JP7013508B2 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム - Google Patents
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Description
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
なお、以下の実施形態では、温室効果ガスとして二酸化炭素(ガス)を例に説明するが、温室効果ガスを二酸化炭素に限定するものではない。また、以下の説明では二酸化炭素をCO2とも記載する。また、二酸化炭素排出権のことをCO2排出権又はクレジットとも記載する。
(1)各国が持つ排出枠に対する削減量である初期割当量(Assigned Amount Unit, AAU)
(2)各国が吸収源活動で得た吸収量(Removal Unit, RMU)
(3)クリーン開発メカニズム事業で得られた認証排出削減量(Certified Emission Reductions, CER)
(4)共同実施事業によって得られた排出削減ユニット(Emission Reduction Units, ERU)
図2は、情報処理サーバ2の構成図である。図2は、情報処理サーバ2の主なハード構成を示しており、情報処理サーバ2は、通信IF200A、記憶装置200B、CPU200Cがバス200Dを介して接続された構成を有する。なお、図2では図示していないが、情報処理サーバ2は、入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなど)や表示装置(CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)などを備えていてもよい。
ユーザDB1には、ユーザの情報が記憶されている。具体的には、図4(a)に示すように、ユーザDB1には、テナントID、ビル名、住所、入居企業名、フロア(階数)、エリアが関連付けて記憶されている。ビル名は、入居先のビル名である。住所は、入居先のビルの住所である。入居企業名は、入居している企業(テナント)の名称である。フロアは、企業が入居している階数である。エリアは、フロア内のどの位置に入居しているかを示しており、フロア内での位置(例えば、窓の向き(方位)で決めても良い)に応じて東、西、南、北の4つに分かれている。また、東、西、南、北の4つに限られず更に細分化してもよい。
なお、ユーザの情報としてどのような情報をユーザDB1に記憶するかは任意であり、上記以外の情報(例えば、入居するビルの築年数、入居する部屋の広さ(平米))をテナントIDに関連付けてユーザDB1に記憶させてもよい。
排出量算出用DB2には、ユーザが使用する又はユーザが使用したエネルギ量からCO2排出量を算出するための情報(例えば、環境省などの公開資料から得られるCO2排出係数)が記憶されている。具体的には、図4(b)に示すように、排出量算出用DB2には、排出係数ID、排出区分、供給事業者名、排出係数、単位が関連付けて記憶されている。
排出区分は、電気、都市ガス、重油、水道など、ユーザが使用するエネルギの区分である。
供給事業者名は、エネルギを供給する事業者の名称である。
排出係数は、使用量に乗じることでCO2排出量を算出するための係数である。
単位は、排出係数の単位であり、例えば、電気の場合、トン(ton)/kwh(キロワット時)、水道の場合、トン(ton)/m3(立方メートル)、重油の場合、トン(ton)/kl(キロリットル)である。
なお、どのような情報を排出量算出用DB2に記憶するかは任意であり、上記以外の情報を排出係数IDに関連付けて排出量算出用DB2に記憶させてもよい。
天候DB3には、天候の予報情報及び実績情報が日別に記憶されている。具体的には、図4(c)に示すように、天候DB3には、テナントID、種別、年月日、曜日、地域、平均気温が関連付けて記憶されている。種別は、実際の天候の情報であれば「実績」、予報の天候の情報であれば「予報」となる。地域は、テナントが入居するビルの住所が属する地域(例えば、○○区、○○市、○○県など)である。平均気温は、該地域の1日の平均気温である。
なお、どのような情報を天候DB3に記憶するかは任意であり、上記以外の情報を登録コードに関連付けて天候DB3に記憶させてもよい。
実績CO2排出量格納DB4には、各テナントのCO2排出量の日別の実績が記憶されている。具体的には、図4(d)に示すように、実績CO2排出量格納DB4には、テナントID、入居企業名、年月日、曜日、排出係数ID、排出区分、供給事業者名、実績使用量、単位、排出係数、実績排出量が関連付けて記憶されている。
テナントID及び入居企業名は、ユーザDB1で説明したので重複する説明を省略する。
年月日は、エネルギを使用した年月日である。
曜日は、エネルギを使用した曜日である。
排出係数ID、排出区分及び供給事業者名は、排出量算出用DB2で説明したので重複する説明を省略する。
実績使用量は、関連付けられた年月日にユーザが実際に使用したエネルギの使用量である。
単位は、使用したエネルギ量の単位である。
排出係数には、排出量算出用DB2から取得した値が使用される。
実績排出量は、使用したエネルギ量から算出したCO2排出量(実績CO2排出量)である。
