JP2024043869A - 洗濯機 - Google Patents

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克則 松下
恵 黒田
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Abstract

【課題】微細気泡を高濃度に含ませた微細気泡水を供給することができる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機は、水槽と、外部の水源に接続され、外部の水源からの水を水槽に供給する給水経路を開閉する給水弁と、給水弁の下流側に設けられ、外部の水源から供給された水の圧力で加圧し当該水に空気成分を溶解させて吐出可能な加圧溶解装置と、加圧溶解装置の下流側に設けられ加圧溶解装置から流出した水に微細気泡を析出させる微細気泡発生器と、を備え、加圧溶解装置は、給水弁を通って供給された水を空気とともに一時的に貯留することができる加圧溶解タンクと、給水弁と加圧溶解タンクとを接続し給水弁を通った水を加圧溶解タンクに導入する水路が形成された入口部と、を有し、入口部の下流側の開口面積は、入口部の上流側の開口面積よりも小さい。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、ファインバブルと称されるマイクロバブルやウルトラファインバブル等の微細気泡を含む微細気泡水を洗濯機に用いることで洗浄効果を向上させる技術が注目されている。しかしながら、従来構成では、微細気泡を高濃度に含ませた微細気泡水を供給する点に関して改善の余地があった。
特開2021-083933号公報
そこで、微細気泡を高濃度に含ませた微細気泡水を供給することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、水槽と、外部の水源に接続され、前記外部の水源からの水を前記水槽に供給する給水経路を開閉する給水弁と、前記給水弁の下流側に設けられ、前記外部の水源から供給された水の圧力で加圧し当該水に空気成分を溶解させて吐出可能な加圧溶解装置と、前記加圧溶解装置の下流側に設けられ前記加圧溶解装置から流出した水に微細気泡を析出させる微細気泡発生器と、を備え、前記加圧溶解装置は、前記給水弁を通って供給された水を空気とともに一時的に貯留することができる加圧溶解タンクと、前記給水弁と前記加圧溶解タンクとを接続し前記給水弁を通った水を前記加圧溶解タンクに導入する水路が形成された入口部と、を有し、前記入口部の下流側の開口面積は、前記入口部の上流側の開口面積よりも小さい。
一実施形態による洗濯機の一例を概略的に示す断面図 一実施形態による加圧溶解装置の構成の一例を示す外観図 一実施形態による加圧溶解装置の構成の一例を示す断面図 一実施形態による加圧溶解装置の入口部周辺の一例を概略的に示す断面図 一実施形態による加圧溶解装置の入口部周辺の一例を上方から見た図 一実施形態による加圧溶解タンクの一例を図3のX6-X6線に沿って示す断面図 一実施形態による水抜き経路の一例を図3のX7-X7線に沿って示す断面図 一実施形態による微細気泡発生器の一例について、図3のX8部分を拡大して示す図 一実施形態による微細気泡発生器の一例を図8のX9-X9線に沿って更に拡大して示す断面図
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の実施形態において、構成要素等に付された第1、第2、・・・との語句は、類似した構成要素を単に区別するためのものであり、構成要素間の優劣や時間的要素を意味するものではない。
図1に示す洗濯機10は、洗濯物に対して洗い、すすぎ、脱水、乾燥等の処理を施すことができる。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。洗濯機は、ドラム式洗濯機に限らず、回転槽の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦型洗濯機であっても良い。洗濯機10は、例えばヒータ式又はヒートポンプ式の乾燥機能を備えたものであっても良いし、備えていないものであっても良い。
また、洗濯機10は、洗剤や仕上げ剤等の洗濯処理剤を自動で投入可能な処理剤自動投入装置を備えていても良い。処理剤自動投入処置は、複数回分の洗濯運転に用いる量の洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクを有し、洗濯運転ごとに処理剤タンクから所定量の洗濯処理剤を自動で水槽内に投入することができる装置である。本明細書では、洗濯機10は、処理剤自動投入装置を備えていないものとして説明する。
洗濯機10は、外箱11、水槽12、回転槽13、モータ14、排水経路15、フィルタ装置16、循環経路17、及び給水装置20を備えている。なお、図1において、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。外箱11は、例えばステンレス鋼板等の金属又は樹脂材等の組合せによって中空箱状に形成されている。外箱11は、洗濯機10の外郭を構成している。水槽12及び回転槽13は、例えば水平に対して傾斜して構成され、前面側が開口し背面側が閉塞した有底円筒状に形成されている。
