JP7015364B1 - 気密試験装置および気密試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】管の気密性を試験する場合に用いる検知用ガスの使用量を減らすとともに、管の気密性の試験の精度を安定させる。【解決手段】気密試験装置(1)は、管(T1)を所定の位置で固定するための管固定部(20)と、管(T1)を覆うためのフード(10)と、を備え、フード(10)は、管(T1)の延伸方向に沿って延伸するフード上面部(11)と、フード上面部(11)に対して、管(T1)の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが管(T1)の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部(12)と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、気密試験装置および気密試験方法に関する。
特許文献1には、管を試験体として気密試験を行うための気密試験装置が開示されている。当該気密試験装置は、試験体を包み込むフードと、フード内に配される給気管と、試験体を回動させる回動手段とを備える。回動手段により試験体を回動させつつ検知用ガスを吹き付けることで、試験体の全面を同一条件で検査する。
実開平5-11042号公報
しかしながら、特許文献1に係る気密試験装置においては、複数種類の管に対して試験を行う場合、管の外径によっては、フードと管の外面との間の空間の容積が大きくなり、検知用ガスの使用量が多くなるという問題があった。また、当該気密試験装置においては、フードと管の外面との間の空間に入る検知用ガスの量が多くなることにより、検知用ガスにムラが生じて管の気密性の試験の精度が安定しないという問題があった。
本発明の一態様は、管の気密性を試験する場合に用いる検知用ガスの使用量を減らすとともに、管の気密性の試験の精度を安定させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る気密試験装置は、管を所定の位置で固定するための管固定部と、前記管固定部に固定された前記管を覆うためのフードと、を備え、前記フードは、前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部と、前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部と、を有する。
一対のフード側面部がそれぞれ、フード上面部の第1接続箇所および第2接続箇所に対して管の周方向に回転可能に取り付けられる。これにより、管をフードで覆うためにフードを管まで下ろすとき、フード側面部の自重によってフード側面部が管の周方向に回転することにより、フード全体が管の外面に沿うようになる。このため、フードと管の外面との間の空間の容積を少なくすることができるため、管の気密性を試験する場合に用いる検知用ガスの使用量を減らすことができ、また、検知用ガスにムラが生じることを低減して、管の気密性の試験の精度を安定させることができる。
前記一対のフード側面部のそれぞれが、前記管の表面に対して摺動する摺動部材を有することが好ましい。摺動部材が管と摺動することによってフード側面部が管と接触することを低減することができる。このため、フード側面部が管と接触することによって、管とフード側面部との接触部分において、検知用ガスの拡散が妨げられ、検査ができなくなることを防ぐことができる。
前記一対のフード側面部のそれぞれが、当該フード側面部の下端に設けられる重りを有することが好ましい。重りによってフード側面部に対して重力方向に力が加わるため、フード側面部を管の外面に沿うようにすることができる。このため、フード側面部の材料として軽い材料を用いた場合であっても、フード側面部を管の外面に沿うようにすることができる。
前記第1接続箇所と前記第2接続箇所との間の前記所定距離は、前記管の外径よりも小さいことが好ましい。フード上面部とフード側面部との接続箇所が、管の外径よりも内側に配置される。このため、フードを管まで下ろすとき、フード側面部が管の周方向に回転することにより、フード全体が管の外面に沿うようにすることができる。
前記一対のフード側面部が、前記管の気密性を試験する気密試験が行われる位置に配置された状態で、前記一対のフード側面部のそれぞれには、当該フード側面部が前記管の断面形状に沿って屈曲するように少なくとも1つの屈曲部が形成されることが好ましい。フード側面部に屈曲部が形成されることにより、フード側面部が管の断面形状に沿って屈曲するため、フードと管の外面との間の空間の容積を少なくすることができる。
