JP7010004B2 - 監視システムおよび撮像装置 - Google Patents

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本発明は、監視システムおよび撮像装置に関する。
特許文献1に記載の監視カメラシステムでは、異常状態と判断されると警告を発する。詳しくは、特許文献1に記載の監視カメラシステムでは、被写体距離が警告閾距離よりも至近で、かつ被写体が至近方向に移動していれば、監視カメラ本体に対するいたずらまたは攻撃と判断し、異常状態として警告を行う。
特開2010-4325号公報
しかしながら、特許文献1に記載の監視カメラシステムでは、適正な警告閾距離が設定されていない場合、異常状態を誤検知する可能性があった。詳しくは、いたずらまたは攻撃を受けているのに、いたずらまたは攻撃を受けていることを検知できない可能性があった。あるいは、いたずらまたは攻撃を受けていないのに、いたずらまたは攻撃を受けていると検知される可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は異常状態を誤検知する可能性を抑制することができる監視システムおよび撮像装置を提供することにある。
本発明に係る監視システムは、異常状態を検知する。前記監視システムは、第1撮像装置と、第2撮像装置とを備える。前記第1撮像装置は、第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する。前記第2撮像装置は、第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する。前記第1撮像装置は、前記第2撮像装置を制御する制御部を有する。前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した結果に基づいて、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知する。
本発明に係る撮像装置は、第1撮像素子と、制御部とを備える。前記第1撮像素子は、第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する。前記制御部は、別の撮像装置を制御する。前記別の撮像装置は、第2撮像素子を備える。前記第2撮像素子は、第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する。前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した結果に基づいて、前記第1撮像素子または前記第2撮像素子の異常状態を検知する。
本発明によれば、異常状態を誤検知する可能性を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る監視システムを示す図である。 本発明の実施形態に係る監視システムを示すブロック図である。 撮像領域を示す図である。 撮像領域を示す図である。 撮像領域を示す図である。 撮像領域を示す図である。 撮像領域を示す図である。 撮像領域を示す図である。 撮像領域を示す図である。 本発明の実施形態に係る監視システムの異常状態の検知方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る監視システムの初期設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る監視システムの検知処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る監視システムのキャリブレーション処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る監視システム300を示す図である。
監視システム300は、第1撮像装置100と、第2撮像装置200とを備える。監視システム300は、第1撮像装置100または第2撮像装置200の異常状態を検知する。詳しくは、異常状態は、第1撮像装置100または第2撮像装置200の撮像が妨害された状態を示す。異常状態は、例えば、第1撮像装置100または第2撮像装置200が幕で覆われた状態を示す。あるいは、例えば、第1撮像装置100または第2撮像装置200が壊された状態を示す。
第1撮像装置100は、例えば、画像形成装置である。第1撮像装置100は、操作部60を有する。操作部60は、液晶ディスプレー61および複数の操作キー62を含む。液晶ディスプレー61は、各種処理結果を表示する。操作キー62は、例えば、テンキー、およびスタートキーを含む。ユーザーは、複数の操作キー62を操作することによって、第1撮像装置100に対する指示を入力することができる。操作部60は、ユーザーからの指示を受け付けると、ユーザーからの指示を示す信号を生成する。
第1撮像装置100は、第1撮像素子10を有する。第1撮像素子10は、第1撮像装置100の本体に取り付けられている。第1撮像素子10は、第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する。本実施形態では、第1撮像素子10は固定された範囲を撮像する。なお、第1撮像素子10は、第1撮像装置100の本体に内蔵されるのではなく外付けであってもよい。例えば、第1撮像素子10は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して操作部60に接続されていてもよい。
