JP2000023366A - 太陽光発電システム - Google Patents
太陽光発電システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Abstract
じていても商用電源側の主幹ブレーカが遮断されること
のない太陽光発電システムを提供する。 【解決手段】分散電源は、太陽電池1から出力される直
流電圧を交流電圧に電力変換するインバータ回路6を備
える。商用電源3と幹線との間には漏電ブレーカよりな
る主幹ブレーカ20が挿入される。分散電源と幹線との
間には解列開閉器10が挿入され、分散電源と商用電源
3との系統連系と系統分離とを行なう。電流センサ11
および判断回路9によって太陽電池1とインバータ回路
6との間の直流地絡が検出されると解列開閉器10を解
列しインバータ回路6の動作を停止させる。一方、制御
部8は分散電源の商用電源3への系統連系を開始する際
にインバータ回路6の動作を開始した後に解列開閉器1
0を閉成して系統連系させる。
Description
発電する分散電源と商用電源との系統連系を行なうよう
にした太陽光発電システムに関するものである。
インバータ回路により交流電力に電力変換する分散電源
を商用電源に系統連系し、負荷に交流電力を供給するよ
うにした太陽光発電システムが各種提案されている。
図5に示すように、単相3線の商用電源3に漏電ブレー
カよりなる主幹ブレーカ20を介して接続した幹線と分
散電源との間に解列開閉器10を介在させてある。負荷
4には幹線を通して電力が供給され、負荷4に対して商
用電源3と分散電源とのどちらからも電力が供給可能に
なっている。分岐ブレーカなどは図では省略している。
分散電源は、多数の太陽電池セルを配列してパネル状と
した太陽電池1を備え、太陽電池1から出力される直流
電圧を昇圧チョッパ回路よりなる昇圧回路5により昇圧
し、昇圧回路5の出力電圧をインバータ回路6により交
流電圧に電力変換するように構成されている。インバー
タ回路6の出力はフィルタ回路7を通して解列開閉器1
0に接続される。このフィルタ回路7によりインバータ
回路6から出力されるパルス列が正弦波状に波形整形さ
れる。昇圧回路5およびインバータ回路6は、それぞれ
スイッチング素子52,61〜64を備え、これらのス
イッチング素子52,61〜64は制御部8により制御
される。ここに、スイッチング素子52,61〜64に
はIGBTを用いている。
れたときに、スイッチング素子61〜64をオフにして
インバータ回路6の動作を停止させるとともに解列開閉
器10を解列させる機能を有している。つまり、異常時
には分散電源の動作を停止させて商用電源3に影響を与
えないようにする。このような異常の一つには地絡があ
り、商用電源3側の地絡は主幹ブレーカ20で検出され
るが、分散電源での地絡は主幹ブレーカ20では検出す
ることができないから、分散電源には、地絡検出用の電
流センサ11を設けてある。電流センサ11の出力は判
断回路9に与えられ、判断回路9は電流センサ11の出
力に基づいて地絡を検出すると、スイッチング素子6
1,63の動作を停止させかつ解列開閉器10を解列さ
せるように制御部8を制御する。つまり、電流センサ1
1および判断回路9により地絡検出手段が構成される。
電流センサ11としてはトロイダル状のコアを備える変
流器を用いている。
図5に抵抗Rgで示す経路が形成されると、太陽電池1
−昇圧回路5−インバータ回路6−フィルタ回路7−解
列開閉器10−主幹ブレーカ20−商用電源3−抵抗R
g−太陽電池1という経路を通して地絡電流Irが流れ
る。このように地絡電流Irが流れると電流センサ11
に流れる電流に不平衡が生じるから、電流センサ11の
出力に基づいて判断回路9が地絡と判断し、制御部8を
通してスイッチング素子61〜64をオフにし解列開閉
器10を解列させるのである。この種の技術は、たとえ
ば特開平9−285015号公報にも記載されている。
陽光発電システムでは、夜間や雨天のように太陽電池1
による発電がほとんど行なわれない期間には、解列開閉
器10を解列し、分散電源を商用電源3から系統分離し
ている。一方、夜が明けたり雨が上がったりして太陽電
池1から所定の出力電流が得られるようになると、解列
開閉器10を閉成して系統連系状態に移行する。
図6における時刻taで昇圧回路5による昇圧動作を開
始した後、時刻tbにおいて制御部8が解列開閉器10
