JP7025267B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、マイクロバブルやナノバブルと称される直径が数十nm~数μmサイズの微細気泡が注目されてきており、多数の微細気泡を含んだ微細気泡水を洗濯機に用いることが考えられている。しかしながら、従来構成では、その微細気泡水の効果を十分に活用できていなかった。
特開2012-40448号公報
そこで、微細気泡水の効果を活用することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱の内部に設けられ底部を有する筒状の水槽と、前記水槽の端部に設けられ前記水槽の内部と外部とを連通する開口部を有する水槽カバーと、前記水槽の内部に回転可能に設けられた回転槽と、前記水槽カバーと前記水槽の周壁部と前記水槽の底部とのうち少なくとも何れか1つに接続されて前記水槽の内部に連通し前記水槽内に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる少なくとも1つの微細気泡水供給経路と、前記微細気泡水供給経路に設けられ前記微細気泡水供給経路を局所的に縮小することにより前記微細気泡水供給経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する少なくとも1つの微細気泡発生器と、前記水槽の周壁部と前記水槽の底部と前記水槽カバーとのうち少なくとも何れか1つに設けられ、前記微細気泡水供給経路上に前記微細気泡発生器を取り付けるための取付部と、を備える。前記微細気泡発生器は、前記水槽及び前記水槽カバーとは別部材で構成され、前記取付部に取り付けられることで前記水槽カバーと前記水槽の周壁部と前記水槽の底部とのうち少なくとも何れか1つに取り付けられている。洗濯機は、前記微細気泡水供給経路上に前記微細気泡発生器を取り付けるための固定部材を更に備える。前記微細気泡水供給経路は、管部材を有する。前記固定部材を前記取付部に固定すると前記微細気泡発生器が前記管部材前記取付部に固定されるとともに前記管部材が前記固定部材によって前記取付部に固定され、前記取付部に対する前記固定部材の固定を解除すると前記微細気泡発生器及び前記管部材が前記取付部から取り外し可能になる。
第1実施形態による洗濯機の概略構成を示す縦断正面図 第1実施形態について、微細気泡発生器の一例を示す斜視図 第1実施形態について、水槽カバーに接続された微細気泡水供給経路の一例を示す断面図 第1実施形態について示す図3の分解断面図 第1実施形態について、水槽周壁部に接続された微細気泡水供給経路の一例を示す断面図 第1実施形態について示す図5の分解断面図 第1実施形態について、水槽底部に接続された微細気泡水供給経路の一例を示す断面図 第1実施形態について示す図7の分解断面図 第1実施形態について、外箱と水槽と微細気泡水供給経路の位置関係を示す、図1のX9-X9線に沿った横断平面図 他の実施形態による洗濯機の概略構成を示す縦断正面図
以下、複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
以下では、第1実施形態について図1~図6を参照して説明する。
図1に示す洗濯機10は、外箱11、トップカバー12、水槽13、排水弁14、水槽カバー15、回転槽16、バランスリング17、パルセータ18、及びモータ19を備えている。なお、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面とは反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。また、図1の紙面左右方向を、洗濯機10の左右方向とする。洗濯機10は、回転槽16の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。なお、洗濯機の実施形態は、縦軸型に限られず、回転槽の回転軸が水平又は後方へ向かって下降傾斜した横軸型いわゆるドラム式洗濯機であっても良い。
外箱11は、例えば鋼板によって全体として矩形の箱状、すなわち図9に示すように平面視において矩形状に構成されている。図1に示すように、トップカバー12は、例えば合成樹脂製であって、外箱11の上部に設けられている。水槽13及び回転槽16は、洗濯対象となる衣類を収容する洗濯槽及び脱水槽として機能する。水槽13は、外箱11の内部に設けられている。水槽13は、水槽周壁部131及び水槽底部132を有するとともに上部が開口した有底円筒形状に形成されている。水槽周壁部131は、有底円筒形状の水槽13の円筒形状部分を構成する。水槽底部132は、有底円筒形状の水槽13の底部分を構成する。
また、水槽13は、排水口133を有している。排水口133は、水槽底部132に設けられており、排水弁14を介して水槽13の内部と外部とを連通している。排水弁14は、例えば電磁弁で構成されている。洗濯機10は、排水弁14を閉じることで、水槽13内に水を貯留することができ、排水弁14を開くことで、水槽13内に貯留されている水を排水口133から機外に排出することができる。
水槽カバー15は、例えば合成樹脂製又は鋼板製であり、水槽13の上端部つまり水槽13の開口側に設けられている。水槽カバー15は、全体として板状に形成されており、水槽開口部151を有している。水槽開口部151は、水槽カバー15を厚み方向に円形又はほぼ円形に貫いて形成されており、水槽13の内部と外部とを連通している。
