JP7013715B2 - ハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法 - Google Patents
ハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7013715B2 JP7013715B2 JP2017157250A JP2017157250A JP7013715B2 JP 7013715 B2 JP7013715 B2 JP 7013715B2 JP 2017157250 A JP2017157250 A JP 2017157250A JP 2017157250 A JP2017157250 A JP 2017157250A JP 7013715 B2 JP7013715 B2 JP 7013715B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving force
- accelerator opening
- drive torque
- target
- torque control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
Description
本発明の目的は、例えば、クラッチのスリップ発進制御を備えるハイブリッド車両において、クラッチの発熱を抑制し、耐久性を向上させるとともに、燃費の悪化を防止することができるハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法を提供することにある。
図1は、実施例1のエンジン始動制御装置が適用された後輪駆動によるハイブリッド車両を示す全体システム図である。実施例1におけるハイブリッド車の駆動系は、内燃機関であるエンジンEと、第1クラッチCL1と、駆動用モータとして機能するモータジェネレータMGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪RL(駆動輪)と、右後輪RR(駆動輪)と、を有する。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
第1クラッチCL1は、エンジンEと駆動用モータとしてのモータジェネレータMGとの間に介装され、ダイヤフラムスプリング等の付勢力によって常時締結可能な乾式クラッチであり、後述する第1クラッチコントローラ5からの制御指令に基づいて、第1クラッチ油圧ユニット6により作り出された制御油圧により、スリップしながらトルク伝達を行うスリップ締結を含み締結・解放が制御される。
第2クラッチCL2は、モータジェネレータMGと左右後輪RL,RRとの間に介装されたクラッチであり、後述するATコントローラ7からの制御指令に基づいて、AT油圧コントロールユニット8により作り出された制御油圧により、スリップしながらトルク伝達を行うスリップ締結を含み締結・解放が制御される。
SSGコントローラSSGCUは、統合コントローラ10からの指令信号に基づいてモータSSGをスタータモータ機能及びオルタネータ機能として動作させる指令を出力する。
動作点指令部400では、目標駆動トルク演算部100からの目標駆動トルクに基づき、図3に示すエンジンEの目標定常駆動トルクマップとMGアシストトルクマップを用いて、目標エンジントルクと目標MGトルクを算出する。
なお、駆動力は、駆動トルクと自動変速機ATのギヤ比から演算することができ、比例関係にあり、実質的に、どちらを使っても構わない。
図5は、バッテリSOCに対応するエンジン始動停止線マップを示す図である。
このエンジン始動停止線マップにより、EV走行モードが選択されていたとしても、バッテリSOCが所定値以下の場合、強制的に「HEV走行モード」を目標モードとし、バッテリSOCが所定値以上の場合、「EV走行モード」を目標モードとして出力する。
また、現在の動作点から図7で示す最良燃費線までエンジントルクTeを上げるために必要な出力を演算し、前記目標発電出力と比較して、少ない出力を要求出力として、目標エンジントルクに加算する。
動作点指令部400では、アクセル開度APOと、目標駆動トルクと、目標モードと、車速VSPと、目標充放電電力とから、これらの動作点到達目標として、過渡的な目標エンジントルクと目標モータジェネレータトルクと目標第2クラッチ伝達トルク容量と自動変速機ATの目標変速段と第1クラッチソレノイド電流指令を演算する。
変速制御部500では、図8に示すシフトマップに示すシフトスケジュールに沿って、目標第2クラッチ伝達トルク容量と目標変速段を達成するように自動変速機AT内のソレノイドバルブを駆動制御する。シフトマップには、車速VSPとアクセル開度APOに基づいてあらかじめ目標変速段が設定されている。
図9は、実施例1の駆動トルク制御処理を表すフローチャートである。
ステップS2では、算出した目標駆動力が所定値Fmin以上か否かを判定する。算出した目標駆動力が所定値Fmin以上のときには、ステップS3へ進み、目標駆動力が所定値Fmin未満のときには、ステップS6へ進む。
Fminは、駆動力制限開始下限閾値として設定するが、既定の回転で駆動力を出力し続けても発進クラッチの温度が上限温度以下で飽和する値としても良い。
ステップS3では、後述するアクセル開度保持判定がONか否かを判定する。アクセル開度保持判定がONのときには、ステップS4に進み、アクセル開度保持判定がONでないときには、ステップS6へ進む。
ステップS4では、後述する目標駆動力保持判定がONか否かを判定する。目標駆動力保持判定がONのときには、ステップS5へ進み、目標駆動力保持判定がONでないときには、ステップS6へ進む。
ステップS5では、目標駆動力を駆動力制限開始下限駆動力以下の所定値に制限し、低下させる。
ステップS6では、目標駆動力を目標駆動トルクに返還後、変化率処理を行う。
このフローチャートは繰り返され、駆動トルク制御処理を行う。