第2撮像装置200は、第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する。第2撮像装置200は、例えば、カメラである。第2撮像装置200は、例えば、天井に取り付けられている。本実施形態では、第2撮像装置200は、旋回可能である。したがって、第2撮像装置200の旋回角度を変更することよって撮像箇所を変更することができる。また、第2撮像装置200はズーム可能である。したがって、第2撮像装置200の焦点距離および画角を変更することによって、第2撮像装置200の撮像範囲を変更することができる。
図2を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300についてさらに説明する。図2は、本発明の実施形態に係る監視システム300を示すブロック図である。
図2に示すように、第1撮像装置100は、第1撮像素子10と、操作部60とに加えて、第1通信部20と、第1記憶部30と、第1制御部40とをさらに有する。
第1撮像素子10は、第1撮像領域を撮像する。第1撮像素子10は、第1画像を示すデータを生成し、第1制御部40へ送信する。第1撮像素子10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーである。
第1通信部20は、同じ通信方式(プロトコル)を利用する通信機が搭載された電子機器との間で通信が可能である。第1通信部20は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク網を介して第2撮像装置200と通信する。第1通信部20は、例えば、LANボードのような通信モジュール(通信機器)である。本実施形態において、第1通信部20は、撮像設定を第2撮像装置200へ送信する。撮像設定は、例えば、旋回角度、焦点距離または画角である。
第1記憶部30は、HDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)によって構成される。第1記憶部30は、外部メモリーを含んでいてもよい。外部メモリーは、リムーバブルメディアである。第1記憶部30は、外部メモリーとして、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリー、およびSD(Secure Digital)カードを含む。第1記憶部30は、各種のデータ、および、第1撮像装置100の各部の動作を制御するための制御プログラムを記憶する。制御プログラムは、第1制御部40によって実行される。
第1制御部40は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサー、およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるハードウェア回路である。第1制御部40は、第1記憶部30に記憶された制御プログラムをプロセッサーが読み出して実行することによって、第1撮像装置100の各部の動作を制御する。また、第1制御部40は、第1撮像素子10と第2撮像装置200とを制御する。第1制御部40は、「制御部」の一例に相当する。
第2撮像装置200は、第2撮像素子210と、第2通信部220と、第2記憶部230と、第2制御部240と、駆動部250とを有する。
第2撮像素子210は、第2撮像領域を撮像する。第2撮像素子210は、第2画像を示すデータを生成し、第2制御部240へ送信する。以下、第2画像を示すデータを「第2画像データ」と記載する。第2撮像素子210は、例えば、CCDイメージセンサー、またはCMOSイメージセンサーである。
第2通信部220は、同じ通信方式(プロトコル)を利用する通信機が搭載された電子機器との間で通信が可能である。第2通信部220は、LANなどのネットワーク網を介して第1撮像装置100と通信する。第2通信部220は、例えば、LANボードのような通信モジュール(通信機器)である。本実施形態において、第2通信部220は、第2画像データを第1撮像装置100へ送信する。
第2記憶部230は、撮像画像データなどの各種データを記憶する。第2記憶部230は、半導体メモリーによって構成される。半導体メモリーは、例えば、RAMおよびROMを構成する。
第2制御部240は、第2記憶部230に記憶されたカメラ制御プログラムを実行することによって、第2撮像装置200が備える各部の動作を制御する。第2制御部240は、例えば、MPU(micro processing unit)のようなプロセッサーによって構成される。
駆動部250は、第2撮像素子210の角度を変更する。すなわち、駆動部250が駆動することによって、第2撮像素子210の撮像箇所が変更される。
監視システム300では、第1制御部40が第1画像と第2画像とを照合した結果に基づいて、第1撮像装置100または第2撮像装置200に対する異常状態を検知する。したがって、異常状態を誤検知する可能性を抑制することができる。
図1~図9を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300についてさらに説明する。図3~図9は、撮像領域を示す図である。
まず、図3を参照して、第1撮像領域R10、分割領域R11、第2撮像領域R21および撮像可能範囲R20について説明する。
