JP7017500B2 - 人力駆動車用ドライブユニット - Google Patents

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Description

本発明は、人力駆動車用ドライブユニットに関する。
例えば、特許文献1に開示されている人力駆動車用ドライブユニットは、人力駆動車の推進をアシストする電気モータを含む。
特許第6267433号公報
本発明の目的の1つは、人力駆動車の推進を好適にアシストできる人力駆動車用ドライブユニットを提供することである。
本開示の第1側面に従う人力駆動車用ドライブユニットは、クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、前記電気モータは、出力軸と、前記ハウジングに固定して設けられるステータと、前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において前記ステータに対向するように配置され、前記出力軸の回転軸心に沿う方向における前記ステータの一方側のみに配置される。
第1側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、出力軸の回転軸心に沿う方向においてステータの一方側に配置されるロータを有する電気モータによって、人力駆動車の推進を好適にアシストできる。第1側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、ロータが出力軸の回転軸心に沿う方向においてステータの一方側のみに配置されるため、出力軸の回転軸心に沿う方向におけるドライブユニットのサイズの大型化を抑制できる。
本開示の第1側面に従う第2側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板と、前記回路基板に設けられる磁気センサと、をさらに含み、前記磁気センサは、前記ロータの前記磁石の磁界を検出する。
第2側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板に、磁気センサが設けられるため、配線を簡素にできる。第2側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、磁気センサによってロータの回転状態を検出できる。
本開示の第3側面に従う人力駆動車用ドライブユニットは、クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、前記電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板と、前記回路基板に設けられる磁気センサと、を含み、前記電気モータは、出力軸と、前記ハウジングに固定して設けられるステータと、前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、前記磁気センサは、前記ロータの前記磁石の磁界を検出する。
第3側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、磁気センサによってロータの回転状態を検出して、人力駆動車の推進を好適にアシストできる。第3側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板に、磁気センサが設けられるため、配線を簡素にできる。
本開示の第1~第3側面のいずれか1つに従う第4側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ステータは、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコアを含む。
第4側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、圧粉磁心によって好適な形状のステータコアを形成できる。
本開示の第5側面に従う人力駆動車用ドライブユニットは、クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、前記電気モータは、出力軸と、前記ハウジングに固定して設けられるステータと、前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、前記ステータは、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコアを含む。
第5側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、圧粉磁心によって好適な形状のステータコアを形成できるため、人力駆動車の推進を好適にアシストできる。
本開示の第4または第5側面に従う第6側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ステータコアは、ベース部と、ベース部に設けられる複数のティースと、を含み、前記複数のティースに含まれる各ティースは、ティース本体と、前記ティース本体の遊端部に設けられる鍔部と、を含み、前記ティース本体と、前記鍔部とは、前記圧粉磁心によって一体に形成される。
第6側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、圧粉磁心によって好適な形状のティース本体と好適な形状の鍔部とを一体に形成できる。第6側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、銅損を低減できる。
本開示の第6側面に従う第7側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ティース本体は、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿う第1側壁面、および、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿い、かつ、前記第1側壁面と異なる第2側壁面を含み、前記鍔部は、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿う第3側壁面、および、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿い、かつ、前記第3側壁面と異なる第4側壁面を含み、前記第1側壁面と、前記第2側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度以下であり、前記第3側壁面と、前記第4側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度以下である。
第7側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、複数のティースを好適に円形状に配置できる。
本開示の第7側面に従う第8側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記第1側壁面と、前記第2側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度に等しく、前記第3側壁面と、前記第4側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度に等しい。
第8側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、複数のティースを好適に円形状に配置できる。
本開示の第7または第8側面に従う第9側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記出力軸の回転軸心の軸方向から見て、前記第1側壁面と前記第3側壁面とは平行であり、前記第2側壁面と前記第4側壁面とは平行である。
第9側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、隣り合うティース間において磁束の偏りを生じ難くできる。第9側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、電気モータの出力を向上できる。
本開示の第7~第9側面のいずれか1つに従う第10側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記鍔部は、前記出力軸の回転軸心を中心とする第1仮想円に沿う第1周壁面と、前記出力軸の前記回転軸心を中心とし、前記第1仮想円とは異なる第2仮想円に沿う第2周壁面と、をさらに含む。
第10側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、第1周壁面と第2周壁面とを同心円状に配置できる。第10側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、電気モータの出力を向上できる。
本開示の第7~第10側面のいずれか1つに従う第11側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記鍔部は、前記ロータに対向する対向面をさらに含み、前記対向面は、前記第3側壁面に接続される第1部分、前記第4側壁面に接続される第2部分、および、前記第1部分と前記第2部分との間に設けられる第3部分を含み、前記第1部分と前記第3部分との第1境界線は、前記第3側壁面に平行であり、前記第2部分と前記第3部分との第2境界線は、前記第4側壁面に平行であり、前記第1部分は、前記第1境界線から前記第1側壁面に向かうにつれて前記ティース本体側に傾斜し、前記第2部分は、前記第2境界線から前記第2側壁面に向かうにつれて前記ティース本体側に傾斜する。
第11側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、トルクリップルを低減できる。
本開示の第6~第11側面のいずれか1つに従う第12側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ベース部は、前記複数のティースがそれぞれ固定される固定部分を含む。
