JP2016014918A - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 より柔軟かつ利便性の高い装置の使用環境を提供する。
【解決手段】 プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムにおいて、第1のプログラム層で指定される処理対象の画像データに対して色変換を含む画像処理を実行する。色変換された画像データを、第1のプログラム層が利用できる形式の画像データに変換する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、情報処理技術に関するものである。
可搬型多機能携帯端末(以下、モバイルコンピュータ)は、基本的には3つの要素で成り立っている。即ち、コンピュータ自身であるハードウェアと、該ハードウェア上で動作するオペレーティングシステム(以下、OS)と、該OS上で動作するアプリケーションである。ユーザは、該アプリケーションを用いて、地図やメール、インターネット上のウェブサイトの閲覧等の機能を使用することが可能である。
このようなモバイルコンピュータ上で動作するアプリケーションの形態としては、主に二つのものが存在する。即ち、ネイティブアプリケーションとウェブアプリケーションである。以下、それぞれの特徴を説明する。
まず、ネイティブアプリケーションとは、通常、OS毎に用意される開発環境、及び開発言語を用いて開発される。例えば、A社が提供するOS上ではC/C++言語、B社が提供するOS上ではJava(登録商標)言語、C社が提供するOS上では更に異なる開発言語を用いる、という具合である。通常、ネイティブアプリケーションは、各開発環境において予めコンパイルされ、人間が理解可能ないわゆる高水準言語から、コンピュータのCPUが解釈可能なアセンブラ等の命令セット群に変換される。このように、通常のネイティブアプリケーションでは、命令をCPUが直接解釈するために、高速動作が可能である、というメリットが存在する。
一方、ウェブアプリケーションとは、近年では、各コンピュータ上のOSに標準的に組み込まれているウェブブラウザ上で動作するアプリケーションのことである。アプリケーションはウェブブラウザが解釈できるよう、一般的には、HTML5及びCSS、さらにJavaScript(登録商標)等の言語を用いて開発される。これらはウェブ標準言語であるため、これらのウェブ標準言語でウェブアプリケーションを一旦記述すれば、ウェブブラウザが動作する環境であれば、どこでも動作可能というメリットが存在する。
特許文献1には、ウェブブラウザ上で動作するウェブアプリケーションにより印刷を実行することが開示されている。
特開2011−233034号公報
上述のように、近年のモバイルコンピュータに写真等の画像が記憶されることがある。これらの画像に対して、例えば、モノクロ・セピア調にするフィルタ処理を施したり、写真の明るさ、色バランス等を修正するための画像処理は、ユーザにとっても大変重要で欠かせないアプリケーションとなっている。このような画像処理をユーザに対して、ストレスなく、簡単に提供できるようなアプリケーションを、上記2つのアプリケーション形態で作成することを考えると、以下のようなことが発生し得る。
まず、ネイティブアプリケーションでは、上述のように処理を高速実行できるというメリットがある。しかし、本形態は、OS毎に異なる開発言語で別々に開発する必要があるため、開発コストと開発時間が増大し、ユーザに迅速に提供できない場合がある。また、ネイティブアプリケーションは、予めコンパイル(翻訳)する必要がある。そのため、例えば、アプリケーションのUI(ユーザインタフェース)デザインを動作時に変更したり、機能を動的に追加する等は難しく、柔軟性に欠ける場合がある。
また、ウェブアプリケーションでは、HTML5、CSS、JavaScriptで記述されたウェブアプリケーションの本体が、モバイルコンピュータ外部のサーバ上に存在することが考えられる。ウェブアプリケーションは、利用時に動的にサーバからモバイルコンピュータにインターネット回線を介してダウンロードするため、UIデザイン等を予めコンパイルすることなく動的に変更することが可能である。
しかし、高度で複雑な処理を実行する場合、ウェブアプリケーションは、ブラウザのセキュリティ上の制約から、ブラウザ上でJavaScriptによって実行するか、サーバ上で実行するという2つの選択肢しか存在しない。従来、JavaScriptは、人間が視認可能な文字列のスクリプトとして記述され、該スクリプトを動作時に随時コンパイルすることで実行することができる。このことから、複雑な処理をJavaScriptで記述すると動作が遅くなる場合がある。
一方、この複雑な処理をサーバで実行するように構築した場合、モバイルコンピュータ内部に存在する写真等のデータを、インターネット回線を介してサーバ上にアップロードし、サーバで処理後の結果を、今度はサーバからダウンロードする時間が必要となる。このような構成は、モバイルアプリケーションに対してストレスの少ない、即時的な処理を実現することができない場合がある。
一方、従来から、カメラ、スキャナ、ディスプレイ、プリンタ等の異なるデバイス間の色が異なることが問題となることから、統一的に色を管理するためのカラーマネージメントシステム(CMS)がある。モバイルコンピュータにおいても、同様に、CMSへの対応が求められる。しかしながら、OS毎にCMS対応の有無や、色変換を行うためのカラーマネージメントモジュールが異なっている場合がある。また、アプリケーション毎の特色を活かすために、独自のカラーマネージメントを実施したい要望がある。
ウェブアプリケーションでは、このCMSに関する処理を高速に実行できず、本来ならば、ネイティブアプリケーションで実行することが望ましい。一方、ウェブアプリケーションにて扱う画像データのデータ形式は、ネイティブアプリケーションが扱う画像データの形式とは異なる。そのため、ウェブアプリケーションにて表示されていた画像データについて画像処理が要求された場合、ウェブアプリケーションが取り扱っていた画像データがネイティブアプリケーションに送信されても、ネイティブアプリケーションが画像処理を実行できないおそれがあった。また、ネイティブアプリケーションが画像データに対して画像処理を行ったとしても、画像処理が適用された画像データをウェブアプリケーションが表示できないおそれがあった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、より柔軟かつ利便性の高い装置の使用環境を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の構成は以下の構成を備える。即ち、
プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置であって、
前記第1のプログラム層で指定される処理対象の画像データに対して色変換を含む画像処理を実行する画像処理手段と、
前記画像処理手段で色変換された画像データを、前記第1のプログラム層が利用できる形式の画像データに変換する変換手段と
を備え、
前記第2のプログラム層が、前記画像処理手段を備える。
本発明によれば、より柔軟かつ利便性の高い装置の使用環境を提供できる。
情報処理装置の構成を示すブロック図である。 情報処理装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。 ユーザ操作に伴う処理を示すフローチャートである。 写真画像選択の詳細を示すフローチャートである。 画像処理の詳細を示すフローチャートである。 スタンプ追加の詳細を示すフローチャートである。 スタンプ特定の詳細を示すフローチャートである。 スタンプ操作の詳細を示すフローチャートである。 プリンタ設定の詳細を示すフローチャートである。 レンダリングの詳細を示すフローチャートである。 プリントの詳細を示すフローチャートである。 アプリケーション画面の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
本実施形態では、情報処理装置上で、後述するハイブリッド型アプリケーションを動作させ、ユーザが選択した画像に対して、様々な画像処理を適用した後に、その画像を印刷する構成について説明する。
<ハードウェア構成の説明>
図1は情報処理装置115として、例えば、スマートフォンや携帯電話等の携帯型情報端末の構成例を説明するブロック図である。同図において、100はCPU(中央演算装置/プロセッサ)であり、以下で説明する各種処理をプログラムに従って実行する。図中のCPU100は1つであるが、複数のCPUあるいはCPUコアによって構成されていても良い。101はROMであり、CPU100により実行されるプログラムが記憶されている。102はRAMであり、CPU100によるプログラムの実行時に、各種情報を一時的に記憶するためのメモリである。
103はハードディスクやフラッシュメモリ等の2次記憶装置であり、ファイルや画像解析等の処理結果を保持するデータベース等のデータや、各種プログラムを記憶するための記憶媒体である。104はディスプレイであり、各種処理を実現するための操作を受け付けるためのUI(ユーザインタフェース)や、実行された処理による処理結果等の各種情報を表示する。ディスプレイ104は、タッチセンサ105を備えても良い。
情報処理装置115は、内部撮像デバイス110を備えてもよい。内部撮像デバイス110による撮像によって得られた画像データは、所定の画像処理を経た後、2次記憶装置103に保存される。また、画像データは、外部I/F108を介して接続された外部撮像デバイス111から読み込むこともできる。
情報処理装置115は、外部I/F109を備え、インターネット等のネットワーク113を介して通信を行うことができる。情報処理装置115は、この通信I/F109を介して、ネットワーク113に接続されたサーバ114より画像データを取得することもできる。
