JP7017724B2 - 画像編集装置、画像編集方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像編集装置、画像編集方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えばゲームセンター等に設置されて遊戯的な写真撮影サービスを利用者に提供する、遊戯用撮影装置に好適な画像編集装置、画像編集方法及びコンピュータプログラムに関する。
利用者を含む被写体をカメラで撮影し、その撮影画像を写真シールや写真カードとして出力する遊戯用撮影装置(「写真作成装置」ともいう。)が既に知られている。
かかる遊戯用撮影装置は、遊戯性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成する画像を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、タッチペンを用いて自由に描いたりできるように構成されている。利用者によるこのような画像編集の作業は、撮影画像に対する「落書き」などと呼ばれる。
例えば、特許文献1には、撮影画像に対する編集処理の一態様として、予め記憶された複数のスタンプ画像を編集画面の編集ツール選択部に表示し、いずれか1つのスタンプ画像を利用者がタッチペンで選択したあと、撮影画像が表示された編集領域をタッチペンでタッチすることにより、その位置にスタンプ画像を合成する技術が開示されている。
また、特許文献1には、スタンプ画像の大きさや濃淡などの要素の度合いの選択部を編集画面に表示し、所望の要素の度合いをタッチペンで選択することにより、スタンプ画像の要素の度合いを変更する技術も開示されている。
特開2007-221478号公報
特許文献1の画像処理では、デフォルトのスタンプ画像がそのまま撮影画像の編集領域に貼り付けられる。従って、例えば、同じスタンプ画像が複数配置されている場合には、どのスタンプ画像を調整中かを判別し難くなり、貼り付け後にスタンプ画像の大きさなどを調整し難くなるという欠点がある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、スタンプ画像などの被合成画像の編集処理を行い易くすることを目的とする。
(1) 本発明の画像編集装置は、利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記被合成画像を前記編集対象画像に合成する制御部と、を備える画像編集装置であって、前記制御部は、前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の位置、大きさ及び回転角を調整するための操作入力部を前記表示部に表示させ、前記操作入力部による調整中において、前記被合成画像の色調を変更することを特徴とする。
本発明の画像編集装置によれば、制御部が、編集対象画像に被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の位置、大きさ及び回転角を調整するための操作入力部を表示部に表示させ、この操作入力部による調整中において、被合成画像の色調を変更する。
このため、同じ被合成画像が複数配置されている場合でも、どの被合成画像の調整を行っているのかを判別しやすくすることができる。従って、貼り付け後における被合成画像の大きさなどの調整が行い易くなり、被合成画像を編集し易くなる。
(2) 本発明の画像編集装置において、前記記憶部は、前記被合成画像と実質的に同じ形状の部分を有する、色調の異なるダミー画像を更に記憶しており、前記制御部が前記被合成画像の色調を変更する処理は、前記被合成画像の代わりに前記ダミー画像を前記表示部に表示させる処理であるこが好ましい。
この場合、前記制御部が、前記操作入力部による調整中において、前記被合成画像の代わりに前記ダミー画像を前記表示部に表示させることにより、前記被合成画像の色調を変更できるようになる。
(3) 本発明の画像編集装置において、前記制御部が前記被合成画像の色調を変更する処理は、前記被合成画像に所定の画像処理を施す処理であってもよい。
この場合、記憶部がダミー画像を記憶する必要がなくなるので、記憶容量が少ない記憶部を採用することができる。
(4) 本発明の画像編集装置において、前記制御部は、前記操作入力部による調整中において、色調の変更後の前記被合成画像を目立たせるための画像(例えば、図8の周辺画像D2b,D4b)を更に表示することが好ましい。
このようにすれば、上記の画像を表示しない場合に比べて被合成画像をより目立たせることができる。従って、貼り付け後における被合成画像の大きさなどの調整がより行い易くなり、被合成画像を編集し易くなる。
(5) 本発明の画像編集装置において、前記制御部は、調整が確定した前記被合成画像がペーストされる確定レイヤと、前記確定レイヤの下位レイヤと、前記確定レイヤの上位レイヤに配置する画像に対する制御を実行可能であり、前記操作入力部には、移動、拡大、縮小及び回転可能な前記被合成画像を配置するレイヤを、前記下位レイヤ及び前記上位レイヤのいずれかに切り替える操作ボタンが含まれることが好ましい。
このようにすれば、確定レイヤの裏面側及び表面側の双方に被合成画像を合成でき、被合成画像の合成処理のバリエーションを増大することができる。
(6) 本発明の画像編集装置において、前記操作入力部に、前記被合成画像の大きさ及び角度を調整するための複数の操作ボタンと、当該操作ボタン以外の操作ボタンが含まれる場合には、前記制御部は、前記被合成画像の調整中において、複数の前記操作ボタンのうちの一部の表示を省略することが好ましい。
このようにすれば、被合成画像の調整中に操作ボタンの存在が邪魔になるのを防止することができ、被合成画像の編集がより行い易くなる。
(7) 本発明の画像編集装置において、前記制御部は、前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置が前記編集対象画面上である場合に、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御することが好ましい。
このようにすれば、編集対象画像に同じ被合成画像を繰り返し合成する場合に、被合成画像の選択をその都度行う必要がなくなり、同じ被合成画像を繰り返して合成する作業が簡便になる。
(8) 本発明の画像編集方法は、上述の(1)~(7)に記載の画像編集装置により実行される画像編集方法に関する。
従って、本発明の画像編集方法は、上述の(1)~(7)に記載の画像編集装置と同様の作用効果を奏する。
(9) 本発明のコンピュータプログラムは、コンピュータを上述の(1)~(7)に記載の画像編集装置として機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
従って、本発明のコンピュータプログラムは、上述の(1)~(7)に記載の画像編集装置と同様の作用効果を奏する。
(10) 本発明の写真作成装置は、編集用画像に対応する色調の異なるダミー画像が表示手段により表示されている状態で、当該編集用画像に対する所定の要素の度合いを変更することを特徴とする。
このため、同じ被合成画像が複数配置されている場合でも、どの被合成画像の調整を行っているのかを判別しやすくすることができる。従って、貼り付け後における被合成画像の大きさなどの調整が行い易くなり、被合成画像を編集し易くなる。
以上の通り、本発明によれば、スタンプ画像などの被合成画像を編集し易くなる。
本発明の実施形態に係る遊戯用撮影装置を左前側から見た斜視図である。 図1の遊戯用撮影装置を上から見た平面図である。 撮影筐体の斜視図である。 編集筐体の斜視図である。 出力筐体の正面図である。 遊戯用撮影装置の内部の機能的構成を示すブロック図である。 編集用モニタに表示される編集画面の一例を示す説明図である。 合成画像のレイヤ構造の一例を示す説明図である。 ボタンレイヤに配置される複数の操作ボタンの状態遷移図である。 文字下レイヤの被合成画像に対する編集処理の操作手順を示す説明図である。 文字下レイヤの被合成画像に対する編集処理の確定手順を示す説明図である。 文字上レイヤの被合成画像に対する編集処理の操作手順を示す説明図である。 文字上レイヤの被合成画像に対する編集処理の確定手順を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る遊戯用撮影を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態の遊戯用撮影装置は、写真撮影により生成された画像データに対して落書き編集を行った後、シール紙として印刷したり、画像データとして外部装置(携帯端末や画像蓄積サーバ等)に出力したりするものである。
本実施形態の遊戯用撮影装置は、利用者の操作入力に基づき撮影画像の編集処理を行う編集部を備えることから、撮影画像の画像編集装置であるとも言える。
<全体構造>
図1は、本発明の実施形態に係る遊戯用撮影装置を左前側から見た斜視図である。
図2は、図1の遊戯用撮影装置を上から見た平面図である。なお、以下では、図1に示す前後左右の方向を基準として、装置構造の説明を行う。
図1及び図2に示すように、本実施形態の遊戯用撮影装置は、前部側の撮影部1と、後部側の編集部2とを備えており、前後方向に長いほぼ直方体状を呈している。編集部2の後端には、編集後の写真の出力などを行う出力部3が設けられている。
