JP6833579B2 - 操作部品および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、操作部の動作を検知する配線パターンを有するフレキシブルプリント配線板を備えた操作部品に関する。
従来から、光学像を光電変換して画像データを生成し、データファイルとして記録する撮像装置が知られている。このような撮像装置では、可撓性を有するフレキシブルプリント配線板が多く用いられている。撮像装置の上面や背面には、撮影条件を設定するために押圧または回転可能な操作部が配置されている。一般的に、フレキシブルプリント配線板は、操作部の動作を検知して主基板に電気信号を送信するために用いられる。
近年、撮像装置の小型化に伴い、2つの操作部を同軸上に重ねて配置した撮像装置が提案されている。例えば、撮影条件を設定するためのダイアル式操作部と、その内側に設けたレリーズ用の押圧ボタンとを備えた複合操作部品が知られている。このような操作部品におけるフレキシブルプリント配線板は、押圧ボタンの直下に押しスイッチを実装し、その押しスイッチの周囲にダイアルに設けた摺動子と摺接する円環状の摺接パターンを有する。しかしながら、押しスイッチと摺接パターンとを同一平面に設けると、平面方向で大きな面積が必要となる。他の例として、複合操作部品の直下に円環状の摺接パターンを有する1枚目のフレキシブルプリント配線板を配置し、さらにその直下に押しスイッチを実装した2枚目のフレキシブルプリント配線板を配置する構成が考えられる。上側に配置される1枚目のフレキシブルプリント配線板は、円環状の摺接パターンの中央部に開口を有する。レリーズボタンの押し子がその開口を貫通し、下側にある2枚目のフレキシブルプリント配線板に実装された押しスイッチを押下する。この構成では、複数のフレキシブルプリント配線板を必要とするため、部品点数が多くなり組立の煩雑さが生じる。
一方、1枚のフレキシブルプリント配線板を折り畳むことによる二段構成の操作部品が知られている。このフレキシブルプリント配線板は、第1面側に押しスイッチ、第2面側に円環状の摺接パターンを有する。押しスイッチと円環状摺接パターンとが設けられた領域の間には、連結部がある。押しスイッチと円環状の摺接パターンとが投影上で互いに重なるように、フレキシブルプリント配線板が連結部において180度折り曲げられている。しかし、フレキシブルプリント配線板の上下にそれぞれ押しスイッチと摺接パターンを設けることで、両面にカバー層の開口と金メッキ処理を行う必要があり、安価な構成ではない。
特許文献1には、円環状の摺接パターンと押しスイッチを同一面側に配置し、摺接パターンとスイッチとの間に中間部を設け、下から順に押しスイッチ、中間部、摺接パターンとなるようにフレキシブルプリント配線板をつづら折りに畳んだ構成が開示されている。
特開平9−148686号公報
特許文献1の構成では、中間部が押しスイッチの上側に配置されるため、中間部は開口を有し、その開口をレリーズボタンの押し子が貫通している。このため、摺接パターン形成領域および押しスイッチ実装領域だけでなく、中間部もレリーズボタンの押し子と干渉しないように精度よく位置決めされる必要があり、組立作業性が損なわれる。また、摺接パターン形成領域および押しスイッチ実装領域は、フレキシブルプリント配線板の取付板の異なる上下方向に設けた位置決め部によりそれぞれ位置が決められている。このため、摺接パターン形成領域および押しスイッチ実装領域の互いの位置精度を上げることは困難である。また、フレキシブルプリント配線板は、2度折り曲げた状態において離れた位置に2か所の曲げ部が形成されるため、フレキシブルプリント配線板の面方向での小型化に不利である。
そこで本発明は、組立作業性を損なうことなく、小型かつ安価な操作部品および電子機器を提供する。
本発明の一側面としての操作部品は、回転可能な摺動子と、前記摺動子が摺動するパターン部と該摺動子の回転中心部に形成された開口とを含む第1の領域、および、該パターン部と同一面側に設けられて押下されることにより信号を発生するスイッチを含む第2の領域を有するフレキシブルプリント配線板とを有し、前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の領域と前記第2の領域とは連結部を介して連結されており、前記連結部は、前記第1の領域から延びる第1の腕部、前記第2の領域から延びる第2の腕部、および、該第1の腕部と該第2の腕部が鋭角に結合する結合部を有し、前記第2の腕部は、前記結合部が前記第2の領域の第1の面側で重なるように折り曲げられ、前記第1の腕部は、前記第1の領域が前記第2の領域の前記第1の面とは反対の第2の面側で重なるように折り曲げられ、所定の方向から見た場合において、前記第2の領域に含まれる前記スイッチが前記第1の領域に含まれる前記開口から露出するように、該第1の領域と該第2の領域との少なくとも一部が互いに重なっている。
