JP6381319B2 - 情報処理装置、処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、プリンタなどの画像出力装置に対して外部デバイスとして動作する移動体端末などの情報処理装置で実行される処理に関するものである。
近年、カメラ機能が搭載された可搬型多機能携帯端末(以下、モバイルコンピュータ)が爆発的に普及し、デジタルカメラや従来のパーソナルコンピュータ(以下、PC)の販売台数を遥かに凌ぐ勢いで拡販されている。
このようなモバイルコンピュータは、基本的には3つの要素で成り立っている。即ち、コンピュータ自身であるハードウェアと、該ハードウェア上で動作するオペレーティングシステム(以下、OS)と、そのOS上で動作するアプリケーションである。ユーザは、そのアプリケーションを用いて、地図やメール、インターネット上のウェブサイトの閲覧等の機能を使用することが可能である。
このようなモバイルコンピュータ上で動作するアプリケーションの形態としては、主に二つのものが存在する。即ち、ネイティブアプリケーションとウェブアプリケーションである。以下、それぞれの特徴を説明する。
まず、ネイティブアプリケーションとは、通常、OS毎に用意される開発環境、及び開発言語を用いて開発される。例えば、A社が提供するOS上ではC/C++言語、B社が提供するOS上ではJava(登録商標)言語、C社が提供するOS上では更に異なる開発言語を用いる、という具合である。通常、ネイティブアプリケーションは、各開発環境において予めコンパイルされ、人間が理解可能ないわゆる高水準言語から、コンピュータのCPUが解釈可能なアセンブラ等の命令セット群に変換される。このように、通常のネイティブアプリケーションでは、命令をCPUが直接解釈するために、高速動作が可能である、というメリットがある。
一方、ウェブアプリケーションとは、近年では、各コンピュータ上のOSに標準的に組み込まれているウェブブラウザ上で動作するアプリケーションのことである。そのアプリケーションはウェブブラウザが解釈できるよう、一般的には、HTML5及びCSS、さらにJavaScript(登録商標)等の言語を用いて開発される。これらはウェブ標準言語であるため、これらのウェブ標準言語でウェブアプリケーションを一旦記述すれば、ウェブブラウザが動作する環境であれば、どこでも動作可能というメリットがある。
近年では、このようなモバイルコンピュータの普及とともに、上記OSの種類も多種多様なものとなっている。そのため、それらのOS上で動作するアプリケーションを如何に短期間で開発して、ユーザにスピーディに提供できるかがソフトウェア開発における重要な課題となっている。
このような課題を解決する方法として、クロス開発と呼ばれる手法がある。クロス開発とは、アプリケーションの大部分を、各種OSに横断的に利用できる共通プログラム言語を用いて開発を行うことである。この方法は、共通プログラム言語を用いるため、各OSで個別にアプリケーションを開発する場合と比較し、大幅に開発工数を削減することができ、有効なアプリケーション開発手法として知られている。
従って、ウェブアプリケーションは上記課題を解決する一つの方法であると言える。しかし、ウェブアプリケーションはブラウザ上で動作するため、ネイティブアプリケーションとして各ベンダが運営するアプリケーションストアから配布することができない。このため、多くの開発者は、上記ストアから配布可能なネイティブアプリケーション形式におけるクロス開発手法を求めていた。
そのストア配布可能なクロス開発手法の一つとして、特許文献1に記載されているようなハイブリッドアプリケーションが注目されている。ハイブリッドアプリケーションとは、アプリケーション自身は、前述したネイティブアプリケーションとしてユーザに配布される。しかし、そのユーザインタフェース(UI)の全て、あるいは大部分は、HTML5、CSS、JavaScript(登録商標)といったいわゆるウェブの標準言語で記述されている。即ち、1つのアプリケーション内部に、ウェブ標準言語によるスクリプト層とネイティブ層を双方包含する構成となっている。このような構成を採用することにより、上記ネイティブアプリケーションとウェブアプリケーションの利点の双方を生かしたソフトウェアを開発することができる。
特開2011−080470号公報
しかしながら上述したハイブリッドアプリケーションを、写真や文書を印刷するといったプリントアプリケーションに適用しようとした場合、以下のような課題がある。
通常のハイブリッドアプリケーションでは、UI部はウェブ標準言語で記述され、それがテキストデータとしてアプリケーション内部に保持されている。このテキストデータをスクリプトと呼ぶ。このスクリプトは、アプリケーションが起動した際に、OSが保持するスクリプトを翻訳し実行するためのエンジンに入力される。この結果、モバイルコンピュータの画面上にUIが表示され、ユーザが操作することが可能となる。ここでは、このエンジンのことをインタプリタと呼ぶ。
写真印刷アプリケーションの場合、例えば、UI上で、印刷対象となる写真を描画する。そして、写真に対して撮影日時などの日付情報を重畳し、絵文字などのスタンプを重畳し、その結果をユーザがプリントできるよう、そのソフトウェアを設計開発する必要がある。ハイブリッドアプリケーションの場合、日付情報やスタンプ等の印刷コンテンツの描画も、ウェブ標準言語を用いて記述することになる。その1つの候補が、SVG(Scalable Vector Graphics)である。以下に、SVGによる画像描画の簡単な例を示す。
<?xml version="1.0" standalone="no" ?>
<!DOCTYPE svg PUBLIC "-//W3C//DTD SVG 20010904//EN" "http://www.w3.org/TR/2001/REC-SVG-20010904/DTD/svg10.dtd">
<svg width="12cm" height="12cm" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink">
<image id="img01" xlink:href="IMG_0001.JPG" x="48" y="33" width="215" height="148"/>
<image id="img02" xlink:href="IMG_0002.JPG" x="272" y="33" width="216" height="148"/>
</svg>
上記の例は、所定の領域(12cm四方)に二つの画像を、所定の位置(x,y)に所定の大きさ(width,height)で描画する例である。なお、上記の例では、SVGスクリプトをHTML5に組み込む部分の記述は省略している。
さて、SVGで記述した印刷コンテンツをレンダリングするためには、プリンタの印刷エンジンが要求する、一般的には高解像度の画像データ(いわゆるビットマップデータ)へ変換する必要がある。この処理をレンダリング処理と呼ぶ。
通常、印刷コンテンツは、表示状態と印刷状態が全く同一であることが望まれるため、コンテンツを解釈し、レンダリングするインタプリタは同一のものが望まれる。印刷を行うためには、上記印刷コンテンツをインタプリタを用いてレンダリングし、かつレンダリング結果の画像データを取得して、その画像データを所定の形式でプリンタに送信することになる。
しかしながら、このような処理を実行する際に以下の問題が生じる。
SVGで記述された印刷コンテンツを、上述のようにOSが保持するインタプリタを利用してレンダリングしたとしても、画像を表示することは可能だが、その画像に対応する画像データを取得することができない。現在、各OSが保持しているインタプリタが、SVGの描画結果から画像データを生成する場合、その画像データは表示のみに使用される。
従って、このままではSVGで記述した印刷コンテンツをOSが保持するインタプリタがレンダリングしてもプリンタで印刷することはできない。その結果、上述したハイブリッドアプリケーションの形態を用いて印刷することができなくなるおそれがある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ハイブリッドアプリケーションを用いて、例えば印刷アプリケーションを構築し、これを実行することが可能な情報処理装置、処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の情報処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置であって、前記第1のプログラム層において第1の記述言語で記述されたコンテンツを第2の記述言語のコンテンツに変換する変換手段と、前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記コンテンツの画像データをプリンタが利用可能な形式の画像データに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段により変換された前記プリンタが利用可能な形式の画像データを前記プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置の処理方法であって、前記第1のプログラム層において第1の記述言語で記述されたコンテンツを第2の記述言語のコンテンツに変換する変換工程と、前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを取得する取得工程と、前記取得工程により取得された前記コンテンツの画像データをプリンタが利用可能な形式の画像データに変換する第2の変換工程と、前記第2の変換工程により変換された前記プリンタが利用可能な形式の画像データを前記プリンタに送信する送信工程とを有することを特徴とする処理方法を備える。
さらに本発明を別の側面から見れば、ウェブ標準言語で記述された第1のプログラム層と、ウェブ標準言語とは異なるプログラム言語で記述された第2のプログラム層とを包含するプログラムを実行するコンピュータを、前記第1のプログラム層において第1の記述言語で記述されたコンテンツを第2の記述言語のコンテンツに変換する変換手段と、前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記コンテンツの画像データをプリンタが利用可能な形式の画像データに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段により変換された前記プリンタが利用可能な形式の画像データを前記プリンタに送信する送信手段として機能させるための前記コンピュータが読み取り可能なプログラムを備える。
従って、本発明によれば、ハイブリッドアプリケーションというソフトウェア形式を用いて、例えば、印刷アプリケーションを構築することができるという効果がある。また、そのアプリケーション開発者は、第2のコンテンツ記述言語だけではなく第1のコンテンツ記述言語を用いたとしても、印刷アプリケーションを構築することができる。
本発明の代表的な実施形態である情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した情報処理装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。 ユーザ操作に伴う処理を示すフローチャートである。 写真画像選択の詳細を示すフローチャートである。 画像処理の詳細を示すフローチャートである。 プリンタ設定の詳細を示すフローチャートである。 レンダリングの詳細を示すフローチャートである。 プリントの詳細を示すフローチャートである。 アプリケーション画面の一例を示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 プリンタ選択画面の一例を示す図である。 画像処理機能選択画面の一例を示す図である。 印刷コンテンツの例を示す図である。
以下本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。特に、以下の実施形態では、情報処理装置上で、後述するハイブリッド型写真印刷アプリケーションを動作させ、ユーザが選択した画像に対して、様々な画像処理を適用した後に、その画像を印刷する構成について説明する。なお、その情報処理装置の代表例としては、携帯電話やスマートフォンやタブレット端末のような携帯型情報端末が含まれる。
<ハードウェア構成の説明>
