JP7005265B2 - スイッチ構造及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ構造及び撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の電子機器において、押下操作される操作手段としてのボタンによって、板ばねで成る電気接片同士が接触することにより導通状態となるスイッチ構造を有したものが知られている。例えば、板ばねを使用した2段押し込み式スイッチを備える電子機器として特許文献1の撮像装置が知られている。特許文献1の撮像装置のレリーズボタンユニットは、操作ボタンとしての接触部材への押圧力を電気接片に伝達し、接触部材の第1ストロークの変位により第1導通状態となり、接触部材の第2ストロークの変位により第2導通状態となる。第1導通状態では例えばAEおよびAFの撮影準備動作が実行され、第2導通状態では被写体像を光電変換して画像データを生成する撮影動作が実行される。
特開2015-76191号公報
一般に、操作感触を良好にすべく操作ボタンの十分な操作ストロークを確保するには、電気接片の弾性変形による十分な変位量を確保する必要があり、そのためには押下方向に十分なスペースを割く必要がある。しかし、特許文献1では、回路パターンが支持された地板の下方に、操作ボタンであるレリーズボタンの押圧力が伝達される各電気接片が配置されている。そのため、地板や電気接片の配置の都合で地板の厚み方向に装置全体が大型化するか、または操作ストロークが不十分となってしまう。
本発明は、操作手段の十分なストロークを確保しつつ省スペースを図ることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、押下操作されて押下方向に変位する操作手段と、前記押下方向を厚み方向として配置される取付部材と、前記取付部材に取り付けられ、押下操作された前記操作手段によって押圧されて撓む第1電気接片と、前記取付部材に取り付けられ、前記操作手段によって押圧された前記第1電気接片と接触することにより第1の導通状態となる第2電気接片と、前記取付部材に取り付けられ、前記第1電気接片と接触した状態の前記第2電気接片と接触することにより第2の導通状態となる第3電気接片と、前記操作手段の軸心の周りに回動可能なレバーと、前記レバーと一体に動作する接点ブラシと、動作する前記接点ブラシと接触するパターンが形成され、前記取付部材と重ねて配置される操作基板と、を有し、前記第1電気接片の一部は、前記取付部材の厚み方向において前記取付部材の厚みの範囲内に存在し、前記取付部材は切り欠き部を有し、前記第1電気接片の前記一部は、前記取付部材の前記切り欠き部内に存在し、前記操作基板は、前記取付部材の前記切り欠き部に対応する切り欠き部を有し、前記第1電気接片の前記一部は、前記取付部材の厚み方向において前記取付部材及び前記操作基板の厚みの範囲内に存在し、且つ、前記第1電気接片の前記一部は、前記取付部材の前記切り欠き部内で且つ前記操作基板の前記切り欠き部内に存在することを特徴とする。
本発明によれば、操作手段の十分なストロークを確保しつつ省スペースを図ることができる。
スイッチ構造が適用される電子機器の外観図である。 レリーズユニットとその周辺の操作機構の分解斜視図である。 レリーズユニットの分解斜視図である。 非押し込み状態のレリーズボタンの軸心に沿った断面図である。 1段目スイッチの位置まで押し込まれたレリーズボタンの軸心に沿った断面図である。 2段目スイッチの位置まで押し込まれたレリーズボタンの軸心に沿った断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るスイッチ構造が適用される電子機器の外観図である。この電子機器として撮像装置、特にデジタルカメラ100を例示する。図1ではカメラ100の正面側(被写体側)から見た斜視図が示されている。
カメラ100は、カメラ本体101の外装として、正面側カバー102、背面側カバー107、上面側カバー106のほか、右面側カバー、左面側カバー及び底面側カバーを有している。カメラ本体101の正面側には、レンズ鏡筒103、電子ダイアル104が設けられている。カメラ本体101の上面部には、電源ボタン109、露出補正ダイアル110、モードダイアル111、解除ボタン112、ズームレバー113、レリーズボタン114、ポップアップ式のストロボユニット105、アクセサリシュー108が設けられる。
