JP7008213B2 - 負荷制御装置 - Google Patents

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Description

本開示は、負荷制御装置に関する。より詳細には、本開示は、負荷を制御するための負荷制御装置に関する。
従来、商用電源から負荷への電力供給を入切するスイッチ(負荷制御装置)があった(例えば特許文献1参照)。このスイッチは、スイッチ本体と、スイッチ本体に取り付けられるピアノハンドルと、ピアノハンドルの前面に着脱自在に取り付けられるワイヤレスリモコン(送信機)と、を備えている。スイッチ本体(本体部)の片側には、ワイヤレスリモコンから送信される光信号を受光する受光モジュール(受光部)が配置されている。ピアノハンドルには、受光モジュールに対向する部位に、ピアノハンドルを貫通する貫通孔が設けられている。また、ピアノハンドルには、透光性を有する受光カバーが貫通孔を覆うように取り付けられている。
特開2006-33497号公報
特許文献1に記載のスイッチでは、ピアノハンドルに設けられた貫通孔は、前面視の大きさが受光モジュールよりも大きい矩形の孔である。そのため、受光カバーにおいて、ピアノハンドルに設けられた貫通孔に対向する部位と、それ以外の部位とで、受光カバーを前面から見たときの明るさにむらが発生しやすい、という問題があった。
本開示の目的は、受光カバーの表面において明るさのむらを低減可能な負荷制御装置を提供することにある。
本開示の一態様の負荷制御装置は、負荷を制御する制御部を有する本体部と、前記本体部に着脱可能である送信機と、を備える。前記本体部は、前記送信機から送信された光信号を受光する受光部と、前記受光部を覆う受光カバーと、前記受光カバーが配置される載置部と、を備える。前記受光カバーは、前記載置部側の部位にレンズを有する。前記載置部は、前記レンズと対向する対向部位の一部に遮光部を有する。前記遮光部は、前記対向部位において前記遮光部が設けられていない部位に比べて、光の透過率が低い。
本開示によれば、受光カバーの表面において明るさのむらを低減可能な負荷制御装置を提供することができる。
図1は、本開示の実施形態に係る負荷制御装置を前側から見た分解斜視図である。 図2は、同上の負荷制御装置が備えるハンドルの斜視図である。 図3は、同上の負荷制御装置を後側から見た分解斜視図である。 図4は、同上の負荷制御装置の施工状態を示す正面図である。 図5は、同上の負荷制御装置のブロック図である。 図6は、同上の負荷制御装置が備える受光カバーの裏面図である。 図7Aは、同上の負荷制御装置のハンドルが操作されていない状態の部分断面図である。図7Bは、同上の負荷制御装置のハンドルが操作された状態の部分断面図である。 図8は、本開示の実施形態の変形例1に係る負荷制御装置の要部の正面図である。 図9は、本開示の実施形態の変形例2に係る負荷制御装置の要部の斜視図である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態に係る負荷制御装置1の概要について、図1~図7Bを参照して説明する。
負荷制御装置1は、本体部2と、本体部2に着脱可能である送信機3と、を備える。
本体部2は、負荷200(例えば照明負荷)を制御する制御部(本体側制御部65)を有する。また、本体部2は、受光部62と、受光カバー54と、載置部53とを備える。受光部62は、送信機3から送信された光信号を受光する。受光カバー54は受光部62を覆う。載置部53には受光カバー54が載置される。
受光カバー54は、載置部53側の部位にレンズ541(図6参照)を有する。
載置部53は、レンズ541と対向する対向部位530(図1参照)の一部に遮光部531を有している。
遮光部531は、レンズ541と対向する対向部位530において遮光部531が設けられていない部位(貫通孔532)に比べて、光の透過率が低い。
このように、載置部53においてレンズ541と対向する対向部位530の一部に設けられた遮光部531は、対向部位530において遮光部531が設けられていない部位(貫通孔532)よりも光の透過率が低い。したがって、受光カバー54の表面において、裏側にレンズ541が設けられている部位と、裏側にレンズ541が設けられていない部位とで、明るさのむらが低減できるので、受光カバー54の表面において明るさのむらを低減可能な負荷制御装置1を提供できる。
以下の説明では、図1において「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」の矢印で示す通りに各方向を規定する。ただし、これらの方向は負荷制御装置1の設置方向を規定する趣旨ではない。また、図面中の各方向を示す矢印は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。また、図1において対向部位530を示す二点鎖線は説明のために表記しているに過ぎず、実体を伴わない。
(2)詳細
(2.1)回路構成
負荷制御装置1の回路構成について図5を参照して説明する。
本実施形態の負荷制御装置1は、例えば照明負荷のような負荷200の点灯/消灯を制御するために用いられる。
