JP7006674B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 Download PDF

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Description

本発明は液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関する。
液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)として、液体を吐出する複数のノズルに対応する複数の圧力発生手段と、各圧力発生手段に駆動波形を出力するドライバICが実装された基板とを有するものがある。
従来、アクチュエータ基板にはドライバICの下方に長辺方向に沿って駆動電圧が供給される駆動電圧供給配線を設け、ドライバICの短辺縁部に設けた入力端子と駆動電圧供給配線を接続して、平面視において、ドライバICの短辺と交差する接続配線(引出し配線)を介して駆動電圧供給配線と接続するものが知られている(特許文献1)。
特開2012-171149号公報
上述した特許文献1に開示の構成にあっては、入出力端子が多数配置されるドライバICの短辺側から駆動電圧供給配線と外部配線とを接続する引出し配線を配置していることから、駆動電圧供給配線につながる引出し配線のパターン幅が狭くなる。そのため、駆動電圧供給配線の電流容量を確保することが難しくなる。
一方、駆動電圧供給配線と外部配線とを接続する引出し配線のパターン幅を広くするためには、ドライバICの短辺側を広くしなければならず、ドライバICが大きくなるという課題が生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ドライバICを大型化することなく駆動電圧供給配線の電流容量を確保できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
液体を吐出する複数のノズルに対応する複数の圧力発生手段と、
前記圧力発生手段に駆動波形を出力するドライバICが実装された基板と、を有し、
前記基板には、前記圧力発生手段の駆動電圧を供給する駆動電圧供給配線が設けられ、
平面視において、前記ドライバICは長方形状であり、前記ドライバICの長辺に沿って前記圧力発生手段へ駆動電圧を出力する複数の駆動電圧出力端子が所定の間隔で配置され、前記駆動電圧供給配線の少なくとも一部は前記ドライバICの長辺と交差し、かつ、駆動電圧入力端子と、前記基板の面に対して垂直方向において、電気的に接続され、前記駆動電圧供給配線が前記ドライバICの長辺と交差する幅は、前記所定の間隔で配置された連続する前記駆動電圧出力端子の2つ分を覆う以上の長さを有し、
前記ドライバICの短辺に沿って前記駆動電圧入力端子とは異なる端子が複数配置されており、
前記駆動電圧供給配線の少なくとも一部は、前記複数の駆動電圧出力端子のうち前記ドライバICの長辺に沿う長手方向で最端部の端子と前記異なる端子のうち前記ドライバICの短辺に沿う短手方向で最端部の端子との間で前記ドライバICの前記長辺と交差する
構成とした。
本発明によれば、ドライバICを大型化することなく駆動電圧供給配線の電流容量を確保できるようになる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例の分解斜視説明図である。 同じくノズル配列方向と直交する方向に沿う要部断面説明図である。 図2の要部拡大断面説明図である。 同じくノズル配列方向に沿う要部断面説明図である。 本発明の第1実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 アクチュエータ基板の端子とドライバICの端子の接続構造の第1例の説明に供する要部断面説明図である。 同じく第2例の説明に供する要部断面説明図である。 同じく第3例の説明に供する要部断面説明図である。 本発明の第2実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 本発明の第3実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 本発明の第4実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 本発明の第5実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 本発明の第6実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 本発明の第7実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。 本発明の第8実施形態におけるアクチュエータ基板の平面説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例の要部平面説明図である。 