JP7018605B2 - 大腸がん検査方法 - Google Patents
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Description
被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、前記生体試料に含まれる複数種の生体内代謝産物のうち少なくとも乳酸、ピルビン酸、及びグリコール酸の量を測定し、
乳酸、ピルビン酸、及びグリコール酸のうち少なくとも1種の測定値に基づき、ステージ0からステージ2までのいずれかのステージの大腸がんを判定する。
乳酸、ピルビン酸、及びグリコール酸から選択された少なくとも1種の生体内代謝産物と、乳酸、ピルビン酸、グリコール酸、オルニチン、及びトリプトファンから選択された、前記少なくとも1種の生体内代謝産物とは異なる少なくとも1種の生体内代謝産物の、計2種以上の生体内代謝産物の測定値に基づき、ステージ0からステージ2までのいずれかのステージにある大腸がんを判定すると良い。
ピルビン酸、グリコール酸、フマル酸、及び2-ケト-イソ吉草酸の測定値に基づき、ステージ0からステージ2のいずれかのステージにある大腸がんを判定することができる。
乳酸、オルニチン、トリプトファン、フマル酸、及びリンゴ酸の測定値に基づき、ステージ0からステージ2のいずれかのステージにある大腸がんを判定するようにしても良い。
オルニチン、グリコール酸、トリプトファン、ピルビン酸、フマル酸、パルミトレイン酸、リジン、及び3-ヒドロキシイソ吉草酸の測定値に基づき、ステージ0からステージ2のいずれかのステージにある大腸がんを判定することも可能である。
乳酸、グリコール酸、尿酸、及びグリセリン酸の測定値に基づき、ステージ0にある大腸がんを判定する。
乳酸、2-ヒドロキシブチル酸、オルニチン、及びトリプトファンの測定値に基づき、ステージ0にある大腸がんを判定するようにしても良い。
グリコール酸、グリセリン酸、及びトリプトファンの測定値に基づき、ステージ1にある大腸がんを判定することも可能である。
グリコール酸、ピルビン酸、ガラクトース、グリシン、尿酸、及びグリセリン酸の測定値に基づき、ステージ1にある大腸がんを判定するようにしても良い。
乳酸、オルニチン、トリプトファン、クエン酸の測定値に基づき、ステージ1にある大腸がんを判定する。
ピルビン酸、グリコール酸、フマル酸、及びサッカロースの測定値に基づき、ステージ2にある大腸がんを判定する。
ピルビン酸、グリコール酸、ロイシン、リン酸、サッカロース、及びフマル酸の測定値に基づき、ステージ2にある大腸がんを判定する。
乳酸、オルニチン、フマル酸、及びトリプトファンの測定値に基づき、ステージ2にある大腸がんを判定する。
具体的には、或るステージの大腸がんを判定するために用いられる生体内代謝産物をA、B、Cの3種類とし、各生体内代謝産物の測定値を[A]、[B]、[C]とすると、分析値(P値)を算出するための予測式は以下の式(1)で表される。
空腹状態にある、上記の大腸がん患者及び健常者からEDTA(エチレンジアミン四酢酸)を含んだ採血管に採取した血液を混和後、4℃に保存し、遠心分離(3000rpm、10分間、4℃)して血漿を得た。
次に、血漿50μLをチューブに分注し、これに内部標準として2-イソプロピルリンゴ酸と前記生体内代謝物の安定同位体試薬を含んだメタノールを270μL添加して混合した。
続いて、凍結乾燥機により混合溶液から水分を除去した後、ピリジンに溶解したメチルヒドロキシアミン塩酸塩を添加し、30℃で90分間振盪してオキシム誘導体化を行い、MSTFAを添加し37℃で30分振盪してトリメチルシリル化し、これを試料とした。
上記試料に対して、トリプル四重極型ガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS-TQ8040、株式会社島津製作所製)で質量分析することにより、MS/MSデータを収集した。質量分析は、以下の条件で行った。
試料のインジェクション容量は1μLとし、GCキャピラリーカラムとして、「BPX-5(SGE Analytical Science Pty. Ltd社)」を用いた。カラム温度は、測定開始から2分間は60℃に保持し、その後、1分あたり15℃ずつ330℃まで上昇させた後、3分間、330℃に保持した。イオン源の温度は250℃に設定した。
試料のMS/MSデータからマススペクトルのピークを網羅的に検出し、そのピーク情報(質量電荷比及び信号強度)、及びMSライブラリに格納されている多数の生体内代謝産物に特異的な物質の質量電荷比、内部標準のピーク情報等に基づき、それらの生体内代謝産物の測定値(以下、MS/MS測定値という。)を求めた。
