JP7014906B2 - データ送信端末、データ送信方法、およびプログラム - Google Patents

データ送信端末、データ送信方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、データ送信端末、データ送信方法、およびプログラムに関する。
近年、PCおよびスマートフォンに限らず、種々のデバイスが無線で接続できるようになってきている。接続のための様々な規格の無線通信技術が登場してきている。従来幅広く利用されてきた通信規格として、携帯電話網、IEEE802.11、およびBluetooth(登録商標)がある。これらの他に、LPWA(Low Power Wide Area)に分類される各種通信規格、あるいはメッシュネットワークを用いた各種通信規格が使用されてきている。
図13は、デバイスDEがWAN(Wide Area Network)に接続する仕組みを示す。WANは、インターネットNETに接続されている。サーバSEがインターネットNETに接続されている。上記の通信規格の多くにおいて、デバイスDEはWANを経由してサーバSEと接続することができる。デバイスがWANに接続するためには、デバイスが装置GWと通信することができる必要がある。装置GWは、WANに接続している装置である。装置GWは、ゲートウェイ機能を有する。
デバイスDEと装置GWとの間の通信は、途絶し、かつ切断状態になることがある。例えば、その現象の理由は、一時的な障害物等による通信環境の悪化である。その現象の他の理由は、装置GWの不具合または故障である。その現象の他の理由は、デバイスDEと装置GWとの間で通信を中継する中継デバイスの不具合または故障等である。そのような事態を想定して、ストレージがデバイスDE側に配置されている。ストレージは、通信の切断中に発生したデータを記録する。通信が切断状態から復旧した後、デバイスDEは、通信の切断中に記録されたデータを、装置GWを経由してサーバSEに送信することができる。
センサデバイス群、装置GW、およびサーバSEが配置された例を説明する。センサデバイス群は、屋外にある。装置GWは、センサデバイス群からセンサデータを無線で受信する。サーバSEは、WANを経由して装置GWと接続する。センサデバイスが切断状態にあり、かつ装置GWと通信できない場合、定期的に取得されるセンサデータはセンサデバイス内のストレージに記録される。通信が復旧した後、センサデバイスは、記録されたセンサデータを、装置GWを経由してサーバSEに送信することができる。
LPWAは、センサデバイスなどにより使用される。LPWAを使用する無線通信規格の通信帯域、およびメッシュネットワークを使用する無線通信規格の通信帯域は、携帯電話網の通信帯域およびIEEE802.11の通信帯域と比較して狭い。例えば、LPWAを使用する無線通信規格の通信帯域、およびメッシュネットワークを使用する無線通信規格の通信帯域は、数十bpsから数百kbpsである。そのため、デバイスDEは、短時間に大量のデータを送ることができない傾向にある。
デバイスDEが低消費電力で効率よく通信するために、各デバイスDEにおける通信タイミングのスケジューリングが予め決定される場合がある。デバイスDEは、そのタイミングでのみ通信することができる。図14は、通信タイミングのスケジューリングが予め決定され、かつ通信が切断状態になる例を示す。
デバイスDEが通信できる期間がタイムスロットTSとしてデバイスDEに割り当てられている。タイムスロットTSは、期間TS1および期間TS2を含む。デバイスDEは、期間TS1においてデータを送信できる。タイムスロットTSは、デバイスDEに間欠的に割り当てられる。デバイスDEは、隣接する2つのタイムスロットTSの間に取得されたデータを期間TS1において送信する。デバイスDEは、期間TS2において送信を停止する。期間TS2は、通信が実行されない空き時間である。
現在のタイムスロットTSでは、その直前のタイムスロットTSから現在のタイムスロットTSまでに取得されたデータが、装置GWあるいは他の中継デバイスに送信される。通信の切断中に取得されたデータは、ストレージSRに記録される。通信が切断状態から復旧した後に訪れるタイムスロットTScにおいて、デバイスDEは、リアルタイムで取得されたデータと、ストレージSRに記録されたデータとの両方の送信を試みる。通信帯域が制限される、あるいは通信タイミングが制限されるため、デバイスDEは、切断中に記録されたデータの送信をタイムスロットTSc内に終了できない。そのため、デバイスDEは、タイムスロットTScの直前の期間に取得されたデータを送信できない。サーバSEは、切断中に記録されたデータの取得を完了するのにかなりの時間を要する。サーバSEは、データをリアルタイムで受信することができない。
特許文献1では、この問題の解決方法が提示されている。センサから出力されたセンサデータが所定の閾値以上変化した場合、所定の遅延時間が経過した後にデバイスはセンサデータを送信する。遅延時間は、センサデータの重要度と無線リソースの空き状態とに基づいて決定される。重要度が高いセンサデータは、より早いタイミングで送信される。無線リソースの空きが少ないほど、センサデータは、より分散したタイミングで送信される。
例えば、デバイスは、サーバがセンサデータを監視する目的に応じて、各種センサデータを重要なデータと重要でないデータとに分類する。通信の切断中、監視者はセンサの状態を確認することができない。通信が切断状態からの復旧した直後に、監視者は、切断期間において重要なセンサデータに関する異常があったか否かを確認する必要がある。異常があった場合、異常の発生経緯または異常への対応策を検討するために、監視者は、他のセンサデータを確認する必要がある。他のセンサデータは、異常があったセンサデータと関連する。
日本国特開2015-050634号公報
しかし、特許文献1において、デバイスは、リアルタイムで取得されたデータに所定量以上の変化が生じた場合のみ、重要度に応じてデータを送信する。通信の切断中に記録されたデータの送信は考慮されていない。所定量以上の変化が生じていない場合のデータの送信も考慮されていない。
本発明は、通信における制約があるデータ送信端末が切断状態から復旧した場合、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができるデータ送信端末、データ送信方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、データ送信端末は、第1のセンサ、メモリ、通信機、および1つまたは複数のプロセッサを有する。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。前記プロセッサは、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断する。前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶する。前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わる。前記非変化データは、前記期間に関わらない。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信する。前記変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様において、前記データ送信端末は、前記第1のセンサと異なる第2のセンサをさらに有してもよい。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第2のセンサから出力された第2のセンサデータを前記外部端末に送信してもよい。前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第2のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶してもよい。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第2のセンサデータを関連データと非関連データとに分類してもよい。前記関連データは、前記期間に関わる。前記非関連データは、前記期間に関わらない。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記変化データおよび前記関連データを前記外部端末に送信してもよい。前記変化データおよび前記関連データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データおよび前記非関連データを前記外部端末に送信してもよい。
本発明の第3の態様によれば、第1の態様において、前記プロセッサは、第3のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶してもよい。前記第3のセンサデータは、前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した後に前記第1のセンサから出力され、かつ前記変化データおよび前記非変化データの送信が完了する前に前記第1のセンサから出力された前記第1のセンサデータである。前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第3のセンサデータに基づいて、前記変化があるか否かを判断してもよい。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第3のセンサデータを前記変化データと前記非変化データとに分類してもよい。
本発明の第4の態様によれば、データ送信端末は、第1のセンサ、メモリ、通信機、および1つまたは複数のプロセッサを有する。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。前記プロセッサは、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断する。前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶する。前記プロセッサは、前記第1のセンサから出力された前記第1のセンサデータまたは前記メモリに記憶された前記第1のセンサデータを処理することにより処理データを生成する。前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わる。前記非変化データは、前記期間に関わらない。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記処理データを前記外部端末に送信する。前記処理データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する。
本発明の第5の態様によれば、データ送信端末は、第1のセンサ、メモリ、通信機、および1つまたは複数のプロセッサを有する。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。前記プロセッサは、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断する。前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶する。前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わる。前記非変化データは、前記期間に関わらない。前記プロセッサは、前記変化データを処理することにより処理データを生成する。前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記処理データを前記外部端末に送信する。前記処理データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する。
本発明の第6の態様によれば、第5の態様において、前記プロセッサは、複数の前記第1のセンサデータの時間的な遷移を解析し、かつ前記遷移の要約を示す前記処理データを生成してもよい。
本発明の第7の態様によれば、第5の態様において、前記プロセッサは、複数の前記変化データの時間的な遷移を解析し、かつ前記遷移の要約を示す前記処理データを生成してもよい。
本発明の第8の態様によれば、第4または第5の態様において、前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記処理データおよび前記非変化データを前記外部端末に送信してもよい。前記処理データおよび前記非変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信してもよい。
本発明の第9の態様によれば、データ送信端末のデータ送信方法は、第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、第4のステップ、第5のステップ、第6のステップ、および第7のステップを有する。前記データ送信端末は、第1のセンサ、メモリ、通信機、および1つまたは複数のプロセッサを有する。前記プロセッサは、前記第1のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。前記プロセッサは、前記第2のステップにおいて、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断する。前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第3のステップにおいて、前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶する。前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第4のステップにおいて、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第5のステップにおいて、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わる。前記非変化データは、前記期間に関わらない。前記プロセッサは、前記第6のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信する。前記変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記第7のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する。
本発明の第10の態様によれば、第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、第4のステップ、第5のステップ、第6のステップ、および第7のステップをデータ送信端末のプロセッサに実行させるためのプログラムが提供される。前記データ送信端末は、第1のセンサ、メモリ、通信機、および1つまたは複数のプロセッサを有する。前記プロセッサは、前記第1のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。前記プロセッサは、前記第2のステップにおいて、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断する。前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第3のステップにおいて、前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶する。前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第4のステップにおいて、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第5のステップにおいて、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わる。前記非変化データは、前記期間に関わらない。前記プロセッサは、前記第6のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信する。前記変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記第7のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する。
