JP7007207B2 - 金型装置および樹脂部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金型装置および樹脂部品に関し、特に車両用灯具に用いられる樹脂部品を製造するための金型装置と、この金型装置で製造される樹脂部品に関する。
従来、自動車のヘッドランプ等の灯具には様々な部品が用いられている。また、各部品は、その形状や材質に応じて様々な方法によって製造される。例えば、自動車の灯具では光照射方向の基準となる光軸方向を調整するためのエイミング装置が備えられている。エイミング装置には、光軸を調整するための光軸調整用スクリューという部品が設けられている。光軸調整用スクリューは、エイミングスクリューとも呼ばれる。
光軸調整用スクリューは、機械的な強度を確保するために全体を金属で形成する場合も有り得るが、軽量化の観点から樹脂材料を用いたものも考案されている。一方、樹脂材料は、金属材料と比較して強度が劣るため、強度を確保するために部品全体がある程度大型化してしまう場合もある。その場合、大型化することで軽量化の効果が薄れてしまう。そこで、光軸調整用スクリューの一部に空洞を形成する技術が考案されている(特許文献1参照)。この技術では、空洞のある光軸調整用スクリューを製造することで、部品自体の所望の強度と軽量化とを両立している。
特開2013-82430号公報
近年、自動車等に搭載される灯具の高機能化が進んでいる。例えば、高度な灯具機能の一例として、車両の周囲の状態にもとづいてハイビームの配光パターンを動的、適応的に制御するADB(Adaptive Driving Beam)技術が提案されている。ADB技術は、車両の前方の先行車、対向車や歩行者の有無を検出し、車両あるいは歩行者に対応する領域を減光あるいは消灯するなどして、車両あるいは歩行者に与えるグレアを低減するものである。
このような多機能化にともなって、車両用灯具の大型化や重量化が進んでいる。車両用灯具の大型化や重量化を実現するためには、光軸調整用スクリューの長尺化が求められる。一方、光軸調整用スクリューが長いと、金型のキャビティ内に溶融樹脂を行き渡らせることが難しくなり、成形不良が生じる可能性が高まる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、樹脂部品の成形不良の発生を低減する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は金型装置である。当該金型装置は、樹脂部品を成形するための金型装置である。樹脂部品は、一方向に長い長尺体であって第1端部と、第1端部とは反対側の第2端部と、第2端部寄りに配置されて樹脂部品の軸周りに延在する第1凹部と、第2端部において樹脂部品の軸方向で第1凹部の手前まで延在する第2凹部とを有する。金型装置は、樹脂部品に対応した成形空間を形成する金型を備える。金型は、第1端部に対応する成形空間の第1領域に接続されて、成形空間に溶融樹脂を注入するゲートと、第2端部に対応する成形空間の第2領域寄りに配置される、第1凹部に対応する第1凸部と、第2領域に配置される、第2凹部に対応する第2凸部と、第2凸部の先端から第1領域側に向かって延在する第3凸部であって、先端が第1凸部よりも第1領域側に位置する第3凸部と、を有する。この態様によれば、樹脂部品の成形不良の発生を低減することができる。
上記態様において、金型は、第1端部、および第1端部と第2端部との間の中間部に対応する第1金型と、第2端部に対応する第2金型とを有し、第1金型は、ゲートと第1凸部とを有し、第2金型は、第2凸部と第3凸部とを有してもよい。また、上記いずれかの態様において、樹脂部品は、第1端部から、第1端部と第2端部との間の中間部の少なくとも一部にわたって延在する中空部を有し、金型は、第1領域に接続されて成形空間にガスを注入するためのガス注入口を有してもよい。また、上記いずれかの態様において、樹脂部品は、車両用灯具の光出射方向を調整するための光軸調整用スクリューであってもよい。
本発明の他の態様は、樹脂部品である。当該樹脂部品は、一方向に長い長尺体であって、第1端部と、第1端部とは反対側の第2端部と、第2端部寄りに配置されて樹脂部品の軸周りに延在する第1凹部と、第2端部において樹脂部品の軸方向で第1凹部の手前まで延在する第2凹部と、第2凹部の先端から第1端部側に向かって延在する第3凹部であって、先端が第1凹部よりも第1端部側に位置する第3凹部と、を備える。
上記態様において、第1凹部に嵌め込まれるシール部材をさらに備えてもよい。また、上記いずれかの態様において、樹脂部品は、車両用灯具の光出射方向を調整するための光軸調整用スクリューであってもよい。
本発明によれば、樹脂部品の成形不良の発生を低減することができる。
