JP7023404B1 - 熱交換器および空気調和機 - Google Patents

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【課題】製造コストを増大させずに、端板の立ち上がり部がロウ付けの妨げとなることを抑制する。【解決手段】複数のフィン16と、前記フィン16に接合された複数列の伝熱管15と、前記複数列の伝熱管15同士をロウ付けにより接続する接続配管17と、前記フィン16の端部に前記複数列の伝熱管15のうちの少なくとも一列の伝熱管15を筐体に固定する端板19とを備え、前記伝熱管15および前記接続配管17はアルミニウムまたはアルミニウム合金により形成され、前記端板19は、一体成形された平板部20と立ち上がり部21とを含み、前記立ち上がり部21の最頂部25は、同列の隣り合う伝熱管15の間に位置している。【選択図】図4

Description

本発明は、熱交換器および空気調和機に関する。
従来、空気調和機の室外機や室内機には、熱交換器が搭載されている。その熱交換器は、例えば特許文献1に記載されているように、複数の伝熱管と、複数の伝熱管に接合されたフィンと、複数の伝熱管の端部同士を接続するパス配管とから構成される。また、特許文献1に記載された熱交換器には、フィンの端部に熱交換器を筐体に固定するための端板(プレート)が設けられている。端板は、平板部と立ち上がり部とを備え、それら平板部と立ち上がり部とは分割された構造である。そして、立ち上がり部は、伝熱管の端部にパス配管がロウ付けされた後に平板部に接合される。
特開2014-119158号公報
上述の端板における平板部と立ち上がり部とを分割して構成した場合には、伝熱管とパス配管とをロウ付けした後に平板部と立ち上がり部とを接合することになり、製造コストが増大する。一方、平板部と立ち上がり部とを一体成形した場合には、伝熱管の端部にパス配管をロウ付けする際に、立ち上がり部がロウ付けの妨げとなって入熱量が不安定になるおそれがあり、ひいてはロウ付け不良が生じる場合がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、製造コストを増大させずに、端板の立ち上がり部がロウ付けの妨げとなることを抑制できる熱交換器および空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、複数のフィンと、前記フィンに接合された複数列の伝熱管と、前記複数列の伝熱管同士をロウ付けにより接続する接続配管と、前記フィンの端部に前記複数列の伝熱管のうちの少なくとも一列の伝熱管を筐体に固定する端板とを備え、前記伝熱管および前記接続配管はアルミニウムまたはアルミニウム合金により形成され、前記端板は、一体成形された平板部と立ち上がり部とを含み、前記立ち上がり部の最頂部は、同列の隣り合う伝熱管の間に位置し、前記立ち上がり部は、前記端板を前記筐体に固定するための締結部が形成された第1の立ち上がり部と、前記締結部が形成されていない第2の立ち上がり部とを含み、前記第2の立ち上がり部の高さは、前記第1の立ち上がり部の高さより低く、前記端板は、アルミニウム、アルミニウム合金、または、樹脂により形成されているものである。



本発明によれば、製造コストを増大させずに、端板の立ち上がり部がロウ付けの妨げとなることを抑制できる。
空気調和機を示す外観構成図である。 空気調和機の冷媒回路を示す図である。 室外熱交換器を説明するための図である。 本実施形態における端板の立ち上がり部と伝熱管との位置関係を説明するための図である。 締結部のない範囲に立ち上がり部を形成した変形例を示す図である。 締結部のない範囲に立ち上がり部を形成した変形例を示す図である。 締結部が形成された立ち上がり部の変形例を示す図である。 締結部が形成された立ち上がり部の変形例を示す図である。 締結部が形成された立ち上がり部の変形例を示す図である。 立ち上がり部全体の変形例を示す図である。 立ち上がり部全体の変形例を示す図である。 一列の伝熱管に対して立ち上がり部を形成した変形例を示す図である。
図1は、本実施形態に係る空気調和機1を示す外観構成図である。空気調和機1は、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)で冷媒を循環させることによって、空調を行う。図1に示すように、空気調和機1は、室内(被空調空間)に設置される室内機2と、屋外(室外)に設置される室外機3と、ユーザによって操作されるリモコン4とを備えている。