なお、どのような情報を実績CO2排出量格納DB4に記憶するかは任意であり、上記以外の情報をテナントIDに関連付けて実績CO2排出量格納DB4に記憶させてもよい。
予測CO2排出量格納DB5には、各テナントのCO2排出量の日別の予測が記憶されている。具体的には、図4(e)に示すように、予測CO2排出量格納DB5には、テナントID、入居企業名、年月日、曜日、排出係数ID、排出区分、供給事業者名、予測使用量、単位、排出係数、予測排出量が関連付けて記憶されている。
予測使用量は、関連付けられた年月日にユーザが使用すると推定されるエネルギの使用量である。
予測排出量は、予測したエネルギ量から算出したCO2排出量(予測CO2排出量)である。
なお、その他の項目については、実績CO2排出量格納DB4で説明したので重複する説明を省略する。
排出権選定用DB6には、CO2排出権(クレジット)を選定するための情報が記憶されている。具体的には、図5(a)に示すように、排出権選定用DB6には、登録コード、取引市場、市場ランク(第1評価)、クレジット種別、クレジットランク(第2評価)、総合ランク(第3評価)、単価、最小取引量、最大取引量が関連付けて記憶されている。
登録コードは、登録されたCO2排出権のコードである。
取引市場は、CO2排出権の取引市場であり、例えば、ヨーロッパアメリカ、日本などの取引市場である。
市場ランクは、CO2排出権が取引される取引市場を所定のルール(例えば、取引市場の信頼性(取引実績、決済速度など)が高いほど評価が高い、CO2排出権の取引量、取引件数が多いほど評価が高い)に応じて評価したものであり、1が最も低く、5が最も高い5段階評価となっている。なお必ずしも5段階評価とする必要はない。
クレジット種別は、CO2排出権の種別であり、どのようにして得られたCO2排出権であるか、換言するとCO2排出権の由来を示す情報である。種別には、例えば、森林保護、太陽光発電、風力発電、地熱発電、ごみ発電(廃棄物発電)、省エネなどがある。
クレジットランクは、CO2排出権をその由来に応じて所定のルール(例えば、森林保護によるCO2の吸収量(吸収量が多いほどよい)や発電時の単位電力量当たりのCO2の排出量(排出量が少ないほどよい))に従い評価したものであり、1が最も低く、5が最も高い5段階評価となっている。なお必ずしも5段階評価とする必要はない。
総合ランクは、市場ランクの値とクレジットランクの値とを合算した値であり、CO2排出権の総合的な評価を示している。なお、単に市場ランクの値とクレジットランクの値とを合算するだけでなく、市場ランクの値とクレジットランクの値とにそれぞれ重みづけを行ってから合算してもよい。また、市場ランクの値とクレジットランクの値とを乗算してもよいし、それぞれの値に重みづけを行った後に乗算してもよい。
単価は、CO2排出権の単位当たり(例えば、トン(ton))の調達価格(円)である。
最小取引量は、CO2排出権を取引する上で最低限必要なクレジット量であり、取引単位はトン(ton)である。
最大取引量は、CO2排出権を取引する上でクレジット提供団体(例えば、森林組合など)が供給可能な最大クレジット量であり、取引単位はトン(ton)である。
なお、どのような情報を排出権選定用DB6に記憶するかは任意であり、上記以外の情報を登録コードに関連付けて排出権選定用DB6に記憶させてもよい。
エネルギ選定用DB7には、図5(b)に示すように、登録コード、発電種別、発電種別ランク(第4評価)、排出係数、排出係数ランク(第5評価)、総合ランク(第6評価)、価格が関連付けて記憶されている。
登録コードは、登録された電気の識別コードである。
発電種別は、発電の種別であり、どのようにして発電されたか、換言すると発電の由来を示す情報である。種別には、例えば、太陽光、風力、地熱、水力、火力、原子力、ごみ(廃棄物)などがある。
発電種別ランクは、発電種別をその発電由来に応じて評価したものであり、1が最も低く、5が最も高い5段階評価となっている。なお必ずしも5段階評価とする必要はない。
排出係数には、排出量算出用DB2から取得した値が使用される。
排出係数ランクは、排出係数に応じて評価したものであり、1が最も低く、5が最も高い5段階評価となっている。なお、本実施形態では、排出係数が低いほどランクが高く、排出係数が高いほどランクが低くなっている。つまり、同じ電力量(kwh)を発電する際にCO2の排出量が少ない発電種別程ランクが高くなっている。なお必ずしも5段階評価とする必要はない。
総合ランクは、発電種別ランクの値と排出係数ランクの値とを合算した値であり、総合的な評価を示している。なお、単に発電種別ランクの値と排出係数ランクの値とを合算するだけでなく、発電種別ランクの値と排出係数ランクの値とにそれぞれ重みづけを行ってから合算してもよい。また、発電種別ランクの値と排出係数ランクの値とを乗算してもよいし、それぞれの値に重みづけを行った後に乗算してもよい。
価格は、エネルギの単位当たり(例えば、電気ではkwh)の調達価格(円)である。
なお、どのような情報をエネルギ選定用DB7に記憶するかは任意であり、上記以外の情報を登録コードに関連付けてエネルギ選定用DB7に記憶させてもよい。例えば、図5(b)に示す例では、電気だけが記載されているが電気以外の都市ガス、重油、水道などの情報をエネルギ選定用DB7に記憶させてもよい。