第12側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、固定部分によって複数のティースをベース部に好適に固定できる。
本開示の第12側面に従う第13側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記固定部分は、前記ティース本体の基端部が挿入される孔を有する。
第13側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、基端部を孔に挿入することによって複数のティースをベース部に簡単に固定部分に固定できる。
本開示の第1または第5側面に従う第14側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記電気モータの前記出力軸に設けられる磁石と、前記電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板と、前記回路基板に設けられ、前記磁石の磁界を検出する磁気センサと、をさらに含む。
第14側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板に、磁気センサが設けられるため、配線を簡素にできる。第14側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、出力軸に設けられる磁石の磁界を検出することによって出力軸の回転状態を検出できる。
本開示の第1~第14側面のいずれか1つに従う第15側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記出力軸に設けられ、前記出力部に前記電気モータの駆動力を伝達するための出力歯車をさらに含む。
第15側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、出力歯車によって電気モータの出力を出力部に好適に出力できる。
本開示の第15側面に従う第16側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ステータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において、前記出力歯車と前記ロータとの間に配置される。
第16側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、ステータを、出力軸の回転軸心に沿う方向において、出力歯車とロータとの間に配置できる。
本開示の第16側面に従う第17側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ステータに設けられ、かつ、前記ロータおよび前記出力軸の少なくとも1つを回転可能に支持する軸受をさらに含む。
第17側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、軸受によってロータおよび出力軸の少なくとも1つを好適に回転可能に支持できる。軸受は、ロータのみ、出力軸のみ、または、ロータおよび出力軸の両方を回転可能に支持できる。
本開示の第17側面に従う第18側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ステータには、前記出力軸の回転軸心に沿う方向に並ぶ複数の前記軸受が設けられる。
第18側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、複数の軸受によってロータおよび出力軸の少なくとも1つを安定して支持できる。
本開示の第17または第18側面に従う第19側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記軸受は、前記ステータの内周部に設けられる。
第19側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、ステータの内周部とロータおよび出力軸の少なくとも1つとの間において、ロータおよび出力軸の少なくとも1つを好適に支持できる。
本開示の第15側面に従う第20側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において、前記出力歯車と前記ステータとの間に配置される。
第20側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、ロータを、出力軸の回転軸心に沿う方向において、出力歯車とステータとの間に配置できる。
本開示の第20側面に従う第21側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ハウジングに設けられ、前記ロータおよび前記出力軸の少なくとも1つを回転可能に支持する軸受をさらに含む。
第21側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、軸受によってロータおよび出力軸の少なくとも1つを好適に回転可能に支持できる。
本開示の第21側面に従う第22側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記ハウジングには、前記出力軸の回転軸心に沿う方向に並ぶ複数の前記軸受が設けられる。
第22側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、複数の軸受によってロータおよび出力軸の少なくとも1つを安定して支持できる。
本開示の第21または第22側面に従う第23側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記軸受は、前記ロータの内周部に設けられる。
第23側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、ロータの内周部において、ロータおよび出力軸の少なくとも1つを好適に支持できる。
本開示の第1~第23側面のいずれか1つに従う第24側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記出力部は、前記クランク軸の回転軸心まわりに回転するように構成され、前記出力部は、筒状部分を有し、前記クランク軸は、前記筒状部分の内周を通過するように配置される。
第24側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、出力部をクランク軸と同軸に配置できる。
本開示の第1~第24側面のいずれか1つに従う第25側面の人力駆動車用ドライブユニットにおいて、前記電気モータの回転を減速して前記出力部に伝達する減速機構をさらに含む。
第25側面の人力駆動車用ドライブユニットによれば、減速機構によって電気モータの回転を減速し、かつ、電気モータから出力部に与えられるトルクを増大できる。
本開示の人力駆動車用ドライブユニットは、人力駆動車の推進を好適にアシストできる。
第1実施形態の人力駆動車用ドライブユニットの断面図。 図1のステータコアをティースの基端部側から見た平面図。 図1の磁石をステータ側から見た平面図。 図1のティースの斜視図。 図1のティースの平面図。 図1のティースの側面図。 図1のティースの周壁部のなす角度を示す模式図。 第2実施形態の人力駆動車用ドライブユニットの断面図。 変形例の人力駆動車用ドライブユニットの断面図。
本明細書に記載される「少なくとも1つ」という表現を含む文章は、次のように理解できる。該当する文章に示される選択肢が2つの場合、その文章は、選択肢の1つのみ、または、選択肢の2つを含むことを意味する。該当する文章に示される選択肢が3つ以上の場合、その文章は、選択肢の1つのみ、または、2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを含むことを意味する。
(第1実施形態)
図1~図7を参照して、第1実施形態の人力駆動車用ドライブユニット10について説明する。以後、人力駆動車用ドライブユニット10を、単にドライブユニット10と記載する。人力駆動車用ドライブユニット10は、人力駆動車に用いられる。人力駆動車は、少なくとも人力駆動力Hによって駆動することができる車両である。人力駆動車は、車輪の数が限定されず、例えば1輪車および3輪以上の車輪を有する車両も含む。人力駆動車は、例えばマウンテンバイク、ロードバイク、シティバイク、カーゴバイク、リカンベントなど種々の種類の自転車を含む。自転車は、電気モータによって駆動力が与えられる電動自転車(E-bike)を含む。電動自転車は、電気モータによって推進が補助される電動アシスト自転車を含む。以下、実施の形態において、人力駆動車を、2つの車輪を有する自転車として説明する。
ドライブユニット10は、クランク軸12を回転可能に支持するハウジング14と、ハウジング14に設けられ、クランク軸12に連結される出力部16と、出力部16に駆動力を与えるように構成される電気モータ18と、を含む。電気モータ18は、出力軸20と、ハウジング14に固定して設けられるステータ22と、出力軸20に固定され、磁石24を有するロータ26と、を含む。ロータ26は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいてステータ22に対向するように配置され、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおけるステータ22の一方側のみに配置される。ドライブユニット10は、クランク軸12をさらに含むことが好ましい。クランク軸12は、ハウジング14を貫通する。電気モータ18は、アキシャルギャップ型のモータである。