70例以上の健常者及び大腸がん患者から採取した、生体内代謝産物のMS/MS測定値について適宜のデータ解析を行い、ステージ0~2の各ステージにある大腸がんの判定、及びステージ0~2のいずれかにある大腸がんの判定を行った。この実施例では、判定に用いる1ないし複数の生体内代謝産物を決定し、該生体内代謝産物のMS/MS測定値を用いて予測式を作成し、この予測式を用いた大腸がんの判定を行った。本実施例では、生体内代謝産物のMS/MS測定値の多重ロジスティック回帰分析での分析値(P値)を算出するための式を予測式とした。この予測式で求められるP値が0に近いほど健常であり、1に近づくほど大腸がんの可能性が高いと判定することができる。図2に、予測式の算出に用いた4種類の生体内代謝産物の組み合わせを示す。
年齢、性別、BMIを揃えた健常者及びステージ0の大腸がん患者それぞれ79名について、上述した手法に基づいて、図2のモデル1~3に示す生体内代謝産物のMS/MS測定値を求め、それらMS/MS測定値を使って以下の式(2)~(4)を確立した。式(2)はモデル1、式(3)はモデル2、式(4)はモデル3の生体内代謝産物を用いた予測式を示す。また、式中、[乳酸]、[オルニチン]等は、それぞれ括弧内に示す生体内代謝産物のMS/MS測定値を示す。
・・・式(2)
P =1/[1+exp{-(-27.2172815+97.973150029*[乳酸]+ 219.03142781*[グリコール酸]-5.222210335*[尿酸]-68.8976813*[グリセリン酸])}]
・・・式(3)
P =1/[1+exp{-(-5.945008762+61.715859951*[乳酸]-0.690292331*[2-ヒドロキシブチル酸]+7.782649017*[オルニチン]-9.877482547*[トリプトファン])}]
・・・式(4)
年齢、性別、BMIを揃えた健常者とステージ1の大腸がん患者それぞれ80名について、上述したステージ0と同様の手法で、図2のモデル1~3に示す生体内代謝産物のMS/MS測定値を求め、それらMS/MS測定値を使って以下の式(5)~(7)を確立した。式(5)はモデル1、式(6)はモデル2、式(7)はモデル3の生体内代謝産物の組み合わせを用いた予測式を示す。
P =1/(1+exp(-(-5.244098866-39.34118597*[グリセリン酸]+137.16175377*[グリコール酸]-3.169957639*[トリプトファン])))
・・・式(5)
P =1/(1+exp(-(-14.99143949+373.05777093*[グリコール酸]+36.504337562*[ピルビン酸]-1.92165145*[ガラクトース]-198.2189077*[グリシン]-3.311584205*[尿酸]-30.15525187*[グリセリン酸])))
・・・式(6)
P =1/(1+exp(-(3.5655473738+25.015349738*[乳酸]+4.7551912842*[オルニチン]-7.667356818*[トリプトファン]-14.85882644*[クエン酸])))
・・・式(7)
年齢、性別、BMIを揃えた健常者とステージ2の大腸がん患者それぞれ123名について、上述したステージ0と同様の手法で、図2のモデル1~3に示す生体内代謝産物のMS/MS測定値を求め、それらMS/MS測定値を使って以下の式(8)~(10)を確立した。式(8)はモデル1、式(9)はモデル2、式(10)はモデル3の生体内代謝産物の組み合わせを用いた予測式を示す。
P =1/(1+exp(-(-19.5140397+22.817689838*[ピルビン酸]+68.301755498*[グリコール酸]+214.36183256*[フマル酸]+25.33111413*[サッカロース])))
・・・式(8)
P =1/(1+exp(-(-13.29001781+41.289331856*[ピルビン酸]+147.27766415*[グリコール酸]-1.508033407*[ロイシン]-3.04399115*[リン酸]+82.577937486*[サッカロース]+361.20773121*[フマル酸])))
・・・式(9)
P =1/(1+exp(-(-4.98049072+25.353666196*[乳酸]+7.0154960778*[オルニチン]+118.40574539*[フマル酸]-6.242588904*[トリプトファン])))
・・・式(10)
次に、年齢、性別、BMIを揃えた健常者とステージ0~2の大腸がん患者それぞれ282名について、上述したステージ0~2と同様の手法で、図2のモデル1~3に示す生体内代謝産物のMS/MS測定値を求め、それらMS/MS測定値を使って以下の式(11)~(14)を確立した。式(11)はモデル1、式(12)はモデル2、式(13)はモデル3、式(14)はモデル4の生体内代謝産物の組み合わせを用いた予測式を示す。
・・・式(11)
P =1/(1+exp(-(-11.00126848+23.045661795*[ピルビン酸]+62.493803471*[グリコール酸]-583.6163492*[2-ケト-イソ吉草酸]+235.04693604*[フマル酸])))