図1は本発明の代表的な実施形態である情報処理装置115として、例えば、スマートフォンや携帯電話等の携帯型情報端末の構成例を説明するブロック図である。同図において、100はCPU(中央演算装置/プロセッサ)であり、以下で説明する各種処理をプログラムに従って実行する。図中のCPU100は1つであるが、複数のCPUあるいはCPUコアによって構成されていても良い。101はROMであり、CPU100により実行されるプログラムが記憶されている。102はRAMであり、CPU100によるプログラムの実行時に、各種情報を一時的に記憶するためのメモリである。
103はハードディスクやフラッシュメモリ等の2次記憶装置であり、ファイルや画像解析等の処理結果を保持するデータベース等のデータや、各種プログラムを記憶するための記憶媒体である。104はディスプレイであり、各種処理を実現するための操作を受け付けるためのUI(ユーザインタフェース)や、実行された処理による処理結果等の各種情報を表示する。ディスプレイ104は、タッチセンサ105を備えても良い。
情報処理装置115は、内部撮像デバイス110を備えてもよい。内部撮像デバイス110による撮像によって得られた画像データは、所定の画像処理を経た後、2次記憶装置103に保存される。また、画像データは、外部I/F(インタフェース)108を介して接続された外部撮像デバイス111から読み込むこともできる。
情報処理装置115は、外部I/F(インタフェース)109を備え、インターネット等のネットワーク113を介して通信を行うことができる。情報処理装置115は、この通信I/F109を介して、ネットワーク113に接続されたサーバ114より画像データを取得することもできる。
情報処理装置115は、加速度センサ106を備え、情報処理装置115自身の位置姿勢に関する加速度情報を取得することができる。情報処理装置115は、外部I/F107を介し、プリンタ112と接続されており、画像データ等のデータを出力することができる。プリンタ112は、ネットワーク113にも接続されており、通信I/F109経由で、画像データを送受信することができる。
外部I/F107〜109は、有線通信と無線通信の内、少なくともいずれかの通信形態を有するインタフェースであり、利用する通信形態に応じて外部デバイス(プリンタ112あるいはサーバ114)との通信を行う。有線通信には、例えば、USB、イーサネット(登録商標)等があり、無線通信には、無線LAN、NFC、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等がある。また、無線通信として、無線LANを利用する場合には、装置同士が直接接続する形態もあれば、無線LANルータ等の中継装置を介して接続する形態もある。また、外部I/F107〜109は、図では別々に構成されているが、一体となって構成されていても良い。
情報処理装置115の動作に必要な電源は、バッテリ117によって供給される。情報処理装置115が備える各種構成要素は、制御バス/データバス116を介して相互に接続され、CPU100は、この制御バス/データバス116を介して、各種構成要素を制御する。
尚、本実施形態では、情報処理装置115が、情報処理装置115が備える制御部(CPU100)によって実行されるプログラム等のソフトウェアの実行場所(ソフトウェア実行環境)となる。
<ソフトウェアのブロック図>
図2は情報処理装置115で動作するソフトウェア構成のブロック図である。
情報処理装置115は、スクリプト層217、ネイティブ層218、及びOS層219のプログラムを実行する。これらの各層は、CPU100がROM101あるいは2次記憶装置103に記憶されている対応するプログラムを読み出し実行することにより実現される。
スクリプト層217は、HTML5やCSS3、及びJavaScript等のウェブ標準言語を使って、テキストデータで命令セット(コンテンツの描画や画像の表示、動画の再生等)が記述されているプログラム層である。スクリプト層217では、アプリケーション実行環境上で、そのアプリケーション実行環境に存在するプロセッサ(例えば、CPU100)を用いて、テキストデータの各種命令セットを翻訳して実行することになる。その実行形態としては、実行の度に命令文を一行ずつ動的に翻訳する場合や、アプリケーションを起動したときに翻訳する場合、アプリケーションを情報処理装置115にインストールしたときに翻訳する場合等が考えられる。
以後、スクリプト層217で処理することや内容をスクリプトと呼ぶ。スクリプトの命令を情報処理装置115内で翻訳する形態の例として、ネイティブ層218やOS層219が備えるインタプリタの機能を使用することが挙げられる。尚、この実施形態においては、アプリケーションのUIの大部分が、スクリプト層217で記述されていることを想定している。
ネイティブ層218は、アプリケーション実行環境以外で予め翻訳(コンパイル)された命令セットが記述されているプログラム層である。形態としては、CもしくはC++といった高水準言語で記述されたコードが、予めアプリケーションの開発者のPCやサーバ上でコンパイルされ、CPU100が解釈可能な命令の集合体となっている。以後、ネイティブ層218で処理することや内容、後述するOS層219の機能をネイティブ層218から呼び出すことを含め、ネイティブと呼ぶこととする。尚、ネイティブ層218の別の実装系として、Javaが挙げられる。Javaは、C/C++と類似の高水準言語であり、予めアプリケーション開発時の開発環境上で中間コードに翻訳される。翻訳された中間コードは、各OSが備えるJava仮想環境上で動作する。本実施形態においては、このようなプログラム形態も、ネイティブ層218の一種に含める。
OS層219は、情報処理装置115のオペレーティングシステム(Operating System:OS)に対応する。OS層219は、ハードウェア機能の使用をアプリケーションに提供する役割及び固有の機能を有する。OS層219は、APIを備え、スクリプト層217やネイティブ層218から機能を使用することができる。
この実施形態では、スクリプト層217からネイティブ層218の呼び出しを可能にすることをバインディング、もしくはバインドと呼ぶ。各種ネイティブの機能は、APIを備え、該APIをスクリプトが呼び出すことでネイティブの機能を使用することができる。このようなバインディング機能は、通常、各種OSが標準的に備えている機能である。
尚、この実施形態では、スクリプト層217とネイティブ層218を含むアプリケーションのことをハイブリッド型アプリケーションと呼ぶ。
スクリプト層217の画像取得部201は、ネイティブ層218に対し画像データの取得を依頼する。取得依頼時に、画像取得部201は、一意なIDを生成し、ネイティブ層218に送信する。このIDと、ネイティブ層218の画像読込部202で読み込まれた画像データは、対となって、ネイティブ層218のデータ保持部204に記憶される。これ以外にも、例えば、絶対パスを指定する方法や、ダイアログ表示を促す方法等が挙げられる。
ネイティブ層218の画像読込部202は、画像データ群215から画像データを取得する。画像データ群215からの画像データの取得方法は、スクリプト層217の画像取得部201の依頼に依存する。依頼方法は、UI上に提供されているダイアログボックスから選択する、ファイルのパスから直接画像を選択する等が挙げられる。
ネイティブ層218のデータ変換部203は、ネイティブ層218のデータ(例:バイナリ形式の画像データ)をスクリプト層217で利用できる形式のデータ(例:テキスト形式(BASE64)の画像データ)に変換する。一方で、データ変換部203は、スクリプト層217から送られてきたデータ(例:テキスト形式(BASE64)の画像データ)をネイティブ層218で利用できる形式のデータ(例:バイナリ形式の画像データ)に変換する。
スクリプト層217のデータ変換部207は、スクリプト層217のデータ(例:テキスト形式の処理パラメータ)をネイティブ層218で利用できる形式のデータ(例:テキスト形式(JSON形式)の処理パラメータ)に変換する。
ネイティブ層218のデータ保持部204は、画像読込部202で読み込んだ画像データ、画像処理部208で画像処理が施された画像データを保持する。保持される画像データは、例えば、RGB画像信号に展開されており、すぐに画像処理が実行できる形式になっている。
スクリプト層217のコンテンツ描画部205は、プリントのためのコンテンツをウェブ標準言語を利用して記述する。この記述には、コンテンツ操作部210で操作されたスクリプトも反映される。コンテンツ描画部205で記述されたコンテンツのスクリプトは、OS層219のインタプリタ214で解釈され、ディスプレイ104に表示される。
スクリプト層217の画像処理制御部206は、画像処理に用いる補正パラメータと、補正対象となる画像を決定する。これらのデータは、必要に応じてデータ変換部207でネイティブ層218へ送信できる形式へ変換される。
ネイティブ層の画像処理部208は、画像処理制御部206で指定された画像に対し画像処理を施す。その際、どのような画像処理を施すかは、画像処理制御部206で設定されたパラメータにより決定される。画像の指定については、例えば、スクリプト層から画像のパスを受け取る方法や、画像データごと受け取る方法などが考えられる。
OS層219のタッチイベント209は、ディスプレイ104のタッチに関する情報を取得する。タッチに関する情報とは、ディスプレイ104のタッチ検知、タッチされた位置情報等が挙げられる。取得したタッチに関する情報は、ネイティブ層218経由でスクリプト層217のコンテンツ操作部210に送信される。
スクリプト層217のコンテンツ操作部210は、画像を操作、例えば、画像の拡大、移動、回転などを行い、その操作を反映すべく、スクリプト命令を変更する。
スクリプト層217のプリンタ制御部211は、レンダリング部216へのレンダリング開始依頼、プリンタ検知の依頼、プリンタ設定画面の表示、プリント情報の生成と送信を制御する。プリンタ設定画面では、用紙のサイズ、用紙の種類、カラー・モノクロ等のプリンタ設定がなされる。ここで設定された項目によりプリント情報が生成される。
ネイティブ層218のプリンタデータ生成部212は、プリンタ制御部211からの依頼を基に、プリンタ通信に必要なデータ、コマンドを生成する。プリンタ通信に必要なデータとは、通信プロトコルに則ったデータであり、コマンドとは、印刷やスキャン等、プリンタの動作を決定するためのデータである。よって、プリンタデータ生成部212は、プリンタの動作を決定するためのコマンドを含むプリンタデータを生成する。
OS層219のプリンタ通信部213は、プリンタデータ生成部212から受信したプリンタデータを接続しているプリンタ112に送信する。OS層219のインタプリタ214は、スクリプト層217で生成されたウェブ標準言語で記述された命令を解釈・実行する。例えば、画像の描画等の命令は、インタプリタ214を通して実行され、ディスプレイ104に表示される。
画像データ群215は、画像データを保持している領域である。データ保存部220は、必要に応じて、データ保持部204が保持する画像データを画像データ群215に保存させるために機能する。
レンダリング部216は、コンテンツ描画部205、画像処理制御部206、及びコンテンツ操作部210を制御して、処理対象の画像データのレンダリングを行う。このレンダリングには、例えば、スクリプト層217でプリンタ112への出力解像度の画像を生成することが含まれる。また、スクリプト層217におけるレンダリング結果、及び、スクリプト層217が生成途中の画像はディスプレイ104に表示されない。レンダリング結果は、ネイティブ層218のデータ変換部203に送信され、プリンタ112が利用できる形式の画像データに変換される。その他、レンダリング部216は、SVG形式で記述されたコンテンツをCanvas形式のコンテンツに変換する変換部2000を備える。
<ユーザ操作に伴う処理>
図3はユーザ操作を含む処理を示すフローチャートである。まず、図3を用いて、S21からS25の各処理の概要を説明し、詳細は後述する。なお、本願のフローチャートの各ステップの処理は、情報処理装置115のCPU100が、ROM101あるいは2次記憶装置103に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。また、図3に示す各ステップは、UIの1つである図9に示すアプリケーション画面907に対するユーザ操作に従って遷移する。アプリケーション画面907は、スクリプト層217によって生成される。アプリケーション画面907の操作は、例えば、タッチセンサ105を介して実現される。
S21で、CPU100は、アプリケーション画面907の写真画像選択ボタン901に対するユーザ操作(タッチ操作入力も含む。以後も同様)を検知すると、その操作に応じて、任意の画像を選択する。画像を選択すると、CPU100は、アプリケーション画面907の描画領域906の全体に選択された画像を表示する。