ハウジング14は、人力駆動車のフレームに取り付けられるように構成される。ハウジング14は、第1ハウジング部14A、第2ハウジング部14B、および、第3ハウジング部14Cを含む。第1ハウジング部14Aは、クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、ドライブユニット10の一方の側面を含む。第2ハウジング部14Bおよび第3ハウジング部14Cは、クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、ドライブユニット10の他方の側面を含む。第1ハウジング部14Aと第2ハウジング部14Bとは、第1収容空間S1を形成する。第1収容空間S1には、減速機構38、クランク軸12の一部、および、出力部16の一部が配置される。第3ハウジング部14Cは、第2ハウジング部14Bに取り付けられる。第2ハウジング部14Bと第3ハウジング部14Cとは、第2収容空間S2を形成する。第2収容空間S2には、電気モータ18のロータ26およびステータ22が配置される。第2ハウジング部14Bの第2収容空間S2側の側面には孔14Dが設けられる。孔14Dは、クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、第2ハウジング部14Bを貫通する。第3ハウジング部14Cは、第2ハウジング部14Bの孔14Dの第1ハウジング部14Aとは反対側の開口を覆うように、第2ハウジング部14Bに設けられる。第1ハウジング部14Aは、第2ハウジング部14Bに、例えば結合部材によって固定される。第3ハウジング部14Cは、第2ハウジング部14Bに、例えば結合部材によって固定される。結合部材は、例えばボルトまたは接着剤などを含む。
出力部16は、クランク軸12の回転軸心C2まわりに回転するように構成される。出力部16は、筒状部分16Aを有する。クランク軸12は、筒状部分16Aの内周を通過するように配置されることが好ましい。クランク軸12の回転軸心C2は、出力軸20の回転軸心C1と平行することが好ましい。クランク軸12の第1端部12Aは、第1軸受28を介してハウジング14に支持される。第1軸受28は、例えば、転がり軸受を含む。第1軸受28は、すべり軸受であってもよい。クランク軸12の第2端部12Bは、クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、出力部16の筒状部分16Aの内周からハウジング14の外側に突出する。出力部16は、第2軸受30を介してハウジング14に支持される。第2軸受30は、例えば、転がり軸受を含む。第2軸受30は、すべり軸受であってもよい。クランク軸12と出力部16の筒状部分16Aとの間には、第3軸受32が設けられる。第3軸受32は、例えば、すべり軸受けを含む。第3軸受32は、転がり軸受であってもよい。
ドライブユニット10は、第1ワンウェイクラッチ34と、伝達部材35と、をさらに含む。伝達部材35は、クランク軸12に設けられ、クランク軸12と一体に回転するように構成される。伝達部材35は、筒状に形成される。クランク軸12は、伝達部材35と同軸に配置される。クランク軸12の一部は、伝達部材35の内周側に配置される。クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、クランク軸12は、伝達部材35の両端部から突出する。クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、伝達部材35の第1端部35Aは、クランク軸12に固定される。伝達部材35は、クランク軸12と一体に形成されてもよい。第1ワンウェイクラッチ34は、伝達部材35と出力部16との間に設けられる。第1ワンウェイクラッチ34は、クランク軸12の回転軸心C2に平行な方向において、伝達部材35の第2端部35Bの外周部と、出力部16の筒状部分16Aの内周部との間に設けられる。第1ワンウェイクラッチ34は、内輪体と、外輪体と、内輪体および外輪体の間に配置される伝達体とを含む。第1ワンウェイクラッチ34の内輪体は、伝達部材35と一体に形成されてもよい。第1ワンウェイクラッチ34の外輪体は、出力部16と一体に形成されてもよい。第1ワンウェイクラッチ34は、ラチェット式のクラッチであってもよく、ローラクラッチであってもよく、スプラグ式のクラッチであってもよい。第1ワンウェイクラッチ34は、クランク軸12の第1方向の回転を出力部16に伝達し、出力部16の第1方向の回転をクランク軸12に伝達しない。
ドライブユニット10は、出力軸20に設けられ、出力部16に電気モータ18の駆動力を伝達するための出力歯車36をさらに含むことが好ましい。出力歯車36は、出力軸20の第1端部20Aに設けられる。出力歯車36は、出力軸20の外周部に形成されてもよく、出力軸20と別体に形成されて、出力軸20に取り付けられてもよい。
ドライブユニット10は、電気モータ18の回転を減速して出力部16に伝達する減速機構38をさらに含むことが好ましい。本実施形態の減速機構38は、電気モータ18の回転を2段階で減速して出力部16に伝達する。減速機構38は、電気モータ18の回転を1段階で減速して出力部16に伝達してもよく、電気モータ18の回転を3段階以上で減速して出力部16に伝達してもよい。減速機構38は、複数の歯車を含む。減速機構38は、遊星歯車機構を含んでもよく、ベルトおよびプーリを含んでもよい。本実施形態の減速機構38は、出力歯車36、第1歯車40、第2歯車42、および、第3歯車44を含む。
第1歯車40および第2歯車42は、伝達軸46の外周部に設けられる。第1歯車40は、伝達軸46の外周部に伝達軸46と一体に形成されてもよく、伝達軸46と別体に形成されて、伝達軸46に取り付けられてもよい。第2歯車42は、伝達軸46の外周部に伝達軸46と一体に形成されてもよく、伝達軸46と別体に形成されて、伝達軸46に取り付けられてもよい。伝達軸46は、ハウジング14に回転可能に支持される。伝達軸46の両端部は、一対の第4軸受48を介してハウジング14に支持される。一対の第4軸受48は、例えば、転がり軸受を含む。一対の第4軸受48は、すべり軸受であってもよい。
第1歯車40は、出力歯車36と噛み合う。第1歯車40の歯数は、出力歯車36の歯数よりも多い。第2歯車42は、伝達軸46のうちの第1歯車40とは異なる部分に設けられる。第2歯車42は、出力軸20の軸方向において、伝達軸46のうちの出力歯車36および第1歯車40よりもステータ22側に設けられることが好ましい。第3歯車44は、出力部16の外周部に設けられる。第3歯車44は、出力部16の筒状部分16Aの外周部に形成されてもよく、筒状部分16Aと別体に形成されて、筒状部分16Aに取り付けられてもよい。第3歯車44は、第2歯車42と噛み合う。第3歯車44の歯数は、第2歯車42の歯数よりも多い。第3歯車44は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aに垂直な方向において、少なくとも一部が第1ワンウェイクラッチ34に重なるように配置される。第1歯車40および出力歯車36は、はすば歯車であってもよく、平歯車であってもよい。第2歯車42および第3歯車44は、はすば歯車であってもよく、平歯車であってもよい。伝達軸46の回転軸心は、出力軸20の回転軸心C1およびクランク軸12の回転軸心C2に平行である。伝達軸46の回転軸心は、出力軸20の回転軸心C1およびクランク軸12の回転軸心C2を含み、かつ、出力軸20の回転軸心C1およびクランク軸12の回転軸心C2に平行な第1平面上に配置されてもよく、第1平面上から離れて配置されてもよい。伝達軸46の回転軸心が第1平面上から離れて配置される場合、伝達軸46の回転軸心から出力軸20の回転軸心C1までの最短距離と、伝達軸46の回転軸心からクランク軸12の回転軸心C2までの最短距離とは、好ましくは、出力軸20の回転軸心C1からクランク軸12の回転軸心C2までの最短距離よりも短い。
ドライブユニット10は、第2ワンウェイクラッチ50をさらに含むことが好ましい。第2ワンウェイクラッチ50は、出力軸20から出力部16までの間に設けられる。図1では、第2ワンウェイクラッチ50は、伝達軸46と第1歯車40との間に設けられる。第2ワンウェイクラッチ50は、伝達軸46と第2歯車42との間に設けられてもよく、出力歯車36と出力軸20との間に設けられてもよく、出力部16と第3歯車44との間に設けられてもよい。第2ワンウェイクラッチ50は、ラチェット式のクラッチであってもよく、ローラクラッチであってもよく、スプラグ式のクラッチであってもよい。第2ワンウェイクラッチ50の一部は、出力軸20、出力歯車36、伝達軸46、第1歯車40、第2歯車42、第3歯車44、または、出力部16と一体に形成されてもよい。
電気モータ18は、少なくとも一部分が第2ハウジング部14Bの孔14Dに挿入される。ステータ22は、第2ハウジング部14Bの孔14Dを塞ぐように第2ハウジング部14Bに固定される。ステータ22は、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコア52を含む。ステータコア52は、全体が圧粉磁心によって形成されてもよい。
ステータコア52は、ベース部54と、ベース部54に設けられる複数のティース56と、を含むことが好ましい。ステータコア52のうち、少なくとも複数のティース56は、圧粉磁心によって形成されることが好ましい。ベース部54は、圧粉磁心によって形成されてもよく、電磁鋼板によって形成されていてもよい。複数のティース56に含まれる各ティース56は、ティース本体58と、ティース本体58の遊端部58Aに設けられる鍔部60と、を含むことが好ましい。ティース本体58と、鍔部60とは、圧粉磁心によって一体に形成されることが好ましい。図2のステータコア52は、12個のティース56を含む。ティース本体58には、コイル62が巻き掛けられる。ティース本体58と鍔部60とは、別体に形成され、互いに固定されてもよい。ティース本体58と鍔部60とが別体に形成される場合、ティース本体58および鍔部60の少なくとも1つは圧粉磁心によって形成される。