解除ボタン112は、モードダイアル111の回転ロックを解除するのに用いられる。撮影者は、解除ボタン112を押しながらモードダイアル111を回転操作することで撮影モードを選択できる。レリーズボタン114は2段押し込み式スイッチ構造となっている。レリーズボタン114が押下され、まず1段目の変位(第1ストローク)により1段目スイッチ(のオン)が検知される(第1導通状態)。カメラ本体101は、1段目スイッチを検知するとAEおよびAFの撮影準備動作処理を行う。レリーズボタン114がさらに押下され、2段目の変位(第2ストローク)により、2段目スイッチ(のオン)が検知される(第2導通状態)。カメラ本体101は、2段目スイッチを検知すると、被写体像を光電変換して画像データを生成する撮影処理を行う。レリーズボタン114の操作ストロークは第2ストロークの後も存在し、撮影者は、レリーズボタン114を2段目スイッチのオンの状態からさらに押下することが可能である。
次に、図2~図6を参照して、スイッチ構造の主要部について説明する。図2は、上面側カバー106に組みつけられたレリーズユニット201とその周辺の操作機構の分解斜視図である。レリーズユニット201には、両面テープ309、310で、操作基板である上面側基板203が貼り付けにより固定される。
上面側基板203には、ズームパターン203aが露出している。ユーザ(撮影者)がズームレバー113を回転操作すると、接点ブラシ404(図4)が一体に動作し、接点ブラシ404がズームパターン203aと接触動作する。これにより、カメラ本体101のレンズ鏡筒103の駆動操作が可能となる。上面側基板203のズームパターン203aの近傍には切り欠き部203bが形成されている。切り欠き部203bは略半円形状部を含む。レリーズユニット201と上面側基板203とが貼り付けにより固定された状態では、切り欠き部203bからレリーズユニット201の一部が露出する。上面側基板203には、基板接続部203dが設けられている。露出補正用のダイアルホルダ204には、両面テープ貼付部205にて、上面側基板203の露出補正用のダイアルパターン203cが貼り付けにより固定される。ビス206、207、208が上面側カバー106のビス穴(不図示)に螺合されることで、レリーズユニット201、上面側基板203、ダイアルホルダ204は、上面側カバー106に固定される。
図3は、レリーズユニット201の分解斜視図である。図4は、非押し込み状態のレリーズボタン114の軸心に沿った断面図である。図5は、1段目スイッチの位置まで押し込まれたレリーズボタン114の軸心に沿った断面図である。図6は、2段目スイッチの位置まで押し込まれたレリーズボタン114の軸心に沿った断面図である。
まず、主に図3を参照してレリーズユニット201の内部構造を説明する。以降、レリーズボタン114の被操作面がある側を上方とする。従って、レリーズボタン114の押下方向及び戻り方向は上下方向と略平行である。レリーズユニット201は、上方から、板金307、絶縁シート306、第1電気接片305、第2電気接片304、レリーズ基板303、第3電気接片302、レリーズベース301(ベース部材)が積層配置されて構成される。ただし、レリーズ基板303は折れ曲がって第2電気接片304を挟む形で配置される(後述)。板金307とレリーズベース301の両者間にある構成要素が両者に固定される。電気接片305、304、302はいずれも導電性のある部材である。レリーズ基板303はフレキシブルプリント基板であり、電気接片305、304、302に電気信号を伝達すると共に、上面側基板203に電気的に接続されている。板金307は、レリーズユニット201を上面側カバー106に取り付けるための板金部品で成る取付部材であり、上記押下方向が厚み方向となっている。
第1電気接片305、第2電気接片304、第3電気接片302はそれぞれ、板金307とレリーズベース301とに固定保持される部分と、その部分から片持ち状態で延設される延設部とを有する。まず、第1電気接片305は延設部305cを有し、延設部305cは、上下方向(押下方向)から見てL字形状に屈曲している。第2電気接片304は延設部304cを有し、第3電気接片302は延設部302cを有する。
