JP7013186B2 - カテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、カテーテルに関する。
虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞等)などの疾患を軽減する方法として、患者の腕や太ももの付け根から血管内にバルーンカテーテルを挿入し、血管を通過させて心臓の冠動脈まで到達させ、動脈硬化によって血管の狭くなっている部分(冠動脈狭窄部)をバルーンで押し広げる方法がある。このような場合、バルーンカテーテルは、先立って血管内に配置されるガイドワイヤーに沿って処置部まで到達する。
ところで、冠動脈狭窄部が動脈硬化により完全に閉塞してしまった慢性完全閉塞病変の場合、冠動脈が狭窄部で遮られているので、冠動脈狭窄部へのガイドワイヤーの通過が困難となり、ガイドワイヤーに沿ってバルーンカテーテルを冠動脈狭窄部に導くことができない。そのため、従来から、バルーンカテーテルを冠動脈狭窄部に挿入する前に、あらかじめバルーンカテーテル等とは別の冠動脈貫通用カテーテル(例えば、特許文献1)とガイドワイヤーを使用して、ガイドワイヤーが冠動脈狭窄部に通過できるように冠動脈狭窄部を貫通させ、ガイドワイヤーが冠動脈狭窄部を通過した状態とする。
具体的には、誘導用ガイドワイヤーを血管内に通して先端部を冠動脈狭窄部近傍に至らせ、血管内に大部分が配された誘導用ガイドワイヤーの手元側を冠動脈貫通用カテーテルのラピッドエクスチェンジルーメン(以下、RXルーメンともいう)に通して、カテーテルを血管内で進行させ、カテーテルの先端部を冠動脈狭窄部近傍に至らせる。そして、冠動脈貫通用カテーテルのオーバーザワイヤールーメン(以下、OTWルーメンともいう)内に貫通用ガイドワイヤーを通し、貫通用ガイドワイヤーによって冠動脈狭窄部を突破して、貫通させる。
こうすることによって、冠動脈狭窄部の閉塞部を貫通でき、ガイドワイヤーに沿ってバルーンカテーテルを冠動脈狭窄部に導くことが可能となる。
国際公開第2006/126642号
ここで、冠動脈貫通用カテーテルを誘導用ガイドワイヤーに沿って冠動脈狭窄部近傍に移動させる際に、RXルーメンと誘導用ガイドワイヤーとの摺動抵抗が大きいと、スムーズに冠動脈貫通用カテーテルが移動できない。そのため、施術者からあまり力を入れずに冠動脈狭窄部近傍までカテーテルを至らせたいという要望がある。
また、貫通用ガイドワイヤーを冠動脈狭窄部へ挿入して貫通させる際の負荷によって、貫通用カテーテルに反力が働き、カテーテルが配置箇所から後退してしまうことがある。カテーテルが後退すると、貫通用ガイドワイヤーが冠動脈狭窄部から遠のいてしまうこととなり、有効な貫通操作を行うことが難しくなるおそれがある。そのため、貫通用ガイドワイヤーで施術する際に、カテーテルが配置箇所から移動、特に後退しにくいカテーテルが望まれていた。
ところで、上記の貫通用ガイドワイヤーで冠動脈狭窄部が貫通し、貫通孔が形成された後には、冠動脈貫通用カテーテルをバルーンカテーテルに交換し、当該貫通孔が塞がらないようにバルーンで貫通孔を拡張する必要がある。その際には、血管内に誘導用ガイドワイヤー及び貫通用ガイドワイヤーの少なくとも一方のガイドワイヤーを血管に留置し、冠動脈貫通用カテーテルを血管内から抜去し、バルーンカテーテルを血管内に挿入する必要がある。
しかしながら、冠動脈貫通用カテーテルを血管内から抜去する際に、RXルーメンと誘導用ガイドワイヤーとの摺動抵抗が大きいと、誘導用ガイドワイヤーもカテーテルに追随して冠動脈狭窄部から手元側に後退してしまい、誘導用ガイドワイヤーの位置を冠動脈狭窄部近傍にとどめておくことが困難となるおそれがあった。
そこで、本発明は、貫通用ガイドワイヤーで施術する際又は血管からカテーテルを抜去する際に従来に比べて操作性に優れたカテーテルを提供することを目的とする。
上記した課題を解決する本発明の一つの様相は、カテーテルの略全長に亘る長さを有しカテーテルの基端部側からカテーテルの先端部側に至る第1ルーメンと、カテーテルの先端部側だけにあって全長が前記第1ルーメンよりも短い第2ルーメンを有し、前記第2ルーメンの内壁は、摩擦異方性があって、先端部側から基端部側に荷重をかけた場合の摩擦力と、基端部側から先端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力が相違するカテーテルである。
ここでいう「略全長」とは、全長の85%以上の範囲をいい、全長(100%)も含む。
本様相によれば、カテーテルに対し、先端部側から基端部側に荷重をかけた場合の摩擦力が基端部側から先端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力よりも大きい場合には、例えば、誘導用ガイドワイヤーを第2ルーメンに挿通させ、貫通用ガイドワイヤーを第1ルーメンに挿入して施術する際に、誘導用ガイドワイヤーと第2ルーメンを構成する壁部の間の摩擦力により、カテーテルが配置箇所から後退しにくい。
また、本様相によれば、先端部側から基端部側に荷重をかけた場合の摩擦力が基端部側から先端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力よりも小さい場合には、例えば、第2ルーメンに挿通された誘導用ガイドワイヤーを冠動脈狭窄部付近に留めて置き、カテーテルを誘導用ガイドワイヤーに沿って血管から引き抜く際に、誘導用ガイドワイヤーと第2ルーメンを構成する壁部の間の摩擦力により、カテーテルの移動に伴って誘導用ガイドワイヤーが冠動脈狭窄部から移動することを抑制でき、誘導用ガイドワイヤーが冠動脈狭窄部付近から離れにくくできる。
好ましい様相は、前記第2ルーメンの内壁は、基端部側から先端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力が先端部側から基端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力よりも大きいことである。
本様相によれば、例えば、誘導用ガイドワイヤーを第2ルーメンに挿通させ、貫通用ガイドワイヤーを第1ルーメンに挿入して施術する際に、カテーテルが配置箇所から後退しにくい。
好ましい様相は、前記第2ルーメンを構成する内壁には、前記第2ルーメンの延び方向に対して交差する方向に突出した凸部が設けられていることである。