本体部2は、半導体スイッチ61と、受光部62と、操作検知部63と、発光部64と、本体側制御部65と、接続端子661,662と、を備える。本実施形態の本体部2は、施工面に固定されるスイッチ本体4(固定部)と、ユーザ操作に応じて動作可能な状態でスイッチ本体4に取り付けられるハンドル5(可動部)とを備える(図1~図3参照)。半導体スイッチ61、受光部62、操作検知部63、発光部64、本体側制御部65、および接続端子661,662はスイッチ本体4に収納されている。
接続端子661と接続端子662との間には、例えば、商用電源のような交流電源300と、照明負荷のような負荷200とが直列に接続される。
半導体スイッチ61は、例えばエンハンスメント形のnチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)からなる2個のスイッチ素子611,612を備える。スイッチ素子611,612はゲート同士、ソース同士が互いに接続されており、スイッチ素子611のドレインは接続端子661に接続され、スイッチ素子612のドレインは接続端子662に接続されている。
受光部62は、例えば赤外線を受光するフォトダイオードのような受光素子621(図1、図7A、及び図7B参照)を備える。受光部62は、送信機3から赤外線のような光信号(ワイヤレス信号)で送信された制御信号を受信する。つまり、本実施形態の受光部62は、送信機3との間で光を媒体とした無線通信を行う。
操作検知部63は、例えばモーメンタリ動作を行う押釦スイッチを備える。スイッチ本体4には、ハンドル5の裏面の突起52(図3参照)に対応する位置にT字形の可動バー44(図1参照)が設けられている。可動バー44の一端部は前後方向に移動可能であり、操作検知部63が備える押釦スイッチは可動バー44の裏側に配置されている。ユーザによってハンドル5が押されると、ハンドル5の突起52が可動バー44を後方に押し、可動バー44の裏面で押釦スイッチが押されるので、押釦スイッチの接点状態が変化する。例えば、ハンドル5が押されていない状態で押釦スイッチの接点状態がオフ状態であれば、ユーザによってハンドル5が押され、ハンドル5の突起52で可動バー44が押されると、押釦スイッチの接点状態がオフ状態からオン状態に変化する。これにより、操作検知部63は、ユーザによるハンドル5の操作を検知することができ、ハンドル5の操作に応じた操作信号を本体側制御部65に出力する。
発光部64は、例えば緑色発光の発光ダイオードを備える。スイッチ本体4の前面には表示部47が配置されている。表示部47は発光部64の発光を外部に出力する透光レンズからなる。表示部47は、スイッチ本体4の前面において、スイッチ本体4の内部に収納された発光部64の前方に位置しており、発光部64の発光が表示部47を通ってスイッチ本体4の外部に出力される。
本体側制御部65は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、本体側制御部65は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが本体側制御部65として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
本体側制御部65は、受光部62が受光した制御信号、又は、操作検知部63から入力される操作信号に応じて、半導体スイッチ61のオン/オフを制御することで、負荷200を点灯又は消灯する。本体側制御部65は、半導体スイッチ61のオン/オフを制御して位相制御を行うことで、負荷200を調光することもできる。
また、本体側制御部65は、発光部64の点灯/消灯を制御することで、発光部64(表示部47)による表示内容を制御する。例えば、本体側制御部65は、負荷200の消灯時に発光部64を点灯させ、負荷200の点灯時に発光部64を消灯させる。負荷200の消灯時には発光部64が点灯するので、ユーザは周囲が暗い場合でも発光部64(表示部47)の光で負荷制御装置1の位置を把握できる。また、本体側制御部65は、例えばタイマ動作(負荷200を一定時間点灯させる動作)を行う場合に、発光部64を点滅させてもよく、ユーザは発光部64(表示部47)の点滅状態をもとに負荷制御装置1の動作状態を把握できる。
送信機3は、送信機側発光部71と、操作受付部72と、送信機側制御部73とを備える。
送信機側発光部71は、例えば赤外線を発光する発光ダイオードのような発光素子を備える。送信機側発光部71は、赤外線のような光信号(ワイヤレス信号)を発光(出力)することによって、光信号からなる制御信号を本体部2に送信する。つまり、本実施形態の送信機側発光部71は、本体部2との間で光を媒体とした無線通信を行う。
操作受付部72はユーザによる操作を受け付ける。操作受付部72は、複数(例えば5個)のスイッチを備える。送信機3の後面には、5個のスイッチにそれぞれ対応し、対応するスイッチを導通させるための5個の操作部331(図3参照)が設けられている。5個の操作部331は、例えば、点灯/消灯の切替ボタン、調光明ボタン、調光暗ボタン、調光点灯ボタン、タイマ点灯ボタンなどである。調光明ボタンは、負荷200の点灯時の明るさを明るくするために操作されるボタンである。調光暗ボタンは、負荷200の点灯時の明るさを暗くするために操作されるボタンである。調光点灯ボタンは、予め設定された調光レベルで負荷200を点灯させるために操作されるボタンである。タイマ点灯ボタンは、負荷200を一定時間点灯させた後に消灯させるタイマ点灯動作を行わせるために操作されるボタンである。