図1に仮想線で示すように、本実施形態の遊戯用撮影装置(本願明細書では、「写真作成装置」ともいう。)において、撮影部1の左側面(右側面でもよい。)に、コインの投入口や、撮影人数を含む撮影内容を事前設定するためのタッチパネルなどを有する、事前設定部40を設けることにしてもよい。
撮影部1は、利用者(ユーザ)を撮影するカメラが内蔵された撮影筐体11と、この撮影筐体11の後方に撮影空間10を介して配置された背景壁部12とを有する。撮影筐体11の側面と、背景壁部12の側面との間の隙間は、撮影空間10への出入口である第1出入口101a,101bを構成している。
編集部2は、背景壁部12の後方に隣接して配置された編集筐体21を有しており、この編集筐体21には、左側及び右側のそれぞれに向いた一対の操作面が設けられている。
各操作面への入力作業を行う編集空間20a,20bへは、第2出入口201a,201bを介して入ることができる。
出力部3は、編集筐体21の後端面と接する出力筐体31を有しており、この出力筐体31に対しては、遊戯撮影装置の後端側から操作を行うように、操作面が後側を向いている。従って、出力筐体31の後端側の空間は、出力操作を行う出力空間30となる。
撮影筐体11と背景壁部12の上端部の側面は、前後方向に延びる天井フレーム13によって互いに連結されている。この天井フレーム13の枠内部には、撮影空間10を上から覆い、照明とフラッシュ照射が可能な天井照明ユニット14が設けられている。
撮影筐体11の左側面(或いは右側面)には、遊戯用撮影装置の使用方法を含む説明書きを掲示するための掲示スペース15が設けられている。また、その左側面の上部には、撮影筐体11が使用中であるか否かを示す表示部16が設けられている。
表示部16は、編集筐体21の制御ボックス211(図4参照)の内部に設けられた制御装置(図示せず)によって発光又は消灯される表示灯よりなる。表示部16は、その発光によって撮影部1が使用中であることをユーザに示し、消灯によって撮影部1が空きになったことをユーザに示すためのものである。
本実施形態では、表示部16が左右方向外側に突出した平面視三角形状に形成されているが、その形状は特には限定されず、凸湾曲状などのその他の形状であってもよい。
図1に示すように、背景壁部12は、撮影筐体11とほぼ同じ幅及び高さの板状部材によって形成されている。背景壁部12は、撮影筐体11の正面と対面する本体プレート121と、この本体プレート121の左右両端から前方に延設された一対のサイドプレート122とを有している。
背景壁部12は、本体プレート121の左右両端縁にサイドプレート122を接合することにより、全体として平面視コ字状に形成されている。
本体プレート121における撮影筐体11に対面する内面には、クロマキー処理のための単一色(例えば、青色または緑色)の着色が施されている。この着色は、本体プレート121に直接ペンキなどを塗るか、着色された布地やプレート等を取る付けることによって行われている。
そして、撮影筐体11の後端縁と、天井フレーム13の下端縁と、サイドプレート122の前端縁とから、撮影空間10に出入りするための上述の第1出入口101a,101bが構成されている。
編集筐体21は、左右両側から2組のユーザが同時に編集可能な対面方式を採用している。従って、編集筐体21は、左右それぞれに操作面を有するとともに、左右方向の長さが背景壁部12の同方向幅よりも小さい筐体よりなる。
編集筐体21の前端面は、背景壁部12の背面の中央部に接続されており、この背景壁部12の後方でかつ編集筐体21の左右両側方のスペースが、2組のユーザがそれぞれ編集作業を行う編集空間20a,20bとなっている。
図1に示すように、編集筐体21の上方には、平面視においてほぼコの字状のカーテンフレーム22が設けられている。
このカーテンフレーム22は、前後方向に延びる一対の側部フレーム221と、この側部フレーム221の後端同士を連結する左右方向に延びる後部フレーム222とから構成されている。
各側部フレーム221の前端は、天井フレーム13の後端に前後方向に延長状に連結されており、後部フレーム222の中央部は、編集筐体21の後上端部に設けられた支持部材23によって支持されている。
そして、左右一方側の側部フレーム221と、後部フレーム222のほぼ半分の長さ部分により、編集空間20a,20bに出入りするための前記第2出入口201a,201bの上枠部が構成されている。
<撮影筐体の構造>
図3は、撮影筐体11の斜視図である。
図3に示すように、撮影筐体11は、室内側の正面パネル部が凹湾曲状に形成されている。撮影筐体11の内部には、顔を中心とした上半身の写真(以下、「フェイスアップ画像」という。)を撮影するための上部カメラ111と、全身の写真(以下、「全身画像」という。)を撮影するための下部カメラ112が搭載されている。
上部カメラ111の下方には、撮影条件などの入力操作が可能なタッチパネル式の液晶モニタよりなる上部モニタ113が設けられている。この上部モニタ113には、上部カメラ111で撮影された画像が表示される。
下部カメラ112の下方には、このカメラ112で撮影された画像が表示される下部モニタ114が設けられている。この下部モニタ114にはタッチパネルは設けられておらず、もっぱら表示のみを行うようになっている。
撮影筐体11の室内側面には、撮影空間10を前方から照明するとともに、フラッシュ照射する正面照明ユニット115が設けられている。
正面照明ユニット115は、4つの部位、つまり中央上側のユニット部分115Aと、中央下側のユニット部分115Bと、左側のユニット部分115Cと、右側のユニット部分115Dとから構成されている。また、撮影筐体11の右下部には、コイン投入口とコイン返却口を有するキャッシュボックス116が設けられている。
<編集筐体の構造>
図4は、編集筐体21の斜視図である。
同4に示すように、編集筐体21は、下部側の制御ボックス211と、この制御ボックス211の上に設けられた編集台部212とを有する。
制御ボックス211の内部には、メインコンピュータユニットやI/Oコントローラなどの各種の制御装置が内蔵されている。これらの制御装置は、本実施形態の遊戯用撮影装置全体の動作を制御する制御部4として機能する。
編集台部212は、頂上の稜線が前後方向を向く山形の傾斜面を有しており、この各傾斜面に、2組のユーザがそれぞれ編集作業を行うための操作面が設置されている。
具体的には、各操作面にはタブレットを内蔵した液晶モニタで構成された編集用モニタ213が設けられている。各編集用モニタ213の左右両側には、2本のタッチペン214A,214Bが接続されている。
このタッチペン214A,214Bのペン先を編集用モニタ213の画面に接触させることにより、画面表示されたアイコンを選択する選択入力や、文字や描画の落書きを行う場合の手書き入力を行うことができる。
図4では、左側の編集用モニタ213を示しているが、右側の編集用モニタ213も左側と同じ構造である。また、制御ボックス211の制御装置は、左右両側の編集用モニタ213への入力情報に対応する処理を個別に並列処理できるようになっている。
<出力筐体の構造>
図5は、出力筐体31の正面図である。
同5に示すように、出力筐体31は、編集筐体21の後端部に接する矩形状の筐体よりなり、後端側を向く面に操作面が設けられている。
操作面の上部中央には、タッチパネル式の液晶モニタ311が設けられており、このモニタ311に、出力の説明などが表示される。
液晶モニタ311の下方には、非接触通信部312が設けられている。この通信部312は、非接触型ICと通信を行うことにより、非接触型ICからのデータの読み出しや非接触型ICに対するデータの書き込みを行う。
上記の非接触型の通信手段としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やFeliCa(登録商標)などを利用することができる。
非接触通信部312の下には、シール紙排出口313が設けられている。シール紙排出口313には、編集部における編集処理によって作成された編集済み画像が印刷されたシール紙が排出される。このため、出力筐体31にはプリンタが内蔵されており、シール紙の印刷がそのプリンタにより行われる。シール紙排出口313の下にはスピーカ314が設けられており、出力処理における案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
なお、本実施形態では、出力筐体31が編集筐体21と別体で構成されているが、これらを一体的な筐体で構成することもできる。
<遊戯用撮影装置の機能的構成>
図6は、遊戯用撮影装置の内部の機能的構成を示すブロック図である。
図6に示すように、遊戯用撮影装置は、バスBを介して、通信可能に接続された制御部4、記憶部5、撮影部1、編集部2及び出力部3を備えている。前述の事前設定部を有するタイプの装置では、当該事前設定部もバスBに接続される。
制御部4は、公知のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されている。
制御部4は、記憶部5に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、遊戯用撮影装置の全体の動作を制御する。
