JP7006017B2 - 振動デバイス - Google Patents

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本発明は、圧電素子を備える振動デバイスに関する。
圧電素子と、圧電素子と電気的に接続されている配線基板と、圧電素子が接着されている振動板と、を備えている振動デバイスが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開平04-070100号公報
特許文献1に記載された振動デバイスでは、以下のような問題点が生じるおそれがある。
配線基板は、振動板に接続されている一端部と、振動デバイスが搭載される電子機器側の部品に接続される他端部と、を有している。配線基板の一端部は、たとえば、振動板に物理的に接続されていると共に、圧電素子と電気的に接続されている。配線基板の他端部は、たとえば、コネクタに電気的かつ物理的に接続される。
配線基板の一端部は、振動板に物理的に接続されているので、振動板から振動が伝わる。配線基板の他端部は、電子機器側の部品に物理的に接続されるので、振動し難い。このため、振動板が振動すると、配線基板の一端部と振動板との接続箇所に機械的負荷が作用する。接続箇所に機械的負荷が作用すると、配線基板と振動板との物理的な接続と、配線基板と圧電素子との電気的な接続とが劣化し、振動デバイスの信頼性が低下するおそれがある。たとえば、配線基板と振動板とが離れ、配線基板と圧電素子とが断線するおそれがある。
本発明の一つの態様は、信頼性の低下が抑制された振動デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る振動デバイスは、圧電素子と、圧電素子と電気的に接続されている配線基板と、圧電素子と配線基板とが接着されている振動板と、を備えている。圧電素子は、圧電材料からなり、互いに対向している第一主面及び第二主面と、第一主面と第二主面とに隣り合う側面と、を有している圧電素体と、圧電素体内に配置されており、第一主面と第二主面とが対向している方向で互いに対向している複数の内部電極と、第一主面上に配置されており、対応する内部電極と電気的に接続されている複数の外部電極と、を有している。圧電素子は、第二主面及び側面で振動板と接着されている。配線基板は、互いに対向している第三主面と第四主面とを有している樹脂膜と、第三主面上に配置されており、対応する外部電極と電気的に接続されている複数の導体と、を有している。配線基板は、第四主面で振動板と接着されている。第四主面と振動板との第一間隔は、第二主面と振動板との第二間隔よりも大きい。
本発明の上記一つの態様に係る振動デバイスでは、圧電素子は、第二主面及び側面で振動板と接着されているので、圧電素子と振動板との物理的な接続強度が高い。第二間隔が第一間隔よりも小さい場合、第二間隔が第一間隔以上である場合に比して、圧電素子と振動板との間隔が小さいので、圧電素子と振動板との間で、圧電素子から振動板に伝わる変位が減衰し難い。したがって、本態様の振動デバイスでは、圧電素子の変位が振動板に効率よく伝わる。
配線基板は、第四主面で振動板と接着されているので、配線基板と振動板との物理的な接続強度は、圧電素子と振動板との物理的な接続強度よりも低い。第一間隔が第二間隔よりも大きい場合、第一間隔が第二間隔以下である場合に比して、配線基板と振動板との間隔が大きいので、振動板と配線基板との間で、振動板から配線基板に伝わる振動が減衰しやすい。したがって、本態様の振動デバイスでは、振動板の振動が配線基板に伝わり難い。
本態様の振動デバイスでは、上述したように、圧電素子の変位が振動板に効率よく伝わるので、振動デバイスの変位量が向上する。本態様の振動デバイスでは、振動デバイスの変位量が向上しているのにもかかわらず、振動板の振動が配線基板に伝わり難いので、配線基板と振動板との接着箇所に機械的負荷が作用し難い。このため、本態様の振動デバイスでは、信頼性の低下が抑制されている。
互いに対応する外部電極と導体とは、導電性樹脂により接続されていてもよい。各導体は、第三主面と接している第五主面と、第五主面と対向していると共に導電性樹脂が接している第六主面と、を有していてもよい。第六主面の振動板からの高さ位置と、外部電極の振動板からの高さ位置とが異なっていてもよい。本形態では、第六主面の振動板からの高さ位置と、外部電極の振動板からの高さ位置とが異なっているので、導体の第六主面と外部電極とで段差が構成される。
導電性樹脂は、一般に、樹脂と導電性材料とを含んでいる導電性ペーストを付与し、導電性ペーストに含まれる樹脂を硬化させることにより、形成される。導電性ペーストが、振動板からの高さ位置が高い部位に付与されると、付与された導電性ペーストは、上記段差を伝わり、振動板からの高さ位置が低い部位に達しやすい。この結果、本形態によれば、外部電極と導体とが、導電性樹脂によって確実に電気的かつ物理的に接続される。このため、振動デバイスの信頼性低下がより一層抑制される。
第六主面の振動板からの高さ位置は、外部電極の振動板からの高さ位置よりも低くてもよい。樹脂膜は、圧電素体の側面と対向している第一端面を更に有してもよく、各導体は、圧電素体の側面と対向している第二端面を有していてもよい。第一端面及び第二端面の全体が、振動板と接着されていてもよい。