図6は、情報処理サーバ2の機能ブロック図である。図6に示すように、情報処理サーバ2は、受信部201(第1,第2受付部)、送信部202、記憶装置制御部203、登録部204、認証部205、選定部206(第1,第2選定部)、推定部207、算出部208、取得部209、集計部210などの機能を備える。なお、図6に示す機能は、CPU200Cが、記憶装置200Bに記憶されている情報処理プログラムを実行することで実現される。
選定部206(第2選定部)は、エネルギの調達先を選定する。具体的には、選定部206は、エネルギ選定用DB7に記憶されている、エネルギと、エネルギの評価(発電種別ランク(第4評価)、排出係数ランク(第5評価)、総合ランク(第6評価))とが関連付けられた情報を参照し、エネルギの評価に応じて、エネルギの調達先を選定する。
また、取得部209は、市場取引サーバ5へアクセスして、購入するエネルギの選定に必要な情報(例えば、発電種別、価格(単価)、排出係数など)を取得する。取得部209が取得した情報は、排出権選定用DB6に記憶される。なお、市場取引サーバ5へアクセスせずに、これらの情報をユーザが入力し、入力された情報を取得部209が取得してエネルギ選定用DB7に記憶するようにしてもよい。
また、取得部209は、外部サーバ(不図示)へアクセスして、各テナントの入居ビルの地域における将来の天候(例えば、温度、湿度、天気(晴れ、雨、曇りなど))の情報を取得する。取得部209が取得した情報は、天候DB3に記憶される。なお、外部サーバ(不図示)へアクセスせずに、これらの情報をユーザが入力し、入力された情報を取得部209が取得して天候DB3に記憶するようにしてもよい。
また、取得部209は、テナントの入居先ビルの計測装置(例えば、スマートメータ)やエネルギの供給事業者のサーバなどから送信されるエネルギの実績使用量を取得する。取得部209が取得した情報は、実績CO2排出量格納DB4に記憶される。なお、エネルギの種別ごとの実績使用量をユーザが入力し、入力された情報を取得部209が取得して実績CO2排出量格納DB4に記憶するようにしてもよい。
ユーザ端末3は、本情報処理システム1のユーザがユーザDB1へ情報を登録したり、情報処理サーバ2から送信される情報を閲覧するための端末である。
市場取引サーバ4は、CO2排出権の取引市場についての処理を行うためのサーバである。情報処理サーバ2は、市場取引サーバ4へアクセスして、購入するCO2排出権(クレジット)の選定に必要な情報(例えば、取引市場、クレジット種別、価格(単価)、最小取引量、最大取引量など)を取得する。なお、市場取引サーバ4へアクセスせずに、これらの情報をユーザが入力し、入力された情報を排出権選定用DB6に記憶するようにしてもよい。
市場取引サーバ5は、自然エネルギなどにより発電された電力を含むエネルギの取引市場についての処理を行うためのサーバである。情報処理サーバ2は、市場取引サーバ5へアクセスして、購入するエネルギの選定に必要な情報(例えば、発電種別、価格(単価)など)を取得する。なお、市場取引サーバ5へアクセスせずに、これらの情報をユーザが入力し、入力された情報をエネルギ選定用DB7に記憶するようにしてもよい。
図8~図15は、情報処理システム1の情報処理の一例を示すフローチャート及びユーザ端末3の表示装置300Dに表示される画面の一例を示す図である。以下、図8~図15を参照して、情報処理システム1の情報処理について説明する。なお、既に述べたように、情報処理サーバ2が、入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネルなど)や表示装置(CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなど)を備え、情報処理サーバ2の入力装置から情報を入力し、情報処理サーバ2の表示装置に情報を表示するようにしてもよい。
図8は、情報処理システム1のユーザ登録処理の一例を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、情報処理システム1のユーザ登録処理の一例について説明する。
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、入居ビル名、入居ビルの住所、入居企業名、入居ビルのフロア(階数)、フロア内での入居エリアなどのユーザの情報を入力する。入力装置300Cを操作して入力された情報は、入力受付部304で受け付けられ、送信部302からネットワーク6を介して情報処理サーバ2へ送信される。
ユーザ端末3からの情報は、情報処理サーバ2の受信部201で受信され(受け付され)、登録部204の指示に基づき、記憶装置制御部203によりユーザDB1に記憶される。
図9は、情報処理システム1の予測CO2排出量集計処理の一例を示すフローチャートである。図10は、予測CO2排出量集計画面の一例を示す図である。以下、図9及び図10を参照して、情報処理システム1の予測CO2排出量集計処理の一例について説明する。
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、CO2排出量を集計する期間(例えば、何年何月~何年何月)を入力する(図10参照)。入力装置300Cを操作して入力された情報は、入力受付部304で受け付けられ、送信部302からネットワーク6を介して情報処理サーバ2へ送信される。ユーザ端末3からの情報は、情報処理サーバ2の受信部201で受信される(受け付される)。