同装置の要部側面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例の要部平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例の正面説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体吐出ヘッドの一例について図1ないし図4を参照して説明する。図1は同液体吐出ヘッドの分解斜視説明図、図2は同じくノズル配列方向と直交する方向に沿う断面説明図、図3は図2の要部拡大断面説明図、図4は同じくノズル配列方向に沿う要部断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、ノズル板1と、流路板2と、振動板3と、圧力発生手段である圧電素子11と、保持基板50と、共通液室部材を兼ねるフレーム部材70とを備えている。
本実施形態でも、流路板2、振動板3及び圧電素子11で構成される部分を、本発明に係るアクチュエータ部材としての「アクチュエータ基板20」とする。ただし、アクチュエータ基板20として独立の部材が形成された後にノズル板1や保持基板50、フレーム部材70と接合されることまで意味するものではない。
ノズル板1には、液滴を吐出する複数のノズル4が形成されている。ここでは、ノズル4を配列したノズル列を2列配置した構成としている。
流路板2は、ノズル板1及び振動板3とともに、ノズル4が通じる個別液室6、個別液室6に通じる流体抵抗部7、流体抵抗部7が通じる液導入部(通路)8を形成している。
この液導入部8は振動板3の通路(供給口)9と保持基板50の共通液室の一部である流路10Aを介してフレーム部材70で形成される共通液室10に通じている。なお、フレーム部材70の共通液室10には外部から供給口部72を介して液体が供給される。
振動板3は、個別液室6の壁面の一部をなす変形可能な振動領域30を形成している。そして、この振動板3の振動領域30の個別液室6と反対側の面には、振動領域30と一体的に圧電素子11が設けられ、振動領域30と圧電素子11によって圧電アクチュエータ構成している。
圧電素子11は、振動領域30側から下部電極13、圧電層(圧電体)12及び上部電極14を順次積層形成して構成している。この圧電素子11上には絶縁膜21が形成されている。
複数の圧電素子11の共通電極となる下部電極13は、共通電極配線15を介して共通電極電源配線パターン102に接続されている。
また、圧電素子11の個別電極となる上部電極14は、個別電極配線16を介して駆動IC(ドライバIC)210に接続されている。
ドライバIC210は、圧電素子列の列間の領域を覆うようにアクチュエータ基板20にフリップチップボンディングにより実装されている。
アクチュエータ基板20に搭載されたドライバIC210のI/O(入出力端子)、電源端子、駆動波形(駆動信号)の入力端子などからは、図1に示すように、接続端子群18まで配線が引き出されている。
そして、接続端子列18の各接続端子にはFPCやFFCなどの配線部材60に設けられた配線が、ACF接続、半田接続、ワイヤボンディングなどによって電気的に接続されており、配線部材60の他端側は装置本体側に配置される制御部に接続されている。
なお、配線部材60はフレーム部材70に内包されており、引き出し口71からヘッド外部に引き出される。また、接続端子群18の各接続端子はアクチュエータ基板20の端部に平面的に配置されている。
そして、アクチュエータ基板20上には圧電素子11を収容する凹部(振動室)51を形成する保持基板50を設けている。
保持基板50は共通液室10の一部である流路10Aも形成している。この保持基板50は、接着剤によってアクチュエータ基板20の振動板3側に接合されている。
このように構成したこの液体吐出ヘッドにおいては、ドライバIC210から圧電素子11の上部電極14と下部電極13の間に電圧を与えることで、圧電層12が電極積層方向、すなわち電界方向に伸張し、振動領域30と平行な方向に収縮する。
このとき、下部電極13側は振動領域30で拘束されているため、振動領域30の下部電極13側に引っ張り応力が発生し、振動領域30が個別液室6側に撓み、内部の液体を加圧することで、ノズル4から液体が吐出される。
次に、本発明の第1実施形態について図5を参照して説明する。図5は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。なお、ドライバICについては透過状態で図示する(以下の実施形態においても同様である。)。
前述したようにアクチュエータ基板20上には平面視で長方形状のドライバIC210がフリップチップ実装で搭載されている。
ここで、ドライバIC210には、長辺211に沿う長手方向には、圧電素子11へ駆動電圧(駆動波形)を出力する駆動電圧出力端子212が配列されている。
駆動電圧出力端子212は、圧電素子11に駆動電圧を与える駆動電圧出力配線である個別電極配線213(上記の「個別電極配線16」と同じもの)を介して、圧電素子11の個別電極(上部電極)14と接続されている。