情報処理装置115は、加速度センサ106を備え、情報処理装置115自身の位置姿勢に関する加速度情報を取得することができる。情報処理装置115は、外部I/F107を介し、プリンタ112と接続されており、画像データ等のデータを出力することができる。プリンタ112は、ネットワーク113にも接続されており、通信I/F109経由で、画像データを送受信することができる。
外部I/F107〜109は、有線通信と無線通信の内、少なくともいずれかの通信形態を有するインタフェースであり、利用する通信形態に応じて外部デバイス(プリンタ112あるいはサーバ114)との通信を行う。有線通信には、例えば、USB、イーサネット(登録商標)等があり、無線通信には、無線LAN、NFC、ブルートゥース、赤外線通信等がある。また、無線通信として、無線LANを利用する場合には、装置同士が直接接続する形態もあれば、無線LANルータ等の中継装置を介して接続する形態もある。また、外部I/F107〜109は、図では別々に構成されているが、一体となって構成されていても良い。
情報処理装置115の動作に必要な電源は、バッテリ117によって供給される。情報処理装置115が備える各種構成要素は、制御バス/データバス116を介して相互に接続され、CPU100は、この制御バス/データバス116を介して、各種構成要素を制御する。
尚、本実施形態では、情報処理装置115が、その情報処理装置115が備える制御部(CPU100)によって実行されるプログラム等のソフトウェアの実行場所(ソフトウェア実行環境)となる。
<ソフトウェアのブロック図>
図2は情報処理装置115で動作するソフトウェア構成のブロック図である。
情報処理装置115は、スクリプト層217、ネイティブ層218、及びOS層219のプログラムを実行する。これらの各層は、CPU100がROM101あるいは2次記憶装置103に記憶されている対応するプログラムを読み出し実行することにより実現される。
スクリプト層217は、HTML5やCSS3、及びJavaScript等のウェブ標準言語を使って、テキストデータで命令セット(コンテンツの描画や画像の表示、動画の再生等)が記述されているプログラム層である。このスクリプト層217では、アプリケーション実行環境上で、そのアプリケーション実行環境に存在するプロセッサ(例えば、CPU100)を用いて、テキストデータの各種命令セットを翻訳して実行することになる。形態としては、実行の度に命令文を一行ずつ動的に翻訳する場合や、アプリケーションを起動したときに翻訳する場合、アプリケーションを情報処理装置115にインストールしたときに翻訳する場合等が考えられる。
以後、スクリプト層217で処理することや内容をスクリプトと呼ぶ。スクリプトの命令を情報処理装置115内で翻訳する形態の例として、ネイティブ層218やOS層219が備えるインタプリタの機能を使用することが挙げられる。尚、本実施形態においては、アプリケーションのUIの大部分が、このスクリプト層217で記述されていることを想定している。
ネイティブ層218は、アプリケーション実行環境以外で予め翻訳(コンパイル)された命令セットが記述されているプログラム層である。形態としては、CもしくはC++といった高水準言語で記述されたコードが、予めアプリケーションの開発者のPCやサーバ上でコンパイルされ、CPU100が解釈できる命令の集合体となっている。以後、ネイティブ層218で処理することや内容、後述するOS層219の機能をネイティブ層218から呼び出すことを含め、ネイティブと呼ぶこととする。尚、ネイティブ層218の別の実装系として、Javaが挙げられる。Javaは、C/C++と類似の高水準言語であり、予めアプリケーション開発時の開発環境上で中間コードに翻訳される。翻訳された中間コードは、各OSが備えるJava仮想環境上で動作する。本実施形態においては、このようなプログラム形態も、ネイティブ層218の一種に含める。
OS層219は、情報処理装置115のオペレーティングシステム(Operating System:OS)に対応する。OS層219は、ハードウェア機能の使用をアプリケーションに提供する役割及び固有の機能を有する。OS層219は、APIを備え、スクリプト層217やネイティブ層218から機能を使用することができる。
本実施形態では、スクリプト層217からネイティブ層218の呼び出しを可能にすることをバインディング、もしくはバインドと呼ぶ。各種ネイティブの機能は、APIを備え、該APIをスクリプトが呼び出すことでネイティブの機能を使用することができる。このようなバインディング機能は、通常、各種OSが標準的に備えている機能である。
尚、本実施形態では、スクリプト層217とネイティブ層218を含むアプリケーションのことをハイブリッド型アプリケーションと呼ぶ。
スクリプト層217の画像取得部201は、ネイティブ層218に対し画像データの取得を依頼する。取得依頼時に、画像取得部201は、一意なIDを生成し、ネイティブ層218に送信する。このIDと、ネイティブ層218の画像読込部202で読み込まれた画像データは、対となって、ネイティブ層218のデータ保持部204に記憶される。これ以外にも、例えば、絶対パスを指定する方法や、ダイアログ表示を促す方法等が挙げられる。
ネイティブ層218の画像読込部202は、画像データ群215から画像データを取得する。画像データ群215からの画像データの取得方法は、スクリプト層217の画像取得部201の依頼に依存する。依頼方法は、UI上に提供されているダイアログボックスから選択する、ファイルのパスから直接画像を選択する等が挙げられる。
ネイティブ層218のデータ変換部203は、ネイティブ層218のデータ(例:バイナリ形式の画像データ)をスクリプト層217で利用できる形式のデータ(例:テキスト形式(BASE64)の画像データ)に変換する。一方で、データ変換部203は、スクリプト層217から送られてきたデータ(例:テキスト形式(BASE64)の画像データ)をネイティブ層218で利用できる形式(例:バイナリ形式の画像データ)に変換する。
スクリプト層217のデータ変換部207は、スクリプト層217のデータ(例:テキスト形式の処理パラメータ)をネイティブ層218で利用できる形式のデータ(例:テキスト形式(JSON形式)の処理パラメータ)に変換する。一方で、データ変換部207は、ネイティブ層218から送られてきたデータをスクリプト層217で利用できる形式にする変換も行う。
ネイティブ層218のデータ保持部204は、画像読込部202で読み込んだ画像データ、画像処理部208で画像処理が施された画像データ、画像処理部208で色変換に利用する色変換データを保持する。保持される画像データは、例えば、RGB画像信号に展開されており、すぐに画像処理が実行できる形式になっている。また、保持されている画像データは、スクリプト層217の画像取得部201で生成されたIDと対になっており、このIDを指定することで、データ保持部204から対応する画像データを取得することができる。
スクリプト層217のコンテンツ描画部205は、ネイティブ層218のデータ変換部203を経由して取得した画像データをディスプレイ104に表示する。また、コンテンツ描画部205は、コンテンツ操作部210で操作された画像データの再描画も行う。コンテンツ操作部210は、スクリプト層217で画像データを操作する。この操作には、画像データの拡大、移動、回転等が挙げられる。また、コンテンツ描画部205は、プリントのためのコンテンツをウェブ標準言語を利用して記述する。この記述には、コンテンツ操作部210で操作されたスクリプトも反映される。コンテンツ描画部205で記述されたコンテンツのスクリプトは、OS層219のインタプリタ214で解釈され、ディスプレイ104に表示される。
画像処理制御部206は、画像処理に用いる補正パラメータを決定し、ネイティブ層218の画像処理部208に画像処理を依頼する。まず、画像処理制御部206は、スクリプト層217で補正パラメータを設定する。設定された補正パラメータは、データ変換部207でネイティブ層218へ送信できる形式へ変換される。その後、変換された補正パラメータは、処理対象となる画像データのIDと共にネイティブ層218へ送信される。
スクリプト層217の画像処理部208は、画像処理制御部206で指定されたIDと対応する画像をネイティブ層218のデータ保持部204から取得し、画像処理を施す。その際、どのような画像処理を施すかは、画像処理制御部206で設定された補正パラメータにより決定される。
OS層219のタッチイベント209は、ディスプレイ104のタッチに関する情報を取得する。タッチに関する情報とは、ディスプレイ104のタッチ検知、タッチされた位置情報等が挙げられる。取得したタッチに関する情報は、ネイティブ層218経由でスクリプト層217のコンテンツ操作部210に送信される。
スクリプト層217のプリンタ制御部211は、レンダリング部216へのレンダリング開始依頼、プリンタ検知の依頼、プリンタ設定画面の表示、プリント情報の生成と送信を制御する。プリンタ設定画面では、用紙のサイズ、用紙の種類、カラー・モノクロ等のプリンタ設定がなされる。ここで設定された項目を基に、プリンタデータ生成部212でプリンタデータが生成される。
プリンタデータ生成部212は、プリンタ制御部211からの依頼を基に、プリンタ通信に必要なデータ、コマンドを生成する。プリンタ通信に必要なデータとは、通信プロトコルに則ったデータであり、コマンドとは、印刷やスキャン等、プリンタの動作を決定するためのデータである。
OS層219のプリンタ通信部213は、プリンタデータ生成部212から受信したプリンタデータを接続しているプリンタ112に送信したり、プリンタ112からプリンタ112に関する情報を受信する。OS層219のインタプリタ214は、スクリプト層217で生成された命令を解釈・実行する。例えば、画像の描画等の命令は、インタプリタ214を通して実行され、ディスプレイ104に表示される。
画像データ群215は、画像データを保持している領域である。データ保存部220は、必要に応じて、データ保持部204が保持する画像データを画像データ群215に保存する。