図10は、予測CO2排出量集計画面の一例を示す図である。図10に示すように、ユーザ端末3の表示装置300Dには、ユーザが指定した期間における集計部210が集計した予測CO2排出量が表示される。具体的には、図10には、予測CO2排出量が集計された企業名(テナント名)1001、予測CO2排出量が集計された期間1002(期間は、ユーザにより指定される)、月ごとの予測CO2排出量の集計結果1003、期間内での予測CO2排出量の集計結果(合計)1004が表示される。なお、「集計期間を指定」アイコン1005を選択すると、図10の画面から予測CO2排出量の期間を指定する画面に遷移し、ユーザは予測CO2排出量を集計する期間を年月で指定することができる。また、「ポートフォリオ生成」アイコン1006を選択すると、図10に示す画面から図13に示す画面に遷移し、CO2排出権の調達先の選定条件を入力することができる。
情報処理サーバ2の集計部210は、予測CO2排出量格納DB5を参照する。
情報処理サーバ2の集計部210は、受信部201で受信された集計期間におけるユーザのエネルギの種別ごとの予測CO2排出量を月ごとに集計する。
情報処理サーバ2の送信部202は、集計部210がエネルギの種別ごとに集計した予測CO2排出量を、ネットワーク6を介してユーザ端末3へ送信する。情報処理サーバ2から送信された情報は、ユーザ端末3の受信部301で受信され、表示装置制御部305により表示装置300Dに表示される(図10参照)。
図11は、情報処理システム1のCO2排出量推定処理(需要予測処理)の一例を示すフローチャートである。以下、図11を参照して、情報処理システム1のCO2排出量推定処理の一例について説明する。
情報処理サーバ2の推定部207は、実績CO2排出量格納DB4を参照し、各ユーザのエネルギの種別ごとの実績使用量を取得する。
情報処理サーバ2の推定部207は、ユーザDB1を参照し、各ユーザの入居先の状態を参照する。ここで、入居先の状態とは、入居ビルのフロア(階数)、フロア内での入居エリア、入居するビルの築年数、入居する部屋の広さ(平米)などである。次いで、推定部207は、取得したユーザの入居先の状態に基づいて、ステップS301で取得したエネルギの種別ごとの実績使用量を補正する。例えば、推定部207は、入居先の状態ごとに予め用意した補正係数をステップS301で取得したエネルギの種別ごとの実績使用量に乗算することで補正する。なお、S302で補正した後のエネルギの種別ごとの実績使用量を第1推定値とも記載する。また、補正の手法は、ここで述べる手法に限られず他の手法で補正してもよい。なお、実績値が無い場合は、入居先の状態(階数、向き、広さ、築年数など)が所定の範囲内(例えば、±10%以内)で最も近い企業(テナント)の実績値を利用してもよい。この場合、同じ地域の企業(テナント)の実績値を利用することが好ましい。
情報処理サーバ2の推定部207は、天候DB3を参照し、天候の予報情報(地域の平均気温)を取得する。次いで、推定部207は、取得した天候の予報情報に基づいて、第1推定値を更に補正する。例えば、推定部207は、天候の予報情報ごとに予め用意した補正係数を第1推定値に乗算することで更に補正する。例えば、予報の平均気温が(例えば、予報日の前年同日の)実績よりも低い場合は、電気、都市ガス、重油をより多く利用すると考えられることから乗算する補正係数を1より大きくする一方、水は少ないと考えられることから乗算する補正係数を1より小さくする。また、予報の平均気温が(例えば、予報日の前年同日の)実績よりも高い場合は、水をより多く利用すると考えられることから乗算する補正係数を1より大きくする一方、電気、都市ガス、重油は少ないと考えられることから乗算する補正係数を1より小さくするようにしてもよい。推定部207により算出された第2推定値は、記憶装置200Bの予測CO2排出量格納DB5にテナントIDに関連付けて記憶される。なお、S303で補正した後の第1推定値を第2推定値とも記載する。また、補正の手法は、ここで述べる手法に限られず他の手法で補正してもよい。
情報処理サーバ2の算出部208は、エネルギの種別ごとの第2推定値に排出係数を乗算して、エネルギの種別ごとに予測CO2排出量を算出する。算出部208により算出された予測CO2排出量は、記憶装置200Bの予測CO2排出量格納DB5にテナントIDに関連付けて記憶される。
図12A及び図12Bは、情報処理システム1のCO2排出権調達先選定処理の一例を示すフローチャートである。図13は、ポートフォリオ条件指定画面の一例を示す図である。図14は、CO2排出権ポートフォリオ提示画面の一例を示す図である。以下、図12A、図12B、図13及び図14を参照して、情報処理システム1のCO2排出権調達先選定処理の一例について説明する。
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、CO2排出権(クレジット)の購入先を選定する際の情報を入力する(図13参照)。入力装置300Cを操作して入力された情報は、入力受付部304で受け付けられ、送信部302からネットワーク6を介して情報処理サーバ2へ送信される。ユーザ端末3からの情報は、情報処理サーバ2の受信部201で受信される(受け付される)。