上記の各態様によれば、通信における制約があるデータ送信端末が切断状態から復旧した場合、データ送信端末、データ送信方法、およびプログラムは、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。
本発明の第1の実施形態のデータ送信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態のデータ送信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるセンサデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における通信の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のデータ送信端末の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態のデータ送信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における通信の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態のデータ送信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における通信の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態の変形例における通信の例を示す図である。 本発明の第4の実施形態のデータ送信端末の動作の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態における通信の例を示す図である。 ネットワークの構成を示す図である。 通信状態の例を示す図である。
図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態のデータ送信端末101の構成を示す。図1に示すデータ送信端末101は、プロセッサ111、通信機121、メモリ131、および第1のセンサ141を有する。
データ送信端末101の概略構成について説明する。プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、第1のセンサ141から出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。外部端末は、データ送信端末101と異なる。プロセッサ111は、通信機121と外部端末との間の通信の状態を判断する。通信の状態が正常状態から切断状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は第1のセンサデータをメモリ131に時系列的に記憶する。通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶された複数の第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている複数の第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。変化データは、変化が発生した期間に関わる。非変化データは、変化が発生した期間に関わらない。プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信する。変化データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データを外部端末に送信する。
データ送信端末101の詳細な構成について説明する。例えば、プロセッサ111は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、およびGPU(Graphics Processing Unit)の少なくとも1つである。データ送信端末101は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。図1において、1つのプロセッサ111が示されている。プロセッサ111は、専用IC、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)の少なくとも1つであってもよい。
プロセッサ111が、プログラムを読み込み、かつ読み込まれたプログラムを実行してもよい。プログラムは、プロセッサ111の動作を規定する命令を含む。つまり、プロセッサ111の機能はソフトウェアにより実現されてもよい。そのプログラムは、例えばフラッシュメモリのような「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」により提供されてもよい。そのプログラムは、そのプログラムを保持するコンピュータから、伝送媒体を経由して、あるいは伝送媒体中の伝送波によりデータ送信端末101に伝送されてもよい。プログラムを伝送する「伝送媒体」は、情報を伝送する機能を有する媒体である。情報を伝送する機能を有する媒体は、インターネット等のネットワーク(通信網)および電話回線等の通信回線(通信線)を含む。上述したプログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上述したプログラムは、差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。コンピュータに既に記録されているプログラムと差分プログラムとの組合せが、前述した機能を実現してもよい。
例えば、通信機121は、無線モジュールである。通信機121は、ベースバンド回路122、RF回路123、およびアンテナ124を有する。
ベースバンド回路122は、プロセッサ111からの指示に従いデジタル信号処理を行い、かつデジタル信号をD/A変換によりアナログ信号に変換する。ベースバンド回路122によって生成されたアナログ信号はRF回路123に出力される。また、ベースバンド回路122は、RF回路123から出力されたアナログ信号をA/D変換によりデジタル信号に変換し、かつデジタル信号を処理する。プロセッサ111は、ベースバンド回路122によってデジタル信号に対して行われる処理のうち、MAC(Media Access Control)層の処理の一部を制御する。MAC層は、データリンク層に含まれる。
RF回路123は、ベースバンド回路122から出力されたアナログ信号を搬送波の周波数帯のアナログ信号に変調する。RF回路123によって変調されたアナログ信号は、アンテナ124に出力される。また、RF回路123は、アンテナ124から出力された搬送波の周波数帯のアナログ信号を復調する。RF回路123によって復調されたアナログ信号は、ベースバンド回路122に出力される。アンテナ124は、RF回路123から出力されたアナログ信号を電波に変換し、かつ電波を外部端末に送信する。また、アンテナ124は、外部端末から送信された電波を受信し、かつ受信された電波をアナログ信号に変換する。アンテナ124によって処理されたアナログ信号は、RF回路123に出力される。
図1に示す例では、アンテナ124は、通信機121内に配置されている。アンテナ124は、通信機121外に配置されてもよい。
プロセッサ111は、通信機121外に配置され、かつデータ送信端末101の全体の動作を制御する。プロセッサ111は、ベースバンド回路122、メモリ131、および第1のセンサ141を制御する。データ送信端末101が、図1に示されていない表示部または操作部などを有する場合、プロセッサ111は、表示部または操作部などを制御する。通信機121内に配置されたプロセッサがプロセッサ111の代わりにベースバンド回路122を制御してもよい。その場合、プロセッサ111は通信機121内のプロセッサを制御する。
プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、センサデータを外部端末に送信する。具体的には、プロセッサ111は、センサデータが外部端末に送信されるように通信機121を制御する。つまり、プロセッサ111は、外部端末に対するセンサデータを通信機121に送信させる。これによって、通信機121は、センサデータを外部端末に送信する。例えば、外部端末は、ゲートウェイ機能を有する端末である。外部端末は、センサデータをデータ送信端末101から受信し、かつそのセンサデータを、ゲートウェイ機能を有する端末に送信する中継端末であってもよい。
メモリ131は、揮発性または不揮発性の記憶媒体である。例えば、メモリ131は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(DynamicRandom Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、およびフラッシュメモリの少なくとも1つである。
例えば、本発明の各実施形態は、山岳モニタリングに利用される。例えば、本発明の各実施形態は、災害のモニタリングに利用される。災害は、土砂崩れ、山火事、雪崩、または火山の爆発などである。本発明の各実施形態は、紅葉の状況、桜の開花状況、または積雪の状況などのモニタリングに利用される。本発明の各実施形態は、娯楽のための各種のモニタリングなどに利用される。
モニタリングの目的に応じて、取得されるセンサデータの種類が異なる。監視者は、災害または桜の開花などの特定の状況を確認する。監視者は、特定の状況が起きそうか否かを判断する。特定の状況が起きた場合、監視者は、その状況が起きた原因と経緯とを確認する。これらの理由で、画像、気温、湿度、降水量、またはその他の多数のデータが取得されうる。
第1のセンサ141は、イメージセンサまたは気象センサなどのセンサである。第1のセンサ141は、対象の物理量を計測し、かつ計測結果を示す第1のセンサデータを生成する。第1のセンサ141は、生成された第1のセンサデータをプロセッサ111に出力する。以下の説明において、第1のセンサデータはセンサデータと記載される場合がある。データ送信端末101は、第1のセンサ141を含む複数のセンサを有してもよい。
データ送信端末101の動作を説明する。図2は、データ送信端末101の動作の手順を示す。
(ステップS101)
プロセッサ111は、センサデータを第1のセンサ141から定期的に取得する。データ送信端末101が起動した後、ステップS101における処理が実行される。あるいは、後述するステップS105の後、または後述するステップS111の後、ステップS101における処理が実行される。ステップS105における処理またはステップS111における処理が実行されたタイミングがセンサデータの取得タイミングでない場合、プロセッサ111は、センサデータの取得タイミングまで待つ。
(ステップS102)
ステップS101の後、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であるか否かを判断する。例えば、プロセッサ111が切断を実行した場合、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であると判断する。明示的な切断指示または明示的な切断通知が外部端末から受信された場合、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であると判断してもよい。通信機121が動作を開始した後に接続が実施されていない場合、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であると判断してもよい。通信機121がスリープ状態にあるとき、通信機121は接続を維持しなくてもよい。通信機121がスリープ状態から通常状態に復帰した後に接続が実施されていない場合、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であると判断してもよい。外部端末へのデータの送信が再送信も含めて失敗した場合、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であると判断してもよい。定期的に外部端末から送信されるパケットを通信機121が一定期間受信できない場合、プロセッサ111は、通信状態が切断状態であると判断してもよい。
ステップS102において、通信状態が切断状態でない場合、プロセッサ111は通信状態が正常状態であると判断する。この場合、ステップS110における処理が実行される。ステップS110における処理の詳細については後述する。
(ステップS103)
ステップS102において、通信状態が切断状態であるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、外部端末との接続を実行する。これにより、データ送信端末101は、外部端末と通信できる。プロセッサ111は、通信機121に外部端末と接続させる。
(ステップS104)
ステップS103の後、プロセッサ111は、通信機121が外部端末と接続したか否かを判断する。
(ステップS105)
ステップS104において、通信機121が外部端末と接続していないとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータをメモリ131に記憶する。この場合、通信状態は切断状態である。時刻情報がセンサデータに付加されている。時刻情報は、センサデータが生成された時刻を示す。メモリ131は、時系列的にセンサデータを記憶する。プロセッサ111は、時刻情報に基づいて、センサデータの順番を識別する。ステップS105の後、ステップS101における処理が実行される。
(ステップS106)
ステップS104において、通信機121が外部端末と接続したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶済みのセンサデータがあるか否かを判断する。ステップS106において、メモリ131に記憶済みのセンサデータがないとプロセッサ111が判断した場合、ステップS110における処理が実行される。
(ステップS107)
ステップS106において、メモリ131に記憶済みのセンサデータがあるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶済みのセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。プロセッサ111は、複数のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。例えば、複数のセンサデータは、時間的に連続する2つのセンサデータである。1つのみのセンサデータがメモリ131に記憶されている場合、ステップS107における処理は実行されない。例えば、プロセッサ111は、第1の時刻のセンサデータが示す物理量と、第2の時刻のセンサデータが示す物理量との差を算出する。第2の時刻は、第1の時刻と異なる。その差が所定の閾値以上である場合、プロセッサ111は、所定量以上の変化があると判断する。その差が所定の閾値未満である場合、プロセッサ111は、所定量以上の変化がないと判断する。ステップS107において、所定量以上の変化がないとプロセッサ111が判断した場合、ステップS109における処理が実行される。ステップS109における処理の詳細については後述する。