前記気密試験装置は、前記フード上面部と前記フード側面部の下端との間で張架されるワイヤーを備え、前記ワイヤーは、前記フード側面部の延伸方向に複数本設けられることが好ましい。ワイヤーによってフード側面部が管と接触することを防止することができる。このため、管とフード側面部との接触部分において、検知用ガスの拡散が妨げられ、検査ができなくなることを防ぐことができる。
本発明の一態様に係る気密試験方法は、管を所定の位置で固定する管固定ステップと、前記管固定ステップにて固定した前記管をフードにより覆う管被覆ステップと、を含み、前記管被覆ステップでは、前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部と、前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部と、を有する前記フードを用いる。
本発明の一態様によれば、管の気密性を試験する場合に用いる検知用ガスの使用量を減らすとともに、管の気密性の試験の精度を安定させることができる。
本発明の実施形態1に係る気密試験装置の全体構成を示す模式図である。 図1に示す気密試験装置が備えるフードの断面構成を示す断面図である。 図2に示すフードが管を覆う状態を示す図である。 図3に示す管の外径よりも小さい外径を有する管がフードに覆われる状態を示す図である。 本発明の実施形態2に係る気密試験装置が備えるフードが管を覆う状態を示す図である。
〔実施形態1〕
<気密試験装置1の構成>
図1は、本発明の実施形態1に係る気密試験装置1の全体構成を示す模式図である。図1において、管T1からフード10に向かう方向をY方向、管T1の延伸方向をZ方向、Y方向およびZ方向の両方に直交する方向をX方向とする。正のY方向は上方向である。X方向、Y方向およびZ方向は、図1以外の他の図においても同様の方向を示すものとする。
気密試験装置1は、管T1の気密性を試験する気密試験を行うための装置である。管T1としては、例えばダクタイル鋳鉄管が挙げられる。また、管T1は必ずしもダクタイル鋳鉄管に限定されるものではなく、鋼管等の金属製の管であってもよい。図1に示すように、気密試験装置1は、フード10と、管固定部20と、フード昇降機構30と、ガス注入器40と、真空ポンプ45と、複数の台座ローラ50と、複数のワイヤーW1と、を備える。
<フード10の構成>
図2は、図1に示す気密試験装置1が備えるフード10の断面構成を示す断面図である。また、図2は、フード10が管T1の上側に配置されるとともに管T1に接触していない状態を示す。フード10は、管固定部20に固定された管T1を覆うためのものである。図1および図2に示すように、フード10は、フード上面部11と、一対のフード側面部12と、を有する。
図1に示すように、フード上面部11は、複数のチェーンCHによってフード昇降機構30のモータ31に接続されている。フード昇降機構30は、モータ31と、複数の滑車32と、複数のチェーンCHと、を有する。なお、複数のチェーンCHに代えて複数のワイヤーが用いられてもよい。モータ31は、管固定部20に固定された管T1の位置よりも高い位置に配置されている。
複数の滑車32はそれぞれフレームF1に設けられ、チェーンCHの方向をY方向からZ方向に変更する。フード昇降機構30は、モータ31を回転させることによりフード10を昇降させる。フード上面部11は、フード10が管T1の上側に配置された状態で、管T1の延伸方向、つまり、Z方向に沿って延伸する。
図2に示すように、一対のフード側面部12はそれぞれ、フード上面部11について管T1の中心軸A1に直交する平面で切断した切断面CSにおいて、所定距離D1を隔して配された第1接続箇所C1および第2接続箇所C2のそれぞれに対して、管T1の周方向に回転可能に取り付けられる。
管T1の中心軸A1は、Z方向に沿って延伸する軸であり、管T1をXY平面で切断した場合に管T1の中心に位置する軸である。中心軸A1に直交する平面はXY平面である。管T1の周方向は、図2に示す回転方向RDであり、Z方向の軸周りに回転する方向である。一対のフード側面部12はそれぞれ、Z方向に沿って延伸する。