本発明の他の側面としての電子機器は、前記操作部品を有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、組立作業性を損なうことなく、小型かつ安価な操作部品および電子機器を提供することができる。
本実施形態における撮像装置の外観図である。 本実施形態における撮像装置の操作部品の分解図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の平面図である。 本実施形態における撮像装置の操作部品の断面図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の折り曲げ方法の説明図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の折り曲げ方法の説明図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の折り曲げ方法の説明図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の折り曲げ方法の説明図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の折り曲げ方法の説明図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板の折り曲げ方法の説明図である。 本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板に設けられた補強板の説明図である。 本実施形態における組立状態でのフレキシブルプリント配線板の側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における撮像装置(電子機器)について説明する。図1は、撮像装置100の外観図であり、図1(A)は前面斜視図、図1(B)は背面斜視図をそれぞれ示している。なお本実施形態は、電子機器として撮像装置100について説明するが、これに限定されるものではなく、撮像装置以外の電子機器にも広く適用可能である。
撮像装置100の正面中央部には、不図示の交換レンズ(レンズ鏡筒)を取り付けるためのマウント110が設けられている。また撮像装置100は、CMOSセンサなどの撮像素子102を有し、交換レンズを介して形成された光学像(被写体像)を光電変換する。
撮像装置100の外装は、正面カバー120、上面カバー130、底面カバー140、および、背面カバー150の複数のカバーで覆われている。正面カバー120には、光軸OAに沿った方向(光軸方向)の被写体側に向かって一部突出したグリップ121が設けられている。上面カバー130には、電源レバー160、レリーズボタン170、および、回転により撮影条件を変更することが可能なダイアル180、190、200、210が設けられている。レリーズボタン170およびダイアル180は、撮像装置100の上面カバー130側から見て互いに重なるように(同心円状に)配置されている。
次に、図2を参照して、撮像装置100におけるレリーズボタン170およびダイアル180を含む操作部品の構成について説明する。図2は、操作部品10の分解図である。
ダイアル180は、上面カバー130に対して回転可能に保持される。ダイアル180には、クリック板181および摺動子ホルダ182がビス183で固定される。ダイアル180とクリック板181とで上面カバー130を挟むように構成することにより、ダイアル180は回転軸RAに沿った方向(回転軸方向)への移動が規制される。クリック板181は、その外周部に複数の溝を有し、その溝にクリックボール184が入り込む。クリックボール184は、ばねホルダ186により保持されたクリックばね185で付勢されている。これにより、ダイアル180の回転位相が規制されている。摺動子ホルダ182には、回転可能な摺動子187が係止されている。このような構成により、ダイアル180を回転させると、摺動子187も回転する。
ダイアル180の回転中心部には、開口180aが形成されている。レリーズボタン170には、軸部170aおよび軸先端部170bが設けられている。レリーズボタン170の軸部170aは、ダイアル180の開口180aを貫通するとともに、開口180aに対して摺動可能に保持される。ダイアル180とレリーズボタン170との間には、レリーズ用圧縮ばね171が設けられている。レリーズボタンの軸部170aの先端には、抜け止め部材172が設けられる。このためレリーズボタン170は、レリーズ用圧縮ばね171により押し上げ方向へ付勢され、抜け止め部材172により規制される位置まで持ち上げられる。このようにレリーズボタン170は、ダイアル180の回転中心と同軸上に軸部170aを有し、回転軸方向に押下可能に保持されている。レリーズボタン170およびダイアル180の下方には、フレキシブルプリント配線板(FPC)300、第1のベース400、および、第2のベース500が配置されている。フレキシブルプリント配線板300は、電源レバー160、レリーズボタン170、および、ダイアル180、190、200、210などの各部と主基板(不図示)との間の電気的な接続を行う。フレキシブルプリント配線板300は、折り曲げられた状態で、第1のベース400および第2のベース500により保持(固定)される。