水槽12は、内部に水を貯留可能に構成されている。水槽12は、外箱11内に配置されて図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。水槽12は、排水口121及び吐出口122を有している。排水口121及び吐出口122は、水槽12の内部と外部とを連通している。排水口121は、例えば水槽12の底部に設けられている。吐出口122は、例えば水槽12の上部に設けられている。回転槽13は、水槽12内に回転可能に配置されており、洗濯物を収容可能である。回転槽13は、モータ14によって回転駆動される。回転槽13の中心軸は、水槽12の中心軸と一致している。モータ14は、水槽12の底部外側に設けられており、回転槽13を水槽12に対して相対的に回転駆動させる機能を有する。モータ14は、詳細は図示しないが、例えば回転数を変更可能なブラシレスのダイレクトドライブモータで構成されている。
排水経路15は、水槽12内に貯留されている水を洗濯機10の機外へ排出する機能を有する。排水経路15は、排水弁151及び排水ホース152を有している。排水弁151は、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁である。排水弁151の流入側は、水槽12の排水口121に接続されている。一方、排水弁151の吐出側は、排水ホース152を介して機外へ繋がっている。排水ホース152は、例えば可撓性を有するホースで構成されている。排水弁151が開放されると、水槽12内に貯留していた水は、排水ホース152を通って洗濯機10の機外へ排出される。
フィルタ装置16は、例えば排水口121と排水弁151との間に設けられている。フィルタ装置16は、内部に例えば網目状のフィルタ161を有しており、そのフィルタ161によって、フィルタ装置16内を通過する水に含まれるリントやゴミを捕集する。
循環経路17は、水槽12から排水された水を再び水槽12内へ注水する機能を有する。循環経路17は、循環ポンプ171及び循環ホース172を有している。循環ポンプ171は、水槽12内の水を汲み上げる機能を有する。循環ポンプ171の流入側は、フィルタ装置16を介して水槽12の排水口121に接続されている。一方、循環ポンプ171の吐出側は、循環ホース172を介して水槽12の吐出口122に接続されている。循環ホース172は、例えば可撓性を有するホースで構成されている。排水弁151によって排水経路15が閉じられた状態で循環ポンプ171が駆動すると、循環ポンプ171は、排水口121を通して水槽12内の水を汲み上げて、吐出口122から再び水槽12内へ注水する。
給水装置20は、図1に示すように、外箱11内であって例えば水槽12の上方に設けられている。給水装置20は、例えば水道等の外部の水源から供給される水を水槽12内に給水する機能を有する。給水装置20は、給水弁211、212、注水ケース22、注水ホース23、処理剤ケース24、第1給水経路31、第2給水経路32、加圧溶解装置40、及び微細気泡発生器50を有している。給水弁211、212は、例えば水道の蛇口等の外部の水源に接続される。給水弁211、212は、電磁的に開閉動作可能な液体用の開閉弁である。給水弁211、212は、注水ケース22を介して水槽12内に至る複数の給水経路31、32を個別に開閉する機能を有する。
注水ケース22は、例えば合成樹脂製であって内部に空間を有する略矩形箱状に形成されている。注水ケース22は、外部の水源から各給水弁211、212を通して供給された水を受けて、その水を、注水ホース23を介して水槽12内に注水する機能を有する。注水ホース23は、例えば可撓性を有するホースで構成されている。注水ホース23の一方の端部は注水ケース22に接続され、他方の端部は水槽12に接続されている。注水ホース23は、注水ケース22と水槽12とを繋ぐ部分である。外部の水源から注水ケース22内に流入した水は、注水ホース23を通って水槽12内に注水される。
処理剤ケース24は、例えば合成樹脂製の容器で構成され、その内部に1回の洗濯運転に用いる量の洗濯処理剤を収容可能に構成されている。処理剤ケース24は、例えば注水ケース22内に着脱可能に収容されている。処理剤ケース24は、注水ケース22の底部221から上方に離れた位置に設けられている。処理剤ケース24は、外部の水源から供給された水を受ける構成とすることができる。
処理剤ケース24の底部には、注水ケース22の底部221側に繋がる開口241が形成されている。この場合、処理剤ケース24内に洗濯処理剤が貯留された状態で、処理剤ケース24内に水が流入すると、処理剤ケース24内に貯留した洗濯処理剤は、開口241から注水ケース22の底部221側に流し落とされる。その後、洗濯処理剤と水とが混合した混合水は、注水ケース22の底部221に沿って流れて、注水ホース23を介して水槽12内に供給される。
処理剤ケース24は、洗濯処理剤を処理剤ケース24内に貯留することなく開口241から注水ケース22の底部221側へ導く構成としても良い。この場合、ユーザは、処理剤ケース24が注水ケース22内に収容された状態で、開口241を通して注水ケース22の底部221に洗濯処理剤を投入する。そして、外部の水源から注水ケース22内に供給された水は、注水ケース22の底部221で洗濯処理剤と混合し、その後、その混合水は水槽12内に供給される。
第1給水経路31及び第2給水経路32は、図1に示すように、給水弁211、212の上流側で分岐してそれぞれ異なる経路を辿って注水ケース22で合流し、注水ケース22を介して水槽12に至る経路である。第1給水経路31及び第2給水経路32は、注水ケース22を介して間接的に水槽12に接続されている。なお、本明細書では、上流側とは、水の流れにおける上流の側を意味し、下流側とは、水の流れにおける下流の側を意味する。