S22では、CPU100は、表示されている画像の輝度を調整するためのスライドバー902に対するユーザ操作を検知すると、そのユーザ操作に応じて、画像処理時に利用する補正パラメータを設定する。そして、CPU100は、設定した補正パラメータに従って、表示されている画像に画像処理を施し、その処理内容及び処理結果を描画領域906に表示する。
S23で、CPU100は、プリントボタン905に対するユーザ操作を検知すると、プリントに必要な情報を設定するための設定画面1001(図10)を表示する。プリントに必要な情報とは、例えば、図10の設定画面1001に示されるように、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、縁あり/なしの設定項目がある。これ以外にも、両面/片面、モノクロ・カラー等、使用するプリンタが有する機能に応じて、設定可能な設定項目が構成される。
S24で、CPU100は、設定画面1001の設定完了ボタン1002に対するユーザ操作を検知すると、描画領域906に表示されている画像を、プリンタに出力するためのプリント解像度に変換するためのレンダリングを実行する。
S25で、CPU100は、プリントの解像度に変換された画像を、プリンタ制御のコマンドと共にプリンタ112に送信する。以上の処理により、ユーザにより選択された画像がプリンタ112でプリントされる。
尚、図3に示す処理は一例であり、処理内容はこれに限定されず、ステップ群の処理順序もこれに限定されるものではない。また、この実施形態において、プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層をスクリプト層217、プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層をネイティブ層218と定義する。そして、これらの第1のプログラム層と第2のプログラム層とを包含するプログラムがハイブリッド型アプリケーションを実現する。文字列データ(テキストデータ)を第1の形式、バイナリデータを第2の形式と定義する。なお、スクリプト層217は、テキスト形式のデータを保持することが可能であり、ネイティブ層218は、バイナリ形式のデータを保持することが可能である。
<プリンタの選択>
最初に、ユーザ操作によって、図3に示す処理を実現するアプリケーションが起動される際には、アプリケーションは、まず、接続可能な外部デバイス(プリンタ112)のディスカバリ処理(不図示)を行う。ディスカバリ処理とは、情報処理装置115が存在するネットワーク113内において、接続可能なプリンタ112のIPアドレスを特定する処理のことである。
情報処理装置115は、ディスカバリ処理によって取得したIPアドレス(場合によっては、複数個)に対して、各種プリンタの属性情報取得の命令を送信して、その返信を取得することができる。
より具体的には、ネイティブ層218において、各プリンタの情報を取得するためのコマンドを生成する。コマンドとは、プリンタの動作を指定する命令であり、下記のようなXMLで表現される。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<cmd xmlns:trans="http://www.trans/example/">
<contents>
<operation>GetInformation</operation>
</contents>
</cmd>
生成されたコマンドは、プリンタの通信プロトコルに従った形式で、ネットワーク上のネットワーク機器(例えば、Wi−Fi(登録商標)接続されたルータ)に対しブロードキャストされる。ここで、通信方法は、Wi−Fiダイレクトや電話回線を利用する形態が考えられるが、これに限定されるものではない。コマンドの送信の結果、ネイティブ層218は、プリンタからの応答を受信する。受信する応答の例としては、下記のようなXMLで表現される。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<cmd xmlns:trans="http://www.trans/example/">
<contents>
<PrinterName>PrinterA</PrinterName>
<ImageProcGrp>A</ImageProcGrp>
<ResolutionX>400</ResolutionX>
<ResolutionY>400</ResolutionY>
</contents>
</cmd>
上記は、簡単な例であるが、PrinterNameタグによって、それぞれのプリンタ名称を取得することができる。また、ImageProcGrpタグによって、それぞれのプリンタが利用可能な画像処理グループを取得することもできる。この画像処理グループにより、図12の1201に表示される選択肢が決まる。また、ResolutionXおよびResolutionYは、このプリンタのエンジンが必要とする画像の解像度であり、例えば単位はdpiである。
ネイティブ層218で取得された機種名は、スクリプト層217に伝達されて、以下の仮想コードにより、プリンタのリストとして表示される。
<form name=”frmPrinter”>
<select name=”selPrinter”>
</select>
</form>
<script type=”text/javascript”>
Function fAddPrinter(PrinterName, count){
var sObj=document.forms[“frmPrinter”].elements[“selPrinter”];
for (var i=0;i<count;i++){
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(PrinterName[i]);
}
}
</script>
上記において、selectタグは、リストを表示するための記述であり、scriptタグ内に記載したJavaScriptコードによって、リストに取得したプリンタの名称(PrinterNameに配列として格納)を追加することができる。
図11は、スクリプト層217において生成した仮想コードがインタプリタ214で解釈され、ディスプレイ104で表示されたプリンタのリストを含むプルダウンメニュー1101を示している。ユーザが所望のプリンタを選択すると、スクリプト層217が何番目のリストを選択したかというIDを取得することができる。プリンタを選択すると、次に、ユーザは、写真画像の選択操作に遷移する。
<写真画像選択とその画像処理の詳細>
次に以上のような構成の情報処理装置において実行する写真画像選択とそれに伴う画像処理について説明する。従って、これらの場合、情報処理装置115は画像処理装置として機能することになる。
ユーザが図9に示した写真画像選択ボタン901を押下することでS21が開始する。ここで、図3のS21の写真画像選択の詳細について、図4を用いて説明する。なお、S301〜S302、S307〜S308はCPUがスクリプト層のプログラムを用いて実行する処理であり、S303〜S306はCPUがネイティブ層のプログラムを用いて実行する処理である。
S301で、CPU100は、一意なIDを生成する。このIDは、数値、文字列等、スクリプト層217からネイティブ層218へ送信できる形式であればどのような形でも良い。S302で、CPU100は、写真画像選択ボタン901に対するユーザ操作に応じて画像選択をネイティブ層218に依頼する。S302では、S301で生成されたIDもネイティブ層218に送信される。その依頼では、バインディング機能によりスクリプト層217からネイティブ層218固有の画像選択APIを直接呼び出す。しかしながら、直接ネイティブ層固有の画像選択APIを呼び出せないのであれば、ネイティブ層218にスクリプト層217から直接呼び出せる関数を用意し、その関数内にネイティブ層固有の画像選択APIを呼び出す関数を記述しておけばよい。これは、ラッパを予め用意しておく方法である。また、そのAPIは、前記IDを、例えば、引数として渡す仕組みを備える。このようにしてネイティブ層218へIDが渡される。
S303で、CPU100は、デバイス固有の画像選択UIをディスプレイ104に表示する。表示された画像選択UIに対するユーザ操作に基づいて、任意の画像を1枚選択する。この実施形態はデバイス内の画像フォルダから画像を1枚選択しているが、画像の選択は、インターネット上の画像を選択したり、脱着可能な記憶媒体内の画像を選択したり、又はデバイスのカメラ機能を利用しその場で画像を撮影しても良い。
S304で、CPU100は、選択された画像を取得する。S305で、CPU100は、取得した画像をRGB空間に展開する。S306で、CPU100は、展開したRGB画像を、スクリプト層217から取得したIDと関連付けてネイティブ層が利用可能な記憶領域(例えば、データ保持部204)に保持する。関連付け方法は、例えば、IDとRGB画像を有するオブジェクトを作成することで、IDによりRGB画像の特定を可能にするという方法が考えられる。この関連付け方法は、これに限らず、IDと選択された画像のアクセス先であるパスや、IDとRGB展開に応じて実行される関数やクラス等も考えられる。また、画像ファイルをオープンした際に、OS層219より画像のパス情報(保存している場所やファイル名)が取得できるため、S306ではそのパス情報をネイティブ層218からスクリプト層217に返却する。
S307で、CPU100は、返却されたパス情報を用いて、公知のJavaScript(登録商標)によるDOM(Document Object Model)操作により、下記のようなSVGスクリプトを生成する。具体的には、スクリプト層のレンダリング部が生成する。
<?xml version="1.0" standalone="no" ?>
<!DOCTYPE svg PUBLIC "-//W3C//DTD SVG 20010904//EN" "http://www.w3.org/TR/2001/REC-SVG-20010904/DTD/svg10.dtd">
<svg width="1600" height="1200" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink">
<image id="img01" xlink:href="/images/IMG_0001.JPG" x="10" y="10" width="780" height="1180"/>
<image id="img02" xlink:href="/images/IMG_0002.JPG" x="810" y="10" width="780" height=”1180"/>
</svg>
なお、上記スクリプトにおいて、数値の単位は画素である。また、「/images/IMG_000x.jpg」が選択した画像のパス情報を示している。
図13は上記スクリプトで描画する印刷コンテンツの例を示す図である。この実施形態では、選択した2枚の画像をこのように、1ページ内に2枚配置する例を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、その他どのような配置、レイアウト等で描画しても構わない。
上記S307で生成されたSVGスクリプトは、HTML5によって記述される内容にinnerHTMLとして取り込まれる。SVGを取り込んだHTMLスクリプトは、図2に示すインタプリタ214によって解釈され、その画像がディスプレイ104で表示される。そして、S308でCPU100は補正パラメータを生成し、初期化する。補正パラメータとは、S22の画像処理の内容を決定するパラメータ群を保持するオブジェクトである。ネイティブ層218でどのような画像処理が施されるかは、補正パラメータによって決定される。
<画像処理の詳細>
ユーザが図9に示したスライドバー902を変化させることでS22が開始する。ここでは、図3のS22の画像処理の詳細について、図5を用いて説明する。なお、S401〜S403、S409、S411は、CPUがスクリプト層のプログラムを用いて実行する処理であり、S404〜S408はCPUがネイティブ層のプログラムを用いて実行する処理である。
S401で、CPU100は、補正パラメータを設定する。ここでは、図3のS308で生成した補正パラメータのbrightnessの値を、スライドバー902に対するユーザ操作に応じて設定される値に設定する。S402で、CPU100は、インジケータを起動し、ディスプレイ104に表示する。ここで、インジケータとは、アプリケーション内部でなんらかの処理が進行中である旨を伝えるUI表示のことである。例えば、プログレスバーや、時計マーク、図形の点滅や回転などがそれに相当する。レンダリング処理には通常、数秒から数10秒の時間を要することが考えられるため、このようなインジケータの表示は必須である。