次に、図3を参照して、フレキシブルプリント配線板300の構成について説明する。図3は、フレキシブルプリント配線板300の構成図である。フレキシブルプリント配線板300は、第1の領域(ダイアルパターン領域)310および第2の領域(押しスイッチ実装領域)320を有する。第1の領域310には、摺動子187が摺接する円環状の摺接パターン(パターン部)311、および、摺動子187の回転中心部に形成された開口312が設けられている。第2の領域320には、摺接パターン311と同一面側に設けられ、押下されることにより信号を生成する押しスイッチ321が実装されている。
フレキシブルプリント配線板300の第1の領域310および第2の領域320は、連結部330を介して連結(一体的に形成)されている。押しスイッチ321は、フレキシブルプリント配線板300の摺接パターン311と同一面側に実装されている。このため、フレキシブルプリント配線板300の摺接パターン311側にのみ開口部形成と金メッキ処理を施せばよく、安価な構成となる。連結部330は、第1の領域310から延びる第1の腕部331、第2の領域320から延びる第2の腕部332、および、第1の腕部331と第2の腕部332とを結合する結合部333を有する。第1の腕部331は、摺接パターン311を有する第1の領域310の略中心から直線的に延在する。第2の腕部332は、押しスイッチ321を有する第2の領域320から直線的に延在する。
第1の腕部331と第2腕部332は、結合部333を介して互いに結合している。第1の腕部331と第2の腕部332との成す角度θは、鋭角である。フレキシブルプリント配線板300は、第1の腕部331および第2の腕部332のそれぞれにおいて折り曲げられる(二段構成)。なお、フレキシブルプリント配線板300の折り曲げ方法の詳細に関しては、図3を参照して後述する。第1の腕部331と第2の腕部332との成す角度θが鋭角であるため、連結部330はフレキシブルプリント配線板300を二段構成とするための長さを十分に確保することができ、かつ第1の領域310と第2の領域320との間の距離を小さくできる。その結果、フレキシブルプリント配線板300のサイズを小さくすることができ、安価な構成を実現することが可能となる。
次に、図4を参照して、組み立て状態における操作部品10(レリーズボタン170、ダイアル180、および、フレキシブルプリント配線板300)の構成について説明する。図4は、操作部品10の断面図である。
摺動子187の下方には、フレキシブルプリント配線板300の第1の領域310が配置されている。さらにその下方には、第1の領域310を保持する第1のベース400が配置されている。摺動子187が回転して第1の領域310の摺接パターン311の上を摺動することにより、ダイアル180の回転方向および回転数を検知することが可能である。第1の領域310を保持する第1のベース400のさらに下方には、フレキシブルプリント配線板300の第2の領域320が配置されている。第2の領域320の下方には、第2の領域320および第1のベース400を保持する第2のベース500が配置されている。
クリック板181、摺動子ホルダ182、摺動子187、第1の領域310、および、第1のベース400にはそれぞれ、レリーズボタン170の軸部170aを逃げるように開口が形成されている。レリーズボタン170の軸先端部170bの直下に押しスイッチ321が配置されている。このため、レリーズボタン170を押し込むことにより、軸先端部170bにて押しスイッチ321が押下される。フレキシブルプリント配線板300の第2の領域320は、押しスイッチ321と電気的に接続された接点パターン(不図示)を有する。その結果、押しスイッチ321の押下を検知することが可能である。以上のように、撮像装置100の操作部品10を効率的に配置するため、レリーズボタン170とダイアル180とを同軸上(同心円状)に一体的に構成し、その下方に第1の領域310および第2の領域320が二段構成で配置されている。
次に、図5(A)乃至図5(F)を参照して、フレキシブルプリント配線板300の折り曲げ方法(操作部品10の組み立て方法)について詳述する。図5(A)乃至図5(F)は、フレキシブルプリント配線板300の折り曲げ方法の説明図である。
図5(A)は、押しスイッチ321を含む第2の領域320を第2のベース500に固定した状態を示している。第2の領域320は、第2のベース500に設けられた位置決めピン(位置決め部材)501により位置決めされ、両面テープなどの固定部材(不図示)により固定されている。