フード上面部11の第1接続箇所C1および第2接続箇所C2にはそれぞれ、回転軸RAが設けられている。回転軸RAはZ方向に沿って延伸する。一対のフード側面部12はそれぞれ、回転軸RAを介してフード上面部11に対して回転可能に取り付けられている。一対のフード側面部12は、フード10が管T1の上側に配置されるとともに管T1に接触していない状態では、Y方向に沿って延伸する。この場合、一対のフード側面部12は互いに対向する。
図3は、図2に示すフード10が管T1を覆う状態を示す図である。図2および図3に示すように、一対のフード側面部12はそれぞれ、下端部12Aと、摺動部材12Bと、重り12Cと、を有する。図3に示すように、下端部12Aには、フード昇降機構30によってフード10が負のY方向に下降させられることにより、管T1の表面に対して摺動する摺動部材12Bが設けられている。
摺動部材12Bは、例えば回転可能なローラである。フード昇降機構30によってフード10が負のY方向に下降させられることにより、当該ローラが管T1の表面に接触しながら回転する。摺動部材12Bは、下端部12AとともにZ方向に沿って延伸する。これにより、摺動部材12Bを管T1の表面に安定して摺動させることができる。下端部12Aには、Z方向に摺動部材12Bが複数設けられていてもよい。
摺動部材12Bが管T1と摺動することによってフード側面部12が管T1と接触することを低減することができる。このため、フード側面部12が管T1と接触することによって、管T1とフード側面部12との接触部分において、検知用ガスの拡散が妨げられ、検査ができなくなることを防ぐことができる。
また、フード側面部12において、フード上面部11と下端部12Aとの間のカバー部分は、検知用ガスを遮断する材質から構成され、例えばシリコンシートである。当該カバー部分は、フード上面部11から重り12Cまで延伸する。図1に示すように、下端部12AはZ方向に沿って延伸する。下端部12Aには重り12Cが設けられる。換言すると、重り12Cは、フード側面部12の下端に設けられる。
重り12Cは、下端部12AとともにZ方向に沿って延伸する。下端部12Aには、Z方向に重り12Cが複数設けられていてもよい。重り12Cは接続部CN1を介して下端部12Aに接続されている。
重り12Cによってフード側面部12に対して重力方向、つまり、負のY方向に力が加わるため、フード側面部12を管T1の外面に沿うようにすることができる。このため、フード側面部12の材料として軽い材料を用いた場合であっても、フード側面部12を管T1の外面に沿うようにすることができる。
さらに、図2に示すように、第1接続箇所C1と第2接続箇所C2との間の所定距離D1は、管T1の外径EDよりも小さい。これにより、フード上面部11とフード側面部12との接続箇所が、管T1の外径EDよりも内側に配置される。このため、フード10を管T1まで下ろすとき、フード側面部12が管T1の周方向に回転することにより、フード10全体が管T1の外面に沿うようにすることができる。
図3においては、一対のフード側面部12が、管T1の気密性を試験する気密試験が行われる位置に配置された状態となっている。この状態では、一対のフード側面部12のそれぞれには、当該フード側面部12が管T1の断面形状に沿って屈曲するように少なくとも1つの屈曲部12Dが形成される。
具体的には、図3に示すように、一対のフード側面部12がそれぞれ、下端部12Aの上端部で屈曲することにより、フード側面部12における下端部12Aの上端部に屈曲部12Dが形成される。フード側面部12に屈曲部12Dが形成されることにより、フード側面部12が管T1の断面形状に沿って屈曲するため、フード10と管T1の外面との間の空間の容積を少なくすることができる。
<管固定部20の構成>
管固定部20は、管T1を所定の位置で固定するためのものである。図1に示すように、管固定部20は、固定端21と、押圧端22と、を備える。固定端21は、気密試験装置1において一定の位置に固定されている。管T1の一端には、他の管T1の挿し口を挿入可能な受口が形成され、管T1の他端には、他の管T1の受口に挿入可能な挿し口が形成されており、固定端21には管T1の受口側の端面が当接する。なお、挿し口および受口が形成された管T1は一例であり、管T1は、必ずしも挿し口および受口が形成されているものに限定されない。
押圧端22は固定端21に対して移動する。押圧端22には管T1の挿し口側の端面が当接する。また、押圧端22は、管T1の両端面が固定端21および押圧端22のそれぞれに当接した状態で管T1に圧力を与える。当該圧力により、管T1は、固定端21と押圧端22との間に挟持された状態で所定の位置に固定される。