第1撮像領域R10は、第1撮像装置100が撮像する領域を示す。第1撮像領域R10は、複数の分割領域R11を含む。分割領域R11は、第1撮像領域R10を分割した領域である。本実施形態では、分割領域R11は、第1撮像領域R10を16分割した領域である。詳しくは、分割領域R11は、第1撮像領域R10を縦方向に4分割し、横方向に4分割したうちの1つの領域である。複数の分割領域R11の大きさはそれぞれ等しい。第1撮像装置100は、第1撮像領域R10を撮像して第1画像を取得する。
第2撮像領域R21は、第2撮像装置200が撮像する領域を示す。第2撮像装置200の旋回角度が変更されると、第2撮像領域R21の位置は変更される。また、第2撮像装置200の焦点距離および画角が変更されると、第2撮像領域R21の大きさは変更される。撮像可能範囲R20は、第2撮像装置200が撮像可能な範囲を示す。第2撮像装置200は、第2撮像領域R21を撮像して第2画像を取得する。
図3に示すように、初期設定処理において、第1制御部40は、第2撮像領域R21の大きさが、分割領域R11の大きさと等しくなるように第2撮像装置200を制御する。詳しくは、第1制御部40は、第1画像を撮像する際の、第1撮像装置100の焦点距離と、第2撮像装置200の相対位置情報とに基づいて、第2撮像装置200の撮像設定を算出する。そして、算出された撮像設定を第1通信部20を介して第2撮像装置200に送信する。撮像設定は、例えば、焦点距離および画角である。第2撮像装置200の撮像設定は、第2撮像領域R21の大きさと、分割領域R11の大きさとが等しくなるように設定される。
続いて、図4に示すように、隣接する第2撮像領域R21をオーバーラップさせながら、第2撮像装置200が第2撮像領域R21を撮像して、第2画像を取得する。詳しくは、第1制御部40は、第2撮像装置200の撮像設定を算出する。そして、第1制御部40は、算出された撮像設定を第1通信部20を介して第2撮像装置200に送信する。撮像設定は、例えば、第2撮像装置200の旋回角度である。第2撮像装置200の撮像設定は、隣接する第2撮像領域R21がオーバーラップするように設定される。図4において、オーバーラップ領域R22は、第2撮像領域R21と隣接する第2撮像領域R21とがオーバーラップしている領域である。オーバーラップ領域R22の大きさは、例えば、第2撮像領域R21の大きさの50%以下に設定される。
図5に示すように、隣接する第2撮像領域R21を撮像設定に基づいてオーバーラップさせながら、撮像可能範囲R20の全ての領域について、第2撮像装置200は、第2撮像領域R21を撮像し複数の第2画像を取得する。
続いて、第1制御部40は、複数の第2撮像領域R21において撮像した第2画像のそれぞれについて、第1画像との照合(マッチング)を行う。詳しくは、第1制御部40は、複数の第2画像のそれぞれについて、第1画像とのマッチング率を算出する。例えば、撮像可能範囲R20の左上に位置する第2撮像領域R21xは、第1画像と重なっていないため、マッチング率(照合率)は0%となる。
ここで、図6を参照して、第1撮像領域R10の左上に位置する分割領域R11に対応する第2撮像領域R21に着目して説明する。図6に示すように、分割領域R11は、4つの第2撮像領域R21(すなわち、第2撮像領域R21a、R21b、R21cおよびR21d)と重なっている。詳しくは、分割領域R11は、第2撮像領域R21aの右下の領域と重なっている。また、分割領域R11は、第2撮像領域R21bの左下の領域と重なっている。また、分割領域R11は、第2撮像領域R21cの右上の領域と重なっている。また、分割領域R11は、第2撮像領域R21dの左上の領域と重なっている。
第1制御部40は、第1画像と第2画像とに基づいて、第2撮像領域R21それぞれのマッチング率を算出する。第1制御部40は、例えば、第2撮像領域R21a、R21b、R21cおよびR21dのマッチング率をそれぞれ、「18%」、「38%」、「25%」および「50%」と算出する。
第1制御部40は、例えば、マッチング率が50%以上である第2画像をマッチング画像として特定する。ここでは、マッチング率が「50%」である第2撮像領域R21dを撮像して生成された第2画像がマッチング画像として特定される。
なお、第1制御部40がマッチング画像を特定できない場合は、マニュアル設定に切り替える。マニュアル設定では、例えば、ユーザーが操作部60を使用して、複数の第2画像のうち、第1画像に対応する第2画像を指定することによって、マッチング画像となる第2画像を指定する。なお、複数の第2画像のうち、第1画像に対応する第2画像が存在しない場合は、第1撮像装置100の第1撮像領域R10を変更する。
第1制御部40は、マッチング画像を撮像した際の撮像設定に基づいて、第1画像と第2画像とがマッチング率が100%となるように、第2撮像装置200の撮像設定を算出する。詳しくは、位置P2が位置P1と一致するように第2撮像装置200の基準撮像設定を算出する。位置P1は、分割領域R11の右下の位置を示す。位置P2は、第2撮像領域R21dの右下の位置を示す。撮像設定は、例えば、旋回角度、焦点距離および画角である。
第1制御部40は、基準撮像設定に基づいて、分割領域R11ごとに第2撮像装置200の検知撮像設定を算出する。詳しくは、分割領域R11の位置の差分情報に基づいて、分割領域R11ごとに第2撮像装置200の検知撮像設定を算出する。検知撮像設定は、検知処理における第2撮像装置200の撮像設定を示す。このように、第1制御部40は、複数の分割領域R11のそれぞれに対して、第1画像の撮像位置と、第2画像の撮像位置とが一致するように検知撮像設定を算出する。また、第1制御部40は、複数の分割領域R11のそれぞれに対して、第1画像の撮像範囲と、第2画像の撮像範囲とが一致するように検知撮像設定を算出する。