本様相によれば、摩擦荷重の大きさの制御が容易になる。凸部の突出方向によって、先端部側から基端部側に荷重をかけた場合の摩擦力が基端部側から先端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力よりも大きくしたり、小さくしたりできる。また、凸部の大きさを制御することにより、生じる摩擦力の大きさを調整できる。このような荷重は、典型的にはガイドワイヤーによってかけられる。
より好ましい様相は、前記第2ルーメンの内壁の凸部は、少なくとも前記第2ルーメンの先端部側に設けられていることである。
本様相によれば、例えば、凸部を含む第2ルーメンの内壁が従来のルーメンの内壁の厚みと同程度の場合には、凸部と凸部の間の窪み部分の存在によって、カテーテル先端部分の柔軟性をより高めることができる。また、凸部と凸部の間の窪み部分が内壁の薄い部分となるが、凸部がリブとして機能するので、第2ルーメンの内壁としての剛性を十分に維持できる。
より好ましい様相は、前記第2ルーメンを構成する内壁には、螺旋状の凸条部又は複数の環状の凸条部が形成されており、前記凸条部は、前記凸部が連続的又は間欠的に延びたものであって、かつ、前記凸条部の突出方向の先端面が当該突出方向の基端面に比べて面積が小さいことである。
ここでいう「凸条部の突出方向の先端面」とは、第2ルーメンの長手方向に直交する方向を径方向とすると、径方向における内側の面をいい、「凸条部の突出方向の基端面」とは、凸条部の付け根、すなわち、径方向における外側の面をいう。
本様相によれば、例えば、誘導用ガイドワイヤーを第2ルーメンに挿入した際に、誘導用ガイドワイヤーと第2ルーメンの内壁との単位面積当たりの接触面積を小さくでき、摺動抵抗をより小さくできる。
また、本様相によれば、第2ルーメンを構成する内壁に螺旋状の凸条部又は複数の環状の凸条部が設けられているため、従来に比べて柔軟性を向上できる。
好ましい様相は、螺旋状の凸条部のピッチ又は前記第2ルーメンの延び方向に隣接する環状の凸条部の間隔は、前記第2ルーメンの基端部側より先端部側の方が狭いことである。
本様相によれば、カテーテルの後退を防止する場合により効果的であり、カテーテルのガイドワイヤー等に対する相対移動をより先端側で食い止めることができる。
好ましい様相は、前記第2ルーメンを構成する内壁の一部又は全部は、表面に潤滑層が形成されていることである。
本様相によれば、例えば、誘導用ガイドワイヤーを第2ルーメンに挿入した際に、潤滑層の存在によって誘導用ガイドワイヤーとの摺動抵抗をより低減できる。
本発明の一つの様相は、カテーテルの基端部側から先端部側に延びる第1ルーメンと、前記カテーテルの中間部から先端部側に延びる第2ルーメンを有し、前記第1ルーメンと前記第2ルーメンが並設された重複ルーメン領域と、前記重複ルーメン領域よりも先端部側にあって前記第1ルーメンと前記第2ルーメンのうち前記第2ルーメンのみが存在する単独ルーメン領域を備え、前記第2ルーメンを構成する内壁には、前記第2ルーメンの延び方向に対して交差する方向に突出した螺旋状の凸条部又は複数の環状の凸条部が形成されており、前記第2ルーメンは、前記凸条部によって、前記第2ルーメンの延び方向に対して直交する断面積が先端部側から基端部側に向けて小さくなる部分が2箇所以上存在するカテーテルである。
ここでいう「中間部」とは、所定の方向に対向する端部間の間にあって、端部以外の部分をいう。
ここでいう「単独ルーメン領域」の「単独」とは、第1ルーメンと第2ルーメンのうち第2ルーメンのみが存在することを意味し、3以上のルーメンをもつ場合には、第1ルーメンと第2ルーメン以外のルーメンが存在していても本発明の「単独ルーメン領域」に該当する。
本様相によれば、第2ルーメンは、断面積が先端部側から基端部側に向けて小さくなる部分が複数箇所で存在するため、例えば、誘導用ガイドワイヤーを第2ルーメンに挿通させ、貫通用ガイドワイヤーを第1ルーメンに挿入して施術する際に、誘導用ガイドワイヤーと第2ルーメンの間の摩擦力により、カテーテルが配置箇所から後退しにくい。
好ましい様相は、前記重複ルーメン領域における前記螺旋状の凸条部のピッチ又は前記第2ルーメンの延び方向に隣接する環状の凸条部の間隔は、前記単独ルーメン領域における前記螺旋状の凸条部のピッチ又は隣接する環状の凸条部の間隔よりも大きいことである。
本様相によれば、従来に比べて操作性が向上できる。
好ましい様相は、前記重複ルーメン領域における前記凸条部の突出方向の長さは、5μm以上100μm以下であることである。
本様相によれば、例えば、誘導用ガイドワイヤーを第2ルーメンに挿通したときに、従来に比べて誘導用ガイドワイヤーとの摺動抵抗を低減しつつ、誘導用ガイドワイヤーを挿入する際に凸条部が邪魔になりにくい。
本発明のカテーテルによれば、例えば、貫通用ガイドワイヤーで施術する際又はカテーテルを血管から抜去する際のいずれかで従来に比べて操作性に優れる。
本発明の第1実施形態のカテーテルの斜視図である。 図1のカテーテルの先端側シャフト部付近の拡大図である。 図2の先端側シャフト部の断面斜視図である。 図1の先端側シャフト部の断面図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 図1の基端側シャフト部の断面図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 図1の先端側シャフト部の逆止構造部の斜視図である。 図1のカテーテルを使用した施術方法の一例を表す説明図であり、(a)は誘導用ガイドワイヤーを血管の狭窄部近傍に通した概念図であり、(b)は誘導用ガイドワイヤーに沿ってカテーテルを血管の狭窄部近傍に通した概念図であり、(c)はカテーテルのルーメンを使用して貫通用ガイドワイヤーで血管の狭窄部を貫通している状態を示す概念図である。 本発明の第2実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の縦断面の端面図である。 図8の先端側シャフト部の断面斜視図である。 図8の先端側シャフト部の逆止構造部の斜視図である。 本発明の第3実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の縦断面図である。 図11の先端側シャフト部の断面斜視図である。 図11の先端側シャフト部の逆止構造部の斜視図である。 本発明の第4実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の縦断面の端面図である。 図14の先端側シャフト部の断面斜視図である。 図14の先端側シャフト部の逆止構造部の斜視図である。 本発明の他の実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の断面図である。 