JP7017724B2 - 画像編集装置、画像編集方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
かかる遊戯用撮影装置は、遊戯性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成する画像を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、タッチペンを用いて自由に描いたりできるように構成されている。利用者によるこのような画像編集の作業は、撮影画像に対する「落書き」などと呼ばれる。
また、特許文献1には、スタンプ画像の大きさや濃淡などの要素の度合いの選択部を編集画面に表示し、所望の要素の度合いをタッチペンで選択することにより、スタンプ画像の要素の度合いを変更する技術も開示されている。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、スタンプ画像などの被合成画像の編集処理を行い易くすることを目的とする。
このため、同じ被合成画像が複数配置されている場合でも、どの被合成画像の調整を行っているのかを判別しやすくすることができる。従って、貼り付け後における被合成画像の大きさなどの調整が行い易くなり、被合成画像を編集し易くなる。
この場合、前記制御部が、前記操作入力部による調整中において、前記被合成画像の代わりに前記ダミー画像を前記表示部に表示させることにより、前記被合成画像の色調を変更できるようになる。
この場合、記憶部がダミー画像を記憶する必要がなくなるので、記憶容量が少ない記憶部を採用することができる。
このようにすれば、上記の画像を表示しない場合に比べて被合成画像をより目立たせることができる。従って、貼り付け後における被合成画像の大きさなどの調整がより行い易くなり、被合成画像を編集し易くなる。
このようにすれば、確定レイヤの裏面側及び表面側の双方に被合成画像を合成でき、被合成画像の合成処理のバリエーションを増大することができる。
このようにすれば、被合成画像の調整中に操作ボタンの存在が邪魔になるのを防止することができ、被合成画像の編集がより行い易くなる。
このようにすれば、編集対象画像に同じ被合成画像を繰り返し合成する場合に、被合成画像の選択をその都度行う必要がなくなり、同じ被合成画像を繰り返して合成する作業が簡便になる。
従って、本発明の画像編集方法は、上述の(1)~(7)に記載の画像編集装置と同様の作用効果を奏する。
従って、本発明のコンピュータプログラムは、上述の(1)~(7)に記載の画像編集装置と同様の作用効果を奏する。
このため、同じ被合成画像が複数配置されている場合でも、どの被合成画像の調整を行っているのかを判別しやすくすることができる。従って、貼り付け後における被合成画像の大きさなどの調整が行い易くなり、被合成画像を編集し易くなる。
本実施形態の遊戯用撮影装置は、写真撮影により生成された画像データに対して落書き編集を行った後、シール紙として印刷したり、画像データとして外部装置(携帯端末や画像蓄積サーバ等)に出力したりするものである。
本実施形態の遊戯用撮影装置は、利用者の操作入力に基づき撮影画像の編集処理を行う編集部を備えることから、撮影画像の画像編集装置であるとも言える。
図1は、本発明の実施形態に係る遊戯用撮影装置を左前側から見た斜視図である。
図2は、図1の遊戯用撮影装置を上から見た平面図である。なお、以下では、図1に示す前後左右の方向を基準として、装置構造の説明を行う。
図1及び図2に示すように、本実施形態の遊戯用撮影装置は、前部側の撮影部1と、後部側の編集部2とを備えており、前後方向に長いほぼ直方体状を呈している。編集部2の後端には、編集後の写真の出力などを行う出力部3が設けられている。
編集部2は、背景壁部12の後方に隣接して配置された編集筐体21を有しており、この編集筐体21には、左側及び右側のそれぞれに向いた一対の操作面が設けられている。
出力部3は、編集筐体21の後端面と接する出力筐体31を有しており、この出力筐体31に対しては、遊戯撮影装置の後端側から操作を行うように、操作面が後側を向いている。従って、出力筐体31の後端側の空間は、出力操作を行う出力空間30となる。
撮影筐体11の左側面(或いは右側面)には、遊戯用撮影装置の使用方法を含む説明書きを掲示するための掲示スペース15が設けられている。また、その左側面の上部には、撮影筐体11が使用中であるか否かを示す表示部16が設けられている。
本実施形態では、表示部16が左右方向外側に突出した平面視三角形状に形成されているが、その形状は特には限定されず、凸湾曲状などのその他の形状であってもよい。
背景壁部12は、本体プレート121の左右両端縁にサイドプレート122を接合することにより、全体として平面視コ字状に形成されている。
そして、撮影筐体11の後端縁と、天井フレーム13の下端縁と、サイドプレート122の前端縁とから、撮影空間10に出入りするための上述の第1出入口101a,101bが構成されている。
編集筐体21の前端面は、背景壁部12の背面の中央部に接続されており、この背景壁部12の後方でかつ編集筐体21の左右両側方のスペースが、2組のユーザがそれぞれ編集作業を行う編集空間20a,20bとなっている。