続いて、図7を参照する。図7に示すように、初期設定処理において、第1制御部40は、判定領域R30を第1撮像領域R10の範囲内に設定する。判定領域R30は、第1撮像装置100または第2撮像装置200の異常状態を検知するための領域である。そして、検知処理において、第1制御部40は、判定領域R30における第1画像と第2画像とを照合する。
なお、図8に示すように、第1制御部40は、第1撮像領域R10のうち第2撮像装置200の撮像可能範囲R20に含まれない領域を除いて判定領域R30を設定する。詳しくは、第1制御部40は、16個の分割領域R11のうち撮像可能範囲R20に含まれない7個の分割領域R11を除いて判定領域R30を設定する。すなわち、第1制御部40は、16個の分割領域R11のうち撮像可能範囲R20に含まれる9個の分割領域R11を判定領域R30に設定する。
判定領域R30の設定が完了すると、第1制御部40は、検知撮像設定の確認処理を実行する。詳しくは、第1制御部40は、判定領域R30内の複数の分割領域R11のそれぞれに対して、第2撮像装置200が検知撮像設定に基づいて第2画像を取得する。そして、判定領域R30内の複数の分割領域R11に対してマッチング率を算出する。そして、マッチング率が所定の閾値以上であるか否かを判定する。所定の閾値は、例えば、90%である。複数の分割領域R11のうちマッチング率が所定の閾値以上では無いと判定された分割領域R11について、第1制御部40は、判定領域R30から除外することが好ましい。複数の分割領域R11のうち判定領域R30から除外された分割領域R11の撮像設定および第2画像は、ログとして第1記憶部30に記憶される。また、複数の分割領域R11のうち判定領域R30から除外された分割領域R11の撮像設定および第2画像は、第1通信部20を介して管理者へ通知される。
続いて、図7を参照して検知処理について説明する。第1制御部40は、予め定められたタイミングで検知処理を行う。例えば、第1撮像装置100の人感センサーが起動した際に、第1制御部40は検知処理を実行する。すなわち、第1撮像装置100に人が近づいてきた際に、第1制御部40は検知処理を実行する。あるいは、所定の期間経過ごとに、第1制御部40は検知処理を実行する。
図7に示すように、検知処理において、第1制御部40は、判定領域R30を複数の分割領域R11に分割する。第1制御部40は、複数の分割領域R11のうち少なくとも1つの分割領域R11を照合領域R40に特定する。本実施形態では、第1制御部40は、複数の分割領域R11のうち1つの分割領域R11を照合領域R40に特定する。検知処理において、第1制御部40は、検知処理を実行する度に照合領域R40を変更する。すなわち、照合領域R40は、検知処理のたびにランダムに変更される。
検知処理において、照合領域R40における第1撮像装置100の合焦距離と、初期設定処理における第1撮像装置100の合焦距離との差分が所定の範囲を超える場合、第1制御部40は、照合領域R40を別の分割領域R11に変更する。合焦距離は、撮像対象と焦点が合う距離を示す。例えば、図9に示すように、人が撮像されている場合、人が撮像されている分割領域R11では、人に焦点が合うため、合焦距離が初期設定処理と比べて小さくなる。したがって、第1制御部40は、照合領域R40を、撮像されていない分割領域R11に変更する。
検知処理において、第1制御部40は、照合領域R40における第1画像と第2画像とを照合する。詳しくは、第1制御部40は、第1撮像素子10が第1画像を取得するように制御する。また、第1制御部40は、照合領域R40における第2撮像装置200の検知撮像設定を第2撮像装置200に送信する。そして、第2撮像装置200は、照合領域R40における第2画像を取得する。
そして、第1制御部40は、照合領域R40において第1画像と第2画像とを照合する。詳しくは、第1制御部40は、照合領域R40において第1画像と第2画像とのマッチング率が所定の範囲内か否かを判定する。第1制御部40が、マッチング率が所定の範囲内であると判定した場合、第1撮像装置100または第2撮像装置200に異常状態が発生していないと第1制御部40は判定する。一方、第1制御部40が、マッチング率が所定の範囲外であると判定した場合、第1撮像装置100または第2撮像装置200に異常状態が発生したと第1制御部40は判定する。その結果、異常状態を検知することができる。
なお、検知処理において、第1制御部40は、第1画像と第2画像とのマッチング率が所定の範囲外である場合、検知処理を所定回数繰り返し実行することが好ましい。所定回数は、例えば、5回である。したがって、第2画像を取得する際に移動体が撮像された場合に、異常状態の誤検知を抑制することができる。移動体は、例えば、撮像領域を通り過ぎる人である。
なお、検知処理を繰り返す所定回数は分割領域R11ごとに異なることが好ましい。例えば、移動体が入る可能性が高い分割領域R11に対しては、所定回数を多くし、移動体が入る可能性が低い分割領域R11に対しては、所定回数を少なくする。