例えば、利用者を被写体とする撮影画像(以下、「編集対象画像」ともいう。)に対する補正処理や編集処理などの画像処理を行う場合には、制御部4がその画像処理部として機能する。バスBには、通信部6や外部ドライブ7も接続されている。制御部4、記憶部5、通信部6及び外部ドライブ7は、公知のコンピュータ装置により構成でき、かかるコンピュータは、上述した編集筐体21の制御ボックス211に内蔵されている。
記憶部5は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体よりなる。記憶部5は、制御部4から送信された各種の設定情報を記憶する。
記憶部5に記憶された情報は、制御部4により適宜読み出される。この記憶部5には、画像の編集のために用いられる各種の画像データや、撮影画像の背景となる背景画像データなどのデータなどが記憶されている。
制御部4のROMには、制御部4において実行されるコンピュータプログラムや、このプログラムを動作させるためのデータが記憶されている。
制御部4のRAMには、制御部4において処理するデータやコンピュータプログラムが一時的に記憶される。以下では、RAMとROMを纏めてメモリということがある。記憶部5は、図8に示す複数のレイヤL0~L6に配置される画像データを記憶している。
通信部6は、インターネット等の公衆回線と接続するための通信インタフェースよりなる。通信部6は、制御部4による通信制御に従って外部の装置と通信を行う。
外部ドライブ7では、光ディスクや半導体メモリなどのリムーバブルメディアに対する読み書きが行われる。例えば、外部ドライブ7によりリムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部4に送信され、記憶部5に記憶されたり、制御プログラムとしてインストールされたりする。
撮影部1は、撮影空間10における撮影処理に必要な機能部として、コイン処理部17、照明制御部18、上部カメラ111、下部カメラ112、上部モニタ113、下部モニタ114及びスピーカ19を備えている。なお、事前設定部を有する装置の場合には、コイン処理部17は事前設定部に設けられる。
上部カメラ111及び下部カメラ112は、制御部4による制御に従って所定の撮影を行い、この撮影によって得られた画像を制御部4に出力する。
上述の通り、上部カメラ111は、フェイスアップ画像を撮影するためものであり、下部カメラ112は、全身画像を撮影するためのものである。このため、カメラ111,112はそれぞれ、フェイスアップ画像および全身画像を得るために理想的な画角やトリミング範囲などの設定が予め行われている。
各カメラ111,112は、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像データを表す画像信号を出力する。
カメラ111,112から出力された画像信号は制御部4に入力され、その内部のメモリに一時的に記憶されるとともに、上部モニタ113及び下部モニタ114にそれぞれ送信され、当該画像信号に基づくライブ映像が表示される。
すなわち、上部カメラ111によるライブ映像は、上部モニタ113に表示され、下部カメラ112によるライブ映像は、下部モニタ114に表示される。
静止画像として保存される撮影画像データは、より解像度が高い静止画データである。ライブ映像表示を行うための撮影画像データ(「スルー画像データ」ともいう。)は、より解像度が低い動画データであることが多いが、スルー画像データを高解像度の動画データとしてもよい。
制御部4は、これらの画像データを画像処理する画像処理部としても機能し、上部モニタ113に表示する撮影画像の抽出や、撮影画像の補正処理などを行うことができる。
上部モニタ113は、利用者によるタッチ操作が可能なタッチパネルよりなり、上部カメラ111によって撮影中のライブ映像を表示する表示機器としても機能する。
上部モニタ113は、上部カメラ111で撮影された撮影画像を表示するとともに、GUI(Graphical User Interface)画面を表示可能である。すなわち、上部モニタ113は、GUI画面に対する入力機器としても機能し、撮影画像を選択する操作入力や、撮影画像に対する補正処理に関する操作入力などを受け付ける。これらの操作入力を示す信号は、操作信号として制御部4に送信される。
一方、下部モニタ114は、下部カメラ112によって撮影中のライブ映像を表示するものであり、上部モニタ113と概ね同じ構成である。ただし、上述の通り、タッチパネルとしての機能は有しておらず、もっぱら画像を表示することに用いられる。
コイン処理部17は、コイン投入口に対するコインの投入を検出する。コイン処理部17は、プレイに要する金額分(プレイ料金分)のコインが投入されたことを検出した場合には、起動信号を制御部4に出力する。
なお、コイン処理部17は、電子マネーやクレジットカードによるプレイ料金の支払を受け付けた場合に、起動信号を制御部4に出力するものであってもよい。
照明制御部18は、制御部4より供給される照明制御信号に従って、撮影空間10内の正面照明ユニット115から照射されるフラッシュを制御する。
また、照明制御部18は、天井照明ユニット14及び正面照明ユニット115の内部に設けられる電灯(蛍光灯など)を制御することで、ユーザによる撮影処理の段階に応じて撮影空間10内の明るさを調整する。スピーカ19は、ユーザによる撮影処理の段階応じた音声を出力する。
編集部2a,2bは、ユーザが編集空間20a,20bそれぞれで編集処理を行うためのものである。編集部2aおよび編集部2の機能的構成は同じであるので、以下では編集部2aの機能的構成のみを説明し、編集部2bの機能的構成の説明を省略する。
編集部2aは、撮影画像の落書きなどの編集のための各種のGUI画面(以下、「編集画面」ともいう。)を表示する編集用モニタ213と、編集画面に対する入力部である2本のタッチペン214A,214Bと、スピーカ215とを備えている。
編集用モニタ213は、制御部4による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対するユーザの編集入力などを検出する。
すなわち、ユーザが編集用モニタ213にタッチペン214A,214Bのペン先をタッチすると、その操作入力やタッチペン214A,214Bのいずれでタッチされたのかが検出され、操作信号として制御部4に送信される。これにより、編集対象である撮影画像の編集が行われる。
具体的には、ユーザは、編集用モニタ213に表示された撮影画像に対して、例えば、文字、模様、図形などのいわゆる落書きを、タッチペン214A,214Bその他の入力デバイス(指先でもよい。)を用いて入力することができる。
これにより、撮影画像に、落書き画像やスタンプ画像などの編集用画像が重ね合わされた編集済み画像の画像データが生成される。このようにして生成された編集済み画像の画像データは、出力部3へ送信される。
出力部3は、出力空間30における出力処理を行う構成であるタッチパネル式の液晶モニタ311と、非接触通信部312と、スピーカ314とを備えている。また、出力部3は、印刷を行うためのプリンタ34やシール紙ユニット35も備えている。
プリンタ34は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ34に装着されたシール紙ユニット35に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口313に排出する。
非接触通信部312は、携帯端末との間のデータの受送信を行うものである。なお、編集部2で作成された画像データは、通信部6によってネットワークを通じて外部の画像蓄積サーバに送信される。
<遊戯用撮影装置におけるプレイの流れ>
上述の通り、撮影部1ではユーザを含む被写体の撮影処理が行われ、編集部2では撮影画像に対する編集処理が行われ、出力部3では編集済み画像の出力処理が行われる。
これらの処理は、記憶部5またはドライブ7に記憶されたコンピュータプログラム、或いはインストールされたコンピュータプログラムを制御部4が実行することによって行われる。以下、図2を参照しつつ、遊戯用撮影装置におけるプレイの流れを説明する。
図2に示すように、ユーザは、矢印Xで示すように、第1出入口101a,101bから撮影空間10に入り、撮影部1に設けられたカメラ111,112やモニタ113,114など利用して撮影処理を行う。
そして、撮影処理を終えたユーザは、矢印Yで示すように、第1出入口101a,101bを通って撮影空間10から装置外部にいったん出たあと、いずれかの編集空間20a,20bに移動する。
このとき、撮影筐体11の上部モニタ113およびスピーカ19によって、編集空間20a,20bへの移動を促す表示や通知がなされる。例えば、いずれの編集空間20a,20bもユーザが利用していないときは、いずれか一方の編集空間20a,20bへの移動を促す表示などを行う。
また、いずれか一方の編集空間20a,20bにユーザが存在する場合には、空いている編集空間への移動を促す表示を行う。いずれの編集空間20a,20bもユーザによって利用されている場合には、編集空間20a,20bへの移動を待たせる表示を行う。
編集空間20a,20bに移動したユーザは、編集処理を開始する。各編集空間20a,20bのユーザは、同時に編集処理を行うことができる。
編集処理が終了すると、撮影画像や編集済みの撮影画像の中から選択された画像の印刷が開始される。そして、編集筐体21の編集用モニタ213には出力空間30への移動を促す表示がなされるとともに、スピーカ215によって出力空間30への移動を促す音声が通知される。
