JP7022648B2 - 燃料配送管理システム、配送車管理装置およびプログラム - Google Patents

燃料配送管理システム、配送車管理装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、燃料配送管理システム、当該燃料配送管理システムに使用される配送車管理装置、および当該配送車管理装置としてコンピュータを機能させるプログラムに関する。
物理的に移動が難しい車両や機械、特に工事現場や建設現場等における車両や機械にはタンクローリー車を用いて重油や軽油(石油)等の燃料を小売する。一般に、工事現場等は、資材や各種工事車両が常時出入りし、給油スペースが限られている。また、燃料が不足すると、重機の移動ができないこともあり、工事現場等では、給油作業に際して、時間調整や作業工程の変更を行う必要がある。このような背景から、給油を受ける顧客側にはタンクローリー車が現場に到着する時間をリアルタイムに知るニーズとその時間を正確に把握したいニーズがある。
本願発明に関連する技術としては、例えば下記特許文献に示すものがある。この特許文献で提示されたシステム(配車計画サービス提供システム)は、配車計画サーバーは、配達注文データベース、車両データベース等を備え、配達注文データベースに記録された配達注文データから、車両データベースに記録された輸送車両に関するデータを参照して配車計画を行う。配車計画サーバーは、配車結果を各輸送車両の移動通信端末に送信するとともに、顧客コンピュータにも送信する。
特許第3416635号公報
上述した特許文献に記載されたシステムは、顧客の端末から集配計画(集配先、各集配先での集配貨物、各集配先への到着予定時刻、および走行経路に関する情報)を確認できて大変便利である。
しかしながら、このシステムは集配元から集配先に貨物を送るシステムであって、燃料配送会社が行う現場への燃料配送事業にそのまま適用するのは困難である。特に、現場では多くの機械が使用されており、現場の管理者が各機械について燃料の残量を監視してそれぞれ適切なタイミングで燃料配送の注文を出さなければならないとすると、顧客である管理者に敬遠され導入してもらえない可能性がある。
本発明は、各現場で使用される燃料の給油のタイミングを、システムの運用者である燃料配送会社側が管理する燃料配送管理システムを提供することを目的とする。また、当該燃料配送管理システムに使用される配送車管理装置およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料を配送する複数の配送車に搭載される配送車端末と、燃料で可動する複数の機械を管理する管理者の管理者端末と、配送車端末、および、管理者端末とネットワークを介して通信し、複数の配送車を管理するサーバーと、を備える燃料配送管理システムであって、サーバーは、管理者端末からの情報を受信する受信部と、給油履歴に基づいて、機械が使用される現場の配送対象タンクへの燃料の供給が必要とされる日を求める燃料供給判定部と、燃料供給判定部により求められた日を対応する管理者端末に送信する送信部と、管理者の連絡先、燃料の配送先、配送対象タンクの種類、および最大給油量を含む情報を記憶する管理者情報記憶部と、複数の配送車の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報を記憶する配送車情報記憶部と、複数の配送車から配送対象タンクに燃料供給する配送車を選択し、該配送車の配送ルートを決定する配車管理部と、を備えている。
また、本発明は、燃料を配送する複数の配送車を管理する配送車管理装置であって、給油履歴に基づいて、燃料で可動する複数の機械が使用される現場の配送対象タンクへの燃料の供給が必要とされる日を求める燃料供給判定部と、機械の管理者の連絡先、燃料の配送先、配送対象タンクの種類、および最大給油量を含む情報を記憶する管理者情報記憶部と、複数の配送車の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報を記憶する配送車情報記憶部と、燃料供給判定部により配送対象タンクに燃料の供給が必要と判断した場合、配送車情報記憶部に記憶される情報に基づいて、複数の配送車から配送対象タンクに燃料供給する配送車を選択し、該配送車の配送ルートを決定する配車管理部と、管理者の端末に燃料を供給することを知らせる情報を送信する送信部と、を備えている。
また、本発明は、燃料を配送する複数の配送車を管理するコンピュータを、給油履歴に基づいて、燃料で可動する複数の機械が使用される現場の配送対象タンクへの燃料の供給が必要とされる日を求める燃料供給判定部と、機械の管理者の連絡先、燃料の配送先、配送対象タンクの種類、および最大給油量を含む情報を記憶する管理者情報記憶部と、複数の配送車の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報を記憶する配送車情報記憶部と、燃料供給判定部により配送対象タンクに燃料の供給が必要と判断した場合、配送車情報記憶部に記憶される情報に基づいて、複数の配送車から配送対象タンクに燃料供給する配送車を選択し、該配送車の配送ルートを決定する配車管理部と、管理者の端末に燃料を供給することを知らせる情報を送信する送信部、として機能させることを特徴とするプログラムである
この場合、燃料を配送する複数の配送車を管理するコンピュータを、さらに複数の配送車の配送ルートの渋滞情報を取得する渋滞情報取得部として機能させ、配車管理部は、渋滞情報取得部が取得した渋滞情報と配送車情報記憶部に記憶される情報に基づいて、複数の配送車の配送ルートを決定させるようにしても良い。
サーバー(配送車管理装置)が、現場の燃料タンク(現場で使用される機械の燃料タンク、現場に設置された貯蔵タンク)の燃料残量を監視したり、給油のタイミングを監視して自動的に給油の手配を行うので、各現場の管理者が各機械の給油タイミングをそれぞれ管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、機械の燃料切れを確実に防止することができる。また、システムの運用者である燃料配送会社にとっては、燃料販売の機会を逃すことがなくなると共に、給油を計画的に行うことが可能になる。
本発明の実施形態1に係る燃料配送管理システムの構成を示すブロック図である。 図1の燃料配送管理システムにおける一部の構成の他の例を示すブロック図である。 図1のサーバーの構成を示すブロック図である。 管理者情報記憶部に記憶されている情報の概念を示す図である。 配送車情報記憶部に記憶されている情報の概念を示す図である。 配送車端末の表示画面の例を示す図である。 管理者端末の表示画面の例を示す図である。 本発明の実施形態1に係る燃料配送管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態1の変形例1に係る燃料配送管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態1の変形例2に係る燃料配送管理システムのサーバーの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る燃料配送管理システムの構成を示すブロック図である。 図10のサーバーの構成を示すブロック図である。 管理者情報記憶部に記憶されている情報の概念を示す図である。 管理者端末の表示画面の例を示す図である。 管理者端末の表示画面の別の例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る燃料配送管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2の変形例1に係る燃料配送管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2の変形例2に係る燃料配送管理システムのサーバーの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る燃料配送管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3の変形例に係る燃料配送管理システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現することがある。
