JP7012348B2 - 臨床検査用検体沈渣容器とこれを用いた検体沈渣方法 - Google Patents

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Description

本発明は、臨床検査に用いる検体沈渣容器、特に子宮頸癌検診に用いる婦人科用剥離具による採取細胞の沈渣に好適な該容器と、これを用いた検体沈渣方法に関する。
子宮頸癌検診等の臨床検査では、液状化検体細胞診として、遠心分離によって保存液から沈渣させた検体細胞をスライドガラスに塗抹して検査試料を作成し、顕微鏡観察による検査を行っている。そして、旧来では、検体細胞の沈渣手段として、遠沈管と称する筒状の容器(例えば、特許文献1)を用い、その内部に収容した保存液に検体細胞を分散させ、遠心分離にかけることで容器内底部に検体細胞を沈積させるのが一般的であった。
しかるに、上記遠沈管を用いる場合、容器内底部の検体沈渣をスポイドで吸い上げて採取し、これをスライドガラス上に滴下し、もう一枚のスライドガラス等で沈渣を薄く拡げるといった面倒な作業が必要であり、とりわけ沈渣量が少ない時には非常に慎重な操作を要して非能率である上、一連の操作過程で相互汚染を生じ易いという問題もあった。
そこで、本出願人は先に、旧来の遠沈管に代わる検体沈渣容器として、両端が開口した筒状の容器本体と、その一端側開口部に嵌着される検体沈渣塗抹用蓋体と、他端側開口部に装着されるキャップとよりなり、検体沈渣塗抹用蓋体が容器本体内に圧嵌させる栓体部の内端に沈渣堆積皿部を備えるものを提案している(特許文献2)。この検体沈渣容器では、一端側開口部を検体沈渣塗抹用蓋体で封止した容器本体内に、検体を分散させた保存液を収容し、その他端側開口部にキャップを装着して旧来の遠沈管と同様に遠心分離にかけるが、遠心分離された検体沈渣が検体沈渣塗抹用蓋体の沈渣堆積皿部に堆積する。従って、遠心分離後に検体沈渣塗抹用蓋体を容器本体から離脱させ、この検体沈渣塗抹用蓋体の沈渣堆積皿部をスライドガラス上に押し付けるだけの簡単な操作で、検査沈渣を該スライドガラス上に的確に塗抹することができ、旧来の遠沈管使用時のように検体沈渣をスポイドで吸い上げてスライドガラス上に滴下して更に薄く拡げるといった面倒な作業を要さず、少ない沈渣量でも全量が確実に沈渣堆積皿部に堆積するために能率よく塗抹操作でき、また操作が簡単で短時間に完了するので相互汚染を生じ難いという利点もある。
一方、近年では、子宮頸癌検診に用いる婦人科用剥離具として、特許文献2でも図示されるように、操作棒(柄)の先端に軟質合成樹脂製ブラシや胞綿体からなる子宮頸部擦過材が離脱可能に嵌着されたものが多用されつつある。このような婦人科用剥離具を用いる場合、子宮頸部擦過材で子宮頸部を擦過して婦人科検体(細胞)を採取後、その子宮頸部擦過材を操作棒から抜き取り、これを旧来の遠沈管や前記提案の検体沈渣容器に入れて保存液に浸し、そのままキャップを装着して遠心分離にかけることにより、該子宮頸部擦過材に付着していた婦人科検体を保存液中に遊離させ、保存液との比重差で沈渣させることになる。
特開2004-271309号公報 特許第6025514号公報
しかしながら、前記の婦人科用剥離具では、婦人科検体の採取後に子宮頸部擦過材を操作棒から抜き取る際、その動きで付着した婦人科検体の一部が脱落し易いため、非常に慎重な操作が要求されるが、操作中に周辺雰囲気からの汚染を生じたり、子宮頸部擦過材を摘むことで相互汚染を生じる懸念もあった。また、上記の婦人科検体の脱落や汚染を防止するために、容器内に子宮頸部擦過材側を挿入し、キャップを利用して該子宮頸部擦過材の基部を容器開口縁で挟み付けた状態で、操作棒を引き抜く手法も紹介されているが、操作的に難しく、手間がかかる上に不手際で操作に失敗することも往々にしてあった。