本発明の他の実施形態の逆止構造部の斜視図である。 本発明の他の実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の断面図であり、(a)~(c)は各実施形態を表す。 本発明の他の実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の断面図であり、(a),(b)は各実施形態を表す。 本発明の他の実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の断面斜視図であり、(a),(b)は各実施形態を表す。 本発明の他の実施形態のカテーテルの先端側シャフト部の縦断面の端面図であり、(a),(b)は各実施形態を表す。 本発明の他の実施形態の先端側シャフト部の説明図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 本発明の他の実施形態の先端側シャフト部の説明図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は(a)のA-A断面図である。 本発明の他の実施形態の逆止構造部の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、カテーテル1においては、カテーテルハブ3の基端部側を基端部側(手元側)とし、カテーテル本体2の先端部側を先端部側とする。また、カテーテル1の長手方向とは、図1に示されるX軸方向である。
本発明の第1実施形態のカテーテル1は、図7のように、あらかじめ患者の血管302に内配された誘導用ガイドワイヤー200aに沿って患者の血管302内に挿入され、血管302内の狭窄部300に、先端部に屈曲部201が設けられた貫通用ガイドワイヤー200bを貫通させるためのものである。
ここでいう「狭窄部」とは、血管が部分的に腫れ、当該血管の腫れた部分にプラークが付着して狭窄した部分や、血管は腫れていないが血管の表面のプラークが付着して狭窄した部分、血管が腫れたりプラークが溜まったりすることで内皮が肥大して狭窄している部分を含む。
カテーテル1は、図1のように、主要構成部材として、カテーテル本体2と、カテーテルハブ3を備えている。
カテーテル本体2は、いわゆる冠動脈貫通用カテーテルであり、冠動脈狭窄部300でのガイドワイヤー200a,200bの操作性を向上させ、冠動脈狭窄部300に主として貫通用ガイドワイヤー200bを貫通させるためのカテーテルである。
本実施形態のカテーテル本体2は、図2から図5のように、ラピッドエクスチェンジルーメン10(以下、RXルーメン10ともいう)と、オーバーザワイヤールーメン11(以下、OTWルーメン11ともいう)を備えた2ルーメンバイアキシャル型の貫通カテーテルである。すなわち、カテーテル本体2は、図4(a)のように、長手方向Xに延びた少なくとも2つのルーメン10,11を備えており、それらがカテーテル本体2内で平行に並んでいる。
RXルーメン10は、患者の血管302内にあらかじめ配された誘導用ガイドワイヤー200aに沿って、カテーテル本体2の先端部を狭窄部300近傍まで導くためのガイドワイヤールーメンである。
OTWルーメン11は、カテーテル本体2に沿って貫通用ガイドワイヤー200bを狭窄部300まで導くためのガイドワイヤールーメンであり、貫通用ガイドワイヤー200bの他に薬剤の注入等が可能となっている。
OTWルーメン11は、カテーテル本体2の略全長に至る長さをもち、カテーテル本体2の基端部側から先端部又はその近傍に至っている。一方、RXルーメン10は、カテーテル本体2の中間部から先端部側に延びており、全長がOTWルーメン11よりも短い。RXルーメン10の先端は、カテーテル本体2の遠位側最先端から50mm以内の範囲に設けられることが好ましい。
本実施形態のルーメン10,11は、図4(b)のように、いずれも断面形状が円形の空間となっている。ルーメン10,11の断面形状は、円形、楕円形、多角形など必要に応じて選択できる。異なる実施形態においては、カテーテルは、RXルーメン10、OTWルーメン11の他にルーメンを備えていてもよい。
カテーテル本体2は、線状に延びた長尺体であって部分的に二重管構造をしている。特に、カテーテル本体2の手元側からRXルーメン11の手元側までが二重管構造であることが好ましい。
本実施形態のカテーテル本体2は、図4,図5から読み取れるように、第1内側管状部材21と、第2内側管状部材20と、第1外側管状部材22と、第2外側管状部材23と、コアワイヤー25,25を備えている。コアワイヤー25は、カテーテル本体2の強度を補強する部材であり、弾性変形可能なワイヤーや板状体である。異なる実施形態においては、カテーテルはコアワイヤーを備えていなくてもよく、1本または複数本備えていてもよい。
そして、本実施形態のカテーテル本体2は、図3のようにRXルーメン10を構成する第2内側管状部材20に逆止構造部27が設けられており、誘導用ガイドワイヤー200aをRXルーメン10に挿通した状態で誘導用ガイドワイヤー200aと第2内側管状部材20の内壁との間の摩擦抵抗がカテーテル本体2の移動方向によって異なる点を主な特徴の一つとしている。
すなわち、RXルーメン10の内壁は、摩擦異方性があり、RXルーメン10の内壁に基端部側から先端部側の荷重をかけたときの摩擦力と、先端部側から基端部側にRXルーメン10の内壁に荷重をかけたときの摩擦力が相違する。逆止構造部27は、RXルーメン10を構成する内壁に設けられた、RXルーメン11の延び方向に対して交差する方向に突出した凸部である。凸部の先端は、RXルーメン11の延び方向に交差する方向を向くことが好ましい。これにより、逆止構造部27が設けられたRXルーメン11の内壁に、摩擦異方性を付与することができる。
第1内側管状部材21は、図3,図4(b)のように、OTWルーメン11を内部空間としてもち、OTWルーメン11に貫通用ガイドワイヤー200bを挿通可能な樹脂チューブである。
第1内側管状部材21は、基端部側(手元側)から先端部側(遠位側)に向けて連続的又は段階的に硬度が小さくなる筒状体である。また、第1内側管状部材21は、基端部側から先端部側に向かうにつれて剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。あるいは、第1内側管状部材21は、全長に渡って硬度や剛性に変化がなくてもよく、基端部側から先端部側に向けて硬度や剛性が高くなっていたり、部分的に高低が混じっていてもよい。硬度や剛性は、第1内側管状部材21の材料や、外径、肉厚、追加的部材などによって制御することができる。