<実施形態1>
図1は、本発明の実施形態に係る燃料配送管理システムの構成を示すブロック図である。燃料配送管理システムは、例えば燃料配送会社が設置するシステムである。燃料配送管理システム1は、燃料で可動する複数の機械2にそれぞれ装着される撮像装置3と、機械2に燃料を供給する複数の配送車4に搭載される配送車端末5と、機械2を管理する管理者6の管理者端末7と、撮像装置3、配送車端末5、および、管理者端末7とネットワーク8を介して通信し、複数の配送車4を管理するサーバー9と、を備えている。
機械2として、例えば運搬車両(機器)、掘削機、積み込み機、コンプレッサー、ポンプ等の建設機械が例示されるがこれらに限るものではない。建設現場や工事現場などの現場で稼働する機械の他、例えばイベント会場、展示会場等の現場で稼働する機械でも良い。
現場10では、通常、複数の機械2が稼働しており、各機械2をガソリンスタンド等の給油施設まで移動させて給油を行うのは効率が悪い。そのため、給油用の燃料を搭載した配送車4を現場10に行かせ、現場10で各機械2に給油を行う。機械2が燃料切れになると稼働できなくなり現場作業に支障をきたすので、燃料切れになる前に機械2への給油が行われる。このような現場10は1箇所だけではないため、1台の配送車4は複数の現場10を順番にまわり、各現場10で各機械2に給油を行う。配送車4は、例えば配送センター11で少なくとも必要量の燃料を搭載し、配送に出発する。そして、各現場10をまわった後、配送センター11に戻る。
配送車端末5は、配送車4のドライバー(運転者)が保持する携帯端末である。本実施形態では、配送車端末5は、例えばタブレット端末で構成される。ただし、配送車端末5は、スマートフォン、携帯電話機などの携帯端末であってもよい。配送車端末5は、ネットワーク8と接続され、サーバー9や管理者端末7、他のコンピュータや携帯端末(スマートフォン、タブレット端末など)と通信可能である。配送車4は、重油や軽油等の燃料を配送(搬送)するタンクローリー車などの車両である。図1では配送車4を1台のみ記載しているが、配送車4は複数台存在するものとする。
配送車4は、各現場10の各機械2に直接給油する。すなわち、本実施形態では、配送対象タンクは各機械2の燃料タンクである。
ネットワーク8は、例えばインターネットである。
配送車端末5にはGPS装置(Global Positioning System)などの位置検出装置が設けられており、検出した現在位置はサーバー9に供給される。配送車端末5は配送車4のドライバーが携帯しているので、サーバー9は配送車端末5の位置情報に基づいて配送車4の現在位置を認識することができる。サーバー9は配送車端末5から供給された位置情報についてのデータを後述する配送車情報記憶部9eに記憶する。
各機械2には、配送対象タンクの燃料残量を監視する監視手段としての撮像装置3が装着されている。撮像装置3は、機械2の燃料計2aを撮影するカメラ3aと、カメラ3aにより撮影された画像をサーバー9に送信する送信部3bと、を備えている。カメラ3aは、機械2の燃料計2aに向けて設置されている。カメラ3aとしては、静止画像を撮影するものでも、動画像を撮影するものでもいずれでも良い。カメラ3aによって撮影された画像は送信部3bからサーバー9に向けて送信される。通常、各機械2には、購入時にはこのような撮像装置3が装備されていないので、撮像装置3は各機械2の購入後に後付けされる。
管理者端末7は、燃料配送会社から燃料の配送を受ける現場10の管理者6が保持する携帯端末である。本実施形態では、管理者端末7は、例えばスマートフォンで構成される。ただし、管理者端末7は、タブレット端末、携帯電話機などの携帯端末であってもよい。管理者端末7も、ネットワーク8と接続され、サーバー9や配送車端末5、他のコンピュータや携帯端末(スマートフォン、タブレット端末など)と通信可能である。図1では、現場10を1箇所のみ記載しているが、燃料の搬送対象である現場10は複数存在するものとする。
サーバー9は、例えば配送センター11に設置されている。図3に示すように、サーバー9は、受信部9aと、画像認識部9bと、燃料供給判定部9cと、管理者情報記憶部9dと、配送車情報記憶部9eと、配車管理部9fと、送信部9gと、を備えている。また、サーバー9は、燃料で可動する複数の機械2に燃料を供給する複数の配送車4を管理する配送車管理装置でもある。すなわち、配送車管理装置9は、受信部9aと、画像認識部9bと、燃料供給判定部9cと、管理者情報記憶部9dと、配送車情報記憶部9eと、配車管理部9fと、送信部9gと、を備えている。
配送車管理装置(サーバー)9は、例えば配送センター11に設置されたコンピュータによって構成されている。このコンピュータ、すなわち、燃料で可動する複数の機械2に燃料を供給する複数の配送車4を管理するコンピュータには本発明の配送車管理装置9を実現するためのプログラム14が記憶されており、このプログラム14の実行により、受信部9a、画像認識部9b、燃料供給判定部9c、管理者情報記憶部9d、配送車情報記憶部9e、配車管理部9f、送信部9g等の機能が構成される。
受信部9aは、ネットワーク8を介して撮像装置3、管理者端末7、配送車端末5等に接続されており、例えば撮像装置3から送信される燃料計2aの画像(監視手段としての撮像装置3から送信された配送対象タンクの燃料残量についての情報)を受信する。
画像認識部9bは、撮像装置3より送られてきた画像から燃料計2aの値を認識する。例えば、撮像装置3から送られてきた燃料計2aの画像を解析し、燃料計2aの目盛りと針の位置関係に基づいて燃料計2aの値(燃料計2aが指し示す値)を認識する。認識した燃料計2aの値は、管理者情報記憶部9dに記憶される。
燃料供給判定部9cは、画像認識部9bが認識した燃料計2aの値から機械2に燃料の供給が必要かどうかを判定する。例えば、各機械2毎に給油基準残量を予め設定しておき、燃料計2aの値がこの給油基準残量を下回った場合に燃料の供給(給油)が必要であると判定する。
図2において、OBD2とは、自動車の自己診断機能(On Board Diagnosis second generation)であり、自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Control Unit)にプログラミングされている機能の1つである。この機能には、車両の速度やエンジンの回転数等の各種の車両情報の他、燃料に関する機能もある。この燃料に関する情報のうち、とりわけ残存燃料に関して、OBD2を介して取得して、次に、ネットワークを通じて、管理サーバーに送信する。OBD2には、エンジンの回転数に関する情報の場合は、管理サーバー燃料の消費量を計算することで、残存燃料を計算しても良い。また、この際、Bluetooth(登録商標)Low Energy(BLE)を用いて、管理者端末に、残存燃料に関する情報を送信して、そこから管理サーバーに送信することにしても良い。
管理者情報記憶部9dには、機械2の管理者6の連絡先、燃料の配送先、機械2の種類(配送対象タンクの種類)、および最大給油量を含む情報が記憶されている。なお、本実施形態では、配送対象タンクの種類として機械2の種類を記憶している。すなわち、燃料タンクは機械2の一部であり、機械2の種類に基づいて燃料タンクの種類を認識可能であり、また、実際の現場では、燃料タンクを認識するよりも機械2を認識した方が実用的であって現実的でもあるので、本実施形態では、機械2の種類を記憶している。
