JP7011094B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観品質の低下を抑制し、さらにヒンジを簡素化及び小型化することができる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、キーボードを搭載した第1筐体と、ディスプレイを搭載した第2筐体と、第1筐体と第2筐体とを相対的に回動可能に連結し、トルク機構部を有する第1ヒンジと、第1筐体及び第2筐体の端部と隣接する第3筐体と、第3筐体を第1筐体に対して相対的に回動可能に連結する第2ヒンジと、第1端部が第2筐体に固定され、第2端部が第3筐体に固定されることで、第1筐体と第2筐体とが第1の角度姿勢から0度姿勢に向かって回動された場合に第3筐体を第2筐体によって牽引させる牽引部材と、を備える。【選択図】図6A

Description

本発明は、複数の筐体を連結した電子機器に関する。
特許文献1、2には、キーボード装置を搭載した第1筐体及びディスプレイを搭載した第2筐体に加えて、さらにバッテリ装置を搭載した第3筐体を備えた構成が開示されている。
特開2012-173878号公報 特開2013-062864号公報
上記特許文献1の構成では、第1筐体及び第2筐体がいずれも第3筐体に対して相対的に回動可能に連結されている。つまり第3筐体は、実質的に第1筐体と第2筐体との間のヒンジ筐体として機能している。このため、この構成では、第2筐体を開いた際、ディスプレイ下のベゼルが外観上に大きく露出し、外観品質が低下する。また、この構成では、各筐体間を連結する2つのヒンジのそれぞれにトルク機構部を設けなければ、第2筐体(ディスプレイ)を通常のノート型PCのように安定して開いておくことができない。このため、この構成では、ヒンジ及びその周辺部の構造が複雑化及び大型化し、外観品質も一層低下する。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、外観品質の低下を抑制し、さらにヒンジを簡素化及び小型化することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電子機器は、キーボードを搭載した第1筐体と、ディスプレイを搭載した第2筐体と、前記第1筐体と前記第2筐体とを、互いに面方向で重なるように配置される0度姿勢と、互いの面方向が直交する90度姿勢を越えた第1の角度姿勢との間で相対的に回動可能に連結する第1ヒンジと、前記第1ヒンジに設けられ、前記第1筐体と前記第2筐体との間の回動に所定の回転トルクを付与するトルク機構部と、前記第1筐体及び前記第2筐体の端部と隣接し、前記0度姿勢時に前記第1筐体及び前記第2筐体の端部から突出した姿勢で配置される第3筐体と、前記第3筐体を前記第1筐体に対して相対的に回動可能に連結する第2ヒンジと、第1端部が前記第2筐体に固定され、第2端部が前記第3筐体に固定されることで、前記第1筐体と前記第2筐体とが前記第1の角度姿勢から前記0度姿勢に向かって回動された場合に前記第3筐体を前記第2筐体によって牽引させる牽引部材と、を備える。
本発明の一態様によれば、外観品質の低下を抑制し、さらにヒンジを簡素化及び小型化することができる。
図1は、一実施形態に係る電子機器の斜視図である。 図2は、第1筐体と第2筐体とを閉じて0度姿勢とした状態での斜視図である。 図3Aは、0度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面図である。 図3Bは、135度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面図である。 図3Cは、180度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面図である。 図4Aは、0度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面断面図である。 図4Bは、135度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面断面図である。 図4Cは、180度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面断面図である。 図5は、0度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を下方から見た斜視図である。 図6Aは、牽引部材と交差する位置で0度姿勢の電子機器を切断した模式的な側面断面図である。 図6Bは、図6Aに示す電子機器を135度姿勢とした状態での模式的な側面断面図である。 図7は、0度姿勢での各筐体の連結部分及びその周辺部を上方から見た斜視図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器10の斜視図である。図1に示すように、電子機器10は、第1筐体11と、第2筐体12と、第3筐体13とを備える。第2筐体12及び第3筐体13は、それぞれ第1筐体11と相対的に回動可能に連結されている。電子機器10は、第1筐体11と第2筐体12とが一般的なクラムシェル型のノート型PCの外観を構成し、第3筐体13がこのノート型PCのデバイス収容部兼スタンドとして機能する。
