JP7014417B2 - 調光カーテン及び布帛 - Google Patents

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Description

本発明は、夏季等には太陽光を十分に遮光できる一方、冬季等には太陽光を十分に採光できるこのような調光を調光操作を要することなく実現できる調光カーテンに関する。
なお、本明細書および特許請求の範囲において、カーテンに関して、「前面」とは、カーテンが窓際等に設置された状態時における太陽光が入射してくる側の面を意味し、「背面」とは、カーテンが窓際等に設置された状態時における太陽光が入射してくる側とは反対側の面(例えば室内側)を意味するものとする。布帛に関して「前面」および「背面」も、上記カーテンに関する場合と同様であるものとする。
また、本明細書および特許請求の範囲において、カーテンに関して、「水平方向」とは、カーテンが窓際等に設置された状態時における水平方向を意味し、「上下方向」とは、カーテンが窓際等に設置された状態時における上下方向を意味するものとする。布帛に関して「水平方向」および「上下方向」も、上記カーテンに関する場合と同様である。
太陽光等の外光を遮光する遮光カーテンとしては、第1層と第3層が織物で構成され、第2層の中間層が遮光性着色高分子シートで構成され,各層が接着剤で接着されてなる遮光カーテンが知られている(特許文献1参照)。
また、採光量の調節が可能な調光カーテンとしては、有機物基板上に透明電極,発色層,電解質層を積層し可とう性をもたせたエレクトロクロミック素子を構成要素の一つとして含む調光カーテンが提案されている(特許文献2参照)。例えば、500mm×1000mm×厚さ0.5mmのポリエステルフィルム上にエレクトロクロミック素子を積層してなる調光カーテンが提案されている。前記エレクトロクロミック素子に電圧を印加すると青色に発光して調光できるというものである。
特開平7-299888号公報 特開平4-242226号公報
しかしながら、上記前者の遮光カーテンは、太陽光を遮光したい夏季には太陽光を十分に遮光できるものの、室内に太陽光を採光したい冬季には太陽光を十分に採光することができないという問題があった。従って、冬季に太陽光を十分に採光したい場合には、そのような十分な採光が可能となる別のカーテンに取り替える必要があった。
また、上記後者の調光カーテンでは、調光する際にはエレクトロクロミック素子に電圧を印加する必要があり、そのための操作が必要となる上に、電圧を印加するために電源部が必要になるという問題もあった。更に、上記調光カーテンは、ポリエステルフィルム上にエレクトロクロミック素子を積層してなるものであるから、従来からの織物等の布帛により形成されたカーテンと比較すると、風合いが著しく低下するし、品位にも欠けるという難点があった。
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、太陽光を遮光したい夏季等には太陽光を十分に遮光できる一方、太陽光を採光したい冬季等には太陽光を十分に採光できるこのような調光を調光操作を要することなく実現できる、風合いに優れた調光カーテンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]透光性を有するベース地と、
前記ベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部と、を備え、
前記ベース地および前記複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであり、
前記庇部は、遮光性を有し、
前記複数の庇部は、上下方向に離間して設けられていることを特徴とする調光カーテン。
[2]前記庇部は、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸と、該ベース地側緯糸に重ね合わせ状で水平方向に延びるように配置された先端側緯糸と、これら前後方向に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸が包囲した二重織り組織からなる前項1に記載の調光カーテン。
[3]前記庇部の二重織り組織において、該庇部を構成する多数本の経糸のうち一部の経糸は、前記ベース地側緯糸と前記先端側緯糸の間に通された織り構造になっている前項2に記載の調光カーテン。
[4]前記ベース地の前面と、前記庇部の下面とがなす角度が、70°~110°の範囲である前項1~3のいずれか1項に記載の調光カーテン。
[5]前記ベース地は、透光性を有する織地からなり、前記ベース地の織地を構成する緯糸の太さが20デシテックス~340デシテックスであり、前記ベース地の織地を構成する経糸の太さが20デシテックス~340デシテックスであり、
前記庇部を構成する緯糸の太さが160デシテックス~1700デシテックスであり、前記庇部を構成する経糸の太さが20デシテックス~340デシテックスであり、
かつ、前記庇部を構成する緯糸の太さは、前記ベース地の織地を構成する緯糸の太さより大きい前項1~4のいずれか1項に記載の調光カーテン。