たとえば、第六主面の振動板からの高さ位置が、外部電極の振動板からの高さ位置よりも高く、かつ、第一端面の一部のみが、振動板と接着されている場合、圧電素子の変位が、第一端面の一部のみに伝わる。この場合、配線基板内に応力が偏在し、配線基板の信頼性が低下するおそれがある。これに対し、本形態では、第六主面の振動板からの高さ位置が、外部電極の振動板からの高さ位置よりも低く、かつ、第一端面及び第二端面の全体が、振動板と接着されているので、圧電素子の変位が、第一端面及び第二端面の全体に伝わる。したがって、配線基板内に応力が偏在し難く、配線基板の信頼性低下が抑制される。また、付与された導電性ペーストが、外部電極から導体により一層達しやすい。これらの結果、本態様では、振動デバイスの信頼性低下が更に抑制される。
第二主面及び側面は、第一接着部材によって振動板と接着されていてもよく、第四主面は、第二接着部材によって振動板と接着されていてもよい。この場合、第一間隔が第二間隔よりも大きい態様の振動デバイスが簡易かつ確実に構成される。
圧電素体の第二主面には、内部電極と電気的に接続されている導体が配置されていなくてもよい。この場合、振動板が金属からなる場合でも、圧電素子(内部電極)と振動板とが電気的に絶縁される。したがって、圧電素子と振動板との短絡が発生し難く、振動デバイスの信頼性が向上する。
側面には、複数の内部電極が露出していなくてもよい。この場合、圧電素子と振動板とがより一層確実に電気的に絶縁される。
複数の外部電極は、第一主面と第二主面とが対向している方向から見て、複数の内部電極の全ての縁から離間していてもよい。この場合、第一主面と第二主面とが対向している方向から見て、複数の外部電極が、第一主面の縁から離間する。したがって、振動板が金属からなる場合でも、圧電素子(外部電極)と振動板とが電気的に絶縁される。
本発明の一つの態様によれば、信頼性の低下が抑制された振動デバイスを提供することができる。
図1は、一実施形態に係る振動デバイスの平面図である。 図2は、本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 図3は、本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 図4は、本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 図5は、本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。 図6は、圧電素子の構成を示す分解斜視図である。 図7は、圧電素子の平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1~図7を参照して、本実施形態に係る振動デバイス1の構成を説明する。図1は、一実施形態に係る振動デバイスの平面図である。図2、図3、図4、及び図5は、本実施形態に係る振動デバイスの断面構成を示す図である。図6は、圧電素子の構成を示す分解斜視図である。図7は、圧電素子の平面図である。
振動デバイス1は、図1に示されるように、圧電素子10と、配線基板40と、振動板50とを備えている。圧電素子10は、圧電素体11と、複数の外部電極13,15と、を有している。
圧電素体11は、直方体形状を呈している。圧電素体11は、互いに対向している一対の主面11a,11bと、四つの側面11cと、を有している。直方体形状には、角部及び稜線部が面取りされている直方体の形状、及び、角部及び稜線部が丸められている直方体の形状が含まれる。主面11a,11bは、矩形状を呈している。本実施形態では、主面11a,11bは、正方形状を呈している。
一対の主面11a,11bが対向している方向が第一方向D1である。第一方向D1は、各主面11a,11bに直交する方向でもある。四つの側面11cは、一対の主面11a,11bの間を連結するように第一方向D1に延在している。主面11a,11bと各側面11cとは、稜線部を介して、間接的に隣り合っている。圧電素体11の第一方向D1での長さ(圧電素体11の厚み)は、たとえば100μmである。
圧電素体11は、図6にも示されるように、第一方向D1に複数の圧電体層17a,17b,17c,17dが積層されて構成されている。本実施形態では、圧電素体11は、四つの圧電体層17a,17b,17c,17dを含んでいる。圧電素体11では、複数の圧電体層17a,17b,17c,17dが積層されている方向が第一方向D1と一致する。
各圧電体層17a,17b,17c,17dは、圧電材料からなる。本実施形態では、各圧電体層17a,17b,17c,17dは、圧電セラミック材料からなる。圧電セラミック材料としては、PZT[Pb(Zr、Ti)O]、PT(PbTiO)、PLZT[(Pb,La)(Zr、Ti)O]、又はチタン酸バリウム(BaTiO)などが挙げられる。各圧電体層17a,17b,17c,17dは、たとえば、上述した圧電セラミック材料を含むセラミックグリーンシートの焼結体から構成される。実際の圧電素体11では、各圧電体層17a,17b,17c,17dは、各圧電体層17a,17b,17c,17dの間の境界が認識できない程度に一体化されている。
圧電体層17aは、主面11aを有している。圧電体層17dは、主面11bを有している。圧電体層17b,17cは、圧電体層17aと圧電体層17dとの間に位置している。圧電体層17a,17dの厚みは、圧電体層17b,17cの厚みよりも小さい。圧電体層17a,17dの厚みは、たとえば33μmであり、圧電体層17b,17cの厚みは、たとえば16μmである。