を閉成させる指示を与え、この指示に応答して時刻tc
において解列開閉器10を閉成(オン)させる。こうし
て解列開閉器10がオンになると時刻tdにおいて制御
部8がインバータ回路6の動作開始を指示し、系統連系
運転が開始されるようになっている。つまり、解列開閉
器10を閉成させて商用電源3と分散電源との系統連系
を開始した後に、インバータ回路6の出力を商用電源3
に徐々に同期させるように制御するのである。
6の動作の開始までに分散電源において地絡が生じてい
たとすると、解列開閉器10が閉成された時点で解列開
閉器10を通る経路で地絡電流Irが流れる場合があ
る。ここに、インバータ回路6は、いわゆるフルブリッ
ジ形のインバータ回路であって、4個のスイッチング素
子61〜64からなるブリッジ回路を備え、また各スイ
ッチング素子61〜64にはそれぞれダイオード65〜
68が逆並列に接続される。たとえば、図示例でスイッ
チング素子52,61〜64に用いているIGBTは、
インバータ用として6個を1組とし、かつ各IGBTに
それぞれダイオード65〜68を逆並列に接続した形で
パッケージに収納した形で提供されているものを用いて
いる。
に対して力率を1にするように制御されるのであって、
スイッチング素子61〜64がオンオフされている期間
に分散電源で地絡が生じてもスイッチング素子61〜6
4が商用電源3に同期してオンオフしているから、主幹
ブレーカ20では分散電源での漏電が検出されることは
ない。しかしながら、インバータ回路6が停止している
期間に解列開閉器10が閉成すると、地絡電流Irの流
れる経路として、図5に実線および破線で示すようなダ
イオード67,68を通る経路が生じ、この経路におい
て地絡電流Irは半波整流されて図7のような脈流状に
なる。図7における横軸の1目盛は20m秒、縦軸の1
目盛は50mAである。このような脈流状の電流が主幹
ブレーカ20に流れると、主幹ブレーカ20に流れる電
流が不平衡になり、主幹ブレーカ20で漏電が検出され
て主幹ブレーカ20が遮断されることがある。要する
に、分散電源において地絡が生じているにもかかわら
ず、商用電源3側に設けた主幹ブレーカ10が遮断され
て、商用電源3側には何の異常もない場合でも負荷4に
電力が供給されなくなるという問題が生じる。たとえ
ば、夜間に分散電源において地絡が生じているとすれ
ば、夜が明けて系統連系運転を開始するために解列開閉
器10を閉成すると同時に、主幹ブレーカ20が遮断さ
れることになる。この時点で、分散電源側で直流地絡が
検出されていなければ、主幹ブレーカ20を再投入して
も再び遮断されることになり、負荷4への電力供給がで
きなくなるという問題が生じる。
あり、その目的は、分散電源で地絡が生じている状態で
解列開閉器を閉成しても商用電源側の主幹ブレーカが遮
断されることのない太陽光発電システムを提供すること
にある。
出力される直流電圧を交流電圧に電力変換するインバー
タ回路を備えた分散電源と、商用電源と幹線との間に接
続された漏電ブレーカよりなる主幹ブレーカと、分散電
源と幹線との間に挿入され分散電源と商用電源との系統
連系と系統分離とを行なう解列開閉器と、分散電源にお
ける地絡を検出する地絡検出手段と、分散電源の商用電
源への系統連系を開始する際にインバータ回路の動作を
開始した後に解列開閉器を閉成して系統連系させる制御
部とを備えるものである。
説明する回路構成は、従来構成と同様であるが制御手順
が異なっている。まず回路構成について具体的に説明す
る。図1に示すように、商用電源3は単相3線であって
漏電ブレーカよりなる主幹ブレーカ20を介して幹線に
接続される。負荷4には幹線を通して電力が供給され、
また、幹線には解列開閉器10を介して分散電源が接続
される。ここに、分岐ブレーカや連系ブレーカは本発明
の主旨ではないから図示していないが、一般には幹線か
ら負荷4への分岐点には分岐ブレーカを用い、また幹線
と解列開閉器10との間には連系ブレーカが挿入され
る。
回路5、インバータ回路6、フィルタ回路7を用いて正
弦波状の交流電圧を出力するように構成されている。太
陽電池1は太陽電池セルを多数配列してパネル状とした
ものであり、太陽電池1の出力電圧は日射量に応じて変
化するが、ここでは出力電圧が0〜300Vの範囲で変
化する太陽電池1を想定している。分散電源は太陽電池
1の出力電圧がたとえば150V以上になる範囲で動作
