JP2006116323A - ドラム洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭い所に洗濯機が設置された場合にもドアを容易に開くことができ、かつ、ドアの開放時にドアを洗濯物の置き台として用いることによって、使い勝手上使用者に満足してもらえる、上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を提供する。
【解決手段】洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、該キャビネットの開口部を開閉するドアと、キャビネットとドアとの間に設けられ、ドアが、前面が上向きになるように下側に移動しながら開き、上側に移動しながら閉じるようにする開閉案内機構と、を備えてなる上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドラム洗濯機のドアに係り、特に、ドアが下方に開いた状態でドアを洗濯物の置き台として用いることができる、上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機に関する。
従来のドラム洗濯機は、図1に示すように、キャビネット1の前面に、略水平方向に配置されたタブ及びドラムの内部と連通する開口部3が形成され、この開口部3を開閉するドア5が取り付けられる。
該ドア5は、一側がキャビネット1の開口部3側にヒンジ機構7にて連結された状態で、他側に配設された取っ手を引いたり押したりして開閉するようになっている。
このようなドア5は、円形のドア枠5aにドア窓5bが設けられてなる。このドア窓5bは、透明なガラス材質からなり、キャビネット1内に設けられるガスケット9に当接するように洗濯機の内側へ凸状に突出する構造とされるのが一般的である。
しかしながら、このような従来ドラム洗濯機のドアは、側面方向に開閉される方式のものであるがために、図2に示すように、洗濯機1が壁面Wに密着して設置されると、ドア5が完全に開かないという問題につながる。しかも、ドア5が完全に開かないと、凸状に形成されたドア窓5bが洗濯機の開口部3側に位置することから、使用者が洗濯物を出し入れする際に干渉が生じ、不便だった。
一方、洗濯の完了後に、使用者が洗濯機から洗濯物を取り出す際に、洗濯物が絡み合っているために洗濯物が床に落ちてしまうことが多く、床に落とした洗濯物を洗濯し直さなければならないという問題点があった。
なお、洗濯過程中に洗濯物についた糸くずなどの異物を取り除くために、洗濯機から洗濯物を取り出して叩く際に、洗濯物を一枚ずつ取り出して糸くずなどを叩き落とした後に別の容器に入れておく動作を繰り返すが、洗濯物を別に入れておく容器の存在により、洗濯物の出し入れ時に使用者に不便を感じさせるという問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するためのもので、その目的は、ドアを上下方向に移動させて開閉可能にするとともに、ドア開放状態ではドアを洗濯物の置き台として用いられるようにすることによって、狭小な場所に洗濯機が設置された場合にも、ドアを容易に開くことができ、かつ、洗濯物も便利に出し入れすることができ、使い勝手上使用者に満足してもらえる、上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を提供することにある。
本発明の他の目的は、上記のようにドア全体を上下方向に開くとともに、ドアの一部分を別に開閉する方式とすることよって、使用者が必要に応じて選択的にドアをより便利に開くことができる、上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ドアに、洗濯物などを入れて移すことができるように容器形のバスケットを備えることによって、洗濯完了後に洗濯物の取り出しが楽になり、別な容器無しで洗濯物を簡便に望む場所に移すことができるドラム洗濯機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ドアが上下方向に移動しつつ開くように構成するとともに、ドアの完全閉じ状態または開き状態がそのまま保持されるようにすることによって、不意にドアが開いたり閉じるのを防ぎ、ドア開閉作動において信頼性が向上するドラム洗濯機を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、ドア側に設置されたモータと、このモータにより回転しながら垂直ガイドに沿って上下移動する回転体とを備え、ドアを自動で上下移動させて開閉可能にすることによって、使い勝手を向上した、上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、ドアが略垂直方向に閉じ、水平方向に開くように支持する支持ロッドに電線が通過するように構成することによって、ドアに備えられたモータなどの各種電力消費手段に電力を容易に供給することができるドラム洗濯機のドアへの電力供給装置を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、ドアを支持する支持ロッドがモータにより自動で回転駆動されるようにすることによってドアを自動で上下移動させて開閉可能とし、使い勝手を向上できる、上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ドア開放状態ではドアを洗濯物の置き台として用いることが可能なようにドアが略水平方向に開くように支持するとともに、水平方向に開いたドアに無理な力が加えられる場合に変位されながらドア及びこのドアを支持する支持構造物が損なうのを防止し、より安定した支持構造を確保することができるドラム洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機は、洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、該キャビネットの開口部を開閉するドアと、前記キャビネットとドアとの間に設けられ、ドアが、ドアの前面が上向きになるように下側に移動しながら開き、上側に移動しながら閉じるようにする開閉案内機構と、を備えてなることを特徴とする。
前記ドアは、前記キャビネットの前面に配置されるドアフレームと、該ドアフレームに設けられ、前記キャビネットの開口部内に凸状に突出する容器形状のドア窓とを備える。
前記開閉案内機構は、前記ドアの上端部が前記キャビネットの前面に沿って上下動するように案内する垂直案内機構と、前記ドアが開く際にドアを支持するドア支持機構と、を備える。
前記垂直案内機構は、前記キャビネットの両側に垂直方向に立設された垂直ガイドと、前記ドアの両側から突出し、前記垂直ガイドに沿って上下動するガイド結合体と、から構成される。
前記ドア支持機構は、前記キャビネットとドアに両端部が回転自在に連結された支持ロッドから構成される。
本発明に係るドラム洗濯機は、前記キャビネットの開口部を開閉し、別に分離可能に設けられ、洗濯物などが入るように容器形構造とされたバスケットを備えることを特徴とする。
前記ドアは、前記キャビネットの前面に配置されるドアフレームと、該ドアフレームに設けられ、前記キャビネットの開口部内へ凸状に突出するドア窓と、該ドア窓に分離自在に結合されたバスケットと、を備えてなる。
前記ドアは、前記バスケットが前記ドア窓から分離されるのを防止するようにロッキング機構が備えられる。
前記バスケットには取っ手が取り付けられ、前記ロッキング機構は、前記取っ手と連動するように構成される。
前記ロッキング機構は、前記取っ手の内側に設けられて直線移動するロッキング解除レバーと、前記バスケット内からドア窓側へ突出するように設けられ、前記ロッキング解除レバーと連動するロックキングピンと、前記ロッキング解除レバー及びロックキングピンの少なくともいずれかに、前記ロックキングピンがロック位置に移動するように弾性力を与えるロッキングスプリングを備えてなる。
本発明の他の実施形態によれば、前記ドアは、前記キャビネットの前面に配置されるドアフレームと、前記バスケットを兼ねるように前記ドアフレームに着脱自在に設けられ、前記キャビネットの開口部内へ凸状に突出する容器構造のドア窓と、を備えることを特徴とする。
また、本発明によるドラム洗濯機は、前記キャビネットとドアに互いに対応するように設けられ、前記ドアの閉じ状態及び開き状態の少なくともいずれかの状態が保持されるようにするラッチ機構を備えることを特徴とする。
前記ラッチ機構は、前記キャビネットとドアのうちいずれか一側の構成要素に備えられ、他側の構成要素の方に突出する突出/解除手段と、他側の構成要素に備えられ、前記突出/解除手段が突出する際に係合される係止相対手段と、を備えてなる。
また、本発明に係る上下自動開閉式ドアを有するドラム洗濯機は、前記ドアを前記垂直案内機構に沿って自動で昇降させて開閉する自動開閉機構を備えてなることを特徴とする。
前記自動開閉機構は、前記ドア側に備えられて回転力を発生させる回転力発生機構と、前記ガイド結合体に備えられて前記回転力発生機構により前記垂直ガイドに沿って回転する回転体と、前記垂直ガイドに備えられて前記回転体が接触されながら昇降するように構成された回転接触部材と、を備えてなる。
前記自動開閉機構は、前記キャビネットの外側面に備えられて、使用者の操作によりドア開閉信号を発生させる自動開閉操作機構と、該自動開閉操作機構の操作によって電力を供給してドアを昇降させるように動力を発生させる回転動力発生機構と、前記垂直案内機構に備えられて前記回転動力発生機構から発生した動力により前記ドアを昇降させるドア昇降機構と、を備えてなる。
また、本発明に係る上下自動開閉式ドアを有するドラム洗濯機は、前記ドア支持機構を上下に回転させてドアを自動で開閉する自動開閉機構を備えてなることを特徴とする。
また、本発明に係るドラム洗濯機は、前記ドアとキャビネットとの間に連結され、前記ドアを開く際に、該ドアを、略水平方向に位置させながら開くように支持すると同時に、前記ドアが開いている状態で外力が加えられる場合には緩衝作用をするドア支持機構を備えたことを特徴とする。
前記ドア支持機構は、前記キャビネットとドアに両端部が回転自在に連結された支持ロッドを備え、該支持ロッドには緩衝作用を行う緩衝機構が備えられる。
ここで、前記緩衝機構は、前記支持ロッドの一側を構成するインナーロッドと、前記支持ロッドの他側を構成し、前記インナーロッドの一部が挿入されるアウターロッドと、該アウターロッド内に支持されて前記インナーロッドに弾性力を与える弾性部材と、を備えてなる。
前記緩衝機構は、前記インナーロッドとアウターロッドとの間に前記両側ロッドが切り離されないようにして一定の長さが保持されるようにするロッド長保持手段を備えてなる。
本発明による上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機は、ドアを上下方向に移動させながら開閉可能なように構成されているため、洗濯機の左右いずれの方向からも洗濯物を便利に出し入れすることができ、かつ、狭い場所に洗濯機が設置された場合にもドアが完全に開くため、ドアによる干渉無しで洗濯物を容易に出し入れすることが可能になる。
また、本発明は、ドアに容器構造のドア窓が設けられ、このドア窓を、ドアが完全に開いて水平方向に位置する状態で洗濯物の置き台として用いられるため、洗濯物を取り出す際に洗濯物が床に落ちてしまう問題を解消し、使い勝手上使用者に満足させてもらえる。
また、本発明は、ドア全体を上下方向に開くと同時に、ドア窓のみを別に開閉するように構成されるため、使用者の選択によってドアをより便利に開くことができるという利点が得られる。
また、本発明は、ドアに洗濯物などを入れて移すことが可能なように容器形のバスケットがドアに備えられるため、洗濯完了後に洗濯物の取り出しが容易で、かつ、別な容器を使用することなくバスケットを用いて洗濯物を簡便に望む場所に移すことができ、使い勝手を向上させられるという利点が得られる。
また、本発明によるドラム洗濯機は、ドアが上下方向に移動しながら開くように構成されるとともに、ドアの完全閉じまたは開き状態がそのまま保持されるように構成されるため、不意にドアが開閉されるのを防止し、ドア開閉作動の信頼性を向上させられるという利点が得られる。
また、本発明によるドラム洗濯機は、モータにより回転するピニオンとラックを用いてドアを自動で開閉するように構成されているため、使い勝手をより向上させることができる。
また、本発明によるドラム洗濯機のドア電力供給装置は、ドアとキャビネットとの間に連結される支持ロッドを通って、ドアに備えられた電力消費手段に電源を供給するように構成されるため、ドアに設置された電動モータなどに必要電力を供給し易くなるという利点が得られる。
また、本発明によるドラム洗濯機は、ドアが上下方向に移動しながら開閉されるようにするとともに、ドアが完全に開いて水平方向に位置した状態で必要以上の外力が加えられると、ドアを支持する支持構造物が変位されるように構成されるため、ドア及びこのドアを支持する支持構造物が損傷されることなくより安定した支持構造を確保することができるという利点が得られる。
以下、添付の図面に基づき、本発明に好適な実施形態に係るドラム洗濯機について説明する。
図3乃至図6は、本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図3は、ドラム洗濯機の斜視図で、図4は、ドアを分解して示す斜視図で、図5は、図3に示すドラム洗濯機の横断面図で、図6は、図3に示すドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図である。
本発明の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機は、図3及び図4に示すように、洗濯機の外観を形成し、洗濯物を出し入れするように前面に開口部11が形成されたキャビネット10が備えられる。
キャビネット10の内部には、洗濯のための装置が配設されるが、その主な構成部分としては、図3乃至図6に示すように、スプリング21及びダンパー22などでキャビネット10内に支持され、洗濯水が貯留されるタブ23と、タブ23の内側に配置され、回転しながら洗濯物の洗濯を行うドラム25と、ドラム25を回転作動させる駆動モータ27などがある。
また、キャビネット10の開口部11は、ドラム25内への洗濯物の出し入れが可能なように、タブ23及びドラム25の開口部と連通しており、キャビネット10とタブ23の開口部の間には、洗濯中にキャビネット10の内部に洗濯水などが入るのを防ぐためにガスケット29が取り付けられる。
