JP7020154B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムに関する。
特許文献1に開示された椅子は、椅子の座部と背もたれ部との少なくともいずれかに設けられていて、着座者の体と接触を検知可能とする感知センサと、感知センサの検知結果を基に、着座者の姿勢が正しいか否かを判定する判定部と、判定部にて着座者の姿勢が正しくないと判断された際に、椅子の周囲に配備された電化製品を制御する制御部と、が設けられている。
特許文献2には、薄くシート状に配列した光ファイバアレイを用いたセンサが開示される。このセンサは、例えば、椅子の座面に設置するクッションに内蔵され、そのクッション上に座るユーザの脈拍や呼吸を計測するのに用いられる。すなわち、脈拍や呼吸による微細で周期的な身体(臀部から太もも等)の動きが光ファイバアレイに与える振動や動きが、その中を通る光信号に周期的な変化をもたらすので、その変化を検知することで、単位時間あたりの脈拍数や呼吸数を計測するのである。
特開2017-023475号公報 米国特許出願公開第2017/0215736号公報
本発明は、ユーザが座席に敷いてその上に座る等のために用いるシートを用いて、シート内外の装置を制御する技術を提供する。
請求項1に係る発明は、持ち運び可能なシートと、前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、を含み、前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せが所定の組合せに該当しない場合に、ユーザに提供する機能又は情報を制限する制御を実行する、情報処理システムである。
請求項に係る発明は、前記第1分布及び前記第2分布の組合せは、座席と当該座席に敷かれた前記シートの上に座っているユーザとから前記第1の面と前記第2の面とにそれぞれ作用する前記物理量の組合せである、請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に係る発明は、前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せが所定の組合せに該当しない場合、前記シートと通信する機器がユーザからの操作を受け付けないよう制御する、請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に係る発明は、持ち運び可能なシートと、前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、を含み、前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せが所定の組合せに該当しない場合、前記シートと通信する機器を介してユーザに提供する機能又は情報を、前記第1分布と前記第2分布との組合せが前記所定の組合せに該当する場合よりも制限する、情報処理システムである。
請求項に係る発明は、持ち運び可能なシートと、前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、を含み、前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せに対応付けられた機能又は情報を提供するための制御を実行する、情報処理システムである。
請求項に係る発明は、持ち運び可能なシートと、前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、を含み、前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せに対応付けられていない機能又は情報の提供を禁止するための制御を実行する、情報処理システムである。
請求項に係る発明は、持ち運び可能なシートと、前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、を含み、前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布及び前記第2分布の組合せは、座席と当該座席に敷かれた前記シートの上に座っているユーザとから前記第1の面と前記第2の面とにそれぞれ作用する前記物理量の組合せである、情報処理システムであって、前記ユーザと前記座席との組合せ毎に決まる登録分布特徴であって、前記ユーザが前記座席に敷かれた前記シートの上に座っているときの前記第1分布と前記第2分布の組合せを示す登録分布特徴と、当該登録分布特徴に対応する制御モードと、を記憶した記憶手段、を更に備え、前記制御手段は、前記シートの前記検知手段が検知している前記第1分布と前記第2分布の組合せに合致する登録分布特徴が前記記憶手段内に記憶されている場合、当該合致する登録分布特徴に対応する前記制御モードに応じた制御を実行する、情報処理システムである。
請求項に係る発明は、前記制御手段は、制御対象の機器を第1の制御モードに応じて制御しているときに、前記ユーザが前記座席から離席したことを示す前記第1分布と前記第2分布の組合せを前記検知手段が検知した場合に、その検知から所定時間が経過するまで、前記検知手段が前記第1の制御モードに対応する前記登録分布特徴に合致する前記第1分布と前記第2分布の組合せを検知しなければ、前記機器の使用を制限する制御を行う、請求項に記載の情報処理システムである。
請求項に係る発明は、前記制御手段は、前記ユーザが前記座席から離席したことを示す前記第1分布と前記第2分布の組合せを前記検知手段が検知してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記検知手段が、前記座席上の前記シート上に物体が載っていることを示すが前記第1の制御モードに対応する前記登録分布特徴には合致しない前記第1分布及び前記第2分布の組合せを検知した場合に、前記所定時間の経過を待たずに前記機器の使用を制限する制御を行う、請求項に記載の情報処理システムである。
請求項1、3~6に係る発明によれば、シートの第1の面と第2の面に作用する物理量の組合せに応じた制御を行うことができると共に、第1の面と第2の面に対する物理量の分布の組合せに応じた様々な制御を行うことができる
請求項に係る発明によれば、第1の面と第2の面に対する物理量の分布がユーザと座席との組合せによって決まることを利用して様々な制御を行うことができる。
