JP7014411B2 - 医療器具 - Google Patents
医療器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7014411B2 JP7014411B2 JP2018034358A JP2018034358A JP7014411B2 JP 7014411 B2 JP7014411 B2 JP 7014411B2 JP 2018034358 A JP2018034358 A JP 2018034358A JP 2018034358 A JP2018034358 A JP 2018034358A JP 7014411 B2 JP7014411 B2 JP 7014411B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spine
- rib
- fixing member
- fixing
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
Description
また、背骨の両側に設けた一対の背骨ロッドを、溝部と螺子を有する一対の固定部材により連結支持構成も知られている(特許文献2)。
本願は、医療器具の構成を工夫し、背骨と肋骨との二カ所を支点として支持するようにして、背骨の弯曲を良好に支持する医療器具を提供するものである。
請求項2の発明は、前記固定側把持部7の当接部は、平面視において、前記肋骨側固定部材1の長さ方向に対して先端に至るに従い傾斜させ、該当接部の肋骨側固定部材1に対する傾斜角度を肋骨側固定部材1の長さ方向の一方側から他方側に向けて相違するもの複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成とした医療器具としたものである。
請求項3の発明は、前記肋骨側固定部材1は、横方向に延在する長尺な部材で、肋骨固定部12と、該肋骨固定部12に連続する肋骨固定基部部13とを備え、前記肋骨固定部12には上下何れか一方側に突出するように設けた固定側把持部7と、移動側把持部8の当接部が上下何れか他方側に突出するように、移動側把持部8の軸棒部が嵌合する溝部20と、溝部20に嵌合させた移動側把持部8の軸棒部を固定する把持部固定用螺子11が螺合される肋骨側雌螺子孔10とを備えて構成した医療器具としたものである。
請求項4の発明は、前記背骨用支持部材5は背骨の左右両側に設け、各背骨用支持部材5には前記固定具Kを上下に複数並設し、左右の固定具Kは同じ高さ位置または上下にずらして設けた医療器具としたものである。
請求項5の発明は、前記固定側把持部7と移動側把持部8は先端を肋骨の断面形状に合わせた円弧形状に形成し、前記固定側把持部7は肋骨側固定部材1に固定状態に設け、前記移動側把持部8は肋骨側固定部材1に対して上下自在に構成した医療器具としたものである。
請求項6の発明は、前記固定側把持部7と移動側把持部8は基部の直線状の軸棒部と、先端の円弧状の当接部を有して形成し、当接部の一部は軸棒部と同径あるいは軸棒部の径よりも幅広形状に形成した医療器具としたものである。
また、肋骨側固定部材1は固定側把持部7と固定側把持部7に対して移動自在の移動側把持部8を設けているので、肋骨Rの固定支持を良好に行うことかでき、ひいては、背骨Sの変形や弯曲の矯正を効果的に行うことができる。
また、背骨用支持部材5は、背骨Sの左右何れか一方側または両側に設け、前記肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2により構成した固定具Kを、背骨用支持部材5に一つまたは複数上下に並設して構成しているので、種々の背骨Sの椎体および肋骨Rの状態に適合させて本発明の医療器具を装着でき、汎用性を向上させることができる。
請求項2の発明では、固定側把持部7の当接部は、平面視において、肋骨側固定部材1の長さ方向に対して先端に至るに従い傾斜させ、当接部の肋骨側固定部材1に対する傾斜角度を肋骨側固定部材1の長さ方向の一方側から他方側に向けて相違するもの複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成としているので、どの部分の肋骨Rであっても固定支持できて、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にできる。
請求項3の発明では、肋骨側固定部材1は、横方向に延在する長尺な部材で、肋骨固定部12と、該肋骨固定部12に連続する肋骨固定基部部13とを備え、肋骨固定部12には上下何れか一方側に突出するように設けた固定側把持部7と、移動側把持部8の当接部が上下何れか他方側に突出するように、その軸棒部が嵌合する溝部20と、溝部20に嵌合させた移動側把持部8の軸棒部を固定する把持部固定用螺子11が螺合される肋骨側雌螺子孔10とを備えて構成しているので、簡単な構成で背骨Sと肋骨Rとを連結支持できる。