図13は、ポートフォリオ条件指定画面の一例を示す図である。図13に示すように、ユーザ端末3の表示装置300Dには、CO2排出権の購入を選定する際の条件を入力する画面が表示される。具体的には、ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、必要クレジット量(必要CO2排出権量)1011(単位:トン(ton))、予算額1012(単位:円)、取引市場1013、ランク・価格条件1014を入力する。ここで、ユーザは、取引市場1013を入力する際、「国内市場のみを対象とする」(以下、条件11とも記載する)、「海外市場のみを対象とする」(以下、条件12とも記載する)、「国内・海外市場の両方を対象とする」(以下、条件13とも記載する)のいずれかを選択する。
情報処理サーバ2の選定部206は、排出権選定用DB6を参照し、ステップS402で選択された取引市場のCO2排出権の情報を抽出する。具体的には、選定部206は、条件11が選択されている場合、取引市場が国内のCO2排出権の情報を抽出し、条件12が選択されている場合、取引市場が海外のCO2排出権の情報を抽出し、条件13が選択されている場合、取引市場が国内及び海外両方のCO2排出権の情報を抽出する。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS401で受け付けられた条件が、CO2排出権のランクが優先か否か、換言すると、CO2排出権のランクが優先か金額が優先かを判定する。ランクが優先の場合(YES)、選定部206は、ステップS404の処理を実行する。ランクが優先でない場合(NO)、換言すると、金額が優先の場合、選定部206は、ステップS405の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS401で受け付けられたランクの条件に従って、ステップS402で抽出したCO2排出権の情報をソート(整列)する。具体的には、選定部206は、条件21が選択されている場合、市場ランクの値が降順となるようにソートし、条件22が選択されている場合、市場ランクの値が昇順となるようにソートし、条件23が選択されている場合、種別ランクの値が降順となるようにソートし、条件24が選択されている場合、種別ランクの値が昇順となるようにソートし、条件25が選択されている場合、総合ランクの値が降順となるようにソートし、条件26が選択されている場合、総合ランクの値が昇順となるようにソートする。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS402で抽出したCO2排出権の情報を、単価を昇順、最大取引量を降順となるようにソートする。具体的には、選定部206は、単価を昇順でソートした後、その実行結果に対しさらに最大取引量を降順でソートする。この結果、単価が同一のCO2排出権が複数ある場合、単価の昇順でソートしたとき単価が同一のCO2排出権が複数並ぶこととなり、さらに最大取引量を降順でソートすることで、単価が同一の複数のCO2排出権は、最大取引量が降順となるようにソートされる。
クレジットA 単価:300円 最大取引量:200
クレジットB 単価:300円 最大取引量:300
クレジットC 単価:300円 最大取引量:100
クレジットD 単価:500円 最大取引量:200
クレジットB 単価:300円 最大取引量:300
クレジットA 単価:300円 最大取引量:200
クレジットC 単価:300円 最大取引量:100
クレジットD 単価:500円 最大取引量:200
情報処理サーバ2の選定部206は、ソートしたCO2排出権の情報の1行目の情報を抽出する。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS406で抽出したCO2排出権で調達可能な調達量(調達可能量)を算出する。具体的には、選定部206は、ステップS405又はステップS406でソートされたCO2排出権の1行目の情報を取得して以下の処理を行う。
(1)必要クレジット量だけが指定されている場合
CO2排出権残量(クレジット残量)の値以下かつ最小取引量以上、最大取引量以下の最大の値を調達量とする。
(2)予算だけが指定されている場合、
予算残額÷単価を四捨五入した値以下かつ最小取引量以上、最大取引量以下の最大の値を調達量とする。
(3)予算及び必要クレジット量のどちらも指定されている場合
上記2つのいずれか小さい値を調達量とする。
「調達量」とは、ソートしたCO2排出権ごとに調達可能なCO2排出権量のことである(図14の「調達量」を参照)。
また、「予算残額」は、指定された「予算額」(図13の予算額1012)から「CO2排出権(クレジット)」の「単価」×「最大取引量」を引いた値である。
具体的には、1件目(ソート後の1番目のCO2排出権)のCO2排出権の予算残額は下記(1)式で表される。
「予算残額」=「指定した予算額」-「単価」×「最大取引量」・・・(1)
また、2件目(ソート後の2番目のCO2排出権)以降のCO2排出権の予算残額は下記(2)式で表される。
「予算残額」=「前の処理(1件目)の予算残額」-「単価」×「最大取引量」・・・(2)