[6]前記上下方向に隣り合う庇部の間隔を「X」とし、前記庇部の突出先端位置から前記ベース地の基面までの最短距離を「Y」としたとき、
1.2≦(X/Y)≦2.8
の関係式を満たす前項1~5のいずれか1項に記載の調光カーテン。
[7]透光性を有するベース地と、
前記ベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部と、を備え、
前記ベース地および前記複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであり、
前記庇部は、遮光性を有し、
前記複数の庇部は、上下方向に離間して設けられていることを特徴とする布帛。
[8]前記庇部は、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸と、該ベース地側緯糸に重ね合わせ状で水平方向に延びるように配置された先端側緯糸と、これら前後方向に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸が包囲した二重織り組織からなる前項7に記載の布帛。
[1]の発明では、透光性を有するベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延ばされた遮光性の庇部が上下方向に離間して複数設けられているから、太陽の南中高度の高い夏季等には太陽光を十分に遮光できて、例えば夏季の室内温度の上昇を緩和させることができる一方、太陽の南中高度の低い冬季等には太陽光を十分に採光できて、例えば室内を暖めることができたり、暗くなり始めるのが早い冬季の夕方に太陽光を採光して室内を明るく維持することができる。また、本発明の調光カーテンでは、ベース地および複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであるので、風合いに優れていて高品位である。
[2]の発明では、庇部が、前後方向に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸が包囲した二重織り組織からなる構成(例えば図2参照)であるので、太陽の南中高度の高い夏季のみならず、例えば春分から夏季にかけての時期および夏季から秋分にかけての時期においても太陽光を十分に遮光できる。
[3]の発明では、庇部の変形に対する耐久性を向上させることができる。
[4]の発明では、太陽光を遮光したい夏季等において太陽光をより十分に遮光できる。
[5]の発明では、太陽光を遮光したい夏季等には太陽光をより十分に遮光できる一方、太陽光を採光したい冬季等には太陽光をより十分に採光できる。
[6]の発明では、太陽高度が60度程度でも遮光することが可能になる。
[7]の発明に係る布帛は、上記の調光カーテンとして好適に用いられ、この場合には、太陽の南中高度の高い夏季等には太陽光を十分に遮光できて、例えば夏季の室内温度の上昇を緩和させることができる一方、太陽の南中高度の低い冬季等には太陽光を十分に採光できて、例えば室内を暖めることができたり、暗くなり始めるのが早い冬季の夕方に太陽光を採光して室内を明るく維持することができる。また、本布帛は、ベース地および複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであるので、風合いに優れていて高品位である。
[8]の発明では、庇部が、前後方向に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸が包囲した二重織り組織からなる構成であるので、太陽の南中高度の高い夏季のみならず、例えば春分から夏季にかけての時期および夏季から秋分にかけての時期においても太陽光を十分に遮光できる。
本発明の一実施形態に係る調光カーテンの吊り下げ状態の一例を示す正面図である。 図1におけるA-A線の断面を模式的に示した断面図である。 図1の調光カーテンにおいて夏季に太陽光を十分に遮光できて、冬季には太陽光を十分に採光できる調光原理を説明する説明図(断面図)である。 図1の調光カーテンの前面側(正面側)からの顕微鏡拡大写真である。 調光性の評価法の説明図である。 実施例1の調光カーテンの庇部の織組織図である。 実施例4の調光カーテンの庇部の織組織図である。 実施例5の調光カーテンの庇部の織組織図である。 実施例7の調光カーテンの庇部の織組織図である。
本発明に係る調光カーテン1は、透光性を有するベース地2と、前記ベース地2の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部3と、を備え、前記庇部3は、遮光性を有し、前記複数の庇部3は、上下方向に離間して設けられている。
本発明に係る調光カーテンの一実施形態を図1、2に示す。この調光カーテン1は、ベース地2と、複数の庇部3と、を備えてなり、前記ベース地2及び前記複数の庇部3は、製織(せいしょく)により一体に形成されたもの(一体製織品;同時製織品;一体織地)である(図2参照)。
