JP7011167B2 - スチレン樹脂の製造方法 - Google Patents
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Description
MT≧-3×ln(MFR)+12 ・・・(α)
4≦tanδ(ω=0.01(rad/s))/tanδ(ω=100(rad/s))≦20・・・(β)
スチレン系樹脂核粒子を水性媒体中に分散させる分散工程と、
上記水性媒体中に、スチレン系単量体及び重合開始剤を添加し、実質的に上記スチレン系単量体の重合が進行しない温度で、上記スチレン系樹脂核粒子に上記スチレン系単量体及び上記重合開始剤を含浸させる含浸工程と、
上記水性媒体を昇温して、上記スチレン系樹脂核粒子中で上記スチレン系単量体の重合を開始させる重合開始工程と、
上記水性媒体に上記スチレン系単量体を追加添加して上記スチレン系樹脂核粒子に上記スチレン系単量体を含浸させつつ、上記スチレン系樹脂核粒子中の上記スチレン系単量体をグラフト重合させる追加含浸重合工程と、を有し、
上記含浸工程における上記スチレン系単量体の添加量が、上記スチレン系樹脂核粒子100質量部に対して10~200質量部であり、
上記追加含浸重合工程における上記スチレン系単量体の添加量が、上記スチレン系樹脂核粒子100質量部に対して50~700質量部であり、
上記追加含浸重合工程前に、上記核粒子中に含浸させた上記スチレン系単量体の重合を進行させて上記核粒子中の上記スチレン系単量体の含有量を10質量%以下にし、
上記追加含浸重合工程においては、上記スチレン系樹脂核粒子中の上記スチレン系単量体の含有量を10質量%以下に維持しながら上記スチレン系単量体を添加すると共に、連鎖移動剤の存在下で上記スチレン系単量体を重合させ、
上記重合開始剤の総添加量に対する上記連鎖移動剤の総添加量の比が0.1~0.6である、スチレン系樹脂の製造方法にある。
分散工程においては、スチレン系樹脂核粒子を水性媒体中に分散させる。スチレン系樹脂核粒子のことを、以下適宜「核粒子」という。核粒子の水性媒体への分散方法は、特に限定されず、例えば、核粒子と共に水性媒体に、懸濁剤、界面活性剤を添加して混合することができる。
核粒子は、スチレン系樹脂を含有する。核粒子中のスチレン系樹脂は、通常、直鎖状のポリマー鎖を有するものを用いることができるが、分岐鎖を含んでいてもよい。スチレン系核粒子は、スチレン系樹脂以外の樹脂を含んでもよいが、核粒子中のスチレン系樹脂の含有量は、70質量%以上であることが好ましく、85質量%以上であることがより好ましく、実質的な樹脂成分がスチレン系樹脂であることが更に好ましい。
水性媒体としては、通常、脱イオン水等の水を用いることができる。核粒子が溶解しない限り、水性媒体はアルコールなどの水溶性有機溶剤を含んでいてもよい。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤が挙げられる。これらの中でも、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びノニオン性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1つを有することが好ましい。具体的には、アルキルスルホン酸塩(例えば、ドデシルスルホン酸ナトリウム)、アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)、ポリオキシアルキルエーテルリン酸エステル、アルキルジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート、高級アルコール、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂肪酸塩等が挙げられる。界面活性剤は1種類を用いてもよいし、2種類以上を用いてもよい。
分散工程においては、界面活性剤と共に電解質を水性媒体中に添加することができる。電解質としては、塩化リチウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等を用いることができる。