室内機2は、リモコン通信部5を備えている。リモコン通信部5は、赤外線通信等によって、リモコン4との間で所定の信号を送受信する。例えば、リモコン通信部5は、運転指令、停止指令、設定温度の変更、運転モードの変更、もしくは、タイマの設定等の信号をリモコン4から受信する。また、リモコン通信部5は、室内温度の検出値等をリモコン4に送信する。なお、図1では省略しているが、室内機2と室外機3とは、冷媒配管を介して接続されるとともに、通信線を介して接続されている。
図2は、実施形態に係る空気調和機1の冷媒回路Qを示す図である。なお、図2に示す実線の矢印は、暖房運転時における冷媒の流れを示している。また、図2に示す破線の矢印は、冷房運転時における冷媒の流れを示している。
室内機2は、リモコン通信部5の他に、室内熱交換器6と、室内ファン7とを備えている。室内熱交換器6においては、伝熱管を通流する冷媒と、室内ファン7から送り込まれる室内空気との間で熱交換が行われる。室内熱交換器6は、後述の四方弁13の切り替えにより凝縮器または蒸発器として動作する。室内ファン7は、室内熱交換器6の付近に設置されている。室内ファン7は、室内ファンモータ8の駆動によって、室内熱交換器6に室内空気を送り込む。
室外機3は、圧縮機9と、室外熱交換器10と、室外ファン11と、室外膨張弁(膨張弁)12と、四方弁13とを備えている。圧縮機9は、圧縮機モータ14の駆動によって、低温低圧のガス冷媒を圧縮し、高温高圧のガス冷媒として吐出する。室外熱交換器10においては、後述する伝熱管15を通流する冷媒と、室外ファン11から送り込まれる外気との間で熱交換が行われる。室外熱交換器10は、四方弁13の切り替えにより凝縮器または蒸発器として動作する。
室外ファン11は、図1に示すように、室外熱交換器10の付近に設置されている。室外ファン11は、室外ファンモータ11aの駆動によって、室外熱交換器10に外気を送り込む。室外膨張弁12は、「凝縮器」(室外熱交換器10および室内熱交換器6の一方)で凝縮した冷媒を減圧する機能を有している。なお、室外膨張弁12において減圧された冷媒は、「蒸発器」(室外熱交換器10および室内熱交換器6の他方)に導かれる。
四方弁13は、空気調和機1の運転モードに応じて、冷媒の流路を切り替える弁である。四方弁13の切り替えにより、冷房運転時には、破線矢印で示すように、圧縮機9、室外熱交換器(凝縮器)10、室外膨張弁12、および室内熱交換器(蒸発器)6の順に冷媒が循環する冷凍サイクルとなる。また、四方弁13の切り替えにより、暖房運転時には、実線矢印で示すように、圧縮機9、室内熱交換器(凝縮器)6、室外膨張弁12、および室外熱交換器(蒸発器)10の順に冷媒が循環する冷凍サイクルとなる。すなわち、圧縮機9、「凝縮器」、室外膨張弁12、および「蒸発器」を順次に介して冷媒が循環する冷媒回路Qにおいて、前記した「凝縮器」および「蒸発器」の一方は室外熱交換器10であり、他方は室内熱交換器6である。
図3は、室外熱交換器10を説明するための図である。室外熱交換器10は、伝熱管15と、フィン16と、接続配管17とを備えたフィンチューブ型の熱交換器である。これら伝熱管15、フィン16、および、接続配管17を含む室外熱交換器10の各構成部材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金を材料として形成されている。図3には、伝熱管15の長手方向に直交した方向から見た状態の伝熱管15、フィン16および接続配管17を示している。さらに、本実施形態の室外熱交換器10においては、図3に示す紙面右側の伝熱管15を一方の端の伝熱管とし、紙面の奥行き方向に沿って複数の伝熱管15が配置された伝熱管15の列が形成されている。同様に、紙面左側の伝熱管15を他方の端の伝熱管とし、紙面の奥行き方向に沿って複数の伝熱管15が配置された伝熱管15の列が形成されている。このように、本実施形態の室外熱交換器10においては、2列の伝熱管15が形成されている。なお、伝熱管15は、2列に限られず2列以上の複数列でもよい。
伝熱管15は、冷媒を通流させる管であり、円管状または扁平管状に形成されている。フィン16は、空気と伝熱管15との伝熱面積を増大させて空気と冷媒との熱交換を促進する伝熱促進部材であって、本実施形態では、薄板状のフィン16が伝熱管15の長手方向(紙面の上下方向)に沿って複数積層されている。そして、上述の各伝熱管15は、フィン16に対して掛け渡されるように(あるいは直交するように)フィン16の貫通孔に挿入されて、フィン16と伝熱管15とが互いに密着している。接続配管17は、複数の伝熱管15の端部同士を接続する管であり、本実施形態では、U字状に形成されている。図3に示す符号18は、接続配管17と伝熱管15とを接続する接続部18である。接続部18は、伝熱管15の端部に相当する。