圧電素子10は、図2、図3、図4、及び図6に示されるように、圧電素体11内に配置されている複数の内部電極19,21,23を備えている。本実施形態では、圧電素子10は、三つの内部電極19,21,23を備えている。
内部電極19,21,23は、導電性材料からなる。導電性材料として、たとえばAg、Pd、又はAg-Pd合金などが用いられる。内部電極19,21,23は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。内部電極19,21,23は、略矩形状(たとえば、略正方形状)を呈している。
各内部電極19,21,23は、第一方向D1において異なる位置(層)に配置されている。内部電極19と内部電極21とは、第一方向D1に間隔を有して対向している。内部電極21と内部電極23とは、第一方向D1に間隔を有して対向している。内部電極19は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。内部電極21は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。内部電極23は、圧電体層17cと圧電体層17dとの間に位置している。
各内部電極19,21,23は、圧電素体11の表面には露出していない。すなわち、各内部電極19,21,23は、側面11cには露出していない。したがって、各内部電極19,21,23は、図7に示されるように、第一方向D1から見て、主面11a,11bの全ての縁(四辺)から離間している。
複数の外部電極13,15は、主面11a上に配置されている。外部電極13は、複数の外部電極13a,13bを含んでいる。本実施形態では、外部電極13は、二つの外部電極13a,13bを含んでいる。外部電極15は、複数の外部電極15a,15bを含んでいる。本実施形態では、外部電極15は、二つの外部電極15a,15bを含んでいる。各外部電極13a,13b,15a,15bは、第一方向D1から見て、略長円形状を呈している。
各外部電極13,15(各外部電極13a,13b,15a,15b)は、導電性材料からなる。導電性材料として、たとえば、Ag、Pd、又はAg-Pd合金などが用いられる。各外部電極13,15は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。
各外部電極13,15(各外部電極13a,13b,15a,15b)は、図7に示されるように、第一方向D1から見て、主面11a,11bの全ての縁(四辺)から離間している。各外部電極13,15(各外部電極13a,13b,15a,15b)は、図7に示されるように、第一方向D1から見て、内部電極19,21,23の全ての縁(四辺)から離間している。
外部電極13aと外部電極13bとは、隣り合っている。外部電極15aと外部電極15bとは、隣り合っている。四つの外部電極13a,13b,15a,15bは、主面11aの一辺のみに沿って配置されている。外部電極13bと外部電極15aとが、隣り合っている。
各外部電極13a,13bは、それぞれ複数のビア導体31を通して接続導体25と電気的に接続されている。接続導体25は、内部電極19と同じ層に位置している。接続導体25は、圧電体層17aと圧電体層17bとの間に位置している。内部電極19と接続導体25とは、離間している。接続導体25は、第一方向D1で、外部電極13a,13bと対向している。複数のビア導体31は、外部電極13a,13bと接続されていると共に、接続導体25と接続されている。
各外部電極15a,15bは、それぞれ複数のビア導体33を通して内部電極19と電気的に接続されている。内部電極19は、第一方向D1で、外部電極15a,15bと対向している。複数のビア導体33は、外部電極15a,15bと接続されていると共に、内部電極19と接続されている。
接続導体25は、複数のビア導体35を通して内部電極21と電気的に接続されている。接続導体25は、第一方向D1で、内部電極21と対向している。複数のビア導体35は、接続導体25と接続されていると共に、内部電極21と接続されている。
内部電極19は、それぞれ複数のビア導体37を通して接続導体27と電気的に接続されている。接続導体27は、内部電極21と同じ層に位置している。接続導体27は、圧電体層17bと圧電体層17cとの間に位置している。内部電極21と接続導体27とは、離間している。接続導体27は、第一方向D1で、内部電極19と対向している。複数のビア導体37は、内部電極19と接続されていると共に、接続導体27と接続されている。
接続導体27は、複数のビア導体39を通して内部電極23と電気的に接続されている。接続導体27は、第一方向D1で、内部電極23と対向している。複数のビア導体39は、接続導体27と接続されていると共に、内部電極23と接続されている。
各外部電極13a,13bは、複数のビア導体31、接続導体25、及び、複数のビア導体35を通して内部電極21と電気的に接続されている。各外部電極15a,15bは、複数のビア導体33を通して内部電極19と電気的に接続されている。各外部電極15a,15bは、複数のビア導体33、内部電極19、複数のビア導体37、接続導体27、及び、複数のビア導体39を通して内部電極23と電気的に接続されている。