請求項4の発明では、背骨用支持部材5は背骨Sの左右両側に設け、各背骨用支持部材5には前記固定具Kを上下に複数並設し、左右の固定具Kは同じ高さ位置または上下にずらして設けているので、種々の背骨および肋骨の状態であっても、選択して本発明の医療器具を取り付けることができ、汎用性を向上させることができる。
請求項5の発明では、固定側把持部7と移動側把持部8は先端を肋骨Rの断面形状に合わせた円弧形状に形成し、固定側把持部7は背骨側固定部材2に固定状態に設け、移動側把持部8は背骨側固定部材2に対して上下自在に構成しているので、肋骨Rの形状に合わせて肋骨Rを固定支持することができ、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にできる。
請求項6の発明では、固定側把持部7と移動側把持部8は基部の直線状の軸棒部と、先端の円弧状の当接部を有して形成し、当接部の一部は軸棒部の径と同径あるいは幅広形状に形成しているので、どの部分の肋骨Rであっても固定支持できて、肋骨Rの支持強度を向上させられ、これにより、背骨Sの支持全般を強固にできる。
背骨側固定部材2は背骨側に固定されればよく、その固定手段は任意であり、例えば、背骨側固定部材2を直接的にスクリューネジ3等により背骨側に固定してもよいが、背骨側にスクリューネジ3等により背骨と平行状態に固定された、縦のロッド状の背骨用支持部材5に固定する構成でもよい。
本実施形態の一対の背骨用支持部材5では、その断面形状が略等しい円柱状とされているが、これに限られるものではない。
図1では、背骨Sの右側に背骨用支持部材5を設け、背骨Sの左側に背骨用支持部材5を設けていない固定具Kの例を示しているが、固定具Kの数や設置位置は任意であり、これらにより限定されない。
例えば、図1の背骨Sの下部では、後述する背骨固定部40を有する固定具K’を背骨(脊椎・腰椎)S側に固定し、一対の背骨用支持部材5と背骨S側とを連結支持している。
固定側把持部7と移動側把持部8は先端を肋骨の断面形状に合わせた円弧形状に形成し、前記固定側把持部7は肋骨側固定部材1に固定状態に設け、前記移動側把持部8は肋骨側固定部材1に対して上下自在に構成する(図3)。
肋骨側固定部材1は、左右方向に長い長尺状の部材により形成され、肋骨を固定可能な肋骨固定部12と、この肋骨固定部12に連続して背骨方向に延在された肋骨固定基部部13とを備えている。
前記固定側把持部7は上下方向の部材で形成され、肋骨側固定部材1の所定位置に固定される直線状の固定側軸棒部16と、肋骨の上下の何れか一方面に当接する先端の固定側当接部17とを備えている。
また、固定側把持部7の固定側当接部17の向きを、平面視において、左方・中間・右方の何れかに傾斜させてもよい。
背骨側固定部材2は、前記スクリューネジ3が螺合する背骨側雌螺子孔25を備えて構成する(図3)。
具体的には、背骨側固定部材2は、背骨用支持部材5を固定可能な背骨固定部40と、この背骨固定部40に連続して形成された背骨固定基部部41とを備えている。
なお、図5の固定具Kのうち、背骨固定部40を受け用スクリューネジ3Bにより背骨S側に固定する構成を採用してもよい。
すなわち、肋骨固定基部部13と背骨固定基部部41とを前後に重ね、肋骨固定基部部13と背骨固定基部部41とを固定する締結固定部材50を設ける。
この場合、肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2は雄螺子部51の軸心を中心として回動自在となり、回動させることにより肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2との位置調節を可能にしている。
本発明は図面及び記述によって詳細に図示されかつ記載されたが、これは単なる図解であり本件発明の特性を制限するものではなく、単に好ましい実施例を示しかつ図示したものにすぎず、本発明の精神に属する全ての変更および改良はこの発明によって保護されるものである。
医療器具Tの固定具Kの取付方法等を説明する。
先ず、肋骨側固定部材1の挿入孔35に背骨側固定部材2の挿入部36が挿通され、この挿入部36を固定螺子37により緩く固定された状態に準備する。
また、肋骨側固定部材1の溝部20に移動側把持部8の移動側軸棒部14を挿入係合させ、移動側軸棒部14を把持部固定用螺子11により緩く固定された状態に準備しておく。
手術台上の患者の背骨Sと肋骨Rの結合部分付近が切開されているものとする。
これにより、肋骨側固定部材1の肋骨固定部12は肋骨R側に固定されることになる。
この一カ所の固定具Kにより医療器具Tを構成している場合は、これにて、医療器具Tの取付は完了し、また、上下左右にそれぞれ固定具Kを取付ける場合は、上記取付作業を反復して、医療器具Tとする。
また、ひとつの固定具Kを、肋骨Rおよび背骨S(背骨用支持部材5)に取付けるか、あるいは、上下に複数並設する場合もあり、適宜の箇所に適宜固定具Kを固定する上記作業を反復して行って、医療器具Tとする。
また、背骨Sの下部の腰椎部分に患部がある場合であっても、肋骨R側に固定具Kを取付けることにより、肋骨Rに取付けた固定具Kが補助的に背骨Sを支持する効果が期待でき、背骨固定の施術範囲をおよび施術効果を高めることができる。