S403で、CPU100は、S401にて設定された補正パラメータをネイティブ層218で利用できるJSON文字列の形式に変換する。ここで、補正パラメータはオブジェクトの形態を取っており、そのままではネイティブ層218で利用できないため、設定した補正パラメータをJSON文字列に変換する。そして、CPU100は、JSON文字列に変換された補正パラメータを、図3のS301で生成したIDと共にネイティブ層218へ転送する。
S404で、CPU100は、JSON文字列に変換された補正パラメータをデコードし、補正パラメータを取得する。より具体的には、補正パラメータ内のbrightnessが取得されることになる。
S405で、CPU100は、スクリプト層217から取得したIDを基に、図3のS305で展開されたRGB画像を特定する。
S406で、CPU100は、取得した補正パラメータから施すべき画像処理を判断し、RGB画像に対して画像処理を行う。
S407で、CPU100は、画像処理が施されたRGB画像をスクリプト層217で利用可能な形式(サポート可能な形式)の、例えば、JPEG形式のデータを生成し、これをテンポラリファイルとして保存する。S408で、CPU100は、スクリプト層217にインジケータの停止を依頼する。これは、ネイティブ層218から、スクリプト層217で定義されているインジケータ停止の関数を呼び出すことで実現する。
S409で、CPU100は、インジケータを停止して、ディスプレイ104の表示からインジケータを消去する。
一方、S410で、CPU100は、テンポラリファイルとして保存した画像のパス情報をネイティブ層より取得し、その画像が画面で表示されるように、前述したSVGスクリプトの内容を書き換える。その書き換えは公知のDOM操作によって行われる。書き換えられたSVGスクリプトは、最終的にはインタプリタ214に送られて解釈され、その結果がディスプレイ104で表示される。
また、この実施形態においては、図12に示すように、プルダウンメニュー1201によって、利用可能な画像処理の一覧を表示し、ユーザが所望の処理を選択することができる。
ここで、プルダウンメニュー1201中の「ImageFix」とは、写真画像を、人物顔検出やシーン解析部を用いて自動で解析し、適切な明るさ・ホワイトバランス調整を行う機能(顔検出機能)である(特開2010−278708号公報参照)。また、「RedeyeFix」とは、画像中から自動で赤目画像を検出して補正する機能(赤目検出機能)である(特開2006−350557号公報参照)。また、「SmartSkin」とは、写真画像から人物の顔を検出して、該顔の肌領域を好適に加工する機能である(特開2010−010938号公報参照)。また、「Mono」は、公知のモノクロ変換を行うモノクロ化処理機能である。「Sepia」は公知のセピア色変換を行うセピア化処理機能である。尚、画像処理機能の種類は、図12に示すものに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な画像処理を利用することができる。
この時に、この実施形態の特徴として、JavaScriptからバインド機能によってOS層219が通常備えているシステム関数を呼び出し、そのシステム関数からCPU100のクロック速度Clk[MHz]を取得する。
この実施形態では、そのクロック速度Clkから、予め定められた閾値Th1を用いて画像処理グループを特定する。グループ特定のための仮想コードの例は、以下の通りである。
If ( Clk > Th1 ) ImageProcGrp = “A”;
Else ImageProcGrp = “B”
なお、上記判定は、通常、アプリケーションが起動した際に、スクリプト層217において行われる。
画像処理グループを特定後、スクリプト層217において、以下のコードによって利用可能な画像処理の表示用スクリプトを制御する。
<form name=”frmIProc”>
<select name=”selIProc”>
</select>
</form>
<script type=”text/javascript”>
Function fAddImageProc(Grp){
var sObj=document.forms[“frmIProc”].elements[“selIProc”];
if( Grp =”A” ){
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“ImageFix”);
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“RedEyeFix”);
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“SmartSkin”);
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“Mono”);
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“Sepia”);
}
Else if (Grp=”B”){
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“Mono”);
var idx=sObj.length;
sObj.options[idx]=new Option(“Sepia”);
}
}
</script>
上記スクリプト操作では、情報処理装置115のCPU100のクロック数がある閾値より大きく、複雑な画像処理を実施可能と判断した場合には(Grp=A)、より多くの画像処理機能を選択可能なものとしている。逆に、CPU100のクロック数がある閾値以下の場合には、処理としては負荷の軽いモノクロ変換、セピア変換という処理しか選択できないようになる。
当然のことながら、上記スクリプトはOS層219が保持するインタプリタ214で翻訳され、画面上に表示される。図12はその描画された様子を示している。
ユーザが所望の画像処理機能を選択すると、HTMLの機能によって選択された画像処理IDが判別できる。その画像処理IDがネイティブ層218に伝達され、画像処理部208は選択した機能に相当する画像処理を適用して実行する。なお、ここでは各画像処理の詳細に関する説明は割愛する。
<プリンタ設定の詳細>
ユーザが、図9に示したプリントボタン905を押下することで図3のS23の処理が開始する。ここでは、図3のS23のプリンタ設定の詳細について、図6を用いて説明する。なお、S601、S607〜S609は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理であり、S602〜S606、S610はCPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行する処理である。
S601で、CPU100は、スクリプト層217からネイティブ層218へデバイス情報としてのプリンタ情報取得を依頼する。これは、プリンタ112と通信を行うためのスクリプト層217からの要求にあたる。依頼の方法は、画像選択時と同様に、バインディング機能によりスクリプトからネイティブ固有のAPIを呼び出す。ネイティブ層218には、スクリプト層217から直接呼び出せる関数もしくはその関数を間接的に呼び出す、いわゆる、ラッパが予め用意されている。例えば、GetPrinterInfoというネイティブ関数を用意しておき、スクリプト側からその関数を呼び出す。このようにして、ネイティブ層はスクリプト層からの外部デバイスとの通信の要求を取得する。
通常、スクリプト層217からはセキュリティ上の制限で外部デバイスと直接通信することはできない。そのため、上記のように、スクリプト層217から、一旦、ネイティブ層218へ外部デバイス情報の取得を依頼し、ネイティブ層218を介して外部デバイスと通信を行う。ここで、ネイティブ層218は、OS層219を介して、外部デバイス(例えば、プリンタ112)と通信する機能を備えている。
S602で、CPU100は、ネイティブ層218が該関数を呼び出されると、プリンタの検出、いわゆるディスカバリーを行う。そして、S603では、通信可能なプリンタの検出を行うため、例えば、Bonjour(登録商標)などのプロトコルにより、ブロードキャストやマルチキャスト等の方法を用いて応答のあったプリンタのIPアドレスを検知して記憶する。例えば、同一無線LANルータで繋がっているプリンタを検出する。
S604で、CPU100は、応答のあったプリンタのIPアドレスへプリンタ情報の提供を要求する。応答のあったプリンタが複数の場合、CPU100は、全てのプリンタに対して情報の提供を要求する。そのために、CPU100はネイティブ層で、プリンタの情報を取得するためのコマンドを生成する。そのコマンドとは、プリンタの動作を指定する命令であり、その一例としては、以下のようなXMLで表現される。
----------------------------------------------
01: <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
02: <cmd xmlns:trans="http://www.xxxx/yyyyy/">
03: <contents>
04: <operation>GetInformation</operation>
05: </contents>
06: </cmd>
----------------------------------------------
上記各行の左側に書かれている「01:」等の数値は説明を行うために付加した行番号であり、本来のXML形式のテキストには記載されない。
1行目はヘッダであり、XML形式で記述していることを表している。
2行目のcmdはコマンドの開始を意味する。xmlnsで名前空間を指定し、コマンドの解釈の定義を指定している。尚、6行目の</cmd>でコマンドの終了を示している。
3行目は以後に内容を記載する宣言であり、5行目でその終了を示している。
4行目には要求する命令が記載されており、<operation>と</operation>の間に実際の命令文言が存在する。命令文言であるGetInformationは、外部デバイスであるプリンタの情報を取得する命令である。例えば、プリンタが対応している用紙種類、サイズ、縁なし印刷機能の有無、印刷品位、等のケーパビリティ情報を提供するよう要求する。
尚、プリンタ情報取得コマンドの生成は、例えば、ROM101に予め記憶した固定のテキストを読み込んでも構わない。また、XML等のテキスト形式に限らず、バイナリ形式で記述し、それに沿ったプロトコルで通信しても良い。また、生成したプリンタ情報取得コマンドは、HTTP等のプリンタが対応している通信プロトコルに従った形式で、プリンタ通信部213を介してプリンタ112へ送信される。
また、通信方法はこれに限定されるものではない。Wi−Fi(登録商標)ダイレクトやBluetooth(登録商標)、赤外線通信、電話回線、有線LAN、USBを用いた接続でも良く、その方法に沿ったプロトコルで通信を行えば同様の効果を得ることができる。
図6では、ネイティブ層218で、コマンドを生成する構成としているが、スクリプト層217で、コマンドを生成する構成でも、同様の効果が得られる。その場合、スクリプト層217で、例えば、上記のXML形式の命令文を含むコマンドを作成し、ネイティブ層218へ渡す。それを受けて、ネイティブ層218は、通信プロトコルに従った形式でプリンタ112へそのコマンドを送信する。
プリンタ112は、情報処理装置115からコマンドを受信すると、デバイス情報であるプリンタ情報をXML形式で通信プロトコルに沿って、情報処理装置115へ送信する。以下に、プリンタの情報の一例を示す。
----------------------------------------------
01: <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
02: <cmd xmlns:trans="http://www.xxxx/yyyyy/">
03: <contents>
04: <device id=”Printer001” />
05: <mode = 1>
06: <media>GlossyPaper</media>
07: <size>A4</size>
08: <quality>1</quality>
09: <border>no</border>
10: </mode>
11: <mode = 2>
〜中略〜
</mode>
<mode = 3>
〜中略〜
</mode>