図2は、第1筐体11と第2筐体12とを閉じて0度姿勢とした状態での斜視図である。以下では、特に説明する場合を除き、電子機器10について、図2に示す0度姿勢における各筐体11~13の奥行き方向を前後、幅方向を左右、厚み方向を上下、と呼んで説明する。これらの方向は説明の便宜上のものであり、実際の方向は電子機器10の使用時や収納時の姿勢によって変化し、或いは視認する方向によっても変化する。
先ず、各筐体11~13の全体構成を説明する。
図3A、図3B及び図3Cは、それぞれ0度姿勢、135度姿勢、及び180度姿勢での各筐体11~13の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面図である。第1筐体11と第2筐体12とは、互いに面方向で重なるように配置される0度姿勢(図2及び図3A参照)から、互いの面方向が直交する90度姿勢を越えて、互いに面方向と垂直する方向に並んで平板状に配置される180度姿勢(図3C参照)まで相対的に回動可能である。第3筐体13は、第1筐体11に対して回動する第2筐体12によって押され、或いは引き寄せられることで第1筐体11に対して相対的に回動する。図1及び図3Bは、第1筐体11と第2筐体12との間を135度姿勢とした状態を示している。この場合、第2筐体12と第3筐体13との間は、例えば105度となり、第1筐体11と第3筐体13との間は、例えば120度となる。
第1筐体11は、薄い箱状の筐体である。第1筐体11の表面11a(0度姿勢時には上面)には、キーボード装置14やタッチパッド16が露出している。第1筐体11は、表面11aにタッチパネル式のディスプレイを設置し、これにソフトウェア式のキーボード装置を表示してもよい。第1筐体11の内部には、CPUやメモリを実装したマザーボード17(図4A参照)やバッテリ装置等が収容されている。
第2筐体12は、第1筐体11よりもさらに薄い箱状の筐体である。第2筐体12の表面12a(0度姿勢時には下面)には、ディスプレイ20が露出している。ディスプレイ20は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイであり、制御基板20aによって表示が制御される(図4A参照)。ディスプレイ20の周囲は枠状のベゼル21で囲まれている。ベゼル21の四辺のうち、図1に示す角度姿勢時に上側に位置する部分(上ベゼル21a)には、カメラやマイク等のサブデバイス22が設置されている。ベゼル21は、第2筐体12の表面12aを覆うカバーガラスで兼用されてもよい。
第3筐体13は、筐体11,12よりも厚く、前後方向寸法が短い箱状の筐体である。第3筐体13の板厚は、例えば筐体11,12の板厚の合計値と略同一である(図3A参照)。第3筐体13は、0度姿勢時に各筐体11,12の後端部11b,12bから後方に突出した姿勢となる。第3筐体13は、主に2つの機能を有する。第1の機能は、ディスプレイ20の制御基板20a、スピーカー23、及びアンテナ等を収容するデバイス収容部としての機能である。第2の機能は、第2筐体12を第1筐体11から開いて当該電子機器10を使用する際のスタンドとしての機能である。
次に、各筐体11~13の連結部分及びその周辺部の具体的な構成を説明する。
図4A、図4B、及び図4Cは、それぞれ0度姿勢、135度姿勢、及び180度姿勢での各筐体11~13の連結部分及びその周辺部を拡大した模式的な側面断面図である。図4A~図4Cは、ヒンジ24,25と交差する位置で筐体11~13を切断した構造を模式的に示す。図5は、0度姿勢での各筐体11~13の連結部分及びその周辺部を前斜め下方から見た斜視図であり、第1筐体11の下面を構成するカバー部材を取り外して第1筐体11の内部構造を模式的に図示したものである。
図4A~図5に示すように、第1筐体11及び第2筐体12は、互いの後端部11b,12b同士が第1ヒンジ24を用いて相対的に回動可能に連結されている。第1筐体11及び第3筐体13は、互いの後端部11bと前端部13aとが第2ヒンジ25を用いて相対的に回動可能に連結されている。なお、第2筐体12及び第3筐体13は、ヒンジによる直接的な連結はされていないが、相互間に牽引部材26や配線部材27等が亘っている。