第1給水経路31は、外部の水源から供給されて給水弁211を通った水が加圧溶解装置40及び微細気泡発生器50を通って注水ケース22に供給される経路である。給水弁211は、加圧溶解装置40に直接接続されている。直接接続とは、互いに接続される部材の間に他の部材が介在しないことを意味する。そして、第1給水経路31は、外部の水源から供給された水に微細気泡を含ませた微細気泡水を水槽12内に供給する機能を有する。
第2給水経路32は、外部の水源から供給されて給水弁212を通った水が加圧溶解装置40及び微細気泡発生器50を通らずに注水ケース22に供給される経路である。第2給水経路32は、給水弁212から注水ケース22内の処理剤ケース24を通って水槽12へ至る経路である。
加圧溶解装置40及び微細気泡発生器50は、外部の水源から供給された水にウルトラファインバブルやマイクロバブル等の微細気泡を発生させて、当該微細気泡を含んだ微細気泡水を生成する機能を有する。加圧溶解装置40及び微細気泡発生器50は、第1給水経路31上であって、給水弁211の下流側に設けられている。加圧溶解装置40は、外部の水源から供給された水の圧力で加圧し、当該水に空気成分を溶解させて吐出可能である。加圧溶解装置40は、加圧溶解タンク41を有している。加圧溶解タンク41は、内部に空間が形成されており、給水弁211を通って供給された水を空気とともに一時的に貯留することができる。
加圧溶解タンク41は、図2に示すように、例えば全体として略直方体状に形成されている。加圧溶解タンク41は、例えば上面が洗濯機10の設置面に対して略平行な状態つまり水平に構成され、下面が水平に対して傾斜して構成されている。加圧溶解タンク41は、例えば気密及び水密性を有するとともに耐圧性を有する合成樹脂製又は金属製の容器で構成することができる。耐圧性とは、大気圧よりも高い所定の圧力に耐え得ることを意味する。
加圧溶解タンク41は、複数のタンク部材この場合2つのタンク部材42、43を組み合わせて加圧溶解タンク41の内部に空間が形成されている。加圧溶解タンク41は、複数のタンク部材42、43によって、例えば上下方向に分割して構成されている。以下では、複数のタンク部材42、43のうち、加圧溶解タンク41の上部側を構成するタンク部材42を第1タンク部材42と称し、加圧溶解タンク41の下部側を構成するタンク部材43を第2タンク部材43と称することがある。加圧溶解タンク41は、左右方向に分割して構成しても良いし、2つのタンク部材を組み合わせた構成に限らず、3つ以上のタンク部材を組み合わせた構成であっても良い。また、加圧溶解タンク41は、複数のタンク部材を組み合わせた構成に限らず、可能であれば例えばブロー成型等により単一のタンク部材で構成しても良い。
第1タンク部材42と第2タンク部材43とは、例えば振動溶着や超音波溶着等の溶着によって各タンク部材42、43同士が接合されている。図3及び図4に示すように、第1タンク部材42は、第1連通口421及び第1溶着部422を有している。第1連通口421は、第1タンク部材42の下部に設けられ、第2タンク部材43と連通する。第1溶着部422は、第1連通口421の外縁に沿って、環状に形成されている。第1溶着部422は、例えば複数の第1リブ422aを有している。複数の第1リブ422aは、第1溶着部422の径方向に所定の間隔をあけて配置されている。第1リブ422aは、第1溶着部422の全周に沿って連続的又は断続的に延びている。第1リブ422aは、第1溶着部422の一部において、第2タンク部材43に対して第1タンク部材42が接合する方向つまり下方に突出して形成されている。
また、第2タンク部材43は、第2連通口431及び第2溶着部432を有している。第2連通口431は、第2タンク部材43の上部に設けられ、第1タンク部材42と連通する。第2溶着部432は、第2連通口431の外縁に沿って、環状に形成されている。第2溶着部432は、第1溶着部422と対向している。第2溶着部432は、例えば複数の第2リブ432aを有している。複数の第2リブ432aは、第2溶着部432の径方向に所定の間隔をあけて配置されている。第2リブ432aは、第2溶着部432の全周に沿って連続的又は断続的に延びている。第2リブ432aは、第2溶着部432の一部において、第1タンク部材42に対して第2タンク部材43が接合する方向つまり上方に突出して形成されている。第2リブ432aと第1リブ422aとは、互いに重ならない位置に配置されている。
複数のタンク部材42、43は、第1溶着部422と第2溶着部432とを突き合わせた状態で溶着して一体化される。本実施形態では、第1溶着部422と第2溶着部432とが接合する部分は、複数のリブ422a、432aによって多重にシールがされる。そのため、加圧溶解タンク41は、複数のタンク部材の互いに対向する面を単に突き合わせて接合する場合に比べて、加圧溶解タンク41の気密性及び水密性の向上を図ることができる。なお、リブ422a、432aは、第1溶着部422又は第2溶着部432のいずれか一方にのみ形成されても良い。また、複数のタンク部材42、43の接合は溶着に限らず、例えばネジ部材や接着剤によって接合する構成としても良い。
加圧溶解装置40は、入口部44、出口部45、導水部46、仕切壁47、及び空気導入部48を有している。入口部44は、例えば合成樹脂製で形成されており、加圧溶解タンク41の上部に設けられている。本実施形態では、入口部44は、第1タンク部材42の上部側に第1タンク部材42と一体成型により設けられている。入口部44は、図2等に示すように、給水弁211と加圧溶解タンク41とを直接接続し、給水弁211を通った水を加圧溶解タンク41の内部に導入する。そのため、給水弁211から吐出された水は、高圧のまま入口部44から加圧溶解タンク41内に供給することができる。