〜中略〜

</contents>
</cmd>
----------------------------------------------
1行目はヘッダであり、XML形式で記述していることを表している。2行目のcmdはコマンドの開始を意味する。xmlnsで名前空間を指定し、コマンドの解釈の定義を指定している。尚、最下行の</cmd>でコマンドの終了を示している。
3行目は以後に内容を記載する宣言であり、下の</contents>までその内容は継続する。4行目でデバイスIDを示している。ここでは、プリンタ112の機種名が「Printer001」であることを表している。5行目以降はプリンタ112が有する各モードについての記述である。<mode>から</mode>までで、1つのモードにおける情報が記述されている。5行目では、モードの番号が1である。以降の<media>は印刷用紙の種類、<size>は用紙サイズ、<quality>は印刷品位、<border>は縁あり/なしの情報をそれぞれ記述している。
11行目以降は他のモードであるモード2についての情報が記述されている。このように、プリンタ112の機種名と、そのプリンタが対応している全てのモードがこのXMLに記述されている。尚、プリンタ情報の記述方法はこれに限定されることはなく、タグ形式でないテキストや、バイナリ形式等の他の形式であっても構わない。また、上記の例ではプリンタの印刷機能の情報を受け渡ししているが、それに限定される事ではない。例えば、プリンタが処理可能な画像処理や解析処理、静かに印刷するモードの有無、メモリカードの利用有無、インク残量などのステータスなどの情報を受け渡すことも可能である。画像処理の例としては、モノクロやセピア、彩度強調などの色変換、複数画像のレイアウト、ホワイトバランス補正、ノイズ除去、その他自動で写真を好ましい色や輝度に補正する処理などが挙げられる。
S605で、CPU100は、プリンタ112からプリンタ情報を受信する。CPU100は、ネイティブ層で、受信したプリンタ情報から、例えば、プリンタ112が有する全てのモードにおける印刷用紙の種類、サイズ、印刷品位、縁あり/なしの項目と項目数等を含むプリンタ機能一覧を取得する。
S606で、CPU100は、受信したプリンタ情報をスクリプト層217が解釈可能な形式に変換して、スクリプト層217へ送信する。つまり、CPU100は、プリンタ112との通信によって得られた情報をスクリプト層217へ渡す。具体的には、CPU100は受け取ったXML形式のプリンタ情報を送信したり、タグなしのテキスト形式に変えて送信する等の方法がある。加えて、スクリプト層217から特定のネイティブ関数を呼び出す毎に、その戻り値として情報を取得しても良い。また、ネイティブ関数に取得するモードなどの引数を渡し、その戻り値として情報を得ても良い。さらに、上述のJSON文字列を用いた受け渡しや、データ変換部207及び203を用いてBASE64等の文字列で受け渡しを行ってもよい。
S607で、CPU100は、ネイティブ層218から受信したプリンタ情報に基づいて、プリンタ112で利用できる機能を含む設定画面(図10)を形成し、表示する。尚、プリンタの選択は、上記に限らず、一番早く応答してきたプリンタや、より機能が多いプリンタ、印刷ジョブが混雑していないプリンタを選択する、等の方法も考えられる。
このように、CPU100は、印刷用紙の種類・サイズ、印刷品位、縁あり/なし等のプリンタで利用できる機能を選択させる設定画面1001(図10)を表示する。設定画面の形成方法の一例として、以下に、HTML記述のサンプルを示す。
------------------------------------------------
<!DOCTYPE html>
<head>
<title>印刷設定 </title>
<script>
<!-- 用紙サイズ -->
var PaperSizeNum = GetPaperSizeNum();
var p = document.getElementById("PaperList");
var i;
for(i=0; i<PaperSizeNum; i++){
p.options[i] = new Option(GetPaperSizeT(i), GetPaperSizeV(i));
}