実施の形態に係る樹脂部品を備える車両用前照灯装置の概略構造を示す縦断面図である。 図2(A)は、実施の形態に係る樹脂部品の概略構造を示す側面図である。図2(B)は、灯具後方側から観察したときの樹脂部品の概略構造を示す図である。 樹脂部品の概略構造を示す縦断面図である。 実施の形態に係る金型装置の概略構造を示す断面図である。 金型装置の一部の概略構造を示す斜視図である。 図6(A)および図6(B)は、樹脂部品の製造工程を模式的に示す図である。 図7(A)および図7(B)は、樹脂部品の製造工程を模式的に示す図である。 図8(A)は、参考例に係る金型装置における溶融樹脂の流れを模式的に示す図である。図8(B)は、実施の形態に係る金型装置における溶融樹脂の流れを模式的に示す図である。 図9(A)は、変形例1に係る第3凸部の概略構造を示す平面図である。図9(B)は、変形例1に係る第3凸部の概略構造を示す側面図である。 図10(A)は、変形例2に係る第3凸部の概略構造を示す平面図である。図10(B)は、変形例2に係る第3凸部の概略構造を示す側面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、同一の部材であっても、各図面間で縮尺等が若干相違する場合もあり得る。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合、特に言及がない限りいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。
(車両用前照灯装置)
はじめに、本実施の形態に係る樹脂部品が用いられる車両用前照灯装置について説明する。図1は、実施の形態に係る樹脂部品を備える車両用前照灯装置の概略構造を示す縦断面図である。車両用前照灯装置1は、車両前方の左右に配置される一対の前照灯ユニットを有する。一対の前照灯ユニットは左右対称の構造を有する点以外は実質的に同一の構成であるため、図1には一方の前照灯ユニットの構造を示す。
車両用前照灯装置1は、車両前方側に開口部を有するランプボディ2と、ランプボディ2の開口部を覆う透光カバー4とを備える。ランプボディ2と透光カバー4とにより形成される灯室6内には、車両用灯具としての灯具ユニット8が収容される。灯具ユニット8は、光源搭載部10と、光源12と、リフレクタ14と、投影レンズ16と、ブラケット部18とを備える。
光源搭載部10は、例えばアルミニウムなどの熱伝導性材料で構成される。光源搭載部10は、灯具ユニット8の光軸Oと交わる方向を向く光源搭載台20を有する。光源搭載台20には、光源12が搭載される。光源12は、例えばLED(発光ダイオード)、LD(レーザーダイオード)、有機又は無機EL(エレクトロルミネセンス)等の半導体発光素子である。光源搭載部10は、光源搭載台20の裏面側に複数の放熱フィン22を有する。光源12から発せられる熱は、放熱フィン22を介して放熱される。また、光源搭載部10は、光源搭載台20の灯具前方側の端部から斜め下に延びるシェード部24を有する。
リフレクタ14は、光源12の上方を覆うようにして、光源搭載部10に固定される。リフレクタ14は、回転楕円面の一部で構成される反射面26を有する。反射面26は、第1焦点と、第1焦点よりも灯具前方側に位置する第2焦点とを有する。リフレクタ14は、光源12の発光面が反射面26の第1焦点と略一致するように、光源12との位置関係が定められる。また、リフレクタ14は、光源搭載台20とシェード部24とが為す稜線が反射面26の第2焦点の近傍に位置するように、光源搭載部10との位置関係が定められる。
投影レンズ16は、光源搭載部10の灯具前方側の端部に連結される。投影レンズ16は、平凸非球面レンズからなり、後方焦点面上に形成される光源像を反転像として灯具前方の仮想鉛直スクリーン上に投影する。投影レンズ16は、灯具ユニット8の光軸O上に、且つ後方焦点が反射面26の第2焦点と略一致する位置に配置される。
光源12から出射した光は、反射面26で反射され、光源搭載台20とシェード部24とが為す稜線の近傍を通って投影レンズ16に入射する。投影レンズ16に入射した光源12の光は、略平行な光として灯具前方に照射される。また、光源光の一部は、稜線を境界線として選択的にカットされる。これにより、稜線の形状に対応するカットオフラインを有する配光パターンが車両前方に投影される。
ブラケット部18は、光源搭載部10の上方に延びる第1部分28と、光源搭載部10の下方に延びる第2部分30とを有する。第1部分28は、所定位置に螺孔32を有する。また、ランプボディ2は、灯具前後方向で螺孔32と重なる位置にスクリュー支持部34を有する。スクリュー支持部34は、灯具前後方向に延びる筒状であり、スクリュー支持部34によってランプボディ2の内外が連通される。
スクリュー支持部34には、ランプボディ2の外側から光軸調整用スクリュー100が挿通される。光軸調整用スクリュー100は、スクリュー支持部34によって回転自在に支持される。また、光軸調整用スクリュー100は、ブラケット部18の螺孔32に螺合する。光軸調整用スクリュー100の構造については、後に詳細に説明する。