ドライバIC210には、短辺215に沿って各種信号用の複数のGND端子、入出力端子(I/O端子)となる端子216が配列されている。複数の端子216には、配線部材60を介して上位制御部からのデータ、シフトクロック、ラッチ、滴サイズ選択信号などの各種信号が配線217を通して送られてくる。
一方、アクチュエータ基板20上には、圧電素子11の駆動電圧を供給する駆動電圧供給配線222が設けられている。この駆動電圧供給配線222は、少なくとも一部(ここでは、全部)がドライバIC210の長辺211と交差して配置されている。
なお、駆動電圧供給配線とは、圧力発生手段の駆動電圧を供給するための配線の意味であり、ここでは、圧電素子11の駆動電圧を供給するための配線の意味である。
また、「交差」は駆動電圧供給配線222の外形線(輪郭線)がドライバIC210の長辺211と交わっている状態である。したがって、平面視において、駆動電圧供給配線222にはドライバIC210の下側にすべてが位置する部分が存在する。
駆動電圧供給配線222は、ドライバIC210の下方で、主にドライバIC210の長手方向(長辺211に沿う方向の意味)に配置された配線部224と、配線部224につながる引出し配線部223とを有している。
配線部224は、平面視において、ドライバIC210の下方に位置し、ドライバIC210の駆動電圧入力端子220と接続される配線パターン部分である。本実施形態では、平面視において、ドライバIC210の外形形状より内側の部分をいうものとする。
引出し配線部223は、前述した配線部材60と接続されて上位の圧電素子駆動電源につながる配線パターン部であり、本実施形態では、平面視において、ドライバIC210の外形形状より外側の部分をいうものとする。
このとき、ドライバIC210の複数の駆動電圧出力端子212のうち、長手方向で最端部の駆動電圧出力端子212eの端面側と、端子216のうち、最端部の端子216eの間には、ドライバIC210側及びアクチュエータ基板20側に、共に端子2つ分以上の領域230を設けている。
駆動電圧供給配線222は、上記領域230を通すことによってドライバIC210の長辺211と交差して配置することができる。
そして、本実施形態では、アクチュエータ基板20側には領域230を通過している駆動電圧供給配線222に接続された駆動電圧供給端子221を、ドライバIC210側には対応する駆動電圧入力端子220を配置して、両端子221、220を接続している。なお、領域230には何も端子を配置しない構成とすることもできる。
つまり、ドライバIC210の長辺211の縁部には、短辺215の縁部近傍に、駆動電圧供給配線222と接続される駆動電圧入力端子220以外の端子が配置されない領域230を有している。
このとき、ドライバIC210の駆動電圧供給配線222と接続される駆動電圧入力端子220は、長辺211に沿う長手方向に並べて配置され、短辺215に沿う短手方向には並ばない内地となる。
なお、領域230の長手方向の幅(長さ)は、駆動電圧出力端子212と同じ間隔で端子を2個配置できる3ピッチ分の長さ(広さ)程度以上であることが好ましい。この領域230の長手方向の幅が狭いと、駆動電圧供給配線222の電流容量が不足して、断線や駆動電圧の電圧降下を引き起こすことになる。
さらに好ましくは、領域230の長手方向の幅は、ドライバIC210の下部に配置される個所が少なくとも存在している部分の駆動電圧供給配線222の幅の半分以上空いていることである。
また、ドライバIC210の駆動電圧入力端子220は、ドライバIC210の短辺215側に並んだ端子列の最も長辺211寄りか、最も長辺211寄りとその隣接端子であっても本発明は適用できるが、ドライバIC210の短辺215の端子列方向に並んでいないことが好ましい。ドライバIC210の駆動電圧入力端子220が、ドライバIC210の短辺215ではなく、長辺211の縁部に配列されていることで、ドライバIC210の短辺方向に配列される端子の数を少なくすることができ、ドライバIC210の短辺方向の寸法を小さくすることができる。
ここで、アクチュエータ基板の端子とドライバICの端子の接続構造の異なる例について図6ないし図8を参照して説明する。図6ないし図8は図5の領域230における要部断面説明図である。
図6に示す第1例では、ドライバIC210側には駆動電圧入力端子220は、パッド231上に金属の突起をメッキやスタッドバンプにより形成したものである。なお、駆動電圧入力端子220以外の部分は絶縁膜233で被覆されている。
アクチュエータ基板20側の駆動電圧供給端子221は、駆動電圧供給配線222を被覆する絶縁膜232を開口させて端子としたものである。
図7に示す第2例では、ドライバIC210側には駆動電圧入力端子220は、パッド231上に金属の突起をメッキやスタッドバンプにより形成したものである。なお、駆動電圧入力端子220以外の部分は絶縁膜233で被覆されている。
アクチュエータ基板20側の駆動電圧供給端子221は、駆動電圧供給配線222を被覆する絶縁膜232を開口させ、金属の突起をメッキやスタッドバンプにより形成したものである。