これに従って、編集処理を終えたユーザは、いずれかの編集空間20a,20bから、矢印Cで示すように出力空間30に移動して出力処理を行う。
なお、出力空間30において他のユーザが出力処理をしている場合には、編集用モニタ213およびスピーカ215によって、出力空間30への移動を待たせる表示や通知がなされる。
出力空間30では、ユーザに画像の印刷を待たせている間、本プレイによって生成した画像をユーザの携帯端末で取得できるようにするための操作(例えば、メールアドレスの入力)をモニタ311に対して行わせる。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、出力筐体31に設けられたシール紙排出口313からシール紙を受け取り、一連のプレイを終えることになる。以上のようなユーザの移動を促す表示は、制御部4により行われる。
<編集画面の画面例>
図7は、編集用モニタ213に表示される編集画面400の一例を示す説明図である。
図7に示す編集画面400は、編集用モニタ213(図4参照)の左側に表示される編集操作用のGUI画面である。編集用モニタ213は、ほぼ同じレイアウトのGUI画面を左右に分けて表示する。これにより、2人のユーザが編集用モニタ213に対して同時に、編集処理のための操作入力を実行することができる。
編集用モニタ213は、左側の編集画面400に対する左側のタッチペン214Aによる操作入力を受け付ける。同様に、編集用モニタ213は、右側の編集画面(図示せず)に対する右側のタッチペン214Bによる操作入力を受け付ける。
右側の操作画面は、レイアウトが左右対称であること以外は、左側の編集画面400とほぼ同じ構成であるので、図示を省略する。また、右側のタッチペン214Bで行われる操作内容は、左側のタッチペン214Aで行われる操作内容と同様である。
従って、以下において、左右のタッチペン214A,214Bを「タッチペンTP」と総称し、タッチペンTPによる編集画面400に対する操作内容を説明する。
また、以下において、タッチペンTPの「ペンダウン」及び「ペンアップ」を次のように定義する。
「ペンダウン」:赤外線又は感圧方式の編集用モニタ213の場合には、タッチペンTPのペン先を編集画面400に接触させること。デジタイザよりなるタッチペンTPの場合には、タッチペンTPのペン先に付いているボタンが押されている状態のこと。
「ペンアップ」:赤外線又は感圧方式の編集用モニタ213の場合には、タッチペンTPのペン先を編集画面400から離すこと。デジタイザよりなるタッチペンTPの場合には、タッチペンTPのペン先に付いているボタンが押されていない状態のこと。
更に、タッチペンTPの操作により編集領域401の編集対象画像に合成される画像のことを、「編集用画像」といい、編集対象画像とこれに重合された編集用画像とからなる画像のことを、「合成画像」又は「編集済み画像」という。
「編集用画像」には、タッチペンTPのペン先で手書き入力される「落書き画像」と、パレット領域408に表示された各種の「被合成画像」が含まれる。被合成画像は、編集画面400の編集ツール表示領域410に表示され、タッチペンTPで選択可能なスタンプ画像、メッセージ画像、名前・日付画像、及びワンタッチ画像などよりなる。
図7に示すように、編集画面400のほぼ中央部には、矩形状の編集領域401が設けられている。編集領域401は、選択された編集対象画像(撮影画像)の表示と、編集対象画像に対するタッチペンTPによる操作入力の受け付けが行われる領域である。
編集領域401の上方には、複数枚(図例では5枚)の編集対象画像を含むサムネイル402が配置されている。タッチペンTPによりサムネイル402中の1枚の編集対象画像がタッチされると、当該編集対象画像が編集領域401に表示される。
サムネイル402に含まれる複数枚の編集対象画像は、例えば、3枚のフェイスアップ画像と2枚の全身画像とから構成される。
ユーザは、サムネイル402に含まれる画像のうち、任意の1枚の画像をタッチペンTPで選択することで、編集領域401に表示させる編集対象画像を変更できる。ユーザが編集領域401において行った種々の編集処理は、サムネイル402に含まれる対応する撮影画像にも反映される。
編集領域401の右側には、上から順に、エンドボタン403、複数の消しゴムボタン404、進むボタン405、及び戻るボタン406が配置されている。
エンドボタン403は、編集領域401に対する編集処理を途中で終了させるためのボタンである。エンドボタン403をタッチペンTPで操作することにより、ユーザは、編集画面400に対する編集処理を自発的に終了することができる。この場合、制御部4はプレイを出力処理に移行させる。
消しゴムボタン404には、3種類の太さの「部分消しアイコン」と、すべての編集をリセットするための「全消しアイコン」とが含まれる。
例えば、部分消しアイコンが操作されると、タッチペンTPのペン先が選択された太さの消しゴムとなる。この状態で編集領域401の編集用画像をペン先でなぞると、なぞった部分の編集用画像が消去される。全消しアイコンをペンダウンすると、編集領域401に表示中の編集対象画像に合成されたすべての編集用画像が消去される。
戻るボタン406は、直前に行った編集処理を取り消して元に戻すための、いわゆる「アンドゥー」ボタンである。進むボタン405は、戻るボタン406をタッチする直前の編集処理を復活させるための、いわゆる「リドゥー」ボタンである。
消しゴムボタン404による消去処理と、進むボタン405及び進むホタン406による各処理は、具体的には、後述する確定レイヤL3(図8参照)に配置された画像データに対して実行される編集処理である。
編集画面400の右上隅には、カウントダウン用のタイマー407が配置されている。本実施形態の遊戯用撮影装置では、編集処理を行う基本制限時間(例えば300秒)が予め設定されている。
このため、編集処理の開始と同時にタイマー407がカウントダウンを始める。制御部4は、タイマー407の残り時間がゼロになると、編集画面400による編集処理を強制的に終了し、プレイを出力処理に移行させる。
もっとも、撮影部1に後続のユーザが居ない場合は、カウントダウンを行わずに時間制限なしで編集処理を行えるようにしてもよい。また、最大制限時間(例えば20分)を設定しておき、最大制限時間まで編集作業を行えるようにしてもよい。
ただし、もう一方の編集部2bに後続のユーザがいる状態で、新たなユーザによる撮影処理が開始された場合には、撮影処理の開始に合わせて、予め設定された時間(例えば60秒)からのカウントダウンを始めるようにすることが好ましい。
編集領域401の下方には、編集対象画像に対する被合成画像(編集ツール)を選択するためのパレット領域408が配置されている。
パレット領域408は、複数のカテゴリが表示されたカテゴリ選択領域409と、カテゴリ選択領域409の下方に位置する編集ツール表示領域410とを備える。図7では、カテゴリ選択領域409において、上位カテゴリとして「SPECIALDAY」が選択され、下位カテゴリとして「スタンプ」が選択された場合が例示されている。
「スタンプ」は、タッチペンTPにより選択可能な被合成画像の一種であるスタンプ画像を、編集ツール表示領域410に表示させるタブである。図7では、スタンプ画像の例として、ハートマーク、スマイルマーク、口ひげ、及び星マークなどが表示されている。
編集領域401の左側には、ペンパレット領域411が配置されている。ペンパレット領域411には、タッチペンTPにより手書き入力される落書き画像の線の種類、太さ、及び色の選択などに用いられる各種の操作ボタンが表示される。
ペンパレット領域411には、文字下ボタン412と文字上ボタン413が含まれる。文字下ボタン412をタッチペンTPでタッチしてから編集領域401に手書き入力される落書き画像は、後述する文字下レイヤL2(図8参照)に一時的に配置される。
その後、タッチペンTPがペンアップされると落書き画像が確定し、文字下レイヤL2に一時的に配置された落書き画像が、確定レイヤL3(図8参照)の裏面側に貼り付けられる。このとき、落書き画像は、文字下レイヤL2からは消去されるが、アンドゥー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
文字上ボタン413をタッチペンTPでタッチしてから編集領域401に手書き入力される落書き画像は、後述する文字上レイヤL4(図8参照)に一時的に配置される。
その後、タッチペンTPがペンアップされると落書き画像が確定し、文字上レイヤL4に一時的に配置された落書き画像が、確定レイヤL3(図8参照)の表面側に貼り付けられる。このとき、落書き画像は、文字上レイヤL4からは消去されるが、アンドゥー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
ユーザは、タイマー407の残り時間がゼロになる(又は自発的に終了する)まで、編集画面400を用いた編集作業(いわゆる落書き)を行うことができる。
タイマー407の残り時間が無くなるか、或いは、エンドボタン404により自発的な終了が実行されると、編集用モニタ213は「落書き終了」のメッセージを表示する。この時点で編集画面400に表示中の編集済み画像が出力用の画像データとして確定し、確定した画像データが記憶部5に記憶される。これにより、編集処理が終了する。
<合成画像のレイヤ構造>
図8は、合成画像のレイヤ構造の一例を示す説明図である。