第2部分30は、所定位置にピボット部材36を有する。ピボット部材36は、第2部分30から灯具後方側に突出し、その先端にボールジョイント用のボール部38を有する。また、ランプボディ2は、灯具前後方向でピボット部材36と重なる位置にジョイント受け部40を有する。ジョイント受け部40は、ランプボディ2から灯具前方側に突出し、その先端にボール収容部42を有する。ボール収容部42は、ボール部38の形状に沿った球状空間を有する。ボール収容部42にボール部38が回転可能な状態で連結されることで、ピボット部材36がジョイント受け部40に連結される。
ブラケット部18と、光軸調整用スクリュー100と、ジョイント受け部40とで灯具ユニット8の光軸調整機構が構成される。灯具ユニット8は、光軸調整用スクリュー100を回動させることで、ピボット部材36のボール部38を支点として傾動することができる。これにより、灯具ユニット8の光軸Oを鉛直方向に調整することができる。なお、図示は省略するが、灯具ユニット8は水平方向に並ぶ2つの光軸調整用スクリュー100に連結される。このため、灯具ユニット8の光軸Oを水平方向にも調整することができる。
以上説明した灯具ユニット8の構造は一例に過ぎず、灯具ユニット8は従来公知の他の構造を有してもよい。また、ピボット部材36およびジョイント受け部40の構造も特に限定されない。
(光軸調整用スクリュー)
続いて、光軸調整用スクリュー100の構造について説明する。光軸調整用スクリュー100は、車両用灯具としての灯具ユニット8の光出射方向、言い換えれば光軸Oを調整するための部品であり、本実施の形態に係る樹脂部品の一例である。図2(A)は、実施の形態に係る樹脂部品の概略構造を示す側面図である。図2(B)は、灯具後方側から観察したときの樹脂部品の概略構造を示す図である。図3は、樹脂部品の概略構造を示す縦断面図である。なお、図2(B)および図3では、ランプボディ2の一部も図示している。また、図3は、図2(B)におけるA-A線に沿った断面図に相当する。
樹脂部品としての光軸調整用スクリュー100は、実施の形態に係る金型装置を用いた樹脂の射出成形によって形成される。なお、ギヤ部は金属で構成されるため、厳密には光軸調整用スクリュー100はインサート成形によって形成される。光軸調整用スクリュー100は、一方向(具体的には灯具前後方向)に長い長尺体であって、第1端部102と、第1端部102とは反対側の第2端部104と、第1端部102と第2端部104との間の中間部106とを有する。以下では、光軸調整用スクリュー100の延在方向、言い換えれば第1端部102と第2端部104とが並ぶ方向を、光軸調整用スクリュー100の軸方向Xとする。
中間部106には、第1端部102側から順にネジ形成部108、連結部110、支持軸部112が設けられる。ネジ形成部108の表面には、螺溝が形成される。ネジ形成部108は、ブラケット部18の螺孔32に螺合する。連結部110は、ネジ形成部108と支持軸部112とを連結する部分である。連結部110における第1端部102寄りの外周面からは、一対の弾性係合部114が突出している。
支持軸部112は、光軸調整用スクリュー100の軸周り(周方向)に延在する第1凹部116を有する。第1凹部116は、光軸調整用スクリュー100における第2端部104寄りの位置に、つまり第1端部102よりも第2端部104に近い位置に配置される。本実施の形態では、第2端部104の近傍に第1凹部116が配置されている。第1凹部116には、O-リング等のシール部材118が嵌め込まれる。支持軸部112は、ランプボディ2のスクリュー支持部34に収容される。この状態で、シール部材118がスクリュー支持部34の内壁に密着する。これにより、スクリュー支持部34から灯室6への水分の侵入が防止される。
一対の弾性係合部114は、第2端部104に向かって支持軸部112の手前まで延在する。一対の弾性係合部114は、両者の間に連結部110を挟むように配置されるとともに、軸方向Xと直交する第1方向Zで連結部110と距離を隔てて延在する。したがって、一対の弾性係合部114は、連結部110の外周面に近接離間する方向へ弾性変形可能である。
光軸調整用スクリュー100がスクリュー支持部34に挿通される際、一対の弾性係合部114はスクリュー支持部34の内壁に押圧されて、連結部110に接近する方向に弾性変形する。シール部材118がスクリュー支持部34の内壁に当接する位置まで光軸調整用スクリュー100が進入すると、一対の弾性係合部114は全体がスクリュー支持部34を通過する。このとき、一対の弾性係合部114は、弾性復帰して連結部110から離間する方向に変位する。この状態で、各弾性係合部114の灯具後方側の端部が、スクリュー支持部34の灯具前方側の端部に当接する。これにより、光軸調整用スクリュー100のランプボディ2からの抜けが防止される。