図8に示す第3例では、ドライバIC210側には駆動電圧入力端子220は、パッド231上に金属の突起をメッキやスタッドバンプにより形成したものである。なお、駆動電圧入力端子220以外の部分は絶縁膜233で被覆されている。
アクチュエータ基板20側の駆動電圧供給端子221は、駆動電圧供給配線222を形成する導体そのものを露出させて形成したものである。
このように構成したので、駆動電圧供給配線222のパターン幅を広くすることができるので、電流容量を大きくすることができる。そして、駆動電圧供給配線222のパターン幅に対応するドライバIC210の短辺領域が少なくなり(本実施形態ではなくなる)ので、ドライバIC210が大型化しない。
このようにして、駆動電圧供給配線の電流容量を確保しつつ、ドライバICの大型化を抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。
本実施形態では、駆動電圧供給配線222は、一部がドライバIC210の長辺211と交差し、残部が短辺215と交差する配置としている。
このようにしても、駆動電圧供給配線222の一部がドライバIC210の長辺211と交差する分はドライバIC210のサイズを大きくすることなく、駆動電圧供給配線222のパターン幅を広げることができる。
これにより、駆動電圧供給配線の電流容量を確保しつつ、ドライバICの大型化を抑制できる。
次に、本発明の第3実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。
本実施形態では、領域230の長手方向の幅W1を、駆動電圧供給配線222の配線部224の幅W2以上としている。
これにより、駆動電圧供給配線222のパターン幅を極端に狭くすることなく、駆動電圧供給配線222を配置することができ、電流容量のより多く確保することができる。
なお、上記各実施形態では、ドライバIC210の一方の長辺211に沿って複数の駆動電圧出力端子212が配列されている例で説明している、両方の長辺211に沿って複数の駆動電圧出力端子212が配列されている構成とすることもできる。
次に、本発明の第4実施形態について図11を参照して説明する。図11は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。
本実施形態では、ドライバIC210の駆動電圧出力端子212と圧電素子11の個別電極14とを接続する個別電極配線213は、ドライバIC210の長辺211に対して傾斜して配置されている。
つまり、複数の個別電極配線213のうち、平面視において、ドライバIC210の長辺211に対して垂直な線(垂線)Lに対して0°よりも大きい角度θを持って配置されている個別電極配線213が存在する。
そして、駆動電圧供給配線222の引き出し配線部223は、長手方向端部の個別電極配線213の外形状に沿って配置されている。なお、本実施形態でも、駆動電圧供給配線222の一部がドライバIC210の長辺211と交差して配置され、残部は短辺215と交差して配置されている。
このように構成することで、引き出し配線を幅広にすることができるため、電流容量を確保しつつ、圧力発生手段と駆動電圧出力端子との距離を短くすることができ、ヘッドの小型化を図れる。
次に、本発明の第5実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。
本実施形態は、本発明を隣り合うドライバIC間に適用したものである。
すなわち、アクチュエータ基板20上には2つのドライバIC210A、210Bが長手方向に隣り合って実装配置されている。ドライバIC210AとドライバIC210Bとは、それぞれのI/O端子216を配線241で接続することで、カスケード接続されている。
ドライバIC210Aからの個別電極配線213Aと、ドライバIC210Bからの個電極配線213Bは、平面視において、ドライバIC210A、210Bの長辺211A、211Bに対して傾斜して配置されている。
ここで、圧電素子11の配列間隔は同じであるので、個別電極配線213Aと個別電極配線213Bとは、ドライバIC210Aと210Bとが隣り合う部分においては、平面視で、傾きが逆方向であって、個別電極14側で配線が近づく方向に傾斜する。
これにより、隣り合うドライバIC210A、210Bの個別電極配線213Aと個別電極配線213Bによって、平面視で、ほぼ三角形状の領域250が形成される。
そこで、この領域240に、ドライバIC210Aの下方の駆動電圧供給配線222の配線部224AとドライバIC210Bの下方の駆動電圧供給配線222の配線部224Bを繋ぐ架橋配線225を配置している。
これにより、配線部224A、224B及びこれらの配線部224A,224Bをつなぐ架橋配線部分225、前述した引出し配線部223で構成される駆動電圧供給配線222は、領域230A,230Bにおいて、ドライバIC210A、210Bの長辺211A、211Bと交差して配置される。