このカーテンフレーム22は、前後方向に延びる一対の側部フレーム221と、この側部フレーム221の後端同士を連結する左右方向に延びる後部フレーム222とから構成されている。
そして、左右一方側の側部フレーム221と、後部フレーム222のほぼ半分の長さ部分により、編集空間20a,20bに出入りするための前記第2出入口201a,201bの上枠部が構成されている。
図3は、撮影筐体11の斜視図である。
図3に示すように、撮影筐体11は、室内側の正面パネル部が凹湾曲状に形成されている。撮影筐体11の内部には、顔を中心とした上半身の写真(以下、「フェイスアップ画像」という。)を撮影するための上部カメラ111と、全身の写真(以下、「全身画像」という。)を撮影するための下部カメラ112が搭載されている。
下部カメラ112の下方には、このカメラ112で撮影された画像が表示される下部モニタ114が設けられている。この下部モニタ114にはタッチパネルは設けられておらず、もっぱら表示のみを行うようになっている。
正面照明ユニット115は、4つの部位、つまり中央上側のユニット部分115Aと、中央下側のユニット部分115Bと、左側のユニット部分115Cと、右側のユニット部分115Dとから構成されている。また、撮影筐体11の右下部には、コイン投入口とコイン返却口を有するキャッシュボックス116が設けられている。
図4は、編集筐体21の斜視図である。
同4に示すように、編集筐体21は、下部側の制御ボックス211と、この制御ボックス211の上に設けられた編集台部212とを有する。
制御ボックス211の内部には、メインコンピュータユニットやI/Oコントローラなどの各種の制御装置が内蔵されている。これらの制御装置は、本実施形態の遊戯用撮影装置全体の動作を制御する制御部4として機能する。
具体的には、各操作面にはタブレットを内蔵した液晶モニタで構成された編集用モニタ213が設けられている。各編集用モニタ213の左右両側には、2本のタッチペン214A,214Bが接続されている。
図4では、左側の編集用モニタ213を示しているが、右側の編集用モニタ213も左側と同じ構造である。また、制御ボックス211の制御装置は、左右両側の編集用モニタ213への入力情報に対応する処理を個別に並列処理できるようになっている。
図5は、出力筐体31の正面図である。
同5に示すように、出力筐体31は、編集筐体21の後端部に接する矩形状の筐体よりなり、後端側を向く面に操作面が設けられている。
操作面の上部中央には、タッチパネル式の液晶モニタ311が設けられており、このモニタ311に、出力の説明などが表示される。
上記の非接触型の通信手段としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やFeliCa(登録商標)などを利用することができる。
なお、本実施形態では、出力筐体31が編集筐体21と別体で構成されているが、これらを一体的な筐体で構成することもできる。
図6は、遊戯用撮影装置の内部の機能的構成を示すブロック図である。
図6に示すように、遊戯用撮影装置は、バスBを介して、通信可能に接続された制御部4、記憶部5、撮影部1、編集部2及び出力部3を備えている。前述の事前設定部を有するタイプの装置では、当該事前設定部もバスBに接続される。
制御部4は、公知のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成されている。
例えば、利用者を被写体とする撮影画像(以下、「編集対象画像」ともいう。)に対する補正処理や編集処理などの画像処理を行う場合には、制御部4がその画像処理部として機能する。バスBには、通信部6や外部ドライブ7も接続されている。制御部4、記憶部5、通信部6及び外部ドライブ7は、公知のコンピュータ装置により構成でき、かかるコンピュータは、上述した編集筐体21の制御ボックス211に内蔵されている。
記憶部5に記憶された情報は、制御部4により適宜読み出される。この記憶部5には、画像の編集のために用いられる各種の画像データや、撮影画像の背景となる背景画像データなどのデータなどが記憶されている。
制御部4のRAMには、制御部4において処理するデータやコンピュータプログラムが一時的に記憶される。以下では、RAMとROMを纏めてメモリということがある。記憶部5は、図8に示す複数のレイヤL0~L6に配置される画像データを記憶している。
外部ドライブ7では、光ディスクや半導体メモリなどのリムーバブルメディアに対する読み書きが行われる。例えば、外部ドライブ7によりリムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部4に送信され、記憶部5に記憶されたり、制御プログラムとしてインストールされたりする。
上部カメラ111及び下部カメラ112は、制御部4による制御に従って所定の撮影を行い、この撮影によって得られた画像を制御部4に出力する。
各カメラ111,112は、リアルタイムに画像を取り込んで当該画像データを表す画像信号を出力する。
すなわち、上部カメラ111によるライブ映像は、上部モニタ113に表示され、下部カメラ112によるライブ映像は、下部モニタ114に表示される。
制御部4は、これらの画像データを画像処理する画像処理部としても機能し、上部モニタ113に表示する撮影画像の抽出や、撮影画像の補正処理などを行うことができる。