第2端部104には、ギヤ部120と、第2凹部122と、第3凹部124とが設けられる。ギヤ部120は、第2端部104において軸周りに張り出されている。ギヤ部120の少なくとも一部は、金属で構成される。第2凹部122は、光軸調整用スクリュー100の第2端部104側の端面から、第1端部102側に向かって延在する。第2凹部122は、第2端部104において光軸調整用スクリュー100の軸方向Xで第1凹部116の手前まで延在する。
第3凹部124は、第2凹部122の先端、言い換えれば第2凹部122の底面から第1端部102側に向かって延在する。第3凹部124の先端は、第1凹部116よりも第1端部102側に位置する。したがって、第1凹部116は、軸方向Xで第3凹部124の延在範囲内に位置する。また、第3凹部124は、第1凹部116と距離を隔てて延在する。つまり、第3凹部124は、第1凹部116の底面よりも光軸調整用スクリュー100の軸中心に近い位置で延在している。本実施の形態の光軸調整用スクリュー100は4つの第3凹部124を有する。各第3凹部124は、互いに所定の間隔をあけて軸周りに配列されている。
灯具後方側から見て、第2凹部122の外壁は、ドライバー等の治具に合わせた形状を有する。図2(B)には、一例として六角形状の外壁が図示されている。治具を第2端部104に嵌合して回転させることで、光軸調整用スクリュー100が回転する。これにより、光軸調整用スクリュー100の回転方向に応じた方向へブラケット部18の第1部分28が送られ、灯具ユニット8がランプボディ2に対して傾動される。
また、光軸調整用スクリュー100は、第1端部102から中間部106の少なくとも一部にわたって延在する中空部126を有する。本実施の形態の中空部126は、第1端部102からネジ形成部108のほぼ全体にかけて延在する。中空部126は、第1端部102において外部に開放されている。
(金型装置)
続いて、光軸調整用スクリュー100を成形するための金型装置について説明する。図4は、実施の形態に係る金型装置の概略構造を示す断面図である。図5は、金型装置の一部の概略構造を示す斜視図である。なお、図5では、金型および光軸調整用スクリューの細部については図示を省略している。金型装置200は、金型202を備える。金型202は、複数の型により、樹脂部品としての光軸調整用スクリュー100に対応した成形空間(キャビティ)204を形成する。
金型202は、光軸調整用スクリュー100の第1端部102および中間部106に対応する第1金型206と、第2端部104に対応する第2金型208とを有する。第1金型206によって、第1端部102に対応する成形空間204の第1領域204aと、中間部106に対応する第3領域204c~第5領域204eとが形成される。第3領域204cはネジ形成部108に対応する空間であり、第4領域204dは連結部110に対応する空間であり、第5領域204eは支持軸部112に対応する空間である。第2金型208によって、第2端部104に対応する第2領域204bが形成される。
第1金型206は、第1部分210、第2部分212、第3部分214、第4部分216、第5部分218を含む。各部は、互いに分離可能である。第1部分210は、光軸調整用スクリュー100の第1端部102側の先端に対応する。第1部分210は、ゲート220と、ガス注入口222とを有する。ゲート220およびガス注入口222は、第1領域204aに接続される。ゲート220を介して、成形空間204に溶融樹脂が注入される。ガス注入口222を介して、成形空間204にガスが注入される。
第2部分212および第3部分214はそれぞれ、第1領域204aおよび第3領域204cに対応する凹部224と、第4領域204dに対応する凹部226と、第5領域204eに対応する凹部228とを有する。第5領域204eに対応する凹部228には、第2領域204b寄りに第1凸部230が設けられる。第1凸部230は、光軸調整用スクリュー100の第1凹部116に対応する部分である。また、第2部分212および第3部分214はそれぞれ、一対の扁平突部232を有する。一対の扁平突部232は、第4領域204dに対応する凹部226を第1方向Zで挟むように配置される。各扁平突部232は、弾性係合部114と連結部110との間の空間を形成するための部分である。
また、第2部分212および第3部分214は、一方の扁平突部232を挟んで凹部226とは反対側の位置に、第1収容凹部234を有する。第1収容凹部234によって、第4部分216が嵌め込まれる空間が形成される。さらに、第2部分212および第3部分214は、他方の扁平突部232を挟んで凹部226とは反対側の位置に、第2収容凹部236を有する。第2収容凹部236によって、第5部分218が嵌め込まれる空間が形成される。