なお、前記駆動力制限開始下限駆動力以下の所定値は、駆動力応答性の高いモータジェネレータMGによる発進と第2クラッチCL2のスリップ発進を行うエンジンEによる発進とでは、異なる設定にしてある。すなわち、モータジェネレータMGによる発進の場合には、より目標駆動力の所定値を低減することができる。
ステップS12では、算出したアクセル開速度ΔAPOが所定値dAPO_in未満か否かを判定する。算出したアクセル開速度ΔAPOが所定値dAPO_in未満のときには、ステップS13へ進み、算出したアクセル開速度ΔAPOが所定値dAPO_in以上のときには、ステップS16へ進む。
ステップS13では、タイマーのカウントを開始する。
ステップS14では、タイマー時間が所定時間tAPO_in以上か否かを判定する。タイマー時間が所定時間tAPO_in以上のときには、ステップS15へ進み、タイマー時間が所定時間tAPO_in未満のときには、ステップS16へ進む。
ステップS15では、アクセル開度が保持されていると判定し、アクセル開度保持判定=ONにする。
ステップS16では、アクセル開度保持判定=OFF状態を維持する。
このフローチャートは繰り返され、アクセル開度保持判定のON/OFFを行う。
ステップS22では、算出したΔFがdF_in未満か否かを判定する。算出したΔFがdF_in未満のときには、ステップS23へ進み、算出したΔFがdF_in以上のときには、ステップS26へ進む。
ステップS23では、タイマーのカウントを開始する。
ステップS24では、タイマー時間が所定時間tF_in以上か否かを判定する。タイマー時間が所定時間tF_in以上のときには、ステップS25へ進み、タイマー時間が所定時間tF_in未満のときには、ステップS26へ進む。
ステップS25では、目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持を判定し、目標駆動力保持判定=ONにする。
ステップS26では、目標駆動力保持判定フラグ=OFF状態を維持する。
このフローチャートは繰り返され、目標駆動力保持判定のON/OFFの判定を行う。
また、ハイブリッド走行すなわちエンジンE始動状態による発進を示している。
これにより、クラッチのスリップ発進制御を備えるハイブリッド車両において、クラッチの発熱を抑制し、耐久性を向上させるとともに、燃費の悪化を防止することができる。また、目標駆動力を所定トルクまで低下させる条件を限定することで、駆動力低下しないシステム状態からの登坂発進時の加速フィーリングを向上することができる。
横軸は、時間である。
上から、運転者のアクセルペダル操作に対応するアクセル開度APO、アクセル開速度ΔAPO、アクセル保持判定制御処理、目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定制御処理の変化を示す。
一番下は、ブレーキ制動力、アクセル開度相当駆動力、制限前目標駆動力、実施例1の目標駆動力の変化を示す。
制限前目標駆動力とは、アクセル開度相当駆動力に対応して設定される目標駆動力である。
左の縦軸は駆動力を、右の縦軸はブレーキ制動力である。
ブレーキ制動力の変化は、実線で示している。
左の縦軸には、Fminとしての駆動力制限開始下限閾値およびブレーキ制動力解除閾値としての駆動力閾値が破線で示されている。
ブレーキ制動力解除閾値は、図13で示すブレーキ制動力解除閾値マップに基づき、道路勾配に対応して決定される値である。
また、駆動力の変化は、実線はアクセル開度相当駆動力、破線は目標駆動力、一点鎖線は制限前目標駆動力を示している。
なお、駆動力は、駆動トルクと自動変速機ATのギヤ比から演算することができ、比例関係にあり、実質的に、どちらを使っても構わない。
時刻t0で、坂路で車両が停止している状態で、運転者がブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルの踏み込みを開始する。
なお、運転者がブレーキペダルから足を離しても、ブレーキ制動力は保持されている。
時刻t1では、運転者がアクセルペダルの踏み込みを停止し、時刻t5までアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APO)を保持する。時刻t5以後、再度、アクセルペダルの踏み込みを開始し、時刻t7で、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APO)を保持する。
時刻t2で、前述したアクセル保持判定制御処理が実施され、運転者のアクセルペダルの保持の有無を判定する。本タイムチャートの場合には、ΔAPO<dAPO_inで(t2-t1)≧tAPO_inが成立して、アクセル開度保持判定=ONを判定している。
時刻t4にて、前述した目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定を実施し、本タイムチャートの場合には、ΔF<dF_inで(t4-t3)≧tF_inが成立して、目標駆動力保持判定=ONを判定している。
さらに、アクセル開度に対応する目標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であること、アクセル開度保持判定=ONおよび目標駆動力保持判定=ONが成立したので、目標駆動力を駆動力制限開始下限閾値以下の所定駆動力に制限し低下させる。
ブレーキ制動力は、時刻t0から時刻t8まで保持され、時刻t8にて、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させている。
アクセル開度相当駆動力は、時刻t0から時刻t1まで駆動力制限開始下限閾値Fminを越え、増加し、時刻t5まで一定となり、再び、ブレーキ制動力解除閾値を越えて、時刻t7まで増加し、時刻t7以後、一定となっている。すなわち、アクセル開度APOの変化に対応している。
