JP7004752B2 - プッシュロック及び洗濯機 - Google Patents

プッシュロック及び洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP7004752B2
JP7004752B2 JP2019569995A JP2019569995A JP7004752B2 JP 7004752 B2 JP7004752 B2 JP 7004752B2 JP 2019569995 A JP2019569995 A JP 2019569995A JP 2019569995 A JP2019569995 A JP 2019569995A JP 7004752 B2 JP7004752 B2 JP 7004752B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
push
detergent case
lock catch
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019569995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020527212A (ja
Inventor
呂佩師
程宝珍
黄涛
遅宗鋭
Original Assignee
青島海爾滾筒洗衣机有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 filed Critical 青島海爾滾筒洗衣机有限公司
Publication of JP2020527212A publication Critical patent/JP2020527212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7004752B2 publication Critical patent/JP7004752B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F39/00Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00 
    • D06F39/02Devices for adding soap or other washing agents
    • D06F39/022Devices for adding soap or other washing agents in a liquid state

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

本発明は洗濯機の分野に関し、特に、洗濯機に応用されるプッシュ式洗剤ケースに関し、とりわけ、プッシュ式洗剤ケースに応用されるプッシュロックに関し、更には、前記プッシュロックを応用する洗濯機に関する。
従来のドラム洗濯機の洗剤ケースは、いずれも手動で引き出して開閉する。ユーザが洗剤ケースを引き出しやすいよう、通常、洗剤ケースにはユーザにとって持ちやすい引手溝が設計されている。しかし、引手溝はドラム洗濯機の全体の見た目に影響を及ぼすほか、引手位置に埃が積もりやすい。
また、洗剤ケースを引き出して開放したり閉止したりするためには、洗剤ケースに設けられたロックフック等の機械構造によって、洗剤ケースのロックや閉止を実現する必要がある。そのため、ユーザは手動で操作する必要があるが、ユーザの手の感覚や体感は一様でなく、使用快適性に劣る。
そこで、本発明では、上記の課題を解決するために、洗濯機に用いられる洗剤ケースユニットを提供する。
上記に鑑みて、本発明を提案する。
本発明の目的は、プッシュ力を付与することで、自動的にロック又はロック解除するよう制御可能なプッシュロックを提供することである。また、他の目的は、洗剤ケースにプッシュ力を付与し、プッシュロックの対応するロック状態を変化させることで、洗剤ケースの自動的な開放又はロックを達成する上記のプッシュロックを応用する洗剤ケースを提供することである。
上記の目的を実現するために、本発明では以下の技術方案を用いる。
プッシュロックであって、ラッチ及びプッシュロック本体を含む。ラッチは動作可能にプッシュロック本体に挿入される。プッシュロック本体内にはカムが装着されており、カムには、ラッチの端部のロックフックと係合してロックするための凹溝が設けられている。プッシュロック本体内には、更にロックキャッチ弾性片が装着されている。カムの回転動作をロック又はロック解除するよう、ロックキャッチ弾性片は一端が固定され、他端には、カムのロックキャッチ摺動経路と係合するロックキャッチが設けられている。
更に、カムの外周には、径方向に突出する第1突起と第2突起がそれぞれ設けられており、前記第1突起と第2突起との隙間が、ラッチの端部のロックフックに対応して係合する凹溝を構成する。
更に、前記ラッチの端部は第1突起に位置規制されるよう接触する。ラッチの端部には第2突起が挿入されるロックフック孔が設けられており、ラッチの端部のロックフックが第1突起と第2突起の間の凹溝内に掛合する。
更に、カムにはねじりバネが装着されている。ねじりバネは、カムに対し、押動レバーによる内側への押動に伴う回転を阻止する回復力を付与する。
更に、前記カムの外周面には第3突起が設けられている。前記第3突起は、ロックキャッチ弾性片の端部のロックキャッチの摺動変位を規制するロックキャッチ摺動経路を構成する。前記ロックキャッチ摺動経路は、先頭から順に連なる摺動ロック面、ロックキャッチ溝面及び摺動ロック解除面を含む。プッシュ力の作用によって、自由状態のロックキャッチが摺動ロック面に沿ってロックキャッチ溝面まで移動することで、ロックキャッチ弾性片の端部のロックキャッチがカムをロックする。また、再びプッシュ力が付与されると、ロックキャッチがロックキャッチ溝面から滑り出し、摺動ロック解除面に沿って自由状態となるまで移動することで、カムが自由に回転する状態となる。
更に、前記第3突起はカムの周方向に沿って延伸している。第3突起の一端は、ロックキャッチ弾性片のロックキャッチとの離脱を規制する自由端であり、他端には、ロックキャッチを滑り込ませてロックするよう内側に凹陥したロック溝が設けられており、ロック溝の内壁が摺動ロック面を構成する。第3突起の一方の側面は、自由端からロック溝方向へと徐々に外側に傾斜する斜面であり、前記斜面が摺動ロック面を構成する。 第3突起の他方の側は、ロック溝から自由端方向へと徐々に高くなる斜面であり、前記斜面が摺動ロック解除面を構成する。
更に、前記ロックキャッチ弾性片の一端は、ボルトによってプッシュロック本体に固定装着される。ロックキャッチ弾性片は、相対的な弾性回転及び/又は変位を発生させられるため、ロックキャッチ弾性片の他端におけるロックキャッチは、カムの回転に伴って第3突起により構成されるロックキャッチ摺動経路沿いに移動する。
更に、前記ロックキャッチ弾性片は、下方から上方へと傾斜して設けられ、下端が、貫設され且つ軸線と垂直なボルトによってプッシュロック本体に固定装着され、上端には、下方に向かって屈曲する軸線と垂直なロックキャッチが設けられている。
更に、ロックキャッチ弾性片に位置回復の弾性力が付与されよう、前記ロックキャッチ弾性片の中央部は、戻しバネを介して摺動ロック解除面寄りのプッシュロック本体に接続される。前記位置回復の弾性力によって、ロックキャッチ弾性片のロックキャッチには、摺動ロック面から摺動ロック解除面方向への変位が発生する。
本発明は、更にプッシュ式洗剤ケースに関する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジングに装着されるタンクを含み、タンク内には出し入れ可能な洗剤ケースが装着されている。タンクと洗剤ケースの間には前記請求項1~9のいずれかに記載のプッシュロックが設けられている。プッシュロックのラッチは洗剤ケースに装着され、プッシュロック本体はタンクに対応するよう装着されている。これにより、洗剤ケースにプッシュ力が付与されてロックユニットのロック状態が変化することで、タンクと洗剤ケースがロック又はロック解除される。
本発明は、更に洗濯機を提供する。前記洗濯機には、上記いずれかのプッシュ式洗剤ケースが装着されている。
従来技術と比較して、本発明は以下の有益な効果を有する。
プッシュロックにより制御され、且つ弾性力ユニットから押出動力が付与される洗剤ケースを洗濯機に装着することで、洗剤ケースは、小さなプッシュ力のみで自動ロック及びプッシュ開放との使用目的を実現可能となる。これにより、洗剤ケースはプッシュ式の開閉機能を有する。
且つ、プーリと連携するスライドレール構造を介して洗剤ケースをタンク内に装着することで、洗剤ケースの変位摩擦が滑り摩擦に変化するため、洗剤ケースの引き出し過程における摩擦力が低下する。これにより、洗剤ケースのプッシュ開放過程における円滑性が向上する。