固定端21および押圧端22は、パッキン(不図示)を介して管T1の端面に当接する。このため、管T1の気密性を試験する場合に用いる検知用ガスが、固定端21および押圧端22と管T1との間から漏出することを防止できる。また、固定端21には、管T1に対向する面から当該面の逆側の面まで貫通する貫通孔21Aが形成されている。固定端21に管T1が当接している場合、貫通孔21Aは管T1の内部と連通する。
<ガス注入器40の構成>
ガス注入器40は、フード10が管T1を覆った状態で、フード10と管T1の外面との間の空間に検知用ガスを注入する。検知用ガスは、大気中における存在比率が極めて小さいガスである。検知用ガスの具体例として、He(ヘリウム)が挙げられる。
ガス注入器40は、フード10と管T1の外面との間の空間に検知用ガスを注入するためのガス注入管41を有する。ガス注入管41の開口端は、フード10が管T1を覆った状態で、下板42と管T1の外面との間の空間に配置される。下板42は、複数の台座61の上に固定されるとともに、管固定部20を支持する複数の台座62の上に固定される。
<真空ポンプ45の構成>
真空ポンプ45は、管T1の内部を真空にするポンプである。真空ポンプ45は、配管46を介して管T1の内部と連通する。配管46の一端は真空ポンプ45に接続されている。配管46における一端と他端との間の一部は貫通孔21Aの内部に配置される。真空ポンプ45には、排気の成分を分析する分析器(不図示)が接続されている。
<台座ローラ50の構成>
複数の台座61にはそれぞれ、台座ローラ50が設けられている。台座ローラ50には管T1が載置される。台座ローラ50に載置された管T1は、台座ローラ50の回転により、Z方向に移動可能である。台座ローラ50は、管T1の外径または気密試験の進行に応じて、Y方向に移動可能であってもよい。この場合、台座61における台座ローラ50の載置面がモータ(不図示)により昇降される。
<ワイヤーW1の構成>
図1および図2に示すように、ワイヤーW1は、フード上面部11とフード側面部12の下端との間で張架される。換言すると、ワイヤーW1は、フード上面部11とフード側面部12の下端部12Aとの間で張架される。一対のフード側面部12が、気密試験が行われる位置に配置された状態において、ワイヤーW1は、フード側面部12における、フード10と管T1の外面との間の空間に対向する側に配置される。ワイヤーW1は、フード側面部12の延伸方向、つまり、Z方向に複数本設けられる。
図3に示すように、ワイヤーW1によってフード側面部12が管T1と接触することを防止することができる。このため、管T1とフード側面部12との接触部分において、検知用ガスの拡散が妨げられ、検査ができなくなることを防ぐことができる。
<気密試験装置1による気密試験方法>
気密試験装置1による気密試験方法としては、まず、管T1を昇降させる昇降装置(不図示)に管T1を設置する。次に、昇降装置によって管T1を所定の高さまで持ち上げ、昇降装置によって持ち上げられた管T1を、管固定部20により所定の位置で固定する。このとき、管固定部20の固定端21および押圧端22を、パッキン(不図示)を介して管T1の端面に当接させることにより、管T1の内部を密閉する。
管固定部20により管T1を固定した後、フード昇降機構30によりフード10を管T1まで下ろし、管固定部20により固定された管T1をフード10により覆う。管T1をフード10により覆った後、真空ポンプ45により管T1の内部を真空にする。併せて、ガス注入器40によりフード10と管T1の外面との間の空間に検知用ガスを注入する。そして、真空ポンプ45による排気の成分を分析器により分析し、排気に含まれる検知用ガスの量により管T1の気密性を評価する。
<管の外径が異なる場合>
図4は、図3に示す管T1の外径よりも小さい外径を有する管T2がフード10に覆われる状態を示す図である。図4に示すように、フード10が管T2を覆う場合、一対のフード側面部12がフード上面部11に対して回転可能に取り付けられていることにより、フード10が管T1を覆う場合に比べて、一対のフード側面部12が互いに近づいて配置される。
このように、一対のフード側面部12が管の外径に合わせて互いに配置されるため、管の外径が小さい場合においても、フード10と管の外面との間の空間の容積を少なくすることができる。また、管の外径が変わった場合でも、一対のフード側面部12が管の外径に追従して配置されるため、様々な外径の管に対してフード10を用いることができる。