図4に、管理者情報記憶部9dに記憶されている情報の概念を示す。管理者6の連絡先(例えば、携帯電話の番号)、燃料の配送先(例えば、現場10の住所)、管理している機械2についてのデータ(例えば、機械2の種類、最大給油量、給油基準残量、現在の燃料計2aの値)が、各管理者6毎にデータベース化されている。なお、現在の燃料計2aの値についてのデータは、機械2の稼働に伴い更新される。
配送車情報記憶部9eには、複数の配送車4の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報が記憶されている。図5に、配送車情報記憶部9eに記憶されている情報の概念を示す。配送車4の位置情報、供給可能燃料量、配送エリア、配送ルートについてのデータが、各配送車4毎にデータベース化されている。なお、配送車4の位置情報についてのデータは配送車4の移動に伴い更新され、供給可能燃料量は配送センター11での燃料補充や現場10での機械2への給油に伴い更新される。また、配送ルートは、ルートの再決定によって更新される。
配車管理部9fは、燃料供給判定部9cが機械2に燃料の供給が必要と判断した場合、配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて、複数の配送車4のうち機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、該配送車4の配送ルート12を決定する。例えば、配車管理部9fは、配送車情報記憶部9eに記憶されている情報の中から給油が必要であると判定した機械2が属する配送エリアを担当する配送車4を検索する。通常、1つの配送エリアを複数の配送車4が担当しているので、複数の配送車4が候補にあがる。そして、候補にあがった各配送車4の位置情報、供給可能燃料量、配送ルート12を参考にして最適な1台の配送車4が選択される。なお、配送エリアを担当する配送車4が1台の場合には、当該配送車4が選択される。そして、選択した配送車4の配送ルート12を決定し直す(配送ルート12の再決定)。なお、配送ルート12の再決定に際し、他の配送車4の配送ルート12を決定し直すことが必要な場合もあり、その場合には、他の配送車4の配送ルート12も再決定する。配送ルート12が再決定されると、配車管理部9fは配送車情報記憶部9eに記憶されている配送ルート12を更新する。
なお、以下についての指定や情報がある場合、配車管理部9fが複数の配送車4の候補の中から1台の配送車4を決める際の優先順位は、以下の通りである。
(1)管理者から配送時間の指定がある場合は、これを優先する(例えば、14時に必着など)。
(2)次に、配送先の住所を優先する。その際、渋滞情報を取得していればこれを考慮する。
(3)次に、給油の対象となる機械2の燃料残量及び燃料の消費速度についての情報を優先する。
(4)次に、配送車4の供給可能燃料量(搭載している燃料の残り量)についての情報を優先する。
配車管理部9fによる配送車4の選択およびその配送ルート12の決定は、例えばAI(artificial intelligence、人工知能)によって求めるようにしても良い。
送信部9gは、ネットワーク8を介して管理者端末7、配送車端末5に接続されており、例えば、管理者端末7に燃料を供給することを知らせる情報を送信し、配送車端末5に配送ルート12等の情報を送信する。
図6に、配送車端末5に表示される画面の例を示す。配送車端末5には、配送エリアが地図表示され、その地図13上に配送ルート12と配送車4の現在位置が表示される。地図13上の配送ルート12には、訪問する現場10の位置が番号表示される。配送車4は、配送ルート12にしたがって表示番号順に各現場10を訪問する。また、地図13上には、例えば、自分の配送車4の現在位置が○記号で、他の配送車4の現在位置が●記号で、それぞれ表示されている。さらに、訪問する現場10に関する情報が、配送ルート12上の番号に紐付けられて表示されている。
図7に、管理者端末7に表示される画面の例を示す。管理者端末7には、配送車4の到着予定時間帯と、給油対象の機械2に関する情報と、配送車4のドライバーに関する情報が表示される。また、給油に来る配送車4の配送エリアが地図表示され、その地図13上に現場10と配送車4の現在位置が表示される。例えば、配送車4の現在位置を○記号で、自分の現場10の位置が数字で、それぞれ表示されている。
なお、配送車4の到着予定時間は、例えば10:00~12:00のような時間帯で管理者端末7に送信される。これは、交通渋滞や配送ルート12の変更により到着予定時間が変動する可能性があることを考慮したものであり、例えば10:15のようなピンポイントの時間を管理者6に伝えると、実際の配送車4の到着時間が大きくずれた場合に管理者6が混乱するからである。
次に、図8を参照して、燃料配送管理システム1の動作(燃料配送管理の方法)について説明する。
配送車管理装置9が稼働しており燃料配送管理システム1が運用されている状態において、管理者端末7は、管理者6の操作に応じて、予め付与されたID(個人識別情報)とパスワード(暗証番号)を使って配送車管理装置9にアクセスする。配送車管理装置9は、管理者端末7から送信されるIDとパスワードを用いて管理者6を認証する。これにより、管理者端末7が配送車管理装置9にアクセス可能になる。また、配送車端末5は、配送車4のドライバーの操作に応じて、予め付与されたID(個人識別情報)とパスワード(暗証番号)を使って配送車管理装置9にアクセスする。配送車管理装置9は、配送車端末5から送信されるIDとパスワードを用いてドライバーを認証する。これにより、配送車端末5が配送車管理装置9にアクセス可能になる。
各配送車4の配送ルート12は、例えば1日単位で決められる。配送当日の配送ルート12は、例えば配送当日の朝に決められる。配送車4のドライバーは、配送車端末5に表示された配送ルート12を確認し、配送に出発する。配送車端末5には、例えば図6に示す画面が表示されている。
また、各現場10毎の給油予定は、例えば1日単位で決められる。当日の給油予定は、例えば当日の朝に決められる。管理者端末7には、例えば図7に示す画面が表示され、管理者6はこの画面を確認することで当日の給油予定を知ることができる。
また、各現場10において、停止中の機械2が始動されると、この機械2に装着されている撮像装置3から燃料計2aの画像が配送車管理装置9に供給される。配送車管理装置9の受信部9aがこの画像を受信すると(ステップS41)、画像認識部9bがこの画像を解析し、燃料計2aの値を認識する(ステップS42)。燃料供給判定部9cは、管理者情報記憶部9dに記憶されている情報の中からこの画像に対応する機械2の情報を検索し、給油基準残量を読み込む。そして、この給油基準残量と認識した燃料計2aの値を比較して給油が必要か否かを判定する(ステップS43)。この判定の結果、まだ給油が不要の場合には、ステップS41に戻り、給油が必要になるまで、ステップS41からステップS43を繰り返す。
そして、ステップS43において、給油が必要であると判定されると、配車管理部9fが配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、この配送車4の配送ルート12を決定する(ステップS44)。
そして、送信部9gは、燃料を供給することを知らせる情報(例えば、配送車4の到着予定時間帯と配送車情報)を、給油が必要であると判定された機械2が属する現場10の管理者6の管理者端末7に送信する(ステップS45)。管理者端末7はこの情報を表示する(ステップS46)。なお、この段階では、管理者端末7には図7に示す画面が既に表示されているので、実際には、この表示画面が新たな画面に更新される。管理者6はこの更新画面を確認することで、燃料残量が少なくなった機械2への給油に配送車4が来ることやその配送車4の到着予定時間帯を知ることができる。