図4A~図5に示すように、第1ヒンジ24は、第1ヒンジ軸24aと、第1ブラケット24bと、トルク機構部24cとを有する。本実施形態の第1ヒンジ24は、左右一対で設置され(図1参照)、互いに左右対称構造である。
第1ヒンジ軸24aは、筐体11,12間の回動軸となる金属シャフトである。第1ブラケット24bは、第1ヒンジ24の第1筐体11に対する取付用の金属プレートであり、第1筐体11に固定される。トルク機構部24cは、第1ヒンジ24による筐体11,12間の回動に所定の回転トルクを付与する機構である。
第1ヒンジ軸24aは、一端部が第2筐体12の軸受に回転不能に嵌合され、他端部が第1ブラケット24bの軸受に相対回転可能に挿通される。さらに第1ヒンジ軸24aの他端部は、トルク機構部24cに挿通される。トルク機構部24cは、例えば第1ヒンジ軸24aが貫通する複数枚の金属ディスクを第1ヒンジ軸24aの軸方向に積層し、各ディスク間の摺動抵抗によって第1ヒンジ軸24aと第1ブラケット24bとの間に所定の回転トルクを付与するものである。これによりトルク機構部24cは、第1ヒンジ軸24aと第1ブラケット24bとの間の相対回転、つまり筐体11,12間の相対的な回動動にトルク機構部24cによる所定の回転トルクを付与する。
図3A~図3B及び図5に示すように、第1筐体11の後端部11bの左右両端には、それぞれ半円柱形状の突出部11cが設けられている(図1も参照)。各突出部11cは、後端部11bの中央部よりも後方に張り出した部分である。左右の突出部11c,11c間の隙間には、第2筐体12の後端部12bに設けられた顎状のヒンジ筐体12cが相対移動可能な状態で挿入されている(図7も参照)。ヒンジ筐体12cは、第2筐体12の表面14aから直交するように略L字状に突出している。
各第1ヒンジ24は、第1ヒンジ軸24a及びトルク機構部24cが各突出部11cに設置される。第1ヒンジ軸24aは、突出部11cの内向きの側端面を通過してヒンジ筐体12cに挿入され、固定される。これにより第1ヒンジ24は、第1筐体11と第2筐体12との間を連結している。
図4A~図5に示すように、第2ヒンジ25は、第2ヒンジ軸25aと、第2ブラケット25bとを有する。第2ヒンジ25は、左右一対で設置され(図1参照)、互いに左右対称構造である。
第2ヒンジ軸25aは、筐体11,13間の回動軸となる金属シャフトである。第2ブラケット25bは、第2ヒンジ25の第1筐体11に対する取付用の金属プレートであり、第1筐体11に固定される。
第2ヒンジ25は、第2ヒンジ軸25aと第2ブラケット25bとが一体に形成されている。第2ヒンジ軸25aの一端部は、第3筐体13の軸受13bに相対回転可能に挿入される(図5参照)。第2ヒンジ軸25aの他端部は、第2ブラケット25bと一体である。
第2ヒンジ25は、第1ヒンジ24のように、筐体11,13間の回動に回転トルクを発生させるための意図的なトルク機構部、つまり機械的或いは構造的なトルク発生のための機構を有していない。このため、第2ヒンジ軸25aと第3筐体13の軸受13bとの間は、実質的に回転トルクがない状態で相対回転する。その結果、図5からも明らかな通り、第2ヒンジ25は、トルク機構部24cを持つ第1ヒンジ24に比べて、構造の簡素化及び小型化が図られている。
但し、第2筐体12を開き、後述するように牽引部材26が撓みを生じた場合(例えば図6B参照)、第3筐体13はこの撓み分だけがたつきを生じ得る。このため、電子機器10は、第2筐体12をある程度以上に開いた状態で持ち上げると、第3筐体13ががたつき分だけ動いてしまう。この点につき、実際の製品では、第2ヒンジ軸25aと軸受13bとの間には、部材間の摺動抵抗に起因した回転トルクは当然生じ得る。この摺動抵抗による回転トルクは第1ヒンジ24のトルク機構部24cが発生するトルクに比べて微小である。しかしながら、この摺動抵抗による回転トルク、さらには第3筐体13と筐体11,12との間に通されている配線による抵抗等の効果もあり、第3筐体13が製品品質を損なうほどの自由ながたつきを生じることは抑えられている。さらに、第2ヒンジ軸25aの外周面にダンパーグリス等の潤滑剤を塗布し、第2ヒンジ軸25aの回転に微小な回転トルクを付与する構成としてもよい。そうすると、第3筐体13のがたつきを一層抑制することができる。勿論、グリスが第2ヒンジ25の構造の簡素化及び小型化に悪影響を及ぼすことはない。
