JP7024294B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents
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Description
以下、本開示を、実施形態に基づいて説明する。実施形態に係る眼科撮影装置は、撮影光学系と、画像取得部と、補正部と、を少なくとも有する。
撮影光学系は、波長が互いに異なる第1照明光および第2照明光を、同一の光路を介して被検眼へ照射し、各照明光の被検眼からの戻り光を受光素子によって受光する。撮影光学系の撮影部位は、例えば、被検眼の眼底であってもよいし、前眼部であってもよい。戻り光は、例えば、被検眼からの反射光であってもよいし、被検眼に存在する蛍光物質が照明光によって励起されることで、蛍光物質から発せられる蛍光であってもよい。第1照明光の戻り光と、第2照明光の戻り光とは、時分割で(換言すれば、互いに異なるタイミングで)受光素子に受光されてもよい。また、受光素子は、撮影光学系に複数個設けられていてもよく、この場合、第1照明光の戻り光と、第2照明光の戻り光とが、同時に受光されてもよい。例えば、複数の受光素子のうち1つに第1照明光の戻り光が受光され、同時に、複数の受光素子のうち他の1つに第2照明光の戻り光が受光されてもよい。
画像取得部は、第1照明光による被検眼の画像と、第2照明光による被検眼の画像と、を受光素子からの信号に基づいてそれぞれ取得する。つまり、眼科撮影装置は、被検眼の画像を波長成分毎に別個に撮影可能である。画像取得部は、第1照明光による被検眼の画像と、第2照明光による被検眼の画像と、を略同一の撮影範囲が撮影された画像として取得してもよい。この場合、第1照明光と、第2照明光と、を照射するときの光軸の位置が互いに一致するように、眼の動きに撮影光学系を追従させつつ、撮影が行われてもよいし、第1照明光と、第2照明光と、を略同時に照射し、撮影が行われてもよい。
これに対し、補正部は、画像取得部によって取得される各々の被検眼の画像が同じ倍率となるように、各々における倍率色収差を補正する補正処理を実行する。補正処理は、例えば、画像処理であってもよいし、信号処理であってもよいし、その他の処理であってもよい。補正処理によって倍率色収差が補正された各々の画像は、眼科撮影装置の撮影画像として、メモリに格納されてもよい。
眼科撮影装置は、制御部を更に有してもよい。制御部は、眼科撮影装置における撮影制御を行う。例えば、撮影光学系を制御し、被検眼へ照射される照明光の波長を、第1照明光と、第2照明光と、の間で切換えてもよい。また、撮影光学系を制御し、受光素子によって受光される戻り光の波長を切換えてもよい。
撮影光学系は、画角を変更する画角切換部を有してもよい。画角切換部は、第1照明光および第2照明光の屈折状態を変更することで画角を切換る。詳細には、画角切換部は、光路に対して光学素子を挿脱することで屈折状態が変更される挿脱機構であってもよい。光学素子は、レンズ、および、プリズム等を用いることができる。光学素子の挿脱は、アタッチメント光学系の着脱であってもよい。また、画角切換部は、2つ以上のレンズの位置関係が光路に沿って変化することで、屈折状態が変更されるズーム機構であってもよい。また、液晶レンズ等の屈折力可変レンズを画角切換部として有していてもよい。
眼科撮影装置は、照明光の波長が時分割で切換ることで、被検眼から受光素子までの受光経路における分光部の分光特性が切換ることで、または、その両方によって、受光素子と対応する照明光の波長が変更される。この場合、ある受光素子からの信号に基づく被検眼の画像における倍率色収差が、上記の切換によって変化することが考えられる。そこで、補正部による倍率の補正量(倍率色収差を考慮した倍率の補正量)を、受光素子毎に固有の固定値とはせず、撮影条件に応じて切換えてもよい。
例えば、撮影光学系は、第1照明光の被検眼からの戻り光と、第2照明光の被検眼からの戻り光と、を1つの受光素子へ導くものであってもよい。このとき、制御部は、撮影光学系によって第1照明光と、第2照明光とを時分割で照射させることで、画像取得部において、第1照明光による被検眼の画像と、第2照明光による被検眼の画像と、を上記の1つの受光素子からの信号に基づいて時系列に生成させてもよい。
撮影光学系が複数の受光素子を備える場合、更に、分光部を有してもよい。分光部は、それぞれの受光素子に互いに異なる波長域の光を受光させる。分光部は、戻り光の波長を分離させ、更に、光路を分岐させる。波長を分離させる光学素子として、分光部は、フィルタ、ダイクロイックミラー等を有していてもよい。また、光路を分岐させる光学素子として、分光部は、各種のビームスプリッターを有していてもよい。具体的には、ダイクロイックミラー、ハーフミラー、穴開きミラー、および、ファイバカップラ等のいずれかをビームスプリッターとして用いてもよい。これらの光学素子を適宜組み合わせることで、分光部が実現されてもよい。