レンダリング部216は、コンテンツ描画部205、画像処理制御部206、及びコンテンツ操作部210を制御して、処理対象の画像データのレンダリングを行う。このレンダリングには、例えば、スクリプト層217で出力解像度の画像を生成することが含まれる。また、スクリプト層217におけるレンダリング結果、及び、スクリプト層217が生成途中の画像はディスプレイ104に表示しない。レンダリング結果は、ネイティブ層218のデータ変換部203に送信され、プリンタ112が利用できる形式の画像データに変換される。
<ユーザ操作に伴う処理>
図3はユーザ操作を含む処理を示すフローチャートである。まず、図3を用いて、S21からS28の各処理の概要を説明し、詳細は後述する。尚、このフローチャートの各ステップの処理は、情報処理装置115のCPU100が、ROM101あるいは2次記憶装置103に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。また、図3に示す各ステップは、UIの1つである図12に示すアプリケーション画面1200に対するユーザ操作に従って遷移する。このアプリケーション画面1200は、スクリプト層217によって生成される。このアプリケーション画面1200の操作は、例えば、タッチセンサ105を介して実現される。
S21で、CPU100は、アプリケーション画面1200の写真画像選択ボタン1201に対するユーザ操作(タッチ操作も含む。以後も同様)を検知すると、その操作に応じて、任意の画像を選択する。画像を選択すると、CPU100は、アプリケーション画面1200の描画領域1206の全体に選択された画像を表示する。
S22では、CPU100は、表示されている画像の輝度を調整するためのスライドバー1202に対するユーザ操作を検知すると、そのユーザ操作に応じて、画像処理時に利用する補正パラメータを設定する。そして、CPU100は、設定した補正パラメータに従って、表示されている画像に画像処理を施し、その処理内容及び処理結果を描画領域1206に表示する。
S23は、CPU100は、スタンプ追加ボタン1203に対するユーザ操作を検知すると、スタンプ一覧1207を表示する。スタンプ一覧1207に対するユーザ操作によってスタンプの選択を検知すると、CPU100は、描画領域1206に選択されたスタンプを追加・表示する。
S24で、CPU100は、アプリケーション画面1200に対するユーザ操作に応じて、スタンプを特定する。スタンプの特定とは、ディスプレイ104にユーザ操作によってタッチされた座標とスタンプの座標より、スタンプがタッチされたか否かを判断するものである。スタンプがタッチされた場合、そのスタンプは操作受付状態となる。ここでは、ユーザ操作に応じて、スタンプが操作受付状態になっているものとする。操作受付状態については後述する。
S25で、CPU100は、操作受付状態になっているスタンプを回転するためのスライドバー1204に対するユーザ操作を検知すると、そのユーザ操作に応じて、スタンプ操作として、操作受付状態にあるスタンプを回転する。
S26で、CPU100は、プリントボタン1205に対するユーザ操作を検知すると、プリントに必要な情報を設定するための設定画面1301(図13)を表示する。プリントに必要な情報とは、例えば、図13の設定画面1301に示されるように、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、縁あり/なしの設定項目がある。これ以外にも、両面/片面、モノクロ・カラー等、使用するプリンタが有する機能に応じて、設定可能な設定項目が構成される。
また、本実施形態では、設定画面1301の設定完了ボタン1302に対するユーザ操作を検知すると、プリントに必要な更なる情報を設定するための設定画面1401(図14)を表示する。プリントに必要な更なる情報とは、図14の設定画面1401に示されるように、ソースプロファイル、ディスティネーションプロファイル、マッチング方法の設定項目がある。
尚、(カラー)プロファイルとは、デバイスの色特性や見た目の要求仕様を記述したものであり、デバイスの入力と出力の色空間のマッピングや「プロファイル接続空間(PCS)」で定義される。PCSとしては、CIELAB(L*a*b*)やCIEXYZがある。マッピングは表形式で示され、表にない値には内挿を行うか、変換のための一連のパラメータを用意することがある。そして、あるプロファイルの画像を別のプロファイルの画像へ変換する場合に、その変換元のプロファイルをソースプロファイル、変換先のプロファイルをディスティネーションプロファイルと呼んでいる。
S27で、CPU100は、設定画面1401の設定完了ボタン1402に対するユーザ操作を検知すると、描画領域に表示されている画像を、プリンタに出力するためのプリント解像度に変換するためのレンダリングを実行する。
S28で、CPU100は、プリントの解像度に変換された画像を、プリンタ制御のコマンドと共にプリンタに送信する。以上の処理により、ユーザにより選択された画像がプリンタ112でプリントされる。
尚、図3に示す処理は、一例であり、処理内容はこれに限定されず、ステップ群の処理順序もこれに限定されるものではない。また、本実施形態において、プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層をスクリプト層217、プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層をネイティブ層218と定義する。そして、これらの第1のプログラム層と第2のプログラム層とを包含するプログラムがハイブリッド型アプリケーションを実現する。文字列データを第1の形式、バイナリデータを第2の形式と定義する。尚、スクリプト層217は、テキスト形式のデータを保持することが可能であり、ネイティブ層218は、バイナリ形式のデータを保持することが可能である。
<プリンタの選択>
最初に、ユーザ操作によって、図3に示す処理を実現するアプリケーションが起動される際には、アプリケーションは、まず、接続可能な外部デバイス(プリンタ112)のディスカバリ処理(不図示)を行う。ディスカバリ処理とは、情報処理装置115が存在するネットワーク113内において、接続可能なプリンタ112のIPアドレスを特定する処理のことである。
情報処理装置115は、ディスカバリ処理によって取得したIPアドレス(場合によっては、複数個)に対して、各種プリンタの属性情報取得の命令を送信して、その返信を取得することができる。生成されたコマンドは、プリンタの通信プロトコルに従った形式で、ネットワーク上のネットワーク機器(例えば、Wi−Fi(登録商標)接続されたルータ)に対しブロードキャストされる。ここで、通信方法は、Wi−Fiダイレクトや電話回線を利用する形態が考えられるが、これに限定されるものではない。コマンドの送信の結果、ネイティブ層218は、プリンタからプリンタ名称、機種名等のプリンタに関する情報を含む応答を受信する。ネイティブ層218で取得された機種名は、スクリプト層217に伝達されて、プリンタのリストを表示することができる。
<写真画像選択の詳細>
図3のS21の写真画像選択の詳細について、図4を用いて説明する。尚、S301−S302、S309−S311は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理であり、S303−S308は、CPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行する処理である。
S301で、CPU100は、一意なIDを生成する。このIDは、数値、文字列等、スクリプト層217からネイティブ層218へ送信できる形式であればどのような形でも良い。S302で、CPU100は、生成したIDとともに、ネイティブ層218に、写真画像選択ボタン1201に対するユーザ操作に応じて画像選択を依頼する。依頼方法は、バインディング機能によりスクリプト層217からネイティブ層218固有の画像選択APIを呼び出す。ネイティブ層218には、スクリプト層217から直接呼び出せる関数もしくはその関数を間接的に呼び出す、いわゆる、ラッパーが予め用意してある。
S303で、CPU100は、デバイス固有の画像選択UIをディスプレイ104に表示する。表示された画像選択UIに対するユーザ操作に基づいて、任意の画像を1枚選択する。画像の選択は、例えば、情報処理装置115内で管理されるフォルダから画像を1枚選択するものとするが、これに限定されるものではない。例えば、インターネット上の画像や、脱着可能な記憶媒体内の画像を選択しても良いし、情報処理装置115の内部撮像デバイス110を利用して撮影した画像を取得しても良い。
S304で、CPU100は、選択された画像を取得する。例えば、選択した画像が画像ファイルの状態であれば、CPU100は、その画像ファイルを開き、その内容を読み取る。S305で、CPU100は、取得した画像をRGB展開する。S306で、CPU100は、展開したRGB画像と取得した画像のソースプロファイルを、スクリプト層217から取得したIDと関連付けてデータ保持部204に保持する。関連付け方法は、例えば、IDとRGB画像を有するオブジェクトを作成することで、IDによりRGB画像の特定を可能にするという方法が考えられる。ここで、関連付け方法は、これに限らず、IDと選択された画像のアクセス先であるパスや、IDとRGB展開に応じて実行される関数やクラス等も考えられる。
S307で、CPU100は、展開したRGB画像をスクリプト層217でサポート可能な形式のデータに変換する。本実施形態では、S307において、RGB画像がJPEG(Joint Photography Expert Group)形式のデータに変換される。S308で、CPU100は、JPEG形式のデータをBASE64データに変換し、スクリプト層217へ送信する。これは、スクリプト層217では、RGB画像のデータ配列をそのまま利用できないため、ネイティブ層218において、スクリプト層217で利用できる形式に変換する必要があるためである。JavaScript(登録商標)では、文字列しか扱えないため、本実施形態では、文字列としてデータを表現するBASE64の形式を利用する。