また、送信部9gは更新された配送ルート12を配送車端末5に送信する(ステップS47)。配送車端末5は更新された配送ルート12を表示する(ステップS48)。なお、配送車端末5には図6に示す画面が既に表示されているので、実際には、この表示画面が新たな画面に更新される。配送車4のドライバーは配送車端末5に表示された配送ルート12にしたがって燃料の配送を行い、現場10で対象の機械2に給油し(ステップS49)、その給油実績(例えば、給油対象の機械2、給油量)を配送車端末5に入力する(ステップS50)。配送車端末5は入力された給油実績を配送車管理装置9に送信する(ステップS51)。給油によって配送車4が搭載する燃料量は減少しているので、配送車管理装置9は配送車情報記憶部9eに記憶している配送車4の供給可能燃料量を更新する(ステップS52)。
そして、この現場10での給油が終了すると、配送車4は次の現場10へと移動し、全ての現場10で給油を終了すると、配送センター11に戻る。
配送車管理装置9は上述の処理を繰り返し実行し、各現場10で稼働する各機械2の燃料計2aを監視して自動的に給油の手配を行う。したがって、各現場10の管理者6が各機械2の給油タイミングをそれぞれ管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、機械2の燃料切れを確実に防止することができる。一方、燃料配送会社にとっては、燃料販売の機会を逃すことがなくなると共に、給油を計画的に行うことが可能になる。
<実施形態1の変形例1>
なお、配送車管理装置9から管理者端末7に送信される燃料の配送可能時間(例えば、配送車4の到着予定時間帯)に対し、管理者6側から変更要求できるようにしても良い。すなわち、配送車管理装置9の送信部9gが管理者端末7に燃料の配送可能時間を送信し、管理者端末7から配送時間の変更要求の情報を配送車管理装置(サーバー)9の受信部9aが受信した場合、配車管理部9fは、配送時間の変更要求の情報に基づいて、可能な配送時間を決定し、対応する配送車4の配送ルート12を再決定し、送信部9gは、決定した可能な配送時間(例えば、配送車4の到着予定時間帯)を管理者端末7に送信するようにしても良い。
図9に基づいて、この燃料配送管理システム1の動作を説明する。
各現場10において、停止中の機械2が始動されると、この機械2に装着されている撮像装置3から燃料計2aの画像が配送車管理装置9に供給される。配送車管理装置9の受信部9aがこの画像を受信すると(ステップS61)、画像認識部9bがこの画像を解析し、燃料計2aの値を認識する(ステップS62)。燃料供給判定部9cは、管理者情報記憶部9dに記憶されている情報の中からこの画像に対応する機械2の情報を検索し、給油基準残量を読み込む。そして、この給油基準残量と認識した燃料計2aの値を比較して給油が必要か否かを判定する(ステップS63)。この判定の結果、まだ給油が不要の場合には、ステップS61に戻り、給油が必要になるまで、ステップS61からステップS63を繰り返す。
そして、ステップS63において、給油が必要であると判定されると、配車管理部9fが配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、この配送車4の配送ルート12を決定する(ステップS64)。
そして、送信部9gは、燃料を供給することを知らせる情報(例えば、配送車4の到着予定時間帯と配送車情報)を、給油が必要であると判定された機械2が属する現場10の管理者6の管理者端末7に送信する(ステップS65)。管理者端末7はこの情報を表示する(ステップS66)。なお、この段階では、管理者端末7には図7に示す画面が既に表示されているので、実際には、この表示画面が新たな画面に更新される。
管理者6はこの更新画面を確認することで、燃料残量が少なくなった機械2への給油に配送車4が来ることやその配送車4の到着予定時間帯を知ることができる。管理者6は現場10の作業スケジュール等を確認し、この配送車4の到着予定時間帯の変更の必要性を検討する。そして、変更が必要な場合、変更要求を管理者端末7から行う(ステップS67)。管理者6は、変更要求として、希望する時間帯(配送時間の変更要求の情報)を入力する。入力は、管理者端末7に複数の選択肢を表示してその中から希望の時間帯を選択するようにしても良いし、希望の時間帯を直接数字入力するようにしても良い。
配送車管理装置(サーバー)9の受信部9aが管理者端末7からの変更要求を受信すると、配車管理部9fは、配送時間の変更要求の情報に基づいて、可能な配送時間を決定し、対応する配送車4の配送ルート12を再決定する(ステップS68)。そして、送信部9gは、決定した可能な配送時間(燃料の配達可能時間)を管理者端末7に送信する(ステップS69)。管理者端末7はこの配達可能時間を表示する(ステップS70)。なお、この段階では、管理者端末7には図7に示す画面が既に表示されているので、実際には、この表示画面が新たな画面に更新される。
また、送信部9gは更新された配送ルート12を配送車端末5に送信する(ステップS71)。配送車端末5は更新された配送ルート12を表示する(ステップS72)。なお、配送車端末5には図6に示す画面が既に表示されているので、実際には、この表示画面が新たな画面に更新される。配送車4のドライバーは配送車端末5に表示された配送ルート12にしたがって燃料の配送を行い、現場10で対象の機械2に給油し(ステップS73)、その給油実績(例えば、給油対象の機械2、給油量)を配送車端末5に入力する(ステップS74)。配送車端末5は入力された給油実績を配送車管理装置9に送信する(ステップS75)。給油によって配送車4が搭載する燃料量は減少しているので、配送車管理装置9は配送車情報記憶部9eに記憶している配送車4の供給可能燃料量を更新する(ステップS76)。
そして、この現場10での給油が終了すると、配送車4は次の現場10へと移動し、全ての現場10で給油を終了すると、配送センター11に戻る。
配送車管理装置9は上述の処理を繰り返し実行し、各現場10で稼働する各機械2の燃料計2aを監視して自動的に給油の手配を行う。したがって、各現場10の管理者6が各機械2の給油タイミングをそれぞれ管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、機械2の燃料切れを確実に防止することができる。しかも、各現場10の管理者6は、現場10の作業スケジュール等を確認して都合が悪い場合には時間変更を要求することができるので、管理者6にとって大変使い勝手が良い実用的なシステムを提供することができる。一方、燃料配送会社にとっては、給油の機会を逃すことがなくなると共に、燃料販売を計画的に行うことが可能になる。
<実施形態の変形例2>
また、配送車管理装置9が各配送車4の配送ルート12を決定する際、渋滞情報を考慮するようにしても良い。すなわち、図10に示すように、配送車管理装置(サーバー)9に更に複数の配送車4の配送ルート12の渋滞情報を取得する渋滞情報取得部9hを設けると共に、配車管理部9fが、渋滞情報取得部9hが取得した渋滞情報と配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて、複数の配送車4の配送ルート12を決定するようにしても良い。
配送車管理装置9は、例えば配送センター11に設置されたコンピュータによって構成されている。このコンピュータには本実施形態の配送車管理装置9を実現するためのプログラムが記憶されており、このプログラムの実行により、受信部9a、画像認識部9b、燃料供給判定部9c、管理者情報記憶部9d、配送車情報記憶部9e、送信部9gの他、複数の配送車4の配送ルート12の渋滞情報を取得する渋滞情報取得部9h、渋滞情報取得部9hが取得した渋滞情報と配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて、複数の配送車4の配送ルート12を決定する配車管理部9fの機能が構成される。