送信機側制御部73は、例えば、プロセッサおよびメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、送信機側制御部73は、プロセッサおよびメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが送信機側制御部73として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
送信機側制御部73は、操作受付部72がユーザによる操作部331の操作を受け付けると、操作内容に応じた制御信号を送信機側発光部71から無線信号で送信させる。つまり、送信機3は、送信機3の後面に設けられた操作部331を有し、送信機側発光部71が操作部331の操作入力に応じた光信号を発光することによって、光信号で制御信号を送信する。したがって、操作部331を操作することで、送信機側発光部71から受光部62に操作部331の操作入力に応じた信号を送信させることができる。
(2.2)構造
次に、負荷制御装置1の各部の構造および動作について説明する。
(2.2.1)本体部
本体部2は、受光部62を含むスイッチ本体4(固定部)と、ユーザの操作に応じて動作可能な状態でスイッチ本体に取り付けられるハンドル5(可動部)とを備える。
スイッチ本体4は箱型の器体41を備える。器体41は、後側のボディ42と前側のカバー43とを有する。ボディ42およびカバー43はそれぞれ合成樹脂の成形品である。器体41はボディ42とカバー43とを結合して構成される。
カバー43には、埋込式の配線器具を施工面に固定する場合に用いる取付枠8に着脱自在に取付可能とするために、左側の側面の上下に各一対の取付爪45が設けられ、右側の側面の上下方向における中央部に一対の取付爪45が設けられている。これにより、取付枠8の取付用孔81に取付爪45を挿入させることで、スイッチ本体4を取付枠8に取り付けることができ、スイッチ本体4を取付枠8を用いて壁面などの施工面100に固定することができる(図4参照)。尚、取付枠8の前面にはプレート9が取り付けられ、プレート9の開口部91から負荷制御装置1の前面(例えばハンドル5又は送信機3の前面)が露出する。
カバー43の前面には、上下方向における中央部の右側寄りの部位に、上記の可動バー44が設けられている。カバー43の前面には可動バー44の右側に貫通部が設けられ、この貫通部には表示部47が配置されている。表示部47は、透明な合成樹脂(例えばアクリル樹脂)で形成された透光レンズからなる。表示部47の前面の形状は上下方向に長い長円形状である。尚、表示部47は透光性を有していればよく、半透明の透光部材でもよいし、着色された透光部材でもよい。また、表示部47は合成樹脂製に限定されず、ガラスなどで形成されてもよい。
カバー43の前面には、上下方向における中央部の左端に、ハンドル5を回転可能な状態で支持する軸部46が設けられている。カバー43の前面の上部および下部には、ハンドル5を前側に押すばね片48が、カバー43と一体に設けられている。
カバー43の前面には、軸部46の下側に貫通孔49が設けられている。貫通孔49はカバー43の前壁を前後方向に貫通する。器体41の内部には、貫通孔49に望むように受光部62の受光素子621が配置されている。また、カバー43の前面には、貫通孔49の縁部に、受光部62の受光素子621を囲む筒状のリブ491が設けられている。リブ491は、カバー43(固定部)において、受光部62に光信号が入射する入射方向D1(図7A参照)と交差する平面、具体的には入射方向D1(前後方向)と直交するように交差する平面(前面)に設けられている。本実施形態では貫通孔49は丸孔であり、リブ491は円筒状である。カバー43の前面に筒状のリブ491が設けられているので、リブ491が無い場合に比べて、カバー43の外部と受光素子621との間の沿面距離が長くなり、絶縁性が向上するという利点がある。
ハンドル5は、ハンドル本体50と受光カバー54とで構成される。
ハンドル本体50は合成樹脂の成形品であり、ハンドル本体50の前面視の形状は矩形状である。ハンドル本体50の左側部の裏面には、軸部46を回転可能な状態で支持する軸受部51が設けられている(図3参照)。ハンドル本体50の裏面には、可動バー44に対向する部位に突起52が設けられている。
ハンドル本体50が器体41に取り付けられた状態では、ハンドル本体50(つまり、ハンドル5)は軸部46を中心に回転可能である。ハンドル本体50において軸部46で支持された側と反対側(右側)の端部をユーザが押すと、ハンドル本体50が軸部46を中心に回転する。ハンドル本体50の回転によってハンドル本体50の突起52が可動バー44を押すと、器体41に内蔵された押釦スイッチのオン/オフが変化する。その後、ユーザの手がハンドル本体50から離れ、ハンドル本体50を押す力がなくなると、ハンドル本体50はばね片48の弾性力を受けて前方に移動する。これにより、可動バー44が元の位置に戻り、器体41に内蔵された押釦スイッチのオン/オフが変化する。