また、室外熱交換器10には、室外熱交換器10を室外機3の筐体などに固定するための端板19が設けられている。具体的には、端板19は、フィン16の端部に、フィン16と伝熱管15との間に設けられている。すなわち、伝熱管15とフィン16とは、端板19を介して接合されている。また端板19は、平板部20と立ち上がり部21とを含み、これら平板部20と立ち上がり部21とが一体成形されている。端板19の材料は、例えばアルミニウム、アルミニウム合金である。このように、端板19が伝熱管15やフィン16と同様の部材で形成されることにより、腐食による劣化を防ぐことができる。他の例としては、端板19は腐食の問題のない樹脂(例えばABS樹脂)で形成されてもよい。これにより、伝熱管15と端板19とにおいて、腐食が生じることを抑制できる。また、同様に、フィン16と端板19とにおいて、腐食が生じることを抑制できる。
また、本実施形態における端板19は、上述のように平板部20と立ち上がり部21とが一体成形されている。
端板19における立ち上がり部21は、室外熱交換器10を室外機3に固定する際の位置決めまたは強度を確保するための出っ張り(リブやフランジ)である。この立ち上がり部21には、端板19を室外機3に固定するための締結部22が形成され、その締結部22には、ネジ止めするための締結孔23が形成されている。なお、端板19と室外機3などの筐体への固定方法は、上述のネジ止めの他、リベット加工、カシメ加工、溶接(例えばスポット溶接)、爪による引っ掛けなど適宜の固定方法であってよい。
このように構成された室外熱交換器10は、従来知られているように、異種金属腐食の対策のために、例えばアルミニウム製の伝熱管15に触れる部品は、同じアルミニウム製であることが好ましい。本実施形態では、伝熱管15同士を接続配管17により接続する際に、接続部18にロウ付けを行う。しかしながら、ロウ材と伝熱管15および接続配管17との融点が近いと、ロウ付け不良が生じることがある。
特に、アルミニウムまたはアルミニウム合金のロウ付けは、アルミニウムまたはアルミニウム合金の融点が約580℃であるのに対して、ロウ材(アルミロウ材A4047)の融点が約530℃と融点差が約50℃と比較的近いため、ロウ付け部分の温度が均一に上昇するように入熱しないと、ロウ材が溶け終わる前にロウ付け部分(伝熱管15や接続配管17)のアルミニウムまたはアルミニウム合金が局部的に融点に達してしまい、その結果、ロウ材より先に伝熱管15や接続配管17が溶融してしまう。それと反対に、ロウ付け部分のアルミニウムまたはアルミニウム合金が局部的に融点に到達する前に入熱を止めると、ロウ材の溶け残りが発生してしまう。
なお、従来知られている熱交換器のように、銅または銅合金で伝熱管および接続配管が形成された銅製の熱交換器においては、銅または銅合金の融点が約1080℃であるのに対して、ロウ材(リン銅ロウ)の融点が約800℃と融点差が約280℃あるため、不均一にロウ付け部分の温度が上昇してもロウ材が溶け終わる前にロウ付け部分の銅または銅合金が融点に達して先に溶融してしまう可能性は低い。
本実施形態の室外熱交換器10のように、アルミニウムまたはアルミニウム合金のロウ付けを行う場合には、ロウ付け部分の温度が均一に上昇するように入熱することが要求される。一方、本実施形態では、フィン16の端部に立ち上がり部21を有する端板19が設けられており、立ち上がり部21は、伝熱管15と接続配管17との接続部18の近傍に位置する。ロウ付けは、接続部18に火炎24を当てて行うことになるため、伝熱管15と接続配管17とをロウ付けする際に端板19の立ち上がり部21によって火炎24が遮られると、伝熱管15と接続配管17との接続部18への入熱量が不安定になり、ひいてはロウ付け不良が発生することがある。そこで、本実施形態では、立ち上がり部21は、ロウ付けの妨げとならないように配置されている。
図4は、本実施形態における端板19の立ち上がり部21と伝熱管15との位置関係を説明するための図である。図4から把握できるように、本実施形態では、立ち上がり部21が、隣合う伝熱管15同士の間に位置している。具体的には、伝熱管15が並んでいる長手方向(以下、単に長手方向とも記す)に、端板19が延びて設けられており、その端板19の任意の位置に形成された立ち上がり部21が隣り合う伝熱管15同士の間に位置している。なお、前記長手方向に加えて、図示しないものの短手方向(図4の紙面奥側)にも伝熱管15が並んでいる。つまり、立ち上がり部21は、長手方向で同列に配置された隣り合う伝熱管15の間に位置している。この立ち上がり部21は、図4に示すように立ち上がり部21の全体が隣り合う伝熱管15同士の間に位置することに限られず、立ち上がり部21の少なくとも最頂部25が隣り合う伝熱管15同士の間にあればよい。したがって、後述する図5から図8の例のように立ち上がり部21の一部が、長手方向で伝熱管15と同じ位置に形成されていてもよい。上記の立ち上がり部21の最頂部25は、伝熱管15の長手方向にほぼ垂直な端部をいう。