第2内側管状部材20は、図3のように、RXルーメン10を内部空間としてもち、RXルーメン10に誘導用ガイドワイヤー200aを挿通可能な樹脂チューブである。
第2内側管状部材20は、カテーテル本体2の中間部から先端部側に延び、RXルーメン10を囲む壁面を構成する部材である。
第2内側管状部材20は、壁面形成部材26と、逆止構造部27から構成されている。
壁面形成部材26は、基端部側(手元側)から先端部側(遠位側)に向けて連続的又は段階的に硬度が小さくなる筒状体である。また、壁面形成部材26は、基端部側から先端部側に向かうにつれて連続的又は段階的に剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。異なる実施形態においては、壁面形成部材26に剛性の変化がなくてもよく、基端部側から先端部側に向かうにつれて連続的又は段階的に剛性が大きくなってもよい。
逆止構造部27は、RXルーメン10の内壁に摩擦異方性を持たせ、誘導用ガイドワイヤー200aに対するカテーテル本体2の移動方向によって摩擦抵抗を相違させる部材である。すなわち、本実施形態における逆止構造部27は、RXルーメン10の内壁に基端部側から先端部側の荷重をかけたときの摩擦力が、先端部側から基端部側にRXルーメン10の内壁に荷重をかけたときの摩擦力よりも大きくする部材である。異なる実施形態においては、逆止構造部27は、RXルーメン10の内壁に先端部側から基端部側に荷重をかけたときの摩擦力が、同様に基端部側から先端部側に荷重をかけたときの摩擦力よりも大きくする部材である。
逆止構造部27は、図4のように、RXルーメン10の延び方向Xに複数の凸条部30が所定の間隔を空けて並設されて構成されている。すなわち、RXルーメン10は、逆止構造部27の凸条部30によって狭窄し、長手方向X(延び方向X)に対して直交する断面積が先端部側から基端部側に向けて小さくなる部分が2箇所以上存在する。
凸条部30は、図3のようにRXルーメン10の延び方向Xに対する交差方向に突出した凸部で構成されており、当該凸部が壁面形成部材26の内壁に沿って周方向Cに連続的又は間欠的に延びた環状体である。間欠的とは、環状体が周方向Cに連続しておらず、周方向Cに沿った複数の突起が設けられた状態をいう。
本実施形態の凸条部30は、図4(a)の拡大図のように断面形状が角部に丸みをもった略鈍角三角形状をしており、径方向(長手方向Xに対して直交する方向)において、壁面形成部材26から内側に向かって突出している。凸条部30は、突出方向の基端部側(外側)から先端部側(内側)に向かって断面積が漸次小さくなっており、突出方向の先端面が基端面に比べて面積が小さい。
凸条部30は、図4(a)のように、接続壁部33と、先端側壁部34と、基端側壁部35を備えている。
接続壁部33は、壁面形成部材26の内壁と接続され、壁面形成部材26の内壁に沿って延びた壁部である。
先端側壁部34は、接続壁部33から所定の角度θ1で鋭角に傾斜した傾斜壁部である。
図4(a)の拡大図に示される先端側壁部34の接続壁部33に対する傾斜角度θ1は、10度以上90度未満であることが好ましい。
基端側壁部35は、接続壁部33から所定の角度θ2で傾斜又は直立した壁部であって、長手方向Xにおいて先端側壁部34よりも基端部側に位置する壁部である。
図4(a)の拡大図に示される基端側壁部35の接続壁部33に対する傾斜角度θ2は、傾斜角度θ1超過であって(180-θ1)度未満であることが好ましく、90度以上であることがより好ましい。本実施形態の基端側壁部35の傾斜角度θ2は、90度超過、すなわち、鈍角となっている。
先端側壁部34と基端側壁部35でなす角度は、30度以上60度以下であることが好ましい。
先端側壁部34と基端側壁部35とでなす角部は、面取りされて丸まっている。
本実施形態では、角度θ2が鈍角であるため、先端側壁部34と基端側壁部35とでなす角部は、接続壁部33と基端側壁部35とでなす角部よりも基端部側にある。
先端側壁部34と基端側壁部35とでなす角部の先端が、図3、4で示されるように、基端部側にある場合は、RXルーメン10の内壁に基端部側から先端部側に荷重をかけたときの摩擦力が、同様に先端部側から基端部側に荷重をかけたときの摩擦力よりも大きくなる。一方、先端側壁部34と基端側壁部35とでなす角部の先端が、図11、12で示されるように、先端部側にある場合は、RXルーメン10の内壁に先端部側から基端部側の荷重をかけたときの摩擦力が、同様に基端部側から先端部側に荷重をかけたときの摩擦力よりも大きくなる。
凸条部30の高さ(径方向における接続壁部33から先端側壁部34と基端側壁部35でなす角部までの距離)は、RXルーメン10の最大径の1/2以下であり、5μm以上100μm以下であることが好ましい。
この範囲であれば、誘導用ガイドワイヤー200aが壁面形成部材26に接触することを抑制しつつ、誘導用ガイドワイヤー200aの進行の邪魔になりにくい。
凸条部30は、壁面形成部材26よりも剛性が高いことが好ましく、誘導用ガイドワイヤー200aを摺動させたときに、実質的に変形しないことが好ましい。ここでいう「実質的に変形しない」とは、外見上変形しないことをいい、変形する割合が5%以下であることをいう。
なお、凸条部30は、必ずしも実質的に変形しない構造である必要はなく、凸条部30が弾性の高い材料で構成されていたり、ごく細い外径を有する構造としたりして、ガイドワイヤー200の摺動によって、変形する構成であってもよい。
逆止構造部27の表面の一部又は全部には、図4(a)の拡大図のように、親水性のコーティング剤により潤滑層36が形成されていることが好ましい。
本実施形態の潤滑層36は、逆止構造部27の表面(RXルーメン10への露出面)の全面に形成され、壁面形成部材26と逆止構造部27に跨って形成されている。
潤滑層36は、壁面形成部材26や逆止構造部27よりも潤滑性が高い層であり、ガイドワイヤー200aとRXルーメン10の内壁との間の摺動摩擦を抑制する層である。
第1外側管状部材22は、図3,図4のように、カテーテル本体2の外郭の一部を構成する樹脂成形体であり、第2内側管状部材20及び第1内側管状部材21の外周を覆い、第2内側管状部材20及び第1内側管状部材21を一体化させる部材である。
第1外側管状部材22は、図3のように、径方向に並列した複数の挿着孔40,41を備えている。