制限前目標駆動力は、時刻t0からアクセル開度相当駆動力に対して遅れを有して増加し、駆動力制限開始下限閾値を越え、時刻t3でアクセル開度相当駆動力と一致し、時刻t5まで、アクセル開度相当駆動力と同様に一定となり、時刻t5以後、アクセル開度相当駆動力とは異なる傾斜にて増加し、時刻t6でブレーキ制動力解除閾値を越えて、再び時刻t8にて、アクセル開度相当駆動力と一致している。
実施例1の目標駆動力は、時刻t0から時刻t4までは制限前目標駆動力と同様の動きをしている。時刻t4にて、目標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であり、アクセル保持判定=ONかつ目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定=ONが成立して、変化率等で応答が遅くなった目標駆動力がアクセル開度相当駆動力に追いついたと判定できるので、目標駆動力を、駆動力制限開始下限閾値以下の所定値に制限し減少させている。
この所定値を、時刻t6まで維持し、制限前目標駆動力がブレーキ制動力解除閾値を越える時刻t6で、目標駆動力の制限を解除し、後述する変化率Cにて増加を開始し、時刻t8でブレーキ制動力解除閾値を越え、その後、アクセル開度相当駆動力と一致している。
このため、目標駆動力がブレーキ制動力解除閾値を越える時刻t8にて、上述したように、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させて車両を発進させる。
駆動力制限開始下限閾値を越え、アクセル開度保持判定と目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定を使うことで、ブレーキ制動力解除閾値以上に踏み込まれた後に一定に保たれた場合に、誤って目標駆動力を制限し低下させることを防ぐことができる。
なお、駆動力制限開始下限閾値を越え、アクセル保持判定=ONかつ目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定=ONが成立して、一端、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始した場合に、再度、条件が成立したとしても、目標駆動力を、駆動力制限開始下限閾値以下の所定値に減少させることは、発進時の応答遅れを発生させないために、禁止することができる。
(1)エンジンと駆動用モータとを断接可能な第1クラッチと、駆動用モータと駆動輪とを断接可能な第2クラッチと、車両停車中にブレーキペダルを解除してもブレーキ制動力を保持し、車両停車中の道路勾配が大きくなるほど大きく設定された駆動力閾値を越えてアクセル開度が増加した場合に、ブレーキ制動力を解除する機構と、を備えたハイブリッド車両の駆動トルク制御装置であって、
ブレーキ制動力を解除する駆動力閾値以下でアクセル開度が保持されたことを検出するとともに、目標駆動力が駆動力制限を開始する開始下限駆動力以上の場合には、目標駆動力を駆動力制限開始下限駆動力以下の所定駆動力に制限し低下させる。
よって、発進クラッチである第2クラッチCL2のスリップ発進制御を備えたハイブリッド車両においては、登坂でエンジンEの始動状態で発進する場合、第2クラッチCL2の発熱を抑制することができ、耐久性を向上することができる。
また、同様に、モータジェネレータMGによる発進の場合には、車両が発進しない状態でモータジェネレータMGのトルクの出力状態が継続されることによる電力消費増による燃費の悪化を抑制することができる。
よって、アクセル開度がブレーキ制動力を解除する駆動力閾値以上に踏み込まれた後にアクセル開度を一定にした場合、アクセル保持判定=ONのみで、目標駆動力の制限を行うと、目標駆動力が変化率等で遅れるため狙いの目標駆動力にならないので、目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを確認して、目標駆動力の制限を行うようにしたので、無駄に目標駆動力を低下させないようにすることができる。
よって、確実に検出することができる。
よって、確実に検出することができる。
よって、正確なタイミングで、制限し低下させた目標駆動力を増加させることができる。
よって、目標駆動力を所定トルクまで低下させる条件を限定することで、駆動力低下しないシステム状態からの登坂発進時の加速フィーリングを向上することができる。
よって、駆動力応答性の高いモータジェネレータMGによる発進と第2クラッチCL2のスリップ発進を行うエンジンEによる発進とでは、異なる設定にしてある。すなわち、モータジェネレータMGによる発進の場合には、より目標駆動力の所定値を低減することができ、低下させる所定駆動力をシステム動作状態で切り替えることで、クラッチ耐久性を確保しつつ、EV時のモータ消費電力を低減することができる。
よって、発進時の応答性を向上することができる。
この駆動トルク制御処理は、実施例1の駆動トルク制御処理に追加されて設けられる。
ステップS32では、運転者の発進意図を検出する。詳細は、後述する。
ステップS33では、運転者の発進意図があるか否かを判定する。運転者の発進意図があるときには、ステップS34へ進み、運転者の発進意図がないときには、ステップS37へ進む。
ステップS34では、制限した目標駆動力の解除を開始する。
ステップS35では、目標駆動力が勾配つり合いトルク以下か否かを判定する。目標駆動力が勾配つり合いトルク以下のときには、ステップS36へ進み、目標駆動力が勾配つり合いトルク以下でないときには、ステップS38へ進む。
ステップS36では、目標駆動力を戻す変化率としてAを選択する。
ステップS37では、通常の目標駆動力を戻す変化率としてCを選択する。
ステップS38では、目標駆動力を戻す変化率としてBを選択する。
なお、変化率の関係は、変化率A>変化率C>変化率Bとなっている。変化率Bと変化率Cは、同じにしてもよい。
ステップS39では、目標駆動力を目標駆動トルクに返還後、変化率処理を行う。