キャビネット10は、略直方体状にすると好ましく、両側面と後面をなすキャビネット本体12と、底面をなすベース13と、上部面をなすトップカバー14と、前面をなすとともに、開口部11が形成されたフロントカバー15とで構成される。
フロントカバー15の上部には、洗濯機の操作のための各種の操作スイッチと、洗濯機の作動状態を表示するディスプレイ装置とを有するコントロールパネル17が配設される。ここで、コントロールパネル17は、上記の配置位置に限定されず、洗濯機の設計条件に応じて、キャビネット10の上面であるトップカバー14などその他の位置に配置されても良い。
コントロールパネル17と隣接する一側面には、洗剤などが投入される引出し式の洗剤投入箱18が設けられることができる。
フロントカバー15の下部には、キャビネット本体12とベース13に結合される下部カバー19が備えられる。
特に、フロントカバー15の前面には、開口部11を開閉するドア30が取り付けられる。ここで、フロントカバー15は、ドア30の閉じた状態での外側面が、コントロールパネル17及び下部カバー19の外側面と同じ高さとなるように、コントロールパネル17及び下部カバー19よりも内側のキャビネット10の位置において、キャビネット本体12、コントロールパネル17及び下部カバー19と結合される。
フロントカバー15の中央部には、開口部11を形成するためのリング状の開口フレーム16が形成され、この開口フレーム16にガスケット29が設置される。開口フレーム16は、フロントカバー15を折り曲げて一体に形成しても良く、別のリング状部材で製作して設置しても良い。
ドア30は、フロントカバー15の形状と同様に略四角構造からなる。このドア30は、四角板状に形成され、フロントカバー15の前面の形状と一致するドアフレーム31と、ドアフレーム31の中央部に設けられるとともに、キャビネット10の開口部の内側に凸状に突出形成されてガスケット29と密着する、容器形状のドア窓35とで構成される。
ドアフレーム31は、その両側端部が‘L’字状に折り曲げられてドアの側面部32を形成する。これら側面部32の上端部及び下端部は、ドアの開閉時に、後述する垂直ガイド41及び下部カバー19との干渉を防ぐために、それぞれ曲面部33,34とすることが好ましい。
ドア窓35は、ガスケット29に当接するとともに、ドア30の開放状態で洗濯物を収容できるように容器形状に形成される。このようなドア窓35は、ドアフレーム31に取り付けられるリング状の窓縁36と、洗濯物を収容可能なように凹んだ容器形状とされ、窓縁36に結合する容器形窓37とで構成される。
ここで、前記窓縁36は、金属材または合成樹脂材などからなり、容器形窓37は、洗濯機の内部が見えるようにガラスのような透明部材からなることが好ましい。
ドア30には、使用者がドアを開閉する際に把持する取っ手39が設けられる。この取っ手39は、後で詳述される。
このようなドア30は、完全開放状態で、取り出した洗濯物を一時保管できるように、ドア30の前面が上向きになるように開く。このため、ドア30は、キャビネット10の下方へ移動しながら開き、上方へ移動しながら閉じる。
このようなドア30の開閉動作を可能にすべく、キャビネットのフロントカバー15とドア30との間には、ドアの両側において開閉案内機構が配設される。この開閉案内機構は、ドア30の上端部がフロントカバー15の前面に沿って上下動するように案内する垂直案内機構40と、ドア30の開放時に、ドアが略水平方向に開くように支持するドア支持機構50とで構成される。
垂直案内機構40は、フロントカバー15の両側前面に垂直方向に立設された2つの垂直ガイド41と、ドア30から突出し、垂直ガイド41に沿って上下動する2対のガイド結合体45とで構成される。
垂直ガイド41は、内側面に‘U’字状のガイド溝が形成され、別の部材で作られてフロントカバー15の両側に取り付けられるか、または、フロントカバー15の両側端部を‘U’字状に折り曲げて一体に形成する。このような垂直ガイド41は、上端部と下端部がそれぞれ、ドアフレーム31の曲面部33,34に対応して曲面状に突出してコントロールパネル17の下面と下部カバー19の上面に連結される曲面部42,43となることが好ましい。
ガイド結合体45は、垂直ガイド41に沿って転動するローラ47を備えることが好ましいが、実施条件によっては、ローラ47の代わりに、垂直ガイド41に挿入されて摺動する突出部材としても良い。
なお、このローラ47は、ドアフレーム31の上端部に設置されたローラブラケット46に結合される。ローラブラケット46は、ドアフレーム31の側面部32に設置された締付ナット48に、少なくとも一定の角度内で回転可能にブラケットピン49で設置される。したがって、ドア30が上下方向に移動する際に、ローラブラケット46は、ブラケットピン49を中心に回転しながらローラ47が垂直ガイド41に沿って円滑に上下動可能なようにする。
ドア支持機構50は、キャビネット10とドアフレーム31に両端部が回転自在にそれぞれ連結された棒状の支持ロッド51を備える。この支持ロッド51は、ドア30の両側にそれぞれ1本ずつ設けられることが好ましい。
支持ロッド51の上端部は、ドアフレーム31の側面部32の内側においてヒンジ52で連結される。ドアフレーム31への支持ロッド51の連結は、図5に示すように、ドアフレーム31の側面部32の内側に溶接などの方法で固定される締付ナット53と、支持ロッド51の両側に配されるワッシャ54と、これらワッシャ54及び支持ロッド51を貫通して締付ナット53に締め付けられるヒンジボルト55によりなされる。ここで、ドアフレーム31の側面部32の内側の折曲部分は、支持ロッド51との干渉が生じないように、支持ロッドが移動する一部の区間を切欠きされた形にしても良い。
支持ロッド51の下端部は、キャビネット10をなす下部カバー19の上部に設置されたヒンジブラケット56に連結される。支持ロッド51とヒンジブラケット56との連結は、通常のヒンジボルト57、ナット58及びワッシャ59を用いて行う。
一方、ドア30の前面には、ドアを容易に開閉するために取っ手39が設置される。この取っ手39は長い棒状のもので、窓縁36に水平方向に取り付けられる。
取っ手39は、ドアフレーム31と支持ロッド51との継ぎ目部分を中心に上側と下側にそれぞれ取り付けられると好ましい。したがって、ドア30を開く際には下側の取っ手39Dを持って開き、ドア30を閉じる際には上側の取っ手39Uを持って閉じることで、ドア30を容易に開閉することができる。
本実施形態では、取っ手39が容器形窓の上部に位置するようになっているが、勿論、実施条件に応じて、取っ手39を上記設置位置よりも上側または下側に移動させて窓縁36の真上に突出するように設置することも可能である。
次に、上記のように構成される本発明の第1実施形態による上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機の動作について説明する。
図7a乃至図7eは、本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。
図7aに示すようにドア30が閉じている状態で、ドア30を開くべく下側の取っ手39Dを持ってドア30を引っ張ると、ドア30は、図7b、図7c、図7dに示す順に上端部が下方へ移動すると同時に、下端部が洗濯機の前方へ水平移動することで、図7eに示すような状態に開く。
すなわち、ドア30の上端部は、ローラ47が垂直ガイド41に沿って下方へ移動することによって下方に移動し、同時に、垂直に立設されていた支持ロッド51は、ドア30の動きに応じて、下端部を中心に上端部が洗濯機の前方に回転しながらドア30の下端部を前方に水平移動させるようにドア30を支持する。
このようにドア30が開いた状態で、使用者はキャビネット10の開口部からドラム25内に洗濯物を投入したり、ドラム25から洗濯物を取り出すようになるが、このとき、使用者は、必要に応じてドラム25から取り出した洗濯物を容器構造のドア窓35に保管することができる。
このようにドア窓35に洗濯物が保管されている場合には、洗濯物を他の場所に移した後に、ドア30の上側の取っ手39Uを持って上方に押し付けると、ドア30は上方へ移動しながら閉じる。
すなわち、ドア30の閉じ時には、ドア30の開き時と逆に、ドア30の上端部に取り付けられたローラ47が垂直ガイド41に沿って上方へ移動し、同時に、ドア30の下端部は、洗濯機側に略水平方向に移動しドア30の上端部と共にフロントカバー15に密着することで、ドア30が閉じる。
図8及び図9は、本発明の第2実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図8は、ドラム洗濯機の斜視図で、図9はドラム洗濯機の横断面図である。
本発明の第2実施形態によるドラム洗濯機では、ドア130のガイド結合体145が、フロントカバー115の内側に挿入された状態で、垂直ガイド141に沿って上下動するようになっている。
すなわち、フロントカバー115の両側部には、ガイド結合体145が挿入されて移動可能なように、上下方向に長くスリット(slit)116がそれぞれ形成され、スリット116の内側には、フロントカバー115が折り曲げられてなる垂直ガイド141が設けられる。また、ドア130には、スリット116を通って垂直ガイド141に沿って上下動するように、スリット116に挿入されたローラブラケット146と、このローラブラケット146に取り付けられたローラ147とが備えられる。
ここでは、図8に示すように、垂直ガイド141が、フロントカバー115の両側折曲部分に一体として形成された例を挙げたが、実施条件に応じて、前述の第1実施形態と同様に、別の部材をフロントカバー115の折曲部分に挿入して設置することも可能である。
また、フロントカバー115は、スリット116の形成により弱くなる恐れのある部分に対して、キャビネット本体112または垂直ガイド141などに補強部材160を設置することによってより強固な構造とすることができる。
第2実施形態において、上述した構成部分以外は第1実施形態の構成と同様であり、その説明は省略する。
したがって、本発明の第2実施形態によるドラム洗濯機は、ドア130の開閉時に、ドア130の上下動に応じて、スリット116を通って挿入されたローラ147が垂直ガイド141に沿って上下動し、同時に支持ロッド151は、前述した第1実施形態におけると同様に作動し、開閉されるドア130を支持する。
図10及び図11は、本発明の第3実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、図10は、ドアの閉じた状態を示す図で、図11は、ドアの開いた状態を示す図である。
本発明の第3実施形態によるドラム洗濯機は、ドア230の側面部にローラ247が 直接設置され、支持ロッド251がキャビネット210の底面に設置された構成とされている。
すなわち、フロントカバー215の前面両側に、ドア230の前面と同じ高さに垂直ガイド板241が突設され、該垂直ガイド板241の内側にドア230が配置される。また、ドア230の上端部の両側側面部232には、別のローラブラケット無しでローラ247が直接取り付けられ、垂直ガイド板241に沿って上下動するようになっている。ここで、垂直ガイド板241の内側面にローラ247が挿入されるガイド溝が形成される。
また、支持ロッド251は、上端部がドア230の側面部232に回転自在に連結された状態で、下端部がフロントカバー215と下部カバー219を通ってキャビネット210の内部まで延在し、キャビネット210の底面をなすベース213に回転自在に連結される。
もちろん、ベース213には支持ロッド251の連結のために1対のヒンジブラケット256が設置される。また、フロントカバー215と下部カバー219には支持ロッド251が貫通した状態で自在に移動できるように、上下方向に長くスリット215s,219sが形成される。
このように構成される本発明の第3実施形態によるドラム洗濯機もまた、前述した第1及び第2実施形態の洗濯機と同様に、ドア230が下方へ移動しながら開き、水平方向に開いた状態では、ドア230が上方へ移動しながら閉じるようになる。
図12は、本発明の第4実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。
本発明の第4実施形態によるドラム洗濯機は、前述した第1、第2及び第3実施形態と同様に、ドア330全体が下側に開くように構成されるとともに、ドア窓335が別に開閉されるように構成される。
すなわち、ドア330は、以上の実施形態と同様に、ドアフレーム331とドア窓335とから構成され、ドアフレーム331は、上下方向に開くように垂直案内機構及びドア支持機構を介してキャビネット310側に連結され、ドア窓335は、ヒンジ機構370を介してドアフレーム331に取り付けられる。
ここで、垂直案内機構及びドア支持機構は、以上の実施形態のそれと同様に構成されるので、その説明は省略する。
ドア窓335もまた、以上の実施形態におけると同様に、窓縁336とこの窓縁336に装着される容器形窓337とから構成される。
なお、ドアフレーム331には、ドア窓335が置かれる窓枠333がさらに構成され、窓枠333には、ドア窓335が閉じた状態で自ら開くのを防ぐロッキング装置380が配設される。
したがって、使用者は、必要に応じて、ドアフレーム331を上下移動させることによりドア330全体を下方に開くか、公知のドラム洗濯機のようにドア330の一部分であるドア窓335のみを別に開くことができる。
図13乃至図16bは、本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図13は、ドラム洗濯機の斜視図及び部分拡大図で、図14は、ドアを分解して示す斜視図で、図15は、ドラム洗濯機の横断面図で、図16a及び図16bは、図15の“A”部分の詳細断面図である。
バスケット付きドアが適用された本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機は、洗濯機の外観を形成し、洗濯物を出し入れ可能なように前面に開口部11が形成されたキャビネット10を備える。
このキャビネット10の内部には、洗濯を行うための諸装置が配設されるが、その主な構成要素は、本発明の第1実施形態と同様であり、その説明は省略する。