請求項に係る発明によれば、ユーザが様々な場所の座席について登録分布特徴データを登録しておくことで、各座席の場所に応じた制御を実現することができる。
請求項に係る発明によれば、ユーザが座席から離席した後も、所定時間以内に座席に戻った場合には、機器の利用が制限されていないので、その制限の解除のための明示的な操作を行う必要がない。
請求項に係る発明によれば、ユーザが離席してから機器の利用が制限されるまでの所定時間の間に例えば第三者がその座席に座った場合に、その機器の利用を制限することができる。
シート状装置(クッション形態)の外観を模式的に示す図である。 シート状装置の断面構造を模式的に示す図である。 シート状装置の機能構成を例示する図である。 シート状装置とユーザ端末とからなるシステムの機能構成を例示する図である。 モード設定情報の例を示す図である。 シート状装置の検知情報に基づく制御モードの切換制御の例を示す図である。 シート状装置の検知情報に基づく制御モードの切換制御の例を示す図である。 シート状装置の検知情報に基づく制御モードの切換制御の例を示す図である。 座面から背もたれの範囲に掛けて使用される形態のシート状装置の上面形状を模式的に示す図である。 図9のシート状装置の使用状態を模式的に示す図である。
図1及び図2を参照して、本実施形態のシート状装置100の一例について説明する。
図1に示す例では、シート状装置100は、例えば、椅子等の座席の上に敷くクッションとして構成される。図ではシート状装置100の矩形の上面形状を持つが、これはあくまで一例に過ぎず、他の形状であってもよい。
図2に、シート状装置100の本体部120を示す。本体部120は、ヒータ104が装着された基体122の表面と裏面のそれぞれに、シート状の圧力分布センサ102a及び102bが装着されている。ここでは便宜上シート状装置100の表面側に圧力分布センサ102aが、裏面側に圧力分布センサ102bが設けられると説明したが、シート状装置100自体に表裏の区別を設けず、どちらを上にして敷いてもよい形状としてもよい。ヒータ104は、供給される電力を熱に変換して発熱する装置であり、シート状装置100を使用するユーザの臀部や太もも等を温める。基体122は、例えばウレタン等、ある程度の柔軟性を持つ材質の板状の部材である。ヒータ104は、例えば、基体122に設けられた穴の中に嵌め込まれる。圧力分布センサ102a及び102bは、面内の圧力分布を測定するセンサであり、全体として柔軟な構造を持っている。
本体部120には、この他に、プロセッサやRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、書き込み可能な不揮発性記憶媒体等を備えた制御部110(図3参照)、温度センサ、湿度センサ、GPS等を用いた位置センサ、特許文献2に開示されているのと同様のシート状配列の光ファイバアレイを用いたセンサ(以下、「センサシート」と呼ぶ)等の各種センサ、それら電装品に対して電力を供給するための電源回路や内蔵電池等、それら電装品間の配線が内蔵されている。
シート状装置100は、本体部120を、図示省略したカバーで覆うことで構成される。カバーは、例えばウール等の天然繊維や化学繊維等を織ったり編んだりして形成される生地から形成されていてもよい。カバーを本体部120から着脱自在なものとし、カバーが汚れた場合等に、カバーを本体部120から取り外して洗濯できるようにしてもよい。
以上の通り圧力分布センサ102aと102bの間には、ある程度の硬さを持ち緩衝材となる基体122が介在している。このため、ユーザが座席にシート状装置100を敷いてその上に座った場合、ユーザの身体(臀部等)に近い側(以下「人体側」と呼ぶ)の圧力分布センサ102a又は102b(以下「圧力分布センサ102」と総称する)が検知する圧力分布と、座席の座面に近い側(以下「座面側」と呼ぶ)の圧力分布センサ102b又は102aが検知する圧力分布とは異なったものとなる。ユーザが同じ座席の上にシート状装置100を敷いて座る場合、人体側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布は、個々の着席機会ごとの着席姿勢の多少の違いによる変化はあってもある程度の範囲に収まる分布となり、同様に座面側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布もある程度の範囲に収まる(例えば、座席に深く、正しい姿勢で座っている場合同士の比較)。したがって、同じ座席に同じユーザが座る場合、シート状装置に作用する人体側の圧力の分布と座席側の圧力の分布との組合せは、ある程度の範囲に収まる。また、同じユーザがシート状装置100を携帯し、様々な場所の様々な座席に敷いて使用することを考える。この場合、ユーザが座る座席の座部の材質や座面の形状等が変わると、人体側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布も座面側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布も変化し、それら両面の圧力分布の組合せも変わってくる。また、体重や臀部の骨格や肉付きが人によって異なるので、同じ座席に敷いた同じシート状装置100上に座る場合であっても、ユーザが異なれば、人体側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布も座面側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布も変化し、それら両圧力分布の組合せも変わってくる。
このように、人体側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布と座面側の圧力分布センサ102が検知する圧力分布との組合せは、ユーザと座席の組合せを一意に識別する識別情報として利用できる。
次に、図3を参照して、シート状装置100の電気的機能構成の一例を説明する。図3の例では、シート状装置100は、圧力分布センサ102a及び102b、ヒータ104群、位置センサ106、制御部110、通信部112を備える。圧力分布センサ102a及び102b及びヒータ104については既に説明した。