回転槽16は、上部が開口した有底円筒の容器状に構成されている。回転槽16は、水槽13の内部に回転可能に設けられている。回転槽16は、回転槽周壁部161及び回転槽底部162を有するとともに上部が開口した有底円筒形状に形成されている。回転槽周壁部161は、有底円筒形状の回転槽16の円筒形状部分を構成する。回転槽底部162は、有底円筒形状の回転槽16の底部分を構成する。また、回転槽16は、複数の小孔163を有しており、この小孔163を通して、回転槽16と水槽13との間で水が行き来する。
バランスリング17は、円環状に形成されて、回転槽16の上端部つまり回転槽底部162とは反対側に設けられている。バランスリング17は、円環状の内部に例えば塩水などの水溶液が封入されており、回転槽16の回転時に回転槽16のバランスを保つことができる。バランスリング17の円環状の内側は、回転槽開口部171を構成している。洗濯物は、回転槽16に対して、水槽開口部151及び回転槽開口部171を通して出し入れされる。
パルセータ18は、回転槽16の内部にあって回転槽底部162付近に設けられている。モータ19は、水槽13の水槽底部132の外側面に設けられている。モータ19は、例えば回転速度を変更可能なブラシレスのダイレクトドライブモータで構成されている。モータ19は、図示しないクラッチ機構を介して回転槽16及びパルセータ18に接続されている。図示しないクラッチ機構は、モータ19の回転を回転槽16及びパルセータ18に選択的に伝達する。これにより、モータ19は、回転槽16とパルセータ18とを一体的又は相対的に回転させることができる。
また、洗濯機10は、水道水供給経路20と、少なくとも1つこの場合3つの微細気泡水供給経路30、40、50と、を備えている。水道水供給経路20は、水道など外部の水源から水の供給を受けて、その水を水槽13及び回転槽16内に注水するための給水経路である。本実施形態の場合、水道水供給経路20は、接続口21、水道水用給水弁22、注水ケース23、及び注水口24を有して構成されている。
接続口21は、図示しないホースを介して水道の蛇口等の外部の給水源に接続される。本実施形態の場合、接続口21の下流側は、1つの本流と、3つの副流と、の4つに分岐されている。そして、接続口21の4つの分岐先のうち本流側は、水道水供給経路20に接続され、4つの分岐先のうち残りの3つの副流側は、それぞれ微細気泡水供給経路30、40、50に接続されている。すなわち、本実施形態の場合、水道水供給経路20と外部の給水源とを接続するための接続口21は、微細気泡水供給経路30、40、50と外部の給水源とを接続するための接続口を兼用している。
水道水用給水弁22は、電磁的に開閉動作可能な液体用の開閉弁である。水道水用給水弁22の流入側は接続口21に接続され、吐出側は注水ケース23に接続されている。注水ケース23は、例えば合成樹脂製の容器状に形成されており、トップカバー12の内部にあって水槽13及び回転槽16の上方に設けられている。
注水ケース23は、接続口21から供給された水を受けて、その受けた水を注水口24から吐出して水槽13及び回転槽16内へ注水する。この場合、詳細は図示しないが、注水ケース23の内部には、例えば洗剤ケース及び柔軟剤ケースが引出し式に出し入れ可能に設けられている。そして、洗剤ケース内に洗剤が収容されている場合や、柔軟剤ケース内に柔軟剤が収納されている場合には、注水ケース23を通る水によってこれら洗剤や柔軟剤が水槽13及び回転槽16内に流し落とされる。
微細気泡水供給経路30、40、50は、水槽カバー15と水槽周壁部131と水槽底部132とのうち少なくとも何れか1つに接続されて水槽13の内部に連通している。これら微細気泡水供給経路30、40、50は、経路の始点すなわち接続口21から終点すなわち水槽13内に至るいずれかの箇所にそれぞれ図2に示す微細気泡発生器60を有しており、水槽13内に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる。本実施形態の場合、各微細気泡水供給経路30、40、50は、水槽13と回転槽16との間に微細気泡水を供給することができる。また、本実施形態の場合、微細気泡水供給経路30、40、50は、水道など外部の水源から水の供給を受けて、その水に微細気泡を含ませた微細気泡水を、水槽13内、例えば水槽13と回転槽16との間に供給する。
なお、本実施形態において微細気泡水とは、微細気泡発生器60を通過することによって、微細気泡発生器60を通過する以前に比べてナノオーダーの微細気泡いわゆるウルトラファインバブルを多く含んだ水をいう。すなわち、本実施形態において、微細気泡水とは、何ら処理を行っていない通常の水道水や風呂水等に比べてナノオーダーの微細気泡を多く含んだ水をいう。本実施形態の洗濯機10は、回転槽16内の洗濯物を洗う洗濯運転や、回転槽16内の洗濯物をすすぐすすぎ運転、又は、水槽13及び回転槽16を洗浄する槽洗浄運転等を行う際に、微細気泡水供給経路30、40、50から供給される微細気泡水を適宜利用する。
ここで、一般に微細気泡は、その気泡の粒子径によって次のように分類されている。例えば、粒子径が数μmから50μm程度つまりマイクロオーダーの気泡は、マイクロバブル又はファインバブルと称されている。これに対し、粒子径が数百nm~数十nm以下つまりナノオーダーの気泡は、ナノバブル又はウルトラファインバブルと称されている。