更に、上記のカムとロックキャッチ弾性片の構造で構成されるプッシュロックによって、ユーザは、ラッチにプッシュ力を付与するだけで、カムが対応して回転するよう制御可能である。これにより、プッシュロックを自動ロック又はプッシュ開放するとの目的が達せられる。
本発明は構造がシンプルであり、明らかな効果が得られるため、利用普及に適している。
図面は本発明の一部として、本発明の更なる理解のために提供される。本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要することなくこれらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
図1は、本発明の実施例におけるプッシュ式洗剤ケースを一角度から見た装着構造を示す図である。 図2は、本発明の実施例におけるプッシュ式洗剤ケースを他の角度から見た装着構造を示す図である。 図3は、本発明の実施例におけるプッシュ式洗剤ケースを他の角度から見た装着構造を示す図である。 図4は、本発明の実施例におけるプッシュ式洗剤ケースの側面図である。 図5は、本発明の実施例における図4のA-A断面構造を示す図である。 図6は、本発明の実施例における図5のB箇所の拡大構造を示す図である。 図7は、本発明の実施例における図4のC-C断面構造を示す図である。 図8は、本発明の実施例における図7のD箇所の拡大構造を示す図である。 図9は、本発明の実施例におけるプッシュ式洗剤ケースの背面図である。 図10は、本発明の実施例における図9のE-E断面構造を示す図である。 図11は、本発明の実施例における図10のC箇所の拡大構造を示す図である。 図12は、本発明の実施例における図9のF-F断面構造を示す図である。 図13は、本発明の実施例におけるプッシュロックユニットの一動作状態を第1の角度から見た構造を示す図である。 図14は、本発明の実施例におけるプッシュロックユニットの他の動作状態を第1の角度から見た構造を示す図である。 図15は、本発明の実施例におけるプッシュロックユニットの一動作状態を第2の角度から見た構造を示す図である。 図16は、本発明の実施例におけるプッシュロックユニットの他の動作状態を第2の角度から見た構造を示す図である。 図17は、本発明の実施例におけるプッシュロックユニットの他の動作状態を第2の角度から見た構造を示す図である。 図18は、本発明の実施例におけるプッシュロックユニットの他の動作状態を第2の角度から見た構造を示す図である。 図19は、本発明の実施例におけるプッシュ式洗剤ケースの開放状態の断面構造を示す図である。 図20は、本発明の実施例における図19のG箇所の拡大構造を示す図である。
なお、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明確とすべく、以下に、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
図1~18に示すように、本発明の実施例は、洗濯機に装着されるプッシュ式洗剤ケースについて説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジング300に装着されるタンク200を含み、タンク200内には出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。タンク200と洗剤ケース100の間には、プッシュロックユニット700が設けられている。洗剤ケースにプッシュ力を付与してプッシュロックユニット700のロック状態を変化させることで、タンク200と洗剤ケース100がロック又はロック解除される。タンク200と洗剤ケース100の間には、更に、洗剤ケースを押し出す動力を付与する弾性力ユニット600が設けられている。前記タンク200と洗剤ケース100の間にはスライドレール構造が設けられており、洗剤ケースをスライドレール構造に沿って押し引きすることで開閉する。前記スライドレール構造は、洗剤ケースの出し入れ過程における摩擦が低下するよう、洗剤ケース100と接触する複数のプーリ1を含む。
本発明の実施例において、ユーザは、洗剤ケース100を摺動経路構造に沿ってタンク200に推し入れたあと、洗剤ケース100にプッシュ力を付与することでプッシュロックユニット700をロック状態に変化させる。これにより、洗剤ケース100がタンク200内にロックされ、洗剤ケース100内の洗剤を洗濯機への給水に伴って投入可能となる。洗剤ケース100内に洗剤を補充する必要がある場合、ユーザはタンク200内にロックされている洗剤ケース100に再びプッシュ力を付与し、プッシュロックユニット700をロック解除状態に変化させる。このとき、弾性力ユニット600が外側に押し出す動力を洗剤ケース100に付与するため、洗剤ケース100は押出動力の作用によって、スライドレール構造沿いに摩擦力の小さなプーリ1に補助されつつタンク200から押し出される。このようにして、洗剤ケースをプッシュ力により自動的に開放・ロックするとの目的が実現される。
プッシュロックにより制御され、且つ弾性力ユニットから押出動力が付与される洗剤ケースを洗濯機に装着することで、洗剤ケースは、小さなプッシュ力のみで自動ロック及びプッシュ開放との使用目的を実現可能となる。これにより、洗剤ケースはプッシュ式の開閉機能を有する。且つ、プーリと連携するスライドレール構造を介して洗剤ケースをタンク内に装着することで、洗剤ケースの変位摩擦が滑り摩擦に変化するため、洗剤ケースの引き出し過程における摩擦力が低下する。これにより、洗剤ケースのプッシュ開放過程における円滑性が向上する。
図1~図12に示すように、本実施例では、プッシュ式洗剤ケースについて説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジング300に装着されるタンク200を含み、タンク200内には、出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。前記タンク200と洗剤ケース100の間にはスライドレール構造が設けられている。スライドレール構造は、洗剤ケース100の出し入れ過程における摩擦が低下するよう、洗剤ケース100と接触する複数のプーリ1を含む。
洗剤ケースとタンクをプーリ及びスライドレール構造を介して装着することで、洗剤ケースとタンクとの変位接触箇所における摩擦が滑り摩擦から転がり摩擦に変化するため、洗剤ケースの押し引き過程における摩擦力が大幅に低下する。
本実施例において、前記洗剤ケース100の左右両側には、洗剤ケース100の軸線と平行な方向に延伸する下端が開口したプーリ案内溝6がそれぞれ設けられている。前記タンク200の内壁には、滑車面がプーリ案内溝6の軸線方向に設けられた複数のプーリ1が装着されている。前記プーリ1の上部は、プーリ案内溝6に伸入してプーリ案内溝6の天井壁と接触する。
洗剤ケースに装着されるプーリ案内溝をタンクに装着される複数のプーリで支持することにより、洗剤ケースに対し複数の支持点が提供されるため、洗剤ケースの押し引き過程における安定性が向上する。また、洗剤ケースのスライドレール内に同一方向に設けられる複数のプーリを装着することで、プーリとスライドレールが互いに位置規制するよう接触するため、洗剤ケースの押し引き過程における偏移の問題が防止される。また、洗剤ケースに偏移補正力が付与されるため、洗剤ケースの抜け落ちが防止される。
本実施例において、前記タンク200の左右の側壁には、内側に向かって水平に屈曲する屈曲部11が設けられている。前記屈曲部11は、プーリ案内溝6の下方に対応して設けられる。屈曲部11には間隔を隔てて設置される複数の装着溝9が設けられており、各装着溝9内には垂直に設けられるプーリ1がそれぞれ装着されている。また、プーリ1の中心軸10はプーリ案内溝6の軸線方向と垂直である。これにより、各プーリ1が同一水平面上に装着されるとともに、垂直に装着される各プーリ1がプーリ案内溝6下方の同一垂直面に位置する。よって、各プーリ1により、プーリ案内溝6に対し垂直方向の支持力と水平方向の押し引き過程における滑り摩擦力を付与するとの目的が達せられる。
本実施例において、前記プーリ1の中心箇所には中心軸10が設けられている。前記中心軸10は、水平且つ軸周りに回転可能にタンク200に装着されている。前記中心軸10は、洗剤ケース100の押し引き移動方向、即ちプーリ案内溝6の軸線方向に対し垂直である。これにより、プーリ1が中心軸10周りに回転する際に、プーリ1の外周がプーリ案内溝6の軸線方向に回転することで、洗剤ケース100に押し引き移動が発生するよう案内し、摩擦を低下させるとの目的が実現される。