本発明は、上述の事情に鑑みて、操作棒の先端に子宮頸部擦過材を嵌着した婦人科用剥離具を用いる場合に、婦人科検体の採取後、採取した婦人科検体の脱落や汚染を生じる懸念なく、容易に子宮頸部擦過材を操作棒から抜き取って容器内に確実に収容して検体沈渣を行えると共に、簡単な操作で検査沈渣を該スライドガラス上に的確に塗抹することを可能にする臨床検査用検体沈渣容器と、これを用いた検体沈渣方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る臨床検査用検体沈渣容器は、図面の参照符号を付して示せば、両端が開口した筒状の容器本体1と、その一端側開口部1aに着脱可能に嵌着される検体沈渣塗抹用栓体2と、他端側開口部1bに装着されるキャップ3とから構成され、検体沈渣塗抹用栓体2の内端部に容器本体1内の検体沈渣を堆積させる沈渣堆積皿部21を備え、容器本体1は、周壁部10が指圧によって凹み変形可能な可撓性弾性で且つ透明性の高分子材料よりなることを特徴としている。
請求項2の発明は、上記請求項1の臨床検査用検体沈渣容器において、検体沈渣塗抹用栓体2はゴム製であり、沈渣堆積皿部21が擂鉢状をなすと共に、その擂鉢状の内周面に傾斜方向に沿う複数本のリブ21aが形成されてなるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の臨床検査用検体沈渣容器において、検体沈渣塗抹用栓体2は、外端側にスリーブ22が一体形成され、容器本体1の一端側開口部11に嵌着した状態で、該スリーブ22を外側へ折り返して当該容器本体1の外周面に密着し得るように構成されてなる。
請求項4の発明は、上記請求項1~3のいずれかの臨床検査用検体沈渣容器において、容器本体1は、一端側寄りに括れ部11を有し、該括れ部11から一端側開口部1aまでが厚肉筒部12を形成し、この厚肉筒部12に検体沈渣塗抹用栓体2が嵌入すると共に、沈渣堆積皿部21の外周が該厚肉筒部12の内周に密接するように構成されてなる。
請求項5の発明に係る検体沈渣方法は、上記請求項1~4のいずれかに記載の臨床検査用検体沈渣容器Rと、操作棒40の先端に子宮頸部擦過材41,42が離脱可能に嵌着された婦人科用剥離具4A,4Bとを用い、臨床検査用検体沈渣容器Rの容器本体1の一端側開口部1aに検体沈渣塗抹用栓体2を嵌着した状態で、該容器本体1の他端側開口部1bより婦人科用剥離具4A,4Bを子宮頸部擦過材41,42側から挿入したのち、該容器本体1の中間部を両側から指で摘んで押圧することで、該容器本体1の凹み変形した両側の側壁部10,10間で内側にある子宮頸部擦過材41,42の基部01a,42bを挟み付け、この挟み付け状態で操作棒40を引抜いて該容器本体1内に子宮頸部擦過材41,42を残すと共に、該容器本体1内に注入した検体保存液Lに子宮頸部擦過材41,42を浸漬した上で、キャップ3を装着して容器R内を液密封止し、この臨床検査用検体沈渣容器Rを遠心分離にかけることにより、子宮頸部擦過材41,42に付着していた婦人科検体を保存液L中に遊離させると共に沈降させて検体沈渣塗抹用栓体2の沈渣堆積皿部21に堆積させることを特徴としている。
請求項6の発明は、上記請求項5の検体沈渣方法において、婦人科用剥離具4Aの子宮頸部擦過材41が軟質合成樹脂製ブラシからなるものとしている。
請求項7の発明は、上記請求項5の検体沈渣方法において、婦人科用剥離具4Bの子宮頸部擦過材42が胞綿体42aからなるものとしている。