例えば、ステップS107における判断の閾値は、メモリ131に予め記憶される。図示しない操作部をユーザが操作することにより、その閾値が設定されてもよい。通信機121がその閾値を示す情報を外部端末から受信し、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。図示しない他の通信機を使用する通信によりその閾値を示す情報が外部端末から受信され、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。その閾値を示す情報が記録された記録媒体がデータ送信端末101に接続され、かつその記録媒体から読み出された情報がメモリ131に記憶されてもよい。
(ステップS108)
ステップS107において、所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、その変化の前後に取得されたセンサデータを変化データに分類する。変化データに分類されるセンサデータは、変化が生じている時点に取得されたセンサデータと、その時点の直前に取得されたセンサデータとを含む。例えば、第1の時刻のセンサデータと第2の時刻のセンサデータとの間で変化が生じている場合、変化データに分類されるセンサデータは、第1の時刻のセンサデータおよび第2の時刻のセンサデータを含む。変化データに分類されるセンサデータは、変化が生じている時点の直前の時点よりも前に取得された1または複数のセンサデータを含んでもよい。変化データに分類されるセンサデータは、変化が生じている時点よりも後に取得された1または複数のセンサデータを含んでもよい。
例えば、変化データに含まれるデータの範囲は、メモリ131に予め記憶される。図示しない操作部をユーザが操作することにより、その範囲が設定されてもよい。通信機121がその範囲を示す情報を外部端末から受信し、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。図示しない他の通信機を使用する通信によりその範囲を示す情報が外部端末から受信され、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。その範囲を示す情報が記録された記録媒体がデータ送信端末101に接続され、かつその記録媒体から読み出された情報がメモリ131に記憶されてもよい。
(ステップS109)
ステップS108の後、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されているセンサデータのうち変化データを除くセンサデータを非変化データに分類する。データ送信端末101が複数のセンサを有する場合、非変化データは、変化データを出力した第1のセンサ141から出力されたセンサデータである。
(ステップS110)
ステップS109の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、センサデータおよび変化データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータを外部端末に送信する。プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている変化データのうち、送信が完了していない変化データを外部端末に送信する。変化データの送信が完了している場合、変化データは送信されない。
(ステップS111)
ステップS110の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている非変化データのうち、送信が完了していない非変化データを外部端末に送信する。非変化データの送信が完了している場合、非変化データは送信されない。
データ送信端末101が送信機会を持つ場合、データ送信端末101は、ステップS110およびステップS111においてデータを送信する。他の端末が無線でデータを送信していない場合、データ送信端末101はデータを送信することができる。あるいは、データ送信端末101に割り当てられたタイムスロットにおいて、データ送信端末101はデータを送信することができる。データ送信端末101が、次のセンサデータ取得(ステップS101)までに変化データまたは非変化データの送信を完了できない場合がある。次のセンサデータ取得(ステップS101)が実行された後、データ送信端末101は、送信されていないセンサデータを送信する。
データ送信端末101は、センサデータが取得されたタイミングの直後のタイミングで外部端末と接続する。データ送信端末101は、これ以外のタイミングで外部端末と接続してもよい。例えば、ステップS105においてセンサデータがメモリ131に記憶された後、次のセンサデータが取得されるまでの間にデータ送信端末101は外部端末と接続を試みてもよい。任意のタイミングで外部端末から接続要求が受信された場合にデータ送信端末101は外部端末と接続してもよい。
データ送信端末101は、ステップS110において、取得されたセンサデータを外部端末に送信した後、ステップS110において変化データを外部端末に送信してもよい。データ送信端末101は、ステップS110において変化データを外部端末に送信した後、ステップS110において、取得されたセンサデータを外部端末に送信してもよい。
図3は、センサデータの例を示す。図3に示す例では、画像、降水量、保水率、気温、および風の各々のセンサデータが取得される。各項目が計測された時刻も取得される。時刻は、日時であってもよい。降水量データは、1分当たりの降水量を示す。保水率データは、土中の保水率を表す。風データにおいて、南は「S」で表されている。風データにおいて、南西は「SW」で表されている。下記の例では、図3に示す種類のセンサデータを使用して処理の内容を説明する。
図4は、センサデータの通信の例を示す。第1のセンサ141が土中の保水率データを取得する例を説明する。プロセッサ111は、保水率データを第1のセンサ141から取得する(ステップS101)。送信期間(送信タイミング)がデータ送信端末101に定期的に割り当てられる。データ送信端末101は、その送信期間で保水率データを外部端末に送信する。
時刻10:02:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、ステップS101において取得された土中の保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS110)。この通信は、データ送信端末101に割り当てられた送信期間内に実行される。図4に示す例では、データ送信端末101は、1回分の土中の保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを、データ送信端末101に割り当てられた送信期間の1/3の期間で送信できる。
時刻10:03:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、外部端末と接続を試みるが、外部端末と接続できない(ステップS103およびステップS104)。そのため、データ送信端末101は、時刻10:03:00に取得された保水率データと、その時刻10:03:00とをメモリ131に記憶する(ステップS105)。
データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は、期間T10において切断状態である。時刻10:03:00から時刻10:06:00までに取得された保水率データと、各保水率データが取得された時刻とがメモリ131に記憶される。
時刻10:06:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、外部端末と接続する(ステップS103およびステップS104)。時刻10:03:00から時刻10:06:00までに取得された保水率データがメモリ131に記憶されている(ステップS106)。時刻10:04:00の保水率データと時刻10:04:30の保水率データとの間で所定量以上の変化が発生している(ステップS107)。
データ送信端末101は、所定量以上の変化の前後に取得された保水率データを変化データD101に分類する(ステップS108)。これにより、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得された保水率データが変化データD101に分類される。データ送信端末101は、時刻10:03:30から時刻10:05:00までの時刻以外の時刻に取得された保水率データを非変化データD201に分類する(ステップS109)。これにより、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の保水率データが非変化データD201に分類される。
上記の例では、保水率データの変化の判断に使用される所定量は、0.3%である。変化データD101は、時刻10:03:30、時刻10:04:00、時刻10:04:30、および時刻10:05:00の各々の保水率データである。時刻10:04:00の保水率データは、所定量以上の変化が発生する直前に取得される。時刻10:04:30の保水率データは、所定量以上の変化が発生した時刻に取得される。時刻10:03:30の保水率データは、時刻10:04:00の保水率データの1つ前のセンサデータである。時刻10:05:00の保水率データは、時刻10:04:30の保水率データの1つ後のセンサデータである。
データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得された保水率データと、記憶済みの変化データD101とを外部端末に送信する(ステップS110)。データ送信端末101は、1回分の土中の保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを送信期間の1/3の期間で送信できる。そのため、データ送信端末101は、1回の送信期間において、3回分の保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを送信できる。
具体的には、データ送信端末101は、時刻10:06:30の保水率データと、その時刻10:06:30とを外部端末に送信する。時刻10:06:30において、時刻10:03:30から時刻10:05:00までの変化データD101が送信されていない。データ送信端末101は、時刻10:03:30および時刻10:04:00の各々の変化データD101と、その各々の変化データD101が取得された時刻とを外部端末に送信する。
時刻10:07:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、時刻10:07:00の保水率データと、その時刻10:07:00とを外部端末に送信する(ステップS110)。時刻10:07:00において、時刻10:04:30および時刻10:05:00の各々の変化データD101の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:04:30および時刻10:05:00の各々の変化データD101と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS110)。これにより、メモリ131に記憶された変化データD101の送信が完了する(タイミングtm11)。
時刻10:07:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、時刻10:07:30の保水率データと、その時刻10:07:30とを外部端末に送信する(ステップS110)。時刻10:07:30において、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の非変化データD201の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:03:00および時刻10:05:30の各々の非変化データD201と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS111)。
時刻10:08:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、時刻10:08:00の保水率データと、その時刻10:08:00とを外部端末に送信する(ステップS110)。時刻10:08:00において、時刻10:06:00の非変化データD201の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:06:00の非変化データD201と、その時刻10:06:00とを外部端末に送信する(ステップS111)。これにより、メモリ131に記憶された非変化データD201の送信が完了する(タイミングtm12)。
この送信が完了したとき、送信が完了していない変化データD101および送信が完了していない非変化データD201は存在しない。データ送信端末101は、時刻10:08:00よりも後の送信期間において、時刻10:02:30における送信と同様の送信を実行する。つまり、データ送信端末101は、割り当てられた送信期間において、ステップS101において取得された保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS110)。
図4に示す例では、データ送信端末101は、複数の変化データD101を、各変化データD101が取得された順に送信する。データ送信端末101は、複数の変化データD101を、各変化データD101が取得された順に送信する必要はない。
図4に示す例では、データ送信端末101は、複数の非変化データD201を、各非変化データD201が取得された順に送信する。データ送信端末101は、複数の非変化データD201を、各非変化データD201が取得された順に送信する必要はない。
送信タイミングを端末に割り当てる無線通信技術が適用された通信の例を説明した。各端末が送信機会を獲得しあう無線通信技術(例えばIEEE802.11)が適用された通信においても、センサデータは上記の例と同様に送信される。これは、以下の各実施形態においても同様に適用できる。
本発明の各態様のデータ送信方法は、第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、第4のステップ、第5のステップ、第6のステップ、および第7のステップを有する。プロセッサ111は、第1のステップ(ステップS110)において、通信機121を使用することにより、第1のセンサ141から出力された第1のセンサデータを外部端末に送信する。プロセッサ111は、第2のステップ(ステップS102)において、通信機121と外部端末との間の通信の状態を判断する。通信の状態が正常状態から切断状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、第3のステップ(ステップS105)において、第1のセンサデータをメモリ131に時系列的に記憶する。
通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、第4のステップ(ステップS107)において、メモリ131に記憶された複数の第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、第5のステップ(ステップS108およびステップS109)において、メモリ131に記憶されている複数の第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。プロセッサ111は、第6のステップ(ステップS110)において、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信する。変化データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、第7のステップ(ステップS111)において、通信機121を使用することにより、非変化データを外部端末に送信する。