気泡の粒子径が数百nm~数十nm以下になると、光の波長よりも小さくなるため視認することができなくなり、液体は透明になる。そして、ナノオーダーの微細気泡は、マイクロオーダー以上の気泡に比べて、総界面面積が大きいこと、浮上速度が遅いこと、内部圧力が大きいこと等の特性を有している。例えば、粒子径がマイクロオーダーの気泡は、その浮力によって液体中を急速に上昇し、液体表面で破裂して消滅するため、液体中の滞在時間が比較的短い。一方、粒子径がナノオーダーの微細気泡は、浮力が小さいため液体中での滞在時間が長い。
粒子径がナノオーダーの微細気泡を含む微細気泡水は、界面活性剤等を含む洗剤を用いずに、洗濯運転や、水槽13及び回転槽16の洗浄運転を行った場合でも、水道水に比べてある程度の洗浄性能の向上が見込まれる。しかしながら、粒子径がナノオーダーの微細気泡いわゆるウルトラファインバブルを、界面活性剤が溶けた洗浄液中に混ぜることで、微細気泡を含まない通常の洗浄液で洗浄を行った場合に比べて更に効率良く洗浄性能を向上させることができる。
次に、微細気泡発生器60について説明する。本実施形態において、洗濯機10は、3つの微細気泡発生器60を備えている。各微細気泡発生器60は、それぞれ水槽13及び水槽カバー15とは別部材で構成されている。3つの微細気泡発生器60は、図3、図5、及び図7に示すように、それぞれ水槽周壁部131と、水槽底部132と、水槽カバー15と、に取り付けられている。
微細気泡発生器60は、例えば樹脂製であって、図2等に示すように、全体としてフランジ部61を有する段付きの円筒形状に形成されている。本実施形態の場合、微細気泡発生器60の直径及び全長は、数mm~数十mm程度、具体的には直径が最大約15mmで長さが約10mmに設定されている。
微細気泡発生器60は、図2~図4等に示すように、フランジ部61の他、絞り部62、ストレート部63、及び衝突部64を有している。絞り部62及びストレート部63は、微細気泡発生器60の長手方向へ向かって貫いた穴であり、微細気泡発生器60の流路を構成する。
絞り部62は、微細気泡発生器60の流入側つまり上流側に設けられている。絞り部62は、微細気泡発生器60の長手方向の上流側端部から途中部分にかけて流路の断面積つまり内径が連続的に徐々に減少するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成されている。ストレート部63は、絞り部62の下流側に設けられている。ストレート部63は、内径が変化しない、すなわち流路の断面積つまり液体の通過可能な面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。
衝突部64は、ストレート部63の上流端から下流端に至る部分のうち任意の箇所に設けられている。本実施形態の場合、衝突部64は、ストレート部63の下流側の端部に設けられている。衝突部64は、微細気泡発生器60における水の通過可能な断面積を局所的に縮小することで、微細気泡発生器60を通過する液体中に微細気泡を発生させることができる。すなわち、衝突部64は、ストレート部63の断面積を局所的に縮小することで、ストレート部63を通過する液体中に微細気泡を発生させることができる。
本実施形態の場合、衝突部64は、例えば先端が尖った4本の棒状の部材で構成され、ストレート部63の内周面からこのストレート部63の断面における中心方向へ向かって突出している。4本の衝突部64は、ストレート部63の断面の周方向に向かって相互に等間隔に離間した状態で配置されている。
微細気泡発生器60の上流側に水が流入すると、円錐テーパ形状に縮小するように形成された絞り部62において流路断面積が絞られることによって、流体力学のいわゆるベンチュリ効果により流速が高められる。そして、その高速流がストレート部63を通過する際に衝突部64に衝突することで圧力が急激に低下される。これにより、水中に溶存している空気を微細な気泡として多量に析出させることができる。このように、各微細気泡水供給経路30、40、50は、外部から気体の供給を能動的つまり積極的に得ることなく、微細気泡発生器60を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成することができる。
この場合、微細気泡発生器60は、通常の水圧つまり水道の圧力以外には、微細気泡を発生させるための専用のポンプ等の駆動源を必要としない。なお、例えば微細気泡発生器60は、絞り部62又はストレート部63の内部と外部とを連通する穴を有し、微細気泡発生器60内を流れる水に外部の空気を取り込むようにしても良い。これによれば、水中に溶存する空気の量を増大させることができ、その結果、析出される微細気泡の量も増大させることができる。
次に、各微細気泡水供給経路30、40、50について説明する。
第1微細気泡水供給経路30は、図1及び図3に示すように、水槽カバー15に接続されて水槽13の内部に連通し、水槽13の上部から水槽カバー15を通って、水槽13内であって例えば水槽13と回転槽16との間に微細気泡を含む微細気泡水を供給するための給水経路である。第1微細気泡水供給経路30は、図1に示すように、水道水供給経路20と共通の接続口21及び上述した微細気泡発生器60の他、第1微細気泡水用給水弁31と、第1管部材32と、を有している。第1微細気泡水用給水弁31は、水道水用給水弁22と同様に、電磁的に開閉動作可能な液体用の開閉弁である。第1微細気泡水用給水弁31の流入側は接続口21に接続され、吐出側は第1管部材32に接続されている。