図5(B)は、第1のベース400を第2の領域320の上面側において取り付けた状態を示している。第1のベース400は、第2の領域320と共通の位置決めピン501により位置決めされ、第2のベース500にビス502で固定されている。図5(B)に示されるように、第2のベース500に第2の領域320および第1のベース400を取り付けた状態、かつ第1の腕部331および第2の腕部332を折り曲げていない状態において、第1の領域310は第1のベース400と重なっていない。第1のベース400には、コの字状の係止部401が形成されている。フレキシブルプリント配線板300の連結部330は、組立状態において、係止部401により折り曲げが展開しないように保持される。
図3を参照して説明したように、連結部330の第1の腕部331と第2の腕部332との成す角度θは鋭角であるため、第1の領域310は第2の領域320の近傍に配置されている。しかし、角度θは、図5(B)の状態において、第1の領域310と第1のベース400とが互いに重ならないように設定されている。第1の領域310の摺接パターン311は、傷や汚れが付くと、電気的接続が断たれまたは不安定になる可能性がある。本実施例においては、角度θを前述のように設定することにより、摺接パターン311に傷や汚れが付くことを抑制することができ、組立作業性が良好となる。
図5(C)は、連結部330を第2の腕部332で一度折り曲げた状態を示す図である。図5(D)は、図5(C)の状態におけるフレキシブルプリント配線板300の斜視図である。連結部330の第2の腕部332は、図5(D)中の矢印Aで示されるように、第2の腕部332の延在方向に対して180度のUターン曲げとなっている。これにより、連結部330の結合部333が第2の領域320の下側に配置される。このとき結合部333は、図3を参照して説明したように、係止部401により保持されている。
図5(E)は、連結部330を第2の腕部332および第1の腕部331で二度折り曲げた状態を示す図である。図5(F)は、図5(E)の状態におけるフレキシブルプリント配線板300の斜視図である。所定の方向から見た場合において、第2の領域320に含まれる押しスイッチ321が第1の領域310に含まれる開口312から露出するように、第1の領域310と第2の領域320との少なくとも一部が互いに重なっている。ここで、所定の方向とは、フレキシブルプリント配線板300の第1の領域310と第2の領域320との重なり方向であり、図1に示される撮像装置100の上面カバー130側から見た方向に相当する。
第1の腕部331は、第2の腕部332と同様に、図5(F)中の矢印Bで示されるように、第1の腕部331の延在方向に対して180度のUターン曲げとなっている。これにより第1の領域310は、第1のベース400の上方に配置される。第1の領域310は、位置決めピン501により位置決めされ、第1のベース400に設けられた両面テープなどの固定部材(不図示)により固定されている。
このように結合部333は、押しスイッチ321を有する第2の領域320の下方に配置されるため、結合部333はレリーズボタン170に干渉しない。このため、精度の高い位置決めを必要としないため、組立性の向上に繋がる。第1の領域310、第2の領域320、および、第1のベース400は、同じ位置決めピン501により精度よく位置決めされるとともに、これらは第2のベース500に対して一方向から組み付けることができるため、組立性が良好である。また、フレキシブルプリント配線板300の第1の領域310および第2の領域320は、撮像装置100における上面側かつグリップ121側に配置される。連結部330の第1の腕部331および第2の腕部332は、折り曲げ状態において撮像装置100の被写体側に配置される。これにより、連結部330(第1の腕部331および第2の腕部332の曲げ部)は、グリップ121により形成される空間の内部に効率的に収容(配置)することができる。
次に、図6を参照して、フレキシブルプリント配線板300に設けられた補強板について詳述する。図6は、フレキシブルプリント配線板300に設けられた補強板の説明図である。
図6(A)は、フレキシブルプリント配線板300における押しスイッチ321の裏面側(摺接パターン311の形成面とは反対側の面)を示している。第1の領域310の裏面側には、第1の補強板341が設けられている。第2の領域320の裏面側には、第2の補強板342が設けられている。結合部333の裏面側には、第3の補強板343が設けられている。これにより、連結部330の第1の腕部331および第2の腕部332のそれぞれの折り曲げ位置が規定され、組立性がより良好となる。