このフローチャートは繰り返され、駆動トルク制御処理を行う。
ステップS43では、タイマーのカウントを開始する。
ステップS44では、タイマー時間が所定時間tAPO_out以上か否かを判定する。タイマー時間が所定時間tAPO_out以上のときには、ステップS45へ進み、タイマー時間が所定時間tAPO_out未満のときには、ステップS46へ進む。
ステップS45では、発進意図判定=ON(発進意図有り)と判定する。
ステップS46では、発進意図判定=OFF(発進意図無し)と判定する。
このフローチャートは繰り返され、発進意図判定制御処理を行う。
また、ハイブリッド走行すなわちエンジンE始動状態による発進を示している。
さらに、制限した目標駆動力を解除し、増加させるタイミングは、実施例1では、制限前目標駆動力がブレーキ制動力解除閾値に達した時点で行っていたが、実施例2では、
これに加えて、発進意図判定を優先するため、ΔAPO≧dAPO_out、(t6-t5)≧tAPO_outが成立した時点で行うようにしてある。
横軸は、時間である。
上から、運転者のアクセルペダル操作に対応するアクセル開度APO、アクセル開速度ΔAPO、アクセル保持判定制御処理、目標駆動力保持判定制御処理、発進意図判定制御処理の変化を示す。
一番下は、ブレーキ制動力、アクセル開度相当駆動力、制限前目標駆動力、実施例2の目標駆動力の変化を示す。
左の縦軸は駆動力を、右の縦軸はブレーキ制動力である。
ブレーキ制動力の変化は、実線で示している。
左の縦軸には、Fminとしての駆動力制限開始下限閾値およびブレーキ制動力解除閾値としての駆動力閾値が破線で示されている。
ブレーキ制動力解除閾値は、図13で示すブレーキ制動力解除閾値マップに基づき、道路勾配に対応して決定される値である。
また、駆動力の変化は、実線はアクセル開度相当駆動力、破線は実施例2の目標駆動力、一点鎖線は制限前目標駆動力を示している。
また、二点鎖線は、実施例1の目標駆動力を示している。
なお、駆動力は、駆動トルクと自動変速機ATのギヤ比から演算することができ、比例関係にあり、実質的に、どちらを使っても構わない。
時刻t0で、坂路で車両が停止している状態で、運転者がブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルの踏み込みを開始する。
なお、運転者がブレーキペダルから足を離しても、ブレーキ制動力は保持されている。
時刻t1では、運転者がアクセルペダルの踏み込みを停止し、時刻t5までアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APO)を保持する。時刻t5以後、再度、アクセルペダルの踏み込みを開始し、時刻t8で、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APO)を保持する。
時刻t2で、前述したアクセル保持判定制御処理が実施され、運転者のアクセルペダルの保持の有無を判定する。本タイムチャートの場合には、ΔAPO<dAPO_inで(t2-t1)≧tAPO_inが成立して、アクセル開度保持判定=ONを判定している。
時刻t4にて、前述した目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定を実施し、本タイムチャートの場合には、ΔF<dF_inで(t4-t3)≧tF_inが成立して、目標駆動力保持判定=ONを判定している。
さらに、アクセル開度に対応する目標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であること、アクセル開度保持判定=ONおよび目標駆動力保持判定=ONが成立したので、目標駆動力を駆動力制限開始下限閾値以下の所定駆動力に制限し低下させる。
時刻t6で、前述した発進意図判定を実施し、運転者の発進意図の有無を判定し、目標駆動力の制限を解除するか否かを判定する。本タイムチャートの場合には、運転者の発進意図の有りと判定し、目標駆動力の制限の解除の判定をしている。
ブレーキ制動力は、時刻t0から時刻t8まで保持され、時刻t8にて、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させている。
アクセル開度相当駆動力は、時刻t0から時刻t1まで駆動力制限開始下限閾値Fminを越え、増加し、時刻t5まで一定となり、再び、ブレーキ制動力解除閾値を越えて、時刻t8まで増加し、時刻t8以後、一定となっている。すなわち、アクセル開度APOの変化に対応している。
制限前目標駆動力は、時刻t0からアクセル開度相当駆動力に対して遅れを有して増加し、駆動力制限開始下限閾値を越え、時刻t3でアクセル開度相当駆動力と一致し、時刻t5まで、アクセル開度相当駆動力と同様に一定となり、時刻t5以後、アクセル開度相当駆動力とは異なる傾斜にて増加し、時刻t7でブレーキ制動力解除閾値を越えて、再び時刻t9にて、アクセル開度相当駆動力と一致している。
実施例2の目標駆動力は、時刻t0から時刻t4までは制限前目標駆動力と同様の動きをしている。時刻t4にて、目標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であり、アクセル保持判定=ONかつ目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定=ONが成立して、変化率等で応答が遅くなった目標駆動力がアクセル開度相当駆動力に追いついたと判定できるので、目標駆動力を、駆動力制限開始下限閾値以下の所定値に制限し減少させている。
この所定値を、時刻t6まで維持し、ΔAPO≧dAPO_out、(t6-t5)≧tAPO_outが成立して、発進意図判定=ON(発進意図有り)と判定された時刻t6で、目標駆動力は変化率Aで直線的に勾配釣り合い駆動力αまで増加し、その後、小さい傾きの変化率Bで増加し、時刻t10にて、アクセル開度相当駆動力と一致している。