接続導体25,27及びビア導体31,33,35,37,39は、導電性材料からなる。導電性材料として、たとえば、Ag、Pd、又はAg-Pd合金などが用いられる。接続導体25,27及びビア導体31,33,35,37,39は、上記導電性材料を含む導電性ペーストの焼結体として構成されている。接続導体25,27は、略矩形状を呈している。ビア導体31,33,35,37,39は、対応する圧電体層17a,17b,17cを形成するためのセラミックグリーンシートに形成された貫通孔に充填された導電性ペーストが焼結することにより形成される。
圧電素体11の主面11bには、内部電極19,23と電気的に接続されている導体及び内部電極21と電気的に接続されている導体は配置されていない。本実施形態では、主面11bを第一方向D1から見たとき、主面11bの全体が露出している。主面11a,11bは、自然面である。自然面とは、焼成により成長した結晶粒の表面により構成される面である。
圧電素体11の各側面11cにも、内部電極19,23と電気的に接続されている導体及び内部電極21と電気的に接続されている導体は配置されていない。本実施形態では、各側面11cを当該側面11cと直交する方向から見たとき、各側面11cの全体が露出している。本実施形態では、各側面11cも、自然面である。
配線基板40は、図5にも示されているように、樹脂膜41と、複数の導体43,45と、被覆膜47と、を有している。本実施形態では、配線基板40は、一対の導体43,45を備えている。配線基板40は、たとえばフレキシブルプリント基板(FPC)である。配線基板40は、所定の方向に延在している。
樹脂膜41は、互いに対向している一対の主面41a,41bと、端面41cと、互いに対向している一対の側面41dと、を有している。樹脂膜41は、電気絶縁性を有している。樹脂膜41は、たとえばポリイミド樹脂からなる。
端面41cは、一対の主面41a,41bの間を連結するように第一方向D1に延在している。端面41cは、一つの側面11cと対向している。一対の側面41dは、一対の主面41a,41bの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面41dは、上記所定の方向に沿って延在している。本実施形態では、主面41bを主面41aと主面41bとが対向している方向から見たとき、主面41bの全体が露出している。
一対の導体43,45は、樹脂膜41(主面41a)上に配置されている。導体43と導体45とは、上記所定の方向に延在している。導体43と導体45とは、導体43,45が延在している方向と交差する方向で離間している。各導体43,45は、たとえば銅からなる。
導体43は、互いに対向している一対の主面43a,43bと、端面43cと、互いに対向している一対の側面43dと、を有している。主面43bは、主面41aと接している。端面43cは、一対の主面43a,43bの間を連結するように第一方向D1に延在している。端面43cは、一つの側面11cと対向している。一対の側面43dは、一対の主面43a,43bの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面43dは、上記所定の方向に沿って延在している。本実施形態では、端面41cと端面43cとは、略同一平面上に位置している。
導体45は、互いに対向している一対の主面45a,45bと、端面45cと、互いに対向している一対の側面45dと、を有している。主面45bは、主面41aと接している。端面45cは、一対の主面45a,45bの間を連結するように第一方向D1に延在している。端面45cは、一つの側面11cと対向している。一対の側面45dは、一対の主面45a,45bの間を連結するように第一方向D1に延在している。一対の側面45dは、上記所定の方向に沿って延在している。側面43dと側面45dとは、互いに対向している。本実施形態では、端面41cと端面45cとは、略同一平面上に位置している。
被覆膜47は、各導体43,45の一部を覆うように、各導体43,45上に配置されている。上記所定の方向での各導体43,45の両端部は、被覆膜47から露出している。被覆膜47は、主面41aにおける各導体43,45から露出している領域を覆うように、主面41aにも配置されている。上記所定の方向での樹脂膜41の両端部も、被覆膜47から露出している。被覆膜47は、各導体43,45(主面43a,45a及び一対の側面43d,45d)と接しているとともに、樹脂膜41(主面41a)と接している。樹脂膜41と被覆膜47とは、互いに接している領域で接合されている。被覆膜47は、たとえばポリイミド樹脂からなる。被覆膜47から露出している各導体43,45の両端部には、たとえば金フラッシュめっきが施されている。
主面41aと主面41bとが対向している方向での配線基板40の長さ(配線基板40の厚み)は、主面41aと主面41bとが対向している方向での樹脂膜41の長さ(樹脂膜41の厚み)と、主面41aと主面41bとが対向している方向での導体43,45の長さ(導体43,45の厚み)と、主面41aと主面41bとが対向している方向での被覆膜47の長さ(被覆膜47の厚み)との合計で規定される。本実施形態では、配線基板40の厚みは、たとえば70μmである。樹脂膜41の厚みは、たとえば20μmである。各導体43,45の厚みは、たとえば20μmである。樹脂膜41の厚みと各導体43,45の厚みとは、異なっていてもよい。
振動板50は、金属からなり、互いに対向している主面50a,50bを有している。振動板50は、たとえば、Ni-Fe合金、Ni、黄銅、又はステンレス鋼からなる。振動板50(主面50a,50b)は、主面50aと主面50bとが対向している方向から見たとき、矩形状を呈している。主面50aと主面50bとが対向している方向での振動板50の長さ(振動板50の厚み)は、たとえば250μmである。