本実施例において、前記プーリ1の中心軸は独立して設けてもよい。中心軸10はプーリ1の中心を水平に貫通し、中心軸10の両端がそれぞれ装着溝9の左右の側壁に挿入される。プーリ1は、中心軸10に対し中心軸10の軸線周りに回転してもよいし、及び/又は、プーリ1と中心軸10が共に中心軸10の軸線周りに回転してもよい。これにより、プーリの外周がタンクに対し回転し、プーリとスライドレールとの接触箇所における摩擦を低下させるとの目的が実現される。
或いは、本実施例では、中心軸10とプーリ1を一体部材として設けてもよい。中心軸10の左右両端はプーリ1の左右から突出し、回転可能に装着溝9の左右の側壁に挿入される。この場合にも同様に、プーリ1の外周がタンク200に対し回転し、プーリ1とプーリ案内溝6との接触箇所における摩擦を低下させるとの目的を実現可能である。
本実施例において、プーリ1の中心箇所は装着溝9の左右の側壁に密着に接触しているため、プーリ1は装着溝9の左右の側壁によって水平方向に位置規制される。これにより、プーリ1の水平方向の移動が防止されることから、プーリ1の外周とプーリ案内溝6との接触の安定性が向上する。また、プーリ1の外周とプーリ案内溝6の左右の側壁とは間隔を隔てて分離している。これにより、プーリ1とプーリ案内溝6の側壁との接触が回避されるため、プーリ1とプーリ案内溝6との水平方向における接触度が低下する。よって、摩擦力が低下し、プーリ案内溝6内におけるプーリ1の回動の円滑性が向上する。また、プーリ1の外周とプーリ案内溝6の天井壁は密着に接触する。プーリ1の外周とプーリ案内溝6の天井壁との密着状の接触によって、プーリ1によるプーリ案内溝6の支持の確実さが保証される。
図4及び図5に示すように、本実施例において、プーリ1の中心には軸方向に左右両側へそれぞれ突出する位置規制突起が設けられている。両側の位置規制突起の外側面は、それぞれ装着溝9の左右の側壁に位置規制されるよう接触する垂直面である。これにより、プーリ1の左右両側と装着溝9の左右の側壁とがそれぞれ互いに密着する面接触となるため、両者が確実に位置規制されて、プーリの軸方向における偏移が防止される。
図4及び図5に示すように、本実施例において、プーリ1の外周には、軸方向に左右両側へそれぞれ水平に屈曲する屈曲部が設けられている。プーリ1の径方向における屈曲部の外側面は、プーリ1の軸線に沿って水平に設けられる円柱面である。円柱面はプーリ案内溝6の天井壁と密着に接触する。これにより、プーリ1の外周とプーリ案内溝6の天井壁が互いに密着する面接触となるため、プーリ1の回転過程におけるプーリ案内溝6との伝動の安定性、及び、プーリ1とプーリ案内溝6との接触及び支持の確実性が保証される。
好ましくは、本実施例において、タンク200の左右の側壁における屈曲部11は同一高さの面に水平に設けられる。これにより、洗剤ケース100の左右両側の支持平面が同一水平面上に位置するよう保証されるため、洗剤ケース100の左右方向への傾斜の発生が効果的に防止される。
本実施例において、屈曲部11の外側は、垂直に上方へ延伸する第1垂直部12に接続される。また、屈曲部11の内側は、垂直に下方に延伸する第2垂直部13に接続される。第1垂直部12はプーリ案内溝6の外側に対応して設けられ、第2垂直部13は洗剤ケース100の側壁に対応して設けられる。これにより、タンク200の内壁と洗剤ケース100の外壁が可能な限り密着に接触し、タンク200によって洗剤ケース100が水平方向に位置規制される。よって、洗剤ケース100の押し引き過程における偏移の発生が回避される。
図1~図12に示すように、本実施例では、プッシュ式洗剤ケースについて説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジングに装着されるタンク200を含み、タンク200内には、出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。前記洗剤ケース100の天井部には、掛設される上蓋500が設けられている。前記タンク200の天井壁には、垂直に装着されるとともに、天井壁の下面から突出するよう設けられる複数の位置規制プーリ14が取り付けられている。これにより、洗剤ケース100の出し入れ過程における摩擦が低下する。
洗剤ケースの上蓋とタンクの天井壁との間に複数の位置規制プーリを設けることで、洗剤ケースの上蓋とタンクの天井壁との直接的な接触が回避される。洗剤ケースの押し引き過程では、位置規制プーリから洗剤ケースの上蓋に滑り摩擦力が付与されるため、洗剤ケースの上蓋とタンクとの変位接触箇所における摩擦が滑り摩擦から転がり摩擦に変化する。これにより、洗剤ケースの押し引き過程における摩擦力が大幅に低下する。
本実施例において、前記タンク200の天井壁には、複数の逆向きの装着溝9が設けられている。各装着溝9内には、垂直に設けられる位置規制プーリ14がそれぞれ装着されている。また、位置規制プーリ14の中心軸10は、洗剤ケース100の押し引き運動方向に対し垂直である。これにより、位置規制プーリ14の外周に、押し引き方向に沿った軸周りの回転を発生させられる。洗剤ケース100の押し引き過程では、位置規制プーリ14がこれに伴って回転し、回転する位置規制プーリ14によって洗剤ケース100の上蓋500に滑り摩擦が付与される。よって、押し引き過程における摩擦力を低下させるとの目的が実現される。
本実施例において、前記位置規制プーリ14の中心箇所には中心軸10が設けられている。前記中心軸10は、水平且つ軸周りに回転可能にタンク200に装着されている
本実施例において、前記位置規制プーリ14の中心軸10は独立して設けてもよい。中心軸10は位置規制プーリ14の中心を水平に貫通し、中心軸10の両端がそれぞれ装着溝9の左右の側壁に挿入される。位置規制プーリ14は、中心軸10に対し中心軸の軸線周りに回転してもよいし、及び/又は、位置規制プーリ14と中心軸10が共に中心軸10の軸線周りに回転してもよい。これにより、位置規制プーリ14の外周がタンク200に対し回転し、位置規制プーリ14と洗剤ケース100の上蓋との接触箇所における摩擦を低下させるとの目的が実現される。
或いは、本実施例では、中心軸10と位置規制プーリ14を一体部材として設けてもよい。中心軸10の左右両端は位置規制プーリ14の左右から突出し、回転可能に装着溝9の左右の側壁に挿入される。この場合にも同様に、位置規制プーリ14の外周がタンク200に対し回転し、位置規制プーリ14と洗剤ケース100の上蓋との接触箇所における摩擦を低下させるとの目的を実現可能である。
本実施例において、位置規制プーリ14の中心箇所は装着溝9の左右の側壁に密着に接触する。位置規制プーリ14の底部は逆向きの装着溝9の下部開口から露出し、且つ、位置規制プーリ14の外周がタンク200の天井壁から突出する。これにより、位置規制プーリ14は洗剤ケース100の上蓋と摺接する。また、突出するよう設けられた位置規制プーリ14の作用によって、洗剤ケース100の上蓋とタンク200の天井壁との直接的な接触が効果的に回避される。これにより、洗剤ケース100の上蓋とタンク200の天井壁との接触箇所における摩擦方式が位置規制プーリにより付与される滑り摩擦となる。
本実施例において、位置規制プーリ14の中心には軸方向に左右両側へそれぞれ突出する位置規制突起が設けられている。両側の位置規制突起の外側面は、それぞれ装着溝9の左右の側壁に位置規制されるよう接触する垂直面である。これにより、位置規制プーリ14の左右両側と装着溝9の左右の側壁とがそれぞれ互いに密着する面接触となるため、両者が確実に位置規制されて、位置規制プーリの軸方向における偏移が防止される。
本実施例において、位置規制プーリ14の外周には、軸方向に左右両側へそれぞれ水平に屈曲する屈曲部が設けられている。位置規制プーリ14外周の径方向における屈曲部の外側面は、位置規制プーリ14の軸線に沿って水平に設けられる円柱面である。円柱面は洗剤ケースの上蓋500と摺接する。これにより、位置規制プーリ14の外周と洗剤ケースの上蓋500の間に生じ得る接触が互いに密着する面接触となるため、位置規制プーリ14の回転過程における洗剤ケース100の上蓋との伝動の安定性、及び、位置規制プーリ14と洗剤ケース100の上蓋との接触及び支持の確実性が保証される。
好ましくは、本実施例において、各位置規制プーリ14の下端は、それぞれ洗剤ケースの上蓋500との間に一定の隙間を隔てている。これにより、洗剤ケースの上蓋500とその他の部材との接触が効果的に回避され、洗剤ケース100の押し引き過程で上蓋500に摩擦が生じるとの事態が防止される。また、洗剤ケース100に垂直方向の変位が生じ、洗剤ケースの上蓋500とその他の部材(主にタンク200の天井壁)が接触する場合には、タンク200の天井壁から下向きに突出するよう設けられた位置規制プーリ14の働きによって、洗剤ケースの上蓋500は位置規制プーリ14とのみ接触する。よって、洗剤ケースの上蓋500には滑り摩擦のみが発生し、洗剤ケース100の押し引き過程における摩擦抵抗が効果的に低下する。