以上により、気密試験装置1では、一対のフード側面部12がそれぞれ、フード上面部11の第1接続箇所C1および第2接続箇所C2に対して管の周方向に回転可能に取り付けられる。これにより、管をフード10で覆うためにフード10を管まで下ろすとき、フード側面部12の自重によってフード側面部12が管の周方向に回転することにより、フード10全体が管の外面に沿うようになる。
このため、フード10と管の外面との間の空間の容積を少なくすることができるため、管の気密性を試験する場合に用いる検知用ガスの使用量を減らすことができ、また、検知用ガスにムラが生じることを低減して、管の気密性の試験の精度を安定させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図5は、本発明の実施形態2に係る気密試験装置が備えるフード10Aが管T1を覆う状態を示す図である。なお、実施形態2で説明する内容については、管T1の外径よりも小さい外径を有する管T2の場合も同様である。
図5に示すように、実施形態2に係る気密試験装置は、気密試験装置1に比べて、フード10がフード10Aに変更されている点と、台座43を備える点と、が異なる。フード10Aの一対のフード側面部121はそれぞれ重り12Eを有する。重り12Eは接続部CN2を介して重り12Cに回転可能に接続されている。重り12Eは、下端部12AとともにZ方向に沿って延伸する。重り12Cには、接続部CN2を介してZ方向に重り12Eが複数設けられていてもよい。重り12Cは接続部CN1を介して下端部12Aに回転可能に接続されている。
フード昇降機構30によりフード10Aが管T1まで下ろされ、フード10Aが管T1を覆う状態では、図5に示すように、重り12Cおよび重り12Eが台座43の曲面44に当接する。このとき、フード側面部121における下端部12Aより下の部分は、曲面44に沿うことにより、管T1の外面に沿うようになる。フード側面部121において、フード上面部11と下端部12Aとの間のカバー部分は、フード上面部11から重り12Eまで延伸する。
台座43は下板42の上に固定されてもよく、下板42がなく、複数の台座61の上に固定されるとともに、管固定部20を支持する複数の台座62の上に固定されてもよい。台座43は、負のY方向に凹むとともに管T1の外面に沿った曲面44を有する。台座43は、Z方向に沿って延伸する。これにより、フード10Aを管T1の下側の外面に沿うようにすることができ、フード10Aにより管T1の下側の外面を覆うことができる。よって、管T1とフード10Aとの間の空間の容積をより減少させることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 気密試験装置
10、10A フード
11 フード上面部
12、121 フード側面部
12B 摺動部材
12C 重り
12D 屈曲部
20 管固定部
A1 管の中心軸
C1 第1接続箇所
C2 第2接続箇所
CS フード上面部の切断面
D1 所定距離
ED 管の外径
T1、T2 管
W1 ワイヤー

Claims (9)

  1. 管を所定の位置で固定するための管固定部と、
    前記管固定部に固定された前記管を覆うためのフードと、を備え、
    前記フードは、
    前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部と、
    前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部と、を有し、
    前記第1接続箇所と前記第2接続箇所との間の前記所定距離は、前記管の外径よりも小さいことを特徴とする気密試験装置。
  2. 管を所定の位置で固定するための管固定部と、
    前記管固定部に固定された前記管を覆うためのフードと、を備え、
    前記フードは、
    前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部と、
    前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部と、を有し、
    前記一対のフード側面部のそれぞれが、前記管の表面に対して摺動する摺動部材を有することを特徴とする気密試験装置。
  3. 管を所定の位置で固定するための管固定部と、
    前記管固定部に固定された前記管を覆うためのフードと、を備え、
    前記フードは、
    前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部と、