ハンドル本体50の前面の左端には、前側に突出する台状の載置部53がハンドル本体50と一体に設けられている。載置部53には、カバー43の貫通孔49に対応する部位に、載置部53を前後方向に貫通する貫通孔532(図1参照)が設けられている。貫通孔532には、スイッチ本体4に設けられたリブ491の少なくとも一部が挿入されるので、リブ491が載置部53と干渉する可能性を低減できる。
受光カバー54は、赤外光に対して透光性を有する合成樹脂で形成されている。受光カバー54は上下方向に細長い帯板状であり、載置部53の前面側に取り付けられている。受光カバー54が載置部53の前側に取り付けられることによって、貫通孔532が受光カバー54によって覆われている。受光カバー54は、載置部53側の部位にレンズ541(図6参照)を有している。レンズ541は、受光カバー54の載置部53側の部位であって、貫通孔532に対応する部位を含む所定の範囲に設けられている。レンズ541は、前方から受光カバー54に入射する光を、受光部62の受光素子621に集光する機能を有している。また、受光カバー54の右側面には、レンズ541に対応する部位に、横方向から入射した光を受光部62の受光素子621に導くレンズ部542が設けられている。したがって、送信機3から送信された光信号(制御信号)は受光カバー54を通って受光部62に受光される。このように、受光部62は受光カバー54に覆われているので、外側から受光部62を目立ちにくくできる。また、受光カバー54の右側面の上部および下部には、突起59がそれぞれ設けられている。
受光カバー54の色は、送信機3の送信機本体30の色と同系色であり、ハンドル本体50の色とも同系色である。ここにおいて、「同系色」とは、例えば日本工業規格「JIS Z8102 物体色の色名」に基づいたカラーチャートなどにおいて同じ色又は同じ色相と識別される色である。本実施形態では、受光カバー54、ハンドル本体50、送信機3の送信機本体30の色は、例えば白色であるが、ベージュ、シルバー、グレー、ダークブラウンなどでもよい。受光カバー54、ハンドル本体50、送信機3の送信機本体30の色を同系色とすることで、統一感のある配色を実現できる。
本実施形態では、受光カバー54が配置される載置部53に、受光カバー54の裏面のレンズ541と対向する対向部位530(図1参照)の一部、すなわちスイッチ本体4のリブ491と干渉しない部位に遮光部531が設けられている。遮光部531はハンドル5と一体に設けられている。遮光部531にはスイッチ本体4のリブ491が挿入される上記の貫通孔532が設けられている。換言すれば、遮光部531は、リブ491の少なくとも一部が挿入される貫通孔532(孔)を有している。また、ハンドル本体50は、受光カバー54と対向する対向部位530において遮光部531の周囲(本実施形態では遮光部531の上下)には、受光カバー54側に突出する突出部位533,534を有している。遮光部531は、対向部位530において遮光部531が設けられていない部位、つまり貫通孔532の孔内の空間に比べて、光の透過率が低くなっている。
ここにおいて、載置部53においてレンズ541と対向する対向部位530には、受光部62の周りを囲むリブ491が挿入されるので、寸法精度や組立時の干渉などを考慮すると、対向部位530の全体に孔を開けるのが好ましい。対向部位530に遮光部531が設けられておらず、対向部位530の全体が孔になっている場合、孔の部分が暗くなり、突出部位533,534の表面との間で明るさに差が発生する。そのため、対向部位530の全体が孔になっている場合、受光カバー54の表面において、突出部位533,534に対応する部位と、対向部位530に対応する部位との間で明るさに差ができ、対向部位530に対応する部位が暗く見える可能性がある。対向部位530の全体が孔になっている場合、対向部位530に対応する部位が暗く見えないようにするため、受光カバー54の全体をハンドル本体50よりも暗めの色にする必要がある。それに対して、本実施
形態では、対向部位530において、リブ491が挿入される貫通孔532以外の部位に遮光部531が形成されているので、対向部位530の全体に孔があいている場合に比べて受光カバー54の表面において明るさのむらを低減できる。よって、受光カバー54を、ハンドル本体50と同系色とした場合でも、受光カバー54の表面において明るさにむらができにくくなる。
尚、本実施形態では、リブ491と貫通孔532の内面との間ができるように、リブ491及び貫通孔532の寸法が設定されているので、図7Aに示すように、リブ491がハンドル本体50と干渉することはない。また、図7Bに示すように、ハンドル5の右側の端部が押されてハンドル5が回転した場合でも、リブ491と貫通孔532の内面とが干渉する可能性を低減できる。
また、本実施形態では、載置部53に前方に突出する突出部位533,534が設けられている。したがって、前後方向において、受光カバー54の表面(前面)と突出部位533,534の表面(前面)との間の距離よりも、受光カバー54の表面と載置部53の対向部位530の表面(前面)との間の距離を長くできる。これにより、受光カバー54の表面と載置部53の対向部位530の表面との間にレンズ541を配置する空間を確保できる。