上部モニタ113は、上部カメラ111で撮影された撮影画像を表示するとともに、GUI(Graphical User Interface)画面を表示可能である。すなわち、上部モニタ113は、GUI画面に対する入力機器としても機能し、撮影画像を選択する操作入力や、撮影画像に対する補正処理に関する操作入力などを受け付ける。これらの操作入力を示す信号は、操作信号として制御部4に送信される。
なお、コイン処理部17は、電子マネーやクレジットカードによるプレイ料金の支払を受け付けた場合に、起動信号を制御部4に出力するものであってもよい。
また、照明制御部18は、天井照明ユニット14及び正面照明ユニット115の内部に設けられる電灯(蛍光灯など)を制御することで、ユーザによる撮影処理の段階に応じて撮影空間10内の明るさを調整する。スピーカ19は、ユーザによる撮影処理の段階応じた音声を出力する。
編集部2aは、撮影画像の落書きなどの編集のための各種のGUI画面(以下、「編集画面」ともいう。)を表示する編集用モニタ213と、編集画面に対する入力部である2本のタッチペン214A,214Bと、スピーカ215とを備えている。
すなわち、ユーザが編集用モニタ213にタッチペン214A,214Bのペン先をタッチすると、その操作入力やタッチペン214A,214Bのいずれでタッチされたのかが検出され、操作信号として制御部4に送信される。これにより、編集対象である撮影画像の編集が行われる。
これにより、撮影画像に、落書き画像やスタンプ画像などの編集用画像が重ね合わされた編集済み画像の画像データが生成される。このようにして生成された編集済み画像の画像データは、出力部3へ送信される。
プリンタ34は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ34に装着されたシール紙ユニット35に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口313に排出する。
上述の通り、撮影部1ではユーザを含む被写体の撮影処理が行われ、編集部2では撮影画像に対する編集処理が行われ、出力部3では編集済み画像の出力処理が行われる。
これらの処理は、記憶部5またはドライブ7に記憶されたコンピュータプログラム、或いはインストールされたコンピュータプログラムを制御部4が実行することによって行われる。以下、図2を参照しつつ、遊戯用撮影装置におけるプレイの流れを説明する。
そして、撮影処理を終えたユーザは、矢印Yで示すように、第1出入口101a,101bを通って撮影空間10から装置外部にいったん出たあと、いずれかの編集空間20a,20bに移動する。
また、いずれか一方の編集空間20a,20bにユーザが存在する場合には、空いている編集空間への移動を促す表示を行う。いずれの編集空間20a,20bもユーザによって利用されている場合には、編集空間20a,20bへの移動を待たせる表示を行う。
編集処理が終了すると、撮影画像や編集済みの撮影画像の中から選択された画像の印刷が開始される。そして、編集筐体21の編集用モニタ213には出力空間30への移動を促す表示がなされるとともに、スピーカ215によって出力空間30への移動を促す音声が通知される。
なお、出力空間30において他のユーザが出力処理をしている場合には、編集用モニタ213およびスピーカ215によって、出力空間30への移動を待たせる表示や通知がなされる。
画像の印刷が終了したとき、ユーザは、出力筐体31に設けられたシール紙排出口313からシール紙を受け取り、一連のプレイを終えることになる。以上のようなユーザの移動を促す表示は、制御部4により行われる。
図7は、編集用モニタ213に表示される編集画面400の一例を示す説明図である。
図7に示す編集画面400は、編集用モニタ213(図4参照)の左側に表示される編集操作用のGUI画面である。編集用モニタ213は、ほぼ同じレイアウトのGUI画面を左右に分けて表示する。これにより、2人のユーザが編集用モニタ213に対して同時に、編集処理のための操作入力を実行することができる。
右側の操作画面は、レイアウトが左右対称であること以外は、左側の編集画面400とほぼ同じ構成であるので、図示を省略する。また、右側のタッチペン214Bで行われる操作内容は、左側のタッチペン214Aで行われる操作内容と同様である。
また、以下において、タッチペンTPの「ペンダウン」及び「ペンアップ」を次のように定義する。
「ペンアップ」:赤外線又は感圧方式の編集用モニタ213の場合には、タッチペンTPのペン先を編集画面400から離すこと。デジタイザよりなるタッチペンTPの場合には、タッチペンTPのペン先に付いているボタンが押されていない状態のこと。
「編集用画像」には、タッチペンTPのペン先で手書き入力される「落書き画像」と、パレット領域408に表示された各種の「被合成画像」が含まれる。被合成画像は、編集画面400の編集ツール表示領域410に表示され、タッチペンTPで選択可能なスタンプ画像、メッセージ画像、名前・日付画像、及びワンタッチ画像などよりなる。
編集領域401の上方には、複数枚(図例では5枚)の編集対象画像を含むサムネイル402が配置されている。タッチペンTPによりサムネイル402中の1枚の編集対象画像がタッチされると、当該編集対象画像が編集領域401に表示される。