勾配釣り合い駆動力とは、道路勾配に対応して車両が発進しない(加速しない)駆動力である。
このため、実施例2の目標駆動力が、発進意図判定=ON(発進意図有り)と判定された時刻t6から、変化率Aで直線的に勾配釣り合い駆動力αまで増加し、その後、小さい傾きの変化率Bで増加して、時刻t8でブレーキ制動力解除閾値に到達すると、上述したように、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させて車両を発進させる。
また、実施例1の目標駆動力は、前述したように、時刻t0から時刻t6までは実施例2の目標駆動力と同様の動きをしている。
時刻t4にて、標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であり、アクセル保持判定=ONかつ目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定=ONが成立して、変化率等で応答が遅くなった目標駆動力がアクセル開度相当駆動力に追いついたと判定できるので、目標駆動力を、駆動力制限開始下限閾値以下の所定値に制限し減少させている。
この所定値を、時刻t7まで維持し、制限前目標駆動力がブレーキ制動力解除閾値を越える時刻t7で、実施例1の目標駆動力は変化率Cにて増加し、t11でブレーキ制動力解除閾値を越え、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させて車両を発進させる。その後、アクセル開度相当駆動力と一致している。
すなわち、保持されたブレーキ制動力の解除が、運転者の発進意図に対応して、実施例1に比較して実施例2の方が、車両発進までの時間を早くすることができる。
また、制限した目標駆動力を解除し、増加させるタイミングは、制限前目標駆動力がブレーキ制動力解除閾値に達した時点で行っていたが、これに加えて、発進意図判定としてのΔAPO≧dAPO_out、(t6-t5)≧tAPO_outが成立した時点でも行うようにしてあり、制限した目標駆動力の解除を確実に行うことができる。
(1)発進意図を検出し、発進意図が有りの場合、低下させた目標駆動力を勾配つり合い駆動力までは早い応答で復帰させる。
よって、登坂路での発進では勾配つり合い駆動力までは車両は加速しないことと、制動力で車両を停止させているため、目標駆動力の応答を通常よりも早く設定したとしても、車両挙動への影響は少ない。これにより、目標駆動力が保持された制動力のブレーキ制動力解除閾値に早く到達させることができ、制動力の解除も早くなるため、発進時の車両の動き出しを早くさせることができる。
よって、急激なブレーキ制動力の解除を抑制できるとともに、目標駆動力が保持されたブレーキ制動力のブレーキ制動力解除閾値に早く到達させることができ、制動力の解除も早くなるため、発進時の車両の動き出しを早くさせることができるとともに、スムーズな発進を行うことができる。
よって、確実に検出することができる。
よって、制限した目標駆動力の解除を確実に行うことができる。
この駆動トルク制御処理は、実施例1の駆動トルク制御処理に追加されて設けられる。
ステップS53では、タイマーのカウントを開始する。
ステップS54では、タイマー時間が所定時間tAPO_out以上か否かを判定する。タイマー時間が所定時間tAPO_out以上のときには、ステップS55へ進み、タイマー時間が所定時間tAPO_out未満のときには、ステップS6へ進む。
ステップS55では、発進意図判定=ON(発進意図有り)と判定する。
ステップS56では、制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値以上か否かを判定する。制限前の目標駆動力駆動力制限上限閾値以上のときには、ステップS57へ進み、制限前目標駆動力駆動力制限上限閾値以上でないときには、ステップS58へ進む。
駆動力制限上限閾値は、図18に示す駆動力制限上限閾値マップに基づき、道路勾配に対応して決定される値である。
ステップS57では、発進意図判定=ON(発進意図有り)と判定する。
ステップS58では、発進意図判定=OFF(発進意図無し)と判定する。
このフローチャートは繰り返され、発進意図判定制御処理を行う。
また、ハイブリッド走行すなわちエンジンE始動状態による発進を示している。
さらに、制限した目標駆動力を解除し、増加させるタイミングは、実施例2では、発進意図判定としてのΔAPO≧dAPO_out、(t6-t5)≧tAPO_outが成立した時点で行っていたが、実施例3では、これに加えて、制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値に達した時点でも行うようにしてある。
なお、制限した目標駆動力を解除し、増加させるタイミングの制限前目標駆動力がブレーキ制動力解除閾値に達した時点は、省略している。
横軸は、時間である。
上から、運転者のアクセルペダル操作に対応するアクセル開度APO、アクセル開速度ΔAPO、アクセル保持判定制御処理、目標駆動力保持判定制御処理、発進意図判定の変化を示す。
一番下は、ブレーキ制動力、アクセル開度相当駆動力、制限前目標駆動力、実施例3の目標駆動力の変化を示す。
左の縦軸は駆動力を、右の縦軸はブレーキ制動力である。
ブレーキ制動力の変化は、実線で示している。
左の縦軸には、Fminとしての駆動力制限開始下限閾値およびブレーキ制動力解除閾値としての駆動力閾値が破線で示されている。
ブレーキ制動力解除閾値は、図13で示すブレーキ制動力解除閾値マップに基づき、道路勾配に対応して決定される値である。
また、駆動力の変化は、実線はアクセル開度相当駆動力、破線は実施例3の目標駆動力、一点鎖線は制限前目標駆動力を示している。
なお、駆動力は、駆動トルクと自動変速機ATのギヤ比から演算することができ、比例関係にあり、実質的に、どちらを使っても構わない。