挿着孔40,41は、内側管状部材20,21を挿着可能な取付孔であり、長手方向に貫通した貫通孔である。なお、内側管状部材20,21と外側管状部材22は、熱溶着、接着などにより、挿着孔40,41を介さずに一体となっていてもよい。また、内側管状部材の数に応じて挿着孔の数を設定でき、一の挿着孔に複数の内側管状部材が挿着されて一体となっていてもよい。
第1外側管状部材22は、基端部側(手元側)から先端部側(遠位側)に向けて連続的又は段階的に硬度が小さくなる筒状体である。そのため、第1外側管状部材22は、基端部側から先端部側に向かうにつれて剛性が小さくなっており、撓みやすくなっている。
第1外側管状部材22は、その内側面に放射線マーカー45を備えている。
放射線マーカー45は、X線等放射線を用いて患者の血管302内を造影しながら、カテーテル本体2を血管302内に挿入していく際のカテーテル本体2の現在位置を確認するためのマーカーである。具体的には、放射線マーカー45は、X線等の放射線撮影時に放射線を透過しない放射線不透過性を持つ。異なる実施形態では、カテーテルは放射線マーカー45を備えていなくてもよく、1または複数備えていてもよい。また、放射線マーカー45の配置箇所は、第1外側管状部材22に限られず、内側管状部材に設けられていてもよい。
第2外側管状部材23は、図4のように、第1外側管状部材22とともにカテーテル本体2の外郭を構成する樹脂チューブである。第2外側管状部材23は、図5のように、第1内側管状部材21の一部を配置可能な空間を備え、第1内側管状部材21の周囲を囲むように形成されている。
カテーテル本体2は、図2のように、長手方向Xに大きく分けて、先端側シャフト部50と、基端側シャフト部51から構成されている。
先端側シャフト部50は、RXルーメン10及びOTWルーメン11の双方を備えた部分の基端部から先端部までの部分である。
先端側シャフト部50では、第2内側管状部材20の先端部分が第1内側管状部材21の先端部分よりもカテーテル本体2の先端部側に張り出しており、RXルーメン10及びOTWルーメン11のうちRXルーメン10のみが属する第1ルーメン領域55(単独ルーメン領域)と、少なくともRXルーメン10及びOTWルーメン11の双方が属する第2ルーメン領域56(重複ルーメン領域)が存在する。異なる実施形態においては、先端側シャフト部50は、単独ルーメン領域を備えなくてもよい。
第1ルーメン領域55の大部分では、図3のように、第1外側管状部材22の外形形状が先細りしていることが好ましく、第1外側管状部材22の先端側が先細りしていることがより好ましい。第1外側管状部材22が先細りしていることによって、柔軟性が高まり、先に血管302内に配置されているガイドワイヤー200への追従性が高くなる。また、先細りしていることによって先端において、ガイドワイヤー200との段差がより小さくなり、血管302の壁に接して傷つける可能性をより低くすることができる。
ここでいう「第1ルーメン領域55の大部分」とは、第1ルーメン領域55全体の50%超過の領域をいう。
本実施形態では、第1ルーメン領域55における第1外側管状部材22は、基端部側から先端部側に向けて外形面積が漸次小さくなっており、外面がテーパー面57となっている。
テーパー面57は、RXルーメン10を囲むように周方向Cに延びている。
ここでいう第1外側管状部材22の「外形面積」とは、第1外側管状部材22の長手方向Xに対して直交する断面の輪郭の面積をいう。
基端側シャフト部51は、先端側シャフト部50よりも基端部側(手元側)の部分であって、カテーテル本体2の大部分を占める部分である。
基端側シャフト部51は、カテーテル本体2の略全長に亘って設けられており、カテーテル本体2の全長の50%以上95%以下を占めていることが好ましい。
基端側シャフト部51は、図5のように、第2外側管状部材23の内側に第1内側管状部材21が配置されており、第1内側管状部材21の外周面と第2外側管状部材23の内周面との間には、隙間が形成されている。そして、当該隙間には、コアワイヤー25が配されている。
カテーテルハブ3は、図1から読み取れるように、連通孔63と、ワイヤーポート部65と、張出部67,68と、取付部70を備えている。カテーテルハブは必要に応じて種々の形状のものを選択することができる。
連通孔63は、内部に貫通用ガイドワイヤー200bを挿入可能であって、当該ガイドワイヤー200bを先端部側のOTWルーメン11内に導く孔である。連通孔63は、カテーテルハブ3の軸方向Xに貫通した貫通孔であり、ワイヤーポート部65を介して外部とOTWルーメン11を連通させる孔でもある。
ワイヤーポート部65は、連通孔63と連通し、貫通用ガイドワイヤー200bを先端部側に導く空間である。
張出部67,68は、施術者が把持可能な部位であり、カテーテルハブ3の他の部位に対して径方向(内外方向)両外側に張り出した翼状部である。
取付部70は、他の器具等を取り付け可能な部位である。
続いて、カテーテル1の各部位の位置関係について説明する。
先端側シャフト部50は、図3のように、第1外側管状部材22の挿着孔40,41に第2内側管状部材20及び第1内側管状部材21が隙間なく挿着されている。前述の通り、第1外側管状部材22と内側管状部材20,21とは、一体となっており、境目が判然としない状態であってもよい。
逆止構造部27は、壁面形成部材26の内側に位置し、壁面形成部材26とともにRXルーメン10の内壁を構成している。逆止構造部27は、図4のように先端側壁部34が長手方向Xの先端部側を向き、基端側壁部35が長手方向の基端部側を向いている。
そして、先端側シャフト部50のRXルーメン10は、逆止構造部27によって長手方向Xの複数箇所で基端部側から先端部側に向けて絞られた部分が複数形成されている。ここで、「絞られた部分」とは、RXルーメン10の長手方向(軸方向)に垂直な断面が小さくなっている部分をいう。
接続壁部33の一部又は全面は、壁面形成部材26に食い込んで密着していることが好ましい。こうすることで、壁面形成部材26と接続壁部33の間に隙間ができにくく、RXルーメン10に誘導用ガイドワイヤー200aを通す際に誘導用ガイドワイヤー200aが壁面形成部材26と接続壁部33の間に入ることを防止できる。
逆止構造部27は、図6のように、RXルーメン10の延び方向Xに隣接する凸条部30,30の間隔が、先端側領域31と、先端側領域31よりも基端部側に位置する基端側領域32で異なっていることが好ましい。異なる実施形態においては、凸条部30の間隔を同一としたり、ランダムとしたりすることができる。
逆止構造部27は、複数の凸条部30が所定の間隔を空けて長手方向Xに並設されており、各凸条部30が少なくとも周方向Cの成分をもって延びている。