第1電気接片305の延設部305cの先端には、第2電気接片304の側(下側)へ突出した凸部である絞り部305d(図4)が絞り加工等によって形成されている。絞り部305dを上方から見ると、レリーズボタン114に対向する凹形状305f(図4)となっている。さらに、延設部305cの先端には、延設部305cの先端の一部を180°折り曲げたヘミング曲げ部305eが形成されている。ヘミング曲げ部305eは、凹形状305fを上方から覆い隠すように設けられる。従って、レリーズボタン114はヘミング曲げ部305eの平坦な部分に当接する。第3電気接片302の延設部302cの先端には、方に突出した絞り部302dが形成されている。
作業者は、レリーズベース301から上方に突設された位置決め部301a、301bを、第3電気接片302に形成された位置決め穴302a、302bに通しながら第3電気接片302をレリーズベース301に組み込む。その際、作業者は、第3電気接片302の延設部302cをレリーズベース301の突き当て部301c(図4)に引っ掛けて第3電気接片302を組み込む。
次に作業者は、レリーズベース301に組み込まれた第3電気接片302にレリーズ基板303を重ね合わせるようにして組み込む。レリーズ基板303は湾曲可能であり、折り曲げ部303aで180°折り曲げて使用される。レリーズ基板303には、各接片の短絡を検知する信号をカメラ本体101に伝達する役割を果たすパターン部303b、303b´、303c、303c´が設けられている。パターン部303b´、303c´はそれぞれ、パターン部303b、303cの裏側に配置される。パターン部303c´はGNDパターン、パターン部303b、303cは1段目スイッチを検出する信号パターン、パターン部303b´は2段目スイッチを検出する信号パターンで構成されている。
レリーズ基板303をレリーズユニット201に組み付ける際には、作業者は、パターンが配線されていないタブ303d、303eを掴むことで各パターン部に不用意に触れずに作業可能となる。作業者は、レリーズ基板303に形成された位置決め穴303f、303gに、第3電気接片302が組み込まれているレリーズベース301の位置決め部301a、301bが挿し込まれるようにレリーズ基板303を組み込む。これにより、第3電気接片302とレリーズ基板303のパターン部303b´とが接触し、導通する。
次に作業者は、レリーズベース301に組み込まれたレリーズ基板303のパターン部303bに重ね合わせるように第2電気接片304を組み込む。このとき、レリーズ基板303の位置決め穴303f、302gからはレリーズベース301の位置決め部301a、301bが突出しているので、作業者は、位置決め部301a、301bを第2電気接片304の位置決め穴304a、304bに挿し込む。さらに作業者は、第2電気接片304の延設部304cをレリーズベース301の突き当て部301d(図4)に引っ掛け、第2電気接片304を組み込む。
次に作業者は、レリーズ基板303のタブ303eを掴み、折り曲げ部303aでレリーズ基板303を折り返して、パターン部303cが第2電気接片304に対向して重なるように、レリーズ基板303を組み込む。このとき、第2電気接片304の位置決め穴304a、304bからはレリーズベース301の位置決め部301a、301bが突出しているので、作業者は、位置決め部301a、301bをレリーズ基板303の位置決め穴303h、303iに挿し込む。これにより、レリーズ基板303のパターン部303bとパターン部303cとが第2電気接片304を挟み込み、パターン部303b、303cと第2電気接片304とが導通する。
その後、作業者は、レリーズベース301に組み込まれたレリーズ基板303に第1電気接片305を重ね合わせるように組み込む。このとき、レリーズ基板303の位置決め穴303h、303iからはレリーズベース301の位置決め部301a、301bが突出しているので、作業者は、位置決め部301a、301bを第1電気接片305の位置決め穴305a、305bに挿し込む。これにより、第1電気接片305とレリーズ基板303のパターン部303c´とが接触し、導通する。またその際、作業者は、第1電気接片305の延設部305cの、L字形状のうち長い部分の自由端部を、レリーズベース301の仮保持部301eに引っ掛ける。ここで、延設部305cは、ボタン操作時の荷重感を設けるために、自由状態ではL字形状のうち長い部分の自由端部が上方に傾斜するように予め形成されている。従って、延設部305cを仮保持部301eに係止することで、レリーズベース301へのレリーズボタン114の組み付け前の段階では、仮保持部301eが延設部305cを下方に付勢する形で保持する。