前記ベース地2は、透光性を有する一方、前記庇部3は、遮光性を有する。前記庇部3は、前記ベース地2の前面に、該前面から少なくとも一部が前方側に突出した態様で水平方向に延設されている(図1、2参照)。前記複数の庇部3は、上下方向に離間して設けられている(図1、2参照)。このように透光性を有するベース地2の前面に前方側に突出した態様で水平方向に延ばされた遮光性の庇部3が上下方向に離間して複数設けられているから、太陽の南中高度の高い夏季等には南中高度の高い太陽光51を十分に遮光できて(図3参照)、例えば夏季の室内温度の上昇を緩和させることができる一方、太陽の南中高度の低い冬季等には南中高度の低い太陽光52を十分に採光できて(図3参照)、例えば室内を暖めることができたり、暗くなり始めるのが早い冬季の夕方に太陽光を採光して室内を明るく維持することができる。
本実施形態では、前記ベース地2は、平織組織からなり、透光性を有するものとなされているが(図4参照)、前記ベース地2の組織形態は、透光性を有するものであれば、特に限定されず、例えば、綾組織、朱子組織を採用してもよい。図4の顕微鏡拡大写真に示すように、ベース地2の平織組織を構成する緯糸11と経糸12に関して、隣り合う緯糸11同士の間および隣り合う経糸12同士の間に隙間が明瞭に観察されているが、主にこのような隙間(空間)があることにより、前記ベース地2は、透光性を有するものとなされているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、前記緯糸11や前記経糸12の素材、形態等を選択することにより緯糸11や経糸12自体にも透光性を持たせることもできる。
本実施形態では、前記庇部3は、いずれも、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸13Aと、該ベース地側緯糸13Aの前面に水平方向に延びるように配置された先端側緯糸13Bと、これら前後に並列配置された一対の緯糸13A、13Bを束ねてそのまわりを経糸14が包囲した二重織り組織からなる(図2参照)。前記庇部3をこのような二重織り組織の構成とすることにより、太陽の南中高度の高い夏季のみならず、例えば太陽の南中高度がやや低下してくる春分から夏季にかけての時期および夏季から秋分にかけての時期においても太陽光を十分に遮光することができる。このように、本実施形態では、前記庇部3は、上述した二重織り組織からなる構成であるが、特にこのような構成に限定されるものではない。前記庇部3は、例えば、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸と、該ベース地側緯糸の前面に水平方向に延びるように配置された中間緯糸と、該中間緯糸の前面に水平方向に延びるように配置された先端側緯糸と、これら前後方向に並列配置された3本の緯糸をまとめて経糸が包囲した三重織り組織からなる構成としてもよいし、或いは、単なる一重織り組織からなる構成(後述する実施例2、3参照)としてもよい。
なお、本実施形態では、前記庇部3の二重織り組織において、多数本の経糸14のうち一部の経糸は、前記ベース地側緯糸13Aと前記先端側緯糸13Bの間に通した織り構成としている(図4参照)。このような構成とすることで、前記庇部3の突出形状を安定化させることができる(例えば庇部3が前方側に突出した態様を安定化させることができて庇部3の下面が前方に向けて下方側に傾斜したり前方に向けて上方側に傾斜する等の変形を十分に防止できる)。即ち、前記庇部3の変形に対する耐久性を向上できる。
前記庇部3として、上述した二重織り組織からなる構成、又は上述した三重織り組織からなる構成等の多重織り組織を採用する場合において、前記ベース地2の前面と、前記庇部3の下面とがなす角度は70°~110°の範囲であるのが好ましく、80°~100°の範囲であるのが特に好ましい。
前記ベース地2の織地を構成する緯糸11の太さは、20デシテックス~340デシテックスであるのが好ましく、この場合には前記ベース地2の透光性を十分に確保できる。中でも、30デシテックス~200デシテックスであるのがより好ましく、40デシテックス~90デシテックスであるのが特に好ましい。
また、前記ベース地2の織地を構成する経糸12の太さは、20デシテックス~340デシテックスであるのが好ましく、この場合には前記ベース地2の透光性を十分に確保できる。中でも、30デシテックス~200デシテックスであるのがより好ましく、40デシテックス~90デシテックスであるのが特に好ましい。
前記庇部3を構成する緯糸13の太さは、160デシテックス~1700デシテックスであるのが好ましい。160デシテックス以上であることで庇部3の遮光性を十分に確保できると共に、1700デシテックス以下であることでベース地2の採光の阻害を防止できる。中でも、前記庇部3を構成する緯糸13の太さは、180デシテックス~1000デシテックスであるのがより好ましく、200デシテックス~500デシテックスであるのが特に好ましい。
また、前記庇部3を構成する経糸14の太さは、20デシテックス~340デシテックスであるのが好ましく、中でも、30デシテックス~200デシテックスであるのがより好ましく、40デシテックス~90デシテックスであるのが特に好ましい。
また、前記庇部3を構成する緯糸13の太さは、前記ベース地2の織地を構成する緯糸11の太さより大きい構成になっているのが好ましい(図2参照)。