第2部分212と第3部分214とは、軸方向Xおよび第1方向Zと直交する第2方向Yで対向するように配置される。第2部分212は、第2方向Yで第3部分214に近接離間することができる。第2部分212と第3部分214とが組み合わされることで、第1領域204a、第3領域204c~第5領域204eが形成される。また、第4部分216および第5部分218の収容空間が形成される。
第4部分216と第5部分218とは、第1方向Zで対向するように配置される。第4部分216および第5部分218はそれぞれ、扁平突部232と対向する端面に、弾性係合部114を形成するための係合部用凹部238を有する。第4部分216および第5部分218が第2部分212および第3部分214に嵌め込まれると、扁平突部232と係合部用凹部238とによって、弾性係合部114に対応する成形空間204の第6領域204fが形成される。
第2金型208は、第6部分240および第7部分242を含む。各部は、互いに分離可能である。第6部分240は、第5領域204eに接続される貫通孔244と、軸方向Xから見て貫通孔244の周囲に延在する環状のギア用溝部246とを有する。ギア用溝部246には、ギヤ部120が嵌め込まれる。
第7部分242は、第2凸部248と、第3凸部250とを有する。第2凸部248は、光軸調整用スクリュー100の第2凹部122に対応する部分である。第2凸部248は、軸方向Xから見て貫通孔244と重なるように配置され、第1領域204a側に向かって突出する。第2凸部248の先端は、軸方向Xで第1凸部230の手前に位置する。つまり、第1凸部230は、第2凸部248よりも第1領域204a側に位置する。
第3凸部250は、第2凸部248の先端から第1領域204a側に向かって延在する。第3凸部250は、第6部分240の貫通孔244を通り、先端が第1凸部230よりも第1領域204a側に位置する。第3凸部250の突出長さは、長すぎると成形時に破損するおそれがあること等を考慮して、当業者が適宜設定することができる。また、第3凸部250は、第1凹部116と距離を隔てて延在する。本実施の形態の金型装置200は4つの第3凸部250を有する。各第3凸部250は棒状であり、互いに所定の間隔をあけて軸周りに配列されている。第3凸部250の抜き勾配は、好ましくは軸方向Xに対して5°以下であり、より好ましくは1°である。
また、第7部分242は、成形空間204内のガスを排出するためのガス排出口252を有する。ガス排出口252は、例えば第2凸部248の先端面の略中心において、成形空間204の第5領域204eに接続されている。したがって、ガス排出口252は、複数の第3凸部250で囲まれる空間に開口する。
第6部分240と第7部分242とは、軸方向Xで対向するように配置される。第6部分240と第7部分242とは、第6部分240のギア用溝部246にギヤ部120を構成する金属部材が載置された状態で組み合わされる。これにより、ギヤ部120を構成する金属部材が第6部分240と第7部分242とで挟持される。
なお、第1金型206および第2金型208のそれぞれを構成する部品の数や、第1金型206および第2金型208のそれぞれが対応する光軸調整用スクリュー100の部位等は、特に限定されない。
(樹脂部品の製造方法)
続いて、上述の金型装置200を用いた樹脂部品の製造方法について説明する。図6(A)、図6(B)、図7(A)および図7(B)は、樹脂部品の製造工程を模式的に示す図である。図6(A)に示すように、まず上述した複数の型を型締めする。このとき、第6部分240と第7部分242との間に、ギヤ部120を構成する金属部材128を嵌め込む。また、ガス注入口222に、ガス注入ノズル254を接続する。ガス排出口252に、真空引き用ノズル256を接続する。ゲート220には、図示しない樹脂射出用ノズルが接続される。
その後、金型202を所定温度に保った状態で、所定の射出圧でゲート220から成形空間204に向けて溶融樹脂130を出射する。これにより、成形空間204内に溶融樹脂130が徐々に充填されていく。成形空間204内の空気は、真空引き用ノズル256によって吸引される。樹脂としては、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、アクリル、ASA(アクリロニトリル-スチレン-アクリレート)、ABS(アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン)等が例示される。樹脂は、所定の溶融温度に加熱された状態で射出される。
続いて、図6(B)に示すように、所定量の溶融樹脂130を成形空間204に充填した後、溶融樹脂130の射出圧を低下させる。これにより、溶融樹脂130の供給量が低減する。また、ガス注入ノズル254からガス258を溶融樹脂130の内部に向けて注入する。ガス258としては、窒素や空気等が用いられる。ガス258の注入により、溶融樹脂130の内部に中空部126が形成される。