S309で、CPU100は、ネイティブ層218で変換されたBASE64データを受信するとともに、そのBASE64データを表示するための描画領域をRAM102に確保する。本実施形態では、描画領域の確保の一例としてHTMLのCanvas機能を利用し、画像の描画は、Canvasの有するContextオブジェクトのAPIを利用する。
S310で、CPU100は、補正パラメータを生成し、初期化する。ここで、補正パラメータとは、S22の画像処理の内容を決定するパラメータ群を保持するオブジェクトである。JavaScript(登録商標)で保持する補正パラメータの一例として、下記のような形態が考えられる。
var CorrectionParam = function(){
this.brightness = 0;
}
この補正パラメータは、CorrectionParamオブジェクトの中に、明るさ補正用にbrightnessという名前の変数が設けられており、0という値を格納するということを表している。
本実施形態では、説明の簡略化のために、補正パラメータは明るさ(輝度)補正用のみであるが、その他の補正処理用のパラメータ(ぼかしフィルタの強度、セピア変換のオン・オフ等)を追加しても良い。
S311で、CPU100は、描画領域で描画するデータにBASE64データを指定し、それに従って、その描画領域に画像を描画する。具体的には、インタプリタ214がBASE64データのスクリプトを解釈し、描画領域に画像として表示する。ここで、描画領域に、BASE64データを反映させるサンプルコードの一例を示す。
--------------------------------------------------
var base64Data = ネイティブ層からのBASE64データ
var canvas = document.createElement("canvas"); //画像の描画領域確保
canvas.setAttribute("width", 100); //描画領域の大きさ設定
canvas.setAttribute("height", 100);
var context = canvas.getContext("2d"); //描画領域に描画するAPIを持つオブジェクトの生成
var img = new Image(); //Imageオブジェクトの生成
img.src = base64Data; //画像のURIを受け取ったBASE64データとする
img.onload = function(){ //画像のロードが終わってから処理を開始する
context.drawImage(img, 0, 0, img.width, img.height, 0, 0, canvas.width, canvas.height); //contextオブジェクトのメソッドを用いて画像を描画領域に描画
document.getElementById("div").appendChild(canvas);
//本フローチャートではCanvasが何層にもなるレイヤー構造を想定している。}
これらのCanvasは至る所好き勝手に存在するわけではなく、描画、移動、拡大等の操作は、特定の領域内(図12の描画領域1206)で完結する。その領域を指定しているものが「div」であり、Canvasはそのdivに追加されてゆく形態をとる。
--------------------------------------------------
<画像処理の詳細>
図3のS22の画像処理の詳細について、図5を用いて説明する。尚、S401−S403、S409、S411は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理であり、S404−S408、S410はCPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行する処理である。
S401で、CPU100は、補正パラメータを設定する。ここでは、図3のS310で生成した補正パラメータのbrightnessの値が、スライドバー1202に対するユーザ操作に応じて設定される値に更新される。S402で、CPU100は、スクリプト層217で、インジケータを起動し、ディスプレイ104に表示する。ここで、インジケータとは、ユーザに処理中である旨を伝える表示であり、一般には、プログレスバーや、時計マーク、図形の点滅や回転等の画像で表現する。S403で、CPU100は、設定した補正パラメータをネイティブ層218で利用できる形式に変換する。ここで、補正パラメータはオブジェクトの形態を取っており、そのままではネイティブ層218で利用できないため、設定した補正パラメータをJSON文字列に変換する。そして、CPU100は、JSON文字列に変換された補正パラメータを、図3のS301で生成したIDと共にネイティブ層218へ送信する。
S404で、CPU100は、JSON文字列に変換された補正パラメータをデコードし、補正パラメータを取得する。より具体的には、補正パラメータをOS層219に備えられているパーサを利用してパースする。パース後に、上記の例の場合、補正パラメータ内のbrightnessが取得される。
S405で、CPU100は、スクリプト層217から取得したIDを基に、図3のS305で展開されたRGB画像を特定する。尚、上述のように、IDと画像の対応付けは、IDとRGB画像と対にすることに限定されるわけではなく、例えば、IDと画像のパスを関連付ける方法を用いてもよい。その他にIDと関連付ける例として、ネイティブ層218のオブジェクト、画像データの先頭アドレス、画像を呼び出す関数等、様々なものが考えられる。
S406で、CPU100は、取得した補正パラメータから施すべき画像処理を判断し、S405において特定されたRGB画像に対して補正パラメータに対応する画像処理を行う。本実施形態では、明るさ補正のパラメータにより、全ての画素のRGBの値に10が加算される。
S407で、CPU100は、画像処理が施されたRGB画像をスクリプト層217でサポート可能な形式のデータに変換する。ここでは、図3のS307と同様に、JPEG形式のデータに変換する。S408で、CPU100は、スクリプト層217にインジケータの停止を依頼する。これは、ネイティブ層218がスクリプト層217で定義されているインジケータ停止の関数を呼び出すことで実現する。
S409で、CPU100は、インジケータを停止して、ディスプレイ104の表示からインジケータを消去する。
一方、S410で、CPU100は、変換されたJPEG形式のデータをBASE64データに変換し、スクリプト層217へ送信する。
S411で、CPU100は、ネイティブ層218で変換されたBASE64データを受信し、それに従って、図3のS309で確保した描画領域に画像を描画する。この画像がOS層219で解釈されることで、指定した表示領域内に画像として表示される。
<スタンプ追加の詳細>
図3のS23のスタンプ追加の詳細について、図6を用いて説明する。ここでは、ユーザ操作によって、図12のアプリケーション画面1200のスタンプ追加ボタン1203が押下されてスタンプ一覧が表示された後、ハートスタンプ1208が選択された場合を例に挙げて説明する。尚、S501−S502、S508−S510は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理であり、S503−S507はCPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行する処理である。
S501で、CPU100は、一意なIDを生成する。このIDは、図3のS301で生成するIDと同等の性質を有する。S502で、CPU100は、S501で生成されたIDととともに、スタンプとして利用される画像のアクセス先(絶対パス)をネイティブ層218に送信することで、スタンプに対応するスタンプ画像の画像選択を依頼する。
S503で、CPU100は、スクリプト層217から受信したスタンプ画像の絶対パスとデバイス固有の画像選択APIを利用して、スタンプ画像を取得する。S504で、CPU100は、取得したスタンプ画像をRGB展開する。S505で、CPU100は、展開したRGB画像を、スクリプト層217から取得したIDと関連付けてデータ保持部204に保持する。関連付け方法は、図3のS306と同様である。S506で、CPU100は、展開したRGB画像をスクリプト層217でサポート可能な形式のデータに変換する。ここでの変換は、図3のS307と同様に、JPEG形式のデータに変換する。S507で、CPU100は、JPEG形式のデータをBASE64データに変換し、スクリプト層217へ送信する。
S508で、CPU100は、ネイティブ層218で変換されたBASE64データを受信するとともに、そのBASE64データを表示するための描画領域をRAM102に確保する。S509で、CPU100は、オブジェクトパラメータを生成し、初期化する。ここで、オブジェクトパラメータとは、図3のS27のレンダリングの際、レンダリング後のスタンプの回転角度を決定するために用いられるパラメータを保持するオブジェクトである。JavaScript(登録商標)で保持するオブジェクトパラメータの一例としては、下記のような形態が考えられる。
var ObjectParam = function(){
this.theta = 0;
this.posX = 0;
this.posY = 0;
this.width = 100;
this.height = 100;
}
このオブジェクトパラメータは、ObjectParamオブジェクトの中に、回転角度を示すthetaという変数名と、thetaには0という値が格納されているということを表している。同様に、posXは描画領域の左上を基準点とした時のx座標、posYは描画領域の左上を基準点とした時のy座標、widthは描画領域の横幅、heightは描画領域の縦幅を表している。尚、本実施形態では、説明を簡単にするため、オブジェクトパラメータは必要最小限であるが、その他のパラメータ(平行移動量、拡大倍率等)を追加し、描画時やレンダリング時に利用できることは明らかである。