本発明の第5実施形態に適用されるドア30は、洗濯機のフロントカバー15の形状と同様に略四角構造とされる。具体的に、ドア30は、フロントカバー15の前面形状と一致するように四角板状に形成されるドアフレーム31と、ドアフレーム31の中央部に設けられ、キャビネット10の開口部の内側へ凸状に突出形成されてガスケット29に密着されるドア窓35と、ドア窓35に着脱自在に設けられ、洗濯物などを保管するように容器形の構造とされるバスケット60とで構成される。
バスケット60は、ドア30の前方からドア窓35内にはめ込まれて結合し、両側には後述する分離型取っ手65と、ドア窓35から外されるのを防止するロッキング機構70とが取り付けられる。
なお、バスケット60には、ドアを開閉する際に使用者が持つドア取っ手39が取り付けられる。ドア取っ手39は、ドアフレーム31またはドア窓35に設置されても良いが、本実施形態では、バスケット60の上側及び下側に二つ39U,39Dが並設された構造を例示する。
このようなドア30が開いた状態で洗濯物を取り出しバスケット60に一時保管可能とするように、ドア30の前面は上向きになるように開く。
特に、本実施形態に適用されるドア30には、上にも述べたようにドア30が水平に開いた状態で洗濯物などが入るバスケット60が備えられるが、このバスケット60は、円形リング状に形成されたバスケット枠61と、バスケット枠61に装着され、洗濯物などが入るように容器構造にしたバスケット窓63とで構成される。
バスケット枠61は、ドア窓35の窓縁36の内に挿入可能な構造とされ、両側の前面と内部には前述の取っ手65とロッキング機構70がそれぞれ配設される。
バスケット窓63は、ドア窓35の内側窓37に挿入される部分であり、ドラム25の内部が見えるように、内側窓37が透明部材からなると同様に透明部材からなることが好ましい。
ここで、内側窓37は、透明部材をガラス部材としても良いが、バスケット窓63は、ドア30から分離し移送する際に破損してしまうのを防ぐために、透明材質の合成樹脂や、ガラスの中でも壊れ難い強化ガラスなどからなることが好ましい。
また、バスケット60に備えられるバスケット取っ手65は、バスケット60の左右両側に取り付けられることが好ましく、特に、この取っ手65の内側には取っ手の作動と連動するロッキング機構70が備えられる。
ロッキング機構70は、使用者が希望しない時にバスケットがドア30から分離してしまうのを防止する装置で、図16a及び図16bに示すように、バスケット取っ手65の内側に設けられ、使用者が取っ手65を引っ張ることにより直線移動するロッキング解除レバー71と、バスケット枠61の内側から外側に突出するように設けられ、ロッキング解除レバー71との連動によりドア窓35の窓縁36に係止されるロックキングピン73と、ロックキングピン73がロック位置に移動するように、ロッキング解除レバー71とロックキングピン73に弾性力を与える複数個のロッキングスプリング75,77とで構成される。
さらに、ドア窓35の窓縁36には、ロックキングピン73が挿入されるロッキング穴36aが形成される。
ロッキング解除レバー71は、バスケット取っ手65が略‘U’字状とされている場合に、その内部に並んで挿入された状態で前後方向に移動可能なように‘U’字状の構造とすることが好ましい。すなわち、ロッキング解除レバー71は、使用者が握って引っ張ることができるように、中央部分がバスケット取っ手65の中央部分と平行に配置され、この中央部分の両端から垂直に延在する両側部分が、バスケット取っ手65内に挿入された状態で、両側部分のいずれかはバスケット枠61の内部に延びてロックキングピン73と連動するように構成される。
ロッキング解除レバー71とロックキングピン73との連動構造は、2部材が互いに直交する方向に配置された状態で傾斜したカム面接触構造を有するようにすることが好ましい。
ロッキングスプリング75,77のうち、ロッキング解除レバー71に弾性力を与えるスプリング75は、取っ手65内に配置されてロッキング解除レバー71をロックキングピン73の方に付勢する弾性力を与える圧縮スプリングとし、ロックキングピン73に弾性力を与えるスプリング77は、バスケット枠61内に配置されてロックキングピン73にロッキング解除方向に弾性力を与える引張スプリングとすることが好ましい。もちろん、圧縮スプリング75の弾性力を、引張スプリング77の弾性力よりも大きく設計し、ロッキング解除レバー71を引き上げない以上、ロックキングピン73が、ロッキング解除レバー71の圧縮スプリング75の弾性力により常にロック位置に突出した状態を保持するようにする。
ここでは、ロッキング機構70がバスケット60の取っ手65と連動する構成を例示したが、これと逆に、ドア側のドア窓35側にロッキング解除レバー71とロックキングピン73などを配設し、バスケット60にはロッキング穴を形成する構成も可能である。
また、本実施形態では、ドア窓35からバスケット60が分離される構成を例示したが、実施条件に応じて、ドア窓35全体がドアフレーム31から分離される構造にしても良い。
すなわち、ドア窓35がバスケット機能を兼ねるように容器形構造とし、上記のバスケット分離構造と同様にしてドアフレーム31からドア窓35を分離すれば良い。この場合、その他のバスケット取っ手65やロッキング機構70の構成は、上記と略同様に構成し、特に、ドアフレーム31とドア窓35との間を密封するシーリング部材を採用することが好ましい。
上記のように構成される本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉作動及びバスケット使用動作について説明すると、下記の通りである。
図17a乃至17eは、本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図であり、特に、図17eは、ドアが完全に開いている状態でバスケットを分離する状態を示す斜視図である。
図17aに示すようにドア30が閉じている状態で、下側の取っ手39Dを持ってドア30を下方に引っ張ると、ドア30は図17b、図17c、図17dの順に上端部が下側へ移動すると同時に、下端部が洗濯機の前方に水平移動し、図17eのように開く。
すなわち、ドア30の上端部は、ローラ47が垂直ガイド41に沿って下方へ移動することによって下方に移動し、同時に、垂直に立設されていた支持ロッド51は、ドア30の動きに応じて、下端部を中心に上端部が洗濯機の前方に回転しながらドア30の下端部を前方に水平移動させるようにドア30を支持する。
ここで、ドア30に備えられたバスケット60は、図16aに示すように、ロッキング機構70のロックキングピン73がドア窓35のロッキング穴36aに挿入されているので、ドア30に安全に装着された状態とされている。
このようにドア30が完全に開いている状態で、キャビネット10の開口部から使用者がドラム25内に洗濯物を投入したり、ドラム25内から洗濯物を取り出すようになるが、このときに、 使用者は、必要に応じてドラム25から取り出した洗濯物をドア30に備えられたバスケット60に保管することができる。
このバスケット60に保管されている洗濯物を他の容器に移し入れて移動させても良いが、本実施形態によれば、洗濯物の入っているバスケット60をドア30から分離して丸ごと移動させることができ、便利である。
すなわち、バスケット60に洗濯物が入っている状態で、両側の取っ手65を持ってロッキング機構70のロッキング解除レバー71を引き上げると、図16bに示すように、引張スプリング77の弾性力により、ロックキングピン73がロッキング穴36aから抜ける。この状態で取っ手65を持って図17eに示すようにバスケット60を上側に引き上げるとバスケット60がドア窓35から分離され、洗濯物の入っている状態のまま望む場所に移すことが可能になるのである。
これと逆に、バスケット60をドア窓35内にはめ込んで結合した後に、ドア30の上側の取っ手39Uを持って上方に押し付けると、ドア30は上方へ移動しながら閉じるようになる。
すなわち、ドア30の上端部に取り付けられたローラ47が垂直ガイド41に沿って上側に移動し、同時に、ドア30の下端部は、洗濯機側に略水平方向に移動し、ドア30の上端部とともにフロントカバー15に密着されることで、ドア30が閉じる。もちろん、このとき、バスケット60はロッキング機構70によりドア30に安定した状態に結合されている。
図18乃至図21bは、本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図18は、ドラム洗濯機を示す斜視図で、図19は、ドアを分解して示す斜視図で、図20は、ドラム洗濯機の横断面図で、図21aは、ドア開閉保持装置によりドアが閉じている状態を示す図で、図21bは、ドア開閉保持装置によりドアが開いている状態を示す図である。
本発明のドア開閉保持装置が備えられたドラム洗濯機は、図18及び図19に示すように、洗濯機の外観を形成し、洗濯物を出し入れ可能なように前面に開口部11が形成されたキャビネット10が備えられる。
キャビネット10の内部には、洗濯のための諸装置が配設されるが、その主な構成要素は、本発明の第1実施形態におけると同様であり、その説明は省略する。
本発明の第6実施形態は、上下方向へ移動しながら開閉されるドア30の完全閉じ状態及び完全開き状態をそのまま保持するためのラッチ(latch)機構600が構成されることにその特徴がある。
ラッチ機構600は、ドア30に配設されてキャビネット10の方に突出する突出/解除手段と、キャビネット10のフロントカバー15に穿設され、突出した突出/解除手段が係止される、係止相対手段である上側及び下側係合穴15u,15dとで構成される。
突出/解除手段は、ドア30に配設され、ドア30の開閉状態を解除する際に作動する保持解除レバー610と、ドア30に設けられて保持解除レバー610と連動し、フロントカバー15の上側及び下側の係合穴15u,15dに結合してドア30の動きを制限または解除する係止機構630と、係止機構630が上側及び下側係合穴15u,15dの方に突出するように弾性力を与える弾性部材680とで構成される。
係止機構630は、ドア30の開き時に下側係合穴15dに結合される係止ロッド640と、係止ロッド640に連動し、ドア30の閉じ時に上側係合穴15uに結合される係止ピン660とからなる。
次に、このような突出/解除手段を構成する主な構成要素である保持解除レバー610、係止ロッド640、係止ピン660、弾性部材680について具体的に説明する。
保持解除レバー610は、‘L’字状の構造とされ、ドア30のレバー穴31aを通ってドア30の前方に突出され、レバーピン620にてドア30のレバー穴31aに上下方向に回動可能に装着される。ここで、レバー穴31aは、保持解除レバー610の作動を容易にすべき上下方向に長く形成されることが好ましい。
係止ロッド640は、ドア30の内側において上下方向に長く配置され、下端部側が保持解除レバー610にロッドピン650にて相対回転自在に連結され、保持解除レバー610の操作により上下方向に直線移動するように構成される。また、上端部640aは、ドア30の開き時にフロントカバーの下側係合穴15dに挿入されるようにドア30の上端部の外へ突出して形成される。
係止ピン660は、ドア30の上側において係止ロッド640と直交する方向に結合され、係止ロッド640と連動してドア30の閉じ時に上側係合穴15uに挿入されるように構成される。
ここで、係止ピン660は、係止ロッド640とカム連動方式で作動するように結合される。このため、係止ピン660には、係止ロッド640が貫入して相対移動するようにカム穴660aが形成され、係止ロッド640には、カム穴660aに挿入されて直線移動する部分に、傾斜した構造のカム部640cが形成される。カム部640cは、傾斜部640C1、直線部640C2、傾斜部640C3が連続する構造とすることが好ましい。
したがって、係止機構630は、例えば、図21aのようにドア30が閉じているときには、係止ロッド640のカム部640cが係止ピン660のカム穴660aに挿入された状態で係止ロッド640が上下に直線移動すると、これと直交して結合している係止ピン660は、カム部640cに沿って水平方向に直線移動しながら上側係合穴15uに挿入または離脱する構造とされる。
ドア30内には、係止ロッド640と係止ピン660がそれぞれの長さ方向にのみ直線移動するように案内する案内機構(図示せず)が設置される。
この案内機構は、例えば、ドアに設置されて係止ロッド640や係止ピン660が挿入されて移動可能に支持されるリング状ガイドとすることができる。
弾性部材680は、保持解除レバー610、係止ロッド640、係止ピン660などのいずれかに設置されても良く、特に、本実施形態を示す図面におけるように、係止ロッド640の下端部に装着される圧縮スプリングとすることが好ましい。もちろん、ドア30には、弾性部材680を支持するスプリング支持台690が設置される。
本発明の第6実施形態では、係止ロッド640及び係止ピン660の両方とも構成された構造を例示したが、必要に応じて、係止ロッド640のみを設置したり、保持解除レバー610に直接連結される係止ピン660のみを設置することも可能である。
また、本実施形態では、ドア30側に突出/解除手段が備えられる構成を例示したが、これと略同様な作動構造としてキャビネット10側に設置することも可能である。この場合には、キャビネット10側に保持解除レバー610、係止ロッド640及び係止ピン660などを設置し、ドア30側に係合穴などを設置すると良い。
次に、上記のように構成される本発明の第6実施形態による、ドア開閉保持装置が備えられたドラム洗濯機の動作を説明する。
図22a乃至22eは、本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。
図22aに示すようにドア30が閉じている状態で、まず、保持解除レバー61を上側に押し上げて回転させた状態で、下側取っ手39Dを持ってドア30を下方に引っ張ると、ドア30は、図22b、図22c、図22dに示す順に上端部が下側へ移動し、同時に、下端部が洗濯機の前方に水平移動することで、図22eに示すように開く。
すなわち、図22aに示すようにドア30の係止ピン660がフロントカバー15の上側係合穴15uに挿入されて、ドア30の閉じ状態が保持される条件で、保持解除レバー610を上側へ押し付けながら回転させると、係止ロッド640が弾性部材680を圧縮しながら下側へ移動し、このときに、係止ピン660が係止ロッド640とのカムの作用により後退(左側移動)しながら上側係合穴15uから離脱するようになる。