図6(B)は、第1の補強板341、第2の補強板342、および、第3の補強板343のそれぞれの貼り付け位置を示す図である。第1の補強板341は、第1の腕部331の延在方向を法線方向とするように形成された端面341aを有する。第2の補強板342は、第2の腕部332の延在方向を法線とするように形成された端面342aを有する。第3の補強板343は、第1の腕部331の延在方向を法線方向とするように形成された端面343aを有する。また第3の補強板343は、第2の腕部332の延在方向を法線方向とするように形成された端面343bを有する。また第3の補強板343は、その外周側の一部に直線部343cを有する。
第2の腕部332の中心線332aのうち押しスイッチ321の端面から第2の補強板342の端面342aまでの長さL1と、第3の補強板343の端面343bから直線部343cまで(第3の補強板343を通過する領域)の長さL2は、L1>L2を満たす。また、第1の腕部331のうち端面341aから端面343aまでの長さL3(第1の腕部331の長さ)と、第2の腕部332のうち端面342aから端面343bまでの長さL4(第2の腕部332の長さ)は、L3>L4を満たす。すなわち、第1の腕部331は第2の腕部332よりも長い。
次に、図7を参照して、撮像装置100の組立状態におけるフレキシブルプリント配線板300の形状について説明する。図7は、組立状態におけるフレキシブルプリント配線板300の側面図である。
フレキシブルプリント配線板300は、第2の腕部332において180度のUターン曲げがなされている。これにより、結合部333は第2の領域320の下方に配置される。またフレキシブルプリント配線板300は、第1の腕部331においても180度のUターン曲げがなされている。これにより、第1の領域310が第2の領域320の上方に互いに重なるように配置される。すなわち、第2の腕部332は、結合部333が第2の領域320の第1の面側(下面側)で重なるように折り曲げられ、第1の腕部331は、第1の領域310が第2の領域320の第1の面とは反対の第2の面側(上面側)で重なるように折り曲げられている。その結果、結合部333、第2のベース500、第2の領域320、第1のベース400、および、第1の領域310の順にそれぞれが配置されることになる。
図6(B)を参照して説明したように、連結部330は、L1>L2の関係を満たす。このため連結部330(結合部333)は、投影上で第2の領域320とは重なっても、押しスイッチ321とは重ならない。押しスイッチ321には押圧力が加わるため、仮に下側の支えとなる部品の強度が不十分である場合、押しスイッチ321の位置がスイッチ押し込み方向において不安定になる。その結果、レリーズ動作における押圧力やストロークのばらつきなどが発生する可能性がある。
一方、本実施形態では、L1>L2の関係を満たすように連結部330を形成することで、押しスイッチ321の下面側の空間を確保することができ、押しスイッチ321の支えとなる部品(不図示)を設けることが可能となる。なお本実施形態において、第1の補強板341、第2の補強板342、および、第3の補強板343を含む複数の補強板を設けているが、これに限定されるものではない。各補強板を設けない場合でも、押しスイッチ321と結合部333とが投影上互いに重ならないように押しスイッチ321の配置および連結部330の形状が設定されていればよい。
また、図6(B)を参照して説明したように、連結部330はL3>L4の関係を満たしている。フレキシブルプリント配線板300を小さくかつ安価に形成するには、長さL3、L4をより短くすることが好ましい。ここで、長さL3をL3>L4を満たすように延長することにより、第1の領域310は、第2の領域320の下方に設けられた結合部333からでも無理なく第2の領域320の上方に位置するように組み付けることができる。なお、各補強板を設けない場合、第1の腕部331を第2の腕部332に対して長く形成することにより、同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態におけるフレキシブルプリント配線板300は、連結部330の第1の腕部331と第2の腕部332との成す角度θが鋭角である。このため、二度の折り曲げによる二段構成で配置するための十分な長さを有しつつ、第1の領域310と第2の領域320との距離を互いに近づけることが可能である。その結果、フレキシブルプリント配線板300の全体サイズを小さくすることができ、フレキシブルプリント配線板300を安価に提供することが可能となる。また、角度θを鋭角とすることにより、組立状態におけるフレキシブルプリント配線板300の第1の腕部331および第2の腕部332の曲げ部を互いに近傍位置に寄せることができる。このため、二つの曲げ部を一箇所に集約することができ、各曲げ部をグリップ121内の空間に配置することによりフレキシブルプリント配線板300を効率的に収容することが可能となる。また、連結部330を摺接パターン311および押しスイッチ321よりも下側に配置することにより、連結部330を精度よく位置決めする必要がない。一方、第1の領域310、第1のベース400、および、第2の領域320は、同じ位置決めピン501により精度よく位置が決められつつ、一方向から組み立て可能であるため、組立性が良好となる。