S510で、CPU100は、BASE64データを、生成したオブジェクトパラメータを基に、描画領域1206に画像として表示する。具体的には、CPU100は、選択されたスタンプに対応するBASE64データをOS層219のインタプリタ214に送信する。そして、インタプリタ214がBASE64データのスクリプトを解釈し、描画領域にスタンプ画像として表示する。尚、本実施形態では、説明を簡単にするために、スタンプを1つ選択した場合を例に挙げているが、複数個のスタンプを選択できる。また、本実施形態では、スタンプに予め用意した画像を利用しているが、Contextオブジェクトを利用して描画物をスクリプト層で生成する方法を用いても良い。
<スタンプ特定の詳細>
図3のS24のスタンプ特定の詳細について、図7を用いて説明する。尚、S602−603は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理であり、S601はCPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行する処理である。
S601で、CPU100は、ディスプレイ104上でタッチされた座標を取得し、スクリプト層217に送信する。
S602で、CPU100は、ネイティブ層218から受信した座標と、図5のS509で生成したオブジェクトパラメータの情報より、図3のS23で追加したスタンプがタッチされたかどうかを判断する。追加したスタンプにおいて、オブジェクトパラメータは初期値のままである。そのため、上記のオブジェクトパラメータの一例に従えば、スタンプは、描画領域1206の左上を(0,0)とし、そこからx方向に100、y方向に100の領域に描画されていることになる。これより、受信した座標の座標(x,y)の内、」x座標から描画領域1206のx座標分を差し引いた値が0〜100の範囲、かつ、y座標から描画領域1206のy座標分を差し引いた値が0〜100の範囲であれば、スタンプはタッチされたと判断できる。スタンプがタッチされたと判断された場合、そのスタンプは、操作受付状態となる。以降の説明では、S23で追加したスタンプがタッチされたものとして説明する。
S603で、CPU100は、判断結果に応じて、スタンプを操作受付状態に設定する。ここで、操作受付状態に設定することは、タッチされたスタンプのIDを注目スタンプIDとして、一時的にスクリプト層217に記録しておくことである。これは、データ保持部204には、画像とIDが対となって記憶されているため、IDさえ把握しておけば一意な画像を特定できるためである。
<スタンプ操作の詳細>
図3のS25のスタンプ操作の詳細について、図8を用いて説明する。尚、図8の各ステップは、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理である。
S701で、CPU100は、スタンプのオブジェクトパラメータのrotateの値を更新する。例えば、図12のスライドバー1204で設定した値に更新する。S702で、CPU100は、オブジェクトパラメータを用いて、図7のS603で操作受付状態に設定されたスタンプを描画領域1206に再描画する。例えば、スタンプ画像の描画をHTMLのCanvasで行っている場合、CanvasのContextオブジェクトのrotateメソッドを利用することで、Canvas内の画像を回転することが可能である。
尚、本実施形態では、スタンプの操作は回転のみであるが、拡大・縮小、平行移動等の他の操作も考えられる。また、写真画像に対してオブジェクトパラメータを持たせれば、スタンプ操作と同様の操作が可能となることも、明らかである。
<プリンタ設定の詳細>
図3のS26のプリンタ設定の詳細について、図9を用いて説明する。尚、S801、S807−S809は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理であり、S802−S806、S810はCPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行する処理である。
S801で、CPU100は、スクリプト層217からネイティブ層218へデバイス情報としてのプリンタ情報取得を依頼する。これは、プリンタ112と通信を行うためのスクリプト層217からの要求にあたる。依頼の方法は、画像選択時と同様に、バインディング機能によりスクリプトからネイティブ固有のAPIを呼び出す。ネイティブ層218には、スクリプト層217から直接呼び出せる関数もしくはその関数を間接的に呼び出す、いわゆる、ラッパーが予め用意してある。例えば、GetPrinterInfoというネイティブ関数を用意しておき、スクリプト側からその関数を呼び出す。このように、ネイティブ層はスクリプトからの外部デバイスとの通信の要求を取得する。
通常、スクリプト層217からはセキュリティ上の制限で外部デバイスと直接通信することはできない。そのため、上記のように、スクリプト層217から、一旦、ネイティブ層218へ外部デバイス情報の取得を依頼し、ネイティブ層218を介して外部デバイスと通信を行う。ここで、ネイティブ層218は、OS層219を介して、外部デバイス(例えば、プリンタ112)と通信する機能を備えている。
S802で、CPU100は、スクリプト層217からの依頼に従って、プリンタ情報取得のための関数を呼び出し、プリンタの検知、いわゆる、ディスカバリを行う。この検知には、例として、同一の無線LANルータで接続しているプリンタを検知するという方法がある。ここでは、通信可能なプリンタの検知を行うため、例えば、Bonjour等のプロトコルにより、ブロードキャストやマルチキャスト等の方法で応答の要求を行い、プリンタからの応答を待機することでプリンタを検知する。
S803で、CPU100は、プリンタ112からの応答に含まれるIPアドレスを記憶する。S804で、CPU100は、記憶したIPアドレスに対応するプリンタ112へ、デバイス情報取得コマンドとしてプリンタ情報取得コマンドを送信する。ここで、応答したプリンタ112が複数である場合、CPU100は、全てのプリンタ112に対して、プリンタ情報取得コマンドを送信する。プリンタ情報取得コマンドとは、プリンタの動作を指定する命令であり、その一例としては、以下のようなXMLで表現される。
----------------------------------------------
01: <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
02: <cmd xmlns:trans="http://www.xxxx/yyyyy/">
03: <contents>
04: <operation>GetCapability</operation>
05: </contents>
06: </cmd>
----------------------------------------------
上記各行の左側に書かれている「01:」等の数値は説明を行うために付加した行番号であり、本来のXML形式のテキストには記載されない。
1行目はヘッダであり、XML形式で記述していることを表している。
2行目のcmdはコマンドの開始を意味する。xmlnsで名前空間を指定し、コマンドの解釈の定義を指定している。尚、6行目の</cmd>でコマンドの終了を示している。
3行目は以後に内容を記載する宣言であり、5行目でその終了を示している。
4行目には要求する命令が記載されており、<operation>と</operation>の間に実際の命令文言が存在する。命令文言であるGetCapabilityは、外部デバイスであるプリンタの情報を取得する命令である。例えば、プリンタが対応している用紙種類、サイズ、縁なし印刷機能の有無、印刷品位、等のケーパビリティ情報を提供するよう要求する。
尚、プリンタ情報取得コマンドの生成は、例えば、ROM101に予め記憶した固定のテキストを読み込んでも構わない。また、XML等のテキスト形式に限らず、バイナリ形式で記述し、それに沿ったプロトコルで通信しても良い。また、生成したプリンタ情報取得コマンドは、HTTP等のプリンタが対応している通信プロトコルに従った形式で、プリンタ通信部213を介してプリンタ112へ送信される。
また、通信方法はこれに限定されるものではない。Wi−Fi(登録商標)ダイレクトやBluetooth(登録商標)、赤外線通信、電話回線、有線LAN、USBを用いた接続でも良く、その方法に沿ったプロトコルで通信を行えば同様の効果を得ることができる。
図9では、ネイティブ層218で、プリンタ情報取得コマンドを生成する構成としているが、スクリプト層217で、プリンタ情報取得コマンドを生成する構成でも、同様の効果が得られる。その場合、スクリプト層217で、例えば、上記のXML形式の命令文を含むプリンタ情報取得コマンドを作成し、ネイティブ層218へ渡す。それを受けて、ネイティブ層218は、通信プロトコルに従った形式でプリンタ112へプリンタ情報取得コマンドを送信する。
プリンタ112は、情報処理装置115からプリンタ情報取得コマンドを受信すると、デバイス情報であるプリンタ情報をXML形式で通信プロトコルに沿って、情報処理装置115へ送信する。以下に、プリンタの情報の一例を示す。
----------------------------------------------
01: <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
02: <cmd xmlns:trans="http://www.xxxx/yyyyy/">
03: <contents>
04: <device id=”Printer001” />
05: <mode = 1>
06: <media>GlossyPaper</media>
07: <size>A4</size>
08: <quality>1</quality>
09: <border>no</border>
10: <src>sRGB.icc</src>
11: <dst>001GlossyPaper.icc</dst>
12: <intent>perceptual</intent>
13: </mode>
14: <mode = 2>
〜中略〜
</mode>
<mode = 3>
〜中略〜
</mode>

