JP7024728B2 - 部材、情報処理システム、および検出方法 - Google Patents

部材、情報処理システム、および検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7024728B2
JP7024728B2 JP2018554851A JP2018554851A JP7024728B2 JP 7024728 B2 JP7024728 B2 JP 7024728B2 JP 2018554851 A JP2018554851 A JP 2018554851A JP 2018554851 A JP2018554851 A JP 2018554851A JP 7024728 B2 JP7024728 B2 JP 7024728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
porous ceramic
information processing
ceramic
infrared sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018554851A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018105244A1 (ja
Inventor
明信 渋谷
惣太 各務
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2018105244A1 publication Critical patent/JPWO2018105244A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7024728B2 publication Critical patent/JP7024728B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F17/00Compounds of rare earth metals
    • C01F17/30Compounds containing rare earth metals and at least one element other than a rare earth metal, oxygen or hydrogen, e.g. La4S3Br6
    • C01F17/32Compounds containing rare earth metals and at least one element other than a rare earth metal, oxygen or hydrogen, e.g. La4S3Br6 oxide or hydroxide being the only anion, e.g. NaCeO2 or MgxCayEuO
    • C01F17/34Aluminates, e.g. YAlO3 or Y3-xGdxAl5O12
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G15/00Compounds of gallium, indium or thallium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/48Thermography; Techniques using wholly visual means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/50Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on rare-earth compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Description

本発明は部材、情報処理システム、および検出方法に関する。
赤外線センサを用いて特定の対象を検出しようとする場合、背景となる部分の赤外線放射が大きいと、対象の検出が困難になることがあった。
特許文献1は、赤外線センサを用いて車両屋内の乗員を検知する技術に関する。特許文献1の技術では、視野内において背景領域が窓ガラスになる位置に赤外線カメラを設置することで、背景領域を放射率が一定の窓ガラスとし、乗員と背景との分離を容易としている。
特開2004-117249号公報
しかし特許文献1の技術は、背景の赤外線放射を低減できるものではなかった。たとえば、特許文献1において、窓ガラスは0.94という高い放射率を有していた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、赤外線の放射が低い面を形成できる部材を提供することにある。
本発明の部材は、
表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有し、
前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下であり、
路面材または壁材である。
本発明の情報処理システムは、
表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、
前記赤外線センサの検出結果に基づいて生体を検出する情報処理手段とを備え、
前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である。
本発明の検出方法は、
表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、
前記赤外線センサの検出結果を情報処理手段が処理することで生体を検出し、
前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である。
本発明によれば、赤外線の放射が低い面を形成できる部材を提供できる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
第1の実施形態に係る部材の構造を例示する斜視図である。 第1の実施形態に係る部材の使用環境を例示する図である。 CaYbAlOの放射率のスペクトルを示す図である。 第1の実施形態に係る情報処理システムの機能構成を例示するブロック図である。 情報処理手段のハードウエア構成を例示する図である。 第2の実施形態に係る部材の構成を例示する断面図である。 ペレットの表面を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
なお、以下に示す説明において、情報処理システム40の情報処理手段44は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。情報処理システム40の情報処理手段44は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る部材30の構造を例示する斜視図である。本実施形態の部材30は、表面の少なくとも一部に多孔性セラミック200を有する。そして、多孔性セラミック200は、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含む。ここで、AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素である。aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。また、多孔性セラミック200の空孔率が20%以上40%以下である。以下に詳しく説明する。