次に作業者は、レリーズベース301に組み込まれた第1電気接片305に絶縁シート306を重ね合わせるように組み込む。このとき、第1電気接片305の位置決め穴305a、305bからはレリーズベース301の位置決め部301a、301bが突出しているので、作業者は、位置決め部301a、301bを絶縁シート306の位置決め穴306a、306bに挿し込む。次に作業者は、レリーズベース301に組み込まれた絶縁シート306に板金307を重ね合わせるように組み込む。このとき、絶縁シート306の位置決め穴306a、306bからはレリーズベース301の位置決め部301a、301bが突出しているので、作業者は、位置決め部301a、301bを板金307の位置決め穴307a、307bに挿し込む。その後、作業者は、レリーズベース301側からビス308を板金307のビス穴307cに螺合する。これにより、第3電気接片302、レリーズ基板303、第2電気接片304、第1電気接片305、絶縁シート306が、レリーズベース301と板金307との間に固定される。
レリーズ基板303のコネクタ接続部303jと上面側基板203の基板接続部203d(図2)とは電気的に接続される。レリーズ基板303で出力された検出信号は、コネクタ接続部303jから基板接続部203dを通じて上面側基板203へ伝達され、さらに、上面側基板203の基板接続部203e(図2)から不図示のメイン基板のCPUへ信号が送られる。これにより、カメラ本体101へAEおよびAFの撮影準備動作処理や撮影処理の指示が送信される。
板金307には、上面側基板203の切り欠き部203bと対応する切り欠き部307dが形成されている。切り欠き部307dは略半円形状部を含む。切り欠き部203bと切り欠き部307dとは略同一形状をしている。従って、上面側基板203とレリーズユニット201とを固定した状態では、切り欠き部203bと切り欠き部307dとは重なり合い、上下方向から見て略一致する。レリーズユニット201を組み立てた状態において、第1電気接片305の延設部305cは、上下方向から見て切り欠き部203b、307d内(切り欠き部内)に収まるように位置する。延設部305cは、レリーズボタン114の往復動作に応じて弾性変形するが、延設部305cが切り欠き部203b、307d内に位置することで、干渉により弾性変形を妨げられるようなことない。なお、この観点からは、切り欠き部203b、307dの形状は、L字型の延設部305cが弾性変形する際に延設部305cと干渉しないような逃げ形状であればよく、例示した形状に限定されない。また、板金307と延設部305cとは略平行位置に配置されている。すなわち、延設部305cのほぼ全体が、板金307の厚み方向において板金307の厚みの範囲内に存在する。これにより、レリーズユニット201の薄型化が可能となり、省スペースが図られている。また、延設部305cは、切り欠き部203b、307d内に存在することで、押下方向に直交する方向(水平方向)に関しても、レリーズユニット201の省スペースが図られている。切り欠き部203b、307dで形成されるスペースには、ズームレバー113の機構の一部も配置されている。
作業者は、板金307に設けた両面テープ309、310に上面側基板203を貼り付ける。さらに作業者は、ビス206、207、208を上面側カバー106に螺合することで、レリーズユニット201及び上面側基板203を上面側カバー106に固定する。
