JP7017107B2 - 鳥害防止具滑落防止具 - Google Patents

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この発明は、鳥害防止具の取り付け作業に用いる鳥害防止具滑落防止具に関する。
従来、引込線に止まった鳥が庭や駐車場にフンをすることによる鳥害を防止するため、当該引込線に鳥害防止具を取り付けることがしばしばある。鳥害防止具は、たとえば、外周側に突出する多数の突起を備えた半円筒形状をなす一対のベース部材を備えており、引込線を間にして一対のベース部材を組み合わせて円筒形状とした状態で引込線に取り付けられる。
このような鳥害防止具は、引込線の長さにあわせて複数連結した状態で取り付ける。具体的には、先に取り付けた鳥害防止具に、後から取り付ける鳥害防止具を連結し、その後、後から取り付ける鳥害防止具を構成する一対のベース部材を組み合わせて円筒形状とする。
関連する技術として、具体的には、従来、たとえば、剛性樹脂により形成され、外周面に突起を備え円筒形状をなす本体の周面の一部に軸心方向に沿った切欠部を備えた鳥害防止具に関する技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2016-208613号公報
しかしながら、上述した従来の技術は、鳥害防止具の取り付け作業に際して、鳥害防止具の取付対象とする引込線が、電柱から水平よりも下向きに傾斜して施設されている場合、鳥害防止具から誤って手を放してしまい家屋側に滑り落ちてしまうことがあるという問題があった。特に、複数の鳥害防止具を取り付ける場合、先に取り付けた鳥害防止具に、後から取り付ける鳥害防止具を連結する際に、先に取り付けた鳥害防止具から誤って手を放してしまうことがあった。
上述した従来の技術は、このような先に取り付けた鳥害防止具の落下を防止するためには、先に取り付けた鳥害防止具を作業者が常に片手で把持しながら、後から取り付ける鳥害防止具に対する作業をおこなわなくてはならず、作業効率に劣るという問題があった。また、上述した従来の技術は、足元や電気設備に気を付けながら、鳥害防止具の落下防止にも注意しなくてはならないため、作業者が目配りする箇所が多くなってしまい、作業者の安全性や作業効率に劣るという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、作業効率を高めるとともに、作業者の安全性を確保することができる鳥害防止具滑落防止具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる鳥害防止具滑落防止具は、環形状をなし、当該環を開閉可能なゲートを備えたカラビナと、長さ方向における中間部分において相対的に揺動可能に連結された一対のレバーと、当該一対のレバーの長さ方向における一端側が互いに当接するように当該一対のレバーを付勢する付勢部材と、を備えたクリップと、一端が前記カラビナに連結され、他端が前記クリップに連結された所定長さの紐状部材と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥害防止具滑落防止具は、上記の発明において、前記クリップが、前記一対のレバーの一端側が互いに当接した状態において、当該一端側と互いの連結位置との間に隙間を形成する形状をなすことを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥害防止具滑落防止具は、上記の発明において、前記紐状部材が、他端側が複数に分岐しており、前記クリップが、複数に分岐した各他端に連結されていることを特徴とする。
この発明にかかる鳥害防止具滑落防止具によれば、作業効率を高めるとともに、作業者の安全性を確保することができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具の構成を示す説明図である。 クリップの構成を示す説明図である。 鳥害防止具の構成を示す説明図(その1)である。 鳥害防止具の構成を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その4)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その5)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その6)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その7)である。 この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具を用いた、鳥害防止具の取り付け手順を示す説明図(その8)である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる鳥害防止具滑落防止具の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(鳥害防止具滑落防止具の構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具の構成について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具の構成を示す説明図である。
図1に示すように、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100は、カラビナ110と、紐状部材120と、クリップ130と、を備えている。カラビナ110は、環形状をなす。また、カラビナ110は、環を開閉可能なゲートを備えている。ゲートは、ストレートゲート、ベントゲート、ワイヤーゲートなど、公知の各種のゲートを用いることができる。カラビナ110は、ゲートを開いた状態ではフック形状をなし、ゲートを閉じた状態では環形状をなす。ゲートは、図示を省略するバネなどによって、閉じる方向に付勢されている。