本実施形態によれば、組立作業性を損なうことなく、小型かつ安価な操作部品および電子機器を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
10 操作部品
187 摺動子
300 フレキシブルプリント配線板
310 第1の領域
311 摺接パターン(パターン部)
320 第2の領域
321 押しスイッチ(スイッチ)
330 連結部
331 第1の腕部
332 第2の腕部
333 結合部

Claims (13)

  1. 回転可能な摺動子と、
    前記摺動子が摺動するパターン部と該摺動子の回転中心部に形成された開口とを含む第1の領域、および、該パターン部と同一面側に設けられて押下されることにより信号を発生するスイッチを含む第2の領域を有するフレキシブルプリント配線板と、を有し、
    前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の領域と前記第2の領域とは連結部を介して連結されており、
    前記連結部は、前記第1の領域から延びる第1の腕部、前記第2の領域から延びる第2の腕部、および、該第1の腕部と該第2の腕部が鋭角に結合する結合部を有し、
    前記第2の腕部は、前記結合部が前記第2の領域の第1の面側で重なるように折り曲げられ、
    前記第1の腕部は、前記第1の領域が前記第2の領域の前記第1の面とは反対の第2の面側で重なるように折り曲げられ、
    所定の方向から見た場合において、前記第2の領域に含まれる前記スイッチが前記第1の領域に含まれる前記開口から露出するように、該第1の領域と該第2の領域との少なくとも一部が互いに重なっていることを特徴とする操作部品。
  2. 前記フレキシブルプリント配線板の前記第1の領域を保持する第1のベースと、
    前記フレキシブルプリント配線板の前記第2の領域を保持する第2のベースと、を更に有することを特徴とする請求項1に記載の操作部品。
  3. 前記結合部、前記第2のベース、前記第2の領域、前記第1のベース、および、前記第1の領域の順にそれぞれが配置されていることを特徴とする請求項2に記載の操作部品。
  4. 前記所定の方向から見た場合において、前記スイッチと前記結合部とは互いに重なっていないことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の操作部品。
  5. 前記フレキシブルプリント配線板のうち前記パターン部の形成面とは反対側の面において、前記第1の領域に設けられた第1の補強板、前記第2の領域に設けられた第2の補強板、および、前記結合部に設けられた第3の補強板を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の操作部品。
  6. 前記第2の腕部の中心線のうち、前記スイッチの端面から前記第2の補強板の端面までの長さL1、および、前記第3の補強板を通過する領域の長さL2は、L1>L2を満たすことを特徴とする請求項5に記載の操作部品。
  7. 前記第1の腕部における前記第1の補強板の端面から前記第3の補強板の端面までの長さL3、および、前記第2の腕部における前記第2の補強板の端面から該第3の補強板の端面までの長さL4は、L3>L4を満たすことを特徴とする請求項5または6に記載の操作部品。
  8. 前記第1の腕部は、前記第2の腕部よりも長いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の操作部品。
  9. 前記第2のベースに設けられた位置決め部材を更に有し、
    前記第1の領域、前記第2の領域、および、前記第1のベースはそれぞれ、前記位置決め部材により位置決めされ固定されていることを特徴とする請求項2または3に記載の操作部品。
  10. 前記第2のベースに前記第2の領域および前記第1のベースを取り付けた状態、かつ前記第1の腕部および前記第2の腕部を折り曲げていない状態において、前記第1の領域は該第1のベースと重なっていないことを特徴とする請求項2、3および9のいずれか1項に記載の操作部品。
  11. 前記第1のベースは、係止部を有し、
    前記結合部は、前記係止部により保持されていることを特徴とする請求項2、3、9、および10のいずれか1項に記載の操作部品。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の操作部品を有することを特徴とする電子機器。
  13. 被写体側に突出したグリップを更に有し、
    前記連結部が前記グリップにより形成される空間の内部に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
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