また、本実施形態では、図7Aに示すように、受光部62の受光素子621に光が入射する入射方向D1において、リブ491の前端が遮光部531の前面531aと同じ位置にあるか、リブ491の前端492が遮光部531の前面531aよりも後側にある。ここで、入射方向D1において、リブ491の前端492が遮光部531の前面531aよりも後側にあるとは、リブ491の前端492が、遮光部531の前面531aに比べて受光素子621に近い位置にあることを意味する。すなわち、受光素子621からリブ491の前端492までの距離(第3距離)が、受光素子621から遮光部531の前面531aまでの距離(第4距離)よりも短いことを意味する。これにより、ハンドル5の右側の端部が押されてハンドル5が回転した場合でも、リブ491と、受光カバー54とが干渉する可能性を低減できる。
ハンドル5の前面の右側には、器体41の表示部47と対向する部位に、ハンドル5を前後方向に貫通する貫通孔56が設けられている。ハンドル5の裏面には透光レンズ57(図3参照)が取り付けられている。透光レンズ57は透明な合成樹脂(例えばアクリル樹脂など)の成形品からなる。透光レンズ57は、前面視の形状が上下方向に長い長円形状である突出部571を備える。透光レンズ57は、突出部571が貫通孔56に挿入された状態でハンドル5の裏面に固定されている。これにより、ハンドル5が器体41に取り付けられた状態では、表示部47の発光が透光レンズ57を通して前側に照射される。
また、本実施形態では、可動部であるハンドル5は、ある方向(本実施形態ではハンドル5の短手方向であって、左右方向と平行な方向)における一方の端部(左端部)側で、固定部であるスイッチ本体4に対して回転可能に支持されている。そして、ハンドル5は、上記の方向における他方の端部(右端部)に透光レンズ57を有している。これにより、ハンドル5において回転可能に支持されている端部と反対側の端部にある透光レンズ57を通して表示部47の光が出力される。したがって、送信機3がハンドル5から外されている状態では、ユーザは、透光レンズ57を通して出力される光をもとに、ハンドル5を押し操作する端部を判別することができる。
尚、透光レンズ57は透明な透光部材に限定されず、半透明の透光部材でもよいし、着色された透光部材でもよい。また、透光レンズ57は合成樹脂製のレンズに限定されず、ガラスなどで形成されてもよい。
また、ハンドル5の右側部の裏面には、送信機3に内蔵された磁石の磁力によって吸引される鉄片が取り付けられている。送信機3が磁石を有しているので、送信機3を鉄などの強磁性体で形成された部位に取り付けて使用することもできる。尚、本実施形態では、ハンドル5に鉄片からなる被吸引部材が取り付けられているが、被吸引部材の鉄製のものに限定されず、鉄などの強磁性体の金属やその合金で形成されてもよい。
(2.2.2)送信機
次に、送信機3の構造について図1及び図3に基づいて説明する。
送信機3は、合成樹脂の成形品である送信機本体30を備える。送信機3は、可動部であるハンドル5に着脱可能である。ハンドル5に送信機3を保持させることで、ハンドル5以外の部位に送信機3を保持させる場合に比べて、負荷制御装置1の前面の大きさを小さくできる。
送信機本体30は扁平な直方体状に形成されている。送信機本体30の前面の形状および大きさは、ハンドル5の前面において載置部53を除いた部位とほぼ同じ形状および大きさである。送信機本体30の内部には、送信機側発光部71、操作受付部72、及び送信機側制御部73等の回路が形成されたプリント配線基板と、電源であるボタン電池のような電池とが収納される。送信機本体30の上側の側面には、送信機側発光部71が備える発光ダイオードを露出させるための貫通孔303が設けられている。
送信機本体30の後部にはメンブレンシート33が貼り付けられている。メンブレンシート33は、透明な合成樹脂により板状に形成されており、可撓性を有している。メンブレンシート33において、ハンドル5に設けられた透光レンズ57の突出部571と対応する透光領域332は透明である。また、メンブレンシート33において透光領域332以外の部位は白色である。
メンブレンシート33の表面には、それぞれドーム状に突出する5個の操作部331が設けられている。メンブレンシート33には、5個の操作部331の裏側にそれぞれ導電性インクを塗布することによって円形の可動接点が形成されている。一方、送信機本体30の内部に収納されたプリント配線基板には、5個の操作部331のそれぞれに対応する部位に、一対の固定接点が例えばカーボンペーストを印刷することによって形成されている。ここにおいて、一対の固定接点と可動接点とでスイッチが構成される。
ユーザが操作部331を押して、操作部331の裏側に形成された可動接点を一対の固定接点と接触させると、一対の固定設定が可動接点を介して電気的に接続されるので、スイッチがオンになる。一方、操作部331が押されていない状態では、一対の固定接点が電気的に開放された状態となり、スイッチがオフになる。送信機3の操作受付部72は、5個のスイッチのオン/オフの状態を監視しており、スイッチがオンになると操作信号を送信機側制御部73に出力する。送信機側制御部73は、操作受付部72から操作信号を受け付けると、ユーザの操作に応じた制御信号を送信機側発光部71からスイッチ本体4に送信させる。