入口部44は、本体部441及び補強部442を有している。本体部441は、給水弁211と加圧溶解タンク41とを繋ぐ部分であり、加圧溶解タンク41の外部から内部に流入する水が通る部分である。本体部441は、図4に示すように、例えば略逆L字状に形成されている。本体部441は、大径部441a及び小径部441bを有して構成することができる。大径部441a及び小径部441bは、例えば円筒状に形成されている。大径部441aは、本体部441の上流側に位置し、水平方向に延びている。小径部441bは、例えば大径部441aの軸方向の途中から経路を90度折り曲げて設けられており、鉛直方向に延びている。小径部441bは、大径部441aの下流側端部付近に位置している。
小径部441bの外径及び内径は、大径部441aの外径及び内径よりも小さく設定されている。小径部441bの内径は、大径部441aの内径の半分以下に設定することができる。大径部441a及び小径部441bは、例えば上流側から下流側に向かって、外径及び内径が略一定となるように構成されている。大径部441a及び小径部441bは、上流側から下流側に向かって、外径及び内径が変化する構成であっても良い。
補強部442は、本体部441を補強するためのものである。補強部442は、図4に示すように、第1タンク部材42の上面及び本体部441の一部に跨ってこれらと一体成型にて設けられている。本体部441は、補強部442によって、変形や倒れが抑制されている。補強部442は、第1補強部443及び第2補強部444を有している。第1補強部443は、本体部441の小径部441bを基準にして給水弁211とは反対側に設けられている。第1補強部443は、図5に示すように、例えば略E字状に形成されており、第1タンク部材42の上面から上方へ向かって延びている。本実施形態では、第1補強部443は、略E字状に限らず、略U字状や略T字状等の他の形状で構成しても良い。
第1補強部443は、平面部443a、側面部443b、及び補強リブ443cを有している。平面部443aは、例えば板状に形成されており、本体部441と直交する方向に延びている。平面部443aは、図4に示すように、本体部441の大径部441aの下流側端部及び小径部441bの外周面に設けられている。この場合、小径部441bは、図5に示すように、小径部441bの円筒状の一部分を周方向に切り取った形状に構成することができる。平面部443aは、小径部441bの当該切り取られた部分に重なるように設けられる。
側面部443b及び補強リブ443cは、例えば板状に形成されている。側面部443bは、平面部443aの長手方向の両端に一対に設けられている。補強リブ443cは、平面部443aの長手方向の中央付近に設けられ、側面部443bと平行に延びている。補強リブ443cは、例えば側面部443bよりも小さい外形寸法で構成されている。
第2補強部444は、例えば板状に形成されている。第2補強部444は、本体部441の小径部441bよりも給水弁211側であって、第1タンク部材42の上面と本体部441の大径部441aとの間に設けられている。本体部441の小径部441bは、第1補強部443と第2補強部444との間に位置している。上述したように、本体部441は略逆L字状に形成され、比較的外径が小さい小径部441bを含んで構成されている。そのため、本体部441単体では、本体部441に力が加わった場合に変形が生じるおそれがある。そこで、補強部442によって、本体部441を補強することで、本体部441の変形や倒れを抑制し、加圧溶解タンク41の信頼性の向上を図ることができる。その際、本体部441を上下方向に押す力に対しては主に補強リブ443cによって支えられ、左右方向の力に対しては主に平面部443aによって支えられ、側面部443bはその両方の力に対して補助的に本体部441を支えている。
図4に示すように、入口部44の上流側つまり本体部441の大径部441aの上流側は、給水弁211の吐出口211aに接続されている。大径部441aの上流側は、給水弁211からの水が流入する流入部として機能する。また、大径部441aの上流側の内周面と給水弁211の吐出口211aの外周面との間には、シール部材445が設けられている。シール部材445は、例えば合成樹脂製のOリングで構成されている。大径部441aの上流側の内周面と給水弁211の吐出口211aの外周面とによってシール部材445が押圧されて、入口部44と給水弁211とが水密状態で接続される。
入口部44の下流側つまり本体部441の小径部441bの下流側は、第1タンク部材42の上面に一体成型により連通されている。すなわち、小径部441bは、大径部441aと加圧溶解タンク41とを連通している。小径部441bの下流側は、加圧溶解タンク41へ水が流出する流出部として機能する。なお、入口部44における上流側とは、本体部441の大径部441aと小径部441bとの接続部分を境界にして給水弁211側を指し、入口部44における下流側とは、本体部441の大径部441aと小径部441bとの接続部分を境界にして加圧溶解タンク41側を指す。
このような構成において、入口部44には、図4の黒矢印で示すように、水路61が形成されている。水路61は、給水弁211を通った水を加圧溶解タンク41に導入する。水路61は、本体部441及び補強部442の平面部443aによって形成されている。本実施形態では、水路61は、例えば逆L字状に形成されている。水路61は、大径部441aにおいて水平方向に延びた後に、小径部441bの下流側に向かって鉛直方向下方に延びる。水平方向とは、完全な水平方向に対して多少の誤差を含む。鉛直方向とは、水平方向と直角となる完全な鉛直方向に対して±10度以内の範囲に傾斜する方向も含む。そして、水路61の鉛直方向に延びる部分の断面積は、水路61の水平方向に延びる部分の断面積よりも小さい。