この架橋配線225の外形状のうち、個別電極配線213A又は個別電極配線213B側の形状は、個別電極配線213A又は個別電極配線213Bと同様に、平面視で、ドライバIC210A、210Bの長辺211A、211Bに対して傾斜している。
このように構成したので、駆動電圧供給配線の電流容量を確保しつつ、ドライバICの短辺のサイズの大型化を抑制することができる。
そして、隣り合うドライバICの繋ぎ部分で、駆動電圧出力端子の間隔が等ピッチで無くなる個所が存在しても、圧力発生手段を等ピッチで配置することが可能となる。これにより、印字斑のない高い品質の画像を形成できる。また、個別電極配線が小さい配線エリアで配線可能になるため、小型化、低コスト化も図れる。
次に、本発明の第6実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。
本実施形態では、上記第4実施形態において、個別電極配線213A、213Bは、駆動電圧出力端子212A、212Bと個別電極14との途中で屈曲させて配置している。
これにより、架橋配線部分225を配置する領域250を広くすることができ、架橋配線部分225のパターン幅を広げて電流容量を大きくすることができるようになる。
なお、屈曲回数は1回以上であればよく、屈曲回数は多い方がより効果が大きく、また、屈曲でなく湾曲させることもできる。
次に、本発明の第7実施形態について図14を参照して説明する。図14は同実施形態におけるアクチュエータ基板上のドライバICの短辺近傍の平面説明図である。
本実施形態では、ドライバIC210の短辺215に近傍には、長手方向の異なる位置に、外側の端子列18Aと内側の端子列18Bの2列(複数列)の端子列が配置されている。端子列18A、18Bの各端子216には配線217が接続されている。
ドライバIC210の内側の端子列18Bへの配線の多くは、外側の端子列18Aを接続するパッドの間を通す必要があるため、パッド間通し配線218のように配線幅が細くなっている。
ドライバIC210の内側の端子列18Bの端子216のうち、外側の端子列18Aのパッド間を通さないで幅広の配線を配置できるのは、短辺215に沿う短手方向端部の端子である。また、同様に、幅広の配線を配置できるのは、外側の端子列18Aへの配線である。
そこで、ドライバIC210の内側の端子列18Bの短手方向端部の端子216gがGND端子になるように配置することで、GND配線217gが、ドライバIC210の短手方向に並んだ他の端子216への配線217と駆動電圧供給配線222との間に配置される。
これにより、高圧大電流が流れる駆動電圧供給配線222はノイズ源であるが、GND配線217gがドライバIC210の短手方向に並ぶ他の端子216への配線217に対する遮蔽作用を果たすことから、他の信号用の配線217へのノイズの重畳を抑えることができる。
次に、本発明の第8実施形態について図15を参照して説明する。図15は同実施形態におけるアクチュエータ基板の平面説明図である。
本実施形態は、前記第1実施形態、第5実施形態及び第7実施形態を組み合わせたものである。なお、その他の実施形態を矛盾しない限り組み合わせることもできる。
これにより、各実施形態で説明した作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、駆動電圧供給端子221A、221Bは、前述した図5の領域230に配置するだけでなく、ドライバIC210の両側の長辺211に沿ってそれぞれ配置された複数の駆動電圧出力端子212A、212B間の領域にも配置されている。
これにより、駆動電圧出力端子の配列方向において複数箇所で駆動電圧供給配線222から駆動電圧が供給されるので、駆動電圧出力端子の配置場所によって電圧差が生じることが低減される。
なお、上記各実施形態では、ドライバIC210の両方の長辺211に沿って複数の駆動電圧出力端子212が配列されている例で説明している、一方の長辺211に沿って複数の駆動電圧出力端子212が配列されている構成とすることもできる。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図16及び図17を参照して説明する。図16は同装置の要部平面説明図、図17は同装置の要部側面説明図である。
この装置は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係る液体吐出ヘッド404及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440の液体吐出ヘッド404は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド404は、複数のノズル11からなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド404の外部に貯留されている液体を液体吐出ヘッド404に供給するための供給機構494により、ヘッドタンク441には、液体カートリッジ450に貯留されている液体が供給される。