次に、本発明の効果について図面の参照符号を付して説明する。請求項1の発明に係る臨床検査用検体沈渣容器Rは、両端が開口した筒状の容器本体1と、その一端側開口部1aに嵌着される検体沈渣塗抹用栓体2と、他端側開口部1bに装着されるキャップ3とから構成されるが、容器本体1の周壁部10が指圧によって凹み変形可能な可撓性弾性で且つ透明性の高分子材料よりなるため、操作棒40の先端に子宮頸部擦過材41,42が離脱可能に嵌着された婦人科用剥離具4A,4Bを用いて婦人科検体を採取した場合に、容器本体1の一端側開口部1aに検体沈渣塗抹用栓体2を嵌着した状態で、該容器本体1の他端側開口部1bより婦人科用剥離具4A,4Bを子宮頸部擦過材41,42側から挿入したのち、容器本体1の透明な周壁部10を通して内部の該子宮頸部擦過材41,42を外側から視認しつつ、該容器本体1の中間部を両側から指で摘んで押圧することで、該容器本体1の凹み変形した両側の側壁部10,10間で内側にある子宮頸部擦過材41,42の基部41a,42bを挟み付け、この挟み付け状態で操作棒40を容易に抜き取ることができる。従って、その抜き取り操作時の動きで子宮頸部擦過材41,42に付着した婦人科検体の一部が脱落しても、該検体沈渣容器R内に落ちるだけであるから、検体沈渣量の減少には繋がらず、また脱落検体によって周辺が汚染されることもなく、しかも検体採取後の子宮頸部擦過材41,42を極めて簡単な操作で迅速に該検体沈渣容器R内に取り込むことができるから、操作中に周辺雰囲気からの汚染を生じる懸念は殆どなく、従来のように子宮頸部擦過材を摘むことで相互汚染を生じる恐れもない。
そして、この臨床検査用検体沈渣容器Rでは、検体沈渣塗抹用栓体2の内端部に容器本体1内の検体沈渣を堆積させる沈渣堆積皿部21を備えるから、容器内に注入した保存液に子宮頸部擦過材41,42を浸漬した状態で遠心分離にかけることにより、子宮頸部擦過材41,42に付着していた婦人科検体が保存液L中に遊離して沈降し、その全量が沈渣堆積皿部21に堆積する。従って、遠心分離後にキャップ3を外して保存液Lを排出した上で、容器本体1から検体沈渣塗抹用栓体2を取り外し、その沈渣堆積皿部21をスライドガラスG上に押し付けるだけの簡単な操作で、検査沈渣を該スライドガラスG上に的確に塗抹することができ、旧来の遠沈管使用時のように検体沈渣をスポイドで吸い上げてスライドガラス上に滴下して更に薄く拡げるといった面倒な作業を要さず、少ない沈渣量でも全量が確実に沈渣堆積皿部に堆積するために能率よく塗抹操作できる。
請求項2の発明によれば、検体沈渣塗抹用栓体2はゴム製であり、沈渣堆積皿部21が擂鉢状をなし、その擂鉢状の内周面に傾斜方向に沿う複数本のリブ21aが形成されているから、検体沈渣が堆積した沈渣堆積皿部21をスライドガラスG上に押し付けた際、該沈渣堆積皿部21が拡径する形で、スライドガラスG上に検体沈渣が薄く展開して転着すると共に、該沈渣堆積皿部21をスライドガラスG上から引き離す際、複数本のリブ21aによって吸盤状に吸い付くことが阻止される。
請求項3の発明によれば、検体沈渣塗抹用栓体2を容器本体1の一端側開口部11に嵌着した状態で、外端側のスリーブ22を外側へ折り返して当該容器本体1の外周面に密着させることができるから、該容器本体1の一端側開口部11が確実に液密封止され、遠心分離時の大きな負荷が加わっても液漏れを生じることはない。
請求項4の発明によれば、容器本体1の一端側寄りに括れ部11を有し、該括れ部11から一端側開口部1aまでの厚肉筒部12に検体沈渣塗抹用栓体2が嵌入すると共に、沈渣堆積皿部21の外周が該厚肉筒部12の内周に密接するように構成されているから、既述の操作棒40の先端に子宮頸部擦過材41,42が嵌着された婦人科用剥離具4A,4Bを用いて婦人科検体を採取し、その子宮頸部擦過材41,42を容器内に挿入し、容器本体1の中間部を両側から指で押圧して該子宮頸部擦過材41,42の基部41a,42bを挟み付ける際、厚肉筒部12は変形しにくいため、検体沈渣塗抹用栓体2の嵌入状態が緩んで封止不良を生じる懸念はなく、また沈渣堆積皿部21の外周が括れ部11の内周に密接することで、検体沈渣の全量が確実に該沈渣堆積皿部21に堆積する。