なお、第1制御部40は、予め定められたタイミングにおいてキャリブレーション処理を行うことが好ましい。キャリブレーション処理は、検知撮像設定を調整する処理である。詳しくは、キャリブレーション処理は、第1画像を取得する処理を含む。キャリブレーション処理において、第1制御部40は、キャリブレーション処理において取得した第1画像と、初期設定処理において取得した第1画像とのずれ量を算出する。例えば、第1制御部40は、エッジ抽出のような手法により2つの画像のずれ量を算出する。そして、第1制御部40は、ずれ量に基づいて、検知撮像設定を調整する。したがって、第1撮像装置100の位置が移動された場合であって、第1撮像装置100の移動に合わせて検知撮像設定を調整することができる。なお、キャリブレーション処理は、第1撮像領域R10に、移動体が存在しない状態で行われる。
図1、図2および図10を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300の異常状態の検知方法について説明する。図10は、本発明の実施形態に係る監視システム300の異常状態の検知方法を示すフローチャートである。図10に示すステップS102~ステップS106の処理が実行されることによって、異常状態の検知が行われる。
ステップS102:第1制御部40は、初期設定処理を実行する。初期設定処理の詳細は、図11を参照して後述する。処理は、ステップS104に進む。
ステップS104:第1制御部40は、初期設定処理が完了したか否かを判定する。第1制御部40が、初期設定処理が完了していないと判定した場合(ステップS104:No)、処理は、ステップS104に戻る。第1制御部40が、初期設定処理が完了したと判定した場合(ステップS104:Yes)、処理は、ステップS106に進む。
ステップS106:第1制御部40は、検知処理を実行する。検知処理の詳細は、図12を参照して後述する。処理は、終了する。
続いて、図1、図2および図11を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300の初期設定処理について説明する。図11は、本発明の実施形態に係る監視システム300の初期設定処理を示すフローチャートである。図11に示すステップS202~ステップS220の処理が実行されることによって、初期設定処理が行われる。
ステップS202:第1撮像装置100が、第1撮像領域R10を撮像して、第1画像を取得する。処理は、ステップS204に進む。
ステップS204:第2撮像装置200が、第2撮像領域R21を撮像して、複数の第2画像を取得する。処理は、ステップS206に進む。
ステップS206:第1制御部40は、複数の第2画像のそれぞれについて、第1画像とのマッチング率を算出する。処理は、ステップS208に進む。
ステップS208:第1制御部40は、マッチング画像が抽出されたか否かを判定する。マッチング画像が抽出されなかったと第1制御部40が判定した場合(ステップS208:No)、処理は、ステップS220に進む。マッチング画像が抽出されたと第1制御部40が判定した場合(ステップS208:Yes)、処理は、ステップS210に進む。
ステップS210:第1制御部40は、基準撮像設定を算出する。処理は、ステップS212に進む。
ステップS212:第1制御部40は、基準撮像設定に基づいて、各分割領域R11の撮像設定(検知撮像設定)を算出する。処理は、ステップS214に進む。
ステップS214:第1制御部40は、判定領域R30を第1撮像領域R10の範囲内に設定する。処理は、ステップS216に進む。
ステップS216:第1制御部40は、判定領域R30内の複数の分割領域R11のそれぞれに対して、第2撮像装置200が検知撮像設定に基づいて第2画像を取得する。処理は、ステップS218に進む。
ステップS218:第1制御部40は、判定領域R30内の複数の分割領域R11に対してマッチング率を算出する。そして、マッチング率が所定の閾値以上であるかを確認する。処理は、終了する。
ステップS220:第1制御部40は、マニュアル設定に切り替える。処理は、終了する。
続いて、図1、図2および図12を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300の検知処理について説明する。図12は、本発明の実施形態に係る監視システム300の検知処理を示すフローチャートである。図12に示すステップS302~ステップS312の処理が実行されることによって、検知処理が行われる。
ステップS302:第1撮像装置100が、照合領域R40を撮像して、第1画像を取得する。処理は、ステップS304に進む。
ステップS304:第2撮像装置200が、照合領域R40を撮像して、第2画像を取得する。処理は、ステップS306に進む。
ステップS306:第1制御部40は、照合領域R40における第1画像と第2画像とのマッチング率を算出する。処理は、ステップS308に進む。
ステップS308:第1制御部40は、マッチング率が所定の範囲内か否かを判定する。第1制御部40が、マッチング率が所定の範囲内であると判定した場合(ステップS308:Yes)、処理は、ステップS312に進む。第1制御部40が、マッチング率が所定の範囲内でないと判定した場合(ステップS308:No)、処理は、ステップS310に進む。
ステップS310:第1制御部40は、異常状態が発生したと判定する。処理は、終了する。
ステップS312:第1制御部40は、異常状態が発生していないと判定する。処理は、終了する。
続いて、図1、図2および図13を参照して、本発明の実施形態に係る監視システム300のキャリブレーション処理について説明する。図13は、本発明の実施形態に係る監視システム300のキャリブレーション処理を示すフローチャートである。図13に示すステップS402~ステップS410の処理が実行されることによって、キャリブレーション処理が行われる。
