源の系統連系装置の第3実施形態について説明する。第3実施形態の系統連系装置310は、図7に示すように、第2実施形態と比較して、第1ダイオード24bに代えて第1フォトカプラ24cを構成する第1発光素子用ダイオード24c1を使用するとともに、第2ダイオード25bに代えて第2フォトカプラ25cを構成する第2発光素子用ダイオード25c1を使用する点で異なる。他の構成は同一であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
第1発光素子用ダイオード24c1のアノードは第1解列リレー15aの第1開閉器第2出力端子15a3に接続されるとともに第2発光素子用ダイオード25c1のカソードは第2解列リレー15bの第2開閉器第2出力端子15b3に接続されている(正方向充電)。なお、第1発光素子用ダイオード24c1のカソードは第1解列リレー15aの第1開閉器第2出力端子15a3に接続されるとともに第2発光素子用ダイオード25c1のアノードは第2解列リレー15bの第2開閉器第2出力端子15b3に接続されるようにしてもよい(逆方向充電)。すなわち、コンデンサ14cからの放電電流が第2接続電線24および第3接続電線25を流れる際に、第1発光素子用ダイオード24c1および第2発光素子用ダイオード25c1は、一方の電線において放電電流を許可する向きに、他方の電線において放電電流を許可する向きとなるように配置すればよい。
第1フォトカプラ24cは、第1発光素子用ダイオード24c1と第1受光素子用フォトトランジスタ24c2とから構成されている。第1受光素子用フォトトランジスタ24c2は、電源24c3とグランドとの間にプルダウン用抵抗器24c4と直列回路を構成する。第1受光素子用フォトトランジスタ24c2とプルダウン用抵抗器24c4との間の部分は制御装置16に接続されている。第1発光素子用ダイオード24c1に放電電流が流れると、ハイ信号が制御装置16に入力される。第1発光素子用ダイオード24c1に放電電流が流れないと、ロー信号が制御装置16に入力される。
第2フォトカプラ25cは、第2発光素子用ダイオード25c1と第2受光素子用フォトトランジスタ25c2とから構成されている。第2受光素子用フォトトランジスタ25c2は、電源25c3とグランドとの間にプルダウン用抵抗器25c4と直列回路を構成する。第2受光素子用フォトトランジスタ25c2とプルダウン用抵抗器25c4との間の部分は制御装置16に接続されている。第2発光素子用ダイオード25c1に放電電流が流れると、ハイ信号が制御装置16に入力される。第2発光素子用ダイオード25c1に放電電流が流れないと、ロー信号が制御装置16に入力される。
したがって、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着していない場合、制御装置16は、第1フォトカプラ24cからハイ信号を入力し、第2フォトカプラ25cからハイ信号を入力する。
また、第1解列リレー15aが溶着しておらず第2解列リレー15bが溶着している場合、制御装置16は、第1フォトカプラ24cからハイ信号を入力し、第2フォトカプラ25cからロー信号を入力する。
また、第1解列リレー15aが溶着しているとともに第2解列リレー15bが溶着していない場合、制御装置16は、第1フォトカプラ24cからロー信号を入力し、第2フォトカプラ25cからハイ信号を入力する。
また、第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの両方が溶着している場合、制御装置16は、第1フォトカプラ24cからロー信号を入力し、第2フォトカプラ25cからロー信号を入力する。
本第3実施形態に係る分散型電源の系統連系装置310において、第2接続電線24は、第1エネルギ消費部品24aに直列に接続された第1ダイオードが設けられ、第3接続電線25は、第2エネルギ消費部品25aに直列に接続された第2ダイオードが設けられ、第1ダイオードは、第1フォトカプラ24cを構成する第1発光素子用ダイオード24c1であり、第2ダイオードは、第2フォトカプラ25cを構成する第2発光素子用ダイオード25c1である。
これによれば、フォトカプラの受光素子の出力信号を用いることにより、より確実に第1解列リレー15aおよび第2解列リレー15bの溶着判定を特定することができる。
10,110,210,310…系統連系装置、11…燃料電池(発電機)、11a…第1出力側端子、11b…第2出力側端子、13e,13f…第1スイッチング素子または第2スイッチング素子(発電機側第1開閉器)、13h,13g…第4スイッチング素子または第3スイッチング素子(発電機側第2開閉器)、14c…コンデンサ、15a…第1解列リレー(系統電源側第1開閉器)、15a1…第1開閉器入力端子、15a2…第1開閉器第1出力端子、15a3…第1開閉器第2出力端子、15b…第2解列リレー(系統電源側第2開閉器)、15b1…第2開閉器入力端子、15b2…第2開閉器第1出力端子、15b3…第2開閉器第2出力端子、16…制御装置、16a…検出電流状態検出部、16b…溶着判定部、16c…検出電圧状態検出部、20…系統電源、20a…第1相電線、20b…第2相電線、23…第1接続電線、24…第2接続電線、24a…第1エネルギ消費部品、24b…第1ダイオード、24c…第1フォトカプラ、24c1…第1発光素子用ダイオード、25…第3接続電線、25a…第2エネルギ消費部品、25b…第2ダイオード、25c…第2フォトカプラ、25c1…第2発光素子用ダイオード、32…電流検出装置、33…電圧検出装置、L1…第1電線、L2…第2電線。

Claims (6)

  1. 第1出力側端子と第2出力側端子とを有する発電機と、
    交流の系統電源の複数相のうち第1相に対応する第1相電線と、前記第1出力側端子および前記第2出力側端子のうち一方とを接続する第1電線と、