本実施例において、タンク200の天井壁には少なくとも2列の位置規制プーリ14が設けられ、列ごとに、洗剤ケース100の押し引き運動方向に間隔を隔てて配置される複数の位置規制プーリ14が含まれる。2列の位置規制プーリ14は、それぞれ洗剤ケース100の左右両側の対応する上方に設けられる。好ましくは、2列の位置規制プーリ14は、洗剤ケース100の軸線に対し対称に設けられる。
洗剤ケースの左右両側寄りに2列の位置規制プーリをそれぞれ設けることで、洗剤ケースの上蓋の左右両側が、それぞれ位置規制プーリを介して摺動し且つ位置規制される。これにより、洗剤ケースの上蓋の左右両側が効果的に位置規制及び支持されるため、洗剤ケースの左右両側における垂直方向の傾斜の発生が回避される。また、左右2列に、それぞれ間隔を置いて配置される複数の位置規制プーリを設けることで、洗剤ケースの各箇所が効果的に位置規制される。よって、洗剤ケースの全方向が効果的に滑り摩擦となり、洗剤ケースの押し引き開閉過程での安定性が向上する。
図1~図3及び図13~図18に示すように、本実施例では、本発明のプッシュ式洗剤ケースに応用されるプッシュロックについて説明する。当該プッシュロックは、ラッチ4とプッシュロック本体5を含む。ラッチ4は動作可能にプッシュロック本体5に挿入される。プッシュロック本体5内にはカム7が装着されている。また、カム7には、ラッチ4端部のロックフック21と係合してロックするための凹溝が設けられている。プッシュロック本体5内には、更にロックキャッチ弾性片8が装着されている。カム7の回転動作をロック又はロック解除するよう、ロックキャッチ弾性片8の一端はプッシュロック本体5に固定され、他端には、カム7のロックキャッチ摺動経路と係合するロックキャッチ24が設けられている。
本実施例において、カム7の外周には、径方向に突出する第1突起19と第2突起20がそれぞれ設けられている。前記第1突起19と第2突起20との隙間は、ラッチ4端部のロックフック21に対応して係合する凹溝を構成する。
図14に示すように、本実施例において、前記ラッチ4の端部は第1突起19に位置規制されるよう接触する。ラッチ4の端部には、第2突起20が挿入されるロックフック孔22が設けられている。これにより、ラッチ4がプッシュロック力の作用でプッシュロック本体5の内部に向かって移動した場合、第1突起19がラッチにより押されてカム7を回転させる。すると、第2突起20がラッチ4端部のロックフック孔22に挿入されて、ラッチ4端部のロックフック21が第1突起19と第2突起20の間の凹溝内に掛合する。また、ロックキャッチ24がカム7にロックされ、カム7のそれ以上の回動が回避されるため、プッシュロックユニット700はロック状態となる。
図13に示すように、本実施例において、ラッチ4が再びプッシュロック力の作用でプッシュロック本体5の内部に向かって移動すると、第1突起19がラッチ4により押されてカム7を再び回転させる。すると、ロックキャッチ24とカム7とのロックが解除されてカム7が自由な状態となり、回復力(好ましくは、カムがラッチを押し出す方向に運動するよう、回復力はカムに装着されたねじりバネにより付与される)の作用によってラッチがプッシュロック本体の外部に向かって移動する。このとき、カムは逆方向に回転するため、第2突起20がラッチ4端部のロックフック孔22から離脱し、ラッチ4端部のロックフック21が第1突起19と第2突起20の間の凹溝から滑り出す。これにより、プッシュロックユニットがロック解除状態となる。
本実施例において、ラッチ4及び/又はカム7には位置回復駆動構造が設けられている。位置回復駆動構造は、ラッチ4及び/又はカム7に対し、ラッチ4をプッシュロック本体5の外部に向かって移動させるよう押動する回復力を付与する。好ましくは、カム7にはねじりバネが設けられている。カム7とロックキャッチ24とがロックされている場合、ねじりバネは引っ張られた状態となり、カム7に対し、逆方向に回転してラッチ4をプッシュロック本体5の外部に向かって移動させるよう押動する回復力を付与する。一方、カム7がロックキャッチ24から離脱している場合、ねじりバネは自由状態となる。
第2突起20がラッチ4端部のロックフック孔22に挿入されて、ラッチ4端部のロックフック21が第1突起19と第2突起20の間の凹溝内に掛合すると、ロックキャッチ24がカム7をロックして、カム7が回転不可能となる。このとき、ねじりバネから付与される回復力はロックキャッチ24のロック力に抗し得ないため、プッシュロック本体5とラッチ4とのロックが解除されることはない。ロックキャッチ24がカム7とのロックを解除し、カム7が自由に回転可能になると、ねじりバネから付与される回復力によってカム7が逆方向に回転駆動される。これにより、ラッチ4が押されてプッシュロック本体5から離脱する方向に移動するため、ラッチ4とプッシュロック本体5との離脱が実現される。
本実施例において、前記カム7の外周面には第3突起23が設けられている。前記第3突起23は、ロックキャッチ弾性片8端部のロックキャッチ24の摺動変位を規制するロックキャッチ摺動経路を構成する。前記ロックキャッチ摺動経路は、先頭から順に連なる摺動ロック面a、ロックキャッチ溝面b及び摺動ロック解除面cを含む。
カム7が自由に回転する初期状態(図15参照)の場合、ラッチ4にプッシュ力が付与されると、カム7が回転駆動して自由状態のロックキャッチ24が摺動ロック面aに沿って移動し、第1端からロックキャッチ溝面bに滑り込む(図16参照)。これにより、ロックキャッチ弾性片8端部のロックキャッチ24がカム7をロックする。そして、プッシュロック力が再び付与されると、カム7は再び回転駆動して、ロックキャッチ24が第2端からロックキャッチ溝面bより滑り出る(図17参照)。そして、回復力の作用でカム7が逆方向に一定の角度回転駆動することで、ロックキャッチ24が摺動ロック解除面cに沿って自由状態となるまで移動する(図18参照)。これにより、カム7は自由に回転可能な初期状態に位置回復する。
本実施例において、前記第3突起23はカム7の周方向に沿って延伸している。第3突起23の一端は、ロックキャッチ弾性片のロックキャッチとの離脱を規制する自由端であり、他端には、ロックキャッチ24を滑り込ませてロックするよう内側に凹陥したロック溝が設けられている。ロック溝の内壁はロックキャッチ溝面bを構成する。第3突起23の一方の側面は、自由端からロック溝方向へと徐々に外側に傾斜する斜面であり、前記斜面が摺動ロック面aを構成する。また、第3突起の他方の側は、ロック溝から自由端方向へと徐々に高くなる斜面であり、前記斜面が摺動ロック解除面cを構成する。
本実施例では、ロックキャッチ弾性片8に位置回復の弾性力が付与されるよう、前記ロックキャッチ弾性片8の中央部が、戻しバネ18を介して摺動ロック解除面c寄りのプッシュロック本体5の一方の側に接続される。前記位置回復の弾性力によって、ロックキャッチ弾性片8のロックキャッチ24には、摺動ロック面aから摺動ロック解除面c方向への変位が発生する。
本実施例において、前記ロック溝は、軸方向部と周方向部からなる「L」字形状の経路を含む。軸方向部はプーリの軸方向と平行な方向に延伸している。軸方向部の開口端は摺動ロック面aに連なっており、他端は周方向部の一端に連なっている。周方向部は、第3突起23の自由端から離間する方向に軸方向部から延伸している。また、軸方向部の開口端はロックキャッチ溝面bに連なっている。好ましくは、軸方向部の開口端には案内当止リブが設けられている。案内当止リブの一端は軸方向部の開口端の上側に連なっている。また、他端は屈曲したあとにカムの径方向に沿って延伸し、且つ、軸方向部の開口端における他方の側と一定の隙間を隔てている。これにより、ロックキャッチが隙間から軸方向部の開口端を経由してロック溝内に滑り込み、逆方向へは滑り出せないよう保証している。より好ましくは、当止リブを位置規制及び当止するよう、周方向部の一方の側は摺動ロック解除面cにより直接構成する。これにより、当止リブはロック溝の周方向部に沿って摺動し、周方向部の開口端から滑り出るようになる。
好ましくは、ロック溝の径方向部における一方の側は、ロック溝に対するロックキャッチの滑り込み及び滑り出しが容易となるよう、中央部から両端に向かってそれぞれロック溝の内側に傾斜する斜面とする。
好ましくは、本実施例において、カムには第4突起25が設けられている。前記第4突起25は、第2突起20と第3突起23の間に設けられる。第4突起25とラッチ4は、垂直面において少なくとも一部が干渉し、重なり合う。ラッチ4がカム7を一定角度まで回転するよう押動すると、第4突起25がラッチ4に干渉し接触する。これにより、カム7の回動角度が過度に大きくならないよう防止されるため、ラッチ4の押動力が大き過ぎるがために、カム7が過剰に回転して抜け落ちるとの事態が回避される。