本発明の各態様のデータ送信方法は、上記の第1から第7のステップに対応する処理以外の処理を有していなくてもよい。
通信における制約があるデータ送信端末101が切断状態から復旧した場合、データ送信端末101は、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。データ送信端末101は、所定量以上の変化を示す変化データを外部端末に優先的に送信することができる。
所定量以上の変化が発生する場合、その変化の前またはその変化の後において、所定量に達しない変化が発生している可能性がある。非変化データは、そのような小さな変化の情報を含む可能性がある。センサデータの監視において、所定量以上の変化と関連する小さな変化を検出できる可能性がある。通信における制約があるデータ送信端末101が切断状態から復旧した場合、データ送信端末101は、異常を詳細に解析するためのセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態のデータ送信端末101aの構成を示す。図1に示す部分と同じ部分の説明を省略する。
データ送信端末101aは、図1に示す構成に加えて、第2のセンサ142を有する。第2のセンサ142は、第1のセンサ141と異なる。プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、第2のセンサ142から出力された第2のセンサデータを外部端末に送信する。通信機121と外部端末との間の通信の状態が正常状態から切断状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は第2のセンサデータをメモリ131に時系列的に記憶する。通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶された複数の第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている複数の第2のセンサデータを関連データと非関連データとに分類する。関連データは、変化が発生した期間に関わる。非関連データは、変化が発生した期間に関わらない。プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データおよび関連データを外部端末に送信する。変化データおよび関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データおよび非関連データを外部端末に送信する。
第2のセンサ142は、イメージセンサまたは気象センサなどのセンサである。第2のセンサ142は、対象の物理量を計測し、かつ計測結果を示す第2のセンサデータを生成する。第2のセンサ142が生成する第2のセンサデータの種類は、第1のセンサ141が生成する第1のセンサデータの種類と異なる。第2のセンサ142は、生成された第2のセンサデータをプロセッサ111に出力する。以下の説明において、第2のセンサデータはセンサデータと記載される場合がある。データ送信端末101aは、第1のセンサ141および第2のセンサ142を含む3以上のセンサを有してもよい。
データ送信端末101aの動作を説明する。図6は、データ送信端末101aの動作の手順を示す。図2に示す処理と同じ処理の説明を省略する。図6は、図2に示すステップS103からステップS106における処理を含む。図6において、ステップS103からステップS106における処理は示されていない。
プロセッサ111は、ステップS101において、センサデータを第1のセンサ141および第2のセンサ142の少なくとも1つから取得する。プロセッサ111は、ステップS107において、第1のセンサ141から取得されたセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。ステップS107において、所定量以上の変化がないとプロセッサ111が判断した場合、ステップS122における処理が実行される。ステップS122における処理の詳細については後述する。
(ステップS121)
ステップS108の後、プロセッサ111は、第1のセンサ141のセンサデータにおける変化が発生した期間と同じ期間に第2のセンサ142から取得されたセンサデータを関連データに分類する。関連データは、変化データと時間的に関連する。
例えば、図3に示すセンサデータが取得され、かつ図4に示す期間と同じ期間に通信状態が切断状態である例を説明する。プロセッサ111は、保水量に基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。図4に示す例と同様に、変化データは、時刻10:03:30、時刻10:04:00、時刻10:04:30、および時刻10:05:00の各々の保水量である。関連データは、画像、降水量、気温、または風のセンサデータのうち、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得されたデータである。
上記の例では、第1の期間は第2の期間と同じである。第1の期間は、変化データが第1のセンサ141から取得された期間である。第2の期間は、関連データが第2のセンサ142から取得された期間である。第1の期間は第2の期間を含み、かつ第1の期間は第2の期間よりも長くてもよい。あるいは、第2の期間は第1の期間を含み、かつ第2の期間は第1の期間よりも長くてもよい。
プロセッサ111は、複数の種類のセンサデータのうち、変化が発生した期間と同じ期間に取得され、かつ変化データが示す物理量と関連性が高い物理量を示すセンサデータを関連データに分類してもよい。図3に示すセンサデータが取得された場合、降水量および画像が保水率と関連性が高い。図4に示す期間と同じ期間に通信状態が切断状態である例では、プロセッサ111は、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得された降水量データと、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得された画像データとを関連データに分類する。プロセッサ111は、気温および風に関して、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得されたデータを関連データに分類しなくてもよい。
例えば、複数のセンサデータ間の関連性を示す情報は、メモリ131に予め記憶される。図示しない操作部をユーザが操作することにより、その関連性が設定されてもよい。通信機121がその関連性を示す情報を外部端末から受信し、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。図示しない他の通信機を使用する通信によりその関連性を示す情報が外部端末から受信され、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。その関連性を示す情報が記録された記録媒体がデータ送信端末101aに接続され、かつその記録媒体から読み出された情報がメモリ131に記憶されてもよい。
複数のセンサデータ間の関連性は、データ送信端末101aにおいて監視の目的に応じて設定されてもよい。例えば、目的が土砂崩れの監視である場合、降水量と保水率との関連性が高く設定されてもよい。プロセッサ111は、過去に取得されたセンサデータに基づいて複数のセンサデータ間の関連性を学習し、かつ学習結果を使用してその関連性を設定してもよい。
(ステップS122)
ステップS121の後、プロセッサ111は、変化データと同じ種類のセンサデータのうち変化データを除くセンサデータを非変化データに分類する。非変化データは、変化データと同じ種類のセンサデータのみである。例えば、変化データが保水率データである場合、非変化データは、記憶済みの保水率データのうち変化データではないセンサデータのみである。降水量および気温などのセンサデータは、非変化データに含まれない。
(ステップS123)
ステップS122の後、プロセッサ111は、第2のセンサ142から取得されたセンサデータのうち、非変化データが取得された期間と同じ期間に取得されたセンサデータを非関連データに分類する。非関連データは、非変化データと時間的に関連する。プロセッサ111は、複数の種類のセンサデータのうち、非変化データが取得された期間と同じ期間に取得され、かつ非変化データが示す物理量と関連性が高い物理量を示すセンサデータを非関連データに分類してもよい。ステップS123の後、ステップS110における処理が実行される。
上記の例では、第3の期間は第4の期間と同じである。第3の期間は、非変化データが第1のセンサ141から取得された期間である。第4の期間は、非関連データが第2のセンサ142から取得された期間である。第3の期間は第4の期間を含み、かつ第3の期間は第4の期間よりも長くてもよい。あるいは、第4の期間は第3の期間を含み、かつ第4の期間は第3の期間よりも長くてもよい。
(ステップS124)
ステップS110の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、関連データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている関連データのうち、送信が完了していない関連データを外部端末に送信する。関連データの送信が完了している場合、関連データは送信されない。
(ステップS125)
ステップS124の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データおよび非関連データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている非変化データのうち、送信が完了していない非変化データを外部端末に送信する。プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている非関連データのうち、送信が完了していない非関連データを外部端末に送信する。プロセッサ111は、非変化データを外部端末に送信した後、非関連データを外部端末に送信してもよい。プロセッサ111は、非関連データを外部端末に送信した後、非変化データを外部端末に送信してもよい。非変化データの送信が完了している場合、非変化データは送信されない。非関連データの送信が完了している場合、非関連データは送信されない。
(ステップS126)
ステップS125の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、分類されていないセンサデータを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている、分類されていないセンサデータのうち、送信が完了していないセンサデータを外部端末に送信する。分類されていないセンサデータは、変化データ、関連データ、非変化データ、および非関連データのいずれとも異なる。
データ送信端末101aが送信機会を持つ場合、データ送信端末101aは、ステップS110、ステップS124、ステップS125、およびステップS126においてデータを送信する。他の端末が無線でデータを送信していない場合、データ送信端末101aはデータを送信することができる。あるいは、データ送信端末101aに割り当てられたタイムスロットにおいて、データ送信端末101aはデータを送信することができる。データ送信端末101aが、次のセンサデータ取得(ステップS101)までに各データの送信を完了できない場合がある。次のセンサデータ取得(ステップS101)が実行された後、データ送信端末101aは、送信されていないセンサデータを送信する。
図6に示す例では、データ送信端末101aは、ステップS110において変化データを外部端末に送信した後、ステップS124において関連データを外部端末に送信する。データ送信端末101aは、ステップS124において関連データを外部端末に送信した後、ステップS110において変化データを外部端末に送信してもよい。
データ送信端末101aは、ステップS110において、取得されたセンサデータを外部端末に送信した後、ステップS110において変化データを外部端末に送信してもよい。データ送信端末101aは、ステップS110において変化データを外部端末に送信した後、ステップS110において、取得されたセンサデータを外部端末に送信してもよい。
データ送信端末101aは、ステップS125において非変化データを外部端末に送信した後、ステップS125において非関連データを外部端末に送信してもよい。データ送信端末101aは、ステップS125において非関連データを外部端末に送信した後、ステップS125において非変化データを外部端末に送信してもよい。
図7は、センサデータの通信の例を示す。データ送信端末101aが複数のセンサを有し、第1のセンサ141が土中の保水率データを取得し、かつ第2のセンサ142が降水量データを取得する例を説明する。第1のセンサ141および第2のセンサ142を除くセンサは、気温データまたは風データを取得する。降水量データは、1分当たりの降水量を示す。風データにおいて、西は「W」で表されている。風データにおいて、南は「S」で表されている。風データにおいて、南西は「SW」で表されている。風データにおいて、南東は「SE」で表されている。プロセッサ111は、センサデータを各センサから取得する(ステップS101)。
図7に示す例では、データ送信端末101aは、1回分のセンサデータと、そのセンサデータが取得された時刻とを、データ送信端末101aに割り当てられた送信期間の1/4の期間で送信できる。データ送信端末101aは、この期間において、保水率、降水量、気温、および風の各々のセンサデータを外部端末に送信する。データ送信端末101aは、この期間において、時刻を外部端末に送信する。複数のセンサデータが取得された時刻が同じであるため、データ送信端末101aは、複数のセンサデータ間で共通の時刻を外部端末に送信する。
データ送信端末101aと外部端末との間の通信状態は、期間T10において切断状態である。時刻10:00:30から時刻10:06:00までに取得されたセンサデータと、各センサデータが取得された時刻とがメモリ131に記憶される。
時刻10:06:30において、データ送信端末101aと外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。データ送信端末101aは、外部端末と接続する(ステップS103およびステップS104)。時刻10:03:00から時刻10:06:00までに取得されたセンサデータがメモリ131に記憶されている(ステップS106)。時刻10:04:00の保水率データと時刻10:04:30の保水率データとの間で所定量以上の変化が発生している(ステップS107)。
データ送信端末101aは、所定量以上の変化の前後に取得された保水率データを変化データD101に分類する(ステップS108)。これにより、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得された保水率データが変化データD101に分類される。データ送信端末101aは、時刻10:03:30から時刻10:05:00までに取得され、かつ保水率と関連性が高い降水量データを関連データD301に分類する(ステップS121)。データ送信端末101aは、時刻10:03:30から時刻10:05:00までの時刻以外の時刻に取得された保水率データを非変化データD201に分類する(ステップS122)。これにより、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の保水率データが非変化データD201に分類される。
データ送信端末101aは、非変化データD201が取得された時刻と同じ時刻に取得された降水量データを非関連データD401に分類する(ステップS123)。これにより、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の降水量データが非関連データD401に分類される。