供給機構494は、液体カートリッジ450を装着する充填部であるカートリッジホルダ451、チューブ456、送液ポンプを含む送液ユニット452等で構成される。液体カートリッジ450はカートリッジホルダ451に着脱可能に装着される。ヘッドタンク441には、チューブ456を介して送液ユニット452によって、液体カートリッジ450から液体が送液される。
この装置は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着して液体吐出ヘッド404に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド404の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば液体吐出ヘッド404のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、供給機構494、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの装置においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド404を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成する。
このように、この装置では、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、高画質画像を安定して形成することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの他の例について図18を参照して説明する。図18は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニットは、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、液体吐出ヘッド404で構成されている。
なお、この液体吐出ユニットの例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420、及び供給機構494の少なくともいずれかを更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図19を参照して説明する。図19は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニットは、流路部品444が取付けられた液体吐出ヘッド404と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド404と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて、液体を吐出させる装置である。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、液体を吐出させて媒体に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能もの」とは液体が一時的にでも付着可能なものを意味する。「液体が付着するもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、インク、処理液、DNA試料、レジスト、パターン材料、結着剤、造形液なども含まれる。
また、「液体を吐出する装置」には、特に限定しない限り、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液をノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
「液体吐出ユニット」とは、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体である。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、図17で示した液体吐出ユニット440のように、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、図18で示したように、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、図19で示したように、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
また、「液体吐出ヘッド」は、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、上記実施形態で説明したような圧電アクチュエータ(積層型圧電素子を使用するものでもよい。)以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 ノズル板
2 流路板
3 振動板
4 ノズル
6 個別液室
10 共通液室
11 圧電素子
14 上部電極(個別電極)
20 アクチュエータ基板
50 保持基板
60 配線部材
70 フレーム部材