図2は、第1の実施形態に係る部材30の使用環境を例示する図である。部材30は、たとえば構造物または建築物用の部材である。構造物としては道路、歩道、高架橋、橋、堤防、塀、プラットホーム等が挙げられる。また、建築物としては家屋、ビル、倉庫等が挙げられる。そして部材30は、たとえば路面材または壁材である。本図の例において、部材30は歩道の路面材および建築物の壁材として用いられている。
そして、部材30が設けられた通路を歩く生体60(たとえば人)が、赤外線センサ42で監視されている。赤外線センサ42はたとえばフォトダイオードを用いたセンサや赤外線カメラである。
赤外線センサで生体を検出しようとする場合、たとえば屋外等で背景となる壁や路面の温度が高いと、背景からの赤外線放射と検出対象からの赤外線放射とが同程度となり、赤外線センサの検出結果において背景と検出対象との分離が困難になることがあった。それに対し、本実施形態の部材30は、多孔性セラミック200を有することにより、赤外線放射が小さい背景を実現できる。したがって、監視対象の場所や温度にかかわらず、生体60を良好に検出できる。
図1に戻り、本実施形態の部材30について、詳しく説明する。本実施形態において、部材30は、多孔性セラミック200からなるセラミック層210を含む。また、本図の例において、部材30は面材であり、基材10とセラミック層210との積層構造を有する。基材10としてはコンクリート、磁器、プラスチック、石、金属、木材等が挙げられる。また、基材10は、壁、路面、天井、床、看板等の一部であっても良い。基材10とセラミック層210とはたとえば接着剤を用いて、または、加熱プレス等を行って、接合することができる。なお、部材30は、面材に限定されず、ブロック状や柱状等であってもよいし、部材30は可搬式のシートであっても良い。また、部材30は基材10を備えていなくても良く、全体が多孔性セラミック200からなっていても良い。
多孔性セラミック200は空孔と緻密部を有する。緻密部は、セラミック結晶の焼結体からなり、空孔は、セラミック結晶の隙間に形成されている。すなわち、多孔性セラミック200は多結晶焼結体であるといえる。たとえば空孔は、多孔性セラミック200の内部で連結しているが直線的に連続していない部分を含む。多孔性セラミック200の空孔の大きさは特に限定されないが、たとえば空孔の断面積は5μm以下である。空孔の断面積は、たとえば電子顕微鏡で多孔性セラミック200の断面を観察することで確認できる。
セラミックスは、特定波長領域において放射率が小さいという特性を持つ。しかし、セラミックスは透過性も有するために、セラミックスの裏面に存在する材料の放射を透過してしまうという課題があった。それに対し、本実施形態に係る多孔性セラミック200は、赤外線帯域の特定波長における光の放射率や透過率が小さいという特性を有する。具体的には、多孔性セラミック200の空孔率が20%以上である。これにより、光が透過される前に赤外線を散乱させることができるため赤外線の透過が少ない。したがって、多孔性セラミック200の表面は特定波長における赤外線放出が少なくなる。そして、赤外線センサ42による検出において、このような面を背景とすると、検出対象とのコントラストを高めることができ、検出精度を向上させることができる。
多孔性セラミック200の熱放射特性の例について、以下に説明する。たとえば、本実施形態における多孔性セラミック200の800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値は、1100nmより長波長側の領域における放射強度の2倍以上であり、より好ましくは3倍以上である。ここで、放射強度を測定する温度は特に限定されず、全温度領域でこのような波長選択性を有する必要は無い。少なくとも一つの温度条件の下で多孔性セラミック200の熱放射特性が、上記の波長選択性を有していればよい。ただし、800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度を測定する温度と、1100nmより長波長側の領域における放射強度を測定する温度は同一とする。
ここで、1100nmより長波長側の波長領域とは、たとえば1100nm超過1700nm以下の波長領域である。また、800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上であるとは、たとえば800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の最大値の2倍以上であることをいう。
図3は、CaYbAlOの放射率のスペクトルを示す図である。ペレット状のCaYbAlOのKNiF型多結晶において空孔率が11%、27%および36%の場合についてそれぞれ測定した結果である。なお、測定時にペレットのおもて面と裏面の温度の平均値は、空孔率11%で1027℃、空孔率27%で1127℃、空孔率36%で1062.5℃とした。また、ペレット裏面に熱源となるSiCセラミックスを設置して測定した。SiCは、放射率約0.9の灰色体である。ここで、放射率は、SiCからの放射がペレットを透過した成分も、ペレットからの放射とみなして計算した。本図から分かるように、各スペクトルはYb3+の4f電子の5/27/2遷移に相当するピークを800nm以上1200nm以下の波長範囲に有する。そして、空孔率20%以上40%以下のペレットにおいて、1200nm以上1700nm以下の波長帯の放射率が特に低くなっている。なお、空孔率が保持される限り、ペレットに限らず、粒子状の多結晶であっても同様の特性を奏する。
上記した通り、多孔性セラミック200は、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含む。この化合物はたとえば結晶である。特に、多孔性セラミック200の主成分が上記の組成で表される結晶であることが好ましく、たとえば多孔性セラミック200において、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される結晶の含有率が75重量%以上であることが好ましい。ここで、AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素である。なかでもRはたとえばランタノイドとすることができる。ランタノイドはたとえばPr、Nd、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、およびYbからなる群から選択される一以上である。ランタノイドイオンの放射は、例えばセンサやカメラのキャリブレーションに使用できる。また、RをランタノイドのYbとすることで、Yb3+イオンの放射を示したまま、それ以外の近赤外領域の放射を低減できる。
AlまたはAGaの組成で表される結晶はたとえばKNiF型構造を有する。また、RAl12またはRGa12の組成で表される結晶はたとえばガーネット型構造を有する。多孔性セラミック200に含まれる結晶の組成および構造は、たとえばX線回折法によって確認できる。
セラミック層210の厚さは特に限定されないが、たとえば50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることがより好ましい。そうすれば、基材10からの放射の透過に起因する赤外線の放出を十分低減できる。一方、セラミック層210の厚さはたとえば500μm以下である。