データ送信端末101aは、時刻10:06:30に取得されたセンサデータと、記憶済みの変化データD101とを外部端末に送信する(ステップS110)。具体的には、データ送信端末101aは、保水率、降水量、気温、および風の各々のセンサデータを外部端末に送信し、かつ時刻を外部端末に送信する。時刻10:06:30において、時刻10:03:30から時刻10:05:00までの変化データD101が送信されていない。データ送信端末101aは、時刻10:03:30から時刻10:05:00までの各々の変化データD101と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する。これにより、メモリ131に記憶された変化データD101の送信が完了する(タイミングtm21)。
変化データD101の送信が完了したとき、データ送信端末101aに割り当てられた送信期間には余裕がある。そのため、データ送信端末101aは、変化データD101および時刻の送信に続いて、時刻10:03:30から時刻10:05:00までの各々の関連データD301と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS124)。これにより、メモリ131に記憶された関連データD301の送信が完了する(タイミングtm22)。各時刻の関連データD301が送信されたとき、送信期間は終了する。
時刻10:07:00において、データ送信端末101aと外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101aは、時刻10:07:00の保水率データと、その時刻10:07:00とを外部端末に送信する(ステップS110)。時刻10:07:00において、変化データD101および関連データD301の送信は完了している。時刻10:07:00において、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の非変化データD201の送信が完了していない。データ送信端末101aは、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の非変化データD201と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS125)。これにより、メモリ131に記憶された非変化データD201の送信が完了する(タイミングtm23)。
時刻10:07:00において、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の非関連データD401の送信が完了していない。データ送信端末101aは、非変化データD201および時刻の送信に続いて、時刻10:03:00、時刻10:05:30、および時刻10:06:00の各々の非関連データD401と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS125)。これにより、メモリ131に記憶された非関連データD401の送信が完了する(タイミングtm24)。
時刻10:07:00において、時刻10:03:00から時刻10:06:00までの気温データと、時刻10:03:00から時刻10:06:00までの風データとの送信が完了していない。この気温データおよび風データは、図7において非分類データD501として示されている。非関連データD401の送信が完了したとき、データ送信端末101aに割り当てられた送信期間には余裕がある。そのため、データ送信端末101aは、非関連データD401および時刻の送信に続いて、時刻10:03:00の非分類データD501と、その時刻10:03:00とを外部端末に送信する(ステップS126)。時刻10:03:00の非分類データD501が送信されたとき、送信期間は終了する。
時刻10:07:30において、データ送信端末101aと外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101aは、時刻10:07:30の保水率データと、その時刻10:07:30とを外部端末に送信する(ステップS110)。時刻10:07:30において、変化データD101、関連データD301、非変化データD201、および非関連データD401の送信は完了している。時刻10:07:30において、時刻10:03:30から時刻10:06:00までの非分類データD501の送信が完了していない。データ送信端末101aは、時刻10:03:30から時刻10:05:30までの各々の非分類データD501と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS126)。時刻10:05:30の非分類データD501が送信されたとき、送信期間は終了する。
時刻10:08:00において、データ送信端末101aと外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101aは、時刻10:08:00の保水率データと、その時刻10:08:00とを外部端末に送信する(ステップS110)。時刻10:08:00において、変化データD101、関連データD301、非変化データD201、および非関連データD401の送信は完了している。時刻10:08:00において時刻10:06:00の非分類データD501の送信が完了していない。データ送信端末101aは、時刻10:06:00の非分類データD501と、その時刻10:06:00とを外部端末に送信する(ステップS126)。これにより、メモリ131に記憶された非分類データD501の送信が完了する(タイミングtm25)。
この送信が完了したとき、送信が完了していない変化データD101、送信が完了していない関連データD301、送信が完了していない非変化データD201、送信が完了していない非関連データD401、および送信が完了していない非分類データD501は存在しない。データ送信端末101aは、時刻10:08:00よりも後の送信期間において、時刻10:02:30における送信と同様の送信を実行する。つまり、データ送信端末101aは、割り当てられた送信期間において、保水率、降水量、気温、および風の各々のセンサデータを外部端末に送信し、かつ時刻を外部端末に送信する(ステップS110)。
データ送信端末101aは、複数の変化データD101を、各変化データD101が取得された順に送信する必要はない。データ送信端末101aは、複数の非変化データD201を、各非変化データD201が取得された順に送信する必要はない。
図7に示す例では、データ送信端末101aは、複数の関連データD301を、各関連データD301が取得された順に送信する。データ送信端末101aは、複数の関連データD301を、各関連データD301が取得された順に送信する必要はない。
図7に示す例では、データ送信端末101aは、複数の非分類データD501を、各非分類データD501が取得された順に送信する。データ送信端末101aは、複数の非分類データD501を、各非分類データD501が取得された順に送信する必要はない。
図7に示す例では、データ送信端末101aは、複数の非関連データD401を、各非関連データD401が取得された順に送信する。データ送信端末101aは、複数の非関連データD401を、各非関連データD401が取得された順に送信する必要はない。
第2の実施形態において、プロセッサ111は、ステップS110において、通信機121を使用することにより、第2のセンサ142から出力された第2のセンサデータを外部端末に送信する。通信機121と外部端末との間の通信の状態が正常状態から切断状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、ステップS105において、第2のセンサデータをメモリ131に時系列的に記憶する。所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、ステップS121およびステップS123において、メモリ131に記憶されている複数の第2のセンサデータを関連データと非関連データとに分類する。プロセッサ111は、ステップS110およびステップS124において、通信機121を使用することにより、変化データおよび関連データを外部端末に送信する。変化データおよび関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、ステップS125において、通信機121を使用することにより、非変化データおよび非関連データを外部端末に送信する。
通信における制約があるデータ送信端末101aが切断状態から復旧した場合、データ送信端末101aは、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。データ送信端末101aは、所定量以上の変化と関連する関連データを外部端末に優先的に送信することができる。
所定量以上の変化が発生する場合、その変化の前またはその変化の後において、所定量に達しない変化が発生している可能性がある。非変化データは、そのような小さな変化の情報を含む可能性がある。センサデータの監視において、所定量以上の変化と関連する小さな変化を検出できる可能性がある。非関連データは、そのような小さな変化と関連する情報を含む可能性がある。通信における制約があるデータ送信端末101aが切断状態から復旧した場合、データ送信端末101aは、異常を詳細に解析するためのセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。
(第3の実施形態)
図1に示すデータ送信端末101を使用して、本発明の第3の実施形態を説明する。
プロセッサ111は、第1のセンサデータを処理することにより処理データを生成する。通信機121と外部端末との間の通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、処理データを外部端末に送信する。処理データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データを外部端末に送信する。
例えば、プロセッサ111は、第1のセンサ141から出力された第1のセンサデータを処理することにより処理データを生成する。通信の状態が正常状態から切断状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、第1のセンサデータおよび処理データをメモリ131に記憶する。
あるいは、通信の状態が正常状態から切断状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、第1のセンサデータをメモリ131に記憶する。プロセッサ111は、メモリ131に記憶された第1のセンサデータを処理することにより処理データを生成する。メモリ131は、第1のセンサデータに加えて処理データを記憶してもよい。プロセッサ111は、変化データを処理することにより処理データを生成してもよい。
データ送信端末101の動作を説明する。図8は、データ送信端末101の動作の手順を示す。図2に示す処理と同じ処理の説明を省略する。
(ステップS131)
ステップS101の後、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータを処理することにより、処理データを生成する。例えば、センサデータが画像データである場合、プロセッサ111は、画像データにおける各色の割合を算出する。プロセッサ111は、算出された各色の割合を含む処理データを生成する。プロセッサ111は、所定の領域のデータを画像データから抽出することにより処理データを生成してもよい。例えば、所定の領域は、画像の中心を含む。プロセッサ111は、画像データの解像度を小さくすることにより処理データを生成してもよい。
プロセッサ111は、センサデータを取得するたびに処理データを生成する必要はない。通信状態が切断状態である間のみ、プロセッサ111は、センサデータを取得するたびに処理データを生成してもよい。所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した後、プロセッサ111は処理データを生成してもよい。その場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されたセンサデータに基づいて、通信状態が切断状態である期間全体の処理データを生成してもよい。あるいは、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されたセンサデータに基づいて、変化データに分類されたセンサデータが取得された期間のみの処理データを生成してもよい。
プロセッサ111は、変化データと同じ種類のセンサデータに基づいて第1の処理データを生成し、かつ変化データと異なる種類のセンサデータに基づいて第2の処理データを生成してもよい。例えば、図5に示すデータ送信端末101aが使用される場合、プロセッサ111は、第1のセンサデータに基づいて第1の処理データを生成し、かつ第2のセンサデータに基づいて第2の処理データを生成してもよい。例えば、第1のセンサデータが画像データであり、かつ第2のセンサデータが音声データである場合、プロセッサ111は、画像データに基づいて第1の処理データを生成し、かつ音声データに基づいて第2の処理データを生成してもよい。例えば、プロセッサ111は、音量が所定量以上であるデータを音声データから抽出することにより第2の処理データを生成してもよい。プロセッサ111は、低音のデータを音声データから抽出することにより第2の処理データを生成してもよい。プロセッサ111は、変化データに基づいて第1の処理データを生成し、かつ関連データに基づいて第2の処理データを生成してもよい。
(ステップS132)
ステップS104において、通信機121が外部端末と接続していないとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータをメモリ131に記憶し、かつステップS131において生成された処理データをメモリ131に記憶する。時刻情報が処理データに付加されている。時刻情報は、処理データが生成された時刻を示す。時刻情報は、センサデータが取得された時刻と同じ時刻を示してもよい。メモリ131は、時系列的に処理データを記憶する。プロセッサ111は、時刻情報に基づいて、処理データの順番を識別する。ステップS132の後、ステップS101における処理が実行される。
(ステップS133)
ステップS109の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、センサデータおよび処理データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータを外部端末に送信する。プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている処理データのうち、送信が完了していない処理データを外部端末に送信する。処理データの送信が完了している場合、処理データは送信されない。ステップS133の後、ステップS111における処理が実行される。
データ送信端末101が送信機会を持つ場合、データ送信端末101は、ステップS133およびステップS111においてデータを送信する。他の端末が無線でデータを送信していない場合、データ送信端末101はデータを送信することができる。あるいは、データ送信端末101に割り当てられたタイムスロットにおいて、データ送信端末101はデータを送信することができる。データ送信端末101が、次のセンサデータ取得(ステップS101)までに各データの送信を完了できない場合がある。次のセンサデータ取得(ステップS101)が実行された後、データ送信端末101は、送信されていないセンサデータを送信する。