出口部45は、図3に示すように、加圧溶解タンク41の下部に設けられている。本実施形態では、出口部45は、第2タンク部材43の下部側に設けられている。出口部45は、入口部44の下方に位置している。出口部45は、例えば合成樹脂製で形成されており、加圧溶解タンク41の内部から外部に流出する水が通る部分である。また、第2タンク部材43の底部つまり加圧溶解タンク41の底部411は、図3に示すように、出口部45に向かって下方に傾斜している。そのため、加圧溶解タンク41内部に流入した水は、出口部45に向かって円滑に流れる。
出口部45は、注水ケース22に直接接続されている。加圧溶解タンク41内に導入された水は、出口部45を通って注水ケース22内に流出し、その後第2給水経路32に供給された水つまり洗濯処理剤と混合された水と注水ケース22内で合流して水槽12内に供給される。なお、出口部45からの排水は、加圧溶解タンク41に貯留した水の水圧つまり静水圧のみで行われ、排水のための専用のポンプ等の駆動源を要していない。
出口部45は、注水ケース22の接続部222に接続されている。接続部222は、注水ケース22と加圧溶解タンク41とを連通している。加圧溶解タンク41から流出した水は、接続部222を通って注水ケース22内に流入する。出口部45は、例えば接続部222に挿入可能に構成されている。出口部45の外周面と接続部222の内周面との間には、シール部材71が設けられている。シール部材71は、例えば合成樹脂製のOリングで構成されている。そして、出口部45の外周面と接続部222の内周面とによってシール部材71が押圧されて、出口部45と接続部222とが水密状態で接続される。
導水部46は、図3及び図4に示すように、第1タンク部材42の上部に設けられている。導水部46は、小径部441bの下流側端部を構成している。導水部46は、例えば円筒状に形成されており、加圧溶解タンク41の空間内に延びている。導水部46は、入口部44を流れた水を鉛直下方へ向かって落下させる。導水部46から流出し落下した水は、加圧溶解タンク41内部に貯留した水面の上部の空気を引き込みながら、水面に対して激しく衝突する。これにより、導水部46から落下した水の衝突時のエネルギーによって加圧溶解タンク41内に貯留した水が撹拌されて、加圧溶解タンク41内部の空気成分の溶解が促進される。
仕切壁47は、図3に示すように、例えば板状に形成され、加圧溶解タンク41の底部411から立ち上がって設けられている。仕切壁47は、加圧溶解タンク41内を平面視で見た場合に、加圧溶解タンク41内の領域を導水部46側の領域と出口部45側の領域とに仕切っている。そのため、導水部46を通過した水は、導水部46から仕切壁47に対して出口部45とは反対側の領域に放水される。加圧溶解タンク41内への水の供給が開始されて導水部46側の領域の水位が上昇すると、導水部46側の領域の大半の水は、仕切壁47の上方から溢れるようにして出口部45側の領域に移動する。そのため、加圧溶解タンク41の導水部46側の領域の水を、出口部45側の領域内の水面に対して衝突させることができるため、水と空気との撹拌効率が高められる。
仕切壁47には、図6に示すように、隙間471が形成されている。隙間471は、微細気泡よりも粒径の大きな泡を遮蔽する機能を有している。加圧溶解タンク41内に流出した水のうち仕切壁47の上端よりも下方に位置する水は、隙間471を通過して出口部45側の領域に流れる。このとき、導水部46から落下した水が水面と衝突することにより発生した例えばミリオーダーの比較的大きな気泡は、隙間471を通過せずに出口部45側の領域に流出することなく消滅する。
空気導入部48は、加圧溶解タンク41の外部の空気を加圧溶解タンク41内に導入する機能を有する。空気導入部48は、加圧溶解タンク41の内部と外部とを連通している。空気導入部48は、図3及び図6に示すように、第2タンク部材43において、出口部45の上方であってかつ出口部45とは平面視で重ならない位置に設けられている。空気導入部48は、例えば吸気弁49を介して注水ケース22に接続されている。
吸気弁49は、例えば逆止弁で構成することができる。吸気弁49は、加圧溶解タンク41の外部から加圧溶解タンク41の内部へ向かう空気は通すが、加圧溶解タンク41の内部から加圧溶解タンク41の外部へ向かう空気は遮断する機能を有する。吸気弁49は、空気導入部48を開閉する機能を有する。吸気弁49が開放されると、空気導入部48から加圧溶解タンク41内に空気この場合注水ケース22内の空気が補充される。吸気弁49は、加圧溶解タンク41内の圧力が大気圧よりも高くなると閉じ、加圧溶解タンク41内の圧力が大気圧に近い値になると開く構成とすることができる。なお、吸気弁49は、逆止弁の構成に限らず、空気用の電磁弁で構成されていても良い。
次に、加圧溶解装置40における加圧溶解タンク41内の水に空気成分が溶解される状態について説明する。加圧溶解装置40は、例えば加圧溶解タンク41から流出する水量よりも加圧溶解タンク41内に流入する水量を多くすることで、水道圧のみで加圧溶解タンク41内を加圧することができる。例えば給水弁211が開放されると、導水部46から流入した水のうち出口部45から流出しなかった残りの水が加圧溶解タンク41内に貯留されて加圧溶解タンク41内の水位が上昇する。このとき、加圧溶解タンク41内の空気は上昇する水面に圧縮され、これにより加圧溶解タンク41内の圧力が上昇して吸気弁49が閉鎖する。