ベース部54は、複数のティース56がそれぞれ固定される固定部分54Aを含む。固定部分54Aは、ティース本体58の基端部58Bが挿入される孔54Bを有することが好ましい。ベース部54は、環状に形成される。ベース部54は、固定部分54Aと、軸受保持部54Dと、を有する。固定部分54Aは、実質的に円盤形状を有する。出力軸20の回転軸心C1まわりのベース部54の外周部は、第2ハウジング部14Bに固定される。ベース部54は、ハウジング14に、例えばボルト、接着剤、または、ボルトおよび接着剤の両方によって固定される。本実施形態では、ベース部54は、ハウジング14とは別体に形成されてハウジング14に固定されるが、ベース部54は、ハウジング14と一体に形成されてもよい。ベース部54を、第2ハウジング部14Bと一体に形成する場合、部品点数を削減できる。複数のティース56は、出力軸20の回転軸心C1まわりに予め定める間隔をあけて、出力軸20の回転軸心C1から実質的に等しい距離に配置される。孔54Bは、複数のティース56の配置位置に対応して、出力軸20の回転軸心C1まわりに周方向に間隔をあけて配置される。孔54Bは、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、固定部分54Aを貫通するように形成されてもよく、貫通しないように固定部分54Aに形成されてもよい。複数のティース56は、基端部58Bが固定部分54Aの孔54Bに挿入された状態でベース部54に固定される。複数のティース56は、基端部58Bに接着剤によって固定されてもよい。本実施形態では、複数のティース56は、複数のティース56にコイル62が巻かれた状態で、絶縁性の樹脂材料によって形成される樹脂部63にモールドされてベース部54に固定される。ベース部54は、バックヨークとして機能する。
ステータ22は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、出力歯車36とロータ26との間に配置される。ドライブユニット10は、ステータ22に設けられ、かつ、ロータ26および出力軸20の少なくとも1つを回転可能に支持する軸受64をさらに含むことが好ましい。ステータ22には、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aに並ぶ複数の軸受64が設けられることが好ましい。軸受64は、ステータ22の内周部に設けられることが好ましい。ステータ22のベース部54の中心部には、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、ベース部54を貫通する孔54Cが形成される。出力軸20は、出力軸20のうちの回転軸心C1に沿う方向Aの中間部分が、孔54Cを通過するように配置される。軸受64は、ベース部54の孔54Cに設けられる。軸受64は、内輪体と、外輪体と、内輪体および外輪体の間に配置される複数の転動体を含む。軸受64の外輪体の外周面は、ベース部54の孔54Cを定義する内周面に取り付けられる。軸受64の外輪体は、例えば圧入してベース部54に固定される。軸受64の外輪体は、ベース部54と一体に形成されてもよい。軸受64の内輪体の内周面は、出力軸20の外周面に取り付けられる。軸受64の内輪体は、例えば圧入によって出力軸20に固定される。軸受64の内輪体は、出力軸20と一体に形成されてもよい。複数の軸受64は、好ましくは、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、相互にわずかな間隔を開けて配置される。出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて隣接する軸受64の間には、隣接する軸受64の間隔を調節するための部材が配置されてもよい。軸受64は、例えば、転がり軸受を含む。軸受64は、すべり軸受けであってもよい。ベース部54の内周部は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aに固定部分54Aから突出する軸受保持部54Dを有する。軸受保持部54Dは、円柱形状を有する。軸受保持部54Dは、軸受64の外輪体を保持する。軸受保持部54Dは、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、ロータ26から最も遠い位置に配置される第1端部を含む。軸受保持部54Dの第1端部は、出力軸20の回転軸心C1に向かって延びる1または複数の凸部54Eを有する。本実施形態では、凸部54Eは、円環状のフランジを含む。複数の軸受64のうちのロータ26から最も遠い位置に配置される軸受64の外輪体は、凸部54Eとの接触によって、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aの一方A1への移動が規制される。
本実施形態では、ベース部54は、第2ハウジング部14Bと一体に形成される。ベース部54には、第4軸受48を保持する第4軸受保持部54Fが形成される。第4軸受保持部54Fは、第2ハウジング部14Bのうちの第1収容空間S1側の側面部に設けられる。第4軸受保持部54Fは、第4軸受48の外周部を保持する凹部を含む。出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aから見て、伝達軸46の少なくとも一部は、電気モータ18に重なる位置に配置される。
ロータ26は、出力軸20の第2端部20Bの外周部に設けられる。ロータ26は、実質的に円盤形状のベース部26Aと、複数の磁石24と含む。ベース部26Aの中央部には、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいてベース部26Aを貫通する孔26Bが形成される。出力軸20の一部は、ベース部26Aの孔26Bに配置されて、出力軸20がベース部26Aを貫通する。ベース部26Aの孔26Bを定義する内周面に、出力軸20の第2端部20Bの外周部が固定される。ベース部26Aは、出力軸20にボルトによって固定されてもよく、かしめによって固定されてもよく、接着剤によって固定されてもよい。ベース部26Aは、出力軸20と一体に形成されていてもよい。出力軸20の第2端部20Bは、第1端部20Aに向かう順番に配置される第1部分21A、第2部分21B、および、第3部分21Cを含む。第1部分21A、第2部分21B、および、第3部分21Cのそれぞれは、実質的に円柱形状を有する。第1部分21Aの直径は、好ましくは、第1端部20Aの直径よりも小さい。これによって、軸受64によって出力軸20を安定して保持させることができる。第2部分21Bの直径は、第1部分21Aの直径よりも大きい。第2部分21Bは、複数の軸受64のうちロータ26に最も近い軸受64の内輪との接触によって、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aの一方A1への移動が規制される。第3部分21Cの直径は、第2部分21Bの直径よりも小さい。ベース部26Aは、第2部分21Bの側面との接触によって、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aの一方A1への移動が規制される。
複数の磁石24は、ベース部26Aのうちのステータ22と対向する面に設けられる。複数の磁石24の数は、ティース56の数よりも多いことが好ましい。複数の磁石24は、板状に形成されることが好ましい。ティース56側から見た複数の磁石24のそれぞれの平面視形状は、複数の磁石24側から見た鍔部60の平面視形状と相似していることが好ましい。複数の磁石24は、出力軸20の回転軸心C1まわりに予め定める間隔をあけて、出力軸20の回転軸心C1から実質的に等しい距離に配置される。
ティース本体58は、出力軸20の径方向および出力軸20の回転軸心C1の軸方向に沿う第1側壁面58C、および、出力軸20の径方向および出力軸20の回転軸心C1の軸方向に沿い、かつ、第1側壁面58Cと異なる第2側壁面58Dを含むことが好ましい。鍔部60は、出力軸20の径方向および出力軸20の回転軸心C1の軸方向に沿う第3側壁面60A、および、出力軸20の径方向および出力軸20の回転軸心C1の軸方向に沿い、かつ、第3側壁面60Aと異なる第4側壁面60Bを含むことが好ましい。第1側壁面58Cと、第2側壁面58Dとのなす角度D1は、360度を複数のティース56に含まれるティース56の数で割った角度D2以下である。第3側壁面60Aと、第4側壁面60Bとのなす角度D3は、360度を複数のティース56に含まれるティース56の数で割った角度D2以下であることが好ましい。第1側壁面58Cと、第2側壁面58Dとのなす角度D1は、360度を複数のティース56に含まれるティース56の数で割った角度D2に等しいことがより好ましい。第3側壁面60Aと、第4側壁面60Bとのなす角度D3は、360度を複数のティース56に含まれるティース56の数で割った角度D2に等しいことがより好ましい。
出力軸20の回転軸心C1の軸方向から見て、第1側壁面58Cと第3側壁面60Aとは平行であり、第2側壁面58Dと第4側壁面60Bとは平行であることが好ましい。
鍔部60は、出力軸20の回転軸心C1を中心とする第1仮想円X1に沿う第1周壁面60Cと、出力軸20の回転軸心C1を中心とし、第1仮想円X1とは異なる第2仮想円X2に沿う第2周壁面60Dと、をさらに含むことが好ましい。第1仮想円X1の半径は、第2仮想円X2の半径よりも小さい。
鍔部60は、ロータ26に対向する対向面60Eをさらに含むことが好ましい。対向面60Eは、第3側壁面60Aに接続される第1部分60F、第4側壁面60Bに接続される第2部分60G、および、第1部分60Fと第2部分60Gとの間に設けられる第3部分60Hを含む。第1部分60Fと第3部分60Hとの第1境界線L1は、第3側壁面60Aに平行であることが好ましい。第2部分60Gと第3部分60Hとの第2境界線L2は、第4側壁面60Bに平行であることが好ましい。第1部分60Fは、第1境界線L1から第1側壁面58Cに向かうにつれてティース本体58側に傾斜することが好ましい。第2部分60Gは、第2境界線L2から第2側壁面58Dに向かうにつれてティース本体58側に傾斜することが好ましい。第1部分60Fは、平面を含むことが好ましい。第2部分60Gは、平面を含むことが好ましい。第3部分60Hは、平面を含むことが好ましい。ステータコア52が樹脂材料によってモールド成形される場合、対向面60Eのうちの第3部分60Hのみが露出するように、樹脂材料がステータ22を覆うようにしてもよい。