ユーザは、サムネイル402に含まれる画像のうち、任意の1枚の画像をタッチペンTPで選択することで、編集領域401に表示させる編集対象画像を変更できる。ユーザが編集領域401において行った種々の編集処理は、サムネイル402に含まれる対応する撮影画像にも反映される。
エンドボタン403は、編集領域401に対する編集処理を途中で終了させるためのボタンである。エンドボタン403をタッチペンTPで操作することにより、ユーザは、編集画面400に対する編集処理を自発的に終了することができる。この場合、制御部4はプレイを出力処理に移行させる。
例えば、部分消しアイコンが操作されると、タッチペンTPのペン先が選択された太さの消しゴムとなる。この状態で編集領域401の編集用画像をペン先でなぞると、なぞった部分の編集用画像が消去される。全消しアイコンをペンダウンすると、編集領域401に表示中の編集対象画像に合成されたすべての編集用画像が消去される。
消しゴムボタン404による消去処理と、進むボタン405及び進むホタン406による各処理は、具体的には、後述する確定レイヤL3(図8参照)に配置された画像データに対して実行される編集処理である。
このため、編集処理の開始と同時にタイマー407がカウントダウンを始める。制御部4は、タイマー407の残り時間がゼロになると、編集画面400による編集処理を強制的に終了し、プレイを出力処理に移行させる。
ただし、もう一方の編集部2bに後続のユーザがいる状態で、新たなユーザによる撮影処理が開始された場合には、撮影処理の開始に合わせて、予め設定された時間(例えば60秒)からのカウントダウンを始めるようにすることが好ましい。
パレット領域408は、複数のカテゴリが表示されたカテゴリ選択領域409と、カテゴリ選択領域409の下方に位置する編集ツール表示領域410とを備える。図7では、カテゴリ選択領域409において、上位カテゴリとして「SPECIALDAY」が選択され、下位カテゴリとして「スタンプ」が選択された場合が例示されている。
編集領域401の左側には、ペンパレット領域411が配置されている。ペンパレット領域411には、タッチペンTPにより手書き入力される落書き画像の線の種類、太さ、及び色の選択などに用いられる各種の操作ボタンが表示される。
その後、タッチペンTPがペンアップされると落書き画像が確定し、文字下レイヤL2に一時的に配置された落書き画像が、確定レイヤL3(図8参照)の裏面側に貼り付けられる。このとき、落書き画像は、文字下レイヤL2からは消去されるが、アンドゥー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
その後、タッチペンTPがペンアップされると落書き画像が確定し、文字上レイヤL4に一時的に配置された落書き画像が、確定レイヤL3(図8参照)の表面側に貼り付けられる。このとき、落書き画像は、文字上レイヤL4からは消去されるが、アンドゥー・リドゥーに利用するため一時記憶される。
タイマー407の残り時間が無くなるか、或いは、エンドボタン404により自発的な終了が実行されると、編集用モニタ213は「落書き終了」のメッセージを表示する。この時点で編集画面400に表示中の編集済み画像が出力用の画像データとして確定し、確定した画像データが記憶部5に記憶される。これにより、編集処理が終了する。
図8は、合成画像のレイヤ構造の一例を示す説明図である。
図8に示すように、編集領域401に表示される合成画像(編集済み画像)は、複数のレイヤL0~L6の画像データを重ね合わせた多層構造となっている。
具体的には、合成画像のレイヤ構造には、下から順に、背景レイヤL0、被写体レイヤL1、文字下レイヤL2、確定レイヤL3、文字上レイヤL4、枠レイヤL5、及びボタンレイヤL6が含まれる。
被写体レイヤL1は、クロマキーマスクにより撮影画像から抽出された、被写体(ユーザ)の画像が入力されるレイヤである。被写体レイヤL1にも、タッチペンTPによる編集入力に基づく画像データは配置されない。
例えば、文字下レイヤL2において編集中の被合成画像H2(図8ではダイヤマーク)が確定すると、その画像H2が確定レイヤL3の既存の編集用画像H3(図8では「Hello!」)の下側に合成され、確定レイヤL3の画像データが更新される。被合成画像H2は、文字下レイヤL2から消去され、記憶部5に一時記憶される。
例えば、文字上レイヤL4において編集中の被合成画像H4(図8ではハートマーク)が確定すると、その画像H4が確定レイヤL3の既存の編集用画像H3(図8では「Hello!」)の上側に合成され、確定レイヤL3の画像データが更新される。被合成画像H4は、文字上レイヤL4から消去され、記憶部5に一時記憶される。
上記の「確定操作」は、例えば、編集領域401におけるガイド枠G(図10参照)の外側の領域をペンダウンしたり、編集画面400における編集領域401以外の領域をペンダウンしたりすることにより実行される操作である。
ただし、確定操作直後に、戻るボタン406をタッチするアンドゥー操作を行った場合、確定レイヤL3の編集用画像が一時記憶されている直前の編集用画像に入れ替わるとともに、一時記憶されている編集用画像(被合成画像H2或いは被合成画像H4)が、文字下レイヤL2或いは文字上レイヤL4に貼り付けられる。