図3A~図5に示すように、第3筐体13の前端部13aには、前方に突出した側面視略ブーメラン形状のアーム部13cが設けられている。軸受13b(第2ヒンジ軸25a)は、アーム部13cの先端部に配置されている。アーム部13cは、第3筐体13の第1筐体11に対する連結アームとして機能し、さらには第2ヒンジ25のヒンジ筐体としても機能する。アーム部13cは、第2筐体12のヒンジ筐体30と上下にオーバーラップする位置に設けられており、前端部13aの左右両端部よりも前方に突出している。アーム部13cは、第1筐体11の左右の突出部11c,11c間の隙間に相対移動可能な状態で挿入されている(図5参照)。
各第2ヒンジ25は、第2ヒンジ軸25aが各突出部11cの近傍に設置される。第2ヒンジ軸25aは、突出部11cの内向きの側端面を通過してアーム部13cに挿入され、軸受13bで支持される。これにより第2ヒンジ25は、第1筐体11と第3筐体13との間を相対的に回動可能に連結している。
このように第3筐体13のアーム部13cは、第2筐体12のヒンジ筐体12cと上下にオーバーラップしている。ここで、図4Aに示すように、第2ヒンジ軸25aの軸中心は、第1ヒンジ軸24aの軸中心に対して、第1筐体11の前後方向で前方であって、且つ第1筐体11の上下方向で下方となる位置に配置されている。
ところで、上記の通り、第2ヒンジ25はトルク機構部を持たない。このため、第3筐体13は、第1筐体11に対しては回転トルクなしに回動し、第2筐体12に対しては回転トルクなしに旋回するように相対移動する。そこで、当該電子機器10は、第2筐体12と第3筐体13との間に、牽引部材26と、ロック部28とを備える。
図6Aは、牽引部材と交差する位置で0度姿勢の電子機器を切断した模式的な側面断面図である。図6Bは、図6Aに示す電子機器を135度姿勢とした状態での模式的な側面断面図である。図7は、0度姿勢での各筐体11~13の連結部分及びその周辺部を後斜め上方から見た斜視図である。
図6A及び図6Bに示すように、牽引部材26は、第2筐体12と第3筐体13との間に亘って延在したシート状或いはワイヤ状の部材である。本実施形態の牽引部材26は、ステンレス等の金属で形成された薄く可撓性を有する帯状のシート状部材であり、例えば左右一対設けられている(図2参照)。牽引部材26は、実質的に伸縮性がない部材である。牽引部材26は、伸縮性を持った部材でもよい。但し、このような牽引部材26は、第2筐体12が第1筐体11に対して135度姿勢から0度姿勢に向かう方向に回動された際、90度姿勢と0度姿勢との間にあるいずれかの角度(例えば40度姿勢)では伸び切った状態となることが好ましい。これにより伸縮性を持った牽引部材26でも第3筐体13を第2筐体12によって円滑に牽引することができる。また伸縮性を持った牽引部材26が0度よりも大きな角度(例えば上記した40度姿勢)で伸び切った状態となることで、40度を通過して0度に向かう際、牽引部材26が収縮する反力が筐体12,13間に作用する。このため、40度を過ぎた後、0度までの第3筐体13の回動が一層円滑となる。さらに、牽引部材26が0度姿勢時に第3筐体13を第2筐体12側に引き寄せる効果も得られ、第3筐体13の姿勢が安定する。
牽引部材26の第1端部26aは、第2筐体12の後端部12b(ヒンジ筐体12c)に形成された後向きの開口部を通して第2筐体12内に挿入され、例えば第2筐体12の背面カバー部材31に接着剤等で固定されている。牽引部材26の第2端部26bは、第3筐体13の前端部13aに形成された前向きの開口部13dを通して第3筐体13内に挿入され、例えばスピーカー23に接着剤等で固定されている。これにより牽引部材26は、第1端部26aが第2筐体12に固定され、第2端部26bが第3筐体13に固定され、筐体12,13間を繋いでいる。
なお、ディスプレイ20と制御基板20aとの間を電気的に接続する配線部材27についても開口部13dを通過して筐体12,13間に延在している。配線部材27は、例えばフレキシブル基板(FPC)である。またサブデバイス22からマザーボード17への配線部材も、第2筐体12から第3筐体13を経由して第1筐体11まで延在している。これら配線部材27等は、左右方向に例えば1~3本程度並んで設置され、一部が牽引部材26と積層されることもある。配線部材27は、筐体11,12間の角度姿勢に関わらず、常に余長を有して撓んだ状態となるように余裕を持った長さに設定されている(図6A及び図6B参照)。筐体12,13間が相対的に回動した際、配線部材27が過度な曲げ力を受けて破損することを防止するためである。なお、制御基板20aやスピーカー23からマザーボード17への配線も開口部13dを通過して筐体11,13間に延在している。