ドライブユニット10は、電気モータ18を制御する制御回路が設けられる回路基板65と、磁気センサ68と、をさらに含むことが好ましい。回路基板65は、第1収容空間S1に設けられる。回路基板65は、少なくとも一部分が出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aから見て、電気モータ18に重なる位置に配置される。回路基板65は、回路基板65の厚み方向が出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aと平行になるように、ハウジング14に設けられる。磁気センサ68は、好ましくは、ロータ26の磁石24の磁界を検出する。ドライブユニット10には、磁気センサ68は、例えば回路基板66に実装される。回路基板66は、第2収容空間S2に配置される。回路基板66は、磁気センサ68が磁石24の磁界を検出可能な位置に配置される。回路基板66は、ハウジング14またはステータコア52に固定される。磁気センサ68は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、磁石24と少なくとも一部が対向する位置またはその近傍に配置される。磁気センサ68は、好ましくは、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、ロータ26と、ベース部54との間に配置される。磁気センサ68は、磁石24の磁界を検出することによって、ロータ26の回転状態に対応する信号を検出する。ロータ26の回転状態は、ロータ26の回転速度および回転角度の少なくとも1つを含む。磁気センサ68は、回路基板66を介して回路基板65と電気的に接続される。第2ハウジング部14Bおよびベース部54の少なくとも1つには、第1収容空間S1と第2収容空間S2とを連通する貫通孔が形成され、回路基板66と回路基板65とは、第1収容空間S1と第2収容空間S2とを連通する貫通孔を通る電気配線を介して接続される。電気配線は、電気ワイヤおよびピン部材の少なくとも1つを含む。ステータコア52が樹脂材料によってモールド成形される場合、回路基板66もステータコア52とともにモールド成形されてもよい。
ドライブユニット10は、トルクセンサ70をさらに含むことが好ましい。トルクセンサ70は、人力駆動力HのトルクTHを検出するために用いられる。トルクセンサ70は、例えば、ハウジング14に設けられる。トルクセンサ70は、第1収容空間S1に配置される。トルクセンサ70は、クランク軸12に入力される人力駆動力HのトルクTHを検出する。トルクセンサ70は、例えば、動力伝達経路に第1ワンウェイクラッチ34が設けられる場合、第1ワンウェイクラッチ34よりも上流側に設けられる。トルクセンサ70は、例えば、磁歪センサを含む。トルクセンサ70が磁歪センサを含む場合、伝達部材35の外周面に磁歪素子が形成され、伝達部材35の外周に磁歪センサが配置される。トルクセンサ70は、無線または有線の通信部を含んでいてもよい。トルクセンサ70の通信部は、回路基板66に設けられる制御回路と通信可能に構成される。
回路基板66に設けられる制御回路は、予め定められる制御プログラムを実行する演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)を含む。制御回路は、1または複数のマイクロコンピュータを含んでいてもよい。回路基板66は、記憶部をさらに含んでいてもよい。記憶部には、各種の制御プログラムおよび各種の制御処理に用いられる情報が記憶される。記憶部は、例えば不揮発性メモリおよび揮発性メモリを含む。記憶部は、回路基板66とは異なる基板に設けられてもよい。制御回路は、駆動回路をさらに含むことが好ましい。駆動回路は、インバータ回路を含む。駆動回路は、バッテリから電気モータ18に供給される電力を制御する。バッテリは、1または複数のバッテリセルを含む。バッテリセルは、充電池を含む。バッテリは、電気モータ18に電力を供給する。バッテリは、回路基板66に設けられる制御回路と有線または無線によって通信可能に接続されている。バッテリは、例えば電力線通信(PLC;power line communication)によって回路基板66に設けられる制御回路と通信可能である。バッテリは、人力駆動車のうちのドライブユニット10とは異なる場所に設けられることが好ましい。バッテリは、人力駆動車のフレームの外部に取り付けられてもよく、少なくとも一部がフレームの内部に収容されてもよい。
回路基板66に設けられる制御回路は、例えば、人力駆動力Hに対して、電気モータ18によるアシスト力が所定の比率Xになるように、電気モータ18を制御する。制御回路は、例えば、人力駆動車の人力駆動力HのトルクTHに対する、電気モータ18によるアシスト力の出力トルクTMが所定の比率Xになるように、電気モータ18を制御してもよい。制御回路は、例えば、人力駆動力Hに対する電気モータ18の出力の比率Xの異なる複数の制御モードから選択される1つの制御モードで電気モータ18を制御する。人力駆動車の人力駆動力HのトルクTHに対する電気モータ18の出力トルクTMのトルク比率XTを、比率Xと記載する場合がある。制御回路は、例えば、人力駆動力Hの仕事率WH(ワット)に対して、電気モータ18の仕事率WM(ワット)が所定の比率Xになるように、電気モータ18を制御してもよい。人力駆動車の人力駆動力Hの仕事率WHに対する電気モータ18の出力の仕事率WMの比率XWを、比率Xと記載する場合がある。人力駆動力Hの仕事率WHは、人力駆動力Hとクランク軸12の回転速度との乗算によって算出される。電気モータ18の出力が減速機構38を介して人力駆動力Hの動力経路に入力される場合は、減速機構38の出力を、電気モータ18の出力とする。制御回路は、人力駆動力Hの仕事率WHまたはトルクTHに応じて、制御指令を電気モータ18の駆動回路に出力する。制御指令は、例えばトルク指令値を含む。制御回路は、ロータ26の回転速度および回転角度の少なくとも1つに応じて電気モータ18を制御する。
制御回路は、電気モータ18の出力の上限値MXが所定値以下になるように電気モータ18を制御してもよい。制御回路は、例えば、上限値MXの異なる複数の制御モードから選択される1つの制御モードで電気モータ18を制御する。電気モータ18の出力は、電気モータ18の出力トルクTMを含む。電気モータ18の出力は、電気モータ18の仕事率WMを含んでいてもよい。この場合、制御回路は、電気モータ18の仕事率WMが所定値WM1以下になるように電気モータ18を制御する。所定値WM1は、一例では、500ワットである。所定値WM1は、別の例では、300ワットである。制御回路は、トルク比率XTが所定トルク比率XT1以下になるように電気モータ18を制御してもよい。所定トルク比率XT1は、一例では、300%である。
複数の制御モードのそれぞれにおいて、比率Xおよび電気モータ18の出力の上限値MXの少なくとも1つが異なっていてもよい。複数の制御モードのそれぞれにおいて、比率Xのみ、上限値MXのみ、または、比率Xおよび上限値MXの両方が異なっていてもよい。この場合、制御回路は、電気モータ18の出力が選択されている電気モータ18の制御モードにおいて規定される比率X以下、かつ、所定値以下になるように電気モータ18を制御する。
(第2実施形態)
図8を参照して、第2実施形態のドライブユニット10について説明する。第2実施形態のドライブユニット10は、電気モータ80の部材配置と、回路基板65および回路基板66の構成と、が異なる点以外は、第1実施形態のドライブユニット10と同様であるため、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
ドライブユニット10は、ハウジング14と、出力部16と、電気モータ80と、を含む。電気モータ80は、出力軸20と、ハウジング14に固定して設けられるステータ82と、出力軸20に固定され、磁石24を有するロータ84と、を含む。ロータ84は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいてステータ82に対向するように配置され、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおけるステータ82の一方側のみに配置される。本実施形態では、第2ハウジング部14Bと第3ハウジング部14Cとは一体に形成されて、第4ハウジング部14Xを形成する。第1ハウジング部14Aと第4ハウジング部14Xとは、第4収容空間S4を形成する。第4収容空間S4には、減速機構38、クランク軸12の一部、出力部16の一部、および、電気モータ80が配置される。ロータ84は、出力軸20と一体に形成されていてもよく、出力軸20と別体に形成されて、出力軸20に相対回転不能に取り付けられてもよい。電気モータ80は、アキシャルギャップ型のモータである。
ハウジング14には、第4軸受48を保持する第4軸受保持部14Eが形成される。第4軸受保持部14Eは、第4ハウジング部14Xから第4収容空間S4に向かって突出する部分に設けられる。第4軸受保持部14Eは、第4軸受48の外周部を保持する凹部を含む。出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aから見て、伝達軸46の少なくとも一部は、電気モータ80に重なる位置に配置される。
電気モータ80は、第4ハウジング部14Xの第4収容空間S4側の側面部に固定される。ステータ82は、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコア52を含む。本実施形態のティース56は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、遊端部58Aが、基端部58Bよりも出力歯車36側に配置される。
ベース部72は、複数のティース56がそれぞれ固定される固定部分54Aを含む。本実施形態では、複数のティース56は、複数のティース56にコイル62が巻かれた状態で、固定部分54Aに固定される。複数のティース56は、絶縁性の樹脂材料によって形成される樹脂部63にモールドされる。ベース部72は、バックヨークとして機能する。