第1管部材32は、接続口21から第1微細気泡水用給水弁31を介して外箱11内に引き入れられた水を、水槽13内に供給するためのものである。第1管部材32の上流側の端部つまり基端部は、第1微細気泡水用給水弁31の吐出側に接続されている。また、第1管部材32の下流側の端部つまり先端部は、水槽カバー15の上面部に接続されている。第1管部材32は、例えば可撓性を有さないつまり剛性を有する金属管や樹脂製の管であっても良いし、可撓性を有する管、例えば樹脂製のホースや蛇腹状に形成された金属管等であっても良い。また、第1管部材32は、第1管部材の先端部側に設けられた鍔部321を有している。
この場合、第1微細気泡水供給経路30は、接続口21から水槽カバー15を介して水槽13内に至る給水経路である。そして、図3に示すように、微細気泡発生器60は、第1微細気泡水供給経路30上に設けられている。第1微細気泡水供給経路30に設けられた微細気泡発生器60は、第1微細気泡水供給経路30を局所的に縮小することにより第1微細気泡水供給経路30を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成することができる。
第2微細気泡水供給経路40は、図1及び図5に示すように、水槽周壁部131に接続されて水槽13の内部に連通し、水槽周壁部131の外側から水槽周壁部131を通って、水槽13内であって例えば水槽13と回転槽16との間に微細気泡を含む微細気泡水を供給するための給水経路である。本実施形態の場合、第2微細気泡水供給経路40は、バランスリング17よりも下方に設けられている。すなわち、第2微細気泡水供給経路40は、水槽13と回転槽16との間であって、かつ、バランスリング17よりも下方の位置に、微細気泡水を供給することができる。
第2微細気泡水供給経路40は、水道水供給経路20と共通の接続口21及び上述した微細気泡発生器60の他、第2微細気泡水用給水弁41と、第2管部材42と、を有している。第2微細気泡水用給水弁41は、水道水用給水弁22と同様に、電磁的に開閉動作可能な液体用の開閉弁である。第2微細気泡水用給水弁41の流入側は接続口21に接続され、吐出側は第2管部材42に接続されている。
第2管部材42は、接続口21から第2微細気泡水用給水弁41を介して外箱11内に引き入れられた水を、水槽13内に供給するためのものである。第2管部材42の上流側の端部つまり基端部は、第2微細気泡水用給水弁41の吐出側に接続されている。また、第2管部材42の下流側の端部つまり先端部は、水槽周壁部131の側面部に接続されている。第2管部材42の材質等は、第1管部材32と同様に構成されている。また、第2管部材42は、第1管部材32と同様に、第2管部材42の先端部側に設けられた鍔部421を有している。
この場合、第2微細気泡水供給経路40は、接続口21から水槽周壁部131を介して水槽13内に至る給水経路である。そして、図5に示すように、微細気泡発生器60は、第2微細気泡水供給経路40上に設けられている。第2微細気泡水供給経路40に設けられた微細気泡発生器60は、第2微細気泡水供給経路40を局所的に縮小することにより第2微細気泡水供給経路40を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成することができる。
第3微細気泡水供給経路50は、図1及び図7に示すように、水槽底部132に接続されて水槽13の内部に連通し、水槽底部132の外側から水槽底部132を通って、水槽13内であって例えば水槽13と回転槽16との間に微細気泡を含む微細気泡水を供給するための給水経路である。第3微細気泡水供給経路50は、水道水供給経路20と共通の接続口21及び上述した微細気泡発生器60の他、第3微細気泡水用給水弁51と、第3管部材52と、を有している。第3微細気泡水用給水弁51は、水道水用給水弁22と同様に、電磁的に開閉動作可能な液体用の開閉弁である。第3微細気泡水用給水弁51の流入側は接続口21に接続され、吐出側は第3管部材52に接続されている。
第3管部材52は、接続口21から第3微細気泡水用給水弁51を介して外箱11内に引き入れられた水を、水槽13内に供給するためのものである。第3管部材52の上流側の端部つまり基端部は、第3微細気泡水用給水弁51の吐出側に接続されている。また、第3管部材52の下流側の端部つまり先端部は、水槽周壁部131の側面部に接続されている。第3管部材52の材質等は、第1管部材32及び第2管部材42と同様に構成されている。また、第3管部材52は、第1管部材32及び第2管部材42と同様に、第3管部材52の先端部側に設けられた鍔部521を有している。
この場合、第3微細気泡水供給経路50は、接続口21から水槽底部132を介して水槽13内に至る給水経路である。そして、図7に示すように、微細気泡発生器60は、第3微細気泡水供給経路50上に設けられている。第3微細気泡水供給経路50に設けられた微細気泡発生器60は、第3微細気泡水供給経路50を局所的に縮小することにより第3微細気泡水供給経路50を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成することができる。