この状態で、下側取っ手39Dを下方に引っ張ると、ドア30の上端部は、ローラ47が垂直ガイド41に沿って下側へ移動することによって下方に移動し、同時に、垂直に立設されていた支持ロッド51は、下端部を中心に上端部がドア30の動きに応じて洗濯機の前方に回転しながらドア30の下端部を前方に水平移動させるようにドア30を支持する。
ドア30が完全に開くと、図22eに示すように、係止ロッド640は弾性部材68の弾性力により前進し、その上端部640aが下側係合穴15dに挿入されることで、ドア30は安定した開き状態を保持するようになる。
このようにドア30が開いている状態で、キャビネット10の開口部から使用者がドラム25内に洗濯物を投入したり、ドラム25内から洗濯物を取り出すようになるが、このとき、使用者は、必要に応じてドラム25内から取り出した洗濯物を容器構造のドア窓35に保管することができる。
このようにドア窓35に入っている洗濯物を他の所に移した後に、保持解除レバー610を回転させると係止ロッド640が下側係合穴15dから抜け出し、この状態で、ドア30の上側取っ手39Uを持ってドア30を上側に押し付けると、ドア30は上方へ移動しながら閉じる。
すなわち、ドア30が開く過程と逆に、ドア30の上端部に取り付けられたローラ47が垂直ガイド41に沿って上方へ移動し、同時に、ドア30の下端部は、洗濯機側に略水平方向に移動し、ドア30の上端部とともにフロントカバー15に密着されながら閉じるのである。これと同時に、図22aに示すようにドア30側の係止ピン660が上側係合穴15uに挿入されることで、ドア30は安定した閉じ状態を保持するようになる。
以下、本発明の第7乃至第10実施形態について説明する。これら実施形態の説明において、第6実施形態の構成と同一の構成部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図23乃至図24は、本発明の第7実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図23は、ドラム洗濯機の斜視図で、図24は、ドア開閉保持装置を示す概略側面図である。
本発明の第7実施形態によるドラム洗濯機は、図23及び図24に示すように、ドア30のガイド結合体45がフロントカバー15の内側に挿入された状態で垂直ガイド41に沿って上下動するように構成される。
すなわち、フロントカバー15の両側部分には、ガイド結合体45が挿入されて移動可能なように、上下方向に長くスリット15aがそれぞれ形成され、このスリット15aの内側には、ガイド結合体45を構成するローラ47が移動する垂直ガイド41が設けられる。
特に、フロントカバー15前面の上部と下部には、ドアの閉じ状態及び開き状態が保持されるように突出/解除手段であるデテント(detent)機構700,710がそれぞれ備えられる。また、ドア30側には、デテント機構700,710と対応する位置においてドアの閉じ状態及び開き状態が保持されるように、デテント機構700,710の係止相対手段である溝770a,770bがそれぞれ形成される。
すなわち、デテント機構700,710は、フロントカバー15の背面に配設されるデテントケース720と、このデテントケース720に設けられ、フロントカバー15の前面から突出して各溝770a,770bに挿入されるデテントボール750と、デテントケース720内に設けられてデテントボール750に弾性力を与えるスプリング730とで構成される。
溝770a,770bは、ドアフレーム31に設置されたデテントブロック770に二つ設けられることが好ましい。すなわち、ドアフレーム31は通常、板体状とされるので、ドアフレーム31の後方に一定厚さを有するデテントブロック770を設置し、このデテントブロック770の背面にデテントボール750が挿入される溝770a,770bを上下に形成する。
したがって、図24に示すようなドアの完全閉じ時には、下側溝770aがフロントカバーの上側に配設されたデテント機構700のデテントボール750と結合することでドア30の閉じ状態が保持され、ドアの完全開き時には、上側溝770bがフロントカバーの下側に配設されたデテント機構710のデテントボール750と結合することでドア30の開き状態が保持される。
一方、本実施形態では、ドアフレーム15にデテントブロック770をさらに設置しここに溝770a,770bを形成した例を示したが、実施条件に応じて、ドアフレーム15の上端部から延びた部分を、デテントブロック770の外面を形成したものと同様に裏側に折り曲げ、この折り曲げられた部分に直接溝を形成しても良い。
図25は、本発明の第8実施形態によるドラム洗濯機における開閉保持装置を示す概略側面図である。
本発明の第8実施形態によるドラム洗濯機は、図25に示すように、上記の第7実施形態の構成と略同様であり、ただし、突出/解除手段を、第8実施形態のデテント機構にする代わりに、曲面状に突出した板スプリング80,81としている。
すなわち、フロントカバー15に弾性力を有する板スプリング80,81が上下にそれぞれ設置され、ドア30側にはデテントブロック770が設置され、このデテントブロック770に溝770aが形成される。
ここで、上側板スプリング80は、溝770aに挿入される構造とされるが、下側板スプリング81は、ドア30の上端部に係止される構造とされる。
もちろん、前述の第7実施形態と同様に、下側板スプリング81もまた、デテントブロック770に形成された溝に挿入される構造とすることも可能である。
したがって、図25に示すように、ドアの完全閉じ時には、溝770aが上側の板スプリング80と結合することでドア30の閉じ状態が保持され、ドアの完全開き時にはドア30の上端部が下側の板スプリング81に係止されることでドア30の開き状態が保持される。
図26は、本発明の第9実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置を説明するための概略側面図である。
本発明の第9実施形態によるドラム洗濯機は、図26に示すように、第8実施形態のデテント機構に代えて磁性体85,86が取り付けられ、溝の代わりに磁性体85,86との吸引作用により磁性体85,86に吸着される磁性相対機構である鉄片88が備えられる。
磁性体85,86は、フロントカバー15の上側と下側にそれぞれ設置され、一般の永久磁性体とすることが好ましいが、ドアの自動開閉作動と連動する場合には磁力発生を調節可能な電磁石としても良い。
鉄片88は、ドア30の後方においてドア開閉時に磁性体85,86と対応する位置に取り付けられる。ここで、ドア30は、磁性体85,86と吸引作用しないように合成樹脂板などで構成されることが好ましいが、ドア30が磁性体85,86と吸引作用可能な金属版から構成される場合には、磁性体85,86または鉄片88の周囲に磁力による吸引作用力が遮断されるように、非磁性体の鉄片ホルダーまたは磁性体ホルダーなどをさらに設置して構成することも可能である。
したがって、本発明の第9実施形態によるドラム洗濯機は、図26に示すように、ドアの完全閉じ時には、ドア30に取り付けられた鉄片88が上側の磁性体85に吸着されることでドアの閉じ状態が保持され、ドアの完全開き時には、ドアの鉄片88が下側の磁性体86に吸着されることでドアの開き状態が保持される。
図27及び図28は、本発明の第10実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図27は、ドアが開いている状態の洗濯機の斜視図で、図28は、ドア内部構造を示す概略正面図である。
本発明の第10実施形態によるドラム洗濯機は、図27及び図28に示すように、基本的な構成は、前述の第6実施形態の構成と略同様であり、ただし、ドア30の側面部に直接ローラ47が取り付けられ、支持ロッド51がキャビネット10の底面に取り付けられる点が異なる。
すなわち、フロントカバー15の前面両側に、ドア30の前面と同じ高さに突出した垂直ガイド板41が設置され、ドア30は、垂直ガイド板41の内側に配置される。また、ドア30の両側面部32の上端部には、ローラ47が別のローラブラケット無しで直接取り付けられて垂直ガイド板41に沿って上下動するように構成される。ここで、垂直ガイド板41の内側面にローラ47が挿入されるガイド溝が形成される。
また、支持ロッド51は、上端部がドア30の側面部32に回転自在に連結された状態で、下端部がフロントカバー15と下部カバー19を通ってキャビネット10の内部まで延び、キャビネット10の底面となるベース13に回転自在に連結される。
もちろん、ベース13には、支持ロッド51を連結するための1対のヒンジブラケット56が取り付けられる。また、フロントカバー15と下部カバー19には、支持ロッド51が貫入した状態で自在に作動可能なように、上下方向に長くスリット15s,19sが形成される。
特に、ドア30には、ドアを開閉する際に把持する二つの取っ手39U,39Dがドア窓35の上下にそれぞれ備えられ、ドア30の開閉を保持するための突出/解除手段90は、取っ手39U,39Dと連動するように構成される。
すなわち、ドア窓35には、取っ手39U,39Dがドアを開閉させる方向に一定距離だけ移動できるようにスロット35a,35bがそれぞれ形成され、取っ手39U,39Dがスロット35a,35bにそれぞれ挿入された状態で、上側取っ手39Uは、ドア30を閉じる際に上側に移動し、下側取っ手39Dは、ドア30を開く際に下側に移動するように構成される。
なお、上側取っ手39Uと下側取っ手39Dには、ドア開閉時に上下方向に移動してから再び元の位置に戻られるように弾性部材39eが備えられる。弾性部材39eは、それぞれ別のスプリングを用いて構成しても良いが、図示の如く二つの取っ手39U,39Dを連結する引張スプリングを採用することが好ましい。
突出/解除手段90は、ドア30の上端部から突出してキャビネット10にそれぞれ形成された係合穴98,99に挿入される係止ピン91と、各取っ手39U,39Dと係止ピン91との間に連結されて各取っ手39U,39Dの動きによって係止ピン91に操作力を伝達する伝達手段である線形部材95,96とで構成される。
係止ピン91は、ドア30の上端部に設置されたピンケース93に挿入されて直線移動し、ピンケース93には係止ピン91が突出する方向に弾性力を与える弾性部材92が設けられる。ここで、係止ピン91はドア30に一つ設置された例を示したが、実施条件に応じて、各取っ手39U,39Dとそれぞれ連動するように複数個設置された構成にしても良い。
線形部材95,96は、ロープなどからなり、それぞれの取っ手39U,39Dから係止ピン91まで連結され、ドア30の背面には、線形部材95,96が連結される経路上に線形部材95,96の移動を案内するように複数個のローラ97が回転自在に設置される。
したがって、本発明の第10実施形態によるドラム洗濯機は、図27に示すように、下側取っ手39Dを持って下側に引っ張ると、下側取っ手39Dがドア30のスロット35bに沿って下側へ移動し、この際に、下側取っ手39Dと線形部材96を介して連結された係止ピン91が、キャビネット10の上側係合穴98から離脱することで、ドア30が下側へ移動しながら開く。
このようにしてドア30が完全に開いた状態では、下側取っ手39Dが弾性部材39eの弾性力により再び元の位置に戻るとともに、係止ピン91に作用する力も除去され、係止ピン91が下側係合穴99に挿入されることで、ドア30の開き状態が保持される。
この状態で、逆に、上側取っ手39Uを持って上側に押し付けると、上側取っ手39Uがドアのスロット35aに沿って上側に移動し、この際に、上側取っ手39Uと線形部材95を介して連結された係止ピン91はキャビネット10の下側係合穴99から抜けることで、ドア30は上側に移動しながら閉じるようになる。
このようにしてドア30が完全に閉じた状態では、下側取っ手39Dと同様に、上側取っ手39Uが弾性部材39eの弾性力により元の位置に戻るとともに、係止ピン91も上側係合穴98に挿入されることで、ドア30の閉じ状態が保持される。
したがって、本発明の第10実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置は、ドア30を開閉する取っ手39U,39Dと連動するように構成されるため、使用者が一度の取っ手動作でドア開閉保持状態を解除して簡便にドアを開閉することが可能になる。
図29乃至図32は、本発明の第11実施形態による上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を示す図であり、図29は、ドラム洗濯機を示す斜視図で、図30は、ドアを分解して示す斜視図で、図31は、ドラム洗濯機の横断面図で、図32は、ドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図である。
本発明の第11実施形態による上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機は、図29及び図30に示すように、洗濯機の外観を形成し、洗濯物を出し入れ可能なように前面に開口部11が形成されたキャビネット10が備えられる。
キャビネット10の内部には、洗濯のための諸装置が配設されるが、その主な構成要素は、上記の第1実施形態と同様であり、その説明は省略する。
本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機のコントロールパネル17には、ドア30を自動で開閉できるようにドア自動開ボタン61とドア自動閉ボタン62が備えられる。
また、本実施形態によるドラム洗濯機は、ドア30の開閉作動が可能なように、キャビネットのフロントカバー15とドア30との間にはドア両側の位置において開閉案内機構が設置される。この開閉案内機構は、ドア30の上端部がフロントカバー15の前面に沿って上下動するように案内する垂直案内機構40と、ドア30が開く際にドアが略水平方向に開くように支持するドア支持機構50とで構成される。
垂直案内機構40は、フロントカバー15の両側前面に垂直方向に立設された二つの垂直ガイド41と、ドア30から突出して垂直ガイド41に沿って上下動する2対のガイド結合体45とで構成される。
垂直ガイド41は、内側面に、‘U’字状の構造とされると同時に、後述するラック41bが設けられるガイド溝41aが形成され、別の部材で作られてフロントカバー15の両側に取り付けられても良く、フロントカバー15の両端部を‘U’字状に折り曲げて一体として構成しても良い。このような垂直ガイド41は、上端部と下端部がドアフレーム31の曲面部33,34と対応するように曲面状に突出してコントロールパネル17の下面と下部カバー19の上面につながるように曲面部42,43がそれぞれ形成されることが好ましい。