懸濁剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン等の親水性高分子;第三リン酸カルシウム、硝酸マグネシウム、ピロリン酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、酸化アルミニウム、タルク、カオリン、ベントナイト等の難水溶性無機塩が挙げられる。懸濁剤は、1種類を用いてもよいし、2種類以上を用いてもよい。親水性高分子及び難水溶性無機塩のうち、いずれか一方を用いてもよいし、両方を用いてもよい。懸濁剤として難水溶性無機塩を使用する場合には、アルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のアニオン性界面活性剤を併用することが好ましい。
含浸工程においては、分散工程後の水性媒体中に、スチレン系単量体及び重合開始剤を添加し、実質的にスチレン系単量体の重合が進行しない温度で、核粒子にスチレン系単量体及び重合開始剤を含浸させる。重合開始剤をスチレン系単量体と共に核粒子に含浸させることにより、核粒子中に重合開始剤を十分に含浸させることができる。分散工程後の水性媒体中には、核粒子の他に、必要に応じて添加される懸濁剤や界面活性剤などが含まれる。重合開始剤は、例えば有機過酸化物であり、少なくとも有機過酸化物を含むことが好ましい。実質的にスチレン系単量体の重合が進行しない温度とは、重合開始剤(具体的には、有機過酸化物)が実質的に分解しない温度である。
重合開始剤としては、通常、少なくとも有機過酸化物が用いられる。有機過酸化物以外の重合開始剤を併用してもよい。
水性媒体の温度30℃における酸素濃度は4mg/L以上であることが好ましい。水性媒体中の酸素は、水性媒体中での重合禁止剤として機能しており、細粒の発生を阻害する。したがって、水性媒体中の酸素濃度が高いほど、スチレン系樹脂の収率が向上する。細粒の発生をより抑制する観点から、温度30℃における酸素濃度は5mg/L以上であることがより好ましい。また、水性媒体に、例えば亜硝酸ナトリウムのような水溶性の重合禁止剤を30~200質量ppm添加することによっても、細粒発生を抑制することができる。
重合開始工程では、含浸工程後の水性媒体を昇温して、上記スチレン系樹脂核粒子中で上記スチレン系単量体の重合を開始させる。含浸工程後の水性媒体には、重合開始剤とスチレン系単量体が含浸された核粒子が分散されている。重合開始工程における水性媒体の温度の昇温により、スチレン系単量体の重合が開始される。
追加含浸重合工程においては、重合開始工程後の水性媒体にスチレン系単量体を追加添加する。そして、核粒子にスチレン系単量体を含浸させつつ、核粒子中のスチレン系単量体をスチレン系樹脂のポリマー鎖にグラフト重合させる。つまり追加含浸重合工程では、重合開始工程を経て、内部でスチレン系単量体の重合が始まっている核粒子を含む水性媒体中に、スチレン系単量体を追加して添加し、核粒子にスチレン系単量体を含浸させて重合させる。
追加含浸工程においては、連鎖移動剤の存在下でスチレン系単量体を重合させる。連鎖移動剤は、重合時の反応場において、ポリマー鎖の生長末端ラジカル、ポリマー鎖上のラジカル、スチレン系単量体ラジカル、開始剤ラジカル等のラジカル反応性分子の連鎖移動反応を引き起こす分子である。連鎖移動剤としては、例えばα-メチルスチレンダイマー(以下、適宜「α-MSD」と記す)、n-オクチルメルカプタン、t-ノニルメルカプタン、n-ドデシルメルカプタン、t-ドデシルメルカプタン、フェニルチオール、シクロヘキサンチオール、4,4‘-チオビスベンゼンチオール、トリメチロールプロパントリス(3-メルカプトプロピオナート)、ペンタエリトリトールテトラキス(3-メルカプトプロピオナート)、4-メチルベンゼンチオール、3-メルカプトプロピオン酸イソオクチル、1,8-ジメルカプト-3,6-ジオキサオクタン、ブロモトリクロロメタン、四塩化炭素、1,4-ナフトキノン、2,4-ジフェニル-4-メチル-1-ペンテン、ペンタフェニルエタン等を用いることができる。臭気が少なく、着色のないスチレン系樹脂を得られるため、α-メチルスチレンダイマーを用いることが好ましい。
(I)分散工程前に核粒子に連鎖移動剤を含有させておく方法。
(II)含浸工程において、核粒子に連鎖移動剤を含浸させる方法。