位置センサ106は、GPS等の測位システムを利用して当該位置センサ106の現在位置(すなわちシート状装置100の現在位置)を測定するセンサである。なお、シート状装置100に位置センサ106を設けず、シート状装置100と近接通信方式で通信しているユーザ端末200の位置センサ(GPS等)が検知した位置情報を、そのシート状装置100の位置情報として用いてもよい。またシート状装置100は、図に例示した以外のセンサを備えていてもよい。例えば、シート状装置100は、温度センサ、湿度センサ、加速度センサ、照度センサ等を有していてもよい。
制御部110は、それらセンサから検知データを受け取り、それら検知データを処理する。制御部110が行う処理には、例えば、それら検知データ群を通信部112経由でユーザ端末200やネットワーク上のサーバに送信する処理が含まれていてもよい。また、制御部110は、センサ群から得た検知データを解析し、解析結果を求めてもよい。解析の一例として、表裏の圧力分布センサ102a及び102bが検知した圧力分布の組合せが、あらかじめ設定された組合せに該当するか否かを判定する処理(詳細は後述)を制御部110が実行してもよい。また、制御部110は、この判定の結果に応じて、シート状装置100自体の動作を制御してもよい。例えば、判定結果に応じて、シート状装置100内のヒータ104等の各種装置を制御したり、シート状装置100内のセンサ群の検知データのうちユーザ端末200やサーバに送信するデータを選択したりしてもよい。
通信部112は、いずれかの通信規格に準拠したデータ通信を行うための装置である。一つの例では、通信部112は、ユーザ端末200(スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ)等との間で、所定の近接通信規格に従った通信を行う。ここで用いる近接通信規格としては、例えばBluetooth(登録商標)、zigbee(商標)、z-wave(商標)等のパーソナルエリア(例えば数十cm~数mの範囲)をターゲットとする無線通信規格がある。この例では、通信部112は、制御部110の制御下で、上述のセンサ群が取得したセンサの情報をユーザ端末200に送る。センサの検知データは、ユーザ端末200を経由して、サーバに送信されてもよい。また、別の例では、通信部112は、携帯電話規格やLPWA(Low Power Wide Area)に分類される各種通信規格(例えばLoRaやSIGFOX)等の広域通信可能な規格を用い、ユーザ端末200を介さずにサーバに対して「直接」、センサ群の検知データを送信してもよい。なお、ここでいう「直接」の送信には、同規格に準拠した中継装置を経由する送信も含まれる。
次に、図4を参照して、本実施形態のシステム構成の一例を説明する。シート状装置100は、座席に座るユーザにより使用され、そのユーザが利用するユーザ端末200と通信部112経由で通信可能である。
ユーザ端末200は、ユーザが使用するコンピュータ内蔵の装置であり、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC(パーソナルコンピュータ)等のようにユーザが携帯可能なものでも、デスクトップPCのように一般に決まった場所に固定設置されるものでもよい。ユーザ端末200は通信部202を備えており、図示例では、この通信部202により、シート状装置100の通信部112と例えば近接通信方式で通信可能となっている。またユーザ端末200には、シート連携プログラム204がインストールされている。シート連携プログラム204は、シート状装置100の制御、シート状装置100を用いたユーザ端末の制御、シート状装置100を用いた情報サービス等のためのプログラムである。
また、ユーザ端末200の(例えば書き込み又は書き換え可能な)不揮発性記憶装置には、シート設定情報206が記憶されていてもよい。シート設定情報206は、ユーザが持つシート状装置100に関する設定情報である。シート設定情報206には、図5に例示する登録分布特徴データと制御モードとの関係を示すモード設定情報が含まれる。
ここで、分布特徴データとは、ユーザがある座席にシート状装置100を設置して、その上に所定の正しい座り方で座ったときの、圧力分布センサ102a及び102bが検知した圧力分布の組合せの特徴を示すデータである。ここでいう「組合せの特徴」は、例えば、圧力分布センサ102a及び102bが検知した圧力分布データの組であってもよい。また、圧力分布そのものの代わりに、そのような圧力分布の形状(等高線のような山形の曲面とみなすことができる)のピークの位置、ピーク同士の位置関係、ピーク位置と尾根との関係等といった特徴を求め、シート状装置100の表裏両面についてのそのような特徴の組合せを分布特徴データとして用いてもよい。
登録分布特徴データとは、モード設定情報に登録されている分布特徴データである。ユーザが、自分がよく使う座席をモード設定情報に登録する場合、その座席にシート状装置100を敷いてその上に座り、そのときに圧力分布センサ102a及び102bから得られる圧力分布の組から、登録分布特徴データを生成する。ユーザが同じ座席に複数回座り、各回に取得した圧力分布データを人体側及び座席側のそれぞれについて統計処理することで、そのユーザがその座席に座った場合に人体側及び座席側の圧力分布が取り得る範囲の組合せ、又は人体側と座席側の代表的な圧力分布(例えば平均の圧力分布)を求め、その組合せ又は代表的な圧力分布を登録分布特徴データとしてもよい。登録分布特徴データは、ユーザのオフィスの自席、会議室に設置された椅子、社内の食堂の椅子、会社の近くのカフェのソファ等のように、ユーザがよく座る座席ごとに求められ、モード設定情報に登録される。
例えば、ユーザ端末200のシート連携プログラム204にてユーザが座席登録処理の実行を指示すると、シート連携プログラム204は、ユーザにシート状装置100の座席への設置の仕方(例えばシート状装置100のどちらの面を上にするか等)やその上への正しい座り方を示す画面を表示し、その座り方で座るようプロンプトを出す。そして、ユーザが座ったときにシート状装置100から送られてくる人体側及び座席側の圧力分布データから分布特徴データを求め、それをシート設定情報206に登録する。なお、シート状装置100に内蔵した加速度センサにより重力の向きを検知し、その向きの情報をユーザ端末200に送ることとすれば、シート連携プログラム204は、シート状装置100から取得した2面の圧力分布のどちらが上面(人体側)でどちらが下面のものかを識別できる。