渋滞情報として、例えばネットワーク8経由で取得可能な情報を利用する。配車管理部9fは、配送ルート12を決定する際、渋滞情報取得部9hが取得した渋滞情報を参照し、例えば所要時間が最短となる配送ルート12を求める。そのため、配送車4は効率よく燃料の配送を行うことができる。
なお、配車管理部9fによる配送ルート12の決定は、例えばAI(artificial intelligence、人工知能)によって求めるようにしても良い。
<実施形態2>
図11は、本発明の実施形態に係る燃料配送管理システム1の構成を示すブロック図である。燃料配送管理システム1は、例えば燃料配送会社が設置するシステムである。燃料配送管理システム1は、燃料で可動する複数の機械2に燃料を供給する複数の配送車4に搭載される配送車端末5と、機械2を管理する管理者6の管理者端末7と、配送車端末5、および、管理者端末7とネットワーク8を介して通信し、複数の配送車4を管理するサーバー9と、を備えている。
機械2として、例えば運搬車両(機器)、掘削機、積み込み機、コンプレッサー、ポンプ等の建設機械が例示されるがこれらに限るものではない。建設現場や工事現場などの現場で稼働する機械の他、例えばイベント会場、展示会場等の現場で稼働する機械でも良い。
現場10では、通常、複数の機械2が稼働しており、各機械2をガソリンスタンド等の給油施設まで移動させて給油を行うのは効率が悪い。そのため、給油用の燃料を搭載した配送車4を現場10に行かせ、現場10で各機械2に給油を行う。機械2が燃料切れになると稼働できなくなり現場作業に支障をきたすので、燃料切れになる前に機械2への給油が行われる。このような現場10は1箇所だけではないため、1台の配送車4は複数の現場10を順番にまわり、各現場10で各機械2に給油を行う。配送車4は、例えば配送センター11で少なくとも必要量の燃料を搭載し、配送に出発する。そして、各現場10をまわった後、配送センター11に戻る。
配送車端末5は、配送車4のドライバー(運転者)が保持する携帯端末である。本実施形態では、配送車端末5は、例えばタブレット端末で構成される。ただし、配送車端末5は、スマートフォン、携帯電話機などの携帯端末であってもよい。配送車端末5は、ネットワーク8と接続され、サーバー9や管理者端末7、他のコンピュータや携帯端末(スマートフォン、タブレット端末など)と通信可能である。配送車4は、重油や軽油等の燃料を配送(搬送)するタンクローリー車などの車両である。図11では配送車4を1台のみ記載しているが、配送車4は複数台存在するものとする。
ネットワーク8は、例えばインターネットである。
配送車端末5にはGPS装置(Global Positioning System)などの位置検出装置が設けられており、検出した現在位置はサーバー9に供給される。配送車端末5は配送車4のドライバーが携帯しているので、サーバー9は配送車端末5の位置情報に基づいて配送車4の現在位置を認識することができる。サーバー9は配送車端末5から供給された位置情報についてのデータを後述する配送車情報記憶部9eに記憶する。
管理者端末7は、燃料配送会社から燃料の配送を受ける現場10の管理者6が保持する携帯端末である。本実施形態では、管理者端末7は、例えばスマートフォンで構成される。ただし、管理者端末7は、タブレット端末、携帯電話機などの携帯端末であってもよい。管理者端末7も、ネットワーク8と接続され、サーバー9や配送車端末5、他のコンピュータや携帯端末(スマートフォン、タブレット端末など)と通信可能である。図11では、現場10を1箇所のみ記載しているが、燃料の搬送対象である現場10は複数存在するものとする。
サーバー9は、例えば配送センター11に設置されている。図12に示すように、サーバー9は、受信部9aと、燃料供給判定部9cと、送信部9gと、管理者情報記憶部9dと、配送車情報記憶部9eと、配車管理部9fと、を備えている。また、サーバー9は、燃料で可動する複数の機械2に燃料を供給する複数の配送車4を管理する配送車管理装置でもある。すなわち、配送車管理装置9は、受信部9aと、燃料供給判定部9cと、送信部9gと、管理者情報記憶部9dと、配送車情報記憶部9eと、配車管理部9fと、送信部9gと、を備えている。
配送車管理装置(サーバー)9は、例えば配送センター11に設置されたコンピュータによって構成されている。このコンピュータ、すなわち、燃料で可動する複数の機械2に燃料を供給する複数の配送車4を管理するコンピュータには本発明の配送車管理装置9を実現するためのプログラム14が記憶されており、このプログラム14の実行により、受信部9a、燃料供給判定部9c、管理者情報記憶部9d、配送車情報記憶部9e、配車管理部9f、送信部9g等の機能が構成される。
受信部9aは、ネットワーク8を介して管理者端末7、配送車端末5等に接続されており、例えば管理者端末7からの情報を受信する。
燃料供給判定部9cは、給油履歴に基づいて、機械2への燃料の供給が必要とされる日を求める。例えば、各機械2毎に給油を行った日とその給油量を給油履歴として記憶しておき(図13参照)、この給油履歴から次回の給油日と給油量を予測する。例えば、2週間毎に200リッターずつの給油が行われていた場合、次回の給油日は最後の給油日から2週間後であると予測すると共に、その給油量は200リッターであると予測する。予測した給油予定日と給油量は、管理者情報記憶部9dに記憶される。
管理者情報記憶部9dには、機械2の管理者6の連絡先、燃料の配送先、機械2の種類、および最大給油量を含む情報が記憶されている。図13に、管理者情報記憶部9dに記憶されている情報の概念を示す。管理者6の連絡先(例えば、携帯電話の番号)、燃料の配送先(例えば、現場10の住所)、管理している機械2についてのデータ(例えば、機械2の種類、最大給油量、給油履歴、次回の給油予定日)が、各管理者6毎にデータベース化されている。そして、給油履歴として、例えば給油日と給油量についての過去の実績が蓄積されている。また、次回の給油予定日として、日付と給油量が記憶されている。
なお、現場10で新しく使用が開始された機械2については、過去の給油実績がないため給油履歴が存在しない。この場合には、例えば給油履歴として過去の実績の代わりに初期設定情報が設定される。例えば、機械2の種類に応じた初期設定情報(例えば、ブルドーザー:2週間毎に○○リッター、掘削機:3週間毎に○○リッター、発電機:15日毎に○○リッター等)を予め決めておき、この情報を給油履歴として使用する。
配送車情報記憶部9eには、複数の配送車4の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報が記憶されている。図5に、配送車情報記憶部9eに記憶されている情報の概念を示す。配送車4の位置情報、供給可能燃料量、配送エリア、配送ルートについてのデータが、各配送車4毎にデータベース化されている。なお、配送車4の位置情報についてのデータは配送車4の移動に伴い更新され、供給可能燃料量は配送センター11での燃料補充や現場10での機械2への給油に伴い更新される。また、配送ルートは、ルートの再決定によって更新される。
配車管理部9fは、燃料供給判定部9cが機械2に燃料の供給が必要と判断した場合、配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて、複数の配送車4のうち機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、該配送車4の配送ルート12を決定する。本実施形態では、燃料供給判定部9cは給油履歴に基づいて機械2への燃料の供給が必要とされる日(給油予定日)を求めるが、給油予定日を求めたということは、この給油予定日に燃料供給が必要と判断していることになるので、配車管理部9fは、燃料供給判定部9cが給油予定日を求めた場合、複数の配送車4のうち機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、該配送車4の配送ルート12を決定する。