また、送信機本体30の前面には、透光性を有する合成樹脂(例えばアクリル樹脂など)で形成された化粧板31が、接着、超音波溶着などの方法で取り付けられる。送信機本体30には、ハンドル5の突出部571に対応する部位に、送信機本体30を前後方向に貫通する貫通孔が設けられている。化粧板31の後面には、この貫通孔303に挿入されるレンズ部が一体に設けられている。化粧板31の前面には、レンズ部に対応する部位に、前方に突出する突出部311が設けられている。ここにおいて、レンズ部と突出部311とで、表示部47の光を送信機3の前側に導く導光部35が構成される。導光部35は、送信機3の後面側から前面側に光を導いており、送信機3の後面側から入射した光を前面側から出力することができる。化粧板31は、例えば二色成型の技術を利用して製造される。例えば、レンズ部を最初に成型し、レンズ部の一端側に板状部分を成型することで、化粧板31を一体に形成することができる。
送信機本体30の内部には、ハンドル5に取り付けられた鉄片に対応する位置に磁石が収納される。磁石は、例えばネオジウム磁石やコバルト磁石などの希土類磁石である。
また、送信機本体30の左側面の上部および下部には、ハンドル5の受光カバー54に設けられた突起59が挿入される溝302(図3参照)が設けられている。
(2.3)負荷制御装置の使用方法
本実施形態の負荷制御装置1は、施工面100に固定されて使用される。スイッチ本体4は取付枠8を用いて施工面100に固定され、取付枠8の前側にはプレート9が取り付けられる。スイッチ本体4にはハンドル5が回転可能な状態で取り付けられる。ハンドル5には送信機3が取り付けられる。送信機3は、ハンドル5の突起59に送信機本体30の左側面の溝302を合わせた状態でハンドル5に取り付けられ、送信機3に収納された磁石の磁力によってハンドル5に保持される。
送信機3がハンドル5に取り付けられた状態で、送信機3の右側を押すと、送信機3とともにハンドル5が回転し、ハンドル5の突起52で可動バー44が押され、可動バー44の裏面で器体41に収納された押釦スイッチが押される。これにより、押釦スイッチの接点状態が変化し、本体側制御部65が半導体スイッチ61のオン/オフを制御して、負荷200を点灯又は消灯させる。
ここで、本体側制御部65は、例えば負荷200の消灯時に発光部64を点灯させており、発光部64の光が表示部47から前側に出力される。ハンドル5には、表示部47から前方に出力される光を前面に導く透光レンズ57が設けられている。ハンドル5に取り付けられる送信機3には、透光レンズ57を通って前方に出力される光を前面に導く導光部35が設けられている。したがって、表示部47から前側に出力される光はハンドル5の透光レンズ57と導光部35とを通って送信機3の前側に導かれ、突出部311から送信機3の前方に照射される。これにより、ユーザは、送信機3の突出部311(導光部35)を通して表示部47(発光部64)の光を確認でき、表示部47の表示を確認できる。
送信機3を用いて負荷200を点灯又は消灯させる場合、送信機3をハンドル5から取り外して使用する。ユーザが送信機3の裏面の操作部331を押すと、操作受付部72から送信機側制御部73に操作に応じた操作信号が出力される。送信機側制御部73は、操作受付部72から入力される操作信号に応じた制御信号を送信機側発光部71から送信させる。受光部62が送信機3から送信された制御信号を受信すると、本体側制御部65は、受光部62が受信した制御信号に応じて半導体スイッチ61のオン/オフを制御し、負荷200を点灯又は消灯させる。ここで、本体側制御部65は、例えば負荷200の消灯時に発光部64を点灯させており、発光部64の発光で表示部47を光らせることで、負荷制御装置1の設置位置を表示する。また、本体側制御部65は、タイマ動作の実行中は発光部64を点滅させており、発光部64の光で表示部47を点滅させることで、負荷制御装置1の動作状態を表示する。尚、送信機3がハンドル5から取り外されている場合、表示部47の発光はハンドル5の透光レンズ57を通して、ハンドル5の前方に導かれる。したがって、ユーザは、ハンドル5の透光レンズ57の突出部571を通して表示部47の発光を確認でき、表示部47の表示を確認できる。
本実施形態では、施工面に固定される本体部2に送信機3が着脱可能に設けられているので、ユーザは、本体部2から取り外した送信機3を所望の場所に移動させて使用することができる。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
以下、上記の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)変形例1
上記実施形態の変形例1を図8に基づいて説明する。
変形例1の負荷制御装置1は、受光部62を囲むリブ491Aの厚みが一様ではない点で、上記実施形態と相違する。尚、上記実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