圧電素子10及び配線基板40は、振動板50と接着されている。圧電素体11の主面11bと振動板50の主面50aとが互いに対向しており、樹脂膜41の主面41bと振動板50の主面50aとが互いに対向している。すなわち、主面11bと主面50aとが接着されていると共に、主面41bと主面50aとが接着されている。
圧電素子10及び配線基板40が振動板50に接着された状態では、第一方向D1と、主面41aと主面41bとが対向している方向と、主面50aと主面50bとが対向している方向と、は略同じである。第一方向D1から見て、圧電素子10は、振動板50の中央部に配置されている。
圧電素子10は、接着部材55によって、主面11bと四つの側面11cとで振動板50と接着されている。接着部材55は、圧電素子10と振動板50とを接着する部材である。本実施形態では、主面11bと四つの側面11cとの全体が、接着部材55で覆われている。すなわち、主面11bと四つの側面11cとの全体が、接着部材55と接している。主面11aは、接着部材55に覆われておらず、接着部材55から露出している。主面11bと主面50aとは、接着部材55を介して、間接的に対向している。
配線基板40は、接着部材57によって、樹脂膜41の主面41bで振動板50と接着されている。接着部材57は、配線基板40と振動板50とを接着する部材である。本実施形態では、主面41bの、振動板50上に位置している領域の全体が、接着部材57で覆われている。すなわち、主面41bの上記領域の全体が、接着部材57と接している。一対の側面41dは、接着部材57に覆われておらず、接着部材57から露出している。一対の側面41dは、接着部材55にも覆われておらず、接着部材55から露出している。主面41bと主面50aとは、接着部材57を介して、間接的に対向している。
樹脂膜41の端面41cと、一対の導体43,45の各端面43c,45cとは、接着部材57に覆われておらず、接着部材57から露出している。各端面41c,43c,45cは、接着部材55に覆われており、接着部材55と接している。本実施形態では、各端面41c,43c,45cの全体が、接着部材55と接している。すなわち、各端面41c,43c,45cの全体が、接着部材55によって、振動板50と接着されている。
接着部材55,57には、たとえば樹脂(エポキシ樹脂又はアクリル系樹脂など)が用いられる。接着部材55,57は、導電性のフィラーを含んでおらず、電気絶縁性を有している。接着部材55と接着部材57とは、異なる樹脂からなっていてもよく、同じ樹脂からなっていてもよい。
主面41bと振動板50(主面50a)との間隔G2は、主面11bと振動板50(主面50a)との間隔G1よりも大きい。間隔G1は、主面11bと主面50aとの間に位置している接着部材55の厚みでもある。間隔G2は、主面41bと主面50aとの間に位置している接着部材57の厚みでもある。間隔G2は、たとえば10~30μmである。間隔G1は、たとえば7μmである。
圧電素子10と配線基板40とは、振動板50上で隣り合っている。配線基板40は、第一方向D1から見て、四つの外部電極13a,13b,15a,15bが沿って配置されている主面11aの一辺と隣り合っている。第一方向D1から見て、圧電素子10と配線基板40とは離れている。圧電素子10と配線基板40との間隔は、たとえば、0mmより大きく、1mm以下である。
第一方向D1から見て、導体43,45が延在している方向(上記所定の方向)と、四つの外部電極13a,13b,15a,15bが沿って配置されている上記一辺とは、交差している。本実施形態では、導体43,45が延在している方向と、四つの外部電極13a,13b,15a,15bが沿って配置されている上記一辺とは、略直交している。
図2及び図3に示されるように、一対の導体43,45の各主面43a,45aの振動板50(主面50a)からの高さ位置(以下、「第一高さ位置」と称する)と、各外部電極13,15(各外部電極13a,13b,15a,15b)の振動板50(主面50a)からの高さ位置(以下、「第二高さ位置」と称する)とが異なっている。本実施形態では、第一高さ位置が、第二高さ位置よりも低い。本実施形態では、各端面41c,43c,45cの全体が、接着部材55を介して、一つの側面11cと間接的に対向している。
互いに対向する側面11cと端面41c,43c,45cとの間には、接着部材55が存在している。接着部材55の表面55aは、主面11aと主面43aとを連結すると共に主面11aと主面45aとを連結するように、延在している。表面55aは、第一高さ位置と第二高さ位置との差に応じて、主面11aから主面43a,45aに向けて傾斜している。
振動デバイス1は、図1~図3に示されるように、外部電極13a,13bと導体43とを電気的に接続する接続部材61と、外部電極15a,15bと導体45とを電気的に接続する接続部材63と、を備えている。
接続部材61は、複数の外部電極13a,13bと接続されている一端部61aと、導体43(主面43a)と接続されている他端部61bとを有している。接続部材61の他端部61bは、導体43における被覆膜47から露出している一端部と接続されている。接続部材61の他端部61bは、主面43aと接している。導体43は、接続部材61、外部電極13a,13b(外部電極13)、複数のビア導体31、接続導体25、及び、複数のビア導体35を通して内部電極21と電気的に接続されている。