図6に示される先端側領域31で隣接する凸条部30,30の間隔D1は、基端側領域32で隣接する凸条部30,30の間隔D2よりも狭い。すなわち、先端側領域31の凸条部30は、基端側領域32の凸条部30よりも間隔が密に配されている。
基端側領域32の凸条部30,30の間隔D2は、先端側領域31の凸条部30,30の間隔D1以上であって、誘導用ガイドワイヤー200aの最小幅(短径)以下であることが好ましい。
この範囲であれば、誘導用ガイドワイヤー200aが壁面形成部材26に接触することを抑制しつつ、ガイドワイヤー200aの一部が凸条部30の間に入りこむことを防止できる。
続いて、第1実施形態のカテーテル1を用いた施術の一例について簡単に説明する。
図7(a)のように、あらかじめ誘導用ガイドワイヤー200aを患者の血管302内に通しておき、誘導用ガイドワイヤー200aの基端部をRXルーメン10に挿入し、カテーテル本体2の先端部が冠動脈狭窄部300近傍に達するまで血管302内にカテーテル本体2を挿入していく。
このとき、逆止構造部27の凸条部30の端面の一部が誘導用ガイドワイヤー200aに接触しながらカテーテル本体2が相対移動する。すなわち、カテーテル本体2は、誘導用ガイドワイヤー200aに沿って摺動する。
図7(b)のように、カテーテル本体2の先端部が冠動脈狭窄部300近傍に達すると、貫通用ガイドワイヤー200bをカテーテルハブ3の連通孔63からOTWルーメン11に挿入し、冠動脈狭窄部300近傍まで貫通用ガイドワイヤー200bを挿入する。
そして、図7(c)のように、OTWルーメン11に挿入した貫通用ガイドワイヤー200bの屈曲部201で冠動脈狭窄部300を通過させていき、ガイドワイヤー200bを冠動脈狭窄部300に通過させた状態とする。
ここで、貫通用ガイドワイヤー200bの先端部で冠動脈狭窄部300の一部を削って貫通させる際には、冠動脈狭窄部300からの反力によって、カテーテル本体2が手元側に戻ろうとする。しかしながら、カテーテル本体2のRXルーメン10の内壁には逆止構造部27が設けられているので逆止構造部27と誘導用ガイドワイヤー200aの間に摩擦力が働き、カテーテル本体2の冠動脈狭窄部300側から離反する方向の移動が抑制され、カテーテル本体2が手元側に戻りにくくなる。そのため、カテーテル本体2は手元側に移動しにくく、施術者は安定して貫通用ガイドワイヤー200bで冠動脈狭窄部300を通過させることができる。
ガイドワイヤー200bが冠動脈狭窄部300を貫通すると、血管302内に誘導用ガイドワイヤー200aを残し、カテーテル本体2及び貫通用ガイドワイヤー200bを血管302から引き抜く。すなわち、貫通用ガイドワイヤー200bをOTWルーメン11から引き抜き、カテーテル本体2を誘導用ガイドワイヤー200aに対して相対移動させて血管302から引き抜く。そして、必要に応じてバルーンカテーテルを誘導用ガイドワイヤー200aに沿って血管302内に挿入し、冠動脈狭窄部300をバルーンで拡張する。
本実施形態のカテーテル本体2によれば、RXルーメン10の内壁に凸条部30が形成されており、誘導用ガイドワイヤー200aの進路が壁面形成部材26から離されているので、誘導用ガイドワイヤー200aが壁面形成部材26と接触しにくい。そのため、凸条部30を設けない場合に比べて、誘導用ガイドワイヤー200aのRXルーメン10の内壁との接触面積を低減でき、摺動抵抗を抑制できる。
本実施形態のカテーテル本体2によれば、凸条部30が基端部側に向かって斜めに延びており、誘導用ガイドワイヤー200aに対して基端部側に移動する際の摩擦抵抗が先端部側に移動する際の摩擦抵抗に比べて大きいので、貫通用ガイドワイヤー200bで施術する際にカテーテル本体2が誘導用ガイドワイヤー200aに対して相対的に移動しにくく、カテーテル本体2が後退しにくい。そのため、カテーテル本体2が冠動脈狭窄部300から離れにくくできる。
本実施形態のカテーテル本体2によれば、環状の凸条部30が一列に並設されているため、凸条部30,30の間隔を調整しやすい。
続いて、本発明の第2実施形態のカテーテルについて説明する。なお、第1実施形態のカテーテル1と同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
本発明の第2実施形態のカテーテルは、カテーテル本体の逆止構造部の形状が第1実施形態と異なり、図10のように逆止構造部101が一つの凸条部102で構成されている。
凸条部102は、螺旋状に曲げられた線状体であり、基端部側からみて右巻きのコイルばね形状をしている。すなわち、凸条部102は、長手方向Xに立体的に延びた螺旋構造となっている。
凸条部102の断面形状は、第1実施形態の凸条部30と同様、断面形状が角部に丸みをもった略鈍角三角形状をしており、図8のように接続壁部33と、先端側壁部34と、基端側壁部35を備えている。
逆止構造部101は、図8,図9のように、長手方向Xにおいて、凸条部102のピッチが異なる先端側領域103及び基端側領域105を備えている。
先端側領域103は、図8のように第1ルーメン領域55から第2ルーメン領域56に跨って延びる領域であり、基端側領域105よりも凸条部102が密集した領域である。
基端側領域105は、先端側領域103よりも基端側に位置する領域である。
基端側領域105の凸条部102のピッチは、先端側領域103の凸条部102のピッチよりも広く、基端側領域105の凸条部102は、先端側領域103の凸条部102よりも間隔が疎に配されている。
第2実施形態のカテーテルによれば、凸条部102が立体的な螺旋構造をとるので、柔軟性を付加できる。
続いて、本発明の第3実施形態のカテーテルについて説明する。なお、第1実施形態のカテーテルと同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
第3実施形態のカテーテルは、第1実施形態と逆止構造部の構造が異なり、誘導用ガイドワイヤー200aを挿通したときに、カテーテル本体を基端部側に移動する際の摩擦抵抗が先端部側に移動する際の摩擦抵抗に比べて小さい。
第3実施形態の逆止構造部151は、RXルーメン10の内壁に摩擦異方性を持たせる部材であって、RXルーメン10の内壁に基端部側から先端部側の荷重をかけたときの摩擦力が先端部側から基端部側にRXルーメン10の内壁に荷重をかけたときの摩擦力よりも小さくする部材である。
逆止構造部151は、図11,図13のように、RXルーメン10の延び方向Xに複数の凸条部152が所定の間隔を空けて並設され構成されている。