(III)重合開始工程において核粒子に連鎖移動剤を含浸させる方法。
(IV)追加含浸工程において核粒子に連鎖移動剤を含浸させる方法。
追加含浸重合工程の温度条件は特に制限されないが、水素引抜反応を生じ易くする観点から、追加含浸重合工程における水性媒体の温度は、(T1/2-10)℃~(T1/2+20)℃であることが好ましく、(T1/2-5)℃~(T1/2+10)℃であることがより好ましい。追加含浸重合工程における水性媒体の温度は、上記範囲内であれば一定でもよく、徐々に上昇させるなど変化させてもよい。
追加含浸重合工程後には、例えば粒子状の多分岐型スチレン系樹脂が得られる。粒子状とは、球状、扁球状、長球状、楕円体状、外観上、これらに近い形状などが含まれる。追加含浸工程後には、多分岐型スチレン系樹脂中に残存するスチレン系単量体を重合させる残留モノマー重合工程を行うことができる。また、追加含浸重合工程後又は残留モノマー重合工程後に、多分岐型スチレン系樹脂に付着した懸濁剤、界面活性剤等を水で洗浄する洗浄工程を行うことができる。また、追加含浸重合工程後、残留モノマー重合工程、又は洗浄工程後に、多分岐型スチレン系樹脂の表面に、例えば帯電防止剤のような機能性成分を被覆する被覆工程を行うことができる。残留モノマー重合工程、洗浄工程、被覆工程は、選択的に行われる工程である。
高分岐型スチレン系樹脂は、GPC-MALS法により求められる、重量平均分子量Mw’が100万以上、数平均分子量Mn’に対するZ平均分子量Mz’の比Mz’/Mn’が7以上であり、スチレン1000単位あたりの分岐度Bm,1000が0.2以上であることが好ましい。このような高分岐型スチレン系樹脂は、高分子量でありながらも、従来の分岐状のスチレン系樹脂よりも、分子鎖中に多くの長鎖分岐鎖が存在する。また、従来の方法により製造された分岐状のスチレン系樹脂は高分子量の分子鎖中に多くの長鎖分岐鎖が存在する傾向にあるが、本発明の製造方法により製造された高分岐型スチレン系樹脂においては比較的低分子量の分子鎖中にも多くの長鎖分岐鎖が存在しているものと考えられる。なお、本明細書においては、絶対分子量をプライム記号「’」を付けて表し、相対分子量をプライム記号を付けずに表す。つまり、重量平均分子量Mw’、数平均分子量Mn’、Z平均分子量Mz’は、いずれも絶対分子量であり、重量平均分子量Mw、数平均分子量Mn、Z平均分子量Mzは、いずれも直鎖ポリスチレン換算の相対分子量である。
スチレン系樹脂を、テトラヒドロフラン等の溶媒に溶解してスチレン系樹脂溶液を調製し、スチレン系樹脂溶液をGPC測定にかけると、分子サイズが大きいポリマーほど先に溶出することから、分子サイズにより分けられる。引き続き、分けられたスチレン系樹脂溶液をMALS測定にかけることにより、分子サイズにより分けられたスチレン系樹脂の重量平均分子量Mw’及び分子サイズに相当する二乗平均回転半径<Rg2>を算出することができる。
n0:溶媒の屈折率
dn/dc:屈折率の濃度増分
λ0:真空中での入射光の波長
NA:アボガドロ数
c:サンプル濃度(g/mL)
R(θ):過剰散乱のレイリー比
Mw’:重量平均分子量(g/mole)
P(θ):干渉因子
P(θ)=(1-2{(4π/λ)sin(θ/2)}2<Rg2>/3!+・・・)
λ:測定系における波長 λ0/n0
<Rg2>:二乗平均回転半径
A2:第二ビリアル係数
dy/dx:回帰直線の初期勾配
平均分子量Mz’は、スチレン系樹脂の絶対分子量である。
一方、既知の分子量を有する直鎖ポリスチレンを標準物質として、GPC法により求められる数平均分子量Mn、重量平均分子量Mw、Z平均分子量Mzは、スチレン系樹脂の相対分子量である。
(製造例1)
撹拌装置を備えた内容積が1m3のオートクレーブに、脱イオン水350kg、懸濁剤として第三リン酸カルシウム(太平化学産業社製、20.5%スラリー)2.1kg、界面活性剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(10%水溶液)0.158kg、ドデシルジフェニルエーテルスルホン酸二ナトリウム(花王社製、ペレックスSSH 10%水溶液)0.053kg、電解質として酢酸ナトリウム0.535kgを投入した。
[分散工程]