ガイド結合体45は、垂直ガイド41に設けられたラック41bに噛み合って回転しながら上下方向に移動するピニオン47を備え、このピニオン47は、後述する電動モータ66により回転駆動される。
また、ピニオン47は、ドアフレーム31の上端部に設置されたモータブラケット46に結合される。モータブラケット46は、ドアフレーム31の側面部32に設置された締付ナット48に、少なくとも一定角度内で回転自在にブラケットピン49にて連結される。したがって、ドア30が上下方向に移動する際にモータブラケット46がブラケットピン49を中心に回転しながらピニオン47が垂直ガイド41に沿って円滑に上下動できるようにする。
ドア支持機構50は、キャビネット10とドアフレーム31に両端部が回転自在に連結された棒状の支持ロッド51を備える。支持ロッド51は、ドア30の両側にそれぞれ一つずつ設置されることが好ましく、特に、電動モータ66に電力を供給する後述の電線80が通過可能なように中空構造とされる。
支持ロッド51の上端部は、ドアフレーム31の側面部32の内側にヒンジ52にて連結する。ドアフレーム31と支持ロッド51との連結は、図30におけると同様に、ドアフレーム31の側面部32の内側に溶接などの方法で固定される締付ナット53と、支持ロッド51の両側に配置されるワッシャ54と、ワッシャ54及び支持ロッド51を貫通して締付ナット53に締付けられるヒンジボルト55などの部品によりなされる。ここで、ドアフレーム31の側面部32の内側折曲部分は、支持ロッド51との干渉が生じないように、支持ロッドが移動する一部の区間を切欠いた形状にしても良い。
支持ロッド51の下端部は、キャビネット10をなす下部カバー19の上部に設置されたヒンジブラケット56に連結される。支持ロッド51とヒンジブラケット56との連結は、通常のヒンジボルト57、ナット58及びワッシャ59などの部品を用いて行う。
特に、上記のようなドア開閉構造を有するドラム洗濯機には、ドア30を自動で昇降させて開閉する自動開閉機構が設置される。
自動開閉機構は、上述したようにコントロールパネル17に備えられて使用者が直接操作できるように、ドア自動開ボタン61とドア自動閉ボタン62とからなる自動開閉操作機構60と、自動開閉操作機構60の操作によって電動モータ66に電力を供給してドア30を昇降させるように動力を発生させる回転動力発生機構65と、回転動力発生機構65から発生した動力によりドアを昇降させるように回転体と回転接触部材とからなるドア昇降機構70とで構成される。
自動開閉操作機構60は、ドア自動開ボタン61とドア自動閉ボタン62両方とも備えられることが好ましいが、必要に応じて、両方のうちいずれかのみ備えられることも可能である。また、本実施形態では、自動開閉操作機構60がキャビネット10前面のコントロールパネル17に備えられた例を示したが、必要に応じて、洗濯機の他の位置、すなわち、キャビネット10の上面または側面に設置することも可能である。
回転動力発生機構65は、図32に示すように、ピニオン47を駆動するようにドア30のモータブラケット46に設置される電動モータ66と、自動開閉操作機構60の操作に従って電動モータ66をオン/オフするか、正回転/逆回転させるように制御するモータ制御機構67とを備えてなる。
ここで、モータ制御機構67は、通常、ドラム洗濯機の諸作動を制御するコントローラーに併設されることが好ましく、このコントローラーに電動モータ66を駆動するためのモータ駆動回路を含めて全ての装置が設置されることができる。
電動モータ66は、モータ制御機構67の操作に従って正方向/逆方向に回転力を発生させるとともに、ドアに沿って容易に上下動するように両方向の小型モータで構成される。
また、フロントカバー15のドア移動経路上の上側と下側には、ドア30の完全開き及び完全閉じ位置を感知し、電動モータ制御機構67に信号を送って電動モータ66の作動を中止させるようにリミットスイッチ68,69が備えられることが好ましい。
ドア昇降機構70は、上述したように電動モータにより回転する回転体であるピニオン47と、垂直ガイド41に設けられた回転接触部材であるラック41bとで構成されるが、垂直ガイド41のガイド溝41aは、一側内面はラック41bが形成され、他側内面にはピニオン47が回転する際に抵抗が生じないように滑らかな面とされることが好ましい。
上記の電動モータ66、ピニオン47及びラック41bは、本実施形態のようにドア30の両側に設置されることが好ましいが、必要によってはいずれか一側にのみ設置されてドア30を自動で昇降作動させるように構成することも可能である。
一方、ドア30に設置された電動モータ66への電力供給のために、キャビネット10とドア30との間に電力供給手段である電線80が連結される。
電線80は、前述したように中空の支持ロッド51を通ってモータ制御機構67またはパワー供給機構などからドア30に設置された電動モータ66まで連結されて電力を供給する。
本実施形態では、電動モータ66にのみ電力を供給する例を示したが、ドア30に電球、コントローラーなどその他電力消費手段が設置される場合には、これらの手段まで支持ロッド51を通って電線が連結されるように構成することが可能である。
また、本実施形態では、支持ロッド51が中空のものとされ、その内部を通って電線80が連結されるように構成された例を示したが、これに限定されず、支持ロッド51の外側面に沿って電線が連結されてドア30側の電力消費手段に電力を供給することも可能である。
以下、上記のように構成される本発明の第11実施形態による上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機の動作について説明する。
図33a乃至33eは、本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。
図33aに示すようにドア30が閉じている状態で、キャビネット10の前方に備えられたドア自動開ボタン61を押すと、この信号を受信したモータ制御機構67の制御信号に応じてモータ66が駆動されながら、ピニオン47が回転し、これにより、ピニオン47が垂直ガイド41のラック41bに沿って下側へ移動しながらドア30が自動で下側方向へ移動して開く。この場合、ドア30は、図33b、図33c、図33dの順に上端部が下側へ移動すると同時に、下端部が洗濯機の前方に水平移動し、図33eに示すように完全に開く。
すなわち、ドア30の上端部は、ローラ47が垂直ガイド41に沿って下方へ移動することで下方に移動し、同時に、垂直に立設されていた支持ロッド51は、下端部を中心に上端部がドア30の動きに応じて洗濯機の前方に回転しながらドア30の下端部を前方に水平移動させるようにドア30を支持する。
このようにドア30が開いている状態で、使用者はキャビネット10の開口部からドラム25内に洗濯物を投入したり、ドラム25内から洗濯物を取り出すようになるが、このときに、必要に応じて使用者はドラム25内から取り出した洗濯物を容器構造のドア窓35に保管することができる。
ドア窓35に洗濯物が保管されていると洗濯物を他の場所に移した後に、ドア自動閉ボタン62を押すと、モータ制御機構67の制御信号に応じてモータ66が逆方向に駆動されながら、垂直ガイド41のラック41bに噛み合っているピニオン47もドアの開き時と反対方向に回転し、これにより、ドア30が自動で上方へ移動しながら閉じるようになる。
この際に、ドア30の開き時と逆に、ドア30の上端部は垂直ガイド41に沿って上方へ移動し、同時に、ドア30の下端部は洗濯機側に略水平方向に移動しドア30上端部とともにフロントカバー15に密着されることで、ドア30が閉じる。
次に、本発明の第12乃至第14実施形態について説明する。ここで、第11実施形態の構成と同一の構成部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図34及び図35は、本発明の第12実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図34は、ドラム洗濯機の斜視図で、図35は、ドラム洗濯機の横断面図である。
本発明の第12実施形態によるドラム洗濯機は、図34及び図35に示すように、ドア30のガイド結合体45がフロントカバー15の内側に挿入された状態で、垂直ガイド41に沿って上下動可能なように構成される。
すなわち、フロントカバー15の両側部分には、ガイド結合体45が挿入されて移動可能なように、上下方向に長くスリット15aがそれぞれ形成され、このスリット15aの内側にはラック41bが設けられた垂直ガイド41が配設される。
また、ドア30には、スリット15aを通って垂直ガイド41に沿って上下動するように、スリット15aを通ってキャビネット10の内部に挿入されたモータブラケット46と、モータブラケット46に装着された電動モータ66及びピニオン47が設置される。
一方、電動モータ66に電力を供給する電線80は、前述の第1実施形態のように支持ロッド51を通って連結されるのではなく、キャビネット10の内部で電動モータ66に直接連結されるようになっている。この場合、電線80は、電動モータ66が移動する距離を考慮して、ある程度余裕ある長さとすることが好ましい。
このように構成される本発明の第12実施形態によるドラム洗濯機は、ドア自動開ボタン61とドア自動閉ボタン62を操作してドア30を自動で開閉する際に、モータ66の駆動によってドア30が上下動することによって、スリット15aを通ってキャビネット10の内部に挿入された電動モータ66及びピニオン47が垂直ガイド41に沿って上下動し、同時に、支持ロッド51は、前述の第11実施形態と同様に作動してドア30が水平状態に移動するように支持する。
このように、第12実施形態によるドラム洗濯機は、電動モータ66、ピニオン47及び垂直ガイド41などが外部に露出されず、キャビネット10の内側に配置されるため、洗濯機の前面がきれいになる。
このような第12実施形態における構成及び動作は、前述の第11実施形態のそれと同様であり、その詳細説明は省略する。
図36及び図37は、本発明の第13実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、図36は、ドアが閉じている状態の斜視図で、図37は、ドアが開いている状態の斜視図である。
本発明の第13実施形態によるドラム洗濯機は、図36及び図37に示すように、ドア30の側面部に電動モータ66及びピニオン47が直接設置され、支持ロッド51がキャビネット10の底面に設置された構成となっている。
すなわち、フロントカバー15の前面両側に、ドア30の前面と同じ高さに突出した垂直ガイド41が設置され、垂直ガイド41の内側にドア30が配置される。また、ドア30の側面部32の上端部には、内側と外側に電動モータ66とピニオン47が別のモータブラケット無しで直接設置され、垂直ガイド41に形成されたラック41bに沿って上下動する。
また、支持ロッド51は、上端部がドア30の側面部32に回転自在に連結された状態で、下端部がフロントカバー15と下部カバー19を通ってキャビネット10の内部まで延び、キャビネット10の底面をなすベース13に回転自在に連結される。
もちろん、ベース13には支持ロッド51の連結のために1対のヒンジブラケット56が取り付けられる。また、フロントカバー15と下部カバー19には、支持ロッド51が貫通した状態で自由に動作可能なように、上下方向に長くスリット15s,19sが形成される。
支持ロッド51は、前述の第11実施形態と同様に中空構造とされ、その内部に電動モータ66に電力を供給するための電線80が通過する。
図38及び図39は、本発明の第14実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図38は、ドラム洗濯機のドアが開いている状態の斜視図で、図39は、ドラム洗濯機の概略側面図である。
本発明の第14実施形態によるドラム洗濯機は、図38及び図39に示すように、前述の第11実施形態においてドア昇降機構70の回転体がピニオン47で構成され、回転接触部材がラック41bで構成されたのと違い、回転体が摩擦ローラ147で構成され、回転接触部材が摩擦部材141で構成されている。
ここで、摩擦部材141は、長いシート状の構造とされ、垂直ガイド41の一側内面に取り付けられることが好ましい。
したがって、本実施形態によるドラム洗濯機は、電動モータ66の駆動によって摩擦ローラ147が回転し、この際に摩擦ローラ147は垂直ガイド41に設けられた摩擦部材141との摩擦力により垂直ガイド41に沿って上下動し、これでドア30の昇降がなされる。
図40乃至図43は、本発明の第15実施形態による上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機を示す図であり、図40は、ドラム洗濯機の斜視図で、図41は、ドアを分解して示す斜視図で、図42は、ドラム洗濯機の横断面図で、図43は、ドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図である。
本実施形態による上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機は、図40乃至図43に示すように、洗濯機の外観を形成し、洗濯物を出し入れ可能なように前面に開口部11が形成されたキャビネット10を備える。
キャビネット10の内部には、洗濯のための諸装置が配設されるが、その主な構成要素は、本発明の第1実施形態と同様であり、その説明は省略する。
本発明の第15実施形態に適用されるドアの垂直案内機構40は、フロントカバー15の両側前面に垂直方向に立設された二つの垂直ガイド41と、ドア30から突出して垂直ガイド41に沿って上下動する2対のガイド結合体45とで構成される。
本実施形態において、ガイド結合体45は、垂直ガイド41に沿って転動するローラ47を採用することが最も好ましいが、実施条件に応じて、垂直ガイド41に挿入されて摺動する突出部材を採用することも可能である。
特に、支持ロッド51の下端部は、後述する電動モータ66の軸67に結合され、電動モータ66の駆動力により全体ロッド51が回転するように構成される。そして、下部カバー19の上部には、電動モータ66を支持するモータマウンタ68が設置されるとともに、支持ロッド51両側の位置に電動モータ66の軸67を回転自在に支持するヒンジブラケット56が設置される。