凸条部152は、図12,図13のように、周方向に延びた環状体であって、その断面形状が第1実施形態の凸条部30と同様、略鈍角三角形状をしている。
凸条部152は、接続壁部33と、先端側壁部153と、基端側壁部155を備えている。
先端側壁部153は、接続壁部33から直立又は鈍角に傾斜した壁部である。
図11の拡大図に示される先端側壁部153の接続壁部33に対する傾斜角度θ3は、90度以上180度未満であることが好ましい。
基端側壁部155は、接続壁部33から所定の角度θ4で傾斜した傾斜壁部である。
図11の拡大図に示される基端側壁部155の接続壁部33に対する傾斜角度θ4は、(180-θ3)度以上傾斜角度θ3未満であることが好ましく、90度未満であることがより好ましい。
本実施形態の基端側壁部155の傾斜角度θ4は、鋭角である。
先端側壁部153と基端側壁部155とでなす角度は、30度以上60度以下であることが好ましい。
先端側壁部153と基端側壁部155とでなす角部は、面取りされて丸まっている。
本実施形態では、先端側壁部153と基端側壁部155とでなす角部は、接続壁部33と先端側壁部153とでなす角部よりも先端部側にある。
第3実施形態のカテーテルによれば、誘導用ガイドワイヤー200aをRXルーメン10に挿通したときに、カテーテルを、誘導用ガイドワイヤー200aに対して先端部側に移動する際の摩擦抵抗が基端部側に移動する際の摩擦抵抗に比べて大きい。そのため、RXルーメン10に挿通された誘導用ガイドワイヤー200aを冠動脈狭窄部300に留めて置き、カテーテルを誘導用ガイドワイヤー200aに沿って血管302から引き抜く際に、カテーテルの移動に伴って誘導用ガイドワイヤー200aが冠動脈狭窄部300から追随して移動することを抑制でき、誘導用ガイドワイヤー200aが冠動脈狭窄部300から離れにくくできる。それ故に、カテーテルのみを血管302から抜去しやすい。
続いて、本発明の第4実施形態のカテーテルについて説明する。なお、第1~3実施形態のカテーテルと同様の構成については、同様の符番を付けて説明を省略する。
本発明の第4実施形態のカテーテルは、カテーテル本体の逆止構造部の形状が第3実施形態と異なり、図16のように逆止構造部171が一つの凸条部172で構成されている。
凸条部172は、螺旋状に曲げられた線状体であり、基端部側からみて右巻きのコイルばね形状をしている。すなわち、凸条部172は、長手方向Xに立体的に延びた螺旋構造となっている。
凸条部172の断面形状は、第3実施形態の凸条部152と同様、断面形状が角部に丸みをもった略鈍角三角形状をしており、図14のように接続壁部33と、先端側壁部153と、基端側壁部155を備えている。
逆止構造部171は、図14,図15のように、長手方向Xにおいて、凸条部172のピッチが異なる先端側領域103及び基端側領域105を備えている。
第4実施形態のカテーテルによれば、凸条部172が立体的な螺旋構造をとるので、柔軟性を付加できる。
上記した第1~4実施形態では、RXルーメン10の全体に亘って逆止構造部が配されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。RXルーメン10の一部に逆止構造部が配されていてもよい。すなわち、局所的に逆止構造部が配されていてもよい。例えば、図17のように先端側領域181のみに逆止構造部180が配されていてもよい。
上記した第2,4実施形態では、逆止構造部が一つの凸条部で構成された場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。複数の凸条部をRXルーメン10の長手方向に並べて逆止構造部としてもよい。例えば、図18のように2つの凸条部182a,182bを長手方向に並べてもよい。この場合、先端部側の凸条部182aのピッチを基端部側の凸条部182bのピッチよりも狭くすることが好ましい。
上記した第1,2実施形態では、凸条部30,102の断面形状が、鈍角が基端部側に位置した鈍角三角形状であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、凸条部30の断面形状は、図19(a)のように斜面が先端部側に位置した直角三角形状であってもよいし、図19(b)のように先端部側の角部が丸まった略四角形状であってもよい。また図19(c)のように基端部側にフィンが付いた構造であってもよい。さらに、凸条部30の断面形状は、図20(a)のように鱗状に基端部側に延びた形状であってもよいし、図20(b)のように複数段の凹部をもつ形状であってもよい。すなわち、このような凸状部の断面形状は、本発明に係る凸部の断面形状としても適用可能である。
同様に、上記した第3,4実施形態では、凸条部の断面形状が、鈍角が先端部側に位置した鈍角三角形状であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、凸条部の断面形状は、斜面が基端部側に位置した直角三角形状であってもよいし、基端部側の角部が丸まった略四角形状であってもよい。また先端部側にフィンが付いた構造であってもよい。さらに、凸条部の断面形状は、鱗状に基端部側に延びた形状であってもよいし、複数段の凹部をもつ形状であってもよい。
上記した第1,3実施形態では、逆止構造部は、環状の凸条部が並設されており、各凸条部は、それぞれ独立していたが、本発明はこれに限定されるものではない。隣接する凸条部は、一部で繋がっていてもよい。例えば、図21(a)のように凸条部30,30の接続壁部間が第2接続壁部185で接続されて筒状となっていてもよい。
また、上記した第2,4実施形態では、逆止構造部は、螺旋状の凸条部で構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。ピッチを挟んで隣接する部分は、一部で繋がっていてもよい。例えば、図21(b)のように凸条部102,102の接続壁部間が第2接続壁部186で接続されて筒状となっていてもよい。
上記した実施形態では、凸条部を螺旋状又は環状に配することによって逆止構造部が構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図22(a),図22(b)のように筒状体の内壁に凹部190,192を螺旋状又は環状に形成することによって、相対的に凸条部191,193を形成して逆止構造部としてもよい。