撹拌装置を備えた内容積が1.5m3のオートクレーブに、脱イオン水410kg、ピロリン酸ナトリウム2.56kg、硝酸マグネシウム6.39kgを供給し、塩交換によりオートクレーブ内で懸濁剤としてのピロリン酸マグネシウムを合成した。界面活性剤としてアルキルスルホン酸ナトリウム(花王社製、ラテムルPS、40%水溶液)0.128kg、核粒子として製造例1で得られたスチレン系樹脂粒子(核粒子)78.2kgをオートクレーブに供給した後、オートクレーブ内の気相部を窒素置換した。具体的には窒素によりオートクレーブ内を0.3MPa(G)まで加圧し、その後オートクレーブ内の圧力が大気圧になるまでオートクレーブ内の気体を放出した。
次いで、50rpmで撹拌しながら、80℃まで昇温した。80℃に到達後、撹拌回転数を100rpmに変更し、脱イオン水82kg、アルキルスルホン酸ナトリウム(花王社製、ラテムルPS、40%水溶液)0.166kg、スチレン(スチレン系単量体)27.6kg、重合開始剤としてt-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキシルモノカーボネート(日油社製、パーブチルE;BE、10時間半減期温度T1/299.0℃)1.54kg、連鎖移動剤としてα-メチルスチレンダイマー(日油株式会社製、ノフマーMSD)0.22kgの混合物をホモジナイザーにより乳化液に調製し、乳化液をオートクレーブ内に供給した。その後、オートクレーブ内を0.1MPa(G)になるまで窒素で加圧し、80℃で15分保持した。
その後、内容物を100rpmで撹拌しながら、1時間かけて105℃まで昇温した。
105℃到達後、内容物を100rpmで撹拌しながら、7時間30分保持した。オートクレーブ内の温度が105℃に到達時から7時間30分かけて、スチレン(スチレン系単量体)354.3kgを0.87kg/分の割合でオートクレーブ内に連続的に添加した。なお、スチレンの添加に当たっては、上記添加条件、重合に用いた重合開始剤の化学的特性、及び重合温度から計算したスチレンの重合速度をもとにシミュレーションを行い、スチレンの添加中の核粒子中のスチレン含有量が10質量%以下となるようにスチレンを追加添加した。
追加含浸重合工程後、内容物を100rpmで撹拌しながら、水性媒体を120℃まで2時間かけて昇温し、120℃で3時間保持することで未反応のスチレン系単量体を重合させた。
残留モノマー重合工程後、内容物を100rpmで撹拌しながら、6時間かけて水性媒体を35℃まで冷却した。
オートクレーブ内を冷却後、オートクレーブから取り出したスチレン系樹脂粒子を希硝酸で洗浄して樹脂粒子表面に付着した懸濁剤を溶解除去した後、水洗を行い、さらに遠心分離機で脱水した。帯電防止剤としてのポリオキシエチレンラウリルエーテル0.01質量部(スチレン系樹脂100質量部に対する値)で被覆後、気流乾燥機により樹脂粒子表面の水分を除去した。
重合開始剤の量を1.54kgから2.43kg、連鎖移動剤の量を0.22kgから0.88kgに変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
重合開始剤の量を1.54kgから3.06kg、連鎖移動剤の量を0.22kgから1.15kgに変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
重合開始剤をt-ヘキシルパーオキシベンゾエート(日油社製、パーヘキシルZ;HZ、10時間半減期温度T1/2:99.4℃)1.62kg、連鎖移動剤の量を0.22kgから0.88kgに変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
重合開始剤をt-ヘキシルパーオキシベンゾエート(日油社製、パーブチルZ;TBPB、10時間半減期温度T1/2:104.3℃)1.62kg、連鎖移動剤の量を0.22kgから0.88kg、追加含浸重合工程の温度を105℃から110℃に変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
含浸工程において、スチレン系単量体及び重合開始剤に分岐化剤(多官能性単量体)としてジビニルベンゼン11gを混合した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