上記した通り、多孔性セラミック200の空孔率は20%以上40%以下である。上記した通り、多孔性セラミック200の空孔率を20%以上とすることにより基材10からの放射の透過に起因する赤外線の放出を十分低減できる。また、多孔性セラミック200の空孔率を40%以下とすることにより、セラミック粒子22の強度を保つことができると共に、R3+の放射を保つことができる。また、セラミック粒子22の空孔率は25%以上40%以下であることがより好ましく、30%以上35%以下であることがさらに好ましい。多孔性セラミック200の空孔率はセラミック層210の全体にわたって一様である必要は無いが、少なくとも部材30の表面から所定の厚さ(例えば10μm)を有する領域の空孔率が20%以上40%以下であることが好ましい。
「空孔率」は、多孔性セラミック200の全体積に対する多孔性セラミック200内に存在する隙間の全体積の割合である。多孔性セラミック200の体積に対する多孔性セラミック200内に存在する隙間の全体積の割合である。空孔率は以下の式を用いて算出される。
空孔率=1-(セラミックの実密度/セラミックの理論密度)
本実施形態における多孔性セラミック200の空孔率の測定は、たとえば以下のように行うことができる。なお、多孔性セラミック200のうち一部のみを対象にして測定を行っても良い。
まず、部材30からセラミック層210の部分を切り出し、測定試料とする。測定試料の表面に樹脂を塗布し、乾燥させ、空気中での重量を測定する。次いで、樹脂を塗布した測定試料を液体中に入れ、液体中での重量を測定する。これらを用いて、多孔性セラミック200の実密度を測定する。
また、多孔性セラミック200の重量、結晶構造、体積から理論密度を計算により求める。多孔性セラミック200の理論密度は、多孔性セラミック200に空孔が存在しないと仮定した場合の理論的な密度である。上記の実密度と理論密度とを用いて、多孔性セラミック200の空孔率を求めることができる。
本測定において、測定試料の表面に樹脂を塗布することにより、空孔への液体の侵入を防ぐことができる。測定試料の表面に塗布する樹脂の種類は特に限定されない。ただし、表面に塗布することから、比重が小さく粘性の高いものであることが好ましい。また、アルキメデス法に用いる液体と反応しないことが好ましい。樹脂としては、例えばアクリル樹脂やセルロース系樹脂などを用いることができる。
本実施形態に係るセラミック層210はたとえば以下のように製造できる。まず多孔性セラミック200に含まれる元素を含有する複数の材料、たとえば酸化物、単酸化物、水酸化物等を準備し、上記したいずれかの組成式の結晶を得るような量論比に秤量する。そして、材料を混合して焼成することにより焼成体を得る。焼成温度はたとえば1350℃以上1650℃以下であり、焼成時間はたとえば60分以上600分以下である。その後、焼成体を粉砕して一次粒子を得る。さらに一次粒子を成形型に導入し、たとえば5MPa以上50MPa以下でプレス成形することによりペレットを得る。得られたペレットを、たとえば1250℃以上1650℃以下で焼結する。焼結時間はたとえば60分以上240分以下である。こうして、多孔性セラミック200からなるセラミック層210が得られる。焼結温度が上記下限以上とすることで、焼結時間が短くなりコスト削減が図れる。また、焼結温度が上記上限以下とすることで、所望の空孔率を実現し、焼成体の溶融等を避けつつ歩留まり良くセラミック層210を作製できる。なかでも、多孔性セラミック200に含まれる化合物が組成式AAlで表される場合、ペレット形成時の焼結温度は1350℃以上1400℃以下であることが好ましい。また、多孔性セラミック200に含まれる化合物が組成式AGaで表される場合、ペレット形成時の焼結温度は1250℃以上1300℃以下であることが好ましい。
一次粒子の粒径やプレス成型での圧力、ペレット形成時の焼成温度等を調整することにより、多孔性セラミック200の空孔率を調整することができる。
焼成体を粉砕して得る一次粒子は、その粒径サイズが大きいことが好ましい。一次粒子と一次粒子との間に隙間が形成されやすく、大きな空孔を作ることができる。また、焼成体の一次粒子は、粒径ばらつきが大きいことが好ましい。粒径の小さな粒子を含むことにより、一次粒子と一次粒子との連結が容易になるため焼結しやすくなる。一次粒子の粒径ばらつきが小さく、かつ、粒径サイズが大きい場合には、高温下または長時間での焼結が必要となる。空孔率と焼結時間とのバランスを考慮して、粒径の大きな粒子の割合が、粒径の小さな粒子の割合よりも多いことが好ましい。
なお、本実施形態に係る多孔性セラミック200の製造方法は上記した方法に限定されず、多孔性セラミック200はたとえば、エアロゾルデポジション法等を用いて製造されても良い。
図4は、本実施形態に係る情報処理システム40の機能構成を例示するブロック図である。情報処理システム40は、赤外線センサ42および情報処理手段44を備える。赤外線センサ42は、表面の少なくとも一部に多孔性セラミック200を有する部材30が配置された領域から放射される赤外線を検出する。情報処理手段44は、赤外線センサ42の検出結果に基づいて生体60を検出する。多孔性セラミック200は、上記した通り、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含む。ここでAはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素である。aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。また、多孔性セラミック200の空孔率は20%以上40%以下である。
本実施形態の部材30および情報処理システム40によれば、以下のような検出方法が実現される。本検出方法では、表面の少なくとも一部に多孔性セラミック200を有する部材30が配置された領域から放射される赤外線が赤外線センサ42で検出され、赤外線センサ42の検出結果を情報処理手段44が処理することで生体が検出される。多孔性セラミック200は、上記した通り、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含む。ここで、AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素である。aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下である。また、多孔性セラミック200の空孔率は20%以上40%以下である。以下に詳しく説明する。
検出対象とする領域の少なくとも一部には、部材30が位置している。赤外線センサ42が赤外線カメラである場合、赤外線センサ42は検出結果として画像データを出力する。この画像では、検出された赤外線強度に応じたコントラストが示されている。
図5は、情報処理手段44のハードウエア構成を例示する図である。本図において、情報処理手段44は集積回路100を用いて実装されている。集積回路100は、例えば SoC(System On Chip)である。