    前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部と、を有し、
    前記一対のフード側面部のそれぞれが、当該フード側面部の下端に設けられる重りを有することを特徴とする気密試験装置。
  4. 前記一対のフード側面部が、前記管の気密性を試験する気密試験が行われる位置に配置された状態で、前記一対のフード側面部のそれぞれには、当該フード側面部が前記管の断面形状に沿って屈曲するように少なくとも1つの屈曲部が形成されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の気密試験装置。
  5. 管を所定の位置で固定するための管固定部と、
    前記管固定部に固定された前記管を覆うためのフードと、を備え、
    前記フードは、
    前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部と、
    前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部と、を有し、
    前記フード上面部と前記フード側面部の下端との間で張架されるワイヤーを備え、
    前記ワイヤーは、前記フード側面部の延伸方向に複数本設けられることを特徴とする気密試験装置。
  6. 管を所定の位置で固定する管固定ステップと、
    前記管固定ステップにて固定した前記管をフードにより覆う管被覆ステップと、を含み、
    前記管被覆ステップで、以下の構成(i)、(ii)および(iii)を有する前記フードを用いることを特徴とする気密試験方法。
    (i)前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部;
    (ii)前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部;
    (iii)前記第1接続箇所と前記第2接続箇所との間の前記所定距離が、前記管の外径よりも小さい。
  7. 管を所定の位置で固定する管固定ステップと、
    前記管固定ステップにて固定した前記管をフードにより覆う管被覆ステップと、を含み、
    前記管被覆ステップで、以下の構成(i)、(ii)および(iii)を有する前記フードを用いることを特徴とする気密試験方法。
    (i)前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部;
    (ii)前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部;
    (iii)前記一対のフード側面部のそれぞれが、前記管の表面に対して摺動する摺動部材を有する。
  8. 管を所定の位置で固定する管固定ステップと、
    前記管固定ステップにて固定した前記管をフードにより覆う管被覆ステップと、を含み、
    前記管被覆ステップで、以下の構成(i)、(ii)および(iii)を有する前記フードを用いることを特徴とする気密試験方法。
    (i)前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部;
    (ii)前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部;
    (iii)前記一対のフード側面部のそれぞれが、当該フード側面部の下端に設けられる重りを有する。
  9. 管を所定の位置で固定する管固定ステップと、
    前記管固定ステップにて固定した前記管をフードにより覆う管被覆ステップと、を含み、
    前記管被覆ステップで、以下の構成(i)、(ii)および(iii)を有する前記フードを用いることを特徴とする気密試験方法。
    (i)前記フードが前記管の上側に配置された状態で、前記管の延伸方向に沿って延伸するフード上面部;
    (ii)前記フード上面部について前記管の中心軸に直交する平面で切断した切断面において、所定距離を隔して配された第1接続箇所および第2接続箇所のそれぞれに対して、前記管の周方向に回転可能に取り付けられるとともに、それぞれが前記管の延伸方向に沿って延伸する一対のフード側面部;
    (iii)前記フード側面部の延伸方向に複数本設けられるワイヤーが、前記フード上面部と前記フード側面部の下端との間で張架される。
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