このようにして、医療器具Tにて背骨の一方側例えば右側の肋骨との連結支持結合を完了し、同様の手順にて背骨の他方側例えば左側の肋骨との連結支持結合を完了する。
すなわち、本発明の医療器具Tは、背骨S側に固定されてる背骨側固定部材2および背骨用支持部材5の所定部分を、肋骨R側に固定されている肋骨側固定部材1により支持でき、背骨Sの支持および背骨Sの弯曲矯正を良好にする。
また、医療器具Tの固定具Kの構成は任意であり、各図の構成を適宜取捨選択して組み合わせてもよい。
Claims (6)
- 背骨S側に固定された縦の所定長さを有する背骨用支持部材5に固定され、または、背骨S側に直接固定される背骨側固定部材2と、一部の肋骨Rの上下何れか一方側に当接する固定側把持部7および肋骨の上下何れか他方側に当接する移動側把持部8とを備え、前記背骨側固定部材2に対して長さ方向に移動自在の肋骨側固定部材1とにより構成し、前記背骨用支持部材5は、背骨Sの左右何れか一方側または両側に設け、前記肋骨側固定部材1と背骨側固定部材2により構成した固定具Kを、背骨用支持部材5に一つまたは複数上下に並設して構成した医療器具。
- 請求項1において、前記固定側把持部7の当接部は、平面視において、前記肋骨側固定部材1の長さ方向に対して先端に至るに従い傾斜させ、該当接部の肋骨側固定部材1に対する傾斜角度を肋骨側固定部材1の長さ方向の一方側から他方側に向けて相違するもの複数種類用意し、選択的に肋骨側固定部材1に取付ける構成とした医療器具。
- 請求項1または請求項2において、前記肋骨側固定部材1は、横方向に延在する長尺な部材で、肋骨固定部12と、該肋骨固定部12に連続する肋骨固定基部部13とを備え、前記肋骨固定部12には上下何れか一方側に突出するように設けた固定側把持部7と、移動側把持部8の当接部が上下何れか他方側に突出するように、移動側把持部8の軸棒部が嵌合する溝部20と、溝部20に嵌合させた移動側把持部8の軸棒部を固定する把持部固定用螺子11が螺合される肋骨側雌螺子孔10とを備えて構成した医療器具。
- 請求項1~請求項3の何れかの請求項において、前記背骨用支持部材5は背骨の左右両側に設け、各背骨用支持部材5には前記固定具Kを上下に複数並設し、左右の固定具Kは同じ高さ位置または上下にずらして設けた医療器具。
- 請求項1~請求項4の何れかの請求項において、前記固定側把持部7と移動側把持部8は先端を肋骨の断面形状に合わせた円弧形状に形成し、前記固定側把持部7は肋骨側固定部材1に固定状態に設け、前記移動側把持部8は肋骨側固定部材1に対して上下自在に構成した医療器具。
- 請求項3において、前記固定側把持部7と移動側把持部8は基部の直線状の軸棒部と、先端の円弧状の当接部を有して形成し、当接部の一部は軸棒部と同径あるいは軸棒部の径よりも幅広形状に形成した医療器具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034358A JP7014411B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 医療器具 |
US16/287,117 US11006980B2 (en) | 2018-02-28 | 2019-02-27 | Surgical medical instrument for spinal fixation |
US17/235,223 US20210236173A1 (en) | 2018-02-28 | 2021-04-20 | Surgical medical instrument for spinal fixation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018034358A JP7014411B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 医療器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019146874A JP2019146874A (ja) | 2019-09-05 |
JP7014411B2 true JP7014411B2 (ja) | 2022-02-01 |
Family
ID=67848875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018034358A Active JP7014411B2 (ja) | 2018-02-28 | 2018-02-28 | 医療器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7014411B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012501808A (ja) | 2008-09-12 | 2012-01-26 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 脊椎安定化及び誘導固定システム |