また、上下方向に隣り合う庇部3の間隔Xは、0.5mm~1.5mmの範囲であり、前記庇部3の前面8から前記ベース地2の背面9までの最短距離Yは、0.2mm~0.5mmの範囲であるのが好ましい。
更に、前記上下方向に隣り合う庇部3の間隔を「X」とし、前記庇部3の前面(突出先端位置)8から前記ベース地2の背面(基面)9までの最短距離を「Y」としたとき、
1.2≦(X/Y)≦2.8
の関係式を満たす構成になっているのが好ましい(図2参照)。この場合には、太陽高度が60度程度でも十分に遮光することが可能になる。
本発明において、前記ベース地2および庇部3を構成する経糸12、14としては、特に限定されないが、例えば、ブライト糸、セミダル糸、フルダル糸等を使用することができ、中でもセミダル糸を使用するのが好ましい。
また、前記ベース地2を構成する経糸12としては、滑脱抵抗力の観点から、追撚をS方向に1mあたり700回~1100回かけた構成であるのが好ましく、中でも、追撚をS方向に1mあたり800回~1000回かけた構成であるのがより好ましく、850回~950回かけた構成であるのが特に好ましい。また、前記ベース地2を構成する経糸12としては、製織性の観点から、追撚をS方向に1mあたり700回~1100回かけた構成とするか、又はサイジング(糊付け)を施すのが望ましい。
また、前記ベース地2を構成する緯糸11としては、特に限定されるものではないが、例えば、ブライト糸、セミダル糸、フルダル糸等を使用することができ、中でもセミダル糸を使用するのが好ましい。前記ベース地2を構成する緯糸11としては、滑脱抵抗力の観点から、追撚をS方向に1mあたり700回~1100回かけた構成であるのが好ましく、中でも、追撚をS方向に1mあたり800回~1000回かけた構成であるのがより好ましく、850回~950回かけた構成であるのが特に好ましい。
また、前記庇部3を構成する緯糸13としては、特に限定されるものではないが、例えば、ブライト糸、セミダル糸、フルダル糸等を使用することができ、中でもフルダル糸を使用するのが好ましい。
また、前記ベース地2を構成する緯糸11及び経糸12の素材としては、特に限定されないが、ポリエステル糸を用いるのが好ましい。この場合には、洗濯しても寸法等の変化を生じ難いポリエステル糸を用いていることで、調光カーテンの洗濯を行った後においても当初と同様のベース地2の透光度を維持できる。
なお、上記実施形態(図1~4参照)では、庇部3は、ベース地2の前面側(太陽光が入射してくる側)に、該前面から少なくとも一部が前方側に突出した態様で水平方向に延設された構成が採用されているが、例えば、前記庇部3が、ベース地2の背面側(太陽光が入射してくる側とは反対側)に該背面から少なくとも一部が後方側に突出した態様で水平方向に延設された構成を採用してもよい。
また、前記庇部3が、ベース地2の前面側(太陽光が入射してくる側)に、該前面から少なくとも一部が前方側に突出した態様で水平方向に延設されると共に、ベース地2の背面側(太陽光が入射してくる側とは反対側)にも該背面から少なくとも一部が後方側に突出した態様で水平方向に延設された構成を採用してもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明するが、本発明はこれら実施例のものに特に限定されるものではない。
<実施例1>
a)ベース地の平織地を構成する緯糸11:84デシテックスのセミダル糸
b)ベース地の平織地を構成する経糸12:84デシテックスのセミダル糸(追撚をS方向に1mあたり1000回かけた構成;1インチあたりに70本の経糸を配置)
c)庇部を構成する緯糸13A、13B:334デシテックスのフルダル糸
d)庇部を構成する経糸14:84デシテックスのセミダル糸(追撚をS方向に1mあたり1000回かけた構成;1インチあたりに70本の経糸を配置)
上記構成からなる緯糸および経糸を用いて製織することによって、透光性を有する平織地からなるベース地2の前面に、該前面から少なくとも一部が前方側に突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部3が、製織により一体に形成された一体製織品からなる調光カーテン1を得た(図1、2参照)。この実施例1の調光カーテンの庇部の織組織図を図6に示す。なお、庇部3は、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸13Aと、該ベース地側緯糸の前面に水平方向に延びるように配置された先端側緯糸13Bと、これら前後に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸14が包囲した二重織り組織からなる構成である(図2参照)。また、庇部3の二重織り組織において、該庇部3を構成する多数本の経糸14のうち一部(約16.6%)の経糸は、ベース地側緯糸13Aと先端側緯糸13Bの間に通された織り構造になっている(図4参照)。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、ベース地側緯糸13Aと先端側緯糸13Bを二重織りで入れた基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている(図2参照)。