ステータ82は、出力軸20の第2端部20C側において、第4ハウジング部14Xの第4収容空間S4側の側面に取り付けられる。ステータ82は、ベース部72と、ベース部72に設けられる複数のティース56と、を含むことが好ましい。本実施形態では、ステータコア52のうち、少なくとも複数のティース56が圧粉磁心によって形成される。ベース部72は、圧粉磁心によって形成されてもよく、電磁鋼板によって形成されていてもよい。ベース部72は、複数のティース56がそれぞれ固定される固定部分54Aを含む。ステータ22のベース部72の中心部には、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、ベース部72を貫通する孔72Aが形成される。ベース部72は、第1実施形態のベース部54から、軸受保持部54Dおよび第4軸受保持部54Fを省略した形状を有する。
ベース部72は、実質的に円盤形状を有する。出力軸20の回転軸心C1まわりのベース部72の外周部は、第4ハウジング部14Xに固定される。本実施形態では、ベース部72は、第4ハウジング部14Xと別体に形成される。ベース部72は、第4ハウジング部14Xに、例えばボルト、接着剤、または、ボルトおよび接着剤の両方によって固定される。本実施形態では、ベース部72は、第4ハウジング部14Xとは別体に形成されて第4ハウジング部14Xに固定されるが、ベース部72は、第4ハウジング部14Xと一体に形成されてもよい。ベース部72を、第4ハウジング部14Xと一体に形成する場合、部品点数を削減できる。
ロータ84は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、出力歯車36とステータ82との間に配置される。ロータ84は、出力軸20の第2端部20Cの外周部に設けられる。ロータ84の中心部には、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、ロータ84を貫通する孔84Bが形成される。ロータ84は、ベース部84Cと、軸受保持部84Dと、を有する。ベース部84Cは、実質的に円盤形状を有する。出力軸20の第2端部20Cは、出力軸20の径方向の外方に向かって突出する突出部20Dを含む。ベース部84Cの内周部84Aは、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにベース部84Cから突出する軸受保持部84Dを有する。軸受保持部84Dは、円柱形状を有する。突出部20Dのうちの出力軸20の径方向の外方の端部は、ロータ84の軸受保持部84Dのうちの出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aの一方A1側の端部に接続される。本実施形態では、ロータ84と出力軸20とは、一体に形成される。ロータ84と出力軸20とは、別体に形成されて一体に回転するように接続されてもよい。本実施形態の鍔部60の対向面60Eは、ロータ84に対向することが好ましい。磁石24は、ロータ84のうちのステータ82と対向する面に設けられる。本実施形態の磁石24およびティース56の形状は、第1実施形態の磁石24およびティース56の形状と等しい。
ドライブユニット10は、ハウジング14に設けられ、ロータ84および出力軸20の少なくとも1つを回転可能に支持する軸受86をさらに含むことが好ましい。ハウジング14には、出力軸20の回転軸心に沿う方向Aに並ぶ複数の軸受86が設けられることが好ましい。軸受86は、ロータ84の内周部に設けられることが好ましい。ベース部72の中心部には、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、ベース部72を貫通する孔72Aが形成される。第4ハウジング部14Xには、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、出力軸20と同軸に配置される凸部15が設けられる。凸部15は、第4ハウジング部14Xの第4収容空間S4側の側面から、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aに第1ハウジング部14Aに向かって突出する。凸部15は、円柱形状を有する。凸部15の一部は、孔72Aに配置される。
凸部15は、ロータ84のベース部84Cの内周部84Aに配置される。軸受86は、ロータ84の内周部84Aと凸部15の外周部との間に設けられる。軸受86は、内輪体と、外輪体と、内輪体および外輪体の間に配置される複数の転動体を含む。軸受86の外輪体の外周面は、ロータ84の内周面に取り付けられる。軸受86の外輪体は、例えば圧入してロータ84の軸受保持部84Dに固定される。軸受86の外輪体は、ロータ84と一体に形成されてもよい。軸受86の内輪体の内周面は、凸部15の外周面に取り付けられる。軸受86の内輪体は、例えば圧入によって凸部15に固定される。軸受86の内輪体は、凸部15と一体に形成されてもよい。複数の軸受86は、好ましくは、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、相互にわずかな間隔を開けて配置される。出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて隣接する軸受86の間には、隣接する軸受86の間隔を調節するための部材が配置されてもよい。軸受86は、例えば、転がり軸受を含む。軸受86は、すべり軸受けであってもよい。
凸部15は、第4ハウジング部14X側から順番に配置される第1部分15A、および、第2部分15Bを含む。第1部分15A、および、第2部分15Bのそれぞれは、実質的に円柱形状を有する。第1部分15Aの直径は、好ましくは、第2部分15Bの直径よりも大きい。複数の軸受86は、第2部分15Bに配置される。複数の軸受86のうちの第1部分15Aに最も近い軸受86の内輪は、第1部分15Aとの接触によって、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aの他方A2への移動が規制される。出力軸20は、第2端部20Cが第2部分15Bの側面と接触しないように、第2部分15Bの側面から所定の間隔を開けて配置される。出力軸20は、第2端部20Cが複数の軸受86のうちの第1部分15Aから最も遠い軸受86の外輪に接触するように配置されて、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aの他方A2への移動が規制される。
ドライブユニット10は、電気モータ18を制御する制御回路が設けられる回路基板69と、回路基板69に設けられる磁気センサ68と、をさらに含むことが好ましい。回路基板69は、第1実施形態の回路基板65と回路基板66とを、1つの回路基板に統合して構成される。ドライブユニット10は、回路基板69とは別体の回路基板をさらに含んでいてもよい。回路基板69とは別体の回路基板には、電気モータ18を制御する制御回路の一部が設けられてもよい。回路基板69とは別体の回路基板には、電気モータ18を制御する制御回路および磁気センサ68は設けられないことが好ましい。回路基板69の少なくとも一部分は、ロータ84と第4ハウジング部14Xとの間に形成される空間S5に配置される。回路基板69は、磁気センサ68が磁石24の磁界を検出可能な位置に配置される。回路基板69は、ハウジング14またはステータコア52に固定される。磁気センサ68は、回路基板69を介して回路基板65と電気的に接続される。ステータコア52が樹脂材料によってモールド成形される場合、回路基板69もステータコア52とともにモールド成形されてもよい。
(変形例)
実施形態に関する説明は、本発明に従う人力駆動車用ドライブユニットが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う人力駆動車用ドライブユニットは、例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・各実施形態において、第1ワンウェイクラッチ34を省略して、第3歯車44、伝達部材、出力部16、および、第2ワンウェイクラッチの構成を、図9に示すように変更してもよい。図9の出力部16は、第3歯車44と、筒状部分16Aとが別体に形成され、第2ワンウェイクラッチ88は、第3歯車44と、筒状部分16Aとの間に配置される。第2ワンウェイクラッチ88は、ラチェット式のクラッチであってもよく、ローラクラッチであってもよく、スプラグ式のクラッチであってもよい。第2ワンウェイクラッチ88は、クランク軸12が前転する場合に、第3歯車44の回転を筒状部分16Aに伝達し、筒状部分16Aの回転を第3歯車44に伝達しないように構成される。伝達部材35と出力部16との間には、第1ワンウェイクラッチ34が設けられず、伝達部材35と出力部16とは一体に回転するように連結される。伝達部材35と出力部16とは一体に形成されてもよい。
・各実施形態および変形例において、回路基板66,69および磁気センサ68の配置を、図9に示す回路基板90および磁気センサ92のように変更してもよい。図9のドライブユニット10は、電気モータ18の出力軸20に設けられる磁石93と、電気モータ18を制御する制御回路が設けられる回路基板90と、回路基板90に設けられ、磁石24の磁界を検出する磁気センサ92と、をさらに含む。磁石93は、出力軸20の外周部に固定される円筒磁石によって構成されてもよく、出力軸20の外周部が着磁されることによって形成されてもよい。磁石93は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおいて、出力軸20の中間部に設けられてもよく、第1端部20Aに設けられてもよく、第2端部20Bに設けられてもよい。
・各実施形態および変形例において、磁気センサ68,92は、回路基板66,69,90に設けられなくてもよい。この場合、磁気センサ68,92は、回路基板65,69,90の電気モータ18,80を制御する制御回路に有線通信または無線通信よって検出された情報を送信する。
・各実施形態および変形例において、回路基板65,69,90には、電気モータ18,80を制御する制御回路が設けられなくてもよい。この場合、電気モータ18,80を制御する制御回路は、ハウジング14の内部に設けられる回路基板65,66,69,90とは別の基板に設けられることが好ましい。