例えば、配車管理部9fは、配送車情報記憶部9eに記憶されている情報の中から給油が必要であると判定した機械2が属する配送エリアを担当する配送車4を検索する。通常、1つの配送エリアを複数の配送車4が担当しているので、複数の配送車4が候補にあがる。また、本実施形態では、配車管理部9fは、管理者情報記憶部9dに記憶されている情報の中から給油が必要であると判定した機械2が属する現場10の住所(燃料の配送先)を検索する。そして、候補にあがった各配送車4の供給可能燃料量や現場10の住所を参考にして最適な1台の配送車4が選択され、その配送車4の配送ルート12が決定される。なお、配送エリアを担当する配送車4が1台の場合には、当該配送車4が選択され、その配送ルート12が決定される。
後述するように、各配送車4の配送ルート12は配送当日の朝に決定されるので、このような配送車4の選択とその配送ルート12の決定は、配送当日の朝に行われる。
なお、以下についての指定や情報がある場合、配車管理部9fが複数の配送車4の候補の中から1台の配送車4を決める際の優先順位は、以下の通りである。
(1)管理者から配送時間の指定がある場合は、これを優先する(例えば、14時に必着など)。
(2)次に、配送先の住所を優先する。この際、渋滞情報を取得していればこれを考慮する。
(3)次に、給油の対象となる機械2の燃料残量及び燃料の消費速度についての情報を優先する。
(4)次に、配送車4の供給可能燃料量(搭載している燃料の残り量)についての情報を優先する。
配車管理部9fによる配送車4の選択およびその配送ルート12の決定は、例えばAI(artificial intelligence、人工知能)によって求めるようにしても良い。
送信部9gは、ネットワーク8を介して管理者端末7、配送車端末5に接続されており、例えば、管理者端末7に燃料を供給することを知らせる情報(例えば、給油予定日)を送信し、配送車端末5に配送ルート12等の情報を送信する。
図6に、配送車端末5に表示される画面の例を示す。配送車端末5には、配送エリアが地図表示され、その地図13上に配送ルート12と配送車4の現在位置が表示される。地図13上の配送ルート12には、訪問する現場10の位置が番号表示される。配送車4は、配送ルート12にしたがって表示番号順に各現場10を訪問する。また、地図13上には、例えば、自分の配送車4の現在位置が○記号で、他の配送車4の現在位置が●記号で、それぞれ表示されている。さらに、訪問する現場10に関する情報が、配送ルート12上の番号に紐付けられて表示されている。
図14に、管理者端末7に表示される画面の例を示す。管理者端末7には、配送車4の到着予定時間帯と、給油対象の機械2に関する情報と、配送車4のドライバーに関する情報が表示される。また、給油に来る配送車4の配送エリアが地図表示され、その地図13上に現場10と配送車4の現在位置が表示される。例えば、配送車4の現在位置を○記号で、自分の現場10の位置が数字で、それぞれ表示されている。
なお、配送車4の到着予定時間は、例えば10:00~12:00のような時間帯で管理者端末7に送信される。これは、交通渋滞や配送ルート12の変更により到着予定時間が変動する可能性があることを考慮したものであり、例えば10:15のようなピンポイントの時間を管理者6に伝えると、実際の配送車4の到着時間が大きくずれた場合に管理者6が混乱するからである。
また、図15に、管理者端末7に表示される画面の別の例を示す。この画面は燃料供給判定部9cが機械2への燃料の供給が必要とされる日(給油予定日)を求めた場合に、当該機械2の属する現場10の管理者端末7に表示される。管理者端末7には、給油の対象となる機械2と、その給油予定日と、給油予定量が表示される。
次に、図16を参照して、燃料配送管理システム1の動作(燃料配送管理の方法)について説明する。
配送車管理装置9が稼働しており燃料配送管理システム1が運用されている状態において、管理者端末7は、管理者6の操作に応じて、予め付与されたID(個人識別情報)とパスワード(暗証番号)を使って配送車管理装置9にアクセスする。配送車管理装置9は、管理者端末7から送信されるIDとパスワードを用いて管理者6を認証する。これにより、管理者端末7が配送車管理装置9にアクセス可能になる。また、配送車端末5は、配送車4のドライバーの操作に応じて、予め付与されたID(個人識別情報)とパスワード(暗証番号)を使って配送車管理装置9にアクセスする。配送車管理装置9は、配送車端末5から送信されるIDとパスワードを用いてドライバーを認証する。これにより、配送車端末5が配送車管理装置9にアクセス可能になる。
各配送車4の配送ルート12は、例えば1日単位で決められる。配送当日の配送ルート12は、例えば配送当日の朝に決められる。配送車4のドライバーは、配送車端末5に表示された配送ルート12を確認し、配送に出発する。配送車端末5には、例えば図6に示す画面が表示されている。
また、各現場10毎の給油予定は、例えば1日単位で決められる。当日の給油予定は、例えば当日の朝に決められる。管理者端末7には、例えば図14に示す画面が表示され、管理者6はこの画面を確認することで当日の給油予定を知ることができる。
配送車管理装置9の燃料供給判定部9cは、管理者情報記憶部9dに記憶されている機械2の給油履歴を参照し、当該機械2の給油予定日を求める(ステップS81)。求められた給油予定日は管理者情報記憶部9dに記憶されると共に、送信部9gから管理者端末7に送信される(ステップS82)。管理者端末7は給油予定日を表示する(ステップS83)。例えば、図15に示す画面を表示する。
また、給油予定日の当日、配車管理部9fが機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、この配送車4の配送ルート12を決定する(ステップS84)。
そして、送信部9gは、燃料を供給することを知らせる情報(例えば、配送車4の到着予定時間帯と配送車情報)を、給油が必要であると判定された機械2が属する現場10の管理者6の管理者端末7に送信する(ステップS85)。管理者端末7はこの情報を表示する(ステップS86)。例えば、図14に示す画面を表示する。管理者6はこの画面を確認することで、本日の給油予定を知ることができる。
また、送信部9gは配送ルート12を配送車端末5に送信する(ステップS87)。配送車端末5は配送ルート12を表示する(ステップS88)。例えば、図6に示す画面を表示する。配送車4のドライバーは配送車端末5に表示された配送ルート12にしたがって燃料の配送を行い、現場10で対象の機械2に給油し(ステップS89)、その給油実績(例えば、給油対象の機械2、給油量)を配送車端末5に入力する(ステップS90)。配送車端末5は入力された給油実績を配送車管理装置9に送信する(ステップS91)。配送車管理装置9は、給油実績に基づき、管理者情報記憶部9dと配送車情報記憶部9eに記憶している情報を更新する(ステップS92)。例えば、給油によって給油履歴が変わるので、配送車管理装置9は管理者情報記憶部9dに記憶している機械2の給油履歴を更新する。また、給油によって配送車4が搭載する燃料量は減少しているので、配送車管理装置9は配送車情報記憶部9eに記憶している配送車4の供給可能燃料量を更新する。
そして、この現場10での給油が終了すると、配送車4は次の現場10へと移動し、全ての現場10で給油を終了すると、配送センター11に戻る。