・・・式(12)
P =1/(1+exp(-(-3.340652437+29.789478677*[乳酸]-7.212093514*[トリプトファン]+5.5597551347*[オルニチン]+237.87196106*[フマル酸]-59.94751789*[リンゴ酸])))
・・・式(13)
P =1/(1+exp(-(-8.992407686+19.375560943*[ピルビン酸]+82.332483986*[グリコール酸]-6.864158669*[トリプトファン]+9.6859550708*[オルニチン]-67.47807685*[パルミトレイン酸]-5.757937815*[リジン]-24.99353052*[3-ヒドロキシイソ吉草酸]+296.32483475*[フマル酸])))
・・・式(14)
年齢、性別、BMIを揃えた健常者及び大腸がん患者それぞれ282名について、実施例1と同様の手順で生体内代謝産物のMS/MS測定値を求め、該MS/MS値について適宜のデータ解析を行い、実施例1とは別の方法で、ステージ0~2の各ステージにある大腸がんの判定、及びステージ0~2のいずれかにある大腸がんの判定を行った実施例2について以下に説明する。
この実施例では、ステージ0~2の各ステージにある大腸がんの判定、及びステージ0~2のいずれかにある大腸がんの判定を、共通の生体内代謝産物のMS/MS測定値を用いた点が実施例1と異なる。
乳酸及びオルニチンのMS/MS測定値を使った、各ステージの予測式を以下に示す。また、各予測式から求められるP値のカットオフ値とそのときのROC解析の結果を図16~図19及び以下の表2に示す。
<ステージ0>
P =1/[1+exp{-(-13.506931+49.9697673*[乳酸]+4.26878539*[オルニチン])}]
<ステージ1>
P =1/[1+exp{-(-3.87236783+15.326042355*[乳酸]+1.2883608996*[オルニチン])}]
<ステージ2>
P =1/[1+exp{-(-8.659104135+25.441015108*[乳酸]+5.2519152847*[オルニチン])}]
<ステージ0-2>
P =1/[1+exp{-(-7.109178221+24.600621297*[乳酸]+3.2254288676*[オルニチン])}]
ピルビン酸及びトリプトファンのMS/MS測定値を使った、各ステージの予測式を以下に示す。また、各予測式から求められるP値のカットオフ値とそのときのROC解析の結果を図20~図23及び上述の表2に示す。
<ステージ0>
P =1/[1+exp{-(-3.024371454-4.885245141*[トリプトファン]+29.99823801*[ピルビン酸])}]
<ステージ1>
P =1/[1+exp{-(1.4528990406-4.070618917*[トリプトファン]+9.2766738843*[ピルビン酸])}]
<ステージ2>
P =1/[1+exp{-(-0.438767321-4.66996093*[トリプトファン]+17.635049962*[ピルビン酸])}]
<ステージ0-2>
P =1/[1+exp{-(-0.20906188-3.903240175*[トリプトファン]+ 14.960074677*[ピルビン酸])}]
乳酸のMS/MS値のみを用いてステージ0~2の各ステージにある大腸がん、及びステージ0~2のいずれかにある大腸がんの判定を行った結果を上述の表2に示す。この例のように、1種類の生体内代謝産物のMS/MS値を用いる場合は、予測式は作成せず、MS/MS値がカットオフ値よりも大きければ大腸がんの可能性が高い(陽性)と判断し、その結果に基づき、感度、特異度、正診率を求めた。このようにして求めた感度及び特異度から作成したROC曲線を図24~図27に示す。
グリコール酸のMS/MS値のみを用いてステージ0~2の各ステージにある大腸がん、及びステージ0~2のいずれかにある大腸がんの判定を行った結果を上述の表2に示す。この例でも 乳酸を用いた判定と同様、予測式は作成せず、MS/MS値がカットオフ値よりも大きければ大腸がんの可能性が高い(陽性)と判断し、その結果に基づき、感度、特異度、正診率を求めた。このようにして求めた感度及び特異度から作成したROC曲線を図28~図31に示す。
ピルビン酸のMS/MS値のみを用いてステージ0~2の各ステージにある大腸がん、及びステージ0~2のいずれかにある大腸がんの判定を行った結果を上述の表2に示す。この例でも 乳酸を用いた判定と同様、予測式は作成せず、MS/MS値がカットオフ値よりも大きければ大腸がんの可能性が高い(陽性)と判断し、その結果に基づき、感度、特異度、正診率を求めた。このようにして求めた感度及び特異度から作成したROC曲線を図32~図35に示す。
Claims (18)