図6Aに示す0度姿勢において、牽引部材26は、僅かに緩んだ状態にある。0度姿勢と90度姿勢との間にある角度姿勢(例えば40度姿勢)において、牽引部材26は、筐体12,13間で引っ張り力を受けて伸び切って撓みのない引張状態となる。図6Bに示す135度姿勢において、牽引部材26は、筐体12,13間で引っ張り力を受けずに撓んだ弛緩状態となる。なお、180度姿勢においても、牽引部材26は、筐体12,13間で135度姿勢時と同程度に撓んだ状態、或いは135度姿勢時よりも多少引っ張られてはいるがある程度は撓んだ状態となる(図4C中に破線で示す牽引部材26参照)。これにより牽引部材26は、筐体11,12間が180度姿勢から0度姿勢に向かって閉じ動作する際、当初は弛緩状態であるが、途中(例えば上記40度姿勢)で引張状態となる。その結果、牽引部材26が引張状態となった後は、第2筐体12が第3筐体13を牽引し、図6Aに示す姿勢まで引き上げる。
図4A~図4C及び図7に示すように、ロック部28は、凹部28aと、凹部28aと係脱可能に形成された凸部28bとで構成されている。凹部28aは、第2筐体12の後端部12bのうち、ヒンジ筐体12cに位置した部分を前方に凹ませたものである。凸部28bは、第3筐体13の前端部13aに形成されており、例えば開口部13dの上縁部に設けられている。ロック部28は、凹部28aを第3筐体13に設け、凸部28bを第2筐体12に設けてもよい。
図4Aに示す0度姿勢において、ロック部28は、凸部28bが凹部28aに係合した状態となり、筐体11,12に対する第3筐体13の相対移動をロックする。具体的には、ロック部28が係合状態にあることで、第3筐体13が第2筐体12に対して固定され、これにより第2ヒンジ25による第3筐体13の第1筐体11に対する回動が規制される。図4B及び図4Cに示す135度及び180度姿勢において、ロック部28は、凸部28bが凹部28aから離脱した非係合状態となっており、筐体11,12に対する第3筐体13の相対移動を許容する。すなわち当該電子機器10は、第2ヒンジ25がトルク機構部を持たない。そこで当該電子機器10では、0度姿勢時にロック部28を介して第3筐体13を第2筐体12に対して係止し、これにより第3筐体13ががたつきを生じ、或いは意図しない回動をすることを規制している。
次に、電子機器10の動作及び作用効果を説明する。
先ず、図4Aに示すように、筐体11,12間が0度姿勢にある状態を説明する。この状態では、筐体11,12Bは、表面11a,12a同士、つまりキーボード装置14とディスプレイ20が対面している。第3筐体13は、筐体11,12の後端部11b,12bから後方に突出した姿勢にある。図3A及び図4Aに示すように、第3筐体13の厚みは、第1筐体11の厚みと第2筐体12の厚みを足した合計値と同一又は略同一に設定されている。
従って、当該電子機器10は、0度姿勢では、一般的なノート型PCと同様に薄型化され、略一枚板状となる(図2も参照)。第3筐体13は、他の筐体11,12よりも大きな厚みを利用して、制御基板20aと共に、スピーカー、特にウーファー23のような容積の大きな部品も容易に収容できる。その結果、第1筐体11は、スピーカー23等の収容が不要となり、或いは少なくともウーファーのような厚みのある部品の設置スペースが不要となり、その分薄型化できる。特にスピーカー部品のうち、ウーファーは薄型化が難しく、第1筐体11の厚さを決めるボトルネックにもなり得るため、第3筐体13に搭載できることで第1筐体11の厚みの低減がし易くなる。また、第2筐体12は、従来はディスプレイ20の裏側に配置していた制御基板20aが不要となり、その分薄型化できる。
この0度姿勢は、電子機器10を搬送する際の姿勢でもある。本実施形態の電子機器10は、第3筐体13を第1筐体11に連結する第2ヒンジ25がトルク機構部を備えていない。このため、搬送時、ユーザが例えば後端の第3筐体13を手で把持すると、前側の筐体11,12がその自重で第2ヒンジ軸25aから折れ下がる懸念がある。また、ユーザが例えば筐体11,12の前端を手で把持すると、後側の第3筐体13がその自重で第2ヒンジ軸25aから折れ下がる懸念がある。
そこで、当該電子機器10は、ロック部28を備え、0度姿勢時に第3筐体13を筐体11,12に対してロックする。これにより当該電子機器10は、上記のような搬送時の筐体11,12又は13の折れ下がりの問題を回避でき、各筐体11~13の角度が安定して維持される。