ステップS402:第1撮像装置100が、第1撮像領域R10を撮像して、第1画像を取得する。処理は、ステップS404に進む。
ステップS404:第1制御部40は、設定時第1画像と、取得第1画像とのずれ量を算出する。設定時第1画像は、初期設定処理において取得した第1画像を示す。取得第1画像は、ステップS402において取得して第1画像を示す。処理は、ステップS406に進む。
ステップS406:第1制御部40は、設定時第1画像と、取得第1画像とがずれているか否かを判定する。第1制御部40が、設定時第1画像がずれていないと判定した場合(ステップS406:No)、処理は、ステップS410に進む。第1制御部40が、設定時第1画像がずれていると判定した場合(ステップS406:Yes)、処理は、ステップS408に進む。
ステップS408:第1制御部40は、撮像設定を更新する。処理は、終了する。
ステップS410:第1制御部40は、撮像設定を保持する。処理は、終了する。
以上、図1~図13を参照して説明したように、第1制御部40は、第1画像と第2画像とを照合した結果に基づいて、第1撮像装置100または第2撮像装置200の異常状態を検知する。したがって、異常状態を誤検知する可能性を抑制することができる。
また、第1制御部40は、複数の分割領域R11のうち少なくとも1つの分割領域R11を照合領域R40に特定する。そして、第1制御部40は、照合領域R40における第1画像と第2画像とを照合する。したがって、照合する領域を小さくすることができる。その結果、第1画像と第2画像とを照合する精度を向上させることができる。
また、検知処理において、第1制御部40は、検知処理を実行する度に照合領域R40を変更する。したがって、照合する精度を向上させつつ、判定領域R30の全ての領域を照合することができる。
検知処理において、照合領域R40における第1撮像装置100の合焦距離と、初期設定処理における第1撮像装置100の合焦距離との差分が所定の範囲を超える場合、第1制御部40は、照合領域R40を別の分割領域R11に変更する。したがって、異常状態を誤検知する可能性を抑制することができる。
以上、図面(図1~図13)を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質や形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
10 第1撮像素子
40 第1制御部(制御部)
100 第1撮像装置
200 第2撮像装置
210 第2撮像素子
300 監視システム
R10 第1撮像領域
R11 分割領域
R20 撮像可能範囲
R21 第2撮像領域
R30 判定領域
R40 照合領域

Claims (7)

  1. 異常状態を検知する監視システムであって、
    第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する第1撮像装置と、
    第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する第2撮像装置と
    を備え、
    前記第1撮像装置は、前記第2撮像装置を制御する制御部を有し、
    前記第2撮像装置は、前記制御部の制御により、前記第1撮像領域の一部である前記第2撮像領域を撮像し、
    前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した照合率に基づいて、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記制御部は、初期設定処理と検知処理とを実行し、
    前記検知処理は、前記異常状態を検知する処理であり、
    前記初期設定処理において、前記制御部は、前記検知処理における前記第2撮像装置の撮像設定を示す検知撮像設定を算出し、
    前記制御部は、前記異常状態を検知するための判定領域を前記第1撮像領域の範囲内に設定し、
    前記検知処理において、前記検知撮像設定に基づいて前記第2撮像装置が前記第2画像を撮像し、
    前記制御部は、前記判定領域における前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記判定領域を複数の分割領域に分割し、
    前記制御部は、前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域を照合領域に特定し、前記照合領域において前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記照合率が所定の範囲外である場合、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記検知処理において、前記制御部は、前記検知処理を実行する度に前記照合領域を変更する、監視システム。
  2. 異常状態を検知する監視システムであって、
    第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する第1撮像装置と、
    第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する第2撮像装置と
    を備え、
    前記第1撮像装置は、前記第2撮像装置を制御する制御部を有し、