<!-- 用紙種類-->
var MediaTypeNum = GetMediaTypeNum();
var m = document.getElementById("MediaList");
var j;
for(j=0; j<MediaTypeNum; j++){
m.options[i] = new Option(GetMediaTypeT(j), GetMediaTypeV(j));
}

<!-- 印刷品位 -->
var QualityNum = GetQualityNum();
var q = document.getElementById("QualityList");
var k;
for(k=0; k< QualityNum; k++){
q.options[i] = new Option(GetQualityT(k), GetQualityV(k));
}

<!-- 縁あり/なし-->
var BorderNum = GetBorderNum();
var b = document.getElementById("BorderList");
var l;
for(l=0; l<BorderNum; l++){
b.options[i] = new Option(GetBorderT(l), GetBorderV(l));
}

<!-- 印刷関数-->
function printer() {
SetPrint(document.getElementById("PaperList").value,
document.getElementById("MediaList").value,
document.getElementById("QualityList").value,
document.getElementById("BorderList").value);
}
</script>
</head>

<!-- 表示部 -->
<body>
用紙サイズ <select id="PaperList"></select><br />
用紙種類 <select id="MediaList"></select><br />
印刷品位 <select id="QualityList"></select><br />
縁あり/なし <select id="BorderList"></select><br />
<br />

<button id="btn1" onclick="printer()">設定完了</button>
</body>
</html>
------------------------------------------------
上記のGetPaperSizeNum( )、GetMediaTypeNum( )、GetQualityNum( )、GetBorderNum( )はネイティブ関数であり、それぞれの項目数を取得する機能を備える。例えば、プリンタが対応している用紙サイズがA4、A5、B5、L判の4種類である場合、GetPaperSizeNum( )は4を返す。
GetPaperSizeT(n)、GetMediaTypeT(n)、GetQualityT(n)、GetBorderT(n)もネイティブ関数であり、引数nの値番目の文字列を返す。例えば、用紙サイズのテキストを返す関数のGetPaperSize(0)の返り値は「A4」、GetPaperSize(1)の返り値は「A5」となる。これらの値は、プリンタから受信するプリンタ情報からネイティブ関数が取り出す。
GetPaperSizeV(n)、GetMediaTypeV(n)、GetQualityV(n)、GetBorderV(n)もネイティブ関数であり、引数nの値番目の値を返す。例えば、用紙種類のテキストを返す関数のGetMediaTypeT(0)の返り値は「光沢紙」のように、表示してユーザに示す文言である。これに対して、GetMediaTypeV(0)の返り値は「GlossyPaper」と、プリンタが解釈できる文言となっている。これらの文言は、プリンタから送られてきた情報と結び付けてネイティブが決定する。例えば、プリンタから送られてきた情報より取り出した値が「GlossyPaper」であった場合、表示するテキストは「光沢紙」と決定する。決定の方法として、ネイティブはこれらの対応表を予め保持しておき、その対応表に沿ってテキストを決定すれば良い。
尚、上記では、例として、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、縁あり/なしの設定を行う仕様であるが、これに限定されるものではない。他の例として、両面/片面、カラー/モノクロ、画像補正のオン/オフ等の他の設定項目が挙げられることは言うまでもない。また、前述したように印刷機能のみではなく、プリンタが処理可能な画像処理や解析処理、静かに印刷するモードの有無、メモリカードの利用有無、インク残量などのステータスなどの情報を表示しても良い。
S608で、CPU100は、スクリプト層217で、設定画面1001に対するユーザ操作に基づいて、プリンタに設定する機能を選択する。上記の例で示したHTMLを、レンダリング部216を用いてディスプレイ104に表示した例が図10に示す1001である。ネイティブ層218を介してプリンタ情報を要求し、プリンタ情報から上記のネイティブ関数を用いて取得した情報を基に設定画面1001が形成されている。尚、上記HTMLはスクリプト層217、ネイティブ層218のいずれで形成しても良い。
また、図10に示す用紙サイズ等の設定項目はそれぞれプルダウンメニューになっており、ユーザ操作によって項目を選択する事ができる。ここで、設定画面1001は、プルダウンメニューによって、用紙サイズの設定項目として選択可能な項目の一覧が表示されている状態を示しており、ユーザ操作によってA4やA5等の用紙サイズを選択することができる。
S609で、CPU100は、設定完了ボタン1002に対するユーザ操作を検知すると、ユーザ操作によって選択された設定項目を含む設定情報を作成して、ネイティブ層218へ送信する。上記HTML記述の例にあるSetPrint( )もバインディング機能を有するネイティブ関数である。上記の例では、SetPrint( )を用いて、用紙サイズ、用紙種類、印刷品位、縁あり/なしの設定を文字列としてネイティブ層218へ渡している。
S610で、CPU100は、バインディング機能によりスクリプト層217から設定情報を受信する。ネイティブ層218では、後に、受信した設定情報、印刷対象の画像データ、さらにはスタンプの画像データとを基に、プリンタ112の通信プロトコルに従って、プリントコマンドを生成する。そして、プリンタコマンドは、プリンタ通信部213を介してプリンタ112へ送信されることになる。
<レンダリングの詳細>
ユーザが、図10に示した設定画面1001の設定完了ボタン1002を押下することで図3のS24のレンダリング処理が開始する。印刷処理を行うには、SVGで記述した印刷コンテンツを、プリンタ固有のプリント解像度画像データに変換する必要がある。この変換処理のことをレンダリングと呼ぶ。この実施形態では、このレンダリング処理をインタプリタ214で実行する。このように、表示と印刷用レンダリングを同じインタプリタを用いて行うことは、両者の一致を確保する上で重要である。
ここでは、図3のS24のレンダリングの詳細について、図7を用いて説明する。S701〜S705、S708〜709は、CPU100がスクリプト層217のプログラムを用いて実行する処理である。一方、S706〜S707はCPU100がOS層219のインタプリタ214を用いて実行する処理である。
まず、S701では、CPU100は、インジケータを起動する。ここで、インジケータとはアプリケーション内部でなんらかの処理が進行中であることを示すUI(ユーザインタフェース)表示のことである。例えば、プログレスバーなどがそれに相当する。レンダリング処理には通常、数秒から数10秒の時間がかかることが考えられるため、このようなインジケータの表示は必須である。
次に、S702では、CPU100はユーザがS608で選択した用紙種別情報と、「GetInformation」で取得した「ResolutionX」の値と「ResolutionY」の値とから、レンダリングに必要な解像度情報を算出する。例えば、このアプリケーションにおいては、スクリプト層217で、以下のような対応表を保持しているものとする。
<表1>
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・
|用紙サイズ| PaperH[mm] | PaperW[mm] |
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・
| 4×6 | 101.6 | 152.4 |
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・
| A4 | 297 | 210 |
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・
| L判 | 89 | 127 |
・−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−・。
表1において、PaperHは用紙の高さ、PaperWは用紙幅を示している。レンダリングに必要な解像度情報ResXおよびResY(単位は画素)は、以下の式によって算出することができる。即ち、
ResX=PaperH/25.4×ResolutionX
ResY=PaperW/25.4×ResolutionY
である。
次に、S703では、上記解像度情報に基づいて、SVGコンテンツの拡大率を算出する。その拡大率(ExpX,ExpY)を次式によって算出する。即ち、
ExpX=ResX/SvgX
ExpY=ResY/SvgY
を用いて算出する。上式において、上述したSVGコンテンツによれば、SvgX=1600、SvgY=1200である。
拡大率の算出後、その値を用いて、S704では、CPU100は拡大命令が記述されたSVGスクリプトの描画コマンドを、Canvas命令に変換し、Canvas領域にそのコンテンツを記述する。ここでは、コンテンツを記述しているSVGスクリプト(SVGのimage命令)を以下のようなものとする。なお、S704の処理は、CPU100が、スクリプト層の変換部2000を用いることで実現される。
<?xml version="1.0" standalone="no" ?>
<!DOCTYPE svg PUBLIC "-//W3C//DTD SVG 20010904//EN" "http://www.w3.org/TR/2001/REC-SVG-20010904/DTD/svg10.dtd">
<svg width="1600" height="1200" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink">
<image id="img01" xlink:href="/images/IMG_0001.JPG" x="10" y="10" width="780" height="1180"/>
<image id="img02" xlink:href="/images/IMG_0002.JPG" x="810" y="10" width="780" height=”1180"/>
</svg>
上記の例では印刷コンテンツの中に2つのSVGの画像要素が含まれている。この時、この実施形態では、SVGの画像要素に対応する以下のようなJavaScriptの関数を用意しおき、SVGのimage命令をCanvas命令に置換する。
function drawSVGImage( imageID, ctx , ExpX, ExpY){
var image = document.getElementById(imageID);