次に、0度姿勢から180度姿勢に向かって筐体11,12間を開く動作を説明する。この開き動作は、一般的なクラムシェル型のノート型PCと同様に、例えば電子機器10を机の上等に載置した状態で第2筐体12の前部を第1筐体11から持ち上げる。そうすると、図4A及び図4Bに示すように、第2筐体12は、第1筐体11に対して第1ヒンジ軸24aを回動軸として回動する。この回動動作は、トルク機構部24cのトルク付与下に行われるため、第2筐体12は第1筐体11に対して所望の角度姿勢に維持することができる。なお、第2ヒンジ25はトルクフリー構造であるが、第1筐体11と第2筐体12との間の角度維持には関与しない。
ここで、第2筐体12の後端部12bには、ヒンジ筐体12cが突出しており、第1ヒンジ軸24aはこのヒンジ筐体12cの先端部にある。つまり第1ヒンジ24は、いわゆるドロップダウン式のヒンジである。このため、図4Bに示すように、一般的なクラムシェル型のノート型PCと同様な使用態様が想定される135度姿勢及びその周辺角度において、第2筐体12は、後端部12bが第1筐体11の後方に隠される位置に移動する。より具体的には、第2筐体12は、ディスプレイ20の後側(図4Bでは下側)にあるベゼル21(下ベゼル21b)が第1筐体11の表面14aよりも下方に移動する。その結果、電子機器10は、使用時に下ベゼル21bが第1筐体11で隠されて目立たず、高い外観品質が得られる。
この際、第2ヒンジ軸25aの軸中心は、第1ヒンジ軸24aの軸中心に対して、前方且つ下方となる位置に配置されている。このため、図4A及び図4Bに示すように、開き動作時にヒンジ筐体12cが回動すると、先ず、凹部28aが凸部28bを押し下げつつ、第2ヒンジ軸25aを回動軸として第3筐体13を図中で時計方向に回動させる。次いで、回動する第2筐体12の後端部12bが、曲面に形成された第3筐体13の前端部13aを押圧しながら摺動する。本実施形態の場合、第2ヒンジ軸25aはトルクフリーである。このため、図4Bに示すように、第3筐体13は、第2筐体12の後端部12bからの押圧力を受けて容易に回動し、第1筐体11の下面から下方に垂れ下がるように移動する。なお、ロック部28は、例えば第2筐体12が第1筐体11に対して40~45度程度まで開かれた際に凸部28bが凹部28aから外れ始め、係合状態が解除される。
図3B及び図4Bに示すように、135度姿勢において、第3筐体13は、第1筐体11に対して120度程度、第2筐体12に対して105度程度の角度姿勢となる。このため、当該電子機器10は、机の上等で第1筐体11の後端部18aが第3筐体13によって多少上方に持ち上げられた姿勢となる(図3B参照)。その結果、第3筐体13が電子機器10のスタンドとして機能し、第1筐体11が前下がりの適度な角度姿勢となり、キーボード装置14の操作性が向上する。
135度姿勢から180度姿勢までの開き動作は、0度姿勢から135度姿勢までの開き動作と同様である。すなわち図4B及び図4Cに示すように、回動する第2筐体12の後端部12bが、第3筐体13の前端部13aをさらに押圧しながら摺動する。その結果、図4Cに示す180度姿勢では、第1筐体11及び第2筐体12の表面11a,12aが略平行し、第3筐体13は135度姿勢よりも時計方向に回動した位置で停止する。なお、第3筐体13は、牽引部材26が突っ張ることにより、或いは第1筐体11との間にストッパを有することにより、図4Cに示す姿勢からさらに時計方向には回動しない。
次に、180度姿勢から0度姿勢への閉じ動作は、図4Cに示す状態から第2筐体12の前部を把持して持ち上げて回動させる。そうすると、第2筐体12は、開き動作時とは逆方向に回動し、後端部12bは第3筐体13の前端部13aから離間するように移動する。このため、牽引部材26は、180度姿勢や135度姿勢では撓んで弛緩した状態であるが、0度姿勢に近づくにつれ、その撓み量が次第に小さくなる。
そして、例えば90度姿勢を過ぎて、例えば上記40度姿勢となった際に牽引部材26が筐体12,13間で引っ張り力を受けて張られた引張状態となる。そうすると、第2筐体12の閉じ動作に伴い、牽引部材26が第3筐体13を0度姿勢時の位置に向けて引き上げる。ここで、ロック部28は、例えば第2筐体12が第1筐体11に対して45~40度程度になり、第3筐体13が第1筐体11に対して18度程度になった際に凸部28bが凹部28aに係合し始める。その結果、0度姿勢では、第3筐体13が再び筐体11,12と平行する姿勢に戻り、ロック部28も係合状態に戻る。この際、第2ヒンジ25がトルクフリーであるため、牽引部材26による第3筐体13の引き上げ力は最低限の大きさで済む。また、電子機器10が机の上等に載置された状態では、閉じ動作時、電子機器10の自重で次第に第3筐体13も0度姿勢方向に回動するため、第3筐体13の引き上げ力は一層小さくなる。