所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した後、プロセッサ111が処理データを生成してもよい。その場合、プロセッサ111は、ステップS132において、センサデータのみをメモリ131に記憶する。ステップS108の後、プロセッサ111は、メモリ131に記憶された変化データを処理することにより処理データを生成してもよい。
図8に示す例では、プロセッサ111は変化データを外部端末に送信しない。通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断し、かつ、所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、処理データおよび非変化データを外部端末に送信してもよい。処理データおよび非変化データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信してもよい。
データ送信端末101は、ステップS133において、取得されたセンサデータを外部端末に送信した後、ステップS133において処理データを外部端末に送信してもよい。データ送信端末101は、ステップS133において処理データを外部端末に送信した後、ステップS133において、取得されたセンサデータを外部端末に送信してもよい。
図9は、センサデータの通信の例を示す。第1のセンサ141が画像データを取得する例を説明する。プロセッサ111は、画像データを第1のセンサ141から取得する(ステップS101)。
プロセッサ111は、画像データを取得するたびに処理データを生成する(ステップS131)。処理データは、画像データにおける各色の割合(面積比)を示す。処理データにおいて、緑色は「G」で表されている。処理データにおいて、水色は「Bl」で表されている。処理データにおいて、茶色は「Br」で表されている。
時刻10:02:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、ステップS101において取得された1回分の画像データと、その画像データが取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS133)。この通信は、データ送信端末101に割り当てられた送信期間内に実行される。図9に示す例では、データ送信端末101は、1回分の画像データと、その画像データが取得された時刻とを、データ送信端末101に割り当てられた送信期間の1/2の期間で送信できる。
時刻10:03:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、外部端末と接続を試みるが、外部端末と接続できない(ステップS103およびステップS104)。そのため、データ送信端末101は、時刻10:03:00に取得された画像データと、その時刻10:03:00とをメモリ131に記憶する(ステップS132)。データ送信端末101はさらに、処理データと、その処理データが生成された時刻とをメモリ131に記憶する(ステップS132)。
データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は、期間T10において切断状態である。時刻10:03:00から時刻10:06:00において、画像データ、処理データ、および時刻がメモリ131に記憶される。
時刻10:06:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、外部端末と接続する(ステップS103およびステップS104)。時刻10:03:00から時刻10:06:00までに取得された画像データがメモリ131に記憶されている(ステップS106)。時刻10:04:00の画像データと時刻10:04:30の画像データとの間で所定量以上の変化が発生し、かつ時刻10:04:30の画像データと時刻10:05:00の画像データとの間で所定量以上の変化が発生している(ステップS107)。図9に示す例では、画像データにおける少なくとも1つの色の割合が5%以上変化した場合に、所定量以上の変化が検出される。
データ送信端末101は、所定量以上の変化の前後に取得された画像データを変化データD101に分類する(ステップS108)。これにより、時刻10:03:30から時刻10:05:30までに取得された画像データが変化データD101に分類される。データ送信端末101は、時刻10:03:30から時刻10:05:30までの時刻以外の時刻に取得された画像データを非変化データD201に分類する(ステップS109)。これにより、時刻10:03:00および時刻10:06:00の各々の画像データが非変化データD201に分類される。
データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得されたセンサデータと、記憶済みの処理データD601とを外部端末に送信する(ステップS133)。具体的には、データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得されたセンサデータと、その時刻10:06:30とを外部端末に送信する。時刻10:06:30において、時刻10:03:00から時刻10:06:00までの処理データD601が送信されていない。データ送信端末101は、時刻10:03:00から時刻10:06:00までの各々の処理データD601と、その各々が生成された時刻とを外部端末に送信する。これにより、メモリ131に記憶された処理データD601の送信が完了する(タイミングtm31)。
処理データのサイズは、画像データのサイズよりも小さい。処理データD601の送信が完了したとき、データ送信端末101に割り当てられた送信期間には余裕がある。そのため、データ送信端末101は、処理データD601および時刻の送信に続いて、時刻10:03:00の非変化データD201を外部端末に送信する(ステップS111)。時刻10:03:00の非変化データD201の一部が送信されたとき、送信期間は終了する。
時刻10:07:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、時刻10:07:00の画像データと、その時刻10:07:00とを外部端末に送信する(ステップS133)。時刻10:07:00において、処理データD601の送信は完了している。時刻10:07:00において、時刻10:03:00および時刻10:06:00の各々の非変化データD201の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:03:00および時刻10:06:00の各々の非変化データD201と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS111)。時刻10:06:00の非変化データD201の一部が送信されたとき、送信期間は終了する。時刻10:06:00は送信されない。
時刻10:07:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、時刻10:07:30の画像データと、その時刻10:07:30とを外部端末に送信する(ステップS133)。時刻10:07:30において、時刻10:06:00の非変化データD201の一部の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:06:00の非変化データD201の一部と、その時刻10:06:00とを外部端末に送信する(ステップS111)。
この送信が完了したとき、送信が完了していない処理データD601および送信が完了していない非変化データD201は存在しない。データ送信端末101は、時刻10:07:30よりも後の送信期間において、時刻10:02:30における送信と同様の送信を実行する。つまり、データ送信端末101は、割り当てられた送信期間において、ステップS101において取得された画像データと、その画像データが取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS133)。
データ送信端末101は、複数の変化データD101を、各変化データD101が取得された順に送信する必要はない。データ送信端末101は、複数の非変化データD201を、各非変化データD201が取得された順に送信する必要はない。
図9に示す例では、データ送信端末101は、複数の処理データD601を、各処理データD601が取得された順に送信する。データ送信端末101は、複数の処理データD601を、各処理データD601が取得された順に送信する必要はない。
第3の実施形態は、図5に示すデータ送信端末101aに適用されてもよい。プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、ステップS101において取得されたセンサデータと、ステップS131において生成された処理データとを外部端末に送信する。センサデータおよび処理データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、関連データを外部端末に送信してもよい。関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データおよび非関連データを外部端末に送信してもよい。非変化データおよび非関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非分類データを外部端末に送信してもよい。
上記のデータ送信端末101aは、変化データを外部端末に送信する必要はない。非変化データおよび非関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信してもよい。変化データは、非分類データが送信される前と非分類データが送信された後とのどちらで送信されてもよい。
プロセッサ111は、ステップS131において、第1のセンサデータを処理することにより処理データを生成する。通信機121と外部端末との間の通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、ステップS133において、通信機121を使用することにより、処理データを外部端末に送信する。処理データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、ステップS111において、通信機121を使用することにより、非変化データを外部端末に送信する。
通信における制約があるデータ送信端末101が切断状態から復旧した場合、データ送信端末101は、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。画像データまたは音声データ等のようなデータ量が多いセンサデータから処理データが生成された場合、データサイズが大幅に減る。そのため、データ送信端末101は、センサデータの監視に必要なセンサデータを短時間で送信することができる。
(第3の実施形態の変形例)
本発明の第3の実施形態の変形例を説明する。
図8に示す処理の一部は、以下の処理に変更される。プロセッサ111は、ステップS131において、複数の第1のセンサデータの時間的な遷移を解析し、かつその遷移の要約を示す要約データを生成する。要約データは、処理データの具体的な例である。通信機121と外部端末との間の通信の状態が切断状態である場合、要約データはステップS132においてメモリ131に記憶される。プロセッサ111は、ステップS133において、通信機121を使用することにより、要約データを外部端末に送信する。
所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した後、プロセッサ111が処理データを生成してもよい。その場合、プロセッサ111は、ステップS132において、センサデータのみをメモリ131に記憶する。プロセッサ111は、メモリ131に記憶された複数の変化データの時間的な遷移を解析し、かつその遷移の要約を示す要約データを生成する。
要約データは、どの時刻にどのような事象が起きたかを示す。例えば、要約データは、「時刻10:04:00から時刻10:04:30までに土砂崩れが発生し、かつ時刻10:04:30から時刻10:05:00までに土砂崩れが終わった」ということを示す。
プロセッサ111は、センサデータまたは変化データの時間的な推移を解析することにより、発生した事象を判断または推測する。要約データを生成するための判断の基準は、メモリ131に予め記憶される。図示しない操作部をユーザが操作することにより、その基準が設定されてもよい。通信機121がその基準を示す情報を外部端末から受信し、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。図示しない他の通信機を使用する通信によりその基準を示す情報が外部端末から受信され、かつ受信された情報がメモリ131に記憶されてもよい。その基準を示す情報が記録された記録媒体がデータ送信端末101に接続され、かつその記録媒体から読み出された情報がメモリ131に記憶されてもよい。データ送信端末101あるいは外部端末において、ディープラーニングまたは各種の学習に従って、事象が推測されてもよい。
プロセッサ111は、センサデータを取得するたびに、要約データを生成するか否かを判断してもよい。例えば、プロセッサ111は、ステップS131において、要約データを生成するか否かを判断する。このとき、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータに基づいて、要約データを生成するか否かを判断する。1回前に取得されたセンサデータがメモリ131に記憶され、かつプロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータと、メモリ131に記憶されたセンサデータとに基づいて、要約データを生成するか否かを判断してもよい。要約データを生成しないとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、要約データを生成する必要はない。要約データを生成するとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、要約データを生成する。
プロセッサ111は、センサデータを取得するたびに要約データを生成する必要はない。プロセッサ111は、第1のセンサ141から出力された複数のセンサデータの一部のみに基づいて要約データを生成してもよい。通信状態が切断状態である間のみ、プロセッサ111は、センサデータを取得するたびに要約データを生成してもよい。所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した後、プロセッサ111は要約データを生成してもよい。その場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されたセンサデータに基づいて、通信状態が切断状態である期間全体の要約データを生成してもよい。あるいは、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されたセンサデータに基づいて、変化データに分類されたセンサデータが取得された期間のみの要約データを生成してもよい。
プロセッサ111は、変化データと同じ種類のセンサデータに基づいて第1の要約データを生成し、かつ変化データと異なる種類のセンサデータに基づいて第2の要約データを生成してもよい。例えば、図5に示すデータ送信端末101aが使用される場合、プロセッサ111は、第1のセンサデータに基づいて第1の要約データを生成し、かつ第2のセンサデータに基づいて第2の要約データを生成してもよい。例えば、第1のセンサデータが画像データであり、かつ第2のセンサデータが音声データである場合、プロセッサ111は、画像データに基づいて第1の要約データを生成し、かつ音声データに基づいて第2の要約データを生成してもよい。