制御モードは、分布特徴データに対応するユーザ端末200の動作制御のモードである。シート状装置100を敷いた座席上にユーザが座ったときに圧力分布センサ102a及び102bが検知した圧力分布のペアが、モード設定情報中で分布特徴データに合致する場合、その分布特徴データに対応する制御モードに従って、ユーザ端末200の動作を制御する。
例えば、ユーザ端末200がスマートフォンやノートPCのような携帯端末である場合、ユーザはそのユーザ端末200を勤務先のオフィスの自席や、社外の行きつけのカフェのソファなど、様々な席に座って利用する場合がある。例えばユーザの個人所有のノートPCを、勤務先の企業の業務にも使用する場合等には、このようなケースはよくある。ここで、ユーザの勤務先の会社の情報セキュリティポリシーによって、社外では、ユーザ端末200を利用することが認められなかったり、認められたとしても、業務用の特定のアプリケーションの実行が認められなかったり、ユーザ端末200内の業務用の特定のファイルを開くことが認められなかったり、ユーザ端末200から社内システムの特定の機能やデータを利用することが認められなかったりする等の制限があることが少なくない。このように、ユーザがユーザ端末200を使用する場所の種別によりユーザ端末200の振る舞いを切り替えるニーズがある。一つの側面では、本実施形態のシステムは、ユーザがユーザ端末200を使用する場所の種別を、ユーザが携帯して席に敷くシート状装置100の表裏両面の圧力分布の組合せで判別することで、ユーザ端末200の動作制御のための制御モードを切り替えるのである。
例えば、ユーザが勤務先の社内(オフィス内)で利用するいくつかの座席(例えば自席、会議室の席、社内カフェテリアの席等)について分布特徴データを取得し、それら各分布特徴データに対して「オフィス」という識別名の制御モードを対応づけてもよい。制御モード「オフィス」では、ユーザ端末200は、会社のセキュリティポリシーにおいて社内ネットワークにログインしているユーザに許可される機能(アプリケーションや社内ネットワーク上のプリンタ等の機器、あるいはそれらが提供する個々の機能又はサービス)やデータと例えば同等の機能やデータを、ユーザに提供する。また、同モードでは、ユーザは、ユーザ端末200を用いて、ユーザ端末200内及び社内ネットワーク上の各種のデータのうちセキュリティポリシーやユーザのアクセス権限によって許可されているデータにアクセス(例えばファイルを開く)することができる。制御モード「オフィス」には、このようなユーザ端末200の振る舞いを定義する定義データが関連付けられている。図5の例では、オフィス内でのユーザの自席及び会議室の座席にユーザが座った場合の分布特徴データがそれぞれ例えば「特徴A」及び「特徴B」という識別名で登録され、これに対して制御モード「オフィス」が対応付けられている。シート状装置100から取得した表裏両面の圧力分布の組が、制御モード「オフィス」に対応付けられたどの分布特徴データにも該当しない場合、ユーザは、その「オフィス」モードにて利用が許可される機能や情報のうちのいずれかを利用できなくなる。
また、ユーザの会社の外にあるカフェや図書館等の座席について分布特徴データを取得し、それら各分布特徴データに対して「社外」という識別名の制御モードを対応づけてもよい。制御モード「社外」では、ユーザ端末200は、例えば会社のセキュリティポリシーにおいて社外にいるユーザに許可してよいと認められている機能やデータについて、ユーザの利用を許可する。どのような機能やデータの利用が許可されるかは、制御モード「社外」に対応付けられたモード定義データに記述されている。「社外」モードの場合、「オフィス」モードでは利用が認められる特定の業務用アプリケーションの使用や特定のデータへのアクセスが許可されない。図5に示した例では、例えばユーザの行きつけのカフェのソファにユーザが座った場合の分布特徴データが「特徴C」という識別名で登録され、これに対して制御モード「社外」が登録されている。
図5の例では、制御モードが「オフィス」と「社外」の2種類であったが、制御モードは3種類以上あってももちろんよい。例えば、同じオフィス内や社内であっても、場所によって異なる制御モードを定義してもよい。例えば、ユーザの自席と社内のカフェテリアの席では、異なる制御モードとしてもよい。同様に、社外にも、ユーザの自宅の椅子と、カフェや図書館等の公共の場の座席とでは、異なる制御モードとしてもよい。制御モードごとに、ユーザに利用を許可するユーザ端末200上又はネットワーク上の機能やデータの範囲、及びシート状装置100の振る舞い(例えば、どのセンサの検知データを外部に送信するか等)を規定する。
また、ユーザ端末200は、シート状装置100から得られる圧力分布の組が、モード設定情報に規定されている分布特徴データのいずれにも該当しない場合に、特別なモードでの制御を行ってもよい。一つの例では、この特別なモードでは、モード設定情報に規定されている各分布特徴データに対応づけられた制御モードのどれよりも、ユーザが利用できる機能やデータが制限される。例えばこの特別なモードは、ユーザからの操作を一切受け付けない(例えばユーザ端末200の表示装置はロック画面を表示した状態となる)ものであってもよい。
以上では、シート状装置100の表裏両面に対する圧力分布の組に応じてユーザ端末200の振る舞いを切り替えることについて説明したが、同様の方法で、シート状装置100の振る舞いを切り替えてもよい。例えば、シート状装置100には様々なセンサが搭載されているが、そのうちどのセンサの検知データや、それら検知データに基づき制御部110が解析した解析結果のうちのどれをユーザ端末200や、シート状装置100の情報を管理するネットワーク上の所定のサーバに送るかを、「オフィス」モードと「社外」モードとで切り替えてもよい。
次に、図6~図8を参照して、本実施形態のシステムの処理手順の一例を説明する。ここでは、制御モードの判定等の主たる制御処理をユーザ端末200のシート連携プログラム204が担う場合の例を説明する。