得られた調光カーテンにおいて、ベース地2の前面と庇部3の下面とがなす角度は約90°であった。また、調光カーテンにおいて、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xは、0.82mmであり、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yは0.36mmであった。よって(X/Y)=2.28であった。
<実施例2>
ベース地の平織地を構成する緯糸として、84デシテックスのセミダル糸に代えて、22デシテックスのセミダル糸を用い、庇部3として、二重織り組織に代えて、水平方向に延びるように配置された1002デシテックスのフルダル糸(太緯糸)によって形成された庇部構造(二重織り組織ではない)を採用し、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xを0.61mmに設定し、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yを0.39mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1に示す調光カーテン1を得た。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、庇部3用の太緯糸を1本打ち込んだ基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている。
<実施例3>
庇部3として、二重織り組織に代えて、水平方向に延びるように配置された334デシテックスのフルダル糸(太緯糸)によって形成された庇部構造(二重織り組織ではない)を採用し、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xを0.64mmに設定し、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yを0.27mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1に示す調光カーテン1を得た。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、庇部3用の太緯糸を1本打ち込んだ基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている。
<実施例4>
庇部における経糸の閉じ率を66.6%(実施例1での庇部における経糸の閉じ率を100%としたとき)に変更し、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xを0.90mmに設定し、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yを0.36mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す調光カーテン1を得た。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、ベース地側緯糸13Aと先端側緯糸13Bを二重織りで入れた基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている(図2参照)。この実施例4の調光カーテンの庇部の織組織図を図7に示す。
<実施例5>
庇部における経糸の閉じ率を83.3%(実施例1での庇部における経糸の閉じ率を100%としたとき)に変更し、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xを1.00mmに設定し、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yを0.37mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す調光カーテン1を得た。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、ベース地側緯糸13Aと先端側緯糸13Bを二重織りで入れた基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている(図2参照)。この実施例5の調光カーテンの庇部の織組織図を図8に示す。
<実施例6>
ベース地の平織地を構成する緯糸として、84デシテックスのセミダル糸に代えて、22デシテックスのセミダル糸を用い、庇部を構成する緯糸として、334デシテックスのフルダル糸に代えて、1002デシテックスのフルダル糸を用い、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xを0.48mmに設定し、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yを0.58mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す調光カーテン1を得た。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、ベース地側緯糸13Aと先端側緯糸13Bを二重織りで入れた基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている(図2参照)。