    前記第2撮像装置は、前記制御部の制御により、前記第1撮像領域の一部である前記第2撮像領域を撮像し、
    前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した照合率に基づいて、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記制御部は、初期設定処理と検知処理とを実行し、
    前記検知処理は、前記異常状態を検知する処理であり、
    前記初期設定処理において、前記制御部は、前記検知処理における前記第2撮像装置の撮像設定を示す検知撮像設定を算出し、
    前記制御部は、前記異常状態を検知するための判定領域を前記第1撮像領域の範囲内に設定し、
    前記検知処理において、前記検知撮像設定に基づいて前記第2撮像装置が前記第2画像を撮像し、
    前記制御部は、前記判定領域における前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記判定領域を複数の分割領域に分割し、
    前記制御部は、前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域を照合領域に特定し、前記照合領域において前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記照合率が所定の範囲外である場合、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記検知処理において、前記照合領域における前記第1撮像装置の合焦距離と、前記初期設定処理における前記第1撮像装置の合焦距離との差分が所定の範囲を超える場合、前記制御部は、前記照合領域を別の前記分割領域に変更し、
    前記合焦距離は、撮像対象と焦点が合う距離を示す、監視システム。
  3. 異常状態を検知する監視システムであって、
    第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する第1撮像装置と、
    第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する第2撮像装置と
    を備え、
    前記第1撮像装置は、前記第2撮像装置を制御する制御部を有し、
    前記第2撮像装置は、前記制御部の制御により、前記第1撮像領域の一部である前記第2撮像領域を撮像し、
    前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した照合率に基づいて、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記制御部は、初期設定処理と検知処理とを実行し、
    前記検知処理は、前記異常状態を検知する処理であり、
    前記初期設定処理において、前記制御部は、前記検知処理における前記第2撮像装置の撮像設定を示す検知撮像設定を算出し、
    前記制御部は、前記異常状態を検知するための判定領域を前記第1撮像領域の範囲内に設定し、
    前記検知処理において、前記検知撮像設定に基づいて前記第2撮像装置が前記第2画像を撮像し、
    前記制御部は、前記判定領域における前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記判定領域を複数の分割領域に分割し、
    前記制御部は、前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域を照合領域に特定し、前記照合領域において前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記照合率が所定の範囲外である場合、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記第2撮像領域の大きさと前記分割領域の大きさとは等しい、監視システム。
  4. 異常状態を検知する監視システムであって、
    第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する第1撮像装置と、
    第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する第2撮像装置と
    を備え、
    前記第1撮像装置は、前記第2撮像装置を制御する制御部を有し、
    前記第2撮像装置は、前記制御部の制御により、前記第1撮像領域の一部である前記第2撮像領域を撮像し、
    前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した照合率に基づいて、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記制御部は、初期設定処理と検知処理とを実行し、
    前記検知処理は、前記異常状態を検知する処理であり、
    前記初期設定処理において、前記制御部は、前記検知処理における前記第2撮像装置の撮像設定を示す検知撮像設定を算出し、
    前記制御部は、前記異常状態を検知するための判定領域を前記第1撮像領域の範囲内に設定し、
    前記検知処理において、前記検知撮像設定に基づいて前記第2撮像装置が前記第2画像を撮像し、
    前記制御部は、前記判定領域における前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記判定領域を複数の分割領域に分割し、