210、210A、210B ドライバIC
211 長辺
212、212A、212B 駆動電圧出力端子
213、213A、213B 駆動電圧出力配線(個別電極配線)
215 短辺
216 端子
217 配線
220 駆動電圧入力端子
221 駆動電圧供給端子
222 駆動電圧供給配線
224,224A,224B 配線部
223 引出し配線部
225 架橋配線部分
230、230A、230B、250 領域
403 キャリッジ
404 液体吐出ヘッド
440 液体吐出ユニット

Claims (22)

  1. 液体を吐出する複数のノズルに対応する複数の圧力発生手段と、
    前記圧力発生手段に駆動波形を出力するドライバICが実装された基板と、を有し、
    前記基板には、前記圧力発生手段の駆動電圧を供給する駆動電圧供給配線が設けられ、
    平面視において、前記ドライバICは長方形状であり、前記ドライバICの長辺に沿って前記圧力発生手段へ駆動電圧を出力する複数の駆動電圧出力端子が所定の間隔で配置され、前記駆動電圧供給配線の少なくとも一部は前記ドライバICの長辺と交差し、かつ、駆動電圧入力端子と、前記基板の面に対して垂直方向において、電気的に接続され、前記駆動電圧供給配線が前記ドライバICの長辺と交差する幅は、前記所定の間隔で配置された連続する前記駆動電圧出力端子の2つ分を覆う以上の長さを有し、
    前記ドライバICの短辺に沿って前記駆動電圧入力端子とは異なる端子が複数配置されており、
    前記駆動電圧供給配線の少なくとも一部は、前記複数の駆動電圧出力端子のうち前記ドライバICの長辺に沿う長手方向で最端部の端子と前記異なる端子のうち前記ドライバICの短辺に沿う短手方向で最端部の端子との間で前記ドライバICの前記長辺と交差する
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記駆動電圧供給配線が前記ドライバICの長辺と交差する幅は、前記所定の間隔で配置された連続する前記駆動電圧出力端子の3つ分を覆う以上の長さを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記複数の駆動電圧入力端子は、前記ドライバICの短辺に沿う短手方向に並んでいない
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記駆動電圧入力端子を少なくとも連続して複数有し、
    連続する複数の前記駆動電圧入力端子は、前記ドライバICの長辺に沿う長手方向に並んだ前記複数の駆動電圧出力端子の端部に並んで位置する
    ことを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記駆動電圧供給配線は、平面視で前記ドライバICの下方に位置し、前記ドライバICの長辺に沿う長手方向に沿って延びる下方配線部と、前記ドライバICの長辺と交差する部分を含む交差配線部と、前記交差配線部から平面視で前記ドライバICと重ならない部分に延びる引き出し配線部とを有し、前記交差配線部の幅は前記下方配線部または前記引き出し配線部の幅よりも狭い
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記ドライバICの長辺の縁部には、短辺の縁部近傍に、前記駆動電圧供給配線と接続される前記駆動電圧入力端子以外の端子が配置されない領域を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記ドライバICから前記圧力発生手段に対して前記駆動電圧を伝達する駆動電圧出力配線が、前記ドライバICの長辺に対して傾斜して配置され、
    前記駆動電圧供給配線は、前記駆動電圧出力配線の外形状に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記基板には少なくとも2つの前記ドライバICが実装されてカスケード接続され、
    前記駆動電圧供給配線のうち、隣り合う2つの前記ドライバICの間をつなぐ部分となる架橋配線部分は、前記ドライバICの長辺の外側に這い回されている
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記ドライバICから前記圧力発生手段に対して前記駆動電圧を与える駆動電圧出力配線が、前記ドライバICの長辺に対して傾斜し、
    前記駆動電圧供給配線の前記架橋配線部分は、隣り合う2つの前記ドライバICからの前記駆動電圧出力配線の間に形成される領域に配置されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記駆動電圧出力配線は、前記駆動電圧供給配線の前記架橋配線部分を配置する領域が広がる方向に屈曲又は湾曲している
    ことを特徴とする請求項9に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 液体を吐出する複数のノズルに対応する複数の圧力発生手段と、
    前記圧力発生手段に駆動波形を出力するドライバICが実装された基板と、を有し、