図8に示すように、編集領域401に表示される合成画像(編集済み画像)は、複数のレイヤL0~L6の画像データを重ね合わせた多層構造となっている。
具体的には、合成画像のレイヤ構造には、下から順に、背景レイヤL0、被写体レイヤL1、文字下レイヤL2、確定レイヤL3、文字上レイヤL4、枠レイヤL5、及びボタンレイヤL6が含まれる。
背景レイヤL0は、ユーザが撮影前(後の場合もある。)に選択した背景画像が配置されるレイヤである。背景レイヤL0には、タッチペンTPによる編集入力に基づく画像データは配置されない。
被写体レイヤL1は、クロマキーマスクにより撮影画像から抽出された、被写体(ユーザ)の画像が入力されるレイヤである。被写体レイヤL1にも、タッチペンTPによる編集入力に基づく画像データは配置されない。
文字下レイヤL2は、編集用画像が一時的に配置されるレイヤであって、確定レイヤL3の1つ下に位置するレイヤである。文字下レイヤL2の編集用画像が所定の確定操作により確定すると、その編集用画像は確定レイヤL3の裏面側に貼り付けられる。このとき、編集用画像は、文字下レイヤL2からは消去されるが、アンドゥー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
例えば、文字下レイヤL2において編集中の被合成画像H2(図8ではダイヤマーク)が確定すると、その画像H2が確定レイヤL3の既存の編集用画像H3(図8では「Hello!」)の下側に合成され、確定レイヤL3の画像データが更新される。被合成画像H2は、文字下レイヤL2から消去され、記憶部5に一時記憶される。
なお、ある画像がレイヤに「一時的」に配置される場合は、当該レイヤに配置される画像の位置、大きさ及び回転角などの要素が調整可能な状態になっていることを意味する。
文字上レイヤL4は、編集用画像が一時的に配置されるレイヤであって、確定レイヤL3の1つ上に位置するレイヤである。文字上レイヤL4の編集用画像が所定の確定操作により確定すると、その編集用画像は確定レイヤL3の表面側に貼り付けられる。このとき、編集用画像は、文字下レイヤL2からは消去されるが、アンドゥー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
例えば、文字上レイヤL4において編集中の被合成画像H4(図8ではハートマーク)が確定すると、その画像H4が確定レイヤL3の既存の編集用画像H3(図8では「Hello!」)の上側に合成され、確定レイヤL3の画像データが更新される。被合成画像H4は、文字上レイヤL4から消去され、記憶部5に一時記憶される。
確定レイヤL3は、文字下レイヤL2及び文字上レイヤL4に入力された、落書き画像及び被合成画像などの編集用画像であって、所定の確定操作が行われた編集用画像が確定的に配置されるレイヤである。この確定レイヤL3に、文字下レイヤL2あるいは文字上レイヤL4における編集用画像が合成される際、合成される直前の状態の編集用画像(合成される直前に確定レイヤL3に入力されている編集用画像)は、アンドー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
上記の「確定操作」は、例えば、編集領域401におけるガイド枠G(図10参照)の外側の領域をペンダウンしたり、編集画面400における編集領域401以外の領域をペンダウンしたりすることにより実行される操作である。
従って、文字下レイヤL2及び文字上レイヤL4に一時的に配置された被合成画像H2,H4に確定操作が行われ、その画像H2,H4が確定レイヤL3に合成されると、当該被合成画像H2,H4に対する移動・拡縮・回転などが実行できなくなる。
ただし、確定操作直後に、戻るボタン406をタッチするアンドゥー操作を行った場合、確定レイヤL3の編集用画像が一時記憶されている直前の編集用画像に入れ替わるとともに、一時記憶されている編集用画像(被合成画像H2或いは被合成画像H4)が、文字下レイヤL2或いは文字上レイヤL4に貼り付けられる。
これにより、被合成画像H2,H4に対する移動・拡縮・回転などを再度実行することができる。確定操作直後に、2回アンドゥーを行ってその後リドゥーを行った場合も同様である。
なお、確定レイヤL3に配置された編集対象画像(例えば、複数の被合成画像H2,H4が合成された画像)の一部又は全部を消去する処理は、前述の消しゴムボタン404によって行うことができる。
図8に示すように、タッチペンTPが「ペンダウン」及び「ペンアップ」のうちのいずれ状態であるかにより、文字下レイヤL2及び文字上レイヤL4における被合成画像H2,H4の表示態様が異なる。
具体的には、文字下レイヤL2の被合成画像H2(図例ではダイヤマーク)は、当該被合成画像H2の調整(移動、拡縮及び回転など)のためのペンダウン(以下、「調整ペンダウン」ともいう。)の最中は、本体部分D2aとその周辺部分D2bとを含むダミー画像D2となり、その後のペンアップによりデフォルトの被合成画像H2に戻る。
ダミー画像D2の本体部分D2aは、被合成画像H2と同じ形状でかつ色調が異なる画像よりなる。本体部分D2aの彩色には、例えば、被合成画像H2よりも透明度が高い同系色、グレースケール又はネガ反転色などが採用される。
ダミー画像D2の周辺部分D2bは、後述のガイド枠Gと同じ矩形状でかつ被合成画像H2と色調が異なる画像よりなる。周辺部分D2bの彩色には、例えば、被合成画像H2よりも透明度が高い反対色、グレースケール又はネガ反転色などが採用される。
周辺部分D2bは、本体部分D2aを目立たせるため、例えば、本体部分D2bの反対の色が採用される。
周辺部分D2bを2色にするときは、本体部分D2aが濃い色の場合は、周辺部分D2bを白系の色とし、本体部分D2aが薄い色の場合は、周辺部分D2aを黒系の色としてもよい。
同様に、文字上レイヤL4の被合成画像H4(図例ではハートマーク)は、当該被合成画像H4を調整する場合の調整ペンダウンの最中は、本体部分D4aとその周辺部分D4bとを含むダミー画像D4となり、その後のペンアップによりデフォルトの被合成画像H4に戻る。
ダミー画像D4の本体部分D4aは、被合成画像H2と同じ形状でかつ色調が異なる画像よりなる。本体部分D4aの彩色には、例えば、被合成画像H2よりも透明度が高い同系色、グレースケール又はネガ反転色などが採用される。
ダミー画像D4の周辺部分D4bは、後述のガイド枠Gと同じ矩形状でかつ被合成画像H4と色調が異なる画像よりなる。周辺部分D4bの彩色には、例えば、被合成画像H4よりも透明度が高い反対色、グレースケール又はネガ反転色などが採用される。
周辺部分D4bは、本体部分D4aを目立たせるため、例えば、本体部分D4bの反対の色が採用される。
周辺部分D4bを2色にするときは、本体部分D4aが濃い色の場合は、周辺部分D4bを白系の色とし、本体部分D4aが薄い色の場合は、周辺部分D4aを黒系の色としてもよい。
ダミー画像D2,D4は、編集用画像の一種である被合成画像H2,H4とは別の画像ファイル(リソース)を、被合成画像H2,H4とは別個に記憶部5に予め記憶させることによって実現できる。
また、ダミー画像D2,D4は、編集用画像の一種である被合成画像H2,H4に対して所定の画像処理(フィルター処理など)を施して生成することにしてもよい。
なお、ダミー画像D2,D4が表示されるのは、被合成画像D2,H4の調整ペンダウンの場合であり、編集画面400のパレット領域408の操作のペンダウンなど、その他のペンダウンの場合にはダミー画像D2,D4は表示されない。
枠レイヤL5は、矩形状のガイド枠Gが一時的に配置されるレイヤである。ガイド枠Gの形状及び大きさは、ペンダウン及びペンアップの状態が変化しても不変であり、ガイド枠Gの縦横比と線の太さも一定である。
ただし、ガイド枠Gの形状及び大きさは、選択された被合成画像H2,H4の形状及び大きさに合わせて変化する。このため、ガイド枠Gの形状は、正方形に限らず、縦長の長方形や横長の長方形となることもある。
タッチペンTPによりボタンレイヤL6における各操作ボタンに対する操作を通じて入力される、移動、拡縮及び回転の操作信号に応じて、ガイド枠Gの位置、大きさ及び傾きが変化する。ボタンレイヤL6における各ボタンの操作による操作信号が削除の場合には、各操作ボタンとガイド枠Gとその内部の画像H2,H4が削除される。
文字下レイヤL2又は文字上レイヤL4の被合成画像H2,H4の位置、大きさ及び傾きが変化すると、これに対応させるガイド枠Gの位置、大きさ及び傾きが変化する。
ボタンレイヤL6は、ガイド枠Gで囲まれた被合成画像H2,H4の要素を変更するための、複数の操作ボタンB1~B7が一時的に配置されるレイヤである。
図9は、ボタンレイヤL6に配置される複数の操作ボタンB1~B7の状態遷移図である。図9に示すように、タッチペンTPが「ペンダウン」及び「ペンアップ」のうちのいずれの状態であるかにより、ボタンレイヤL6に一時的に配置される操作ボタンB1~B7の種類が変化する。
具体的には、ペンダウン中においては、操作ボタンB1と操作ボタンB2がボタンレイヤL6に一時的に配置される。
図9の例では、1つの操作ボタンB1が、ガイド枠Gの左上コーナーに対応する位置に配置され、3つの操作ボタンB2が、ガイド枠Gの左下コーナー、右上コーナー及び右下コーナーにそれぞれ配置されている。
操作ボタンB1は、レイヤL2,L4に一時的に配置されている未確定の被合成画像H2,H4を削除するための操作ボタンである。