なお、確定レイヤL3に配置された編集対象画像(例えば、複数の被合成画像H2,H4が合成された画像)の一部又は全部を消去する処理は、前述の消しゴムボタン404によって行うことができる。
具体的には、文字下レイヤL2の被合成画像H2(図例ではダイヤマーク)は、当該被合成画像H2の調整(移動、拡縮及び回転など)のためのペンダウン(以下、「調整ペンダウン」ともいう。)の最中は、本体部分D2aとその周辺部分D2bとを含むダミー画像D2となり、その後のペンアップによりデフォルトの被合成画像H2に戻る。
ダミー画像D2の周辺部分D2bは、後述のガイド枠Gと同じ矩形状でかつ被合成画像H2と色調が異なる画像よりなる。周辺部分D2bの彩色には、例えば、被合成画像H2よりも透明度が高い反対色、グレースケール又はネガ反転色などが採用される。
周辺部分D2bを2色にするときは、本体部分D2aが濃い色の場合は、周辺部分D2bを白系の色とし、本体部分D2aが薄い色の場合は、周辺部分D2aを黒系の色としてもよい。
ダミー画像D4の周辺部分D4bは、後述のガイド枠Gと同じ矩形状でかつ被合成画像H4と色調が異なる画像よりなる。周辺部分D4bの彩色には、例えば、被合成画像H4よりも透明度が高い反対色、グレースケール又はネガ反転色などが採用される。
周辺部分D4bを2色にするときは、本体部分D4aが濃い色の場合は、周辺部分D4bを白系の色とし、本体部分D4aが薄い色の場合は、周辺部分D4aを黒系の色としてもよい。
また、ダミー画像D2,D4は、編集用画像の一種である被合成画像H2,H4に対して所定の画像処理(フィルター処理など)を施して生成することにしてもよい。
ただし、ガイド枠Gの形状及び大きさは、選択された被合成画像H2,H4の形状及び大きさに合わせて変化する。このため、ガイド枠Gの形状は、正方形に限らず、縦長の長方形や横長の長方形となることもある。
文字下レイヤL2又は文字上レイヤL4の被合成画像H2,H4の位置、大きさ及び傾きが変化すると、これに対応させるガイド枠Gの位置、大きさ及び傾きが変化する。
図9は、ボタンレイヤL6に配置される複数の操作ボタンB1~B7の状態遷移図である。図9に示すように、タッチペンTPが「ペンダウン」及び「ペンアップ」のうちのいずれの状態であるかにより、ボタンレイヤL6に一時的に配置される操作ボタンB1~B7の種類が変化する。
図9の例では、1つの操作ボタンB1が、ガイド枠Gの左上コーナーに対応する位置に配置され、3つの操作ボタンB2が、ガイド枠Gの左下コーナー、右上コーナー及び右下コーナーにそれぞれ配置されている。
タッチペンTPで操作ボタンB1をタッチすると、各操作ボタンB1~B7がボタンレイヤL6から消去され、ガイド枠Gが枠レイヤL5から消去され、かつ、ガイド枠Gに対応する被合成画像H2(又はH4)がレイヤL2(又はL4)から消去される。
タッチペンTPで操作ボタンB2をタッチしてペン先を編集領域401の表面上で移動させると、被合成画像H2(又はH4)が拡縮又は回転し、これに応じてガイド枠Gも拡縮又は回転する。ペン先の移動方向によっては、被合成画像H2(又はH4)の拡縮及び回転を同時に行うこともできる。
操作ボタンB2に関して、制御部4は、ペン先の移動方向の矢印方向とは垂直方向の成分(垂直方向成分)を検出して画像の回転を行う。ペン先の移動方向に応じて、左回転又は右回転が実行される。
矢印方向成分と垂直方向成分の両方を検出した場合は、制御部4は、基本的には拡縮と回転を同時に行うが、拡縮及び回転のいずれか一方のみを行ってもよい。例えば、制御部4は、垂直方向成分よりも矢印方向成分が強い場合は、拡縮を行い、矢印方向成分が垂直方向成分よりも強い場合は、回転を行えばよい。
従って、ガイド枠Gの内部領域は、ガイド枠Gで囲まれる被合成画像H2,H4の位置を調整するための操作入力部として機能する。
図9の例では、操作ボタンB3がガイド枠Gの左辺中央に対応する位置に配置され、操作ボタンB4がガイド枠Gの右辺中央に対応する位置に配置され、操作ボタンB5がガイド枠Gの上辺の上方右側に配置され、操作ボタンB6(又はB7)がガイド枠Gの上辺の上方左側に配置されている。
タッチペンTPで操作ボタンB3をタッチすると、ガイド枠Gの内部の被合成画像H2,H4を、編集ツール表示領域410に含まれる左側に隣接する被合成画像に切り替えることができる。なお、左側に隣接する被合成画像がない場合は、上の段の右端の被合成画像に切り替えられる。上の段の被合成画像もない場合は、一番下の段の右端の被合成画像に切り替えられる。
タッチペンTPで操作ボタンB4をタッチすると、ガイド枠Gの内部の被合成画像H2,H4を、編集ツール表示領域410に含まれる右側に隣接する被合成画像に切り替えることができる。なお、右側に隣接する被合成画像がない場合は、下の段の被合成画像に切り替えられる。下の段の被合成画像もない場合は、一番上の段の左端の被合成画像に切り替えられる。
操作ボタンB5は、表示中の被合成画像H2,H4を反転するための操作ボタンB2である。タッチペンTPで操作ボタンB5をタッチすると、ガイド枠Gの内部の被合成画像H2,H4を、当該画像を鏡像のように線対称で反転させることができる。