請求項5の発明に係る検体沈渣方法によれば、上記請求項1~4のいずれかに記載の臨床検査用検体沈渣容器Rと、操作棒40の先端に子宮頸部擦過材41,42が離脱可能に嵌着された婦人科用剥離具4A,4Bとを用い、臨床検査用検体沈渣容器Rの容器本体1の一端側開口部1aに検体沈渣塗抹用栓体2を嵌着した状態で、該容器本体1の他端側開口部1bより婦人科用剥離具4A,4Bを子宮頸部擦過材41,42側から挿入したのち、該容器本体1の中間部を両側から指で摘んで押圧することで、該容器本体1の凹み変形した両側の側壁部10,10間で内側にある子宮頸部擦過材41,42の基部41a,42bを挟み付け、この挟み付け状態で操作棒40を容易に抜き取ることができる。従って、その抜き取り操作時の動きで子宮頸部擦過材41,42に付着した婦人科検体の一部が脱落しても、該検体沈渣容器R内に落ちるだけであるから、検体沈渣量の減少には繋がらず、また脱落検体によって周辺が汚染されることもなく、しかも検体採取後の子宮頸部擦過材41,42を極めて簡単な操作で迅速に該検体沈渣容器R内に取り込むことができるから、操作中に周辺雰囲気からの汚染を生じる懸念は殆どなく、従来のように子宮頸部擦過材を摘むことで相互汚染を生じる恐れもない。
かくして操作棒40を抜き取った容器本体1内には子宮頸部擦過材41,42が残るから、該容器本体1内に検体保存液Lを注入して子宮頸部擦過材41,42を浸漬した上で、キャップ3を装着して容器R内を液密封止し、この臨床検査用検体沈渣容器Rを遠心分離にかけることにより、子宮頸部擦過材41,42に付着していた婦人科検体を保存液L中に遊離させると共に沈降させて検体沈渣塗抹用栓体2の沈渣堆積皿部21に堆積させることができる。従って、遠心分離後にキャップ3を外して保存液Lを排出した上で、容器本体1から検体沈渣塗抹用栓体2を取り外し、その沈渣堆積皿部21をスライドガラスG上に押し付けるだけの簡単な操作で、検査沈渣を該スライドガラスG上に的確に塗抹することができ、旧来の遠沈管使用時のように検体沈渣をスポイドで吸い上げてスライドガラス上に滴下して更に薄く拡げるといった面倒な作業を要さず、少ない沈渣量でも全量が確実に沈渣堆積皿部に堆積するために能率よく塗抹操作できる。
なお、婦人科用剥離具としては、請求項7で規定する子宮頸部擦過材41が軟質合成樹脂製ブラシからなるものと、請求項8で規定する子宮頸部擦過材42が胞綿体42aからなるものが好適である。
本発明の一実施形態に係る臨床検査用検体沈渣容器の半縦断正面図である。 同臨床検査用検体沈渣容器の容器本体に対する検体沈渣塗抹用栓体の嵌着操作を示す要部の縦断正面図である。 同検体沈渣塗抹用栓体の斜視図である。 同臨床検査用検体沈渣容器に適用するブラシ型の婦人科用剥離具の先端側を示す斜視図である。 同臨床検査用検体沈渣容器に適用する綿棒型の婦人科用剥離具の先端側を示す斜視図である。 同臨床検査用検体沈渣容器におけるブラシ型の婦人科用剥離具の操作棒抜き取り操作を示す要部縦断正面図である。 同臨床検査用検体沈渣容器に婦人科用剥離具の子宮頸部擦過材を収容した状態を示し、(a)は子宮頸部擦過材が軟質合成樹脂製ブラシである場合の縦断正面図、(b)は子宮頸部擦過材が胞綿体である場合の縦断正面図である。 同検体沈渣塗抹用栓体の沈渣堆積皿部に堆積させた婦人科検体をスライドガラスに塗抹する操作を示し、(a)は押付前の縦断正面図、(b)は押付時の縦断正面図である。
以下に、本発明に係る臨床検査用検体沈渣容器と、これを用いた検体沈渣方法の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示すように、臨床検査用検体沈渣容器Rは、両端が開口した略円筒状の容器本体1と、その一端側開口部1aに着脱可能に嵌着される検体沈渣塗抹用栓体2と、他端側開口部1bに装着されるキャップ3とから構成されている。