また、立ち上がり部21における平板部20を基準とした接続部18の方向に突出した長さは、伝熱管15と接続配管(図4では省略)との接続部18までの長さより短くなっている。言い換えれば、立ち上がり部21の最頂部25の高さは、接続部18より低くなっている。つまり、本実施形態では、立ち上がり部21は、ロウ付けによる火炎24が当たる接続部18に干渉しない(あるいは干渉しにくい)位置に形成されている。なお、これ以降の説明では、便宜上、立ち上がり部21の接続部18の方向に突出した長さを、「立ち上がり部21の高さ」、あるいは、「立ち上がり部21の最頂部25の高さ」と記す。
このように、本実施形態では、端板19の立ち上がり部21が、隣合う伝熱管15同士の間に位置している。そのため、伝熱管15と接続配管17とを接続するために接続部18にロウ付けをする際に、立ち上がり部21によって火炎24が遮られることを抑制できる。すなわち、接続部18への入熱量が不安定になることを抑制できる。言い換えれば、立ち上がり部21がロウ付けを阻害することを抑制できる。したがって、ロウ付け不良が生じることを抑制もしくは回避できる。
また、本実施形態では、立ち上がり部21の最頂部25の高さが、接続部18の高さより低くなっている。そのため、仮に、伝熱管15同士の間に火炎24が当たることがあった場合でも、火炎24が当たる箇所より低い位置に立ち上がり部21の最頂部25が位置することになるため、立ち上がり部21がロウ付けの妨げとなることを更に抑制できる。
また、本実施形態では、端板19の材料が、伝熱管15と同じ材料であるアルミニウムまたはアルミニウム合金、もしくは、伝熱管15の材料と腐食反応が生じにくい樹脂材料によって形成されている。そのため、伝熱管15と端板19との間で腐食が生じることを抑制できる。また、伝熱管15と端板19とが同じ材料であることにより融点が近い場合であっても、上述のように立ち上がり部21は火炎24が当たる接続部18の近傍に位置しないので、ロウ材より先に立ち上がり部21が溶融してしまうことを抑制できる。
さらに、本実施形態では、端板19の平板部20と立ち上がり部21とが一体成形されている。つまり、前掲の特許文献1に記載された端板19のように平板部20と立ち上がり部21とが分割されておらず、平板部20と立ち上がり部21とを接合する際のコストを要しない。したがって、本実施形態では、熱交換器(および空気調和機)の製造コストを増大させずに、端板19の立ち上がり部21がロウ付けの妨げとなることを抑制できる。
つぎに、本実施形態における変形例について説明する。上述のように、本実施形態は、端板19の立ち上がり部21が接続部18へのロウ付けの妨げとなることを抑制できればよく、したがって、立ち上がり部21の構成は適宜変更されてよい。図5から図8は、変形例の一例をそれぞれ示す図である。
図5A,図5Bは、第1の変形例を示す図である。具体的には、図5A,図5Bに示す例は、立ち上がり部21が締結部22のない範囲にも形成されている。例えば、図5Aに示すように、伝熱管15が並んだ長手方向において、立ち上がり部21が端板19の全体に形成されている。図5Aに示す例では、締結部22が形成されていない部分の立ち上がり部21bの高さは、締結部22が形成された立ち上がり部21aより低くなっている。また、締結部22が形成されていない立ち上がり部21bは、前記長手方向において、端板19の全体に拘わらず、図5Bに示すように、一部の箇所に形成されてもよい。つまり、立ち上がり部21は、室外熱交換器10を室外機3に固定する際の強度部材であるから、前記長手方向において、端板19の任意の箇所に形成されてよい。そして、締結部22が形成されてない立ち上がり部21bは、締結部22が形成された立ち上がり部21aより、高さが低くなっていればよい。このように、締結部22が形成されていない立ち上がり部21bを形成することにより、立ち上がり部21のロウ付けへの影響(すなわち火炎24を遮ること)を抑制しつつ、立ち上がり部21全体の強度をより確実なものとすることができる。なお、締結部22が形成された立ち上がり部21aが、「第1の立ち上がり部」に相当し、締結部22が形成されていない立ち上がり部21bが、「第2の立ち上がり部」に相当する。