時刻t0で、坂路で車両が停止している状態で、運転者がブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルの踏み込みを極めて遅いアクセル開速度ΔAPOでゆっくり開始する。
なお、運転者がブレーキペダルから足を離しても、ブレーキ制動力は保持されている。
時刻t1では、運転者がアクセルペダルの踏み込みを停止し、時刻taまでアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APO)を保持する。時刻ta以後、再度、極めてゆっくりとアクセルペダルの踏み込みを開始し、時刻tcで、アクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度APO)を保持する。
時刻t2で、前述したアクセル保持判定制御処理が実施され、運転者のアクセルペダルの保持の有無を判定する。本タイムチャートの場合には、ΔAPO<dAPO_inで(t2-t1)≧tAPO_inが成立して、アクセル開度保持判定=ONを判定している。
時刻t4にて、前述した目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定を実施し、本タイムチャートの場合には、ΔF<dF_inで(t4-t3)≧tF_inが成立して、目標駆動力保持判定=ONを判定している。
さらに、アクセル開度に対応する目標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であること、アクセル開度保持判定=ONおよび目標駆動力保持判定=ONが成立したので、目標駆動力を駆動力制限開始下限閾値以下の所定駆動力に制限し低下させる。
発進意図判定は、極めてアクセル開速度ΔAPOが小さいため、ΔAPO≧dAPO_outを満足しないが、時刻tbにて、後述するように制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値を越えるため、この時点で発進意図判定=ONと判定する。
ブレーキ制動力は、時刻t0から時刻tdまで保持され、時刻tdにて、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させている。
アクセル開度相当駆動力は、時刻t0から時刻t1まで駆動力制限開始下限閾値を越え、増加し、時刻taまで一定となり、再び、ブレーキ制動力解除閾値を越えて、時刻tdまで増加し、時刻td以後、一定となっている。すなわち、アクセル開度APOの変化に対応している。
制限前目標駆動力は、時刻t0からアクセル開度相当駆動力に対して遅れを有して増加し、駆動力制限開始下限閾値を越え、時刻t3でアクセル開度相当駆動力と一致し、時刻taまで、アクセル開度相当駆動力と同様に一定となり、時刻ta以後、アクセル開度相当駆動力と同一傾斜にて増加し、アクセル開度相当駆動力と一致した動きをしている。
時刻t4にて、目標駆動力が駆動力制限開始下限閾値Fmin以上であり、アクセル保持判定=ONかつ目標駆動力がアクセル開度相当駆動力になったことを検出する目標駆動力保持判定=ONが成立して、変化率等で応答が遅くなった目標駆動力がアクセル開度相当駆動力に追いついたと判定できるので、目標駆動力を、駆動力制限開始下限閾値以下の所定値に減少させている。
この所定値を、時刻tbまで維持し、制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値を越えるため、発進意図判定=ON(発進意図有り)と判定された時刻tbで、実施例3の目標駆動力は変化率Aで直線的に勾配釣り合い駆動力αまで増加し、その後、小さい傾きの変化率Bで増加し、時刻teにて、アクセル開度相当駆動力と一致している。
勾配釣り合い駆動力とは、道路勾配に対応して車両が発進しない(加速しない)駆動力である。
このため、目標駆動力が駆動力制限上限閾値を越える時刻tdにて、上述したように、保持されていたブレーキ制動力の解除を開始し、徐々に制動力を減少させて車両を発進させる。
駆動力制限上限閾値による発進意図判定を使うことで、ゆっくりとしたアクセル開速度ΔAPOで、アクセルペダルの踏み込みを続けられる場合に、誤って制限された目標駆動力を解除できなくなることを防ぐことができる。
また、制限した目標駆動力を解除し、増加させるタイミングは、発進意図判定としてのΔAPO≧dAPO_out、(t6-t5)≧tAPO_outが成立した時点で行っていたが、これに加えて、制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値に達した時点でも行うようにしてあり、制限した目標駆動力の解除を確実に行うことができる。
(1)発進意図検出は、前記アクセル開度相当駆動力に対応する制限前目標駆動力が、駆動力制限上限閾値以上になることである。
よって、アクセル開速度ΔAPOによる発進意図が検出されないようなゆっくりとしたアクセルの踏み方でも制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値以上になると、制限し低下させた目標駆動力を復帰させることで、坂道で発進できなくなることを防ぐことができる。
(2)制限した目標駆動力を解除し、増加させるタイミングは、発進意図判定としてのΔAPO≧dAPO_out、(t6-t5)≧tAPO_outが成立した時点に加えて、制限前目標駆動力が駆動力制限上限閾値に達した時点でも行う。
よって、制限した目標駆動力の解除を確実に行うことができる。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、具体的な構成は他の構成であっても良い。例えば、実施例では、FR型のハイブリッド車両について説明したが、FF型のハイブリッド車両であっても構わない。
2 モータコントローラ
10 統合コントローラ
CL1 第1クラッチ
CL2 第2クラッチ
E エンジン
MG モータジェネレータ
RR,RL 駆動輪
Claims (12)