・各実施形態および変形例において、トルクセンサ70を図9に示すトルクセンサ94に変更してもよい。トルクセンサ94は、歪センサを含む。歪センサは、例えば、歪ゲージを含む。トルクセンサ94は、好ましくは、動力伝達経路に含まれる回転体の外周部に設けられる。図9のトルクセンサ94は、伝達部材35の筒状部分の外周部に設けられる。トルクセンサ94は、クランク軸12の外周部に設けられてもよい。トルクセンサ94は、処理回路を介して第1アンテナ96に接続される。第1アンテナ96は、トルクセンサ94によって検出された情報をハウジング14に設けられる第2アンテナ98に送信する。第2アンテナ98は、回路基板65,69,90の制御回路と有線通信または無線通信によってトルクセンサ94によって検出された情報を送信する。
・各実施形態および変形例において、ドライブユニット10は、クランク軸12を回転可能に支持するハウジング14と、ハウジング14に設けられ、クランク軸12に連結される出力部16と、出力部16に駆動力を与えるように構成される電気モータ18,80と、電気モータ18,80を制御する制御回路が設けられる回路基板69,90と、回路基板69,90に設けられる磁気センサ68と、を含み、電気モータ18,80は、出力軸20と、ハウジング14に固定して設けられるステータ22,82と、出力軸20に固定され、磁石24を有するロータ26,84と、を含み、磁気センサ92は、ロータ26の磁石24の磁界を検出する、ように構成されてもよい。この場合、ロータ26,84は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおけるステータ22,82の両方側に配置されてもよい。電気モータ18,80は、ラジアルギャップモータであってもよい。ステータコア52は、鋼板材料によって構成されてもよい。
・各実施形態および変形例において、ドライブユニット10は、クランク軸12を回転可能に支持するハウジング14と、ハウジング14に設けられ、クランク軸12に連結される出力部16と、出力部16に駆動力を与えるように構成される電気モータ18,80と、を含み、電気モータ18,80は、出力軸20と、ハウジング14に固定して設けられるステータ22,82と、出力軸20に固定され、磁石24を有するロータ26,84と、を含み、ステータ22,82は、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコア52を含む、ように構成されてもよい。この場合、ロータ26,84は、出力軸20の回転軸心C1に沿う方向Aにおけるステータ22,82の両方側に配置されてもよい。電気モータ18,80は、ラジアルギャップモータであってもよい。
・各実施形態および変形例において、ステータコア52は、周方向に分割して構成されていてもよい。この場合、ステータコア52のベース部54,72が周方向に分割され、ベース部54,72を構成する各部分に、1または複数のティース56が設けられる。
・各実施形態および変形例において、ステータ22,82は、圧粉磁心を含まず、電磁鋼板によって形成されてもよい。
・各実施形態および変形例において、ステータコア52のベース部54,72と複数のティース56とは、圧粉磁心によって一体に形成されてもよい。
10…人力駆動車用ドライブユニット、12…クランク軸、14…ハウジング、16…出力部、16A…筒状部分、18,80…電気モータ、20…出力軸、22,82…ステータ、26,84…ロータ、24…磁石、36…出力歯車、38…減速機構、52…ステータコア、54,72…ベース部、54A…固定部分、54B…孔、56…ティース、58…ティース本体、58A…遊端部、58B…基端部、58C…第1側壁面、58D…第2側壁面、60…鍔部、60A…第3側壁面、60B…第4側壁面、60C…第1周壁面、60D…第2周壁面、60E…対向面、60F…第1部分、60G…第2部分、60H…第3部分、64,86…軸受、69,90…回路基板、68,92…磁気センサ、93…磁石。

Claims (30)

  1. クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、
    前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、
    前記電気モータは、
    出力軸と、
    前記ハウジングに固定して設けられるステータと、
    前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、
    前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において前記ステータに対向するように配置され、前記出力軸の回転軸心に沿う方向における前記ステータの一方側のみに配置され、
    前記ロータは、前記出力軸の回転軸心の径方向に関する内周部、前記出力軸の回転軸心の径方向に関する外周部、および、前記内周部と前記外周部とを接続する接続部を有し、
    前記接続部は、前記出力軸の回転軸心と直交する方向に対して傾斜する傾斜部を含む、人力駆動車用ドライブユニット。
  2. 前記電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板と、前記回路基板に設けられる磁気センサと、をさらに含み、
    前記磁気センサは、前記ロータの前記磁石の磁界を検出する、請求項1に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  3. クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、
    前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、
    前記電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板と、
    前記回路基板に設けられる磁気センサと、を含み、
    前記電気モータは、
    出力軸と、
    前記ハウジングに固定して設けられるステータと、
    前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、
    前記磁気センサは、前記回路基板のうちの前記ロータとの対向面かつ前記ステータとは異なる位置に設けられ、前記ロータの前記磁石の磁界を検出する、人力駆動車用ドライブユニット。
  4. 前記ステータは、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコアを含む、請求項1から3のいずれか一項に人力駆動車用ドライブユニット。
  5. 前記ステータコアは、
    ベース部と、
    ベース部に設けられる複数のティースと、を含み、
    前記複数のティースに含まれる各ティースは、ティース本体と、前記ティース本体の遊端部に設けられる鍔部と、を含み、
    前記ティース本体と、前記鍔部とは、前記圧粉磁心によって一体に形成される、請求項4に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  6. 前記ティース本体は、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿う第1側壁面、および、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿い、かつ、前記第1側壁面と異なる第2側壁面を含み、
    前記鍔部は、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿う第3側壁面、および、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿い、かつ、前記第3側壁面と異なる第4側壁面を含み、
    前記第1側壁面と、前記第2側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度以下であり、
    前記第3側壁面と、前記第4側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度以下である、請求項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  7. 前記鍔部は、前記ロータに対向する対向面をさらに含み、
    前記対向面は、前記第3側壁面に接続される第1部分、前記第4側壁面に接続される第2部分、および、前記第1部分と前記第2部分との間に設けられる第3部分を含み、
    前記第1部分と前記第3部分との第1境界線は、前記第3側壁面に平行であり、
    前記第2部分と前記第3部分との第2境界線は、前記第4側壁面に平行であり、
    前記第1部分は、前記第1境界線から前記第1側壁面に向かうにつれて前記ティース本体側に傾斜し、
    前記第2部分は、前記第2境界線から前記第2側壁面に向かうにつれて前記ティース本体側に傾斜する、請求項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  8. クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、
    前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、
    前記電気モータは、
    出力軸と、
    前記ハウジングに固定して設けられるステータと、
    前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、
    前記ステータは、少なくとも一部が圧粉磁心によって形成されるステータコアを含み、
    前記ステータコアは、
    ベース部と、
    ベース部に設けられる複数のティースと、を含み、
    前記複数のティースに含まれる各ティースは、ティース本体と、前記ティース本体の遊端部に設けられる鍔部と、を含み、
    前記ティース本体は、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿う第1側壁面、および、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿い、かつ、前記第1側壁面と異なる第2側壁面を含み、
