JP7017901B2 - 粉粒体散布装置 - Google Patents
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Description
搬送手段3は、図2に示すように、ホッパー2の下端に位置する排出口23の下方に配置されている。本実施形態においては、ホッパー2から排出された粉粒体Pを受け取って搬送するトラフ31の上面31aと排出口23との間に、所定の隙間が形成されるように配置されている。受取手段30において、粉粒体Pの受け取り及び搬送に利用され粉粒体Pと接触するのは、ホッパー2の排出口23の下方に位置する部分及びその近傍であり、それ以外の部分は基本的に粉粒体Pと接触しない粉粒体非接触部である。本実施形態において振動発生手段35は、受取手段30の粉粒体非接触部における下面に固定されている。
粉粒体散布装置1は、振動発生手段35に印加する電圧及び周波数を制御する制御部(不図示)を備えており、該制御部によって、受取手段30の振動数及び振幅を制御し、延いては受取手段30上の粉粒体Pの搬送状態を制御する。即ち、前記制御部による制御下、振動発生手段35の非作動時には、受取手段30は振動していないため、受取手段30上の粉粒体Pの搬送は停止又は抑制されているが、斯かる状態から振動発生手段35を作動させると、受取手段30が振動を開始することによって、受取手段30上の粉粒体Pの停止又は抑制が解除され、粉粒体Pは、図中符号Xで示す方向に搬送され、最終的には図2に示すように、受取手段30の搬送方向Xの先端部30aから落下して、受取手段30の下方の散布対象物上に散布される。散布対象物は、連続搬送されていても良い。
このように、直交方向Yに延びるリブ32を有することにより、受取手段30の断面2次モーメントが大きくなり、直交方向Yにおけるトラフ31の端部まで、振動を均等に伝搬し易くなる。これにより、粉粒体Pの散布域を広くするため、直交方向Yにおけるトラフ31の幅を拡大しても、粉粒体Pを均一に散布することができる。
一方、リブ32を有しないトラフでは、直交方向Yにおける両端部の振幅が大きくなり易いため、該両端部と中央部とで振動にムラが生じる場合がある。この振動のムラを防止するため、トラフの厚みを大きくすることが考えられるが、厚みが大きくなることに伴い、場合によっては振動発生手段に設置可能なトラフの許容重量を超えてしまう。これに対し、本発明の粉粒体散布装置1は、リブ32を有することにより前述の効果が奏され、精度良く粉粒体を散布することができる。
リブ32をトラフ31の上面31aに設置する場合、トラフ31上の粉粒体Pを散布位置まで搬送する際の妨害にならない観点から、リブ32は、図4(b)に示すようにトラフ31の上面31a側において、排出口23よりも搬送方向Xの後方に位置していることが好ましい。
リブ32がトラフ31の下面31bに位置している場合、搬送方向Xにおける排出口23の位置に関らず、リブ32を配設することができるが、リブ32は、排出口23よりも搬送方向Xの後方に位置していることが好ましい。
トラフ31に伝搬する振動の変化をより抑える観点から、トラフ31の面積は、振動発生手段35における振動付加面35aの面積に対して、好ましくは2.5倍以上、また好ましくは10倍以下、より好ましくは5倍以下であり、また好ましくは2.5倍以上10倍以下、より好ましくは2.5倍以上5倍以下である〔図4(b)参照〕。
ここで、トラフ31の面積は、粉粒体非接触部を含むトラフ31の上面31aの全面積であり、該上面31aの搬送方向Xにおける前後端及び直交方向Yにおける両側縁を含めた面積である。振動発生手段35において振動付加面35aの輪郭の内側に、トラフ31に接触しない部分がある場合、該部分の面積を含めて振動付加面35aの面積とする。
同様の観点から、搬送方向Xにおけるリブ32の長さL2は、搬送方向Xにおけるトラフ31の長さL4に対して、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、また好ましくは80%以下、より好ましくは50%以下である〔図3(a)参照〕。
本実施形態におけるリブ32は、平面視において直交方向Yに延びる長方形状をなしており、その直交方向Yにおける長さが、直交方向Yにおけるトラフ31の長さと一致している。また、振動発生手段35は、図4(b)に示すように、平面視において、直交方向Yにおけるトラフ31の幅を2等分するトラフ中心線CL2と、直交方向Yにおける該振動発生手段35の振動付加面35aの幅を2等分する搬送中心線CL1とが一致するように配設されている。この搬送中心線CL1は、図4(b)に示すように、振動付加面35aの中央Oを通り且つ搬送方向Xに沿う線である。斯かる構成により、トラフ31の直交方向Yの振幅を均一化することができる。このように、リブ32は、振動付加面35aの中央Oを通り、搬送方向Xに沿う搬送中心線CLに対して対称の形状であることが好ましい。搬送中心線CL1に対して対称の形状とは、該搬送中心線CL1に対して線対称な形状であり、例えば、楕円、半円、長方形、正方形、多角形が挙げられる。
固有減衰能(SDC:Specific Damping Capacity )は、各種材料の試験片(長さ150mm×幅12.5mm×厚さ0.9mm)の降伏応力の1/10のせん断応力振幅A0を与えるように加振し、減衰波形を採取し、初期振幅A0の1/3になるまでの減衰波形の振幅(A1,A2,……An,An+1)を測定して、下記(1)式で算出した値の平均値を用いる。降伏応力は試験片の0.2%引っ張り永久ひずみに相当する応力である。