紐状部材120は、所定長さを有し、一端がカラビナ110に連結され、他端がクリップ130に連結されている。紐状部材120の長さは、たとえば、電柱における腕金の固定位置(図5などを参照)から、引込線に対する作業位置までの間隔と同等以上の長さとすることができる。
紐状部材120は、電気を通しにくく、十分な強度を有し、軽量な材質を用いて形成することが好ましい。また、紐状部材120は、たとえば、電柱などに巻き付けることができる程度の柔軟性を備えていることが好ましい。また、紐状部材120は、表面に所定の摩擦抵抗があることが好ましい。
具体的には、紐状部材120は、たとえば、エスロン(登録商標)などのような、塩化ビニル樹脂を用いて形成されたエスロンロープによって実現することができる。エスロンロープは、軽量であって、複数個の鳥害防止具の重量がかかっても破損しない十分な強度を備えている。また、エスロンロープは、電気を通しにくく、かつ、滑りにくいという性質を備えている。
紐状部材120は、他端側が複数(この実施の形態においては2つ)に分岐している。分岐位置から他端までの長さは、鳥害防止具の長さ以上であることが好ましい。クリップ130は、2つに分岐した紐状部材120の他端にそれぞれ設けられている。
(クリップ130の構成)
つぎに、クリップ130の構成について説明する。図2は、クリップ130の構成を示す説明図である。図2に示すようにクリップ130は、一対のレバー201と付勢部材202とを備えている。一対のレバー201は、それぞれの長さ方向における中間部分において相対的に揺動可能に連結されている。一対のレバー201は、たとえば、プラスチックなどの導電性が低い材料を用いて形成されていることが好ましい。
一対のレバー201は、長さ方向における一端側が互いに当接した状態において、当該一端側と互いの連結位置との間に隙間203を形成する形状をなしている。隙間203は、クリップ130によって鳥害防止具を把持した状態において、鳥害防止具のメッシュライン(図3および図4を参照)を収めることができる程度の大きさに形成されている。この隙間203は、クリップ130の開閉に連動して開閉される。
付勢部材202は、一対のレバー201の長さ方向における一端側が互いに当接するように、当該一対のレバー201を付勢する。付勢部材202は、たとえば、一対のレバー201の長さ方向における他端側を互いに離間する方向に付勢する圧縮スプリングによって実現することができる。
(鳥害防止具の構成)
つぎに、鳥害防止具の構成について説明する。図3および図4は、鳥害防止具の構成を示す説明図である。図3および図4において、鳥害防止具300は、半円筒形状をなす一対のベース部材301を備えている。一対のベース部材301は、互いに、ベース部材301がなす半円筒形状の直径方向における端部のうちの一方の端部においてヒンジ302によって連結されている。
また、一対のベース部材301は、ベース部材301がなす半円筒形状の直径方向における端部のうちの他方の端部に係止部(図示を省略する)を備えている。係止部は、たとえば、ツメと、当該ツメを引っ掛ける被係止部と、によって構成されており、一対のベース部材301を組み合わせた状態で互いに押しつけると、ツメが被係止部に引っ掛かり、鳥害防止具300を円筒形状に保持することができる。
ベース部材301の外周には、外方へ突出する複数の突起303が設けられている。ベース部材301は、メッシュ状になっており、突起303はメッシュライン304上に設けられている。各ベース部材301において、軸心方向における両端部には、ベース部材301を半径方向に貫通する孔305が設けられている。鳥害防止具300は、孔305に結束バンドを挿入するなどして、複数連結して使用することができる。
(鳥害防止具300の取り付け手順)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100を用いた、鳥害防止具300の取り付け手順について説明する。図5~図12は、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100を用いた、鳥害防止具300の取り付け手順を示す説明図である。
鳥害防止具滑落防止具100を用いた鳥害防止具300の取り付け作業に際しては、まず、図5に示すように、作業者501が、引込線502の一端(一次側)を支持する電柱503などに昇柱して、鳥害防止具滑落防止具100のカラビナ110を、引込線502の支持位置の近傍に取り付ける。具体的には、カラビナ110は、たとえば、腕金504を支持するステンレスバンド505と電柱503との隙間などに引っ掛けることによって取り付ける。
カラビナ110は、ゲートを開いた状態でフック形状をなすため、足場が制限された柱上であっても容易に取り付けることができる。また、カラビナ110は、ゲートを閉じた状態では環形状をなすため、取り付けた後、鳥害防止具300の取り付け作業中に外れてしまうことを防止できる。
あるいは、カラビナ110は、電柱503に巻き付けた紐状部材120に、巻き付けられた紐状部材120と輪を形成するようにして取り付けてもよい。紐状部材120は柔軟性を有しているために電柱503に沿って隙間なく巻き付けることができる。このような柔軟性を有する紐状部材120を用いることにより、電柱503の太さにかかわらず、鳥害防止具滑落防止具(紐状部材120の一端)を確実に固定することができる。