    前記鍔部は、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿う第3側壁面、および、前記出力軸の径方向および前記出力軸の回転軸心の軸方向に沿い、かつ、前記第3側壁面と異なる第4側壁面を含み、
    前記鍔部は、前記ロータに対向する対向面をさらに含み、
    前記対向面は、前記第3側壁面に接続される第1部分、前記第4側壁面に接続される第2部分、および、前記第1部分と前記第2部分との間に設けられる第3部分を含み、
    前記第1部分と前記第3部分との第1境界線は、前記第3側壁面に平行であり、
    前記第2部分と前記第3部分との第2境界線は、前記第4側壁面に平行であり、
    前記第1部分は、前記第1境界線から前記第1側壁面に向かうにつれて前記ティース本体側に傾斜し、
    前記第2部分は、前記第2境界線から前記第2側壁面に向かうにつれて前記ティース本体側に傾斜する、請人力駆動車用ドライブユニット。
    人力駆動車用ドライブユニット。
  9. 記ティース本体と、前記鍔部とは、前記圧粉磁心によって一体に形成される、請求項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  10. 記第1側壁面と、前記第2側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度以下であり、
    前記第3側壁面と、前記第4側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度以下である、請求項6から9のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  11. 前記第1側壁面と、前記第2側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度に等しく、
    前記第3側壁面と、前記第4側壁面とのなす角度は、360度を前記複数のティースに含まれるティースの数で割った角度に等しい、請求項6、7、および10のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  12. 前記出力軸の回転軸心の軸方向から見て、前記第1側壁面と前記第3側壁面とは平行であり、前記第2側壁面と前記第4側壁面とは平行である、請求項6から11のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  13. 前記鍔部は、
    前記出力軸の回転軸心を中心とする第1仮想円に沿う第1周壁面と、前記出力軸の前記回転軸心を中心とし、前記第1仮想円とは異なる第2仮想円に沿う第2周壁面と、をさらに含む、請求項6から12のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  14. 前記ベース部は、前記複数のティースがそれぞれ固定される固定部分を含む、請求項5から13のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  15. 前記固定部分は、前記ティース本体の基端部が挿入される孔を有する、請求項14に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  16. 前記電気モータの前記出力軸に設けられる磁石と、
    前記電気モータを制御する制御回路が設けられる回路基板と、
    前記回路基板に設けられ、前記磁石の磁界を検出する磁気センサと、をさらに含む、請求項1、3、または8に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  17. 前記出力軸に設けられ、前記出力部に前記電気モータの駆動力を伝達するための出力歯車をさらに含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  18. 前記ステータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において、前記出力歯車と前記ロータとの間に配置される、請求項17に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  19. クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、
    前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、
    前記電気モータは、
    出力軸と、
    前記ハウジングに固定して設けられるステータと、
    前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、
    前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において前記ステータに対向するように配置され、前記出力軸の回転軸心に沿う方向における前記ステータの一方側のみに配置され、
    前記出力軸に設けられ、前記出力部に前記電気モータの駆動力を伝達するための出力歯車をさらに含み、
    前記ステータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において、前記出力歯車と前記ロータとの間に配置され、
    前記ステータは、前記出力軸が回転軸心に沿う方向に貫通する孔を備える、人力駆動車用ドライブユニット。
  20. 前記ステータに設けられ、かつ、前記ロータおよび前記出力軸の少なくとも1つを回転可能に支持する軸受をさらに含む、請求項18または19に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  21. 前記ステータには、前記出力軸の回転軸心に沿う方向に並ぶ複数の前記軸受が設けられる、請求項20に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  22. 前記軸受は、前記ステータの内周部に設けられる、請求項20または21に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  23. 前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において、前記出力歯車と前記ステータとの間に配置される、請求項17に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  24. クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、
    前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、
    前記電気モータは、
    出力軸と、
    前記ハウジングに固定して設けられるステータと、
    前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、
    前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において前記ステータに対向するように配置され、前記出力軸の回転軸心に沿う方向における前記ステータの一方側のみに配置され、
    前記出力軸に設けられ、前記出力部に前記電気モータの駆動力を伝達するための出力歯車をさらに含み、
    前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において、前記出力歯車と前記ステータとの間に配置され、
    前記ロータの前記ステータ側の端部には、前記ステータの一部が配置される凹部が設けられる、人力駆動車用ドライブユニット。
  25. 前記ハウジングに設けられ、前記ロータおよび前記出力軸の少なくとも1つを回転可能に支持する軸受をさらに含む、請求項23または24に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  26. 前記ハウジングには、前記出力軸の回転軸心に沿う方向に並ぶ複数の前記軸受が設けられる、請求項25に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  27. 前記軸受は、前記ロータの内周部に設けられる、請求項25または26に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  28. クランク軸を回転可能に支持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、前記クランク軸に連結される出力部と、
    前記出力部に駆動力を与えるように構成される電気モータと、を含み、
    前記電気モータは、
    出力軸と、
    前記ハウジングに固定して設けられるステータと、
    前記出力軸に固定され、磁石を有するロータと、を含み、
    前記ロータは、前記出力軸の回転軸心に沿う方向において前記ステータに対向するように配置され、前記出力軸の回転軸心に沿う方向における前記ステータの一方側のみに配置され、
    前記ロータおよび前記出力軸の少なくとも1つを回転可能に支持する複数の軸受をさらに含み、
    前記複数の軸受は、前記出力軸の回転軸心に沿う方向に並ぶ、人力駆動車用ドライブユニット。
  29. 前記出力部は、前記クランク軸の回転軸心まわりに回転するように構成され、
    前記出力部は、筒状部分を有し、
    前記クランク軸は、前記筒状部分の内周を通過するように配置される、請求項1から28のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
  30. 前記電気モータの回転を減速して前記出力部に伝達する減速機構をさらに含む、請求項1から29のいずれか一項に記載の人力駆動車用ドライブユニット。
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