次に、図4~図6で、撮影者がレリーズボタン114を押し込んだ際の動作を説明する。レリーズボタン114は、キャップ114aとボタンベース114bとが接着固定されて構成される。ボタンベース114bは軸部114dを有し、軸部114dの先端部114cが、第1電気接片305を押圧する押し子として機能する。レリーズユニット201を上面側カバー106に組み込んだ後の、非押し込み状態においては、ボタンベース114bの先端部114cが第1電気接片305のヘミング曲げ部305eを付勢している。前述したように、レリーズベース301へのレリーズボタン114の組み付け前の状態では、仮保持部301eが第1電気接片305の延設部305cを下方に付勢していた。これにより、レリーズボタン114の組み付け前に、作業者が不用意に第1電気接片305に触れて変形させてしまうことを避けることができる。一方、レリーズボタン114を組み付けると、ボタンベース114bの先端部114cが第1電気接片305のヘミング曲げ部305eを押圧することにより、第1電気接片305の延設部305cを第2電気接片304の側へ押し下げる。すると、仮保持部301eから第1電気接片305の延設部305cが離間すると共に、ボタンベース114bの先端部114cが延設部305cを付勢保持する状態となる。これにより、カメラ100の製品としての使用時には、レリーズボタン114のガタ(押下方向のがたつき)を抑えることが可能となる。
ボタンベース114bの先端部114cにEリング401が装着されることにより、レリーズボタン114はズームレバー113からの抜け止めがなされている。軸部114dはズームレバー113の軸受部113aに嵌合保持されており、レリーズボタン114は軸部114dの軸心402周りに回動可能となっている。ズームレバー113は加締め部113bにてズームホルダー403に加締め保持されることにより、上面側カバー106を挟むようにして保持され、レリーズボタン114の動作する軸心402と同軸に回動可能である。
ズームホルダー403は、接点ブラシ404を不図示の箇所で加締め保持している。さらに、接点ブラシ404は上面側基板203上のズームパターン203aと接触する。従って、ズームレバー113が回転操作されると、接点ブラシ404はズームパターン203a上を摺動し、カメラ本体101のレンズ鏡筒103が駆動される。レリーズユニット201の第3電気接片302の延設部302c、第2電気接片304の延設部304cはそれぞれ、レリーズベース301の突き当て部301c、301dに突き当たった状態で保持されている。
撮影者が操作手段としてのレリーズボタン114を押下操作すると、レリーズボタン114は軸心402方向において下方(第2電気接片304側)へ変位する。レリーズボタン114の下方への変位に応じて第1電気接片305のヘミング曲げ部305eが先端部114cに駆動され、延設部305cが弾性変形して下方へ撓む。そしてやがて第1電気接片305の絞り部305dが第2電気接片304の延設部304cに接触する。第1電気接片305と第2電気接片304が当接することにより、パターン部303c´と導通している第1電気接片305と、パターン部303b、303cと導通している第2電気接片304とは短絡する。これにより、カメラ本体101は1段目スイッチのオン(第1の導通状態)を検知する(図5)。するとカメラ本体101は、AEおよびAFの撮影準備動作処理を行う。
1段目スイッチのオンの位置からさらにレリーズボタン114が押下操作されると、第1電気接片305の延設部305cが第2電気接片304の延設部304cに接触した状態で、延設部305c、304cが一緒に弾性変形して下方へ撓む。その過程で、第2電気接片304の延設部304cは、レリーズベース301の突き当て部301dから離れ、第3電気接片302の側へ変位する。そしてやがて延設部304cは、第3電気接片302の絞り部302dに当接する。すなわち、第2電気接片304と第3電気接片302とが接触する。すると、パターン部303c´と導通している第1電気接片305と、パターン部303b、303cと導通している第2電気接片304と、パターン部303b´と導通している第3電気接片302とは短絡する。これにより、カメラ本体101は2段目スイッチのオン(第2の導通状態)を検知する(図6)。するとカメラ本体101は、被写体像を光電変換して画像データを生成する撮影処理を行う。
ところで、第1電気接片305の絞り部305dとレリーズボタン114の軸心402とは略同心となっている。また、第3電気接片302の絞り部302dとレリーズボタン114の軸心402とも略同心となっている。これにより、レリーズボタン114からの押圧力を精度よく第2電気接片304、第3電気接片302に伝達可能となる。しかも、レリーズボタン114の先端部114cは平坦なヘミング曲げ部305eと接触するので、絞り部305d(乃至凹形状305f)が凸球(凹球)形状であっても、不規則な動作をすることがなく、駆動力の伝達が正確である。