その後、図7(A)に示すように、ガス258の射出圧を高めることで中空部126をさらに膨張させる。これにともない、成形空間204内の溶融樹脂130が成形空間204内をさらに移動して、第1凸部230と第3凸部250との間や、第3凸部250と第3凸部250との間などに進入する。真空引き用ノズル256によって成形空間204内の空気が吸引されることで、溶融樹脂130はスムーズに未充填の領域に進入することができる。
そして、図7(B)に示すように、溶融樹脂130を成形空間204の隅々まで行き渡らせる。第6部分240と第7部分242との間に挟み込まれていた金属部材128は、溶融樹脂130と一体化される。所定時間が経過した後、金型202を型開きして光軸調整用スクリュー100を取り出す。これにより、光軸調整用スクリュー100が得られる。
図8(A)は、参考例に係る金型装置における溶融樹脂の流れを模式的に示す図である。図8(B)は、実施の形態に係る金型装置における溶融樹脂の流れを模式的に示す図である。図8(A)および図8(B)では、第1凸部および第2凸部の近傍領域を拡大して示している。図8(A)に示すように、参考例に係る金型装置300は、第2凸部248の先端に第3凸部250を有しない。
支持軸部112に対応する第5領域204eに進入した溶融樹脂130は、第5領域204eの中心に向かって突出する第1凸部230の近傍を通過する際、第1凸部230の干渉を受ける。第3凸部250を有しない金型装置300の場合、第1凸部230の干渉によって溶融樹脂130が逆方向、つまりゲート220側に戻る方向に進む流れ(図中、矢印で示す流れ)が生じる。これにより、第1凸部230の近傍で溶融樹脂130が滞留してしまい、第2端部104に対応する第2領域204bまで溶融樹脂130が進入することが困難となる。この場合、得られる光軸調整用スクリューの第2端部104に、欠肉等の成形不良が生じ得る。
一方、実施の形態に係る金型装置200では、第2凸部248の先端から第1凸部230よりもゲート220側の位置まで第3凸部250が突出している。このため、第5領域204eに進入した溶融樹脂130が第1凸部230の干渉を受けて、ゲート220側に戻る方向に進もうとしても、第3凸部250によってその動きが規制される。これにより、第1凸部230の近傍での溶融樹脂130の滞留が抑制され、溶融樹脂130は第2領域204bに進入していく。したがって、光軸調整用スクリューの第2端部104に成形不良が生じるおそれを低減することができる。
なお、金型装置200を用いて成形する樹脂部品は、光軸調整用スクリュー100に限定されない。樹脂部品は、第2端部104寄りに配置される第1凹部116と、第2端部104から第1凹部116の手前まで延在する第2凹部122とを有する、アスペクト比が高い長尺体であればよい。また、樹脂部品は、車両用前照灯装置1以外の装置に用いられるものであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る金型装置200は、一方向に長い長尺体である樹脂部品を成形するための装置である。樹脂部品は、第1端部102と、第2端部104と、第2端部104寄りに配置される第1凹部116と、第2端部104において樹脂部品の軸方向で第1凹部116の手前まで延在する第2凹部122とを有する。
金型装置200は、成形空間204を形成する金型202を備える。金型202は、第1端部102に対応する成形空間204の第1領域204aに接続されるゲート220と、第2端部104に対応する成形空間204の第2領域204b寄りに配置される第1凸部230と、第2領域204bに配置される第2凸部248と、第2凸部248の先端から第1領域204aに向かって延在する第3凸部250とを備える。第1凸部230は第1凹部116に対応し、第2凸部248は第2凹部122に対応する。第3凸部250は、先端が第1凸部230よりも第1領域204a側に位置する。
樹脂部品としての光軸調整用スクリュー100は、軽量化や材料削減の観点から、内部に中空部126が設けられる場合がある。光軸調整用スクリュー100の内部に空洞を設ける方法としては、金型202の成形空間204にガス注入ノズル254を挿入して、ガスを注入する方法が挙げられる。従来、ガス注入ノズル254の挿入位置は、コスト面や作業性の観点から光軸調整用スクリュー100のギヤ部120側に設定されていた。
一方、光軸調整用スクリュー100の支持対象である灯具ユニット8は、高機能化にともなって大型化や重量化が進んでいる。この大型化や重量化を実現するためには、光軸調整用スクリュー100の長尺化が求められる。光軸調整用スクリュー100が長ければ、より灯具ユニット8の重心に近い位置で灯具ユニット8を支持できるためである。また、光軸調整用スクリュー100の長尺化により、光軸調整の幅を大きくすることができる。