- エンジンと駆動用モータとを断接可能な第1クラッチと、前記駆動用モータと駆動輪とを断接可能な第2クラッチと、車両停車中にブレーキペダルを解除してもブレーキ制動力を保持し、車両停車中の道路勾配が大きくなるほど大きく設定されたブレーキ制動力解除閾値としての駆動力閾値を越えてアクセル開度が増加した場合に、ブレーキ制動力を解除する機構と、を備えたハイブリッド車両の駆動トルク制御装置であって、
前記ブレーキ制動力を解除する駆動力閾値以下でアクセル開度が保持されたことを検出するとともに、目標駆動力が駆動力制限を開始する駆動力制限開始下限駆動力以上を検出した場合に、目標駆動力を前記駆動力制限開始下限駆動力以下の所定駆動力に低下させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記目標駆動力を所定駆動力に低下させる場合、前記ブレーキ制動力を解除する駆動力閾値以下でアクセル開度が保持されたことを検出し、前記目標駆動力が駆動力制限を開始する駆動力制限開始下限駆動力以上を検出するとともに、前記目標駆動力がアクセル開度相当駆動力となったことを検出する、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項1ないし2に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記アクセル開度の保持検出は、アクセル開速度が所定値以下かつ所定時間継続することである、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記目標駆動力がアクセル開度相当駆動力となったことの検出は、目標駆動力の微分値が所定値以下かつ所定時間継続することである、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記所定駆動力に低下させた目標駆動力は、アクセル開度相当駆動力に対応する制限前目標駆動力が、前記ブレーキ制動力解除閾値に達したときに、増加させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記ブレーキ制動力を解除する駆動力閾値以下でアクセル開度が保持さ
れたことを検出し、前記目標駆動力が駆動力制限を開始する駆動力制限開
始下限駆動力以上を検出するとともに、前記目標駆動力がアクセル開度相
当駆動力となったことを検出して、前記目標駆動力を所定駆動力に低下さ
せる場合は、発進クラッチのスリップ発進制御を備え、エンジン始動状態
で走行する車両を対象とする、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記駆動力制限開始下限駆動力以下の所定駆動力は、EV走行モード、HEV走行モードで、異なる値である、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
発進意図を検出し、前記発進意図が有りの場合、低下させた目標駆動力を勾配つり合い駆動力までは早い応答で復帰させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項8に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
発進意図を検出し、前記発進意図が有りの場合、低下させた目標駆動力を勾配つり合い駆動力までは早い応答で復帰させ、勾配つり合い駆動力以上では前記応答よりも遅い応答で復帰させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項8ないし9に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置において、
前記発進意図検出は、アクセル開速度が所定値以上かつ所定時間継続することである、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - 請求項8ないし9に記載のハイブリッド車両の駆動トルク制御装置にお
いて、
前記発進意図検出は、アクセル開度相当駆動力に対応する制限前目標駆
動力が、駆動力制限上限閾値以上になることである、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御装置。 - エンジンと駆動用モータとを断接可能な第1クラッチと、前記駆動用モータと駆動輪とを断接可能な第2クラッチと、車両停車中にブレーキペダルを解除してもブレーキ制動力を保持し、車両停車中の道路勾配が大きくなるほど大きく設定されたブレーキ制動力解除閾値としての駆動力閾値を越えてアクセル開度が増加した場合に、ブレーキ制動力を解除する機構と、を備えたハイブリッド車両の駆動トルク制御方法であって、
前記ブレーキ制動力を解除する駆動力閾値以下でアクセル開度が保持されたことを検出するとともに、目標駆動力が駆動力制限を開始する駆動力制限開始下限駆動力以上を検出した場合に、目標駆動力を前記駆動力制限開始下限駆動力以下の所定駆動力に低下させる、
ことを特徴とするハイブリッド車両の駆動トルク制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017157250A JP7013715B2 (ja) | 2017-08-16 | 2017-08-16 | ハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017157250A JP7013715B2 (ja) | 2017-08-16 | 2017-08-16 | ハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019034656A JP2019034656A (ja) | 2019-03-07 |
JP7013715B2 true JP7013715B2 (ja) | 2022-02-01 |
Family