まずシート連携プログラム204は、図6に示すように、シート状装置100から例えば定期的に送信されてくるセンサデータを取得する(S10)。このセンサデータには、圧力分布センサ102a及び102bが検知した圧力分布の組、又はそれら圧力分布の組から求められた分布特徴データが含まれる。次にシート連携プログラム204は、センサデータから、ユーザが着席状態であるかどうかを判定する(S12)。例えば、センサデータに含まれる圧力分布の積分値がユーザの体重(あるいは人間の一般的な体重)に応じて定められている閾値以上である場合、着席状態であると判定し、そうでなければユーザは着席していないと判定する。
S12で着席状態であると判定された場合、シート連携プログラム204は、センサデータの圧力分布の組から、その組を表す分布特徴データを求める(S14)。なお、シート状装置100から圧力分布の組ではなく分布特徴データを受け取る構成では、S14はなくてよい。そして、シート連携プログラム204は、モード設定情報(図5参照)に登録されている分布特徴データの中に、今回取得したセンサデータが示す分布特徴データに合致するものがあるかどうかを判定する(S16)。取得した分布特徴データが、モード設定情報に登録されているある分布特徴データに合致するか否かは、例えば、後者が規定している範囲内に前者が入るか否か、又は前者と後者の類似度が所定の閾値以下であるか否か等の手法により判定すればよい。
S16で、取得した分布特徴データに合致する登録分布特徴データが見つかった場合(S16の判定結果がYes)、シート連携プログラム204は、その見つかった登録分布特徴データに対応づけられた制御モードを特定し、その制御モードでユーザ端末200を制御する(S18)。例えば、シート連携プログラム204は、ユーザからの操作がその制御モードで許可されるものであれば受け付け、許可されないものであれば受け付けない。例えば、見つかった登録分布特徴データに対応する制御モードが「社外」モードである場合、「オフィス」モードでしか使用が許可されないソフトウエアの起動は許可せず、また「オフィス」モードでは閲覧可能だが「社外」モードでは閲覧不可に設定された電子文書を開く操作を受け付けない。また、社内のデータの不用意な流出を防止するために、「社外」モードでは、特定の電子文書の印刷の指示を受けてもこれを許可しないようにしてもよい。例えば、個々の制御モードのときにユーザが電子文書に対して持つ利用権限(閲覧、編集、印刷等)を、例えばその電子文書の属性データに規定しておけばよい。同様に、ネットワーク上の機器についての各制御モードでのユーザの利用権限をその機器に関連付けて管理しておき(例えばサーバでその関連付けを管理)、ユーザからの機器の利用要求を、S18で特定した制御モードに対応する権限に従って制御してもよい。また、ユーザがユーザ端末200に対してネットワーク上のサーバにある電子文書やサービスにアクセスする要求を入力した場合、シート連携プログラム204は、サーバに対して現在の制御モードを知らせ、サーバはユーザが要求した電子文書やサービスがその制御モードにてそのユーザに許可されるものかどうかを判定し、許可されると判定した場合にのみそれをユーザに提供するようにしてもよい。
またシート連携プログラム204は、S18で特定した制御モードを、シート状装置100の制御部110に通知してもよい(S20)。この通知を受けた制御部110は、シート状装置100内の各装置の動作を、その制御モードに応じたものとなるよう制御する。
S16において、S14で求めた分布特徴データに該当する登録分布特徴データがモード設定情報から見つからなかった場合、シート連携プログラム204は、ユーザ端末200をロック状態に移行させる(S22)。ロック状態とは、ユーザからの通常の操作を受け付けない状態である。ロック状態では、ユーザ端末200は、それまで表示していた画面に代えて、ロック画面を表示する。ロック画面は、例えば現在ロック状態であることを示す説明や、そのロック状態の解除のための操作を説明する案内情報等を表示する。この案内情報には、例えば、正しいユーザがシート状装置100に正しく座らないとロック状態が解除されない旨の説明が含まれる。ロック画面を表示している間、ユーザ端末200は、ロック状態の解除のための操作以外の操作は受け付けない。
S12においてユーザが着席状態で無いと判定された場合、それはユーザが席を離れた、又は離れている状態であることを意味する。この場合、シート連携プログラム204は、図7に示すように、離席時間のカウントを実行中かどうか判定する(S30)。離席時間のカウントを実行中でない場合、そのカウントを開始する(S32)。S30で離席時間をカウント中と判定した場合、シート連携プログラム204は、離席時間をカウントしているカウンタの示す値(すなわち離席時間)が所定の閾値を超えたかどうかを判定する(S34)。この閾値は、シート状装置100が敷かれている座席(この座席の前にユーザ端末200がある)をユーザが離れてから、ユーザ端末200がロック状態に移行(図8のS50)するまでの猶予時間である。例えば、すぐに済む用事でユーザが席を離れた場合に、その席の前にあるユーザ端末200をすぐにロック状態にすると、席に戻ったユーザはロック解除操作を行う必要があり、煩わしい。そこで、図7の例では、ユーザが離席してからの時間が閾値(猶予時間)に達するまでは、ロック状態への移行を行わない。
ただし、ユーザが離席してからロック状態に移行するまでの間に、ユーザ以外の者がユーザ端末200を操作するのは情報セキュリティ上望ましくない。そこで、図7の処理では、ロック状態に移行するまでの間にユーザ以外のだれかがその席に座った場合にそれを検知し、ユーザ端末200を操作できないようにする制御を行う。
すなわち、S34の判定結果がNoの場合、シート連携プログラム204は、シート状装置100からセンサデータを取得し(S36)、そのセンサデータから誰かが着席しているかどうかをS12と同様の方法で判定し(S38)、着席していない場合には、離席時間のカウンタの値を所定量だけ進めてS34に戻る。S38で誰かが着席していると判定した場合、S14と同様にセンサデータから分布特徴データを求め(S40)、求めた分布特徴データがモード設定情報中のいずれかの登録分布特徴データに合致するかどうかを判定する(S42)。なお、S42の判定では、モード設定情報内のすべての登録分布特徴データを調べるのではなく、離席前にS16で特定された登録分布特徴データに対して、S40で求めた分布特徴データが合致するかのみを判定してもよい。