<実施例7>
庇部の織組織として、図6に示す「庇部の織組織」に代えて、図9に示す「庇部の織組織」を採用して、上下方向に隣り合う庇部の間隔Xを0.81mmに設定し、庇部3の前面からベース地2の背面までの最短距離Yを0.28mmに設定した以外は、実施例1と同様にして図1、2に示す調光カーテン1を得た。得られた調光カーテン1では、ベース地2用の緯糸11を3本打ち込んだ後に、ベース地側緯糸13Aと先端側緯糸13Bを二重織りで入れた基本構造を上下方向に繰り返した織り構造になっている(図2参照)。
<比較例1>
84デシテックスのセミダル糸からなる緯糸および84デシテックスのセミダル糸からなる経糸を用いて製織(平織り)することによって、透光性を有する平織地からなるカーテンを得た。なお、平織地における織り密度は、実施例1のベース地の平織地の織り密度と同じに設定した。
Figure 0007014417000001
上記のようにして得られた各カーテンについて下記評価法に基づいて調光性を評価した。その結果を表1に示す。
<調光性評価法>
図5に示すような調光性評価システムを構成した。33は、枠形状の支持枠であり、この枠形状の支持枠の片面に調光カーテン1を粘着テープで固定する一方、その上方側にLED光源31を配置し、その下方側に照度計32を配置した評価システムである。前記調光カーテン1の庇部3の長手方向(水平方向)が、図5での水平方向に平行状になるように、調光カーテン1を枠形状の支持枠33に固定した。即ち、LED光源31からの光35が、図3で示す太陽光51、52のような態様で調光カーテン1に照射されるように、調光カーテン1を支持枠33に固定した。
前記枠形状の支持枠33は、側方側に固定されたクランプ(図示しない)の先端把持部で挟持固定する。そして、このクランプの固定角度を変えることにとって、前記枠形状の支持枠33に取り付けられた調光カーテン1の角度を所定角度に変えることができる(図5参照)。前記照度計32は、照度測定面を上に向けて床の上に載置し、前記LED光源31は、クランプ(図示しない)により固定されて、LED光が垂直下方に向けて照射されるものとなされている(図5参照)。
上記LED光源31としては、LEDLENSER社製のLED懐中電灯(型番:M7R、ヘッド直径:38mm、レンズ直径:30mm)を使用した。また、前記照度計32としては、ミノルタ社製の照度計(型番:T-10、照度測定の受光部:直径25mm)を用いた。なお、LED光源31の先端レンズと照度計32の受光部の距離を40cmに設定するものとした。また、照度計32の受光部に室内の散乱光が入らないようにその側面を覆うカバーを取り付けた。
気温20±2℃、湿度50±5%に設定された恒温恒湿部屋内に、前記調光性評価システムを配置した。枠形状の支持枠33に固定された調光カーテン1の支持角度を変化させることにより、図5で示す角度α(調光カーテンの垂直線34と光源光35とがなす角度α)を20°に設定し、この状態で室内を暗室にした後、LED懐中電灯を点灯させて、光が調光カーテン1および支持枠33の空間33aを通過することで照度計32に到達する光量(照度)を照度計で読み取った。この照度を「G」とする。なお、図5において、36は、調光カーテン1を透過した透過光である。一方、予め、調光カーテンを取り付けていない支持枠33に対して同様に暗室でLED懐中電灯を点灯させた際の照度(ブランク)を照度計32で読み取っておいて、この照度を「E」とする。
遮光率(%)={(E-G)/E}×100
上記計算式により遮光率を求める。なお、角度αは、デジタル角度計を用いて求めるようにした。
更に、各カーテンについて、角度α(調光カーテンの垂直線34と光源光35とがなす角度α)を30°、40°、50°、60°、70°、80°に設定して、上記同様にして遮光率を求める。これらの結果を表1に示す。下記判定基準に基づいて調光性を評価した。
(判定基準)
「◎」…角度αが60°において遮光率が80.0%以上であり、角度αが70°において遮光率が90.0%以上であり、角度αが80°において遮光率が98.0%以上であるとともに、角度αが40°において遮光率が80.0%未満である(高角度光をより十分に遮光できていると共に低角度光をより十分に採光できている)
「○」…角度αが60°において遮光率が80.0%以上であり、角度αが70°において遮光率が90.0%以上であり、角度αが80°において遮光率が90.0%以上であるとともに、角度αが40°において遮光率が80.0%以上87.0%未満である(高角度光を十分に遮光できていると共に低角度光を十分に採光できている)
「×」…下記のa)、b)、c)、d)の4つのうち少なくともいずれか1つの要件を満たす(高角度光の遮光性が不十分である、及び/又は、低角度光の採光性が不十分である)