var x = image.getAttribute("x")
var y = image.getAttribute("y")
var width = image.getAttribute("width");
var height = image.getAttribute("height");
var href = image.getAttribute("xlink:href")

img = new Image();
img.src = href ;

ctx.drawImage(img, 0,0,width, height,
x*ExpX, y*ExpY, width*ExpX, height*ExpY);

}
上記関数は、SVGの画像要素から、「getAttribute」関数を用いて、画像の配置位置や配置サイズを取得する。そして、Canvas用の画像要素に画像のパス情報を設定して、Canvasのコンテキストctxの「drawImage」関数を利用して、画像を描画する例である。「drawImage」の引数では、S703で算出した拡大率(ExpX,ExpY)を用いて、描画する画像データの位置と領域を拡大している。なお、Canvasのctxについては、予め、ResXおよびResYという必要解像度の大きさで確保されている。この実施形態では、画像は2つ存在するため、「imageID」に、「img01」,「img02」をそれぞれ設定して、S705では上記関数を2回呼び出す。
S704で記述されたCanvasによる描画情報は、OS層219が保持するインタプリタ214に入力され、インタプリタ214において実際にレンダリング処理が行われることになる。そのため、S705でCPU100は、OS層219にレンダリング処理を実行させるためにレンダリング関数を呼び出す。
S706では、CPU100はインタプリタ214の内部において、画像を描画するためのメモリ領域を確保する。その大きさは、Canvasのctxのサイズ分となる。そして、S707でCPU100は、インタプリタ214を用いてCanvasで記述された描画情報に対するレンダリング処理を行う。このレンダリング処理により得られた画像データが、S706で確保されたメモリ領域に記憶される。
次に、S708では、CPU100は、S707のレンダリング処理により生成された画像データを取得し、S709でインジケータを停止する。なお、S707でメモリに保存された画像データは、Canvasの「toDataURL」関数を用いることで画像データとして取得される。また、スクリプト層217では、RGB画像のデータ配列をそのまま利用できないため、画像データはスクリプト層217で解釈可能な形式(つまりBase64形式)に変換される。よって、S708で取得される画像データはBase64形式の画像データである。以上の処理により、元々SVGで記述していた描画コンテンツを一度、Canvas命令を用いて描画し直すことにより、OS層のインタプリタによるレンダリング結果をスクリプト層が画像データとして取得することが可能となる。
なお、この実施形態では、説明を簡単化するために、SVGの画像要素のみについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、SVGの描画命令にはその他、矩形描画命令「rect」、円形描画命令「circle」、直線描画命令「line」、テキスト描画命令「text」など数多くの命令が存在する。従って、これらそれぞれに対応するCanvasによる描画関数を用意すれば、上記画像要素と同様に、SVGで記述した命令を全てCanvas命令に置換することが可能である。
レンダリング処理に成功したなら、S708ではインジケータの停止依頼をスクリプト層217に送信し、S709では、CPU100はインジケータを停止して、ディスプレイ104の表示からインジケータを消去する。
<プリントの詳細>
図3のS25ではレンダリングした後の画像データを用いてプリント処理を実行する。実際には、図7のS707の処理が終了し、スクリプト層がS708で取得した画像データをネイティブ層に送信することでS25の処理が開始される。ここでは、図3のS25のプリントの詳細について、図8を用いて説明する。なお、図8のS801〜S803は、CPU100がネイティブ層218のプログラムを用いて実行し、S804はプリンタ側で実行される処理である。
S801で、CPU100は、スクリプト層からネイティブ層に送信された画像データをプリンタ112で利用可能な形式に変換する。プリンタが利用可能な形式は、RGBやJPEG、CMYKに加え、PDF等のプリンタベンダーの独自フォーマット等もある。ここではそれらのうち、どのような形式であっても構わない。
S802で、CPU100は、前記設定情報とS801で変換された画像データを基に、プリンタ112へ送信するコマンドを生成する。S803で、CPU100は、プリンタの利用できる通信プロトコルに則り、S802で生成したコマンドを、S603で記憶したIPアドレスに対応するプリンタ112に対し、プリンタ通信部213を利用して送信する。
S804で、プリンタ112は、情報処理装置115から受信したコマンドに従って、プリントを実行する。
従って以上説明した実施形態によれば、印刷コンテンツを第1のコンテンツ記述言語(例えば、SVG形式)で記述したとしても、そのコンテンツ情報を第2のコンテンツ記述言語(例えば、Canvas形式)に変換してレンダリング処理を行うことができる。ここで、第2の記述言語で描画した画像データは、例えば、RGB各成分値を取得することができ、そのRGB画像データをプリンタが利用可能な所定のフォーマットに変換して、プリンタに送信することでプリントアプリケーションを構築することが可能となる。
[別の実施形態]
上述の実施形態では、SVGで描画されるよう指示した画像のパス情報をCanvasのimg.srcにセットしてCanvasのコンテキストに描画する例を説明した。ここではJavaScript関数によって、SVGの画像要素をCanvasに描画する例について説明する。
説明のために、以下のようなJavaScript関数を例として説明する。
function drawSVGImage( imageID, ctx , ExpX, ExpY){

var image = document.getElementById(imageID);

var x = image.getAttribute("x")
var y = image.getAttribute("y")
var width = image.getAttribute("width");
var height = image.getAttribute("height");
var href = image.getAttribute("xlink:href")

img = new Image();
img.src = getBase64Data( href );

ctx.drawImage(img, 0,0,width, height,
x*ExpX, y*ExpY, width*ExpX, height*ExpY);

