JP7022985B2 - 油圧式車軸駆動装置 - Google Patents
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Description
まず、本発明に係る駐車ブレーキ装置を備えた車両の全体構成について、説明する。
図1および図2に示す作業車両1は、本発明に係る駐車ブレーキ装置2を備えた車両の一実施形態である。なお、以後の説明では、作業車両1について、図1および図2に示すように、前後方向、上下方向、左右方向を規定し、他の説明においても、その規定した方向を共通で採用する。
図1乃至図8に示すように、駐車ブレーキ装置2は、本発明に係る油圧式車軸駆動装置を構成する駐車ブレーキ装置の一実施形態であり、駐車ブレーキ機構20、バルブユニット30、を備えている。なお、左右の車軸駆動装置4L・4Rは、互いに左右対称構造であることから、本実施形態では、右の車軸駆動装置4Rを構成する駐車ブレーキ機構20を例示して説明する。
図3乃至図7に示すように、センタセクション60の下面には、インナギア71とアウタギア72とよりなるトロコイドポンプであるチャージポンプ70が配設されており、ハウジング41内の油溜まり42より、油が油フィルタ73を介して吸引されると共に、ハウジング41には、外部リザーバタンク74が外付けされており、油溜まり42の油の体積が膨張・収縮するのに応じて、細管75を介して油溜まり42に油が給排されるようにしている。
図3に示すように、バルブユニット30は、駐車ブレーキ機構20の動作を切り替えるための弁装置であり、ケース31、ソレノイドバルブ32、リリーフバルブ33、等により構成される。
ケース31は、各バルブ32・33を収容する筐体であり、外面に各バルブ32・33に対して作動油を給排するためのポート34・35・36・37・38が形成されている。
このような構成の車軸駆動装置4L・4Rによれば、無段変速装置40の冷却を行うチャージ油を、駐車ブレーキ機構20を解除するための油圧源として利用することで、車軸駆動装置4L・4Rに対して、簡易に、駐車ブレーキ機構20を設けることができる。
図10(a)(b)に示すように、操縦レバー13Lは、該操縦レバー13Lの第1回動軸13bLを支持し、第1回動軸13bLを被装するカバー13cLに形成されたレバーガイドGLに沿って、前進位置(F)と後進位置(R)に向けて、前後方向へ回動可能に構成される。また、第1回動軸13bLには、軸方向に直交する向きにアーム13dLが突設されており、アーム13dLに対してロッド13aLの一端が回転自在に連結されている。ロッド13aLの他端は、車軸駆動装置4Lに連結されており、操縦レバー13Lの回動操作が、ロッド13aLを介して車軸駆動装置4Lに伝達される。
駐車ブレーキ装置2(図1参照)は、運転者が操縦レバー13L・13Rを操作して、人為的に駐車指令を行うと、コントローラ39よりバルブユニット30に指令信号が出力され、バルブユニット30のソレノイドバルブ32が「開」とされ、ポート36、油路29Rを介して、車軸駆動装置4Rの給排ポート26へ作動油が供給されるとともに、ポート37、油路29Lを介して、車軸駆動装置4Lの給排ポート26へ作動油が供給される。このとき、駐車ブレーキ機構20は、図9(a)に示すように、油室27に供給される作動油の油圧によってロックメンバ22が第1位置Xに変位され、ロックメンバ22の係止部22aがブレーキロータ21の凹部21aに嵌入される。これにより、駐車ブレーキ装置2が効いた状態となる。
このような構成の車軸駆動装置4L・4Rによれば、駐車ブレーキ機構20を、複雑なリンク機構等を用いずに、コンパクトに構成することができる。
5L・5R 車軸
20 駐車ブレーキ機構(駐車ブレーキ手段)
21 ブレーキロータ
21a 凹部
22 ロックメンバ
22a 係止部
22b 非係止部
24 バネ部材
28 ロッド(押圧手段)
30 バルブユニット(バルブ)
40 無段変速装置(油圧式無段変速装置)
41 ハウジング
48 モータ軸(回転軸)
50 減速ギア列(伝達機構)
70 チャージポンプ(給油機構)
76L・76R 油出力ポート
77L・77R 油入力ポート
78a・78b・78c・78d 油路
X 第1位置
Y 第2位置
Claims (3)
- 車軸を支持すると共に内部に油を溜めたハウジングと、該油を作動油として用いる油圧式無段変速装置と、前記変速装置の回転を前記車軸へ伝達する伝達機構と、前記車軸の回転を規制する駐車ブレーキ手段と、を備えた油圧式車軸駆動装置であって、
前記駐車ブレーキ手段は、
前記伝達機構を構成する回転軸上に設けられ該回転軸を軸心として同軸で回転可能な円盤状のブレーキロータと、前記ブレーキロータを係止する第1位置と前記ブレーキロータを係止しない第2位置とに変位可能なロックメンバと、前記ロックメンバを前記第1位置へ常時付勢するバネ部材と、を有し、
前記ロックメンバは、
前記第1位置において、前記ブレーキロータに形成された凹部に嵌入され、前記ブレーキロータを係止する係止部と、
前記第2位置において、前記凹部に対応する位置に配置され、前記ブレーキロータから離間する非係止部と、を備え、
前記油をくみ上げて供給される油圧によって、前記バネ部材の付勢力に抗して前記ロックメンバを前記第2位置に変位可能な給油機構を設け、
前記ロックメンバの変位方向が、前記ブレーキロータの回転軸方向に対して平行であり、かつ、
前記ブレーキロータの前記凹部が、前記ブレーキロータの回転軸方向に平行な方向に沿って、前記ロックメンバを嵌入可能に形成され、
前記ロックメンバの変位方向に沿って、前記第1位置と第2位置とが並設されている、
ことを特徴とする油圧式車軸駆動装置。 - 前記駐車ブレーキ手段は、
前記第1位置の前記ロックメンバを機械的に押圧可能な押圧手段をさらに備え、
前記ロックメンバは、
前記押圧手段によって、前記バネ部材の付勢力に抗して前記第1位置から前記第2位置に変位可能に構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の油圧式車軸駆動装置。 - 前記油圧式車軸駆動装置は、
左右の前記車軸をそれぞれ独立して無段変速駆動するための前記油圧式無段変速装置を内蔵したハウジングを左右それぞれに備えたものであり、
前記給油機構を、それぞれの前記油圧式無段変速装置に備えられたチャージポンプとし、
左右の前記ハウジングの外面には、前記チャージポンプからの作動油の供給系統を該ハウジングの外部へ取り出す油出力ポートと、前記無段変速装置への作動油の補給系統へ連通する油入力ポートと、が開口されており、
左右の前記ハウジングのいずれか一方の前記油出力ポートと、他方の前記ハウジングの前記油入力ポートと、をそれぞれ接続する一対の油路を備え、
前記一対の油路のうち一方の前記油路の途中に、左右の前記ロックメンバに対して前記作動油を供給し、かつ、左右の前記ロックメンバに供給した前記作動油を排出するバルブを設けた、
ことを特徴とする請求項1に記載の油圧式車軸駆動装置。
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2018
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