また、洗濯機10は、図3~図8に示すように、取付部70及び固定部材80を備えている。本実施形態の場合、洗濯機10は、3つの微細気泡水供給経路30、40、50に対応して、3組の取付部70及び固定部材80を備えている。取付部70及び固定部材80は、各微細気泡水供給経路30、40、50上に微細気泡発生器60を取り付けるためのものである。
取付部70は、水槽13又は水槽カバー15と別体に構成しても良いし、水槽13又は水槽カバー15と一体に構成しても良い。本実施形態の場合、3つの取付部70のうち1つは、図3及び図4に示すように、水槽13又は水槽カバー15と別体に構成され、水槽カバー15に設けられている。また、3つの取付部70のうち他の1つは、図5及び図6に示すように、水槽周壁部131に一体に設けられている。そして、3つの取付部70のうち残りの1つは、水槽底部132に一体に設けられている。各微細気泡水供給経路30、40、50上に設けられた微細気泡発生器60は、それぞれ水槽カバー15、水槽周壁部131、及び水槽底部132に設けられた取付部70内に内蔵されている。
具体的には、図3~図8に示すように、取付部70は、それぞれ水槽カバー15、水槽周壁部131、及び水槽底部132から、水槽13の外方へ突出して構成されている。本実施形態の場合、各取付部70は、いずれも水槽カバー15、水槽周壁部131、及び水槽底部132の内面に対して水槽13の内方へは突出していない。
また、各取付部70は、それぞれ受け部71、収容部72、及び供給口73を有している。受け部71、収容部72、及び供給口73は、水槽カバー15、水槽周壁部131、及び水槽底部132の厚み方向へ向かって、すなわち水槽13の外方から内方へ向かって円筒形状に貫いて形成されており、水槽13内に連通している。この場合、受け部71、収容部72、及び供給口73の順に内径が小さくなっている。これにより、供給口73と収容部72と受け部71とは、全体としていわゆる段付きの円筒形状に形成されている。
受け部71は、各管部材32、42、52の下流側の端部つまり先端部を挿入可能に構成されている。収容部72は、微細気泡発生器60のストレート部63を下流側つまり水槽13の内方へ向けた状態で、微細気泡発生器60を収容可能に構成されている。供給口73は、微細気泡発生器60のストレート部63つまり微細気泡発生器60の出口部分と、水槽13内とを連通している。
供給口73は、流路の断面積つまり内径が変化しない円筒形いわゆるストレート管状に形成されている。この場合、供給口73の内径は、微細気泡発生器60のストレート部63の内径以下に設定されている。供給口73は、上流側から下流側へ向かってつまり微細気泡発生器60側から水槽13の内側へ向かって内径が連続的に徐々に拡大するようないわゆる円錐形のテーパ管状に形成しても良い。すなわち、供給口73は、水の流れ方向に対して絞り部62の対称形となるような形状であっても良い。この場合、供給口73の上流側の内径つまり収容部72と供給口73との境界部分の内径は、ストレート部63の内径以下に設定される。
図3、図5、及び図7に示すように、各管部材32、42、52の下流側の端部つまり先端部は、受け部71に挿入される。これにより、各管部材32、42、52の先端部は、取付部70に着脱可能に接続される。この場合、各管部材32、42、52の先端部は、シール部材91を介して、受け部71と収容部72との境界部分、つまり受け部71の底部に係止される。シール部材91は、例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングであり、管部材32、42、52の先端部の外周面部分に設けられている。これにより、各管部材32、42、52と受け部71とは、シール部材91によって水密状態で相互に接続されている。
微細気泡発生器60は、収容部72内に収容される。この場合、フランジ部61は、シール部材92を介して収容部72の途中に設けられた段差部分に係止される。シール部材92は、シール部材91と同様に例えばゴム等の弾性部材で構成されたOリングであり、微細気泡発生器60の外周面部分に設けられている。これにより、微細気泡発生器60は、シール部材92によって収容部72に対して水密状態で収容される。この場合、図3、図5、及び図7に示すように、各微細気泡水供給経路30、40、50に設けられた微細気泡発生器60は、いずれも水槽13の内面よりも外側に設けられており、水槽13の内部に突出していない。
また、取付部70は、ネジ部74を有している。ネジ部74は、取付部70の外側面に設けられた雌ネジ又は雄ネジである。固定部材80は、全体として底部を有する円筒形状いわゆるキャップ形状に形成されている。固定部材80は、穴部81及びネジ部82を有している。
穴部81は、円筒形状の底部分を円形に貫いて形成されている。穴部81の内径は、管部材32、42、52の外径よりも僅かに大きく、かつ、管部材32、42、52の鍔部321、421、521の外径よりも十分に小さい。ネジ部82は、取付部70の内側面に設けられた雄ネジ又は雌ネジである。ネジ部82は、取付部70のネジ部74に対応しており、ネジ部74に嵌合可能に構成されている。
微細気泡発生器60及び各管部材32、42、52を各取付部70に取り付ける際、作業者は、まず、微細気泡発生器60を収容部72に収容した状態で、各管部材32、42、52の先端部を取付部70の受け部71内に挿入する。その後、作業者は、固定部材80を取付部70に被せるように嵌め込み、取付部70のネジ部74と固定部材80のネジ部82とが締め付けられる方向へ固定部材80を回す。これにより、微細気泡発生器60は、各管部材32、42、52の先端部に押し付けられて収容部72内に固定されるとともに、各管部材32、42、52は、固定部材80によって取付部70に固定される。