スイッチ本体4(固定部)のカバー43は、受光部62(受光素子621)に光信号が入射する入射方向(前後方向)と交差する平面(カバー43の前面)において、受光部62を囲む筒状のリブ491Aを備えている。
スイッチ本体4に取り付けられるハンドル5(可動部)には、送信機3が載置部53と並ぶように取り付けられている。
そして、リブ491Aは、前側から見た場合に、ハンドル5に取り付けられた送信機3からの距離が第1距離L1である第1部位493と、ハンドル5に取り付けられた送信機3からの距離が第2距離(L1+L2)である第2部位494とで厚みが異なっている。ここで、第2距離(L1+L2)は第1距離L1よりも長く、本実施形態では、リブ491Aの左端部分である第2部位494に比べて、リブ491Aの右端部分である第1部位493の方が厚みが薄くなっている。これにより、ハンドル5の右側の端部が押されることで、ハンドル5が回転した場合でも、リブ491Aとハンドル5(ハンドル本体50の貫通孔532の周縁部)とが干渉する可能性を低減できる。
(3.2)変形例2
上記実施形態の変形例2を図9に基づいて説明する。
変形例2の負荷制御装置1は、受光部62を囲むリブ491Bの一部に、入射方向D1に沿って延びる溝495が設けられた点で上記実施形態と相違する。尚、上記実施形態と共通する構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
溝495は、リブ491Bの前端から後端にかけて入射方向D1に沿って延びるように設けられている。溝495は、リブ491Bを厚み方向(円筒状のリブ491Bの径方向)において貫通するように設けられている。本実施形態のリブ491Bでは、前面視においてハンドル5に取り付けられた送信機3の左端部からの距離が最も短い部位(つまり右側部)に溝495が設けられている。
このように、リブ491Bには溝495が設けられているので、溝495が無い場合に比べて、リブ491Bが載置部53(載置部53における貫通孔532の周縁部)と干渉する可能性を低減できる。
(3.3)その他の変形例
上記実施形態の負荷制御装置1は施工面100に固定される配線器具であるが、負荷制御装置1は施工面100に固定されるものに限定されない。負荷制御装置1は施工面100などに固定されておらず、自由な場所に配置されて使用されるものでもよい。
上記実施形態では、本体側制御部65は、負荷200の消灯時に発光部64(表示部47)を点灯させ、タイマ動作時に発光部64を点滅させているが、例えば負荷200の消灯時とタイマ動作時とで発光部64の発光色を変えて表示を行ってもよい。
また、負荷制御装置1の制御対象の負荷は照明負荷に限定されず、換気扇などでもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る負荷制御装置(1)は、負荷(200)を制御する制御部(65)を有する本体部(2)と、本体部(2)に着脱可能である送信機(3)と、を備える。本体部(2)は、送信機(3)から送信された光信号を受光する受光部(62)と、受光部(62)を覆う受光カバー(54)と、受光カバー(54)が配置される載置部(53)と、を備える。受光カバー(54)は、載置部(53)側の部位にレンズ(541)を有する。載置部(53)は、レンズ(541)と対向する対向部位(530)の一部に遮光部(531)を有する。遮光部(531)は、対向部位(530)において遮光部(531)が設けられていない部位(532)に比べて、光の透過率が低い。
この態様によれば、載置部(53)においてレンズ(541)と対向する対向部位(530)の一部に設けられた遮光部(531)は、対向部位(530)において遮光部(531)が設けられていない部位(貫通孔532)よりも光の透過率が低い。したがって、受光カバー(54)の表面において、裏側にレンズ(541)が設けられている部位と、裏側にレンズ(541)が設けられていない部位とで、明るさのむらが低減できるので、受光カバー(54)の表面において明るさのむらを低減可能な負荷制御装置(1)を提供できる。
第2の態様に係る負荷制御装置(1)では、第1の態様において、本体部(2)は、受光部(62)を含む固定部(4)と、ユーザの操作に応じて動作可能な状態で固定部(4)に取り付けられる可動部(5)とを有する。固定部(4)は、受光部(62)に光信号が入射する入射方向(D1)と交差する平面(50a)において、受光部(62)を囲む筒状のリブ(491,491A,491B)を有する。
この態様によれば、リブ(491,491A,491B)を設けることで、固定部(4)の外部と受光部(62)との間の沿面距離が長くなるので、絶縁性の向上を図ることができる。
第3の態様に係る負荷制御装置(1)では、第2の態様において、遮光部(531)は、リブ(491,491A,491B)の少なくとも一部が挿入される孔(532)を有する。
この態様によれば、リブ(491,491A,491B)が載置部(53)と干渉する可能性を低減できる。
第4の態様に係る負荷制御装置(1)では、第2又は第3の態様において、送信機(3)は、可動部(5)に対して、載置部(53)と並ぶように取り付けられる。リブ(491,491A,491B)は、可動部(5)に取り付けられた送信機(3)からの距離が第1距離(L1)である第1部位(493)と、可動部(5)に取り付けられた送信機(3)からの距離が第2距離(L1+L2)である第2部位(494)とで厚みが異なる。第2距離(L1+L2)は第1距離(L1)よりも長い。