「CO2排出権残量(クレジット残量)」とは、指定された「必要クレジット量」(図13の必要クレジット量1011)から「排出権クレジットレコード」で計算処理した「調達量」を引いた値である。
具体的には、1件目(ソート後の1番目のCO2排出権)のCO2排出権残量は下記(3)式で表される。
「CO2排出権(クレジット残量)」=「入力された必要クレジット量」-「調達量」・・・(3)
また、2件目(ソート後の2番目のCO2排出権)以降のCO2排出権残量は下記(4)式で表される。
「CO2排出権残量(クレジット残量)」=「前の処理(1件目)のクレジット残量」-「調達量」・・・(4)
情報処理サーバ2の選定部206は、予算残額が調達額(調達量×単価)以上であるか否かを判定する。予算残額が調達額以上である場合(YES)、選定部206は、ステップS409の処理を実行する。予算残額が調達額以上でない場合(NO)、選定部206は、ステップS418(図12B)の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS401で受け付けられた条件が、CO2排出権のランクが優先か否か、換言すると、CO2排出権のランクが優先か換言すると、金額が優先かを判定する。ランクが優先の場合(YES)、選定部206は、ステップS410の処理を実行する。ランクが優先でない場合(NO)、換言すると、金額が優先の場合、選定部206は、ステップS411の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、結果を提示する。具体的には、図14のCO2排出権ポートフォリオ1022(一行分)を提示するための情報をユーザ端末3へ送信するよう送信部に指示する。送信部202は、指示に基づいて、図14のCO2排出権ポートフォリオ1022(一行分)を提示するための情報をユーザ端末3へ送信する。送信された情報は、ユーザ端末3の受信部301で受信され、表示装置制御部305により図14に示すCO2排出権ポートフォリオ1022(一行分)が表示装置300Dに表示(提示)される。なお、ステップS410が実行されるごとに、図14に示すCO2排出権ポートフォリオ1022が一行分づつ追加される。
情報処理サーバ2の選定部206は、調達量が最大取引量と異なるか(ノットイコールであるか)否かを判定する。調達量が上記最大取引量と異なる場合(YES)、選定部206は、ステップS412の処理を実行する。調達量が上記最大取引量と異ならない場合(NO)、選定部206は、ステップS410の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS406で抽出したCO2排出権では調達量を満たせないことから、対象を次のCO2排出権に移行するため、次のCO2排出権が存在するか探索する。
情報処理サーバ2の選定部206は、次のCO2排出権が存在する場合(YES)、ステップS414の処理を実行する。次のCO2排出権が存在しない場合(NO)、選定部206は、ステップS416(図12B)の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、次のCO2排出権の行番号の情報をメモリに記憶する。
情報処理サーバ2の選定部206は、参照する1行目のCO2排出権の情報をステップS412で検索した次のCO2排出権の行番号に変更する。その後、選定部206は、ステップS407の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、予算額が調達額の合計を超えているか又は必要クレジット量が調達量の合計を超えているか否かを判定する。予算額が調達額の合計を超えているか又は必要クレジット量が調達量の合計を超えている場合(YES)、選定部206は、ステップS417の処理を実行する。予算額が調達額の合計を超えておらず、必要クレジット量が調達量の合計を超えていない場合(NO)、選定部206は、ステップS420の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、メモリにステップS412で探索した次のCO2排出権の行番号の情報が記憶されているか否かを判定する。記憶されている場合(YES)、選定部206は、ステップS419の処理を実行する。記憶されていない場合(NO)、選定部206は、ステップS418の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、後続データ、換言すると、探索していない次のCO2排出権の情報があるか否かを判定する。後続データが存在する場合(YES)、選定部206は、ステップS406(図12A)の処理を実行する。なお、選定部は、ステップS406を実行する場合、後続データを1行目として取りあつかう。後続データが存在しない場合(NO)、選定部206は、ステップS420の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、参照するCO2排出権の情報をステップS412で探索した次のCO2排出権の行番号に変更する。その後、選定部206は、ステップ407(図12A)の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、合計結果を提示する。具体的には、図14のCO2排出権ポートフォリオの調達合計1023及び調達条件と調達合計との差(条件差異)1024を提示するための情報をユーザ端末3へ送信するよう送信部に指示する。送信部202は、指示に基づいて、図14のCO2排出権ポートフォリオの調達合計1023及び調達条件と調達合計との差(条件差異)1024を提示するための情報をユーザ端末3へ送信する。送信された情報は、ユーザ端末3の受信部301で受信され、表示装置制御部305により図14に示すCO2排出権ポートフォリオの調達合計1023及び調達条件と調達合計との差(条件差異)1024が表示装置300Dに表示(提示)される。