S42の判定結果がYesとなった場合に、離席したユーザ本人が戻ってきたことを意味する。この場合、シート連携プログラム204は、離席時間のカウントを停止し(S44)、図6のS10に戻る。一方、S42の判定結果がNoの場合、離席したユーザ本人以外の者が着席していることを意味する。この場合、シート連携プログラム204は、S50(図8参照)に進み、ユーザ端末200をロック状態に遷移させる。
なお、S34の判定で、離席時間のカウント値が閾値を超えたことを検知した場合も、シート連携プログラム204は、S50に進み、ユーザ端末200をロック状態に遷移させる。
図8の例では、S50でユーザ端末200をロック状態に遷移させた後、シート連携プログラム204は、シート状装置100に対して省電力モードへの移行指示を送信する(S52)。この指示を受けたシート状装置100の制御部110は、動作モードを通常モードから省電力モードに移行する。省電力モードでは、シート状装置100内のセンサその他の内部装置のうち、当該モードでも稼働させるものとして規定されているもの以外への給電を停止する。省電力モードでは、圧力分布センサ102a及び102bは稼働させるが、例えばヒータ104や温度センサ等への電力供給は停止する。また、省電力モードでは、制御部110や通信部112は稼働させるが、制御部110が実行する処理を限定したり、通信部112からユーザ端末200等へのデータ送信を特別なイベントが生じたときのみに限定したりする。図8の例では、制御部110は、圧力分布センサ102a及び102bが検知した圧力分布の積分値が人間の体重に応じて定めた閾値以上となった場合(すなわち誰かがシート状装置100上に座ったと判断される場合)、それら圧力分布の組(又はこれから求めた分布特徴データ)を含むセンサデータをユーザ端末200に送信する。逆に、圧力分布センサ102a及び102bが検知している圧力分布の積分値が閾値未満の場合は、人間が座ったとは判断せず、ユーザ端末200へのセンサデータの送信は行わない。
ロック状態にあるユーザ端末200では、シート連携プログラム204がシート状装置100からセンサデータが到来するのを待っている(S54)。センサデータが到来すると、シート連携プログラム204は、S14と同様にセンサデータから分布特徴データを求め(S56)、求めた分布特徴データがモード設定情報中のいずれかの登録分布特徴データに合致するかどうかを判定する(S58)。なお、S58の判定では、離席前にS16で特定された登録分布特徴データに対してS40で求めた分布特徴データが合致するかのみを判定してもよい。S58の判定結果がNoの場合は、そのときシート状装置100の上に座っているのは、離席したユーザ本人とは異なる人である。この場合、シート連携プログラム204は、ロック状態を解除せず、S54に戻る。
S58の判定結果がYesの場合、離席したユーザ本人が戻ってきて着席したと推定できる。この場合、ユーザ端末200のロック状態を直ちに解除してもよいが、図8の例では、よりセキュリティを高めるため、ユーザに認証情報の入力を求めている(S60)。ここでユーザが入力すべき認証情報は、ユーザ端末200へのログイン時にユーザが入力する認証情報(例えばパスワード)と同じものでよい。認証情報が入力されると、ユーザ端末200のオペレーティングシステムは、その認証情報が正しいか否かを判定する(S62)。認証情報が正しくない場合、ロック状態の解除は認められず、処理はS54に戻る。認証情報が正しい場合、ロック状態は解除され、ユーザ端末200にはロック状態に移行する前の画面が表示される(S64)。またシート連携プログラム204は、シート状装置100に対して、省電力モードから通常モードへの復帰を指示し(S64)、これに応じてシート状装置100は通常モードへ復帰する。この後、処理は図6に示したS10に戻る。
シート状装置100が省電力モードに移行した後、通常モードに復帰しないまま所定の時間が経過した場合に、シート状装置100は電源をオフして停止してもよい。また、省電力モードを設けず、S52の段階でシート状装置100の電源をオフしてもよい。なお、席に戻ってきたユーザが再びシート状装置100に座った際、シート状装置100が電源オフ状態であると、シート状装置100から圧力分布又は分布特徴データがユーザ端末200に送られないため、ユーザ端末200側のロック解除条件が満たされない。この場合、ユーザは、シート状装置100の電源をオンし、圧力分布等のデータがユーザ端末200に送信されるようにする。
図6~図8の手順では、制御モードの判定等の主たる制御処理をユーザ端末200のシート連携プログラム204が担ったが、これは一例に過ぎない。この代わりに、図6~図8に例示したのと同様の制御処理をシート状装置100の制御部110が実行してもよい。この場合、モード設定情報(図5)は制御部110が持つ。制御部110は、圧力分布のペアから判定した制御モード(S18)を、ユーザ端末200のシート連携プログラム204に通知し(S20)、シート連携プログラム204は、この通知に応じてユーザ端末200の制御モードを切り替える。また、図6~図8に例示したのと同様の制御処理(特に制御モードの判定)を、シート状装置100及びユーザ端末200からアクセス可能なネットワーク上のサーバ又はクラウドが実行してもよい。この場合、サーバ又はクラウドは、判定した制御モードをユーザ端末200及びシート状装置100に通知し、ユーザ端末200及びシート状装置100はその通知に従って自装置のモードを切り替える。
以上の例において、ユーザ端末200は、自機内に登録されている登録分布特徴データに合致する圧力分布の組又は分布特徴データが近傍にあるシート状装置100から送られてくることを、ユーザが自機にログインするための要件としてもよい。すなわち、シート状装置100を、ユーザ端末200等にログインするための二要素又は多要素認証の1つの要素として用いるのである。この場合、ユーザは、登録分布特徴データの対象の座席にシート状装置100を敷いてその上に座り、その座席の前にあるユーザ端末200に対して正しい認証情報(例えばユーザID及びパスワード)を入力してはじめて、ユーザ端末200にログインできる。仮にユーザの認証情報を知った第三者がそれを用いてユーザ端末200にログインしようとしても、シート状装置100が発する圧力分布の組が正当なユーザのものと異なるためログインは成功しない。また、ユーザが離席時にシート状装置100を携帯すれば、席の前にあるユーザ端末200はそのシート状装置100から圧力分布の情報を得ることがないので、離席中に第三者が正しい認証情報を入力しても、ログインできない。