配送車管理装置9は上述の処理を繰り返し実行し、各現場10で稼働する各機械2の給油のタイミングを監視して自動的に給油の手配を行う。したがって、各現場10の管理者6が各機械2の給油タイミングをそれぞれ管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、機械2の燃料切れを防止することができる。一方、燃料配送会社にとっては、燃料販売の機会を逃すことがなくなると共に、給油を計画的に行うことができる。
<実施形態2の変形例1>
なお、配送車管理装置9から管理者端末7に送信される燃料の配送可能時間(例えば、配送車4の到着予定時間帯)に対し、管理者6側から変更要求できるようにしても良い。すなわち、配送車管理装置9の送信部9gが管理者端末7に燃料の配送可能時間を送信し、管理者端末7から配送時間の変更要求の情報を配送車管理装置(サーバー)9の受信部9aが受信した場合、配車管理部9fは、配送時間の変更要求の情報に基づいて、可能な配送時間を決定し、対応する配送車4の配送ルート12を再決定し、送信部9gは、決定した可能な配送時間(例えば、配送車4の到着予定時間帯)を管理者端末7に送信するようにしても良い。
図17に基づいて、この燃料配送管理システム1の動作を説明する。
各配送車4の配送ルート12は、例えば1日単位で決められる。配送当日の配送ルート12は、例えば配送当日の朝に決められる。配送車4のドライバーは、配送車端末5に表示された配送ルート12を確認し、配送に出発する。配送車端末5には、例えば図6に示す画面が表示されている。
また、各現場10毎の給油予定は、例えば1日単位で決められる。当日の給油予定は、例えば当日の朝に決められる。管理者端末7には、例えば図14に示す画面が表示され、管理者6はこの画面を確認することで当日の給油予定を知ることができる。
配送車管理装置9の燃料供給判定部9cは、管理者情報記憶部9dに記憶されている機械2の給油履歴を参照し、当該機械2の給油予定日を求める(ステップS101)。求められた給油予定日は管理者情報記憶部9dに記憶されると共に、送信部9gから管理者端末7に送信される(ステップS102)。管理者端末7は給油予定日を表示する(ステップS103)。例えば、図15に示す画面を表示する。
また、給油予定日の当日、配車管理部9fが機械2に燃料供給可能な配送車4を選択し、この配送車4の配送ルート12を決定する(ステップS104)。
そして、送信部9gは、燃料を供給することを知らせる情報(例えば、配送車4の到着予定時間帯と配送車情報)を、給油が必要であると判定された機械2が属する現場10の管理者6の管理者端末7に送信する(ステップS105)。管理者端末7はこの情報を表示する(ステップS106)。例えば、図14に示す画面を表示する。管理者6はこの画面を確認することで、本日の給油予定を知ることができる。
管理者6は現場10の作業スケジュール等を確認し、この配送車4の到着予定時間帯の変更の必要性を検討する。そして、変更が必要な場合、変更要求を管理者端末7から行う(ステップS107)。管理者6は、変更要求として、希望する時間帯(配送時間の変更要求の情報)を入力する。入力は、管理者端末7に複数の選択肢を表示してその中から希望の時間帯を選択するようにしても良いし、希望の時間帯を直接数字入力するようにしても良い。
配送車管理装置(サーバー)9の受信部9aが管理者端末7からの変更要求を受信すると、配車管理部9fは、配送時間の変更要求の情報に基づいて、可能な配送時間を決定し、対応する配送車4の配送ルート12を再決定する(ステップS108)。そして、送信部9gは、決定した可能な配送時間(燃料の配達可能時間)を管理者端末7に送信する(ステップS109)。管理者端末7はこの配達可能時間を表示する(ステップS110)。なお、この段階では、管理者端末7には図14に示す画面が既に表示されているので、実際には、この表示画面が新たな画面に更新される。
また、送信部9gは配送ルート12を配送車端末5に送信する(ステップS111)。配送車端末5は配送ルート12を表示する(ステップS112)。例えば、図6に示す画面を表示する。配送車4のドライバーは配送車端末5に表示された配送ルート12にしたがって燃料の配送を行い、現場10で対象の機械2に給油し(ステップS113)、その給油実績(例えば、給油対象の機械2、給油量)を配送車端末5に入力する(ステップS114)。配送車端末5は入力された給油実績を配送車管理装置9に送信する(ステップS115)。配送車管理装置9は、給油実績に基づき、管理者情報記憶部9dと配送車情報記憶部9eに記憶している情報を更新する(ステップS116)。例えば、給油によって給油履歴が変わるので、配送車管理装置9は管理者情報記憶部9dに記憶している機械2の給油履歴を更新する。また、給油によって配送車4が搭載する燃料量は減少しているので、配送車管理装置9は配送車情報記憶部9eに記憶している配送車4の供給可能燃料量を更新する。
そして、この現場10での給油が終了すると、配送車4は次の現場10へと移動し、全ての現場10で給油を終了すると、配送センター11に戻る。
配送車管理装置9は上述の処理を繰り返し実行し、各現場10で稼働する各機械2の給油のタイミングを監視して自動的に給油の手配を行う。したがって、各現場10の管理者6が各機械2の給油タイミングをそれぞれ管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、機械2の燃料切れを確実に防止することができる。しかも、各現場10の管理者6は、現場10の作業スケジュール等を確認して都合が悪い場合には時間変更を要求することができるので、管理者6にとって大変使い勝手が良い実用的なシステムを提供することができる。一方、燃料配送会社にとっては、給油の機会を逃すことがなくなると共に、給油を計画的に行うことが可能になる。
<実施形態2の変形例2>
また、配送車管理装置9が各配送車4の配送ルート12を決定する際、渋滞情報を考慮するようにしても良い。すなわち、図18に示すように、配送車管理装置(サーバー)9に更に複数の配送車4の配送ルート12の渋滞情報を取得する渋滞情報取得部9hを設けると共に、配車管理部9fが、渋滞情報取得部9hが取得した渋滞情報と配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて、複数の配送車4の配送ルート12を決定するようにしても良い。
配送車管理装置9は、例えば配送センター11に設置されたコンピュータによって構成されている。このコンピュータには本実施形態の配送車管理装置9を実現するためのプログラムが記憶されており、このプログラムの実行により、受信部9a、画像認識部9b、燃料供給判定部9c、管理者情報記憶部9d、配送車情報記憶部9e、送信部9gの他、複数の配送車4の配送ルート12の渋滞情報を取得する渋滞情報取得部9h、渋滞情報取得部9hが取得した渋滞情報と配送車情報記憶部9eに記憶される情報に基づいて、複数の配送車4の配送ルート12を決定する配車管理部9fの機能が構成される。
渋滞情報として、例えばネットワーク8経由で取得可能な情報を利用する。配車管理部9fは、配送ルート12を決定する際、渋滞情報取得部9hが取得した渋滞情報を参照し、例えば所要時間が最短となる配送ルート12を求める。そのため、配送車4は効率よく燃料の配送を行うことができる。
なお、配車管理部9fによる配送ルート12の決定は、例えばAI(artificial intelligence、人工知能)によって求めるようにしても良い。
<実施形態3>
上述の各実施形態では、各機械2の燃料タンク(配送対象タンク)に配送車4が燃料を供給していたが、これに代えて、例えば図19に示すように、現場10に貯蔵タンク(配送対象タンク)14を設置し、この貯蔵タンク14に配送車4が燃料を供給するようにしても良い。すなわち、配送車4によって配送された燃料を貯蔵タンク14に一時的に貯蔵しておき、この貯蔵タンク14から各機械2に燃料を小分けするようにしても良い。