集積回路100は、バス102、プロセッサ104、メモリ106、ストレージデバイス108、入出力インタフェース110、及びネットワークインタフェース112を有する。バス102は、プロセッサ104、メモリ106、ストレージデバイス108、入出力インタフェース110、及びネットワークインタフェース112が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ104などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ104は、マイクロプロセッサなどを用いて実現される演算処理装置である。メモリ106は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現されるメモリである。ストレージデバイス108は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどを用いて実現されるストレージデバイスである。
入出力インタフェース110は、集積回路100を周辺デバイスと接続するためのインタフェースである。本図において、入出力インタフェース110には赤外線センサ42、表示部46、および入力部48が接続されている。表示部46は、たとえば情報処理手段44の処理結果を表示するモニタであり、入力部48は、たとえば情報処理手段44に処理を指示する入力装置である。
ネットワークインタフェース112は、集積回路100を通信網に接続するためのインタフェースである。この通信網は、例えば CAN(Controller Area Network)通信網である。なお、ネットワークインタフェース112が通信網に接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス108は、情報処理手段44の機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ104は、このプログラムモジュールをメモリ106に読み出して実行することで、情報処理手段44の機能を実現する。
集積回路100のハードウエア構成は本図に示した構成に限定されない。例えば、プログラムモジュールはメモリ106に格納されてもよい。この場合、集積回路100は、ストレージデバイス108を備えていなくてもよい。
図4に戻り、情報処理システム40の動作について以下に説明する。情報処理システム40において、赤外線センサ42は固定カメラでも良いし、撮像する領域を変化させることができる可動カメラでも良い。赤外線センサ42が可動カメラである場合、たとえば情報処理システム40のユーザは、たとえば特に気温が高い時に部材30が配置されている領域にカメラを向けるように赤外線センサ42を制御しても良い。この場合、気温が高くない時にはユーザは部材30が配置されている領域のみならず、広い領域を監視することができる。
情報処理手段44は赤外線センサ42から画像データを取得し、処理することで、生体60を検出する。情報処理手段44が生体60を検出する方法は、たとえば以下の通りである。まず、取得された画像データが二値化される。そして、二値化されたデータのうち強い赤外線が検出された部分を生体60に相当する部分として抽出する。ここで、部材30からの赤外線放射は低いため、画像のうち部材30が写った背景部分では、赤外線強度が低くなっている。一方、画像のうち生体60に相当する部分では強い赤外線が検出される。したがって、二値化後のデータでは、低ノイズで生体60を抽出できる。
さらに、連続して取得された複数の画像データを動画データとして取得し、各画像データ(フレーム)を上記と同様に処理することで、生体60の動きを検出してもよい。
また、赤外線強度に基づいて、体温が高い生体60をさらに抽出することもできる。具体的には、画像のうち生体60に相当する部分の赤外線強度が、予め定められた基準値よりも高い場合、その生体60は体温が基準より高いと判定して抽出する。ここで、基準値は、たとえばストレージデバイス108等に保持されており、情報処理手段44がそれを読み出して処理に用いることができる。
なお、二値化されたデータから予め定められた特徴量を抽出し、生体60を検出しても良い。ここで、予め定められた特徴量は、たとえばストレージデバイス108等に保持されており、情報処理手段44がそれを読み出して処理に用いることができる。
一方、赤外線センサ42がある領域からの赤外線強度を検出するセンサである場合の例について以下に説明する。この場合、赤外線センサ42の受光面は部材30の多孔性セラミック200に向けられる。そして、検出される赤外線強度に基づいて、赤外線センサ42と部材30の間を生体60が横切っているか否かを検出する。具体的には、赤外線センサ42は検出結果として赤外線の検出強度を示す信号を出力する。そして情報処理手段44は赤外線の検出強度を示す信号を赤外線センサ42から取得する。情報処理手段44は、赤外線の検出強度が予め定められた基準強度より小さい場合、赤外線センサ42と部材30との間を生体60が横切っていないと判定する。一方、情報処理手段44は、赤外線の検出強度が予め定められた基準強度以上である場合、赤外線センサ42と部材30との間を生体60が横切っていると判定する。ここで、基準強度は、たとえばストレージデバイス108等に保持されており、情報処理手段44がそれを読み出して処理に用いることができる。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態に係る部材30は、多孔性セラミック200を有することにより、赤外線の放射が低い面を形成できる。そして、赤外線センサを用いた生体検出において赤外線放射が小さい背景を実現できる。したがって、監視対象の場所や温度にかかわらず、生体60を良好に検出できる。
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態に係る部材30の構成を例示する断面図である。本実施形態に係る部材30は、表面の少なくとも一部に塗料の塗膜20を含み、塗膜20が多孔性セラミック200からなるセラミック粒子22とバインダー24とを含む点を除いて、第1の実施形態に係る部材30と同じである。
本実施形態において、部材30は、表面の少なくとも一部に塗料の塗膜20を含むことにより、表面の少なくとも一部に多孔性セラミック200を有する。塗料の塗膜20は、塗料が固化または硬化した固化物である。
塗料は、基材10の表面に塗布して用いることができる。基材10はバインダー24が固化又は硬化することにより塗料の固化物で覆われる。すなわち部材30は、基材10に塗料を塗布して塗膜20を形成することにより得られる。
多孔性セラミック200からなるセラミック粒子22の空孔率は20%以上40%以下である。セラミック粒子22の空孔率を20%以上とすることにより基材10からの放射の透過に起因する赤外線の放出を十分低減できる。また、セラミック粒子22の空孔率を40%以下とすることにより、セラミック粒子22の強度を保つことができると共に、R3+の放射を保つことができる。また、セラミック粒子22の空孔率は25%以上40%以下であることがより好ましく、30%以上35%以下であることがさらに好ましい。
セラミック粒子22の空孔率の測定は、たとえば以下のように行うことができる。
まず、セラミック粒子22の表面に樹脂を塗布し、乾燥させ、空気中での重量を測定する。次いで、樹脂を塗布したセラミック粒子22を液体中に入れ、液体中での重量を測定する。これらを用いて、セラミック粒子22の実密度を測定する。
また、セラミック粒子22の重量、結晶構造、体積から理論密度を計算により求める。セラミック粒子22の理論密度は、セラミック粒子22に空孔が存在しないと仮定した場合の理論的な密度である。上記の実密度と理論密度とを用いて、第1の実施形態と同様にセラミック粒子22の空孔率を求めることができる。