核粒子の量を78.2kgから55.2kg、含浸工程におけるスチレン系単量体の量を27.6kgから22.1kg、追加含浸重合工程におけるスチレン系単量体の量を354.3kgから382.8kgに変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
核粒子の量を78.2kgから105.8kg、含浸工程におけるスチレン系単量体の量を27.6kgから41.4kg、追加含浸重合工程におけるスチレン系単量体の量を354.3kgから312.9kgに変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
連鎖移動剤の種類をα-メチルスチレンダイマーからn-オクチルメルカプタン(花王社製、チオカルコール08)に変更した以外は実施例3と同様にスチレン系樹脂を作製した。
連鎖移動剤を添加する工程を含浸工程から追加含浸重合工程に変更した以外は実施例3と同様にスチレン系樹脂を作製した。具体的には、連鎖移動剤はスチレン系単量体と均一に混合して追加含浸重合工程にて添加した。
連鎖移動剤の量を0.22kgから0.09kgに変更した以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
実施例1とは、以下の点を変更した。具体的には、分散工程において、核粒子の供給量を105kgに変更した。含浸工程の温度を75℃に変更し、75℃に到達後に添加するスチレンの量を53kgに変更し、重合開始剤を過酸化ベンゾイル(日油社製 ナイパーBW、水希釈粉体品、純度75質量%;BPO、10時間半減期温度T1/2:73.6℃)1.79kg、及びt-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキシルモノカーボネート(日油社製、パーブチルE;BE、10時間半減期温度T1/2:99.0℃)0.18kgに変更し、多官能性単量体(つまり、分岐化剤)としてジビニルベンゼン11gを添加した乳化液をオートクレーブ内に供給した。連鎖移動剤は用いていない。その後、75℃で2時間保持した。75℃で2時間保持した後、温度はそのままにして2時間30分かけてスチレン321kgとジビニルベンゼン89gの混合物を2.1kg/分の割合で連続的に添加した。スチレン系単量体の追加添加開始時、添加開始から1.5時間経過時、追加添加終了時のそれぞれにおいて、後述する方法によりスチレン系樹脂粒子中のスチレン含有量を測定したところ、核粒子中のスチレン含有量は、追加添加開始時は8質量%、添加開始から1.5時間経過時は58質量%、追加添加終了時は66質量%であった。次いで、2時間かけて108℃まで昇温し、20分かけて112℃まで昇温し、2時間かけて125℃まで昇温した。その後、125℃で1時間30分保持し、6時間かけて35℃まで冷却した。なお、これらの工程は、75℃到達時までは内容物を50rpm、それ以降は100rpmで撹拌しつつ行った。
追加含浸重合工程における温度を105℃から95℃に変更した以外は比較例1に同様にスチレン系樹脂を作製した。
含浸工程において、スチレン系単量体及び重合開始剤に多官能性単量体(つまり、分岐化剤)としてジビニルベンゼン11gを混合し、連鎖移動剤を用いていないこと以外は比較例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
核粒子の量を78.2kgから55.2kg、重合開始剤の量を4.87kg、追加含浸重合工程におけるスチレン系単量体の量を354.3kgから377.3kgに変更し、連鎖移動剤を用いていないこと以外は実施例1と同様にスチレン系樹脂を作製した。
連鎖移動剤の量を0.88kgから1.76kgに変更した以外は実施例2と同様にスチレン系樹脂を作製した。
下記方法にて実施例及び比較例のスチレン系樹脂の物性を測定した。その結果を後述の表1~表3に示す。
残留オリゴマー量は、残留するスチレンダイマーとスチレントリマーとの合計量である。まず、スチレン系樹脂約0.1gを精秤し、テトラヒドロフラン10mlに溶解させ、23℃のn-ヘプタン約250ml中に滴下して樹脂を析出させた。樹脂を濾別した濾液をガスクロマトグラフ質量分析計で測定した。なお、テクノベル製小型二軸押出機を用いて、スクリュー回転数50rpm、樹脂温度200℃の条件で混練したものを測定用試料として用いた。ガスクロマトグラフ質量分析の測定条件は次の通りである。