所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した後、プロセッサ111が処理データを生成してもよい。その場合、プロセッサ111は、ステップS132において、センサデータのみをメモリ131に記憶する。ステップS108の後、プロセッサ111は、メモリ131に記憶された変化データを処理することにより処理データを生成してもよい。
図10は、センサデータの通信の例を示す。図9に示す部分と同じ部分の説明を省略する。
時刻10:04:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。プロセッサ111は、メモリ131に記憶された画像データに基づいて、特定の事象が発生したか否かを判断する。プロセッサ111は、時刻10:04:00から時刻10:04:30までに土砂崩れが発生したと判断する。プロセッサ111は、この事象を示す要約データD701を生成する(ステップS131)。
データ送信端末101は、外部端末と接続を試みるが、外部端末と接続できない(ステップS103およびステップS104)。そのため、データ送信端末101は、時刻10:04:30に取得された画像データと、その時刻10:04:30とをメモリ131に記憶する(ステップS132)。データ送信端末101はさらに、要約データD701と、その要約データD701が生成された時刻とをメモリ131に記憶する(ステップS132)。
時刻10:05:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。プロセッサ111は、メモリ131に記憶された画像データに基づいて、特定の事象が発生したか否かを判断する。プロセッサ111は、時刻10:04:30から時刻10:05:00までに土砂崩れが終わったと判断する。プロセッサ111は、この事象を示す要約データD702を生成する(ステップS131)。生成された要約データD702は、ステップS132においてメモリ131に記憶される。
時刻10:06:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は切断状態である(ステップS102)。データ送信端末101は、外部端末と接続する(ステップS103およびステップS104)。データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得されたセンサデータと、記憶済みの要約データD701と、記憶済みの要約データD702とを外部端末に送信する(ステップS133)。
第3の実施形態の変形例は、図5に示すデータ送信端末101aに適用されてもよい。プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、ステップS101において取得されたセンサデータと、ステップS131において生成された要約データとを外部端末に送信する。センサデータおよび要約データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、関連データを外部端末に送信してもよい。関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データおよび非関連データを外部端末に送信してもよい。非変化データおよび非関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非分類データを外部端末に送信してもよい。
上記のデータ送信端末101aは、変化データを外部端末に送信する必要はない。非変化データおよび非関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信してもよい。変化データは、非分類データが送信される前と非分類データが送信された後とのどちらで送信されてもよい。
通信における制約があるデータ送信端末101が切断状態から復旧した場合、データ送信端末101は、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。画像データまたは音声データ等のようなデータ量が多いセンサデータから要約データが生成された場合、データサイズが大幅に減る。そのため、データ送信端末101は、センサデータの監視に必要なセンサデータを短時間で送信することができる。
(第4の実施形態)
図1に示すデータ送信端末101を使用して、本発明の第4の実施形態を説明する。
プロセッサ111は、第3のセンサデータをメモリ131に時系列的に記憶する。第3のセンサデータは、通信機121と外部端末との間の通信の状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した後に第1のセンサ141から出力され、かつ変化データおよび非変化データの送信が完了する前に第1のセンサ141から出力された第1のセンサデータである。プロセッサ111は、メモリ131に記憶された複数の第3のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている複数の第3のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。
データ送信端末101の動作を説明する。図11は、データ送信端末101の動作の手順を示す。図2に示す処理と同じ処理の説明を省略する。図11は、図2に示すステップS103からステップS108における処理を含む。図11において、ステップS103からステップS108における処理は示されていない。
(ステップS141)
ステップS109の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている変化データのうち、送信が完了していない変化データを外部端末に送信する。変化データの送信が完了している場合、変化データは送信されない。
(ステップS142)
ステップS141の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている変化データのうち、送信が完了していない非変化データを外部端末に送信する。非変化データの送信が完了している場合、非変化データは送信されない。
(ステップS143)
ステップS142の後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、センサデータを外部端末に送信する。このとき、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータを外部端末に送信する。
(ステップS144)
ステップS143の後、プロセッサ111は、ステップS101において取得されたセンサデータの送信が完了したか否かを判断する。データ送信端末101に与えられた送信期間内にセンサデータの送信が終了しない場合がある。ステップS144において、センサデータの送信が完了したとプロセッサ111が判断した場合、ステップS101における処理が実行される。
(ステップS145)
ステップS144において、センサデータの送信が完了してないとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、送信が完了していないセンサデータをメモリ131に記憶する。例えば、プロセッサ111は、センサデータに付加された時刻情報に基づいて、ステップS105においてメモリ131に記憶されたセンサデータと、ステップS145においてメモリ131に記憶されたセンサデータとを識別できる。
(ステップS146)
ステップS145の後、プロセッサ111は、ステップS145においてメモリ131に新たに記憶されたセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。これにより、プロセッサ111は、新たな変化があるか否かを判断する。ステップS146における所定量は、ステップS107における所定量と同じである。ステップS146において、所定量以上の変化がないとプロセッサ111が判断した場合、ステップS148における処理が実行される。ステップS148における処理の詳細については後述する。
(ステップS147)
ステップS146において、所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、その変化の前後に取得されたセンサデータを変化データ(新変化データ)に分類する。ステップS147における分類の方法は、ステップS108における分類の方法と同じである。
(ステップS148)
ステップS147の後、プロセッサ111は、ステップS145において記憶されたセンサデータのうち変化データを除くセンサデータを非変化データ(新非変化データ)に分類する。ステップS148における分類の方法は、ステップS109における分類の方法と同じである。ステップS148の後、ステップS101における処理が実行される。
データ送信端末101が送信機会を持つ場合、データ送信端末101は、ステップS141、ステップS142、およびステップS143においてデータを送信する。他の端末が無線でデータを送信していない場合、データ送信端末101はデータを送信することができる。あるいは、データ送信端末101に割り当てられたタイムスロットにおいて、データ送信端末101はデータを送信することができる。データ送信端末101が、次のセンサデータ取得(ステップS101)までに各データの送信を完了できない場合がある。次のセンサデータ取得(ステップS101)が実行された後、データ送信端末101は、送信されていないセンサデータを送信する。
図12は、センサデータの通信の例を示す。第1のセンサ141が土中の保水率データを取得する例を説明する。図4に示す部分と同じ部分の説明を省略する。
データ送信端末101は、時刻10:06:30において、記憶済みの変化データD101を外部端末に送信する(ステップS141)。データ送信端末101は、1回分の土中の保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを送信期間の1/3の時間で送信できる。そのため、データ送信端末101は、1回の送信期間において、3回分の変化データD101と、その変化データD101が取得された時刻とを送信できる。具体的には、データ送信端末101は、時刻10:03:30から時刻10:04:30までの各々の変化データD101と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する。
データ送信端末101が時刻10:06:30に取得された保水率データを送信する前に、データ送信端末101に割り当てられた送信期間が終了する。そのため、データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得された保水率データを送信できない(ステップS144)。データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得された保水率データと、その時刻10:06:30とをメモリ131に記憶する(ステップS145)。
時刻10:06:00の保水率データと時刻10:06:30の保水率データとの間で所定量以上の変化は発生していない(ステップS146)。データ送信端末101は、時刻10:06:30に取得された保水率データを非変化データD202に分類する(ステップS148)。
時刻10:07:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。時刻10:07:00において、時刻10:05:00の変化データD101の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:05:00の変化データD101と、その時刻10:05:00とを外部端末に送信する(ステップS141)。これにより、メモリ131に記憶された変化データD101の送信が完了する(タイミングtm41)。
時刻10:07:00において、時刻10:03:00、時刻10:05:30、時刻10:06:00の各々の非変化データD201、および時刻10:06:30の非変化データD202の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:03:00および時刻10:05:30の各々の非変化データD201と、その各々が取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS142)。
データ送信端末101が時刻10:07:00に取得された保水率データを送信する前に、データ送信端末101に割り当てられた送信期間が終了する。そのため、データ送信端末101は、時刻10:07:00に取得された保水率データを送信できない(ステップS144)。データ送信端末101は、時刻10:07:00に取得された保水率データと、その時刻10:07:00とをメモリ131に記憶する(ステップS145)。
時刻10:06:30の保水率データと時刻10:07:00の保水率データとの間で所定量以上の変化が発生している(ステップS146)。データ送信端末101は、時刻10:07:00に取得された保水率データを変化データD102に分類する(ステップS147)。時刻10:07:00に取得された保水率データ以外に新たにメモリ131に記憶された保水率データはない。そのため、非変化データD202に新たに分類される保水率データはない(ステップS148)。
時刻10:07:30において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。時刻10:07:30において、時刻10:07:00の変化データD102の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:07:00の変化データD102と、その時刻10:07:00とを外部端末に送信する(ステップS141)。これにより、メモリ131に記憶された変化データD102の送信が完了する(タイミングtm42)。
時刻10:07:30において、時刻10:06:00の非変化データD201と、時刻10:06:30の非変化データD202との送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:06:00の非変化データD201と、その時刻10:06:00とを外部端末に送信する(ステップS142)。データ送信端末101は、時刻10:06:30の非変化データD202と、その時刻10:06:30とを外部端末に送信する(ステップS142)。
データ送信端末101が時刻10:07:30に取得された保水率データを送信する前に、データ送信端末101に割り当てられた送信期間が終了する。そのため、データ送信端末101は、時刻10:07:30に取得された保水率データを送信できない(ステップS144)。データ送信端末101は、10:07:30に取得された保水率データと、その10:07:30とをメモリ131に記憶する(ステップS145)。
時刻10:07:00の保水率データと時刻10:07:30の保水率データとの間で所定量以上の変化は発生していない(ステップS146)。データ送信端末101は、時刻10:07:30に取得された保水率データを非変化データD202に分類する(ステップS148)。
時刻10:08:00において、データ送信端末101と外部端末との間の通信状態は正常状態である(ステップS102)。時刻10:08:00において、時刻10:07:30の非変化データD202の送信が完了していない。データ送信端末101は、時刻10:07:30の非変化データD202と、その時刻10:07:30とを外部端末に送信する(ステップS142)。これにより、メモリ131に記憶された非変化データD202の送信が完了する(タイミングtm43)。