本測定において、セラミック粒子22の表面に樹脂を塗布することにより、空孔への液体の侵入を防ぐことができる。セラミック粒子22の表面に塗布する樹脂の種類は特に限定されない。ただし、表面に塗布することから、比重が小さく粘性の高いものであることが好ましい。また、アルキメデス法に用いる液体と反応しないことが好ましい。樹脂としては、例えばアクリル樹脂やセルロース系樹脂などを用いることができる。
セラミック粒子22は、第1の実施形態と同様の方法で得たペレットを粗く砕くことにより得られる。
セラミック粒子22の粒径は特に限定されないが、セラミック粒子22の粒径分布曲線における最大ピークは、5μm以上100μm以下の範囲内に位置することが好ましい。そうすれば、セラミック粒子22が基材10に対して固定されやすくなるとともに、セラミック粒子22に適度な空孔率を持たせることができる。セラミック粒子22の粒径分布曲線における最大ピークは、10μm以上60μm以下の範囲内に位置することがより好ましく、20μm以上50μm以下の範囲内に位置することがさらに好ましい。
また、塗料の塗膜20に対するセラミック粒子22の含有率は、75重量%以上92重量%以下であることが好ましい。そうすれば、バインダー24でセラミック粒子22を十分結合することができるとともに、基材10からの赤外線をセラミック粒子22で十分遮蔽できる。塗膜20に対するセラミック粒子22の含有率は、たとえば塗料の塗膜20(固化物)を高温加熱し、バインダー24等の成分を灰化させ、その後、灰化の前後の重量の比率を計算することにより求めることができる。
バインダー24は塗料の塗膜20においてセラミック粒子22を互いに結合する。たとえばバインダー24は樹脂を含む。セラミック粒子22の赤外線帯域における光の放射率や透過率を低く維持するために、塗料および塗膜20において、セラミック粒子22の空孔にはバインダー24が入り込んでいないことが好ましい。ただし、バインダー24の状態は特に限定されず、バインダー24は塗料および塗膜20の少なくとも一方において、セラミック粒子22の空孔の少なくとも一部に入り込んでいても良い。また、バインダー24の屈折率は1.0以上1.4以下であることが好ましい。バインダー24の屈折率が1.0以上1.4以下であれば、空孔にバインダー24が入り込んだ場合にもセラミック粒子22の赤外線帯域における光の透過抑制効果に対する影響が小さい。
バインダー24としては、フッ素樹脂が挙げられる。なかでもバインダー24は非晶性フッ素樹脂を含むことが好ましく、非晶性フッ素樹脂であることがより好ましい。そうすれば、バインダー24の屈折率を低くすることができる。
バインダー24の光の吸収率は1200nm以上1700nm以下の波長範囲にわたって、0.1以下であることが好ましい。物質の吸収率と放射率とは等しくなることから、1200nm以上1700nm以下の波長範囲における吸収率を0.1以下とすることにより、バインダー24の赤外線の放射率を低くすることができる。ひいては、塗膜20の赤外線の放射を低減することができる。
塗料は、セラミック粒子22およびバインダー24の他に顔料、溶剤、可塑剤、分散材、増粘剤、その他の添加剤を含んでも良い。これらの添加剤の含有量の合計は、たとえば塗料の固化物に対して5重量%以下である。
塗料は、セラミック粒子22、バインダー24および必要に応じてその他の成分を混合することにより得ることができる。
塗膜20の厚さは特に限定されないが、たとえば50μm以上であることが好ましく、100μm以上であることがより好ましい。そうすれば、基材10からの放射の透過に起因する赤外線の放出を十分低減できる。一方、塗膜20の厚さはたとえば500μm以下であることが好ましく、250μm以下であることがより好ましい。そうすれば、塗料を塗布することにより、塗膜20を容易に形成できる。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。本実施形態においては第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。加えて、塗料を用いて多孔性セラミック200を有する表面を容易に形成できる。
以下、本実施形態を、実施例を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態は、これらの実施例の記載に何ら限定されるものではない。
実施形態で説明したように、一次粒子を成型してペレットを得た。
図7は、ペレットの表面を走査型電子顕微鏡で観察した結果を示す図である。本図は、YbCaAlOの組成を有する一次粒子を用いて作製したペレットの観察結果である。本図から、ペレットが緻密部222および空孔221を有することが分かる。
本ペレットを粉砕して、セラミック粒子を得、バインダーと混合して実施形態で説明したような塗料を作製した。なお、セラミック粒子の空孔率は20%以上40%以下の範囲内であった。この塗料を基材に塗布して赤外線カメラで撮影したところ、塗料を塗布していない場合に比べて検出される赤外線強度が小さかった。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1-1. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有し、
前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である部材。
1-2. 1-1.に記載の部材において、
前記多孔性セラミックの800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である部材。
1-3. 1-1.または1-2.に記載の部材において、
前記多孔性セラミックからなるセラミック層を含む部材。
1-4. 1-1.または1-2.に記載の部材において、
前記表面の少なくとも一部に塗料の塗膜を含み、
前記塗膜は前記多孔性セラミックからなるセラミック粒子とバインダーとを含む部材。
1-5. 1-4.に記載の部材において、
前記セラミック粒子の粒径分布曲線における最大ピークは、5μm以上100μm以下の範囲内に位置する部材。
1-6. 1-4.または1-5.に記載の部材において、
前記塗膜に対する前記セラミック粒子の含有率は、75重量%以上92重量%以下である部材。
1-7. 1-4.から1-6.のいずれか一つに記載の部材において、
前記バインダーの屈折率は1.0以上1.4以下である部材。
1-8. 1-4.から1-7.のいずれか一つに記載の部材において、
1200nm以上1700nm以下の波長範囲にわたって、前記バインダーの光の吸収率が0.1以下である部材。
1-9. 1-4.から1-8.のいずれか一つに記載の部材において、
前記バインダーは樹脂を含む部材。
1-10. 1-9.に記載の部材において、
前記バインダーは、非晶性フッ素樹脂を含む部材。
1-11. 1-1.から1-10.のいずれか一つに記載の部材において、
前記多孔性セラミックは多結晶焼結体である部材。
1-12. 1-1.から1-11.のいずれか一つに記載の部材において、
構造物または建築物用の部材。
1-13. 1-12.に記載の部材において、
路面材または壁材である部材。
2-1. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、
前記赤外線センサの検出結果に基づいて生体を検出する情報処理手段とを備え、
前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である情報処理システム。
2-2. 2-1.に記載の情報処理システムにおいて、