なお、微細気泡発生器60及び各管部材32、42、52をそれぞれ取付部70から取り外す際、作業者は、上述した逆の手順を行う。すなわち、作業者は、取付部70のネジ部74と固定部材80のネジ部82とが緩まる方向へ固定部材80を回す。これにより、取付部70に対する各管部材32、42、52の固定が解除され、微細気泡発生器601及び各管部材32、42、52の先端部が各取付部70から取り外し可能になる。
また、本実施形態において、各微細気泡水供給経路30、40、50のうち、水槽カバー15よりも下方へ至るもの、すなわち水槽13の側方を通る微細気泡水供給経路40、50において、各管部材42、52は、図9に示すように、外箱11の角部111と水槽13との間に通されている。この場合、水槽周壁部131に接続されている第2微細気泡水供給経路40において、第2管部材42のうち水槽13の軸方向つまり上下方向に延びる部分は、回転槽16の回転中心Oと外箱11の角部111とを結んだ仮想線L上に位置するように設けられている。同様に、水槽底部132に接続されている第3微細気泡水供給経路50において、第3管部材52のうち水槽13の軸方向つまり上下方向に延びる部分は、上述の仮想線L上に設けられている。
以上説明した実施形態によれば、以下で説明するように微細気泡水の効果を有効活用することができる。すなわち、洗濯機10は、水槽カバー15、と水槽周壁部131と水槽底部132とのうち少なくとも何れか1つに接続されて水槽13の内部に連通し、水槽13内に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる少なくとも1つの微細気泡水供給経路30、40、50、を備えている。
これによれば、各微細気泡水供給経路30、40、50は、微細気泡を多量に含んだ微細気泡水を、水槽13内に給水することができる。そして、洗濯機10は、例えば微細気泡水と洗剤とを混合させて生成された洗浄液を用いて洗濯運転や槽洗浄運転を行ったり、微細気泡水によってすすぎ運転を行ったりすることで、通常の水道水を用いた場合に比べて洗濯性能やすすぎ性能の向上を図ることができる。
しかも、洗濯機10は、微細気泡水供給経路30、40、50に設けられ、微細気泡水供給経路30、40、50を局所的に縮小することにより微細気泡水供給経路30、40、50を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する少なくとも1つの微細気泡発生器60を備えている。この場合、微細気泡発生器60は、微細気泡水供給経路30、40、50の外部から気体の供給を積極的に得る必要がない。
このため、洗濯機10は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等を設ける必要がないため、微細気泡水を生成するための構造を簡単なものにすることができる。その結果、本実施形態の洗濯機10によれば、簡単な構成でかつ洗浄能力やすすぎ能力の向上を図ることができる。更に、微細気泡の発生に、水道水の圧力以外の動力を必要としないため、省エネである。
また、洗濯機10は、外部の気体を得るための吸入弁や駆動機構等が設けられていないことから、これら吸入弁や駆動機構等の調整が不要であり、更には微細気泡発生器60の調整も必要としない。その結果、本実施形態の洗濯機10によれば、組立作業が容易になるとともに、組立後の調整やメンテナンスも容易にすることができる。
更に、本実施形態において、洗濯機10は、供給先の異なる3つの微細気泡水供給経路30、40、50を備えている。この場合、第1微細気泡水供給経路30は、図1及び図3に示すように、水槽カバー15に接続されており、水槽カバー15の上方つまり水槽13の上部から水槽13内、この場合、水槽13と回転槽16との間に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる。これによれば、第1微細気泡水供給経路30は、水槽13の上部に高濃度の微細気泡水を供給することができる。そのため、例えば洗濯運転やすすぎ運転時の注水において洗濯物の上方から微細気泡水を注ぐことで、微細気泡が水槽13全体に拡散して洗濯物全体に行き渡り易くすることができ、その結果、洗濯性能やすすぎ性能の向上図られる。
また、第2微細気泡水供給経路40は、図1及び図5に示すように、水槽周壁部131に接続されており、水槽周壁部131の外側からつまり水槽13の側部から水槽13内、この場合、水槽13と回転槽16との間に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる。これによれば、第2微細気泡水供給経路40は、回転槽13の側方すなわち外周面付近に高濃度の微細気泡水を供給することができる。
この場合、第2微細気泡水供給経路40から供給された高濃度の微細気泡水の一部は、回転槽周壁部161に設けられた小孔163から回転槽16内に入る。そのため、例えば洗濯運転やすすぎ運転時の注水において、水槽13の上方からの注水では行き渡りにくいような回転槽周壁部161の内面付近にある洗濯物に対しても、高濃度の微細気泡水を効率良く供給することができる。これにより、高濃度の微細気泡水を洗濯物全体により行き渡り易くすることができ、その結果、洗濯性能やすすぎ性能の更なる向上が図られる。