接続部材63は、複数の外部電極15a,15bと接続されている一端部63aと、導体45(主面45a)と接続されている他端部63bとを有している。接続部材63の他端部63bは、導体45における被覆膜47から露出している一端部と接続されている。接続部材63の他端部63bは、主面45aと接している。導体45は、接続部材63、外部電極15a,15b(外部電極15)、複数のビア導体33を通して内部電極19と電気的に接続されていると共に、更に、複数のビア導体37、接続導体27、及び、複数のビア導体39を通して内部電極23と電気的に接続されている。
接続部材61,63は、導電性樹脂からなる。導電性樹脂は、樹脂(たとえば、熱硬化性樹脂)と導電性材料(たとえば、金属粉末)とを含んでいる。金属粉末としては、たとえばAg粉末が用いられる。熱硬化性樹脂としては、たとえば、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、又はポリイミド樹脂などが用いられる。接続部材61,63の硬度は、接着部材55の硬度よりも小さい。
接続部材61は、外部電極13a,13bと導体43の一端部(主面43a)とに接するように、接着部材55上に配置されている。接続部材63は、外部電極15a,15bと導体45の一端部(主面45a)とに接するように、接着部材55上に配置されている。接続部材61,63は、接着部材55と接している。
極性が異なる電圧が、導体43,45を通して、外部電極13(13a,13b)と外部電極15(15a,15b)とに印加されると、内部電極21と内部電極19,23との間で電界が発生する。圧電体層17bにおける内部電極19と内部電極21とで挟まれた領域と、圧電体層17cにおける内部電極21と内部電極23とで挟まれた領域とが、活性領域となり、当該活性領域に変位が発生する。圧電素子10は、外部電極13,15に交流電圧が印加されると、印加された交流電圧の周波数に応じて伸縮を繰り返す。圧電素子10と振動板50とは、互いに接着されているので、振動板50は、圧電素子10における伸縮の繰り返しに応じて、圧電素子10と一体に撓み振動を行う。
以上のように、本実施形態では、圧電素子10は、接着部材55によって、主面11b及び側面11cで振動板50と接着されているので、圧電素子10と振動板50との物理的な接続強度が高い。間隔G1が間隔G2よりも小さい場合、間隔G1が間隔G2以上である場合に比して、圧電素子10と振動板50との間隔が小さいので、圧電素子10と振動板50との間で、圧電素子10から振動板50に伝わる変位が減衰し難い。したがって、振動デバイス1では、圧電素子10の変位が振動板50に効率よく伝わる。
配線基板40は、接着部材57によって、主面41bで振動板50と接着されている。すなわち、樹脂膜41の各側面41dが、接着部材57によって、振動板50と接着されていない。このため、配線基板40と振動板50との物理的な接続強度は、圧電素子10と振動板50との物理的な接続強度よりも低い。間隔G2が間隔G1よりも大きい場合、間隔G2が間隔G1以下である場合に比して、配線基板40と振動板50との間隔が大きいので、振動板50と配線基板40との間で、振動板50から配線基板40に伝わる振動が減衰しやすい。したがって、振動デバイス1では、振動板50の振動が配線基板40に伝わり難い。
振動デバイス1では、上述したように、圧電素子10の変位が振動板50に効率よく伝わるので、変位量が向上する。振動デバイス1では、変位量が向上しているのにもかかわらず、振動板50の振動が配線基板40に伝わり難いので、配線基板40と振動板50との接着箇所に機械的負荷が作用し難い。このため、振動デバイス1では、信頼性の低下が抑制されている。
互いに対応する外部電極13,15(13a,13b,15a,15b)と導体43,45とは、導電性樹脂からなる接続部材61,63により接続されている。導体43は、接続部材61が接している主面43aを有している。導体45は、接続部材63が接している主面45aと、を有している。振動デバイス1では、第一高さ位置(主面43a,45aの振動板50からの高さ位置)と、第二高さ位置(外部電極13,15の振動板50からの高さ位置)とが異なっているので、導体43,45の主面43a,45aと外部電極13,15とで段差が構成される。
接続部材61,63は、樹脂と導電性材料とを含んでいる導電性ペーストを付与し、導電性ペーストに含まれる樹脂を硬化させることにより、形成される。導電性ペーストが、振動板50からの高さ位置が高い部位に付与されると、付与された導電性ペーストは、上記段差を伝わり、振動板50からの高さ位置が低い部位に達しやすい。この結果、振動デバイス1によれば、外部電極13,15と導体43,45とが、接続部材61,63によって確実に電気的かつ物理的に接続される。このため、振動デバイス1では、信頼性低下がより一層抑制される。
第一高さ位置は、第二高さ位置よりも低く、樹脂膜41は、端面41cを有しており、各導体43,45は、端面43c,45cを有している。各端面41c,43c,45cの全体が、接着部材55によって、振動板50と接着されている。
たとえば、第一高さ位置が、第二高さ位置よりも高く、かつ、端面41cの一部のみが、振動板50と接着されている場合、圧電素子10の変位が、端面41cの上記一部のみに伝わる。この場合、配線基板40(樹脂膜41)内に応力が偏在し、配線基板40の信頼性が低下するおそれがある。