上記した実施形態では、逆止構造部は、凸条部が周方向に連続的に延びていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図23のように逆止構造部27は、凸条部30が周方向に間欠的に延びていてもよい。また、三日月形の基端面を有する凸条部であってもよい。すなわち、本発明に係る凸部を三日月形の基端面を有するものとしてもよい。前述の通り凸部や凸条部の「基端面」とは、凸部や凸条部の「突出方向の基端面」であり、凸部や凸条部の「先端面」とは、凸部や凸条部がルーメンに接する面をいう。
上記した実施形態では、凸条部は周方向成分をもって延びていたが、本発明はこれに限定されるものではない。凸条部は、長手方向に延びていてもよい。この場合、図24のように周方向に複数の凸条部195が周方向に間隔を空けて設けられていることが好ましい。
上記した実施形態では、先端側領域において凸条部の間隔又はピッチを密にすることによって剛性を高めていたが、本発明はこれに限定されるものはない。図25のように先端側領域において幅の広い凸条部196を使用してもよい。
上記した第2,4実施形態では、逆止構造部27は右巻きのコイル形状をしていたが、本発明はこれに限定されるものではない。逆止構造部27は左巻きのコイル形状をしていてもよい。
上記した実施形態では、先端側領域において凸条部を密にし、基端側領域において凸条部を疎にしたが、本発明はこれに限定されるものではない。先端側領域において凸条部を疎にし、基端側領域において凸条部を密にしてもよい。
上記した実施形態では、逆止構造部は、長手方向において、凸条部の間隔が異なる2つの先端側領域と基端側領域に分かれていたが、本発明はこれに限定されるものではない。逆止構造部は、長手方向において、凸条部の間隔が異なる2つ以上の領域に分かれていてもよいし、単一の領域であってもよい。
上記した第2,4実施形態では、一本の凸条部が延びた螺旋構造であったが、本発明はこれに限定されるものではない。複数本の凸条部が平行に延びた複数の螺旋構造であってもよい。
上記した実施形態では、RXルーメン10のみに逆止構造部を設けていたが、本発明はこれに限定されるものではない。OTWルーメン11にも逆止構造部を設けてもよい。
上記した実施形態では、凸条部及び壁面形成部材の表面に潤滑層36を設けていたが、本発明はこれに限定されるものではない。凸条部の表面のみ或いは壁面形成部材の表面のみに潤滑層36を設けてもよいし、潤滑層36を設けなくてもよい。
上記した実施形態では、カテーテルが2つのルーメンをもつ2ルーメンバイアキシャル型の貫通カテーテルの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。カテーテルは、3つ以上のルーメンをもっていてもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加することができる。
1 カテーテル
2 カテーテル本体
10 RXルーメン(第2ルーメン)
11 OTWルーメン(第1ルーメン)
20 第2内側管状部材(第2ルーメン形成壁部)
26 壁面形成部材
27,101,151,181 逆止構造部
30,102,152,182 凸条部(凸部)
36 潤滑層
55 第1ルーメン領域(単独ルーメン領域)
56 第2ルーメン領域(重複ルーメン領域)
200a 誘導用ガイドワイヤー(荷重)
200b 貫通用ガイドワイヤー(荷重)

Claims (9)

  1. 血管の狭窄部を貫通用ガイドワイヤーで貫通させる際に用いられるカテーテルであって、
    カテーテルの略全長に亘る長さを有しカテーテルの基端部側からカテーテルの先端部側に至り、貫通用ガイドワイヤーが挿通される第1ルーメンと、カテーテルの先端部側だけにあって全長が前記第1ルーメンよりも短く、誘導用ガイドワイヤーが挿通される第2ルーメンを有し、
    前記第2ルーメンの内壁は、摩擦異方性があって、基端部側から先端部側に荷重をかけた場合の摩擦力が先端部側から基端部側に前記荷重をかけた場合の摩擦力よりも大きいことを特徴とするカテーテル。
  2. 前記第2ルーメンを構成する内壁には、前記第2ルーメンの延び方向に対して交差する方向に突出した凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記第2ルーメンの内壁の凸部は、少なくとも前記第2ルーメンの先端部側に設けられていることを特徴とする請求項に記載のカテーテル。
  4. 前記第2ルーメンを構成する内壁には、螺旋状の凸条部又は複数の環状の凸条部が形成されており、
    前記凸条部は、前記凸部が連続的又は間欠的に延びたものであって、かつ、前記凸条部の突出方向の先端面が当該突出方向の基端面に比べて面積が小さいことを特徴とする請求項又はに記載のカテーテル。
  5. 螺旋状の凸条部のピッチ又は前記第2ルーメンの延び方向に隣接する環状の凸条部の間隔は、前記第2ルーメンの基端部側より先端部側の方が狭いことを特徴とする請求項に記載のカテーテル。
  6. 前記第2ルーメンを構成する内壁の一部又は全部は、表面に潤滑層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のカテーテル。
  7. 血管の狭窄部を貫通用ガイドワイヤーで貫通させる際に用いられるカテーテルであって、
    カテーテルの基端部側から先端部側に延び貫通用ガイドワイヤーが挿通される第1ルーメンと、前記カテーテルの中間部から先端部側に延び誘導用ガイドワイヤーが挿通される第2ルーメンを有し、
    前記第1ルーメンと前記第2ルーメンが並設された重複ルーメン領域と、前記重複ルーメン領域よりも先端部側にあって前記第1ルーメンと前記第2ルーメンのうち前記第2ルーメンのみが存在する単独ルーメン領域を備え、
    前記第2ルーメンを構成する内壁には、前記第2ルーメンの延び方向に対して交差する方向に突出した螺旋状の凸条部又は複数の環状の凸条部が形成されており、
    前記第2ルーメンは、前記凸条部によって、前記第2ルーメンの延び方向に対して直交する断面積が先端部側から基端部側に向けて小さくなる部分が2箇所以上存在することを特徴とするカテーテル。
  8. 前記重複ルーメン領域における前記螺旋状の凸条部のピッチ又は前記第2ルーメンの延び方向に隣接する環状の凸条部の間隔は、前記単独ルーメン領域における前記螺旋状の凸条部のピッチ又は隣接する環状の凸条部の間隔よりも大きいことを特徴とする請求項に記載のカテーテル。
  9. 前記重複ルーメン領域における前記凸条部の突出方向の長さは、5μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項又はに記載のカテーテル。
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