更に、第2微細気泡水供給経路40は、回転槽周壁部161付近に高濃度の微細気泡水を供給するため、例えば槽洗浄運転時に、高濃度の微細気泡水によって水槽周壁部131の内面や回転槽周壁部161の外周面を効果的に洗浄することができる。
そして、第3微細気泡水供給経路50は、図1及び図7に示すように、水槽底部132に接続されており、水槽底部132の外側からつまり水槽13の下方から水槽13内、この場合、水槽13と回転槽16との間に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる。これによれば、第3微細気泡水供給経路50は、回転槽13の下方すなわちパルセータ18の裏面付近に高濃度の微細気泡水を効率良く供給することができる。
この場合、第3微細気泡水供給経路50から供給された高濃度の微細気泡水の一部は、水槽底部132に設けられた小孔163から回転槽16内に入る。そのため、例えば洗濯運転やすすぎ運転時の注水において、水槽13の上方や側方からの注水では行き渡りにくいような回転槽底部162付近にある洗濯物に対して高濃度の微細気泡水を供給することができる。これにより、高濃度の微細気泡水を洗濯物全体により行き渡り易くすることができ、その結果、洗濯性能やすすぎ性能の更なる向上が図られる。
更に、第3微細気泡水供給経路50は、回転槽底部162付近に高濃度の微細気泡水を供給するため、例えば槽洗浄運転時に、高濃度の微細気泡水によって回転槽底部162やパルセータ18の裏面を効果的に洗浄することができる。
ここで、微細気泡発生器60の衝突部64には高い水圧がかかる。この場合、例えばさび等を多く含む水を用いた場合には、長期の使用によって衝突部64が磨耗や変形等する可能性がある。このため、微細気泡発生器60は、使用環境によっては交換の可能性がある部品である。
これに対し、本実施形態によれば、微細気泡発生器60は、水槽13や水槽カバー15、及び水槽13や水槽カバー15に設けられた取付部70とは別部材で構成されている。したがって、本実施形態によれば、微細気泡発生器60を容易に交換することができ、その結果、微細気泡発生器60のメンテナンス性が向上する。
また、洗濯機10は、微細気泡発生器60を取り付けるための取付部70を備えている。取付部70は、水槽カバー15、水槽周壁部131、及び水槽底部132に設けられている。取付部70は、管部材32、42、52の先端部よりも下流側に微細気泡発生器60を収容した状態で管部材32、42、52が接続されることで微細気泡発生器60を微細気泡水供給経路30、40、50上に取り付けることができる。この場合、作業者は、微細気泡発生器60を取付部70に収容させた状態で、管部材32、42、52を取付部70に接続することで、微細気泡水供給経路30、40、50上に取り付けることができる。そのため、作業者は、微細気泡発生器60を容易に取り付けることができ、その結果、微細気泡発生器60の取り付け作業性の向上を図ることができる。
ここで、近年、洗濯容量を大容量化しつつ洗濯機全体としては省スペース化したいといったユーザニーズが高まっている。洗濯容量の大容量化を図るためには回転槽16を大型化する必要がある一方、省スペース化を図るためには水槽13を小型化する必要がある。そのため、近年の洗濯機においては、回転槽と水槽との隙間が小さくなる傾向がある。この場合、例えば水槽周壁部131や水槽底部132に設けた微細気泡発生器60が水槽13の内部に突出していると、回転槽16が振動した際に回転槽16が微細気泡発生器60と衝突してしまう可能性がある。そのため、微細気泡発生器60が水槽13の内部に突出していると、水槽13内の有効スペースが小さくなってしまう。したがって、このような場合、回転槽16と微細気泡発生器60との衝突を避けるためには、回転槽16を小型化するか水槽13を大型化する必要がある。
そこで、本実施形態において、微細気泡発生器60は、水槽13の内面つまり水槽周壁部131や水槽底部132よりも外側に設けられており、水槽13の内部に突出していない。この場合、取付部70も、水槽13の内部に突出していない。これによれば、水槽13内の有効スペースを大きく確保することができる。したがって、微細気泡発生器60を設けたとしても、回転槽16の小型化や水槽13の大型化を行うことなく、回転槽16と微細気泡発生器60との衝突を防ぐことができる。
また、洗濯機10の省スペース化を図るためには外箱11の大型化も抑制する必要がある。この場合、各微細気泡水供給経路30、40、50のうち水槽13の側方を通るもの、すなわち第2微細気泡水供給経路40及び第3微細気泡水供給経路50について、その微細気泡水供給経路40、50を構成する管部材42、52は、外箱11の角部111と水槽13との間に通されている。この場合、外箱11の角部111と水槽13との間は、構造物が存在しないデッドスペースになり易い。そのため、これによれば外箱11内のデッドスペースを有効活用して管部材42、52を配管することができるため、外箱11を大型化することなく、第2微細気泡水供給経路40及び第3微細気泡水供給経路50を設けることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態において、上記各微細気泡水供給経路30、40、50は、いずれも水道等の外部の給水源から水の供給を受ける構成であったが、この構成に限られない。例えば図10に示すように、各微細気泡水供給経路30、40、50は、水槽13を循環する循環水路として構成しても良い。