振動デバイス1では、第一高さ位置が、第二高さ位置よりも低く、かつ、各端面41c,43c,45cの全体が、振動板50と接着されているので、圧電素子10の変位が、各端面41c,43c,45cの全体に伝わる。したがって、配線基板40内に応力が偏在し難く、配線基板40の信頼性低下が抑制される。また、付与された導電性ペーストが、接着部材55上を通り、外部電極13,15から導体43,45により一層達しやすい。これらの結果、本実施形態では、振動デバイス1の信頼性低下が更に抑制される。
主面11b及び側面11cは、接着部材55によって振動板50と接着されており、主面41bは、接着部材57によって振動板50と接着されている。このため、間隔G2が間隔G1よりも大きい態様の振動デバイス1が、簡易かつ確実に構成される。
振動デバイス1では、振動板50が、金属からなる。金属からなる振動板50は、ガラスからなる振動板に比して、高いQ値及び強度を有する。このため、振動デバイス1の変位量が向上する。
圧電素子10は、第一方向D1から見て、振動板50の中央部に配置されている。このため、振動デバイス1では、圧電素子10の変位が効率よく振動板50に伝達される。
外部電極13,15(13a,13b,15a,15b)は、振動板50と接着される主面11bではなく、主面11a上に配置されており、主面11bには、内部電極19,21,23と電気的に接続されている導体が配置されていない。外部電極13,15(13a,13b,15a,15b)は、第一方向D1から見て、主面11aの全ての縁から離間している。これらの結果、振動板50が金属からなる場合でも、圧電素子10(外部電極13,15及び内部電極19,21,23)と振動板50とが電気的に絶縁される。したがって、圧電素子10と振動板50との短絡が発生し難く、振動デバイス1の電気的な信頼性が向上する。
圧電素体11は、四つの側面11cを有し、各側面11cには、各内部電極19,21,23が露出していない。このため、振動デバイス1では、圧電素子10と振動板50とがより一層確実に電気的に絶縁される。
外部電極13a,13b,15a,15bは、第一方向D1から見て、各内部電極19,21,23の全ての縁から離間している。このため、振動デバイス1では、第一方向D1から見て、外部電極13a,13b,15a,15bが、主面11aの縁からより一層離間する。この結果、外部電極13a,13b,15a,15bと振動板50とがより一層確実に電気的に絶縁される。
内部電極21と電気的に接続されている二つの外部電極13a,13bは、主面11a上で隣り合っている。二つの外部電極13a,13bは、接続部材61を通して、導体43と電気的に接続されている。内部電極19,23と電気的に接続されている二つの外部電極15a,15bも、主面11a上で隣り合っている。二つの外部電極15a,15bは、接続部材63を通して、導体45と電気的に接続されている。このため、振動デバイス1では、圧電素子10と配線基板40との電気的な接続信頼性が向上される。
主面11a,11bは、第一方向D1から見て矩形状を呈している。四つの外部電極13a,13b,15a,15bは、主面11aの縁の一辺のみに沿って配置されている。このため、振動デバイス1では、四つの外部電極13a,13b,15a,15bと配線基板40(導体43,45)との電気的な接続が容易に実現される。
二つの外部電極13a,13bが、接続部材61を通して導体43と電気的に接続されていると共に、二つの外部電極15a,15bが、接続部材63を通して導体45と電気的に接続されている。このため、振動デバイス1では、二つの外部電極13a,13bと導体43との電気的な接続が容易に実現されると共に、二つの外部電極15a,15bと導体45との電気的な接続が容易に実現される。
接着部材55は、導電性フィラーを含んでいないため、導電性フィラーを含んでいる接着部材に比して、同一体積に含まれる樹脂成分が多く、接着強度が高い。したがって、振動デバイス1では、振動板50と圧電素子10との接合強度が高められている。
圧電素子10と振動板50との間には、接着部材55以外の部材は存在しない。したがって、圧電素子10の変位が振動板50により一層効率よく伝達する。
圧電素子10は、圧電素子10が配置されている振動板50上に配置されている配線基板40と電気的に接続されている。このため、第一高さ位置と第二高さ位置との差は、下記の比較対象の振動デバイスに比して、小さい。したがって、振動デバイス1では、接続部材61,63に作用する機械的負荷が低く、接続部材61,63を通した外部電極13,15と導体43,45との電気的な接続の信頼性が低下するのが抑制されている。比較対象の振動デバイスでは、外部電極13,15と、振動板50上に絶縁薄膜を介して形成されている導体とが、導電性樹脂を通して電気的に接続されている。第一高さ位置と第二高さ位置との差は、外部電極13,15(13a,13b,15a,15b)と導体43,45との第一方向D1での高さの差である。
第一方向D1から見て、圧電素子10と配線基板40とが離間している。接着部材55の表面55aが、主面11aと主面43aとを連結していると共に主面11aと主面45aとを連結している。表面55aが、主面11aから主面43a,45aに向けて傾斜している。したがって、振動デバイス1では、圧電素子10と配線基板40とが接している振動デバイスに比して、接続部材61,63の形状変化が緩やかである。したがって、接続部材61,63に作用する機械的負荷がより一層低い。