させる。つまり、夜間や雨天など太陽電池1の出力が低
下している期間には分散電源は停止させる。この制御
は、図示していないが太陽電池1の出力電圧を監視する
ことにより行なっている。
効値(200V)の約1.4倍の出力電圧が得られるよ
うに昇圧するものであって、太陽電池1の出力端間に接
続されたリアクトル51とスイッチング素子52との直
列回路を備え、ダイオード53と平滑コンデンサ54と
の直列回路がスイッチング素子52に並列接続された構
成を備える。スイッチング素子52にはIGBTを用い
ており、ダイオード55が逆並列に接続されている。つ
まり、昇圧回路5は昇圧チョッパ回路として知られてい
る周知の構成を有し、スイッチング素子52を高周波で
オンオフさせ、スイッチング素子52のオン期間に太陽
電池1からリアクトル51にエネルギを蓄積し、スイッ
チング素子52のオフ期間にリアクトル51に誘起され
た両端電圧を太陽電池1の出力電圧に加算し、ダイオー
ド53を介して平滑コンデンサ54を充電するように構
成されている。したがって、スイッチング素子52のオ
ンオフのデューティ比を制御することによって平滑コン
デンサ54の出力電圧が調節可能になる。図示していな
いが昇圧回路5の出力電圧(平滑コンデンサ54の両端
電圧)は制御部8に入力されており、制御部8は昇圧回
路5の出力電圧を一定に保つようにスイッチング素子5
2のオンオフのデューティ比を制御する。
ング素子61〜64によるブリッジ回路を構成したもの
であり、各一対のスイッチング素子61〜64からなる
直列回路をブリッジ回路の各アームとし、昇圧回路5の
平滑コンデンサ54に各アームを並列に接続した構成を
有する。また、各スイッチング素子61〜64にはそれ
ぞれダイオード65〜68が逆並列に接続される。スイ
ッチング素子61〜64は、一方のアームのハイサイド
(正極側)のスイッチング素子61,62がオンのとき
に、他方のアームのローサイド(負極側)のスイッチン
グ素子63,64がオンになるように制御部8により制
御される。また、スイッチング素子61〜64のオン期
間はPWM制御されており、図2 (b) (c)に示すよ
うに時間経過に伴って各スイッチング素子61〜64の
オン期間の幅を変化させることにより、時間積分を正弦
波状に変化させている。つまり、制御部8では、図2
(a)に示すように、一定周波数の三角波状の基準電圧
Vsを発生させるとともに正弦波状に変化する指令電圧
Veを発生させ、基準電圧Vsと指令電圧Veとを比較
することにより、スイッチング素子61〜64をオンに
するパルス幅を決定する。
圧はリアクトルL1,L2とコンデンサC1,C2より
なるフィルタ回路7に入力され、滑らかな正弦波状の電
圧波形が得られるようにしてある。ここに、フィルタ回
路7の出力電圧波形を商用電源3の電圧位相に一致させ
るように、制御部8はスイッチング素子61〜64のオ
ンオフのタイミングを調節する。つまり、インバータ回
路6は商用電源3に対して力率が1に保たれるように制
御される。
って、太陽電池1と昇圧回路5との間などの適宜位置に
電流センサ11を配置し、電流センサ11の出力を判断
回路9に入力することにより地絡が生じているか否かが
判断される。つまり、電流センサ11の出力に基づいて
判断回路9が地絡の発生を検出すると、制御部8から解
列開閉器10に対して解列の指示が与えられ、解列開閉
器10が解列するとインバータ回路6の動作を停止させ
る。解列開閉器10は電磁接触器よりなり幹線に接続さ
れる主接点のほかに補助接点を備えているから、補助接
点の開閉状態を監視すれば解列開閉器10が解列したか
否かを判断することができる。
系統連系に移行する際には、図3に示すように、制御部
8は時刻taにおいて昇圧回路5による昇圧動作を開始
させた後、時刻tbにおいてインバータ回路6のスイッ
チング素子61〜64のオンオフ動作を開始させる。そ
の後、時刻tcにおいて解列開閉器10を閉成させる指
示を与えると、時刻tdにおいて解列開閉器10がオン
になるのである。ここで、インバータ回路6は解列開閉
器10の閉成前から動作するから、解列開閉器10に対
して商用電源3側において商用電源3の状態を監視し、
インバータ回路6の出力を商用電源3に同期させた状態
で解列開閉器10を閉成させることが必要である。
状態への移行の際に、インバータ回路6の動作を開始し
た後に解列開閉器10を閉成させるから、解列開閉器1