本実施例において、前記ロックキャッチ弾性片8の一端は、取付ボルト26によってプッシュロック本体5に固定装着される。ロックキャッチ弾性片8は、相対的な弾性回転及び/又は変位を発生させられるため、ロックキャッチ弾性片8の他端におけるロックキャッチ24は、カム7の回転に伴ってロックキャッチ摺動経路沿いに移動する。
本実施例において、前記ロックキャッチ弾性片8は、下方から上方へと傾斜して設けられる。また、下端は、貫設され且つ軸線と垂直な取付ボルト26によってプッシュロック本体5に固定装着される。また、上端には、下方に向かって屈曲する軸線と垂直なロックキャッチ24が設けられている。
ロックキャッチ弾性片の端部を取付ボルトによりプッシュロック本体に装着することで、ロックキャッチ弾性片はボルトの軸線周りに回転可能となる。これにより、弾性片の他端のロックキャッチは、ボルトの軸周りの回転と、ボルトの軸方向の弾性揺動による変位が可能となる。よって、弾性片端部のロックキャッチは、第3突起により構成される位置規制摺動経路に沿う変位及び移動が容易となる。
プッシュロックの具体的動作過程は次の通りである。
初期状態において、プッシュロックはロック解除状態である。このとき、ロックキャッチ24は第3突起の自由端に位置し、カムは自由状態となっている。
図15に示すように、ラッチ4にプッシュ力を付与すると、ラッチ4がカム7を反時計回りに回転させるよう押動する。すると、ロックキャッチ24は、第3突起23上端の自由状態位置から、斜面により構成される摺動ロック面aに沿って、摺動ロック面aの下端に至るまで第3突起23の下端方向へと移動する。そして、戻しバネ18の働きによって、ロックキャッチ24が第3突起23の下端まで移動する。
図16に示すように、ロックキャッチ24は、ロック溝の軸方向部における開口端からロック溝に滑り込み、ロック溝の内壁により構成されるロックキャッチ溝面bに位置する。このとき、ラッチ4端部のロックフック21は、第1突起19と第2突起20の間の凹溝に位置し、第2突起20がロックフック孔22に挿入される。これにより、プッシュロックがロック状態となって、ロックキャッチ24とカム7とのロック及び係合が実現される。その結果、弾性力ユニット600からプッシュロック本体5に付与される回復力に抗することになり、カム7の時計回りに位置回復するような回転が回避される。よって、プッシュロック本体5がラッチ4から離脱する方向に移動するとの事態が防止される。
図17に示すように、ラッチ4に再びプッシュ力を付与すると、ラッチ4はカム7が再び反時計回りに回転するよう押動する。これにより、ロックキャッチ24はロック溝の周方向部に沿って周方向部の開口端に向かって移動する。
図18に示すように、ロックキャッチ24は、ロック溝の周方向部における開口端から滑り出す。そして、戻しバネ18の働きによって、ロックキャッチ24は摺動ロック解除面cの下端に向かって引っ張られる。また、カム7は、ねじりバネから付与される回復力の作用で時計回りに移動する。これにより、ロックキャッチ24は、初期状態に戻るまで、摺動ロック解除面cに沿って第3突起23の上端に向かって移動する。
図1~図18に示すように、本実施例では、プッシュ式洗剤ケース100について説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジング300に装着されるタンク200を含み、タンク200内には、出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。タンク200と洗剤ケース100の間にはプッシュロックユニット700が更に設けられている。洗剤ケース100にプッシュ力を付与してプッシュロックユニット700のロック状態を変化させることで、タンク200と洗剤ケース100がロック又はロック解除される。
プッシュロックにより制御され、且つ弾性力ユニットから押出動力が付与される洗剤ケースを洗濯機に装着することで、洗剤ケースは、小さなプッシュ力のみで自動ロック及びプッシュ開放との使用目的を実現可能となる。これにより、洗剤ケースはプッシュ式の開閉機能を有する。
本実施例において、前記洗剤ケース100にはラッチ4が設けられており、タンク200にはラッチ4に対応して設けられるプッシュロック本体5が装着されている。洗剤ケース100がタンク200に推し込まれ、プッシュ力が付与されると、ラッチ4はプッシュロック本体5内に伸入してロックされる。また、プッシュ力が再び付与されると、ラッチ4とプッシュロック本体5とのロックが解除される。これにより、洗剤ケース100にプッシュ力を付与するだけで、洗剤ケース100のロック又はロック解除を制御するとの目的が実現される。
本実施例において、前記洗剤ケース100の先端には摘み400が設けられている。前記摘み400には、タンク200方向に水平に延伸するラッチ4が装着されている。また、前記タンク200にはプッシュロック本体5が装着されている。プッシュロック本体5にはロック孔がラッチ4に対応するよう設けられるため、洗剤ケース100がタンク200に押し込まれると、ラッチ4がロック孔からプッシュロック本体5に伸入する。そして、プッシュ力の作用で、ラッチ4とプッシュロック本体5内のロック機構とがロック又はロック解除される。
本実施例において、プッシュ式洗剤ケース100の構造に装着されるプッシュロックは、上記実施例3で記載したプッシュロックである。上記実施例3で記載したプッシュロック本体5はタンク200に装着される。また、上記実施例3で記載したラッチ4は、洗剤ケース100先端の摘み400に対応して装着される。これにより、ラッチ4がプッシュロック本体5内に対応して挿入されるため、ラッチ4とプッシュロック本体5をロック又はロック解除するとの目的が実現される。好ましくは、摘みの外周は洗剤ケースから突出するよう設けられ、摘み下側の突出部にラッチが装着されている。また、前記プッシュロック本体5はタンク200の下側壁の下方に対応するよう装着されている。これにより、洗剤ケース100全体をタンク200に対応するよう押し込むことで、洗剤ケース100先端のラッチ4がプッシュロック本体5内に対応するよう挿入されて、これらのロックが実現される。
図1~図12に示すように、本実施例では、プッシュ式洗剤ケース100について説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジング300に装着されるタンク200を含み、タンク200内には、出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。タンク200と洗剤ケース100の間には、洗剤ケース100を押し出す動力を付与する弾性力ユニット600が設けられている。
洗剤ケースとタンクの間に弾性力ユニットを設けることで、洗剤ケースにプッシュ力を付与した場合、洗剤ケースはタンクの外部方向へと移動する。よって、プッシュ式洗剤ケースに設けられるプッシュロックが解除されたあと、洗剤ケースは弾性力ユニットから付与される弾性力によって自動的にタンクから押し出される。これにより、洗剤ケースを自動的にプッシュ開放するとの目的が実現される。
図10及び図11に示すように、本実施例において、前記弾性力ユニット600は、押動レバースリーブ15と、押動レバースリーブ15に挿接されて軸方向に摺動可能な押動レバー16を含む。押動レバー16の一端は、圧縮されたバネ17を介して押動レバースリーブ15に接続され、他端は伸縮可能に押動レバースリーブ15の対応する端部開口に挿通される。
本実施例では、押動レバースリーブ15と洗剤ケース100が固定接続され、且つ、押動レバー16の伸縮端が、押動レバースリーブ15を貫通してタンク200の内壁に位置規制されるよう接触してもよい。
また、本実施例では、図10及び図11に示すように、押動レバースリーブ15とタンク200が固定接続され、且つ、押動レバー16の伸縮端が押動レバースリーブ15を貫通して洗剤ケース100の外壁に位置規制されるよう接触してもよい。
押動レバースリーブを洗剤ケース又はタンクに対応するよう装着し、押動レバーの伸縮端をタンク又は洗剤ケースに対応するよう接触させることで、圧縮バネが押動レバーに弾性力を付与すると、洗剤ケースがタンクから押し出される方向に移動する。これにより、弾性力ユニットから付与される弾性力によって洗剤ケースを自動的に押し開けるとの目的が実現される。
本実施例において、押動レバー16と押動レバースリーブ15は同軸に設けられる。押動レバースリーブ15と押動レバー16の軸線は、いずれも洗剤ケース100の押し引き運動方向と平行である。好ましくは、押動レバースリーブ15と押動レバー16の軸線は互いに重なり合うよう設けられる。