その後、導水部46からの水の流入が継続されて加圧溶解タンク41内の水位が所定水位まで上昇すると、加圧溶解タンク41内の圧力と外部の水源から流入する水の圧力つまり水道圧とが均衡する。その結果、導水部46から流入する水の量と出口部45から加圧溶解タンク41外に流出する水の量とが略等しくなり、加圧溶解タンク41内が最大圧力である水道圧に近い圧力となる。このように、加圧溶解タンク41内の圧力が大気圧よりも上昇することにより、加圧溶解タンク41内の空気が加圧溶解タンク41内に貯留されている水に溶解し易くなる。つまり、外部の水源から供給された水を加圧溶解タンク41に通すことによって、加圧溶解タンク41の下流側に供給される水に対して、加圧溶解タンク41を通らない通常の水に比べて多量の空気成分を溶存させた水を供給することができる。
そして、加圧溶解タンク41内に給水が開始されて、例えば給水時間が所定時間経過した後に給水弁211を閉じると、加圧溶解タンク41内の水位の低下に伴い加圧溶解タンク41内の圧力も大気圧近くまで低下し、吸気弁49が開いて加圧溶解タンク41内に空気導入部48から外気が導入される。このように、給水弁211の開閉を繰り返すことで、空気成分の溶解と空気の補充とが繰り返される。これにより、加圧溶解装置40は、空気成分を溶解させた水を繰り返し吐出することができる。
微細気泡発生器50は、第1給水経路31上において、給水弁211の下流側で、かつ、加圧溶解装置40の下流側に設けられている。微細気泡発生器50は、加圧溶解装置40から流出した水に微細気泡を析出させる機能を有する。微細気泡発生器50は、図3及び図7にも示すように、出口部45と接続部222との間にて支持された状態で取付けられている。微細気泡発生器50は、例えば出口部45と接続部222との間で挟み込まれた状態で取付けられている。微細気泡発生器50は、出口部45と接続部222に対して圧入によって固定される構成としても良い。また、微細気泡発生器50の外周面には、図示しないシール部材を設けることができる。これにより、微細気泡発生器50と接続部222との間の水密性を向上することができる。
微細気泡発生器50から吐出された水は、接続部222を介して注水ケース22に内部に流入する。そして、微細気泡発生器50から吐出されて注水ケース22内部に流入した水は、例えば注水ケース22の上面側に導かれた後に、所定の経路を辿って水槽12内に供給される。
ここで、加圧溶解タンク41内部に残水が生じた場合、例えば寒冷地等の低温環境下では、凍結によって加圧溶解タンク41が破損してしまうおそれがある。本実施形態では、加圧溶解装置40は、注水ケース22と直結されており、注水ケース22内の液位の影響を受けて加圧溶解タンク41内部に残水が生じやすい傾向がある。そこで、注水ケース22には、図7に示すように、水抜き経路223が設けられている。水抜き経路223は、微細気泡発生器50を介して流出する加圧溶解タンク41内の残水を、給水経路31、32上に排出するためのものである。水抜き経路223は、加圧溶解装置40の出口部45と同じ高さ又は出口部45より下方に位置している。
水抜き経路223は、例えば出口部45の吐出側と対向する注水ケース22内部の壁面224に形成され、当該壁面224を厚み方向に貫通した貫通孔によって構成されている。水抜き経路223は、例えば平面視で微細気泡発生器50の吐出側とは重ならない位置に設けられている。そのため、給水弁211が開放された際に、微細気泡発生器50を介して加圧溶解装置40から流出する水は、水抜き経路223には積極的に流れず、多くの水は給水経路31上を流れる。
水抜き経路223を通過した水は、図7の破線矢印に示すように、注水ケース22の底部221上に流れ落ちて、その後、給水経路31、32を流れる水と合流する。これにより、加圧溶解タンク41内に水が残留したままになることを抑制することができる。また、加圧溶解タンク41内部の残水が漏れて、例えば洗濯機10内部の電装品や洗濯機10が設置された床面等に掛かってしまうといった不具合の発生を防止できる。
微細気泡発生器50は、直径及び全長が例えば数mm~数十mm程度、具体的には直径が最大約15mmで長さが約10mmに設定されている。微細気泡発生器50は、図8に示すように、絞り部51、ストレート部52、及び衝突部53を有している。絞り部51及びストレート部52は、微細気泡発生器50の長手方向へ向かって水を流す流路を構成する。絞り部51は、微細気泡発生器50の上流側に設けられている。絞り部51は、微細気泡発生器50の長手方向の上流側端部から途中部分にかけて流路の断面積つまり内径が連続的に徐々に減少するようないわゆる截頭円錐形のテーパ管状に形成されている。
ストレート部52は、絞り部51の下流側に設けられている。ストレート部52は、内径が変化しない、すなわち流路の断面積が変化しない円筒形、いわゆるストレート管状に形成されている。衝突部53は、ストレート部52の下流側端部に設けられている。衝突部53は、微細気泡発生器50における水の通過可能な断面積を局所的に縮小することで、微細気泡発生器50を通過する水中に主としてナノオーダー以下の微細気泡を多量に発生させることができる。
衝突部53は、図9に示すように、例えば先端が尖った4本の棒状の部分で構成され、ストレート部52の内周面からこのストレート部52の断面における中心方向へ向かって突出している。4本の衝突部53は、ストレート部52の断面の周方向に向かって相互に等間隔に離間した状態で配置されている。各衝突部53の下流側の面は、平坦面に形成されている。また、各衝突部53で構成される隙間の面積が、微細気泡発生器50における水の通過可能な最小断面積となる。