接続部材61,63は、圧電素子10と振動板50とを接着する部材上に配置されている。このため、振動デバイス1では、接続部材61,63が容易に形成されている。
接続部材61,63の硬度が、接着部材55の硬度よりも小さい。このため、振動デバイス1では、接続部材61,63の硬度が、接着部材55の硬度以上である振動デバイスに比して、接続部材61,63が、圧電素子10の変位に追従して変形しやすい。この結果、接続部材61,63を通した外部電極13,15と導体43,45との電気的な接続の信頼性が低下するのが抑制されている。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
圧電素子10が備える内部電極の数、圧電体層17a,17b,17c,17dの数、外部電極13,15(13a,13b,15a,15b)の数は、上述した実施形態で開示した数に限られない。
振動板50は、電子機器などの筐体であってもよい。振動板50は、電子機器などの筐体とは別の部材であってもよい。この場合、振動板50は、面接着によって筐体に装着されてもよい。
1…振動デバイス、10…圧電素子、11…圧電素体、11a,11b…主面、11c…側面、13,15…外部電極、19,21,23…内部電極、40…配線基板、41…樹脂膜、41a,41b…主面、41c…端面、41d…側面、43,45…導体、43a,43b,45a,45b…主面、43c,45c…端面、50…振動板、50a,50b…主面、55,57…接着部材、61,63…接続部材。

Claims (5)

  1. 圧電素子と、
    前記圧電素子と電気的に接続されている配線基板と、
    前記圧電素子と前記配線基板とが接着されている振動板と、を備え、
    前記圧電素子は、
    圧電材料からなり、互いに対向している第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とに隣り合う側面と、を有している圧電素体と、
    前記圧電素体内に配置されており、前記第一主面と前記第二主面とが対向している方向で互いに対向している複数の内部電極と、
    前記第一主面上に配置されており、対応する内部電極と電気的に接続されている複数の外部電極と、を有すると共に、前記第二主面及び前記側面で前記振動板と接着されており、
    前記配線基板は、
    互いに対向している第三主面と第四主面とを有している樹脂膜と、
    前記第三主面上に配置されており、対応する前記外部電極と電気的に接続されている複数の導体と、を有すると共に、前記第四主面で前記振動板と接着されており、
    前記第四主面と前記振動板との第一間隔は、前記第二主面と前記振動板との第二間隔よりも大きく、
    互いに対応する前記外部電極と前記導体とは、導電性樹脂により接続されており、
    各前記導体は、前記第三主面と接している第五主面と、前記第五主面と対向していると共に前記導電性樹脂が接している第六主面と、を有し、
    前記第六主面の前記振動板からの高さ位置と、前記外部電極の前記振動板からの高さ位置とが異なっている、振動デバイス。
  2. 前記第六主面の前記振動板からの高さ位置は、前記外部電極の前記振動板からの高さ位置よりも低く、
    前記樹脂膜は、前記圧電素体の前記側面と対向している第一端面を更に有し、
    各前記導体は、前記圧電素体の前記側面と対向している第二端面を有しており、
    前記第一端面及び前記第二端面の全体が、前記振動板と接着されている、請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 圧電素子と、
    前記圧電素子と電気的に接続されている配線基板と、
    前記圧電素子と前記配線基板とが接着されている振動板と、を備え、
    前記圧電素子は、
    圧電材料からなり、互いに対向している第一主面及び第二主面と、前記第一主面と前記第二主面とに隣り合う側面と、を有している圧電素体と、
    前記圧電素体内に配置されており、前記第一主面と前記第二主面とが対向している方向で互いに対向している複数の内部電極と、
    前記第一主面上に配置されており、対応する内部電極と電気的に接続されている複数の外部電極と、を有すると共に、前記第二主面及び前記側面で前記振動板と接着されており、
    前記配線基板は、
    互いに対向している第三主面と第四主面とを有している樹脂膜と、
    前記第三主面上に配置されており、対応する前記外部電極と電気的に接続されている複数の導体と、を有すると共に、前記第四主面で前記振動板と接着されており、
    前記第四主面と前記振動板との第一間隔は、前記第二主面と前記振動板との第二間隔よりも大きく、
    前記第二主面及び前記側面は、第一接着部材によって前記振動板と接着されており、
    前記第四主面は、第二接着部材によって前記振動板と接着されている、振動デバイス。
  4. 前記圧電素体の前記第二主面には、前記内部電極と電気的に接続されている導体が配置されていない、請求項1~のいずれか一項に記載の振動デバイス。
  5. 前記側面には、前記複数の内部電極が露出していない、請求項1~のいずれか一項に記載の振動デバイス。
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