ところで、牽引部材26の撓み量は、図6A及び図6Bに図示された2つの拘束点A,B間の直線距離によって決定される。拘束点Aは、牽引部材26が第2筐体12に拘束された部分のうち、第3筐体13に最も近い地点である。拘束点Bは、牽引部材26が第3筐体13に拘束された部分のうち、第2筐体12に最も近い地点である。つまり牽引部材26は、拘束点A,B間で挟まれた部分が可撓性を有し、且つ移動自由な部分である。
本実施形態の電子機器10において、拘束点A,B間の直線距離は、0度姿勢時は例えば5.6mm程度、ロック部28がロックを開始する40度姿勢時は例えば6.2mm程度で最大となり、135度姿勢時は例えば4.5mm程度、180度姿勢時は例えば5.3mm程度である。つまり筐体11,12間の閉じ動作時、拘束点A,B間の直線距離は、135度姿勢を越えると次第に大きくなり、40度姿勢或いはその付近で最大になる。
そこで、牽引部材26は、拘束点A,B間で挟まれた部分の直線距離が、40度姿勢時の拘束点A,B間の距離(例えば6.2mm程度)以下に設定されるとよい。そうすると、牽引部材26は、少なくとも拘束点A,B間の距離が最大になるときには強い引っ張り力を受けて伸び切った引張状態となる。その結果、第2筐体12は、引張状態にある牽引部材26を介して第3筐体13を円滑に牽引することができる。0度姿勢時には、拘束点A,B間の直線距離は、40度姿勢時よりも小さくなるため、牽引部材26は40度姿勢時よりは緩い引張状態となる。しかしながら、この状態では、ロック部28によって第3筐体13が第2筐体12にロックされているため、第3筐体13のがたつきは上記の通り抑制されている。拘束点A,B間の直線距離は、例えば0度姿勢時に最大となる構成としてもよい。つまり牽引部材26は、0度姿勢時に最も強い引っ張り力を受けて引張状態となるように構成してもよい。
以上のように、本実施形態に係る電子機器10は、キーボード装置14を備えた第1筐体11に対して、トルク機構部24cを有する第1ヒンジ24を用いて第2筐体12が連結され、第2ヒンジ25を用いて第3筐体13が連結されている。この電子機器10は、筐体11,12間が第1の角度姿勢(例えば135度姿勢)から0度姿勢に向かって回動された場合に第3筐体13を第2筐体12によって牽引させる牽引部材26を備える。
従って、当該電子機器10は、第2筐体12を開き動作させた際は、第2筐体12の後端部12bで押されて第3筐体13が自動的に回動する。一方、当該電子機器10は、第2筐体12を閉じ動作させた際は、第2の角度姿勢(例えば40度姿勢)まで第2筐体12が閉じられた後、牽引部材26を介して第3筐体13が第2筐体12の回動に追従する。その結果、当該電子機器10は、第3筐体13を第1筐体11に連結する第2ヒンジ25を実質的にトルクフリー構造に構成しても、第3筐体13の回動動作を確保できる。このため、当該電子機器10は、第2ヒンジ25の構成の簡素化及び小型化を図ることができる。また第2ヒンジ25が簡素化及び小型化されることで、これが搭載される第1筐体11も内部構造を簡素化し、さらに外形を小型化・薄型化することができる。しかも、当該電子機器10は、0度姿勢時に第2筐体12と第3筐体13とを係止するロック部28を備えることで、0度姿勢時に第3筐体13が意図せずに回動することを抑制できる。
さらに当該電子機器10は、筐体12,13がそれぞれキーボード装置14を備える第1筐体11に対して連結されている。これにより電子機器10は、使用時に下ベゼル21bが第1筐体11の後方に隠され、見かけ上幅狭化されるため、高い外観品質が得られる。しかも筐体12,13が第1筐体11に連結されていることで、当該電子機器10は、図4Bに示すような使用時(例えば135度姿勢時)に各筐体11~13の面方向が1点で交差し、それぞれが見かけ上略同一角度で放射状に延びた形態を成す。このため、電子機器10は、使用形態時に側方から見た外観品質も向上する。
当該電子機器10は、第2ヒンジ軸25aは、第1ヒンジ軸24aに対して前方且つ下方にある。このため、第1筐体11は、2つのヒンジ軸24a,25aが設置されるが、最小限の厚みに抑えることができる。しかも第2ヒンジ25は、トルク機構部24cを持つ第1ヒンジ24に比べて、構造の簡素化及び小型化が図られている。このため、第1筐体11の厚みを一層抑制できる。このように当該電子機器10は、第3筐体13を備えることに起因した開閉時の複雑な動作を、通常のノート型PCと同様のトルクヒンジ(第1ヒンジ24)と、トルクフリーヒンジ(第2ヒンジ25)とを組み合わせることで実現している。その結果、当該電子機器10は、部品点数の多い複雑な構造のヒンジを用いる必要がなく、信頼性やコストの面でも有利である。