〜中略〜

</contents>
</cmd>
----------------------------------------------
1行目はヘッダであり、XML形式で記述していることを表している。
2行目のcmdはコマンドの開始を意味する。xmlnsで名前空間を指定し、コマンドの解釈の定義を指定している。尚、最下行の</cmd>でコマンドの終了を示している。
3行目は以後に内容を記載する宣言であり、下の</contents>までその内容は継続する。
4行目でデバイスIDを示している。ここでは、プリンタ112の機種名が「Printer001」であることを表している。
5行目以降はプリンタ112が有する各モードについての記述である。<mode>から</mode>までで、1つのモードにおける情報が記述されている。5行目では、モードの番号が1である。以降の<media>は印刷用紙の種類、<size>は用紙サイズ、<quality>は印刷品位、<border>は縁あり/なしの情報をそれぞれ記述している。
10行目以降は、<src>はソースプロファイル名、<dst>はディスティネーションプロファイル名、<intent>はマッチング方法の情報をそれぞれ記載してある。
14行目以降は他のモードであるモード2についての情報が記述されている。このように、プリンタ112の機種名と、そのプリンタが対応している全てのモードがこのXMLに記述されている。
尚、プリンタ情報の記述方法はこれに限定されることはなく、タグ形式でないテキストや、バイナリ形式等の他の形式であっても構わない。
S805で、CPU100は、プリンタ112からプリンタ情報を受信し、そのプリンタ情報からプリンタ112の機能一覧を取得する。例えば、プリンタ112が有する全てのモードにおける印刷用紙の種類、サイズ、印刷品位、縁あり/なしの項目と項目数等を含むプリンタ機能一覧が取得される。更に、本実施形態のプリンタ情報として、対応するソースプロファイル、ディスディネーションプロファイル、マッチング方法の一覧を取得する。
S806で、CPU100は、取得したプリンタ機能の一覧に関するプリンタ情報をスクリプト層217が解釈できる形式に変換して、スクリプト層217へ送信する。つまり、プリンタ112との通信によって得られた情報をスクリプト層217へ渡す。具体的には、バインディング機能を用いてネイティブ層217からスクリプト層218にプリンタ機能の一覧に関するプリント情報が送信される。スクリプト層217からそのネイティブ関数を呼び出し、戻り値として情報を受け渡す。取得するモード等を引数とし、スクリプト層217はそのモードの戻り値を受け取るようにしても良い。その他の例として、受け取ったXML形式のプリンタ情報で送信したり、タグなしのテキスト形式に変えて送信する等の方法がある。加えて、上述のJSON文字列を用いた受け渡しや、データ変換部207及び203を用いてBASE64等の文字列で受け渡しを行ってもよい。
S807で、CPU100は、ネイティブ層218から受信したプリンタ情報に基づいて、プリンタ112で利用できる機能を含む設定画面(図13)を形成し、表示する。これを、本実施形態では、表示制御と呼ぶ。本実施形態では、最初にプリンタを選択している。しかし、接続可能なプリンタが複数ある場合は、CPU100が、このタイミングでプリンタ名を表示し、ユーザに印刷するプリンタを選択させるための表示画面を生成する(表示内容を制御する)。尚、プリンタの選択は、上記に限らず、一番早く応答してきたプリンタや、より機能が多いプリンタ、印刷ジョブが混んでいないプリンタを選択する、等の方法も考えられる。
このように、CPU100は、印刷用紙の種類・サイズ、印刷品位、縁あり/なし等のプリンタで利用できる機能を選択させる設定画面1301(図13)を表示する。設定画面の形成方法の一例として、以下に、HTML記述のサンプルを示す。
------------------------------------------------
<!DOCTYPE html>
<head>
<title>印刷設定 </title>
<script>
<!-- 用紙サイズ -->
var PaperSizeNum = GetPaperSizeNum();
var p = document.getElementById("PaperList");
var i;
for(i=0; i<PaperSizeNum; i++){
p.options[i] = new Option(GetPaperSizeT(i), GetPaperSizeV(i));
}

<!-- 用紙種類-->
var MediaTypeNum = GetMediaTypeNum();
var m = document.getElementById("MediaList");
var j;
for(j=0; j<MediaTypeNum; j++){
m.options[i] = new Option(GetMediaTypeT(j), GetMediaTypeV(j));
}

<!-- 印刷品位 -->
var QualityNum = GetQualityNum();
var q = document.getElementById("QualityList");
var k;
for(k=0; k< QualityNum; k++){
q.options[i] = new Option(GetQualityT(k), GetQualityV(k));
}

<!-- 縁あり/なし-->
var BorderNum = GetBorderNum();
var b = document.getElementById("BorderList");
var l;
for(l=0; l<BorderNum; l++){
b.options[i] = new Option(GetBorderT(l), GetBorderV(l));
}

<!-- 印刷関数-->
function printer() {
SetPrint(document.getElementById("PaperList").value,
document.getElementById("MediaList").value,
document.getElementById("QualityList").value,
document.getElementById("BorderList").value);
}
</script>
</head>

<!-- 表示部 -->
<body>
用紙サイズ <select id="PaperList"></select><br />
用紙種類 <select id="MediaList"></select><br />
印刷品位 <select id="QualityList"></select><br />
縁あり/なし <select id="BorderList"></select><br />
<br />

<button id="btn1" onclick="printer()">設定完了</button>
</body>
</html>
------------------------------------------------
上記のGetPaperSizeNum( )、GetMediaTypeNum( )、GetQualityNum( )、GetBorderNum( )はネイティブ関数であり、それぞれの項目数を取得する機能を備える。例えば、プリンタが対応している用紙サイズがA4、A5、B5、L判の4種類である場合、GetPaperSizeNum( )は4を返す。
GetPaperSizeT(n)、GetMediaTypeT(n)、GetQualityT(n)、GetBorderT(n)もネイティブ関数であり、引数nの値番目の文字列を返す。例えば、用紙サイズのテキストを返す関数のGetPaperSize(0)の返り値は「A4」、GetPaperSize(1)の返り値は「A5」となる。これらの値は、プリンタから受信するプリンタ情報からネイティブ関数が取り出す。
GetPaperSizeV(n)、GetMediaTypeV(n)、GetQualityV(n)、GetBorderV(n)もネイティブ関数であり、引数nの値に対応する値を返す。例えば、用紙種類のテキストを返す関数のGetMediaTypeT(0)の返り値は「光沢紙」のように、表示してユーザに示す文言である。一方、GetMediaTypeV(0)の返り値は「GlossyPaper」と、プリンタが解釈できる文言となっている。これらの文言は、プリンタ情報と結び付けてネイティブ関数が決定する。例えば、プリンタ情報より取り出した値が「GlossyPaper」である場合、表示するテキストは「光沢紙」と決定する。決定方法として、ネイティブ関数はこれらの対応表を予め保持しておき、その対応表に沿ってテキストを決定すれば良い。
尚、上記では、例として、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、縁あり/なしの設定を行う仕様であるが、これに限定されるものではない。他の例として、両面/片面、カラー/モノクロ、画像補正のオン/オフ等の他の設定項目が挙げられる。また、印刷機能のみではなく、プリンタが処理可能な画像処理や解析処理、サイレントモードの有無、メモリカードの利用有無、インク残量等のステータス等の情報を表示しても良い。
S808で、CPU100は、設定画面1301に対するユーザ操作に基づいて、プリンタに設定する機能を選択する。上記の例で示したHTML記述を、レンダリング部216を用いてレンダリングしてディスプレイ104に表示した例が、図13の設定画面1301である。ネイティブ層218を介してプリンタ情報を要求し、プリンタ情報から、上記のネイティブ関数を用いて取得した情報を基に設定画面1301が形成されている。
尚、上記では、HTML記述はスクリプト層217で形成する構成で説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、ネイティブ層218でHTML記述を形成し、スクリプト層217でそれをレンダリングしてディスプレイ104に表示するようにしても良い。
また、設定画面1301の用紙サイズ等の設定項目はそれぞれプルダウンメニューになっており、ユーザ操作によって各設定項目を選択することができる。ここで、設定画面1301は、プルダウンメニューによって、用紙サイズの設定項目として選択可能な項目の一覧が表示されている状態を示しており、ユーザ操作によってA4やA5等の用紙サイズを選択することができる。
設定完了ボタン1302が押下されると、ソースプロファイル、ディスティネーションプロファイル、マッチング方法を選択させるカラー設定用の設定画面を表示する。カラー設定用の設定画面の形成方法の一例として、以下にHTMLのサンプルを示す。
------------------------------------------------
<!DOCTYPE html>
<head>
<title>カラー設定 </title>
<script>
<!-- ソースプロファイル -->
var SourceProfileNum = GetSourceProfileNum();
var p = document.getElementById("SourceProfileList");
var i;
for(i=0; i<SourceProfileNum; i++){
p.options[i] = new Option(GetSourceProfileT(i), GetSourceProfileV(i));
}

<!-- ディスティネーションプロファイル-->
var DestinationProfileNum = GetDestinationProfileNum();
var m = document.getElementById("DestinationProfileList");
var j;
for(j=0; j<DestinationProfileNum; j++){
m.options[i] = new Option(GetDestinationProfileT(j),GetDestinationProfileV(j));
}

<!-- マッチング方法 -->
var IntentNum = GetIntentNum();
var q = document.getElementById("IntentList");
var k
for(k=0; k< IntentNum; k++){
q.options[i] = new Option(GetIntentT(k), GetIntentV(k));
}