また、電柱503に取り付けられている電気設備の近傍で作業する場合であっても、当該電気設備を回避して取り付けることができる。これにより、作業場所に左右されることなく、鳥害防止具滑落防止具100(紐状部材120の一端)の位置を固定することができる。巻き付けられた紐状部材120は、電柱503との摩擦により、滑り落ちることが防止される。
つぎに、図6に示すように、1つめの鳥害防止具300aを引込線502に取り付ける。鳥害防止具300は、引込線502を間にして組み合わせて円筒形状とした一対のベース部材301を、ツメが被係止部に引っ掛かるように互いに押しつけることによって、引込線502に取り付けることができる。そして、図7に示すように、1つめの鳥害防止具300aに、鳥害防止具滑落防止具100のクリップ130を取り付ける。
付勢部材202の付勢力を利用して一対のレバー201の間に鳥害防止具300を挟み込むクリップ130を用いることにより、一対のレバー201の他端を握るだけで操作することができるので、低圧ゴム手袋などの保護手袋を装着している場合にも、容易かつ確実に、クリップ130を鳥害防止具300に取り付けることができる。また、一対のレバー201を、プラスチックなどの導電性が低い材料を用いて形成することにより、作業者501の安全性を確保することができる。
鳥害防止具滑落防止具100が備える2つのクリップ130のうちの1つを鳥害防止具300に取り付けることにより、図8に示すように、作業者501が鳥害防止具300から手を離しても、鳥害防止具300が引込線502の下端まで滑落することを防止できる。これにより、作業者501は、滑落防止のために鳥害防止具300を把持する必要がなくなるので、両手を使用して作業をおこなうことができる。これにより、作業性を高めるとともに、作業者501の安全性を確保することができる。
紐状部材120は、鳥害防止具300の位置に応じて余剰分を、作業者501の近傍に括っておいてもよい。具体的には、紐状部材120は、たとえば、電柱503本体やボルトなどに複数回巻き付けることによって、容易に長さを調整することができる。紐状部材120は、任意の形状に柔軟に変形するため、括り付ける場所を選ばない。これにより、鳥害防止具滑落防止具100の汎用性を高めることができる。
特に、紐状部材120をエスロンロープによって実現することにより、破損を懸念することなく複数の鳥害防止具300を吊り下げることができるので、作業者501は安心して作業をおこなうことができ、これにより作業性を確保することができる。
鳥害防止具滑落防止具100は2つのクリップ130を備えているため、図9に示すように、鳥害防止具300を2箇所において支持することができる。具体的には、たとえば、1つは一対のベース部材301における一方のベース部材301に取り付け、別の1つは一対のベース部材301における他方のベース部材301に取り付ける。
これにより、作業者501がクリップ130に触れたり、クリップ130が周囲の設備にぶつかるなどして、一方のクリップ130が外れた場合にも、鳥害防止具300が引込線502の下端まで滑落することを防止できるので、作業者501は安心して作業をおこなうことができる。また、万一、鳥害防止具300の取り付け作業中に、一方のクリップ130が破損した場合にも、他方のクリップ130によって鳥害防止具300を把持することができるので、作業を中断することなく継続することができる。
つぎに、図10に示すように、2つめの鳥害防止具300bを引込線502に取り付ける。2つめの鳥害防止具300bは、1つめの鳥害防止具300aと同様にして取り付ける。1つめの鳥害防止具300aと2つめの鳥害防止具300bとは、たとえば、結束バンドを用いて連結する。
そして、図11に示すように、1つめの鳥害防止具300aに取り付けられている2つのクリップ130のうちの1つを、2つめの鳥害防止具300bに取り付ける。その後、図12に示すように、1つめの鳥害防止具300aに取り付けられている別のクリップ130を2つめの鳥害防止具300bに取り付ける。
このように、2つあるクリップ130を1つずつ移動させることにより、作業者501が、クリップ130の移動中に鳥害防止具300から手を離しても、鳥害防止具300が引込線502の下端まで滑落することを防止できる。以降、同様にして、引込線502の長さに応じた数の鳥害防止具300を取り付ける。
紐状部材120において、分岐位置から他端までの長さを鳥害防止具300の長さ以上とすることにより、2つのクリップ130のうちの1つを1つめの鳥害防止具300aに取り付けた状態であっても、別のクリップ130を2つめの鳥害防止具300bの任意の位置に取り付けることができる。
上述した実施の形態においては、紐状部材120の他端を分岐させ、各他端にそれぞれクリップ130を連結した鳥害防止具滑落防止具100について説明したが、これに限るものではない。鳥害防止具滑落防止具100は、分岐のない紐状部材120を用いて、他端に1つのクリップ130を備えた構成であってもよい。このようなシンプルな構成とすることにより、作業性を確保することができる。
また、上述した実施の形態においては、円筒形状をなす鳥害防止具滑落防止具100を鳥害防止具300の取り付け作業に用いる例について説明したが、鳥害防止具滑落防止具100の用途は、円筒形状をなす鳥害防止具300の取り付け作業に限るものではない。円筒形状をなす鳥害防止具300に代えて、複数を連結して取り付ける鳥害防止具300の取り付け作業に用いることができる。