本実施形態では、貯蔵タンク14に監視手段としての燃料残量センサ15を設けている。燃料残量センサ15は、例えば貯蔵タンク14内に蓄えられている燃料から受ける圧力を測定する圧力センサであり、その測定値はネットワーク8を介して配送車管理装置(サーバー)9に送信される。燃料残量センサ15には、例えば貯蔵タンク14の底部から燃料が導かれており、燃料残量センサ15はこの燃料の圧力を測定する。貯蔵タンク14内の燃料残量が多い場合には燃料残量センサ15には大きな圧力が作用し、貯蔵タンク14内の燃料残量が少なくなると、燃料残量センサ15に作用する圧力は減少するので、燃料残量センサ15の測定値(圧力値)に基づいて燃料残量を認識することができる。
配送車管理装置9の燃料供給判定部9cは、受信部9aが受信した燃料残量センサ15の測定値(燃料残量についての情報)に基づいて貯蔵タンク14に燃料の供給が必要かどうかを判定する。例えば、各現場10の貯蔵タンク14毎に給油基準圧力値を予め設定しておき、燃料残量センサ15の測定値(圧力値)がこの給油基準圧力値を下回った場合に燃料の供給が必要であると判定する。
燃料の供給が必要であると判定された場合、図1の燃料配送管理システム1と同様、自動的に給油の手配が行われる。したがって、各現場10の管理者6が貯蔵タンク14の給油タイミングを管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、燃料切れを確実に防止することができる。一方、燃料配送会社にとっては、給油の機会を逃すことがなくなると共に、燃料販売を計画的に行うことが可能になる。
また、本実施形態では、配送車4の燃料配送対象が貯蔵タンク14であり、その現場10で使用される燃料を1度に纏めて供給することができるので、その現場10における給油作業を大幅に減らすことができると共に、その作業時間を大幅に短縮することができる。そのため、燃料配送会社にとって、配送車4の燃料配送にかかる時間や回数を減らすことができて配送コストを低減することができる。一方、現場10側にとって、燃料残量の管理が容易になると共に、配送車4が何度も来る煩わしさを解消することができ、さらに現場10のスケジュール調整が容易になる。
<実施形態3の変形例>
なお、図20に示す燃料配送管理システム1のように、現場10に設置された貯蔵タンク14に燃料残量センサが設けられていない場合には、図11の燃料配送管理システム1が機械2の給油履歴に基づいて機械2への燃料の供給が必要とされる日を求めたのと同様に、貯蔵タンク14の給油履歴に基づいて貯蔵タンク14への燃料の供給が必要とされる日を求めるようにしても良い。
この場合にも、図11の燃料配送管理システム1と同様、自動的に給油の手配を行うことができるので、各現場10の管理者6が貯蔵タンク14の給油タイミングを管理する必要がなくなり、管理の煩わしさやその都度給油の注文を行うという煩わしさから解放されると共に、燃料切れを確実に防止することができる。一方、燃料配送会社にとっては、給油の機会を逃すことがなくなると共に、燃料販売を計画的に行うことが可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。また、上記の実施形態で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。そのような変更または改良、省略した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記した実施形態や変形例の構成を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 燃料配送管理システム
2 機械
2a 燃料計
3 撮像装置(監視手段)
3a カメラ
3b 送信部
4 配送車
5 配送車端末
6 管理者
7 管理者端末
8 ネットワーク
9 サーバー(配送車管理装置)
9a 受信部
9b 画像認識部
9c 燃料供給判定部
9d 管理者情報記憶部
9e 配送車情報記憶部
9f 配車管理部
9g 送信部
9h 渋滞情報取得部
12 配送ルート
14 貯蔵タンク
15 圧力センサ(監視手段)

Claims (4)

  1. 燃料を配送する複数の配送車に搭載される配送車端末と、
    前記燃料で可動する複数の機械を管理する管理者の管理者端末と、
    前記配送車端末、および、前記管理者端末とネットワークを介して通信し、前記複数の配送車を管理するサーバーと、を備える燃料配送管理システムであって、
    前記サーバーは、
    前記管理者端末からの情報を受信する受信部と、
    給油履歴に基づいて、前記機械が使用される現場の配送対象タンクへの燃料の供給が必要とされる日を求める燃料供給判定部と、
    前記燃料供給判定部により求められた日を対応する前記管理者端末に送信する送信部と、
    前記管理者の連絡先、燃料の配送先、前記配送対象タンクの種類、および最大給油量を含む情報を記憶する管理者情報記憶部と、
    前記複数の配送車の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報を記憶する配送車情報記憶部と、
    前記複数の配送車から前記配送対象タンクに燃料供給する配送車を選択し、該配送車の配送ルートを決定する配車管理部と、
    を備えることを特徴とする燃料配送管理システム。
  2. 燃料を配送する複数の配送車を管理する配送車管理装置であって、
    給油履歴に基づいて、前記燃料で可動する複数の機械が使用される現場の配送対象タンクへの燃料の供給が必要とされる日を求める燃料供給判定部と、
    前記機械の管理者の連絡先、燃料の配送先、前記配送対象タンクの種類、および最大給油量を含む情報を記憶する管理者情報記憶部と、
    前記複数の配送車の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報を記憶する配送車情報記憶部と、
    前記燃料供給判定部により前記配送対象タンクに燃料の供給が必要と判断した場合、前記配送車情報記憶部に記憶される情報に基づいて、前記複数の配送車から前記配送対象タンクに燃料供給する配送車を選択し、該配送車の配送ルートを決定する配車管理部と、
    前記管理者の端末に燃料を供給することを知らせる情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする配送車管理装置。
  3. 燃料を配送する複数の配送車を管理するコンピュータを、
    給油履歴に基づいて、前記燃料で可動する複数の機械が使用される現場の配送対象タンクへの燃料の供給が必要とされる日を求める燃料供給判定部と、
    前記機械の管理者の連絡先、燃料の配送先、前記配送対象タンクの種類、および最大給油量を含む情報を記憶する管理者情報記憶部と、
    前記複数の配送車の位置情報、供給可能燃料量、配送エリアおよび配送ルートの情報を記憶する配送車情報記憶部と、
    前記燃料供給判定部により前記配送対象タンクに燃料の供給が必要と判断した場合、前記配送車情報記憶部に記憶される情報に基づいて、前記複数の配送車から前記配送対象タンクに燃料供給する配送車を選択し、該配送車の配送ルートを決定する配車管理部と、
    前記管理者の端末に燃料を供給することを知らせる情報を送信する送信部、として機能させることを特徴とするプログラム。
  4. 前記複数の配送車の配送ルートの渋滞情報を取得する渋滞情報取得部を備え、前記配車管理部は、前記渋滞情報取得部が取得した渋滞情報と前記配送車情報記憶部に記憶される情報に基づいて、前記複数の配送車の配送ルートを決定させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
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