図6A,図6B,図6Cは、第2の変形例を示す図である。具体的には、図6A,図6B,図6Cに示す例は、締結部22が形成された立ち上がり部21の部分の形状が任意の形状となっている例である。上述の図4で示した本実施形態では、立ち上がり部21の形状が矩形状とされていたものの、例えば図6Aに示すように、立ち上がり部21の最頂部25の上部の形状が円形状であってもよい。この場合、最も位置が高い円形状の端部が最頂部25に相当する。あるいは、図6Bに示すように、最頂部25の一部が欠けた形状であってもよい。あるいは、図6Cに示すように、立ち上がり部21全体が接続部18の方向に向けて先細りの形状であってもよい。つまり、図6A,図6B,図6Cに示す例は、締結部22が形成された立ち上がり部21の最頂部25の幅(長手方向における幅)が、締結部22が形成された立ち上がり部21の他の部分の幅より狭ければよい。なお、締結部22が形成された立ち上がり部21の他の部分の幅が、「第1の立ち上がり部の最頂部より低い所定の立ち上がり部」に相当する。
図7A,図7Bは、第3の変形例を示す図である。具体的には、図7A,図7Bに示す例は、図5Aの例と図6Cの例とを組み合わせた例、および、その変形例を示している。例えば図7Aに示す例は、締結部22が形成された立ち上がり部21aの形状が、接続部18に向けて先細りとなっており、かつ、長手方向において端板19の全体に締結部22が形成されていない立ち上がり部21bが形成されている。また図7Bに示す例では、図7Aを更に変形して、締結部22が形成された立ち上がり部21aの最頂部25の幅の一部が同じ幅となっている。
このように、立ち上がり部21の形状を任意の形状にすることにより、締結部22を形成する箇所や大きさの自由度が増大し、言い換えれば室外熱交換器10を構成する上での設計の自由度が増大させることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。例えば、上述の実施形態や各変形例では、複数列の伝熱管15を支持するように端板19に立ち上がり部21が形成されていたものの、図8に示すように、一列(単列)毎の伝熱管15を支持するように立ち上がり部21が形成されていてもよい。また、上述の実施形態や各変形例では、立ち上がり部21が、端板19の短手方向の一方のみに形成されていたものの、短手方向の両端に形成されていてもよい(図示省略)。さらに、上述の実施形態や変形例では、熱交換器として室外熱交換器10を例として説明したものの、熱交換器は室内熱交換器6であってもよい。室内熱交換器6に本発明を適用した場合には、室内熱交換器6は端板19によって室内機2の筐体などに固定されることになる。また、その他、上述の実施形態や変形例の一部を適宜組み合わせてもよい。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
4 リモコン
5 リモコン通信部
6 室内熱交換器
7 室内ファン
8 室内ファンモータ
9 圧縮機
10 室外熱交換器
11 室外ファン
11a 室外ファンモータ
12 室外膨張弁
13 四方弁
14 圧縮機モータ
15 伝熱管
16 フィン
17 接続配管
18 接続部
19 端板
20 平板部
21 立ち上がり部
21a 第1の立ち上がり部
21b 第2の立ち上がり部
22 締結部
23 締結孔
24 火炎
25 最頂部

Claims (4)

  1. 複数のフィンと、
    前記フィンに接合された複数列の伝熱管と、
    前記複数列の伝熱管同士をロウ付けにより接続する接続配管と、
    前記フィンの端部に前記複数列の伝熱管のうちの少なくとも一列の伝熱管を筐体に固定する端板とを備え、
    前記伝熱管および前記接続配管はアルミニウムまたはアルミニウム合金により形成され、
    前記端板は、一体成形された平板部と立ち上がり部とを含み、
    前記立ち上がり部の最頂部は、同列の隣り合う伝熱管の間に位置し
    前記立ち上がり部は、前記端板を前記筐体に固定するための締結部が形成された第1の立ち上がり部と、前記締結部が形成されていない第2の立ち上がり部とを含み、
    前記第2の立ち上がり部の高さは、前記第1の立ち上がり部の高さより低く、
    前記端板は、アルミニウム、アルミニウム合金、または、樹脂により形成されている、
    熱交換器。
  2. 前記立ち上がり部の最頂部の高さは、前記伝熱管と前記接続配管との接続部の高さより低い、
    請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第1の立ち上がり部の最頂部の幅は、前記第1の立ち上がり部の最頂部より低い所定の立ち上がり部の幅より狭い、
    請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱交換器を搭載した空気調和機。
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