また以上の例において、制御部110は、判定された制御モードに応じてヒータ104を制御してもよい。例えば、オフィスモードと社外モードとでヒータ104のオン・オフ又は設定温度を切り替えてもよい。
以上の例では、シート状装置100が座席の座面上に置かれるクッション状のものである例を説明したが、シート状装置100の形態はこれに限らない。例えば、シート状装置100は、もっと大きく、例えば膝掛けのようにユーザの身体に掛けて使うこともできる薄型の装置であってもよい。
図9及び図10に、このような大型、薄型のシート状装置100を例示する。このシート状装置100は、例えば、人の横幅程度の幅と人の首乃至肩から太ももの付け根まで程度の長さを持つ、矩形の比較的薄い装置である。ここでいう「比較的薄い」とは、シート状装置100を巻いたり折り畳んだりして持ち運びできる程度の厚みであることを意味する。シート状装置100は、例えば、図10に例示する様に、椅子20の座部22から背もたれ24にわたる範囲に掛けて使用される。なお、図10では、シート状装置100を目立つように実際の寸法より太い幅で示している。
図示省略するが、このシート状装置100も、図1及び図2に例示したクッション状のシート状装置100と同様、基体122に対して表裏両面の圧力分布センサ102a及び102b等の各種センサやヒータ等の電装品を設けて構成される本体部120を、ウール等の天然繊維や化学繊維等の布又は織物等により形成されたカバーで覆ったものである。この例の薄型のシート状装置100では、クッション状の実施例に比べて基体122は薄いが、表裏両面にある圧力分布センサ102a及び102bの間の緩衝材となり、これによりそれら両者が検知する圧力分布が互いに異なったものとなる。
この例のシート状装置100は長いため、図2に示すようにその約半分が座席の座面上に位置し、残りの約半分が背もたれ面に掛かるように設置される。どちらの半分が座面に設置されてもよいよう、シート状装置100の上半分と下半分の双方に対して、表裏の圧力分布センサ102a及び102bのペアを設けてもよい。
ユーザがこの薄型のシート状装置100を座席の座面から背もたれの範囲に敷いてその上に座った場合は、座面に位置する圧力分布センサのペアと、背もたれ面に位置する圧力分布センサのペアから、表裏両面の圧力分布のペアが二組得られる。このうち座面側の圧力分布が示す圧力は背もたれ面側の圧力分布が示す圧力よりも顕著に大きいので、座面側の圧力分布のペアを特定することができる。そして、座面側の圧力分布のペアを用いることで、上述したクッション状のシート状装置100を用いる場合と同様の制御モードの切替が可能になる。
また、この例の薄型のシート状装置100は、座席に敷くだけでなく、防寒等のために膝掛けのように着席中のユーザの身体に掛けて使用することもできる。シート状装置100を例えば膝掛けのように身体に掛けて使用しているときには、敷いて使用している場合とは異なる圧力分布のペアが得られる。例えば膝掛けとして使用している場合、シート状装置100の上面側の圧力分布センサ102が検知する圧力はほとんど0である。一方、このときの下面側の圧力分布センサ102が検知する圧力は、一般的にはシート状装置100の自重に由来するものであり、ユーザの膝から太ももの部分に面している部分にその自重に応じた大きさの圧力が検知される。このような圧力分布のペアは、敷いて使用した場合の圧力分布のペアと明確に区別できる。
そこで、制御部110は、シート状装置100が検知した表裏両面の圧力分布のペアが、シート状装置100を膝掛けとして用いられている場合の分布特徴を示す場合には、敷いて用いられている場合とは異なる制御モードを採用してもよい。例えば、膝掛けとして用いられていると判定した場合、ユーザは足下の寒さを感じている可能性が高いので、敷いた状態で用いられている場合よりもヒータ104の設定温度を高くしてもよい。また、シート状装置100が膝掛け等のように身体に掛けて用いられている場合、敷いて使用される場合とは異なり、表裏の圧力分布センサ102により得られる圧力分布のペアは、ユーザと座席の組合せに固有の分布特徴を示さないので、ユーザ認証のための一要素として用いることはできない。この場合、ユーザ端末200のシート連携プログラム204は、多要素認証を成立させるため、別の要素(例えばユーザが持っている別の物、例えばスマートフォンやハードウエアトークン)に由来する認証情報の提示をユーザに求めるようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。以上に説明したように、本実施形態では、シート状装置100の両面の圧力分布の組を、ユーザと座席の組合せに固有の分布特徴として用い、これをシート状装置100やこれと通信するユーザ端末200の制御に用いた。この制御には、同一ユーザが異なる座席に座った場合の、ユーザ端末200やシート状装置100の制御モードの切替や、多要のユーザ認証の一要素としての利用、などが含まれる。
以上の例では、シート状装置100以外の制御対象としてユーザ端末200を挙げたが、これに限らず、シート状装置100の得た圧力分布の組に基づく分布特徴を受信可能な他の機器を同様に制御してもよい。
以上の例では、シート状装置100の表裏両面の圧力分布を得るために、シート状の圧力分布センサ102a及び102bを用いたが、この代わりに、シート状装置100の表裏両面に、複数の荷重センサをそれぞれ定めたパターンで配設し、それら複数の荷重センサが検出した荷重値の組を圧力分布として用いてもよい。
また、圧力分布代わりに別の物理量の分布を用いてもよい。例えば、シート状装置100の表裏両面の温度分布のペアから、ユーザと座席の組合せを識別するための分布特徴を求めてよい。また、シート状装置100の表裏の面にそれぞれ、静電容量分布を求めるためのシート状のセンサ、又は複数の静電容量センサの組を設け、そのセンサ又はセンサの組により求められる表裏両面の静電容量分布の組を、ユーザと座席の組合せに固有の分布特徴として用いてもよい。
また、以上の例では、シート状装置100の両面にそれぞれ物理量を検知する検知手段(例えば圧力分布センサ)を設けたが、それら両面に対してそれぞれ作用する物理量を個別に検出できる単一のセンサを用いてもよい。