本実施例において、押動レバースリーブ15の一端は密閉状に設けられ、他端には押動レバー16の伸縮端を挿通するための開口が設けられている。押動レバー16のうち押動レバースリーブ15に挿入される一端を挿入端とする。挿入端には、径方向に外側に突出する装着部が設けられている。装着部の外周は押動レバースリーブ15の内壁に対応して密着する。また、装着部と押動レバースリーブ15の密封端との間には、圧縮状態のバネ17が設けられている。押動レバースリーブ15の開口の径方向の直径は装着部の外径よりも小さいため、押動レバー16の抜け落ちが防止される。
本実施例において、前記押動レバースリーブ15と押動レバー16の間には減衰ユニットが設けられている。これにより、押動レバー15と押動レバースリーブ16との相対変位に対する減衰力が強化されるため、洗剤ケースをプッシュ開放する際の速度調節が実現される。
本実施例において、洗剤ケース100後端の左右両側には少なくとも1つの弾性力ユニット600がそれぞれ装着されている。これにより、洗剤ケース100の左右両側が押し引き移動の過程で受ける力の均一性が保証されるため、洗剤ケース100の押し出し過程における位置ずれが回避される。
本実施例において、前記弾性力ユニット600は洗剤ケース100の後端とタンク200との隙間に装着される。前記弾性力スリーブ15は洗剤ケース100の押し引き移動方向に沿って延伸している。また、押動レバースリーブ15の一端は洗剤ケース100の後端に固定接続される。押動レバー16の伸縮端は押動レバースリーブ15の他端から伸出し、タンク200の内壁に位置規制されるよう接触する。押動レバースリーブ15の軸方向の長さは、洗剤ケース100とタンク200との隙間の距離以下である。また、バネ17が自由状態の場合、押動レバー16の伸縮端の押し出し長さと押動レバースリーブ15の軸方向の長さとの和は、タンク200と洗剤ケース100の後壁との隙間の距離よりも大きくなる。これにより、洗剤ケース100をタンク200に押し込んで装着し、弾性力ユニットによってタンク200を自動で押し出すとの目的が実現される。
図1~図12及び図19、図20に示すように、本実施例では、プッシュ式洗剤ケース100について説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジング300に装着されるタンク200を含み、タンク200内には、出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。前記洗剤ケース100の左右両側には、洗剤ケース100の軸線と平行な方向に延伸する下端が開口したプーリ案内溝6がそれぞれ設けられている。前記タンク200の内壁には、滑車面がプーリ案内溝6の軸線方向に設けられた複数のプーリ1が装着されている。前記プーリ1の上部はプーリ案内溝6に伸入してプーリ案内溝6の天井壁と接触する。前記プーリ案内溝6の基端には、プーリ1をプーリ案内溝6に進入させるための開口27が設けられている。
本実施例において、プーリ案内溝のうちタンク200に伸入する一端には、プーリ1がプーリ案内溝6に滑り込みやすいよう開口27が設けられている。前記開口27は、内側から外側に向かって幅が徐々に拡張するラッパ状の開口27となっている。これにより、プーリ1はラッパ状の開口27からプーリ案内溝6に進入するよう案内される。また、外側に向かって幅が徐々に拡張するラッパ状の開口27を設けることで、プーリ1は迅速且つ容易にプーリ案内溝6の内部に滑り込む。
本実施例において、前記開口27の少なくとも一方の側にはガイドリブ28が設けられている。前記ガイドリブ28は、開口27から外側へと徐々にプーリ案内溝6の軸線方向から離間するよう傾斜する円弧状面をなしている。好ましくは、洗剤ケース100の左右両側にそれぞれプーリ案内溝6が設けられており、左右のプーリ案内溝6の開口27のうち洗剤ケース100の軸線方向寄りの側に、それぞれ外側に屈曲するよう延伸するガイドリブ28が設けられている。ガイドリブ28は、それぞれ開口27から外側に向かって徐々に洗剤ケース100の軸線方向から離間する。また、プーリ案内溝6の開口27における他方の側のガイドリブ28の端面は、外側から内側へと徐々に開口の内部に向かって傾斜する斜面である。これにより、プーリが容易にプーリ案内溝に滑り込むよう更に案内する。
本実施例において、ガイドリブ28の端面は、外側から内側へと徐々に開口の内部に向かって傾斜する斜面となっているため、プーリ案内溝6の開口の端面は、開口27の内部に向かって徐々に傾斜する斜面となる。これにより、プーリ1は、開口27に進入して開口27からプーリ案内溝6内に進入するよう案内される。
本実施例において、前記洗剤ケース100の左右両側には、洗剤ケース100の軸線と平行な方向に延伸する下端が開口したプーリ案内溝6がそれぞれ設けられている。前記タンク200の内壁には、滑車面がプーリ案内溝6の軸線方向に設けられた複数のプーリ1が装着されている。前記プーリ1の上部はプーリ案内溝6に伸入してプーリ案内溝6の天井壁と接触する。
本実施例において、前記洗剤ケース100の先端には摘み400が設けられている。プーリ案内溝6の先端は摘み400により密封されている。また、プーリ案内溝6の後端には、プーリ1をプーリ案内溝6に進入させるための開口27が設けられている。洗剤ケース100を着脱する際には、洗剤ケース100のプーリ案内溝6の後端に設けられた開口27を対応する側のプーリ1に位置合わせするだけで、洗剤ケース100の迅速な着脱を実現可能である。
図1~図12に示すように、本実施例では、プッシュ式洗剤ケース100について説明する。当該プッシュ式洗剤ケースは、洗濯機ハウジングに装着されるタンク200を含み、タンク200内には、出し入れ可能な洗剤ケース100が装着されている。前記洗剤ケース100には少なくとも1つの位置決めスタッドが設けられており、前記タンク200には、位置決めスタッドに対応して設置される位置決め孔が設けられている。これにより、洗剤ケース100をタンク200に押し込むと、位置決めスタッドが対応する位置決め孔に挿入される。
洗剤ケース100とタンク200の間に対応して挿接される位置決めスタッドと位置決め孔を設けることで、位置決めスタッドの働きにより、洗剤ケース100がタンク200の対応位置に押し込まれる。これにより、洗剤ケース100外周の隙間の均一性が保証されるため、洗剤ケース100の外側の見た目が向上する。
本実施例において、洗剤ケース100には、断面が円形の第1位置決めスタッド2と断面が非円形の第2位置決めスタッド3が設けられている。また、タンク200には、第1位置決めスタッド2に対応して設けられる、断面が対応する円形の第1位置決め孔と、第2位置決めスタッド3に対応して設けられる、断面が対応する非円形の第2位置決め孔が設けられている。好ましくは、第2位置決めスタッド3は断面が四角形の柱状構造をなしており、第2位置決め孔は断面が対応する四角形の孔状構造をなしている。
洗剤ケースとタンクの間に断面の異なる2つの位置決めスタッドを設けることで、断面が円形の第1位置決めスタッドが洗剤ケースの挿入を案内する作用を奏する。また、断面が四角形の第2位置決めスタッドは洗剤ケースを押し引き方向と垂直の面に位置決めするとの作用を奏するため、洗剤ケースの垂直方向における偏移が回避される。
本実施例において、各位置決めスタッドは、いずれも洗剤ケース100の押し引き方向に延伸しているため、洗剤ケース100の押し込みを案内しやすい。
本実施例において、位置決めスタッドの端部は、直径が徐々に収縮するテーパー状面をなしている。好ましくは、位置決め孔の底面は、位置決めスタッドの端部に密着するよう設けられる対応するテーパー状面となっている。よって、位置決め孔に対する位置決めスタッドの挿入を案内しやすい。
本実施例において、前記洗剤ケース100の端部には摘み400が設けられている。摘み400のうちタンク200に密着する側には、タンク200方向に延伸する位置決めスタッドが設けられている。また、タンク200の外端面には、位置決めスタッドが挿接される対応する位置決め孔が設けられている。
本実施例において、摘み400の外周は洗剤ケース100の外周から突出するように設けられている。また、摘み400の外周のうち洗剤ケース100から突出する左右両側に、それぞれ第1位置決めスタッド2と第2位置決めスタッド3が設けられている。
本実施例において、タンク200の先端には、摘み400に対応して設置される装着部が設けられている。装着部は洗濯機ハウジング300と一体的に設けられる。装着部には、第1位置決めスタッド2及び第2位置決めスタッド3とそれぞれ同軸且つ同一断面であり、対応して設けられる第1位置決め孔及び第2位置決め孔が設置されている。