タッチペンTPで操作ボタンB1をタッチすると、各操作ボタンB1~B7がボタンレイヤL6から消去され、ガイド枠Gが枠レイヤL5から消去され、かつ、ガイド枠Gに対応する被合成画像H2(又はH4)がレイヤL2(又はL4)から消去される。
操作ボタンB2は、ガイド枠Gで囲まれた被合成画像H2,H4を拡縮及び回転させるための操作ボタンB2である。
タッチペンTPで操作ボタンB2をタッチしてペン先を編集領域401の表面上で移動させると、被合成画像H2(又はH4)が拡縮又は回転し、これに応じてガイド枠Gも拡縮又は回転する。ペン先の移動方向によっては、被合成画像H2(又はH4)の拡縮及び回転を同時に行うこともできる。
操作ボタンB2に関して、制御部4は、ペン先の移動方向の矢印の向きと平行方向(矢印方向)の成分(矢印方向成分)を検出して画像の拡縮を行う。例えば、被合成画像H2,H4から離れる方向の移動は拡大で、近づく方向の移動は縮小となる。拡大及び縮小には、限界が設定されている。
操作ボタンB2に関して、制御部4は、ペン先の移動方向の矢印方向とは垂直方向の成分(垂直方向成分)を検出して画像の回転を行う。ペン先の移動方向に応じて、左回転又は右回転が実行される。
操作ボタンB2による拡縮及び回転の中心は、被合成画像H2,H4の中心に設定されている。
矢印方向成分と垂直方向成分の両方を検出した場合は、制御部4は、基本的には拡縮と回転を同時に行うが、拡縮及び回転のいずれか一方のみを行ってもよい。例えば、制御部4は、垂直方向成分よりも矢印方向成分が強い場合は、拡縮を行い、矢印方向成分が垂直方向成分よりも強い場合は、回転を行えばよい。
なお、ガイド枠G及び被合成画像H2,H4の移動(平行移動)は、ガイド枠Gの内部領域(具体的には、図8のダミー画像D2,D4)をタッチペンTPでタッチし、ペン先を編集領域401の表面上で移動させることによって実行することができる。
従って、ガイド枠Gの内部領域は、ガイド枠Gで囲まれる被合成画像H2,H4の位置を調整するための操作入力部として機能する。
ペンアップ中においては、上記の2種類の操作ボタンB1,B2に加えて、更に、操作ボタンB3~B7がボタンレイヤL6に一時的に配置される。
図9の例では、操作ボタンB3がガイド枠Gの左辺中央に対応する位置に配置され、操作ボタンB4がガイド枠Gの右辺中央に対応する位置に配置され、操作ボタンB5がガイド枠Gの上辺の上方右側に配置され、操作ボタンB6(又はB7)がガイド枠Gの上辺の上方左側に配置されている。
操作ボタンB3は、表示中の被合成画像H2,H4を、編集ツール表示領域410に含まれる左隣りの別の被合成画像に変更するための操作ボタンである。
タッチペンTPで操作ボタンB3をタッチすると、ガイド枠Gの内部の被合成画像H2,H4を、編集ツール表示領域410に含まれる左側に隣接する被合成画像に切り替えることができる。なお、左側に隣接する被合成画像がない場合は、上の段の右端の被合成画像に切り替えられる。上の段の被合成画像もない場合は、一番下の段の右端の被合成画像に切り替えられる。
操作ボタンB4は、表示中の被合成画像H2,H4を、編集ツール表示領域410に含まれる右隣りの別の被合成画像に変更するための操作ボタンである。
タッチペンTPで操作ボタンB4をタッチすると、ガイド枠Gの内部の被合成画像H2,H4を、編集ツール表示領域410に含まれる右側に隣接する被合成画像に切り替えることができる。なお、右側に隣接する被合成画像がない場合は、下の段の被合成画像に切り替えられる。下の段の被合成画像もない場合は、一番上の段の左端の被合成画像に切り替えられる。
操作ボタンB3,B4に関して、制御部4は、当該操作ボタンB3,B4が操作される直前の被合成画像H2,H4に設定されていた位置、大きさ、回転角度、レイヤの階層(文字上、文字下)、反転・非反転の状態を保持した状態で、被合成画像の切り替えを行う。
操作ボタンB5は、表示中の被合成画像H2,H4を反転するための操作ボタンB2である。タッチペンTPで操作ボタンB5をタッチすると、ガイド枠Gの内部の被合成画像H2,H4を、当該画像を鏡像のように線対称で反転させることができる。
操作ボタンB6は、ガイド枠Gに含まれる文字下レイヤL2の被合成画像H2(図8の例ではダイヤマーク)を、文字上レイヤL4に移動させるための操作ボタンである。
操作ボタンB7は、ガイド枠Gに含まれる文字上レイヤL4の被合成画像H4(図8の例ではハートマーク)を、文字下レイヤL2に移動させるための操作ボタンである。
制御部4は、デフォルトでは操作ボタンB7を表示する。このため、例えば、被合成画像の一例であるスタンプ画像Aで文字下落書きが行われ、編集ツール表示領域410から別のスタンプ画像Bが選択されて編集領域401がタッチされた場合には、文字上ラクガキとなって操作ボタンB7が表示される。
もっとも、制御部4は、スタンプ画像Aの文字下落書きが行われたあと、別のスタンプ画像Bを選ぶことなく、同じスタンプ画像Aが選択された状態で編集領域401がタッチされた場合には、文字下落書きの設定を保持し、操作ボタンB6を編集領域401に表示する。
また、制御部4は、文字下レイヤL2及び文字上レイヤL4において設定中の位置、大きさ及び回転角度を保持したまま、被合成画像H2,H4のレイヤ間の移動を実行するようになっている。
操作ボタンB6,B7は、双方同時に表示されることはなく、いずれか一方が表示される。すなわち、ガイド枠Gに含まれる画像が文字下レイヤL2の被合成画像H2(図8の例ではダイヤマーク)の場合は、操作ボタンB6が表示され、ガイド枠Gに含まれる画像が文字上レイヤL4の被合成画像H4(図8の例ではハートマーク)の場合は、操作ボタンB7が表示される。
操作ボタンB1~B7の位置は、タッチペンTPによるガイド枠Gの移動、拡縮及び回転の操作に応じて変化し、変化後の位置はガイド枠Gの状態に依存する。例えば、削除用の操作ボタンB1と拡縮及び回転用の操作ボタンB2は、ガイド枠Gの四隅に対応する位置に配置される。
操作ボタンB1~B7が縮小するとその後の操作入力がし難くなる。そこで、本実施形態では、操作ボタンB1~B7の大きさを不変とするため、枠レイヤL5の上位レイヤL6に操作ボタンB1~B7を設けている。
すなわち、操作ボタンB1~B7をガイド枠Gと同じレイヤL5に配置すると、拡縮の操作に応じて操作ボタンB1~B7の大きさも変動する。従って、縮小操作によって操作ボタンB1~B7が小さくなると、操作ボタンB1~B7を狙ったペンダウンが行い難くなる。この点、本実施形態では、操作ボタンB1~B7が上位レイヤL6に配置されるので、操作ボタンB1~B7の大きさが拡縮の影響を受けずに不変となり、縮小操作の後でも操作ボタンB1~B7へのペンダウンにアクセスし易くなる。
<文字下レイヤの被合成画像に対する編集処理>
図10は、文字下レイヤL2の被合成画像H2に対する編集処理の操作手順を示す説明図である。
図10(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。図10(b)は、ペンダウンの後にタッチペンTPがペンアップされた状態を示す。図10(c)は、ペンアップの後に操作ボタンB2による回転操作が行われた状態(回転操作を行うためのペンダウン状態)を示す。
被合成画像H2(図例ではダイヤマーク)が選択された場合に、編集領域401にタッチペンTPをペンダウンして所定の位置まで動かしてペンアップすると、被合成画像H2は文字上レイヤL4におけるペンアップした位置に配置される。
その後、操作ボタンB7(図9参照)により被合成画像H2を文字下レイヤL2に移し(このとき、いったん図10(b)の状態になる。)、ガイド枠Gの内部をペンダウンすると、図10(a)に示すように、ガイド枠Gとその四隅に位置する操作ボタンB1,B2が編集領域401に表示される。
ペンダウンの継続中は、被合成画像H2と同じ形状の本体部分D2aと、その周辺部分D2bとを含むダミー画像D2が、ガイド枠Gの内部に表示される。
次に、図10(b)に示すように、タッチペンTPを編集領域401からペンアップすると、操作ボタンB1,B2の他に操作ボタンB3~B6が更に表示され、ガイド枠Gの内部の画像が被合成画像H2に切り替わる。
図10(b)のペンアップ状態では、被合成画像H2は、文字下レイヤL2に一時的に配置された仮確定の状態であり、文字下レイヤL2に対して移動、拡縮及び回転することができる。
例えば、図10(b)のペンアップ状態から、ガイド枠Gの内部領域にペンダウンすると、図10(a)のペンダウン状態に戻る。
この場合、ガイド枠Gの内部の画像がダミー画像D2に切り替わり、操作ボタンB3~B6が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で移動させると、ダミー画像D2とともにガイド枠G及び操作ボタンB1,B2を移動させることができる。
図10(b)のペンアップ状態から、例えば、右上隅の拡縮及び回転用の操作ボタンB2にペンダウンすると、図10(c)のペンダウン状態になる。
この場合、ガイド枠Gの内部がダミー画像D2に切り替わり、操作ボタンB3~B6が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で右回りに回転させると、ダミー画像D2とともにガイド枠G及び操作ボタンB1,B2が右回転し、操作ボタンB1,B2が回転後のガイド枠Gの四隅に移動する。
次に、図10(c)のペンダウン状態からペンアップすると、回転後のダミー画像D2が、当該ダミー画像D2の位置、大きさ及び回転角度に対応する被合成画像H2に切り替わる。これにより、被合成画像H2を所望の向きに回転することができる。