当該電子機器10は、筐体12,13間を牽引部材26で連結したことで、これら筐体12,13間に亘る配線部材27を常に余長を持った状態に維持しておくことができる。これにより配線部材27が、筐体11~13の回動時に過度な負荷を受けて破損することを防止できる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
上記では、第1筐体11と第2筐体12との間は、0度姿勢と180度姿勢との間で回動可能である構成を例示した。しかしながら、第2筐体12は、第1筐体11に対して90度姿勢を越えた第1の角度姿勢、例えば135度姿勢程度まで回動可能であれば一般的なクラムシェル型のノート型PCと同様な使用態様が確保できる。
上記では、凹部28aと凸部28bとを備えるロック部28を例示した。しかしながら、ロック部28は、凹部28aと凸部28bとを備えた構成に加えて、又はこの構成に代えて、磁石の吸着力を利用して第3筐体13をロックする構成等としてもよい。
10 電子機器
11 第1筐体
12 第2筐体
13 第3筐体
14 キーボード装置
20 ディスプレイ
24 第1ヒンジ
24a 第1ヒンジ軸
24b 第1ブラケット
24c トルク機構部
25 第2ヒンジ
25a 第2ヒンジ軸
25b 第2ブラケット
26 牽引部材
27 配線部材
28 ロック部

Claims (6)

  1. 電子機器であって、
    キーボードを搭載した第1筐体と、
    ディスプレイを搭載した第2筐体と、
    前記第1筐体と前記第2筐体とを、互いに面方向で重なるように配置される0度姿勢と、互いの面方向が直交する90度姿勢を越えた第1の角度姿勢との間で相対的に回動可能に連結する第1ヒンジと、
    前記第1ヒンジに設けられ、前記第1筐体と前記第2筐体との間の回動に所定の回転トルクを付与するトルク機構部と、
    前記第1筐体及び前記第2筐体の端部と隣接し、前記0度姿勢時に前記第1筐体及び前記第2筐体の端部から突出した姿勢で配置される第3筐体と、
    前記第3筐体を前記第1筐体に対して相対的に回動可能に連結する第2ヒンジと、
    第1端部が前記第2筐体に固定され、第2端部が前記第3筐体に固定されることで、前記第1筐体と前記第2筐体とが前記第1の角度姿勢から前記0度姿勢に向かって回動された場合に前記第3筐体を前記第2筐体によって牽引させる牽引部材と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記牽引部材は、シート状部材又はワイヤ状部材で構成され、
    前記牽引部材は、前記第1筐体と前記第2筐体とが少なくとも前記0度姿勢と前記90度姿勢との間にある第2の角度姿勢となった場合に、前記第2筐体と前記第3筐体との間で引っ張り力を受けた状態となり、
    前記牽引部材は、前記第1筐体と前記第2筐体とが少なくとも前記第1の角度姿勢となった場合に、前記第2筐体と前記第3筐体との間で弛緩した状態となる
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載の電子機器であって、
    前記第2ヒンジは、前記第1筐体と前記第3筐体との間の回動にトルクを発生させるためのトルク機構部を有していない
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記0度姿勢時に、前記第3筐体を前記第2筐体に対して係止することで、前記第2ヒンジによる前記第3筐体の回動を規制するロック部をさらに備える
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記第1ヒンジは、前記第1筐体と前記第2筐体との間の回動軸となる第1ヒンジ軸を有し、
    前記第2ヒンジは、前記第1筐体と前記第3筐体との間の回動軸となる第2ヒンジ軸を有し、
    前記第2ヒンジ軸の軸中心は、前記第1ヒンジ軸の軸中心に対して、前記第1筐体の前後方向で前方であって、且つ前記第1筐体の上下方向で下方となる位置にある
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記第3筐体に搭載され、前記ディスプレイの表示を制御する制御基板と、
    前記第2筐体と前記第3筐体との間に亘って延在し、前記ディスプレイと前記制御基板との間を電気的に接続する配線部材と、
    をさらに備え、
    前記配線部材は、前記第1筐体と前記第2筐体とが前記0度姿勢と前記第1の角度姿勢との間にある場合に、常に余長を有して撓んだ状態である
    ことを特徴とする電子機器。
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