微細気泡発生器50の上流側に水が流入すると、截頭円錐テーパ形状に縮小するように形成された絞り部51において流路断面積が絞られることによって、流体力学のいわゆるベルヌーイの定理に基づき流速が高められるとともに減圧によるキャビテーションが発生する。そして、その高速流が衝突部53に衝突することで作用するせん断力によって細分化された微細気泡が生成される。これにより、微細気泡発生器50は、微細気泡発生器50内を通過する水の中に溶存している空気を微細気泡として多量に析出させて、微細気泡発生器50を通過する以前よりも微細気泡を多量に含んだ微細気泡水を供給することができる。
ここで、一般に、微細気泡又はファインバブルは、その気泡の粒子径によって次のように分類されている。例えば、粒子径が数μmから100μm程度つまりマイクロオーダーの気泡は、マイクロバブルと称されている。これに対し、粒子径が50nm~1,000nm未満つまりナノオーダーの気泡は、ウルトラファインバブルと称されている。そして、ファインバブルの名称は、マイクロバブルとウルトラファインバブルとの総称として使用される。
マイクロバブルは、電気的特性としてマイナス電荷を帯びており、例えば洗濯物に付着したプラス電荷を帯びた汚れと静電的に吸着しやすい。マイクロバブルとの電気的反応により洗濯物から引き剥がされた汚れは、マイクロバブル表面に吸着したままマイクロバブルの浮力により水面に浮上し滞留する。更に、気泡表面がマイナスに帯電したマイクロバブル同士は反発しあい結合することがなく液体中では分散するため、洗濯物から取り除いた汚れが洗濯水中で再び洗濯物に付着することを抑制することができる。
一方、ウルトラファインバブルは、粒径が細かいため入り組んだ部分まで浸透が可能であり、マイクロバブル等の他の微細気泡では除去しきれない対象物の汚れを除去する洗浄効果を発揮することができる。また、ウルトラファインバブルは、粒子径がナノオーダーであり浮力が小さいこと及びマイクロバブルと比較して疎水性が大きく水に溶けにくいため液体中での滞在時間が長いという性質を有する。以上のように、マイクロバブルとウルトラファインバブルとは、その特性の違いから期待される洗浄能力も異なるため、両者を併用することで洗浄効果をより高めることが可能となる。
微細気泡発生器50は、単体では主にナノオーダーの微細気泡つまりウルトラファインバブルを析出させる機能を有する。微細気泡発生器50を通過した際に生成されるウルトラファインバブルの量は、微細気泡発生器50を通過する水に溶解している空気の量を増やすことで増大させることができる。多量に生成されたウルトラファインバブルによって、洗濯物の表面に対する衝突が繰り返されると、その衝突点でウルトラファインバブルが相互に結合してマイクロバブルに発達する。このとき、ウルトラファインバブルの追突によってマイクロバブルの急膨張が発生し、洗濯物の表面に付着した汚れが持ち上がり剥離される。これにより、より高い洗浄効果を得ることが期待できる。
本実施形態では、微細気泡発生器50の上流側に加圧溶解装置40が設けられている。そのため、微細気泡発生器50を通過する水に含まれる空気量を増大させることができる。これにより、微細気泡発生器50を通過した水に、多量のウルトラファインバブル及びマイクロバブルを生成させることができる。その結果、ウルトラファインバブルによる洗浄効果と、マイクロバブルによる汚れの再付着を抑制する効果と、を同時に得ることができる。
以上説明した実施形態によれば、洗濯機10は、水槽12と、給水弁211と、加圧溶解装置40と、微細気泡発生器50と、を備える。給水弁211は、外部の水源に接続され、外部の水源からの水を水槽12に供給する給水経路31を開閉する。加圧溶解装置40は、給水弁211の下流側に設けられ、外部の水源から供給された水の圧力で加圧し当該水に空気成分を溶解させて吐出可能である。微細気泡発生器50は、加圧溶解装置40の下流側に設けられ、加圧溶解装置40から流出した水に微細気泡を析出させる。加圧溶解装置40は、加圧溶解タンク41及び入口部44を有する。加圧溶解タンク41は、給水弁211を通って供給された水を空気とともに一時的に貯留することができる。入口部44は、給水弁211と加圧溶解タンク41とを接続し、給水弁211を通った水を加圧溶解タンク41に導入する水路61が形成されている。そして、入口部44の下流側の開口面積は、入口部44の上流側の開口面積よりも小さい。
これによれば、入口部44における加圧溶解タンク41との接続部つまり下流側の開口面積を、給水弁211との接続部つまり上流側の開口面積よりも小さくすることで出口が絞られる形になり、加圧溶解タンク41内へ導入される水の勢いを高めることができる。これにより、加圧溶解タンク41内部での水と空気との撹拌が促進されて、空気成分の溶解効率を高めることができる。よって、高濃度の微細気泡を含んだ微細気泡水を生成して洗浄効果の向上を図ることができる。また、給水弁211と加圧溶解タンク41とを入口部44で繋ぐといった簡素な接続により、水漏れリスクの低減を図ることができる。
水路61は、入口部44の上流側において水平方向に延びた後に、入口部44の下流側に向かって鉛直方向下方に延びる逆L字状に形成されている。水路61の鉛直方向に延びる部分の断面積は、水路61の水平方向に延びる部分の断面積よりも小さい。これによれば、加圧溶解タンク41に対して鉛直方向から水を落下させて、加圧溶解タンク41内に水を導入することができる。これにより、空気成分の溶解効率を向上させて、高濃度の微細気泡を含んだ微細気泡水を生成することができる。