位置決めスタッドを洗剤ケース先端の摘みの後側に装着することで、位置決めスタッドは洗剤ケースとタンクとの接触面の間に隠される。また、2つの位置決めスタッドをそれぞれ洗剤ケースの左右両側に設けることで、洗剤ケースの左右両側の隙間がそれぞれ調整される。これにより、洗剤ケースの作用方向における偏移の発生が回避され、洗剤ケース外周の隙間の均一性が更に保証される。
以上は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に限定するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が上記で提示した技術内容を用いて行うわずかな変形或いは補足は、同等に変形された等価の実施例とみなされ、いずれも本発明の技術方案の内容を逸脱するものではない。また、本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に加えられる簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲内とされる。
100 洗剤ケース
200 タンク
300 ハウジング
400 摘み
500 上蓋
600 弾性力ユニット
700 プッシュロックユニット
1 プーリ
2 第1位置決めスタッド
3 第2位置決めスタッド
4 ラッチ
5 プッシュロック本体
6 プーリ案内溝
7 カム
8 ロックキャッチ弾性片
9 装着溝
10 中心軸
11 屈曲部
12 第1垂直部
13 第2垂直部
14 位置規制プーリ
15 押動レバースリーブ
16 押動レバー
17 バネ
18 戻しバネ
19 第1突起
20 第2突起
21 ロックフック
22 ロックフック孔
23 第3突起
24 ロックキャッチ
25 第4突起
26 取付ボルト
27 開口
28 ガイドリブ

Claims (9)

  1. ラッチ及びプッシュロック本体を含み、前記ラッチは動作可能にプッシュロック本体に挿入され、前記プッシュロック本体内にはカムが装着されており、前記カムには、ラッチの端部のロックフックと係合してロックするための凹溝が設けられており、
    前記プッシュロック本体内には、更にロックキャッチ弾性片が装着されており、前記カムの回転動作をロック又はロック解除するよう、前記ロックキャッチ弾性片は一端が固定され、他端には、前記カムのロックキャッチ摺動経路と係合するロックキャッチが設けられており、
    前記カムの外周面には第3突起が設けられており、前記第3突起は、前記ロックキャッチ弾性片の端部のロックキャッチの摺動変位を規制するロックキャッチ摺動経路を構成し、前記ロックキャッチ摺動経路は、先頭から順に連なる摺動ロック面、ロックキャッチ溝面及び摺動ロック解除面を含み、
    プッシュ力の作用によって、自由状態のロックキャッチが摺動ロック面に沿ってロックキャッチ溝面まで移動することで、前記ロックキャッチ弾性片の端部のロックキャッチがカムをロックし、
    再びプッシュ力が付与されると、前記ロックキャッチがロックキャッチ溝面から滑り出し、摺動ロック解除面に沿って自由状態となるまで移動することで、前記カムが自由に回転する状態となることを特徴とするプッシュロック。
  2. 前記カムの外周には、径方向に突出する第1突起と第2突起がそれぞれ設けられており、前記第1突起と前記第2突起との隙間が、前記ラッチの端部のロックフックに対応して係合する凹溝を構成することを特徴とする請求項1に記載のプッシュロック。
  3. 前記ラッチの端部は第1突起に位置規制されるよう接触し、前記ラッチの端部には第2突起が挿入されるロックフック孔が設けられており、前記ラッチの端部のロックフックが前記第1突起と前記第2突起との間の凹溝内に掛合することを特徴とする請求項2に記載のプッシュロック。
  4. 前記カムにはねじりバネが装着されており、前記ねじりバネは、前記カムに対し、前記ラッチによる内側への押動に伴う回転を阻止する回復力を付与することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のプッシュロック。
  5. 前記第3突起はカムの周方向に沿って延伸しており、前記第3突起の一端は、前記ロックキャッチ弾性片のロックキャッチとの離脱を規制する自由端であり、他端には、前記ロックキャッチを滑り込ませてロックするよう内側に凹陥したロック溝が設けられており、前記ロック溝の内壁はロックキャッチ溝面を構成し、
    前記第3突起の一方の側面は、自由端からロック溝方向へと徐々に外側に傾斜する斜面であり、前記斜面が摺動ロック面を構成し、
    前記第3突起の他方の側面は、ロック溝から自由端方向へと徐々に高くなる斜面であり、前記斜面が摺動ロック解除面を構成することを特徴とする請求項に記載のプッシュロック。
  6. 前記ロックキャッチ弾性片の一端は、ボルトによってプッシュロック本体に固定装着され、ロックキャッチ弾性片は、相対的な弾性回転及び/又は変位を発生可能であり、ロックキャッチ弾性片の他端におけるロックキャッチは、カムの回転に伴って第3突起により構成されるロックキャッチ摺動経路沿いに移動することを特徴とする請求項1~のいずれかに記載のプッシュロック。
  7. 前記ロックキャッチ弾性片は、下方から上方へと傾斜して設けられ、下端が、貫設され且つ軸線と垂直なボルトによってプッシュロック本体に固定装着され、上端には、下方に向かって屈曲する軸線と垂直なロックキャッチが設けられていることを特徴とする請求項に記載のプッシュロック。
  8. 前記ロックキャッチ弾性片に位置回復の弾性力が付与されよう、前記ロックキャッチ弾性片の中央部は、戻しバネを介して摺動ロック解除面寄りのプッシュロック本体に接続され、前記位置回復の弾性力によって、前記ロックキャッチ弾性片のロックキャッチには、摺動ロック面から摺動ロック解除面方向への変位が発生することを特徴とする請求項1~のいずれかに記載のプッシュロック。
  9. 洗濯機ハウジングに装着されるタンクを含み、前記タンク内に出し入れ可能な洗剤ケースが装着されている洗濯機であって、
    前記タンクと前記洗剤ケースとの間には前記請求項1~のいずれかに記載のプッシュロックが設けられており、プッシュロックのラッチは洗剤ケースに装着され、プッシュロック本体はタンクに対応するよう装着され、洗剤ケースにプッシュ力が付与されてロックユニットのロック状態が変化することで、タンクと洗剤ケースがロック又はロック解除されることを特徴とする洗濯機。
JP2019569995A 2017-06-20 2018-06-15 プッシュロック及び洗濯機 Active JP7004752B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201710468691.1A CN107130402B (zh) 2017-06-20 2017-06-20 一种推弹锁及洗衣机
CN201710468691.1 2017-06-20
PCT/CN2018/091647 WO2018233576A1 (zh) 2017-06-20 2018-06-15 一种推弹锁及洗衣机

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020527212A JP2020527212A (ja) 2020-09-03
JP7004752B2 true JP7004752B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=59735369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019569995A Active JP7004752B2 (ja) 2017-06-20 2018-06-15 プッシュロック及び洗濯機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7004752B2 (ja)
CN (1) CN107130402B (ja)
WO (1) WO2018233576A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107130402B (zh) * 2017-06-20 2021-03-02 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹锁及洗衣机
JP7062699B2 (ja) * 2017-06-20 2022-05-06 青島海爾滾筒洗衣机有限公司 プッシュ式洗剤ケース及び洗濯機
CN109487510B (zh) * 2017-09-13 2021-07-06 重庆海尔滚筒洗衣机有限公司 一种滚筒洗衣机
WO2019114656A1 (zh) * 2017-12-11 2019-06-20 青岛海尔洗衣机有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN109505097B (zh) * 2019-01-18 2021-01-26 温州天健电器有限公司 一种洗衣机锁定装置以及洗衣机