容器本体1は、周壁部10が指圧によって凹み変形可能な可撓性弾性で且つ透明性の高分子材料からなり、一端側寄りに括れ部11を有し、該括れ部11から一端側開口部1aへ向けて拡径した厚肉筒部12を形成する一方、他端側よりの外周にフランジ部13が形成され、該フランジ部13から他端側開口部1bに至る外周に雄ねじ14が条設されている。そして、図2で拡大して示すように、括れ部11の内周に環状突縁11aが形成されると共に、厚肉筒部12の先端側外周に周方向に連続する係止段部12aが設けられている。
検体沈渣塗抹用栓体2は、柔軟なゴム製であり、図3でも示すように、略短円柱状の栓本体部20と、該栓本体部20の内端側にラッパ状に突設された沈渣堆積皿部21と、栓体部20の外端側外周から軸方向外側へ延出する薄肉円筒状のスリーブ22とで構成されている。そして、栓本体部20は、外端側に開口した空所部20aを有すると共に、軸方向中間部の外周に環状の段部20bが形成されている。また、沈渣堆積皿部21は、擂鉢状をなし、その擂鉢状の内周面には、傾斜方向に沿う複数本のリブ21aと、深浅方向で等間隔に配置した複数本の低く細い環状凸条21bとが形成されている。更に、スリーブ22の周端縁には係合鍔部22aが形成されている。
図1及び図2に示すように、検体沈渣塗抹用栓体2は、容器本体1の一端側開口部1aから厚肉筒部12内へ栓本体部20を嵌入することにより、その段部20bに容器本体1の開口端縁が係合すると共に、沈渣堆積皿部21の周端縁が容器本体1の内周の環状突縁11aに接当し、該沈渣堆積皿部21の外周が厚肉筒部12の内周に密接する。そして、この嵌入状態において、スリーブ22を図2の矢印で示すように外側へ折り返すことにより、該スリーブ22が同図仮想線で示すように容器本体1の外周面に密着する形で、係合鍔部22aが容器本体1の係止段部12aに係合し、もって当該検体沈渣塗抹用栓体2が容器本体1に抜出不能に係着される。
キャップ3は、硬質合成樹脂成形物からなり、図1で示すように、内周に条設された雌ねじ3aを容器本体1の雄ねじ14に螺合緊締することにより、該容器本体1の他端側開口部1bを閉止するようになっている。なお、キャップ3の内奥にパッキンは介装されていないが、容器本体1が可撓性弾性の高分子材料からなるため、その他端側開口部1bは該キャップ3の装着によって確実に液密封止される。
ここで、容器本体1を構成する高分子材料としては、可撓性弾性で且つ透明性のものであれば特に制約されず、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の一般的なゴム系材料の他、種々の熱可塑性エラストマー(TPE)も包含するが、反発弾性及び耐水性に優れるものが推奨される。
子宮頸癌検診では、婦人科検体の採取のために、例えば図4で示すようなブラシ型の婦人科用剥離具4Aが汎用されているが、図5で示すような綿棒型の婦人科用剥離具4Bも使用されている。前者のブラシ型の婦人科用剥離具4Aは、硬質合成樹脂からなる操作棒40と、軟質合成樹脂ブラシからなる子宮頸部擦過材41との2部材より構成され、操作棒40の先端に設けた細径の突軸部40aを子宮頸部擦過材41の筒状の基部41aに圧入一体化している。その子宮頸部擦過材41は、基端筒部41aと一体の羽根状基板部41bの前面に、多数本の軟質線体からなる刷毛部41cを設けた構造になっている。一方、後者の綿棒型の婦人科用剥離具4Bは、同様の操作棒40と胞綿体42aからなる子宮頸部擦過材42との2部材より構成され、子宮頸部擦過材42の胞綿体42aを止着した軟質合成樹脂からなる筒状の基部42bに操作棒40の先端を圧入一体化している。