前記多孔性セラミックの800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である情報処理システム。
2-3. 2-1.または2-2.に記載の情報処理システムにおいて、
前記部材は前記多孔性セラミックからなるセラミック層を含む情報処理システム。
2-4. 2-1.または2-2.に記載の情報処理システムにおいて、
前記表面の少なくとも一部に塗料の塗膜を含み、
前記塗膜は前記多孔性セラミックからなるセラミック粒子とバインダーとを含む情報処理システム。
2-5. 2-4.に記載の情報処理システムにおいて、
前記セラミック粒子の粒径分布曲線における最大ピークは、5μm以上100μm以下の範囲内に位置する情報処理システム。
2-6. 2-4.または2-5.に記載の情報処理システムにおいて、
前記塗膜に対する前記セラミック粒子の含有率は、75重量%以上92重量%以下である情報処理システム。
2-7. 2-4.から2-6.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記バインダーの屈折率は1.0以上1.4以下である情報処理システム。
2-8. 2-4.から2-7.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
1200nm以上1700nm以下の波長範囲にわたって、前記バインダーの光の吸収率が0.1以下である情報処理システム。
2-9. 2-4.から2-8.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記バインダーは樹脂を含む情報処理システム。
2-10. 2-9.に記載の情報処理システムにおいて、
前記バインダーは、非晶性フッ素樹脂を含む情報処理システム。
2-11. 2-1.から2-10.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記多孔性セラミックは多結晶焼結体である情報処理システム。
2-12. 2-1.から2-11.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記部材は構造物または建築物用である情報処理システム。
2-13. 2-12.に記載の情報処理システムにおいて、
前記部材は路面材または壁材である情報処理システム。
3-1. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、
前記赤外線センサの検出結果を情報処理手段が処理することで生体を検出し、
前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である検出方法。
3-2. 3-1.に記載の検出方法において、
前記多孔性セラミックの800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である検出方法。
3-3. 3-1.または3-2.に記載の検出方法において、
前記部材は前記多孔性セラミックからなるセラミック層を含む検出方法。
3-4. 3-1.または3-2.に記載の検出方法において、
前記表面の少なくとも一部に塗料の塗膜を含み、
前記塗膜は前記多孔性セラミックからなるセラミック粒子とバインダーとを含む検出方法。
3-5. 3-4.に記載の検出方法において、
前記セラミック粒子の粒径分布曲線における最大ピークは、5μm以上100μm以下の範囲内に位置する検出方法。
3-6. 3-4.または3-5.に記載の検出方法において、
前記塗膜に対する前記セラミック粒子の含有率は、75重量%以上92重量%以下である検出方法。
3-7. 3-4.から3-6.のいずれか一つに記載の検出方法において、
前記バインダーの屈折率は1.0以上1.4以下である検出方法。
3-8. 3-4.から3-7.のいずれか一つに記載の検出方法において、
1200nm以上1700nm以下の波長範囲にわたって、前記バインダーの光の吸収率が0.1以下である検出方法。
3-9. 3-4.から3-8.のいずれか一つに記載の検出方法において、
前記バインダーは樹脂を含む検出方法。
3-10. 3-9.に記載の検出方法において、
前記バインダーは、非晶性フッ素樹脂を含む検出方法。
3-11. 3-1.から3-10.のいずれか一つに記載の検出方法において、
前記多孔性セラミックは多結晶焼結体である検出方法。
3-12. 3-1.から3-11.のいずれか一つに記載の検出方法において、
前記部材は構造物または建築物用である検出方法。
3-13. 3-12.に記載の検出方法において、
前記部材は路面材または壁材である検出方法。
4-1. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有し、
前記多孔性セラミックは、A Al 、A Ga 、R Al 12 、およびR Ga 12 のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である部材。
4-2. 4-1.に記載の部材において、
前記多孔性セラミックの800nm以上1100nm以下の波長領域における放射強度の最大値が、1100nmより長波長側の波長領域における放射強度の2倍以上である部材。
4-3. 4-1.または4-2.に記載の部材において、
前記多孔性セラミックからなるセラミック層を含む部材。
4-4. 4-1.または4-2.に記載の部材において、
前記表面の少なくとも一部に塗料の塗膜を含み、
前記塗膜は前記多孔性セラミックからなるセラミック粒子とバインダーとを含む部材。
4-5. 4-4.に記載の部材において、
前記セラミック粒子の粒径分布曲線における最大ピークは、5μm以上100μm以下の範囲内に位置する部材。
4-6. 4-4.または4-5.に記載の部材において、
前記塗膜に対する前記セラミック粒子の含有率は、75重量%以上92重量%以下である部材。
4-7. 4-4.から4-6.のいずれか一つに記載の部材において、
前記バインダーの屈折率は1.0以上1.4以下である部材。
4-8. 4-4.から4-7.のいずれか一つに記載の部材において、
1200nm以上1700nm以下の波長範囲にわたって、前記バインダーの光の吸収率が0.1以下である部材。
4-9. 4-4.から4-8.のいずれか一つに記載の部材において、
前記バインダーは樹脂を含む部材。
4-10. 4-9.に記載の部材において、
前記バインダーは、非晶性フッ素樹脂を含む部材。
4-11. 4-1.から4-10.のいずれか一つに記載の部材において、
前記多孔性セラミックは多結晶焼結体である部材。
4-12. 4-1.から4-11.のいずれか一つに記載の部材において、
構造物または建築物用の部材。
4-13. 4-12.に記載の部材において、
路面材または壁材である部材。
4-14. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、
前記赤外線センサの検出結果に基づいて生体を検出する情報処理手段とを備え、
前記多孔性セラミックは、A Al 、A Ga 、R Al 12 、およびR Ga 12 のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である情報処理システム。
4-15. 4-14.に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報処理手段は、前記赤外線センサの検出結果に基づいて得られた画像を二値化し、二値化された画像に基づいて、前記生体を検出する情報処理システム。