鳥害防止具滑落防止具100は、鳥害防止具300の取り付け作業に限らず、建設用途などの防護管の取り付け作業に用いることもできる。防護管の取り付け作業は、作業頻度が多く、このような作業に鳥害防止具滑落防止具100を用いることにより、作業時間の大幅な短縮を図ることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100は、環形状をなし、当該環を開閉可能なゲートを備えたカラビナ110と、長さ方向における中間部分において相対的に回動可能に連結された一対のレバー201と、当該一対のレバー201の長さ方向における一端側が互いに当接するように当該一対のレバー201を付勢する付勢部材202と、を備えたクリップ130と、一端がカラビナ110に連結され、他端がクリップ130に連結された所定長さの紐状部材120と、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100によれば、カラビナ110を用いて紐状部材120の一端側の位置を固定し、クリップ130によって鳥害防止具300を把持することにより、作業者501が意図せずに鳥害防止具300から手を離した場合にも、鳥害防止具300が落下することを防止できる。
これにより、作業者501は、鳥害防止具300の落下を懸念することなく、両手を使って、鳥害防止具300の取り付け作業に専念することができるので、鳥害防止具300の取り付け作業にかかる作業効率の向上を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100によれば、カラビナ110とクリップ130とを紐状部材120によって連結することにより、鳥害防止具滑落防止具100によって鳥害防止具300を電柱503などに連結した場合にも、作業中の作業者501に触れるのは紐状部材120となるため、鳥害防止具300の取り付け作業に支障を来すことがない。これにより、作業者501の安全性や作業性を確保することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100によれば、簡易な構成によって実現することができるため、柱上など、足場が制限されていたり、周辺に電気設備が取り付けられていて作業スペースが制限されていたりする場所であっても、鳥害防止具300の取り付け作業に支障を来すことがない。
これにより、作業者501は、鳥害防止具滑落防止具100を用いることによる煩わしさを感じたり、鳥害防止具300の滑落を懸念することなく、自身の安全確保や鳥害防止具300の取り付け作業に注力することができる。これによって、作業者501の安全性や作業性を確保することができる。
このように、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100によれば、作業効率を高めるとともに、作業者501の安全性を確保することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100は、クリップ130が、一対のレバー201の一端側が互いに当接した状態において、当該一端側と互いの連結位置との間に隙間203を形成する形状をなすことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100によれば、クリップ130における隙間203に鳥害防止具300(鳥害防止具300のメッシュライン304)を挟み込んだ状態で、当該鳥害防止具300の取り付け作業をおこなうことにより、鳥害防止具300に取り付けたクリップ130が干渉して鳥害防止具300を組み合わせにくくなるなどの不具合を回避することができる。
これにより、鳥害防止具300の取り付け作業に支障を来すことなく、作業者501が意図せずに鳥害防止具300から手を離した場合にも、鳥害防止具300が落下することを防止できる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100は、紐状部材120が、他端側が複数に分岐しており、クリップ130が、複数に分岐した各他端に連結されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の鳥害防止具滑落防止具100によれば、鳥害防止具300を複数箇所において支持することができる。これにより、たとえば、作業スペースが狭い場所における鳥害防止具300の取り付け作業に際して、意図せず鳥害防止具滑落防止具100に触れてしまった場合にも、いずれか一方のクリップ130が取り付けられていれば鳥害防止具300の滑落を防止することができる。
以上のように、この発明にかかる鳥害防止具滑落防止具は、鳥害防止具の取り付け作業に用いる鳥害防止具滑落防止具に有用であり、特に、鉛直方向に対して傾斜して架線された引込線への鳥害防止具の取り付け作業に用いる鳥害防止具滑落防止具に適している。
100 鳥害防止具滑落防止具
110 カラビナ
120 紐状部材
130 クリップ
201 レバー
202 付勢部材
300、300a、300b 鳥害防止具
502 引込線
503 電柱
504 腕金
505 ステンレスバンド

Claims (3)

  1. 環形状をなし、当該環を開閉可能なゲートを備えたカラビナと、
    長さ方向における中間部分において相対的に揺動可能に連結された一対のレバーと、当該一対のレバーの長さ方向における一端側が互いに当接するように当該一対のレバーを付勢する付勢部材と、を備えたクリップと、
    一端が前記カラビナに連結され、他端が前記クリップに連結された所定長さの紐状部材と、
    を備えたことを特徴とする鳥害防止具滑落防止具。
  2. 前記クリップは、前記一対のレバーの一端側が互いに当接した状態において、当該一端側と互いの連結位置との間に隙間を形成する形状をなすことを特徴とする請求項1に記載の鳥害防止具滑落防止具。
  3. 前記紐状部材は、他端側が複数に分岐しており、
    前記クリップは、複数に分岐した各他端に連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鳥害防止具滑落防止具。
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