この送信が完了したとき、送信が完了していない変化データD102および送信が完了していない非変化データD202は存在しない。データ送信端末101は、時刻10:08:00に取得されたセンサデータと、その時刻10:08:00とを外部端末に送信する(ステップS143)。データ送信端末101は、時刻10:08:00よりも後の送信期間において、時刻10:02:30における送信と同様の送信を実行する。つまり、データ送信端末101は、割り当てられた送信期間において、ステップS101において取得された保水率データと、その保水率データが取得された時刻とを外部端末に送信する(ステップS143)。
データ送信端末101は、複数の変化データD101を、各変化データD101が取得された順に送信する必要はない。データ送信端末101は、複数の非変化データD201を、各非変化データD201が取得された順に送信する必要はない。
図12に示す例では、データ送信端末101は、複数の変化データD102を、各変化データD102が取得された順に送信する。データ送信端末101は、複数の変化データD102を、各変化データD102が取得された順に送信する必要はない。
図12に示す例では、データ送信端末101は、複数の非変化データD202を、各非変化データD202が取得された順に送信する。データ送信端末101は、複数の非変化データD202を、各非変化データD202が取得された順に送信する必要はない。
第4の実施形態は、図5に示すデータ送信端末101aに適用されてもよい。プロセッサ111は、第4のセンサデータをメモリ131に時系列的に記憶する。第4のセンサデータは、通信状態が切断状態から正常状態に移行したとプロセッサ111が判断した後に第2のセンサ142から出力され、かつ変化データおよび非変化データの送信が完了する前に第2のセンサ142から出力された第2のセンサデータである。第3のセンサデータに基づいて所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、メモリ131に記憶されている複数の第4のセンサデータを関連データと非関連データとに分類する。
プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、変化データを外部端末に送信する。変化データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、関連データを外部端末に送信してもよい。関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非変化データおよび非関連データを外部端末に送信してもよい。非変化データおよび非関連データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、非分類データを外部端末に送信してもよい。非分類データが外部端末に送信された後、プロセッサ111は、通信機121を使用することにより、ステップS101において取得されたセンサデータを外部端末に送信してもよい。
プロセッサ111は、ステップS145において、送信が完了していない第1のセンサデータを第3のセンサデータとしてメモリ131に時系列的に記憶する。プロセッサ111は、ステップS146において、メモリ131に記憶された複数の第3のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断する。所定量以上の変化があるとプロセッサ111が判断した場合、プロセッサ111は、ステップS147およびステップS148において、メモリ131に記憶されている複数の第3のセンサデータを変化データと非変化データとに分類する。
通信における制約があるデータ送信端末101が切断状態から復旧した場合、データ送信端末101は、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。データ送信端末101が切断状態から復旧した後、データ送信端末101は、新たに取得されたセンサデータよりも、送信が完了していない変化データと、送信が完了していない非変化データとを優先することができる。図12に示す例では、データ送信端末101は、センサデータを、第1のセンサ141からセンサデータが出力された順番に送信することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態およびその変形例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。また、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
本発明の各実施形態によれば、通信における制約があるデータ送信端末が切断状態から復旧した場合、データ送信端末、データ送信方法、およびプログラムは、センサデータの監視に必要なセンサデータを外部端末に優先的に送信することができる。
101,101a データ送信端末
111 プロセッサ
121 通信機
122 ベースバンド回路
123 RF回路
124 アンテナ
131 メモリ
141 第1のセンサ
142 第2のセンサ

Claims (10)

  1. 第1のセンサと、
    メモリと、
    通信機と、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信し、
    前記プロセッサは、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断し、
    前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、
    前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類し、前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わり、前記非変化データは、前記期間に関わらず、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信し、
    前記変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する
    データ送信端末。
  2. 前記第1のセンサと異なる第2のセンサをさらに有し、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第2のセンサから出力された第2のセンサデータを前記外部端末に送信し、
    前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第2のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第2のセンサデータを関連データと非関連データとに分類し、前記関連データは、前記期間に関わり、前記非関連データは、前記期間に関わらず、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記変化データおよび前記関連データを前記外部端末に送信し、
    前記変化データおよび前記関連データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データおよび前記非関連データを前記外部端末に送信する
    請求項1に記載のデータ送信端末。
  3. 前記プロセッサは、第3のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、前記第3のセンサデータは、前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した後に前記第1のセンサから出力され、かつ前記変化データおよび前記非変化データの送信が完了する前に前記第1のセンサから出力された前記第1のセンサデータであり、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第3のセンサデータに基づいて、前記変化があるか否かを判断し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第3のセンサデータを前記変化データと前記非変化データとに分類する
    請求項1に記載のデータ送信端末。
  4. 第1のセンサと、
    メモリと、
    通信機と、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信し、
    前記プロセッサは、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断し、
    前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、
    前記プロセッサは、前記第1のセンサから出力された前記第1のセンサデータまたは前記メモリに記憶された前記第1のセンサデータを処理することにより処理データを生成し、
    前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類し、前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わり、前記非変化データは、前記期間に関わらず、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記処理データを前記外部端末に送信し、
    前記処理データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する
    データ送信端末。
  5. 第1のセンサと、
    メモリと、
    通信機と、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信し、
    前記プロセッサは、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断し、
    前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、
    前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類し、前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わり、前記非変化データは、前記期間に関わらず、
    前記プロセッサは、前記変化データを処理することにより処理データを生成し、
    前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記処理データを前記外部端末に送信し、
    前記処理データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する
    請求項1に記載のデータ送信端末。
  6. 前記プロセッサは、複数の前記第1のセンサデータの時間的な遷移を解析し、かつ前記遷移の要約を示す前記処理データを生成する
    請求項4に記載のデータ送信端末。
  7. 前記プロセッサは、複数の前記変化データの時間的な遷移を解析し、かつ前記遷移の要約を示す前記処理データを生成する
    請求項5に記載のデータ送信端末。
  8. 前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記処理データおよび前記非変化データを前記外部端末に送信し、
    前記処理データおよび前記非変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信する
    請求項4または請求項5に記載のデータ送信端末。
  9. 第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、第4のステップ、第5のステップ、第6のステップ、および第7のステップを有するデータ送信端末のデータ送信方法であって、
    前記データ送信端末は、
    第1のセンサと、
    メモリと、
    通信機と、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、前記第1のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信し、
    前記プロセッサは、前記第2のステップにおいて、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断し、
    前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第3のステップにおいて、前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、
    前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第4のステップにおいて、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第5のステップにおいて、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類し、前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わり、前記非変化データは、前記期間に関わらず、
    前記プロセッサは、前記第6のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信し、
    前記変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記第7のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する
    データ送信方法。
  10. 第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、第4のステップ、第5のステップ、第6のステップ、および第7のステップをデータ送信端末のプロセッサに実行させるためのプログラムであって、
    前記データ送信端末は、
    第1のセンサと、
    メモリと、
    通信機と、
    1つまたは複数の前記プロセッサと、
    を有し、
    前記プロセッサは、前記第1のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記第1のセンサから出力された第1のセンサデータを外部端末に送信し、
    前記プロセッサは、前記第2のステップにおいて、前記通信機と前記外部端末との間の通信の状態を判断し、
    前記通信の状態が正常状態から切断状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第3のステップにおいて、前記第1のセンサデータを前記メモリに時系列的に記憶し、
    前記通信の状態が前記切断状態から前記正常状態に移行したと前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第4のステップにおいて、前記メモリに記憶された複数の前記第1のセンサデータに基づいて、所定量以上の変化があるか否かを判断し、
    前記変化があると前記プロセッサが判断した場合、前記プロセッサは、前記第5のステップにおいて、前記メモリに記憶されている前記複数の前記第1のセンサデータを変化データと非変化データとに分類し、前記変化データは、前記変化が発生した期間に関わり、前記非変化データは、前記期間に関わらず、
    前記プロセッサは、前記第6のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記変化データを前記外部端末に送信し、
    前記変化データが前記外部端末に送信された後、前記プロセッサは、前記第7のステップにおいて、前記通信機を使用することにより、前記非変化データを前記外部端末に送信する
    プログラム。
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