また、第1電気接片305の延設部305cはL字形状を呈しているため、延設部305cの片持ち梁としての根元からレリーズボタン114による被駆動位置までの距離に関し、直線距離は短いが、実長さを長くとれる。従って、弾性変形による撓み量に余裕ができ、延設部305cの根元から被駆動位置までの距離に関し省スペースを図ると共に、レリーズボタン114の操作ストロークを長く確保するのに有利である。
本実施の形態によれば、第1電気接片305の一部(延設部305c)は、板金307の厚み方向において板金307の厚みの範囲内に存在するので、レリーズボタン114の押下方向に関するコンパクト化に有利となる。また、延設部305cは板金307の切り欠き部307d内に存在するので、水平方向においてもコンパクト化に有利となる。よって、レリーズボタン114の十分なストロークを確保しつつ省スペースを図ることができる。その結果、カメラ本体101を小型化することが可能となる。なお、延設部305cは、板金307の厚み方向において板金307及び上面側基板203の厚み(両者を合わせた厚み)の範囲内に存在するように構成してもよい。その場合でも、延設部305cが上面側基板203の切り欠き部203b内で且つ板金307の307d内に存在することで、レリーズボタン114の押下方向及び水平方向において省スペース化が可能である。
また、延設部305cは、押下方向から見てL字形状に屈曲しているので、限られたスペースで実長さを長く設計できる。その結果、無理なく(塑性変形することなく)撓める量を多くできるので、レリーズボタン114の十分なストロークを確保するのに寄与する。
また、板金307、電気接片305、304、302は、レリーズベース301に設けられた共通の位置決め部301a、301bによって位置決めされているので、精度よく位置決めでき、省スペースにも寄与する。
また、レリーズベース301へのレリーズボタン114の組み付け前の段階では、仮保持部301eが第1電気接片305の延設部305cを付勢保持する。しかしレリーズボタン114の組み付け後の段階では、仮保持部301eから延設部305cが離間すると共に、レリーズボタン114が延設部305cを付勢保持する。これにより、製品としての組み付け前に不用意に第1電気接片305に触れて変形させることを回避すると共に、製品としての完成後にはレリーズボタン114のガタを抑えることができる。
また、第1電気接片305の絞り部305dと第3電気接片302の絞り部302dとはいずれも、レリーズボタン114の軸心402と略同心である。しかも、第1電気接片305において凹形状305fを覆い隠すように設けられたヘミング曲げ部305eの平坦な部分をレリーズボタン114が駆動する。これらにより、レリーズボタン114の駆動力の伝達が正確となり、動作が安定する。
なお、本発明のスイッチ構造が適用される電子機器としては、撮像装置に限らず、押し込み式のボタンを有する各種の電子機器に本発明を適用できる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
114 レリーズボタン
302 第3電気接片
304 第2電気接片
305 第1電気接片
305c 延設部
307 板金

Claims (9)

  1. 押下操作されて押下方向に変位する操作手段と、
    前記押下方向を厚み方向として配置される取付部材と、
    前記取付部材に取り付けられ、押下操作された前記操作手段によって押圧されて撓む第1電気接片と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記操作手段によって押圧された前記第1電気接片と接触することにより第1の導通状態となる第2電気接片と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記第1電気接片と接触した状態の前記第2電気接片と接触することにより第2の導通状態となる第3電気接片と、
    前記操作手段の軸心の周りに回動可能なレバーと、
    前記レバーと一体に動作する接点ブラシと、
    動作する前記接点ブラシと接触するパターンが形成され、前記取付部材と重ねて配置される操作基板と、を有し、
    前記第1電気接片の一部は、前記取付部材の厚み方向において前記取付部材の厚みの範囲内に存在し、