使用機器:島津製作所社製ガスクロマトグラフ質量分析計GC/MS-QP5050A
カラム:J&W Scientific社製DB-5MS、0.25mm×30m(固定相:5%ジフェニル-95%ジメチル-ポリシロキサン)
キャリアガス:ヘリウム、カラム流量1.6ml/min
試料注入量:1μL
東洋精機社製キャピログラフ1Dにより、温度200℃、せん断速度100sec-1におけるスチレン系樹脂の溶融粘度を測定した。測定には内径1mm、長さ10mmのオリフィスを用いた。得られたスチレン系樹脂から無作為に採取した5つの測定用試料に対して溶融粘度の測定を行い、それらの測定値の算術平均値をスチレン系樹脂の溶融粘度とした。
東洋精機社製キャピログラフ1Dにより、温度200℃におけるスチレン系樹脂の溶融張力を測定した。測定には内径2.095mm、長さ8mmのオリフィスを用いた。ピストン降下速度10mm/分にてオリフィスからストランド状に押出された溶融状態の樹脂を、荷重測定部を通して引取り速度5m/分にて引取り、荷重を測定した。なお、得られたスチレン系樹脂を均質化するために、東洋精機社製ラボプラストミルを用いて行い、スクリュー回転数50rpm、樹脂温度200℃の条件で混練したものを測定用試料として用いた。なお、スチレン系樹脂の溶融張力が高すぎて単体では溶融張力が測定できない場合には、得られたスチレン系樹脂にPSジャパン製ポリスチレン「680」をそれぞれ75質量%、50質量%の割合で混練したものを測定試料として用いてそれらの溶融張力を測定し、外挿することにより「680」の配合量が0のときの溶融張力を求め、その値をスチレン系樹脂の溶融張力とした。
スチレン系樹脂1gを精秤して、テトラヒドロフラン30mlを加え、温度23℃で24時間浸漬後、5時間振とうし、静置した。次いで上澄みをデカンテーションにより取り除き、再度テトラヒドロフラン10mlを加えて静置し、上澄みをデカンテーションにより取り除いた後、温度23℃で24時間乾燥させた。乾燥後の重量を求め、次式によりTHF不溶分を求めた。
THF不溶分(%)=[乾燥後の不溶分重量/試料の重量]×100
直鎖ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法により、スチレン系樹脂の数平均分子量(Mn)、重量平均分子量(Mw)、Z平均分子量(Mz)を測定した。具体的には、東ソー社製のHLC-8320GPC EcoSECを用いて、溶離液:テトラヒドロフラン(THF)、流量:0.6ml/分、試料濃度:0.1wt%という条件で測定した。カラムとしては、TSKguardcolumn SuperH-H×1本、TSK-GEL SuperHM-H×2本を直列に接続して用いた。すなわち、スチレン系樹脂をテトラヒドロフラン(THF)に溶解させ、GPCで分子量を測定した。そして、測定値を標準ポリスチレン(直鎖)で校正して、スチレン系樹脂の数平均分子量Mn、重量平均分子量Mw、Z平均分子量Mzをそれぞれ求めた。
GPC-MALS法により、スチレン系樹脂の数平均分子量Mn’、重量平均分子量Mw’、Z平均分子量Mz’を測定した。具体的には、島津製作所社製Prominence LC-20AD(2HGE)/WSシステム、Wyatt Technology社製の多角度光散乱検出器 DAWN HELEOS IIを用いて、溶離液:テトラヒドロフラン(THF)、流量:1.0ml/minという条件で測定した。カラムとしては、東ソー社製TSKgel HHR-H×1本、TSKgel GMHHR×2本、を直列に接続して用いた。測定の解析は、Wyatt社の解析ソフト ASTRAにより行い、スチレン系樹脂の数平均分子量Mn’、重量平均分子量Mw’、Z平均分子量Mz’を求めた。屈折率の濃度増分dn/dcには0.185ml/gの値を用いて解析を行った。
分岐状スチレン系樹脂の回転半径(Rb)の二乗と直鎖状スチレン系樹脂の回転半径(Rl)の二乗の比を収縮因子gとして、分岐度Bm,w、分岐度Bm,1000を求めた。本解析ではスチレン系樹脂を3本鎖分岐と仮定して分岐度を求めた。直鎖ポリスチレンとしては、製造例1で得られたスチレン系樹脂のデータを用いた。