CN110353495B (zh) * 2019-08-27 2024-03-29 惠而浦(中国)股份有限公司 电器水盒及蒸汽式家用电器
CN212880314U (zh) * 2020-03-17 2021-04-06 法雷奥汽车空调湖北有限公司 一种锁合组件、盒组件和芳香盒
CN113668194A (zh) * 2020-05-13 2021-11-19 夏普株式会社 洗衣机
CN111713963B (zh) * 2020-05-28 2021-08-20 宁波方太厨具有限公司 一种水箱推入推出结构及具有该结构的烹饪装置
CN113243763A (zh) * 2021-06-25 2021-08-13 广州富港万嘉智能科技有限公司 饮品机管道清洗单元和饮品机
CN114233981B (zh) * 2021-12-08 2023-02-24 珠海格力电器股份有限公司 底脚组件、压缩机和空调器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319948A (ja) 2004-05-11 2005-11-17 Kojima Press Co Ltd ハートカム式ロック装置
JP2008261131A (ja) 2007-04-11 2008-10-30 Inoue Kanamono Kk プッシュラッチ装置
JP2010150885A (ja) 2008-12-26 2010-07-08 Daiwa Kasei Kogyo Kk ハートカム式ロック装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2599173Y (zh) * 2002-12-31 2004-01-14 胡发标 移动门门锁传动机构
CN202273490U (zh) * 2011-10-27 2012-06-13 林成 新型电控锁
WO2014206481A1 (en) * 2013-06-28 2014-12-31 Electrolux Appliances Aktiebolag Laundry washing machine
CN203499389U (zh) * 2013-09-04 2014-03-26 武汉绿时代共享交通科技有限公司 一种公共自行车租赁站撞击式锁止器
CN203729113U (zh) * 2014-01-09 2014-07-23 Tcl家用电器(合肥)有限公司 洗衣机抽屉盒及洗衣机
CN105839356B (zh) * 2015-01-13 2018-06-19 无锡小天鹅股份有限公司 洗衣机
CN105604406A (zh) * 2016-03-17 2016-05-25 长沙强三机电科技有限公司 自助机用的电磁锁
CN205637917U (zh) * 2016-04-13 2016-10-12 杜如祥 用于自助寄存箱柜的电磁锁
CN205741633U (zh) * 2016-04-29 2016-11-30 海信(山东)冰箱有限公司 一种洗衣机及洗涤剂投放盒
CN106012442B (zh) * 2016-07-28 2018-03-16 温州天健电器有限公司 一种洗衣机门锁
CN206245885U (zh) * 2016-11-25 2017-06-13 上海欧咪亚汽车配件有限公司 压缩弹簧可拆卸三叉锁
CN107287835B (zh) * 2017-06-20 2022-03-18 重庆海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107142685B (zh) * 2017-06-20 2021-07-02 重庆海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107142684B (zh) * 2017-06-20 2021-02-05 青岛海尔洗涤电器有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107287836B (zh) * 2017-06-20 2021-03-02 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107177961B (zh) * 2017-06-20 2021-01-26 青岛海尔洗涤电器有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107287834B (zh) * 2017-06-20 2021-03-02 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107254763B (zh) * 2017-06-20 2021-03-02 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107130402B (zh) * 2017-06-20 2021-03-02 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种推弹锁及洗衣机

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319948A (ja) 2004-05-11 2005-11-17 Kojima Press Co Ltd ハートカム式ロック装置
JP2008261131A (ja) 2007-04-11 2008-10-30 Inoue Kanamono Kk プッシュラッチ装置
JP2010150885A (ja) 2008-12-26 2010-07-08 Daiwa Kasei Kogyo Kk ハートカム式ロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN107130402A (zh) 2017-09-05
WO2018233576A1 (zh) 2018-12-27
JP2020527212A (ja) 2020-09-03
CN107130402B (zh) 2021-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7004752B2 (ja) プッシュロック及び洗濯機
JP7062699B2 (ja) プッシュ式洗剤ケース及び洗濯機
KR101114478B1 (ko) 자동 폐쇄 장치가 설치된 하부 장착형 슬라이딩 장치
CN107254763B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107142684B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107287836B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
KR100437696B1 (ko) 이동체의 안내구조
CN107287834B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
JP2006116323A (ja) ドラム洗濯機
CN107142685B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
KR20140048102A (ko) 냉장 기기
KR101575929B1 (ko) 이중 도어방식을 갖는 내부도어의 버튼 래치장치
CN107177961B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
CN107287835B (zh) 一种推弹式洗涤剂盒及洗衣机
JP2009280975A (ja) 連動式引戸装置
JP4634335B2 (ja) フラット引戸装置
JP4200468B1 (ja) フラットドアの開閉機構
KR20030002535A (ko) 도어 장치
KR200277539Y1 (ko) 호스릴
KR101056915B1 (ko) 보관 장치의 도어 잠금 구조
KR19990038232U (ko) 레버형 도어록
CN113930946A (zh) 洗涤剂盒组件及洗衣设备
US20240120223A1 (en) Unified latch for wafer cassettes
WO2023193617A1 (zh) 一种可堆叠的储物箱组合
JP6907021B2 (ja) 遮蔽装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7004752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150