    前記系統電源の複数相のうち第2相に対応する第2相電線と、前記第1出力側端子および前記第2出力側端子のうち他方とを接続する第2電線と、
    前記第1電線と前記第2電線とを接続する第1接続電線に設けられたコンデンサと、
    前記発電機と前記第1接続電線との間の前記第1電線に設けられて前記第1電線を開閉する発電機側第1開閉器と、
    前記発電機と前記第1接続電線との間の前記第2電線に設けられて前記第2電線を開閉する発電機側第2開閉器と、
    前記第1接続電線と前記系統電源との間の前記第1電線に設けられて前記第1電線を開閉する系統電源側第1開閉器と、
    前記第1接続電線と前記系統電源との間の前記第2電線に設けられて前記第2電線を開閉する系統電源側第2開閉器と、
    前記発電機側第1および第2開閉器、ならびに前記系統電源側第1および第2開閉器を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記系統電源側第1開閉器は、前記発電機側第1開閉器に接続された1つの第1開閉器入力端子と、前記第1相電線を介して前記系統電源に接続された第1開閉器第1出力端子と、前記系統電源側第2開閉器と前記発電機側第2開閉器との間の前記第2電線に一端が接続された第2接続電線の他端が接続された第1開閉器第2出力端子と、を有し、かつ、前記第1開閉器入力端子と前記第1開閉器第1出力端子とを接続することにより前記発電機と前記系統電源とを連系する第1接続状態と、前記第1開閉器入力端子と前記第1開閉器第2出力端子とを接続することにより前記発電機と前記系統電源とを解列するとともに前記第1電線を前記第2接続電線を介して前記第2電線に接続する第2接続状態と、を切り替え、
    前記系統電源側第2開閉器は、前記発電機側第2開閉器に接続された1つの第2開閉器入力端子と、前記第2相電線を介して前記系統電源に接続された第2開閉器第1出力端子と、前記系統電源側第1開閉器と前記発電機側第1開閉器との間の前記第1電線に一端が接続された第3接続電線の他端が接続された第2開閉器第2出力端子と、を有し、かつ、前記第2開閉器入力端子と前記第2開閉器第1出力端子とを接続することにより前記発電機と前記系統電源とを連系する第1接続状態と、前記第2開閉器入力端子と前記第2開閉器第2出力端子とを接続することにより前記発電機と前記系統電源とを解列するとともに前記第2電線を前記第3接続電線を介して前記第1電線に接続する第2接続状態と、を切り替え、
    前記第2接続電線は、前記コンデンサに充電された電気エネルギを消費するための第1エネルギ消費部品が設けられ、および/または、前記第3接続電線は、前記コンデンサに充電された電気エネルギを消費するための第2エネルギ消費部品が設けられ、
    前記制御装置は、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を閉状態にすることで前記発電機からの電流によって前記コンデンサを充電した後に、前記発電機側第1開閉器および前記発電機側第2開閉器を開状態にした場合に検出された前記コンデンサの検出電流状態または検出電圧状態が、前記系統電源側第1開閉器および前記系統電源側第2開閉器が前記第2接続状態である場合の前記コンデンサの検出電流状態または検出電圧状態と異なる場合には、前記系統電源側第1開閉器および/または前記系統電源側第2開閉器は溶着していると判定する溶着判定部を備えている分散型電源の系統連系装置。
  2. 前記系統電源側第1開閉器および前記系統電源側第2開閉器は、接触形式がc接点である継電器である請求項1記載の分散型電源の系統連系装置。
  3. 前記第2接続電線は、前記第1エネルギ消費部品に直列に接続された第1ダイオードが設けられ、
    前記第3接続電線は、前記第2エネルギ消費部品に直列に接続された第2ダイオードが設けられ、
    前記第1ダイオードのアノードは前記系統電源側第1開閉器の前記第1開閉器第2出力端子に接続されるとともに前記第2ダイオードのアノードは前記系統電源側第2開閉器の前記第2開閉器第2出力端子に接続されているか、または、前記第1ダイオードのカソードは前記系統電源側第1開閉器の前記第1開閉器第2出力端子に接続されるとともに前記第2ダイオードのカソードは前記系統電源側第2開閉器の前記第2開閉器第2出力端子に接続されている請求項1または請求項2記載の分散型電源の系統連系装置。
  4. 前記第2接続電線は、前記第1エネルギ消費部品に直列に接続された第1ダイオードが設けられ、
    前記第3接続電線は、前記第2エネルギ消費部品に直列に接続された第2ダイオードが設けられ、
    前記第1ダイオードは、第1フォトカプラを構成する第1発光素子用ダイオードであり、前記第2ダイオードは、第2フォトカプラを構成する第2発光素子用ダイオードである請求項1または請求項2記載の分散型電源の系統連系装置。
  5. 前記分散型電源の系統連系装置は、前記コンデンサから流れる電流を検出する電流検出装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記電流検出装置の検出結果に基づいて前記検出電流状態を検出する検出電流状態検出部を備えている請求項1-請求項4のいずれか一項記載の分散型電源の系統連系装置。
  6. 前記分散型電源の系統連系装置は、前記コンデンサの両端間の電圧を検出する電圧検出装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記電圧検出装置の検出結果に基づいて前記検出電圧状態を検出する検出電圧状態検出部を備えている請求項1-請求項4のいずれか一項記載の分散型電源の系統連系装置。
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