- 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、ピルビン酸、グリコール酸、オルニチン、及びトリプトファンの測定値を求め、該測定値を用いてステージ0からステージ2の間の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、ピルビン酸、グリコール酸、フマル酸、及び2-ケト-イソ吉草酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ0からステージ2の間の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、乳酸、オルニチン、トリプトファン、フマル酸、及びリンゴ酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ0からステージ2の間の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、オルニチン、グリコール酸、トリプトファン、ピルビン酸、フマル酸、パルミトレイン酸、リジン、及び3-ヒドロキシイソ吉草酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ0からステージ2の間の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、乳酸、及びオルニチンの測定値を求め、該測定値を用いてステージ0の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、乳酸、グリコール酸、尿酸、及びグリセリン酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ0の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、乳酸、2-ヒドロキシブチル酸、オルニチン、及びトリプトファンの測定値を求め、該測定値を用いてステージ0の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、グリコール酸、グリセリン酸、及びトリプトファンの測定値を求め、該測定値を用いてステージ1の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、グリコール酸、ピルビン酸、ガラクトース、グリシン、尿酸、及びグリセリン酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ1の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、乳酸、オルニチン、トリプトファン、クエン酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ1の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、ピルビン酸、グリコール酸、フマル酸、及びサッカロースの測定値を求め、該測定値を用いてステージ2の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、ピルビン酸、グリコール酸、ロイシン、リン酸、サッカロース、及びフマル酸の測定値を求め、該測定値を用いてステージ2の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 被検者から採取された生体試料に対してクロマトグラフ-MS/MS分析を行うことで得られたデータに基づき、
前記生体試料に含まれる生体内代謝産物である、乳酸、オルニチン、フマル酸、及びトリプトファンの測定値を求め、該測定値を用いてステージ2の大腸がんである可能性を示す指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 請求項1から13のいずれかに記載の大腸がんの指標値取得方法において、
前記生体試料が、全血、血漿、及び血清から選択されるいずれかである、大腸がんの指標値取得方法。 - 請求項14に記載の大腸がんの指標値取得方法において、
前記生体試料が血漿である、大腸がんの指標値取得方法。 - 請求項1から15のいずれかに記載の大腸がんの指標値取得方法において、
前記クロマトグラフ-MS/MS分析が、ガスクロマトグラフ-MS/MS分析である、大腸がんの指標値取得方法。 - 請求項1から16のいずれかに記載の大腸がんの指標値取得方法において、
前記各々の生体内代謝産物の測定値の多重ロジスティック回帰分析により前記指標値を求める、大腸がんの指標値取得方法。 - 前記指標値がカットオフ値よりも高いことに基づいて前記大腸がんの可能性があると判定するためのものである、請求項17に記載の大腸がんの指標値取得方法。
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