<!-- カラーマッチング関数-->
function printer() {
SetColor(document.getElementById("SourceProfileList").value,
document.getElementById("DestinationProfileList").value,
document.getElementById("IntentList ").value);
}
</script>
</head>
<!-- 表示部 -->
<body>
ソースプロファイル <select id="SourceProfileList"></select><br />
ディスティネーションプロファイル <select id="DestinationProfileList"></select><br />
マッチング方法 <select id="IntentList"></select><br />
<br />
<button id="btn1" onclick="printer()">設定完了</button>
</body>
</html>
------------------------------------------------
上記のGetSourceProfileNum( )、GetDestinationProfileNum( )、GetIntentNum( )はネイティブ関数であり、それぞれの項目がいくつあるかを得る機能を備える。例えば、プリンタが対応しているソースプロファイルがsRGB、AdobeRGB、ProPhotoRGBの3種類ある場合、GetSourceProfileNum( )は3を返す。
GetSourceProfileT(n)、GetDestinationProfileT(n)、GetIntentT(n)もネイティブ関数であり、引数nの値番目の文字列を返す。例えば、ソースプロファイルのテキストを返す関数のGetSourceProfileT(0)の返り値は「sRGB」、GetSourceProfileT(1)の返り値は「AdobeRGB」となる。これらの値は、プリンタから受信するプリンタ情報からネイティブ関数が取り出す。
GetSourceProfileV(n)、GetDestinationProfileV(n)、GetIntentV(n)もネイティブ関数であり、引数nの値に対応する値を返す。例えば、用紙種類のテキストを返す関数のGetSourceProfileT(0)の返り値は「sRGB」のように、表示してユーザに示す文言である。一方、GetSourceProfileV(0)の返り値は「sRGB.icc」と、プリンタが解釈できる文言となっている。これらの文言は、プリンタ情報と結び付けてネイティブ関数が決定する。
上記の例で示したHTML記述を、レンダリング部216を用いてレンダリングしてディスプレイ104に表示した例が、図14のカラー設定用の設定画面1401である。ネイティブ層218を介してプリンタ情報を要求し、上記のネイティブ関数を用いて取得した情報を基に設定画面1401が形成される。
尚、上記では、HTML記述はスクリプト層217で形成する構成で説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、ネイティブ層218でHTML記述を形成し、スクリプト層217でそれをレンダリングしてディスプレイ104に表示するようにしても良い。
また、設定画面1401のソースプロファイル等の設定項目はそれぞれプルダウンメニューになっており、ユーザ操作によって各設定項目を選択することができる。ここで、設定画面1401は、プルダウンメニューによって、ソースプロファイルの設定項目として選択可能な項目の一覧が表示されている状態を示しており、ユーザ操作によってsRGBやAdobeRGB等のカラープロファイルを選択することができる。
S809で、CPU100は、設定完了ボタン1402に対するユーザ操作を検知すると、ユーザ操作によって選択された設定項目を含む設定情報を作成して、ネイティブ層218へ送信する。上記HTML記述の例にあるSetPrint( )もバインディング機能を有するネイティブ関数である。上記の例では、SetPrint( )を用いて、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、縁あり/なしの印刷設定を文字列としてネイティブ層218へ渡している。また、SetColor()を用いて、ソースプロファイル、ディスディネーションプロファイル、マッチング方法のカラー設定を文字列としてネイティブ層218へ渡している。
S810で、CPU100は、バインディング機能によりスクリプト層217から設定情報を受信する。ネイティブ層218では、後に、受信した設定情報、印刷対象の画像データ、さらにはスタンプの画像データを基に、プリンタ112の通信プロトコルに従って、プリントコマンドを生成する。そして、プリンタコマンドは、プリンタ通信部213を介してプリンタ112へ送信される。
以上のように、CPU100は、スクリプト層217からの要求によりネイティブ層218を介してプリンタ112から情報を取得する通信制御を行う。これにより、CPU100は、プリンタ112の性能を取得して、スクリプト層217で表示されるUIを制御することができる。
<レンダリングの詳細>
図3のS27のレンダリングの詳細について、図10を用いて説明する。S901、S903、S905、S908、S912、S914は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを実行することで実現される。S902、S904、S906、S907、S910、S911、S913、S918は、CPU100がOS層219のプログラムを実行することで実現される。S915−S917は、CPU100がネイティブ層218のプログラムを実行することで実現される。
S901で、CPU100は、インジケータの起動をOS層219に依頼する。
S902で、CPU100は、依頼によって起動したインジケータをディスプレイ104に表示する。
S903で、CPU100は、S809で作成した設定情報で設定されている用紙サイズに対応する出力サイズを決定し、出力画像の描画領域を算出する。
S904で、CPU100は、算出した出力画像の描画領域をRAM102に確保する。
S905で、CPU100は、OS層219に写真画像の描画を依頼する。
S906で、CPU100は、写真画像の描画の依頼のスクリプトを解釈し、写真画像をレンダリングし、S904で確保した描画領域に対し、レンダリング後の写真画像を反映する(S907)。ここでの反映とは、描画領域に変更を加えることであり、ディスプレイ104上に画像を表示することではない。
S908で、CPU100は、スタンプ画像の描画を依頼する前に、オブジェクトパラメータによるレンダリング条件の変更をスクリプトで記述して設定する。S909で、CPU100は、OS層219にスタンプ画像の描画を依頼する。
S910で、CPU100は、レンダリング条件に従って、スタンプ画像をレンダリングする。つまり、画像の回転処理やリサイズは、OS層で実行されている。レンダリング終了後、S911で、S904で確保した描画領域に対し、レンダリング後のスタンプ画像を反映する。
S912で、CPU100は、OS層219に出力画像データの取得を依頼する。
S913で、CPU100は、描画領域に存在する画像データを、BASE64データに変換して、スクリプト層217へ送信する。
S914で、CPU100は、ネイティブ層218に対し、OS層219から受信したBASE64データを送信して、印刷を依頼する。
S915で、CPU100は、スクリプト層217から受信したBASE64データをデコードする。S916で、CPU100は、BASE64データをRGB画像に変換する。S917で、CPU100は、インジケータの停止をOS層219へ依頼する。
S918で、CPU100は、インジケータを停止して、ディスプレイ104の表示から消去する。
尚、S915において、BASE64データを受信したネイティブ層218は、レンダリングされた画像データに対し、設定画面1401で設定されたカラー設定に基づく色変換データを用いて、画像処理部208で色変換を施す。これにより、ディスプレイ104に表示されている画像に対応する画像データを、プリンタ112でプリントする場合に、プリンタ112の色空間特性に適した色変換が施された画像データを生成することができる。
本実施形態では、色変換データとなる、ICCプロファイルと呼ばれる個々のデバイスの色空間特性を記録した定義ファイルを用いて、PCSと呼ばれる機器に依存しない色空間を介して、デバイス間の色の違いを調整する。まず、ソースプロファイルからRGBをCIEL*a*b*等のデバイスに非依存な色空間に変換する。次に、変換先となるディスティネーションプロファイルからCIEL’*a’*b’*に変換する。マッチング方法に応じて、それぞれの色再現範囲のミスマッチをマッピングする色空間変換を実行する。最後に、CIEL’*a’*b‘*を変換先の画像データを示すR’G’B’へ変換する。
このとき使用する色変換方法は、ICCプロファイルによる方法であるが、他の方法でもよい。例えば、RGBからR’G’B’に変換するルックアップテーブルによる方法でも、行列演算による方法でもよく、その場合、カラー設定に対応する色変換データがデータ保持部204に保持されているものとする。また、画像に指定された(含まれる)プロファイル(色変換データ)とユーザの指定プロファイル(色変換データ)が異なる場合には、画像のプロファイルからユーザ指定のプロファイルへの色変換を行ってから、同様の色変換を行うこととする。
<プリントの詳細>
図3のS28のプリントの詳細について、図11を用いて説明する。尚、S1001−S1003は、CPU100がネイティブ層218のプログラムを実行することで実現される。
S1001で、CPU100は、S809で作成した設定情報、S916で変換したRGB画像をプリンタ112で利用可能な形式に変換する。プリンタが利用可能な形式は、RGBやJPEG、CMYK、PDF等のプリンタベンダーの独自フォーマット等の画像データである。S1002で、CPU100は、S1001の変換結果を用いてプリンタ112へ送信するコマンドを生成する。S1003で、CPU100は、プリンタの利用できる通信プロトコルに則り、S1002で生成したコマンドを、印刷用に選択されたプリンタ112に対し、プリンタ通信部213を利用して送信する。
S1004で、プリンタ112は、情報処理装置115から受信したコマンドに従って、プリントを実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハイブリッドアプリケーションを利用する環境において、色空間特性が異なるデバイス間で画像データを入出力する場合でも、各デバイスの色空間特性に適した色変換を行うことができる。また、スクリプト層とネイティブ層で、色変換を伴う画像データのやり取りを実現することができる。多くのOSはJavaScriptを解釈できる機能を標準的に備えているので、ネイティブ言語の違いを意識せずとも、一度の開発で多くのOSのユーザに対してのアプリケーション提供が可能となる。それに加え、実行速度で優位であるネイティブ層を利用することが可能となり、ユーザビリティが向上する。また、ネイティブ層を外部サーバとの通信を行わずに実現できるため、オフラインでの動作も可能となる。
<実施形態2>
実施形態1では、プリンタ112で画像を印刷するための色変換を行う構成について説明しているが、ディスプレイ104で画像を表示するための色変換を行う場合にも適用できる。これは、例えば、ディスプレイ104の色空間特性とは異なる色空間特性の外部デバイスから入力された画像データを、ディスプレイ104で出力(表示)する場合に有効である。
実施形態2では、実施形態1の図3の処理の内、特に、実施形態1のS22の画像処理の詳細、つまり、図5のフローチャートの処理の内、S406の処理が実施形態1と異なる。
実施形態2では、S406において、CPU100は、ネイティブ層218で、取得した補正パラメータから施すべき画像処理を判断し、RGB画像に対して補正パラメータに対応する画像処理を行う。ここで、予め保存されたディスプレイ104に対応するモニタプロファイルを、ディスティネーションプロファイルとして参照することで色変換を行う。このとき使用する色変換方法は、実施形態1に図10のS915で説明する同様の色変換方法であるため、その詳細については省略する。尚、実施形態2では、画像処理が適用された後の画像データがS410においてBASE64データに変換されたスクリプト層に送信される。その結果、スクリプト層217では、ネイティブ層218の画像処理の結果が反映された画像データを表示することが可能となる。
また、スクリプト層217で、モニタ設定用の設定画面を表示して、ユーザに、所望のプロファイルを選択させることもできる。実施形態1の例で示したHTML記述と同様に、レンダリング部216を用いてレンダリングしてディスプレイ104に表示した例が、図15のモニタ設定用の設定画面1501である。スクリプト層217で、設定完了ボタン1502を含む設定画面1501を提供することで、ネイティブ層218を介し、ネイティブ関数を用いて取得した情報を基にカラー設定用の設定画面1501が形成される。ここで、選択されたモニタプロファイルを、ディスティネーションプロファイルとして参照することで色変換を行う。設定画面1501の形成方法の一例として、以下にHTMLのサンプルを示す。
------------------------------------------------
<!DOCTYPE html>
<head>
<title>モニタ設定 </title>
<script>
<!-- ソースプロファイル -->
var SourceProfileNum = GetSourceProfileNum();
var p = document.getElementById("SourceProfileList");
var i;
for(i=0; i<SourceProfileNum; i++){
p.options[i] = new Option(GetSourceProfileT(i), GetSourceProfileV(i));
}