図14は、CO2排出権ポートフォリオ提示画面の一例を示す図である。図14に示す画面では、選定されたCO2排出権のポートフォリオが提示される。図14に示すように、ユーザ端末3の表示装置300Dには、図13で入力した条件(調達条件)2021、調達条件2021に従って選定部206が選定したCO2排出権ポートフォリオ1022、選定したCO2排出権ポートフォリオの調達合計1023、及び調達条件と調達合計との差(条件差異)1024が提示される。
図15は、情報処理システム1のエネルギ調達先選定処理の一例を示すフローチャートである。以下、図15を参照して、情報処理システム1のエネルギ調達先選定処理の一例について説明する。
ユーザは、ユーザ端末3の入力装置300Cを操作して、エネルギの購入先を選定する際の情報(優先条件、例えば、発電種別ランク、排出係数ランク、総合ランク、価格のいずれを優先するかの情報)を入力する。入力装置300Cを操作して入力された情報は、入力受付部304で受け付けられ、送信部302からネットワーク6を介して情報処理サーバ2へ送信される。ユーザ端末3からの情報は、情報処理サーバ2の受信部201で受信される(受け付される)。
情報処理サーバ2の選定部206は、ステップS501で受け付けられた条件が、ランクが優先か否か、換言すると、エネルギのランクが優先か金額が優先かを判定する。ランクが優先の場合(YES)、選定部206は、ステップS503の処理を実行する。ランクが優先でない場合(NO)、換言すると、金額が優先の場合、選定部206は、ステップS504の処理を実行する。
情報処理サーバ2の選定部206は、エネルギ選定用DB7を参照し、ステップS502で受け付けられたランクの条件に従ってエネルギの情報をソートする。具体的には、選定部206は、発電種別ランクが高いエネルギが優先されている場合、発電種別ランクの値が降順となるようにソートし、発電種別ランクが低いエネルギが優先されている場合、発電種別ランクの値が昇順となるようにソートし、排出係数ランクが高いエネルギが優先されている場合、排出係数ランクの値が降順となるようにソートし、排出係数ランクが低いエネルギが優先されている場合、排出係数ランクの値が昇順となるようにソートし、総合ランクが高いエネルギが優先されている場合、総合ランクの値が降順となるようにソートし、総合ランクが低いエネルギが優先されている場合、総合ランクの値が昇順となるようにソートする。
情報処理サーバ2の選定部206は、エネルギ選定用DB7を参照し、エネルギの情報単価を昇順となるようにソートする。
情報処理サーバ2の選定部206は、ソートしたCO2排出権の情報の1行目の情報を抽出する。
情報処理サーバ2の選定部206は、抽出結果を出力する。選定部206が出力した抽出結果の情報は、ネットワーク6を介して送信部202によりユーザ端末3へ送信され、ユーザ端末3の受信部301で受信される。ユーザ端末3の受信部301で受信された抽出結果の情報は、表示装置制御部305により表示装置300Dに表示される。
なお、上記実施形態では、取引市場及びランク・価格の少なくとも一方を指定してCO2排出権の調達先を選定できるように構成されているが(図13参照)、例えば、森林保護、太陽光発電、風力発電、地熱発電、ごみ発電(廃棄物発電)、省エネなどのクレジット種別を指定して、CO2排出権の調達先を選定できるように構成してもよい。この場合、図12AのステップS401で条件を受け付けた後、クレジット種別が指定されていない場合は、ステップS402以降の処理を行い、クレジット種別が指定されている場合は、指定されたCO2排出権を対象にして、ステップS402以降の処理を行うようにしてもよい。なお、他の方法により省エネなどのクレジット種別を指定して、CO2排出権の調達先を選定できるように構成してもよいのはもちろんである。
また、上記実施形態では、企業(テナント)ごとに予測CO2排出量を集計しているが、管理会社がビル一棟を一括して管理していることが多い。このため、ビルごとに予測CO2排出量を集計するようにしてもよい。この場合、図10に示す予測CO2排出量集計画面では、符号1001には、予測CO2排出量が集計された「企業名」ではなく、予測CO2排出量が集計された「ビル名」が表示される。また、集計部210は、指定された企業ではなく、指定されたビルに入居するテナントの予測CO2排出量をビルごとに集計する。
2 情報処理サーバ(情報処理装置)
200A 通信IF
200B 記憶装置
200C CPU
200D バス(BUS)
201 受信部(第1,第2受付部)
202 送信部
203 記憶装置制御部
204 登録部
205 認証部
206 選定部(第1,第2選定部)