この場合、洗濯機10は、循環ポンプ93を備えている。循環ポンプ93の流入側は排水口133に接続されており、循環ポンプ93の吐出側は、3つに分岐して各微細気泡水供給経路30、40、50に接続されている。これによっても、上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、上記実施形態において、洗濯機10は、3つの微細気泡水供給経路30、40、50を同時に備える構成であるが、各微細気泡水供給経路30、40、50のうち少なくとも1つを備えていれば良い。
また、洗濯機10は、各微細気泡水供給経路30、40、50に対して個別に設けられた微細気泡水用給水弁31、41、51を備える構成であるが、これに限られず、微細気泡水用給水弁31、41、51を共通化しても良い。すなわち、洗濯機10は、各微細気泡水供給経路30、40、50に対して個別に設けられた微細気泡水用給水弁31、41、51に換えて、各微細気泡水供給経路30、40、50に共通の給水弁を備える構成であっても良い。
また、上記実施形態において、各微細気泡水供給経路30、40、50は、水槽13内であって、水槽13と回転槽16との間に微細気泡水を供給する構成であったが、これに限られない。各微細気泡水供給経路30、40、50は、例えば回転槽16内の衣類にかかるように回転槽16内に噴射する構成としても良い。
また、上記実施形態で示した微細気泡発生器60は、微細気泡水を生成するための装置の一例であって、その具体的構成は上記したものに限られず適宜変更することができる。
例えば、微細気泡発生器60は、取付部70と一体に構成しても良い。
また、微細気泡発生器60は、2以上のパーツに分割されたものでも良い、
また、上記各実施形態において、衝突部64は、微細気泡発生器60と一体形成されたものに限られない。例えば微細気泡発生器60のストレート部63の外側から内側へ向かって複数のねじなどをねじ込み、そのねじの先端をストレート部63内に突出させることで、衝突部64と同等の機能を発揮させても良い。
また、上記各実施形態において、「第1」、「第2」、「第3」との語句は、同様の機能作用を有する構成を区別して表現するために便宜的に付けたものであって、何らかの優先順位を表す表現ではない。
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、11は外箱、111は角部、13は水槽、131は水槽周壁部(周壁部)、132は水槽底部(底部)、15は水槽カバー、151は水槽開口部(開口部)、16は回転槽、30は第1微細気泡水供給経路(微細気泡水供給経路)、32は第1管部材(管部材)、42は第2管部材(管部材)、52は第3管部材(管部材)、60は微細気泡発生器、70は取付部、を示す。

Claims (4)

  1. 外箱と、
    前記外箱の内部に設けられ底部を有する筒状の水槽と、
    前記水槽の端部に設けられ前記水槽の内部と外部とを連通する開口部を有する水槽カバーと、
    前記水槽の内部に回転可能に設けられた回転槽と、
    前記水槽カバーと前記水槽の周壁部と前記水槽の底部とのうち少なくとも何れか1つに接続されて前記水槽の内部に連通し前記水槽内に微細気泡を含む微細気泡水を供給することができる少なくとも1つの微細気泡水供給経路と、
    前記微細気泡水供給経路に設けられ前記微細気泡水供給経路を局所的に縮小することにより前記微細気泡水供給経路を通過する水に微細気泡を含ませて微細気泡水を生成する少なくとも1つの微細気泡発生器と、
    前記水槽の周壁部と前記水槽の底部と前記水槽カバーとのうち少なくとも何れか1つに設けられ、前記微細気泡発生器を前記微細気泡水供給経路上に取り付けるための取付部と、を備え、
    前記微細気泡発生器は、前記水槽及び前記水槽カバーとは別部材で構成され、前記取付部に取り付けられることで前記水槽カバーと前記水槽の周壁部と前記水槽の底部とのうち少なくとも何れか1つに取り付けられており、
    前記微細気泡水供給経路上に前記微細気泡発生器を取り付けるための固定部材を更に備え、
    前記微細気泡水供給経路は、管部材を有し、
    前記固定部材を前記取付部に固定すると前記微細気泡発生器が前記取付部に固定されるとともに前記管部材が前記固定部材によって前記取付部に固定され、前記取付部に対する前記固定部材の固定を解除すると前記微細気泡発生器及び前記管部材が前記取付部から取り外し可能になる、
    洗濯機。
  2. 前記取付部は、前記管部材の先端部よりも下流側に前記微細気泡発生器を収容した状態で前記管部材が接続されることで前記微細気泡発生器を前記微細気泡水供給経路上に取り付ける、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記微細気泡発生器は、前記水槽の内面よりも外側に設けられており前記水槽の内部に突出していない、
    請求項1又は2に記載の洗濯機。
  4. 前記外箱は平面視において矩形状に形成されており、
    前記微細気泡水供給経路が前記水槽の側方を通るものである場合、前記微細気泡水供給経路を構成する管部材は、前記外箱の角部と前記水槽との間に通されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
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