しかしながら、光軸調整用スクリュー100が長いと中空部126も長くなるため、空洞を設けるためのガスをより遠方まで送る必要が生じる。ガスの送出距離を伸ばすためにはガス注入ノズル254の径を大きくする必要があるが、ガス注入ノズル254の径を大きくすると、光軸調整用スクリュー100の一部の肉厚が薄くなってしまう。ガス注入ノズル254をギヤ部120側から差し込む場合、光軸調整用スクリュー100の連結部110の肉厚が薄くなる。
光軸調整用スクリュー100は、連結部110から連続する支持軸部112において、ランプボディ2に支持される。このため、灯具ユニット8を支持することで光軸調整用スクリュー100にかかる荷重は、連結部110に集中する。したがって、連結部110の薄肉化は、光軸調整用スクリュー100の耐荷重に大きく影響する。よって、連結部110の肉厚が薄くなることは望ましくない。
そこで、本発明者は、ガス注入ノズル254の挿入位置を、光軸調整用スクリュー100の第1端部102側に移動させた。これにより、ガス注入ノズル254の大径化によって肉厚が薄くなる部分は、第1端部102となる。このため、光軸調整用スクリュー100の耐荷重の低下を回避することができる。
ガス注入ノズル254の挿入位置を第1端部102側に移動させた場合、ガスの送出方向と溶融樹脂130の流動方向とを一致させるために、ゲート220も第1端部102側に配置することが望ましい。この場合、ゲート220は、シール部材118が嵌挿される第1凹部116に対応する第1凸部230とは反対側に配置されることになる。成形空間204は、第1凸部230が設けられる領域で径が狭まる。このため、ゲート220から成形空間204に溶融樹脂130を注入すると、第1凸部230によって溶融樹脂130の流れに乱れが生じ得る。
この結果、第1凸部230より先の第2領域204bまで溶融樹脂130を充填することが困難になり得る。特に金型202は、第2凹部122に対応する第2凸部248を、第2領域204bに有する。このため、第2領域204bにおける溶融樹脂130の流路幅は狭く、第2領域204bへの溶融樹脂130の流入はますます困難である。
これに対し、実施の形態に係る金型装置200は、第2凸部248の先端から第3凸部250が突出している。第3凸部250を設けることで、第1凸部230によって乱れた溶融樹脂130の流れを規制して、溶融樹脂130を第2領域204bに引き込むことができる。このため、溶融樹脂130をより確実に第2領域204bに充填することができる。したがって、光軸調整用スクリュー100の成形不良の発生を低減することができる。
特に、第1凹部116の近傍での欠肉の発生を抑制できるため、シール部材118をより確実にスクリュー支持部34の内壁に密着させることができる。これにより、光軸調整用スクリュー100とスクリュー支持部34との当接部におけるシール性を向上させることができる。
また、本実施の形態の光軸調整用スクリュー100は、第2端部104に第2凹部122を有する。第2凹部122を設けることで、第2端部104の肉厚を薄くすることができる。これにより、第2端部104において溶融樹脂130から発生するガスの量を低減することができるため、第2端部104や支持軸部112においてボイドが発生することを抑制することができる。特に、第1凹部116の近傍でのボイド発生を抑制できるため、シール部材118をより確実にスクリュー支持部34の内壁に密着させることができる。
また、光軸調整用スクリュー100は、第1端部102から中間部106の少なくとも一部にわたって延在する中空部126を有する。これにより、光軸調整用スクリュー100の軽量化を図ることができる。さらに、光軸調整用スクリュー100は、第2凹部122の先端から第1端部102側に向かって延在する第3凹部124を有する。これにより、光軸調整用スクリュー100のより一層の軽量化を図ることができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更などの変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれる。上述した実施の形態と変形との組合せによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態及び変形それぞれの効果をあわせもつ。
第3凸部250は、以下の変形例1および変形例2のような形状を有してもよい。図9(A)は、変形例1に係る第3凸部の概略構造を示す平面図である。図9(B)は、変形例1に係る第3凸部の概略構造を示す側面図である。図9(A)および図9(B)に示すように、変形例1に係る第3凸部250は、円錐形状を有する。図10(A)は、変形例2に係る第3凸部の概略構造を示す平面図である。図10(B)は、変形例2に係る第3凸部の概略構造を示す側面図である。図10(A)および図10(B)に示すように、変形例2に係る第3凸部250は、円管形状を有する。