    前記制御部は、前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域を照合領域に特定し、前記照合領域において前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記照合率が所定の範囲外である場合、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記検知処理において、前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像との前記照合率が所定の範囲外である場合、前記検知処理を所定回数実行し、
    前記所定回数は前記分割領域ごとに異なる、監視システム。
  5. 前記第2撮像装置は、撮像範囲を変更可能であり、
    前記制御部は、前記第1撮像領域のうち前記第2撮像装置の撮像可能範囲に含まれない領域を除いて前記判定領域を設定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の監視システム。
  6. 異常状態を検知する監視システムであって、
    第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する第1撮像装置と、
    第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得する第2撮像装置と
    を備え、
    前記第1撮像装置は、前記第2撮像装置を制御する制御部を有し、
    前記第2撮像装置は、前記制御部の制御により、前記第1撮像領域の一部である前記第2撮像領域を撮像し、
    前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した照合率に基づいて、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記制御部は、初期設定処理と検知処理とを実行し、
    前記検知処理は、前記異常状態を検知する処理であり、
    前記初期設定処理において、前記制御部は、前記検知処理における前記第2撮像装置の撮像設定を示す検知撮像設定を算出し、
    前記制御部は、前記異常状態を検知するための判定領域を前記第1撮像領域の範囲内に設定し、
    前記検知処理において、前記検知撮像設定に基づいて前記第2撮像装置が前記第2画像を撮像し、
    前記制御部は、前記判定領域における前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記判定領域を複数の分割領域に分割し、
    前記制御部は、前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域を照合領域に特定し、前記照合領域において前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記照合率が所定の範囲外である場合、前記第1撮像装置または前記第2撮像装置の異常状態を検知し、
    前記制御部は、前記検知撮像設定を調整するキャリブレーション処理を実行し、
    前記キャリブレーション処理は、前記第1画像を取得する処理を含み、
    前記キャリブレーション処理において、前記制御部は、前記キャリブレーション処理において取得した前記第1画像と、前記初期設定処理において取得した前記第1画像とのずれ量を算出し、
    前記ずれ量に基づいて、前記検知撮像設定を調整する、監視システム。
  7. 第1撮像領域を撮像して、第1画像を取得する第1撮像素子と、
    別の撮像装置を制御する制御部と
    を備え、
    前記別の撮像装置は、第2撮像素子を備え、
    前記第2撮像素子は、前記制御部の制御により、前記第1撮像領域の一部である第2撮像領域を撮像して、第2画像を取得し、
    前記制御部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合した照合率に基づいて、前記第1撮像素子または前記第2撮像素子の異常状態を検知し、
    前記制御部は、初期設定処理と検知処理とを実行し、
    前記検知処理は、前記異常状態を検知する処理であり、
    前記初期設定処理において、前記制御部は、前記検知処理における前記別の撮像装置の撮像設定を示す検知撮像設定を算出し、
    前記制御部は、前記異常状態を検知するための判定領域を前記第1撮像領域の範囲内に設定し、
    前記検知処理において、前記検知撮像設定に基づいて前記別の撮像装置が前記第2画像を撮像し、
    前記制御部は、前記判定領域における前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記判定領域を複数の分割領域に分割し、
    前記制御部は、前記複数の分割領域のうち少なくとも1つの分割領域を照合領域に特定し、前記照合領域において前記第1画像と前記第2画像とを照合し、
    前記制御部は、前記照合率が所定の範囲外である場合、前記第1撮像素子または前記別の撮像装置の異常状態を検知し、
    前記検知処理において、前記制御部は、前記検知処理を実行する度に前記照合領域を変更する、撮像装置。
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