ID=65636540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017157250A Active JP7013715B2 (ja) | 2017-08-16 | 2017-08-16 | ハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7013715B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6965866B2 (ja) * | 2018-11-29 | 2021-11-10 | マツダ株式会社 | 車両の制御装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092871A (ja) | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の制御装置 |
JP2015205547A (ja) | 2014-04-18 | 2015-11-19 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド自動車の制御装置 |
-
2017
- 2017-08-16 JP JP2017157250A patent/JP7013715B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012092871A (ja) | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の制御装置 |
JP2015205547A (ja) | 2014-04-18 | 2015-11-19 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド自動車の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019034656A (ja) | 2019-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8065047B2 (en) | Control apparatus of a hybrid vehicle and method for controlling the same | |
JP4798154B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
US8060268B2 (en) | Control apparatus of a hybrid vehicle and method for controlling the same | |
JP5454698B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
KR101485286B1 (ko) | 하이브리드 차량의 제어 장치 | |
JP5176421B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5742248B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
WO2014103937A1 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2007261442A (ja) | ハイブリッド車両の運転モード遷移制御装置 | |
JP6492908B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2019025985A (ja) | ハイブリッド車両のエンジンの始動制御装置および始動制御方法 | |
JP5598256B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6967406B2 (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP7013715B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動トルク制御装置および駆動トルク制御方法 | |
JP2012086722A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5141535B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2019026038A (ja) | ハイブリッド車両のエンジンの始動制御装置および始動制御方法 | |
JP6354416B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6971076B2 (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP5527159B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5267535B2 (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP5251958B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5309676B2 (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JP2009209978A (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JP5699538B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200608 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220103 |