各実施例及び比較例と同条件で、スチレン系樹脂の製造を開始し、追加含浸重合工程開始時、追加含浸重合工程開始から3時間目、追加含浸重合工程終了時のそれぞれの系において、反応器の温度を10分以内に30℃まで冷却し、重合中のスチレン系樹脂粒子を取り出した。次いで、スチレン系樹脂粒子をN,N-ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解させた。溶解物についてのガスクロマトグラフィー(GC)により、スチレン系樹脂粒子中の残存スチレンを定量して、追加含浸重合工程開始時、追加含浸重合工程開始時から3時間目、及び追加含浸重合工程終了時の核粒子中のスチレン系単量体の含有量を確認した。定量は、検量線で校正することにより行った。その結果、シミュレーションによる核粒子中のスチレン系単量体の含有量と、実測した核粒子中のスチレン系単量体の含有量とが一致していることを確認した。また、追加含浸重合工程開始時、追加含浸重合工程開始時から3時間目、及び追加含浸重合工程終了時の核粒子中のスチレン系単量体の含有量の算術平均値を求めた。
使用機器:島津製作所製のガスクロマトグラフGC-9A
カラム充填剤:
〔液相名〕PEG-20M
〔液相含浸率〕25質量%
〔担体粒度〕60/80メッシュ
〔担体処理方法〕AW-DMCS(水洗、焼成、酸処理、シラン処理)
カラム材質:内径3mm、長さ3000mmのガラスカラム
キャリアガス:N2
検出器:FID(水素炎イオン化検出器)
定量:内部標準法
Claims (5)
- 分岐構造を有するスチレン系樹脂の製造方法であって、
スチレン系樹脂核粒子を水性媒体中に分散させる分散工程と、
上記水性媒体中に、スチレン系単量体及び重合開始剤を添加し、実質的に上記スチレン系単量体の重合が進行しない温度で、上記スチレン系樹脂核粒子に上記スチレン系単量体及び上記重合開始剤を含浸させる含浸工程と、
上記水性媒体を昇温して、上記スチレン系樹脂核粒子中で上記スチレン系単量体の重合を開始させる重合開始工程と、
上記水性媒体に上記スチレン系単量体を追加添加して上記スチレン系樹脂核粒子に上記スチレン系単量体を含浸させつつ、上記スチレン系樹脂核粒子中の上記スチレン系単量体をグラフト重合させる追加含浸重合工程と、を有し、
上記含浸工程における上記スチレン系単量体の添加量が、上記スチレン系樹脂核粒子100質量部に対して10~200質量部であり、
上記追加含浸重合工程における上記スチレン系単量体の添加量が、上記スチレン系樹脂核粒子100質量部に対して50~700質量部であり、
上記追加含浸重合工程前に、上記核粒子中に含浸させた上記スチレン系単量体の重合を進行させて上記核粒子中の上記スチレン系単量体の含有量を10質量%以下にし、
上記追加含浸重合工程においては、上記スチレン系樹脂核粒子中の上記スチレン系単量体の含有量を10質量%以下に維持しながら上記スチレン系単量体を添加すると共に、連鎖移動剤の存在下で上記スチレン系単量体を重合させ、
上記重合開始剤の総添加量に対する上記連鎖移動剤の総添加量の比が0.1~0.6である、スチレン系樹脂の製造方法。 - 上記重合開始剤の10時間半減期温度T1/2が85~120℃であり、上記含浸工程における上記水性媒体の温度が70℃以上(T1/2-15)℃以下であり、上記追加含浸重合工程における上記水性媒体の温度が(T1/2-10)℃以上(T1/2+20)℃以下である、請求項1に記載のスチレン系樹脂の製造方法。
- 上記含浸工程において上記スチレン系樹脂核粒子に上記連鎖移動剤を含浸させる、請求項1又は2に記載のスチレン系樹脂の製造方法。
- 上記分散工程における上記スチレン系樹脂核粒子の平均粒子径が0.3~1.2mmである、請求項1~3のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂の製造方法。
- 上記連鎖移動剤がα-メチルスチレンダイマーである、請求項1~4のいずれか1項に記載のスチレン系樹脂の製造方法。
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