0の閉成前に分散電源において直流地絡が生じていたと
しても、主幹ブレーカ10に流れる地絡電流はほぼ直流
であって、地絡電流を半波整流した電流は主幹ブレーカ
10に流れないから、分散電源で生じた地絡によって主
幹ブレーカ10が遮断されるという誤動作を回避するこ
とができる。つまり、図4に示すように、地絡電流はわ
ずかに変動する程度のほぼ一定値になり、この電流は直
流的であって主幹ブレーカ10に内蔵した変流器の出力
には現れないから、漏電ブレーカである主幹ブレーカ1
0で、この地絡電流が検出されることはなく、分散電源
で生じた地絡によって主幹ブレーカ10が遮断されるの
を防止することができるのである。図4における横軸の
1目盛は20m秒、縦軸の1目盛は50mAである。ま
た、図中のGは接地電位を示す。
電圧を交流電圧に電力変換するインバータ回路を備えた
分散電源と、商用電源と幹線との間に接続された漏電ブ
レーカよりなる主幹ブレーカと、分散電源と幹線との間
に挿入され分散電源と商用電源との系統連系と系統分離
とを行なう解列開閉器と、太陽電池とインバータ回路と
の間の直流地絡を検出する地絡検出手段と、分散電源の
商用電源への系統連系を開始する際にインバータ回路の
動作を開始した後に解列開閉器を閉成して系統連系させ
る制御部とを備えるものであり、インバータ回路を動作
させた状態で解列開閉器を閉成するから、インバータ回
路の停止している状態で商用電源に接続されることがな
く、解列開閉器の閉成前に分散電源で直流地絡が生じて
いたとしても、解列開閉器の閉成時に主幹ブレーカには
直流に近い電流が流れるだけであって、主幹ブレーカが
誤動作するのを防止することができる。要するに分散電
源において生じた地絡で主幹ブレーカが動作することが
なく、商用電源が正常であるにもかかわらず主幹ブレー
カが遮断されるという誤動作を防止することができるの
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 太陽電池から出力される直流電圧を交流
電圧に電力変換するインバータ回路を備えた分散電源
と、商用電源と幹線との間に接続された漏電ブレーカよ
りなる主幹ブレーカと、分散電源と幹線との間に挿入さ
れ分散電源と商用電源との系統連系と系統分離とを行な
う解列開閉器と、分散電源における地絡を検出する地絡
検出手段と、分散電源の商用電源への系統連系を開始す
る際にインバータ回路の動作を開始した後に解列開閉器
を閉成して系統連系させる制御部とを備えることを特徴
とする太陽光発電システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP18510798A JP3563967B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 太陽光発電システム |
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JP18510798A Expired - Fee Related JP3563967B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 太陽光発電システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5931183B2 (ja) * | 2012-04-18 | 2016-06-08 | 三菱電機株式会社 | 系統連系インバータ装置 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP18510798A patent/JP3563967B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1770843A3 (en) * | 2005-09-30 | 2013-04-03 | Omron Corporation | Independent operation detecting apparatus and control method of the same |
JP2012205328A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 系統連系装置 |
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