眼科撮影装置は、以下のような画像処理部および/または表示制御部を有してもよい。画像処理部は、例えば、補正部によって各々の間の倍率色収差補正がされた、第1照明光による被検眼の画像と第2照明光による被検眼の画像とを合成し、合成画像を生成してもよい。合成画像は、眼科撮影装置のメモリに格納されてもよい。また、表示制御部によって、モニタへ表示されてもよい。
以下、図1~図4を参照し、眼科撮影装置の一つの実施例である走査型レーザー検眼鏡(以下、「SLO」と記す)1について説明する。SLO1は、眼底の正面画像を撮影する装置である。SLO1は、レーザー光を眼底上で走査し、眼底からのレーザー光の戻り光を受光することによって眼底の正面画像(「被検眼の画像」の一例)を取得する。SLO1は、光干渉断層計(OCT:Optical Coherence Tomography)、視野計などの他の眼科装置と一体化された装置であってもよい。
図1を参照して、SLO1に設けられた光学系を説明する。図1に示すように、SLO1は、照射光学系10と、受光光学系20と、を有する(まとめて、「撮影光学系」と称す)。SLO1は、これらの光学系10,20を用いて眼底画像を撮影する。
次に、図2を参照して、より広画角な「第2画角」であるときの光学構成を示す。本実施例では、レンズアタッチメント3が画角切換部である。本実施例では、対物レンズ17と、被検眼Eとの間に、レンズアタッチメント3が装着されることで、「第2画角」に設定される。
<制御系の構成>
次に、図3を参照して、SLO1の制御系を説明する。SLO1は、制御部70によっての各部の制御が行われる。制御部70は、SLO1の各部の制御処理と、演算処理とを行う電子回路を有する処理装置(プロセッサ)である。制御部70は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等で実現される。制御部70は、記憶部71と、バス等を介して電気的に接続されている。また、制御部70は、レーザー光源11、受光素子25,27,29、、走査部16、入力インターフェイス75、およびモニタ80等の各部とも電気的に接続されている。
ここで、Rはある画素の補正前の画像中心からの距離、R‘は補正後の距離である。ルックアップテーブル(図4(b))には Xbに加えて Xb2,Xb3 .., も保持していてもよい。
次に、図4を参照し、SLO1の撮影動作を説明する。
カラー撮影モードは、眼底反射光によるカラーの眼底画像が撮影される撮影モードである。カラー撮影モードにおいて、制御部70は、レーザー光源11から、赤,緑,青の波長域の光を、同時に出射させる。また、フィルタ46を受光光学系20の光路外へ退避させる。その結果、図4に示すように、各色の眼底反射光のうち、赤色成分が受光素子25で受光され、緑色成分が受光素子27で受光され、青色成分が受光素子29で受光される。制御部70は、それぞれの受光素子25,27,29からの信号を処理して、カラーによる眼底画像を形成する。
IAモードは、造影剤の一種であるICG(インドシアニングリーン)からの蛍光による蛍光画像(以下、ICG画像と称す場合がある)が撮影される撮影モードである。
FAモードは、造影剤の一種であるフルオレセインからの蛍光による蛍光画像(以下、FA画像と称す場合がある)が撮影される撮影モードである。
FAF撮影モードは、眼底に存在する蛍光物質(例えば、リポフスチン)からの蛍光による蛍光画像(以下、FAF画像と称す場合がある)が撮影される撮影モードである。
例えば、上記実施形態では、倍率色収差を考慮して、画像の倍率を補正した。しかし、画像の倍率を補正せずに、異なる照明光によって取得された画像間を対応づけることは可能である。
17,50 対物光学系
25,27,29 受光素子
10,20 撮影光学系
70 制御部
Claims (1)
- レンズを含む対物光学系を持ち、波長が互いに異なる第1照明光と第2照明光とを、前記対物光学系を介して同一の光路で被検眼にそれぞれ照射すると共に、前記第1照明光による被検眼からの反射光と、前記第2照明光による被検眼からの蛍光と、をそれぞれ受光素子によって受光する撮影光学系と、
前記第1照明光による被検眼の反射画像と、前記第2照明光による被検眼の蛍光画像と、を前記受光素子からの信号に基づいてそれぞれ取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段によって取得される前記反射画像と前記蛍光画像とが同じ倍率となるように、各々における倍率色収差であって、前記対物光学系では補正しきれない倍率色収差を補正する補正処理を実行する補正手段と、を備える眼科撮影装置。
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