既述した本発明の臨床検査用検体沈渣容器Rを子宮頸癌検診の臨床検査に用いる場合、例えばブラシ型の婦人科用剥離具4Aでは、その子宮頸部擦過材41に婦人科検体を付着させたのち、該検体沈渣容器Rの容器本体1の一端側開口部1aに検体沈渣塗抹用栓体2を嵌着した状態で、キャップ3を外した他端側開口部1bを上にして左手で保持し、その他端側開口部1bより右手で保持した婦人科用剥離具4Aを子宮頸部擦過材41側から挿入する。そして、図6で示すように、該容器本体1の中間部を左手の親指FL1と人差指FL2及び中指FL3とで両側から摘んで押圧することにより、該容器本体1の凹み変形した両側の側壁部10,10間で子宮頸部擦過材41の基部41aを挟み付け、この挟み付け状態で右手の親指FR1と人差指FR2及び中指FR3で掴んだ操作棒40を矢印の如く上方へ引くことにより、該操作棒40を子宮頸部擦過材41から抜き取る。なお、図示を省略したが、綿棒型の婦人科用剥離具4Bの場合でも、同様の操作によって操作棒40を子宮頸部擦過材42から抜き取ればよい。
このように本発明の臨床検査用検体沈渣容器Rを用いれば、操作棒40の抜き取り操作時の動きで子宮頸部擦過材41,42に付着した婦人科検体の一部が脱落しても、該検体沈渣容器R内に落ちることになるから、検体沈渣量の減少には繋がらず、また脱落検体による周辺の汚染も回避され、しかも検体採取後の子宮頸部擦過材41,42を極めて簡単な操作で迅速に該検体沈渣容器R内に取り込むことができるから、操作中に周辺雰囲気からの汚染を生じる懸念は殆どなく、従来のように子宮頸部擦過材41,42を摘むことに起因した相互汚染を生じる恐れもない。なお、容器本体1の厚肉筒部12は厚肉で径小の短い筒状であって変形しにくいため、上述のように容器本体1の中間部を指で押圧して該子宮頸部擦過材41,42の基部41a,42bを挟み付ける際、検体沈渣塗抹用栓体2の嵌入状態が緩んで封止不良を生じる懸念はない。
かくして操作棒40を抜き取った容器本体1内には子宮頸部擦過材41,42が残るから、図7(a)(b)で示すように、該容器本体1内に検体保存液Lを注入して子宮頸部擦過材41,42を浸漬した上で、キャップ3を装着して該検体沈渣容器R内を液密封止し、この検体沈渣容器Rを遠心分離にかけることにより、子宮頸部擦過材41,42に付着していた婦人科検体を保存液L中に遊離させると共に沈降させて検体沈渣塗抹用栓体2の沈渣堆積皿部21に堆積させることができる。
この遠心分離後、キャップ3を外して保存液Lを排出した上で、容器本体1から検体沈渣塗抹用栓体2を取り外す。その取り外しにおいては、該検体沈渣塗抹用栓体2の折り返していたスリーブ22を容器本体1の外周から引き剥がして反転させることで、その係合鍔部22aが容器本体1の係止段部12aから離脱するから、次いで栓体部20を容器本体1の厚肉筒部12から簡単に抜出でき、操作的に極めて容易である。
容器本体1から抜き取った検体沈渣塗抹用栓体2は、図8(a)で示すように沈渣堆積皿部21を下向きにしてスライドガラスG上に当接させ、次いで図8(b)で示すように押し付けるだけの簡単な操作により、該沈渣堆積皿部21に堆積していた検体沈渣(婦人科検体=採取細胞)を該スライドガラスG上に的確に塗抹することができる。従って、旧来の遠沈管使用時のように検体沈渣をスポイドで吸い上げてスライドガラス上に滴下して更に薄く拡げるといった面倒な作業を要さず、少ない沈渣量でも全量が確実に沈渣堆積皿部に堆積するために能率よく塗抹操作できる。
なお、沈渣堆積皿部21は擂鉢状をなすが、図8(b)の如くスライドガラスG上に押し付けた際、傾斜方向に沿うリブ21aによって内外の通気が確保されるため、吸盤のように該スライドガラスGに吸い付くことなく、容易に該スライドガラスGから離脱できる。また、沈渣堆積皿部21の擂鉢状の内面には複数本の低く細い環状凸条21bを有するから、スライドガラスGへの塗抹のために該沈渣堆積皿部21を下向きにしても、堆積した検体沈渣の流れ落ちが回避される。