このようなドア開閉構造を有するドラム洗濯機には、ドア30を電動モータ66を用いて自動で昇降させて開閉する自動開閉機構が設置される。
この自動開閉機構は、上にも述べたように、コントロールパネル17に備えられて使用者により直接操作されるドア自動開ボタン61及びドア自動閉ボタン62からなる自動開閉操作機構60と、自動開閉操作機構60の操作に従って、電動モータ66に電力を供給して支持ロッド51を上下動させることによってドア30を昇降させるように動力を発生させる回転動力発生機構65とを備えてなる。
回転動力発生機構65は、図43に示すように、支持ロッド51を上下方向に回転移動させる電動モータ66と、自動開閉操作機構60の操作に従って電動モータ66をオン/オフにするか、正回転/逆回転させるように制御するモータ制御機構69とを備えてなる。
ここで、モータ制御機構69は、通常、ドラム洗濯機の諸作動を制御するコントローラーに併設されることが好ましく、このコントローラーに電動モータ66を駆動するためのモータ駆動回路などを含めて全ての装置が設置されることができる。
電動モータ66は、モータ制御機構69の操作に応じて正方向/逆方向に回転力を発生させるように構成されることが好ましい。
また、フロントカバー15のドア移動経路上の上側と下側には、ドア30の完全開き及び完全閉じ位置を感知し、電動モータ制御機構69に信号を送って電動モータ66の作動を中止させるようにリミットスイッチ71,72が備えられることが好ましい。
一方、ドア30の上端部に配置されたガイド結合体45のローラブラケット46とキャビネット10の下側部との間には、電動モータ66の駆動によってドア30の上下動を促すように弾性力を与える弾性部材75が連結される。ここで、弾性部材75は、ドア30が閉じる方向に弾性力を与えるように圧縮スプリングとすることが好ましい。
これと逆に、ドア30のローラブラケット46とキャビネット10の上端部との間に弾性部材(図示せず)が連結されるように構成しても良い。この場合、弾性部材は、ドア30が閉じる方向に弾性力を与えるために引張スプリングとすることが好ましい。
このように弾性部材75を採用すると、電動モータ66を両方向モータでなく一方向モータとすることが可能になる。すなわち、ドア30を開く時には電動モータ66の駆動力を用い、ドア30を閉じる時には、電動モータ66から駆動力が与えられない条件で、弾性部材75の弾性力によりドアが閉じるように構成可能である。
次に、上記のように構成された本発明の第15実施形態による上下自動開閉式ドアを備えたドラム洗濯機の動作について説明する。
図44a乃至44eは、本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。
図44aに示すようにドア30が閉じている状態で、キャビネット10の前方に備えられたドア自動開ボタン61を押すと、この信号を受信したモータ制御機構69の制御信号に応じて電動モータ66が駆動されながら、支持ロッド51を垂直方向から水平方向に回転移動させ、同時に、ドア30が自動で下側方向へ移動されながらドア30が開く。このときに、ドア30は、図44b、図44c、図44dの順に上端部が下側へ移動するとともに、下端部が洗濯機の前方に水平移動し、図44eに示すように完全に開く。
すなわち、ドア30は、電動モータ66の駆動によって支持ロッド51がモータ軸67と結合された部分を中心に垂直に立設された状態から水平方向に回転し、同時に、ドア30の上端部は、ローラ47が垂直ガイド41に沿って下側へ移動しながら、洗濯機の前方に略水平方向に位置した状態に開く。
このようにドア30が開いている状態で、キャビネット10の開口部から使用者がドラム25内に洗濯物を投入したり、ドラム25内から洗濯物を取り出すようになるが、このとき、使用者は、必要に応じてドラム25内から取り出した洗濯物を容器構造のドア窓35に保管することができる。
ドア窓35に洗濯物が保管されていると洗濯物を他の場所に移した後に、ドア自動閉ボタン62を押すと、モータ制御機構69の制御信号に応じて電動モータ66が逆方向に駆動されながら支持ロッド51を上側に回転させ、これにより、ドア30が電動モータ66の駆動力と弾性部材75の弾性力により自動で上方へ移動しながら閉じる。
この際に、ドア30の開き時と逆に、ドア30の上端部は垂直ガイド41に沿って上方へ移動し、同時に、ドア30の下端部は洗濯機側に略水平方向に移動し、ドア30上端部とともにフロントカバー15に密着されることでドア30が閉じる。
以下、本発明の第16及び第17実施形態について説明する。ここで、前述の第15実施形態の構成と同一の構成部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図45及び図46は、本発明の第16実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図45は、ドアを一部開いた状態を示す斜視図で、図46は、ドラム洗濯機の横断面図である。
本発明の第16実施形態によるドラム洗濯機は、図45及び図46に示すように、ドア30のガイド結合体45がフロントカバー15の内側に挿入された状態で垂直ガイド41に沿って上下動するように構成される。
すなわち、フロントカバー15の両側部分には、ガイド結合体45が挿入されて移動可能なように、上下方向に長くスリット15aがそれぞれ形成され、このスリット15aの内側には、フロントカバー15が折り曲げられてなる垂直ガイド41が設置される。また、ドア30には、スリット15aを通って垂直ガイド41に沿って上下動するようにスリット15aに挿入されるローラブラケット46と、ローラブラケット46に取り付けられるローラ47とが設置される。
特に、ドア30を支持する支持ロッド51の下端部には、前述の第15実施形態の構成と同様に、電動モータ66の軸67が結合され、よって、電動モータ66の駆動力により支持ロッド51が上下方向に回転移動しながらドア30を自動で昇降させる。
図47及び図48は、本発明の第17実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図47は、ドアが閉じている状態を示す斜視図で、図48は、ドアが開いている状態を示す斜視図である。
本発明の第17実施形態によるドラム洗濯機は、図47及び図48に示すように、ドア30の側面部に直接ローラ47が取り付けられ、支持ロッド51と電動モータ66がキャビネット10の底面に設置された構成とされる。
すなわち、フロントカバー15の前面両側に、ドア30の前面と同じ高さに突出した垂直ガイド41が設置され、これら垂直ガイド41の内側にドア30が配置される。そして、ドア30の両側側面部32の上端部には、ローラ47が別のローラブラケット無しで直接取り付けられ、垂直ガイド41に沿って上下動するように構成される。
また、支持ロッド51は、上端部がドア30の側面部32に回転自在に連結された状態で、下端部がフロントカバー15と下部カバー19を通ってキャビネット10の内部まで延び、電動モータ66の軸67に結合され、よって、電動モータ66の駆動力により上下方向に回転するように構成される。
ここで、フロントカバー15と下部カバー19には、支持ロッド51が貫通した状態で自在に作動可能なように、上下方向に長くスリット15s,19sが形成される。
電動モータ66は、キャビネット10の底面をなすベース13にモータマウンタ68にて設置され、モータ軸67は、ヒンジブラケット56に回転自在に支持される。
なお、ドア30のローラ47とキャビネット10の上端部との間に弾性部材76が連結される。ここで、弾性部材76は、ドア30が閉じる方向に弾性力を与えるために引張スプリングとされることが好ましい。
上記のように構成された本発明の第17実施形態によるドラム洗濯機もまた、前述の第16実施形態による洗濯機と同様に、電動モータ66の駆動力により支持ロッド51が回転移動することによってドア30が下方へ移動しながら開き、上方へ移動しながら閉じるようになる。
図49乃至図53は、本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図49は、ドラム洗濯機を示す斜視図で、図50は、ドアを分解して示す斜視図で、図51は、ドラム洗濯機の横断面図で、図52は、ドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図で、図53は、ドア緩衝状態を示す概略側面図である。
ドア緩衝装置が適用される本実施形態のドラム洗濯機は、図49及び図50に示すように、洗濯機の外観を形成し、洗濯物を出し入れ可能なように前面に開口部11が形成されたキャビネット10を備える。
キャビネット10の内部には、洗濯のための諸装置が配設されるが、その主な構成要素は、本発明の第1実施形態のそれと同様であり、その説明は省略する。
本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機は、ドア30の開閉動作のために、キャビネットのフロントカバー15とドア30との間にはドアの両側位置において開閉案内機構が設置される。この開閉案内機構は、ドア30の上端部がフロントカバー15の前面に沿って上下動するように案内する垂直案内機構40と、ドア30が開く際にドアが略水平方向となって開くように支持すると同時に、ドアが開いている状態で外力(F)が加えられる場合に緩衝作用をするドア支持機構50とで構成される。
ドア支持機構50は、キャビネット10とドアフレーム31に両端部が回転自在に連結される棒状の支持ロッド51を備える。支持ロッド51は、ドア30の両側にそれぞれ一つずつ取り付けられることが好ましい。
支持ロッド51の上端部は、ドアフレーム31の側面部32の内側でヒンジ52にて連結される。ドアフレーム31と支持ロッド51との連結は、図50に示すように、ドアフレーム31の側面部32内側に溶接などの方法で固定される締付ナット53と、支持ロッド51の両側に配されるワッシャ54と、ワッシャ54及び支持ロッド51を貫通して締付ナット53に締付けられるヒンジボルト55などの部品によりなされる。ここで、ドアフレーム31の側面部32の内側折曲部分は、支持ロッド51との干渉が生じないように、支持ロッドが移動する一部の区間が切欠きされた形状にしても良い。
支持ロッド51の下端部は、キャビネット10をなす下部カバー19の上部に設置されたヒンジブラケット56に結合される。支持ロッド51とヒンジブラケット56との連結は、通常のヒンジボルト57、ナット58及びワッシャ59などの部品を用いて行う。
特に、支持ロッド51には、図53に示すように、ドアが開いた状態で、ドアに加えられる外力(F)に応じて支持ロッドを変位させながら緩衝機能を行う緩衝機構150が備えられる。
この緩衝機構150は、支持ロッド51が複数個(例えば、二つ)に分けられ、一ロッド151が他のロッド155に相対移動可能なように挿入された構造において、この挿入部分に、支持ロッド51に一定以上の力が加えられる際に支持ロッド51を変位させるように弾性力を提供する弾性部材160を備える。
すなわち、緩衝機構150は、ドア30にヒンジ52にて連結されて支持ロッド51の一側を構成するインナーロッド151と、キャビネット10側に連結されて支持ロッド51の他側を構成し、インナーロッド151の下端部が挿入されるアウターロッド155と、アウターロッド155内に支持されてインナーロッド151に弾性力を与える弾性部材160と、インナーロッド151とアウターロッド155との間に設けられて両ロッドが分離されないようにし、支持ロッドの露出長さを一定に保持させるロッド露出長保持手段である線形部材165とで構成される。
アウターロッド155の内部には、ロッドを貫通するシートピン159にて固定されて弾性部材160を支持するスプリングシート157が備えられる。
弾性部材160は、コイルスプリングなどからなり、スプリングシート157とインナーロッド151の先端部との間に配置されて圧縮弾性力を与える機能を担う。特に、弾性部材160は、ドア30に無理な力が加えられる時、すなわち、インナーロッド151を介して一定以上の力が加えられるまでは弾性変形しない状態で、一定以上の力が加えられると圧縮されながらインナーロッド151がアウターロッド155の内部に挿入されうるような程度の弾性係数を有するように構成されることが好ましい。
線形部材165は、インナーロッド151の先端部とスプリングシート157との間に一定の長さをもって連結され、インナーロッド151がアウターロッド155から切り離されないようにすると同時に、両部材151,157の間にぴんと張るように連結された状態で、支持ロッド51の最大長さを決定するようになる。もちろん、インナーロッド151とスプリングシート157には、線形部材160を固定するための輪152,158または穴などが形成されることが好ましい。
線形部材165は、ひもやワイヤーなどで構成されることができ、弾性部材160がインナーロッド151に加える弾性力に十分に耐えられるような引張強度を有する材質からなることが好ましい。
以下、上記のように構成される本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉装置とドア緩衝装置の動作について説明する。
図54a乃至図54eは、本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。
図54aに示すようにドア30が閉じている状態で、下側取っ手39Dを持ってドア30を下方に引っ張ると、ドア30は、図54b、図54c、図54dの順に上端部が下側へ移動すると同時に、下端部が洗濯機の前方に水平移動することで、図54eに示すようにドアが開く。
すなわち、ドア30の上端部は、ローラ47が垂直ガイド41に沿って下側へ移動することによって下方に移動し、垂直に立設されていた支持ロッド51は、下端部を中心に上端部がドア30の動きに応じて洗濯機の前方に回転しながらドア30の下端部を前方に水平移動させてドア30が開くように支持する。
このようにドア30が開いている状態で、使用者はキャビネット10の開口部からドラム25内に洗濯物を投入したり、ドラム25内から洗濯物を取り出すようになるが、このときに、使用者は、必要に応じてドラム25内から取り出した洗濯物を容器構造のドア窓35に保管することができる。
ここで、支持ロッド51は、弾性部材160の弾性力により最大長さに伸びた状態で安定的にドア30を支持するようになる。ところが、図53及び図54eのようにドア30が完全に開いた状態で、ドア30を押すなどしてドア30に一定以上の外力(F)が加えられると、支持ロッド51のうちインナーロッド151が弾性部材160を圧縮しながらアウターロッド155の内側に移動するようになる。この際に、支持ロッド51が縮みながら、ドア30はローラ47が配置されているドアの上端部を中心にしてドアの下端部が下側に回転移動する。この時、線形部材165は、アウターロッド155内で弛緩した状態にある。