また、本実施形態における振動発生手段35は、水平面Fに対して傾いた状態で配設することができ、これにより、該振動発生手段35の上面に設けられた受取手段30を、直交方向Yにおける水平面に対して傾斜させることができる〔図7(c)参照〕。
このように、本実施形態の粉粒体散布装置1は、ホッパー2及び受取手段30の少なくとも一方の、直交方向Yにおける水平面に対する傾斜角度を調整可能な調整機構を有している。調整機構は、直交方向Yにおける水平面に対する傾斜角度を0.05°刻みに調整可能であることが好ましい。また、調整機構は、直交方向Yにおける水平面に対する傾斜角度の調整範囲の上限が、0.5°以上であることが好ましい。
前記調整機構として、ホッパー2又は振動発生手段35を搬送方向Xに沿う1軸回りに回動可能に取り付ける取り付け具を用いることができる。例えば、図1に示す粉粒体散布装置において、ホッパー2を固定する支持部材5をベースプレート4に固定するに当たり、直交方向Yの一方の端部側において、該支持部材5及びベースプレート4間にシムを介在させることや、振動発生手段35を固定するに当たり、直交方向Yの一方の端部側においてシムを介在させる等の任意の手段を採用することができる。
また、図7(c)に示すように、直交方向Yにおいて受取手段30を水平面Fに対して傾かせた場合、直交方向Yにおける一方の端部側の前記隙間G3が大きくなり〔図7(c)中左側〕、他方の端部側の前記隙間G4が小さくなる〔図7(c)中右側〕。
前述の第一実施形態に斯かる粉粒体散布装置1は、調整機構を具備するものではなかったが、粉粒体Pの散布密度をより均一化する観点から、リブ32と併せて該調整機構を具備することが好ましい。
例えば、ホッパー2の排出部21における排出口23の平面視形状は、図3に示す如き長方形形状に限定されず、円形、楕円形、多角形形状等、任意に設定可能であり、例えば、長楕円形状、一方向に長い五角形以上の多角形形状とすることができる。尤も、前述したように、排出口23の平面視形状は、搬送手段3による粉粒体Pの搬送方向Xと直交する直交方向Yの長さの方が搬送方向Xの長さよりも長いような、「一方向に長い形状」であることが好ましい。
また、排出口23が直交方向Yに複数の区画に分割され、排出部21が該複数の区画に1対1で対応する複数の移動路22を有していても良い。
2 ホッパー
20 貯蔵部
21 排出部
22 移動路
23 排出口
3 搬送手段
30 受取手段
31 トラフ
31a 上面
31b 下面
32 リブ
34 側壁
35 振動発生手段
P 粉粒体
X 搬送方向
Y 直交方向
Claims (5)
- 内部に粉粒体を貯蔵可能であり且つ該粉粒体の排出口を有するホッパーと、該ホッパーから排出された前記粉粒体を散布位置まで搬送して散布する搬送手段とを備えた粉粒体散布装置であって、
前記搬送手段は、前記ホッパーから排出された前記粉粒体を受け取る受取手段と、該受取手段を振動させる振動発生手段とを有し、該振動発生手段により該受取手段を振動させることによって、該受取手段上の前記粉粒体を所定の搬送方向に搬送可能になされており、
前記受取手段は、前記粉粒体を上面で受け取るトラフと、該トラフに設けられ、前記搬送方向に直交する直交方向に延びるリブとを有し、
前記リブは、前記排出口よりも前記搬送方向の後方に位置し、前記トラフの上面において鉛直方向の上方に突出するように形成されており、
前記リブは、前記振動発生手段が前記トラフに当接する部位よりも前記搬送方向の前方に間隔を開けて配設されている、粉粒体散布装置。 - 前記トラフの面積が、前記振動発生手段における前記トラフに当接する振動付加面の面積に対して2.5倍以上である、請求項1に記載の粉粒体散布装置。
- 前記リブは、前記搬送方向に直交する前記直交方向の長さが、前記振動発生手段における前記トラフに当接する振動付加面の同方向の長さよりも長く、前記振動付加面の中央を通り且つ前記搬送方向に沿う搬送中心線に対して対称の形状である、請求項1又は2に記載の粉粒体散布装置。
- 前記リブは、前記トラフと同一材質であり、且つ該トラフと一体に形成されている、請求項1~3の何れか1項に記載の粉粒体散布装置。
- 前記ホッパーは、ベースプレート上に立設された支持部材により、該ベースプレート上に固定されており、
前記ホッパー及び前記受取手段の少なくとも一方の、前記搬送方向に直交する方向における水平面に対する傾斜角度を調整可能な調整機構を有しており、
前記調整機構が、前記直交する方向の一方の端部側において、前記支持部材及び前記ベースプレート間に介在させるシムを含んで構成されているものであるか、又は前記受取手段及び振動発生手段間に介在させるシムを含んで構成されている、請求項1~4の何れか1項に記載の粉粒体散布装置。
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JPH10197154A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-31 | Shinko Electric Co Ltd | 振動コンベヤ |
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