100 シート状装置 102,102a,102b 圧力分布センサ、104 ヒータ、106 位置センサ、110 制御部、112 通信部、120 本体部、122 基体、200 携帯端末、200 ユーザ端末、202 通信部、204 シート連携プログラム、206 シート設定情報。

Claims (9)

  1. 持ち運び可能なシートと、
    前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、
    検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、
    を含み、
    前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、
    前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せが所定の組合せに該当しない場合に、ユーザに提供する機能又は情報を制限する制御を実行する、情報処理システム。
  2. 前記第1分布及び前記第2分布の組合せは、座席と当該座席に敷かれた前記シートの上に座っているユーザとから前記第1の面と前記第2の面とにそれぞれ作用する前記物理量の組合せである、請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せが所定の組合せに該当しない場合、前記シートと通信する機器がユーザからの操作を受け付けないよう制御する、請求項に記載の情報処理システム。
  4. 持ち運び可能なシートと、
    前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、
    検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、
    を含み、
    前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、
    前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せが所定の組合せに該当しない場合、前記シートと通信する機器を介してユーザに提供する機能又は情報を、前記第1分布と前記第2分布との組合せが前記所定の組合せに該当する場合よりも制限する、情報処理システム。
  5. 持ち運び可能なシートと、
    前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、
    検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、
    を含み、
    前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、
    前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せに対応付けられた機能又は情報を提供するための制御を実行する、情報処理システム。
  6. 持ち運び可能なシートと、
    前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、
    検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、
    を含み、
    前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、
    前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、前記第1分布と前記第2分布との組合せに対応付けられていない機能又は情報の提供を禁止するための制御を実行する、情報処理システム。
  7. 持ち運び可能なシートと、
    前記シートの第1の面及び第2の面にそれぞれ作用する物理量を検知する検知手段と、
    検知された前記第1の面と前記第2の面のそれぞれに作用する前記物理量の組合せに基づく制御を実行する制御手段と、
    を含み、
    前記検知手段は、前記第1の面に作用する前記物理量の第1分布と前記第2の面に作用する前記物理量の第2分布とをそれぞれ検知し、
    前記制御手段は、前記第1分布と前記第2分布との組合せに基づく制御を実行すると共に、
    前記第1分布及び前記第2分布の組合せは、座席と当該座席に敷かれた前記シートの上に座っているユーザとから前記第1の面と前記第2の面とにそれぞれ作用する前記物理量の組合せである、情報処理システムであって、
    前記ユーザと前記座席との組合せ毎に決まる登録分布特徴であって、前記ユーザが前記座席に敷かれた前記シートの上に座っているときの前記第1分布と前記第2分布の組合せを示す登録分布特徴と、当該登録分布特徴に対応する制御モードと、を記憶した記憶手段、を更に備え、
    前記制御手段は、前記シートの前記検知手段が検知している前記第1分布と前記第2分布の組合せに合致する登録分布特徴が前記記憶手段内に記憶されている場合、当該合致する登録分布特徴に対応する前記制御モードに応じた制御を実行する、情報処理システム。
  8. 前記制御手段は、制御対象の機器を第1の制御モードに応じて制御しているときに、前記ユーザが前記座席から離席したことを示す前記第1分布と前記第2分布の組合せを前記検知手段が検知した場合に、その検知から所定時間が経過するまで、前記検知手段が前記第1の制御モードに対応する前記登録分布特徴に合致する前記第1分布と前記第2分布の組合せを検知しなければ、前記機器の使用を制限する制御を行う、請求項に記載の情報処理システム。
  9. 前記制御手段は、前記ユーザが前記座席から離席したことを示す前記第1分布と前記第2分布の組合せを前記検知手段が検知してから前記所定時間が経過するまでの間に、前記検知手段が、前記座席上の前記シート上に物体が載っていることを示すが前記第1の制御モードに対応する前記登録分布特徴には合致しない前記第1分布及び前記第2分布の組合せを検知した場合に、前記所定時間の経過を待たずに前記機器の使用を制限する制御を行う、請求項に記載の情報処理システム。
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