<!-- ディスティネーションプロファイル-->
var DestinationProfileNum = GetDestinationProfileNum();
var m = document.getElementById("DestinationProfileList");
var j;
for(j=0; j<DestinationProfileNum; j++){
m.options[i] = new Option(GetDestinationProfileT(j),GetDestinationProfileV(j));
}

<!-- マッチング方法 -->
var IntentNum = GetIntentNum();
var q = document.getElementById("IntentList");
var k
for(k=0; k< IntentNum; k++){
q.options[i] = new Option(GetIntentT(k), GetIntentV(k));
}
<!-- カラーマッチング関数-->
function printer() {
SetColor(document.getElementById("SourceProfileList").value,
document.getElementById("DestinationProfileList").value,
document.getElementById("IntentList ").value);
}
</script>
</head>
<!-- 表示部 -->
<body>
ソースプロファイル <select id="SourceProfileList"></select><br />
ディスティネーションプロファイル <select id="DestinationProfileList"></select><br />
マッチング方法 <select id="IntentList"></select><br />
<br />
<button id="btn1" onclick="monitor ()">設定完了</button>
</body>
</html>
------------------------------------------------
以上説明したように、実施形態2によれば、ディスプレイに対する色変換においても、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
<実施形態3>
上記実施形態の色変換を適用するデバイスは、プリンタあるいはディスプレイとしているが、これらに限定されない。例えば、プロジェクタ、スキャナ、カメラ等の、色空間特性が異なるデバイス(入力デバイスと出力デバイス)間で画像データを入力/出力する場合にも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、処理対象の画像データを出力(プリンタ112へ印刷、あるいはディスプレイ104へ表示)する場合に、その出力先のデバイスの色空間特性に適した色変換を行う構成としているが、これに限定されない。
例えば、プリンタ112へ画像データを出力する前に、ディスプレイ104で、その画像データによってプリンタ112で印刷される画像のプレビューを表示する場合にも、上記実施形態の色変換を行うようにしても良い。
また、処理対象の画像データをスキャナから入力して、ディスプレイ104でその画像データ(あるいはプレスキャンによって入力される画像データ)を表示する場合にも、上記実施形態の色変換を行うようにしても良い。
更には、スキャナとプリンタを組み合わせて、あるいはスキャナ機能とプリンタ機能を有する複合機による画像のコピーを行う場合にも、上記実施形態の色変換を行うようにしても良い。この場合、例えば、スキャナ機能によって入力された画像データをプレビューする時点、プリンタ機能よって印刷する前の画像データをプレビューする時点の少なくとも一方の時点に色変換を行うこともできる。また、プレビューを介在させない場合には、最終的な出力先のデバイスに対する色変換だけを行うこともできる。
上記実施形態の各実施形態で示す色変換データは、ネイティブ層218のデータ保持部204に予め保持されている例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、色変換データは、図1のプリンタ112やサーバ114に保存されていることも考えられる。その場合、ネイティブ層218のデータ保存部220を介して、アプリケーションが起動した際に、インターネットの標準的通信機能を用いて、色変換データを取得する構成とすることや、OS内部に予め包含させる構成とすることも可能である。更に、色変換データの取得先が複数個ある場合には、それらの色変換データに対して優先度を付与しておき、優先度の高い色変換データのみを使用することもできるし、各色変換データを用いて適宜色変換を行うこともできる。
上記実施形態では、情報処理装置115として、携帯型情報端末上でハイブリッド型アプリケーションを動作させる場合を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、ハイブリッド型アプリケーションが動作する環境は、スマートフォンやタブレットPCを始めとする情報端末の他に、PCやサーバ、ゲーム機、デジタルカメラ等の他の電子機器とすることもできる。
加えて、上記実施形態では、外部デバイスとしてプリンタを例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、外部デバイスとして、他のスマートフォンやタブレットPC、PCやサーバ、ゲーム機、スキャナ等の、自身に関する情報を提供可能な他の電子機器も対象となる。例えば、スクリプト層から他の携帯型情報端末のバッテリ残量、通信状態、無線LANの接続有無、GPSや温度、湿度、加速度等、その電子機器が有する機能等の電子機器に関する情報を取得することも可能となる。
また、外部デバイスの例として、電化製品や自動車も含まれる。例えば、携帯型情報端末上のスクリプト層から外部の冷蔵庫、洗濯機、エアコン、照明、掃除機、ポット等の電化機器の情報を取得したり、その電子機器の機能のオン/オフや出力の調整等も可能となる。
加えて、上記実施形態では、コンテンツ(写真画像やスタンプ画像)の描画として、JavaScriptのCanvas機能で例に挙げて説明しているが、コンテンツの描画は、これに限定されるものではない。例えば、SVG(Scalable Vector Graphics)を利用して、コンテンツを描画することも可能である。
加えて、上記実施形態のプリンタは、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、昇華型プリンタ、ドットインパクトプリンタ等を利用することができる。これらには、プリンタ機能、スキャナ機能等を有する、単一機能ではない、いわゆる、複合機の場合もある。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
217:スクリプト層、218:ネイティブ層、219:OS層、211:プリンタ制御部

Claims (12)

  1. プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置であって、
    前記第1のプログラム層で指定される処理対象の画像データに対して色変換を含む画像処理を実行する画像処理手段と、
    前記画像処理手段で色変換された画像データを、前記第1のプログラム層が利用できる形式の画像データに変換する変換手段と
    を備え、
    前記第2のプログラム層が、前記画像処理手段を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置であって、
    前記第1のプログラム層で指定される処理対象の画像データを第2のプログラム層が利用できる形式の画像データに変換する変換手段と、
    前記変換手段で変換された画像データに対して色変換を含む画像処理を実行する画像処理手段を備え、
    前記第2のプログラム層が、前記画像処理手段を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記第1のプログラム層は、ウェブ標準言語で記述されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2のプログラム層は、前記画像データを色変換するための、出力先のデバイスに対応する色変換データを保持する保持手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記色変換データに基づいて、前記画像データの色変換を行う
    ことを特徴する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2のプログラム層は、前記画像データを色変換するための、出力先のデバイスに対応する色変換データを取得して、保存する保存手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記色変換データに基づいて、前記画像データの色変換を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1のプログラム層は、出力先のデバイスに対応する色変換データを選択する選択手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記選択手段で選択された色変換データに基づいて、前記画像データの色変換を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記画像処理手段は、前記画像データに含まれる色変換データに基づいて、該画像データの色変換を行う
    ことを請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記画像処理手段は、当該情報処理装置のオペレーティングシステムに含まれる、出力先のデバイスに対応する色変換データに基づいて、前記画像データの色変換を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記画像処理手段は、当該情報処理装置と接続する外部デバイスが保持する、出力先のデバイスに対応する色変換データに基づいて、前記画像データの色変換を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1のプログラム層で指定される処理対象の画像データに対して色変換を含む画像処理を実行する画像処理工程と、
    前記画像処理工程で色変換された画像データを、前記第1のプログラム層が利用できる形式の画像データに変換する変換工程と
    を備え、
    前記第2のプログラム層が、前記画像処理工程を備える
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置の制御方法であって、
    前記第1のプログラム層で指定される処理対象の画像データを第2のプログラム層が利用できる形式の画像データに変換する変換工程と、
    前記変換工程で変換された画像データに対して色変換を含む画像処理を実行する画像処理工程を備え、
    前記第2のプログラム層が、前記画像処理工程を備える
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるための、または請求項10または11に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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