4-16. 4-15.に記載の情報処理システムにおいて、
前記情報処理手段は、二値化された画像から特徴量を抽出し、抽出された特徴量に基づいて、前記生体を検出する情報処理システム。
4-17. 4-16.に記載の情報処理システムにおいて、
前記特徴量は、赤外線強度である情報処理システム。
4-18. 4-15.から4-17.のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記情報処理手段は、連続して取得された複数の画像に基づいて、前記生体の動きを検出する情報処理システム。
4-19. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、
前記赤外線センサの検出結果を情報処理手段が処理することで生体を検出し、
前記多孔性セラミックは、A Al 、A Ga 、R Al 12 、およびR Ga 12 のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である検出方法。
4-20. 4-19.に記載の検出方法において、
前記情報処理手段によって、前記赤外線センサの検出結果に基づいて得られた画像を二値化し、二値化された画像に基づいて、前記生体を検出する検出方法。
4-21. 4-20.に記載の検出方法において、
前記情報処理手段によって、二値化された画像から特徴量を抽出し、抽出された特徴量に基づいて、前記生体を検出する検出方法。
4-22. 4-21.に記載の検出方法において、
前記特徴量は、赤外線強度である検出方法。
4-23. 4-20.から4-22.のいずれか一つに記載の検出方法において、
前記情報処理手段によって、連続して取得された複数の画像に基づいて、前記生体の動きを検出する検出方法。
この出願は、2016年12月7日に出願された日本出願特願2016-237667号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有し、
    前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
    AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
    Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
    aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
    前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下であり、
    路面材または壁材である部材。
  2. 請求項1に記載の部材において、
    前記表面の少なくとも一部に塗料の塗膜を含み、
    前記塗膜は前記多孔性セラミックからなるセラミック粒子とバインダーとを含む部材。
  3. 請求項2に記載の部材において、
    前記セラミック粒子の粒径分布曲線における最大ピークは、5μm以上100μm以下の範囲内に位置する部材。
  4. 請求項2または3に記載の部材において、
    前記塗膜に対する前記セラミック粒子の含有率は、75重量%以上92重量%以下である部材。
  5. 請求項2から4のいずれか一項に記載の部材において、
    前記バインダーの屈折率は1.0以上1.4以下である部材。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載の部材において、
    1200nm以上1700nm以下の波長範囲にわたって、前記バインダーの光の吸収率が0.1以下である部材。
  7. 請求項2から6のいずれか一項に記載の部材において、
    前記バインダーは、非晶性フッ素樹脂を含む部材。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の部材において、
    構造物または建築物用の部材。
  9. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を検出する赤外線センサと、
    前記赤外線センサの検出結果に基づいて生体を検出する情報処理手段とを備え、
    前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
    AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
    Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
    aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
    前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である情報処理システム。
  10. 表面の少なくとも一部に多孔性セラミックを有する部材が配置された領域から放射される赤外線を赤外線センサで検出し、
    前記赤外線センサの検出結果を情報処理手段が処理することで生体を検出し、
    前記多孔性セラミックは、AAl、AGa、RAl12、およびRGa12のいずれかの組成式で表される化合物を含み、
    AはCa、Sr、およびBaからなる群から選択される一以上の元素であり、
    Rは希土類元素からなる群から選択される一以上の元素であり、
    aは0.9以上1.1以下であり、bは0.9以上1.1以下であり、cは0.9以上1.1以下であり、xは2.9以上3.1以下であり、yは4.9以上5.1以下であり、
    前記多孔性セラミックの空孔率が20%以上40%以下である検出方法。
JP2018554851A 2016-12-07 2017-10-19 部材、情報処理システム、および検出方法 Active JP7024728B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237667 2016-12-07
JP2016237667 2016-12-07
PCT/JP2017/037780 WO2018105244A1 (ja) 2016-12-07 2017-10-19 部材、情報処理システム、および検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018105244A1 JPWO2018105244A1 (ja) 2019-10-24
JP7024728B2 true JP7024728B2 (ja) 2022-02-24

Family

ID=62490873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018554851A Active JP7024728B2 (ja) 2016-12-07 2017-10-19 部材、情報処理システム、および検出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7024728B2 (ja)
WO (1) WO2018105244A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018090463A (ja) * 2016-12-07 2018-06-14 日本電気株式会社 熱放射性セラミック、熱放射性セラミックの製造方法および熱光起電力発電装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002537537A (ja) 1999-02-19 2002-11-05 ラティス インテレクチュアル プロパティー リミテッド 輻射バーナースクリーン