この態様によれば、第1部位(493)及び第2部位(494)の一方に比べて、第1部位(493)及び第2部位(494)の他方の厚みが薄くなるので、載置部(53)と干渉する可能性を低減できる。
第5の態様に係る負荷制御装置(1)では、第2~第4のいずれかの態様において、リブ(491,491A,491B)の一部に、入射方向(D1)に沿って延びる溝(495)が設けられる。
この態様によれば、リブ(491,491A,491B)の一部に溝(495)が設けられているので、溝(495)が無い場合に比べて、リブ(491,491A,491B)が載置部(53)と干渉する可能性を低減できる。
第6の態様に係る負荷制御装置(1)では、第2~第5のいずれかの態様において、入射方向(D1)において、リブ(491,491A,491B)の前端(492)が、遮光部(531)の前面(531a)と同じ位置にあるか、又は、遮光部(531)の前面(531a)よりも後側にある。
この態様によれば、可動部(5)が動いた場合でも、リブ(491,491A,491B)の前端(492)が、受光カバー(54)と干渉する可能性を低減できる。
第7の態様に係る負荷制御装置(1)では、第1~第6のいずれかの態様において、受光カバー(54)が送信機(3)と同系色である。
この態様によれば、受光カバー(54)の表面と送信機(3)の表面とで色の違いを低減でき、統一感のある配色を実現できる。
第8の態様に係る負荷制御装置(1)では、第1~第7のいずれかの態様において、載置部(53)の対向部位(530)において遮光部(531)の周囲に、受光カバー(54)側に突出する突出部位(533,534)を有する。
この態様によれば、受光カバー(54)の表面と突出部位(533,534)の表面との間の距離よりも、受光カバー(54)の表面と載置部(53)の対向部位(530)の表面との間の距離を長くできる。したがって、受光カバー(54)の表面と載置部(53)の対向部位(530)の表面との間にレンズ(531)を配置する空間を確保できる。
第2~第8の態様に係る構成については、負荷制御装置(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 負荷制御装置
2 本体部
3 送信機
4 スイッチ本体(固定部)
5 ハンドル(可動部)
50a 平面
53 載置部
54 受光カバー
62 受光部
65 本体側制御部(制御部)
200 負荷
491 リブ
492 リブの前端
493 第1部位
494 第2部位
495 溝
530 対向部位
531 遮光部
531a 前面
532 貫通孔(孔)
533,534 突出部位
541 レンズ
D1 入射方向
L1 第1距離
L2 第2距離

Claims (8)

  1. 負荷を制御する制御部を有する本体部と、
    前記本体部に着脱可能である送信機と、を備え、
    前記本体部は、
    前記送信機から送信された光信号を受光する受光部と、
    前記受光部を覆う受光カバーと、
    前記受光カバーが配置される載置部と、を備え、
    前記受光カバーは、前記載置部側の部位にレンズを有し、
    前記載置部は、前記レンズと対向する対向部位の一部に遮光部を有し、
    前記遮光部は、前記対向部位において前記遮光部が設けられていない部位に比べて、光の透過率が低い
    負荷制御装置。
  2. 前記本体部は、前記受光部を含む固定部と、ユーザの操作に応じて動作可能な状態で前記固定部に取り付けられる可動部とを有し、
    前記固定部は、前記受光部に前記光信号が入射する入射方向と交差する平面において、前記受光部を囲む筒状のリブを有する
    請求項1に記載の負荷制御装置。
  3. 前記遮光部は、前記リブの少なくとも一部が挿入される孔を有する
    請求項2に記載の負荷制御装置。
  4. 前記送信機は、前記可動部に対して、前記載置部と並ぶように取り付けられ、
    前記リブは、前記可動部に取り付けられた前記送信機からの距離が第1距離である第1部位と、前記可動部に取り付けられた前記送信機からの距離が前記第1距離よりも長い第2距離である第2部位とで厚みが異なる
    請求項2又は3に記載の負荷制御装置。
  5. 前記リブの一部に、前記入射方向に沿って延びる溝が設けられた
    請求項2~4のいずれか1項に記載の負荷制御装置。
  6. 前記入射方向において、前記リブの前端が、前記遮光部の前面と同じ位置にあるか、又は、前記遮光部の前面よりも後側にある
    請求項2~5のいずれか1項に記載の負荷制御装置。
  7. 前記受光カバーが前記送信機と同系色である
    請求項1~6のいずれか1項に記載の負荷制御装置。
  8. 前記載置部の前記対向部位において前記遮光部の周囲に、前記受光カバー側に突出する突出部位を有する
    請求項1~7のいずれか1項に記載の負荷制御装置。
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