図10(c)の例では、操作ボタンB2によりダミー画像D2を回転させて被合成画像H2の回転角度を変更する場合を例示したが、操作ボタンB2によってダミー画像D2を拡大あるいは縮小することで被合成画像H2の大きさを変更することもできる。
図10(b)のペンアップ状態から操作ボタンB1をタッチすると、被合成画像H2とともに、ガイド枠G及び各操作ボタンB1~B6を編集領域401から削除することができる。
同様に、図10(b)のペンアップ状態から操作ボタンB3,B4をタッチすると、被合成画像H2を他の画像に切り替えることができ、操作ボタンB5により被合成画像H2を反転でき、操作ボタンB6により被合成画像H2を文字上レイヤL4に移動できる。
図11は、文字下レイヤL2の被合成画像H2に対する編集処理の確定手順を示す説明図である。
図11(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた後にペンアップされた状態を示す。図11(b)は、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。
図11(a)に示すように、タッチペンTPが編集領域401からペンアップされた状態では、操作ボタンB1,B2の他に操作ボタンB3~B6が更に表示され、ガイド枠Gの内部に被合成画像H2が表示される。
図11(a)のペンアップ状態から、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にペンダウンすると、文字下レイヤL2に一時的に配置されている被合成画像H2が、確定レイヤL3の裏面側に貼り付けられる。
このため、図11(b)に示すように、確定レイヤL3に既存の編集用画像H3(図11では「Hello!」)が存在する場合には、被合成画像H2は、既存の編集用画像H3の背景側に貼り付けられる。
また、本実施形態では、他の場所へのペンダウンにより被合成画像H2に対する調整を確定させると、ペンダウンした位置に、同じ被合成画像H2に対応するダミー画像D2、操作ボタンB1,B2及びガイド枠Gが表示される。
この場合のダミー画像D2の大きさ、回転角度、文字上・文字下の設定(図11の例では文字下となる)、反転・非反転の設定は、前回に確定した設定と同じである。つまり、この操作は、確定した被合成画像H2のコピーを作成するための操作である。
このようにすれば、編集対象画像に同じ被合成画像H2を繰り返し合成する場合に、編集ツール表示領域410からの被合成画像H2の選択をその都度行う必要がなくなり、同じ被合成画像H2を繰り返して合成する作業が簡便になる。
なお、被合成画像H2を確定レイヤL3に移動させる契機(トリガー)は、編集領域401における他の場所へのペンダウンだけでなく、ペンダウンの次のペンアップを採用することにしてもよい。
また、編集領域401以外の領域へのペンダウンも確定の契機になり得る。例えば、編集ツール表示領域410において別の被合成画像を選択した場合などがこれに該当する。この場合は、上記の例とは異なり、前回の被合成画像H2の確定のみが実行される。
ダミー画像D2を使って移動、拡縮、回転が行われている場合、或いは、ペンアップ時に、ダミー画像D2或いは被合成画像H2と編集用画像H3とが重なった場合、レイヤの構造上、ダミー画像D2或いは被合成画像H2は編集用画像H3の下に隠れて表示される。一方、ガイド枠G及び操作ボタンB1~B7は、編集用画像H3の上に表示される。
被合成画像H2を編集対象画像の上に配置してから所定時間の間に、当該被合成画像H2に対する移動の操作や操作ボタンB1~B7が操作されなかった場合も、確定の契機になる。また、タイマー407の残り時間がゼロになった場合も、確定の契機になる。
<文字上レイヤの被合成画像に対する編集処理>
図12は、文字上レイヤL4の被合成画像H4に対する編集処理の操作手順を示す説明図である。
図12(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。図12(b)は、ペンダウンの後にタッチペンTPがペンアップされた状態を示す。図12(c)は、ペンアップの後に操作ボタンB2による拡大操作が行われた状態(拡大操作を行うためのペンダウン状態)を示す。
被合成画像H4(図例ではハートマーク)が選択された場合に、編集領域401にタッチペンTPをペンダウンすると、その被合成画像H4に対応するダミー画像D4が文字上レイヤL4に配置され、図12(a)に示すように、ガイド枠Gとその四隅に位置する操作ボタンB1,B2が編集領域401に表示される。
ペンダウンの継続中は、被合成画像H4と同じ形状の本体部分D4aと、その周辺部分D4bとを含むダミー画像D4が、ガイド枠Gの内部に表示される。
次に、図12(b)に示すように、タッチペンTPを編集領域401からペンアップすると、操作ボタンB1,B2の他に操作ボタンB3~B5,B7が更に表示され、ガイド枠Gの内部の画像が被合成画像H4に切り替わる。
図12(b)のペンアップ状態では、被合成画像H4は、文字上レイヤL4に一時的に配置された仮確定の状態であり、文字上レイヤL4に対して移動、拡縮及び回転することができる。
例えば、図12(b)のペンアップ状態から、ガイド枠Gの内部領域にペンダウンすると、図12(a)のペンダウン状態に戻る。
この場合、ガイド枠Gの内部の画像がダミー画像D4に切り替わり、操作ボタンB3~B5,B7が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で移動させると、ダミー画像D4とともにガイド枠G及び操作ボタンB1,B2を移動させることができる。
図12(b)のペンアップ状態から、例えば、右上隅の拡縮及び回転用の操作ボタンB2にペンダウンすると、図12(c)のペンダウン状態になる。
この場合、ガイド枠Gの内部がダミー画像D4に切り替わり、操作ボタンB3~B5,B7が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で右上に移動させると、ダミー画像D4とともにガイド枠Gが拡大し、操作ボタンB1,B2が拡大後のガイド枠Gの四隅に移動する。
次に、図12(c)のペンダウン状態からペンアップすると、拡大後のダミー画像D4が、当該ダミー画像D4の位置、大きさ及び回転角度に対応する被合成画像H4に切り替わる。これにより、被合成画像H4を所望の大きさに拡大することができる。
図12(c)の例では、操作ボタンB2によりダミー画像D4を拡大させて被合成画像H4を拡大する場合を例示したが、操作ボタンB2によってダミー画像D4を縮小または回転することで被合成画像H4を縮小することにしてもよいし、回転することにしてもよい。
図12(b)のペンアップ状態から操作ボタンB1をタッチすると、被合成画像H4とともに、ガイド枠G及び各操作ボタンB1~B5,B7を編集領域401から削除することができる。
同様に、図12(b)のペンアップ状態から操作ボタンB3,B4をタッチすると、被合成画像H4を他の画像に切り替えることができ、操作ボタンB5により被合成画像H4を反転でき、操作ボタンB7により被合成画像H4を文字下レイヤL2に移動できる。
図13は、文字上レイヤL4の被合成画像H4に対する編集処理の確定手順を示す説明図である。
図13(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた後にペンアップされた状態を示す。図13(b)は、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。
図13(a)に示すように、タッチペンTPが編集領域401からペンアップされた状態では、操作ボタンB1,B2の他に操作ボタンB3~B5,B7が更に表示され、ガイド枠Gの内部に被合成画像H4が表示される。
図13(a)のペンアップ状態から、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にタッチペンTPをペンダウンすると、文字上レイヤL4に一時的に配置されている被合成画像H4が、確定レイヤL3の表面側に貼り付けられる。
このため、図13(b)に示すように、確定レイヤL3に既存の編集用画像H3(図13では「Hello!」)が存在する場合には、被合成画像H4は、既存の編集用画像H3の前面側に貼り付けられる。
また、本実施形態では、他の場所へのペンダウンにより被合成画像H4に対する調整を確定させると、ペンダウンした位置に、同じ被合成画像H4に対応するダミー画像D4、操作ボタンB1,B2及びガイド枠Gが表示される。
この場合のダミー画像D4の大きさ、回転角度、文字上・文字下の設定(図13の例では文字上となる)、反転・非反転の設定は、前回に確定した設定と同じである。つまり、この操作は、確定した被合成画像H4のコピーを作成するための操作である。
このようにすれば、編集対象画像に同じ被合成画像H4を繰り返し合成する場合に、編集ツール表示領域410からの被合成画像H4の選択をその都度行う必要がなくなり、同じ被合成画像H4を繰り返して合成する作業が簡便になる。
なお、被合成画像H4を確定レイヤL3に移動させる契機(トリガー)は、編集画面400における他の場所へのペンダウンだけでなく、ペンダウンの次のペンアップを採用することにしてもよい。
また、編集領域401以外の領域へのペンダウンも確定の契機になり得る。例えば、編集ツール表示領域410において別の被合成画像を選択した場合などがこれに該当する。この場合は、上記の例とは異なり、前回の被合成画像H4の確定のみが実行される。