207 推定部
208 算出部
209 取得部
210 集計部
3 ユーザ端末
300A 通信IF
300B 記憶装置
300C 入力装置
300D 表示装置
300E CPU
300F バス(BUS)
301 受信部
302 送信部
303 記憶装置制御部
304 入力受付部
305 表示装置制御部
4,5 市場取引サーバ
6 ネットワーク
DB1 ユーザデータベース
DB2 排出量算出用データベース
DB3 天候データベース
DB4 実績CO2排出量格納データベース
DB6 予測CO2排出量格納データベース
DB7 排出権選定用データベース
DB8 エネルギ選定用データベース
Claims (11)
- 二酸化炭素排出権と、前記二酸化炭素排出権の評価とが関連付けられた評価情報を参照し、前記二酸化炭素排出権の評価に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定する第1選定部と、
前記第1選定部により選定された調達先を送信する送信部と、
ユーザのエネルギの使用量を推定する推定部と、
前記推定部で推定されたエネルギの使用量に応じて、前記ユーザの二酸化炭素の排出量を算出する算出部と、を備え、
前記第1選定部は、
前記算出部で算出される二酸化炭素の排出量に応じて、前記調達先から調達する二酸化炭素排出権量を決定し、
前記推定部は、
前記エネルギを使用するユーザの入居先の状態に応じて、ユーザのエネルギの使用量を推定することを特徴とする情報処理装置。 - 前記二酸化炭素排出権の評価は、前記二酸化炭素排出権の取引市場の評価であり、
前記第1選定部は、
前記取引市場の評価に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記二酸化炭素排出権の評価は、前記二酸化炭素排出権の種別の評価であり、
前記第1選定部は、
前記種別の評価に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記第1選定部は、
前記二酸化炭素排出権の価格に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記二酸化炭素排出権を調達する予算を受け付ける第1受付部を備え、
前記第1選定部は、
前記第1受付部で受け付けた予算に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記第1選定部は、
前記二酸化炭素排出権の評価に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先の組み合わせを選定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。 - エネルギと、前記エネルギの評価とが関連付けられた情報を参照し、前記エネルギの評価に応じて、前記エネルギの調達先を選定する第2選定部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記第2選定部は、
前記エネルギの価格に応じて、前記エネルギの調達先を選定することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 調達が必要な二酸化炭素排出権量を受け付ける第2受付部を備え、
前記第1選定部は、
前記第2受付部で受け付けた前記二酸化炭素排出権量内で、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報処理装置。 - 選定部が、二酸化炭素排出権と、前記二酸化炭素排出権の評価とが関連付けられた評価情報を参照し、前記二酸化炭素排出権の評価に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定する工程と、
送信部が、前記選定部により選定された調達先を送信する工程と、
推定部が、ユーザのエネルギの使用量を推定する工程と、
算出部が、前記推定部で推定されたエネルギの使用量に応じて、前記ユーザの二酸化炭素の排出量を算出する工程と、を有し、
前記選定部は、
前記算出部で算出される二酸化炭素の排出量に応じて、前記調達先から調達する二酸化炭素排出権量を決定し、
前記推定部は、
前記エネルギを使用するユーザの入居先の状態に応じて、ユーザのエネルギの使用量を推定することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
二酸化炭素排出権と、前記二酸化炭素排出権の評価とが関連付けられた評価情報を参照し、前記二酸化炭素排出権の評価に応じて、前記二酸化炭素排出権の調達先を選定する選定部、
前記選定部により選定された調達先を送信する送信部、
ユーザのエネルギの使用量を推定する推定部、
前記推定部で推定されたエネルギの使用量に応じて、前記ユーザの二酸化炭素の排出量を算出する算出部、として機能させ、
前記選定部は、
前記算出部で算出される二酸化炭素の排出量に応じて、前記調達先から調達する二酸化炭素排出権量を決定し、
前記推定部は、
前記エネルギを使用するユーザの入居先の状態に応じて、ユーザのエネルギの使用量を推定することを特徴とする情報処理プログラム。
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