また、加圧溶解装置40は、導水部46を有する。導水部46は、入口部44の下流側に設けられ、加圧溶解タンク41の空間内に延びる。これによれば、入口部44を通過した水を加圧溶解タンク41内部に導水部46を介して吐出させることで、加圧溶解タンク41内部に流入する水が整流されてまとまり、無駄なスペースへの水の拡散を抑制することができる。これにより、加圧溶解タンク41内部の所定の位置に効率良く水を導入することができるため、空気成分の溶解効率の向上を図ることができる。
加圧溶解タンク41は、第1タンク部材42及び第2タンク部材43が溶着により接合されて形成されている。第1タンク部材42は、第1連通口421及び第1溶着部422を有する。第1連通口421は、第2タンク部材43と連通する。第1溶着部422は、第1連通口421の外縁に沿って形成されている。第2タンク部材43は、第2連通口431及び第2溶着部432を有する。第2連通口431は、第1タンク部材42と連通する。第2溶着部432は、第2連通口431の外縁に沿って形成されている。第1溶着部422又は第2溶着部432の一方又は両方には、第1タンク部材42と第2タンク部材43とが接合する方向に突出して形成され、第1タンク部材42と第2タンク部材43とを接合する複数のリブ422a、432aが設けられている。
これによれば、第1タンク部材42及び第2タンク部材43を複数のリブ422a、432aを介して相互に溶着することで、第1タンク部材42及び第2タンク部材43間の気密性及び水密性を高めることができる。また、例えばネジ部材等の締結部材やパッキンを用いる場合に比べて、第1タンク部材42と第2タンク部材43との組みつけ作業効率の向上を図ることができるとともに、部品点数を削減することができる。更に、パッキンの経年劣化等による加圧溶解タンク41の気密性及び水密性の低下を抑制することができる。
洗濯機10は、注水ケース22を更に備える。注水ケース22は、給水経路31の途中に設けられ、微細気泡発生器50から吐出された水を受ける。注水ケース22は、水抜き経路223が設けられている。水抜き経路223は、微細気泡発生器50を介して流出する加圧溶解タンク41内の残水を、給水経路31上に排出するためのものである。これによれば、加圧溶解タンク41内に残った水を水抜き経路223から給水経路31を通して水槽12内に流すことができる。これにより、加圧溶解タンク41内の残水が漏れて洗濯機10内部の例えば電装品等に掛かってしまうといった不具合の発生を防止することができる。
なお、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、12…水槽、211…給水弁、22…注水ケース、223…水抜き経路、31…給水経路、40…加圧溶解装置、41…加圧溶解タンク、42…第1タンク部材、421…第1連通口、422…第1溶着部、43…第2タンク部材、431…第2連通口、432…第2溶着部、422a、432a…リブ、44…入口部、46…導水部、50…微細気泡発生器、61…水路

Claims (5)

  1. 水槽と、
    外部の水源に接続され、前記外部の水源からの水を前記水槽に供給する給水経路を開閉する給水弁と、
    前記給水弁の下流側に設けられ、前記外部の水源から供給された水の圧力で加圧し当該水に空気成分を溶解させて吐出可能な加圧溶解装置と、
    前記加圧溶解装置の下流側に設けられ前記加圧溶解装置から流出した水に微細気泡を析出させる微細気泡発生器と、を備え、
    前記加圧溶解装置は、前記給水弁を通って供給された水を空気とともに一時的に貯留することができる加圧溶解タンクと、前記給水弁と前記加圧溶解タンクとを接続し前記給水弁を通った水を前記加圧溶解タンクに導入する水路が形成された入口部と、を有し、
    前記入口部の下流側の開口面積は、前記入口部の上流側の開口面積よりも小さい、
    洗濯機。
  2. 前記水路は、前記入口部の上流側において水平方向に延びた後に前記入口部の下流側に向かって鉛直方向下方に延びる逆L字状に形成されており、
    前記水路の鉛直方向に延びる部分の断面積は、前記水路の水平方向に延びる部分の断面積よりも小さい、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記加圧溶解装置は、前記入口部の下流側に設けられ、前記加圧溶解タンクの空間内に延びる導水部を有する、
    請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記加圧溶解タンクは、第1タンク部材及び第2タンク部材が溶着により接合されて形成されており、
    前記第1タンク部材は、前記第2タンク部材と連通する第1連通口及び前記第1連通口の外縁に沿って形成された第1溶着部を有し、
    前記第2タンク部材は、前記第1タンク部材と連通する第2連通口及び前記第2連通口の外縁に沿って形成された第2溶着部を有し、
    前記第1溶着部又は前記第2溶着部の一方又は両方には、前記第1タンク部材と前記第2タンク部材とが接合する方向に突出して形成され、前記第1タンク部材と前記第2タンク部材とを接合する複数のリブが設けられている、
    請求項2又は3に記載の洗濯機。
  5. 前記給水経路の途中に設けられ、前記微細気泡発生器から吐出された水を受ける注水ケースを更に備え、
    前記注水ケースは、前記微細気泡発生器を介して流出する前記加圧溶解タンク内の残水を前記給水経路上に排出するための水抜き経路が設けられている、
    請求項2又は3に記載の洗濯機。
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