ダミー画像D4を使って移動、拡縮、回転が行われている場合、或いは、ペンアップ時に、ダミー画像D4或いは被合成画像H4と編集用画像H3とが重なった場合、レイヤの構造上、ダミー画像D4或いは被合成画像H4は編集用画像H3の上に表示される。また、ガイド枠G及び操作ボタンB1~B7も、編集用画像H3の上に表示される。
被合成画像H4を編集対象画像の上に配置してから所定時間の間に、当該被合成画像H4に対する移動の操作や操作ボタンB1~B7が操作されなかった場合も、確定の契機になる。また、タイマー407の残り時間がゼロになった場合も、確定の契機になる。
<変形例>
上述の実施形態において、操作ボタンB1~B7、ガイド枠G、被合成画像H2,H4及びダミー画像D2,D4の編集領域401からはみ出した部分を表示しないように、編集用モニタ213を制御することが好ましい。
その理由は、上記のはみ出し部分を編集画面400に表示すると、パレットやサムネイル、消しゴムなどの表示と重なってしまい、編集画面400のユーザビリティが低下するからである。
上述の実施形態において、削除用の操作ボタンB1の位置(図13のガイド枠Gの左上隅の位置)に、操作ボタンB1に代えて更に操作ボタンB2を設けてもよい。
この構成によれば、ガイド枠Gに含まれる画像の一部が編集領域401からはみ出した場合でも、いずれかの操作ボタンB2が必ず編集領域401(編集対象画像)上に表示される。例えば、ガイド枠Gの左上部分のみが編集領域401に見えているような状況でも、スタンプの大きさ調整を行うことができる。
かかる変形例において、操作ボタンB1の基本位置を、例えばガイド枠Gの下辺付近に設定し、画像のはみ出し具合によっては、操作ボタンB1の位置を自動的に変えるようにして、操作ボタンB1が必ず編集領域401に表示されるようにすることが好ましい。
上述の実施形態において、画像の移動中は、すべての操作ボタンB1~B7を非表示とすることにしてもよい。画像の移動中は、操作ボタンB1~B7が邪魔になる可能性があるからである。
上述の実施形態において、画像の拡縮又は回転操作中は、操作中のボタン以外のボタンをすべて非表示とすることにしてもよい。その理由は、画像の拡縮又は回転操作中は、他の操作ボタンが邪魔になる可能性があるからである。
上述の実施形態において、ダミー画像D2,D4は、本体部分D2a,D4a及び周辺部分D2b,D4bで構成されているとしたが、本体部分のみで構成することもできる。例えば、周辺部分を透明にすることで実現できる。
また、ダミー画像D2,D4の本体部分D2a,D4aの形状を、被合成画像H2,H4の形状と同一としているが、利用者が同一のものと認識できる程度であれば、完全同一でなくてもよく軽微な相違があってもよい。すなわち、両者は実質的に同一でればよい。形状だけでなく、デザインが実質的に同一であってもよい。
<その他の変形例>
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、被合成画像H2,H4がスタンプ画像である場合を例示したが、被合成画像H2,H4は、編集ツール表示領域410から選択可能な所定の画像であれば、スタンプ画像以外の画像データであってもよい。
1 撮影部
2 編集部
2a 編集部
2b 編集部
3 出力部
4 制御部
5 記憶部
6 通信部
7 外部ドライブ
10 撮影空間
11 撮影筐体
12 背景壁部
13 天井フレーム
14 天井照明ユニット
15 掲示スペース
16 表示部
17 コイン処理部
18 照明制御部
19 スピーカ
20a 編集空間
20b 編集空間
21 編集筐体
22 カーテンフレーム
23 支持部材
30 出力空間
31 出力筐体
34 プリンタ
35 シール紙ユニット
40 事前設定部
101a,101b 第1出入口
111 上部カメラ
112 下部カメラ
113 上部モニタ
114 下部モニタ
115 照明ユニット
115A ユニット部分
115B ユニット部分
115C ユニット部分
115D ユニット部分
116 キャッシュボックス
121 本体プレート
122 サイドプレート
201a,201b 第2出入口
211 制御ボックス
212 編集台部
213 編集用モニタ
214A タッチペン
214B タッチペン
215 スピーカ
221 側部フレーム
222 後部フレーム
311 液晶モニタ
312 非接触通信部
313 排出口
314 スピーカ
400 編集画面
401 編集領域
402 サムネイル
403 エンドボタン
404 消しゴムボタン
404 エンドボタン
405 進むボタン
406 戻るボタン
407 タイマー
408 パレット領域
409 カテゴリ選択領域
410 編集ツール表示領域
411 ペンパレット領域
412 文字下ボタン
413 文字上ボタン
TP タッチペン

Claims (7)

  1. 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、
    前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させる制御部と、を備える画像編集装置であって、
    前記制御部は、前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整し、
    前記制御部は、前記被合成画像の大きさが設定された限界に達した場合は、前記被合成画像の大きさが前記限界を超えないように前記被合成画像の傾きの調整を実行することを特徴とする画像編集装置。
  2. 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、
    前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させる制御部と、を備える画像編集装置であって、
    前記制御部は、前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整し、
    前記制御部は、前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御することを特徴とする画像編集装置。
  3. 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置が実行する画像編集方法であって、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
    前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
    前記被合成画像の大きさが設定された限界に達した場合は、前記被合成画像の大きさが前記限界を超えないように前記被合成画像の傾きの調整を実行するステップと、を含むことを特徴とする画像編集方法。
  4. 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置が実行する画像編集方法であって、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
    前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
    前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御するステップと、を含むことを特徴とする画像編集方法。
  5. 編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
    前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
    前記被合成画像の大きさが設定された限界に達した場合は、前記被合成画像の大きさが前記限界を超えないように前記被合成画像の傾きの調整を実行するステップと、を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
    前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
    前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御するステップと、を含むことを特徴とするコンピュータプログラム
  7. 編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、
    前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、
    前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させる制御部と、を備える画像編集装置であって、
    前記制御部は、前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整し、
    前記制御部は、前記被合成画像の大きさが設定された最小サイズに達した場合は、前記被合成画像の大きさを前記最小サイズより小さくすることなく前記被合成画像の傾きの調整を実行することを特徴とする画像編集装置。
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