    前記取付部材は切り欠き部を有し、
    前記第1電気接片の前記一部は、前記取付部材の前記切り欠き部内に存在し、
    前記操作基板は、前記取付部材の前記切り欠き部に対応する切り欠き部を有し、
    前記第1電気接片の前記一部は、前記取付部材の厚み方向において前記取付部材及び前記操作基板の厚みの範囲内に存在し、且つ、前記第1電気接片の前記一部は、前記取付部材の前記切り欠き部内で且つ前記操作基板の前記切り欠き部内に存在することを特徴とするスイッチ構造。
  2. 押下操作されて押下方向に変位する操作手段と、
    前記押下方向を厚み方向として配置される取付部材と、
    前記取付部材に取り付けられ、押下操作された前記操作手段によって押圧されて撓む第1電気接片と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記操作手段によって押圧された前記第1電気接片と接触することにより第1の導通状態となる第2電気接片と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記第1電気接片と接触した状態の前記第2電気接片と接触することにより第2の導通状態となる第3電気接片と、を有し、
    前記第1電気接片の一部は、前記取付部材の厚み方向において前記取付部材の厚みの範囲内に存在し、
    前記第1電気接片の前記一部は、片持ち状態で延設された延設部であり、
    前記延設部は、前記押下方向から見て屈曲していることを特徴とするスイッチ構造。
  3. 押下操作されて押下方向に変位する操作手段と、
    前記押下方向を厚み方向として配置される取付部材と、
    前記取付部材に取り付けられ、押下操作された前記操作手段によって押圧されて撓む第1電気接片と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記操作手段によって押圧された前記第1電気接片と接触することにより第1の導通状態となる第2電気接片と、
    前記取付部材に取り付けられ、前記第1電気接片と接触した状態の前記第2電気接片と接触することにより第2の導通状態となる第3電気接片と、
    ベース部材と、を有し、
    前記第1電気接片の一部は、前記取付部材の厚み方向において前記取付部材の厚みの範囲内に存在し、
    前記取付部材、前記第1電気接片、前記第2電気接片及び前記第3電気接片は、前記ベース部材に設けられた共通の位置決め部によって位置決めされていることを特徴とするスイッチ構造。
  4. 記操作手段の組み付け前の段階では、前記ベース部材の一部である仮保持部が前記第1電気接片を付勢保持し、
    前記操作手段の組み付け後の段階では、前記仮保持部から前記第1電気接片が離間すると共に、前記操作手段が前記第1電気接片を付勢保持することを特徴とする請求項に記載のスイッチ構造。
  5. 前記第1電気接片は、前記第2電気接片の側に突出した凸部を有し、
    前記操作手段の軸心は、前記第1電気接片の前記凸部と略同心であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のスイッチ構造。
  6. 前記第1電気接片の前記凸部は、前記操作手段に対向する凹形状を有する絞り部であり、
    前記第1電気接片には、前記凹形状を覆い隠すようにヘミング曲げ部が形成され、
    前記操作手段は前記ヘミング曲げ部と当接することを特徴とする請求項に記載のスイッチ構造。
  7. 前記第3電気接片は、前記第2電気接片の側に突出した凸部を有し、
    前記操作手段の軸心は、前記第3電気接片の前記凸部と略同心であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のスイッチ構造。
  8. 前記第1電気接片、前記第2電気接片及び前記第3電気接片に電気信号を伝達するフレキシブルプリント基板を有し、
    前記フレキシブルプリント基板は前記操作基板に電気的に接続されていることを特徴とする請求項に記載のスイッチ構造。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のスイッチ構造を有する撮像装置。
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