100 光軸調整用スクリュー、 102 第1端部、 104 第2端部、 106 中間部、 116 第1凹部、 122 第2凹部、 124 第3凹部、 126 中空部、 130 溶融樹脂、 200 金型装置、 202 金型、 204 成形空間、 204a 第1領域、 204b 第2領域、 206 第1金型、 208 第2金型、 220 ゲート、 222 ガス注入口、 230 第1凸部、 248 第2凸部、 250 第3凸部。

Claims (4)

  1. 樹脂部品を成形するための金型装置であって、
    前記樹脂部品は、車両用灯具の光出射方向を調整するための光軸調整用スクリューであり、
    前記樹脂部品は、一方向に長い長尺体であって第1端部と、前記第1端部とは反対側の第2端部と、前記第1端部および前記第2端部の間の中間部と、第2端部寄りに配置されて樹脂部品の軸周りに延在する第1凹部と、前記第2端部側の端面から前記樹脂部品の内部に嵌入して前記第1端部側に向かって延在するとともに、樹脂部品の軸方向で前記第1凹部の手前まで延在する第2凹部と、前記第2凹部における前記樹脂部品の内部に位置する先端から前記第1凹部の底面よりも前記樹脂部品の軸中心に近い位置で前記第1端部側に向かって延在する第3凹部であって、先端が前記第1凹部よりも前記第1端部側に位置する第3凹部と、前記第1端部から前記中間部の少なくとも一部にわたって延在する中空部と、を有し、
    前記中間部は、前記第1端部側に配置されて車両用灯具に螺合するネジ形成部と、前記第2端部側に配置されて車両用灯具を収容するランプボディに支持される支持軸部と、前記ネジ形成部および前記支持軸部を連結する連結部と、を有し、
    前記金型装置は、前記樹脂部品に対応した成形空間を形成する金型を備え、
    前記金型は、
    前記成形空間の前記第1端部に対応する第1領域に接続されて、前記成形空間に溶融樹脂を注入するゲートと、
    前記成形空間の前記第2端部に対応する第2領域寄りに配置される、前記第1凹部に対応する第1凸部と、
    前記第2領域に配置される、前記第2凹部に対応する第2凸部と、
    前記第2凸部の先端から前記第1凸部の頂面よりも前記成形空間の軸中心に近い位置で前記第1領域側に向かって延在する、前記第3凹部に対応する第3凸部であって、先端が前記第1凸部よりも前記第1領域側に位置する第3凸部と、
    前記第1領域に接続されて、前記成形空間に前記中空部を形成するためのガスを注入するガス注入口と、
    を有することを特徴とする金型装置。
  2. 前記金型は、前記第1端部、および前記第1端部と前記第2端部との間の中間部に対応する第1金型と、前記第2端部に対応する第2金型とを有し、
    前記第1金型は、前記ゲートと前記第1凸部と前記ガス注入口とを有し、
    前記第2金型は、前記第2凸部と前記第3凸部とを有する請求項1に記載の金型装置。
  3. 一方向に長い長尺体の樹脂部品の製造方法であって、
    前記樹脂部品は、
    車両用灯具の光出射方向を調整するための光軸調整用スクリューであり、
    第1端部と、
    前記第1端部とは反対側の第2端部と、
    前記第1端部および前記第2端部の間の中間部と、
    第2端部寄りに配置されて樹脂部品の軸周りに延在する第1凹部と、
    前記第2端部側の端面から前記樹脂部品の内部に嵌入して前記第1端部側に向かって延在するとともに、樹脂部品の軸方向で前記第1凹部の手前まで延在する第2凹部と、
    前記第2凹部における前記樹脂部品の内部に位置する先端から前記第1凹部の底面よりも前記樹脂部品の軸中心に近い位置で前記第1端部側に向かって延在する第3凹部であって、先端が前記第1凹部よりも前記第1端部側に位置する第3凹部と、
    前記第1端部から前記中間部の少なくとも一部にわたって延在する中空部と、を備え
    前記中間部は、前記第1端部側に配置されて車両用灯具に螺合するネジ形成部と、前記第2端部側に配置されて車両用灯具を収容するランプボディに支持される支持軸部と、前記ネジ形成部および前記支持軸部を連結する連結部と、を有し、
    請求項1または2に記載の金型装置を用いて、前記第1端部に対応する第1領域に接続されたゲートから成形空間に溶融樹脂を注入し、前記第1領域に接続されたガス注入口から前記成形空間に前記中空部を形成するためのガスを注入することで前記樹脂部品を成形することを特徴とする樹脂部品の製造方法
  4. 前記第1凹部にシール部材を嵌め込むことをさらに含む請求項に記載の樹脂部品の製造方法
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