操作ボタンB7は、ガイド枠Gに含まれる文字上レイヤL4の被合成画像H4(図8の例ではハートマーク)を、文字下レイヤL2に移動させるための操作ボタンである。
もっとも、制御部4は、スタンプ画像Aの文字下落書きが行われたあと、別のスタンプ画像Bを選ぶことなく、同じスタンプ画像Aが選択された状態で編集領域401がタッチされた場合には、文字下落書きの設定を保持し、操作ボタンB6を編集領域401に表示する。
操作ボタンB1~B7が縮小するとその後の操作入力がし難くなる。そこで、本実施形態では、操作ボタンB1~B7の大きさを不変とするため、枠レイヤL5の上位レイヤL6に操作ボタンB1~B7を設けている。
図10は、文字下レイヤL2の被合成画像H2に対する編集処理の操作手順を示す説明図である。
図10(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。図10(b)は、ペンダウンの後にタッチペンTPがペンアップされた状態を示す。図10(c)は、ペンアップの後に操作ボタンB2による回転操作が行われた状態(回転操作を行うためのペンダウン状態)を示す。
その後、操作ボタンB7(図9参照)により被合成画像H2を文字下レイヤL2に移し(このとき、いったん図10(b)の状態になる。)、ガイド枠Gの内部をペンダウンすると、図10(a)に示すように、ガイド枠Gとその四隅に位置する操作ボタンB1,B2が編集領域401に表示される。
ペンダウンの継続中は、被合成画像H2と同じ形状の本体部分D2aと、その周辺部分D2bとを含むダミー画像D2が、ガイド枠Gの内部に表示される。
図10(b)のペンアップ状態では、被合成画像H2は、文字下レイヤL2に一時的に配置された仮確定の状態であり、文字下レイヤL2に対して移動、拡縮及び回転することができる。
この場合、ガイド枠Gの内部の画像がダミー画像D2に切り替わり、操作ボタンB3~B6が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で移動させると、ダミー画像D2とともにガイド枠G及び操作ボタンB1,B2を移動させることができる。
この場合、ガイド枠Gの内部がダミー画像D2に切り替わり、操作ボタンB3~B6が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で右回りに回転させると、ダミー画像D2とともにガイド枠G及び操作ボタンB1,B2が右回転し、操作ボタンB1,B2が回転後のガイド枠Gの四隅に移動する。
図10(c)の例では、操作ボタンB2によりダミー画像D2を回転させて被合成画像H2の回転角度を変更する場合を例示したが、操作ボタンB2によってダミー画像D2を拡大あるいは縮小することで被合成画像H2の大きさを変更することもできる。
同様に、図10(b)のペンアップ状態から操作ボタンB3,B4をタッチすると、被合成画像H2を他の画像に切り替えることができ、操作ボタンB5により被合成画像H2を反転でき、操作ボタンB6により被合成画像H2を文字上レイヤL4に移動できる。
図11(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた後にペンアップされた状態を示す。図11(b)は、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。
図11(a)のペンアップ状態から、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にペンダウンすると、文字下レイヤL2に一時的に配置されている被合成画像H2が、確定レイヤL3の裏面側に貼り付けられる。
また、本実施形態では、他の場所へのペンダウンにより被合成画像H2に対する調整を確定させると、ペンダウンした位置に、同じ被合成画像H2に対応するダミー画像D2、操作ボタンB1,B2及びガイド枠Gが表示される。
なお、被合成画像H2を確定レイヤL3に移動させる契機(トリガー)は、編集領域401における他の場所へのペンダウンだけでなく、ペンダウンの次のペンアップを採用することにしてもよい。
ダミー画像D2を使って移動、拡縮、回転が行われている場合、或いは、ペンアップ時に、ダミー画像D2或いは被合成画像H2と編集用画像H3とが重なった場合、レイヤの構造上、ダミー画像D2或いは被合成画像H2は編集用画像H3の下に隠れて表示される。一方、ガイド枠G及び操作ボタンB1~B7は、編集用画像H3の上に表示される。
図12は、文字上レイヤL4の被合成画像H4に対する編集処理の操作手順を示す説明図である。
図12(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。図12(b)は、ペンダウンの後にタッチペンTPがペンアップされた状態を示す。図12(c)は、ペンアップの後に操作ボタンB2による拡大操作が行われた状態(拡大操作を行うためのペンダウン状態)を示す。
ペンダウンの継続中は、被合成画像H4と同じ形状の本体部分D4aと、その周辺部分D4bとを含むダミー画像D4が、ガイド枠Gの内部に表示される。
図12(b)のペンアップ状態では、被合成画像H4は、文字上レイヤL4に一時的に配置された仮確定の状態であり、文字上レイヤL4に対して移動、拡縮及び回転することができる。