JP2012507374A (ja) | 2008-11-03 | 2012-03-29 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 調整式ロッド組立体 |
US20150190174A1 (en) | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Medtronic, Inc. | Spinal correction system and method |
-
2018
- 2018-02-28 JP JP2018034358A patent/JP7014411B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012501808A (ja) | 2008-09-12 | 2012-01-26 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 脊椎安定化及び誘導固定システム |
JP2012507374A (ja) | 2008-11-03 | 2012-03-29 | ジンテス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 調整式ロッド組立体 |
US20150190174A1 (en) | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Medtronic, Inc. | Spinal correction system and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019146874A (ja) | 2019-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009504198A (ja) | 脊椎インスツルメンテーションにおいて構成要素を相互接続するための装置 | |
JP3854312B2 (ja) | 背面脊椎骨手術用アンカー装置 | |
JP5215553B2 (ja) | 骨または椎骨の動的安定化のための可撓性安定化装置 | |
US11350973B2 (en) | Rod reducer | |
JP2672082B2 (ja) | 骨部分を所望の空間的な関係に保持するための装置 | |
US7727259B2 (en) | Bio-flexible spinal fixation apparatus with shape memory alloy | |
US11006980B2 (en) | Surgical medical instrument for spinal fixation | |
CN112312851A (zh) | 长度可调的模块化螺钉系统 | |
JPH0638978A (ja) | 脊柱固定方法とその装置 | |
US20070233077A1 (en) | Dynamic intervertebral spacer assembly | |
KR20100120072A (ko) | 척추로드 연결용 측방 클릭 커넥터장치 | |
KR101907092B1 (ko) | 척추의 변형을 교정하기 위한 외과 장치 | |
JP2012213623A (ja) | 脊柱インプラント | |
US20110257748A1 (en) | Artificial spinal implant | |
JP7014411B2 (ja) | 医療器具 | |
JP6472556B1 (ja) | 医療器具 | |
JP7020692B2 (ja) | 医療器具 | |
US11026724B2 (en) | Fixing rod connecting device | |
KR101622966B1 (ko) | 척추 고정기구의 다중축 로드 커넥팅 어셈블리 | |
KR20080043744A (ko) | 보철물 장치를 위한 위치 결정 장치와 그에 따른 시스템 | |
JP3929538B2 (ja) | 椎体固定具取付け装置を有する脊椎矯正装置 | |
KR101563615B1 (ko) | 후궁성형술용 스페이서 | |
US10265104B2 (en) | Pedicle screw | |
JP7204134B2 (ja) | 脊椎固定システム | |
KR101276183B1 (ko) | 척추경 나사못 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211102 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211228 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220113 |