この状態でドア30を圧押する力、すなわち、ドア30に加えられる外力が除去されると、弾性部材160の弾性力により再びインナーロッド151がアウターロッド155から抜け出ながら全体的な支持ロッドの長さが伸びた状態で、ドア30を支持するようになり、このとき、インナーロッド151とアウターロッド155との間に設けられた線形部材165がぴんと伸びながらインナーロッド151の最大移動変位を決定するようになる。
したがって、上記のようにドア30が完全に開いている状態で、使用者またはその他の荷重によりドア30に無理な力が加えられる場合に、緩衝機構150が支持ロッド51を変位させることによって、支持ロッド51を含めてドア30を支持する構造物が破損または損傷して故障になる問題を解消することが可能になる。
その後、上記のようにドア30が開いている状態で、ドア30の上側取っ手39Uを持って上側に押し付けると、ドア30は上方へ移動しながら閉じる。
このときに、ドア30の開き時と逆に、ドア30の上端部に設置されたローラ47が垂直ガイド41に沿って上方へ移動し、同時に、ドア30の下端部は洗濯機側に略水平方向に移動し、ドア30上端部とともにフロントカバー15に密着されることで、ドア30が閉じる。
以下、本発明の第19乃至第21実施形態について説明する。ここで、前述の第1実施形態と同一の構成部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図55は、本発明の第19実施形態によるドラム洗濯機のドア緩衝構造を示す概略側面図である。
本発明の第19実施形態によるドラム洗濯機は、図55に示すように、緩衝機構が前述の第18実施形態と基本的に類似する構成とされるが、ロッド長保持手段を線形部材160とする代わりに、両側ロッド151,155が相互に係合される構造とした点が異なる。
すなわち、緩衝機構150は、インナーロッド151がアウターロッド155に挿入され、アウターロッド155には、弾性部材160と、これを支持するスプリングシート157が備えられる。特に、ロッド長保持手段が相互に係合される構造を有するように、アウターロッド155の上端部にはインナーロッド151が分離されるのを防止するストッパキャップ166が装着され、インナーロッド151にはストッパキャップ166に係止される拡張係止部167が形成される。
このようにロッド151,155間の係合構造がストッパキャップ166と拡張係止部167に限定されず、支持ロッド51を構成する2つのロッド151,155が一定長さ以上伸びると相互に係合される構造は、実施条件に応じて多様に構成可能であることは無論である。
したがって、緩衝機構150のロッド長保持手段は、弾性部材160の弾性力により支持ロッド51の全体長さが必要以上に伸びるのを防止するので、ドア30の開閉時に、一定以上の外力が加えられない以上、支持ロッド51が定められた長さとされて安定した支持機能を行うようにする。
図56及び図57は、本発明の第20実施形態によるドラム洗濯機を示す図であり、図56は、ドアが開いている状態の斜視図で、図57は、ドア緩衝状態を示す概略側面図である。
本発明の第20実施形態によるドラム洗濯機は、図56及び図57に示すように、ドア30の側面部にローラ47が直接取り付けられ、支持ロッド51がキャビネット10の底面に設置された構成とされる。
すなわち、フロントカバー15の前面両側に、ドア30の前面と同じ高さに突出した垂直ガイド41が設置され、垂直ガイド41の内側にドア30が配置される。また、ドア30の両側側面部32の上端部には、ローラ47が別のローラブラケット無しで直接取り付けられ垂直ガイド41に沿って上下動するように構成される。ここで、垂直ガイド41の内側面には、ローラ47が挿入されるガイド溝が形成される。
また、支持ロッド51は、上端部がドア30の側面部32に回転自在に連結された状態で、下端部がフロントカバー15と下部カバー19を通ってキャビネット10の内部まで延び、キャビネット10の底面をなすベース13に回転自在に連結される。
もちろん、ベース13には、支持ロッド51の連結のために1対のヒンジブラケット56が設置される。なお、フロントカバー15と下部カバー19には、支持ロッド51が貫通した状態で自在に作動可能なように、上下方向に長くスリット15s,19sが形成される。
特に、緩衝機構150は、前述の第18及び第19実施形態のように支持ロッド51が分離構成されるのではなく、単一の支持ロッド51自体が、一定以上の力が加えられると変形されながら緩衝作用を行うように構成される。
すなわち、支持ロッド51は、一定の長さを有する板スプリング構造とされ、正常のドア30開閉時には弾性変形が起きないが、図57に示すように、ドア30が水平方向に位置して完全に開いた状態で、ドア30に一定以上の外力(F)が加えられると、弾性変形されながら撓むようになる。したがって、ドア30は、外力によりローラ47を中心に下側へ移動した状態において外力(F)が除去されると、支持ロッド51の復元弾性力により元の位置に戻る。
このような支持ロッド51は、前述の実施形態と同様に、上端部がドア30にヒンジ52で連結され、下端部がキャビネット10にヒンジブラケット56にて連結される。
図58は、本発明の第21実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝構造を示す概略側面図である。
本発明の第21実施形態によるドラム洗濯機は、図58に示すように、基本的な洗濯機の構造においては前述した第20実施形態と略同様であり、ただし、緩衝機構150が、支持ロッド51をキャビネット10に連結させるヒンジブラケット56に備えられる点が異なる。
すなわち、ヒンジブラケット56に、支持ロッド51のヒンジ軸153が移動できるスロット156が略水平方向または上斜め方向に一定の長さだけ形成され、ヒンジ軸153とヒンジブラケット56またはキャビネット10に、支持ロッド51に一定以上の力が加えられるまではヒンジ軸153の移動を制限する弾性部材160が備えられる。
したがって、正常のドア30開閉時には、ヒンジ軸153が弾性部材160の弾性力によりスロット156の初期位置におり、ドア30が完全に開いて水平方向に位置した状態でドア30に一定以上の外力(F)が作用すると、支持ロッド51及びヒンジ軸153が弾性部材160の弾性力に勝ち、後方の‘B’方向に移動するようになる。同時に、ドア30は、ヒンジ軸153の後方への移動に従ってローラ47を中心に下方に移動し、ドア30に加えられる必要以上の外力によりドア30またはドア30を支持する支持ロッド51などの支持構造物が損傷されるのを防止する。
この状態でドア30に加えられる外力が除去されると、弾性部材160の弾性力によりヒンジ軸153が再びスロット156に沿って‘A’方向に移動し、支持ロッド51がドア30を安定した状態に支持するようになる。
一方、図58では弾性部材160を引張スプリングと圧縮スプリングの二つとした例を示したが、実施条件に応じて2の弾性部材160のいずれかのみを設置しても良いことは無論である。
図59は、本発明の第22実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝構造を示す概略側面図である。
本発明の第22実施形態によるドラム洗濯機は、図59に示すように、全体的な洗濯機の構造は、前述した第21実施形態と略同様であり、ただし、緩衝機構150が、ドア30と支持ロッド51を連結するヒンジ52の部分に構成される点が異なる。
すなわち、支持ロッド51のヒンジ軸154が移動できるスロット130がドア30に直接形成されたり、ドア30に設置されてヒンジ52が連結されるブラケット(図示せず)などに形成され、ヒンジ軸154とドア30との間には、ドア30に一定以上の外力(F)が作用するまではヒンジ軸154がスロット130に沿って移動するのを制限する弾性部材160が備えられる。
したがって、前述した第21実施形態と同様に、ドア30に一定以上の力(F)が加えられると、ヒンジ軸154がスロット130に沿って移動するため、ドア30またはドアを支持する支持ロッド51を含めた支持構造物が損傷されずに安定した支持構造を保持することが可能になる。
従来ドラム洗濯機を示す斜視図である。 従来ドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図及び部分拡大切欠斜視図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機においてドア部分を分解して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態をを示す概略側面図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第1実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第2実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第3実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図てあり、ドアが閉じている状態を示す。 本発明の第3実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが開いている状態を示す。 本発明の第4実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図及び部分拡大切欠斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機においてドア部分を分解して示す斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 図15の“A”部分の拡大図であり、図16aは、バスケットロッキング状態を示す断面図で、図6bは、バスケットロッキング解除状態を示す断面図である。 図15の“A”部分の拡大図であり、図16aは、バスケットロッキング状態を示す断面図で、図6bは、バスケットロッキング解除状態を示す断面図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第5実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図及び部分拡大切欠斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機においてドア部分を分解して示す斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置の作動状態を示す概略側面図であり、図21aは、ドアが閉じている状態を示す図で、図21bは、ドアが開いている状態を示す図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置の作動状態を示す概略側面図であり、図21aは、ドアが閉じている状態を示す図で、図21bは、ドアが開いている状態を示す図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第6実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第7実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置を示す概略側面図である。 本発明の第8実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置を示す概略側面図である。 本発明の第9実施形態によるドラム洗濯機のドア開閉保持装置を示す概略側面図である。 本発明の第10実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが開いている状態を示す。 本発明の第10実施形態によるドラム洗濯機のドア内部構造を示す正面概略図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図及び部分拡大切欠斜視図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機においてドア部分を分解して示す斜視図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第11実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第12実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。 本発明の第12実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第13実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが閉じている状態を示す。 本発明の第13実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが開いている状態を示す。 本発明の第14実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。 本発明の第14実施形態によるドラム洗濯機を示す概略側面図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図及び部分拡大切欠斜視図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機においてドア部分を分解して示す斜視図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第15実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第16実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図である。 本発明の第16実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第17実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが閉じている状態を示す。 本発明の第17実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが開いている状態を示す。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図及び部分拡大切欠斜視図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機においてドア部分を分解して示す斜視図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機を示す横断面図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を示す概略側面図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝状態を示す概略側面図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第18実施形態によるドラム洗濯機におけるドア開放状態を順次示す斜視図である。 本発明の第19実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝構造を示す概略側面図である。 本発明の第20実施形態によるドラム洗濯機を示す斜視図であり、ドアが開いている状態を示す。 本発明の第20実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝状態を示す概略側面図である。 本発明の第21実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝構造を示す概略側面図である。 本発明の第21実施形態によるドラム洗濯機におけるドア緩衝構造を示す概略側面図である。