この場合、ガイド枠Gの内部の画像がダミー画像D4に切り替わり、操作ボタンB3~B5,B7が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で移動させると、ダミー画像D4とともにガイド枠G及び操作ボタンB1,B2を移動させることができる。
この場合、ガイド枠Gの内部がダミー画像D4に切り替わり、操作ボタンB3~B5,B7が消えて2つの操作ボタンB1,B2のみが表示される。この状態で、タッチペンTPのペン先を編集領域401の表面上で右上に移動させると、ダミー画像D4とともにガイド枠Gが拡大し、操作ボタンB1,B2が拡大後のガイド枠Gの四隅に移動する。
図12(c)の例では、操作ボタンB2によりダミー画像D4を拡大させて被合成画像H4を拡大する場合を例示したが、操作ボタンB2によってダミー画像D4を縮小または回転することで被合成画像H4を縮小することにしてもよいし、回転することにしてもよい。
同様に、図12(b)のペンアップ状態から操作ボタンB3,B4をタッチすると、被合成画像H4を他の画像に切り替えることができ、操作ボタンB5により被合成画像H4を反転でき、操作ボタンB7により被合成画像H4を文字下レイヤL2に移動できる。
図13(a)は、編集領域401にタッチペンTPがペンダウンされた後にペンアップされた状態を示す。図13(b)は、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にタッチペンTPがペンダウンされた状態を示す。
図13(a)のペンアップ状態から、編集領域401におけるガイド枠Gから離れた他の場所にタッチペンTPをペンダウンすると、文字上レイヤL4に一時的に配置されている被合成画像H4が、確定レイヤL3の表面側に貼り付けられる。
また、本実施形態では、他の場所へのペンダウンにより被合成画像H4に対する調整を確定させると、ペンダウンした位置に、同じ被合成画像H4に対応するダミー画像D4、操作ボタンB1,B2及びガイド枠Gが表示される。
なお、被合成画像H4を確定レイヤL3に移動させる契機(トリガー)は、編集画面400における他の場所へのペンダウンだけでなく、ペンダウンの次のペンアップを採用することにしてもよい。
ダミー画像D4を使って移動、拡縮、回転が行われている場合、或いは、ペンアップ時に、ダミー画像D4或いは被合成画像H4と編集用画像H3とが重なった場合、レイヤの構造上、ダミー画像D4或いは被合成画像H4は編集用画像H3の上に表示される。また、ガイド枠G及び操作ボタンB1~B7も、編集用画像H3の上に表示される。
上述の実施形態において、操作ボタンB1~B7、ガイド枠G、被合成画像H2,H4及びダミー画像D2,D4の編集領域401からはみ出した部分を表示しないように、編集用モニタ213を制御することが好ましい。
その理由は、上記のはみ出し部分を編集画面400に表示すると、パレットやサムネイル、消しゴムなどの表示と重なってしまい、編集画面400のユーザビリティが低下するからである。
この構成によれば、ガイド枠Gに含まれる画像の一部が編集領域401からはみ出した場合でも、いずれかの操作ボタンB2が必ず編集領域401(編集対象画像)上に表示される。例えば、ガイド枠Gの左上部分のみが編集領域401に見えているような状況でも、スタンプの大きさ調整を行うことができる。
上述の実施形態において、画像の拡縮又は回転操作中は、操作中のボタン以外のボタンをすべて非表示とすることにしてもよい。その理由は、画像の拡縮又は回転操作中は、他の操作ボタンが邪魔になる可能性があるからである。
また、ダミー画像D2,D4の本体部分D2a,D4aの形状を、被合成画像H2,H4の形状と同一としているが、利用者が同一のものと認識できる程度であれば、完全同一でなくてもよく軽微な相違があってもよい。すなわち、両者は実質的に同一でればよい。形状だけでなく、デザインが実質的に同一であってもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上述の実施形態では、被合成画像H2,H4がスタンプ画像である場合を例示したが、被合成画像H2,H4は、編集ツール表示領域410から選択可能な所定の画像であれば、スタンプ画像以外の画像データであってもよい。
2 編集部
2a 編集部
2b 編集部
3 出力部
4 制御部
5 記憶部
6 通信部
7 外部ドライブ
10 撮影空間
11 撮影筐体
12 背景壁部
13 天井フレーム
14 天井照明ユニット
15 掲示スペース
16 表示部
17 コイン処理部
18 照明制御部
19 スピーカ
20a 編集空間
20b 編集空間
21 編集筐体
22 カーテンフレーム
23 支持部材
30 出力空間
31 出力筐体
34 プリンタ
35 シール紙ユニット
40 事前設定部
101a,101b 第1出入口
111 上部カメラ
112 下部カメラ
113 上部モニタ
114 下部モニタ
115 照明ユニット
115A ユニット部分
115B ユニット部分
115C ユニット部分
115D ユニット部分
116 キャッシュボックス
121 本体プレート
122 サイドプレート
201a,201b 第2出入口
211 制御ボックス
212 編集台部
213 編集用モニタ