a)角度αが60°において遮光率が80.0%未満である
b)角度αが70°において遮光率が90.0%未満である
c)角度αが80°において遮光率が90.0%未満である
d)角度αが40°において遮光率が87.0%以上である。
<参考例1>
実施例1の調光カーテンを用いるが、実施例1の調光カーテンの庇部3の水平方向(長手方向)を上下方向に平行にした態様で支持枠33に固定して、同様に調光性評価を評価した。その結果を表1に示す。
<参考例2>
比較例1のカーテンを用いるが、比較例1のカーテンを支持枠33に固定する際に、カーテンの水平方向と上下方向を逆にして支持枠33に固定して、同様に調光性評価を評価した。その結果を表1に示す。
表1から明らかなように、本発明に係る実施例1~7の調光カーテンは、高角度光を十分に遮光できていると共に低角度光を十分に採光できており、例えば太陽光を遮光したい夏季等には太陽光を十分に遮光できる一方、太陽光を採光したい冬季等には太陽光を十分に採光できるこのような調光を調光操作を要することなく実現できる。
これに対し、庇部が設けられていない比較例1のカーテンでは、高角度光の遮光性が不十分であった。
なお、参考例2から明らかなように、比較例1の従来のカーテンでは、カーテンの水平方向と上下方向を逆にして支持枠33に固定して調光性評価を評価したところ、調光性評価結果は、比較例1の結果と略同一であった。
本発明に係る調光カーテンは、夏季等には太陽光を十分に遮光できる一方、冬季等には太陽光を十分に採光できるこのような調光を調光操作を要することなく実現できると共に、風合いにも優れているから、オールシーズン用カーテンとして好適に用いられるが、特にこのような用途に限定されるものではない。
1…調光カーテン
2…ベース地
3…庇部
8…庇部の前面(庇部の突出先端位置)
9…ベース地の背面(ベース地の基面;カーテンの背面)
11…ベース地の緯糸
12…ベース地の経糸
13…庇部の緯糸
13A…背面側緯糸(ベース地側緯糸)
13B…前面側緯糸(先端側緯糸)
14…庇部の経糸
X…隣り合う庇部の間隔
Y…庇部の前面からベース地の背面までの最短距離

Claims (8)

  1. 透光性を有するベース地と、
    前記ベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部と、を備え、
    前記ベース地および前記複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであり、
    前記庇部は、遮光性を有し、
    前記複数の庇部は、上下方向に離間して設けられていることを特徴とする調光カーテン。
  2. 前記庇部は、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸と、該ベース地側緯糸に重ね合わせ状で水平方向に延びるように配置された先端側緯糸と、これら前後方向に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸が包囲した二重織り組織からなる請求項1に記載の調光カーテン。
  3. 前記庇部の二重織り組織において、該庇部を構成する多数本の経糸のうち一部の経糸は、前記ベース地側緯糸と前記先端側緯糸の間に通された織り構造になっている請求項2に記載の調光カーテン。
  4. 前記ベース地の前面と、前記庇部の下面とがなす角度が、70°~110°の範囲である請求項1~3のいずれか1項に記載の調光カーテン。
  5. 前記ベース地は、透光性を有する織地からなり、前記ベース地の織地を構成する緯糸の太さが20デシテックス~340デシテックスであり、前記ベース地の織地を構成する経糸の太さが20デシテックス~340デシテックスであり、
    前記庇部を構成する緯糸の太さが160デシテックス~1700デシテックスであり、前記庇部を構成する経糸の太さが20デシテックス~340デシテックスであり、
    かつ、前記庇部を構成する緯糸の太さは、前記ベース地の織地を構成する緯糸の太さより大きい請求項1~4のいずれか1項に記載の調光カーテン。
  6. 前記上下方向に隣り合う庇部の間隔を「X」とし、前記庇部の突出先端位置から前記ベース地の基面までの最短距離を「Y」としたとき、
    1.2≦(X/Y)≦2.8
    の関係式を満たす請求項1~5のいずれか1項に記載の調光カーテン。
  7. 透光性を有するベース地と、
    前記ベース地の少なくとも一方の面に、該面から少なくとも一部が突出した態様で水平方向に延設された複数の庇部と、を備え、
    前記ベース地および前記複数の庇部は、製織により一体に形成されたものであり、
    前記庇部は、遮光性を有し、
    前記複数の庇部は、上下方向に離間して設けられていることを特徴とする布帛。
  8. 前記庇部は、水平方向に延びるように配置されたベース地側緯糸と、該ベース地側緯糸に重ね合わせ状で水平方向に延びるように配置された先端側緯糸と、これら前後方向に並列配置された一対の緯糸をまとめて経糸が包囲した二重織り組織からなる請求項7に記載の布帛。
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