符号の説明
10 キャビネット
11 開口部
12 キャビネット本体
13 ベース
14 トップカバー
15 フロントカバー
19 下部カバー
29 ガスケット
30 ドア
31 ドアフレーム
32 側面部
33,34 曲面部
35 ドア窓
36 窓縁
37 容器形窓
39 取っ手
40 垂直案内機構
41 垂直ガイド
42,43 曲面部
45 ガイド結合体
46 ローラブラケット
47 ローラ
48 締付ナット
49 ブラケットピン
50 ドア支持機構
51 支持ロッド
55 ヒンジボルト
115 フロントカバー
116 スリット
130 ドア
141 垂直ガイド
145 ガイド結合体
146 ローラブラケット
147 ローラ
160 補強部材
210 キャビネット
213 ベース
215 フロントカバー
215S スリット
219 下部カバー
219S スリット
230 ドア
241 ガイド板
247 ローラ
251 支持ロッド
256 ヒンジブラケット
330 ドア
331 ドアフレーム
333 窓枠
335 ドア窓
336 窓縁
370 ヒンジ機構
380 ロッキング装置

Claims (31)

  1. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    該キャビネットの開口部を開閉するドアと、
    前記キャビネットとドアとの間に設けられ、ドアが、ドアの前面が上向きになるように下側に移動しながら開き、上側に移動しながら閉じるようにする開閉案内機構と、
    を備えてなることを特徴とする、上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  2. 前記ドアが、前記キャビネットの前面に配置されるドアフレームと、該ドアフレームに設けられ、前記キャビネットの開口部内に凸状に突出する容器形状のドア窓とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  3. 前記ドア窓が、前記ドアフレームにヒンジ機構で取り付けられ、前記ドアフレームから開閉可能とされることを特徴とする、請求項2に記載の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  4. 前記開閉案内機構が、前記ドアの上端部が前記キャビネットの前面に沿って上下動するように案内する垂直案内機構と、前記ドアが開く際にドアを支持するドア支持機構と、を備えることを特徴とする、請求項1に記載の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  5. 前記垂直案内機構が、前記キャビネットの両側に垂直方向に立設された垂直ガイドと、前記ドアの両側から突出し、前記垂直ガイドに沿って上下動するガイド結合体と、から構成されたことを特徴とする、請求項4に記載の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  6. 前記ガイド結合体が、前記垂直ガイドに沿って転動するローラを備えることを特徴とする、請求項5に記載の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  7. 前記ドア支持機構は、前記キャビネットとドアに両端部が回転自在に連結された支持ロッドであることを特徴とする、請求項4に記載の上下開閉式ドアを備えたドラム洗濯機。
  8. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの開口部を開閉するドアと、
    前記ドアの上側部と前記キャビネットに設けられ、前記ドアの開閉時に、前記ドアの上側部を前記キャビネットの前面に沿って垂直方向に案内する垂直案内機構と、
    前記ドアと前記キャビネットとの間に連結され、前記ドアが開く際に、前記ドアの下側部を実質的に水平に案内するドア支持機構と、から構成され、前記ドアが略垂直方向に沿って開閉されるようにしたことを特徴とするドラム洗濯機。
  9. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの開口部を開閉し、別に分離可能に設けられ、洗濯物などが入るように容器形構造とされたバスケットを有するドアと、
    前記キャビネットとドアとの間に設けられ、ドアが、前面が上向きになるように下側に移動しながら開き、上側に移動しながら閉じるようにする開閉案内機構と、を備え、
    前記ドアは、前記キャビネットの前面に配置されるドアフレームと、該ドアフレームに設けられ、前記キャビネットの開口部内へ凸状に突出するドア窓と、該ドア窓に分離自在に結合されたバスケットと、を備えてなることを特徴とするドラム洗濯機。
  10. 前記ドアは、前記バスケットが前記ドア窓から分離されるのを防止するようにロッキング機構が備えられたことを特徴とする、請求項9に記載のドラム洗濯機。
  11. 前記バスケットには取っ手が取り付けられ、前記ロッキング機構は、前記取っ手と連動するように構成されたことを特徴とする、請求項10に記載のドラム洗濯機。
  12. 前記ロッキング機構は、前記取っ手の内側に設けられて直線移動するロッキング解除レバーと、前記バスケット内からドア窓側へ突出するように設けられ、前記ロッキング解除レバーと連動するロックキングピンと、前記ロッキング解除レバー及びロックキングピンの少なくともいずれかに、前記ロックキングピンがロック位置に移動するように弾性力を与えるロッキングスプリングを備えたことを特徴とする、請求項11に記載のドラム洗濯機。
  13. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの開口部を開閉するドアと、
    前記キャビネットとドアとの間に設けられ、前記ドアが、前面が上向きになるように下側へ移動しながら開き、上側に移動しながら閉じるようにする開閉案内機構と、
    前記キャビネットとドアに互いに対応するように設けられ、前記ドアの閉じ状態及び開き状態の少なくともいずれかの状態が保持されるようにするラッチ機構と、を備えることを特徴とするドラム洗濯機。
  14. 前記ラッチ機構は、前記キャビネットとドアのうちいずれか一側の構成要素に備えられ、他側の構成要素の方に突出する突出/解除手段と、他側の構成要素に備えられ、前記突出/解除手段が突出する際に係合される係止相対手段と、を備えてなることを特徴とする、請求項13に記載のドラム洗濯機。
  15. 前記突出/解除手段は、前記ドアに設けられてドアの開閉状態を解除する際に作動する保持解除レバーと、前記ドアに設けられて前記保持解除レバーの作動に従って動き、前記キャビネット側に結合されて前記ドアの動きを制限したり解除する係止機構と、を備えたことを特徴とする、請求項14に記載のドラム洗濯機。
  16. 前記係止機構は、ドアの開き時に前記係止相対手段に結合される係止ロッドと、ドアの閉じ時に前記係止相対手段に結合される係止ピンと、を備えたことを特徴とする、請求項15に記載のドラム洗濯機。
  17. 前記突出/解除手段は、前記ドアの閉じ位置と開き位置に対応する前記キャビネットにそれぞれ備えられて前記ドア方向に弾性的に突出する複数個のデテント(detent)機構であり、
    前記係止相対手段は、前記ドアに形成されて前記デテント機構の一部が挿入される溝であることを特徴とする、請求項14に記載のドラム洗濯機。
  18. 前記ドアには、ドアの開閉作動時に用いられる取っ手が設けられ、
    前記突出/解除手段は、前記取っ手と連動するように構成されたことを特徴とする請求項14に記載のドラム洗濯機。
  19. 前記ラッチ機構は、前記キャビネットとドアのいずれか一側の構成要素に備えられる磁性機構と、他側の構成要素に備えられて前記磁性機構が磁力により吸着される磁性相対機構と、を備えたことを特徴とする、請求項13に記載のドラム洗濯機。
  20. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの開口部を開閉するドアと、
    前記ドアの上端部とキャビネットとの間に設けられ、前記ドアの開閉時に、ドアの上端部が前記キャビネットの前面に沿って上下方向に垂直移動するようにする垂直案内機構と、
    前記ドアとキャビネットとの間に連結され、前記ドアが略水平方向に開くようにドアを支持するドア支持機構と、
    前記ドアを前記垂直案内機構に沿って自動で昇降させて開閉する自動開閉機構と、を備えてなることを特徴とするドラム洗濯機。
  21. 前記垂直案内機構は、前記キャビネットの両側に垂直方向に立設された垂直ガイドと、前記ドアの両側から突出して前記垂直ガイドに沿って上下動するガイド結合体と、で構成され、
    前記自動開閉機構は、前記ドア側に備えられて回転力を発生させる回転力発生機構と、前記ガイド結合体に備えられて前記回転力発生機構により前記垂直ガイドに沿って回転する回転体と、前記垂直ガイドに備えられて前記回転体が接触されながら昇降するように構成された回転接触部材と、を備えたことを特徴とする、請求項20に記載のドラム洗濯機。
  22. 前記回転体は、前記回転力発生機構により回転するピニオンであり、
    前記回転接触部材は、前記垂直ガイドに備えられたラックであることを特徴とする、請求項21に記載のドラム洗濯機。
  23. 前記ドア支持機構は、前記キャビネットとドアに両端部が回転自在に連結された中空の支持ロッドであり、前記自動開閉機構は、前記ドア側に備えられ、印加される電力により回転力を発生させる回転力発生機構を備え、
    前記支持ロッドの内部には、前記回転力発生機構に電力を印加するための電線が通過することを特徴とする、請求項20に記載のドラム洗濯機。
  24. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの開口部を開閉するドアと、
    前記ドアの上端部とキャビネットとの間に設けられ、前記ドアの開閉時に、ドアの上端部が前記キャビネットの前面に沿って上下方向に垂直移動するようにする垂直案内機構と、
    前記ドアとキャビネットとの間に連結され、前記ドアが略水平方向に開くように支持するドア支持機構と、
    前記ドア支持機構を上下に回転させてドアを自動で開閉する自動開閉機構と、
    を備えてなることを特徴とするドラム洗濯機。
  25. 前記ドア支持機構は、前記キャビネットとドアに両端部が回転自在に連結された支持ロッドを備えることを特徴とする、請求項24に記載のドラム洗濯機。
  26. 前記自動開閉機構は、前記支持ロッドが前記キャビネットに連結される部分に設置されて、前記支持ロッドを回転作動させる回転動力発生機構を備えることを特徴とする請求項25に記載のドラム洗濯機。
  27. 前記ドアの上端部と、前記キャビネットにおいてドア移動経路の下部側との間には、ドアの上下動を促すように弾性力を与える弾性部材が連結されたことを特徴とする、請求項24に記載のドラム洗濯機。
  28. 洗濯物の出し入れが可能なように、前面に開口部が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの開口部を開閉するドアと、
    前記ドアの上端部とキャビネットとの間に連結され、前記ドアの開閉時に、ドアの上端部が前記キャビネットの前面に沿って上下方向に垂直移動するようにする垂直案内機構と、
    前記ドアとキャビネットとの間に連結され、前記ドアを開く際に、該ドアを、略水平方向に位置しながら開くように支持すると同時に、前記ドアが開いている状態で外力が加えられる場合には緩衝作用をするドア支持機構と、
    を備えたことを特徴とするドラム洗濯機。
  29. 前記ドア支持機構は、前記キャビネットとドアに両端部が回転自在に連結された支持ロッドを備え、該支持ロッドには、緩衝作用をする緩衝機構が備えられたことを特徴とする、請求項28に記載のドラム洗濯機。
  30. 前記支持ロッドは、一側を構成するインナーロッドと、他側を構成し、前記インナーロッドの一部が挿入されるアウターロッドとから構成され、
    前記緩衝機構は、前記アウターロッド内に支持されて前記インナーロッドに弾性力を与える弾性部材を備えたことを特徴とする、請求項29に記載のドラム洗濯機。
  31. 前記キャビネットには、前記支持ロッドが回転自在に結合されるヒンジブラケットが備えられ、
    前記緩衝機構は、前記ヒンジブラケットと前記支持ロッドとの間に備えられたことを特徴とする、請求項29に記載のドラム洗濯機。
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