214A タッチペン
214B タッチペン
215 スピーカ
221 側部フレーム
222 後部フレーム
311 液晶モニタ
312 非接触通信部
313 排出口
314 スピーカ
400 編集画面
401 編集領域
402 サムネイル
403 エンドボタン
404 消しゴムボタン
404 エンドボタン
405 進むボタン
406 戻るボタン
407 タイマー
408 パレット領域
409 カテゴリ選択領域
410 編集ツール表示領域
411 ペンパレット領域
412 文字下ボタン
413 文字上ボタン
TP タッチペン
Claims (7)
- 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、
前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させる制御部と、を備える画像編集装置であって、
前記制御部は、前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整し、
前記制御部は、前記被合成画像の大きさが設定された限界に達した場合は、前記被合成画像の大きさが前記限界を超えないように前記被合成画像の傾きの調整を実行することを特徴とする画像編集装置。 - 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、
前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させる制御部と、を備える画像編集装置であって、
前記制御部は、前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整し、
前記制御部は、前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御することを特徴とする画像編集装置。 - 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置が実行する画像編集方法であって、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
前記被合成画像の大きさが設定された限界に達した場合は、前記被合成画像の大きさが前記限界を超えないように前記被合成画像の傾きの調整を実行するステップと、を含むことを特徴とする画像編集方法。 - 利用者が被写体に含まれる編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置が実行する画像編集方法であって、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御するステップと、を含むことを特徴とする画像編集方法。 - 編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
前記被合成画像の大きさが設定された限界に達した場合は、前記被合成画像の大きさが前記限界を超えないように前記被合成画像の傾きの調整を実行するステップと、を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、記憶された前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、前記各部を制御する制御部と、を備える画像編集装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させるステップと、
前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整するステップと、
前記表示部における前記被合成画像及び前記操作入力部以外の画面部分に対するタッチ操作により、前記被合成画像に対する調整を確定するとともに、前記タッチ操作された位置に前記被合成画像を表示するように前記表示部を制御するステップと、を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 編集対象画像と、前記編集対象画像に合成する被合成画像とを記憶する記憶部と、
前記編集対象画像及び前記被合成画像を表示する表示部と、
前記編集対象画像に前記被合成画像を重ね合わせた状態で、当該被合成画像の大きさ及び傾きを調整するための操作入力部を前記表示部に表示させる制御部と、を備える画像編集装置であって、
前記制御部は、前記操作入力部に対するタッチ操作が第1の方向成分と第2の方向成分の双方を含む場合に、前記被合成画像の大きさ及び傾きを同時に調整し、
前記制御部は、前記被合成画像の大きさが設定された最小サイズに達した場合は、前記被合成画像の大きさを前記最小サイズより小さくすることなく前記被合成画像の傾きの調整を実行することを特徴とする画像編集装置。
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国本 温子 他,仕事の書類がかんたんに作れる!エクセル&ワード&パワポの時短レシピ,株式会社学研プラス,2016年07月12日,p.233 |
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