WO2016042749A1 (ja) 2014-09-18 2016-03-24 日本電気株式会社 セラミックエミッタ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH042684A (ja) * 1990-04-17 1992-01-07 Komatsu Ltd 酸化物単結晶の製造方法
JPH11255559A (ja) * 1997-12-16 1999-09-21 Konoshima Chemical Co Ltd 耐食性セラミックス及びその製造方法
JP2004244614A (ja) * 2003-01-23 2004-09-02 Nec Lighting Ltd 緑色発光蛍光体およびそれを用いた蛍光ランプ
GB2480300B (en) * 2010-05-13 2015-03-18 John Morehead Ventilating cowl
CN103833360B (zh) * 2013-12-23 2015-05-20 广东国华新材料科技股份有限公司 微波介质陶瓷及其制备方法
JPWO2016208174A1 (ja) * 2015-06-26 2018-04-26 日本電気株式会社 セラミックとその製造方法、エミッタおよび熱光起電力発電装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002537537A (ja) 1999-02-19 2002-11-05 ラティス インテレクチュアル プロパティー リミテッド 輻射バーナースクリーン
WO2016042749A1 (ja) 2014-09-18 2016-03-24 日本電気株式会社 セラミックエミッタ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018105244A1 (ja) 2018-06-14
JPWO2018105244A1 (ja) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Maddalena et al. Inorganic, organic, and perovskite halides with nanotechnology for high–light yield X-and γ-ray scintillators
KR102330805B1 (ko) 양전자 방출 단층촬영용 투명한 세라믹 가넷 신틸레이터 검출기
CN105190360B (zh) 伽马辐射探测设备
US9753161B2 (en) Neutron scintillator and neutron detector
JP4134993B2 (ja) X線検出装置
RU2640094C1 (ru) Керамический фосвич-детектор со сплавленными оптическими элементами, способ его изготовления и изделия, состоящие из него
RU2663737C2 (ru) Способ производства граничных поверхностей граната и изделия, содержащие полученные таким способом гранаты
JP2002214349A (ja) X線検出モジュール
JP7024728B2 (ja) 部材、情報処理システム、および検出方法
KR101872995B1 (ko) 광각 이미션 필터, 이를 갖는 광학센서 어셈블리, 이를 포함하는 피씨알 시스템, 및 그 제조방법
CN101811868A (zh) 具有立方晶体结构的活性电光陶瓷,其制备方法和用途
Wilson et al. Optimisation of monolithic nanocomposite and transparent ceramic scintillation detectors for positron emission tomography
JP6962334B2 (ja) 監視方法、監視システム、および、構造物、建築物または移動体
Zych et al. Low-temperature luminescence of Lu2O3: Eu ceramics upon excitation with synchrotron radiation in the vicinity of band gap energy
TW201521685A (zh) 閃爍體材料、放射線檢測器以及放射線檢查裝置
Ilatovskii et al. Stimuli-responsive mechanoluminescence in different matrices
Trofimov et al. Microstructure, luminescence and thermoluminescence of laser-sintered polycrystalline ceramic YAG: Ce scintillators
JP7070428B2 (ja) 塗料および塗料の固化物
Yang et al. LiCaAlF6: Eu and LiCaAlF6: Ce Single Crystals Grown by the Vertical Bridgman Method in a Nonvacuum Atmosphere and Their Optical and Scintillation Properties
Camargo et al. A preliminary study of the radioluminescence and optically stimulated luminescence of CaF2: Ce, Dy phosphor
EP3141932B1 (en) An apparatus for detecting radiation and method of providing an apparatus for detecting radiation
Onoda et al. Optically stimulated luminescence properties of Tl-doped NH4Cl transparent ceramics fabricated by SPS method
JP2011106981A (ja) シンチレータアレイ
Shimizu et al. Fine-temperature-resolution imaging luminescence thermometry demonstrated with Ce3+-doped Y3Al5O12
CN106373631A (zh) 一种用于x射线探测的荧光屏及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211001

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220124

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7024728

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151