本発明の臨床検査用検体沈渣容器Rにおける検体沈渣塗抹用栓体2としては、上記実施形態では外側へ折り返して容器本体1に係合させるスリーブ22を有するものを例示したが、該スリーブ22を有さずに、栓体部20の圧入による摩擦力とゴム材料の弾発力で容器本体1に保持させるものや、容器本体1の内周と栓体部20の外周との間の凹凸嵌合部(例えは、周方向の凸条と溝の嵌合等)によって容器本体1保持させるものも採用可能である。また、本発明では、容器本体1、検体沈渣塗抹用栓体2、キャップ3の細部形状等、細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。一方、本発明に適用する婦人科用剥離具としては、例示したブラシ型及び綿棒型のものに限らず、操作棒と子宮頸部擦過材とが着脱可能に連結する構造であればよい。また、ブラシ型の婦人科用剥離具としても、ブラシ形状が種々異なるものを適用対象とできる。
1 容器本体
1a 一端側開口部
1b 他端側開口部
10 周壁部
11 括れ部
12 厚肉筒部
2 検体沈渣塗抹用栓体
20 栓体部
21 沈渣堆積皿部
21a リブ
22 スリーブ
3 キャップ
4A ブラシ型の婦人科用剥離具
4B 綿棒型の婦人科用剥離具
40 操作棒
41,42 子宮頸部擦過材
42a 胞綿体
G スライドガラス
L 保存液
R 臨床検査用検体沈渣容器

Claims (7)

  1. 両端が開口した筒状の容器本体と、その一端側開口部に着脱可能に嵌着される検体沈渣塗抹用栓体と、他端側開口部に装着されるキャップとから構成され、前記検体沈渣塗抹用栓体の内端部に容器本体内の検体沈渣を堆積させる沈渣堆積皿部を備え、
    前記容器本体は、周壁部が指圧によって凹み変形可能な可撓性弾性で且つ透明性の高分子材料よりなることを特徴とする臨床検査用検体沈渣容器。
  2. 前記検体沈渣塗抹用栓体はゴム製であり、前記沈渣堆積皿部が擂鉢状をなすと共に、その擂鉢状の内周面に傾斜方向に沿う複数本のリブが形成されてなる請求項1に記載の臨床検査用検体沈渣容器。
  3. 前記検体沈渣塗抹用栓体は、外端側にスリーブが一体形成され、前記容器本体の一端側開口部に嵌着した状態で、該スリーブを外側へ折り返して当該容器本体の外周面に密着し得るように構成されてなる請求項1又は2に記載の臨床検査用検体沈渣容器。
  4. 前記容器本体は、一端側寄りに括れ部を有し、該括れ部から一端側開口部までが厚肉筒部を形成し、この厚肉筒部に前記検体沈渣塗抹用栓体が嵌入すると共に、前記沈渣堆積皿部の外周が該厚肉筒部の内周に密接するように構成されてなる請求項1~3のいずれかに記載の臨床検査用検体沈渣容器。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の臨床検査用検体沈渣容器と、操作棒の先端に子宮頸部擦過材が離脱可能に嵌着された婦人科用剥離具とを用い、
    床検査用検体沈渣容器の容器本体の一端側開口部に前記検体沈渣塗抹用栓体を嵌着した状態で、該容器本体の他端側開口部より婦人科用剥離具を子宮頸部擦過材側から挿入したのち、
    該容器本体の中間部を両側から指で摘んで押圧することで、該容器本体の凹み変形した両側の側壁部間で内側にある子宮頸部擦過材の基部を挟み付け、この挟み付け状態で前記操作棒を引抜いて該容器本体内に子宮頸部擦過材を残すと共に、
    該容器本体内に注入した検体保存液に子宮頸部擦過材を浸漬した上で、前記キャップを装着して容器内を液密封止し、
    この臨床検査用検体沈渣容器を遠心分離にかけることにより、子宮頸部擦過材に付着していた婦人科検体を保存液中に遊離させると共に沈降させて前記検体沈渣塗抹用栓体の沈渣堆積皿部に堆積させることを特徴とする検体沈渣方法。
  6. 前記婦人科用剥離具の子宮頸部擦過材が軟質合成樹脂製ブラシからなる請求項5に記載の検体沈渣方法。
  7. 前記婦人科用剥離具の子宮頸部擦過材が胞綿体からなる請求項5に記載の検体沈渣方法。
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