    前記基板には、前記圧力発生手段の駆動電圧を供給する駆動電圧供給配線が設けられ、
    平面視において、前記ドライバICは長方形状であり、前記ドライバICの長辺に沿って前記圧力発生手段へ駆動電圧を出力する複数の駆動電圧出力端子が配置され、前記駆動電圧供給配線の少なくとも一部は前記ドライバICの長辺と交差し、かつ、少なくとも隣り合う複数の駆動電圧入力端子と、前記基板の面に対して垂直方向において、電気的に接続され、前記駆動電圧供給配線が前記ドライバICの長辺と交差する幅は、前記垂直方向に電気的に接続された複数の駆動電圧入力端子をまたいで覆う以上の長さを有し、
    前記ドライバICの短辺に沿って前記駆動電圧入力端子とは異なる端子が複数配置されており、
    前記駆動電圧供給配線の少なくとも一部は、前記複数の駆動電圧出力端子のうち前記ドライバICの長辺に沿う長手方向で最端部の端子と前記異なる端子のうち前記ドライバICの短辺に沿う短手方向で最端部の端子との間で前記ドライバICの前記長辺と交差する
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  12. 前記駆動電圧供給配線が前記ドライバICの長辺と交差する幅は、連続する前記駆動電圧入力端子3つをまたいで覆う以上の長さを有する
    ことを特徴とする請求項11に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 前記複数の駆動電圧入力端子は、前記ドライバICの短辺に沿う短手方向に並んでいない
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の液体吐出ヘッド。
  14. 前記複数の駆動電圧入力端子は、前記ドライバICの長辺に沿う長手方向に並んだ前記複数の駆動電圧出力端子の端部に位置する
    ことを特徴とする請求項13に記載の液体吐出ヘッド。
  15. 前記駆動電圧供給配線は、平面視で前記ドライバICの下方に位置し、前記ドライバICの長辺に沿う長手方向に沿って延びる下方配線部と、前記ドライバICの長辺と交差する部分を含む交差配線部と、前記交差配線部から平面視で前記ドライバICと重ならない部分に延びる引き出し配線部とを有し、前記交差配線部の幅は前記下方配線部又は前記引き出し配線部の幅よりも狭い
    ことを特徴とする請求項11ないし14のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  16. 前記ドライバICの長辺の縁部には、短辺の縁部近傍に、前記駆動電圧供給配線と接続される入力端子以外の端子が配置されない領域を有している
    ことを特徴とする請求項11ないし15のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  17. 前記ドライバICから前記圧力発生手段に対して前記駆動電圧を伝達する駆動電圧出力配線が、前記ドライバICの長辺に対して傾斜して配置され、
    前記駆動電圧供給配線は、前記駆動電圧出力配線の外形状に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項11ないし16のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  18. 前記基板には少なくとも2つの前記ドライバICが実装されてカスケード接続され、
    前記駆動電圧供給配線のうち、隣り合う2つの前記ドライバICの間をつなぐ部分となる架橋配線部分は、前記ドライバICの長辺の外側に這い回されている
    ことを特徴とする請求項11ないし17のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  19. 前記ドライバICから前記圧力発生手段に対して前記駆動電圧を与える駆動電圧出力配線が、前記ドライバICの長辺に対して傾斜し、
    前記駆動電圧供給配線の前記架橋配線部分は、隣り合う2つの前記ドライバICからの前記駆動電圧出力配線の間に形成される領域に配置されている
    ことを特徴とする請求項18に記載の液体吐出ヘッド。
  20. 前記駆動電圧出力配線は、前記駆動電圧供給配線の前記架橋配線部分を配置する領域が広がる方向に屈曲又は湾曲している
    ことを特徴とする請求項19に記載の液体吐出ヘッド
  21. 請求項1ないし20のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えている
    ことを特徴とする液体吐出ユニット。
  22. 請求項1ないし20のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項21に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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