}
上記プログラムコードでは、img.srcにセットする情報を独自に定義した「getBase64Data(href)」関数によって取得をしている。この関数は、「href」で指示されたパス情報が示す画像データをネイティブ層でオープンし、展開後のRGB画素値をBase64形式に変換してスクリプト層で取得するための関数を意味している。この関数はネイティブ層で用意されるが、前述したJavaScriptとネイティブ層のバインド機能によって、スクリプト層から呼び出すことが可能である。
以上のように、この実施形態では、ファイル指定で画像データをオープンするのではなく、ネイティブ層でBase64形式に変換した情報をCanvasに描画する構成を採用する。これにより以下の効果を達成することができる。
即ち、Canvasではパス情報から直接画像データを描画する方法を用いると、特定のOSによっては、描画した結果の画像データをその後、「toDataURL」関数を用いて取得することができないという問題がある。この問題はCanvasの汚染問題と言われている。一方、以上説明した実施形態に従えば、レンダリングする際のみネイティブ層でBase64形式に変換した画像データを取得してCanvasに張り付けるため、この汚染問題を回避しインタプリタからレンダリング結果の画像データを取得することができる。
[さらに別の実施形態]
前述の実施形態では、拡大後の解像度情報に応じたCanvasのコンテキスト(ctx)を生成し、そのCanvasにSVGコンテンツを描画する際に、画像の位置やサイズ情報に拡大率を乗じて描画する例について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、SVGデータそのものは印刷解像度に拡大せず、そのままCanvas命令に置換する。なぜなら、Canvas描画命令の中にもscaleというコンテンツの拡大命令があるため、Canvasのscale命令で所望の解像度(ResX,ResY)に拡大することも可能であるからである。
具体的には、図7のS704において、SVGスクリプトをCanvas命令で描画後に、Canvasのコンテキストが備えるscale命令を用いて、コンテキスト(ctx)の拡大を行う。具体的には以下のように記述する。
ctx.scale( ExpX, ExpY );
ここで、ExpX,ExpYは、上述のように拡大率を示している。拡大命令を含んだCanvasスクリプトは、S705においてインタプリタ214に入力される。そして、インタプリタ214において、上述のように、レンダリング結果の画像データ(RGB値)を取得するのである。
さて、以上説明した実施形態では、アプリケーションを起動した最初にプリンタを選択するとして説明したが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、印刷設定を行う過程において、プリンタ設定を行い、そのプリンタにXMLによる情報取得コマンドを送信するようにしてもよい。
また、以上説明した実施形態では、スクリプト層の命令を翻訳・実行するためのインタプリタを1つだけ利用する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ディスプレイ表示用にはインタプリタ214を利用するが、画像のレンダリング用には別途ネイティブ層に別のインタプリタを備え、これを用いて、描画命令の解釈を行っても良い。
さらに、以上説明した実施形態で記載したコードは、あくまでも仮想コード(pseudo codes)である。従って、HTML5、SVG、JavaScriptといった公知の言語を用いて別の形態で実施することも可能である。
またさらに、以上説明した実施形態では、第1のコンテンツ記述言語をSVG、第2のコンテンツ記述言語をCanvasとした例について説明した。しかしながら、第1の記述言語がSVGに限定されるものではないことは言うまでもない。例えば、別のXML形式によるSVGに類似した独自技術言語であっても構わない。その場合には、以上説明した実施形態と同様、各描画命令をCanvasに変換する構成を取ることで、本発明の目的を達成できる。
またさらに、以上説明した実施形態では、2つのコンテンツ記述言語のみを扱う例について説明したが、本発明はこれによって限定されるものではなく、3つ以上の記述言語を介してレンダリング処理を行っても良い。例えば、当初SVGで記述したコンテンツを一度別の形態に変換し、それをさらにCanvas形式に変換するという構成を用いたとしても、本発明が実現されることは言うまでもない。
またさらに、以上説明した実施形態では、レンダリング後の画像データを所定の形式に変換して、プリンタに送信する例について説明したが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、レンダリング後の画像データを、汎用的な形式(JPEG等)に変換し、それを、プログラムが動作する情報処理装置に保存してもよい。また、その汎用形式の画像をネットワーク113を介して接続された別のサーバ、例えば、ソーシャルネットワークを構築するサーバに送信してもよい。このように、レンダリング後に得られた画像データは、他のいかなる用途に用いたとしても、そのような構成が本発明の範疇に含まれることは言うまでもない。
また、図1で示した情報処理装置の例は、携帯可能なモバイルコンピュータを想定したハードウェアとなっているが、本発明はそれに限定されない。例えば、据え置き型のパーソナルコンピュータやゲーム機等のハードウェア上においても、同様の構成を実現することは可能である。
また、以上説明した実施形態では写真を2枚並べた印刷コンテンツのみを例示したが、本発明はそれに限定されるものではない。例えば、写真以外の画像コンテンツを写真の上に重畳したり、日付などのテキスト情報を重畳するという記述も、当業者であれば実現可能であることは言うまでもない。このように、写真以外のコンテンツを描画することも本発明の範囲に含まれるものである。
さらに、表1で示したような情報は、アプリケーション内部に予め保持されていてもよいし、プリンタ本体に含まれており、それを「GetInformation」コマンドで取得するようにしてもよい。或いは、その情報が図1で示したようなサーバ114に保持されており、アプリケーションが起動した際に、そのサーバからウェブの標準的な通信プロトコルに従って表1に示したような情報を取得するようにしてもよい。
加えて、上記実施形態のプリンタは、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ、昇華型プリンタ、ドットインパクトプリンタ等を利用することができる。これらには、プリンタ機能、スキャナ機能等を有する、単一機能ではない、いわゆる、複合機(マルチファンクションプリンタ)の場合もある。
尚、以上の実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
201:画像取得部、202:画像読込部、203:データ変換部、
204:データ保持部、205:コンテンツ描画部、206:画像処理制御部、
207:データ変換部、208:画像処理部、210:コンテンツ操作部、
211:プリンタ制御部、212:プリンタデータ生成部、213:プリンタ通信部、
214:インタプリタ、215:画像データ群、216:レンダリング部、
217:スクリプト層、218:ネイティブ層、219:OS層、220:データ保存部

Claims (17)

  1. プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置であって、
    前記第1のプログラム層において第1の記述言語で記述されたコンテンツを第2の記述言語のコンテンツに変換する変換手段と、
    前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを取得する取得手段と
    前記取得手段により取得された前記コンテンツの画像データをプリンタが利用可能な形式の画像データに変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換手段により変換された前記プリンタが利用可能な形式の画像データを前記プリンタに送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記コンテンツは印刷コンテンツであり、
    前記変換手段は、
    前記印刷コンテンツが印刷されるプリンタの印刷解像度に基いて、前記第1の記述言語で記述された印刷コンテンツの拡大率を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された拡大率に基いて、前記第1の記述言語の印刷コンテンツを前記第2の記述言語の印刷コンテンツに変換する第1の変換手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷解像度は、前記情報処理装置に接続されるプリンタから取得した属性情報に基づいて算出されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置が動作させるオペレーティングシステムが備える翻訳手段によって前記第2の記述言語のコンテンツが翻訳されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記コンテンツを翻訳する別の翻訳手段を前記第2のプログラム層に備えることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置で動作するオペレーティングシステムから描画結果が取得できない第1の記述言語で記述されたコンテンツが、前記変換手段によって、前記オペレーティングシステムから描画結果が取得可能な第2の記述言語のコンテンツに変換され、前記第2の記述言語のコンテンツを前記オペレーティングシステムに描画させる指示手段をさらに有し、
    前記取得手段は、前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる当該コンテンツのデータを前記オペレーティングシステムから取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の記述言語は、SVGであり、
    前記第2の記述言語は、Canvasであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1のプログラム層の命令セットは、HTML、CSS、JavaScriptのいずれか1つで記述されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. プロセッサで翻訳され実行されるための命令セットを含む第1のプログラム層と、前記プロセッサ以外で予め翻訳された命令セットを含む第2のプログラム層とを包含するプログラムを、前記プロセッサで実行する情報処理装置の処理方法であって、
    前記第1のプログラム層において第1の記述言語で記述されたコンテンツを第2の記述言語のコンテンツに変換する変換工程と、
    前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを取得する取得工程と
    前記取得工程により取得された前記コンテンツの画像データをプリンタが利用可能な形式の画像データに変換する第2の変換工程と、
    前記第2の変換工程により変換された前記プリンタが利用可能な形式の画像データを前記プリンタに送信する送信工程とを有することを特徴とする処理方法。
  10. ウェブ標準言語で記述された第1のプログラム層と、ウェブ標準言語とは異なるプログラム言語で記述された第2のプログラム層とを包含するプログラムを実行するコンピュータを、前記第1のプログラム層において第1の記述言語で記述されたコンテンツを第2の記述言語のコンテンツに変換する変換手段と、前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記コンテンツの画像データをプリンタが利用可能な形式の画像データに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段により変換された前記プリンタが利用可能な形式の画像データを前記プリンタに送信する送信手段として機能させるための前記コンピュータが読み取り可能なプログラム。
  11. 前記コンテンツは印刷コンテンツであり、
    前記印刷コンテンツが印刷されるプリンタの印刷解像度に基いて、前記第1の記述言語で記述された印刷コンテンツの拡大率を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された拡大率に基いて、前記第1の記述言語の印刷コンテンツを前記第2の記述言語の印刷コンテンツに変換する第1の変換手段として前記コンピュータをさらに機能させるための請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記印刷解像度は、前記コンピュータに接続されるプリンタから取得した属性情報に基づいて算出されることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記コンピュータが動作させるオペレーティングシステムが備える翻訳手段によって前記第2の記述言語のコンテンツが翻訳されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. 前記コンテンツを翻訳する別の翻訳手段を前記第2のプログラム層に備えることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記コンピュータが動作させるオペレーティングシステムから描画結果が取得できない第1の記述言語で記述されたコンテンツが、前記変換手段によって、前記オペレーティングシステムから描画結果が取得可能な第2の記述言語のコンテンツに変換され、前記第2の記述言語のコンテンツを前記オペレーティングシステムに描画させる指示手段として前記コンピュータをさらに機能させ、
    前記取得手段は、前記変換された第2の記述言語のコンテンツを描画することで得られる前記コンテンツのデータを前記オペレーティングシステムから取得することを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
  16. 前記第1の記述言語は、SVGであり、
    前記第2の記述言語は、Canvasであることを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
  17. 前記ウェブ標準言語は、HTML、CSS、JavaScriptのいずれか1つであることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1項に記載のプログラム。
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